JP2022069206A - 撮像装置 - Google Patents

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Kazunori Mizobata
正満 大原
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Abstract

【課題】シャッタによる衝撃の対策を含めた像ぶれ補正を行い易くする。【解決手段】撮像装置(1)は、カメラ本体(100)と交換レンズ(200)とを備える。カメラ本体は、交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、交換レンズと撮像素子との間に設けられるシャッタ機構と、交換レンズにシャッタ情報を送信する第1通信部とを備える。シャッタ情報は、複数のシャッタ方式の中から設定される一のシャッタ方式を示す。交換レンズは、補正レンズを含む光学系と、光学系の光軸と垂直な面内において補正レンズを移動させることにより像ぶれ補正を行う像ぶれ補正部と、カメラ本体からシャッタ情報を受信する第2通信部と、受信したシャッタ情報が示すシャッタ方式に基づいて、シャッタ機構の動作に対して像ぶれ補正部の動作を調整するか否かを切り替える制御部とを備える。【選択図】図4

Description

本開示は、像ぶれ補正機能を有する撮像装置に関する。
特許文献1は、選択されるシャッタに応じた振れの無い画像を与えることを目的とした撮像装置を開示している。特許文献1では、撮像装置の装置本体が、メカニカルシャッタと電子シャッタのどちらかを選択する手段と、振れ補正情報を、交換レンズにおける振れ補正手段に出力する手段とを有している。振れ補正情報は、1)シャッタ手段での振動があるタイミングからどのくらいの時間後に生じるかという時間を伝える情報、2)その時間にどの程度の振動があるかという情報、3)その後どのくらいで振動が収まるかという情報の3つから成る。特許文献1では、装置本体が、このような振れ補正情報を交換レンズに出力することにより、交換レンズの振れ補正手段を実体的に制御している。
特開2009-9094号公報
本開示は、シャッタによる衝撃の対策を含めた像ぶれ補正を行い易くすることができる撮像装置を提供する。
本開示の一態様における撮像装置は、カメラ本体と交換レンズとを備える。カメラ本体は、交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、交換レンズと撮像素子との間に設けられるシャッタ機構と、交換レンズにシャッタ情報を送信する第1通信部とを備える。シャッタ情報は、複数のシャッタ方式の中から設定される一のシャッタ方式を示す。交換レンズは、補正レンズを含む光学系と、光学系の光軸と垂直な面内において補正レンズを移動させることにより像ぶれ補正を行う像ぶれ補正部と、カメラ本体からシャッタ情報を受信する第2通信部と、受信したシャッタ情報が示すシャッタ方式に基づいて、シャッタ機構の動作に対して像ぶれ補正部の動作を調整するか否かを切り替える制御部とを備える。
本開示の一態様におけるカメラ本体は、交換レンズを取り付け可能なカメラ本体であって、交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、交換レンズと撮像素子との間に設けられるシャッタ機構と、交換レンズにシャッタ情報を送信する第1通信部とを備え、シャッタ情報は、複数のシャッタ方式の中から設定される一のシャッタ方式を示す。
本開示の一態様における交換レンズは、カメラ本体に取り付け可能な交換レンズであって、補正レンズを含む光学系と、光学系の光軸と垂直な面内において補正レンズを移動させることにより像ぶれ補正を行う像ぶれ補正部と、カメラ本体からシャッタ情報を受信する第2通信部とを備え、シャッタ情報は、複数のシャッタ方式の中から設定される一のシャッタ方式を示し、さらに、受信したシャッタ情報が示すシャッタ方式に基づいて、カメラ本体のシャッタ機構の動作に対して像ぶれ補正部の動作を調整するか否かを切り替える制御部を備える。
本開示の別の態様における撮像装置は、被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、撮像素子に対向して設けられるシャッタ機構と、画像データが示す画像に関して像ぶれ補正を行う像ぶれ補正部と、像ぶれ補正部の動作を制御する制御部とを備える。制御部は、自装置が電子先幕のシャッタ方式において連写撮影を行うとき、シャッタ機構の動作に対して像ぶれ補正部の動作を調整し、自装置が電子先幕のシャッタ方式において連写ではない撮影を行うとき、シャッタ機構の動作に対して像ぶれ補正部の動作を調整しない。
本開示の撮像装置、カメラ本体及び交換レンズによると、シャッタによる衝撃の対策を含めた像ぶれ補正を行い易くすることができる撮像装置を提供できる。
本開示の実施形態1に係るデジタルカメラの構成を示すブロック図 デジタルカメラにおけるBIS処理部の構成を示すブロック図 デジタルカメラにおけるOIS処理部の構成を示すブロック図 実施形態1に係るデジタルカメラの動作を説明するための図 デジタルカメラにおけるシャッタ情報のデータ構造を例示する図 デジタルカメラにおけるシャッタ方式の設定メニューの表示例を示す図 デジタルカメラの交換レンズにおけるシャッタ衝撃対策の設定処理を例示するフローチャート 実施形態2に係るデジタルカメラの動作を説明するための図 実施形態2のカメラ本体におけるシャッタ情報の設定処理を例示するフローチャート
以下、本開示における実施の形態を、図面を適宜参照しながら説明する。ただし、詳細な説明において、従来技術および実質的に同一の構成に関する説明のうち不必要な部分は省略されることもある。これは、説明を簡単にするためである。また、以下の説明および添付の図面は、当業者が本開示を充分に理解できるよう開示されるのであって、特許請求の範囲の主題を限定することを意図されていない。
(実施形態1)
実施形態1では、撮像装置の一例として像ぶれ補正機能を有するレンズ交換式のデジタルカメラの例を説明する。
1.構成
図1は、実施形態1に係るデジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、カメラ本体100とそれに着脱可能な交換レンズ200とから構成される。以下の説明では、交換レンズ200内の補正用レンズを移動してぶれを補正する機能を「OIS(Optical Image Stabilizer)機能」という。また、カメラ本体100内の撮像素子を移動してぶれを補正する機能を「BIS(Body Image Stabilizer)機能」という。
1-1.カメラ本体
カメラ本体100(撮像装置の一例)は、画像センサ110と、液晶モニタ120と、操作部130と、カメラ制御部140と、ボディマウント150と、カードスロット170と、シャッタ機構190とを備える。
カメラ制御部140は、レリーズ釦からの指示に応じて、画像センサ110等の構成要素を制御することでデジタルカメラ1全体の動作を制御する。カメラ制御部140は、垂直同期信号をタイミング発生器112に送信する。これと並行して、カメラ制御部140は、露光同期信号を生成する。カメラ制御部140は、生成した露光同期信号を、ボディマウント150及びレンズマウント250を介して、レンズ制御部240に周期的に送信する。カメラ制御部140は、制御動作や画像処理動作の際に、DRAM141をワークメモリとして使用する。
