JP2022065342A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスプレイの画面サイズを取得することが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】情報処理力装置は、ディスプレイの型番を取得する型番取得処理部と、ディスプレイの型番の命名規則に基づいて、前記型番取得処理部により取得される前記ディスプレイの前記型番に対応する画面サイズを判定する判定処理部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
映像出力装置などの情報処理装置は、所定の解像度の映像信号をディスプレイに出力して映像を表示させる。ここで、例えば画面サイズが異なるディスプレイに同一の解像度の映像を表示させる場合において、ソフトウェアキーボードなどの操作オブジェクト画像を表示させる場合、いずれのディスプレイにおいても、画面サイズに対する操作オブジェクト画像の表示サイズの割合が同一になる。このため、例えば、画面サイズが大きいディスプレイでは、見た目のソフトウェアキーボードが大きく表示され、画面サイズが小さいディスプレイでは、見た目のソフトウェアキーボードが小さく表示される。
ここで、情報処理装置が、接続されたディスプレイの画面サイズを取得して、取得した画面サイズに基づいて操作オブジェクト画像の表示サイズを調整することが考えられるが、従来の技術では前記画面サイズを取得することは困難である。
なお、特許文献1には、特定の製品に対応する構成部品データに基づいて、製品型番に対応する部品型番を、それらの型番間に設定された対応関係の規則に従って製品型番の変数部分の値に対応する部品変数部の値を確定しつつ特定する技術が開示されている。しかし、この技術では、情報処理装置が、接続されたディスプレイのインチ数を取得することは困難である。
本発明の目的は、ディスプレイの画面サイズを取得することが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
本発明の一の態様に係る情報処理装置は、ディスプレイの型番を取得する型番取得処理部と、ディスプレイの型番の命名規則に基づいて、前記型番取得処理部により取得される前記ディスプレイの型番に対応する画面サイズを判定する判定処理部と、を備える。
本発明の他の態様に係る情報処理方法は、一又は複数のプロセッサーが、ディスプレイの型番を取得する型番取得ステップと、ディスプレイの型番の命名規則に基づいて、前記型番取得ステップにより取得される前記ディスプレイの型番に対応する画面サイズを判定する判定ステップと、を実行する方法である。
本発明の他の態様に係る情報処理プログラムは、ディスプレイの型番を取得する型番取得ステップと、ディスプレイの型番の命名規則に基づいて、前記型番取得ステップにより取得される前記ディスプレイの型番に対応する画面サイズを判定する判定ステップと、を一又は複数のプロセッサーにより実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、ディスプレイの画面サイズを取得することが可能である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格を有さない。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る情報処理システム1は、映像出力装置10と、ディスプレイ20とを備えている。ディスプレイ20は、画像を表示する表示パネルであり、例えば液晶ディスプレイである。また、ディスプレイ20は、タッチパネルを備えており、ユーザーのタッチ操作を受け付ける。映像出力装置10は、本発明の情報処理装置の一例である。
映像出力装置10及びディスプレイ20は、通信ケーブルC1により接続されている。なお、映像出力装置10及びディスプレイ20は、無線通信により接続されてもよい。映像出力装置10には、製品の型番が異なる種々のディスプレイ20が接続可能である。このため、映像出力装置10には、例えば画面サイズが異なる種々のディスプレイ20が接続される。映像出力装置10は、映像信号をディスプレイ20に出力して、当該映像信号に応じた画像をディスプレイ20に表示させる。また、映像出力装置10は、特定のオブジェクト画像をディスプレイ20に表示させる。前記オブジェクト画像は、例えば、ディスプレイ20においてユーザーの操作(タッチ操作)を受け付けるユーザーインターフェース画像である。また、前記オブジェクト画像は、ディスプレイ20においてユーザーから複数の操作を受け付けるユーザーインターフェース画像であってもよい。前記オブジェクト画像は、例えば、ディスプレイ20においてユーザーから複数の操作を受け付けるソフトウェアキーボードK1(図2A及び図2B参照)である。なお、本実施形態においては、画面サイズがインチ数で設定される場合について説明する。
