JP2022074843A - 作業機械の動作検証装置 - Google Patents
作業機械の動作検証装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022074843A JP2022074843A JP2020185239A JP2020185239A JP2022074843A JP 2022074843 A JP2022074843 A JP 2022074843A JP 2020185239 A JP2020185239 A JP 2020185239A JP 2020185239 A JP2020185239 A JP 2020185239A JP 2022074843 A JP2022074843 A JP 2022074843A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- data
- bucket
- soil
- processing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000012795 verification Methods 0.000 title claims abstract description 79
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 333
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims abstract description 125
- 230000008859 change Effects 0.000 claims abstract description 56
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 171
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 81
- 238000012876 topography Methods 0.000 claims description 26
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 175
- 230000008569 process Effects 0.000 description 165
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 57
- 238000005056 compaction Methods 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 19
- 238000012800 visualization Methods 0.000 description 12
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 9
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 9
- 230000006870 function Effects 0.000 description 8
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 8
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 5
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 4
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 3
- 238000011960 computer-aided design Methods 0.000 description 3
- 238000011161 development Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 238000004422 calculation algorithm Methods 0.000 description 1
- 238000005094 computer simulation Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000005401 electroluminescence Methods 0.000 description 1
- 230000029142 excretion Effects 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000000717 retained effect Effects 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Operation Control Of Excavators (AREA)
Abstract
Description
図1~図18を参照して、本発明の第1実施形態に係る作業機械の動作検証装置100について説明する。図1は、本実施形態に係る動作検証装置100の一例を示すハードウェア構成図である。図1に示すように、動作検証装置100は、仮想の作業現場で作業を行う仮想の作業機械の軌跡の計算処理を実行するデータ処理装置120と、データ処理装置120から取得したデータを出力する出力装置130と、データ処理装置120への入力データを生成する入力装置140とを有する。出力装置130および入力装置140は、データ処理装置120のインターフェース回路150と接続される。
データ処理装置120は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ160と、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ170と、所謂RAM(Random Access Memory)と呼ばれる揮発性メモリ180と、インターフェース回路150と、これらの機器を電気的に接続するバス110とを含んだコンピュータで構成される。なお、データ処理装置120は、1つのコンピュータで構成してもよいし、複数のコンピュータで構成してもよい。
図2は、本実施形態に係る動作検証装置100の一例を示す機能ブロック図である。図2に示すように、動作検証装置100は、仮想の作業現場の現況地形を表す現況地形データを取得する現況地形データ取得部210と、後述する作業条件データを取得する作業条件取得部220と、作業現場で作業する仮想の作業機械101の動作指令を取得する動作指令取得部230と、作業機械101の軌跡を計算し、その計算結果に基づいて地形データの変化を計算する地形制御部240と、データを記憶する記憶部250と、地形制御部240が算出した変化後の作業現場の地形データを出力装置130に出力する出力制御部260と、入出力部270とを備える。
