JP2022065355A - 建設機械 - Google Patents

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悟 山下
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Abstract

【課題】排気ガスの温度低下を防止しつつ、排気管とベローズ管との接続部分に負荷が加わり難い建設機械を提供する。【解決手段】自走可能な車体(2,3)と、車体に搭載されたエンジン(9)と、エンジンから排気された排気ガスを浄化する排気ガス後処理装置(25)と、エンジンと排気ガス後処理装置とを接続する排気管(35)と、を備え、排気管が、エンジンの排気口(10A)に一端が接続された第1排気管(36)と、排気ガス後処理装置の排気ガス流入口(26A)に一端が接続された第2排気管(37)と、第1排気管の他端および第2排気管の他端を接続するベローズ管(38)と、で構成される建設機械(1)において、排気管において、第1排気管および第2排気管のみが断熱材(53)で覆われることを特徴とする。【選択図】図13

Description

本発明は、例えばエンジンの排気管に排気ガス後処理装置を備えた油圧ショベル等の建設機械に関する。
一般に、建設機械としての油圧ショベルは、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより構成されている。上部旋回体には、旋回フレームの前側にキャブ、燃料タンク、作動油タンク等が搭載され、旋回フレームの後側にエンジン、油圧ポンプ等が搭載されている。
油圧ショベルのエンジンは、一般的にディーゼルエンジンが用いられている。このディーゼルエンジンは、粒子状物質(PM:Particulate Matter)、窒素酸化物(NOx)等の有害物質を排出する。そこで、油圧ショベルには、排気ガスを浄化する排気ガス後処理装置がエンジンの排気管に設けられている。この排気ガス後処理装置としては、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するDPF(Diesel Particulate Filter)を有するPM捕集装置、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化するNOx浄化装置が知られている。さらに、排気ガス後処理装置としては、排気音量を低減するための消音装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述した特許文献1に記載された排気ガス後処理装置は、第1の排気ガス後処理装置、第2の排気ガス後処理装置、および排気管が水平方向(横方向)に並列して配設されている。また、排気管には、エンジンと排気ガス後処理装置との振動に対する相対的な変位量を吸収するために、ベローズ管が所定の長さ寸法をもって設けられている。
また、排気管およびベローズ管の長さが長くなると、エンジンから排出された排気ガスが排気ガス後処理装置へ到達するまでの間に、温度が低下してしまう。排気ガスの温度が低下すると、排気ガスの性状が変化して排気ガスの処理能力が低下する虞があるため、排気管およびベローズ管を断熱材で覆うことが行われている(例えば、特許文献2参照)。
国際公開第2014/196395号 特許第6664964号公報
しかしながら、特許文献2は、排気管およびベローズ管の全体を断熱材で覆う構成であるため、ベローズ管の変位が断熱材により拘束される。そのため、エンジンおよび排気ガス後処理装置の振動をベローズ管が十分に吸収することができず、排気管とベローズ管との接続部分に大きな負荷が加わる可能性がある。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、排気ガスの温度低下を防止しつつ、排気管とベローズ管との接続部分に負荷が加わり難い建設機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、自走可能な車体と、前記車体に搭載されたエンジンと、前記エンジンから排気された排気ガスを浄化する排気ガス後処理装置と、前記エンジンと前記排気ガス後処理装置とを接続する排気管と、を備え、前記排気管が、前記エンジンの排気口に一端が接続された第1排気管と、前記排気ガス後処理装置の排気ガス流入口に一端が接続された第2排気管と、前記第1排気管の他端および前記第2排気管の他端を接続するベローズ管と、で構成される建設機械において、前記排気管において、前記第1排気管および前記第2排気管のみが断熱材で覆われることを特徴とする。