図1に示すように、映像出力装置10は、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、通信部14とを備えている。
操作部13は、ユーザーの操作を受け付けるマウス、又はキーボードである。操作部13は、映像出力装置10に接続可能な外部機器である。なお、このような外部機器は必ずしも必要ではなく、ユーザーの操作をディスプレイ20に備えられたタッチパネルのみによって操作を受け付ける形態であってもよい。
通信部14は、ディスプレイ20と間で所定の通信プロトコルに従ったデータ通信を実行するための通信インターフェースである。
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。
記憶部12には、制御部11に後述の映像出力処理(図3参照)を実行させるための映像出力プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記映像出力プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、映像出力装置10が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。なお、前記映像出力プログラムは、クラウドサーバーから配信されて記憶部12に記憶されてもよい。
また、記憶部12には、前記オブジェクト画像(ソフトウェアキーボードK1)のデータが記憶されている。また、記憶部12には、ディスプレイ20のインチ数を判定するための型番命名規則(詳細は後述)のデータが記憶されている。前記型番命名規則は、ディスプレイ20の型番を正規表現(文字列)で表したパターン(型番文字列パターン)である。例えば、制御部11は、予め前記型番命名規則を生成して記憶部12に記憶する。
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより映像出力装置10を制御する。
具体的に、制御部11は、図1に示すように、型番取得処理部111、判定処理部112、決定処理部113、表示処理部114などの各種の処理部を含む。なお、制御部11は、前記CPUで前記映像出力プログラムに従った各種の処理を実行することによって、型番取得処理部111、判定処理部112、決定処理部113、及び表示処理部114として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。なお、前記映像出力プログラムは、複数のプロセッサーを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
型番取得処理部111は、ディスプレイ20の型番を取得する。具体的には、型番取得処理部111は、映像出力装置10にディスプレイ20が接続されると、ディスプレイ20との間でデータ通信を行ってディスプレイ20の機器情報を取得する。前記機器情報には、ディスプレイ20の解像度、型番などの情報が含まれる。型番取得処理部111は、ディスプレイ20を検出するとディスプレイ20の型番を取得する。型番取得処理部111は、本発明の型番取得処理部の一例である。
判定処理部112は、ディスプレイ20のインチ数を判定する。具体的には、判定処理部112は、ディスプレイ20の型番の命名規則(型番命名規則)に基づいて、型番取得処理部111により取得されるディスプレイ20の型番に対応するインチ数を判定する。例えば、判定処理部112は、型番取得処理部111が取得したディスプレイ20の型番が前記型番命名規則に対応する型番文字列パターンに一致するか否かを判定する。そして、判定処理部112は、型番取得処理部111が取得したディスプレイ20の型番が前記型番文字列パターンに一致する場合に、前記型番文字列パターンに含まれる特定文字に基づいてディスプレイ20のインチ数を判定する。判定処理部112は、本発明の判定処理部の一例である。