現況地形データ取得部210は、仮想の作業現場の現況地形を表す現況地形データ(初期地形データ)を取得する。図3は、本実施形態に係る動作検証装置100に入力される現況地形データの一例を示す図である。図3に示すように、現況地形データは、複数の地点の位置データ(例えば、図示する点m1,m2,m3)を含む3次元地形データである。地点の位置データは、作業現場にE軸、N軸およびH軸が設定された直交座標系(以下、現場座標系と記す)に基づく3次元の座標である。現況地形データには、例えば3次元CAD(Computer Aided Design)を用いて作成されたメッシュデータが用いられる。以下では、現況地形データ取得部210が取得する現況地形データをメッシュ地形データ400と記す。
図7を参照して、データ処理装置120により実行される動作検証用データの出力処理の一例について説明する。図7に示すフローチャートの処理は、入力装置140から動作検証開始指令がデータ処理装置120に入力されることにより開始される。
図7に示すように、ステップS310において、データ処理装置120は、入力装置140から現況地形データを取得し、取得した現況地形データを初期地形データとして記憶部250に記憶する。ステップS310において、取得した現況地形データがメッシュデータである場合、データ処理装置120は、取得したメッシュデータをグリッドデータへ変換し、変換したグリッドデータを初期地形データとして記憶部250に記憶する。なお、記憶部250に複数の現況地形データ(グリッド地形データ410)が既に格納されている場合には、ステップS310において、データ処理装置120は、入力装置140により選択された現況地形データ(グリッド地形データ410)を取得し、取得した現況地形データを初期地形データとして記憶部250に記憶する。データ処理装置120は、現況地形データ取得処理(ステップS310)を完了すると、ステップS320へ進む。
ステップS320において、データ処理装置120は、入力装置140から作業条件データを取得し、取得した作業条件データを記憶部250に記憶してステップS330へ進む。
ステップS330において、データ処理装置120は、入力装置140から動作指令を取得し、記憶部250に保存されている作業機械101の位置データおよび姿勢データを現在の状態から更新して、ステップS340へ進む。
ステップS340において、データ処理装置120は、ステップS330で取得した動作指令に基づいて、地形変化計算を行い、その計算結果を記憶部250に保存する。なお、地形変化計算処理では、仮想の作業現場内に配置されたすべての作業機械101の作業による地形データの変化を計算する。
ステップS350において、データ処理装置120は、ステップS340での計算結果およびステップS330で更新された作業機械101の位置データおよび姿勢データに基づいて可視化データを生成し、生成した可視化データを出力装置130に出力し、ステップS360へ進む。
ステップS360において、データ処理装置120は、動作検証の終了条件が成立しているか否かを判定する。データ処理装置120は、動作検証の終了条件が成立していると判定すると図7のフローチャートに示す処理を終了し、動作検証の終了条件が成立していないと判定するとステップS330へ戻る。動作検証の終了条件は、入力装置140から終了指令が入力された場合に成立し、入力装置140から終了指令が入力されていない場合には成立しない。
図8を参照して、地形制御部240として機能するデータ処理装置120により実行される地形変化計算処理(図7のステップS340)の一例について説明する。データ処理装置120は、動作指令を取得すると(図7のステップS330)、地形変化計算処理(図7のステップS340)を実行する。
地形変化計算処理(図7のステップS340)が開始されると、ステップS810において、データ処理装置120は、ステップS330(図7参照)で取得した動作指令に作業内容データが含まれているか否かを判定する。データ処理装置120は、動作指令に作業内容データが含まれていると判定するとステップS815へ進み、動作指令に作業内容データが含まれていないと判定すると図8のフローチャートに示す処理を終了して、ステップS350(図7参照)へ進む。
ステップS815において、データ処理装置120は、ステップS330(図7参照)で取得した動作指令に含まれる作業内容データが掘削作業を表すデータであるか否かを判定する。データ処理装置120は、取得した作業内容データが掘削作業を表すデータであると判定するとステップS820へ進み、取得した作業内容データが掘削作業を表すデータでないと判定するとステップS825へ進む。
ステップS820において、データ処理装置120は、掘削作業処理を実行し、図8のフローチャートに示す処理を終了して、ステップS350(図7参照)へ進む。掘削作業処理の詳細については後述する。
ステップS825において、データ処理装置120は、ステップS330(図7参照)で取得した動作指令に含まれる作業内容データが放土作業を表すデータであるか否かを判定する。データ処理装置120は、取得した作業内容データが放土作業を表すデータであると判定するとステップS830へ進み、取得した作業内容データが放土作業を表すデータでないと判定するとステップS835へ進む。
ステップS830において、データ処理装置120は、放土作業処理を実行し、図8のフローチャートに示す処理を終了して、ステップS350(図7参照)へ進む。放土作業処理の詳細については後述する。
ステップS835において、データ処理装置120は、ステップS330(図7参照)で取得した動作指令に含まれる作業内容データが積込作業を表すデータであるか否かを判定する。データ処理装置120は、取得した作業内容データが積込作業を表すデータであると判定するとステップS840へ進み、取得した作業内容データが積込作業を表すデータでないと判定するとステップS845へ進む。
ステップS840において、データ処理装置120は、積込作業処理を実行し、図8のフローチャートに示す処理を終了して、ステップS350(図7参照)へ進む。積込作業処理の詳細については後述する。
ステップS845において、データ処理装置120は、ステップS330(図7参照)で取得した動作指令に含まれる作業内容データが整地作業を表すデータであるか否かを判定する。データ処理装置120は、取得した作業内容データが整地作業を表すデータであると判定するとステップS850へ進み、取得した作業内容データが整地作業を表すデータでないと判定するとステップS860へ進む。
ステップS850において、データ処理装置120は、整地作業処理を実行し、図8のフローチャートに示す処理を終了して、ステップS350(図7参照)へ進む。整地作業処理の詳細については後述する。ステップS860において、データ処理装置120は、転圧作業処理を実行し、図8のフローチャートに示す処理を終了して、ステップS350(図7参照)へ進む。転圧作業処理の詳細については後述する。
図9および図10を参照して、データ処理装置120により実行される掘削作業処理(図8のステップS820)の一例について説明する。図9は、データ処理装置120により実行される掘削作業処理の一例について示すフローチャートであり、図10は、掘削作業処理の内容について示す図である。図10では、グリッド地形データ410のEN平面(基準面)および地表面(基準面からの高さ情報により規定される面)を模式的に示している。
