JP2022067355A - 四方シール包装体製造装置 - Google Patents

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敏夫 正井
Toshio Masai
銀治郎 竹内
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Abstract

【課題】包装材供給部及び充填材供給部の自由な配置が可能な横型四方シール包装体製造装置を提供する。【解決手段】横型四方シール包装体製造装置は,帯状の第1包装材15と帯状の第2包装材16を重ねて搬送しながら,第1包装材と第2包装材の一方の長手方向縁部を連続的に加熱して第1シール101を形成する第1シール部100と,第1シール101に形成された第1包装材と第2包装材を,第1包装材と第2包装材の一方の長手方向縁部を下に且つ残る他方の長手方向縁部を上に位置させた状態で搬送しながら,第1包装材と第2包装材の長手方向に間隔をあけて,第1包装材と第2包装材の短手方向に延びる第2シール320を形成する第2シール部200と,第1シールと第2シールによって囲まれた区画に充填材が充填された後,第1包装材と第2包装材の長手方向上端縁を連続的に加熱して第3シール401を形成する第3シール部400を有する。【選択図】図1

Description

本発明は,連続的に供給される2つの包装紙を重ね合わせ熱溶着させることによって,4辺がシールされた包装体を連続的に製造する装置に関する。
特許文献1に,縦型の四方シール包装体製造装置が開示されている。この製造装置は,装置筐体の左右に対称に配置された包装紙供給部を有する。左右の包装紙供給部は,同じ方向(紙面の表裏方向)に向けて配置されたロール支持軸(シャフト)を有する。包装体製造時,左右の包装紙供給部のロール支持軸には帯状の包装紙を巻回した包装紙ロールが装着される。各包装紙ロールから繰り出された包装紙は,ロール支持軸と平行に配置された複数のガイドローラに案内されながら搬送された後,ロール支持軸と平行に配置された一対の隣接する圧接ローラの圧接領域を上から下に向かって搬送され,該圧接ローラの外周面に形成された四角形凸部の形に対応した四方シール部が形成される。また,圧接領域の上方には充填材落下供給部が配置されており,圧接ローラによって形成されている途中の四方シール部の内側(材料充填部)に充填材が充填される。
特開2003-94536号公報
さらに具体的に説明すると,鉛直方向下方に向かって圧接領域に進入する包装紙には,まず,長手方向(縦方向)に一定の間隔をあけて,短手方向(横方向)のボトムシールが形成される。その後,圧接ロールの回転に基づいて,ボトムシールに続く領域の長手方向縁部にサイドシールが形成されるとともに,両サイドシールの間に充填材が落下充填される。つまり,サイドシールと充填材の充填が同時に行われる。そのため,サイドシールに充填材が噛み込み,これがシール不良を生じることがある。
そこで,本発明は,上述の課題を解決し,充填材の噛み込みがない,新たな形態の横型四方シール包装体を提供することを目的とする。
この目的を達成するために,本発明は,
第1包装材供給部(11,411)から繰り出された帯状の第1包装材(15,415)と第2包装材供給部(12,412)から繰り出された帯状の第2包装材(16,416)を重ねて搬送しながら,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の一方の長手方向縁部を連続的に加熱して第1シール(101,432)を形成する第1シール部(100,427)と,
前記第1シール(101,432)が形成された前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)を,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の前記一方の長手方向縁部を下に且つ残る他方の長手方向縁部を上に位置させた状態で搬送しながら,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の長手方向に間隔をあけて,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の短手方向に延びる第2シール(320)を形成する第2シール部(200)と,
