JP2022064725A - 車両のフレーム構造 - Google Patents

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英一 高山
Eiichi Takayama
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Abstract

【課題】前方から衝突荷重が加えられても乗員空間へのキャビンフレームの侵入量を低減させることができる車両のフレーム構造を提供する。【解決手段】車両の乗員室の前方に配置されるキャビンフレーム10と、前方キャビンフレーム10の前方に取り付けられる左右一対のサイドフレーム20と、を備えるフレーム構造1である。キャビンフレーム10は、車両前後方向に延在する左右一対のサイドメンバ50と、各サイドメンバ50の前端付近から上方に延在する左右一対の縦メンバ11と、車両幅方向に延在して縦メンバ11の上端同士を連結する横メンバ13と、縦メンバ11とサイドフレーム20とを連結する連結メンバ60と、を有する。サイドフレーム20を含む平面PFを、サイドメンバ50を含む平面PMと略平行に配置した状態で、連結メンバ60を介してサイドフレーム20の後端を縦メンバ11の上下方向略中央部に連結する。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和1年10月24日~11月4日に「第46回東京モーターショー2019」にて発表
本発明は、車両のフレーム構造に関する。
従来より、車両の骨格(フレーム)構造に関する改良が種々提案され、実用化されている。例えば現在においては、前方からの衝突荷重に対して高い剛性・強度を有する車両の骨格構造が提案されている(特許文献1参照)。かかる技術によれば、ロッカ、フロアフレーム、フロア下クロスメンバ及びリアサイドメンバを同じ箇所で互いに結合することにより、いわゆる骨格部材であるフロアフレーム、ロッカ、フロア下クロスメンバ及びリアサイドメンバの結合力を上げ、これらの部材において強度及び剛性を向上させることができる、とされている。
特開2018-52499号公報
ところで近年においては、二人乗りオープンスポーツカータイプの車両のフレーム構造の開発が進められている。かかる車両の従来のフレーム構造は、例えば図8~図10に示すように、車両の乗員室の前方に配置されるキャビンフレーム100と、キャビンフレーム100の前方に取り付けられて車両前後方向に延在する左右一対のサイドフレーム200と、を備えている。キャビンフレーム100は、車両前後方向に延在する左右一対の下方サイドメンバ110と、各下方サイドメンバ110の前端付近から上方に延在する左右一対の第一の縦メンバ120と、各下方サイドメンバ110の前端よりも若干後方寄りの位置から上方に延在する左右一対の第二の縦メンバ130と、車両幅方向に延在して第一の縦メンバ120の上端同士を連結する第一の横メンバ140と、車両幅方向に延在して第二の縦メンバ130の上端同士を連結する第二の横メンバ150と、左右各々において第一の縦メンバ120の上端と第二の縦メンバ130の上端とを連結する上方サイドメンバ160と、を備えており、これら各メンバによって略直方体状の箱型に形成されている。
このような従来のフレーム構造においては、左右一対のサイドフレーム200の前端側から衝突荷重が加えられると、図7に示すようにキャビンフレーム100の上端位置(第二の縦メンバ130の上端と第二の横メンバ150と上方サイドメンバ160との接合位置付近)PJが大きく後退して、キャビンフレーム100の一部が車両の乗員室の内部空間(乗員空間)Cに侵入してしまうという問題があった。このため、二人乗りオープンスポーツカータイプの車両において、前方から衝突荷重が加えられても乗員空間Cへのキャビンフレーム100の侵入量を低減させることができるようなフレーム構造の開発が待望されていた。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、前方から衝突荷重が加えられても乗員空間へのキャビンフレームの侵入量を低減させることができる車両のフレーム構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本発明に係る車両のフレーム構造は、車両の乗員室の前方に配置される前方キャビンフレームと、前方キャビンフレームの前方に取り付けられて車両前後方向に延在する左右一対の前方サイドフレームと、を備えるものであって、前方キャビンフレームは、車両前後方向に延在する左右一対のサイドメンバと、各サイドメンバの前端付近から上方に延在するように各サイドメンバの前端に接合された左右一対の前方縦メンバと、車両幅方向に延在して前方縦メンバの上端同士を連結する前方横メンバと、前方縦メンバと前方サイドフレームとを連結する連結メンバと、を有し、前方サイドフレームは、その上下方向中央部を通る平面が、サイドメンバの下端を通る平面と略平行になるように配置された状態で、その後端が前方連結メンバを介して前方縦メンバの上下方向略中央部に連結されているものである。
