JP2022076428A - ウイルス感染予防方法 - Google Patents

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公雄 勝田
Kimio Katsuta
毅 久木田
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Abstract

【課題】ウイルス感染を予防または治療するウイルス感染予防方法を提供すること。【解決手段】本発明に係るウイルス感染予防方法は、1%~2%(v/v)の油性中鎖脂肪酸エステルと、40%~85%(v/v)のグリセリンと、1%~15%(v/v)、のエチルアルコールと、0.001%~1%(v/v)の水溶性カテキンと、水とからなる組成の濃度0.005%~0.5%(v/v)の混合水溶液からなる抗ウイルス組成物によってエンベロープを有するウイルスの感染または感染の恐れがある箇所を消毒することによってウイルス感染を予防もしくは治療することを特徴とする。

Description

本発明は、殺菌・抗カビ剤によるウイルス感染予防方法に関するものである。
さらに詳細には、本発明は、殺菌・抗カビ剤を使用することによって、特にエンベロープを有するエンベロープ型ウイルスによる感染を有効に予防もしくは治療することができるウイルス感染予防方法に関するものである。
人類は紀元前の昔から様々な感染症と戦ってきた。感染症の原因も解明されてなく、また治療法も十分に確立していない時代には、感染症のパンデミックによって世界の歴史が幾度となく変わるほどの影響を受けた。19世紀後半になってやっと、感染症が、病原体が体内に侵入し増殖することにより引き起こされることが解明されると共に、感染症の治療法が確立されてきて、感染症による死亡者が激減した。
感染症の病原体としては細菌やウイルスなどの様々な種類の病原体が挙げられる。ウイルスは、他の生物の細胞に寄生し、その細胞が生み出すエネルギーを利用して生きていて、単独では生きていられない特徴を有している。細胞に寄生していないウイルスは、ピリオンという独立した粒子として存在し、細胞に寄生していない状態でも一定期間生存することが可能である。ピリオンが生物細胞に接触すると、その生物はウイルスに感染する。細胞に寄生したウイルスは、ピリオンを産生し増殖し始める。増殖したウイルスはさらに多くの細胞に移動・寄生して増殖する。
またウイルスには、エンベロープと呼ばれる膜状構造からなるエンベロープを有するウイルスと、エンベロープを持たないウイルスとが存在する。例えば、SARSコロナウイルス、MERSコロナウイルス、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)などのコロナウイルスは、エンベロープを有するウイルスに分類される。
エンベロープを有するウイルスのエンベロープは大部分が脂質から構成されているため、エタノールや有機溶媒、石鹸などで容易に破壊することができる。
このようにエンベロープを持つウイルスは消毒用アルコールなどで不活性化できることから、エンベロープを有するウイルスによる感染は、消毒用アルコールや石鹸による丁寧な手指洗いなどで有効に防止することが可能である。
しかしながら、このような感染予防手段をどんなに徹底して励行したとしても、経済活動を継続していかないと社会生活が営むことができない以上、ウイルス感染を完全に阻止することは不可能である。現在世界中で新型コロナウイルスの感染が蔓延している上に、今年の冬には新型コロナウイルスの感染と共にインフルエンザ感染の流行も懸念されている。さらには、これまで発見されていない未知のウイルスが突如出現する危険性までも否定することができないのが現状である。
ウイルスを一時的に不活性にする一般的な方法としては、アルコールやアルカリ、次亜塩素酸などを噴霧することが有効であることが知られている(特許文献1)。しかし、これらの方法はいずれもウイルスを一時的に不活性にするだけである。また、酸・アルカリなどの薬品は人間や動物にとって危険性が高く、安易に取り扱うことができないなどの問題がある(特許文献1)。
