JP2022074881A - 物品回収システム及び物品回収システムにおける情報提示方法 - Google Patents

物品回収システム及び物品回収システムにおける情報提示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者が物品回収装置を利用したことに応じて付与された対価を、利用者の任意の意志により寄付できるようにする。【解決手段】物品を回収する回収部と、前記回収部にて行われる物品の回収に応じた寄付のための処理を行う寄付対応処理手段と、前記寄付を行うことが可能な寄付先の選択肢とともに、前記寄付を行わないことの選択肢を提示する選択肢提示手段とを備えて物品回収システムを構成する。【選択図】図20

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 1.電気通信回線を通じた公開 ウェブサイトの掲載日 令和 2年10月30日 (報道機関情報配信日 令和 2年10月13日) ウェブサイトのURL https://www.teraokaseiko.com/jp/news/press-release/2020/20201012053355/(プレスリリース 「国内初!寄付先が選べるドネーション参加型「ペットボトル減容回収機」をオーガニック スーパーマーケット「ビオセボン」2店舗に初設置」)
本発明は、物品回収システム及び物品回収システムにおける情報提示方法に関する。
空容器を回収する容器回収装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-175789号公報
利用者が物品回収装置を利用して物品回収に協力するということは環境等の面で社会貢献につながる。このような、社会貢献の意義をさらに推し進めるため、例えば利用者が、自身の意志のもとで、物品回収装置を利用したことに応じて利用者に付与されるポイント等の対価を、寄付を募っている機関に寄付可能なようにされることが好ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、利用者が物品回収装置を利用したことに応じて付与された対価を、利用者の任意の意志により寄付できるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決するための本発明の一態様は、物品を回収する回収部と、前記回収部にて行われる物品の回収に応じた寄付のための処理を行う寄付対応処理手段と、前記寄付を行うことが可能な寄付先の選択肢とともに、前記寄付を行わないことの選択肢を提示する選択肢提示手段とを備える物品回収システムである。
また、本発明の一態様は、物品を回収する回収部を備える物品回収システムにおける情報提示方法であって、前記回収部にて行われる物品の回収に応じた寄付のための処理を行う寄付対応処理ステップと、前記寄付を行うことが可能な寄付先の選択肢とともに、前記寄付を行わないことの選択肢を提示する選択肢提示ステップとを含む情報提示方法である。
第1実施形態におけるペットボトル回収システムの構成例を示す図である。 第1実施形態におけるペットボトル回収装置の正面図及び側面図である。 第1実施形態における回収履歴情報テーブルの内容例を示す図である。 第1実施形態におけるペットボトル回収装置の機能構成例を示す図である。 第1実施形態における回収管理サーバの構成例を示す図である。 第1実施形態における回収装置情報テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態における店舗管理サーバの構成例を示す図である。 第1実施形態における会員情報テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態における取引履歴情報テーブルの一例を示す図である。 第1実施形態における回収状況画面の一例を示す図である。 第1実施形態のペットボトル回収システムが回収状況画面の表示に関連して実行する処理手順を示すフローチャートである。 第2実施形態における学校選択画面、ランキング画面の一例を示す図である。 第2実施形態における学校データベース、学校単位回収履歴情報テーブルの一例を示す図である。 第2実施形態におけるペットボトル回収装置と回収管理サーバとが、学校単位によるペットボトル回収の対抗戦に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態におけるポイント寄付画面の一例を示す図である。 第3実施形態における寄付受付者情報テーブルの一例を示す図である。 第3実施形態におけるペットボトル回収装置と回収管理サーバが、ポイントの寄付に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 第3実施形態における寄付受付者リスト画面、寄付受付者設定画面の一例を示す図である。 第4実施形態における待機画面の一例を示す図である。 第4実施形態における会員対応の意志宣言操作画面の一例を示す図である。 第4実施形態における回収完了画面の一例を示す図である。 第4実施形態における会員非対応の意志宣言操作画面の一例を示す図である。 第4実施形態における寄付実績テーブルの一例を示す図である。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態におけるペット(PET)ボトル回収システム(物品回収システムの一例)の構成例を示している。
本実施形態においては、複数の店舗STごとにペットボトル回収装置100が設置される。ペットボトル回収装置100は、店舗STの建物内に設置されてもよいし、店舗STの敷地内において、例えば軒下などのように屋外に面するような場所に設置されてもよい。
同図の店舗STは、例えば同じ系列における系列店である。具体例として、同図の店舗STは、同系列におけるコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどであってよい。
ペットボトル回収装置100は、リサイクル品としてのペットボトルの集積設備として機能する。店舗STに赴いた客Cは、例えば自分が飲料などを飲んで中身が空いたペットボトルをペットボトル回収装置100に投入する。本実施形態のペットボトル回収装置100は、投入されたペットボトルを減容したうえで収納する。
また、ペットボトル回収装置100は、ネットワークNT経由で回収管理サーバ200や店舗管理サーバ500等と通信が可能なように接続される。ペットボトル回収装置100は、例えば携帯電話通信網などを経由してネットワークNTと通信するようにされてよい。これにより、ペットボトル回収装置100は無線により通信を行うことが可能となり、ネットワーク用のケーブルを接続する必要がないことから、例えば設置の自由度が高くなる。
なお、同図では、1つの店舗STにおいて1つのペットボトル回収装置100が設置された例が示されているが、1つの店舗STに設置されるペットボトル回収装置100の数は特に限定されない。
回収管理サーバ200は、ペットボトル回収装置100によるペットボトルの回収に関する情報処理を行うサーバである。回収管理サーバ200は、例えばペットボトル回収装置100を提供する企業により運用される。
回収管理サーバ200は、具体的に、各店舗STのペットボトル回収装置100におけるペットボトルの回収に関する履歴を示す回収履歴情報を管理する。そのうえで、回収管理サーバ200は、ペットボトル回収装置100を利用してペットボトルの回収の協力に関する客Cの実績(回収実績)を導出し、導出された回収実績を客Cに報知する。客Cへの回収実績の報知は、回収実績に関する情報を客Cの客端末装置300に表示させることによって行われる。
客端末装置300は、客Cが所有する端末装置である。客端末装置300は、例えば据え置き型あるいはノート型のパーソナルコンピュータであってもよいし、スマートフォン、タブレット端末、携帯電話等の携帯端末であってもよい。
客端末装置300は、ネットワークNT経由で回収管理サーバ200と通信を行うことができる。
また、同図の客Cは、店舗STの会員として登録されている。店舗STの会員である客Cは、会員カードCDを所有する。
会員カードCDに記録されるカード情報には、会員識別子が含まれる。会員識別子は、会員カードCDごとに固有となるように割り当てられたカード識別子でもある。会員カードCDは、会員としての客Cごとに1枚ずつ提供されるものであることから、会員カードCDごとに固有となるカード識別子は、会員カードCDの所有者である会員としての客Cを一意に示す会員識別子として扱われる。
会員カードCDは、店舗STにて支払いの際にプリペイドカードとして利用することができる。また、会員カードCDは、ポイントカードとしても利用することができる。例えば、店舗STでの支払いの際に、会員である客は、会員カードCDを店員に提示する。
店員は、店舗STに設置されたPOSレジスタ400を操作して客の購入する商品に応じた会計を行う際に、会員カードCDに記録されたカード情報を、POSレジスタ400のカードリーダにより読み取らせる操作を行う。
POSレジスタ400は、客が買い上げた商品を登録する商品登録処理と、登録された商品に応じた精算処理とを含む会計処理を実行する。
POSレジスタ400は、会計処理において、会員カードCDからカード情報を読み取った場合には、読み取ったカード情報を店舗管理サーバ500に送信することができる。これにより、店舗管理サーバ500にて、例えばプリペイド残高からの支払いや、支払金額等に応じたポイントの加算、ポイントのプリペイド残高への変換、プリペイド金額のチャージなどに対応する処理が行われる。
なお、同図では、1つの店舗STにおいて1つのPOSレジスタ400が設置された例が示されているが、1つの店舗STに設置されるPOSレジスタ400の数は特に限定されない。
店舗管理サーバ500(特典管理装置の一例)は、店舗STを統括して管理するサーバである。店舗管理サーバ500は、店舗STにより運用される。
店舗管理サーバ500は、具体的に、会員識別子ごとにプリペイド残高、ポイント残高(累積ポイント)などを管理する。また、店舗管理サーバ500は、例えば店舗STごとの商品に関する情報を管理するようにされてもよい。
なお、管理端末装置600は、後述の第3実施形態に対応するものであることから、ここでの説明を省略する。
次に、図2を参照して、ペットボトル回収装置100の動作概要について説明する。図2(A)は、ペットボトル回収装置100を正面からみた正面図である。図2(B)は、ペットボトル回収装置100を側面からみた側面図である。
ペットボトル回収装置100は、待機状態においては、容器投入部の外扉が閉状態であり、容器投入部と収容部の間に開閉自在に設けられた内扉が閉状態である。
待機状態のもとで、ペットボトル回収装置100は、利用者による利用開始宣言が行われるのを待機している。利用開始宣言は、例えば待機状態においてタッチパネル表示部1400にて表示されている画面に対する所定操作であってよい。また、利用開始宣言は、会員カードCDをペットボトル回収装置100に読み取らせる操作などによって、利用者の会員識別子をペットボトル回収装置100に取得させることであってもよい。
利用開始宣言が行われたことに応じて、ペットボトル回収装置100は、回収稼働を開始する。回収稼働の開始に応じて、ペットボトル回収装置100は、外扉が閉状態から開状態となるが、内扉は閉状態のままである。
このような状態のもとで、ペットボトル回収装置100は、利用者によって載置部にペットボトルが載置されるのを待機する。ペットボトル回収装置100は、載置部にペットボトルが載置されることなく一定時間を経過した場合には、外扉を閉状態として待機状態に戻るようにされてよい。これにより、利用者が利用開始宣言を行ったのであるが、何らかの理由でペットボトル回収装置100の利用を止めて、そのままその場を立ち去るようなことがあっても、ペットボトル回収装置100が待機状態に戻ることができる。
利用者が載置部にペットボトルを載置したことに応じて、ペットボトル回収装置100は、載置部に物体が載置されたことを検出する。ペットボトル回収装置100は、例えば載置部において載置された物体の重量を計測することにより、載置部に物体が載置されたことを検出してよい。あるいは、ペットボトル回収装置100は、例えば載置部において載置された物体を撮像するように設けられた撮像装置(カメラ)により撮像して得られた撮像画像を解析した結果に基づいて、載置部に物体が載置されたことを検出してよい。
なお、載置部に物体が載置されたか否かの検出を行うにあたり、次に説明するようにしてペットボトルが回収可能か否かの判定を行うための検出項目1~4で用いられる検出手法のうちの少なくとも1つが適宜採用されてよい。
ペットボトル回収装置100は、載置部に物体が載置されると、外扉が開状態から閉状態となる。ペットボトル回収装置100は、外扉を閉状態とすると、容器投入部の載置部に載置された物体がペットボトルであって回収可能であるか否かを判定する。
具体例として、ペットボトル回収装置100は、以下の検出項目1~4について検出した結果に基づいて、ペットボトルが回収可能であるか否かを判定してよい。
検出項目1として、ペットボトル回収装置100は、載置部に載置された物体が金属であるか否かを検出する。このために、ペットボトル回収装置100においては、載置部に載置された物体を対象に金属か否かを検出する金属検出器としてのセンサが備えられてよい。物体が金属であると検出された場合、当該物体は、例えば空き缶などであってペットボトルではないことから、ペットボトル回収装置100は、回収不可であると判定する。
また、検出項目2として、ペットボトル回収装置100は、載置部に載置された物体が光を透過するか否かを検出する。このために、ペットボトル回収装置100においては、載置部に載置された物体の光透過性を検出する光センサが備えられてよい。載置部に載置された物体が光を透過しないということは、当該物体はペットボトルではない、あるいはペットボトルであってもラベルが取り除かれていないなどの可能性がある。ラベルは、ペットボトルと材質が異なる樹脂であることから、ペットボトルのリサイクルの工程に混入しないようにすることが求められる。
そこで、ペットボトル回収装置100は、載置部に載置された物体が光を透過しないことが検出された場合、回収不可であると判定する。
また、検出項目3として、ペットボトル回収装置100は、載置部に載置された物体の重量が一定以上であるか否かについて検出する。載置部に載置された物体の重量が一定以上であるということは、当該物体はペットボトルではない、あるいはペットボトルであっても内部に飲料が残っているなどの可能性がある。飲料が入ったままのペットボトルが回収されてしまうと、容器収容部140やペットボトル回収装置100の内部を汚してしまうことになり、店員やメンテナンス作業者の作業負担が重くなる。そこで、ペットボトル回収装置100は、載置部に載置された物体の重量が一定以上であることが検出された場合、回収不可であると判定する。
また、検出項目4として、ペットボトル回収装置100は、載置部に載置された物体がペットボトルである場合において、キャップが取り外された状態にあるか否かについて検出する。ペットボトルのキャップが取り外された状態にあるか否の検出は、載置部に載置された物体を撮像するカメラ等のセンサにより得られた撮像画像に基づいて行われてよい。キャップは、ペットボトルと材質が異なる樹脂であることから、ペットボトルのリサイクルの工程に混入しないようにすることが求められる。そこで、ペットボトル回収装置100は、キャップが取り外されていない状態にあることが検出された場合、回収不可であると判定する。なお、載置部に載置された物体を撮像するカメラによって、検出項目1、2についても検出するようにされてよい。
上記の検出項目1~4の少なくとも1つについて回収不可であると判定した場合、ペットボトル回収装置100は、外扉を開状態とするとともに、タッチパネル表示部1400にて回収不可であることの理由と載置部からの物体の取り出しを利用者に促すメッセージとを表示する。
利用者により載置部から物体が取り出されると、ペットボトル回収装置100は、外扉を開状態に維持したうえで、載置部に物体が載置されるのを待機する。
一方、検出項目1~4のいずれについても回収不可であると判定されなかった場合には、回収可能であると判定される。この場合、ペットボトル回収装置100においては、これまで閉状態であった内扉が開状態となることで、載置部に載置されていたペットボトルが減容機構に搬送されて減容されたうえで、回収部に回収される。
ペットボトル回収装置100は、重量計測やカメラによる撮像等により、載置部に物体が残っていないことを検出すると、外扉は開状態のまま内扉を閉状態とし、タッチパネル表示部1400にて利用者に次の操作を案内する表示を行うようにされる。次の操作を案内する表示は、例えば「終了する場合は画面をタッチして下さい。続ける場合はボトルを入れてください」といったように、回収稼働を終了させるのであればタッチパネル表示部1400に対するタッチ操作を行い、さらにペットボトルを回収させる場合には、ペットボトルを載置部に載置してもらうことを案内する内容であってよい。