かかる構成を採用すると、前方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面が、サイドメンバの下端を通る平面と略平行になるように配置された状態で、前方サイドフレームの後端が連結メンバを介して前方縦メンバの上下方向略中央部に連結されている。このため、前方サイドフレームに対して前方からの衝撃荷重が加えられた場合に、前方キャビンフレームの前方縦メンバの上下方向略中央部に当該衝撃荷重を伝達し、前方縦メンバの上下方向略中央部を後方に変形させて衝撃を効率良く吸収することができる。従って、前方サイドフレームに対して前方からの衝撃荷重が加えられた場合に前方キャビンフレームの上部が後方に湾曲して乗員空間に侵入することを抑制することができ、乗員の安全を確保することができる。
本発明に係る車両のフレーム構造において、前方サイドフレームの後端を、連結メンバを介して、前方縦メンバの上下方向略中央部よりも下方の位置であってサイドメンバに接合されていない位置に連結する(前方縦メンバとサイドメンバとの接合位置には連結しない)ことができる。
かかる構成を採用すると、前方サイドフレームの後端を、連結メンバを介して、前方縦メンバの上下方向略中央部よりも下方の位置であってサイドメンバに接合されていない位置に連結する(前方縦メンバとサイドメンバとの接合位置には連結しない)ため、前方サイドフレームに加えられた前方からの衝撃荷重は、連結メンバを介して、サイドメンバではなく前方縦メンバの下部に伝達される。従って、前方縦メンバを変形させて前方衝撃荷重を効率良く吸収することができる。
本発明に係る車両のフレーム構造において、乗員室の後方に配置される後方キャビンフレームと、後方キャビンフレームの後方に取り付けられて車両前後方向に延在する左右一対の後方サイドフレームと、をさらに備えることができ、後方キャビンフレームは、サイドメンバと、各サイドメンバの後端付近から上方に延在するように各サイドメンバの後端に接合された左右一対の後方縦メンバと、車両幅方向に延在して前記後方縦メンバの上端同士を連結する後方横メンバと、を有することができる。かかる場合において、後方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面が、サイドメンバの下端を通る平面と略平行になるように後方サイドフレームを配置した状態で、後方サイドフレームの前端を後方横メンバに接合することができる。また、サイドメンバの下端を通る平面から後方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面までの距離を、サイドメンバの下端を通る平面から前方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面までの距離と略同一とすることができる。
かかる構成を採用すると、サイドメンバの下端を通る平面から後方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面までの距離を、サイドメンバの下端を通る平面から前方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面までの距離と略同一とすることができる。すなわち、後方サイドフレームを、前方サイドフレームと略同一面内(前方キャビンフレームの上下方向略中央位置)に配置し、サイドフレームを前方から後方まで側面視で直線的に配置しているため、前方サイドフレームに対して前方から加えられた衝撃荷重をより効率良く吸収することができる。