掘削作業処理(図8のステップS820)が開始されると、ステップS1010において、データ処理装置120は、ステップS320(図7参照)で取得した作業条件データおよびステップS330(図7参照)で取得した動作指令に基づいて、現場座標系におけるバケット先端位置座標(点Bk1,Bk2の座標)を算出する。データ処理装置120は、作業条件データに含まれるバケット先端計算データと、動作指令に含まれる油圧ショベル101Aの位置データおよび姿勢データに基づいて、油圧ショベル101Aのバケット先端位置座標(点Bk1,Bk2の座標)を算出する。データ処理装置120は、バケット先端位置座標の算出処理(ステップS1010)を完了すると、ステップS1020へ進む。
ステップS1020において、データ処理装置120は、本演算サイクルよりも前の演算サイクルのステップS1010で算出されたバケット先端位置座標(前回値)が記憶部250に記憶されているか否かを判定する。なお、本演算サイクルよりも前の演算サイクルのステップS1010で算出されたバケット先端位置座標(前回値)は、ステップS1080において記憶部250に記憶される。データ処理装置120は、バケット先端位置座標(前回値)が記憶部250に記憶されていると判定するとステップS1030へ進み、バケット先端位置座標(前回値)が記憶部250に記憶されていないと判定するとステップS1080へ進む。
ステップS1030において、データ処理装置120は、本演算サイクルのステップS1010で算出されたバケット先端位置座標(今回値)に基づいて、現場座標系のEN平面からのH軸方向のバケット515の高さ(以下、バケット高さと記す)Hbkを算出する。データ処理装置120は、算出したバケット高さHbkとグリッド高さHgとを比較し、バケット高さHbkがグリッド高さHg未満であるか否かを判定する。
ステップS1040において、データ処理装置120は、バケット残量Rbkがあるか否か(すなわちバケット515内に土が存在しているか否か)を判定する。バケット残量Rbkは、記憶部250に記憶されているバケット容量Cbkと、記憶部250に記憶されているバケット内土量Vbkとの差分値(Rbk=Cbk-Vbk)に相当する。バケット容量Cbkは、ステップS320(図7参照)で取得される油圧ショベル101Aの作業条件データに含まれている。バケット内土量Vbkは、本演算サイクルよりも前の掘削作業処理における土量更新処理(ステップS1070)で算出され、記憶部250に記憶される。
ステップS1050において、データ処理装置120は、掘削領域910を作成する掘削領域作成処理を実行する。データ処理装置120は、図10に示すように、バケット先端位置座標の前回値(点Bk10,Bk20)と今回値(点Bk11,Bk21)の4つの位置を頂点とする矩形状のバケット先端軌跡を掘削領域910として算出する。掘削領域910は、バケット先端軌跡と地形データとの干渉領域である。図9に示すように、データ処理装置120は、掘削領域作成処理(ステップS1050)を完了すると、ステップS1060へ進む。
ステップS1060において、データ処理装置120は、掘削領域910内の地形データを更新する地形データ更新処理を実行する。データ処理装置120は、ステップS1050にて算出された掘削領域910に含まれる各グリッド要素の中心軸上において、グリッド高さHgとバケット高さHbkとを比較する。グリッド要素の中心軸上のバケット高さHbkとは、グリッド要素の中心軸と掘削領域910との交点のH座標に相当する。
ステップS1070において、データ処理装置120は、記憶部250に記憶されているバケット内土量Vbkを更新する土量更新処理を実行する。データ処理装置120は、ステップS1060にて算出された掘削領域910内の変形後の地形データと、ステップ1060が実行される前(すなわち変形前)の地形データとを比較し、その差分値に基づいて、掘削作業により掘削された掘削量Aeを算出する。データ処理装置120は、算出された掘削量Aeをバケット内土量Vbkに加算し、その演算結果を新たなバケット内土量Vbkとして記憶部250に記憶する。なお、掘削量Aeは、例えば、グリッド要素のE軸方向の幅×グリッド要素のN軸方向の幅×グリッド高さHgの地形変形前後の差分値を、掘削領域910内の各グリッド要素に対して演算し、それらすべてを積算することにより得られる。データ処理装置120は、土量更新処理(ステップS1070)を完了すると、ステップS1080へ進む。
ステップS1080において、データ処理装置120は、記憶部250に記憶されているバケット先端位置座標(前回値)をステップS1010で算出されたバケット先端位置座標(今回値)に書き換えるバケット先端位置更新処理を実行し、図9のフローチャートに示す処理(掘削作業処理)を終了する。
図11および図12を参照して、データ処理装置120により実行される放土作業処理(図8のステップS830)の一例について説明する。図11は、データ処理装置120により実行される放土作業処理の一例について示すフローチャートであり、図12は、放土作業処理の内容について示す図である。
放土作業処理(図8のステップS830)が開始されると、ステップS1210において、データ処理装置120は、ステップS320(図7参照)で取得した作業条件データおよびステップS330(図7参照)で取得した動作指令に基づいて、現場座標系におけるバケット先端位置座標(点Bk1,Bk2の座標)を算出する。データ処理装置120は、作業条件データに含まれるバケット先端計算データと、動作指令に含まれる油圧ショベル101Aの位置データおよび姿勢データに基づいて、油圧ショベル101Aのバケット先端位置座標(点Bk1,Bk2の座標)を算出する。データ処理装置120は、バケット先端位置座標の算出処理(ステップS1210)を完了すると、ステップS1220へ進む。
ステップS1220において、データ処理装置120は、放土円錐高さHsoilを算出し、ステップS1230へ進む。放土円錐とは、バケット515からグリッド地形データ410の地表面上に放出された(落とされた)土の高さを算出するために設定される仮想の円錐のことを指し、この円錐の高さを放土円錐高さHsoilとし、この円錐の底面の半径を放土円錐半径Rsoilとする。放土円錐高さHsoilは、バケット内土量Vbkおよび放土円錐半径Rsoilを用いて、以下の式(1)により算出される。
ステップS1230において、データ処理装置120は、バケット515が放土を行うのに十分な高さ(以下、放土高さ)に位置しているか否かを判定する。データ処理装置120は、バケット高さHbkと放土高さ下限値Hdminとを比較し、バケット高さHbkが放土高さ下限値Hdminよりも大きい場合、バケット515が放土高さに位置していると判定し、ステップS1240へ進む。データ処理装置120は、バケット高さHbkが放土高さ下限値Hdmin以下である場合、バケット515は放土高さに位置していないと判定し、図11のフローチャートに示す処理を終了する。
