JP2022072586A - 撮像光学系及び撮像装置 - Google Patents

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章 船橋
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Abstract

【課題】合焦動作時のレンズの姿勢誤差感度を低減する。【解決手段】撮像光学系(10)は、物体側から順に、入射光線を90°曲げる反射部材(20)と、少なくとも1つのレンズを含む固定レンズ(31)と、少なくとも1つのレンズを含み、第2光軸Ax2上を移動可能な可動レンズ(41)と、撮像センサー(60)とを備える。撮像光学系(10)は、焦点距離が35mm換算で120mm以上であり、以下の条件式を満足する。0.5≦K≦2.8 ・・・(1)ただし、Kは、可動レンズ(31)が1移動したときに変化するピント位置ずれ量である。【選択図】図10

Description

本発明は、撮像光学系及びこれを備える撮像装置に関する。
近年、特にスマートフォンなどの携帯端末用に、望遠レンズの需要が増えてきている。光学系が望遠になると、近距離被写体などへの合焦動作時のレンズの移動量が大きくなってしまうという課題がある。
ところで、携帯端末用のオートフォーカス(AF)用アクチュエーターとしては、ボイスコイルモーター(VCM)が主流である。例えば特許文献1に記載の撮像装置では、AF時にVCMによってレンズ群全体を移動させている。
VCMを適用する場合、移動させるレンズ群をVCMによる移動方向とは反対向きにばね部材で押し付けておく。そして、VCMに通電するとばね部材の力に抗してレンズ群が移動し、VCMへの通電を止めると、ばね部材の力でレンズ群が初期位置に復帰する。
しかし、VCMでは、通電量とばね部材の変形量とが線形関係になる必要があることなどから、設計上は0.2mm程度の移動量しか確保できない。
したがって、携帯端末搭載を想定してVCMの適用を前提にレンズ設計した場合、AF時のレンズ移動量が約0.2mm以下に制約され、特に上述した望遠レンズなどへの適用が難しい。
このような小さい移動量でAFを実現するには、AF時にレンズ群全体を移動させるのではなく、レンズ群中の一部のレンズのみを移動させる、所謂部分群フォーカスにする方法がある。しかしながら、部分群フォーカス方式でAF時の移動量を小さくするためには、AF時に光軸上を移動するレンズまたはレンズ群(AF群)の屈折力を強くする必要があり、AF群の屈折力が強くなると、AF群の姿勢誤差感度が高くなってしまう。姿勢誤差感度が高いと、AF時に少しでもレンズが傾いたり横方向にずれたりした場合に、撮影品質が大きく低下する。つまり、小さい移動距離で大きくフォーカスできる高感度のレンズを実現するには、レンズを高精度に製造する必要が生じるため、生産性(量産性)が悪化してしまう。
国際公開第2018/130898号
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであり、合焦動作時のレンズの姿勢誤差感度を低減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、
撮像素子の光電変換部に被写体像を結像させる単焦点の撮像光学系であって、
物体側から順に、
入射光線を90°曲げる反射光学素子と、
少なくとも1つのレンズを含む固定光学系と、
少なくとも1つのレンズを含み、光軸上を移動可能な可動光学系と、
撮像素子と、
を備え、
焦点距離が35mm換算で120mm以上であり、
以下の条件式を満足することを特徴とする。
0.5≦K≦2.8 ・・・(1)
ただし、
K:可動光学系が1移動したときに変化するピント位置ずれ量
また、本発明は、撮像装置であって、
上記撮像光学系と、
前記可動光学系を駆動するステッピングモーターと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、合焦動作時のレンズの姿勢誤差感度を低減することができる。
実施形態の撮像装置を備える携帯端末の(a)正面図及び(b)背面図である。 実施形態の撮像装置の斜視図である。 実施形態の撮像装置の分解斜視図である。 位置センサーを説明するための図である。 伝熱部材を説明するための撮像装置の(a)斜視図及び(b)側面図である。 ステッピングモーターのリードスクリューと可動レンズユニットの連結部材との連結構造を説明するための図である。 可動レンズユニットの連結部材の(a)斜視図、(b)正面図及び(c)側面図である。 ステッピングモーターのリードスクリューと可動レンズユニットの連結部材とのの連結部を拡大した(a)正面図及び(b)側面図である。 実施形態の撮像装置の概略の制御構成を示すブロック図である。 実施形態の撮像光学系を示す図である。 実施形態の変形例の撮像装置の斜視図である。 実施形態の変形例の撮像装置の(a)斜視図及び(b)側面図である。 実施例1の撮像光学系の(a)物体距離が無限遠時の断面図であり、(b)物体距離が1.0m時の断面図であり、(c)縦収差図である。 実施例2の撮像光学系の(a)物体距離が無限遠時の断面図であり、(b)物体距離が1.0m時の断面図であり、(c)縦収差図である。 実施例3の撮像光学系の(a)物体距離が無限遠時の断面図であり、(b)物体距離が1.0m時の断面図であり、(c)縦収差図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