本発明によれば、排気ガスの温度低下を防止しつつ、排気管とベローズ管との接続部分に負荷が加わり難い建設機械を提供できる。なお、上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係る油圧ショベルを示す正面図である。 上部旋回体をキャブ、建屋カバー等を省略した状態で示す平面図である。 図2中のエンジン、排気ガス後処理装置等を拡大して示す平面図である。 エンジン、後処理装置架台、排気ガス後処理装置を図3中の矢示IV-IV方向からみた断面図である。 旋回フレームに搭載された後処理装置架台と排気ガス後処理装置とを示す斜視図である。 後処理装置架台に取付けられた排気ガス後処理装置を示す斜視図である。 後処理装置架台からカバー部材を取外した状態を示す分解斜視図である。 図4中の排気ガス後処理装置を拡大して示す側面図である。 排気ガス後処理装置を図8中の矢示IX-IX方向からみた正面図である。 排気ガス後処理装置の内部構造を概略的に示す断面図である。 排気管の正面図である。 排気管の平面図である。 排気管の斜視図である。 図12のXIV-XIV断面図である。 図14のX部を拡大した部分拡大図である。
以下、本発明の実施形態に係る建設機械の代表例として、クローラ式の油圧ショベルを例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
図1に示す油圧ショベル1は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3と、上部旋回体3の前,後方向の前側に俯仰動可能に設けられ土砂の掘削作業等を行う作業装置4とにより構成されている。下部走行体2と上部旋回体3とは、本発明の車体を構成している。
上部旋回体3は、支持構造体をなす旋回フレーム5と、旋回フレーム5の後端側に設けられ、作業装置4との重量バランスをとるカウンタウエイト6と、旋回フレーム5の前部左側に設けられオペレータが搭乗するキャブ7と、カウンタウエイト6の前側に設けられ、内部に後述のエンジン9、排気ガス後処理装置24等の搭載機器を収容する建屋カバー8とを含んで構成されている。
図5に示すように、旋回フレーム5は、前,後方向に延びる厚肉な鋼板等からなる底板5Aと、該底板5A上に立設され、左,右方向に所定の間隔をもって前,後方向に延びた左縦板5B,右縦板5Cと、該各縦板5B,5Cの左,右方向に間隔をもって配置され、前,後方向に延びた左サイドフレーム5D,右サイドフレーム5Eと、底板5A、各縦板5B,5Cから左,右方向に張出し、その先端部に左,右のサイドフレーム5D,5Eを支持する複数本の張出ビーム5Fとを含んで構成されている。複数本の張出ビーム5Fのうち、右後側に位置する前,後の張出ビーム5F1,5F2には、後述の後処理装置架台15が取付けられている。
エンジン9は、カウンタウエイト6の前側に位置して上部旋回体3の左,右方向に延びる横置き状態で旋回フレーム5に搭載されている。図2から図4に示すように、エンジン9の左側には、後述する熱交換器11に冷却風を供給するための冷却ファン9Aが設けられている。一方、エンジン9の右側には、後述する油圧ポンプ12が設けられている。さらに、エンジン9の前側の上部には、エキゾーストマニホールド9Bに接続する後述の過給機10が設けられている。そして、エンジン9は、例えば4個の防振マウント9C(図4中に2個のみ図示)を介して旋回フレーム5に防振状態で支持されている。
過給機10(ターボチャージャ)は、例えばエンジン9の前側に位置してエキゾーストマニホールド9Bに接続され、上部旋回体3の左,右方向の右側に向けて排気口10Aが開口している。ここで、過給機10の排気口10Aは、エンジン9からの排気ガスを排出するもので、後述する第1の排気ガス後処理装置25の筒体26の下端よりも上,下方向の上方位置に設けられている。この排気口10Aには、排気ガス後処理装置24、厳密には排気ガス後処理装置24を構成する第1の排気ガス後処理装置25に排気ガスを導く排気管35が接続されている。
熱交換器11は、エンジン9の左側に配設されている。この熱交換器11は、エンジン9の冷却ファン9Aに対面して設けられている。熱交換器11は、例えばエンジン冷却水を冷却するラジエータ、作動油を冷却するオイルクーラ、エンジン9が吸込む空気を冷却するインタクーラ等により構成されている。
油圧ポンプ12は、エンジン9の右側に設けられている。この油圧ポンプ12は、エンジン9によって駆動されることにより、後述の作動油タンク13から供給される作動油を、圧油として制御弁装置(図示せず)に向け吐出するものである。
作動油タンク13は、油圧ポンプ12の前側に位置して旋回フレーム5の右側に設けられている。作動油タンク13は、下部走行体2および作業装置4等に設けられたアクチュエータを駆動するための作動油を貯えるものである。一方、燃料タンク14は、作動油タンク13の前側に位置して旋回フレーム5に設けられている。
後処理装置架台15は、油圧ポンプ12を前,後方向に跨いだ状態で旋回フレーム5の前,後の張出ビーム5F1,5F2に設けられている。この後処理装置架台15は、後述の排気ガス後処理装置24を取付けるためのものである。そして、後処理装置架台15は、前脚部16、後脚部17、補助脚部18、後処理装置取付枠19を含んで構成されている。
前脚部16は、油圧ポンプ12の前側に位置して旋回フレーム5から立上っている。この前脚部16は、旋回フレーム5の右後側で前,後方向の前側に設けられた張出ビーム5F1上に取付けられている。前脚部16の高さ寸法は、油圧ポンプ12の高さ寸法よりも大きくなっている。そして、前脚部16は、張出ビーム5F1から立上る下前脚部16Aと、下前脚部16A上から立上る上前脚部16Bとを含んで構成されている。