本発明に係る車両のフレーム構造において、既に述べたサイドメンバを、乗員室の下方に配置される下方サイドメンバとし、既に述べた前方縦メンバを第一の前方縦メンバとし、既に述べた前方横メンバを第一の前方横メンバとすることができる。かかる場合において、前方キャビンフレームは、各下方サイドメンバの前端よりも若干後方寄りの位置から上方に延在するように各下方サイドメンバの当該位置に接合された左右一対の第二の前方縦メンバと、車両幅方向に延在して第二の前方縦メンバの上端同士を連結する第二の前方横メンバと、左右各々において第一の前方縦メンバの上端と第二の前方縦メンバの上端とを連結する上方サイドメンバと、を有することができる。
かかる構成を採用すると、前方キャビンフレームが、下方サイドメンバと、上方サイドメンバと、第一の前方縦メンバと、第二の前方縦メンバと、第一の前方横メンバと、第二の前方横メンバと、を有する略箱型形状を呈するため、前方サイドフレームに対して前方から加えられた衝撃荷重を、略箱型形状を呈する前方キャビンフレームによって一層効率良く吸収することができる。
本発明に係る車両のフレーム構造において、1.5~1.7mmの範囲内に設定された特定の肉厚を有する金属板を管状にして構成したものを、前方サイドフレームとして採用することができる。
かかる構成を採用すると、特定の肉厚(1.5~1.7mmの範囲内)を有する金属板を管状にして前方サイドフレームを構成しているため、前方サイドフレームが変形し易くなる。従って、前方サイドフレームに対して前方から加えられた衝撃荷重をさらに効率良く吸収することができる。
本発明によれば、前方から衝突荷重が加えられても乗員空間へのキャビンフレームの侵入量を低減させることができる車両のフレーム構造を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に係る車両のフレーム構造の斜視図である。 本発明の実施形態に係る車両のフレーム構造の上面図である。 本発明の実施形態に係る車両のフレーム構造の側面図である。 本発明の実施形態に係る車両のフレーム構造の正面図である。 本発明の実施形態に係る車両のフレーム構造の背面図である。 本発明の実施形態に係る車両のフレーム構造に前方衝突荷重が作用した場合における変形シミュレーション結果を示す図である。 従来の車両のフレーム構造に前方衝突荷重が作用した場合における変形シミュレーション結果を示す図である。 従来の車両のフレーム構造の斜視図である。 従来の車両のフレーム構造の上面図である。 従来の車両のフレーム構造の側面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態はあくまでも好適な適用例であって、本発明の適用範囲がこれに限定されるものではない。
まず、図1~図5を用いて、本発明の実施形態に係る車両のフレーム構造1の構成について説明する。
本実施形態に係る車両のフレーム構造1は、二人乗りオープンスポーツカータイプの車両に適用されるものであって、車両の乗員室の前方に配置される前方キャビンフレーム10と、前方キャビンフレーム10の前方に取り付けられて車両前後方向に延在する左右一対の前方サイドフレーム20と、乗員室の後方に配置される後方キャビンフレーム30と、後方キャビンフレーム30の後方に取り付けられて車両前後方向に延在する左右一対の後方サイドフレーム40と、を備えている。
前方キャビンフレーム10は、左右一対の下方サイドメンバ50と、左右一対の第一の前方縦メンバ11と、左右一対の第二の前方縦メンバ12と、第一の前方横メンバ13と、第二の前方横メンバ14と、上方サイドメンバ15と、連結メンバ60と、を有している。前方キャビンフレーム10は、下方サイドメンバ50、上方サイドメンバ15、第一の前方縦メンバ11、第二の前方縦メンバ12、第一の前方横メンバ13及び第二の前方横メンバ14によって略直方体状の箱型に形成されている。
下方サイドメンバ50は、乗員室の下方に配置されて車両前後方向に延在する比較的長尺の部材であって、後述するように後方キャビンフレーム30の一部をも構成するものである。下方サイドメンバ50の長さは、車両の長さに対応させて適宜(例えば1400~1500mm程度に)設定することができる。本実施形態における下方サイドメンバ50は、所定の肉厚(例えば1.6mm)を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成したものである。下方サイドメンバ50を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