図11に示すように、ステップS1240において、データ処理装置120は、放土領域920を作成する放土領域作成処理を実行する。データ処理装置120は、図12に示すように、バケット515の代表点Pbkを中心とした半径Rsoilの円形領域を放土領域920として算出する。図11に示すように、データ処理装置120は、放土領域作成処理(ステップS1240)を完了すると、ステップS1250へ進む。
ステップS1250において、データ処理装置120は、放土領域920内の地形データを更新する地形データ更新処理を実行し、図11のフローチャートに示す処理(放土作業処理)を終了する。データ処理装置120は、ステップS1240にて算出された放土領域920に含まれる各グリッド要素のグリッド高さHgを更新する。データ処理装置120は、記憶部250に記憶されている放土領域920に含まれるグリッド要素G(i)のグリッド高さHgを、放土後のグリッド高さHdrop(i)に書き換える。放土後のグリッド高さHdrop(i)は、ステップS1240で算出された放土領域920に含まれるグリッド要素G(i)の中心位置のE座標Ei、N座標Ni、および、グリッド要素G(i)のグリッド高さHg=H(i)、ステップS1220で算出された放土円錐高さHsoil、ならびに、放土円錐半径Rsoilを用いて、以下の式(2)により算出される。
図13および図14を参照して、データ処理装置120により実行される積込作業処理(図8のステップS840)の一例について説明する。図13は、データ処理装置120により実行される積込作業処理の一例について示すフローチャートであり、図14は、積込作業処理の内容について示す図である。
積込作業処理(図8のステップS840)が開始されると、ステップS1410において、データ処理装置120は、ステップS320(図7参照)で取得した作業条件データおよびステップS330(図7参照)で取得した動作指令に基づいて、バケット先端位置座標(点Bk1,Bk2の座標)、および、ベッセル525の開口部位置座標(点Be1,Be2,Be3,Be4)を算出する。データ処理装置120は、作業条件データに含まれるバケット先端計算データと、動作指令に含まれる油圧ショベル101Aの位置データおよび姿勢データに基づいて、油圧ショベル101Aのバケット先端位置座標(点Bk1,Bk2の座標)を算出する。データ処理装置120は、作業条件データに含まれるベッセル計算データと、動作指令に含まれるダンプトラック101Bの位置データおよび姿勢データに基づいて、ダンプトラック101Bのベッセル525の開口部位置座標(点Be1,Be2,Be3,Be4の座標)を算出する。データ処理装置120は、バケット先端位置座標およびベッセル525の開口部位置座標の算出処理(ステップS1410)を完了すると、ステップS1420へ進む。
ステップS1420において、データ処理装置120は、バケット515が、ベッセル525の上方に位置しているか否かを判定する。図14に示すように、データ処理装置120は、バケット515の代表点Pbkが、ベッセル開口領域585の内側に位置しているか否かを判定する。ベッセル開口領域585は、開口部位置座標(点Be1,Be2,Be3,Be4の座標)で規定される矩形状の平面領域である。また、データ処理装置120は、バケット高さHbkがベッセル高さHveよりも大きいか否かを判定する。ベッセル高さHveは、例えば、ベッセル開口領域585の中心点のH座標としてもよいし、バケット515の代表点Pbkを通るH軸に平行な直線と矩形平面状のベッセル開口領域585との交点のH座標としてもよい。
ステップS1430において、データ処理装置120は、ベッセル残容量Rveがバケット内土量Vbk以上であるか否かを判定する。記憶部250に記憶されているベッセル残容量Rveは、ベッセル容量Cveと、記憶部250に記憶されているベッセル内土量Vveとの差分値(Rve=Cve-Vve)に相当する。ベッセル容量Cveは、ステップS320(図7参照)で取得されるダンプトラック101Bの作業条件データに含まれている。ベッセル内土量Vveは、本演算サイクルより前の積込作業処理における土量更新処理(ステップS1440)で算出され、記憶部250に記憶される。
ステップS1440において、データ処理装置120は、記憶部250に記憶されているバケット内土量Vbkおよびベッセル内土量Vveを更新する土量更新処理を実行する。データ処理装置120は、バケット内土量Vbkをベッセル内土量Vveに加算し、その演算結果を新たなベッセル内土量Vveとして記憶部250に記憶する。また、データ処理装置120は、バケット内土量Vbkを0(ゼロ)として記憶部250に記憶する。土量更新処理(ステップS1440)が終了すると、図13のフローチャートに示す処理(積込作業処理)が終了する。
図15および図16を参照して、データ処理装置120により実行される整地作業処理(図8のステップS850)の一例について説明する。図15は、データ処理装置120により実行される整地作業処理の一例について示すフローチャートであり、図16は、整地作業処理の内容について示す図である。
ステップS1600において、データ処理装置120は、ステップS320(図7参照)で取得した作業条件データおよびステップS330(図7参照)で取得した動作指令に基づいて、現場座標系におけるブレード先端位置座標(点Bl1,Bl2の座標)を算出する。データ処理装置120は、作業条件データに含まれるブレード先端計算データと、動作指令に含まれる油圧ショベル101Aの位置データおよび姿勢データに基づいて、油圧ショベル101Aのブレード先端位置座標(点Bl1,Bl2の座標)を算出する。データ処理装置120は、ブレード先端位置座標の算出処理(ステップS1600)を完了すると、ステップS1610へ進む。
ステップS1610において、データ処理装置120は、本演算サイクルよりも前の演算サイクルのステップS1600で算出されたブレード先端位置座標(前回値)が記憶部250に記憶されているか否かを判定する。なお、本演算サイクルよりも前の演算サイクルのステップS1600で算出されたブレード先端位置座標(前回値)は、ステップS1690において記憶部250に記憶される。データ処理装置120は、ブレード先端位置座標(前回値)が記憶部250に記憶されていると判定するとステップS1620へ進み、ブレード先端位置座標(前回値)が記憶部250に記憶されていないと判定するとステップS1690へ進む。
ステップS1620において、データ処理装置120は、本演算サイクルのステップS1600で算出されたブレード先端位置座標(今回値)に基づいて、現場座標系のEN平面からのH軸方向のブレード519aの高さ(以下、ブレード高さと記す)Hblを算出する。ブレード高さHblは、ブレード先端位置のH座標に相当する。データ処理装置120は、算出したブレード高さHblとグリッド高さHgとを比較し、ブレード高さHblがグリッド高さHg未満であるか否かを判定する。
ステップS1630において、データ処理装置120は、整地領域940を作成する整地領域作成処理を実行する。データ処理装置120は、図16に示すように、ブレード先端位置座標の前回値(点Bl10,Bl20)と今回値(点Bl11,Bl21)の4つの位置を頂点とする矩形状のブレード先端軌跡を整地領域940として算出する。整地領域940は、ブレード先端軌跡と地形データとの干渉領域である。図15に示すように、データ処理装置120は、整地領域作成処理(ステップS1630)を完了すると、ステップS1640へ進む。