そこで、ウイルスを効果的にかつ持続的に不活性化するウイルス不活性化剤ならびにウイルス不活性化方法が提供されている(特許文献1)。この発明のウイルス不活性化剤は、活性成分として、尿素または界面活性剤であるドデシル硫酸ナトリウム(SDS)からなるタンパク質変性剤、またはプロテアーゼからなるタンパク質分解酵素を含み、エンベロープを有するウイルスとエンベロープを有しないウイルスのいずれをも不活性化することが可能であると記載されている。しかしながら、これらの方法はいずれも人体に直接適用できるものではない。
一方、非特許文献2には、ココナッツオイルに多く含まれている炭素数C8~C12の中鎖脂肪酸、例えば、カプリル酸、カプロン酸、ラウリン酸などは、体内で分解されてモノカプリル、モノカプロン、モノラウリンなどのモノグリセリドになり吸収されて、ウイルスや細胞の脂肪膜を分解・破壊する、と開示されている。かかるココナッツオイルを含む製品はココナッツオイルを高濃度に含むことから油性状態であり乳化状態ではない。
また、特許文献2には、抗ウイルス組成物として、C-20ないしC-26脂肪族アルコールからなる組成物が、また特許文献3には、C-27ないしC-32脂肪族アルコールからなる組成物が開示されている。この抗ウイルス組成物は、液体、クリーム、ゲルまたは座薬キャリアの形態で、例えば動物の肛門もしくは膣内へ投与してウイルス感染症を治療するものである。しかしながら、これら先行技術の抗ウイルス組成物はいずれも手指や手指が接触する物体などを消毒するものであり、人体、つまり鼻腔内や口腔内を塗布や噴霧などにより直接的または間接的にも消毒することはできない。
他方、本出願人は、長年にわたって、細菌やカビに対するより安全で強力である上に、保湿性を有する殺菌抗カビ剤を開発してきた。かかる殺菌抗カビ剤の一つとして、皮膚および婦人科における女性性器への感染症に対して、安全で長期使用可能である殺菌・抗カビ剤を挙げることができる(特許文献4)。この殺菌・抗カビ剤は、水溶性粘性成分(例えば、グリセリン、エチルアルコール、メチルセルロースの混合物またはブチレングリコール、エチルアルコール、メチルセルロースの混合物など)に殺菌・抗カビ成分を溶解することと水溶性殺菌成分(例えば、カテキン、カテキン成分含有緑茶エキス、塩化ベンザルコニウム、グレープフルーツ種子抽出物など)と油性殺菌成分(例えば、グリセリン脂肪酸エステルなど)の両者を界面活性剤の使用なしに前記水溶性粘性成分に溶解することを特徴としている。この殺菌・抗カビ剤は、皮膚ならびに膣内部に対して刺激性がなく、かつ強い殺菌・抗カビ・保湿性を発揮する。
また本出願人は、別の殺菌・抗カビ剤として、特にシャンプーや毛染めなどによって生じる美容師などの手荒れの防止と治療効果を有する殺菌・抗カビ・保湿性組成物を開発した(特許文献5)。本組成物は、グリセリン、エチルアルコールと、カテキンと、脂肪酸グリセリンエステルとからなり、多くの細菌・カビに起因する疾病や状況に対して特異な効果を発揮する。さらに別の殺菌・抗カビ剤としては、グリセリン、エチルアルコールと、カテキンと、脂肪酸グリセリンエステルC10と、グアイアズレンスルホン酸塩とからなる殺菌・抗カビ・保湿性組成物であって、安定的に2ケ月以上水層と油層に分離しない完全に水層と油層が溶解した抗ウイルス組成物からなり、多くの細菌・カビに起因する疾病や状況に対して特異な効果を発揮する。
本出願人は、これらの殺菌・抗カビ・保湿剤の組成に基づいて鋭意研究した結果、手指や口腔内ばかりではなく、顔面などの皮膚表面にも安全に使用することができる抗炎症性殺菌抗カビ保湿剤を開発した(K2シリーズ商品名:K2しっとり、K2さっぱり)(非特許文献2)。これらの製品は、グリセリン、茶エキス、エチルアルコール、セルロースガム、グリセリン脂肪酸エステルC10の水溶液からなる組成である。
さらに、本出願人は、特に手荒れに悩む美容師さんのための製品(「K2 vita」スキンローション)を市販している(非特許文献3)。この製品は、グリセリン、茶葉エキス、エチルアルコール、グリセリン脂肪酸エステル、セルロースガム、オレンジ油、グアイアズレンおよび純水からなる水溶液であり、これらの成分はいずれも天然物由来である。また、この製品は、驚きの保湿力を有し、肌本来の働きを活性化させる作用効果を有している。