ここで、ディスプレイ20の型番は、例えば、製品のシリーズ、特徴などを表す記号、及びインチ数の情報を含んで、所定の型番命名規則に従った型番文字列パターンで構成される。このため、ディスプレイ20の型番文字列パターンから当該ディスプレイ20のインチ数を判定することが可能である。そこで、例えば、制御部11は、映像出力装置10に接続可能な複数種類のディスプレイ20の型番に基づいて前記型番文字列パターンを生成してもよい。例えば、映像出力装置10に接続される可能性のあるディスプレイ20の型番が「PN-L851」、「PN-L401C」、「LL-S201A」である場合、制御部11は、以下の型番文字列パターンを生成する。なお、「PN-L851」の「85」はディスプレイ20のインチ数(85インチ)を表し、「PN-L401C」の「40」はディスプレイ20のインチ数(40インチ)を表し、「LL-S201A」の「20」はディスプレイ20のインチ数(20インチ)を表している。
“[a-zA-Z]+-[a-zA-Z][0-9][2][a-zA-Z0-9]+”
“[a-zA-Z]+-[a-zA-Z][0-9][2][a-zA-Z0-9]+”
前記型番文字列パターンのうち[0-9][2]の部分(本発明の特定文字の一例)がインチ数を表す。このため、例えば型番取得処理部111がディスプレイ20の型番として「PN-L401」を取得した場合、判定処理部112は、[0-9][2]に対応する文字列「40」をインチ数(40インチ)と判定する。また、例えば型番取得処理部111がディスプレイ20の型番として「LL-S201A」を取得した場合、判定処理部112は、[0-9][2]に対応する文字列「20」をインチ数(20インチ)と判定する。
また、型番取得処理部111が取得したディスプレイ20の型番が前記型番文字列パターンに一致しない場合、判定処理部112は、ディスプレイ20の型番が不明であると判定する。例えば型番取得処理部111がディスプレイ20の型番として「TH-55LFC8J」を取得した場合、判定処理部112は、当該型番が前記型番文字列パターンに一致しないと判定して、ディスプレイ20の型番を不明と判定する。また、判定処理部112は、ディスプレイ20の型番が不明であると判定した場合に、当該ディスプレイ20のインチ数を予め設定されたインチ数(デフォルト値)に決定してもよい。例えば、判定処理部112は、ディスプレイ20の型番が不明であると判定した場合に、当該ディスプレイ20のインチ数を40インチに決定する。
前記型番命名規則は、前記型番文字列パターンに限定されない。前記型番命名規則は、映像出力装置10に接続される複数のディスプレイ20の型番においてインチ数に対応する文字列の共通ルールを表現したものであればよい。
決定処理部113は、ディスプレイ20に表示させる前記オブジェクト画像の表示サイズを決定する。前記オブジェクト画像は、例えばソフトウェアキーボードK1である。具体的には、決定処理部113は、判定処理部112により判定されるディスプレイ20のインチ数に基づいて、ディスプレイ20に表示させるソフトウェアキーボードK1の表示サイズを決定する。
ここで、決定処理部113は、ディスプレイ20のインチ数に関わらず、ディスプレイ20に表示されるソフトウェアキーボードK1の見た目の大きさが同一となるように、ソフトウェアキーボードK1の表示サイズを決定する。例えばソフトウェアキーボードK1の大きさ(横幅)が8インチに設定されている場合、決定処理部113は、ディスプレイ20に表示されるソフトウェアキーボードK1の見た目の大きさが常に8インチとなるように表示サイズを決定する。具体的には、判定処理部112により判定されたディスプレイ20のインチ数が40インチ(1920×1080ピクセル)の場合、決定処理部113は、ソフトウェアキーボードK1の表示サイズを横幅247ピクセルに決定する。また、判定処理部112により判定されたディスプレイ20のインチ数が20インチ(1920×1080ピクセル)の場合、決定処理部113は、ソフトウェアキーボードK1の表示サイズを横幅496ピクセルに決定する。なお、決定処理部113は、ソフトウェアキーボードK1の縦幅の表示サイズを所定のアスペクト比に応じて決定する。
表示処理部114は、映像信号に応じた画像をディスプレイ20に表示させる。また、表示処理部114は、決定処理部113により決定される前記表示サイズでソフトウェアキーボードK1をディスプレイ20に表示させる。例えば図2Aに示すように、判定処理部112により判定されたディスプレイ20のインチ数が40インチ(1920×1080ピクセル)の場合、表示処理部114は、ソフトウェアキーボードK1を横幅247ピクセル(8インチ)でディスプレイ20に表示させる。また例えば図2Bに示すように、判定処理部112により判定されたディスプレイ20のインチ数が20インチ(1920×1080ピクセル)の場合、表示処理部114は、ソフトウェアキーボードK1を横幅496ピクセル(8インチ)でディスプレイ20に表示させる。