第一の前方縦メンバ11は、各下方サイドメンバ50の前端付近から上方へと、各下方サイドメンバ50に対して略直角に延在するように各下方サイドメンバ50の前端に接合された部材であり、第二の前方縦メンバ12は、各下方サイドメンバ50の前端よりも若干後方寄りの位置から上方へと、各下方サイドメンバ50に対して略直角に延在するように各下方サイドメンバ50の当該位置に接合された部材である。これら前方縦メンバ11、12の長さは、車両の高さに対応させて適宜(例えば650~700mm程度に)設定することができる。前方縦メンバ11、12は何れも、所定の肉厚(例えば1.6mm)を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成したものである。前方縦メンバ11、12を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
第一の前方横メンバ13は、車両幅方向に延在して第一の前方縦メンバ11の上端同士を連結する部材であり、第二の前方横メンバ14は、車両幅方向に延在して第二の前方縦メンバ12の上端同士を連結する部材である。これら前方横メンバ13、14の長さは、前方縦メンバ11・12の間隔に対応させて適宜(例えば1400~1500mm程度に)設定することができる。前方横メンバ13、14は何れも、所定の肉厚(例えば1.6mm)を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成したものである。前方横メンバ13、14を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
上方サイドメンバ15は、左右各々において第一の前方縦メンバ11の上端と第二の前方縦メンバ12の上端とを連結する比較的短尺の部材である。上方サイドメンバ15の長さは、車両の長さに対応させて適宜(例えば250~300mm程度に)設定することができる。上方サイドメンバ15は、所定の肉厚(例えば1.6mm)を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成したものである。上方サイドメンバ15を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
連結メンバ60は、第一の前方縦メンバ11と前方サイドフレーム20とを連結するものであり、複数の部材から構成されている。具体的には、連結メンバ60は、第一の前方横メンバ13の長さ方向(車両の幅方向)中央付近の位置から下方へと、第一の前方横メンバ13に対して略直角に延在するように第一の前方横メンバ13に接合された左右一対の上方縦連結メンバ61と、第一の前方横メンバ13と略平行に延在して上方縦連結メンバ61と第一の前方縦メンバ11とを連結する左右一対の上方横連結メンバ62と、を有しており、図1に示すように、左右の上方横連結メンバ62の前面の長さ方向略中央部に、左右の前方サイドフレーム20の後端が各々剛に接合されている。また、連結メンバ60は、各上方横連結メンバ62と各前方サイドフレーム20との間に斜めに掛け渡された状態で両者に接合された上方斜連結メンバ63を有している。上方斜連結メンバ63は、上方横連結メンバ62と前方サイドフレーム20との間の接合状態を補強するためのものである。
また、連結メンバ60は、左右の上方横連結メンバ62から下方へと各々延在するように各上方横連結メンバ62に接合された左右一対の下方縦連結メンバ64と、左右の下方縦連結メンバ64と第一の前方縦メンバ11との双方に接合され上方横連結メンバ62と略平行に延在する左右一対の下方横連結メンバ65と、を有している。下方横連結メンバ65の一端は、図1に示すように第一の前方縦メンバ11に接合されているが、その接合位置は、第一の前方縦メンバ11の下端(下方サイドメンバ50との接合位置)よりも若干上方に位置している。このため、前方サイドフレーム20に前方から加えられた衝撃荷重は、上方横連結メンバ62と下方縦連結メンバ64と下方横連結メンバ65とを介して、第一の前方縦メンバ11の下端(下方サイドメンバ50との接合位置)ではなく、下端よりも若干上方の位置に伝達されることとなる。また、連結メンバ60は、各下方横連結メンバ65と各前方サイドフレーム20との間に斜めに掛け渡された状態で両者に接合された下方斜連結メンバ66を有している。下方斜連結メンバ66は、下方横連結メンバ65と前方サイドフレーム20との間の連結状態を補強するためのものである。
連結メンバ60を構成する各部材は、所定の肉厚(例えば1.6mm)を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成したものであり、その長さは、車両のサイズに対応させて適宜設定することができる。連結メンバ60を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