前記第1シール(101,432)と前記第2シール(320)によって囲まれた区画(321)に充填材が充填された後,前記第2シール(320)が形成された前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)に,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の長手方向上端縁を連続的に加熱して第3シール(401)を形成する第3シール部(400)と,を備えたことを特徴とする横型四方シール包装体製造装置を提供するものである。
以上の構成を備えた横型四方シール包装体の製造装置によれば,2つの包装材は,長手方向一端縁に第1シールが形成された後,長手方向に一定の間隔をあけて第2シールが形成される。その後,第1シールと第2シールによって囲まれた区画に充填材が充填された後,第3シールが形成される。したがって,シールと充填材の充填が同時に行われることがない。そのため,シール部に充填材が噛み込むことがなく,信頼性の高いシール部が形成される。
本発明の実施形態に係る横型四方シール包装体の製造装置の概観を示す正面図。 図1に示す製造装置における包装材供給部の一部を示す斜視図。 図1に示す製造装置における包装材の動きを示す平面図。 図1に示す製造装置の部分斜視図。 図1に示す製造装置で製造される包装容器の正面図。 図1に示す製造装置の充填部における充填シュートの動きを説明する平面図。 図1に示す製造装置の充填部における充填シュートの動きを説明する正面図。 図1に示す製造装置の充填部における計量孔の動きを説明する平面図。 本発明の他の実施形態に係る横型四方シール包装体の製造装置の部分正面図。 図9に示す製造装置の部分斜視図。
[製造装置の概要]
図を参照して,本発明に係る横型四方シール包装体の製造装置(以下,「製造装置」という。)1の構成と動作を概略説明する。図示する製造装置1は,2枚の帯状包装材(シート)を重ね合わせた後,長手方向の両縁部に長手方向シール部を形成するとともに,長手方向に一定の間隔あけて帯状包装材を横断する短手方向シールを形成することによって四方シール包装体を形成する包装充填機である。そのために,図1に示すように,製造装置1は,2つの帯状包装材を供給する包装材供給部10と,重ね合わされた2つの包装材の一方の長手方向縁部に沿って第1シール(ボトムシール)を形成する第1シール部(第1加熱溶着部)100と,第1シールが形成された包装材に該包装材の長手方向に一定の間隔をあけて該包装材を短手方向に横断する第2シール(サイドシール)を形成する第2シール部(第2加熱溶着部)200と,長手方向に隣接する第2シールの内側に形成された充填室(区画)に充填材を充填する充填部300と,充填材が充填された充填室の開口に2つの包装材の他方の長手方向縁部に沿って第3シール(トップシール)を形成する第3シール部(第3加熱溶着部)400を有する。
[包装材供給部10]
包装材供給部10は,2つの包装材供給部(第1包装材供給部11,第2包装材供給部12)を有する。第1包装材供給部11,第2包装材供給部12はそれぞれ,包装機本体フレーム2に固定された包装材ロール支持シャフト13,14を有する。包装材ロール支持シャフト13,14は,中心軸(水平軸)を水平方向[図面の表裏方向(y方向)]に向けて配置されており,それぞれ帯状の包装材(第1包装材,第2包装材)15,16を巻いた包装材ロール17,18を回転可能に支持している。2つの包装材15,16は,同じシートであってもよいし,異なるシートであってもよい。
第1包装材供給部11と第2包装材供給部12はそれぞれ,包装材ロール17,18から繰り出される包装材15,16を第1シール部100に案内する第1案内経路21と第2案内経路22を有する。
第1案内経路21は,包装機本体フレーム2に固定された複数の案内ロール23を有する。案内ロール23は,中心軸を水平方向[図面表裏方向(y方向)]に向けて配置されている。同様に,第2案内経路22は,包装機本体フレーム2の前壁に固定した複数の案内ロール24を有する。案内ロール24も,中心軸を水平方向[図面表裏方向(y方向)」に向けて配置されている。