後脚部17は、油圧ポンプ12の後側に位置して旋回フレーム5から立上っている。即ち、後脚部17は、前脚部16と油圧ポンプ12を挟んで前,後方向に対面している。この後脚部17は、旋回フレーム5の右後側で前,後方向の後側に設けられた張出ビーム5F2に取付けられている。後脚部17の高さ寸法は、油圧ポンプ12の高さ寸法よりも大きくなっている。そして、後脚部17は、張出ビーム5F2から立上る下後脚部17Aと、下後脚部17A上から立上る上後脚部17Bとにより構成されている。
補助脚部18は、下前脚部16Aと右縦板5Cとの間に位置して旋回フレーム5から立上っている。この補助脚部18は、下端側が下前脚部16Aの左側で張出ビーム5F1に取付けられ、上端側が後処理装置取付枠19に取付けられている。前脚部16、後脚部17、および補助脚部18は、後述の後処理装置取付枠19に取付けられた排気ガス後処理装置24を支持している。
後処理装置取付枠19は、油圧ポンプ12の上方に位置して上前脚部16Bと上後脚部17Bとの上端位置を接続している。この後処理装置取付枠19は、左側板19A、上板19B、右側板19C、および下板19Dからなる箱状体として形成され、後述の第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とが取付けられる。
後処理装置取付枠19の左側板19Aは、エンジン9側に位置して上前脚部16Bと上後脚部17Bとの間で垂直方向に延びている。左側板19Aには、後述する第1の排気ガス後処理装置25が複数本のボルト20(図5~図7に2個のみ図示)を用いて取付けられている。左側板19Aの前側(上前脚部16B側)には、板厚方向(左,右方向)に貫通する流入口挿通孔19A1が設けられている。この流入口挿通孔19A1は、後述する第1の排気ガス後処理装置25の流入口26Aに対応する位置に形成され、第1の排気ガス後処理装置25の筒体26から突出する流入口26Aが挿通する。
後処理装置取付枠19の上板19Bは、左側板19Aの上端から水平方向に延びている。この上板19Bは、左側板19Aの上端からエンジン9とは離れる方向に折曲げられている。上板19Bには、取付板21を介して後述する第2の排気ガス後処理装置30が複数本(例えば、2本)のボルト22を用いて取付けられている。
後処理装置取付枠19の右側板19Cは、上板19Bの右端から下方に向けて延びている。即ち、右側板19Cは、左側板19Aと左,右方向で対面している。右側板19Cは、左側板19Aの流入口挿通孔19A1に対応する位置に、排気管挿通孔19C1が形成されている。この排気管挿通孔19C1には、後述する排気管35の屈曲管路37が挿通する。また、排気管挿通孔19C1は、屈曲管路37の排気ガス流出側を第1の排気ガス後処理装置25の流入口26Aに接続するときに工具等を挿通させることができる。
右側板19Cには、排気管挿通孔19C1に対応する位置に後述のカバー部材39が取付けられる。また、右側板19Cには、複数(例えば、2個)の作業用開口19C2が形成されている。この作業用開口19C2は、例えば第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とを後処理装置取付枠19に取付けるためのボルト20,22を締結するための工具等が挿通されるものである。
後処理装置取付枠19の下板19Dは、左側板19Aの下端と右側板19Cの下端との間を連結している。即ち、下板19Dは、上板19Bと上,下方向で対面している。下板19Dには、下方に向けて延びるファイヤウォール23が取付けられている(図7参照)。このファイヤウォール23は、エンジン9、排気ガス後処理装置24等が配設されているエンジン側の空間と油圧ポンプ12が配設されているポンプ側の空間とを仕切る仕切部材となっている。ファイヤウォール23は、例えば油圧ポンプ12の周囲で作動油の漏れが生じた場合でも、その漏れた作動油がエンジン9側に飛散するのを防止している。
次に、エンジン9から排出される排気ガスを浄化する排気ガス後処理装置24について説明する。
排気ガス後処理装置24は、エンジン9の排気口10Aに接続された後述する排気管35の排気ガス流出側(出口側)に接続され、後処理装置架台15に取付けられている。そして、排気ガス後処理装置24は、第1の排気ガス後処理装置25、接続管28、および第2の排気ガス後処理装置30により構成されている。
第1の排気ガス後処理装置25は、後処理装置取付枠19の左側板19Aに取付けられた状態で、油圧ポンプ12の上側に配置されている。この第1の排気ガス後処理装置25は、後述する排気管35の排気ガス流出側に設けられている。そして、第1の排気ガス後処理装置25は、前,後方向に延びる長尺な円筒状の筒体26と、筒体26内に配置された酸化触媒27とを含んで構成されている。
第1の排気ガス後処理装置25の筒体26は、両端が閉塞された密閉容器として形成されている。図4、図8に示すように、筒体26の上流側となる前側部位には、筒体26の軸線o1-o1を挟んでエンジン9の反対側から筒体26の径方向外側に向けて突出する管状の流入口26Aが設けられている。この流入口26Aは、第1の排気ガス後処理装置25の排気ガス流入側を構成するもので、後述する排気管35の屈曲管路37に接続されている。一方、筒体26の外周側には、第1の排気ガス後処理装置25を後処理装置取付枠19に取付けるためのブラケット26Bが設けられている。
