JP2022076167A - 縦型粉砕機 - Google Patents

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Takao Hashiguchi
遼太朗 佐橋
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【課題】処理槽からスラリーを容易に排出可能であり、かつ処理槽およびスクリューを簡便に取り外し、清掃することが可能な縦型粉砕機を提供する。【解決手段】縦型粉砕機1は、鉛直方向に延びる処理槽本体2a、および処理槽本体2aの下開口を塞ぐ下蓋2bを有する処理槽2と、処理槽2内に配置され、鉛直方向に延びるスクリュー10と、スクリュー10を回転させる駆動機3と、駆動機3を収容する駆動機ハウジング7と、スクリュー10のスクリュー軸13を駆動機3の回転軸4に連結するカップリング18と、処理槽2を駆動機ハウジング7に接続および離隔する昇降機構25と、処理槽2の下蓋2bを処理槽本体2aに対して開閉する開閉機構30と、を備える。回転軸4は、駆動機ハウジング7から処理槽2内部まで延びている。カップリング18は、処理槽2内に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、処理槽に収容された粒体を含むスラリーと粉砕媒体とを撹拌して、粒体を所望の粒径を有する粉体に粉砕する縦型粉砕機に関する。
従来から、縦型粉砕機を用いて、鉄、非鉄金属、貴金属鉱石、無機物および/または有機物などの様々な塊状物または粒状物(以下、単に「粒体」と称する)を粉砕して所望の粒径を有する粉状物(以下、単に「粉体」と称する)を生成している(例えば、特許文献1参照)。縦型粉砕機は、タワーミルとも称されることがある。この縦型粉砕機は、例えば、鉛直方向に延びる処理槽と、処理槽内に配置されるスクリューと、スクリューを回転させる駆動機と、を備えている。駆動機は、処理槽の上方に配置される。スクリューは、鉛直方向に延びており、該スクリューのスクリュー軸は駆動機の回転軸と処理槽内で連結される。
縦型粉砕機を用いて粒体から粉体を生成するときは、水、溶剤、油、腐食性流体、プロセス溶液などの液体に粒体を混合させたスラリーと、複数の粉砕媒体を処理槽内に投入して、スクリューを回転させる。粉砕媒体は、例えば、鋼鉄製ボール、またはセラミック製ボールである。本明細書では、粉砕媒体を、「粉砕ボール」と称することがある。スクリューの回転によって、処理槽内で、スラリーと粉砕ボールとが撹拌され、スラリー内の粒体同士の接触、および粒体と粉砕ボールとの接触により、粒体が粉砕される。この粉砕処理を所定時間継続することで、粒体から所望の粒径を有する粉体を生成することができる。なお、この粉砕処理は、回分式粉砕だけでなく、分級機を組み合わせた連続式粉砕にも適用することがある。
特開2019-209316号公報
従来の縦型粉砕機では、粉砕処理後のスラリーを処理槽から取り出すための排出口(例えば、ノズルなど)が処理槽の下部側面に設けられている。排出口を開くことにより、処理槽内のスラリーが粉砕ボールとともに処理槽から排出される。
しかしながら、生成されたスラリーの物性(例えば、粘度など)によっては、処理槽内のスラリーを完全に排出することが困難なことがある。さらに、前の粉砕処理で用いた粒体と異なる粒体を処理する場合、得られるスラリーが前の粉砕処理で用いた粒体(および粉体)に汚染されることがあるため、処理槽およびスクリューの清掃が要求される。特に、粉砕処理後のスクリューの表面および処理槽内面には粒体(および粉体)が固着または残留していることがあり、粉体の汚染防止の観点から、処理槽およびスクリューの清掃は重要な課題である。
従来の縦型粉砕機では、処理槽およびスクリューの清掃を行う際には、処理槽内部のスラリーおよび粉砕ボールを排出し、点検口などから作業する必要がある。しかしながら、処理槽内にはスクリューが吊り下げられていて作業性が悪い。そのため、処理槽およびスクリューの清掃および取り外し作業が困難であり、作業の負担および危険性が大きかった。