ステップS1640において、データ処理装置120は、整地領域940内のグリッド地形データ410を更新する地形データ更新処理を実行する。データ処理装置120は、ステップS1630にて算出された整地領域940に含まれる各グリッド要素の中心軸上において、グリッド高さHgとブレード高さHblとを比較する。グリッド要素の中心軸上のブレード高さHblとは、グリッド要素の中心軸と整地領域940との交点のH座標に相当する。
ステップS1650において、データ処理装置120は、整地土量を計算する整地土量計算処理を実行する。データ処理装置120は、ステップS1640にて算出された整地領域940内の変形後の地形データと、ステップ1640が実行される前(すなわち変形前)の地形データとを比較し、その差分値に基づいて、整地作業により移動した土の量である整地土量Alを算出する。なお、整地土量Alは、例えば、グリッド要素のE軸方向の幅×グリッド要素のN軸方向の幅×グリッド高さHgの地形変形前後の差分値を、整地領域940内の各グリッド要素に対して演算し、それらすべてを積算することにより得られる。データ処理装置120は、整地土量計算処理(ステップS1650)を完了すると、ステップS1660へ進む。
ステップS1660において、データ処理装置120は、放土領域950を作成する放土領域作成処理を実行する。データ処理装置120は、図16に示すように、ステップS1630にて作成された整地領域940と同じ幅(すなわちブレード幅Wbl)および同じ長さDblの放土領域950を作成する。放土領域950は、ブレード519aの先端を起点として、長さDblだけ走行体518の進行方向(前進方向)に延在するように設定される。図15に示すように、データ処理装置120は、放土領域作成処理(ステップS1660)を完了すると、ステップS1670へ進む。
ステップS1670において、データ処理装置120は、整地作業により放土領域950に放土される土の高さである放土高さHlvを算出する。データ処理装置120は、ステップS1650で算出された整地土量Alを、ステップS1660で作成された放土領域950の面積で割ることにより、放土高さHlvを算出し、ステップS1680へ進む。
ステップS1680において、データ処理装置120は、放土領域950内のグリッド地形データ410を更新する地形データ更新処理を実行する。図16に示すように、データ処理装置120は、ステップS1660にて作成された放土領域950に含まれるすべてのグリッド要素のグリッド高さHgにステップS1670で算出した放土高さHlvを加算する。
ステップS1690において、データ処理装置120は、記憶部250に記憶されているブレード先端位置座標(前回値)をステップS1600で算出されたブレード先端位置座標(今回値)に書き換えるブレード先端位置更新処理を実行し、図15のフローチャートに示す処理(整地作業処理)を終了する。
図17および図18を参照して、データ処理装置120により実行される転圧作業処理(図8のステップS860)の一例について説明する。図17は、データ処理装置120により実行される転圧作業処理の一例について示すフローチャートであり、図18は、転圧作業処理の内容について示す図である。
ステップS1810において、データ処理装置120は、ステップS320(図7参照)で取得した作業条件データおよびステップS330(図7参照)で取得した動作指令に基づいて、現場座標系における走行体位置座標(点Fs1,Fs2,Fs3,Fs4の座標)を算出する。データ処理装置120は、作業条件データに含まれる油圧ショベル101Aのフットプリント計算データと、動作指令に含まれる油圧ショベル101Aの位置データおよび姿勢データに基づいて、油圧ショベル101Aの走行体位置座標(点Fs1,Fs2,Fs3,Fs4)を算出する。データ処理装置120は、走行体位置座標の算出処理(ステップS1810)を完了すると、ステップS1820へ進む。
ステップS1820において、データ処理装置120は、走行体518が移動したか否かを判定する。データ処理装置120は、本演算サイクルよりも前の演算サイクルのステップS1810で算出された走行体位置座標(前回値)と本演算サイクルのステップS1810で算出された走行体位置座標(今回値)とが異なる値であるか否かを判定する。なお、本演算サイクルよりも前の演算サイクルのステップS1810で算出された走行体位置座標(前回値)は、ステップS1850において記憶部250に記憶される。
ステップS1830において、データ処理装置120は、フットプリント領域930を作成するフットプリント領域作成処理を実行する。データ処理装置120は、図18に示すように、走行体位置座標の前回値(点Fs30,Fs40)と今回値(点Fs31,Fs41)の4つの位置を頂点とする矩形状の走行体後端軌跡をフットプリント領域930として算出する。図17に示すように、データ処理装置120は、フットプリント領域作成処理(ステップS1830)を完了すると、ステップS1840へ進む。
ステップS1840において、データ処理装置120は、フットプリント領域930内のグリッド地形データ410を更新する地形データ更新処理を実行する。データ処理装置120は、ステップS1830にて算出されたフットプリント領域930に含まれる各グリッド要素のグリッド高さHgを、作業条件データに含まれる沈み値Hcp分だけ低くする。これにより、フットプリント領域930において、転圧作業によって変形した後の地形データが生成され、変形後の地形データが最新の地形データとして記憶部250に記憶され、地形データ更新処理が完了する。図17に示すように、データ処理装置120は、地形データ更新処理(ステップS1840)を完了すると、ステップS1850へ進む。
ステップS1850において、データ処理装置120は、記憶部250に記憶されている走行体位置座標(前回値)をステップS1810で算出された走行体位置座標(今回値)に書き換える走行体位置更新処理を実行し、図17のフローチャートに示す処理(手夏作業処理)を終了する。
本実施形態に係る動作検証装置100は、例えば、汎用の物理シミュレータに接続して活用することもできる。例えば、動作検証装置100は、作業機械101の位置データおよび姿勢データ、地形データを汎用物理シミュレータに出力する。汎用物理シミュレータは、入力されたデータに基づいて、地面と作業機械との接触に伴う作業機械の位置および姿勢の変化計算、および、作業機械同士の接触に伴う作業機械の位置および姿勢の変化計算を行い、その計算結果を動作検証装置100に出力する。また、汎用物理シミュレータは、開発中の自動運転アルゴリズム等を用いて算出された作業機械の位置データおよび姿勢データを動作検証装置100に出力してもよい。動作検証装置100は、汎用物理シミュレータからのデータに基づいて、作業機械101の位置データおよび姿勢データを補正する。
図19から図24を参照して、第2実施形態に係る作業機械の動作検証装置100Bについて説明する。なお、図中、第1実施形態と同一もしくは相当部分には同一の参照番号を付し、相違点を主に説明する。