図10に示すように、酸化触媒27は、排気ガスを浄化する処理部材の1つを構成するもので、例えばセラミックス製のセル状筒体からなり、その軸方向には多数個の貫通孔が形成され、内面に貴金属等がコーティングされている。そして、酸化触媒27は、所定の温度下で各貫通孔に排気ガスを流通させることにより、この排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)等を酸化して除去する。また、必要に応じて粒子状物質(PM)も燃焼除去するものである。
接続管28は、第1の排気ガス後処理装置25と後述する第2の排気ガス後処理装置30との間を接続している。図8、図9に示すように、接続管28は、排気ガス流入側が第1の排気ガス後処理装置25の筒体26の後端(排気ガス流出側)に接続され、U字状に湾曲する湾曲部28Aと、湾曲部28Aから筒体26の上側を筒体26と平行して前,後方向に延び、排気ガス流出側が第2の排気ガス後処理装置30の筒体31の前側に接続される延出部28Bとにより構成されている。
図9に示すように、接続管28の湾曲部28Aは、第2の排気ガス後処理装置30の筒体31の後端よりも前側(流入口26A側)に位置している。即ち、湾曲部28Aは、第2の排気ガス後処理装置30の筒体31の後端から突出しないように湾曲している。また、図8に示すように、接続管28の延出部28Bは、排気ガス後処理装置24の横方向(左,右方向)の幅寸法および高さ寸法を可及的に小さくするべく、第1の排気ガス後処理装置25の上側、かつ第2の排気ガス後処理装置30の左下側に配設されている。
尿素水噴射ノズル29は、接続管28の排気ガス流れ方向の上流側に取付けられている。この尿素水噴射ノズル29は、接続管28の延出部28Bの後端側に取付けられ、尿素水溶液を貯える尿素水タンクにポンプ(いずれも図示せず)を介して接続されている。尿素水噴射ノズル29は、接続管28内を流通する排気ガスに向けて尿素水溶液を噴射する。
第2の排気ガス後処理装置30は、後処理装置取付枠19の上板19Bに取付けられた状態で油圧ポンプ12の上側に配置されている。即ち、第2の排気ガス後処理装置30は、上部旋回体3の左,右方向において第1の排気ガス後処理装置25の右斜め上側に配置されている。そして、第2の排気ガス後処理装置30は、接続管28の排気ガス流出側に接続され、第1の排気ガス後処理装置25の筒体26と平行して前,後方向に延びる長尺な円筒状の筒体31と、筒体31内に配置され、窒素酸化物(NOx)をアンモニアによって選択的に還元反応させて水と窒素に分解する選択還元触媒32と、選択還元触媒32の下流側に配置され、選択還元触媒32で窒素酸化物を還元した後に残った残留アンモニアを酸化し、窒素と水に分離する酸化触媒33と、酸化触媒33の下流側に配置され、筒体31から上側に向けて突出した尾管34とを含んで構成されている。
第2の排気ガス後処理装置30の筒体31は、両端が閉塞された密閉容器として形成され、第1の排気ガス後処理装置25の筒体26よりも若干長い円筒体となっている。筒体31の上流側となる前側部位には、エンジン9側の側面に接続管28の延出部28Bが接続されている。一方、筒体31の外周側には、第2の排気ガス後処理装置30を取付板21を介して後処理装置取付枠19に取付けるためのブラケット31Aが設けられている。
図9に示すように、第2の排気ガス後処理装置30の筒体31の軸線o2-o2は、第1の排気ガス後処理装置25の筒体26の軸線o1-o1と平行になっている。また、図8に示すように、第2の排気ガス後処理装置30の筒体31の軸線o2-o2は、筒体26の軸線o1-o1までの距離L1を可及的に小さくした状態で、筒体26の軸線o1-o1を通る鉛直線A-Aに対して角度αだけ右側にずれている。この角度αは、第1の排気ガス後処理装置25の筒体26と第2の排気ガス後処理装置30の筒体31とにより形成される横幅L2を可及的に小さく、かつ接続管28がエンジン9側に大きく突出しないように設定されている。
即ち、第2の排気ガス後処理装置30の筒体31は、第1の排気ガス後処理装置25の筒体26に対し、上方でかつ右サイドフレーム5E側(右側)にずらして配置されている。また、第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とは、上方からみてその一部が上,下方向に重なるように配置されている。その結果、第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とは、その横幅L2を可及的に小さくしているので、ひいては後処理装置架台15の横幅寸法を小さくコンパクトにすることができる。これにより、排気ガス後処理装置24および油圧ポンプ12が配設されているポンプ側の空間に空きスペースを確保することができるので、この空きスペースを有効活用することができる。