そこで、本発明は、処理槽からスラリーを容易に排出可能であり、かつ処理槽およびスクリューを簡便に取り外し、清掃することが可能な縦型粉砕機を提供することを目的とする。
一態様では、鉛直方向に延びる処理槽本体、および処理槽本体の下開口を塞ぐ下蓋を有する処理槽を備え、該処理槽に収容された粒体を含むスラリーと粉砕媒体とを撹拌して、前記粒体を粉砕する縦型粉砕機であって、前記処理槽内に配置され、鉛直方向に延びるスクリューと、前記スクリューを回転させる駆動機と、前記駆動機を収容する駆動機ハウジングと、前記スクリューのスクリュー軸を前記駆動機の回転軸に連結するカップリングと、前記処理槽を前記駆動機ハウジングに接続および離隔する昇降機構と、前記処理槽の下蓋を前記処理槽本体に対して開閉する開閉機構と、を備え、前記回転軸は、前記駆動機ハウジングから前記処理槽内部まで延びており、前記カップリングは、前記処理槽内に配置されている、縦型粉砕機が提供される。
一態様では、前記縦型粉砕機は、前記処理槽が前記駆動機ハウジングから離隔している離隔状態を検知可能なセンサーをさらに備えている。
一態様では、前記縦型粉砕機は、前記駆動機の動作を制御する制御装置をさらに備えており、前記制御装置は、前記センサーが前記離隔状態を検知しているときは、前記駆動機の動作を停止させる。
本発明によれば、開閉機構を用いて処理槽の下蓋を開くことにより、スラリーの自然流下を利用して、処理槽内のスラリーおよび粉砕媒体を容易に処理槽の外部に排出できる。さらに、昇降機構により処理槽を下降させることで、処理槽を駆動機ハウジングから離隔することができる。処理槽を下降させることでスクリューを露出させた後で、カップリングからスクリュー軸を切り離すことで、スクリューを縦型粉砕機から取り外すことができる。その結果、処理槽およびスクリューの清掃を容易に行うことができる。
図1は、一実施形態に係る縦型粉砕機を示す模式図である。 図2(a)は、スクリューを回転させて、粉砕処理を実行している処理槽を示す模式図であり、図2(b)は、粉砕処理後のスラリーを排出している処理槽を示す模式図である。 図3は、処理槽が駆動機ハウジングから離隔された状態を示す模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態に係る縦型粉砕機を示す模式図である。図1に示す縦型粉砕機1は、鉛直方向に延び、略円筒形状を有する処理槽2と、処理槽2内に配置され、鉛直方向に延びるスクリュー10と、スクリュー10を回転させる駆動機3と、駆動機3を収容する駆動機ハウジング7と、を備える。図1に示す縦型粉砕機1は、比較的小型の縦型粉砕機であり、例えば、粒体を粉体に粉砕する実験に用いられる。このような小型の縦型粉砕機では、処理槽2は、ベッセルと称されることがある。
図1に示す駆動機3は、駆動軸9を回転させる駆動機本体3aと、スクリュー10のスクリュー軸13に連結される回転軸4と、駆動軸9の回転を回転軸4に伝達する駆動力伝達機構11と、を備える。本実施形態では、駆動機本体3aは、駆動軸9を有する電動機である。しかしながら、駆動機本体3aは、駆動軸9を有する限り電動機に限定されない。回転軸4は、処理槽2内に配置されたカップリング18を介してスクリュー軸13に連結されている。
本実施形態では、駆動力伝達機構11は、駆動軸9に取り付けられた第1プーリと、回転軸4に取り付けられた第2プーリと、第1プーリと第2プーリとの間に掛け渡されたベルトと、を備えている。駆動軸9を回転させると、第1プーリが回転し、第1プーリの回転がベルトを介して第2プーリに伝えられ、第2プーリが回転する。第2プーリが回転すると、第2プーリに取り付けられた回転軸4が回転し、その結果、スクリュー10が回転するようになっている。
一実施形態では、駆動力伝達機構11を省略して、駆動機3の駆動軸9をスクリュー10のスクリュー軸13にカップリング18を介して連結してもよい。この場合、駆動機3は処理槽の上方に配置され、駆動機3の駆動軸9がスクリュー軸13に連結される回転軸として機能する。