これにより、ソフトウェアキーボードK1をディスプレイ20のインチ数に関わらず、見た目が同じ大きさで表示させることができる。よって、ソフトウェアキーボードK1の見た目の大きさがディスプレイ20のサイズの影響を受けないため、ソフトウェアキーボードK1の操作性及び視認性を向上させることが可能になる。例えば、ソフトウェアキーボードK1の各キーの大きさ及び間隔を、ディスプレイ20のインチ数に関わらず統一することができる。
[映像出力処理]
以下、図3を参照しつつ、映像出力装置10の制御部11によって実行される映像出力処理について説明する。
以下、図3を参照しつつ、映像出力装置10の制御部11によって実行される映像出力処理について説明する。
なお、本発明は、前記映像出力処理に含まれる一又は複数のステップを実行する映像出力方法(本発明の情報処理方法の一例)の発明として捉えることができ、ここで説明する当該映像出力処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。なお、前記映像出力処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部11が前記映像出力処理における各ステップを実行する場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーが当該映像出力処理における各ステップを分散して実行する映像出力方法も他の実施形態として考えられる。
先ずステップS11において、制御部11は、ディスプレイ20を検出したか否かを判定し、ディスプレイ20を検出した場合(S11:Yes)に、処理はステップS12に移行する。制御部11は、ディスプレイ20を検出するまで待機する(S11:No)。例えば、ディスプレイ20が映像出力装置10に接続されて、制御部11がディスプレイ20から機器情報を取得した場合に、制御部11はディスプレイ20を検出したと判定する。
ステップS12において、制御部11は、ディスプレイ20の型番を取得する。具体的には、制御部11は、前記機器情報に含まれるディスプレイ20の型番を取得する。ステップS12は、本発明の型番取得ステップの一例である。
次にステップS13において、制御部11は、取得したディスプレイ20の型番が前記型番文字列パターンに一致するか否かを判定する。取得したディスプレイ20の型番が前記型番文字列パターンに一致する場合(S13:Yes)、処理はステップS14に移行する。一方、取得したディスプレイ20の型番が前記型番文字列パターンに一致しない場合(S13:No)、処理はステップS131に移行する。
ステップS14では、制御部11は、取得したディスプレイ20の型番から、前記型番文字列パターンに含まれる特定文字に対応する文字列(特定文字列)を取得する。例えば制御部11が取得したディスプレイ20の型番が「PN-L401」の場合に、制御部11は、前記型番文字列パターン(“[a-zA-Z]+-[a-zA-Z][0-9][2][a-zA-Z0-9]+”)のうち[0-9][2]の特定文字に対応する特定文字列「40」を取得する。また例えば制御部11が取得したディスプレイ20の型番が「LL-S201A」の場合に、制御部11は、前記型番文字列パターン(“[a-zA-Z]+-[a-zA-Z][0-9][2][a-zA-Z0-9]+”)のうち[0-9][2]の特定文字に対応する特定文字列「20」を取得する。
次にステップS15において、制御部11は、ディスプレイ20のインチ数を判定する。具体的には、制御部11は、前記型番文字列パターンに含まれる特定文字に基づいてディスプレイ20のインチ数を判定する。例えば、制御部11は、[0-9][2]の特定文字に対応する特定文字列「40」を取得した場合、ディスプレイ20のインチ数を40インチと判定する。また例えば、制御部11は、[0-9][2]の特定文字に対応する特定文字列「20」を取得した場合、ディスプレイ20のインチ数を20インチと判定する。ステップS13~S15は、本発明の判定ステップの一例である。
次にステップS16において、制御部11は、ディスプレイ20に表示させるソフトウェアキーボードK1の表示サイズを決定する。具体的には、制御部11は、判定したディスプレイ20のインチ数に基づいて、ソフトウェアキーボードK1の表示サイズを決定する。例えばソフトウェアキーボードK1の大きさ(横幅)が8インチに設定されている場合、制御部11は、ディスプレイ20に表示されるソフトウェアキーボードK1の見た目の大きさが常に8インチとなるように表示サイズを決定する。例えば、制御部11は、ディスプレイ20のインチ数を40インチ(1920×1080ピクセル)と判定した場合、ソフトウェアキーボードK1の表示サイズを横幅247ピクセルに決定する。また、制御部11は、ディスプレイ20のインチ数を20インチ(1920×1080ピクセル)と判定した場合、ソフトウェアキーボードK1の表示サイズを横幅496ピクセルに決定する。なお、制御部11は、ソフトウェアキーボードK1の縦幅の表示サイズを所定のアスペクト比に応じて決定する。ソフトウェアキーボードK1の表示サイズが決定されると、処理はステップS17に移行する。