前方サイドフレーム20は、前方キャビンフレーム10の前方に取り付けられて車両前後方向に延在する比較的長尺の部材である。前方サイドフレーム20の長さは、車両の長さに対応させて適宜(例えば1000~1050mm程度に)設定することができる。本実施形態における前方サイドフレーム20は、特定の肉厚を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成した汎用型角パイプである。本実施形態においては、前方サイドフレーム20を構成する金属板として、肉厚1.6mmの金属板を採用している。前方サイドフレーム20を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
本実施形態における前方サイドフレーム20は、図3に示すように、前方サイドフレーム20の上下方向中央部を通る平面PFが、下方サイドメンバ50の下端を通る平面PMと略平行になるように配置された状態で、その後端が連結メンバ60を介して第一の前方縦メンバ11に連結されている。すなわち、前方サイドフレーム20の後端は、連結メンバ60の上方横連結メンバ62を介して、第一の前方縦メンバ11の上下方向略中央部(例えば第一の前方縦メンバ11の長さが700mmである場合は、第一の前方縦メンバ11の下端から300~350mm程度の位置)に連結されている。また、前方サイドフレーム20の後端は、上方横連結メンバ62と下方縦連結メンバ64と下方横連結メンバ65とを介して、第一の前方縦メンバ11の上下方向略中央部よりも若干下方の位置(例えば第一の前方縦メンバ11の長さが700mmである場合は、第一の前方縦メンバ11の下端から150~200mm程度の位置)に連結されている。なお、前方サイドフレーム20の後端は、上方横連結メンバ62及び上方縦連結メンバ61を介して、第一の前方横メンバ13にも連結されている。
後方キャビンフレーム30は、左右一対の下方サイドメンバ50と、左右一対の後方縦メンバ31と、後方横メンバ32と、左右一対の後方斜メンバ33と、左右一対の補強メンバ34と、を有している。下方サイドメンバ50は、既に述べたとおり、乗員室の下方に配置されて車両前後方向に延在する比較的長尺の部材であって、前方キャビンフレーム10の一部をも構成するものである。
後方縦メンバ31は、各下方サイドメンバ50の後端付近から上方へと各下方サイドメンバ50に対して略直角に延在するように、各下方サイドメンバ50の後端に接合された部材である。後方縦メンバ31の長さは、車両の高さに対応させて適宜(例えば330~350mm程度に)設定することができる。後方縦メンバ31は、所定の肉厚(例えば1.6mm)を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成したものである。後方縦メンバ31を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
後方横メンバ32は、車両幅方向に延在して後方縦メンバ31の上端同士を連結する部材である。後方横メンバ32の長さは、車両の幅に対応させて適宜(例えば1400~1500mm程度に)設定することができる。後方横メンバ32は、所定の肉厚(例えば1.6mm)を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成したものである。後方横メンバ32を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。後方横メンバ32の後面の長さ方向(車両の幅方向)両端付近には、図1~図3に示すように、左右一対の後方サイドフレーム40の前端が剛に接合されている。
後方斜メンバ33は、各下方サイドメンバ50と各後方縦メンバ31との間に斜めに掛け渡された状態で両者に接合された部材であり、下方サイドメンバ50に対する後方縦メンバ31の接合状態を補強するものである。後方斜メンバ33は、所定の肉厚(例えば1.6mm)を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成したものであり、その長さは、車両のサイズに対応させて適宜設定することができる。後方斜メンバ33を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