なお、図示はしないが、駆動力伝達機構11を、互いに噛み合う複数のギアを用いて構成してもよい。この場合、駆動軸9および回転軸4に、それぞれ、ギアが取り付けられる。駆動軸9に取り付けられたギアを、回転軸4に取り付けられたギアに噛み合わせることで、駆動力伝達機構11が構成される。駆動軸9に取り付けられたギアと、回転軸4に取り付けられたギアとの間に、さらに別のギアを一枚または複数枚配置し、これらのギアを互いに噛み合わせてもよい。
処理槽2は、略円筒形状を有する処理槽本体2aと、処理槽本体2aの下開口を塞ぐ下蓋2bと、を備える。本実施形態では、スクリュー10のスクリュー軸13の中心軸線は、処理槽2の中心軸線に一致する。一実施形態では、スクリュー軸13の中心軸線は、処理槽2の中心軸線に一致しなくてもよい。処理槽2は、駆動機ハウジング7に後述する昇降機構によって接続されている。駆動機3の回転軸4は、処理槽2の内部まで延びている。
縦型粉砕機1は、さらに、処理槽本体2aと駆動機ハウジング7とを接続および離隔する昇降機構25と、下蓋2bを処理槽本体2aに対して開閉する開閉機構30とを備えている。昇降機構25は、処理槽本体2aを駆動機ハウジング7に対して密接および離隔させることが可能な機構である。本実施形態では、昇降機構25は、処理槽本体2aに連結される少なくとも一つの連結軸27と、連結軸27を介して処理槽本体2aを駆動機ハウジング7に対して密接および離隔させることが可能な昇降駆動機28と、を備える。図1に示す昇降機構25は、一つの連結軸27を有しているが、本実施形態はこの例に限定されない。昇降機構25は、複数の連結軸27を有していてもよい。図示はしないが、昇降機構は、駆動機ハウジング7を処理槽本体2aに対して移動させることにより、駆動機ハウジング7を処理槽本体2aに対して密接および離隔させることが可能な機構であってもよい。
昇降駆動機28は、処理槽本体2aを駆動機ハウジング7に所定の圧力で押しつけることができる。この動作により、粉砕処理中に、処理槽本体2a内のスラリーおよび粉砕ボールが処理槽2の外部に漏洩することが防止される。昇降駆動機28を駆動して、処理槽本体2aを駆動機ハウジング7から離隔させると、スクリュー10を露出させることができる。
昇降駆動機28の構成は、連結軸27を介して処理槽本体2aを所定の圧力で駆動機ハウジング7に押しつけることができる限り任意である。昇降駆動機28の例としては、油圧式駆動機、空圧式駆動機、機械式駆動機などがあげられる。
本実施形態では、開閉機構30は、下蓋2bに連結され、該下蓋2bを処理槽本体2aに対して密接および離隔させることが可能な昇降機構である。具体的には、開閉機構30は、下蓋2bに連結される少なくとも一つの昇降軸31と、昇降軸31を介して下蓋2bを処理槽本体2aに対して密接および離隔させることが可能な上下動駆動機33と、を備える。図1に示す開閉機構30は、一つの昇降軸31を有しているが、本実施形態はこの例に限定されない。開閉機構30は、複数の昇降軸31を有していてもよい。
上下動駆動機33は、下蓋2bを処理槽本体2aに所定の圧力で押しつけることができる。この動作により、処理槽本体2aからスラリーおよび粉砕ボールが漏洩することが防止される。上下動駆動機33を駆動して、下蓋2bを処理槽本体2aから離隔させると、処理槽本体2a内のスラリーおよび粉砕ボールを処理槽本体2aから排出することができる。
上下動駆動機33の構成は、昇降軸31を介して下蓋2bを所定の圧力で処理槽本体2aに押しつけることができる限り任意である。上下動駆動機33の例としては、油圧式駆動機、空圧式駆動機、機械式駆動機などがあげられる。
縦型粉砕機1は、さらに、駆動機3の動作を制御する制御装置36を有している。制御装置36は、駆動機ハウジング7に収容されており、駆動機3に図示しない信号線などを介して接続されている。制御装置36は、駆動機3の駆動機本体3aの動作を制御して、駆動軸9の回転速度および回転方向を制御可能である。一実施形態では、制御装置36を駆動機ハウジング7の外部に配置してもよい。
