JP2022063018A - 液化ガス気化システム及び液化ガス気化方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で、液化ガスの気化及び再気化を効率よく行うことができる液化ガス気化システム及び液化ガス気化方法を提供する。【解決手段】液化ガス気化システム100は、液化ガス容器10又は貯槽から供給された液体状の液化ガスを、ベーパライザー20で気化させ、ガスタンク30に供給する液化ガス気化システムであって、ベーパライザー20は、温水槽21と、該温水槽21内に設置される伝熱管22と、温水槽21の温水又は温液体を加熱する加熱装置24と、伝熱管22の流出口25と接続する導入管26を備え、ガスタンク30は、ガスタンク30底又はガスタンク30下方の側面に導入管26と接続する接続口33を設け、ベーパライザー20の伝熱管22の流出口25が、ガスタンク30の接続口33よりも低い位置に設置されていることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、ベーパライザー(気化器)を使用して、液化ガスを気化し、さらにガスタンク内で再液化したガスをベーパライザーに戻すことができる液化ガス気化システム及び液化ガス気化方法に関する。
一般に、アンモニア、亜硫酸ガス、塩素、塩化ビニル、二酸化窒素等の液化ガスは、日常の外気温度(-10℃~40℃)で低蒸気圧の液化ガスであり、高圧をかけなくても、温度変化に伴い、液化又は気化しやすい性質を有する。このようなガスを需要者に供給する方法として、貯蔵タンクに液体状のガスを貯蔵し、ベーパライザー(気化器)を使用して気化し、気化したガスをガスタンクで保管して供給する方法がある。
ベーパライザーは、液化ガスを気化させる装置である。一例として、液化石油ガス(以下、LPガスと記す)を気化させるためのベーパライザー(特許文献1)がある。LPガスは高い圧力で加圧することにより、常温で液化するため、通常、加圧されたガスボンベに液化ガスが液体の状態で充填されている。液体のガスの体積は、気体の場合の約250分の1として知られており、液体の状態でガスボンベに保管することで運びやすく、また、大量のガスを得ることができる。ガスボンベの表面が外気により温められて、液体状のプロパンガスが気化して、ガスの状態で使用することができるが、外気が低く温められない場合にはベーパライザーで強制的に気化される。
特許文献1には、自然循環を利用して温度分布の良い温水槽を備えたベーパライザーが開示されている。一般に、ベーパライザーは、液化ガスの供給源から延びて液化ガスを流入させる導入管と接続し、温水槽で蛇管状に形成された伝熱管と、伝熱管を通ったガスが流出する流出管から構成される。
特許文献1のベーパライザーで扱っているLPガスの場合、高い圧力で加圧又は低温にすることで液化するが、本発明で扱うアンモニア等の液化ガスは、前述のように、高圧をかけなくても、外気の温度変化に伴い、液化又は気化しやすい性質を有する。そのため、ベーパライザーで気化されてガスタンクに供給された液化ガスは、外気の温度変化に伴い、その一部が再液化してしまうことがある。
従来、ガスタンクの底に溜まった再液化した毒性のあるガスは、除害水槽に送られて処理されている。しかし、毒性のあるガスは、目やのど等を刺激する可能性があるため、公害問題の点からも、除害水槽で処理されるよりも、再気化して利用されることが望まれる。
本発明は、上記課題に鑑み、簡単な構成で、液化ガスの気化及び再気化を効率よく行うことができる液化ガス気化システム及び液化ガス気化方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、液化ガス容器又は貯槽から供給された液体状の液化ガスを、ベーパライザーで気化させ、ガスタンクに供給する液化ガス気化システムであって、前記ベーパライザーは、温水槽と、該温水槽内に設置される伝熱管と、前記温水槽の温水又は温液体を加熱する加熱装置と、前記伝熱管の流出口と接続する導入管と、を備え、前記ガスタンクは、ガスタンク底又はガスタンク下方の側面に前記導入管と接続する接続口を設け、前記ベーパライザーの前記伝熱管の流出口が、前記ガスタンクの接続口よりも低い位置に設置されていることを特徴とする液化ガス気化システムである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