図2に示すように,複数の案内ロール23,24はそれぞれ,最も上位に配置された水平案内ロール25,26を有する。
水平案内ロール25,26の上方には,略三角形の折り返し用の板状案内板27,28が配置されている。案内板27,28は,y方向とこれに直交する鉛直方向(z方向)を含む鉛直上に沿って配置されており,y方向とz方向からそれぞれ45度の角度を隔てた斜め方向yz方向に延びる包装材案内縁又は案内部27a,28aを有する。この斜めの包装材案内部27a,28aは,円筒面であることが好ましい。
案内板27,28からy方向に所定距離だけ離れた場所には,本体フレーム2に固定された垂直案内ロール29,30が配置されている。垂直案内ロール29,30は,その中心軸をz方向に向けて配置されている。また,垂直案内ロール29,30は,その中心軸をz方向とx方向を含む平面(zx面)上に平行に位置させて配置されている。
このように構成された包装材供給部10によれば,第1包装材供給部11と第2包装材供給部12の包装材ロール17,18から繰り出された包装材15,16は,複数の水平案内ロール23,24によって上方に案内される。そして,最後の水平案内ロール25,26に供給された包装材15,16は,水平案内ロール25,26の外周円筒面を経て上下方向(z方向)に向けられ,次に第2案内板27,28の傾斜した案内部(円筒面)27a,28aによって折り返されて水平方向(y方向)に向けられ,続いて垂直案内ロール29,30の外周円筒面を経て直交水平方向(x方向)に向けられる。水平方向(x方向)に向けられた包装材15,16は,それの主面(表面,裏面)をzx面に沿って互いにほぼ接して全体が重なり合った状態で,次の第1シール部100に供給される。
[第1シール部100]
第1シール部100は,包装材供給部10からx方向に送り出された包装材15,16の長手方向一端部(下端部)を加熱溶着して第1シール(ボトムシール)101(図5参照)を形成する。そのために,第1シール101は,包装材15,16の長手方向下端部を予熱する予熱部102と,予熱部102によって予熱された箇所に熱と圧力を加えて溶着する加圧加熱部103を有する。図1,3に示すように,実施形態において,予熱部102は,x方向に移動する包装材15,16の長手方向下端部を挟んで対向する一対の予熱バーを有する。加圧加熱部103は,予熱された包装材15,16の長手方向下端部を挟んで対向する一対の加圧加熱ローラを有する。したがって,第1シール部100に送られた包装材15,16はその長手方向下端部が,予熱部102によって予熱され,次に加圧加熱部103によって溶着されて,第1シール(ボトムシール)101が形成される。
[第2シール部200]
図1に示すように,第2シール部200は環状の回転テーブル201を有する。回転テーブル201は,図1に符号202で示す第1鉛直軸を中心に回転するように,本体フレーム2に支持されている。回転テーブル201は,モータ203に駆動連結されており,モータ203の駆動に基づいて,上方から見たときに反対時計周り方向に回転するようになっている。回転テーブル201の上には,第1鉛直軸202を中心とする第1円204(図3参照)に沿って一定の間隔をあけて複数のシール機構205が配置されている。各シール機構205は一対の棒状シール部,すなわち,固定シールバー(固定シール部)206と可動シールバー(可動シール部)207を有する。固定シールバー206は第1円204の内側に配置され,可動シールバー207は第1円204の外側に配置されている。
固定シールバー206は,鉛直方向に向けて直立した状態で回転テーブル201に固定されている。可動シールバー207は,第1円204の接線に平行なピボット軸208(図1)によって揺動可能に固定シールバー206に連結されており,直立して固定シールバー206に接する直立状態〔図1において第1鉛直軸202を挟んで右側に表れた位置〕(シール位置)と,直立状態から第1円204の外側に略90度倒れた転倒状態〔図1において第1鉛直軸202を挟んで左側に表れた位置〕(非シール位置)との間を移動できるように支持されている。