図10に示すように、選択還元触媒32は、例えばセラミックス製のセル状筒体からなり、その軸方向には多数の貫通孔が形成され、内面に貴金属がコーティングされている。この選択還元触媒32は、エンジン9から排出される排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を、尿素水溶液から生成されたアンモニアによって選択的に還元反応させ、窒素と水に分解するものである。
酸化触媒33は、前述した酸化触媒27とほぼ同様に、セラミックス製のセル状筒体からなり、その軸方向には多数の貫通孔が形成され、内面に貴金属がコーティングされている。これにより、酸化触媒33は、選択還元触媒32で窒素酸化物を還元した後に残った残留アンモニアを酸化し、窒素と水に分離するものである。
尾管34は、筒体31の下流側(酸化触媒33の下流側)となる後側部位に位置し、長さ方向の一端(下端)が筒体31内に挿入され、他端が筒体31から径方向上向きに突出している。筒体31内に入り込んだ尾管34の下端側には、多数個の貫通孔が設けられ、これら各貫通孔を排気ガスが通過することにより、排気音を低減(消音)させることができる。
次に、エンジン9から排出される排気ガスを排気ガス後処理装置24に導く排気管35について、図11~図15を適宜参照しつつ説明する。図11は排気管35の正面図、図12は排気管35の平面図、図13は排気管35の斜視図、図14は図12のXIV-XIV断面図、図15は図14のX部を拡大した部分拡大図である。なお、図11~図14において、横管路36を覆う断熱材53および断熱材カバー55の一部は説明の便宜上、取り外されている。
排気管35は、排気ガス流入側(上流側)がエンジン9を構成する過給機10の排気口10Aに接続され、排気ガス流出側(下流側)が排気ガス後処理装置24に接続されている。この排気管35は、金属製の管路として形成され、エンジン9から排出された高温の排気ガスを第1の排気ガス後処理装置25へと導くものである。そして、排気管35は、横管路(第1排気管)36と屈曲管路(第2排気管)37とを含んで構成されている。
排気管35の横管路36は、エンジン9の排気口10Aからエンジン9の長さ方向(上部旋回体3の左,右方向)に沿って延び第1の排気ガス後処理装置25を形成する筒体26の下方を筒体26の軸線o1-o1と直交する方向(上部旋回体3の左,右方向)に横切っている。この場合、横管路36は、第1の排気ガス後処理装置25の筒体26に形成された流入口26Aの下方を旋回フレーム5の左,右方向に延びている。
横管路36は、排気口10Aから水平方向に延びる上水平管路部36Aと、上水平管路部36Aの先端側から第1の排気ガス後処理装置25の下方に向けて下向きに傾斜する傾斜管路部36Bと、傾斜管路部36Bの先端側から屈曲管路37に向けて延びる下水平管路部36Cとにより構成されている。即ち、横管路36は、上水平管路部36A、傾斜管路部36B、および下水平管路部36Cによりクランク状に形成されている。
排気管35の屈曲管路37は、ベローズ管38の先端側から上方に向けて屈曲し、第1の排気ガス後処理装置25の流入口26A(排気ガス流入側)に接続されている。即ち、屈曲管路37は、ベローズ管38から筒体26の流入口26Aに向けてU字状に屈曲している。
図4、図7に示すように、屈曲管路37は、ベローズ管38から上方に向けて屈曲し、後処理装置取付枠19の右側板19Cに形成された排気管挿通孔19C1を挿通して筒体26の流入口26Aに接続されている。この場合、屈曲管路37の途中部位は、後処理装置架台15の後処理装置取付枠19の右側板19Cからエンジン9とは反対側(右側)に向けて突出する突出部位37Aとなっている。
ベローズ管38は、横管路36の下水平管路部36Cに設けられている。このベローズ管38は、例えば下水平管路部36Cよりも孔径が大きい蛇腹形状の金属筒体として形成され、エンジン9と第1の排気ガス後処理装置25との相対的な変位(振動)を吸収する。即ち、旋回フレーム5に設けられた後処理装置架台15に取付けられた排気ガス後処理装置24とエンジン9とは、その振動系統が異なるので、その異なる振動系統により発生する両者の相対的な変位をベローズ管38の曲げ変形で吸収している。さらに、図14および図15に示すように、ベローズ管38の表面は全体的にアウターブレード50で覆われている。このアウターブレード50は、例えば、ステンレス製の線材を編んで可撓性を有するよう構成されており、ベローズ管38の表面が破損するのを防止している。
ここで、第1の排気ガス後処理装置25の筒体26の流入口26Aは、筒体26の軸線o1-o1を挟んでエンジン9とは反対側に設けられている。これにより、ベローズ管38を長尺に形成することができる。そして、ベローズ管38を長尺に形成することで、エンジン9と第1の排気ガス後処理装置25との相対的な変位(振動)を効率よく吸収させることができる。
また、図8に示すように、ベローズ管38は、第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とにより形成される横幅L2内に収まっている。即ち、第1の排気ガス後処理装置25、第2の排気ガス後処理装置30、およびベローズ管38は、上,下方向で下から順に、ベローズ管38、第1の排気ガス後処理装置25、第2の排気ガス後処理装置30の順序で重畳している。