ここで、ステップS13において取得したディスプレイ20の型番が前記型番文字列パターンに一致しない場合(S13:No)、ステップS131において、制御部11は、ディスプレイ20のインチ数を予め設定されたインチ数(デフォルト値)に決定する。例えば、制御部11は、ステップS13において取得したディスプレイ20の型番が前記型番文字列パターンに一致しない場合、当該ディスプレイ20のインチ数を40インチに決定する。
ステップS132では、制御部11は、ディスプレイ20に表示させるソフトウェアキーボードK1の表示サイズをデフォルト値に決定する。例えば、制御部11は、ディスプレイ20のインチ数(デフォルト値)に応じた表示サイズ(8インチ:横幅247ピクセル)に決定する。ソフトウェアキーボードK1の表示サイズが決定されると、処理はステップS17に移行する。
ステップS17では、制御部11は、ソフトウェアキーボードK1の表示レイアウトを生成する。例えば、制御部11は、ディスプレイ20の表示画面におけるソフトウェアキーボードK1の表示位置などの表示レイアウトを生成する。
次にステップS18において、制御部11は、ソフトウェアキーボードK1をディスプレイ20に表示させる。具体的には、制御部11は、ソフトウェアキーボードK1の画像データ、表示レイアウトデータなどをディスプレイ20に出力して、ソフトウェアキーボードK1をディスプレイ20に表示させる。
以上のようにして、制御部11は、前記映像出力処理を実行する。制御部11は、映像出力装置10にディスプレイ20が接続されるごとに前記映像出力処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態に係る映像出力装置10は、ディスプレイ20の型番を取得し、ディスプレイ20の型番の命名規則(型番文字列パターン)に基づいて、取得したディスプレイ20の型番に対応するインチ数を判定する。これにより、映像出力装置10に接続されたディスプレイ20のインチ数を取得することが可能になる。
また、映像出力装置10は、判定したディスプレイ20のインチ数に基づいて、ディスプレイ20に表示させるオブジェクト画像の表示サイズを決定し、決定した表示サイズで前記オブジェクト画像をディスプレイ20に表示させる。これにより、前記オブジェクト画像の見た目の大きさがディスプレイ20のサイズの影響を受けないため、前記オブジェクト画像の視認性の低下を防ぐことができる。また、前記オブジェクト画像がユーザーインターフェース画像(例えばソフトウェアキーボードK1)である場合、当該ユーザーインターフェース画像に対するユーザーの操作性の低下を防ぐことができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されない。本発明の他の実施形態として、表示処理部114は、決定処理部113により決定された前記オブジェクト画像(ソフトウェアキーボードK1)の表示サイズを変更する操作をユーザーから受け付ける受付画面P1をディスプレイ20に表示させてもよい。例えば、決定処理部113がソフトウェアキーボードK1の表示サイズを決定した場合に、表示処理部114は、図4Aに示すように、ディスプレイ20において、ソフトウェアキーボードK1を決定された表示サイズで表示するとともに、当該表示サイズを変更する操作を受け付ける受付画面P1を表示させる。受付画面P1には、表示サイズを変更しないOKボタン、表示サイズを拡大させる拡大ボタン、及び表示サイズを縮小させる縮小ボタンが含まれる。
決定処理部113は、ユーザーから前記表示サイズを変更する操作を受け付けた場合に、前記表示サイズをユーザーに指定された表示サイズに変更する。例えば図4Bに示すように、ユーザーが受付画面P1において拡大ボタンを押下した場合、決定処理部113はソフトウェアキーボードK1の表示サイズを拡大させる。
なお、表示処理部114は、判定処理部112によりディスプレイ20の型番が不明であると判定されてソフトウェアキーボードK1がデフォルト値の大きさで表示されたことを条件として受付画面P1を表示させてもよい。これにより、実際のディスプレイ20の大きさ(インチ数)がデフォルト値の大きさ(インチ数)と異なる場合に、ユーザーは、ソフトウェアキーボードK1の見た目の大きさを本来の大きさ(例えば8インチ)に調整することが可能になる。