[携帯端末の概略構成]
図1(a)、(b)は、本発明の一実施形態である撮像装置100を備える携帯端末300の正面図及び背面図である。
この図に示すように、撮像装置100は携帯端末300に搭載されている。携帯端末300は、本実施形態ではスマートフォンであり、互いに焦点距離の異なる広角カメラC1、標準カメラC2及び望遠カメラC3を含む3眼カメラを裏面に搭載している。この3眼カメラでは、撮影時にはデジタルズームが併用され、広角から望遠までシームレスのズーミングが可能となっている。撮像装置100は、このうち望遠カメラC3用のレンズユニットとして搭載されている。
なお、携帯端末300はスマートフォンに限定されず、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレットパソコン、モバイルパソコン、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、アクションカメラ等であってもよい。また、撮像装置100は、望遠カメラ用のものに限定されない。
[撮像装置の構成]
図2は、撮像装置100の斜視図であり、図3は、撮像装置100の分解斜視図である。図4は、後述の位置センサー54を説明するための図であり、図5(a)、(b)は、主に後述の伝熱部材73を説明するための撮像装置100の斜視図及び側面図である。図2及び図3では、一部部品(蓋部材55等)の図示を省略している。
なお、以下の説明において、撮像装置100における上下、前後及び左右の各方向は、図中に示した方向をいう。ここで、上下方向が携帯端末300の厚さ方向、前後方向が携帯端末300の幅方向、左右方向が携帯端末300の長手方向に対応しており、上下方向のうち上方(上側)が携帯端末300の背面側(裏面側)に対応している。また、本発明に係るX、Y、Zの各方向は、左右方向、上下方向、前後方向に対応する。
図2及び図3に示すように、撮像装置100は、反射部材20、固定レンズユニット30、可動レンズユニット40、主胴50、撮像センサー60、ステッピングモーター70を備える。
反射部材20は、本発明に係る反射光学素子の一例であり、撮像装置100が備える撮像光学系10(図10参照)の第1光軸Ax1と第2光軸Ax2を略90°折れ曲げる。第1光軸Ax1は、上下方向に沿って反射部材20から上方に延在し、第2光軸Ax2は、前後方向に沿って反射部材20から後方に延在している。反射部材20には、例えばプリズムやミラーなどを適用できる。
反射部材20は、固定枠21に取り付けられている。固定枠21は、主胴50の前面に固定されている。
反射部材20の上面は、携帯端末300の望遠カメラC3の透光部330と対向している(図1(b)参照)。
なお、反射部材20は、手振れ補正機能を有してもよい。
固定レンズユニット30は、反射部材20の後方に配置されている。固定レンズユニット30は、第2光軸Ax2上に配置された固定レンズ31と、固定レンズ31の周縁を保持する保持枠32とを有している。固定レンズ31は、後述するように、第2光軸Ax2に沿って配列された第1レンズL1、第2レンズL2及び第3レンズL3を含む(図10参照)。固定レンズユニット30は、反射部材20と主胴50との間で前後に挟持された状態で、製造誤差を低減するように位置調整されたうえで固定されている。
可動レンズユニット40は、固定レンズユニット30の後方に配置されている。可動レンズユニット40は、第2光軸Ax2上に配置された可動レンズ41と、可動レンズ41の周縁を保持する保持部材42とを有している。可動レンズユニット40は、第2光軸Ax2に沿って移動可能な状態で、主胴50内に収容されている。
また、可動レンズユニット40は、ステッピングモーター70と連結されて駆動力を受ける連結部材43を有している。連結部材43の構成を含むステッピングモーター70との連結構造の詳細については後述する。
主胴50は、上方に開口する矩形箱状に形成され、上部開口が蓋部材55で閉塞されている(図5(a)参照)。
主胴50は、内部に可動レンズユニット40を収容している。具体的に、主胴50内には、前後方向に沿って延在する2本のガイド軸51が左右両側部に並設されており、この2本のガイド軸51が、可動レンズユニット40の保持部材42を前後方向に沿って移動可能に支持している。