補強メンバ34は、後方横メンバ32と各後方サイドフレーム40との間に斜めに掛け渡された状態で両者に接合された部材であり、後方横メンバ32に対する各後方サイドフレーム40の接合状態を補強するものである。補強メンバ34は、左右両方から各後方サイドフレーム40を補強するように、各後方サイドフレーム40に対して2本ずつ採用されている。補強メンバ34は、所定の肉厚(例えば1.6mm)を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成したものであり、その長さは、車両のサイズに対応させて適宜設定することができる。補強メンバ34を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
後方サイドフレーム40は、後方キャビンフレーム30の後方に取り付けられて車両前後方向に延在する比較的長尺の部材である。後方サイドフレーム40の長さは、車両の長さに対応させて適宜(例えば700~800mm程度に)設定することができる。 本実施形態における後方サイドフレーム40は、特定の肉厚を有する金属板を、断面矩形状を呈する管状にして構成した汎用型角パイプである。本実施形態においては、後方サイドフレーム20を構成する金属板として、肉厚1.6mmの金属板を採用している。後方サイドフレーム40を構成する金属としては、例えば鉄等を採用することができる。
本実施形態における後方サイドフレーム40は、図3に示すように、後方サイドフレーム40の上下方向中央部を通る平面PRが、下方サイドメンバ50の下端を通る平面PMと略平行になるように配置された状態で、その前端が後方キャビンフレーム30の後方横メンバ32に接合されている。そして、下方サイドメンバ50の下端を通る平面PMから後方サイドフレーム40の上下方向中央部を通る平面PRまでの距離DRは、下方サイドメンバ50の下端を通る平面PMから前方サイドフレーム20の上下方向中央部を通る平面PFまでの距離DFと略同一とされている。ここで、「略同一」とは、距離DRと距離DFとの差の絶対値が50mm未満となることを意味する。例えば、距離DRが340mmであり、距離DFが300mmである場合は、両者の差の絶対値は40mmであるため、両者は略同一とされる。
次に、図6等を用いて、本実施形態に係る車両のフレーム構造1に対して前方から衝撃荷重が作用した場合の変形シミュレーション結果について説明する。
まず比較対象として、図7に示すように、従来の車両のフレーム構造の後方キャビンフレーム300を拘束した状態で、左右のサイドフレーム200の各々に240kNの前方衝撃荷重を加えた場合における、キャビンフレーム100の上端位置(第二の縦メンバ130の上端と第二の横メンバ150と上方サイドメンバ160との接合箇所)PJの後方への移動距離を算出したところ、107.5mmであった。このとき、第一の前方縦メンバ120の長さは620mm、第一の前方縦メンバ120の下端(=下方サイドメンバ50の下端)からサイドフレーム200の上下方向中央部を通る平面PFまでの距離DFは200mm、サイドフレーム200を構成する金属板の肉厚は2.3mmであった。このように、従来の車両のフレーム構造においては、肉厚2.3mmの金属板から構成した非汎用型角パイプを用いているものの、55km/h衝突時の前方衝撃荷重(240kN)をうまく吸収しきれず、キャビンフレーム100の上端位置PJが乗員空間Cに大きく侵入してしまうことが明らかとなった。図7において斜線を施した箇所は、基準値を超える衝撃荷重が加えられた箇所を示している。従来の車両のフレーム構造では、図7に示すように、サイドフレーム200のほぼ全長にわたって基準値を超える衝撃荷重が加えられており、さらに、下方サイドメンバ110の前半分、第一の前方縦メンバ120、上方サイドメンバ160及び第二の縦メンバ130にも基準値を超える衝撃荷重が加えられていることがわかる。