液化ガス気化システムであって、前記ベーパライザーに前記ガスタンクを設置し、両者を一体的に設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の液化ガス気化システムを使用した液化ガス気化方法であって、前記ベーパライザーが、前記伝熱管を流路として、前記伝熱管に供給された液体状の液化ガスを、前記加熱装置を用いて気化させる気化工程と、前記ベーパライザーが、前記伝熱管の流出口から前記ガスタンクに気体状の液化ガスを供給する供給工程と、前記ガスタンク内に再液化ガスが溜まっているか否かを判断する判断工程と、前記再液化ガスが溜まっている場合には、前記ガスタンクから、前記再液化ガスを前記ベーパライザーに逆流させ、前記気化工程に戻る逆流工程と、を有することを特徴とする液化ガス気化方法である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液化ガス気化システムであって、前記ベーパライザーに前記ガスタンクを設置し、両者を一体的に設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の液化ガス気化システムを使用した液化ガス気化方法であって、前記ベーパライザーが、前記伝熱管を流路として、前記伝熱管に供給された液体状の液化ガスを、前記加熱装置を用いて気化させる気化工程と、前記ベーパライザーが、前記伝熱管の流出口から前記ガスタンクに気体状の液化ガスを供給する供給工程と、前記ガスタンク内に再液化ガスが溜まっているか否かを判断する判断工程と、前記再液化ガスが溜まっている場合には、前記ガスタンクから、前記再液化ガスを前記ベーパライザーに逆流させ、前記気化工程に戻る逆流工程と、を有することを特徴とする液化ガス気化方法である。
本発明の液化ガス気化システム及び液化ガス気化方法によると、簡単な構成で液化ガスの気化及び再気化を効率よく行うことができる。
以下、本発明の実施の形態(以下実施例と記す)を、図面に基づいて説明する。以下の図において、共通する部分には同一の符号を付しており、同一符号の部分に対して重複した説明を省略する。なお、以下の説明では、日常の外気温度(-10℃~40℃)の温度変化に伴い、液化又は気化しやすい性質を有する低蒸気圧の液化ガス(アンモニア、亜硫酸ガス、塩素、塩化ビニル、二酸化窒素等)を扱った場合を説明するが、本発明はこのような液化ガスに限定されず、あらゆる液化ガスに適用可能である。
[液化ガス気化システムの構成]
本発明の液化ガス気化システムについて、図1と図2を参照して説明する。図1は液化ガス気化システムの説明図であり、図2は、従来の液化ガス気化システムの説明図である。図1と図2に示す液化ガス気化システム100、200は主に、液体状の液化ガスを貯留する液化ガス容器又は貯槽(以下、液化ガス容器10と記す)と、ベーパライザー20と、ガスタンク30から構成される。ガスタンク30に供給された気体状の液化ガスは、気体のまま供給されるように、保温配管31を介して需要者に供給される。
本発明の液化ガス気化システムについて、図1と図2を参照して説明する。図1は液化ガス気化システムの説明図であり、図2は、従来の液化ガス気化システムの説明図である。図1と図2に示す液化ガス気化システム100、200は主に、液体状の液化ガスを貯留する液化ガス容器又は貯槽(以下、液化ガス容器10と記す)と、ベーパライザー20と、ガスタンク30から構成される。ガスタンク30に供給された気体状の液化ガスは、気体のまま供給されるように、保温配管31を介して需要者に供給される。
液化ガス容器10は、例えば20トンが入るような大型タンク11に液化ガスが液体の状態で貯留されている。大型タンク11内では、上部がガスに、下部が液体になるように加圧充填されている。タンク内の温度は一定の圧力を保つように調整されている。大型タンク11の流出口に接続する導入管12を介して液体状の液化ガスをベーパライザー20に流入させる。導入管12には液圧調整弁(液圧コントロール弁ともいう)13が備えられており、液体状の液化ガスの二次圧を調整している。すなわち、液圧調整弁13は、導入管12の大型タンク11側の液圧と、ベーパライザー20側の液圧を調整している。