ステッピングモーター70は、可動レンズユニット40を駆動するためのものである。ステッピングモーター70は、駆動力を発生させる駆動部71と、駆動部71の前端から前後方向に沿って延在するリードスクリュー72とを有している。ステッピングモーター70は、主胴50の右側面に形成された開口53から主胴50の内部にリードスクリュー72を挿入させた状態で、主胴50の右側面に固定されている。
リードスクリュー72には、本実施形態では右ねじが切られており、当該右ねじが可動レンズユニット40の連結部材43と連結(噛合)している。そのため、駆動部71によりリードスクリュー72が回転すると、その回転力が連結部材43を介して前後方向の推力に変換され、保持部材42(可動レンズユニット40)が前後方向に移動する。
駆動部71の右側部には、複数の接続接点71aが設けられている。複数の接続接点71aは、フレキシブル基板52と電気的に接続されている。フレキシブル基板52は、図4に示すように、主たる部分が主胴50の下側に配置されている。また、フレキシブル基板52には、可動レンズユニット40(保持部材42)の前後方向位置を検出する光学式の位置センサー54が電気的に接続されている。位置センサー54は、図示は省略するが、主胴50に固定されている。ステッピングモーター70(駆動部71)と位置センサー54は、フレキシブル基板52を介して後述の処理部80と電気的に接続されている(図9参照)。なお、位置センサー54は、可動レンズユニット40の前後方向位置を検出できるものであれば、そのセンサー種別や構造等は特に限定されない。
また、駆動部71は、可動レンズ41よりも後側の位置であって、左右方向において第2光軸Ax2上から右側に外れた位置であり、上下方向において撮像装置100の他の部分よりも内側の位置に配置されている(つまり上下に突出していない)。つまり、駆動時の発熱源である駆動部71を、撮像装置100のうち比較的に姿勢誤差感度の高い固定レンズ31から離間した位置に配置している。
図5(a)、(b)に示すように、ステッピングモーター70の駆動部71の上側には、伝熱部材73が配置されている。伝熱部材73は、柔軟性(弾性)を有するとともに、伝熱性に優れる材料から構成されている。伝熱部材73は、熱伝導率が少なくとも空気よりも大きければよく、3W/m・K以上あるのが好ましい。本実施形態では、伝熱部材73としてシリコンシート(例えば、信越化学工業製TC-400CAT-20、熱伝導率4.5W/m・K)を用いている。
撮像装置100の上側には、隙間(空気層)を介在させて金属平板310が配置されており、伝熱部材73は、駆動部71と金属平板310との間に配置されて、これらに当接している。金属平板310は、熱伝導率の高い金属(例えばアルミ材など)製であることが望ましい。また、金属平板310は、放熱性能の点で、携帯端末300の外装部品であることが望ましい。
これにより、伝熱部材73は、柔軟に変形してステッピングモーター70の駆動部71と金属平板310とに面接触しつつ、これらの間の熱移動を促進する。そのため、駆動部71と金属平板310との間に安定した熱的接続を確保し、駆動部71を好適に放熱できる。したがって、撮像装置100の温度上昇、特に熱変形を嫌う樹脂製レンズの温度上昇を好適に抑制できる。
また、伝熱部材73が当接する金属平板310(又は外装部品)は、撮像装置100のうち伝熱部材73以外の部分との間に空気層を介在させている。これにより、金属平板310と撮像装置100とは空気層により断熱されるため、駆動部71の熱が金属平板310を通じて撮像装置100(特に樹脂製レンズ)に伝わることを抑制できる。
図6(a)、(b)は、ステッピングモーター70のリードスクリュー72と可動レンズユニット40の連結部材43との連結構造を説明するための図であり、図8(a)、(b)は、その連結部を拡大した正面図及び側面図である。また、図7(a)~(c)は、連結部材43の斜視図、正面図及び側面図である。
図6に示すように、連結部材43は、保持部材42の右端に取り付けられて、ステッピングモーター70のリードスクリュー72と連結されている。
具体的には、図7に示すように、連結部材43は、平板部431と、平板部431の前後両端から上方に延出する2つの腕部432とを有している。
平板部431は、右側面に形成された山形状の3列の歯431aを有しており、この歯431aがリードスクリュー72と噛合している(図8参照)。
2つの腕部432の上部には、前後両側の外側面から前後外側方に突出する円筒状の軸部432aが、互いに同心状に設けられている。この前後両側の軸部432aが保持部材42に軸支されることにより、連結部材43は、前後方向に沿った軸回りに回転可能に支持されている。また、2つの腕部432のうち後側のものは、平板部431の下端から上方に延出しており、前後に撓みやすくなっている。
連結部材43には、ねじりコイルばね44が取り付けられている。
ねじりコイルばね44は、連結部材43の2つの腕部432の間に配置され、2つの腕部432を前後外側方に付勢している。これにより、2つの腕部432が保持部材42に密着され、連結部材43と保持部材42との前後方向のガタが抑制される。