なお、何もしないまま利用者が立ち去ったこと等により、タッチパネル表示部1400に対するタッチ操作と載置部へのペットボトルの載置とのいずれも行われることなく一定時間が経過した場合、ペットボトル回収装置100は、今回の回収稼働を終了し、待機状態に遷移してよい。
なお、回収稼働の終了に際して、ペットボトル回収装置100は、今回の回収稼働におけるペットボトルの回収実績や寄付実績(例えば、ペットボトルの回収数量、寄付先機関、寄付ポイント、寄付ポイントから換算された寄付金額等)をタッチパネル表示部1400にて表示したうえで、待機状態に遷移するようにされてよい。
図2に示されるように、ペットボトル回収装置100は、装置本体部100Bの上部に容器投入部110が設けられており、容器投入部110の開口部の外側には外扉111が設けられている。装置本体部100Bは、外扉111よりも上部付近の正面側に、タッチパネル表示部1400、カードリーダ1500が設けられている。また、装置本体部100Bの正面側には、荷物フック100fが設けられている。
容器投入部110においては、投入された物品が回収可能であるか否かを判別するための各種センサが設けられている。センサとしては、例えば、光センサ、金属センサ、計量器、撮像装置などを挙げることができる。ペットボトル回収装置100は、例えばこれらのセンサの出力を用いて、投入された物品が回収可能であるか否かについて判定する。回収可能であると判定されれば、投入されたペットボトルが減容機構により減容されたうえで収容される。一方、回収可能でないと判定された場合には、投入された物品についての減容及び収容は行われずに客に向けて報知が行われ、投入された物品についての容器投入部110からの取り出しが促される。
また、容器投入部110の下方には、容器収容部140に連通する通路71が設けられる。また、通路71の容器投入部110の載置部116から容器収容部140に連通する位置に内扉112が設けられている。
また、ペットボトル回収装置100は、内扉112と、容器収容部140の間に減容部120(減容機構)が設けられている。減容部120は、内扉112が開状態の場合、容器投入部110からの空容器Aを押し潰して減容し、減容された容器RAを、下方の容器収容部140に排出する。
また、ペットボトル回収装置100の装置本体部100Bは、容器収容部140を載置した引出し100Cを有し、正面側には引出用取手100eや、鍵孔100rが設けられており、鍵を鍵孔100rに差込み施解錠可能に構成されている。
また、装置本体部100Bの正面側、詳細には、引出し100Cの正面側には、透光部100A(透光窓)が設けられており、外部から容器収容部140に収容されている空容器を視認可能に構成されている。
また、装置本体部100Bの側面部には、搬送時に用いられる移動用取手100gが設けられている。
また、装置本体部100Bは、正面側にキャップ投入部108を備え、キャップ投入部108から装置本体部内で下方に向かってキャップ用通路72が設けられ、キャップ投入部108に投入されたキャップがキャップ用通路72を介してキャップ収容部145に収容されるように構成されている。
また、本実施形態のペットボトル回収装置100は、会員カードCDに記録されたカード情報を読み取り可能なカードリーダ1500が設けられている。
会員である客は、ペットボトル回収装置100の利用を開始する際には、自分の会員カードCDをカードリーダ1500に読み取らせる操作を行う。会員カードCDがカードリーダ1500により読み取られたことに応じて、1回の回収稼働に応じたペットボトル回収装置100の動作が開始される。回収稼働は、客が持参した1本以上のペットボトルをペットボトル回収装置100に回収させることをいう。なお、会員カードCDを所持していない客の場合には、例えば、タッチパネル表示部1400に対する開始を指示する操作に応じて1回の回収稼働が開始されるようにしてよい。
客は、1回の回収稼働において、ペットボトル回収装置100の容器投入部110に1本のペットボトルを投入し、投入されたペットボトルが減容され、収容されると、次の1本のペットボトルを投入していく、というようにしてペットボトルを1本ずつペットボトル回収装置100に収容させていく。
そして、客は、今回持参した全てのペットボトルについてペットボトル回収装置100への収容を終えると、例えば終了のための操作をタッチパネル表示部1400に行えばよい。これにより、1回の回収稼働が終了される。
上記のように1回の回収稼働が完了したことに応じて、ペットボトル回収装置100は、回収稼働の結果が反映された回収履歴情報を生成し、生成された回収履歴情報を回収管理サーバ200に送信する。つまり、ペットボトル回収装置100から回収管理サーバ200への回収履歴情報の送信は、1回の回収稼働ごとに対応して行われる。
回収管理サーバ200は、各ペットボトル回収装置100から受信した回収履歴情報を、例えば回収履歴情報テーブルに格納させるようにして記憶する。
また、ペットボトル回収装置100は、回収稼働の完了ごとに生成された回収履歴情報を記憶する。これにより、ペットボトル回収装置100には、回収稼働が行われるごとに回収履歴情報が蓄積されていく。
そのうえで、ペットボトル回収装置100は、予め定められた回収履歴情報の送信タイミングで、前回の回収履歴情報の送信以降において蓄積された回収履歴情報を、店舗管理サーバ500に送信してよい。即ち、ペットボトル回収装置100から店舗管理サーバ500への回収履歴情報の送信は、回収稼働ごとに行われるのではなく、所定のタイミングごとに行われてよい。店舗管理サーバ500は、例えば店舗STのPOSレジスタ400とも頻繁に通信を行っていることから、時間帯や状況によっては、通信負荷が重くなる場合がある。そこで、ペットボトル回収装置100から店舗管理サーバ500への回収履歴情報の送信については、例えばPOSレジスタ400との通信量が比較的少ない時間帯などのタイミングで行うようにすることで、店舗管理サーバ500の通信負荷を平準化できる。また、例えば1日に1回、もしくは1日に2回、といったように、予め定められた頻度で回収履歴情報を送信するようにされてもよい。この場合、送信時刻は予め定められていてもよいし、単位時間において上記通信量等の送信可能な条件が満たされたタイミングで回収履歴情報を送信するようにしてもよい。なお、このように或る期間を隔てて回収履歴情報の送信が行われる場合には、次の送信タイミングで送信する回収履歴情報を記憶部1200が記憶しておくようにしておいてよい。
あるいは、ペットボトル回収装置100から店舗管理サーバ500への回収履歴情報の送信も回収稼働ごとに行われてよい。この場合、ペットボトル回収装置100は、回収稼働が行われたタイミングで、都度に回収履歴情報を取得できる。つまり、この場合には、ペットボトル回収装置100の回収履歴情報の取得に関してリアルタイム性を高めることができる。
図3は、回収履歴情報テーブルの内容例を示している。同図の回収履歴情報テーブルにおける1レコード(1行)が1回の回収稼働に対応してペットボトル回収装置100から送信された回収履歴情報である。
1つの回収履歴情報は、装置識別子、店舗識別子、会員識別子、回収日時、回収本数(回収物品の数量の一例)、及び回収重量(回収物品の数量の一例)の各領域を含む。
装置識別子の領域は、回収履歴情報の送信元のペットボトル回収装置100を一意に示す装置識別子を格納する。装置識別子は、ペットボトル回収装置100にて記憶されている情報である。
店舗識別子の領域は、回収履歴情報の送信元のペットボトル回収装置100が設置された店舗STを一意に示す店舗識別子を格納する。店舗識別子は、ペットボトル回収装置100にて記憶されている情報である。例えばペットボトル回収装置100を設置すべき店舗STが決定されたことに応じて、設置される店舗STを示す店舗識別子の書き込みがペットボトル回収装置100に対して行われる。
会員識別子の領域は、対応の回収稼働の開始に際して、回収履歴情報の送信元のペットボトル回収装置100がカードリーダにより会員カードCDから読み取ったカード情報に含まれる会員識別子を格納する。
なお、会員ではない客により行われた回収稼働に対応する回収履歴情報の場合、会員識別子の領域には、例えば会員識別子としての有意な値を未格納であることを示す所定値(null値)が格納されてよい。
回収日時(操作時刻の一例)の領域は、対応の回収稼働が行われた日時である回収日時を格納する。回収日時は、例えば回収稼働が開始された時刻であってもよいし、回収稼働が終了された時刻であってもよい。あるいは、回収日時は、回収稼働が開始された時刻と終了された時刻との双方を含んでもよい。回収日時は、例えばペットボトル回収装置100にて設定されたうえで、ペットボトル回収装置100が送信する回収履歴情報に含められればよい。
あるいは、例えば回収管理サーバ200が、回収履歴情報の受信に応じた日時を回収日時として設定するようにしてもよい。このように回収管理サーバ200が回収日時を設定する場合、ペットボトル回収装置100が送信する回収履歴情報には、回収日時は含まれなくともよい。
回収本数の領域は、対応の回収稼働にてペットボトル回収装置100が回収したペットボトルの本数(回収本数)を格納する。回収本数は、回収稼働に際して、ペットボトル回収装置100が、減容、収容を行ったペットボトルの本数をカウントすることによって得られる。
回収重量の領域は、対応の回収稼働にてペットボトル回収装置100が回収したペットボトルの総重量(回収重量)を格納する。回収重量は、回収稼働に際して、ペットボトル回収装置100が、減容、収容を行ったペットボトルごとの重量を計測し、計測された重量を積算することによって得られる。
なお、店舗管理サーバ500も、回収管理サーバ200と同様に、各ペットボトル回収装置100から受信した回収履歴情報を同図の回収履歴情報テーブルの構造により記憶してよい。
説明を図1に戻す。本実施形態のペットボトル回収システムにおいては、会員である客Cによるペットボトル回収装置100の利用に対して、ペットボトルの回収に協力したことに対する特典を付与するとの趣旨で、会員カードのポイントを加算するサービス(ポイント加算サービス)を行う。このようなペットボトル回収装置100の利用に対するポイント加算サービスは、ポイントを管理する機能を有する店舗管理サーバ500によって実現される。
店舗管理サーバ500は、ポイント加算サービスとして、1の会員に対応して以下のような処理を実行する。店舗管理サーバ500は、自己が記憶する回収履歴情報のうち、各ペットボトル回収装置100から送信された1の会員についての回収履歴情報を利用して、1の会員により回収されたペットボトルが所定本ずつ増えていくごとに、所定数のポイントを加算する(例えば、ペットボトル3本につき1ポイントを加算する)ように処理する。なお、ペットボトルの回収3本につき1ポイントが加算される場合において、例えばペットボトルを4本もしくは5本回収したような場合にはポイント加算にあたって余剰となる1本もしくは2本の回収本数が生じる。このような場合の対応として、回収管理サーバ200は、余剰の回収本数を記憶しておくようにしたうえで、次回のペットボトルの回収に際して、回収した本数と記憶されていた回収本数とを合算したうえでポイント加算の処理が行われるようにされてよい。
このように、会員である客Cによるペットボトル回収装置100の利用に応じて、会員カードCDのポイント加算が行われるようにすることで、会員である客Cにとっては、実利的なメリットが得られることになるため、客によるペットボトル回収装置100の利用(回収稼働)の活発化が図られる。
なお、回収管理サーバ200は、自身が記憶する回収履歴情報に基づいて、ポイント加算サービスに対応する加算ポイント数を算出し、算出された加算ポイント数を示す加算ポイント数情報を店舗管理サーバ500に送信してもよい。店舗管理サーバ500は、受信された加算ポイント数情報が示す加算ポイント数によるポイント加算の処理を実行する。つまり、回収履歴情報に基づく加算ポイント数の算出(ポイント換算)は、回収管理サーバ200と店舗管理サーバ500とのいずれにおいて実行されてもよい。
また、この場合において、店舗管理サーバ500による加算ポイント数情報の取得は、稼働回収が行われるごとに実行するようにされてもよいし、例えば1日に1回といったように所定の頻度で実行するようにされてもよい。さらに、店舗管理サーバ500は、例えば取得された加算ポイント数情報を記憶しておくようにしたうえで、例えば所定の頻度に応じたタイミングで、記憶された加算ポイント数情報に基づいて加算ポイント数の算出を行うようにしてもよい。
さらに、回収履歴情報の取得と取得された回収履歴情報を利用した加算ポイント数の算出は、店舗管理サーバ500や回収管理サーバ200以外の装置として、例えばペットボトル回収装置100、POSレジスタ400、管理端末装置600等のうちのいずれかにより実行されるようにしてもよい。
図4は、本実施形態のペットボトル回収装置100の機能構成例を示している。同図のペットボトル回収装置100は、CPU(Central Processing Unit)1100、記憶部1200、RAM(Random Access Memory)1300、タッチパネル表示部1400、カードリーダ1500、通信部1600、及び回収機構部1700を備える。これらの部位は、内部バスを介してそれぞれ接続されている。
CPU1100は、プログラムを実行することにより、ペットボトル回収装置100における各種の処理を実行する。CPU1100の処理によってペットボトル回収装置100としての各種機能が実現される。
記憶部1200は、CPU1100が利用する各種データを記憶する補助記憶装置である。記憶部1200は、例えば、CPU1100に実行させるプログラムやタッチパネル表示部1400に表示させる画像データ等を記憶する。
RAM1300は、記憶部1200から読み出されたプログラムやデータが展開される主記憶装置である。
タッチパネル表示部1400は、図2に示されるように装置本体部100Bに表示面が表出して設けられている。タッチパネル表示部1400は、CPU1100の制御に応じて画像を表示する。タッチパネル表示部1400は、例えば指などの操作体により表示面に対して行われた操作を受け付ける。
カードリーダ1500は、図2に示されるように装置本体部100Bにて設けられている。カードリーダ1500は、例えば非接触による所定の通信方式により、通信範囲の会員カードCDと通信を行い、通信先の会員カードCDから会員情報を読み出す。
通信部1600は、ネットワークNT経由で通信を行う。前述のように、本実施形態の通信部1600は、無線によりネットワークNTと接続されるように通信を行う。
回収機構部1700は、ペットボトルの回収としてのペットボトルの減容、収容等に関連した動作をCPU1100の制御に応じて行う機構部である。図2との対応では、回収機構部1700には、容器投入部110、外扉111、内扉112、減容部120、容器収容部140等が含まれる。
図5を参照して、回収管理サーバ200の構成例について説明する。同図の回収管理サーバ200は、通信部201、制御部202、及び記憶部203を備える。
通信部201は、ネットワークNT経由で通信を行う。
制御部202は、回収管理サーバ200における各種の制御を実行する。制御部202としての機能は、回収管理サーバ200が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
記憶部203は、制御部202が利用する各種の情報を記憶する。同図の記憶部203は、回収装置情報テーブル記憶部231、回収履歴情報テーブル記憶部232を備える。
なお、学校データベース記憶部233、学校単位回収履歴情報テーブル記憶部234は、後述の第2実施形態に対応する部位であることから、ここでの説明は省略する。
なお、寄付受付者情報テーブル記憶部235は、後述の第3実施形態に対応する部位であることから、ここでの説明は省略する。
回収装置情報テーブル記憶部231は、回収装置情報テーブルを記憶する。回収装置情報テーブルは、店舗STごとに対応して設置されたペットボトル回収装置100に関する情報(回収装置情報)をテーブル化した構造である。
回収履歴情報テーブル記憶部232は、図3に例示した構造の回収履歴情報テーブルを記憶する。
図6は、回収装置情報テーブルの一例を示している。同図の回収装置情報テーブルにおけるレコード(1行)が1つのペットボトル回収装置100に対応する回収装置情報である。
1つの回収装置情報は、装置識別子、店舗識別子、及び設置場所の各領域を含む。