画像センサ110は、交換レンズ200を介して入射される被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子の一例である。画像センサ110は例えばCCD、CMOSイメージセンサまたはNMOSイメージセンサである。生成された画像データは、ADコンバータ111でデジタル化される。デジタル化された画像データは、カメラ制御部140により所定の画像処理が施される。所定の画像処理とは、例えば、ガンマ補正処理、ホワイトバランス補正処理、キズ補正処理、YC変換処理、電子ズーム処理、JPEG圧縮処理である。
画像センサ110は、タイミング発生器112により制御されるタイミングで動作する。画像センサは、記録用の静止画像もしくは動画像またはスルー画像を生成する。スルー画像は、主に動画像であり、ユーザが静止画像の撮像のための構図を決めるために液晶モニタ120に表示される。
液晶モニタ120はスルー画像等の画像およびメニュー画面等の種々の情報を表示する。液晶モニタ120は、本実施形態における表示部の一例である。液晶モニタに代えて、他の種類の表示デバイス、例えば、有機ELディスプレイデバイスを使用してもよい。
操作部130は、撮影開始を指示するためのレリーズ釦、撮影モードを設定するためのモードダイアル、及び電源スイッチ等の種々の操作部材を含む。操作部130は、液晶モニタ120に重畳して配置されたタッチパネルも含む。
カードスロット170は、メモリカード171を装着可能であり、カメラ制御部140からの制御に基づいてメモリカード171を制御する。デジタルカメラ1は、メモリカード171に対して画像データを格納したり、メモリカード171から画像データを読み出したりすることができる。
ボディマウント150は、交換レンズ200のレンズマウント250と機械的及び電気的に接続可能である。ボディマウント150は、レンズマウント250を介して、交換レンズ200との間で、データを送受信可能なカメラ本体100側の通信部の一例である。ボディマウント150は、カメラ制御部140から受信した露光同期信号を、レンズマウント250を介してレンズ制御部240に送信する。また、カメラ制御部140から受信したその他の制御信号を、レンズマウント250を介してレンズ制御部240に送信する。また、ボディマウント150は、レンズマウント250を介してレンズ制御部240から受信した信号をカメラ制御部140に送信する。
また、カメラ本体100は、BIS機能を実現する構成として、カメラ本体100のぶれを検出するジャイロセンサ184(ぶれ検出部)と、ジャイロセンサ184の検出結果に基づきぶれ補正処理を制御するBIS処理部183とをさらに備える。さらに、カメラ本体100は、画像センサ110を移動させるセンサ駆動部181と、画像センサ110の位置を検出する位置センサ182とを備える。
センサ駆動部181は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。センサ駆動部181は、その他のモータ又はアクチュエータ等を含んでもよい。位置センサ182は、光学系の光軸に垂直な面内における画像センサ110の位置を検出するセンサである。位置センサ182は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。
BIS処理部183は、ジャイロセンサ184からの信号及び位置センサ182からの信号に基づき、センサ駆動部181を制御して、カメラ本体100のぶれを相殺するように画像センサ110を光軸に垂直な面内にシフトさせる。
シャッタ機構190は、機械的にシャッタを構成する機構であり、例えばフォーカルプレーンシャッタを構成する。例えば、シャッタ機構190は、交換レンズ200とイメージセンサ115との間の位置においてイメージセンサ115に対向して設けられ、各々駆動される遮光幕である先幕と後幕とを備える。シャッタ機構190は、先幕及び後幕を走行させる駆動部を含んでもよい。
1-2.交換レンズ
交換レンズ200は、光学系と、レンズ制御部240と、レンズマウント250とを備える。光学系は、ズームレンズ210と、OIS(Optical Image Stabilizer)レンズ220と、フォーカスレンズ230と、絞り260とを含む。
ズームレンズ210は、光学系で形成される被写体像の倍率を変化させるためのレンズである。ズームレンズ210は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。ズームレンズ210は、ズーム駆動部211により駆動される。ズーム駆動部211は、ユーザが操作可能なズームリングを含む。または、ズーム駆動部211は、ズームレバー及びアクチュエータまたはモータを含んでもよい。ズーム駆動部211は、ユーザによる操作に応じてズームレンズ210を光学系の光軸方向に沿って移動させる。
フォーカスレンズ230は、光学系で画像センサ110上に形成される被写体像のフォーカス状態を変化させるためのレンズである。フォーカスレンズ230は、1枚又は複数枚のレンズで構成される。フォーカスレンズ230は、フォーカス駆動部233により駆動される。
フォーカス駆動部233はアクチュエータまたはモータを含み、レンズ制御部240の制御に基づいてフォーカスレンズ230を光学系の光軸に沿って移動させる。フォーカス駆動部233は、DCモータ、ステッピングモータ、サーボモータ、または超音波モータなどで実現できる。
OISレンズ220は、OIS機能において、交換レンズ200の光学系で形成される被写体像のぶれを補正するためのレンズ即ち補正レンズの一例である。OISレンズ220は、デジタルカメラ1のぶれを相殺する方向に移動することにより、画像センサ110上の被写体像のぶれを小さくする。OISレンズ220は1枚又は複数枚のレンズで構成される。OISレンズ220はOIS駆動部221により駆動される。
OIS駆動部221は、OIS処理部223からの制御を受けて、光学系の光軸に垂直な面内でOISレンズ220をシフトする。OIS駆動部221は、例えば、マグネットと平板コイルとで実現可能である。位置センサ222は、光学系の光軸に垂直な面内におけるOISレンズ220の位置を検出するセンサである。位置センサ222は、例えば、マグネットとホール素子で実現可能である。OIS処理部223は、位置センサ222の出力及びジャイロセンサ224(ぶれ検出部)の出力に基づいてOIS駆動部221を制御する。
レンズマウント250は、ボディマウント150を介して、カメラ本体100との間で、データを送受信可能な交換レンズ200側の通信部の一例である。
絞り260は画像センサ110に入射される光の量を調整する。絞り260は、絞り駆動部262により駆動され、その開口の大きさが制御される。絞り駆動部262はモータまたはアクチュエータを含む。