図19は、第2実施形態に係る動作検証装置100Bの一例を示す機能ブロック図である。第2実施形態に係る動作検証装置100Bのデータ処理装置120Bは、動作指令および地形データに基づいて作業機械101の姿勢を計算する姿勢演算部280および、姿勢演算部280により計算された作業機械101の姿勢が転倒姿勢であるか否かを判定する転倒姿勢判定部290として機能する。姿勢演算部280および転倒姿勢判定部290の機能はプロセッサ160によって発揮される。
図21は、図7と同様の図であり、データ処理装置120Bにより実行される動作検証用データの出力処理の一例について示すフローチャートである。図21のフローチャートには、図7のフローチャートのステップS330とステップS340の間に姿勢演算処理(ステップS335)が追加され、図7のフローチャートのステップS340とステップS350の間に転倒姿勢判定処理(ステップS345)が追加されている。
図22は、姿勢演算部280として機能するデータ処理装置120Bにより実行される姿勢演算処理の一例について示すフローチャートである。姿勢演算処理は、仮想の作業現場に存在する油圧ショベル101Aおよびダンプトラック101Bのそれぞれに対して実行される。油圧ショベル101Aに対する姿勢演算処理は、ダンプトラック101Bに対する姿勢演算処理と同様である。このため、以下では、油圧ショベル101Aに対する姿勢演算処理を代表して説明する。
姿勢演算処理(図21のステップS335)が開始されると、ステップS610において、データ処理装置120Bは、ステップS320(図21参照)で取得した作業条件データおよびステップS330(図21参照)で取得した動作指令に基づいて、現場座標系における走行体位置座標(点Fs1,Fs2,Fs3,Fs4の座標)を算出する。データ処理装置120Bは、作業条件データに含まれる油圧ショベル101Aのフットプリント計算データと、動作指令に含まれる油圧ショベル101Aの位置データ(平面位置座標)および姿勢データ(方位データ)に基づいて、油圧ショベル101Aの走行体位置座標(点Fs1,Fs2,Fs3,Fs4)を算出する。データ処理装置120Bは、走行体位置座標の算出処理(ステップS610)を完了すると、ステップS620へ進む。
ステップS620において、データ処理装置120Bは、走行体位置座標(点Fs1,Fs2,Fs3,Fs4)の直下のグリッド地形データ410の地表面上の地点Pg1,Pg2,Pg3,Pg4によって規定される平面領域932の法線ベクトルnを算出する。データ処理装置120Bは、平面領域932の法線ベクトルnに基づいて、油圧ショベル101Aの高さデータ(H座標)および油圧ショベル101Aの走行体518の姿勢データ(ピッチ角度Θpitch、ロール角度Θrollおよびヨー角度Θyaw)を算出する。データ処理装置120Bは、記憶部250に記憶されている油圧ショベル101Aの高さデータおよび走行体518の姿勢データを更新する。データ処理装置120Bは、油圧ショベル101Aの高さおよび走行体518の姿勢データの算出処理(ステップS620)を完了すると、図22のフローチャートに示す処理を終了し、図21のステップ340へ進む。
図23は、転倒姿勢判定部290として機能するデータ処理装置120Bにより実行される転倒姿勢判定処理の一例について示すフローチャートである。転倒姿勢判定処理は、仮想の作業現場に存在する油圧ショベル101Aおよびダンプトラック101Bのそれぞれに対して実行される。油圧ショベル101Aに対する転倒姿勢判定処理は、ダンプトラック101Bに対する転倒姿勢判定処理と同様である。このため、以下では、油圧ショベル101Aに対する転倒姿勢判定処理を代表して説明する。
転倒姿勢判定処理(図21のステップS345)が開始されると、ステップS2310において、データ処理装置120Bは、油圧ショベル101Aの姿勢が転倒姿勢であるか否かを判定する。データ処理装置120Bは、油圧ショベル101Aが転倒姿勢であると判定するとステップS2320へ進み、油圧ショベル101Aが転倒姿勢でないと判定するとステップS2330へ進む。
ステップS2320において、データ処理装置120Bは、転倒姿勢フラグをオン(F=1)に設定し、図23のフローチャートに示す処理を終了し、図21のステップS350へ進む。
ステップS2330において、データ処理装置120Bは、転倒姿勢フラグをオフ(F=0)に設定し、図23のフローチャートに示す処理を終了し、図21のステップS350へ進む。
図21に示すように、ステップS350において、データ処理装置120Bは、地形データだけでなく、作業機械101に関連付けて記憶された転倒姿勢フラグの情報を出力装置130に出力する。出力装置130は、転倒姿勢フラグがオンに設定されている作業機械101については、転倒姿勢であることを表す情報を表示画面に表示させる。
上記実施形態では、出力装置130が表示装置であり、動作検証装置100,100Bから演算サイクル毎に出力されるデータに基づいて、出力装置130の表示画面の情報が変化する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。出力装置130は、データ処理装置120から供給された出力データを処理するデータ処理装置(データ処理装置120とは異なるデータ処理装置)であってもよい。この場合、出力制御部260は、記憶部250が保持している作業機械101の位置データおよび姿勢データ、各作業機械101の保持する土量データ、転倒姿勢フラグデータ等の処理結果を演算サイクル毎(時系列)のテキスト形式のファイルで出力装置130に出力する。また、出力制御部260は、グリッド地形データ410をグリッドデータのまま、あるいはメッシュデータに変換してから出力装置130に出力する。
上記実施形態では、現況地形データ取得部210が取得する現況地形データは、3次元CADを用いて作成されたメッシュデータである例について説明したが、本発明はこれに限定されない。現況地形データは、実際の作業現場の上空を無人飛行機、無人ヘリコプター等に搭載されたカメラ、あるいはLiDAR(Light Detection And Ranging)によって取得されたデータであってもよい。また、現況地形データは、実際の作業現場で稼働している作業機械に取り付けられたカメラ、あるはLiDARによって取得されたデータであってもよい。現況地形データのデータ形式は、メッシュデータの形式に限らず、3次元座標で表される地点の位置データを集めた点群データの形式としてもよい。
油圧ショベル101Aは、上述した構成に限定されない。例えば、油圧ショベル101Aは、ブレード作業装置519を備えていなくてもよい。バケット515は、1方向だけでなく、2方向あるいは3方向に回動可能な機構(チルト機構およびロータリー機構)を備えていてもよい。
上記実施形態では、データ処理装置120が、バケット515の代表点Pbkの高さをバケット高さHbkとして、干渉判定処理(図9のステップS1030)を実行する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。干渉判定処理(図9のステップS1030)は、バケット515が地形データに干渉しているか否かを判定可能な種々の方法を採用することができる。