また、ねじりコイルばね44は、図8に示すように、一端44aが連結部材43の平板部431に係止されるとともに、他端44bが保持部材42に係止されている。そのため、ねじりコイルばね44は、軸部432a回りに連結部材43を正面視反時計回りに回転させる方向(すなわち平板部431をリードスクリュー72に押し付ける方向)に付勢している。これにより、リードスクリュー72と連結部材43とが好適に連結(噛合)され、これらの噛み合い不良が抑制される。
図2及び図3に示すように、撮像センサー60は、撮像光学系10によって形成された被写体像を光電変換する撮像素子(固体撮像素子)である。撮像センサー60は、第2光軸Ax2上であって可動レンズ41の後方に配置され、基板61の前面に実装された状態で主胴50の後端に固定されている。撮像センサー60は、製造誤差を低減するように位置調整されてから、主胴50に接着固定されている。
撮像センサー60は、例えばCMOS型のイメージセンサーである。撮像センサー60は、撮像面Iとしての光電変換部を有し、その周辺には、不図示の信号処理回路が形成されている。光電変換部には、画素つまり光電変換素子が2次元的に配置されている。なお、撮像センサー60は、上述のCMOS型のイメージセンサーに限るものでなく、CCD等の他の撮像素子を組み込んだものであってもよい。
[撮像装置の制御構成]
続いて、撮像装置100の制御構成について説明する。
図9は、撮像装置100の概略の制御構成を示すブロック図である。
この図に示すように、撮像装置100は、処理部80を備える。
処理部80は、レンズ駆動部81と、素子駆動部82と、入力部83と、記憶部84と、画像処理部85と、表示部86と、制御部87とを備える。
レンズ駆動部81は、位置センサー54から取得した可動レンズ41の位置情報に基づいて、ステッピングモーター70の動作を制御する。これにより、撮像光学系10の可動レンズ41を第2光軸Ax2に沿って移動させて、撮像光学系10の合焦(ピント調整)等の動作を行わせる。
具体的に、レンズ駆動部81は、まず初期化動作として、ステッピングモーター70(駆動部71)に通電後、位置センサー54の出力を見ながら、所定の方向にステッピングモーター70を駆動させ、可動レンズ41を移動させる。そして、位置センサー54の出力特性が変化(ONからOFF、又はOFFからON)した位置を初期位置とする。
合焦動作時には、レンズ駆動部81は、ステッピングモーター70を駆動させながら、撮像センサー60により一定周期で継続的に画像のコントラスト値をとる。そして、コントラストが最大となる位置(すなわちピントが合った位置)でステッピングモーター70を停止させる。
素子駆動部82は、制御部87から撮像センサー60を駆動するための電圧やクロック信号の供給を受けて撮像センサー60に付随する回路へ出力することによって、撮像センサー60を動作させる。
入力部83は、ユーザーの操作又は外部装置からのコマンドを受け付ける部分である。
記憶部84は、撮像装置100の動作に必要な情報、取得された画像データ、画像処理に用いるレンズ補正データ等を保管する部分である。
画像処理部85は、撮像センサー60から出力された画像信号に対して画像処理を行う。画像処理部85は、色補正、階調補正、ズーミング等の通常の画像処理の他に、記憶部84から読み出されたレンズ補正データに基づいて画像信号に対して歪み補正処理を実行する。
表示部86は、ユーザーに提示すべき情報、撮影した画像等を表示する部分である。なお、表示部86は、入力部83の機能を兼用できる。
制御部87は、レンズ駆動部81、素子駆動部82、入力部83、記憶部84、画像処理部85、表示部86等の動作を統括的に制御する。
なお、処理部80又はその一部は、携帯端末300の制御装置と一体的に構成されてもよい。
[撮像光学系の光学構成]
続いて、撮像装置100が備える撮像光学系10の光学的な構成について説明する。
図10は、本実施形態の撮像光学系10を示す図である。
この図に示すように、撮像装置100は、撮像センサー60の撮像面(被投影面)Iに被写体像を結像させるための単焦点の撮像光学系10を備える。撮像光学系10は、上述した反射部材20、固定レンズ31、可動レンズ41、撮像センサー60を含む。より詳しくは、撮像光学系10は、物体側から順に、反射部材20と、固定レンズ31としての第1レンズL1、第2レンズL2及び第3レンズL3と、可動レンズ41としての第4レンズL4と、撮像センサー60(撮像面I)とを有している。反射部材20と第1レンズL1との間には、開口絞りSが配置される。
固定レンズ31のレンズ枚数は特に限定されず、少なくとも1つのレンズを含めばよい。
可動レンズ41のレンズ枚数は特に限定されず、少なくとも1つのレンズを含めばよい。
撮像光学系10全系の焦点距離は、35mm換算で120mm以上である。