ジャイロセンサ184または224は、デジタルカメラ1の単位時間あたりの角度変化すなわち角速度に基づいて、例えばヨー方向、ピッチ方向及びロール方向のうちの1つ以上のぶれ(振動)を検出する。ジャイロセンサ184または224は、検出したぶれの量(角速度)を示す角速度信号をBIS処理部183またはOIS処理部223に出力する。ジャイロセンサ184または224によって出力された角速度信号は、手ぶれやメカノイズ等に起因した幅広い周波数成分を含み得る。ジャイロセンサに代えて、デジタルカメラ1のぶれを検出できる他のセンサを使用することもできる。
カメラ制御部140及びレンズ制御部240は、ハードワイヤードな電子回路で構成してもよいし、プログラムを用いたマイクロコンピュータなどで構成してもよい。例えば、カメラ制御部140及びレンズ制御部240は、CPU、MPU、GPU、DSU、FPGAまたはASIC等の各種プロセッサで実現できる。
1-3.BIS処理部
図2を用いて、カメラ本体100におけるBIS処理部183の構成を説明する。BIS処理部183は、ADC(アナログ/デジタル変換部)/LPF(ロー・パス・フィルタ)405と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)406と、位相補償部407と、積分器408と、PID制御部410とを含む。
ADC/LPF405は、ジャイロセンサ184からの角速度信号をアナログ形式からデジタル形式へ変換する。さらに、ADC/LPF405は、ノイズを排除してデジタルカメラ1のぶれのみを抽出するために、デジタル形式に変換された角速度信号の高周波成分を遮断する。撮影者の手ぶれの周波数が1~10Hz程度の低周波であり、この点を考慮してLPFのカットオフ周波数が設定される。ノイズが問題とならない場合はLPFの機能を省略することができる。
HPF406は、ドリフト成分を遮断するため、ADC/LPF405から受信した信号に含まれる所定の低周波成分を遮断する。
位相補償部407は、HPF406から受信した信号に対して、センサ駆動部181などに起因する位相遅れを補正する。
積分器408は、位相補償部407から入力したぶれ(振動)の角速度を示す信号を積分して、ぶれ(振動)の角度を示す信号(以下「ぶれ検出信号」という)を生成する。積分器408からのぶれ検出信号はPID制御部410に入力される。
PID制御部410は、位置センサ182からの出力と、積分器408からの出力とに基づいて、画像センサ110をシフトさせるための駆動信号を生成してセンサ駆動部181へ出力する。センサ駆動部181は駆動信号に基づいて画像センサ110を駆動する。
1-4.OIS処理部
図3を用いて、交換レンズ200におけるOIS処理部223の構成を説明する。OIS処理部223は、ADC(アナログ/デジタル変換)/LPF(ロー・パス・フィルタ)305と、HPF(ハイ・パス・フィルタ)306と、位相補償部307と、積分器308と、PID制御部310とを含む。
ADC/LPF305は、ジャイロセンサ224からの角速度信号をアナログ形式からデジタル形式へ変換する。さらに、ADC/LPF305は、ノイズを排除してデジタルカメラ1のぶれのみを抽出するために、デジタル形式に変換された角速度信号の高周波成分を遮断する。撮影者の手ぶれの周波数が1~10Hz程度の低周波であり、この点を考慮してLPFのカットオフ周波数が設定される。ノイズが問題とならない場合はLPFの機能を省略することができる。
HPF306は、ドリフト成分を遮断するため、ADC/LPF305から受信した信号に含まれる所定の低周波成分を遮断する。
位相補償部307は、HPF306から受信した信号に対して、OIS駆動部221およびレンズ-ボディ間通信などに起因する位相遅れを補正する。
積分器308は、位相補償部307から入力したぶれ(振動)の角速度を示す信号を積分して、ぶれ(振動)の角度を示すぶれ検出信号を生成する。積分器308からのぶれ検出信号はPID制御部310に入力される。
PID制御部310は、入力したぶれ検出信号と、位置センサ222から受信したOISレンズ220の現在の位置情報との差分に基づきPID制御を行ない、OIS駆動部221に対する駆動信号を生成する。OIS駆動部221は駆動信号に基づいてOISレンズ220を駆動する。
本実施形態において、OIS処理部223は、各種動作パラメータを調整可能に構成される。各種動作パラメータは、例えば、LPFのカットオフ周波数、位相補償部307の位相補償量、及びPID制御部310の応答性に対応するサーボゲインを含む。各種動作パラメータは、スルーレートリミッタの適用可否、ジャイロセンサ224からの信号出力に対するクリップ値、及びOIS処理部223の動作速度などを含んでもよい。
上記のようなOIS処理部223の各種動作パラメータは、レンズ制御部240によって制御される。例えば、OIS処理部223における別々の動作モードを規定するように各動作パラメータの設定値の組を示す情報を、交換レンズ200のフラッシュメモリ242等に予め格納しておき、レンズ制御部240は当該情報を参照して、OIS処理部223の各種動作パラメータを調整する。
2.動作
以上のように構成されるデジタルカメラ1の動作について以下説明する。
2-1.動作の概要
本実施形態のデジタルカメラ1は、画像撮影の動作時にカメラ本体100のシャッタ機構190の駆動により生じる衝撃が、撮影される画像の品位に及ぼす影響を緩和するための対策を施すように、交換レンズ200のOIS処理部223を動作させる。
シャッタ機構190による衝撃すなわちシャッタ衝撃は、カメラ本体100から交換レンズ200に伝搬して、交換レンズ200のジャイロセンサ224に角速度を与えたり、OISレンズ220を揺らしたりし得る。又、シャッタ衝撃の周波数帯域は、交換レンズ200の焦点距離によっては、OIS処理部223において手ぶれ補正の対象とする帯域に重畳する場合がある。
上記のようなシャッタ衝撃の伝わり方は、別種の交換レンズ200の間では異なる個体ばらつき等より、デジタルカメラ1においてカメラ本体100側で精度良く予測することは困難である。そこで、本実施形態のデジタルカメラ1は、交換レンズ200側で主体的に、シャッタ衝撃の対策としての動作を制御する。
交換レンズ200におけるシャッタ衝撃対策の動作は、OIS処理部223の各種動作パラメータを調整した動作モードを設けることにより実現できる(以下「シャッタ衝撃対策モード」という)。上記動作パラメータの調整は、例えば交換レンズ200の仕様に合わせて、シャッタ衝撃の影響の緩和と手ぶれ補正の精度との双方を勘案して行える。一方で、こうしたシャッタ衝撃対策を特に行わないOIS処理部223の動作モード(以下「通常モード」という)によると、手ぶれ補正の精度を向上することができる。
デジタルカメラ1においては、カメラ本体100側で使用されるシャッタ方式等によっては、シャッタ衝撃が生じない場合がある。しかしながら、従来のデジタルカメラにおいては、使用中のシャッタ方式等が交換レンズ側では不明であることから、シャッタ衝撃が生じない場合にも交換レンズがシャッタ衝撃対策を行ってしまう事態が考えられる。こうしたことから、従来技術によると、シャッタ衝撃対策に伴う手ぶれ補正の精度低下を抑制することが困難であった。