本実施形態では、制御装置36は、図示しない信号線などを介して昇降機構25および開閉機構30にも接続されており、昇降機構25および開閉機構30の動作を制御可能に構成されている。より具体的には、制御装置36は、昇降機構25の昇降駆動機28の動作、および開閉機構30の上下動駆動機33の動作を制御する。駆動機3の駆動機本体3aを動作させて処理槽2で粉砕処理を実行している間は、制御装置36は、昇降機構25の昇降駆動機28によって処理槽2aを駆動機ハウジング7に密接させた状態に維持し、開閉機構30の上下動駆動機33によって下蓋2bを処理槽本体2aに密接させた状態に維持する。
縦型粉砕機1は、さらに、処理槽2が駆動機ハウジング7から離隔している離隔状態を検知可能なセンサー38を有する。センサー38も図示しない信号線などを介して制御装置36に接続されている。センサー38が離隔状態を検知すると、制御装置36は、駆動機3の動作を停止させる(安全インターロック)。センサー38は、光電センサー、または赤外線センサーなどの非接触式センサーが好ましい。しかしながら、センサー38は、処理槽2が駆動機ハウジング7から離隔していることを検知可能である限り任意のセンサーを用いることができる。
縦型粉砕機1の処理槽本体2aは、図示しない投入口を有しており、該投入口から、被破砕物としての粒体と、粉砕ボール(粉砕媒体)8とが処理槽本体2aに投入される。一実施形態では、昇降機構25を用いて処理槽2を縦型粉砕機1から離隔し、この状態で粒体と粉砕ボール8とを処理槽2の処理槽本体2aに投入してもよい。縦型粉砕機1の処理槽2に投入される粒体は、塊状物または粒状物である限り特に限定されないが、例えば、鉄、非鉄金属、貴金属鉱石、無機物、および/または有機物を含んでいる。粒体は、水、溶剤、油、腐食性流体、プロセス溶液などの液体と混合されたスラリーの状態で、処理槽本体2aに投入される。一実施形態では、粒体と、上記液体とを、処理槽2aに投入し、この状態で、スクリュー10を回転させることによって処理槽本体2a内でスラリーを生成してもよい。
処理槽本体2aに投入される粉砕ボール8の材料および大きさは、スラリーに含まれる粒体を粉砕できる限り、特に限定されない。粉砕ボール8の材料の例としては、セラミックス、無機材料、耐腐食材料、または鋼鉄などがあげられる。粉砕ボール8の直径は、例えば、6~25mmの範囲にある。図示はしないが、球状以外の形状を有する粉砕媒体を処理槽2に投入してもよい。例えば、粉砕媒体は、円筒形状を有していてもよい。
次に、図2(a)および図2(b)を参照して、このように構成された縦型粉砕機1の運転方法について説明する。図2(a)は、スクリューを回転させて、粉砕処理を実行している処理槽を示す模式図である。図2(b)は、粉砕処理後のスラリーを排出している処理槽を示す模式図である。図2(a)および図2(b)では、開閉機構30の図示を省略している。最初に、粒体を含むスラリーと粉砕ボール8とが処理槽2の処理槽本体2aに投入される。次いで、図2(a)に示すように、駆動機3が駆動され、これによりスクリュー10が回転して、処理槽本体2a内のスラリーが粉砕ボール8とともに撹拌される。
スクリュー10は螺旋状に連続して延びる羽根を有しているため、スラリーおよび粉砕ボール8は、スクリュー10のスクリュー軸13の軸方向に沿って上方に移動する。スラリーおよび粉砕ボール8が処理槽2の上部まで移動すると、今度は、スラリーおよび粉砕ボール8が自重によって処理槽2の内面に沿って下方に移動する。すなわち、処理槽2内にはスラリーと粉砕ボール8の対流が発生する。この対流によって、スラリーに含まれる粒体同士が接触し、さらに、粒体と粉砕ボール8とが接触して、粒体が所望の粒径を有する粉体まで粉砕される。
所望の粒径を有する粉体が含まれるスラリーと粉砕ボール8とを処理槽2から排出するときは、制御装置36は、開閉機構30を起動して、下蓋2bを処理槽本体2aから離隔させる。具体的には、図2(b)に示すように、制御装置36は、開閉機構30の上下動機構33を動作させて、下蓋2bを下方に移動させる。この動作によって、処理槽本体2a内のスラリーおよび粉砕ボール8が自然流下で処理槽本体2aから排出される。したがって、処理槽2内のスラリーを容易に該処理槽2の外部に排出することができる。処理槽2aから排出されたスラリーおよび粉砕ボール8は、例えば、格子、網のような分離具を用いて分離され、回収容器40に貯留される。