また、第4レンズL4と撮像センサー60との間には、平行平板Fを配置してもよい。平行平板Fは、光学的ローパスフィルター、IRカットフィルター、撮像センサー60のシールガラス等を想定した平行平板である。平行平板Fは、別体のフィルター部材として配置することもできるが、撮像光学系10のうちのいずれかのレンズ面にその機能を付与することもできる。例えば、赤外カットフィルターの場合、赤外カットコートを1枚又は複数枚のレンズの表面上に施してもよい。
固定レンズ31の第1レンズL1~第3レンズL3は、当該固定レンズ31及び可動レンズ41に含まれる全てのレンズのうち、有効径が最大のレンズを含む。つまり、有効径のより大きいレンズが固定レンズ31に配置され、有効径のより小さいレンズが可動レンズ41に配置されている。これにより、レンズ全体を動かす構成よりも、レンズユニットを薄くすることが出来る。
すなわち、従来は有効径が大きいレンズも含めたレンズ全体を動かす構成を採っていたところ、望遠化はレンズ径を大きくするため、レンズユニットが厚くなり、製品の価値が下がる課題があった。
この点、本実施形態の撮像光学系10では、合焦動作時に移動させるレンズを全体でなく一部のレンズとしたうえで、この可動レンズ41を固定レンズ31よりも有効径の小さいレンズとしている。したがって、レンズ全体を動かす従来の構成よりも、撮像光学系10ひいては撮像装置100の厚さを薄くすることができる。また、従来に比べて可動レンズ41が小さく軽くなるので、可動レンズ41の移動に必要な電力を抑えて省電力化を図ることができる。
第1レンズL1~第4レンズL4は、円形の上下を水平に切り取った所謂Iカットレンズとなっている。
ただし、全てのレンズがIカットレンズなどの非円形形状になっていなくともよく、全てのレンズのうち少なくとも1つのレンズが非円形形状となっていればよい。撮像装置100に搭載されるレンズを円形形状とすると、携帯端末300の厚さが増大してしまう。そこで、少なくとも1つのレンズを非円形形状、例えばIカットレンズとすることで、撮像装置100ひいては携帯端末300の上下の厚さを薄くすることができる。なお、この場合の非円形形状はIカットレンズに限定されず、例えば一方向だけ切り取ったDカットレンズなどであってもよい。
また、撮像光学系10は、以下の条件式(1)を満足する。
0.5≦K≦2.8 ・・・(1)
ただし、Kは、第4レンズL4(可動レンズ41)が1(単位移動量)移動したときに変化するピント位置ずれ量である。
一般的に、レンズユニットでは、広角→望遠化に伴ってレンズ個々の姿勢誤差感度が高くなり、ピント調整でレンズを動かすときに高い姿勢維持が求められる。つまり、レンズの微小な傾きや移動方向に垂直な方向の微小ズレが、画質劣化を起こしてしまう。
この点、本実施形態の撮像光学系10では、Kが条件式(1)の範囲内にあることで、合焦動作時のレンズ移動量を増加させる(所定値以上にする)ことができる。これにより、可動レンズ41の姿勢誤差感度を低減でき、可動レンズ41に多少の傾きやズレが生じた場合でも画質劣化を抑制できる。ひいては、製品性能を安定させるとともに生産性を向上させることができる。
さらに、撮像光学系10は、上記条件式(1)に加えて、以下の条件式(2)を満足するのが好ましい。
0.50< |ffocus/f| <1.00 ・・・(2)
ただし、ffocusは第4レンズL4(可動レンズ41)の焦点距離であり、fは撮像光学系10全系の焦点距離である。
条件式(2)は、第4レンズL4(可動レンズ41)の誤差発生時の性能劣化と可動群の移動量を適切に設定するための条件式である。
|ffocus/f|が条件式(2)の下限を上回ることで、可動レンズ41の屈折力が過度に強くなり過ぎず、誤差発生時の性能劣化を小さく抑えることができる。一方、|ffocus/f|が条件式(2)の上限を下回ることで、可動レンズ41の屈折力を適度に維持することができ、近距離への合焦動作時などに可動レンズ41の移動量が大きくなりすぎることを抑えることができるようになる。
さらに、撮像光学系10は、以下の条件式(3)を満足するのが好ましい。
0.25<f1/f<0.45 ・・・(3)
ただし、f1は第1レンズL1の焦点距離であり、fは撮像光学系10全系の焦点距離である。
条件式(3)は、第1レンズL1の焦点距離を適切に設定し、撮像光学系10全長の小型化と良好な収差補正を両立するための条件式である。
f1/fが条件式(3)の下限を上回ることで、第1レンズL1の屈折力が強くなり過ぎず、第1レンズL1で発生する諸収差を抑制することができる。一方、f1/fが条件式(3)の上限を下回ることで、第1レンズL1の屈折力を適度に維持することができるので、撮像光学系10の全長を短くすることができる。
[本実施形態の技術的効果]
以上のように、本実施形態によれば、Kが条件式(1)の範囲内にあることで、ピント調整時のレンズ移動量を増加させる(所定値以上にする)ことができる。
これにより、合焦動作時の可動レンズ41の姿勢誤差感度を低減することができる。したがって、可動レンズ41に多少の傾きやズレが生じた場合でも画質劣化を抑制でき、ひいては、製品性能を安定させるとともに生産性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、固定レンズ31は全てのレンズのうち有効径が最大のレンズを含む。つまり、固定レンズ31よりも有効径の小さいレンズを、可動レンズ41として合焦動作時に移動させている。