これに対し、図6に示すように、本実施形態に係る車両のフレーム構造1の後方キャビンフレーム30を拘束した状態で、左右の前方サイドフレーム20の各々に240kNの前方衝撃荷重を加えた場合における、前方キャビンフレーム10の上端位置(第二の縦メンバ12の上端と第二の横メンバ13と上方サイドメンバ15との接合箇所)PJの後方への移動距離を算出したところ、16.3mmであった。このとき、第一の前方縦メンバ11の長さは690mm、第一の前方縦メンバ11の下端(=下方サイドメンバ50の下端)から前方サイドフレーム20の上下方向中央部を通る平面PFまでの距離DFは340mm、前方サイドフレーム10を構成する金属板の肉厚は1.6mmであった。なお、第一の前方縦メンバ11の下端(=下方サイドメンバ50の下端=後方縦メンバ31の下端)から後方サイドフレーム40の上下方向中央部を通る平面PRまでの距離DRは380mmであった。このように、本実施形態に係る車両のフレーム構造1を採用すると、肉厚1.6mmの金属板から構成した汎用型角パイプを用いて、55km/h衝突時の前方衝撃荷重を効率良く吸収することができ、前方キャビンフレーム10の上端位置PJの乗員空間Cへの侵入量を大幅に抑制することができることが明らかとなった。本実施形態に係る車両のフレーム構造1では、図6に斜線で示すように、サイドフレーム200の一部(及びその周辺部材)にのみ基準値を超える衝撃荷重が加えられており、下方サイドメンバ50、第一の前方縦メンバ11、上方サイドメンバ15、第二の縦メンバ12等には基準値を超える衝撃荷重が加えられていないことがわかる。
以上説明した実施形態に係るフレーム構造1においては、前方サイドフレーム20の上下方向中央部を通る平面PFが、下方サイドメンバ50の下端を通る平面PMと略平行になるように配置された状態で、前方サイドフレーム20の後端が連結メンバ60を介して第一の前方縦メンバ11の上下方向略中央部に連結されている。このため、前方サイドフレーム20に対して前方からの衝撃荷重が加えられた場合に、前方キャビンフレーム10の第一の前方縦メンバ11の上下方向略中央部に当該衝撃荷重を伝達し、第一の前方縦メンバ11の上下方向略中央部を後方に変形させて衝撃を効率良く吸収することができる。従って、前方サイドフレーム20に対して前方からの衝撃荷重が加えられた場合に前方キャビンフレーム10の上部が後方に移動して乗員室側に侵入することを抑制することができ、乗員の安全を確保することができる。
また、以上説明した実施形態に係るフレーム構造1においては、前方サイドフレーム20の後端を、連結メンバ60を介して、第一の前方縦メンバ11の上下方向略中央部よりも下方の位置であって下方サイドメンバ50に接合されていない位置に連結する(第一の前方縦メンバ11と下方サイドメンバ50との接合位置には連結しない)ため、前方サイドフレーム20に加えられた前方からの衝撃荷重は、連結メンバ60を介して、下方サイドメンバ50ではなく第一の前方縦メンバ11の下部に伝達される。従って、第一の前方縦メンバ11を変形させて前方衝撃荷重を効率良く吸収することができる。
また、以上説明した実施形態に係るフレーム構造1においては、下方サイドメンバ50の下端を通る平面PMから後方サイドフレーム40の上下方向中央部を通る平面PRまでの距離DRを、下方サイドメンバ50の下端を通る平面PMから前方サイドフレーム20の上下方向中央部を通る平面PFまでの距離と略同一とすることができる。すなわち、後方サイドフレーム40を、前方サイドフレーム20と略同一面内(前方キャビンフレーム10の上下方向略中央位置)に配置し、サイドフレーム20・40を前方から後方まで側面視で直線的に配置しているため、前方サイドフレーム20に対して前方から加えられた衝撃荷重をより効率良く吸収することができる。
また、以上説明した実施形態に係るフレーム構造1においては、前方キャビンフレーム10が、下方サイドメンバ50と、上方サイドメンバ15と、第一の前方縦メンバ11と、第二の前方縦メンバ12と、第一の前方横メンバ13と、第二の前方横メンバ14と、を有する略箱型形状を呈するため、前方サイドフレーム20に対して前方から加えられた衝撃荷重を、略箱型形状を呈する前方キャビンフレーム10によって一層効率良く吸収することができる。
また、以上説明した実施形態に係るフレーム構造1においては、特定の肉厚(1.5~1.7mmの範囲内)を有する金属板を管状にして前方サイドフレーム20を構成しているため、前方サイドフレーム20が変形し易くなる。従って、前方サイドフレーム20に対して前方から加えられた衝撃荷重をさらに効率良く吸収することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、かかる実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。すなわち、前記実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前記実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…車両のフレーム構造