ベーパライザー20は、気化器とも呼ばれ、液化ガスの液体を気化してガス化させる装置として知られている。ベーパライザー20は、温水槽21と、温水槽21内に蛇管状に形成された伝熱管22(蛇管ともいう)と、温水槽21の温水又は温液体を加熱する加熱装置24と、伝熱管22の流出口25と接続する導入管26から構成される。温水槽21の流入口23は、導入管12と接続される。加熱装置24は、温水槽21内の温水又は温液体を媒介にして伝熱管22を加熱できれば、いかなるものでもよく、電気ヒーターや熱湯供給装置等が使用される。温水槽21内には、上記以外にも温度センサーや温度計、水位計、圧力計、温度調節器などを備えることができる。温水槽21の伝熱管22の流出口25には、ガスタンク30に気体状の液化ガスを供給するための導入管26が備えられている。
ガスタンク30は、製品として供給するガスを貯え、バッファタンクとも呼ばれる。ガスタンク30は、例えば100リットルの気体が入るような容量の容器であり、出口にコントロール弁又は減圧弁を備える。ガスタンク30は、大気圧以上で保管される。ガスタンク30の流入口(又は接続口)33は、ベーパライザー20から供給されるガスを通す導入管26に接続されている。ガスタンク30に供給された気体状の液化ガスは、保温配管31を介して需要者に供給される。前述のように、ガスタンク30のガスの一部は、外気の温度によっては再液化する場合もある。
液化ガス気化システム100は、上記のように構成されているため、液化ガス容器10から供給された液体状の液化ガスを、ベーパライザー20の伝熱管22を流路として加熱装置24を用いて気化させ、ガスタンク30に気体状の液化ガスを供給することができる。この構成は、従来の液化ガス気化システム200と同様の構成である。本発明の液化ガス気化システム100の特徴は、図1に示すように、ベーパライザー20の伝熱管22の流出口25が、ガスタンク30の接続口33よりも低い位置に設置されていることにある。
図2に示すように、従来の液化ガス気化システム200では、ベーパライザー20の伝熱管22の流出口25が、導入管26を介してガスタンク30の接続口33と接続しているが、ガスタンク30の底に接続していないため、再度、ガスが液化した場合には、ガスタンク30の底に再液化したガスが溜まってしまう。ガスタンク30底に溜まった再液化したガスは、排出管を介して除害水槽32に送られて処理される。前述のように、有害物質であるガスは、公害問題の点からも、除害水槽32で処理されるよりも、ベーパライザー20で再気化して利用されることが望まれている。
図1に示すように、本発明の液化ガス気化システム100では、ベーパライザー20の伝熱管22の流出口25の高さH1が、ガスタンク30の接続口33の高さH2よりも低い位置に設置されている。例えば、ガスタンク30を、ベーパライザー20よりも高さのある架台に載せることで容易にこのような構成にすることができる。ガスタンク30底又はガスタンク30下方の側面には、導入管26と接続する接続口33が設けられている。本実施例では、この接続口33は、気体状の液化ガスを流入する流入口の役割と、再液化したガスを流出する流出口の役割を有する。
また、ガスタンク30が略円柱形で底が略平坦である場合等には、ガスタンク30の下方の側面(底に近い側面)に接続口33を設けてもガスタンク30底に溜まった再液化ガスを流出することができるが、ガスタンク30が球形又は扁球等で底が略半球状である場合等には、ガスタンク30底に接続口33を設けることが必要である。それにより、効率よく最後まで再液化ガスを流出することができる。本実施例では、ガスタンク30底に接続口33を設ける。ガスタンク30底に溜まった再液化ガスは重力で、導入管26を介して、下方向にあるベーパライザー20に逆流する。
本実施例では、前述のようにガスタンク30の流入口と再液化ガスの流出口が、同一の接続口33になっているが、再液化ガスの流出口(接続口33)がガスタンク30底又はガスタンク30下方の側面に設けられていれば、流入口は別の位置に設けてもよい。その場合、例えば、導入管26を分岐するように構成することで、再液化ガスを再びベーパライザー20に逆流させることができる。
このように、本発明の液化ガス気化システム100は、簡単な構成で、液化ガスの気化及び再気化を効率よく行うことができる。さらに、本発明の液化ガス気化システム100は、従来の液化ガス気化システム200において、配置等を変更するだけで容易に構成できる。すなわちベーパライザー20とガスタンク30の位置を変更し、ガスタンク30の底に接続口33を設けることで容易に構成することができ、安価に製造できる。