可動シールバー207は,第1ガイド機構(図示せず)に連結されており,回転テーブル201の回転にしたがって,回転テーブル201の回転方向に関して図3に符号210で示すシール開始位置から同図に符号211で示すシール終了位置までの領域(以下,「シール領域」という。)212では直立位置(シール状態)を維持し,回転テーブル201の回転方向に関してシール終了位置211からシール開始位置210までの非シール領域213では,まず直立状態から転倒状態に移り,次にその転倒状態をしばらく維持した後,シール開始位置210に近づくに従って転倒状態から直立状態に移るようになっている。
[充填部300]
充填部300は第2シール部200の上に配置されている。充填部300は,充填材を落下供給する円筒状の計量容器301を有する。計量容器301は,図3に示す第2の鉛直軸302を中心に,反時計周り方向に回転可能に支持されている。図4に示すように,計量容器301の底板は計量板303を兼ねている。計量板303には,第2の鉛直軸302を中心とする第2の円304(図3参照)に沿って一定の間隔をあけて計量孔305が形成されている。第2の鉛直軸302は第1鉛直軸202から離れており,第2の円304は一部の領域でのみ第1円204に接近している。第1円204と第2の円304が接近した領域が,以下に説明する充填材の充填領域306(図8参照)である。
図1に示すように,計量容器301の底板(計量板303)下面には,各計量孔305に対応して,計量孔305を開閉するシャッタ307が設けてある。シャッタ307は,上述した充填領域306以外の領域では計量孔305を閉じており,計量容器301の回転とともに計量孔305が充填領域306に進入すると,本体フレーム2に固定された係合部(図示せず)に接触して計量孔305を開放し,充填領域306を過ぎると計量孔305を閉鎖するようにしてある。
計量容器301の下には,複数の充填シュート310が配置されている。充填シュート310は回転テーブル201に支持されている。例えば,回転テーブル201には,第1鉛直軸202を中心とする円上に一定の間隔をあけて鉛直貫通孔(図示せず)が形成されている。鉛直貫通孔には,円柱ロッド312が昇降可能に且つ回転可能に挿入されている。円柱ロッド312の上部は,そこから水平方向に伸びる水平アーム313が固定されている。水平アーム313の先端に充填シュート310が固定されている。円柱ロッド312の下部は,第1ガイド機構と第2のガイド機構(共に図示せず)に係合しており,これら第1と第2のガイド機構によってガイドされるようになっている。
第1ガイド機構は,円柱ロッド312の回転角,すなわち円柱ロッド312を中心とする充填シュート310の旋回位置を制御する。これにより,図6に示すように,シール領域212において充填シュート310の下端充填口314がほぼ第1円204に沿って移動する。充填口314はまた,回転方向に関してシール領域212の上流側の進入領域315では,充填シュートの下端充填口314がガイド部材110から送り出される包装材15.16の搬送経路115に沿って第1円204の接線方向からシール領域212に進入し,回転方向に関してシール領域212の下流側の退避領域316(図7)では,シール領域212の終端から第1円204の接線方向に向かって離れていく。
第2のガイド機構は,円柱ロッド312の高さ,すなわち充填シュート310の高さを制御する。これにより,図7に示すように,シール領域212において充填シュート310は下降位置を維持し,退避領域316において下降位置から次第に上昇位置に移り,その後上昇位置をしばらく維持した後,進入領域315において上昇位置から下降位置に移動する。
図8に示すように,充填領域306はシール領域212の上流側に位置しており,この充填領域306においてシャッタ307が本体フレーム2に固定された係合部と係合してシャッタ307を開放するようにしてある。これにより,充填領域306においてのみシャッタ307が開放されて計量容器301から一定量の充填材が充填シュートに落下供給される。
以上の構成により,第1シール部100を通過した包装材15,16の間に,シール領域212の直前の進入領域315(図6,7)において上昇位置から下降位置に移動する充填シュート310の下端充填口314が進入する。その後,包装材部分がシール領域212に入ると,隣接する充填シュート310の中間に位置する包装材部分が,非シール位置からシール位置に移動する可動シールバー207と固定シールバー206に挟まれて保持される。固定シールバー206と可動シールバー207に保持された包装材部分は,回転テーブル201の回転力によって,第1円204に沿って搬送される。固定シールバー206と可動シールバー207に挟まれた包装材部分はまた,固定シールバー206又は可動シールバー207の片側,若しくは両方から熱を受けてヒートシールされ,これによって形成された第2シール(サイドシール)320(図5参照)とそれに隣接する第2シール(サイドシール)320の間に充填材充填室(区画)321が形成される。