これにより、レンズ全体を動かす従来の構成よりも、撮像光学系10ひいては撮像装置100の厚さを薄くすることができる。また、従来に比べて可動レンズ41が小さく軽くなるので、可動レンズ41の移動に必要な電力を抑えて省電力化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、|ffocus/f|が条件式(2)の下限を上回ることで、可動レンズ41の屈折力が過度に強くなり過ぎず、誤差発生時の性能劣化を小さく抑えることができる。一方、|ffocus/f|が条件式(2)の上限を下回ることで、可動レンズ41の屈折力を適度に維持することができ、近距離への合焦動作時などに可動レンズ41の移動量が大きくなりすぎることを抑えることができるようになる。
また、本実施形態によれば、f1/fが条件式(3)の下限を上回ることで、第1レンズL1の屈折力が強くなり過ぎず、第1レンズL1で発生する諸収差を抑制することができる。一方、f1/fが条件式(3)の上限を下回ることで、第1レンズL1の屈折力を適度に維持することができるので、撮像光学系10の全長を短くすることができる。
また、本実施形態によれば、全てのレンズのうち少なくとも1つのレンズが非円形形状となっている。
これにより、撮像装置100ひいては携帯端末300の上下の厚さを薄くすることができる。
また、本実施形態によれば、可動レンズ41がステッピングモーター70で駆動される。
一般に、スマートフォン用の広角系レンズの合焦動作に用いる駆動源には、ばねで片寄せして一方向だけに駆動力をかけるボイスコイルモーター(VCM)が使用される。しかし、VCMでは、ばね設計の制約等により、移動量が0.2mm程度しか確保できない。
この点、ステッピングモーター70は、リードスクリュー72の長さで移動可能距離を調節できるので、VCMに比べて設計自由度が高く、可動レンズ41を大きく移動させる場合にも好適に対応できる。
また、本実施形態によれば、ステッピングモーター70の駆動部71は、可動レンズ41よりも後側の位置であって、左右方向において第2光軸Ax2上から外れた位置であり、上下方向において他の部分よりも内側の位置に配置されている。
これにより、撮像装置100を大きくすることなく、駆動時の発熱源である駆動部71を、姿勢誤差感度の高い固定レンズ31から好適に離間させることができる。したがって、固定レンズ31のレンズ面の熱変形による撮影画質の低下を抑えることができる。
また、本実施形態によれば、駆動部71の上側には、弾性を有する伝熱部材73が配置されている。伝熱部材73は、撮像装置100よりも上側に配置された金属平板310と駆動部71とに当接している。
これにより、伝熱部材73は、柔軟に変形してステッピングモーター70の駆動部71と金属平板310とに面接触しつつ、これらの間の熱移動を促進する。そのため、駆動部71と金属平板310との間に安定した熱的接続を確保し、駆動部71を好適に放熱できる。したがって、撮像装置100の温度上昇、特に熱変形を嫌う樹脂製レンズの温度上昇を好適に抑制できる。
また、伝熱部材73が当接する金属平板310は、撮像装置100(伝熱部材73以外の部分)との間に空気層を介在させている。これにより、金属平板310と撮像装置100とは空気層により断熱されるため、駆動部71の熱が金属平板310を通じて撮像装置100(特に樹脂製レンズ)に伝わることを抑制できる。
[変形例]
続いて、上記実施形態の変形例について説明する。
図11は、本変形例の撮像装置100Aの斜視図であり、図12(a)は、図11と異なる方向から見た撮像装置100Aの斜視図であり、図12(b)は、撮像装置100Aの側面図である。なお、図11では、一部部品(蓋部材55、伝熱部材73)の図示を省略している。
本変形例の撮像装置100Aは、主に固定レンズユニットと主胴の前後方向の長さの比率が上記実施形態の撮像装置100と異なる。以下、主に上記実施形態と異なる点について説明し、上記実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付してその説明を省略する。
本変形例の撮像装置100Aは、上記実施形態の固定レンズユニット30及び主胴50に代えて、固定レンズユニット30A及び主胴50Aを備える。
固定レンズユニット30Aは、上記実施形態の固定レンズユニット30に比べ、固定レンズ31間の間隔が広がり、前後方向に長くなっている。すなわち、上記実施形態に比べ、保持枠32Aが前後方向に長くなっており、これを固定する反射部材20の固定枠21Aも前後方向に長くなっている。
主胴50Aは、上記実施形態の主胴50に比べ、前後方向に短くなっている。より詳しくは、主胴50Aは、固定レンズユニット30Aが延びたほぼその分だけ、前端部を後退させるようにして前後方向に短くなっている。これに伴って、ステッピングモーター70の取り付け位置も後方に移動している。