ところが、大変驚いたことに、本保湿剤が特にエンベロープを有するウイルスに対する感染予防についても有効であることを見出して、本発明を完成した。
http://www.cocowell.co.jp/column/63.html「中鎖脂肪酸の抗菌・抗ウイルス作用の仕組み」 https://www.amazon.co.jp/バイオアークスキンローション他 https://our-story.jp/k2-vita/; https//yamamoto-bizai.co.jp/products/cosmetic/k2vita.html 特開2005-95112号公報 特表平5-501542号公報 特表平5-506795号公報 特開2013-142085号公報 特開2010-195706号公報(特願2009-41407) 特開2012-224609号公報
したがって、本発明は、本出願人が開発した市販抗炎症性殺菌抗カビ保湿剤を特にエンベロープを有するウイルスに対する感染予防に有効な抗ウイルス組成物としても使用することからなるウイルス感染予防方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、抗炎症性、殺菌性、抗カビ性ならびに保湿性に加えて、抗ウイルス性をも兼ね備えた抗ウイルス組成物を、特にエンベロープを有するエンベロープ型ウイルスによる感染を予防するために使用することからなるウイルス感染予防方法を提供する。本発明のウイルス感染予防方法は、本抗ウイルス組成物を、手指はもちろんのこと、口腔内や、顔面などの皮膚表面などに塗布、噴霧などにより消毒することを特徴とし、安全に継続的にウイルス感染予防を可能にする。
本発明のウイルス感染予防方法に使用する抗ウイルス組成物は、本発明で定める特定の組成を有していて、グリセリン脂肪酸エステル等の中鎖脂肪酸エステル、グリセリン、エチルアルコール、ならびにカテキンからなる成分から構成される水溶液である。本発明においては、抗ウイルス組成物の組成に応じて、これらの成分に加えて、例えば、グアイアズレンスルホン酸塩、セルロースガム、オレンジ油などの成分を添加することも可能である。これらすべての成分は天然由来の成分であるのが特に好ましい。
本発明は、その好ましい態様として、例えば、0.1%~2%(v/v)、好ましくは0.02%~1%(v/v)の油性中鎖脂肪酸グリセリンエステル等の中鎖脂肪酸エステルと、40%~85%(v/v)、好ましくは50%~70%(v/v)の高濃度のグリセリンと、1%~15%(v/v)、好ましくは3%~7%(v/v)のエチルアルコールと、0.001%~1%(v/v)、好ましくは0.01%~0.5%(v/v)の水溶性カテキンと、精製水を加えて100%(V/V)とした混合水溶液からなる抗ウイルス組成物であって安定的に室温で2ケ月以上水層と油層に分離しない完全に油層と水層が溶解したウイルス感染予防のために使用することからなるウイルス感染予防方法を提供する。
本発明はまた、そのより好ましい態様として、上記組成に加えて、グアイアズレンスルホン酸塩を0.01%~0.3%濃度、0.1%~1%のセルロースガムと、オレンジ油を0.06%~0.5濃度で添加した抗ウイルス組成物をウイルス感染予防のために使用することからなるウイルス感染予防方法を提供する。
その上、本発明は、その好ましい別の態様として、本発明の特定の組成を有する抗ウイルス組成物を、手指ばかりではなく、顔表面に対しても直接的にまたは間接的に塗布や噴霧することによってウイルス感染予防を安全にかつ持続的に可能にすることができるウイルス感染予防方法を提供する。またより好ましい態様として、本発明ウイルス感染予防方法に使用する抗ウイルス組成物を、口腔内や鼻腔内に対して直接的に噴霧や塗布をしても安全であるところから、マスク、フェイスシールドシートなどの感染予防装具などに直接塗布や噴霧して口腔内や鼻腔内からの間接的感染を予防するために使用することからなるウイルス感染予防方法を提供する。