充填領域306では,シャッタ307が開放位置に移動し,計量容器301の計量孔305から対応する充填シュート310に充填材308(図5)が落下する。落下した充填材308は,充填シュート310を介して,該充填シュート310の下端が位置している充填材充填室321に供給される。
回転テーブル201の回転と共にシール領域212を通過した包装材部分は,第3シール部400に向かって送られる。このとき,図6に示すように,充填シュート310は退避領域316において垂直方向に上昇した後に,第1円204の略接線方向に移動する。これにより,充填シュート310の下端部が充填材充填室321から抜け出る。
[第3シール部400]
第3シール部400は,充填部300から送り出された包装材15,16の長手方向一端部(上端部)を加熱溶着して第3シール(トップシール)401(図5参照)を形成する。そのために,第3シール(トップシール401)は,包装材15,16の長手方向上端部を予熱する予熱部402と,予熱部402によって予熱された箇所に熱と圧力を加えて溶着する加圧加熱部403を有する。図3に示すように,実施形態において,予熱部402は,包装材15,16の長手方向上端部を挟んで対向する一対の予熱バーを有する。加圧加熱部403は,予熱された包装材15,16の長手方向上端部を挟んで対向する一対の加圧加熱ローラを有する。したがって,第3シール部400に送られた包装材15,16はその長手方向上端部が,予熱部402によって予熱され,次に加圧加熱部403によって溶着されて,第3シール(トップシール)401が形成される。
必要に応じて,第3シール部400の下流側にはカッタ500が配置され,第2シール(サイドシール)320において包装材15,16が切断される,又は第2シール(サイドシール)320にミシン目501(図5)が形成される。
このように,上述した実施形態の製造装置によれば,2つの包装材供給部11,12から送り出されたそれぞれの帯状包装材15,16は,上方に向けて案内された後,斜めの案内部27a,28aによって折り返されて水平方向に向けられる。次に,水平方向に向けられた包装材15,16は重ね合わされて,長手方向下縁部がシールされて第1シール(ボトムシール)が形成され,さらに長手方向に一定の間隔をあけて第2シール(サイドシール)が形成される。その後,第1シールと第2シールに囲まれた区画に充填材が充填される。最後に,充填材の充填後,長手方向の上縁部がシールされて第3シール(トップシール)が形成される。したがって,シール部に充填材が噛み込むことがなく,信頼性の高いシールが形成される。
上述の実施形態では,2つの包装材ロールの中心軸を水平方向に向けて配置したが,一方の包装材ロールはその中心軸を水平方向に向けて配置し,他方の包装材ロールはその中心軸を垂直(鉛直)方向に向けて配置してもよい。この場合,中心軸を水平方向に向けた包装ロールを有する包装材供給部には斜めの案内部を設けて包装材の搬送方向を垂直方向から水平方向に変換するが,他方の中心軸を垂直方向に向けた包装ロールを有する包装材供給部は斜めの案内部を設ける必要がない。
上述の実施形態では,包装材ロールは製造装置の本体フレームの前面下部に配置したが,本体フレームの左右側部に配置してもよい。また,包装材ロールから繰り出される包装材はまず上方に向けて搬送しているが,包装材ロールを本体フレームの上部に設け,そこから下方に向けて包装材を供給するようにしてもよい。
上述の実施形態における第1及び第2包装材供給部と第1シール部を一つの四方シールユニットとして構成し,この四方シールユニットを本体フレームに着脱可能としてもよい。この場合,例えば,一つの帯状包装材をその中央でV状に折り曲げ,この折り曲げた包装材に長手方向に一定の間隔をあけて上述の第2シール(サイドシール)を形成して充填区画を形成し,この充填区画に充填材を充填した後で上述の第3シール(トップシール)を形成する製造装置の包装材供給部の包装材折り曲げ部を三方シールユニットとして構成し,この三方シールユニットを四方シールユニットに置換可能とすることによって,三方シール製造装置を四方シール製造装置に切り替えることが可能となる。