上記実施形態では、ブレード519aによる整地作業を例に整地作業処理についての説明をしたが、本発明はこれに限定されない。データ処理装置120は、法面施工用のバケットによる整地作業に対して整地作業処理を実行することにより、グリッド地形データ410の変化を計算してもよい。
上記実施形態では、図18に示すフットプリント領域930が、点Fs3の前回値Fs30、点Fs4の前回値Fs40、点Fs3の今回値Fs31、および、点Fs4の今回値Fs41の4点で規定される矩形状の平面領域である例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、左右一対のクローラのそれぞれの軌跡をフットプリント領域としてもよい。この場合、クローラが通過した軌跡が凹むようにグリッド地形データ410のグリッド高さHgの更新処理が行われる。その結果、出力装置130の表示画面には、クローラが通過した部分に轍が表示される。
上記実施形態では、作業機械101が、油圧ショベル101Aおよびダンプトラック101Bである例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、作業機械101は、ブルドーザー、ホイールローダまたはモーターグレーダでもよい。また、作業機械101は、土木作業、建設作業等を行う作業機械だけでなく、地形変化を伴う農作業を行う農業機械でもよい。
Claims (6)
- 仮想の作業現場で作業を行う仮想の作業機械の軌跡の計算処理を実行する処理装置を備えた作業機械の動作検証装置であって、
前記作業機械は、走行体および作業装置を有し、
前記処理装置は、
前記作業現場の地形データ、および前記作業機械の動作指令を取得し、
取得した前記作業現場の地形データ、および前記作業機械の動作指令に基づいて、前記作業装置の軌跡を計算し、
前記作業装置の軌跡と前記作業現場の地形データとの干渉領域に基づいて前記作業現場の地形データの変化を計算し、変化後の前記作業現場の地形データを出力する、
ことを特徴とする作業機械の動作検証装置。 - 請求項1に記載の作業機械の動作検証装置において、
前記作業機械は、土を掘削し、掘削した土を保持可能なバケットを有し、
前記処理装置は、前記作業機械の作業内容を表すデータを取得し、
前記作業機械の作業内容には、掘削作業および放土作業が含まれ、
前記処理装置は、
取得した前記作業内容が、前記掘削作業である場合、前記バケットの軌跡と前記作業現場の地形データとの干渉領域に基づいて前記作業現場の地形データの変化を計算し、前記地形データの変化に基づいて前記バケット内の土の量を計算し、
取得した前記作業内容が、前記放土作業である場合、前記バケットが放土高さに位置しているか否かを判定し、前記バケットが放土高さに位置していると判定されると、前記バケットの位置および前記バケット内の土の量に基づいて、前記作業現場の地形データの変化を計算する、
ことを特徴とする作業機械の動作検証装置。 - 請求項1に記載の作業機械の動作検証装置において、
前記作業機械は、前記走行体を走行させることにより土を移動可能なブレードを有し、
前記処理装置は、前記作業機械の作業内容を表すデータを取得し、
前記作業機械の作業内容には、整地作業が含まれ、
前記処理装置は、
取得した前記作業内容が、前記整地作業である場合、前記ブレードの軌跡と前記作業現場の地形データとの干渉領域に基づいて前記干渉領域内の前記作業現場の地形データの変化を計算し、前記干渉領域内の地形データの変化に基づいて前記ブレードによって移動した土の量を計算し、前記ブレードによって移動した土の量に基づいて前記走行体の進行方向の地形データの変化を計算する、
ことを特徴とする作業機械の動作検証装置。 - 請求項1に記載の作業機械の動作検証装置において、
仮想の作業現場には、仮想の複数の前記作業機械が存在し、
前記複数の作業機械には、土を掘削し、掘削した土を保持可能なバケットを有する多関節型の前記作業装置を備えた掘削作業機械と、土を保持可能なベッセルを備えた運搬作業機械とが含まれ、
前記処理装置は、前記掘削作業機械の作業内容を表すデータを取得し、
前記掘削作業機械の作業内容には、掘削作業、放土作業、および、積込作業が含まれ、
前記処理装置は、
取得した前記掘削作業機械の作業内容が、前記掘削作業である場合、前記バケットの軌跡と前記作業現場の地形データとの干渉領域に基づいて前記作業現場の地形データの変化を計算し、前記地形データの変化に基づいて前記バケット内の土の量を計算し、
取得した前記掘削作業機械の作業内容が、前記放土作業である場合、前記バケットが放土高さに位置しているか否かを判定し、前記バケットが放土高さに位置していると判定されると、前記バケットの位置および前記バケット内の土の量に基づいて、前記作業現場の地形データの変化を計算し、
取得した前記掘削作業機械の作業内容が、前記積込作業である場合、前記バケットが前記運搬作業機械の前記ベッセルの上方に位置しているか否かを判定し、前記バケットが前記ベッセルの上方に位置していると判定されると、前記バケット内の土の量に基づいて、前記ベッセル内の土の量を計算する、
ことを特徴とする作業機械の動作検証装置。 - 請求項1に記載の作業機械の動作検証装置において、
前記処理装置は、前記地形データと前記作業機械の位置に基づいて、前記作業機械の姿勢を計算する、
ことを特徴とする作業機械の動作検証装置。 - 請求項5に記載の作業機械の動作検証装置において、
前記処理装置は、前記作業機械の姿勢が転倒姿勢であるか否かを判定し、その判定結果を出力する、
ことを特徴とする作業機械の動作検証装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020185239A JP7530805B2 (ja) | 2020-11-05 | 2020-11-05 | 作業機械の動作検証装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020185239A JP7530805B2 (ja) | 2020-11-05 | 2020-11-05 | 作業機械の動作検証装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022074843A true JP2022074843A (ja) | 2022-05-18 |
JP7530805B2 JP7530805B2 (ja) | 2024-08-08 |
Family
ID=81606205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020185239A Active JP7530805B2 (ja) | 2020-11-05 | 2020-11-05 | 作業機械の動作検証装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7530805B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024095775A1 (ja) * | 2022-10-31 | 2024-05-10 | 株式会社小松製作所 | 積載状況推定装置および積載状況推定方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000039836A (ja) | 1998-07-24 | 2000-02-08 | Mitsubishi Precision Co Ltd | 油圧ショベルシミュレータ |