また、図9に示すように、ベローズ管38は、第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とにより形成される縦寸法L3内に収まっている。これにより、第1の排気ガス後処理装置25、第2の排気ガス後処理装置30、およびベローズ管38の横方向(エンジン9の長さ方向)の寸法と縦方向の寸法とを抑制させて、これらを旋回フレーム5上にコンパクトに配設させることができる。
次に、図11~図14を参照して、排気管35を覆っている断熱材53および断熱材カバー55について説明する。本実施形態では、断熱材53および断熱材カバー55を固定するために、排気管35(横管路36、屈曲管路37)の外周面に複数のブラケット60が設けられている。各ブラケット60は、排気管35の外周面に沿う円弧状の基部61と、基部61から突出した支持部62とを有し、全体として略L字状または略T字状に形成されている。基部61が排気管35に溶接等により固定されると、支持部62が排気管35の外周面の略法線方向に立上った状態となる。支持部62の先端には穴63が設けられており、この穴63の排気管35の外周面からの高さは、断熱材カバー55の貫通穴57A,57B(後述)の高さと同じに設定されている。
断熱材カバー55は、その長手方向に沿って半分に分割された分割構造を成し、一方のカバー片55Aと他方のカバー片55Bとを有する。これら一対のカバー片55A,55Bは、互いに凹凸嵌合可能に形成されており、カバー片55A,55Bの内部には、それぞれ断熱材53が取り付けられている。また、一対のカバー片55A,55Bの表面には、長手方向に沿ってそれぞれ当接部56A,56Bが設けられおり、当接部56A,56Bには、ボルトが挿入される貫通穴57A,57Bが設けられている。よって、それぞれ断熱材53が取り付けられた一対のカバー片55A,55Bを排気管35に被せて、当接部56A,56B同士を突き合わせるようにして凹凸嵌合させると、断熱材カバー55(カカバー片55A,55B)により排気管35が全体的に覆われる。この際、当接部56A,56Bに形成された貫通穴57A,57Bとブラケット60の穴63とが一致しているので、貫通穴57A,57Bおよび穴63にボルト70を挿入してナット71で固定すれば、断熱材53と断熱材カバー55とブラケット60とが一体化される。即ち、断熱材53が断熱材カバー55によりブラケット60と一体的に固定される。これにより、断熱材53および断熱材カバー55が振動等により排気管35の適切な位置からずれるのを防止できる。
このように、本実施形態では、排気管35(横管路36および屈曲管路37)は断熱材53および断熱材カバー55で覆われているため、排気管35を流れる排気ガスの温度低下を防止できる。また、ベローズ管38はアウターブレード50で覆われているため、ベローズ管38の表面を保護できる。しかも、ベローズ管38は断熱材53および断熱材カバー55で覆われていないため、ベローズ管38の変形は拘束されない。これにより、ベローズ管38と排気管35との接続部分に負荷が掛かることを防止できる。即ち、本実施形態によれば、排気管35を流れる排気ガスの温度低下を防止しつつ、ベローズ管38と排気管35との接続部分に作用する負荷を低減して、エンジン9と第1の排気ガス後処理装置25との相対的な変位(振動)を効率よく吸収させることができる。
カバー部材39は、後処理装置取付枠19の右側板19Cに形成された排気管挿通孔19C1に対応する位置に設けられている。このカバー部材39は、後処理装置取付枠19の右側板19Cに形成された排気管挿通孔19C1とファイヤウォール23との間で屈曲管路37および下水平管路部36Cに沿って延び、油圧ポンプ12と屈曲管路37との間および油圧ポンプ12と下水平管路部36Cとの間を仕切る仕切部材となっている。
図7に示すように、カバー部材39は、後処理装置取付枠19の右側板19Cに取付けられる取付板部39Aと、取付板部39Aから右側(エンジン9とは反対側)に向けて突出して屈曲管路37に沿って延びる屈曲管路被覆板部39Bと、屈曲管路被覆板部39Bからベローズ管38に沿ってファイヤウォール23まで延びる下水平管路被覆板部39Cとを含んで形成されている。
カバー部材39は、取付板部39Aを排気管挿通孔19C1に対応する位置で右側板19Cに当接させた状態で、ボルト40により後処理装置取付枠19に取付けられている。また、カバー部材39には、下水平管路被覆板部39Cの先端および上端にファイヤウォール23に沿ったファイヤウォール当接板部39Dが形成されている。カバー部材39は、ファイヤウォール当接板部39Dをファイヤウォールに当接させた状態で、図示しない他のボルトによりファイヤウォール23に取付けられている。
図4、図6に示すように、カバー部材39の屈曲管路被覆板部39Bは、屈曲管路37の突出部位37Aの外周側を覆っている。一方、カバー部材39の下水平管路被覆板部39Cは、ベローズ管38の外周側を覆っている。これにより、カバー部材39は、油圧ポンプ12とベローズ管38および屈曲管路37との間を遮蔽しているので、例えば油圧ポンプ12の周囲で作動油の漏れが生じた場合でも、その漏れた作動油が排気管35の下水平管路部36Cと屈曲管路37とに飛散するのを防止している。