上述の実施形態では,折り返し用案内部材を三角形の板で形成したが,単なる円筒状の棒又はロールであってもよい。また,斜めの案内部は,摩擦を低減するために円筒面であることが好ましいが,これに限るものではない。
上述の実施形態では,第1包装材供給部11と第2包装材供給部12から繰り出された第1包装材15と第2包装材16を水平方向に向けた後に,水平方向に搬送されている第1包装材15と第2包装材16の長手方向下端部を第1シール部100で加熱して第1シール101をシールしたが,図9に示す実施形態のように,垂直(鉛直)方向に搬送されている第1包装材415と第2包装材416の一方の長手方向縁部を加熱して第1シール432を形成してもよい。
図9に示す実施形態において,包装材供給部410は,2つの包装材供給部(第1包装材供給部411,第2包装材供給部412)を有する。第1包装材供給部411,第2包装材供給部412はそれぞれ,包装機本体フレームに固定された包装材ロール支持シャフト413,414を有する。包装材ロール支持シャフト413,414は,中心軸(水平軸)を水平方向[図面の表裏方向(y方向)]に向けて配置されており,それぞれ帯状の包装材(第1包装材,第2包装材)415,416を巻いた包装材ロール417,418を回転可能に支持している。2つの包装材415,416は,同じシートであってもよいし,異なるシートであってもよい。
包装材供給部410はまた,包装材ロール417,418のそれぞれから繰り出される包装材415,416を案内する案内ロール423,424と,これら包装材415,416を重ね合わせる案内ロール425と,案内ロール425の上方に配置された別の案内ロール426を有する。案内ロール425と426の間には第1シール部427が配置されている。第1シール部427は,案内ロール425から426に向かって順番に配置された,重ね合わされた包装材415,416の長手方向一端縁を連続的に予熱する予熱部427aと,予熱部427aによって予熱された長手方向一端縁に熱と圧力を加えて溶着する加圧加熱部427bを有する。
案内ロール426の斜め上方には,別の案内ロール429が配置されている。案内429を含めて,上述した案内ロール423,424,425,426はいずれも,中心軸を水平方向に向けて配置されている。
図9において案内ロール429の図上右側には,案内ロール430,431が配置されている。図10に示されるように,案内ロール430,431は中心軸を垂直(鉛直)方向に向けて配置されている。また,案内ロール430と431はy方向にオフセットしている。
このように構成された包装材供給部410によれば,第1包装材供給部411と第2包装材供給部412の包装材ロール417,418から繰り出された包装材415,416は,複数の案内ロール423,424によって上方に案内された後,案内ロール425との接触部において重ね合わされる。次に,案内ロール425を通過した包装材415,416は,それらの長手方向縁部の一方が予熱部427aによって予熱され,次に加圧加熱部427bによって溶着されて,第1シール(ボトムシール)432が形成される。
続いて,案内ロール426を通過した包装材415,416は,水平案内ロール429から垂直案内ロール430に案内される間で約90度捻られ,第1シール432が形成された一方の長手方向縁部を下,残る他方の長手方向縁部を上に位置させた状態になり,垂直案内ロール430,431によって水平方向に向けて,上述した第2シール部200に送られる。
水平案内ロール429から垂直案内ロール430に向かう包装材415,416の搬送と捻りを安定させるために,水平案内ロール429と垂直案内ロール430にガイドプレート433(図9参照)を設けることが好ましい。この場合,ガイドプレート433の包装材案内面は,図10に示すように垂直案内ロール429から垂直案内ロール430に向かう包装材415,416の搬送経路にほぼ沿った面にすることが好ましい。
