JP2022066122A - 改造可能な組立机 - Google Patents
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Abstract
【課題】複雑な構造でなくても天板の高さを自由に調整でき、また個人のニーズに合わせて板の数や部品の設置などの改造が容易な机を提供することを目的とする。【解決手段】天板と脚部を固定せずに、柱のみを複数並べて柱間の脚部を固定して骨組みを作る。この骨組みに天板や収納スペースなどの必要な部品を組み合わせる。部品は固定具などを使って取り付けたり、直接固定したり、軽い部品であればマグネットで取り付ける。【選択図】図2
Description
この発明は改造が可能な組立式机に関するものである。
仕事や学習に使用される机は天板、収納ラック、脚部などによって構成される。この構造は固定されており、使用者の身長に合わせて調整することができない。またデジタル化に伴って仕事は大きく変わり、仕事の種類や使用者のやり方によって机の使い方は大きく変わってきているにも関わらず、机を用途に合わせて改造するのが困難だった。
従来の机は天板の高さを簡単に調整ができず、自分の身長に合わない机を仕事や勉強をすると、能率が下がり、姿勢が悪くなり、疲労が溜まる。天板の高さを変えることができる、特許文献1のような発明が提案されているが、構造が複雑だという欠点があった。
仕事の種類ややり方が多様化する現在にあって、自分自身が必要なものを使いやすい位置に設置するニーズがある。しかし従来の机は個人の好みに合わせて机を改造することが困難であった。この課題を解決するために特許文献2のような発明が提案されているが、装置が大型になる欠点があった。
天板と脚部を固定せずに、柱のみを複数並べて柱間の脚部を固定して骨組みを作る。この骨組みに天板や収納スペースなどの必要な部品を組み合わせる。部品は固定具などを使って取り付けたり、直接固定したり、軽い部品であればマグネットで取り付ける。
これによって個人の身長に合わせて机の板を適切な高さに調節できる。自分に合った机を使用することで作業効率を上げ、疲労を軽減することができる。また自分に必要な部品を付けて自由に机を改造することができる。これによって省スペースに多くの部品や道具を収納や設置ができる。日本の狭い住居やオフィス環境においては、少ないスペースを効率的に利用しなければならないので、このように高密度な仕事環境を作る必要がある。
図1に改造可能な組立机の基本的な構成の模式図を示す。6本の柱101を脚部102で距離を一定に固定し、机の骨格を構築する。柱101の間に板103と板104をそれぞれ固定部105で設置する。固定部105の位置を調節することで板103と板104の高さを調整することができる。
柱101の材質は組立机の重量を支えられれば特に指定はしないが、磁石がつけられるので鉄がいいと考えられる。柱101の形状は強度的に問題なければ特に指定しないが、あとから部品や固定部105を追加しやすいように、四角がいいと考えられる。図1で板103と板104の材質は木材を使用しているが、強度的に問題がなければ金属やプラスチックでも良い。
図2に第一の実施形態の模式図を示す。第一の実施形態はシステムエンジニアのような複数のパソコンやディスプレイを使用する人をイメージしている。
第一の実施形態では板103にパソコン201を置き、大型ディスプレイ202とディスプレイ203を2台設置している。ディスプレイ203は柱101の間にレール204を通し、アームで固定している。ディスプレイ203の位置はレール204の高さと奥行きと、アームの長さで自由に調整できる。
マウステーブル205と引き出し206はレール204によって出し入れが自由にできる。板104には本207などの資料が見やすく置けるスペースを作る。柱101の上部に蛍光灯208を設置して、机上を照らすことができる。足元の右奥に棚209を二段で設置し、ファイル210などを保管することができる。柱101にコンセント211とペン入れ212を取り付ける。このような軽い物品はマグネットで柱101に取り付けると脱着しやすくて良い。
図3に第二の実施形態の模式図を示す。第二の実施形態は書類作業の多い事務職をイメージしている。
大切な書類や器具を保管するための金庫301を左足下奥に設置する。金庫301は柱101に固定し、容易に取り外せないようにする。板103の下にスライダー302を設置し、必要な時に卓上のスペースを広くすることができる。左側面に有孔ボード303を設置し、文房具や器具を保管する。板104の上に書類入れ304を置き、卓上の要不要の書類を整理しやすくする。収納ボックス305には有孔ボード303には置けないような大きくて重い物品を収納する。カーテン306はレール204に設置し、必要なときだけ広げることができる。カーテン306は機密性の高い仕事をするときや、集中したいときに周囲の視線を遮るために使用する。
実施形態1、2は両方とも縦方向のスペースを有効活用しているが、柱101の配置を変えることで横方向のスペースも活用することができる。図4にL字型机の模式図を示す。L字型机の縦方向にも実施例1、2のように様々なパーツを取り付けることで、改造することができる。このように柱101の配置を変えることで、より幅広く机の構造を改造することができる。
101:柱 102:脚部 103:板 104:板 105:固定部 201:パソコン 202:大型ディスプレイ 203:ディスプレイ 204:レール 205:マウステーブル 206:引き出し 207:本 208:蛍光灯 209:棚 210:ファイル 211:コンセント 212:ペン入れ 301:金庫 302:スライダー 303:有孔ボード 304:書類入れ 305:収納ボックス 306:カーテン
Claims (3)
- 柱を中心として板や棚を設置することで、使用者に適した机を作ることができることを特徴とする、改造可能な組立机
- 柱の配置を変えることで、机の形状を変えることができることを特徴とする、改造可能な組立机
- 請求項1、2に記載される、固定部や部品を取り付けることができることを特徴とした、柱
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2020
- 2020-10-16 JP JP2020184702A patent/JP2022066122A/ja active Pending
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