そこで、本実施形態のデジタルカメラ1は、カメラ本体100側から交換レンズ200側へ、シャッタ方式等を示すシャッタ情報を送信し、交換レンズ200側で、受信したシャッタ情報に基づきシャッタ衝撃対策を行うか否かを判断させる。これにより、シャッタ衝撃対策を適切に施しながら手ぶれ補正も精度良く行える像ぶれ補正動作を実現できる。以下、本実施形態のデジタルカメラ1の動作の詳細を説明する。
2-2.全体動作
本実施形態のデジタルカメラ1におけるカメラ本体100及び交換レンズ200全体の動作について、図4~5を用いて説明する。図4は、実施形態1に係るデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。
本実施形態のデジタルカメラ1において、カメラ本体100は、例えば操作部130におけるユーザ操作に基づいて、シャッタ情報D1を取得する(S11)。シャッタ情報D1は、デジタルカメラ1が画像撮影時に用いるシャッタの動作に関する情報である(図5参照)。シャッタ情報D1及びステップS11の詳細については後述する。
次に、本実施形態のデジタルカメラ1において、カメラ本体100は、カメラ制御部140の制御によりボディマウント150から交換レンズ200に、取得したシャッタ情報D1を送信する(S12)。交換レンズ200は、カメラ本体100からレンズマウント250においてシャッタ情報D1を受信する(S21)。
次に、本実施形態の交換レンズ200において、レンズ制御部240は、カメラ本体100からのシャッタ情報D1に基づいて、シャッタ衝撃対策を有効又は無効に設定する処理を実行する(S22)。シャッタ衝撃対策の設定処理(S22)では、交換レンズ200において受信したシャッタ情報D1に基づく判断により、シャッタ衝撃対策が不要な場合は無効に設定され、有効の設定が制限される。ステップS22の処理の詳細については後述する。
カメラ本体100側では、例えば、ステップS12以降の撮影待機時に液晶モニタ120にてライブビュー表示などが行われる。ユーザは、レリーズ釦の全押し等の操作部130の操作により、画像を撮影する指示をカメラ本体100に入力できる。カメラ本体100において、操作部130から撮影指示が入力されると(S13)、カメラ制御部140は、例えばシャッタの動作タイミングを含む撮影タイミング情報D2を、ボディマウント150を介して交換レンズ200に送信する(S14)。撮影タイミング情報D2は、画像撮影のために交換レンズ200を制御する各種の制御情報と共に送信されてもよい。
さらに、カメラ制御部140は、撮影タイミング情報D2が示すタイミングにおいて、画像センサ110の露光を制御するようにシャッタ動作を実行する(S15)。シャッタ動作(S15)は、シャッタ情報D1に設定されたシャッタ方式等に従って実行される(詳細は後述)。ステップS15の動作時に、シャッタ衝撃が生じる場合と生じない場合とが有り得る。
一方、交換レンズ200側では、カメラ本体100からレンズマウント250が撮影タイミング情報D2を受信すると(S23)、例えば、レンズ制御部240がステップS22の処理結果の情報を参照して、シャッタ衝撃対策の設定が有効であるか否かを判断する(S24)。
シャッタ衝撃対策の設定が有効である場合(S24でYES)、レンズ制御部240は、受信した撮影タイミング情報D2が示すタイミングにおいてOIS処理部223がシャッタ衝撃対策モードで動作するように、OIS処理部223を制御する(S25)。これにより、OIS処理部223は、シャッタ動作(S15)の実行時にだけ、衝撃対策要モードの像ぶれ補正動作を実行する。
一方、シャッタ衝撃対策の設定が無効であり、有効でない場合(S24でNO)、レンズ制御部240はOIS処理部223の設定を特に変更せず、OIS処理部223は、シャッタ動作(S15)の実行時に通常モードの像ぶれ補正動作を行う(S26)。なお、ステップS25,26の何れにおいても、シャッタ動作(S15)とは異なるタイミングにおいて、OIS処理部223は、適時ジャイロセンサ224の検出結果に応じて通常モードで動作できる。
又、カメラ本体100側で、画像センサ110は、シャッタ動作(S15)による露光に基づき画像データを生成して、カメラ制御部140に出力する。カメラ制御部140は、画像センサ110からの画像データに基づいて各種の撮影処理を行う(S16)。撮影処理は、例えば記録用の画像データを生成する各種画像処理、及びメモリカード171等への記録処理を含む。
以上のデジタルカメラ1の動作によると、カメラ本体100はシャッタ情報D1を交換レンズ200に送信し(S12)、交換レンズ200が、受信したシャッタ情報D1に基づきシャッタ衝撃対策の有効又は無効を切り替える(S21~S26)。本実施形態におけるシャッタ情報D1の詳細を、図5を用いて説明する。
本実施形態のシャッタ情報D1は、例えば図5に示すように、「シャッタ方式」と「シャッタ速度」と「連写設定」とを互いに関連付けて管理する。シャッタ情報D1は、「シャッタ方式」において、予め選択肢として規定された複数のシャッタ方式の中から設定される何れか一つのシャッタ方式を示す。シャッタ情報D1における選択肢のシャッタ方式は、デジタルカメラ1において使用可能な各種シャッタ方式であり、例えばメカシャッタ(即ちメカニカルシャッタ)、電子シャッタ、及び電子先幕を含む。
シャッタ情報D1において、「シャッタ速度」は、デジタルカメラ1が露光の時間幅だけシャッタ動作を駆動可能な時間範囲の中で設定されるシャッタ速度をTV値で示す。「連写設定」は、デジタルカメラ1が連写撮影モードに設定されているか否かをON/OFFで示す。連写撮影モードにおいて、デジタルカメラ1は撮影指示に応じて画像撮影を連続的に繰り返し、この際にシャッタ動作も繰り返される。
2-2-1.カメラ本体の動作
図4のステップS11において、上述したようなシャッタ情報D1の取得は、例えば、デジタルカメラ1のカメラ本体100が、設定メニューにおいてシャッタ方式を設定するユーザ操作を受け付けることによって行われる。ステップS11の詳細について、図6を用いて説明する。
図6は、デジタルカメラ1におけるシャッタ方式の設定メニューの表示例を示す。本表示例において、カメラ本体100の液晶モニタ120は、シャッタ方式の設定メニュー画面において、上記各選択肢を示す選択欄20を表示している。
例えば、ユーザは、タッチ操作或いはキー送りなどの操作部130の操作により、選択欄20における選択肢のシャッタ方式の中の一つを選択する操作を行う。すると、カメラ制御部140は、操作部130において選択されたシャッタ方式の情報を取得して(S11)、RAM241等に記憶する。
又、カメラ制御部140は、例えば上記のような設定メニューの操作時にフラッシュメモリ242等に格納されたカメラ本体100の設定情報を読み出すことにより、事前に設定されたシャッタ速度、及び連写設定の情報を取得する(S11)。カメラ制御部140は、例えば以上のように取得した各情報を互いに関連付けて、交換レンズ200に送信する(S12)ためのシャッタ情報D1を生成する。
なお、シャッタ情報D1は、特に上記の各情報を互いに関連付けて生成されなくてもよく、個々の情報は別個に交換レンズ200に送信されてもよい。又、上記取得したシャッタ方式などのシャッタ情報D1は、カメラ本体100においても設定情報として適宜、管理される。