装置識別子の領域は、対応のペットボトル回収装置100を一意に示すペットボトル回収装置100の装置識別子を格納する。
店舗識別子の領域は、対応のペットボトル回収装置100が設置される店舗STを一意に示す店舗識別子を格納する。
設置場所の領域は、対応のペットボトル回収装置100が設置される場所(即ち、店舗ST)を示す情報を格納する。具体的に、設置エリアの領域には、ペットボトル回収装置100が設置される場所を示す住所が格納されて良い。
なお、回収装置情報には、例えばペットボトル回収装置の仕様等を示す情報や、ペットボトル回収装置の状態を示す情報等も格納されてよい。
図7を参照して、店舗管理サーバ500の構成例について説明する。同図の店舗管理サーバ500は、通信部501、制御部502、及び記憶部503を備える。
通信部501は、ネットワークNT経由で通信を行う。
制御部502は、店舗管理サーバ500における各種の制御を実行する。制御部502としての機能は、店舗管理サーバ500が備えるCPUがプログラムを実行することにより実現される。
記憶部503は、制御部502が利用する各種の情報を記憶する。同図の記憶部503は、会員情報テーブル記憶部531、回収履歴情報テーブル記憶部532、及び取引履歴情報テーブル記憶部533を備える。
会員情報テーブル記憶部531は、会員情報テーブルを記憶する。会員情報テーブルは、1以上の会員情報を格納する。1つの会員情報は、店舗を利用する会員としての1の顧客について登録された情報である。
図8は、会員情報テーブルの一例を示している。同図の会員情報テーブルにおける1レコード(1行)が1の顧客に対応する会員情報である。
1の会員としての顧客に対応する会員情報は、会員識別子(客識別情報の一例)、会員登録情報、及びポイント履歴情報の各領域を含む。
なお、寄付履歴情報の領域は、第3実施形態に対応する領域であることから、ここでの説明は省略する。
会員識別子の領域は、対応の会員を一意に示す会員識別子を格納する。
会員登録情報の領域は、会員登録時に登録された情報(会員登録情報)を格納する。会員登録情報は、例えば会員としての顧客の氏名、住所、電話番号、年齢(あるいは年代)、性別、職業等の情報が含まれてよい。
ポイント履歴情報は、対応の会員のポイントについての履歴を示す。ポイント履歴情報は、これまでにおけるポイントの加算、ポイントの利用、累積ポイント(ポイント残高)等の情報を含んでよい。
説明を図7に戻す。
回収履歴情報テーブル記憶部532は、回収履歴情報テーブルを記憶する。回収履歴情報テーブルは、1以上の回収履歴情報を格納する。1つの回収履歴情報は、1回の回収稼働に応じたペットボトルの回収に関する履歴を示す。回収履歴テーブルは、例えば図3と同様の構造でよい。
取引履歴情報テーブル記憶部533は、取引履歴情報テーブルを記憶する。取引履歴情報テーブルは、1以上の取引履歴情報を格納する。1つの取引履歴情報は、1取引に対応して行われた会計に関する履歴を示す情報である。
図9は、取引履歴情報テーブルの一例を示している。同図の取引履歴情報テーブルにおける1行が1の取引に対応する取引履歴情報である。
1取引に対応する取引履歴情報は、会員識別子、店舗識別子、取引日時、及び会計情報の各領域を含む。
会員識別子の領域は、該当取引の当事者である会員を示す会員識別子を格納する。つまり、会員識別子の領域には、該当取引の会計処理においてPOSレジスタ400によって会員カードCDから読み取られた会員情報に含まれる会員識別子が格納される。
店舗識別子の領域は、該当の取引に応じた会計処理を実行したPOSレジスタ400が設置された店舗STを示す店舗識別子を格納する。
取引日時(会計時刻の一例)の領域は、該当の取引に対応する会計処理が実行された日時(取引日時)を格納する。取引日時は、会計処理が開始された日時であってもよいし、会計処理が終了された日時であってもよい。あるいは、取引日時は、会計処理の開始から終了までにおいて所定の処理を実行したタイミングや所定の操作が行われたタイミングであってもよい。
会計情報の領域は、会計処理の内容を示す会計情報を格納する。会計情報は、例えば商品登録処理の結果を示す情報(例えば、登録された商品のそれぞれに関する商品情報(商品コード、価格等)、合計金額等)、精算処理の結果を示す情報(例えば、決済種別、現金による支払いの場合には預かり金、釣銭等の情報)を含む。
上記構成によるペットボトル回収システムおいて、店舗STでは、会員としての顧客が買い物をすることに応じて、会員カードCDのポイントを加算するサービスを行っている。そのうえで、ペットボトル回収装置100の利用促進を図るため、会員がペットボトル回収装置100を利用してペットボトル回収に協力した場合にも、会員カードCDのポイントを加算するサービスが提供されている。
ここで、会員としての利用者がペットボトル回収装置100を利用してペットボトルの回収に協力することによっては、例えばペットボトルがゴミとして廃棄されずにリサイクルされるといったように、環境面で社会貢献ができているといえる。従って、利用者にペットボトル回収装置100を利用して積極的にペットボトルの回収を行ってもらうことが社会貢献の活発化につながるといえる。
本実施形態では、上記のように会員としての利用者がペットボトル回収装置100を利用してペットボトル回収に協力したことによってはポイントが加算される。これにより、会員としての利用者に、ペットボトル回収装置100を利用したペットボトルの回収に積極的に協力してもらうことの動機を与えることができる。
しかしながら、ポイントは貨幣的な価値を有する。このため、ペットボトル回収装置100の利用に応じてポイントが加算されることは、積極的なペットボトル回収装置100の利用を促すものの、利用者にとっては、自己の利益を強く意識することになり、社会貢献を行っているという意識を明確に持ちにくい可能性がある。
そこで、本実施形態としては、以下に説明するようにして、利用者がペットボトル回収装置100を利用して意識的に社会貢献を行うことの活発化が図られるようにする。
本実施形態のペットボトル回収装置100は、会員カードの読み取りに応じて回収稼働を開始させると、所定のタイミングでタッチパネル表示部1400にて回収状況画面を表示させる。一例として、ペットボトル回収装置100は、回収稼働の開始に応じて、ペットボトル回収装置100へのペットボトルの収容の仕方などを案内する案内画面を表示し、その後に、回収状況画面を表示させるようにしてよい。回収状況画面は、今回の回収稼働におけるペットボトルの回収状況を利用者に報知する画面である。
図10は、本実施形態における回収状況画面の一例を示している。図10(A)は、回収状況画面の初期状態の一例を示している。回収状況画面は、初期状態では、例えば海が表された背景画像上に所定数のペットボトルアイコンPBTが配置されている。同図では、2行×5列による10個のペットボトルアイコンPBTが配置された例が示されているが、ペットボトルアイコンPBTの配置の態様については特に限定されない。例えば、ペットボトルアイコンPBTが放射状に配置されてもよい。
図10(A)に示される初期状態の表示のもとで、利用者が1本目のペットボトルをペットボトル回収装置100に収容させると、回収状況画面は、図10(B)のように遷移する。つまり、回収状況画面は、1行目の最も左に配置されていたペットボトルアイコンPBTに代えて、イルカアイコンDLPが配置された状態に遷移する。
図10(B)の状態から、さらに利用者が2本目のペットボトルをペットボトル回収装置100に収容させると、回収状況画面は、図10(C)のように遷移する。つまり、回収状況画面は、1行目の左から2番目に配置されていたペットボトルアイコンPBTに代わってイルカアイコンDLPが配置された状態となる。
このようにして、回収状況画面は、ペットボトルが1本ずつ収容されていくごとに、順次、ペットボトルアイコンPBTがイルカアイコンDLPに置き換わるようにして表示が変化していく。このような回収状況画面の表示の変化は、利用者がペットボトルをペットボトル回収装置100に収容させた結果、ゴミになることなくリサイクルされることで、自然環境の保護に貢献できていることを表している。
なお、同図の回収状況画面においては初期表示において10個のペットボトルアイコンPBTが配置されている。このため、1回の回収稼働において11本以上のペットボトルを収容させる場合において、11本目のペットボトルを収容させる段階となったことに応じては、例えば図10(A)の初期表示に戻るようにされてよい。
利用者は、このように変化する回収状況画面を見ることで、自分がペットボトルを1本ずつペットボトル回収装置100に収容させていくことが環境面での社会貢献に寄与していることを実感できる。これにより、利用者は、単にポイントが加算されるという利益的な動機だけではなく、環境保護(即ち、社会貢献)に積極的に寄与しようという意識を持って、ペットボトル回収装置100を利用したペットボトルの回収に協力することができる。
なお、回収状況画面の態様は同図の例に限定されない。例えば、ペットボトルアイコンPBTについては、海洋を漂っているイメージで揺れている状態のアニメーションで表示してよい。また、イルカアイコンDLPについても、海洋を泳いでいることがイメージされるようなアニメーションで表示してよい。また、ペットボトルアイコンPBTからイルカアイコンDLPに変化する際に、例えばグラデーションにより入れ替わるような表示が行われたり、イルカアイコンDLPによってペットボトルアイコンPBTが画面外にはじき出されるようなアニメーションによる表示が行われてもよい。
また、例えば、イルカアイコンDLPに代えてウミガメ、魚貝類、サンゴなどの絵柄によるアイコンが使用されてもよい。
また、同図の回収状況画面は海洋をイメージしたものであるが、山、湖等をイメージしたものであってもよい。
図11のフローチャートを参照して、本実施形態のペットボトル回収システムにおけるペットボトル回収装置100、回収管理サーバ200、及び店舗管理サーバ500が回収状況画面の表示に関連して実行する処理手順例について説明する。
まず、ペットボトル回収装置100の処理手順例について説明する。
ステップS101:ペットボトル回収装置100は、回収稼働指示操作が行われるのを待機する。回収稼働指示操作は、例えば、回収稼働の開始にあたって、会員が会員カードCDに記録されている会員識別子をカードリーダ1500に読み取らせる操作である。
ステップS102:回収稼働指示操作が行われたことに応じて、ペットボトル回収装置100は、カードリーダ1500により会員カードCDから読み取られた会員識別子を取得する。
ステップS103:また、ペットボトル回収装置100は、外扉111を開状態として、今回の回収稼働に対応する動作を開始する。
ステップS104:また、ペットボトル回収装置100は、回収稼働に対応する動作に対応した所定のタイミングで、図10(A)に例示した態様により回収状況画面の初期表示を行う。
ステップS105:ペットボトル回収装置100は、容器投入部110にペットボトルが投入されたか否かについて判定する。
ステップS106:容器投入部110にペットボトル(空容器A)が投入されると、ペットボトル回収装置100は、ペットボトルを減容部120により減容して容器収容部140に収容させる制御を実行する。
ステップS107:ペットボトル回収装置100は、ペットボトルの収容が完了すると、回収状況画面において配置されるペットボトルアイコンPBTのうちの1つがイルカアイコンDLPに置き換わるようにして、回収状況画面の表示の更新を行う。
ステップS108:ステップS105においてペットボトルが投入されないと判定された場合、あるいはステップS107の処理の後、ペットボトル回収装置100は、回収稼働が終了されたか否かについて判定する。
例えば、客は、持参した全てのペットボトルをペットボトル回収装置100に収容させると、所定の終了操作を行う。終了操作は、例えばタッチパネル表示部1400において、回収状況画面とともに表示される終了ボタンに対する操作であってよい。終了操作が行われたことに応じて、これまでに行われた1回の回収稼働に対応の動作が終了される。
ステップS108にて回収稼働が終了されないと判定された場合には、ステップS105に処理が戻される。
ステップS109:ステップS108にて回収稼働が終了されたことが判定されると、ペットボトル回収装置100は、回収状況画面を消去する。回収状況画面を消去した後のタッチパネル表示部1400においては、例えば所定の態様による待機画面が表示されてよい。
ステップS110:ペットボトル回収装置100は、回収履歴情報を、回収管理サーバ200と店舗管理サーバ500とに送信する。この場合の回収履歴情報は、ステップS102にて取得されたカード情報から取得した会員識別子を含む。回収履歴情報は回収稼働の結果が反映された内容を有するものであって、会員識別子のほかに、装置識別子、店舗識別子、回収日時、回収本数、及び回収重量等の情報が含まれる。
なお、ペットボトル回収装置100は、回収履歴情報を回収管理サーバ200に送信し、店舗管理サーバ500への回収履歴情報の送信は、回収管理サーバ200から転送されるようにしてもよい。
次に、回収管理サーバ200が実行する処理手順例について説明する。
ステップS201:回収管理サーバ200は、ステップS110によりペットボトル回収装置100から送信された回収履歴情報を受信する。
ステップS202:回収管理サーバ200は、ステップS201にて受信された回収履歴情報を、回収履歴情報テーブル記憶部232に記憶させる。
次に、店舗管理サーバ500が実行する処理手順例について説明する。
ステップS301:店舗管理サーバ500は、ステップS110によりペットボトル回収装置100から送信された回収履歴情報を受信する。
ステップS302:店舗管理サーバ500は、ステップS301にて受信された回収履歴情報を、回収履歴情報テーブル記憶部532に記憶させる。
ステップS303:また、店舗管理サーバ500は、ステップS302により記憶させた回収履歴情報に格納される会員識別子により示される会員について、今回の回収稼働に対応させたポイント数の加算(回収対応のポイント加算)を行う。この場合、店舗管理サーバ500は、ステップS302により記憶させた回収履歴情報と同じ会員識別子を格納する会員情報の累積ポイントを、今回の加算ポイント数により増加させるように更新する。
<第2実施形態>
続いて、第2実施形態について説明する。第1実施形態においては、店舗STの会員としての利用者に限定してペットボトル回収装置100を利用可能とされている。店舗STの会員となって会員カードCDを所持する利用者は一定以上の年齢であることが一般的であり、例えば小学生程度の子供が会員カードCDを所持していることは少ない。
しかしながら、ペットボトル回収の協力が社会貢献としての側面を有することを考慮すると、子供たちにも、社会貢献をしているとの認識のもとで積極的にペットボトル回収装置100を利用してもらうようにすることが好ましい。
そこで、本実施形態においては、以下に説明するようにして、特に小学生の子供たちが利用者として、社会貢献をしているとの認識のもとでペットボトル回収装置100を利用可能なようにされる。
本実施形態のもとでは、まず、店舗STを含む地域において、ペットボトル回収装置100を利用したペットボトルの回収本数について、地域内の小学校単位での対抗戦が行われていることが周知されるようにする。周知のための手段は、店舗STにて貼られるポスター、テレビやラジオ等のCM、新聞、雑誌等の各種媒体を利用した広告、店舗STの系列グループが運営するホームページでの告知等であってよい。
例えば、小学生である利用者がペットボトル回収装置100によりペットボトルを回収させようとするにあたっては、ペットボトル回収装置100に対する所定の操作によって、タッチパネル表示部1400に学校選択画面を表示させるようにする。学校選択画面を表示させる操作としては、例えばタッチパネル表示部1400にて表示される待機画面において配置された学校選択画面の表示を指示するボタンに対する操作であってよい。
図12(A)は、学校選択画面の一例を示している。同図の学校選択画面は、例えばペットボトル回収装置100が設置される場所を基準とする所定の地域範囲に含まれる小学校のうちから、利用者である小学生が自分の属する小学校を選択する操作が行われる画面である。学校選択画面においては、小学校ごとに対応する学校選択ボタンBT1が配置される。学校選択ボタンBT1には、それぞれ小学校の名称が表示されている。
利用者である小学生は、学校選択画面において配置される学校選択ボタンBT1のうちから、自分の属する小学校に対応する学校選択ボタンBT1を操作する。このように選択される小学校は、ペットボトル回収装置100を利用してペットボトル回収に協力する主体(即ち、社会貢献の行為を行う主体)を選択する操作となる。