本実施形態による油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次にその動作について説明する。
まず、オペレータはキャブ7に搭乗してエンジン9を作動させる。そして、オペレータが、キャブ7内に配置された走行用の操作レバー(図示せず)を操作することにより、油圧ショベル1を走行させることができ、作業用の操作レバー(図示せず)を操作することにより、作業装置4を用いて土砂の掘削作業を行うことができる。
ここで、エンジン9の運転時に、エンジン9から排出される排気ガスは、排気口10Aから排気管35を介して第1の排気ガス後処理装置25内に導入される。そして、図10に矢印で示すように、排気ガスは、第1の排気ガス後処理装置25から接続管28を介して第2の排気ガス後処理装置30を通過し、尾管34を通じて大気中に排出される。
この場合、第1の排気ガス後処理装置25に設けられた酸化触媒27によって、排気ガスに含まれる一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)等が酸化して除去される。また、必要に応じて粒子状物質(PM)が燃焼して除去される。一方、接続管28内では、尿素水噴射ノズル29から排気ガスに向けて尿素水が噴射され、第2の排気ガス後処理装置30では、選択還元触媒32によって窒素酸化物が窒素と水に分解される。さらに、酸化触媒33が残留アンモニアを酸化し、窒素と水に分離することにより、十分に浄化された排気ガスを大気中に排出することができる。
ところで、上述した従来技術では、第1の排気ガス後処理装置、第2の排気ガス後処理装置、および排気管が水平方向(横方向)に並列して配設されている。また、排気管には、エンジンと排気ガス後処理装置との振動に対する相対的な変位量を吸収するために、ベローズ管が所定の長さ寸法をもって設けられている。従って、排気ガス後処理装置、排気管、およびベローズ管を配設するのに、車体の前,後方向および左,右方向に大きなスペースが必要となる虞がある。
そこで、本実施形態では、第1の排気ガス後処理装置25、第2の排気ガス後処理装置30、および排気管35を上,下方向に重畳するように配設している。具体的には、図8に示すように、上側に位置する第2の排気ガス後処理装置30は、第1の排気ガス後処理装置25の筒体26の軸線o1-o1と第2の排気ガス後処理装置30の筒体31の軸線o2-o2との間の距離L1を可及的に小さくした状態で、筒体26の軸線o1-o1を通る鉛直線A-Aに対して角度αだけずらした位置に配設されている。第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とを水平方向にずらしたことにより、第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30との間に接続管28を効率よく配設している。
そして、図8、図9に示すように、ベローズ管38は、第1の排気ガス後処理装置25の下方に配設されている。即ち、排気管35は、第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とにより形成された排気ガス後処理装置24の縦寸法L3(軸方向の長さ寸法)内にコンパクトに収められている。これにより、排気ガス後処理装置24と排気管35とを配設するスペースを小さくすることができる。
図8に示すように、ベローズ管38が、第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とにより形成された横幅L2内に収められていることにより、エンジン9と排気ガス後処理装置24との間の距離を短くでき、全体的にコンパクトになる。
また、排気管35の屈曲管路37は、その一部が突出部位37Aとして後処理装置架台15の後処理装置取付枠19を構成する右側板19Cから突出している。そして、屈曲管路37の突出部位37Aは、油圧ポンプ12との間を遮蔽するカバー部材39の屈曲管路被覆板部39Bにより覆われている。これにより、例えば油圧ポンプ12の周囲で作動油の漏れが生じた場合でも、その漏れた作動油が屈曲管路37に飛散するのを防止することができる。一方、カバー部材39の下水平管路被覆板部39Cは、ベローズ管38を覆っている。これにより、例えば油圧ポンプ12の周囲で作動油の漏れが生じた場合でも、その漏れた作動油がベローズ管38に飛散するのを防止することができる。
また、第1の排気ガス後処理装置25と第2の排気ガス後処理装置30とにより形成された横幅L2を可及的に小さくすることで、後処理装置取付枠19の横幅を小さくすることができる。その結果、屈曲管路37は、一部(突出部位37A)が後処理装置取付枠19から突出するが、この突出部位37Aをカバー部材39で覆うことで、カバー部材39と後脚部17との間に形成されたスペースを有効に活用することができる。即ち、後処理装置取付枠19は、屈曲管路37の突出部位37Aに合わせると横幅が大きくなるが、後処理装置取付枠19の横幅を可及的に小さくして、屈曲管路37の突出部位37Aのみをカバー部材39で覆うことで、カバー部材39の後方にスペースを確保することができる。
