JP2022062810A - スクラバ - Google Patents

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Abstract

【課題】貯液槽内に発生したスカムを効率よく取り除くスクラバを提供する。【解決手段】スクラバ100は、エンジンに再循環させる排ガスを洗浄するためのスクラバであって、排ガスに洗浄液を噴射する洗浄ノズル10と、洗浄ノズルから噴射された洗浄液を受けて一時的に溜める貯液槽20と、貯液槽に溜められた洗浄液を回収して洗浄ノズルに供給する循環ポンプ30と、貯液槽に溜められた洗浄液の液面高さが予め定められた基準高さとなるように、貯液槽から排出する洗浄液の排出量を調整する調整弁40と、貯液槽の基準高さ位置よりも上方に位置する測定物に反応するレベルセンサ50と、貯液槽の基準高さ位置付近に設けられたスカム排出口60と、レベルセンサが洗浄液の液面上に発生したスカムに反応したとき、貯液槽に溜められた洗浄液の液面に液体又は気体を噴射することにより、スカムをスカム排出口に向かって送り出す送出ノズル70と、を備えている。【選択図】図1

Description

本願は、エンジンに再循環させる排ガスを洗浄するためのスクラバに関する。
エンジンから排出される窒素酸化物(NOx)を低減する技術として、排ガスの一部をエンジンに再循環させる排ガス再循環(EGR;Exhaust Gas Recirculation)が知られている。重油等を燃料とする大型舶用エンジンでは、湿式ガス洗浄装置(スクラバ;scrubber)を用いて排ガスを洗浄液で洗浄し、粒子状物質(PM;Particulate Matter)及び硫黄酸化物(SOx)が取り除かれた排ガスをエンジンに再循環させている。
上記のスクラバでは、使用済の洗浄液はPM等をある程度含むが、一時的に貯液槽に溜めた後に再使用される。エンジン出力の変動によって貯液槽内の圧力が変動すると、洗浄液に溶け込んだCO等の溶存ガスが膨張して気泡となり、洗浄液の液面には気泡を含んだ浮上粒子層(スカム;scum)が発生する。スカムが成長して貯液槽からあふれ出ると、排ガスによってスカムが搬送されて、スクラバの下流に位置する機器やエンジンを汚損するおそれがある。
特開2018-193856号公報
本願は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、貯液槽内に発生したスカムを効率よく取り除くことができるスクラバを提供することを目的としている。
本願の一態様に係るスクラバは、エンジンに再循環させる排ガスを洗浄するためのスクラバであって、排ガスに洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルから噴射された洗浄液を受けて一時的に溜める貯液槽と、前記貯液槽に溜められた洗浄液を回収して前記洗浄ノズルに供給する循環ポンプと、前記貯液槽に溜められた洗浄液の液面高さが予め定められた基準高さとなるように、前記貯液槽から排出する洗浄液の排出量を調整する調整弁と、前記貯液槽の前記基準高さ位置よりも上方に位置する測定物に反応するレベルセンサと、前記貯液槽の前記基準高さ位置付近に設けられたスカム排出口と、前記レベルセンサが洗浄液の液面上に発生したスカムに反応したとき、前記貯液槽に溜められた洗浄液の液面に液体又は気体を噴射することにより、前記スカムを前記スカム排出口に向かって送り出す送出ノズルと、を備えている。
この構成によれば、洗浄液の液面高さが一定であるため、レベルセンサによって洗浄液の液面上におけるスカムの発生を検知することができ、スカムが発生したときには、送出ノズルか噴射する液体又は気体によってスカムをスカム排出口に向かって送り出すことができる。これにより、スカムはスカム排出口から排出され、取り除かれる。
上記の構成によれば、貯液槽内に発生したスカムを効率よく取り除くことができるスクラバを提供することができる。
図1は、スクラバの概略断面図である。 図2は、貯液槽の平面図である。
以下、実施形態に係るスクラバ100について説明する。図1は、スクラバ100の概略断面図である。スクラバ100は、エンジンに再循環させる排ガスを洗浄するための装置である。本実施形態のエンジンは舶用の2ストロークディーゼルエンジンである場合を想定しており、スクラバ100で洗浄した排ガスは掃気と混合されてエンジンに供給される。ただし、本願のエンジンは上記のものに限定されない。
図1に示すように、スクラバ100は、洗浄ノズル10と、貯液槽20と、循環ポンプ30と、調整弁40と、レベルセンサ50と、スカム排出口60と、送出ノズル70と、仕切板80と、を備えている。以下、これらの構成要素について順に説明する。なお、図1における黒塗り矢印は、スクラバ100内における排ガスの流れ方向を示している。また、白抜き矢印は、貯液槽20内における洗浄液の流れ方向を示している。