学校選択ボタンBT1が操作されたことに応じて、ペットボトル回収装置100は、回収稼働を開始する。つまり、学校選択画面に対する操作により、ペットボトル回収に協力する主体としての小学校が選択された場合には、会員カードCDからのカード情報の読み取りが行われなくとも、ペットボトル回収装置100は回収稼働を開始するようにされる。これにより、会員カードCDを所持していない小学生であっても、小学校間でのペットボトル回収本数の対抗戦に参加したものとして、ペットボトル回収装置100にペットボトルを収容させることが可能になる。
回収稼働が開始された後は、利用者である小学生は、持参したペットボトルを1本ずつ収容させていくようにする。この際、タッチパネル表示部1400にて、第1実施形態と同様の回収状況画面が表示されてよい。
この場合の回収稼働によってペットボトル回収装置100に収容されたペットボトルの収容履歴は、ペットボトル回収本数の対抗戦のもとで、ペットボトル回収に協力する主体とされた小学校に対応する実績として扱われる。
このようなペットボトル回収本数の対抗戦のもとでの回収稼働の場合には、回収稼働の終了に応じて、現時点での小学校単位のランキング(順位)を示すランキング画面が表示される。
図12(B)は、ランキング画面の一例を示している。同図のランキング画面においては、小学校が順位とともに示される。また、小学校ごとにペットボトル回収本数の累積値が示される。ペットボトル回収本数の累積値は、例えば予め定められた期間に対応する過去の或る時点から現在までにおける累積値であってよい。
なお、同図の例では、ランキングは、単純に回収本数に基づいて決定されている。しかしながら、ランキングは、例えば回収重量に基づいて決定されてもよい。また、収容されたペットボトルの品質(例えば、フィルムが取り除かれているか否か、残留物の有無など)に基づいて決定されてもよい。また、回収本数、回収重量、品質のうちの少なくとも2以上の組み合わせに基づいて決定されてもよい。
なお、ランキング画面は、例えばスマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレット端末などにより、ランキング画面を公開しているウェブサイトにログインすることにより閲覧できるようにされてもよい。これにより、例えば小学校で先生が生徒たちにランキング画面を見せたり、小学生のいる家庭において家族でランキングをみたりしてコミュニケーションを図り、ペットボトル回収により社会貢献することの意識を高めることができる。
本実施形態における回収管理サーバ200は、記憶部203において、回収装置情報テーブル記憶部231、回収履歴情報テーブル記憶部232に加えて、学校データベース記憶部233及び学校単位回収履歴情報テーブル記憶部234をさらに備える(図5)。
学校データベース記憶部233は、学校データベースを記憶する。学校データベースは、ペットボトル回収の対抗戦に参加する小学校に関連する情報(学校情報)のデータベースである。
図13(A)は、学校データベースの一例を示している。同図の学校データベースにおける1レコード(1行)が1つの地域に対応する学校情報である。1つの学校情報は、地域識別子、学校識別子、及び店舗識別子の各領域を含む。
地域識別子の領域は、予め定められた地域範囲を一意に示す地域識別子を格納する。
学校識別子の領域は、地域識別子が示す地域範囲に学区(通学区域)が含まれる小学校のそれぞれを一意に示す学校識別子を格納する。なお、図示は省略するが、学校データベースは、学校識別子ごとに対応する学校名等の小学校に関する学校情報(学校名の他に校章や生徒数等の情報が含まれてよい)を格納している。例えば学校情報に校章や生徒数等の情報が格納される場合には、学校選択画面(図12(A))やランキング画面(図12(B))において学校名とともに校章や生徒数等が表示されるようにしてよい。
店舗識別子の領域は、対応の地域識別子が示す地域範囲に含まれる店舗STの店舗識別子を格納する。
学校選択画面には、このような学校データベースにおいてペットボトル回収装置100が設置される店舗STの店舗識別子を含む学校情報に含まれる学校識別子の小学校の学校選択ボタンBT1が配置される。
なお、地域識別子が示す地域範囲は、例えば互いに隣接する地域間で重複する地域部分があってもよい。この場合、或る小学校や店舗STについて、複数の地域範囲に重複して存在するものとして管理される場合があってよい。
なお、店舗識別子に代えて、該当のペットボトル回収装置100の装置識別子を格納するようにされてよい。
学校単位回収履歴情報テーブル記憶部234は、学校単位回収履歴情報テーブルを記憶する。学校単位回収履歴情報テーブルは、ペットボトル回収本数の対抗戦のもとでの主体となる小学校を単位とする回収履歴情報をテーブル化した構造を有する。
図13(B)は、学校単位回収履歴情報テーブルの一例を示している。同図の学校単位回収履歴情報テーブルにおける1レコード(1行)が1回の回収稼働に対応してペットボトル回収装置100から送信された学校単位回収履歴情報である。
1つの学校単位回収履歴情報は、装置識別子、店舗識別子、学校識別子、回収日時、回収本数(回収物品の数量の一例)、及び回収重量(回収物品の数量の一例)の各領域を含む。
装置識別子の領域は、学校単位回収履歴情報の送信元のペットボトル回収装置100を一意に示す装置識別子を格納する。
店舗識別子の領域は、学校単位回収履歴情報の送信元のペットボトル回収装置100が設置された店舗STを一意に示す店舗識別子を格納する。
学校識別子の領域は、対応の回収稼働の開始に際して、学校選択画面に対する操作によってペットボトル回収に協力する主体として選択された小学校を一意に示す学校識別子を格納する。
ここで、同図の1行目と2行目の学校単位回収履歴情報は、学校識別子が「SC0001」で同じであるが、装置識別子と店舗識別子との組み合わせは互いに異なっている。1行目の学校単位回収履歴情報は、学校識別子が「SC0001」の小学校の生徒が、該当の地域範囲内における或る店舗STのペットボトル回収装置100により回収稼働を実行させたことを示す。一方、2行目の学校単位回収履歴情報は、1行目の場合と同じ学校識別子が「SC0001」の小学校の生徒が回収稼働を実行させたのであるが、回収稼働を実行させたペットボトル回収装置100は、同じ地域範囲内ではあるが1行目の場合とは異なる店舗に設置されたものであることを示す。
回収日時の領域は、対応の回収稼働が行われた日時である回収日時を格納する。この場合の回収日時も、例えば回収稼働が開始された時刻であってもよいし、回収稼働が終了された時刻であってもよい。あるいは、回収日時は、回収稼働が開始された時刻と終了された時刻との双方を含んでもよい。回収日時は、例えばペットボトル回収装置100にて設定されたうえで、ペットボトル回収装置100が送信する学校単位回収履歴情報に含められればよい。
あるいは、例えば回収管理サーバ200が、学校単位回収履歴情報の受信に応じた日時を回収日時として設定するようにしてもよい。このように回収管理サーバ200が回収日時を設定する場合、ペットボトル回収装置100が送信する学校単位回収履歴情報には、回収日時は含まれなくともよい。
回収本数の領域と、回収重量の領域とについては、図3と同様に、対応の回収稼働にてペットボトル回収装置100が回収したペットボトルの本数(回収本数)、総重量(回収重量)を格納する。
図14のフローチャートを参照して、本実施形態のペットボトル回収装置100と回収管理サーバ200とが、学校単位によるペットボトル回収の対抗戦に対応して実行する処理手順例について説明する。
まず、ペットボトル回収装置100が実行する処理手順例について説明する。
ステップS401:ペットボトル回収装置100は、学校選択画面の表示を指示する操作(学校選択画面表示指示操作)が行われるのを待機している。
ステップS402:学校選択画面表示指示操作が行われた場合、ペットボトル回収装置100は、回収管理サーバ200に対して学校選択画面要求を送信する。学校選択画面要求には、ペットボトル回収装置100が設置された店舗STを示す店舗識別子(ペットボトル回収装置100自身の装置識別子であってもよい)が格納されている。
ステップS403:ペットボトル回収装置100は、ステップS402により送信した学校選択画面要求に応答して回収管理サーバ200が送信した学校選択画面を受信する。
ステップS404:ペットボトル回収装置100は、ステップS403により受信された学校選択画面を、タッチパネル表示部1400に表示させる。
ステップS405:ペットボトル回収装置100は、学校選択操作が行われるのを待機する。学校選択操作とは、表示された学校選択画面にて配置される学校選択ボタンBT1を操作することである。
ステップS406:学校選択操作が行われたことに応じて、ペットボトル回収装置100は、回収稼働を開始する。このように、本実施形態においては、学校選択操作が行われた場合には、会員カードCDからのカード情報の読み取りが行われなくとも、回収稼働が開始される。回収稼働が開始されて以降、ペットボトル回収装置100は、利用者によりペットボトルが投入されるごとに、投入されたペットボトルの減容と収容とが行われるように制御する。
ステップS407:ペットボトル回収装置100は、回収稼働が終了されるのを待機する。
ステップS408:回収稼働が終了すると、ペットボトル回収装置100は、今回の回収稼働に応じた回収履歴情報である、学校単位回収履歴情報を回収管理サーバ200に送信する。
ステップS409:ステップS408により学校単位回収履歴情報を送信したことに応じて、回収管理サーバ200は、現時点の学校単位でのペットボトル回収本数に基づくランキングを示すランキング画面を、ペットボトル回収装置100に送信する。ペットボトル回収装置100は、送信されたランキング画面を受信する。
ステップS410:ペットボトル回収装置100は、ステップS409により受信されたランキング画面をタッチパネル表示部1400にて表示させる。
なお、回収管理サーバ200は、ランキング画面ではなく、小学校の順位をテキスト等により記述したランキング情報を生成し、生成されたランキング情報を送信してもよい。この場合、ペットボトル回収装置100は、受信されたランキング情報の記述に基づいてランキング画面を生成し、生成されたランキング画面を表示してよい。
次に、回収管理サーバ200の処理手順例について説明する。
ステップS501:回収管理サーバ200は、ステップS402により送信された学校選択画面要求を受信する。
ステップS502:回収管理サーバ200は、学校選択画面要求を受信したことに応じて、学校選択画面を生成する。
学校選択画面の生成にあたり、回収管理サーバ200は、ステップS501にて受信された学校選択画面要求に含まれる店舗識別子を含む学校情報を、学校データベースから取得する。回収管理サーバ200は、これらの小学校の学校情報を利用して、学校選択画面を生成する。このようにして生成される学校選択画面は、同じ店舗識別子を含む一定範囲内の地域に含まれる小学校の学校選択ボタンBT1が配置されたものとなる。
ステップS503:回収管理サーバ200は、ステップS502により生成された学校選択画面を、学校選択画面要求の送信元のペットボトル回収装置100に送信する。
ステップS504:回収管理サーバ200は、ステップS408によりペットボトル回収装置100から送信された学校単位回収履歴情報を受信する。
ステップS505:回収管理サーバ200は、ステップS504により受信された学校単位回収履歴情報を、学校単位回収履歴情報テーブル記憶部234に記憶させる。学校単位回収履歴情報には、ステップS405により選択された小学校の学校識別子と、今回の回収稼働によるペットボトルの回収結果を示す情報とが含まれる。
ステップS506:回収管理サーバ200は、ランキング画面を生成する。ランキング画面の生成にあたり、回収管理サーバ200は、ステップS505にて受信された学校単位回収履歴情報に含まれる学校識別子が示す小学校の学校単位回収履歴情報を取得する。また、回収管理サーバ200は、ステップS505にて受信された学校単位回収履歴情報に含まれる学校識別子が示す小学校に対応付けられているのと同じ店舗識別子が対応付けられた小学校の学校単位回収履歴情報を取得する。回収管理サーバ200は、これらの小学校の学校単位回収履歴情報を利用して、ランキング画面を生成する。このようにして生成されるランキング画面は、同じ地域範囲内に含まれる小学校を対象として順位付けを行ったものとなる。
また、回収管理サーバ200が生成するランキング画面は、例えばウェブページとしての形式でよい。
ステップS507:回収管理サーバ200は、ステップS506により生成したランキング画面を、ステップS504により受信した学校単位回収履歴情報の送信元のペットボトル回収装置100に送信する。
なお、本実施形態においては、学校選択画面を表示させて学校選択操作を行いさえすれば、会員カードCDのカード情報の読み取りが行われなくとも、回収稼働が許可されるようになっている。この場合、例えば実際には小学生でない者であって会員カードCDを所持していない者が学校選択操作を行うことで、ペットボトル回収装置100に回収稼働を実行させることができてしまう。
このようなことを回避しようとする場合には、例えばペットボトル回収装置100の前に位置する利用者を撮像可能なようにカメラを設け、カメラにより撮像された画像を解析して、小学生であるか否かが判定されるようにしてよい。小学生ではないと判定された場合、ペットボトル回収装置100は、回収稼働を実行しないようにする。
なお、例えば会員カードCDの普及状況等に応じて、本実施形態においても、会員カードCDの読み取りが行われなければ、小学校単位での対抗戦に応じた回収稼働が開始されないようにしてもよい。
<第3実施形態>
続いて、第3実施形態について説明する。本実施形態においては、上記各実施形態と同様に、会員カードCDをペットボトル回収装置100に読み取らせたうえで回収稼働させた場合には、ペットボトルの収容結果に応じたポイント()が発生する。
そのうえで、本実施形態のペットボトル回収システムは、ペットボトルの収容結果に応じて発生されたポイントについて、以下に説明するように、会員である利用者のポイント累積値に加算する代わりに寄付することができる。
会員としての利用者は、ペットボトルの収容結果に応じて発生されたポイントについて、自分の累積ポイントに加算するのか、あるいは寄付するのかを任意に選択できる。
本実施形態においては、会員としての利用者に応じた1回の回収稼働が終了したタイミングで、タッチパネル表示部1400にて、ポイント用途選択画面が表示される。図示は省略するが、ポイント用途選択画面は、今回の回収稼働でのペットボトルの収容結果に応じて発生されたポイントの用途として、累積ポイントへの加算とするのか、あるいは寄付するのかを利用者が選択する操作が行われる画面である。
利用者がポイント用途選択画面に対して寄付することを選択する操作を行った場合には、タッチパネル表示部1400において、ポイント寄付画面が表示される。ポイント寄付画面は、利用者がポイントを寄付するための操作が行われる画面である。
図15(A)は、タッチパネル表示部1400にて表示されるポイント寄付画面の一例を示している。
同図のポイント寄付画面においては、寄付対象ポイントエリアAR11が配置されている。寄付対象ポイントエリアAR11には、寄付対象となるポイント数が示される。ここでの寄付対象となるポイント数は、今回の回収稼働におけるペットボトルの回収結果(例えば、回収本数)に応じて発生された全ポイントである。
また、ポイント寄付画面においては、複数の寄付先選択ボタンBT11が配置されている。寄付先選択ボタンBT11は、ポイント寄付先の候補となる寄付受付者を選択する操作が行われるボタンである。寄付先選択ボタンBT11には、それぞれ異なる寄付受付者が割り当てられており、割り当てられた寄付受付者を示す情報が表示されている。即ち、利用者は、ポイント寄付画面において配置される寄付先選択ボタンBT11を見ることで、寄付先の選択肢としてどのような寄付受付者があるのかを把握できる。
本実施形態では、ポイント寄付画面において配置される寄付受付者は、ペットボトル回収装置100が設置されている場所に対応して選択されたものとなっている。
同図では1画面において5つの寄付先選択ボタンBT11が配置されている。つまり、5つの寄付受付者が提示されている。例えば、提示すべき寄付受付者が6以上存在するなどして、1画面に全ての寄付受付者に応じた寄付先選択ボタンBT11を配置できない場合には、ポイント寄付画面をページ構造として、ページ送り、ページ戻しを行が行えるようにしてよい。あるいは、スクロールが可能なようにされた1のポイント寄付画面に全ての寄付受付者に対応する寄付先選択ボタンBT11を配置するようにしてもよい。
利用者は、ポイント寄付画面において配置された寄付先選択ボタンBT11のうちから、自分の考えのもとに選択した寄付受付者の寄付先選択ボタンBT11に対する操作を行う。操作された寄付先選択ボタンBT11は所定の態様で強調表示されることで、選択状態であることを示すようにされる。