また、エンジン9は防振マウント9Cを介して旋回フレーム5に支持され、第1の排気ガス後処理装置25は旋回フレーム5に直接固定された後処理装置架台15に取り付けられているため、エンジン9の振動系と第1の排気ガス後処理装置25の振動系とは異なっており、同時に横管路36の振動系と屈曲管路37の振動系も異なっている。ベローズ管38は振動系の異なる横管路36および屈曲管路37に接続しているため大きく変形する可能性があるが、断熱材53が巻かれていないため断熱材53の破損を防止でき、さらにアウターブレード50が設けられたのでベローズ管38が振動で変形しても、その際に他の部材と接触して損傷することが防止される。
なお、本発明は上述した実施形態に限られず、例えばエンジン9の排気口10Aが第1の排気ガス後処理装置25の下端よりも下方に位置している場合には、横管路36をエンジンの排気口から屈曲管路37に向けて一直線状に形成してもよい。
また、上水平管路部36Aと下水平管路部36Cとの間を鉛直方向(上,下方向)に延びる管路部により接続してもよい。
なお、上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。例えば、本発明を例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。それ以外にも、ホイールローダ、ダンプトラック、油圧クレーン等の他の建設機械にも広く適用することができる。特に、本発明は、建設機械においてエンジンと排気ガス後処理装置とを接続する排気管が長い構成の場合に好適である。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
9 エンジン
9C 防振マウント
10 過給機
10A 排気口
12 油圧ポンプ
15 後処理装置架台
25 第1の排気ガス後処理装置(排気ガス後処理装置)
26 筒体
26A 流入口(排気ガス流入口)
28 接続管
30 第2の排気ガス後処理装置
31 筒体
35 排気管
36 横管路(第1排気管)
36A 上水平管路部
36B 傾斜管路部
36C 下水平管路部
37 屈曲管路(第2排気管)
38 ベローズ管
39 カバー部材
50 アウターブレード
53 断熱材
55 断熱材カバー
55A,55B カバー片
56A,56B 当接部
57A,57B 貫通穴
60 ブラケット
61 基部
62 支持部
63 穴
70 ボルト
71 ナット
o1-o1 筒体26の軸線
L2 横幅

Claims (5)

  1. 自走可能な車体と、
    前記車体に搭載されたエンジンと、
    前記エンジンから排気された排気ガスを浄化する排気ガス後処理装置と、
    前記エンジンと前記排気ガス後処理装置とを接続する排気管と、を備え、
    前記排気管が、前記エンジンの排気口に一端が接続された第1排気管と、前記排気ガス後処理装置の排気ガス流入口に一端が接続された第2排気管と、前記第1排気管の他端および前記第2排気管の他端を接続するベローズ管と、で構成される建設機械において、
    前記排気管において、前記第1排気管および前記第2排気管のみが断熱材で覆われることを特徴とする建設機械
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記第1排気管および前記第2排気管の少なくとも一方には、その外周面にブラケットが設けられており、
    前記断熱材は断熱材カバーにより前記ブラケットと一体的に固定されることを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1または2に記載の建設機械において、
    前記ベローズ管は、可撓性を有するアウターブレードで覆われていることを特徴とする建設機械。
  4. 請求項3に記載の建設機械において、
    前記排気ガス後処理装置は複数備えられ、第1の排気ガス後処理装置および第2の排気ガス後処理装置は長尺な筒体からなり、
    前記第1の排気ガス後処理装置の排気ガス流入口は、前記第1の排気ガス後処理装置を形成する前記筒体の長手方向に沿う方向に延びる軸線を挟んで前記エンジンの反対側に設けられ、
    前記第2の排気ガス後処理装置は、前記第1の排気ガス後処理装置に上,下方向で重なるように前記第1の排気ガス後処理装置よりも上側に配置され、
    前記ベローズ管は、
    前記第1の排気ガス後処理装置を形成する前記筒体の下方を前記筒体の軸線と直交する方向に横切り、
    前記第2排気管は、
    前記ベローズ管の先端側から上方に向けて屈曲し前記第1の排気ガス後処理装置の排気ガス流入口に接続されることを特徴とする建設機械。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の建設機械において、
    前記エンジンは防振マウントを介して前記車体に支持され、
    前記排気ガス後処理装置は前記車体に直接固定された後処理装置架台に取り付けられていることを特徴とする建設機械。
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