さらに、本発明は、その好ましい別の態様として、特にエンベロープを有するウイルス、例えば、シンプレックスウイルス属、バリセラウイルス属、オルソヘパドナウイルス属などの2本鎖DNAウイルス、A型、B型、C型インフルエンザウイルス属、ヘパシウイルス属、ルビウイルス属、コロナウイルス属、モルビリウイルス属、ニューモウイルス属などの1本鎖RNAウイルスなどからのウイルス感染を予防することからなるウイルス感染予防方法を提供する。
本発明に係るウイルス感染予防方法は、強力な抗ウイルス作用に加えて、皮膚刺激性がなく、かつ強力な殺菌・抗カビ作用を発揮できるとともに、保湿性をも兼ね備えた安全で持続的に優れた抗ウイルス感染予防効果を維持することができる。
さらに、本発明に係るウイルス感染予防方法は、本発明の特定の組成を有する抗ウイルス組成物を、手指ばかりではなく、顔表面に対しても直接的にまたは、マスクやフェイスシールドシートなどの感染予防装具などに間接的に塗布や噴霧することによってウイルス感染予防を安全にかつ持続的に可能にすることができることを大きな特徴としている。
ウイルス感染予防方法を提供する。
本発明に係るウイルス感染予防方法は、特定の組成からなる抗ウイルス組成物を、強力な抗ウイルス作用に加えて、皮膚刺激性がなく、かつ強力な殺菌・抗カビ作用を発揮できるとともに、保湿性をも兼ね備えた安全で持続的に優れた抗ウイルス感染予防効果を維持することができる。
本発明のウイルス感染予防方法に使用する抗ウイルス組成物は、例えば、0.1%~2%(v/v)、好ましくは0.02%~1%(v/v)の油性中鎖脂肪酸グリセリンエステルC10等の中鎖脂肪酸グリセリンエステルと、40%~85%(v/v)、好ましくは50%~70%(v/v)の高濃度のグリセリンと、1%~15%(v/v)、好ましくは3%~7%(v/v)のエチルアルコールと、0.001%~1%(v/v)、好ましくは0.01%~0.5%(v/v)の水溶性カテキンと、水を加えて100%(v/v)とした混合水溶液であって、安定的に室温で2ケ月以上水層と油層に分離しない完全に溶解した組成を有するのがよい。
また、本発明において、上記抗ウイルス組成物以外の別の抗ウイルス組成物は、上記組成に加えて、グアイアズレンスルホン酸塩を1mg/dl~30mg/dl、好ましくは0.01%~0.1%の濃度、セルロースガムを0.1%~1%、好ましくは0.2%~0.7%の濃度で、またはオレンジ油を0.01%~0.1%、好ましくは0.03%~0.1%の濃度で添加した特定の組成を有するのがよい。
なお、このように高濃度のグリセリンを添加するのは、アルコールによる皮膚刺激を抑制することができる程度にエチルアルコール濃度を低下できるという利点がある。また、カテキンの添加はエチルアルコール濃度低下による脂肪酸グリセリンエステルの溶解性の低下を補完することができる。
これら成分のうち、油性中鎖脂肪酸グリセリンエステルとしては、例えば、炭素原子数が6個から24個の脂肪酸のグリセリンエステルが挙げられ、炭素原子数が6個から14個の脂肪酸のグリセリンエステルが好ましく、炭素原子数が8個から12個の脂肪酸のグリセリンエステルが特に好ましい。つまり、本発明方法に使用する中鎖脂肪酸グリセリンエステルの脂肪酸としては、例えば、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸、ベヘン酸などが挙げられる。
なお、本発明において、中鎖脂肪酸を含んだ抗ウイルス組成物は、中鎖脂肪酸がミセル形態でもなく二重膜構造でもなくフリーの状態で溶液中に存在していることが重要である。このため脂肪酸が容易にエンベロープ中に入ることができ、これによってウイルスの感染力を無くし不活化できる。また、このような機序による不活化はウイルスに耐性を持たせない。
これらの成分は、いずれも天然由来の成分であるのが好ましい。例えば、グリセリン脂肪酸エステルは椰子の実由来、グリセリンやエチルアルコールはトウモロコシ由来、カテキンは緑茶由来の茶葉エキス、セルロースガムはパルプ由来、水溶性アズレンは甘草由来、オレンジ油は橙由来であるのがよいが、いずれも市販品を使用することができる。また、使用目的によっては、すべて市販品の食品添加物用製品から適宜選択することができる。ただし、本発明のウイルス感染予防方法によって抗ウイルス組成物が人体に全く取り込まれる恐れがない場合には、これらの成分のいずれも食品添加物用製品から選択する必要はなく、製造経済の観点から選択することも可能である。