上記のようにして寄付受付者を選択すると、利用者は、寄付実行ボタンBT12に対する操作を行う。寄付実行ボタンBT12が操作されたことに応じて、選択された寄付受付者に対して、寄付対象ポイントエリアAR11において示されるポイント数に応じた寄付額が寄付される。
なお、上記説明では、寄付対象ポイントエリアAR11において、今回の回収稼働におけるペットボトル回収結果に応じて発生したポイント数が寄付対象ポイント数として示される例を挙げた。つまり、今回の回収稼働におけるペットボトル回収結果に応じて発生したポイント数がそのまま寄付対象ポイント数とされる例を挙げた。
しかしながら、例えば今回の回収稼働におけるペットボトル回収結果に応じて発生したポイント数の範囲で、利用者が寄付対象ポイント数を指定する操作が行えるようにされてよい。
あるいは、今回の回収稼働におけるペットボトル回収結果に応じて発生したポイント数を含む利用者の累積ポイント数の範囲で、利用者が寄付対象ポイント数を指定する操作が行えるようにされてもよい。
また、ポイントの寄付は、例えば会員としての利用者が客端末装置300を操作して行うこともできる。この場合、利用者は、客端末装置300を操作して、客端末装置300の表示部にポイント寄付画面を表示させる。
図15(B)は、客端末装置300の表示部にて表示されるポイント寄付画面の一例を示している。このように表示されるポイント寄付画面は、例えばポイント管理機能を有するアプリケーション上で表示されるものであってもよいし、ウェブブラウザによりアクセスされたウェブページとして表示されるものであってもよい。
同図のポイント寄付画面においては、寄付対象ポイントエリアAR21と、複数の寄付先選択ボタンBT21が配置されている。この場合のポイント寄付画面は、上下方向においてスクロールが可能とされている。利用者は、ポイント寄付画面をスクロールさせることにより、ポイント寄付画面にて配置される寄付先選択ボタンBT21の全てを一覧し、どのような寄付受付者があるのかを把握できる。
寄付対象ポイントエリアAR21には、初期表示では、現在の利用者の累積ポイント数が示される。このように示される累積ポイント数は、会員としての利用者が店舗STにて買い物をしたことに応じて発生されたポイントを含む。また、会員としての利用者がペットボトル回収装置100を利用していた場合には、ペットボトル回収結果に応じて発生されたポイントを含む。
利用者は、寄付対象ポイントエリアAR21において示される累積ポイント数を変更する操作を行って、累積ポイント数の範囲内で寄付対象とするポイント数を指定する。
そのうえで、利用者は、寄付先選択ボタンBT21のうちから、寄付先選択ボタンBT21を操作することで、操作された寄付先選択ボタンBT21に割り当てられた寄付受付者を寄付先として選択できる。このようにして寄付先を選択したうえで、利用者は、寄付の実行を指示する操作(寄付指示操作)を行う。寄付指示操作は、例えばポイント寄付画面の所定位置にて配置される寄付実行ボタンに対する操作であってよい。寄付指示操作が行われたことに応じて、選択された寄付受付者に対して、寄付対象ポイントエリアAR21において示されるポイント数に応じた寄付額が寄付される。
本実施形態における回収管理サーバ200は、記憶部203において、回収装置情報テーブル記憶部231、回収履歴情報テーブル記憶部232に加えて、寄付受付者情報テーブル記憶部235を備える。
寄付受付者情報テーブル記憶部235は、寄付受付者情報テーブルを記憶する。寄付受付者情報テーブルは、寄付受付者に関する情報(寄付受付者情報)を格納するテーブルである。
図16は、寄付受付者情報テーブルの一例を示している。同図における1レコード(1行)が1の寄付受付者に対応する寄付受付者情報である。1の寄付受付者に対応する寄付受付者情報は、寄付受付者識別子、寄付受付者情報、提示期間、提示範囲、提示優先度の領域を含む。
寄付受付者識別子の領域は、対応の寄付受付者を一意に示す寄付受付者識別子を格納する。
寄付受付者情報の領域は、寄付受付者情報を格納する。寄付受付者情報は、寄付受付者に関する所定の情報を含む。寄付受付者情報には、例えば寄付受付者の名称、寄付受付者のシンボルマーク、トレードマーク等の絵柄によるアイコンの画像情報等が含まれる。さらに、寄付受付者情報には、寄付先の口座等の寄付のための手続に関する情報、寄付受付者の所在地等が含まれてよい。
提示期間の領域は、対応の寄付受付者が寄付を受け付け可能な期間を示す。
提示範囲の領域は、対応の寄付受付者が寄付を受け付け可能な地域の範囲を示す。
提示優先度の領域は、ポイント寄付画面において対応の寄付先選択ボタンを配置する際における、配置の優先度を示す。
図17のフローチャートを参照して、本実施形態のペットボトル回収システムにおけるペットボトル回収装置100と回収管理サーバ200が、ポイントの寄付に関連して実行する処理手順例について説明する。同図の処理は、図15(A)にて説明したように、ペットボトル回収結果に応じて発生したポイントをそのまま寄付するようにされた場合に対応する。
まず、ペットボトル回収装置100が実行する処理手順例について説明する。
ステップS601:ペットボトル回収装置100は、会員カードCDからのカード情報の読み取りに応じて開始された回収稼働が終了するのを待機する。
ステップS602:前述のように、カード情報の読み取りに応じて開始された回収稼働が終了すると、ペットボトル回収装置100は、タッチパネル表示部1400にポイント用途選択画面を表示させる。ペットボトル回収装置100は、ポイント用途選択画面が表示された状態のもとで、ポイント用途選択画面に対して寄付することを選択する操作(寄付選択操作)が行われたか否かについて判定する。
ステップS603:寄付選択操作が行われた場合、ペットボトル回収装置100は、ポイント寄付画面要求を回収管理サーバ200に送信する。
ステップS604:ステップS603により送信されたポイント寄付画面要求の受信に応答して、回収管理サーバ200は、ポイント寄付画面をペットボトル回収装置100に送信する。ペットボトル回収装置100は、送信されたポイント寄付画面を受信する。
ステップS605:ペットボトル回収装置100は、受信されたポイント寄付画面をタッチパネル表示部1400に表示させる。
ステップS606:ポイント寄付画面が表示された状態のもとで、利用者は、前述のように、自分が選択した寄付受付者の寄付先選択ボタンBT11に対する操作(寄付先指定操作)を行う。ペットボトル回収装置100は、利用者により行われる寄付先指定操作を受け付ける。この際、ペットボトル回収装置100は、寄付先指定操作の対象とされた寄付先選択ボタンBT11について強調表示する。
ステップS607:利用者は、寄付先指定操作を行ったうえで、寄付実行ボタンBT12に対する操作(寄付実行操作)を行う。ペットボトル回収装置100は、利用者により行われる寄付実行操作を受け付ける。
ステップS608:寄付実行操作を受け付けたことに応じて、ペットボトル回収装置100は、回収管理サーバ200にポイント寄付情報を送信する。ポイント寄付情報には、寄付先指定操作により寄付先として指定された寄付受付者と、寄付対象のポイント数とを示す情報が含まれる。
ステップS609:ペットボトル回収装置100は、回収履歴情報を回収管理サーバ200と店舗管理サーバ500とに送信する。
ここで、ステップS608の処理を経てステップS609に至った場合、ペットボトル回収装置100は、店舗管理サーバ500に送信する回収履歴情報には、ステップS608にて送信したのと同じ内容のポイント寄付情報を含めてよい。
本実施形態の店舗管理サーバ500は、会員情報において寄付履歴情報の領域(図8)が含まれる。店舗管理サーバ500は、ポイント寄付情報を含む回収履歴情報を受信した場合、回収履歴情報に含まれるポイント寄付情報の内容を、該当の会員情報における寄付履歴情報に追加するようにして記憶させる。また、この場合、会員の累積ポイント数に加算されるポイント数はゼロであることから、該当の会員情報におけるポイント履歴情報は更新されなくともよい。あるいは、この場合の該当の会員情報におけるポイント履歴情報においては、ポイントの寄付により加算されるポイント数がゼロとなったことが示されてもよい。
次に、回収管理サーバ200が、ポイント寄付画面の生成に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS701:回収管理サーバ200は、ステップS603により送信されたポイント寄付画面要求を受信する。
ステップS702:回収管理サーバ200は、ポイント寄付画面を生成する。ステップS701により受信されたポイント寄付画面要求には、送信元のペットボトル回収装置100の装置識別子が含まれる。回収管理サーバ200は、ポイント寄付画面要求に含まれる装置識別子に対応付けられた設置場所(住所)を、回収装置情報テーブルから取得する。回収管理サーバ200は、寄付受付者情報テーブルから、提示範囲が取得された設置場所を含み、かつ提示期間が現在の日付を含む寄付受付者情報を検索する。回収管理サーバ200は、検索された寄付受付者情報が示す寄付受付者ごとの寄付先選択ボタンBT11を配置するようにして、ポイント寄付画面を生成する。この際、回収管理サーバ200は、検索された寄付受付者情報に対応付けられた提示優先度に基づいて、ポイント寄付画面における寄付先選択ボタンBT11ごとの配置位置を決定する。
ステップS703:回収管理サーバ200は、生成したポイント寄付画面を、ポイント寄付画面要求の送信元のペットボトル回収装置100に送信する。
次に、回収管理サーバ200が、寄付先へのポイント寄付に関連して実行する処理手順例について説明する。
ステップS801:回収管理サーバ200は、ステップS608によりペットボトル回収装置100から送信されたポイント寄付情報を受信する。
ステップS802:回収管理サーバ200は、受信されたポイント寄付情報において示される、寄付対象のポイント数に相当する寄付額を算出する。
ステップS803:回収管理サーバ200は、寄付処理を実行する。つまり、回収管理サーバ200は、ステップS801にて受信されたポイント寄付情報において示される寄付先の寄付受付者に対して、ステップS802にて算出された寄付額が寄付されるようにするための処理を実行する。
なお、同図では、ステップS802により、寄付対象のポイント数から寄付額を算出したうえで、算出された寄付額を寄付するようにしている。しかしながら、例えば寄付受付者からの要望等に応じて、寄付対象のポイント数をそのまま寄付する場合があってもよい。
本実施形態において、ポイント寄付画面にて寄付先選択ボタンBT11により提示される寄付受付者は、例えばペットボトル回収システムの管理者が管理端末装置600(図1)を操作することにより、例えば以下のようにして登録することができる。
管理者は、ポイント寄付画面にて提示される寄付受付者を登録するにあたり、管理端末装置600を回収管理サーバ200が提供する寄付先候補設定のウェブサイトにアクセスさせる。これにより、管理端末装置600の表示部に寄付受付者リスト画面が表示される。
図18(A)は、寄付受付者リスト画面の一例を示している。寄付受付者リスト画面においては、寄付先候補リストエリアAR31が配置される。寄付先候補リストエリアAR31においては、登録済みの寄付受付者のリスト項目が提示される。登録済みの寄付受付者のうちから、提示期間及び提示範囲等の条件を満たす寄付受付者がポイント寄付画面にて提示される。
管理者は、寄付受付者を新規に登録したい場合には、新規登録操作を行う。新規登録操作は、例えば寄付受付者リスト画面における新規登録ボタンBT31に対する操作であってよい。
また、管理者は、登録済みの寄付受付者についての登録内容を変更したい場合には、寄付受付者リスト画面において提示される寄付受付者のリスト項目のうちから、寄付先候補設定の対象とするリスト項目を選択して登録内容変更宣言操作を行う。
新規登録操作または登録内容変更宣言操作が行われたことに応じて、管理端末装置600の表示部には、寄付受付者設定画面が表示される。
図18(B)は、寄付受付者設定画面の一例を示している。寄付受付者設定画面においては、アイコン設定エリアAR41、寄付受付者名設定エリアAR42、提示期間設定エリアAR43、提示範囲設定エリアAR44、提示優先度設定エリアAR45が配置されている。
アイコン設定エリアAR41は、寄付受付者に対応するアイコンとしての画像を設定する操作が行われるエリアである。管理者は、例えば所定操作によって、例えば管理端末装置600が記憶する画像のうちからアイコンとする画像を選択することにより、アイコンとしての画像を設定することができる。
寄付受付者名設定エリアAR42は、寄付受付者の名称を設定する操作が行われるエリアである。運用者は、例えば寄付受付者の名称としての文字入力の操作を行うことで、寄付受付者の名称を設定することができる。
提示期間設定エリアAR43は、提示期間を設定する操作が行われるエリアである。
提示範囲設定エリアAR44は、提示範囲を設定する操作が行われるエリアである。
提示優先度設定エリアAR45は、提示優先度を設定する操作が行われるエリアである。
寄付受付者設定画面に対する操作により設定された内容に基づいて、1の寄付受付者に対応する寄付受付者情報が生成される。生成された寄付受付者情報は、回収管理サーバ200が記憶する寄付受付者情報テーブルに格納される。
<第4実施形態>
続いて、第4実施形態について説明する。第4実施形態においては、店舗STの会員であるか否かにかかわらず、ペットボトル回収装置100へのペットボトルの収容結果に応じて、寄付ポイント(対価の一例)が発生される。そのうえで、利用者は、自分の任意の意志でもって、自己の寄付ポイントを寄付するか否かを判断する。利用者は寄付をすると判断した場合には、1以上の寄付先が提示される選択肢から寄付先の機関(寄付受付者)を選択して寄付を行うことができる。
図19は、本実施形態のペットボトル回収装置100のタッチパネル表示部1400にて表示される待機画面の一例を示している。同図の待機画面においては、これよりペットボトル回収装置100を利用しようとしている利用者に向けて、以下の2つの操作のいずれかを行うことの案内表示が行われている。
また、同図の待機画面においては、「ラベルとキャップが外れている事を確認してください」とのメッセージが表示されている。前述のように、ペットボトルのラベル、キャップは、ペットボトルと異なる材質の樹脂であるためペットボトルのリサイクルにあたっては、取り除くことが求められる。
そこで、待機画面において、このようなメッセージを表示することで、利用者は、今回持参したペットボトルについてラベルとキャップが外された状態としておくことができる。また、待機画面において、さらに、飲み残しの飲料が残っていないようにしておいてもらうことを利用者に伝えるメッセージも表示されてよい。
そのうえで、待機画面においては、上記のようにペットボトルを回収可能な状態としてもらうことの利用者への案内を、アニメーションにより表示するようにされてもよい。つまり、例えばペットボトルからラベルが剥がされていく様子の動画(あるいはスライド画像等でもよい)、ペットボトルに付いていたキャップが回されながら外れていく様子の動画、ペットボトルの中身が外に流されていく様子の動画などが表示されてよい。
また、ペットボトル回収装置100は、前述のように利用者によって利用開始宣言の操作が行われると、容器投入部の外扉を開状態として、載置部にペットボトルが載置されるのを待機する状態(載置待機状態)となる。例えば、このような載置待機状態においても、ペットボトル回収装置100は、上記のようなラベル、キャップ、飲み残しの飲料等の回収不可の状態を解消してもらうことを案内するメッセージやアニメーション等の表示が行われてもよい。このようにして、利用開始宣言後においても上記の案内を行うことで、回収不可の状態の解消を利用者に繰り返し求めることができ、回収不可の状態のペットボトルが回収されてしまうことを、より有効に防ぐことができる。
なお、上記のような回収不可の状態を解消してもらうことを案内するメッセージやアニメーション等の表示は、待機画面に限定されず、適宜必要に応じて表示されてよい。例えば、店員、作業者等が容器収容部140に収容されたペットボトルをペットボトル回収装置100から取り出す際にも、ラベル、キャップ、飲み残し飲料についての確認を行ってもらうことを店員、作業者等に向けて案内するメッセージ、アニメーション等が表示されてよい。
容器収容部140に収容されたペットボトルを取り出す際には、ペットボトル回収装置100は、例えば1本ずつ回収可能か否かの判定を行う。そこで、この際にも、例えば重量計測やカメラを用いた撮像等により、ラベル、キャップ、飲み残しの飲料について回収不可であることが判定された場合には、ペットボトル回収装置100は、回収に応じた動作を停止し、ラベルやキャップの取り外し、飲み残しの飲料の排出などを、店員、作業者等に向けて案内する表示が行われてよい。このような表示も、文字やアニメーション等により行われてよい。