また、本発明の液化ガス気化システム100において、ベーパライザー20の温水槽21にガスタンク30を設置し、両者を一体的に設ける構成としてもよい(図示せず)。例えば、ガスタンク30をベーパライザー20の温水槽21の上面に設置、又は上側面に設置することができる。このように構成することで、導入管26を短く(又は省く)ことができ、液化ガス気化システム100をコンパクトに構成することができる。なお、導入管26を省く場合には、伝熱管22の流出口25とガスタンク30の接続口33を直接繋ぐ。ベーパライザー20とガスタンク30を一体化させることで、ガスタンク30底に溜まった再液化ガスを、再びベーパライザー20に逆流させることが、より容易に実施できる。
[液化ガス気化システム100による液化ガス気化方法]
次に液化ガス気化システム100による液化ガス気化方法について、図3を参照して説明する。図3は、本実施例の液化ガス気化方法の流れを示す説明図である。
次に液化ガス気化システム100による液化ガス気化方法について、図3を参照して説明する。図3は、本実施例の液化ガス気化方法の流れを示す説明図である。
[S1:気化工程]
まず、従来の方法と同様に、本実施例の液化ガス気化システム100におけるベーパライザー20によって、液化ガスを気化させる。具体的には、ベーパライザー20が、伝熱管22を流路として、液化ガス容器10等から伝熱管22に流入する一定量の液体状の液化ガスを、加熱装置24で温めて、気化させる。
まず、従来の方法と同様に、本実施例の液化ガス気化システム100におけるベーパライザー20によって、液化ガスを気化させる。具体的には、ベーパライザー20が、伝熱管22を流路として、液化ガス容器10等から伝熱管22に流入する一定量の液体状の液化ガスを、加熱装置24で温めて、気化させる。
[S2:ガスの供給工程]
次に、ベーパライザー20が、気化した液化ガスを、ガスタンク30に供給する。具体的には、ベーパライザー20の伝熱管22の流出口25から、導入管26を介して、ガスタンク30の接続口33に液化ガスを供給する。ガスタンク30に供給された気体状の液化ガスは、保温配管31を介して需要者に供給される。
次に、ベーパライザー20が、気化した液化ガスを、ガスタンク30に供給する。具体的には、ベーパライザー20の伝熱管22の流出口25から、導入管26を介して、ガスタンク30の接続口33に液化ガスを供給する。ガスタンク30に供給された気体状の液化ガスは、保温配管31を介して需要者に供給される。
[S3:ガスタンクに再液化ガスが溜まっているか否かを判断する判断工程]
前述のように、ガスタンク30の液化ガスは、外気の温度によっては再液化する場合もある。この工程では、ガスタンク30の液化ガスが、再液化してガスタンク30内に溜まっているか否かを判断する。なお、この判断工程は、コンピュータ制御によりガスタンク30内の液面を自動測定して行なってもよいし、目視及び手動で行なってもよい。また、この判断工程において、液化ガスが再液化して次の工程(S4:逆流工程)に自動的に進んだ場合には、自動的に判断されたものと見なすことができる。この工程で、ガスタンク30内に再液化した液化ガスが溜まっていない場合(NOの場合)には、本発明の液化ガス気化方法は終了し、ガスタンク30内に再液化した液化ガスが溜まっていた場合(YESの場合)には次の工程(S4:逆流工程)に進む。
前述のように、ガスタンク30の液化ガスは、外気の温度によっては再液化する場合もある。この工程では、ガスタンク30の液化ガスが、再液化してガスタンク30内に溜まっているか否かを判断する。なお、この判断工程は、コンピュータ制御によりガスタンク30内の液面を自動測定して行なってもよいし、目視及び手動で行なってもよい。また、この判断工程において、液化ガスが再液化して次の工程(S4:逆流工程)に自動的に進んだ場合には、自動的に判断されたものと見なすことができる。この工程で、ガスタンク30内に再液化した液化ガスが溜まっていない場合(NOの場合)には、本発明の液化ガス気化方法は終了し、ガスタンク30内に再液化した液化ガスが溜まっていた場合(YESの場合)には次の工程(S4:逆流工程)に進む。
[S4:逆流工程]