本変形例によっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本変形例では、上記実施形態に比べ、撮像装置100Aのフットプリントがより小さく、可動レンズユニット40の姿勢誤差感度もより低い。そのため、生産性をより向上させることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態及びその変形例に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以下、本発明の撮像光学系の実施例を示す。各実施例に使用する記号は下記の通りである。
f :撮像光学系全系の焦点距離
fB :バックフォーカス
F :Fナンバー
2Y :固体撮像素子の撮像面対角線長
R :曲率半径
D :軸上面間隔
Nd :レンズ材料のd線に対する屈折率
νd :レンズ材料のアッベ数
各実施例において、レンズ面データの各面番号の後に「*」が記載されている面が非球面形状を有する面であり、非球面の形状は、面の頂点を原点とし、光軸方向にX軸をとり、光軸と垂直方向の高さをhとして以下の「数1」で表す。
Figure 2022072586000002
ただし、
Ai:i次の非球面係数
R :曲率半径
K :円錐定数
(実施例1)
図13に実施例1の撮像光学系の断面図及び収差図を示す。このうち、(a)は物体距離が無限遠時の撮像光学系の断面図であり、(b)は物体距離が1.0m時の撮像光学系の断面図であり、(c)は縦収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。物体(被写体)距離が無限遠のときは、第4レンズL4(可動レンズ41)が固定レンズ31に最も近い状態であり、この状態から物体距離が近づくと、第4レンズL4が撮像センサー60(撮像面I)側に移動する。
なお、実施例1の撮像光学系は、特に限定はされないが、上記実施形態の撮像装置100が備える撮像光学系10に対応している。
実施例1の撮像光学系の全体諸元を以下に示す。
f=29.15mm
fB=6.09mm
F=3.81
2Y=5mm
実施例1のレンズ面のデータを以下の表1に示す。
Figure 2022072586000003
実施例1のレンズ面の非球面係数を以下の表2に示す。なお、これ以降(表のレンズデータを含む)において、10のべき乗数(たとえば2.5×10-02)をE(たとえば2.5E-02)を用いて表すものとする。
Figure 2022072586000004
実施例1の単レンズデータを以下の表3に示す。
Figure 2022072586000005
実施例1の合焦動作時の面間隔データを以下の表4に示す。なお、表中の「可変A」及び「可変B」は、上記表1における軸上面間隔Dの該当欄の数値に対応する。
Figure 2022072586000006
実施例1の撮像光学系における条件式(1)~(3)の各数値を以下に示す。
条件式(1):K=2.80
条件式(2):|ffocus/f|=0.55
条件式(3):f1/f=0.36
(実施例2)
図14に実施例2の撮像光学系の断面図及び収差図を示す。このうち、(a)は物体距離が無限遠時の撮像光学系の断面図であり、(b)は物体距離が1.0m時の撮像光学系の断面図であり、(c)は縦収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。
なお、実施例2の撮像光学系は、特に限定はされないが、上記変形例の撮像装置100Aが備える撮像光学系に対応している。
実施例2の撮像光学系の全体諸元を以下に示す。
f=29.14mm
fB=6.06mm
F=3.81
2Y=5mm
実施例2のレンズ面のデータを以下の表5に示す。
Figure 2022072586000007
実施例2のレンズ面の非球面係数を以下の表6に示す。
Figure 2022072586000008
実施例2の単レンズデータを以下の表7に示す。
Figure 2022072586000009
実施例2の合焦動作時の面間隔データを以下の表8に示す。なお、表中の「可変A」及び「可変B」は、上記表5における軸上面間隔Dの該当欄の数値に対応する。
Figure 2022072586000010
実施例2の撮像光学系における条件式(1)~(3)の各数値を以下に示す。
条件式(1):K=0.90
条件式(2):|ffocus/f|=0.88
条件式(3):f1/f=0.40
(実施例3)
図15に実施例3の撮像光学系の断面図及び収差図を示す。このうち、(a)は物体距離が無限遠時の撮像光学系の断面図であり、(b)は物体距離が1.0m時の撮像光学系の断面図であり、(c)は縦収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)である。
実施例3の撮像光学系の全体諸元を以下に示す。