また,図1,図9に示す実施形態では,図9に示すように,垂直案内ロール431と第2シール部200との間には,重ね合わされた2つの包装材415,416の間に位置し,包装材415,416の搬送方向に沿って包装材415,416の上端開口を次第に広げるガイド部材434を設けることにより,シール領域212の直前の進入領域315(図6,7)において,充填シュート310が包装材415,416の間に容易に進入する。
上述の実施形態及び複数の他の形態は,組み合わせることに支障がない限り,任意に組み合わせることができ,それらの組み合わせは本願発明の範囲に属するものである。
15:第1包装材,16:第2包装材,17:第1包装材ロール,18:第2包装材ロール,27a,28a:斜めの案内部
100:第1シール部,101:第1シール(ボトムシール),200:第2シール部,320:第2シール(サイドシール),300:充填部,400:第3シール部,401:第3シール(トップシール)。

Claims (7)

  1. 第1水平軸を中心に回転可能に支持された第1ロール(17)から上下方向に繰り出される帯状の第1包装材(15)を斜めの第1案内部(27a)で折り返して前記第1包装材の送り方向を水平方向に変換する第1包装材供給部(11)と,
    第2水平軸を中心に回転可能に支持された第2ロール(18)から上下方向に繰り出される帯状の第2包装材(16)を斜めの第2案内部(28a)で折り返して前記第2包装材の送り方向を水平方向に変換する第2包装材供給部(12)と,
    前記第1包装材供給部(11)から供給される前記第1包装材(15)と前記第2包装材供給部(12)から供給される前記第2包装材(16)を重ねて,前記第1包装材と前記第2包装材の長手方向下端縁を連続的に加熱して第1シール(101)を形成する第1シール部(100)と,
    前記第1シール(101)が形成された前記第1包装材(15)と前記第2包装材(16)に,前記長手方向に間隔をあけて,前記第1包装材(15)と前記第2包装材(16)の短手方向に延びる第2シール(320)を形成する第2シール部(200)と,
    前記第1シール(101)と前記第2シール(320)によって囲まれた区画(321)に充填材が充填された後,前記第2シール(320)が形成された前記第1包装材(15)と前記第2包装材(16)に,前記第1包装材(15)と前記第2包装材(16)の長手方向上端縁を連続的に加熱して第3シール(401)を形成する第3シール部(400)と,を備えたことを特徴とする横型四方シール包装体製造装置。
  2. 前記区画(321)に充填材(308)を充填する充填部(300)を有することを特徴とする請求項1に記載の横型四方シール包装体製造装置。
  3. 前記第1包装材供給部(11)と前記第2包装材供給部(12)はそれぞれ,水平方向に対して45度の角度をもって斜め上下方向に延びる第1案内部(27a)と第2案内部(28a)を有し,前記第1案内部(27a)と前記第2案内部(28a)によって前記包装材(15,16)の送り方向が上下方向から水平方向に変換されることを特徴とする請求項1又は2に記載の横型四方シール包装体製造装置。
  4. 前記第1案内部(27a)と前記第2案内部(28a)は円筒面であることを特徴とする,請求項3に記載の横型四方シール包装体製造装置。
  5. 水平軸を中心に回転可能に支持された第1ロール(17)から上下方向に繰り出される帯状の第1包装材(15)を斜めの第1案内部(27a)で折り返して前記第1包装材の送り方向を水平方向に変換する第1包装材供給部(11)と,
    垂直軸を中心に回転可能に支持された第2ロール(18)から第2包装材を水平方向に送り出す第2包装材供給部(12)と,
    前記第1包装材供給部(11)から供給される前記第1包装材(15)と前記第2包装材供給部(12)から供給される前記第2包装材(16)を重ねて,前記第1包装材と前記第2包装材の長手方向下端縁を連続的に加熱して第1シール(101)を形成する第1シール部(100)と,
    前記第1シール(101)と前記第2シール(320)によって囲まれた区画(321)に充填材が充填された後,前記第1シール(101)が形成された前記第1包装材(15)と前記第2包装材(16)に,前記長手方向に間隔をあけて,前記第1包装材(15)と前記第2包装材(16)の短手方向に延びる第2シール(320)を形成する第2シール部(200)と,