以上のようなシャッタ情報D1を用いて、カメラ本体100が、その後のステップS15において行うシャッタ動作について以下説明する。
具体的に、シャッタ情報D1において設定されたシャッタ方式がメカシャッタである場合、カメラ制御部140は、シャッタ機構190の先幕と後幕を順次、駆動することによりシャッタ動作を行う(S15)。シャッタ機構190の先幕と後幕は、それぞれイメージセンサ115の露光の開始と終了に応じて駆動される。
設定されたシャッタ方式が電子シャッタである場合、カメラ制御部140は、シャッタ機構190を特に駆動せずに、画像センサ110からの読み出しにおける電子処理によってシャッタ動作を行う(S15)。
設定されたシャッタ方式が電子先幕である場合、カメラ制御部140は、シャッタ機構190の先幕を用いず代わりの電子処理を行う一方で、シャッタ機構190の後幕は駆動することによってシャッタ動作を行う(S15)。
以上のような各種シャッタ方式によるシャッタ動作(S15)は、シャッタ情報D1におけるシャッタ速度に従って実行される。
又、シャッタ情報D1における連写設定がONである場合、カメラ制御部140は、例えば1回の撮影指示の入力(S13)に対してシャッタ動作(S15)を含むステップS14~S16の処理を繰り返し実行する。このとき、交換レンズ200においても、ステップS23~S26が順次、繰り返される。一方、連写設定がOFFである場合、例えば1回の撮影指示の入力(S13)に対して各ステップS14~S16,S32~S26は1回ずつ行われる。
2-2-2.交換レンズの動作
図4のステップS22において交換レンズ200で行われるシャッタ衝撃対策の設定処理について、図7を用いて説明する。
図7は、デジタルカメラ1の交換レンズ200におけるシャッタ衝撃対策の設定処理(図4のステップS22)を例示するフローチャートである。本フローチャートに示す処理は、カメラ本体100からのシャッタ情報D1が受信されたとき(図4のS21)に開始し、レンズ制御部240によって実行される。
まず、交換レンズ200のレンズ制御部240は、レンズマウント250から、図4のステップS21において受信されたシャッタ情報D1を取得する(S31)。
例えば、レンズ制御部240は取得したシャッタ情報D1に基づいて、シャッタ情報D1に設定されたシャッタ速度が、所定の中速の範囲内であるか否かを判断する(S32)。ステップS32の判断は、シャッタ速度が、中速よりも高速又は低速であることで、シャッタ衝撃が生じたとしても画像の品位への影響が無視できる場合を、シャッタ衝撃対策の対象から外すために行われる。
ステップS33における中速の範囲は、例えば、シャッタ衝撃の周波数帯が、交換レンズ200において手ぶれ補正の対象とする周波数帯に重畳することとなるシャッタ速度に対応するTV値の範囲に設定される。当該時間範囲は、交換レンズ200の各種仕様を考慮して設定され、例えば1/50秒以上且つ1/300秒以下に対応するTV値範囲に設定される。
レンズ制御部240は、シャッタ情報D1に設定されたシャッタ速度が中速の範囲内ではない場合(S33でNO)、シャッタ衝撃対策を無効に設定する(S36)。中速の時間範囲の下限値は、シャッタ衝撃対策を不要とする低速のシャッタ速度を考慮して設定されてもよい。又、中速の時間範囲の上限値は、シャッタ衝撃対策を不要とする高速のシャッタ速度を考慮して設定されてもよい。
一方、設定されたシャッタ速度が中速の範囲内である場合(S32でYES)、レンズ制御部240は、シャッタ情報D1に設定されたシャッタ方式が、予め規定された選択肢のうちの何れのシャッタ方式であるかを判断する(S33)。ステップS33における選択肢は、例えば(i)メカシャッタ、(ii)電子シャッタ、及び(iii)電子先幕の3択である。
シャッタ情報D1に設定されたシャッタ方式がメカシャッタである場合(S33で(i))、シャッタ動作(図4のS15)時にカメラ本体100側でシャッタ機構190の先幕及び後幕の駆動によってシャッタ衝撃が生じることが分かる。そこで、この場合にレンズ制御部240は、シャッタ衝撃対策を有効に設定する(S35)。
シャッタ情報D1に設定されたシャッタ方式が電子シャッタである場合(S33で(ii))、シャッタ動作(S15)時にシャッタ機構190が駆動せず、シャッタ衝撃が生じないことが分かる。そこで、この場合にレンズ制御部240は、シャッタ衝撃対策を無効に設定する(S36)。
シャッタ情報D1に設定されたシャッタ方式が電子先幕である場合(S33で(iii))、シャッタ動作(S15)時にシャッタ機構190の先幕は駆動せず後幕が駆動することとなる。即ち、シャッタ衝撃は後幕の駆動時から生じることとなる。そこで、この場合にレンズ制御部240は、シャッタ情報D1において連写設定がONであるか否かを判断する(S34)。
デジタルカメラ1が連写撮影モードでなく、単写撮影モードで電子先幕のシャッタ動作(S15)を行うとき、シャッタ機構190の後幕の走行によりシャッタ衝撃の影響が生じる前に、画像が撮像されると考えられる。そこで、レンズ制御部240は、シャッタ情報D1において連写設定がOFFであり、ONでないと判断すると(S34でNO)、シャッタ衝撃対策を無効に設定する(S36)。
一方、デジタルカメラ1が連写撮影モードで電子先幕のシャッタ動作(S15)を行うとき、連写の2枚目以降の画像の撮像時に、シャッタ衝撃の影響が生じると考えられる。そこで、レンズ制御部240は、シャッタ情報D1において連写設定がONであると判断すると(S34でYES)、シャッタ衝撃対策を有効に設定する(S35)。
交換レンズ200において、レンズ制御部240は、シャッタ衝撃対策を有効または無効に設定した(S35,S36)結果をRAM241等に格納して、シャッタ衝撃対策の設定処理(図4のS22)を終了する。その後、例えばカメラ本体100からの撮影タイミング情報D2の受信(S23)後に、シャッタ衝撃対策の有効又は無効の設定にしたがってOIS処理部223の像ぶれ補正動作が制御される(S24~S26)。
以上のシャッタ衝撃対策の設定処理(図4のS22)によると、カメラ本体100からのシャッタ情報D1に基づいて、交換レンズ200において、シャッタ衝撃対策の有効又は無効が設定される(S35,S36)。これにより、シャッタ衝撃対策と手ぶれ補正の精度とを両立したOIS処理部223の像ぶれ補正動作を実現することができる。
例えば、シャッタ情報D1のシャッタ方式(S33)等により、シャッタ衝撃の対策を要することが交換レンズ200側で分かる場合には、シャッタ衝撃対策が有効に設定される(S35)。すると、その後のシャッタ動作時(図4のS15)に、OIS処理部223はシャッタ衝撃対策モードで動作する(S25)。一方、シャッタ衝撃対策が不要と考えられる場合には、シャッタ衝撃対策が無効に設定される(S36)、OIS処理部223は通常モードで動作する(S26)。
OIS処理部223のシャッタ衝撃対策モードは、交換レンズ200において、例えば通常モードからシャッタ衝撃の影響を緩和するように各種動作パラメータを調整することにより実現される。例えば、想定されるシャッタ衝撃に応じてOIS処理部223のLPF周波数又は位相補償量を変更したり、PID制御部310の応答性を早めたりする調整が為される。一方、OIS処理部223の通常モードは、例えば、手ぶれ補正を高精度に行う観点から動作パラメータを最適化される。シャッタ衝撃対策の有効/無効の設定を適切に制御することにより、例えば交換レンズ200の仕様に応じてシャッタ衝撃対策モードのパラメータ調整を大幅に行え、シャッタ衝撃対策を含めた像ぶれ補正動作の精度を良くすることができる。