このように運転される縦型粉砕機1の処理槽2およびスクリュー10を、清掃するときは、最初に、駆動機3の運転を停止して、スクリュー10の回転を停止させる。次いで、上述したように、開閉機構30により下蓋2bを処理槽本体2aから下方に離隔させ、処理槽2からスラリーおよび粉砕ボール8を排出させる。
次いで、昇降機構25を用いて、処理槽2を駆動機ハウジング7から離隔させる。処理槽2が駆動機ハウジング7から離隔すると、センサー38は制御装置36に信号を送信し、駆動機3(すなわち、駆動機3の駆動機本体3a)を停止させた状態に維持する。この動作により、処理槽2が駆動機ハウジング7から離れた離隔状態で、スクリュー10が回転することが防止される。
図3は、処理槽が駆動機ハウジングから取り外された状態を示す模式図である。図3では、昇降機構25および開閉機構30の図示を省略している。本実施形態では、昇降機構25を用いて容易に処理槽2を駆動機ハウジング7から離隔することができる。
図3に示すように、処理槽2を縦型粉砕機1から離隔すると、スクリュー10のスクリュー軸13を回転軸4に連結するカップリング18が露出する。したがって、作業者は、容易にカップリング18にアクセスすることができる。すなわち、作業者は、カップリング18の係合を解除して、スクリュー10を容易に回転軸4から切り離すことができる。その結果、作業者は、処理槽2とスクリュー10の清掃を容易かつ完全に行うことができる。
上述した実施形態では、開閉機構30は、上下動駆動機33を用いて下蓋2bを上下方向に移動させる昇降機構である。しかしながら、開閉機構30は、この例に限定されない。図示はしないが、開閉機構30は、下蓋2bを処理槽本体2aに対して回動自在に連結するヒンジと、ヒンジを支点として下蓋2bを処理槽本体2aに対して回動させる回動機構と、を備えた回動機構であってもよい。この場合、ヒンジは、処理槽本体2aに固定される第1ブロックと、下蓋2bに固定される第2ブロックと、第2ブロックを第1ブロックに対して回転可能に連結するヒンジピンと、を備える。回動機構の例としては、例えば、下蓋2bを処理槽本体2aに対して回動させる油圧式駆動機、空圧式駆動機、または機械式駆動機があげられる。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 縦型粉砕機
2 処理槽
3 駆動機
4 回転軸
7 駆動機ハウジング
8 粉砕ボール
9 駆動軸
10 スクリュー
11 駆動力伝達機構
13 スクリュー軸
15 ストッパ部材
18 カップリング
25 昇降機構
27 連結軸
28 昇降駆動機
30 開閉機構
31 昇降軸
33 上下動駆動機
36 制御装置
38 センサー
40 回収容器

Claims (3)

  1. 鉛直方向に延びる処理槽本体、および処理槽本体の下開口を塞ぐ下蓋を有する処理槽を備え、該処理槽に収容された粒体を含むスラリーと粉砕媒体とを撹拌して、前記粒体を粉砕する縦型粉砕機であって、
    前記処理槽内に配置され、鉛直方向に延びるスクリューと、
    前記スクリューを回転させる駆動機と、
    前記駆動機を収容する駆動機ハウジングと、
    前記スクリューのスクリュー軸を前記駆動機の回転軸に連結するカップリングと、
    前記処理槽を前記駆動機ハウジングに接続および離隔する昇降機構と、
    前記処理槽の下蓋を前記処理槽本体に対して開閉する開閉機構と、を備え、
    前記回転軸は、前記駆動機ハウジングから前記処理槽内部まで延びており、
    前記カップリングは、前記処理槽内に配置されている、縦型粉砕機。
  2. 前記処理槽が前記駆動機ハウジングから離隔している離隔状態を検知可能なセンサーをさらに備えている、請求項1に記載の縦型粉砕機。
  3. 前記駆動機の動作を制御する制御装置をさらに備えており、
    前記制御装置は、前記センサーが前記離隔状態を検知しているときは、前記駆動機の動作を停止させる、請求項2に記載の縦型粉砕機。
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