    前記第2シール(320)が形成された前記第1包装材(15)と前記第2包装材(16)に,前記第1包装材(15)と前記第2包装材(16)の長手方向上端縁を連続的に加熱して第3シール(401)を形成する第3シール部(400)と,を備えたことを特徴とする横型四方シール包装体製造装置。
  6. 帯状の第1包装材(415)を前記第1包装材(415)の長手方向縁部を上下方向に向けた状態で送り出す第1ロール(417)と,
    帯状の第2包装材(416)を前記第2包装材(416)の長手方向縁部を上下方向に向けた状態で送り出す第2ロール(418)と,
    前記第1ロール(417)から繰り出された前記第1包装材(415)と前記第2ロール(418)から繰り出された前記第2包装材(416)を重ね,前記第1包装材(415)の前記長手方向縁部と前記第2包装材(416)の前記長手方向縁部を上下方向に向けた状態で,前記第1包装材(415)の一方の長手方向縁部と該一方の長手方向縁部に重なる前記第2包装材(416)の一方の長手方向縁部を連続的に加熱して第1シール(432)を形成する第1シール部(427)と,
    前記第1シール(432)が形成されて前記長手方向縁部を上下方向に向けられた前記第1包装材(415)と前記第2包装材(416)を,前記第1シール(432)が形成された前記一方の長手方向縁部を下に且つ残る他方の長手方向縁部を上に位置させ,前記長手方向を水平方向に向けた状態で送り出す案内部(429,430)と,
    前記案内部(429,430)から送り出される前記第1包装材(415)と前記第2包装材(416)に,前記第1包装材(415)と前記第2包装材(416)の長手方向に間隔をあけて,前記第1包装材(415)と前記第2包装材(416)の短手方向に延びる第2シール(320)を形成する第2シール部(200)と,
    前記第1シール(432)と前記第2シール(320)によって囲まれた区画(321)に充填材が充填された後,前記第2シール(320)が形成された前記第1包装材(415)と前記第2包装材(416)に,前記第1包装材(415)と前記第2包装材(416)の長手方向上端縁を連続的に加熱して第3シール(401)を形成する第3シール部(400)と,を備えたことを特徴とする横型四方シール包装体製造装置。
  7. 第1包装材供給部(11,411)から繰り出された帯状の第1包装材(15,415)と第2包装材供給部(12,412)から繰り出された帯状の第2包装材(16,416)を重ねて搬送しながら,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の一方の長手方向縁部を連続的に加熱して第1シール(101,432)を形成する第1シール部(100,427)と,
    前記第1シール(101,432)が形成された前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)を,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の前記一方の長手方向縁部を下に且つ残る他方の長手方向縁部を上に位置させた状態で搬送しながら,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の長手方向に間隔をあけて,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の短手方向に延びる第2シール(320)を形成する第2シール部(200)と,
    前記第1シール(101,432)と前記第2シール(320)によって囲まれた区画(321)に充填材が充填された後,前記第2シール(320)が形成された前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)に,前記第1包装材(15,415)と前記第2包装材(16,416)の長手方向上端縁を連続的に加熱して第3シール(401)を形成する第3シール部(400)と,を備えたことを特徴とする横型四方シール包装体製造装置。
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