又、上記のステップS32によると、シャッタ情報D1に設定されたシャッタ速度が、中速の範囲外となる高速又は低速であれば(S32でNO)、シャッタ方式に依存せずに、シャッタ衝撃対策が無効に設定される(S36)。これにより、シャッタ衝撃が生じるシャッタ方式であったとしても、シャッタ衝撃対策が不要なシャッタ速度である場合には、上記のようなパラメータ調整を行わない通常モードでOIS処理部223を動作させ(S26)、手ぶれ補正の精度を良くすることができる。
上記のステップS34によると、電子先幕のシャッタ方式が用いられる場合には、デジタルカメラ1が連写撮影か否かに応じて、シャッタ衝撃対策の有効/無効が切り替えられる。これにより、電子先幕のシャッタ動作(S15)において、シャッタ衝撃の影響が生じる連写撮影時にはシャッタ衝撃の影響を緩和しながら、シャッタ衝撃対策が不要な単写撮影時には手ぶれ補正の精度を良くすることができる。
3.まとめ
以上のように、本実施形態のデジタルカメラ1は、カメラ本体100と交換レンズ200とを備えた撮像装置の一例である。カメラ本体100は、撮像素子の一例の画像センサ110と、シャッタ機構190と、第1通信部の一例であるボディマウント150とを備える。画像センサ110は、交換レンズ200を介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する。シャッタ機構190は、交換レンズ200と画像センサ110との間に設けられる。ボディマウント150は、交換レンズ200にシャッタ情報D1を送信する。シャッタ情報D1は、複数のシャッタ方式の中から設定される一のシャッタ方式を示す。交換レンズ200は、補正レンズの一例であるOISレンズ220を含む光学系と、像ぶれ補正部の一例であるOIS処理部223と、第2通信部の一例であるレンズマウント250と、制御部の一例であるレンズ制御部240とを備える。OIS処理部223は、光学系の光軸と垂直な面内においてOISレンズ220を移動させることにより像ぶれ補正を行う。カメラ本体100からシャッタ情報D1を受信する。レンズ制御部240は、受信したシャッタ情報D1が示すシャッタ方式に基づいて、シャッタ機構190の動作に対してOIS処理部223の動作を調整するか否かを切り替える。
以上のデジタルカメラ1によると、カメラ本体100からシャッタ情報D1を交換レンズ200に送信して、交換レンズ200側で、受信したシャッタ情報D1が示すシャッタ方式に基づいて、シャッタ機構190の動作に対するOIS処理部223の動作の調整が制御される。これにより、シャッタによる衝撃の対策を含めた像ぶれ補正を行い易くすることができる。
本実施形態において、シャッタ情報D1における複数のシャッタ方式は、メカニカルシャッタ及び電子シャッタを含む。レンズ制御部240は、受信したシャッタ情報D1が示すシャッタ方式がメカニカルシャッタである場合(S33で(i))、シャッタ機構190の動作に対してOIS処理部223の動作を調整する(S35)。レンズ制御部240は、受信したシャッタ情報D1が示すシャッタ方式が電子シャッタである場合(S33で(ii))、シャッタ機構190の動作に対してOIS処理部223の動作を調整しない(S36)。これにより、シャッタ機構190を用いるメカシャッタと用いない電子シャッタとに合わせて、シャッタ衝撃対策の有効または無効を切り替えて、OIS処理部223による像ぶれ補正動作の精度を良くすることができる。
本実施形態において、シャッタ情報D1における複数のシャッタ方式は、電子先幕を含む。シャッタ情報D1は、例えば連写設定のON/OFFにより、カメラ本体100において連写撮影が行われる設定であるか否かをさらに示す。レンズ制御部240は、受信したシャッタ情報D1が示すシャッタ方式が電子先幕である場合(S33で(iii))、連写設定が行われる設定であるか否かに応じて、シャッタ機構190の動作に対してOIS処理部223の動作を調整するか否かを切り替える(S34)。これにより、シャッタ機構190における先幕を用いずに後幕を用いる電子先幕のシャッタ動作(S15)に合わせて、連写撮影であればシャッタ衝撃対策を行って、像ぶれ補正の精度を良くすることができる。なお、こうした連写撮影は、シャッタ動作(S15)が連続的に繰り返される各種の撮影動作を含んでもよい。
本実施形態において、シャッタ情報D1は、カメラ本体100において設定されたシャッタ速度をさらに示す。レンズ制御部240は、受信したシャッタ情報D1が示すシャッタ速度に基づいて、シャッタ速度が中速の範囲(所定範囲)外であるとき(S32でNO)にはシャッタ機構190の動作に対する調整を行わずにOIS処理部223を動作させる(S36,S26)。これにより、シャッタ衝撃対策を行う対象を、シャッタ速度が所定範囲内である場合(S32でYES)に制限して、シャッタ衝撃対策が不要な場合には手ぶれ補正精度を良くすることができる。
本実施形態において、カメラ本体100は、例えば設定メニューにおいて、複数のシャッタ方式の中から一のシャッタ方式を選択するユーザ操作を入力する(S11)操作部130をさらに備える。ボディマウント150は、操作部130において選択された一のシャッタ方式を示すようにシャッタ情報D1を交換レンズ200に送信する(S12)。これにより、ユーザが選択したシャッタ方式に応じて適切にシャッタ衝撃対策を考慮した像ぶれ補正を行える。
本実施形態において、交換レンズ200を取り付け可能なカメラ本体100が提供される。本実施形態のカメラ本体100によると、複数のシャッタ方式の中から設定される一のシャッタ方式を示すシャッタ情報D1を交換レンズ200に送信することにより、デジタルカメラ1においてシャッタによる衝撃の対策を含めた像ぶれ補正を行い易くすることができる。
本実施形態において、カメラ本体100に取り付け可能な交換レンズ200が提供される。本実施形態の交換レンズ200によると、カメラ本体100から受信したシャッタ情報D1が示すシャッタ方式に基づき、レンズ制御部240がOIS処理部223の調整を切り替えて、デジタルカメラ1においてシャッタによる衝撃の対策を含めた像ぶれ補正を行い易くすることができる。
(実施形態2)
以下、図面を参照して、本開示の実施形態2を説明する。実施形態1では、カメラ本体100においてシャッタ方式を選択するユーザ操作を受け付ける例を説明した。本実施形態では、カメラ本体100が、シャッタ方式を自動的に決定するデジタルカメラ1について説明する。
以下、実施形態1に係るデジタルカメラ1と同様の構成、動作の説明は適宜、省略して、本実施形態に係るデジタルカメラ1を説明する。
図8は、実施形態2に係るデジタルカメラ1の動作を説明するための図である。実施形態1では、撮影指示の入力(図4のS13)前に、ユーザ操作に応じて取得されるシャッタ情報D1がカメラ本体100と交換レンズ200間で送受信される(S11,S12,S21)。本実施形態のデジタルカメラ1では、撮影指示の入力(S13)後に、カメラ本体100が、シャッタ方式の自動決定を含むシャッタ情報D1の設定処理を行う(S11A)。