10…前方キャビンフレーム
11…第一の前方縦メンバ
12…第二の前方縦メンバ
13…第一の前方横メンバ
14…第二の前方横メンバ
15…上方サイドメンバ
20…前方サイドフレーム
30…後方キャビンフレーム
31…後方縦メンバ
32…後方横メンバ
40…後方サイドフレーム
50…下方サイドメンバ
60…連結メンバ
F…下方サイドメンバの下端を通る平面から前方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面までの距離
R…下方サイドメンバの下端を通る平面から後方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面までの距離
F…前方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面
M…下方サイドメンバの下端を通る平面
R…後方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面

Claims (5)

  1. 車両の乗員室の前方に配置される前方キャビンフレームと、前記前方キャビンフレームの前方に取り付けられて車両前後方向に延在する左右一対の前方サイドフレームと、を備える車両のフレーム構造であって、
    前記前方キャビンフレームは、車両前後方向に延在する左右一対のサイドメンバと、前記各サイドメンバの前端付近から上方に延在するように前記各サイドメンバの前端に接合された左右一対の前方縦メンバと、車両幅方向に延在して前記前方縦メンバの上端同士を連結する前方横メンバと、前記前方縦メンバと前記前方サイドフレームとを連結する連結メンバと、を有し、
    前記前方サイドフレームは、その上下方向中央部を通る平面が、前記サイドメンバの下端を通る平面と略平行になるように配置された状態で、その後端が前記前方連結メンバを介して前記前方縦メンバの上下方向略中央部に連結されている、車両のフレーム構造。
  2. 前記前方サイドフレームの後端は、前記連結メンバを介して、前記前方縦メンバの上下方向略中央部よりも下方の位置であって前記サイドメンバに接合されていない位置に連結されており、前記前方縦メンバと前記サイドメンバとの接合位置には連結されていない、請求項1に記載の車両のフレーム構造。
  3. 前記乗員室の後方に配置される後方キャビンフレームと、
    前記後方キャビンフレームの後方に取り付けられて車両前後方向に延在する左右一対の後方サイドフレームと、をさらに備え、
    前記後方キャビンフレームは、前記サイドメンバと、前記各サイドメンバの後端付近から上方に延在するように前記各サイドメンバの後端に接合された左右一対の後方縦メンバと、車両幅方向に延在して前記後方縦メンバの上端同士を連結する後方横メンバと、を有し、
    前記後方サイドフレームは、その上下方向中央部を通る平面が、前記サイドメンバの下端を通る平面と略平行になるように配置された状態で、その前端が前記後方横メンバに接合されており、
    前記サイドメンバの下端を通る平面から前記後方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面までの距離は、前記サイドメンバの下端を通る平面から前記前方サイドフレームの上下方向中央部を通る平面までの距離と略同一とされている、請求項1又は2に記載の車両のフレーム構造。
  4. 前記サイドメンバは、前記乗員室の下方に配置される下方サイドメンバであり、
    前記前方縦メンバは、第一の前方縦メンバであり、
    前記前方横メンバは、第一の前方横メンバであり、
    前記前方キャビンフレームは、前記各下方サイドメンバの前記前端よりも若干後方寄りの位置から上方に延在するように前記各下方サイドメンバの前記位置に接合された左右一対の第二の前方縦メンバと、車両幅方向に延在して前記第二の前方縦メンバの上端同士を連結する第二の前方横メンバと、左右各々において前記第一の前方縦メンバの上端と前記第二の前方縦メンバの上端とを連結する上方サイドメンバと、を有する、請求項1から3の何れか一項に記載の車両のフレーム構造。
  5. 前記前方サイドフレームは、1.5~1.7mmの範囲内に設定された特定の肉厚を有する金属板を管状にして構成したものである、請求項1から4の何れか一項に記載の車両のフレーム構造。
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