洗浄ノズル10は、排ガスに洗浄液を噴射するノズルである。洗浄ノズル10は、スクラバ100の入口付近に複数設けられており、各洗浄ノズル10は下流に位置するガスクーラ11に向かって洗浄液を噴射する。排ガスはガスクーラ11の間を通過することにより冷却される。排ガスは、ガスクーラ11を通過する際、洗浄ノズル10から噴射された洗浄液、及び、ガスクーラ11で発生した凝縮水と接触することにより洗浄される。その結果、排ガスからPM及びSOx等が除去される。
貯液槽20は、洗浄ノズル10及びガスクーラ11よりも下方に位置している。洗浄ノズル10から噴射された洗浄液及びガスクーラ11で発生した凝縮水は落下して貯液槽20が受け、貯液槽20に一時的に溜められる。貯液槽20内の洗浄液(ガスクーラ11で発生した凝縮水も含む)はPM及びSOxを含んでおり、PMの粒径及びエンジンの運転状況(具体的には、貯液槽20内の圧力)によっては、液面に気泡を含むスカム101が発生して急成長する場合がある。
貯液槽20の上方部分には、スカム101の成長を抑制する板状のカバー部材21が設けられている。カバー部材21には、ガスクーラ11から落下してくる洗浄液及び凝縮水を貯液槽20に落とすための孔22、ミストキャッチャ25で捕集した水を貯液槽20に落とすための孔23、及び、ミストキャッチャ25の後流で発生した水を落とすためのドレン孔24が形成されている。孔22は、洗浄ノズル10から噴射された洗浄液、及び、ガスクーラ11で発生した凝縮水が通過する。排ガスは、ミストキャッチャ25に流入する。ミストキャッチャ25は、排ガスに含まれる水を捕集する機器である。ミストキャッチャ25で捕集した水は、孔23を介して貯液槽20に溜められる。ミストキャッチャ25で捕集しきれなかった水及び温度変化によって凝縮した水は、ガス流路に溜まらないように、ドレン孔24から貯液槽20に落とされる。
循環ポンプ30は、貯液槽20に溜められた洗浄液を回収して洗浄ノズル10に供給するポンプである。貯液槽20には回収口26が形成されており、循環ポンプ30はこの回収口26を介して洗浄液を回収する。本実施形態の循環ポンプ30は、洗浄ノズル10に洗浄液を供給するとともに、後述する送出ノズル70にも洗浄液を供給する。本実施形態では、平面視において回収口26、洗浄ノズル10、送出ノズル70は、循環ポンプ30の近くに位置している。そのため、循環ポンプ30に連結される配管が不要に長くなるのを防ぐことができる。
調整弁40は、貯液槽20から排出する洗浄液の排出量を調整する弁である。前述のとおり、ガスクーラ11で凝縮水が発生するため、貯液槽20内の洗浄液は少しずつ増えてゆく。増加した洗浄液は、貯液槽20の底面付近に設けられた排出配管41から排出され、この排出配管41には調整弁40が設けられている。本実施形態では、貯液槽20に溜められた洗浄液の液面高さが予め定められた貯液槽20内の基準高さとなるように、調整弁40が制御される。洗浄液の液面高さは貯液槽20の底面付近における洗浄液の圧力とスクラバ100内における空気圧の差から得ることができる。なお、調整弁40の制御方法は特に限定されず、洗浄液の液面高さが基準高さとなるように制御できればよい。
レベルセンサ50は、貯液槽20の基準高さ位置よりも上方に位置する測定物に反応するセンサである。レベルセンサ50は、洗浄液の液面に発生したスカム101に反応する。なお、機能上は、レベルセンサ50は洗浄液にも反応するが、本実施形態では調整弁40によって洗浄液の水面高さが基準高さに維持されているため、実質的にレベルセンサ50が凝縮水に反応することはない。したがって、本実施形態によれば、スカム101が発生したか否かを検出することができる。なお、レベルセンサ50の形式は特に限定されず、フロート式であってもよく、圧力式などであってもよい。
スカム排出口60は、洗浄液の液面に発生したスカム101を排出するための排出口である。スカム排出口60は、貯液槽20の基準高さ位置付近に設けられている。なお、スカム排出口60の下端の高さ位置は、貯液槽20の基準高さ位置と一致していてもよい。図2は、貯液槽20の平面図である。図2に示すように、平面視において、スカム排出口60は、貯液槽20の中央部分を挟んで送出ノズル70及び回収口26と反対側に位置している。なお、本実施形態の貯液槽20は平面視において矩形状の形状を有しているが、貯液槽20の形状はこれに限定されない。
さらに、図2に示すように、貯液槽20には一対の案内板27が設けられている。案内板27は、貯液槽20内に発生したスカム101をスカム排出口60に案内する部材である。案内板27はスカム排出口60を基準として、その幅方向(図2の紙面上下方向)両側に位置している。両案内板27は、送出ノズル70側からスカム排出口60側に向かうに従って、互いの幅方向距離が小さくなるように配置されている。また、両案内板27は、貯液槽20の基準高さ位置を含む高さ範囲に設けられている。つまり、案内板27の下端は貯液槽20の基準高さ位置よりも下方に位置し、案内板27の上端は貯液槽20の基準高さ位置よりも上方に位置している。なお、案内板27は、上記以外の形状を有し、上記以外の位置に設けられていてもよい。