本実施形態のカメラ本体100は、例えばステップS11Aの処理結果のシャッタ情報D1と撮影タイミング情報D2とをボディマウント150から交換レンズ200に送信する(S12A)。その後、カメラ本体100は、実施形態1と同様にシャッタ動作(S15)及び撮影処理(S16)を行う。本実施形態の交換レンズ200は、カメラ本体100から各情報D1,D2を受信すると(S21A)、例えば実施形態1と同様に、シャッタ衝撃対策の設定処理(S22)を行ってOIS処理部223の像ぶれ補正動作を制御する(S24~S26)。
図9は、実施形態2のデジタルカメラ1のカメラ本体100におけるシャッタ情報D1の設定処理(S11A)を例示するフローチャートである。本フローチャートに示す処理は、例えば、カメラ本体100に撮影指示が入力されたとき(S11)にカメラ制御部140によって実行される。
まず、カメラ制御部140は、例えば画像センサ110からの画像データに基づき、適正露出などの露出を検出する(S41)。露出の検出結果に基づいて、カメラ制御部140は、例えば適正露出に対応するシャッタ速度をTV値で、AV値及びISO感度と共に算出する(S42)。
本実施形態において、カメラ制御部140は、以上のように露出から算出したシャッタ速度(S42)に基づきしきい値判定を行うことにより(S43,S44)、シャッタ方式を決定する(S45~S47)。本実施形態のカメラ制御部140は、決定部の一例である。
例えば、ステップS42で算出したシャッタ速度のTV値が、所定の第1しきい値を上回らない場合(S43でNO)、カメラ制御部140は、シャッタ方式を電子先幕に決定する(S45)。一方、算出したシャッタ速度が、第1しきい値を上回り(S43でYES)、第1しきい値よりも大きい第2しきい値を上回らない場合(S44でNO)、カメラ制御部140は、シャッタ方式をメカシャッタに決定する(S46)。算出したシャッタ速度が、第2しきい値を上回る場合(S44でYES)、カメラ制御部140は、シャッタ方式を電子シャッタに決定する(S47)。
ステップS43における第1しきい値は、比較的低速のシャッタ速度の基準を時間値で示し、例えば1/500秒に対応するTV値に設定される。ステップS44における第2しきい値は、比較的高速のシャッタ速度の基準を示し、例えば1/4000秒に対応するTV値に設定される。
さらに、カメラ制御部140は、例えば事前に設定された連写設定を取得する(S48)。カメラ制御部140は、以上のように得られたシャッタ速度(S42)、シャッタ方式(S45~S47)及び連写設定(S48)に基づきシャッタ情報D1を設定して(S49)、本フローに示す処理(図8のS11A)を終了する。その後、カメラ本体100において設定されたシャッタ情報D1は、交換レンズ200に送信される(S12A)。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラ1において、カメラ本体100は、シャッタ速度に基づいて、複数のシャッタ方式の中から一のシャッタ方式を決定する決定部としてのカメラ制御部140を備える。ボディマウント150は、カメラ制御部140によって決定された一のシャッタ方式を示すようにシャッタ情報D1を交換レンズ200に送信する(S12A)。このように、デジタルカメラ1において自動的にシャッタ方式が決定される場合にも、実施形態1と同様に適切にシャッタ衝撃対策を考慮した像ぶれ補正を行える。
(他の実施形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態1,2を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置換、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記各実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施形態を例示する。
上記の実施形態1において、ユーザ操作に基づき取得されたシャッタ情報D1が、撮影指示の入力(S13)前にカメラ本体100から交換レンズ200に送信される(S12)例を説明した。本実施形態において、ユーザ操作に基づくシャッタ情報D1の送信タイミングはこれに限らず、撮影指示の入力(S13)後であってもよい(図4参照)。
上記の各実施形態において、シャッタ情報D1が、シャッタ方式、シャッタ速度および連写設定を含む例を説明したが、本実施形態のシャッタ情報D1はこれに限らない。例えば、シャッタ情報D1は、さらに、連写撮影においてシャッタ動作(S15)が繰り返される時間間隔すなわち連写間隔などの情報を含んでもよい。又、シャッタ情報D1には、連写撮影に関する情報等が必ずしも含まれなくてもよい。
本実施形態において、シャッタ情報D1のシャッタ方式が連写であって連写設定がONである場合、連写撮影の1枚目についてはOIS処理部223が通常モードで動作するようにしてもよい。レンズ制御部240は、例えばカメラ制御部140からの撮影タイミング情報D2を計数することにより、連写撮影時の1枚目と2枚目以降とを識別可能である。
又、本実施形態において、OIS処理部223に設定されるシャッタ衝撃対策モードは、複数モードあってもよい。例えば、レンズ制御部240は、シャッタ情報D1のシャッタ速度が、図7のステップS32の中速の範囲内において、所定のしきい値と比較して高速か又は低速かに応じて別々のシャッタ衝撃対策モードをOIS処理部223に設定してもよい。又、シャッタ方式がメカシャッタであるか電子先幕であるかに応じて、別々のシャッタ衝撃対策モードが設定されてもよい。各シャッタ衝撃対策モードの動作パラメータを調整することにより、交換レンズ200において各種シャッタ情報D1に応じて像ぶれ補正の精度を良くすることができる。
上記の各実施形態において、デジタルカメラ1がBIS機能を有する例を説明したが、BIS機能は省略されてもよい。例えば、カメラ本体100はBIS処理部183等の構成を備えなくてもよい。
又、上記の各実施形態において、シャッタ衝撃対策をOIS処理部223に施す例を説明した。本実施形態において、シャッタ衝撃対策はOIS処理部223に限らず、例えばカメラ本体100におけるBIS処理部183等に施されてもよい。例えば、BIS処理部183等においてシャッタ衝撃対策を行う場合であっても、シャッタ方式が電子先幕であるときには、上記各実施形態と同様に連写設定に応じてシャッタ衝撃対策の有効又は無効を切り替えてもよい。こうしたBIS処理部183の制御は、例えばカメラ制御部140により行われる。これによっても、電子先幕のシャッタ動作(S15)に応じて、シャッタ衝撃対策を含めた像ぶれ補正動作を精度良く行うことができる。
又、上記の場合の像ぶれ補正部は、OIS処理部223又はBIS処理部183に限らず、例えばEIS(Electronic Image Stabilizer)処理部で実現されてもよい。EIS処理部は、例えばカメラ制御部140が画像センサ110から読み出す画像データを切り出す領域を制御して像ぶれを補正する機能により実現される機能的構成である。