1 :情報処理システム
10 :映像出力装置
11 :制御部
12 :記憶部
13 :操作部
14 :通信部
20 :ディスプレイ
111 :型番取得処理部
112 :判定処理部
113 :決定処理部
114 :表示処理部
K1 :ソフトウェアキーボード
P1 :受付画面
10 :映像出力装置
11 :制御部
12 :記憶部
13 :操作部
14 :通信部
20 :ディスプレイ
111 :型番取得処理部
112 :判定処理部
113 :決定処理部
114 :表示処理部
K1 :ソフトウェアキーボード
P1 :受付画面
Claims (11)
- ディスプレイの型番を取得する型番取得処理部と、
ディスプレイの型番の命名規則に基づいて、前記型番取得処理部により取得される前記ディスプレイの型番に対応する画面サイズを判定する判定処理部と、
を備える情報処理装置。 - 前記判定処理部は、前記命名規則に対応する型番文字列パターンに含まれる特定文字に基づいて、前記ディスプレイの画面サイズを判定する、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記命名規則は、前記特定文字に対応する文字列を含む正規表現で表される、
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記判定処理部により判定される前記ディスプレイの画面サイズに基づいて、前記ディスプレイに表示させるオブジェクト画像の表示サイズを決定する決定処理部と、
前記決定処理部により決定される前記表示サイズで前記オブジェクト画像を前記ディスプレイに表示させる表示処理部と、
をさらに備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記決定処理部は、前記ディスプレイの画面サイズに関わらず、前記ディスプレイに表示される前記オブジェクト画像の見た目の大きさが同一となるように、前記オブジェクト画像の表示サイズを決定する、
請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記オブジェクト画像は、前記ディスプレイにおいてユーザーの操作を受け付けるユーザーインターフェース画像である、
請求項4又は請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記オブジェクト画像は、前記ディスプレイにおいてユーザーから複数の操作を受け付けるユーザーインターフェース画像である、
請求項4又は請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記オブジェクト画像は、前記ディスプレイにおいてユーザーから複数の操作を受け付けるソフトウェアキーボードである、
請求項4又は請求項5に記載の情報処理装置。 - 前記表示処理部は、前記決定処理部により決定された前記表示サイズを変更する操作をユーザーから受け付ける受付画面を前記ディスプレイに表示させ、
前記決定処理部は、前記ユーザーから前記表示サイズを変更する操作を受け付けた場合に、前記表示サイズを前記ユーザーに指定された表示サイズに変更する、
請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 一又は複数のプロセッサーが、
ディスプレイの型番を取得する型番取得ステップと、
ディスプレイの型番の命名規則に基づいて、前記型番取得ステップにより取得される前記ディスプレイの型番に対応する画面サイズを判定する判定ステップと、
を実行する情報処理方法。 - ディスプレイの型番を取得する型番取得ステップと、
ディスプレイの型番の命名規則に基づいて、前記型番取得ステップにより取得される前記ディスプレイの型番に対応する画面サイズを判定する判定ステップと、
を一又は複数のプロセッサーにより実行させるための情報処理プログラム。
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JP7449991B2 (ja) | 2022-08-17 | 2024-03-14 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | 情報処理装置、カーソル移動管理方法、及びカーソル移動管理プログラム |
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