ガスタンク30内に再液化した液化ガスが溜まっていた場合には、ガスタンク30から、液体状の液化ガスを導入管26と伝熱管22を介してベーパライザー20に逆流させる。そして、再び気化工程(S1)に戻り、ベーパライザー20が、再液化した液化ガスを気化させる。その後、再びS2以降の工程が実施される。以上の工程により、本実施例の液化ガス気化システム100よって、液化ガスを気化又は再気化させることができる。
ガスタンク30内に再液化した液化ガスが溜まっていた場合には、ガスタンク30から、液体状の液化ガスを導入管26と伝熱管22を介してベーパライザー20に逆流させる。そして、再び気化工程(S1)に戻り、ベーパライザー20が、再液化した液化ガスを気化させる。その後、再びS2以降の工程が実施される。以上の工程により、本実施例の液化ガス気化システム100よって、液化ガスを気化又は再気化させることができる。
以上説明してきたように、本発明の液化ガス気化システムは、簡単な構成で、ポンプなどを使用せず、液化ガスの気化及び再気化を効率よく行うことができる。特に、従来の液化ガス気化システムの構成位置を変更することで、容易に本発明の液化ガス気化システムを構成することができる。また、本発明の液化ガス気化方法により、ガスタンクに溜まった再液化ガスを無駄なく、再気化させることができる。それにより、有害物質である再液化ガスを除害水槽に送る手間が省け、また公害問題も防ぐことができる。
なお、上述した実施例の液化ガス気化システム及び液化ガス気化方法は一例であり、その構成や方法は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
10 液化ガス容器
11 大型タンク
12 導入管
13 液圧調整弁(液圧コントロール弁)
20 ベーパライザー(気化器)
21 温水槽
22 伝熱管(蛇管)
23 温水槽の流入口
24 加熱装置
25 伝熱管の流出口
26 導入管
30 ガスタンク
31 保温配管
32 除害水槽
33 ガスタンクの接続口(流入口)
100 液化ガス気化システム
200 従来の液化ガス気化システム
11 大型タンク
12 導入管
13 液圧調整弁(液圧コントロール弁)
20 ベーパライザー(気化器)
21 温水槽
22 伝熱管(蛇管)
23 温水槽の流入口
24 加熱装置
25 伝熱管の流出口
26 導入管
30 ガスタンク
31 保温配管
32 除害水槽
33 ガスタンクの接続口(流入口)
100 液化ガス気化システム
200 従来の液化ガス気化システム
Claims (3)
- 液化ガス容器又は貯槽から供給された液体状の液化ガスを、ベーパライザーで気化させ、ガスタンクに供給する液化ガス気化システムであって、
前記ベーパライザーは、温水槽と、該温水槽内に設置される伝熱管と、前記温水槽の温水又は温液体を加熱する加熱装置と、前記伝熱管の流出口と接続する導入管と、を備え、
前記ガスタンクは、ガスタンク底又はガスタンク下方の側面に前記導入管と接続する接
続口を設け、
前記ベーパライザーの前記伝熱管の流出口が、前記ガスタンクの接続口よりも低い位置
に設置されていることを特徴とする液化ガス気化システム。 - 請求項1に記載の液化ガス気化システムであって、前記ベーパライザーに前記ガスタンクを設置し、両者を一体的に設けたことを特徴とする液化ガス気化システム。
- 請求項1又は2に記載の液化ガス気化システムを使用した液化ガス気化方法であって、
前記ベーパライザーが、前記伝熱管を流路として、前記伝熱管に供給された液体状の液化ガスを、前記加熱装置を用いて気化させる気化工程と、
前記ベーパライザーが、前記伝熱管の流出口から前記ガスタンクに気体状の液化ガスを供給する供給工程と、
前記ガスタンク内に再液化ガスが溜まっているか否かを判断する判断工程と、
前記再液化ガスが溜まっている場合には、前記ガスタンクから、前記再液化ガスを前記ベーパライザーに逆流させ、前記気化工程に戻る逆流工程と、
を有することを特徴とする液化ガス気化方法。
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2020
- 2020-10-09 JP JP2020171296A patent/JP2022063018A/ja active Pending
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