f=29.15mm
fB=6.02mm
F=3.81
2Y=5mm
実施例3のレンズ面のデータを以下の表9に示す。
Figure 2022072586000011
実施例3のレンズ面の非球面係数を以下の表10に示す。
Figure 2022072586000012
実施例3の単レンズデータを以下の表11に示す。
Figure 2022072586000013
実施例3の合焦動作時の面間隔データを以下の表12に示す。なお、表中の「可変A」及び「可変B」は、上記表9における軸上面間隔Dの該当欄の数値に対応する。
Figure 2022072586000014
実施例3の撮像光学系における条件式(1)~(3)の各数値を以下に示す。
条件式(1):K=1.80
条件式(2):|ffocus/f|=0.71
条件式(3):f1/f=0.37
10 撮像光学系
20 反射部材(反射光学素子)
30、30A 固定レンズユニット
31 固定レンズ(固定光学系)
40 可動レンズユニット
41 可動レンズ(可動光学系)
43 連結部材
50、50A 主胴
60 撮像センサー(撮像素子)
70 ステッピングモーター
71 駆動部(駆動力発生部)
71a 接続接点
72 リードスクリュー
73 伝熱部材
100、100A 撮像装置
300 携帯端末
310 金属平板
Ax1 第1光軸
Ax2 第2光軸
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
F 平行平板
I 撮像面

Claims (8)

  1. 撮像素子の光電変換部に被写体像を結像させる単焦点の撮像光学系であって、
    物体側から順に、
    入射光線を90°曲げる反射光学素子と、
    少なくとも1つのレンズを含む固定光学系と、
    少なくとも1つのレンズを含み、光軸上を移動可能な可動光学系と、
    撮像素子と、
    を備え、
    焦点距離が35mm換算で120mm以上であり、
    以下の条件式を満足することを特徴とする撮像光学系。
    0.5≦K≦2.8 ・・・(1)
    ただし、
    K:可動光学系が1移動したときに変化するピント位置ずれ量
  2. 前記固定光学系は、前記固定光学系及び前記可動光学系に含まれる全てのレンズのうち、有効径が最大のレンズを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像光学系。
  3. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像光学系。
    0.50< |ffocus/f| <1.00 ・・・(2)
    ただし、
    focus:可動光学系の焦点距離
    f:撮像光学系全系の焦点距離
  4. 前記固定光学系は、前記固定光学系及び前記可動光学系に含まれる全てのレンズのうち、最も物体側に位置する第1レンズを含み、
    以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の撮像光学系。
    0.25<f1/f<0.45 ・・・(3)
    ただし、
    f1:第1レンズの焦点距離
    f:撮像光学系全系の焦点距離
  5. 前記固定光学系及び前記可動光学系に含まれる全てのレンズのうち、少なくとも1つのレンズは、非円形形状であることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の撮像光学系。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載の撮像光学系と、
    前記可動光学系を駆動するステッピングモーターと、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 前記反射光学素子よりも物体側の第1光軸に沿った方向をY方向、Y方向と直交して前記反射光学素子よりも前記固定光学系側の第2光軸に沿った方向をZ方向、Y方向及びZ方向のいずれとも直交する方向をX方向とすると、
    前記ステッピングモーターの駆動力発生部は、Z方向において前記可動光学系よりも前記撮像素子側の位置であって、X方向において前記第2光軸上から外れた位置であり、Y方向において他の部分よりも内側の位置に配置されていることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記駆動力発生部は、電気的な接続接点をX方向の側面に有し、
    前記駆動力発生部のY方向側には、弾性を有する伝熱部材が配置され、
    前記伝熱部材は、当該撮像装置よりもY方向側に空気層を介して配置された金属部材と前記駆動力発生部とに当接していることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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