JP3735268B2 (ja) | 2001-04-24 | 2006-01-18 | 三菱重工業株式会社 | 車両走行シミュレータ装置及び車両走行シミュレータ方法 |
JP6567940B2 (ja) | 2015-10-05 | 2019-08-28 | 株式会社小松製作所 | 施工管理システム |
US10731322B2 (en) | 2017-01-13 | 2020-08-04 | Komatsu Ltd. | Work machine control system and work machine control method |
JP6777613B2 (ja) | 2017-09-26 | 2020-10-28 | 日立建機株式会社 | 運搬機の停車位置方向案内システム |
WO2019175917A1 (ja) | 2018-03-12 | 2019-09-19 | 日立建機株式会社 | 作業機械 |
JP2020133143A (ja) | 2019-02-14 | 2020-08-31 | コベルコ建機株式会社 | 監視装置及び建設機械 |
-
2020
- 2020-11-05 JP JP2020185239A patent/JP7530805B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024095775A1 (ja) * | 2022-10-31 | 2024-05-10 | 株式会社小松製作所 | 積載状況推定装置および積載状況推定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7530805B2 (ja) | 2024-08-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7166108B2 (ja) | 画像処理システム、表示装置、画像処理方法、学習済みモデルの生成方法、および学習用データセット | |
JP6096980B2 (ja) | 施工情報表示装置および施工情報の表示方法 | |
JP3720972B2 (ja) | 地形形状計測装置 | |
JP7365122B2 (ja) | 画像処理システムおよび画像処理方法 | |
US20140200863A1 (en) | Monitoring proximity of objects at construction jobsites via three-dimensional virtuality in real-time | |
CN113605483B (zh) | 一种挖掘机自动作业控制方法和装置 | |
Ni et al. | Design of highly realistic virtual environment for excavator simulator | |
US20240117598A1 (en) | Autonomous Control Of On-Site Movement Of Powered Earth-Moving Construction Or Mining Vehicles | |
JP7372029B2 (ja) | 表示制御装置、表示制御システムおよび表示制御方法 | |
JP7401370B2 (ja) | 作業機械 | |
WO2022209646A1 (ja) | 作業機械の管理システム | |
CN113826106A (zh) | 包括作业机械的系统、以及作业机械 | |
JP7530805B2 (ja) | 作業機械の動作検証装置 | |
WO2021002249A1 (ja) | 学習済みの作業分類推定モデルの製造方法、学習用データ、コンピュータによって実行される方法、および作業機械を含むシステム | |
WO2021192932A1 (ja) | 作業機械 | |
US12123171B2 (en) | Autonomous control of operations of powered earth-moving vehicles using data from on-vehicle perception systems | |
Kamat et al. | Large-scale dynamic terrain in three-dimensional construction process visualizations | |
CN113186996A (zh) | 基坑挖掘监控方法及系统 | |
JP6942671B2 (ja) | 寸法特定装置および寸法特定方法 | |
JP7107792B2 (ja) | 建設機械 | |
JP7317926B2 (ja) | 施工管理装置、表示装置および施工管理方法 | |
JP7138018B2 (ja) | 足場設計装置および足場設計方法 | |
Tao et al. | A low-cost solution for excavator simulation with realistic visual effect | |
Halbach | Development of a simulator for modeling robotic earth-moving tasks | |
WO2022209437A1 (ja) | 施工管理システム、データ処理装置、及び施工管理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230519 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240312 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240510 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240625 |
|
AA91 | Notification that invitation to amend document was cancelled |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971091 Effective date: 20240716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240723 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240729 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7530805 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |