JP2022064142A - 回転体、軸が挿入される部材、抜け止め部材および装置 - Google Patents

回転体、軸が挿入される部材、抜け止め部材および装置 Download PDF

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【課題】軸を保持する保持力の低下を防止する回転体を提供すること。【解決手段】軸が挿入される回転体2は、軸から駆動力を受けて回転する回転コロ部10と、回転コロ部に固定された取付け部41と、軸を保持する保持部(スナップフィット部43)と、取付け部41と保持部とを連結する連結部48と、を有し、連結部48は、回転コロ部10の回転動作により取付け部41から分離する。【選択図】図1

Description

本発明は、回転体、軸が挿入される部材、抜け止め部材および装置に関する。
例えばシート材の給送などを行う給紙コロ等として、給紙コロを回転軸に保持するホルダ部を設けた回転体を、回転軸の外周に着脱可能に装着するようにしたものがある。
従来、ホルダ部が、軸の凹部に着脱可能に引っ掛かる引っ掛け部を有し、引っ掛け部が弾性変形して凹部より軸方向外側の突部となる壁部を乗り越えて移動するように、回動可能とする技術が知られている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、今までの回転体では、給紙コロとホルダ部とが一体で軸に対して回転するため、引っ掛け部と凹部とが摺接して引っ掛け部が摩耗し、ホルダ部の耐久性が確保できず、給紙コロを軸に保持する取付け保持力が低下し、給紙コロが軸方向に動いて駆動軸から脱落し、不給紙を発生させるという課題があった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、軸を保持する保持力の低下を防止する回転体を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、軸が挿入される回転体であって、
前記軸から駆動力を受けて回転する回転コロ部と、
前記回転コロ部に固定された取付け部と、
前記軸を保持する保持部と、
前記取付け部と前記保持部とを連結する連結部と、を有し、
前記連結部は、前記回転コロ部の回転動作により前記取付け部から分離する
ことを特徴とする。
本発明によれば、軸を保持する保持力の低下を防止する回転体を提供することができる。
一実施形態の回転体の構成例を説明する図である。 一実施形態の回転体を有する回転部材の構成例を説明する図である。 一実施形態の回転体を有する回転部材を説明する断面図である。 一実施形態のホルダ部の構成例を説明する図である。 軸の凹部と、スナップフィット部の引っ掛け部との係合部分を説明する拡大図である。 変形例1の回転体を説明する図である。 変形例2の回転体が有するホルダ部を説明する図である。 一実施形態の装置としての画像形成装置の一例の全体の構成を説明する図である。 同画像形成装置の作像部の説明図である。 同画像形成装置の中間転写部の説明図である。 給送装置の一例を示す説明図である。
以下、添付の図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の実施の形態を説明するための各図面において、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
図1は、一実施形態の回転体の構成例を説明する図であり、(A)は回転体に挿入される軸の軸方向に沿った図、(B)は軸を挿入する側とは反対の端部から回転体を見た図である。
図2は、一実施形態の回転体を有する回転部材の構成例を説明する図であり、(A)は回転体に挿入される軸の軸方向に沿った図、(B)は軸を挿入する側とは反対の端部から回転部材を見た図である。
図3は、一実施形態の回転体を有する回転部材を説明する断面図であり、(A)は図2に示すA-A線に沿った断面図であり、(B)は図2に示すB-B線に沿った断面図である。
回転部材は、回転体2と、回転体2に挿入された軸(「駆動軸」または「回転軸」とも称する)3とで構成される。図2は、図1に示す一実施形態の回転体2に軸3を挿入し、組付けた状態を示す。
回転体2は、軸3から駆動力を受けて回転する回転コロ部(「給紙コロ」とも称する)10と、一実施形態の抜け止め部材としてのホルダ部40とを備える。回転体2は、軸3のストッパ部33とホルダ部40とによって軸3の端部に保持される。
回転コロ部10は、軸3を挿入する中空部材であるコロ保持部(「ゴムコロ保持部」とも称する)11と、中空部材に圧入で嵌め込んだ外周部材であるゴムなどで形成したコロ部(「ローラ部」または「ゴムコロ部」とも称する)13とを有する。
ホルダ部40は、回転体2の端部(回転コロ部10の端部)に配置され、回転コロ部10を軸3に保持する。
ホルダ部40は、回転コロ部10に固定された取付け部(「ホルダベース」とも称する)41と、軸3を保持する保持部(抜け止め部)としてのスナップフィット部43と、取付け部41とスナップフィット部43とを連結する連結部48とを有する。
取付け部41は、コロ保持部11の他面に接着又は熱カシメ、超音波溶着等により固定される。
スナップフィット部43は、軸3の径方向に弾性変形可能で、軸3の端部に形成した凹部31に軸3の径方向から係合可能な2つの引っ掛け部431を有している。引っ掛け部431は、爪形状を有している。スナップフィット部43の引っ掛け部431が軸3の凹部31の軸溝に引っ掛かることで、回転体2は軸3の端部に保持される。図3に、スナップフィット部43の引っ掛け部431と軸3の凹部31との係合状態を示す。
連結部48は、取付け部41とスナップフィット部43とを連結してホルダ部40を一体化する。一方、連結部48は、回転コロ部10の回転動作により取付け部41から分離されるように構成される。
また、軸3は、スナップフィット部43の引っ掛け部431が引っ掛かる(係り合う)凹部31を端部に有する。一実施形態では、凹部31は、非円形(例えば、図3(B)に示す小判形状)の軸溝形状を有するとよい。このようにすると、スナップフィット部43は、軸3に対して回転しない状態で係合することができる。
ここで、図4を参照してホルダ部40について詳細を説明する。
図4は、一実施形態のホルダ部の構成例を説明する図であり、(A)は図2に示す矢印Cから見た矢視図であり、(B)は、図2に示す矢印Dから見た矢視図である。図4は、取付け部41とスナップフィット部43との連結状態を示している。図4では、取付け部41およびスナップフィット部43と連結した状態の連結部48の周囲を破線の丸で囲んでいる。
回転体2が有するホルダ部40は、図4に示すように、取付け部41とスナップフィット部43とが連結部48によって連結されて一体となっている。取付け部41とスナップフィット部43と連結部48とは、同じ材料で成形されるとよい。
一実施形態の回転体2は、図1に示すように、一体化されたホルダ部40が回転コロ部10に固定された状態で利用者に供給される。
回転体2が軸3に挿入され、軸3への駆動力により回転コロ部10が回転すると、スナップフィット部43は、軸3の凹部31を非円形の軸溝としているため、軸3に対して回転できない。
軸3に取り付けられた回転コロ部10が駆動力を受けて回転する動作により、取付け部41とスナップフィット部43とを連結する連結部48はせん断力によって分離される。これにより、回転コロ部10および取付け部41と、スナップフィット部43とが分離されるため、スナップフィット部43は、軸3からの駆動力を受けることはなく、回転しない。このようにして、引っ掛け部431と凹部31の軸溝との摩擦による摩耗の発生を防止し、凹部31の軸溝と引っ掛け部431との間で滑りが発生することを回避する。
また、連結部48は、せん断力によって分離されるように、微小肉厚で形成される。連結部48は、回転コロ部10の駆動トルク以下のせん断力で分離可能であることが好ましい。
さらに、図4に示すように、スナップフィット部43と連結部48との間にヒンジ部42が配置され、連結部48は、ヒンジ部42を介してスナップフィット部43と接合する。例えば、軸3に給紙コロとしての回転体2を挿入したときには、利用者は、スナップフィット部43を自由に開く事ができ、軸3へ位置決めする際にはこのヒンジ部42を軸方向へ押圧する事で、スナップフィット部43を凹部31の軸溝に係合させて固定する。
ここで、一実施形態の回転体2が、スナップフィット部43が凹部31の軸溝へ脱着する作業を容易にする機能の一つについて説明する。図6は、凹部と、スナップフィット部の引っ掛け部との係合部分を説明する拡大図である。
スナップフィット部43は、引っ掛け部431が凹部31より軸方向外側の壁部32を乗り越えて軸心方向に移動するようにヒンジ部42を介して取付け部41に対して回動可能に保持されている。壁部32は、凹部31よりも径が大きい部位であり、凹部31よりも軸の径方向に突出する突部である。
以上説明したように、一実施形態の回転体2は、軸3への脱着作業を容易化するとともに、ホルダ部40が軸3を保持する保持力の低下を防止することができる。これにより、例えば、高速機のような負荷の高いマシンにおいて、ホルダ部の耐久性を確保し、不給紙の発生を防止することを可能にする。
また、連結部48は、回転コロ部10の駆動トルク以下のせん断力で分離可能であるようにすることにより、連結部48の分離に機械動作を利用するため、取付工数を最小にすることができる。
次に、回転体の変形例について説明する。
[変形例1]
図6は、変形例1の回転体を説明する図であり、(A)は変形例1の回転体2aを有する回転部材を示し、(B)、(C)は変形例1の回転体2aが有するホルダ部40aを示し、回転コロ部10および軸3を省略している。
前述した回転体2では、取付け部41とスナップフィット部43とが分離した後に、微小ではあるが連結部48が残る。回転コロ部10が機械動作によって回転する際、取付け部41がこの残った連結部48の破断面と摺動して微細な削れ粉を発生させてしまうという課題が考えられる。
この課題を解決するため、変形例1の回転体2aは、スナップフィット部43と連結部48との間に配置するヒンジに、無負荷状態でストレート形状に成形されたヒンジ部42aを用いる。
図6(A)は、変形例1の回転体2aを軸3に挿入し、スナップフィット部43を軸3の凹部31に係合する前の状態を示している。
回転体2aでは、スナップフィット部43は、軸3の凹部31(係合部)に対して開いた状態で成形されている。従って、利用者は、スナップフィット部43を軸3にセットするために、ヒンジ部42aを弾性変形させながら凹部31の軸溝と係り合うまでスナップフィット部43を押圧して取り付ける。
図6(B)は、ヒンジ部42aを弾性変形させて凹部の軸溝に係合させた状態の、取付け部41とスナップフィット部43とが連結した形状例を示している。図6(B)では、取付け部41およびスナップフィット部43と連結部48の周囲を破線の丸で囲んでいる。
図6(C)は、回転コロ部10及び取付け部41が駆動力により回転し、連結部48がちぎれて分離した後の、取付け部とスナップフィット部とが分離した形状例を示している。
変形例1の回転体2は、ヒンジ部42が無負荷状態でストレート形状に成形されているため、取付け部41から連結部48が分離された後に、連結部48が取付け部41から退避するように動作する。
スナップフィット部43は、回転体2aを軸3に取り付ける前にヒンジ部42aがストレートの形状であったため、分離後、弾性力によりF1の方向へと押し戻す力が働くことになる。このため、連結部48は取付け部41から離間するように動く。
取付け部41と連結部48とが離間し、お互いが触れない状態で機械動作が行われるため、前述の削れ粉の発生を回避する事ができる。
このようにすることで、連結部48が取付け部41に触れなくなり、軸3の凹部31と引っ掛け部431との接触摺動による削れなどの不具合を防止することができる。
[変形例2]
図7は、変形例2の回転体が有するホルダ部を説明する図であり、(A)は取付け部41bとスナップフィット部43bとが分離する前の形状例であり、(B)は取付け部41bとスナップフィット部43bとが分離した後の形状例である。図7は、図2に示す矢印Cの方向から見たホルダ部40bの一例を示す。変形例2は、変形例1で説明した課題に対する異なる対応方法を表している。図7(A)では、取付け部41bおよびスナップフィット部43bと連結した状態の連結部48bの周囲を破線の丸で囲んでいる。
変形例2は、図7(A)に示すように、取付け部41b、及びスナップフィット部43bに台形形状の部材411、432を追加している。
ホルダ部40bは、取付け部41bとスナップフィット部43bとに台形形状の部材411、432を設け、両者の斜面部が互いに向き合うように配置する。
連結部48bは取付け部41b側の台形短辺部とスナップフィット部43bとの間に設けられている。連結部48bは、前述の回転体2が有する連結部48と同様に、回転コロ部10の駆動力によってせん断され、取付け部41bとスナップフィット部43bとが分離される構成となっている。
図7(B)には回転体が機械動作で駆動中の取付け部41bとスナップフィット部43bとの挙動を示している。
ホルダ部40bは、取付け部41bから連結部48bが分離された後に、機械動作によって回転コロ部10、及び取付け部41bが回転すると、台形形状の部材411、432の斜面部が互いに接触して滑り、回転コロ部10が軸3のスラスト方向(軸3の軸方向)に退避するように移動する。図7(B)を参照して、詳細を説明する。
駆動力Mが働くと、取付け部41bとスナップフィット部43bとの台形形状の部材411、432の斜面部が互いに接触する。その際、両者にF2方向に滑る力(以降「力F2」とも記載する)がかかる。回転コロ部10はスラスト方向に移動できるスペースがあり、力F2が働く事により、取付け部41bとスナップフィット部43とは滑りながらお互いを遠ざけるよう、軸スラスト方向に動くよう力がかかる。実際は、スナップフィット部43は軸3に固定されていてスラスト方向には動けないため、回転コロ部10側が逃げるような動きをする。
この動きによって、取付け部41bとスナップフィット部43bとが離間する事により、連結部48bの破断面と取付け部41bとが接触しなくなり削れ粉の課題を回避する事ができるようになる。
また、例えば、用紙搬送の影響により、機械使用中に回転コロ部10がスラスト方向に徐々に移動してスナップフィット部43bに再接近する場合もあるが、その際も回転コロ部10の回転動作によって取付け部41bとスナップフィット部43bとの台形形状の部材411、432の斜面部同士でスベリが発生し、再度互いを離間させることで上記機能を果たすようになっている。
このようにすると、連結部48bが取付け部41bに触れないようにすることができる。これにより、接触摺動による削れなどの不具合(摩耗粉発生)を防止できる。
さらに、取付け部41bとスナップフィット部43bとの材質を互いに摺動性の高いもの(例えば、ポリアセタール(POM))にするとよい。取付け部41bとスナップフィット部43bとが、高摺動性部材により構成されると、両者の摺動による摩耗粉発生を、より防止することが可能となる。
また、前述の回転体2、2Aにおいても、取付け部41とスナップフィット部43とを、摺動性の高い材料にするとよい。このようにすると、取付け部41とスナップフィット部43とが接触したときに、摩耗粉の発生を防止することができる。
なお、図7に示した台形形状の部材411、432は、一例であり、台形形状に限られるものではない。ホルダ部40bにおいて、追加する部材として、例えば、取付け部41bは、スナップフィット部43bと対向する第一平面と、第一平面から屈曲した第一斜面とを有する第一凸形状を有し、スナップフィット部43bは、第一斜面と対向する第二斜面を有する第二凸形状を有するように構成してもよい。
このような構成では、連結部48bは、第一凸形状の第一平面と、スナップフィット部43bが取付け部41bと対向する対向面とを連結する。
第一凸形状は、第一平面と第一斜面以外の他の面の形状を問わない。第二凸形状は、第一斜面以外の他の面の形状を問わない。また、第一凸形状と第二凸形状とは、四角形以外の形状であってもよい。
図7では、第一平面は台形短辺部、第一斜面は台形形状の部材411の斜面部、第二斜面は台形形状の部材432の斜面部となる。
以上、一実施形態の回転体について説明した。本発明の一実施形態の回転体の一部分または全部は、例えば、軸が挿入される部材、抜け止め部材に適用することができる。
例えば、一実施形態の軸が挿入される部材は、軸から駆動力を受けて回転する回転コロ部(回転コロ部10)と、回転コロ部に固定された取付け部(取付け部41)と、軸を保持する保持部(スナップフィット部43)と、取付け部と保持部とを連結する連結部(連結部48)と、を有し、連結部は、回転コロ部の回転動作により取付け部から分離する構成とする。( )内は、一例として図1の回転体2の構成要素を対応づけたものである。
また、一実施形態の抜け止め部材は、軸が挿入される部材(回転コロ部10)の端部に取付ける抜け止め部材(ホルダ部40)であって、軸が挿入される部材に固定される取付け部(取付け部41)と、軸を保持する保持部(スナップフィット部43)と、取付け部と保持部とを連結する連結部(連結部48)と、を有し、連結部は、軸が挿入される部材の回転動作により取付け部から分離する構成とする。( )内は、一例として図1の回転体2の構成要素を対応づけたものである。
さらに、一実施形態の装置は、一実施形態に係る、回転体、軸が挿入される部材、または、抜け止め部材を備える構成とする。以下に、一実施形態の装置の一例として、画像形成装置の構成例について、図8及び図9を参照して説明する。図8は同画像形成装置の画像形成装置全体の構成を説明する図、図9は同画像形成装置の作像部の説明図、図10は同画像形成装置の中間転写部の説明図である。
画像形成装置本体100は、中央には、中間転写ベルトユニット115が設置されている。中間転写ベルトユニット115の中間転写ベルト108に対向するように、黒色(ブに対応した1つのプロセスカートリッジで構成される作像部106が着脱可能に配設されている。
作像部106は、図9に示すように、像担持体としての感光体ドラム101と、感光体ドラム101の周囲に配設された帯電部104、現像部105、クリーニング部102、除電部等で構成されている。
そして、感光体ドラム101上で、帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程の作像プロセスが行われて、感光体ドラム101上に画像(トナー像)が形成されることになる。
感光体ドラム101は、駆動モータによって矢印で示す反時計方向に回転駆動される。そして、帯電部104の位置で、感光体ドラム101の表面が一様に帯電される(帯電工程)。帯電部104は、接触帯電、非接触帯電のいずれでもよい。その後、感光体ドラム101の表面は、露光部107から発せられたレーザ光171の照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程)。
その後、感光体ドラム101の表面は、現像部105との対向位置に達して、この位置で現像ローラ151からトナーが供給されて静電潜像が現像されて、トナー像が顕像化される(現像工程)。
その後、感光体ドラム101の表面は、中間転写ベルト108及び1次転写ローラ109の対向位置に達して、この位置で感光体ドラム101上のトナー像が中間転写ベルト108上に転写される(1次転写工程)。このとき、感光体ドラム101上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム101の表面は、クリーニング部102との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム101上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード102aによってクリーニング部102内に回収される(クリーニング工程)。
最後に、感光体ドラム101の表面は、除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム101上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム101上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
中間転写ベルトユニット115は、図10を参照して、中間転写ベルト108を備える。中間転写ベルト108は、1次転写ローラ109、駆動ローラ112A、2次転写対向ローラ112B、3つのテンションローラ112C~112E、補正ローラ113、外周面側テンションローラ111、クリーニング対向ローラ114によって張架・支持される。そして、中間転写ベルト108は、駆動ローラ112Aの回転駆動によって周回移動する。また、中間転写ベルトユニット115は、検知部180、中間転写クリーニング部110等を備える。
そして、中間転写ベルト108は、矢印方向に走行して、1次転写ローラ109の1次転写ニップの位置で、感光体ドラム101上のトナー像が1次転写される。
その後、トナー像が1次転写された中間転写ベルト108は、2次転写部材としての2次転写ローラ119との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ112Bが、2次転写ローラ119との間に中間転写ベルト108を挟み込んで2次転写ニップを形成している。
そして、中間転写ベルト108上に形成されたトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等のシート材P上に転写される。
ここで、シート材Pは、画像形成装置本体100の下方に配設された給紙部126から給送装置200によって給送され、レジストローラ対128等を経由して搬送されたものである。
給紙部126には、転写紙等のシート材Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給送装置200によって一番上のシート材Pがレジストローラ対128に向けて給送される。
レジストローラ対128(タイミングローラ対)に搬送されたシート材Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対128のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト108上の画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対128が回転駆動されて、シート材Pが2次転写ニップに向けて搬送され、所望の画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置で画像が転写されたシート材Pは、定着部120の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写された画像がシート材P上に定着される。
そして、シート材Pは、排紙ローラ対130によって装置本体100外へと排出され、スタック部131上に順次スタックされる。
次に、給送装置200の一例について図11を参照して説明する。図11は同給送装置の一例を示す説明図である。
給送装置200は、シート材Pをピックアップするピックアップローラ201を有している。ピックアップローラ201の下流側には、フィードローラ202と、フィードローラ202に圧接する分離ローラ203とが配置され、フィードローラ202の下流側には搬送ローラ対215が配置されている。
ピックアップローラ201、フィードローラ202及び分離ローラ203は、回転体又は軸が挿入される部材であり、ピックアップローラ201には固定の軸205が、フィードローラ202には駆動軸となる軸206が、分離ローラ203には駆動軸となる軸207が挿入されている。
ピックアップローラ201は、給紙部126のトレイに載置されたシート材Pを下流側に送り出す。送られた1枚又は複数のシート材Pは、フィードローラ202と分離ローラ203の間へ到達する。そして、フィードローラ202と分離ローラ203とで1枚ずつ分離されて、搬送ガイド222及びハウジング220などで形成される搬送経路224へ送られる。
つまり、フィードローラ202はシート材Pを下流側へ送り出す方向へ回転駆動され、一方、分離ローラ203はフィードローラ202とは逆方向すなわちシート材Pを上流側に戻す方向へトルクリミッタを介して回転駆動される。
フィードローラ202と分離ローラ203との間にシート材Pがないときには、フィードローラ202はシート材Pを下流側へ送り出す方向へ回転駆動される。分離ローラ203にはフィードローラ202から駆動力が伝達され、分離ローラ203はトルクリミッタによりフィードローラ202に連れまわって回転する。
フィードローラ202と分離ローラ203との間に一枚のシート材Pのみが挟まれているときは、フィードローラ202の回転駆動によりシート材Pが下流側に送られる。このとき、分離ローラ203には、フィードローラ202から駆動力が1枚のシート材Pを介して伝達され、分離ローラ203はトルクリミッタによりフィードローラ202に連れ回って回転する。
これに対し、フィードローラ202と分離ローラ203との間に複数枚のシート材Pが挟まれているときは、シート材P同士が滑るため、フィードローラ202側のシート材Pだけがフィードローラ202の駆動力によって下流側に送られ、他のシート材Pは分離ローラ203がシート材Pを戻す方向へ回転することで上流側に順次戻される。
これにより、複数のシート材Pがまとめて送られることなく、1枚ずつシート材Pを送ることができる。
なお、本発明は上記に示す実施形態に限定されるものではない。本発明の範囲において、上記実施形態の各要素を、当業者であれば容易に考えうる内容に変更、追加、変換することが可能である。
2、2a 回転体
3 軸
10 回転コロ部
11 コロ保持部
13 コロ部
31 凹部
32 壁部
40、40a、40b ホルダ部(抜け止め部材)
41、41b 取付け部
411、432 台形形状の部材
42、42a ヒンジ部
43、43b スナップフィット部(保持部、抜け止め部)
431 引っ掛け部
48、48b 連結部
100 画像形成装置本体
200 給送装置
201 ピックアップローラ
202 フィードローラ
203 分離ローラ
205、206、207 軸
特開2020‐112707号公報

Claims (9)

  1. 軸が挿入される回転体であって、
    前記軸から駆動力を受けて回転する回転コロ部と、
    前記回転コロ部に固定された取付け部と、
    前記軸を保持する保持部と、
    前記取付け部と前記保持部とを連結する連結部と、を有し、
    前記連結部は、前記回転コロ部の回転動作により前記取付け部から分離する
    ことを特徴とする回転体。
  2. 前記保持部は、前記軸に設けられた非円形の軸溝に引っ掛かる
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転体。
  3. 前記連結部は、前記回転コロ部の駆動トルク以下のせん断力で分離可能である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の回転体。
  4. 前記保持部と前記連結部とは、ヒンジ部を介して接合され、
    前記ヒンジ部は、前記連結部が前記取付け部から分離すると、前記連結部を配置した端部が前記取付け部から離れる形状を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の回転体。
  5. 前記取付け部は、前記保持部と対向する第一対向面と、前記第一対向面から屈曲した第一斜面とを有する第一凸形状を有し、
    前記保持部は、前記第一斜面と対向する第二斜面を有する第二凸形状を有し、
    前記連結部は、前記第一対向面と前記保持部とを連結し、
    前記連結部が前記取付け部から分離すると、前記第一斜面と前記第二斜面とが接触して滑り、前記回転コロ部が軸方向に沿って前記保持部から離れる
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転体。
  6. 前記取付け部と前記保持部とは、高摺動性の高い材料により構成される
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の回転体。
  7. 軸が挿入される部材であって、
    前記軸から駆動力を受けて回転する回転コロ部と、
    前記回転コロ部に固定された取付け部と、
    前記軸を保持する保持部と、
    前記取付け部と前記保持部とを連結する連結部と、を有し、
    前記連結部は、前記回転コロ部の回転動作により前記取付け部から分離する
    ことを特徴とする軸が挿入される部材。
  8. 軸が挿入される部材の端部に取付ける抜け止め部材であって、
    前記軸が挿入される部材の端部に固定される取付け部と、
    前記軸を保持する保持部と、
    前記取付け部と前記保持部とを連結する連結部と、を有し、
    前記連結部は、前記軸が挿入される部材の回転動作により前記取付け部から分離する
    ことを特徴とする抜け止め部材。
  9. 請求項1から6のいずれか一項に記載の回転体、請求項7に記載の軸が挿入される部材、又は、請求項8に記載の抜け止め部材を備えている
    ことを特徴とする装置。
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