なお、待機画面の色柄、背景等のデザインについては、例えばペットボトル回収装置100が設置された地域ごとの特色が反映されるようにして変更されてよい。また、例えば待機画面は、予め複数のデザインが用意され、時間経過に応じて変更されるようにしてもよい。
案内表示の1つは、「会員カードをお持ちの方はスキャンしてください」のように、店舗STの会員であって、現在、会員カードを所持している場合には、利用開始宣言として、会員カードをペットボトル回収装置100に読み取らせる操作を行ってもらうことを案内するものである。
上記の案内表示では、会員カードCDにおいて会員識別子を示すコード(バーコードまたは2次元コード)が付されていることに応じて、コードをスキャンさせる操作を行ってもらうことを利用者に案内している。この場合には、例えばカードリーダ1500は、コードスキャナとして構成されてよい。あるいは、カードリーダ1500とは別にペットボトル回収装置100においてコードリーダが備えられてもよい。
また、例えば客端末装置300にインストールされた店舗ST対応の会員アプリケーションにて会員カードCDの画像を表示可能とされたうえで、利用者が、客端末装置300にて表示させた会員カードCDの画像におけるコードをスキャンさせる操作を行うようにしてもよい。
また、利用開始宣言にあたって利用者が客端末装置300を利用してペットボトル回収装置100に会員情報(少なくと会員識別子を含む)を取得させるにあたっては、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信が用いられてよい。
例えば、利用者の客端末装置300がペットボトル回収装置100に対して一定以内の距離にまで近づくことにより、客端末装置300とペットボトル回収装置100との接続が確立され、客端末装置300がペットボトル回収装置100に会員情報を送信するようにされてよい。
あるいは、例えばペットボトル回収装置100の待機画面において通信接続用の制御情報のコード(例えば、2次元コードまたはバーコード)を表示させておくようにする。そして、利用者が、客端末装置300のコードリーダ機能を利用して、通信接続用の制御情報のコードを読み取ることで、客端末装置300がペットボトル回収装置100と接続し、会員情報を送信するようにされてもよい。
また、上記のようにして客端末装置300とペットボトル回収装置100とが通信可能に接続されている場合に、回収稼働中のペットボトル回収装置100がペットボトルの収容状況を示す情報を客端末装置300に送信し、客端末装置300が、例えば現時点までのペットボトルの収容本数等のペットボトルの収容状況が表示されるようにしてよい。また、例えばペットボトル回収装置100が寄付先を紹介する内容の情報を客端末装置300に送信し、客端末装置300が受信された情報を表示するようにされてもよい。
もう1つの案内表示は、「お持ちでない方は画面タッチ」のように、利用者が、店舗STの会員ではない、あるいは会員であっても会員証を所持していない、あるいは会員証を使用するつもりがないといった場合には、会員カードを読み取らせることに代えて、タッチパネル表示部1400にて表示される待機画面における任意の位置をタッチする操作を行ってもらうことを案内するものである。
利用者は、会員カードCDのコードを読み取らせたうえでペットボトル回収装置100を利用しようとする場合には、利用開始宣言として、自分が所持している会員カードCDのコードをペットボトル回収装置100のコードスキャナに読み取らせる。ペットボトル回収装置100は、会員カードCDのコードを読み取ったことに応じて、タッチパネル表示部1400にて会員対応の意志宣言操作画面を表示する。
意志宣言操作画面は、利用者が寄付する意志の有無を宣言する操作が行われる画面である。
図20は、会員対応の意志宣言操作画面の一例を示している。同図の意志宣言操作画面においては、3つの寄付先選択ボタンBT51(BT51-1、BT51-2、BT51-3)と、1つのポイント累積宣言ボタンBT52とが配置されている。
寄付先選択ボタンBT51には、それぞれ異なる寄付対象の機関が対応付けられており、対応付けされた機関を示すロゴマーク、機関の概要などが表示されている。寄付先選択ボタンBT51は、対応付けされた機関を寄付先として選択する操作が利用者によって行われるボタンである。同図においては、寄付先選択ボタンBT51-1、BT51-2、BT51-3のそれぞれに対して、機関A、機関B、機関Cが対応付けられた例が示されている。
ポイント累積宣言ボタンBT52は、利用者が、ペットボトル回収装置100へのペットボトルの収容結果に応じて発生した寄付ポイントを寄付せずに、自分の会員カードCDのポイントに累積加算させたい場合に操作が行われるボタンである。
なお、同図においては、意志宣言操作画面において4つのボタンが配置された態様が示されているが、意志宣言操作画面において配置されるボタンの数は特に限定されるものではなく、ボタンの視認性、操作性などを考慮して定められてよい。
なお、意志宣言操作画面における寄付先選択ボタンBT51とポイント累積宣言ボタンBT52の配置の態様は、同図の例に限定されない。
なお、例えば同図のように1の意志宣言操作画面において4つのボタンが配置された態様の場合において、寄付先が4以上であることに応じて、1の寄付先選択画面において全ての機関に対応する寄付先選択ボタンBT51を配置できない場合には、意志宣言操作画面を、複数のページ構造として、ページ送り、ページ戻しが行われるようにされてよい。
また、意志宣言操作画面が複数のページ構造とされる場合において、ポイント累積宣言ボタンBT52は、各ページにおいて配置されるようにしてもよいし、例えば先頭ページ、最終ページ、所定ページ数おき、といったように所定の1以上のページにて配置されるようにしてもよい。
利用者は、寄付ポイントの寄付をする意志のある場合には、意志宣言操作画面にて配置される寄付先選択ボタンBT51により提示される機関のうちから、自分が寄付先とする機関を選び、選んだ機関に対応する寄付先選択ボタンBT51をタッチする操作を行う。
なお、例えば意志宣言操作画面にて寄付先選択ボタンBT51として配置される寄付先が多くなって、例えば意志宣言操作画面のページ数も多くなってきたような場合には、利用者が、自分の選択したい寄付先の寄付先選択ボタンBT51を見つけにくくなる可能性がある。そこで、寄付先の分類を指定して機関を絞り込む操作や、文字入力による機関の名称の検索等の操作等が可能なようにされてよい。寄付先の分類を指定して機関を絞り込む操作を行う場合、指定可能な寄付先の分類としては、例えば「国内」、「外国」、「国籍」といったように機関の所在に関する項目が含まれてよい。また、指定可能な寄付先の分類としては、「環境保全」、「難民援助」、「医療」、「育英」、「交通遺児支援」、「就職困難者支援」、「貧困家庭児童支援」といったように機関の活動内容に関する項目であってもよい。
一方、利用者は、寄付ポイントの寄付をする意志のない場合には、意志宣言操作画面にて配置されるポイント累積宣言ボタンBT52をタッチする操作を行う。
このようにして、利用者は、ペットボトルの収容結果に応じた寄付を行うか否かの意志に応じて、寄付の可否を指示する操作を行うことができる。
上記のようにして寄付選択ボタンBT51とポイント累積宣言ボタンBT52とのいずれかが操作されたことに応じて、ペットボトル回収装置100は、今回の回収稼働を開始する。
即ち、本実施形態においては、回収稼働前に意志宣言操作画面により寄付先の情報を提示し、利用者が寄付先を選択して寄付することの意思表示(宣言)のための操作、あるいは寄付をしないことの意思表示(宣言)のための操作を行ったことに応じて、回収稼働が開始されるようになっている。つまり、本実施形態においては、回収稼働を行わせてから寄付先を選択可能とされていない。
このように、寄付先を選択する操作、あるいは寄付をしないことを宣言する操作が行われてから回収稼働が開始されるようになっていることで、利用者がペットボトル回収の前の段階で、明確に寄付について意識することができる。これにより、利用者が寄付をしやすくなり、寄付が活発に行われることを期待できる。
また、本実施形態では、ペットボトル回収装置100を利用したことで寄付について意識する利用者が増えることに応じて、店舗STのペットボトル回収装置100を利用すれば寄付ができるということも広まっていくことになる。これにより、店舗STを運営する企業が積極的に寄付に取り組んでいることも広く周知されていくことになる。そこで、例えば、ペットボトル回収装置100のタッチパネル表示部1400にて、所定のタイミングで、店舗STを運営する企業を表す画像(例えば、社名、ロゴ等)と、これまでのペットボトル回収装置100の利用に応じた寄付実績とを表示するようにしてもよい。このような表示を行うことで、企業が積極的に寄付に取り組んでいることや、現状の寄付実績に応じた社会貢献度合いなどを、利用者に伝えることができる。
本実施形態において、タッチパネル表示部1400においては、回収稼働を実行しているときに、ペットボトルの収容案内や今回の回収稼働での収容状況(現時点までにおける収容済みのペットボトルの本数等)が表示される。そのうえで、ペットボトル回収装置100は、先の意志宣言操作画面に対する操作により寄付先が選択されている場合には、回収稼働を実行しているときに、タッチパネル表示部1400にて、選択された寄付先の機関に関する情報を併せて表示するようにされてよい。この場合に表示される寄付先の機関に関する情報は、例えば、寄付先の機関の活動内容、寄付先の機関が支援する対象についての現状のお知らせ、これまで受けた寄付の実績等であってよい。また、選択された寄付先以外の寄付先の機関に関する情報が表示されてもよい。
また、ペットボトル回収装置100は、今回の回収稼働において収容済みのペットボトルの本数とともに、収容済みのペットボトルの本数に対応する寄付金額を表示してよい。この場合において、寄付金額は、寄付先の機関が対応する単位ポイント数あたりの金額への換算率に基づいてペットボトル回収装置100が算出してよい。この場合、利用者は、ペットボトル回収装置100にペットボトルを収容させていくごとに、収容済みのペットボトルの本数と寄付金額とが増えていくことをタッチパネル表示部1400の表示を見ることができる。これにより、利用者は、ペットボトルを回収させることにより寄付が行われていることを実感できる。
また、ペットボトル回収装置100は、回収稼働前、回収稼働中、回収稼働完了後等における所定のタイミング、機会にて、利用者が選択した寄付先の機関の情報を提供しているWebサイトにアクセスするためのコード(例えば、2次元コード等)を表示してもよい。これにより、利用者が寄付先の機関に興味がある場合には、客端末装置300に2次元コードを読み取らせることで、寄付先の機関のWebサイトのURLをその場で得ることができる。そして、利用者は、寄付先の機関のWebサイトを客端末装置300にて表示させて、手軽に寄付先の機関の詳細を知ることができる。
ペットボトル回収装置100による回収稼働が終了されると、ペットボトル回収システムは、意志宣言操作画面に対して行われた操作が、寄付先選択ボタンBT51とポイント累積宣言ボタンBT52とのいずれであったのかに応じて、以下のように実行する処理を異ならせる。
まず、回収稼働前の意志宣言操作画面における寄付先選択ボタンBT51に対する操作によって寄付先が選択されていた場合には、ペットボトル回収システムにおいて、寄付に対応する処理(寄付対応処理)が行われる。
つまり、ペットボトル回収装置100は、回収稼働の終了に応じて、寄付対応処理要求を回収管理サーバ200に送信する。寄付対応処理要求には、今回の回収稼働に応じたペットボトルの収容結果を示す情報(回収履歴情報)と、回収稼働前の意志宣言操作画面に対する操作に応じて選択された寄付先を示す情報とが含まれる。
回収管理サーバ200は、受信された寄付対応処理要求に含まれる収容結果に応じた寄付ポイントを算出する。寄付ポイントは、例えば収容結果の情報により示される収容本数に基づいて算出されてよい。回収管理サーバ200は、算出された寄付ポイントが、選択された寄付先に寄付されるように、例えば外部の寄付先のサーバとの間で所定の処理を実行する。寄付された寄付ポイントは、例えば寄付先において寄付金額に換算されたうえで、例えば一定期間において得られた寄付金額の総額が店舗STの本部に通知される。店舗STの本部は、通知された寄付金額の総額を寄付先に寄付するようにされてよい。
あるいは、回収管理サーバ200が、寄付ポイントに基づいて、選択された寄付先に対応する寄付金額を算出し、算出された寄付金額を寄付先に寄付してもよい。
回収管理サーバ200は、上記のように寄付対応処理を完了したことに応じて、今回のペットボトルの収容結果と、寄付の実績とが反映された回収履歴情報を、回収履歴情報テーブル記憶部232に記憶させる。本実施形態において回収履歴情報テーブル記憶部232に記憶される回収履歴情報は、図3の回収履歴情報テーブルにおける回収履歴情報の項目に対して、さらに寄付先機関、寄付ポイント(あるいは寄付金額)等の寄付の実績に関する項目が追加される。
上記のようにして回収稼働及び寄付対応処理が完了すると、ペットボトル回収装置100のタッチパネル表示部1400にて回収完了画面が表示される。
図21は、回収完了画面の一例を示している。同図の回収完了画面においては、今回の回収稼働により収容されたペットボトルの本数が累計投入本数として示されるとともに、累計投入本数分の金額が寄付されたことを利用者に報知するメッセージが表示されている。
なお、回収完了画面において、累計投入本数に応じた寄付金額が具体的に示されてよい。
このような回収完了画面は、例えば表示が開始されてから一定時間以内に消去されてよい。あるいは、例えば回収完了画面において確認ボタンを配置し、利用者によって確認ボタンが配置されたことに応じて回収完了画面が消去されるようにしてもよい。
また、意志宣言操作画面におけるポイント累積宣言ボタンBT52に対する操作が行われた場合、ペットボトル回収装置100は、今回の回収稼働に応じたペットボトルの収容結果を示す情報を含む回収履歴情報を、回収管理サーバ200と店舗管理サーバ500とに送信する。このペットボトル回収装置100が回収履歴情報を送信する処理は、例えば図11のステップS110の処理に該当する。回収履歴情報を受信した回収管理サーバ200と店舗管理サーバ500は、それぞれ、図11のステップS201、S202の処理と、ステップS301~S303の処理を実行する。これにより、回収管理サーバ200が記憶する回収履歴情報テーブルが更新される。また、ペットボトル回収装置100へのペットボトルの収容結果に応じた数のポイントが、利用者の会員カードCDの累積ポイントに対して加算される。
この場合には、回収稼働とポイントの加算の処理が完了したことに応じて、利用者に向けて、ペットボトルの収容結果に応じた会員カードCDのポイントが加算されたことを報知する回収完了画面が表示されてよい。
なお、ペットボトル回収装置100は、回収稼働ごとに応じた回収履歴情報を記憶しておき、例えば1日に1回といったように、定期的に、これまで記憶していた回収履歴情報を送信するようにされてよい。
また、利用者は、会員カードCDのコードを読み取らせずにペットボトル回収装置100を利用しようとする場合には、利用開始宣言として、前述のように待機画面をタッチする操作を行う。待機画面をタッチする操作が行われたことに応じて、ペットボトル回収装置100は、タッチパネル表示部1400にて会員非対応の意志宣言操作画面を表示する。
図22は、会員非対応の意志宣言操作画面の一例を示している。同図の意志宣言操作画面においては、3つの寄付先選択ボタンBT51(BT51-1、BT51-2、BT51-3)と、1つのリサイクル宣言ボタンBT53とが配置されている。
寄付先選択ボタンBT51は、それぞれ機関A、機関B、機関Cに対応付けられており、図20の会員対応の意志宣言操作画面と共通である。つまり、会員非対応の意志宣言操作画面においては、会員対応の意志宣言操作画面(図20)において配置されていたポイント累積宣言ボタンBT52に代えてリサイクル宣言ボタンBT53が配置された態様である。
リサイクル宣言ボタンBT53は、利用者が、ペットボトル回収装置100へのペットボトルの収容結果に応じて発生した寄付ポイントを寄付せずに、単にペットボトル回収装置100にペットボトルを回収させることを宣言する場合に操作が行われるボタンである。
この場合にも、利用者は、寄付ポイントの寄付をする意志のある場合には、意志宣言操作画面にて配置される寄付先選択ボタンBT51により提示される機関のうちから、自分が寄付先とする機関を選び、選んだ機関に対応する寄付先選択ボタンBT51をタッチする操作を行う。