本発明のウイルス感染予防方法に使用する抗ウイルス組成物はいずれも常法に従って適宜混合して製造することができる。例えば、エチルアルコール溶液に中鎖脂肪酸エステルを溶解し、次いで高濃度のグリセリンを添加し、この溶液にカテキンを添加して混合し、水を添加して混合水溶液を作製し、得られた混合液を80℃以上に加温し、セルロースガムを添加して調製することができる。
本発明に係るウイルス感染予防方法は、本発明の特定の組成を有する抗ウイルス組成物が、手指や顔表面などに接触や飛沫などにより付着したウイルスを破壊することによってウイルス感染を防止することができる。つまり、本発明方法は、本抗ウイルス組成物が、手指や顔表面などに付着したウイルスのエンベロープを破壊などしてウイルスを不活性化することによりウイルス感染を防止していると考えられる。本発明方法に使用する本抗ウイルス組成物は、すべての成分を天然由来成分で調製しているので人体にとって全く無害であるところから、手指ばかりではなく、顔表面などにも直接的または間接的に噴霧や塗布などによる消毒することが可能である。したがって、口腔内や鼻腔内に吸引される恐れがあるマスクやフェイスシールドシートなどの感染防止装具などにも直接塗布または噴霧して消毒することも可能である。
本発明のウイルス感染予防方法において感染予防の対象となりえるエンベロープを持つエンベロープウイルスとしては、例えば、単純ヘルペスウイルス1型等のシンプレックスウイルス属、水痘・帯状疱疹ウイルス等のワリロラウイルス属、B型肝炎ウイルス等のオルソヘパドナウイルス属などの2本鎖DNAウイルス、A型、B型、C型インフルエンザウイルス等のA型、B型、C型インフルエンザウイルス属、C型肝炎ウイルス等のヘパシウイルス属、風疹ウイルス等のルビウイルス属、SARSコロナウイルス、MERSコロナウイルス、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)等のコロナウイルス属、麻疹ウイルス等のモルビリウイルス属、RSウイルス等のニューモウイルス属などの1本鎖RNAウイルスが挙げられる。
本発明において中鎖脂肪酸を含んだ抗ウイルス組成物は、中鎖脂肪酸がミセル状態でもなく二重膜構造でもなく、水溶性溶液中にフリーの状態で溶液中に存在しているので前記中鎖脂肪酸が容易にウイルスのエンベロープ中に入ることができる。これによってウイルスの感染力を無くし、不活化できる。このような機序によるウイルスの不活化はウイルスが耐性になりらない。
なお、本発明のウイルス感染予防方法に使用する抗ウイルス組成物は、強力な抗ウイルス作用に加えて、油性で強い殺菌・抗カビ性を持つ脂肪酸グリセリンエステルと、お茶に含まれる水溶性の殺菌・抗カビ性を持つカテキンとを混合した全く性質の異なる殺菌・抗カビ作用を兼ね備えた極めて特徴的な抗ウイルス組成物である。したがって、本抗ウイルス組成物は、強力な抗ウイルス作用の他に、極めて広い抗菌スペクトルを有し、多様な細菌からカビ類にいたる強い殺菌・殺カビ効果をしかも数時間という長時間に亘って維持することができる。しかも、高濃度のグリセリンを使用しているので、傷んだ皮膚に対しても十分な保湿性が発揮され、かつ出血状態の皮膚幹部に対しても刺激性がないという特徴を有している。
要約すると、本発明は、特定の組成を有する抗ウイルス組成物を用いて、エンベロープを有するウイルスの付着部位を塗布や噴霧などして消毒してウイルス感染を防止することからなるウイルス感染予防方法に関するものである。また、本発明方法に使用する当該抗ウイルス組成物は、エンベロープを有するエンベロープ型ウイルスばかりではなく、数多くの細菌やカビに対しても強力な作用を発揮することができる。その上、当該抗ウイルス組成物は、その成分がすべて天然物由来であるので、たとえ口腔内や鼻腔内から体内に吸引されても一切無害であることから、マスクやフェイスシールドシートなどの感染防止装具に対して直接塗布や噴霧など消毒して使用することができるという大きな特徴を有している。さらに、当該抗ウイルス組成物は、その保湿性を長時間保持することから、その抗ウイルス作用をも長時間保持することが可能だと考えられるので、本発明のウイルス感染予防方法はウイルスの不活性化を長時間維持することが可能である。
以下に、本発明に係るウイルス感染予防方法に使用する特定の組成を有する抗ウイルス組成物の製造例および参考例を具体的に記載する。
(製造例1)
抗ウイルス組成物1の組成は次のとおりである。
グリセリン 68%(v/v)
エチルアルコール 5%(v/v)
茶葉エキス 10%(v/v)
脂肪酸グリセリンエステルC10 0.5%(v/v)
精製水 16.5%(v/v)
上記抗ウイルス組成物1は次のようにして調製した。エチルアルコールに脂肪酸グリセリンエステルを添加して溶解してアルコール溶液を得た。このアルコール溶液にグリセリンを添加後、茶葉エキスを添加し、精製水を添加して混合溶液を得た。この混合溶液は薄緑色で、弱いお茶の香りと甘い味のする粘稠性の液体であった。
製造後、室温で10年経過しても水層と油層への分離は認められなかった。
なお、本製造にあたっては、原料の仕入先が異なる場合、製造後2ケ月間、室温で放置し、油層と水層への分離が見られた場合、若干の成分比率の調整が必要となる。
(製造例2)
抗ウイルス組成物2の組成は次のとおりである。
グリセリン 68%(v/v)
エチルアルコール 5%(v/v)
茶葉エキス 10%(v/v)
脂肪酸グリセリンエステルC10 0.5%(v/v)
セルロースガム 0.5%(w/v)
グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 0.05%(w/v)
精製水 16.5%(v/v)
上記抗ウイルス組成物2は次のようにして調製した。エチルアルコールに脂肪酸グリセリンエステルを添加して溶解してアルコール溶液を得た。このアルコール溶液にグリセリンを添加後、茶葉エキスを添加し、精製水を添加して混合溶液を得た。この混合溶液にセルロースガムとグアイアズレンスルホン酸ナトリウムを添加して溶解して抗ウイルス組成物2を得た。この混合液は薄茶色で、弱いお茶の香りと甘い味のする粘稠性の液体であった。
(製造例3)
抗ウイルス組成物3の組成は次のとおりである。
グリセリン 68%(v/v)
エチルアルコール 5%(v/v)
茶葉エキス 10%(v/v)
セルロースガム 0.5%(v/v)
脂肪酸グリセリンエステルC10 0.5%(v/v)
精製水 4%(v/v)
上記抗ウイルス組成物3は次のようにして調製した。エチルアルコール5g(1L当たり。以下同じ)に脂肪酸グリセリンエステル5ml(30%溶液を1L当たりの添加量)を添加して溶解してアルコール溶液を得た。このアルコール溶液にグリセリン800mlを添加後、茶葉エキス100mlを添加し、精製水40mlを添加して混合溶液を得た。この混合溶液を80℃以上に加熱し、セルロースガム5mlを添加して混合して抗ウイルス組成物2を調製した。
本製造も、10年後以上水層と油層の分離が見られなかった。
(製造例4)
抗ウイルス組成物4の組成は次のとおりである。
グリセリン 42.5%(v/v)
エチルアルコール 6%(v/v)
茶葉エキス 10%(v/v)
セルロースガム 0.5%(v/v)
脂肪酸グリセリンエステルC10 0.2%(v/v)
精製水 33.3%(v/v)
上記抗ウイルス組成物4は次のようにして調製した。エチルアルコール60ml(1L当たり。以下同じ)に脂肪酸グリセリンエステル2ml(30%溶液を1L当たりの添加量)を添加して溶解してアルコール溶液を得た。このアルコール溶液にグリセリン500mlを添加後、茶葉エキス60mlを添加し、精製水33.3mlを添加して混合溶液を得た。この混合溶液を80℃以上に加熱し、セルロースガム2mlを添加して混合して抗ウイルス組成物4を調製した。
本製造例では他の製造例と異なり粘性の低さより噴霧が可能であった。
(製造例5)
抗ウイルス組成物5の組成は次のとおりである。
グリセリン 80ml
エチルアルコール 5ml
茶葉エキス 10ml
セルロースガム 0.5g
脂肪酸グリセリンエステルC10 0.5ml
オレンジ油 0.06ml
グアイアズレンスルホン酸ナトリウム 0.5ml
純水 4ml
上記抗ウイルス組成物5は次のようにして調製した。エチルアルコールに脂肪酸グリセリンエステルとオレンジ油を添加して溶解しエチルアルコール溶液を得た。このアルコール溶液にグリセリンを添加後、茶葉エキスとグアイアズレンスルホン酸ナトリウムを添加し、純水を添加して混合溶液を得た。この混合溶液を80℃以上に加熱し、セルロースガムを添加して混合し抗ウイルス組成物5を得た。
以下に、本発明に係るウイルス感染予防方法によるエンベロープを有するウイルスに対する効果について実施例により説明する。
本実施例では、製造例1で調製した抗ウイルス組成物1を用いて口唇ヘルペスに対する効果を調べた。口唇ヘルペスウイルス(単純ヘルペスウイルス1型)に感染した患者(男、xx才)の患部に約0.3mlを1日当たり1~2回塗布した。塗布後、翌日より患部は瘡蓋を創り1~2週間でヘルペスが治癒したことを確認した。
本実施例では、製造例3で調製した抗ウイルス組成物3を用いて帯状疱疹ウイルスに対する効果を調べた。帯状疱疹ウイルスに感染した患者(男、45才)の患部に数mlを1日当たり3~4回塗布した。塗布後、数日でかゆみが消失して瘡蓋が形成され、1~2週間でヘルペスが治癒したことを確認した。
製造例4で調製した抗ウイルス組成物4を使用して、実施例1と同様に口唇ヘルペスに対する効果を調べた。その結果、実施例1と同様に口唇ヘルペスが治癒したことが確認された。
製造例5で調製した抗ウイルス組成物5を使用して、実施例2と同様に帯状疱疹に対する効果を調べた結果、実施例2と同様に帯状疱疹が治癒したことが確認された。
製造例4で調製した抗ウイルス組成物4を咽頭部に噴霧し、風邪気味でセキがあったのが、10数分のうちにセキが消失したのが確認された。
以下に、参考までに、本発明方法に使用する抗ウイルス組成物が抗ウイルス作用に加えて兼ね備えている殺菌作用、抗カビ作用ならびに抗炎症作用を記載する。
(参考例1)
製造例1で調製した抗ウイルス組成物1を用いて手荒れに対する効果を調べた。本例では、手荒れのある美容師60名に対し、抗ウイルス組成物1を約0.5ml~1mlを1日当たり数回両手に塗布した。その結果、使用後1~2週間で約50名が有効であった。さらに1~2ヶ月後、43名の手荒れが治癒したことが確認された。この間美容師は誰も皮膚刺激を感じなかった。さらに5名にはステロイド剤との併用による相乗効果が観察された。
(参考例2)
製造例2で調製した抗ウイルス組成物2を用いて子供のアトピー患者に対する効果を調べた。得られた抗ウイルス組成物2を子供のアトピー患者5名のアトピー患部(黄色ブドウ球菌等の細菌が多量に増殖していた部分)に対して、毎日朝、昼ならびに就眠前の3回2~3週間塗布した。その結果、子供のアトピー患者5名全員のアトピー症状が消失したのが確認された。これまでの使用経験より年齢の若い患者程著効する傾向が見られた。
(参考例3)
製造例2で調製した抗ウイルス組成物2を用いて頭皮フケならびに痒みに対する効果を調べた。抗ウイルス組成物2を、被験者7名のシャンプーに起因する炎症部位に、リンスと同様にシャンプーしたのち、約1~2mlを約200mlのお湯に希釈して頭皮に万遍なく揉みこむ、その後余分な水分をふき取った。その結果、塗布後数日経過すると、被験者全員について、炎症は完治し、頭皮のフケも痒みも完全に消失した。なお、塗布に際しては頭皮には一切刺激がなかったことが確認された。さらに、塗布しなくても、フケや痒みは再発しなかった。本発明の組成物はフケには特に著効するようである。
(参考例4)
製造例1で調製した抗ウイルス組成物1を歯磨液として使用して口臭に対する効果を調べた。歯ブラシに本組成物1約1mlを浸み込ませ歯ブラシをした。その後、水で洗い流し、最後に、約0.5mlの本液を約10mlの水に希釈した水溶液でうがいをした。使用後2~3日すると、口臭は消失し、口内がスッキリした感じになった。

Claims (9)