以上より、本実施形態のデジタルカメラ1又はカメラ本体100は、以下の撮像装置の一例である。本実施形態の撮像装置は、被写体像を撮像して画像データを生成する画像センサ110と、画像センサ110に対向して設けられるシャッタ機構190と、像ぶれ補正部の一例としてのOIS処理部223,BIS処理部183又はEIS処理部と、制御部の一例としてのレンズ制御部240又はカメラ制御部140とを備える。像ぶれ補正部は、像ぶれ補正部は、画像データが示す画像に関して像ぶれ補正を行う。像ぶれ補正部の動作を制御する。制御部は、撮像装置が電子先幕のシャッタ方式において連写撮影を行うとき、シャッタ機構190の動作に対して像ぶれ補正部の動作を調整し、撮像装置が電子先幕のシャッタ方式において連写ではない撮影を行うとき、シャッタ機構190の動作に対して像ぶれ補正部の動作を調整しない。これによっても、シャッタによる衝撃の対策を含めた像ぶれ補正を行い易くすることができる。
上記の各実施形態では、撮像装置の一例としてレンズ交換式のデジタルカメラについて説明したが、本実施形態の撮像装置は、特にレンズ交換式ではないデジタルカメラであってもよい。また、本開示の思想は、デジタルカメラのみならず、ムービーカメラであってもよいし、カメラ付きの携帯電話、スマートフォン或いはPCのような種々の撮像機能を有する電子機器にも適用可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置換、付加、省略などを行うことができる。
本開示の思想は、像ぶれ補正機能を備えた撮像機能を有する電子装置(デジタルカメラやカムコーダ等の撮像装置、携帯電話、スマートフォン等)に適用することができる。
1 デジタルカメラ
100 カメラ本体
110 画像センサ
140 カメラ制御部
150 ボディマウント
183 BIS処理部
200 交換レンズ
220 OISレンズ
223 OIS処理部
250 レンズマウント

Claims (9)

  1. カメラ本体と交換レンズとを備えた撮像装置であって、
    前記カメラ本体は、
    前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
    前記交換レンズと前記撮像素子との間に設けられるシャッタ機構と、
    前記交換レンズにシャッタ情報を送信する第1通信部とを備え、
    前記シャッタ情報は、複数のシャッタ方式の中から設定される一のシャッタ方式を示し、
    前記交換レンズは、
    補正レンズを含む光学系と、
    前記光学系の光軸と垂直な面内において前記補正レンズを移動させることにより像ぶれ補正を行う像ぶれ補正部と、
    前記カメラ本体から前記シャッタ情報を受信する第2通信部と、
    受信したシャッタ情報が示すシャッタ方式に基づいて、前記シャッタ機構の動作に対して前記像ぶれ補正部の動作を調整するか否かを切り替える制御部とを備える
    撮像装置。
  2. 前記シャッタ情報における前記複数のシャッタ方式は、メカニカルシャッタ及び電子シャッタを含み、
    前記制御部は、
    前記受信したシャッタ情報が示すシャッタ方式がメカニカルシャッタである場合、前記シャッタ機構の動作に対して前記像ぶれ補正部の動作を調整し、
    前記受信したシャッタ情報が示すシャッタ方式が電子シャッタである場合、前記シャッタ機構の動作に対して前記像ぶれ補正部の動作を調整しない
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記シャッタ情報における前記複数のシャッタ方式は、電子先幕を含み、
    前記シャッタ情報は、前記カメラ本体において連写撮影が行われる設定であるか否かをさらに示し、
    前記制御部は、受信したシャッタ情報が示すシャッタ方式が電子先幕である場合、前記連写撮影が行われる設定であるか否かに応じて、前記シャッタ機構の動作に対して前記像ぶれ補正部の動作を調整するか否かを切り替える
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記シャッタ情報は、前記カメラ本体において設定されたシャッタ速度をさらに示し、
    前記制御部は、受信したシャッタ情報が示すシャッタ速度に基づいて、前記シャッタ速度が所定範囲外であるときには前記シャッタ機構の動作に対する調整を行わずに前記像ぶれ補正部を動作させる
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記カメラ本体は、前記複数のシャッタ方式の中から一のシャッタ方式を選択するユーザ操作を入力する操作部をさらに備え、
    前記第1通信部は、前記操作部において選択された一のシャッタ方式を示すように前記シャッタ情報を前記交換レンズに送信する
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記カメラ本体は、シャッタ速度に基づいて、前記複数のシャッタ方式の中から一のシャッタ方式を決定する決定部をさらに備え、
    前記第1通信部は、前記決定部によって決定された一のシャッタ方式を示すように前記シャッタ情報を前記交換レンズに送信する
    請求項1に記載の撮像装置。
  7. 交換レンズを取り付け可能なカメラ本体であって、
    前記交換レンズを介して形成された被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
    前記交換レンズと前記撮像素子との間に設けられるシャッタ機構と、
    前記交換レンズにシャッタ情報を送信する第1通信部とを備え、
    前記シャッタ情報は、複数のシャッタ方式の中から設定される一のシャッタ方式を示す
    カメラ本体。
  8. カメラ本体に取り付け可能な交換レンズであって、
    補正レンズを含む光学系と、
    前記光学系の光軸と垂直な面内において前記補正レンズを移動させることにより像ぶれ補正を行う像ぶれ補正部と、
    前記カメラ本体からシャッタ情報を受信する第2通信部とを備え、
    前記シャッタ情報は、複数のシャッタ方式の中から設定される一のシャッタ方式を示し、
    さらに、
    受信したシャッタ情報が示すシャッタ方式に基づいて、前記カメラ本体のシャッタ機構の動作に対して前記像ぶれ補正部の動作を調整するか否かを切り替える制御部を備える
    交換レンズ。
  9. 被写体像を撮像して画像データを生成する撮像素子と、
    前記撮像素子に対向して設けられるシャッタ機構と、
    前記画像データが示す画像に関して像ぶれ補正を行う像ぶれ補正部と、
    前記像ぶれ補正部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    自装置が電子先幕のシャッタ方式において連写撮影を行うとき、前記シャッタ機構の動作に対して前記像ぶれ補正部の動作を調整し、
    自装置が電子先幕のシャッタ方式において連写ではない撮影を行うとき、前記シャッタ機構の動作に対して前記像ぶれ補正部の動作を調整しない
    撮像装置。
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