一方、利用者は、寄付ポイントの寄付をする意志のない場合には、意志宣言操作画面にて配置されるリサイクル宣言ボタンBT53をタッチする操作を行う。
このように、会員非対応の意志宣言操作画面においても、利用者は、ペットボトルの収容結果に応じた寄付を行うか否かの意志に応じて、寄付をするか否かを宣言する操作を行うことができる。
上記のようにして寄付選択ボタンBT51とリサイクル宣言ボタンBT53とのいずれかが操作されたことに応じて、ペットボトル回収装置100は、今回の回収稼働を開始する。
そして、ペットボトル回収装置100により回収稼働が終了されると、ペットボトル回収システムは、意志宣言操作画面に対して行われた操作が、寄付先選択ボタンBT51とリサイクル宣言ボタンBT53とのいずれであったのかに応じて、以下のように実行する処理を異ならせる。
まず、回収稼働前の意志宣言操作画面における寄付先選択ボタンBT51に対する操作によって寄付先が選択されていた場合には、ペットボトル回収システムにおいて、寄付対応処理が行われる。この場合の寄付対応処理は、前述の会員対応の意志宣言操作画面における寄付先選択ボタンBT51に対する操作によって寄付先が選択されていた場合と同様でよい。また、この場合にも、回収稼働と寄付対応処理の完了に応じて、図21に例示した態様の回収完了画面が表示されるようにしてよい。
また、意志宣言操作画面におけるリサイクル宣言ボタンBT53に対する操作が行われた場合、ペットボトル回収装置100は、今回の回収稼働に応じたペットボトルの収容結果を示す情報を含む回収履歴情報を回収管理サーバ200に送信する。これにより、回収管理サーバ200が記憶する回収履歴情報テーブルが更新される。
この場合、会員カードCDのポイントに収容結果に応じたポイントを加算する必要はないことから、必ずしもペットボトル回収装置100から店舗管理サーバ500に回収履歴情報を送信しなくともよい。
また、この場合には、単に今回の回収稼働におけるペットボトルの収容結果が報知される回収完了画面が表示されるようにしてよい。
本実施形態の回収管理サーバ200は、例えば、一定期間(例えば、1日)ごとに、各店舗STにおけるペットボトル回収装置100ごとの利用者により行われた寄付の実績を示す寄付実績情報テーブルを、店舗管理サーバ500に送信するようにされてよい。
図23は、寄付実績情報テーブルの一例を示している。同図の寄付実績情報テーブルは、或る1の対象日に対応するものを例示している。同図の寄付実績情報テーブルは、本実施形態の回収履歴情報テーブルにおいて格納される対象日の回収履歴情報に基づいて回収管理サーバ200が生成することができる。
同図の寄付実績情報テーブルにおける1レコードが、対象日における1のペットボトル回収装置100に対応して1の寄付先に対して寄付された実績を示す寄付実績情報である。
1の寄付実績情報テーブルは、回収日時、店舗識別子、装置識別子、寄付先機関、回収本数、回収重量、寄付ポイント、稼働回数の領域を含む。
回収日時の領域は、対応の寄付のもととなる回収稼働が行われた日時を示す回収日時を格納する。
店舗識別子は、対応の寄付のもととなる回収稼働が行われたペットボトル回収装置100が設置された店舗STを示す店舗識別子を格納する。
装置識別子は、対応の寄付のもととなる回収稼働が行われたペットボトル回収装置100を示す装置識別子を格納する。
寄付先機関の領域は、対応の寄付の寄付先となった機関を示す情報を格納する。
回収本数の領域は、対応の寄付のもととなる回収稼働によりペットボトル回収装置100に収容されたペットボトルの本数(回収本数)を格納する。
回収重量の領域は、対応の寄付のもととなる回収稼働によりペットボトル回収装置100に収容されたペットボトルの総重量(回収重量)を格納する。
寄付ポイントの領域は、対応の寄付先に寄付された寄付ポイントを示す情報が格納される。
稼働回数の領域は、対応の寄付先機関に対する寄付が行われた回収稼働の回数を示す情報を格納する。
例えば店舗STを系列店とする本部などで使用される端末装置は、店舗管理サーバ500にて受信された寄付実績情報に基づく寄付実績や回収に関する履歴を、レポートとして、表示、印刷等により出力することができる。また、このような寄付実績は、例えば店舗STのグループ(系列)のホームページなどで所定の態様で公開されてもよい。
そのうえで、寄付実績情報は、例えばペットボトル回収装置100のそれぞれに対応するペットボトルの回収実績の情報も含むことで、回収実績情報として構成されてよい。このような回収実績情報には、例えば寄付は行われずにペットボトル回収のみが行われた回収稼働の実績も含められる。この場合、同図の寄付先機関の領域は、例えば「品目」といった名称による項目の領域とされてよい。このような品目の領域は、対応のレコードが或る寄付先の機関への寄付の実績を示す場合には、寄付先となった機関を格納し、対応のレコードがペットボトル回収のみが行われた回収稼働の実績に対応するものである場合には、例えば「ペットボトル」などのようにして、ペットボトル回収のみが行われた回収稼働の実績であることを示す名称を格納する。
レポートの出力にあたっては、例えば端末装置に対して、日時範囲、店舗、ペットボトル回収装置100などの検索条件を、論理積、論理和等により指定し、指定された検索条件に該当するレコードのリストがレポートとして出力されるようにしてよい。レポートの出力は、例えば表示、印刷などとして行われてよい。
なお、図23の寄付実績情報は、利用者が行った寄付ごとに対応する回収稼働が稼働回数としてまとめられた形式とされている。これに対して、寄付実績情報は、稼働回数ごとに対応する利用者単位による形式の寄付実績情報とされてよい。つまり、図23に示される1の寄付実績情報を利用者単位で分割するようにされた寄付実績情報(利用者単位寄付実績情報)であってもよい。
このような利用者単位寄付実績情報は、寄付を行った利用者を示す利用者情報の領域が追加される。稼働回数の領域は省略されてよい。利用者情報の領域は、利用者が会員カードCDのコードを読み取らせた場合には、会員カードCDから読み取られた会員識別子を格納し、待機画面をタッチする操作が行われた場合には、非会員であることを示す情報を格納してよい。また、利用者単位寄付実績情報における回収本数、回収重量、寄付ポイントの領域は、それぞれ、対応の1回の回収稼働における収容結果が反映された値を格納する。
また、利用者単位寄付実績情報に基づくレポートとして、稼働回収単位の実績を出力可能とされてよい。
この場合には、1つの稼働回収に対応する1レコードにおいて、稼働回収日時、会員識別子、店舗識別子、装置識別子、品目、回収本数(回収量)、回収重量、寄付ポイント等の領域が含まれてよい。
稼働回収日時の領域は、対応の回収稼働が行われた日時(稼働回収日時)を格納する。
会員識別子の領域は、対応の回収稼働にあたり会員である利用者が会員カードCDを読み取らせたことに応じてペットボトル回収装置100が取得した会員識別子を格納する。
店舗識別子の領域は、対応の回収稼働が行われたペットボトル回収装置100が設置された店舗を示す店舗識別子を格納する。
装置識別子の領域は、対応の回収稼働が行われたペットボトル回収装置100を示す装置識別子を格納する。
品目の領域は、対応の回収稼働の品目として、寄付が行われた場合には寄付先の機関を格納し、寄付が行われない場合には、例えば「ペットボトル」といったように、寄付は行われずにペットボトルの回収のみが行われたことを示す情報を格納する。
回収本数(回収量)は、対応の回収稼働において回収されたペットボトルの本数を格納する。
回収重量は、対応の回収稼働において回収されたペットボトルの総重量を格納する。
寄付ポイントは、対応の回収稼働に際して寄付が行われた場合に、寄付が行われた寄付ポイントの数(例えば、回収されたペットボトルの数量に応じて発生された寄付ポイントの数)を格納する。
さらに、レポートの1つの稼働回収に対応する1レコードにおいて、対応の会員識別子により示される会員カードCDの累積ポイント数の領域が含まれてよい。
また、回収稼働の開始にあたって、ペットボトル回収装置100が、会員カードCDの読み取りを行う、あるいは通信可能に接続された客端末装置300から会員情報を受信することによっては、ペットボトル回収装置100が会員識別子を取得する。この場合、回収管理サーバ200は、ペットボトル回収装置100が取得した会員識別子と利用者単位寄付実績テーブルとを照合することで、会員としての利用者が寄付をした寄付先機関の履歴を取得することができる。
そこで、回収管理サーバ200が取得した寄付先の機関の履歴に基づいて、例えばペットボトル回収装置100にて、利用者が寄付した回数の多い寄付先の機関が優先して意志宣言操作画面にて表示されてよい。具体的に、例えば、利用者が寄付した回数の多い順で、意志宣言操作画面の1ページ目から順に、寄付先の機関ごとに対応する寄付先選択ボタンBT51が配置されるようにしてよい。
このようにして意志宣言操作画面にて寄付先選択ボタンBT51が配置されることで、利用者ごとに適した意志宣言操作画面となり、利用者が寄付先の機関を選択しやすくなる。このような機能は、特に寄付先の機関が多いために意志宣言操作画面が複数ページで構成される場合に有用となる。
なお、上記のペットボトル回収装置100における意志宣言操作画面の表示に用いられる会員と寄付の履歴に関する情報は、回収管理サーバ200が利用者単位寄付実績として記憶する情報に限定されるものではなく、例えばペットボトル回収装置100、店舗管理サーバ500、あるいは客端末装置300等のいずれかが記憶していてもよい。
なお、例えば回収稼働と寄付が行われるごとに、ペットボトル回収装置100が回収管理サーバ200に回収履歴情報を送信し、回収管理サーバ200が店舗管理サーバ500に利用者単位寄付実績情報を送信するようにしてもよい。
<変形例>
続いて、本実施形態の変形例について説明する。
[第1変形例]
例えば、第2実施形態に対応して学校単位でランキングを付与し、利用者にランキングを提示する機能は、回収管理サーバ200に代えて、店舗管理サーバ500により実現されてよい。同様に、第3実施形態に対応するポイント寄付の機能も、回収管理サーバ200に代えて、店舗管理サーバ500により実現されてよい。
また、本実施形態における回収管理サーバ200、店舗管理サーバ500の少なくともいずれか一方は、例えば所定の機能に応じて分散して設けられてよい。例えば、第2実施形態に対応して学校単位でランキングを付与し、利用者にランキングを提示する機能は、回収管理サーバ200や店舗管理サーバ500とは別のサーバにより実現されてよい。同様に、第3実施形態に対応するポイント寄付の機能も、回収管理サーバ200や店舗管理サーバ500とは別のサーバにより実現されてよい。
[第2変形例]
第4実施形態において、例えばペットボトル回収装置100の待機中において、タッチパネル表示部1400にて、寄付先として寄付先選択ボタンBT51にて示される機関のそれぞれを紹介する情報が表示されるようにしてよい。そのうえで、利用者がタッチパネル表示部1400にて所定の操作を行うことで、図19の待機画面に移行するようにされてもよい。
表示される機関のそれぞれを紹介する情報としては、例えば機関ごとの具体的な活動内容、寄付金の用途等とされてよい。そして、このような機関を紹介する情報が、例えばスライド画像形式や動画形式で表示されるようにしてよい。また、機関のそれぞれを紹介する情報として、機関ごとの過去の一定期間における寄付実績が表示されてもよい。寄付実績としては、寄付金額であってもよい。
このような寄付金額等の寄付実績は、ペットボトル回収装置100自体に対応する実績であってもよい。また、寄付金額等の寄付実績は、当該ペットボトル回収装置100が設置される店舗STにおいて設置されている他のペットボトル回収装置100も含む、店舗STに対応する寄付実績であってもよい。また、寄付金額等の寄付実績は、当該ペットボトル回収装置100が設置される場所(店舗ST)を含む一定の地域範囲において設置されるペットボトル回収装置100を総合した寄付実績であってもよい。また、寄付金額等の寄付実績は、例えば国全体におけるペットボトル回収装置100を総合した寄付実績であってもよい。なお、寄付実績は、例えば回収されたペットボトルの数量(本数、重量の少なくとも一方)に応じた二酸化炭素削減量等の環境に対する貢献度合いが示されるようにしてよい。
このような機関のそれぞれを紹介する情報が、意志宣言操作画面の表示前の段階で表示されることで、利用者は、機関ごとの活動内容や寄付実績を把握して、例えば寄付先を決定するにあたっての参考とすることができる。
なお、例えばペットボトル回収装置100のタッチパネル表示部1400にて、回収稼働を実行しているときに、ペットボトルの収容案内や今回の回収稼働での収容状況とともに、利用者により寄付先として選択された機関を紹介する情報が表示されてよい。
また、例えば回収稼働が完了したことに応じて表示される回収完了画面において、機関の情報が表示されるようにしてもよい。この場合には、例えば利用者が今回寄付先とした機関の情報を表示しながら、寄付への感謝のメッセージも表示するようにしてもよいし、利用者が今回寄付先としなかった機関の情報を表示しながら、次回は、表示している機関への寄付を促すメッセージも表示するようにされてよい。
[第3変形例]
第4実施形態の図20及び図22に示した意志宣言操作画面において、寄付先の選択肢となる機関ごとに寄付の実績が表示されるようにしてよい。一例として、機関ごとの寄付の実績は、対応の寄付先選択ボタンBT51にて表示されてよい。
また、表示される機関ごとの寄付の実績は、対応のペットボトル回収装置100を利用して寄付された実績であってもよいし、対応のペットボトル回収装置100を含む所定の地域範囲のペットボトル回収装置100を利用して寄付された実績であってもよい。
また、表示される機関ごとの寄付の実績は、過去1年間、過去一週間、過去1ヶ月、当月、前日、当日における実績など、現時刻以前における過去の一定期間における実績であってよい。
[第4変形例]
また、第4実施形態において、前述のように、利用者単位寄付実績情報のように寄付実績を利用者ごとに管理するようにされたうえで、利用者がペットボトル回収装置100の利用にあたって会員カードCDのコードを読み取らせている場合、ペットボトル回収装置100は、以下のように情報を表示してよい。
つまり、ペットボトル回収装置100は、回収稼働と寄付対応処理が完了したことに応じて、回収完了画面などにおいて、対応の利用者(会員)についての寄付の実績を表示してよい。この場合の実績も、現時刻以前における過去の一定期間における実績であってよい。また、利用者が寄付に利用したペットボトル回収装置100ごとに対応して寄付の実績が示されるようにしてもよい。
また、例えば会員アプリケーションが動作する客端末装置300にて、対応の利用者についての寄付の実績が表示されるようにしてよい。この場合、客端末装置300は、寄付の実績の要求を店舗管理サーバ500に送信してよい。店舗管理サーバ500は、寄付の実績の要求を受信したことに応じて、回収管理サーバ200から取得した利用者単位寄付実績情報から対応の利用者の寄付の実績の情報を抽出し、抽出した寄付の実績の情報を客端末装置300に送信する。客端末装置300は、受信された寄付の実績の情報を表示する。
[第5変形例]
第4実施形態においても、意志宣言操作画面において寄付先選択ボタンBT51として提示される機関は、管理者が、第3実施形態の図18(B)による説明に準じて、変更(設定)可能とされてよい。この際、管理者は、1の機関に対応する寄付先選択ボタンBT51を配置する意志宣言操作画面のページ、意志宣言操作画面において配置される位置などを設定することができる。
また、第4実施形態において、1のページの意志宣言操作画面において配置される寄付先選択ボタンBT51の位置について、例えば日単位などの所定期間が経過するごとに変更されてよい。また、意志宣言操作画面が複数ページ存在する場合にも、所定期間が経過するごとに、先頭ページに表示される寄付先選択ボタンBT51が変更されるようにしてよい。また、過去の寄付の実績に基づいて、例えば寄付が少ない機関の寄付先選択ボタンBT51から優先して先頭ページから順に配置されていくようにしてよい。
[第6変形例]
第4実施形態においても、第3実施形態の図15(B)による説明に準じて、利用者が客端末装置300を操作して、寄付先を選択したうえで、会員カードCDの累積ポイントのうちから指定した数のポイントを寄付ポイントとして寄付することが可能とされてよい。
[第7変形例]
第4実施形態においては、ペットボトル回収装置100にて回収稼働が行われる都度にポイントの寄付が可能とされていた。これに対して、本変形例では、以下のような機会においてポイントの寄付が可能なようにされる。
本変形例においても、会員である利用者は、ペットボトル回収装置100の利用にあたり会員カードCDをペットボトル回収装置100に読み取らせるようにする。