  1. 1%~2%(v/v)の油性中鎖脂肪酸エステルと、40%~85%(v/v)のグリセリンと、1%~15%(v/v)、のエチルアルコールと、0.001%~1%(v/v)の水溶性カテキンと、水とからなる組成の濃度0.005%~0.5%(v/v)の混合水溶液からなる抗ウイルス組成物によってエンベロープを有するウイルスの感染または感染の恐れがある箇所を消毒することによってウイルス感染を予防もしくは治療することを特徴とするウイルス感染予防方法。
  2. 請求項1に記載のウイルス感染予防方法において、前記油性中鎖脂肪酸エステルの濃度が0.02%~1%(v/v)、前記グリセリンの濃度が50%~70%(v/v)、前記エチルアルコールの濃度が3%~7%(v/v)、前記水溶性カテキンの濃度が0.01%~0.5%(v/v)であること。
  3. 請求項1または2に記載のウイルス感染予防方法において、グアイアズレンスルホン酸塩を0.01%~0.3の濃度、セルロースガムを0.1%~1%の濃度、またはオレンジ油を0.01%~0.2%の濃度にさらに添加すること。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のウイルス感染予防方法において、前記脂肪酸グリセリンエステルの脂肪酸が、炭素原子数が6個から24個の脂肪酸であること。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のウイルス感染予防方法において、前記脂肪酸グリセリンエステルの脂肪酸が、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、アラキドン酸、またはベヘン酸であること。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載のウイルス感染予防方法において、前記エンベロープを有するウイルスが、シンプレックスウイルス属、ワリセロウイルス属もしくはオルソヘパドナウイルス属に属する2本鎖DNAウイルス、またはA型、B型、C型インフルエンザウイルス属、ヘパシウイルス属、ルビウイルス属、コロナウイルス属、モルビリウイルス属、もしくはニューモウイルス属に属する1本鎖RNAウイルスであること。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のウイルス感染予防方法において、前記エンベロープを有するウイルスが、シンプレックスウイルス属に属する単純ヘルペスウイルス1型、ワリセロウイルス属に属する水痘・帯状疱疹ウイルス、オルソヘパドナウイルス属に属するB型肝炎ウイルス、A型、B型、C型インフルエンザウイルス属に属するA型、B型、C型インフルエンザウイルス、ヘパシウイルス属に属するC型肝炎ウイルス、ルビウイルス属に風疹ウイルス、コロナウイルス属に属するSARSコロナウイルス、MERSコロナウイルスもしくは新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)、モルビリウイルス属に属する麻疹ウイルス、またはニューモウイルス属に属するRSウイルスであること。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のウイルス感染予防方法において、抗ウイルス組成物をウイルス感染表面またはウイルス感染の恐れがある表面に塗布もしくは噴霧などして消毒すること。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1項に記載のウイルス感染予防方法において、前記表面が人体の手指表面、顔面、口腔内粘膜もしくは鼻腔内粘膜、または感染防止装具としてのマスクもしくはフェイスシールドシートであること。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7366301B1 (ja) * 2023-03-29 2023-10-20 株式会社iCARE 情報処理装置、プログラムおよび情報処理方法

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