そのうえで、本変形例のペットボトル回収装置100は、現在の利用者の会員カードCDのポイント、あるいは寄付ポイントの累積数が一定未満の状態では、例えば、利用者によるポイントの寄付が不可なようにされる。一方、利用者の会員カードCDのポイント、あるいは寄付ポイントの累積数が以上であれば、ペットボトル回収装置100は、図20の態様に準じた意志宣言操作画面を表示して、利用者が寄付をすることが可能なようにされてよい。
[第8変形例]
第4実施形態において、先に意志宣言操作画面に対する操作を受け付けてから回収稼働を行うのではなく、第3実施形態と同様に、ペットボトル回収装置100による回収稼働が完了した後において、意志宣言操作画面が表示されるようにしてもよい。この場合、利用者は、回収稼働の完了後に表示された意志宣言操作画面に対して操作を行って、選択した寄付先への寄付、または寄付しないことの宣言を行うことができる。
なお、本変形例において、回収稼働が実行されているときには、タッチパネル表示部1400にて、意志宣言操作画面にて寄付先として選択可能な機関を紹介する情報が、例えばスライド画像や動画等によって表示されてよい。
なお、例えばペットボトル回収装置100のタッチパネル表示部1400にて、回収稼働を実行しているときに、ペットボトルの収容案内や今回の回収稼働での収容状況とともに、上記したような寄付先の機関を紹介する情報が表示されてよい。この際には、例えば寄付先として選択可能な全ての機関を、順次、あるいはランダムに表示してもよいし、所定の選択基準により選択された機関を紹介する情報を優先して表示してもよい。この場合の選択基準としては、例えば、これまでにおいて寄付先として選択された回数、頻度等に基づくものであってよい。具体例として、寄付先として選択された回数が最も多い機関あるいは最も少ない機関を紹介する情報を優先して表示するようにされてよい。
このような本変形例のもとで寄付を行うにあたっては、ペットボトルの収容結果に応じて発生した寄付ポイントのうちの一部を機関Aに寄付し、残りを機関Bに寄付するといったように、寄付ポイントの寄付先を振り分けることが可能となる。あるいは、本変形例のもとでは、ペットボトルの収容結果に応じて発生した寄付ポイントのうちの一部を寄付し、残った寄付ポイントを会員カードCDの累積ポイントに加算するといったように、寄付ポイントの用途を振り分けることも可能となる。
なお、ペットボトル回収装置100による回収稼働が開始された後であれば、回収稼働が実行中のときに意志宣言操作画面を表示して、使用者による寄付先の機関を選択する操作、あるいは寄付をしないことを宣言する操作が行われるようにされてよい。
[第9変形例]
ペットボトル回収装置100のタッチパネル表示部1400の画面サイズには制限がある。このため、例えば第4実施形態等のもとで、寄付先の機関の情報をより多く提供したい場合にはタッチパネル表示部1400だけでは十分でない場合がある。
そこで、ペットボトル回収装置100に対して、タッチパネル表示部1400とは別にサブの表示部を設けるようにしてもよい。このようなサブの表示部の画面サイズは、タッチパネル表示部1400より大きくても小さくてもよい。
また、サブの表示部をタッチパネルとして構成することで、タッチによる操作が可能なようにされてもよい。
また、サブの表示部においてタッチパネル表示部1400と同じ内容の画面を表示して、タッチパネル表示部1400だけではなく、サブの表示部においても、寄付をするか否かの宣言に関する操作や寄付先の機関の選択等のように、タッチパネル表示部1400に対して行われるのと同じ操作を受け付け可能なようにされてよい。
[第10変形例]
第4実施形態においては、例えば1回の回収稼働におけるペットボトルの収容本数に応じて寄付ポイントが発生するようにされていた。寄付ポイントの発生は、ペットボトルの収容本数に応じたものに限定されない。例えば、1回の回収稼働に対応して、収容されたペットボトルの数量にかかわらず、一定の寄付ポイントが発生するようにされてよい。
また、1回の回収稼働のもとでペットボトル回収装置100に収容されるペットボトルの重量に基づいて寄付ポイントが発生するようにされてよい。
ペットボトルは、1リットル、1.5リットル、2リットルといったように内容量に応じてサイズが異なり、サイズが大きいほど使用されているPETの材料も多くなる。リサイクルによる環境への貢献度の観点からすると、回収されるペットボトルの重量が多いほど貢献度は高いといえる。
そこで、1回の回収稼働のもとでペットボトル回収装置100に収容されたペットボトルの「ペットボトル量」に基づいて寄付ポイントが発生するようにされてよい。「ペットボトル量」は、例えば、ペットボトルの重量、あるいはペットボトルのサイズであってよい。
この場合には、所定の単位重量あたりの寄付ポイント数を予め定めておき、1回の回収稼働のもとでペットボトル回収装置100に収容されたペットボトルの重量と、単位重量あたりの寄付ポイント数とを利用して寄付ポイントが算出されてよい。ペットボトル回収装置100に収容されるペットボトルの重量は、ペットボトル回収装置100が備える計量器によって計測される。
また、計測されたペットボトルの重量に応じて、回収されたペットボトルごとにサイズを特定し、特定されたサイズに応じて寄付ポイントが発生されるようにしてよい。一具体例として、計測されたペットボトルの重量に応じて、小型、中型、大型といったサイズに分類し、分類されたペットボトルごとに所定の寄付ポイントを発生させてよい。
また、この際に、通常のペットボトルを超える一定以上の重量が計測された場合、ペットボトル回収装置100は、回収対象のペットボトルが飲み残しの飲料が入ったままの状態にあると判定してよい。そこで、ペットボトル回収装置100は、回収対象のペットボトルが飲み残しの飲料が入ったままの状態にあると判定した場合、減容部120にて減容せずに、利用者に対して減容部120から取り出すように案内するメッセージを表示してよい。
なお、センサの1つとしてペットボトル回収装置100に撮像装置を設けてよい。そして、例えば減容部120に収容されたペットボトルを撮像装置によって撮像して得られる撮像画像に基づいて、収容されたペットボトルの本数、サイズ、飲み残しの飲料の有無をペットボトル回収装置100が判定可能なようにされてよい。この場合には、例えば計量器としてのセンサをペットボトル回収装置100から省略することができる。
[第11変形例]
上記各実施形態における物品回収装置は、ペットボトルを回収するペットボトル回収装置に限定されない。本実施形態における物品回収装置は、例えば、空き缶を回収する装置であってもよいし、プラスチックゴミを回収する装置、リサイクル対象の食品トレー容器の回収装置などであってもよい。例えばプラスチックゴミを回収する装置では、回収される物品の数量として、物品数ではなく重量を計測するようにされてよい。
さらに、装置の利用に応じて寄付ポイントが発生され、寄付ポイントを寄付可能とされる装置としては、物品回収装置以外であってもよい。例えば、このような装置としては、自動販売機、宅配回収ボックス、浄水器、ミネラルウォーター提供装置、氷やドライアイスの提供装置などを挙げることができる。また、クリーニング店などでは、客によるクリーニング品の回収または返却用のロッカーの利用に応じて寄付ポイントの発生、寄付ポイントの寄付等が可能とされてよい。
<実施形態の総括>
(1)以上説明したように、本実施形態の一態様は、物品(例えば、ペットボトル)を回収する回収部(例えば、ペットボトル回収装置100)と、前記回収部にて行われる物品の回収に応じた寄付のための処理を行う寄付対応処理手段と、前記寄付を行うことが可能な寄付先の選択肢(例えば、寄付先選択ボタンBT51)とともに、前記寄付を行わないことの選択肢(例えば、ポイント累積宣言ボタンBT52、またはリサイクル宣言ボタンBT53)を提示する選択肢提示手段とを備える物品回収システムである。
上記構成によれば、ペットボトル回収装置100によりペットボトルを回収させることに応じて寄付が可能とされている場合に、利用者は、寄付の意志があれば寄付先選択ボタンBT51を操作して寄付先を選択して寄付ポイントの寄付を行うことができる。また、利用者は、寄付の意志がない場合には、ポイント累積宣言ボタンBT52、またはリサイクル宣言ボタンBT53を操作して、寄付ポイントを会員カードCDのポイントに加算する、あるいは単にペットボトルのリサイクルを行うことができる。
つまり、本実施形態においては、ペットボトル回収装置100による回収稼働に応じて発生する寄付ポイントを寄付可能とされたうえで、寄付が必ず行われるのではなく、利用者の任意の意志により寄付が可能なようにされる。
また、利用者が普段の生活で寄付を行うことのできる機会は限られていることから、利用者にとっては、寄付に対する意識や知識を持つ機会も持ちにくいという側面がある。一方で、ペットボトルをペットボトル回収装置100に回収させるという行為は、ゴミ収集の一手段でもあることから、利用者にとっての日常的、習慣的な行為となりやすい。このため、上記構成のように、ペットボトル回収装置100の利用に際して利用者に向けて寄付先の選択肢が提示されるようにすることで、利用者が寄付に対する意識、知識を高めることの一助とすることができる。また、例えば店舗STの運営企業にとっては、ペットボトル回収装置100の利用者に対して、自社が積極的に社会貢献を行っている企業であるという好意的な印象を広く与えられる。
(2)また、本実施形態の一態様は、(1)に記載の物品回収システムであって、前記回収部に物品を回収させる主体(会員あるいは非会員)を選択する主体選択手段(待機画面が表示された状態で会員カードCDを読み取ること、あるいは待機画面に対するタッチ操作の受け付け)をさらに備え、前記選択肢提示手段は、前記主体選択手段により主体が選択されたことに応じて、選択された主体の種別に応じて前記寄付を行わないことの選択肢の内容(例えば、ポイント累積宣言ボタンBT52、またはリサイクル宣言ボタンBT53)を異ならせる。
上記構成によれば、利用者が会員であることの証明としてペットボトル回収装置100に会員カードCDのコードを読み取らせた場合には、利用者が会員であるとして、意志宣言操作画面において寄付をしない宣言の操作が行われるボタンとして、ポイント累積宣言ボタンBT52が配置される。ポイント累積宣言ボタンBT52が操作されれば、ペットボトルの回収に応じて発生した寄付ポイントは、利用者の会員カードCDのポイントとして加算することができる。
また、利用者がペットボトル回収装置100に会員カードCDのコードを読み取らせることなく待機画面をタッチする操作を行った場合には、意志宣言操作画面において寄付をしない宣言の操作が行われるボタンとして、リサイクル宣言ボタンBT53が配置されることで、単にペットボトル回収装置100へのペットボトルの収容を行うことができる。
つまり、意志宣言操作画面において寄付をしない宣言の操作が行われるボタンとして、利用者が会員であるか非会員であるかに応じて適切な機能のボタンを配置させることができる。
(3)また、本実施形態の一態様は、(1)または(2)に記載の物品回収システムであって、前記回収部は、前記選択肢提示手段により提示された前記選択肢に対する選択が行われた後において、物品の回収を開始する。
上記構成によれば、まず、意志宣言操作画面に対する操作が行われてから、ペットボトル回収装置100による回収稼働が開始される。例えば回収稼働の後に意志宣言操作画面を表示するようにされた場合には、回収稼働完了後の意志宣言操作画面が表示されるのを待たずに利用者がペットボトル回収装置100から立ち去ってしまい、利用者が寄付することのできる機会を失う可能性がある。
そこで、上記構成のようにして、意志宣言操作画面に対する操作が行われてから、ペットボトル回収装置100による回収稼働が開始されるようにすれば、利用者が寄付を行うことのできる機会を確実に与えることができる。
(4)また、本実施形態の一態様は、(1)または(2)に記載の物品回収システムであって、前記選択肢提示手段は、前記回収部による物品の回収が開始された後において、前記寄付を行うことが可能な寄付先の選択肢とともに、前記寄付を行わないことの選択肢を提示する。
上記構成によれば、まず、ペットボトル回収装置100による回収稼働が完了して意志宣言操作画面を表示させることができる。この場合には、寄付先の機関を選択する前の段階において、今回のペットボトルの収容結果に応じた寄付ポイントが発生しているので、例えば回収稼働により発生された寄付ポイントを複数の寄付先の機関に振り分けるなど、寄付ポイントの寄付のバリエーションが得られる。
なお、上記構成のもとでは、回収稼働が開始された後において、当該回収稼働が完了する前のタイミングで意志宣言操作画面を表示して、表示された意志宣言操作画面に対して利用者が操作を可能なようにされてもよい。
(5)また、本実施形態の一態様は、(1)から(4)のいずれかに記載の物品回収システムであって、前記選択肢提示手段により提示させる寄付先に関する設定を行う設定手段をさらに備える。
上記構成によれば、例えば管理者が端末を操作することで、意志宣言操作画面において配置する寄付先の機関ごとに対応する寄付先選択ボタンBT51の配置を変更したり、意志宣言操作画面の寄付先選択ボタンBT51に対応付ける寄付先の機関を変更したりすることができる。
(6)また、本実施形態の一態様は、物品を回収する回収部を備える物品回収システムにおける情報提示方法であって、前記回収部にて行われる物品の回収に応じた寄付のための処理を行う寄付対応処理ステップと、前記寄付を行うことが可能な寄付先の選択肢とともに、前記寄付を行わないことの選択肢を提示する選択肢提示ステップとを含む情報提示方法である。
なお、上述のペットボトル回収装置100、回収管理サーバ200、客端末装置300、POSレジスタ400、店舗管理サーバ500等としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述のペットボトル回収装置100、回収管理サーバ200、客端末装置300、POSレジスタ400、店舗管理サーバ500等としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100 ペットボトル回収装置、110 容器投入部、140 容器収容部、200 回収管理サーバ、201 通信部、202 制御部、203 記憶部、231 回収装置情報テーブル記憶部、232 回収履歴情報テーブル記憶部、233 学校データベース記憶部、234 学校単位回収履歴情報テーブル記憶部、235 寄付受付者情報テーブル記憶部、300 客端末装置、400 POSレジスタ、500 店舗管理サーバ、501 通信部、502 制御部、503 記憶部、531 会員情報テーブル記憶部、532 回収履歴情報テーブル記憶部、533 取引履歴情報テーブル記憶部、600 管理端末装置、1100 CPU、1200 記憶部、1300 RAM、1400 タッチパネル表示部、1500 カードリーダ、1600 通信部、1700 回収機構部

Claims (6)

  1. 物品を回収する回収部と、
    前記回収部にて行われる物品の回収に応じた寄付のための処理を行う寄付対応処理手段と、
    前記寄付を行うことが可能な寄付先の選択肢とともに、前記寄付を行わないことの選択肢を提示する選択肢提示手段と
    を備える物品回収システム。
  2. 前記回収部に物品を回収させる主体を選択する主体選択手段をさらに備え、
    前記選択肢提示手段は、
    前記主体選択手段により主体が選択されたことに応じて、選択された主体の種別に応じて前記寄付を行わないことの選択肢の内容を異ならせる
    請求項1に記載の物品回収システム。
  3. 前記回収部は、
    前記選択肢提示手段により提示された前記選択肢に対する選択が行われた後において、物品の回収を開始する
    請求項1または2に記載の物品回収システム。
  4. 前記選択肢提示手段は、
    前記回収部による物品の回収が開始された後において、前記寄付を行うことが可能な寄付先の選択肢とともに、前記寄付を行わないことの選択肢を提示する
    請求項1または2に記載の物品回収システム。
  5. 前記選択肢提示手段により提示させる寄付先に関する設定を行う設定手段をさらに備える
    請求項1から4のいずれか一項に記載の物品回収システム。
  6. 物品を回収する回収部を備える物品回収システムにおける情報提示方法であって、
    前記回収部にて行われる物品の回収に応じた寄付のための処理を行う寄付対応処理ステップと、
    前記寄付を行うことが可能な寄付先の選択肢とともに、前記寄付を行わないことの選択肢を提示する選択肢提示ステップと
    を含む情報提示方法。
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