送出ノズル70は、貯液槽20内に発生したスカム101をスカム排出口60に向かって送り出すノズルである。図2に示すように、送出ノズル70は、貯液槽20の幅方向に沿って複数配置されている。本実施形態では、送出ノズル70から洗浄液の液面に洗浄液を噴射することにより、スカム101をスカム排出口60に向かって送り出す。前述のとおり、送出ノズル70には循環ポンプ30から洗浄液が供給される。つまり、送出ノズル70は、循環ポンプ30が回収した洗浄液の一部を抽出して噴射する。ただし、送出ノズル70は、エンジンに供給する掃気の一部又はエンジンから排出された排ガスの一部を抽出し、いずれかの気体を洗浄液の液面に噴射してもよい。
さらに、本実施形態の送出ノズル70は、レベルセンサ50がスカム101に反応したときに作動するように構成されている。そのため、送出ノズル70が不要に洗浄液を噴射するのを抑制することができ、スカム101を効率よく排出することができる。なお、送出ノズル70から洗浄液を噴射するか否かは、送出ノズル70の上流に設けられた開閉弁71を開閉することにより制御できる。開閉弁71の開閉は、レベルセンサ50からの検出信号に基づいて図外の制御装置が判断してもよい。また、レベルセンサ50から開閉弁71に検出信号を直接送信し、その検出信号に基づいて開閉弁71自体が開閉を判断してもよい。
なお、本実施形態では、スカム排出口60に開閉弁72が設けられている。開閉弁72は、開閉弁71が開放されると開放され、開閉弁71が閉じられると閉じられるように構成されている。つまり、送出ノズル70から洗浄液が噴射されると、開閉弁72が開放されて、スカム101がスカム排出口60から排出される。一方、送出ノズル70から洗浄液が噴射されていないときは、開閉弁72が閉じられて、貯液槽20内の洗浄液がスカム排出口60から排出されないようにしている。
このように、本実施形態では、スカム排出口60から洗浄液が排出されるのを規制することで、貯液槽20内の洗浄液の多くは、貯液槽20の底面付近に設けられた排出配管41から排出される。その結果、排出配管41から貯液槽20の底面付近に溜まった粒子(スラッジ)を引き抜くことができ、貯液槽20内の洗浄液が汚染されるのを抑制することができる。ただし、スカム排出口60に開閉弁72を設けず、送出ノズル70から洗浄液が噴射されていないときにもスカム排出口60から洗浄液を排出するようにしてもよい。
仕切板80は、貯液槽20の内部に設けられた板状の部材である。仕切板80は、上下方向において送出ノズル70と回収口26の間に位置している。また、仕切板80の基端部分は、貯液槽20の送出ノズル70側の内壁面に固定されており、仕切板80は貯液槽20のスカム排出口60側の内壁面に向かって水平に延びている。ただし、仕切板80の先端部分は、貯液槽20のスカム排出口60側の内壁面と離間している。
このような仕切板80を貯液槽20の内部に設けることで、図1の白抜き矢印で示すように、貯液槽20の上方部分では洗浄液が送出ノズル70からスカム排出口60に向かう方向に流れ、貯液槽20の下方部分では洗浄液がスカム排出口60から回収口26に向かう方向に流れる。その結果、貯液槽20に発生したスカム101は、洗浄液の流れに沿ってスカム排出口60に向かって流れやすくなり、ひいてはスカム101を効率よく排出することができる。
以上、本実施形態に係るスクラバ100について説明したが、スクラバ100の構造は上記のものに限定されない。例えば、本実施形態に係るスクラバ100では、排ガスの流路と貯液槽20が一体的に形成されているが、排ガスの流路と貯液槽20が別々に配置されていてもよい。この場合、カバー部材21を省略することができる。その他、洗浄ノズル10の噴射方向など、スクラバ100について種々の変更が可能である。
(作用効果)
本実施形態に係るスクラバは.エンジンに再循環させる排ガスを洗浄するためのスクラバであって、排ガスに洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、前記洗浄ノズルから噴射された洗浄液を受けて一時的に溜める貯液槽と、前記貯液槽に溜められた洗浄液を回収して前記洗浄ノズルに供給する循環ポンプと、前記貯液槽に溜められた洗浄液の液面高さが予め定められた基準高さとなるように、前記貯液槽から排出する洗浄液の排出量を調整する調整弁と、前記貯液槽の前記基準高さ位置よりも上方に位置する測定物に反応するレベルセンサと、前記貯液槽の前記基準高さ位置付近に設けられたスカム排出口と、前記レベルセンサが洗浄液の液面上に発生したスカムに反応したとき、前記貯液槽に溜められた洗浄液の液面に液体又は気体を噴射することにより、前記スカムを前記スカム排出口に向かって送り出す送出ノズルと、を備えている。
本実施形態に係るスクラバによれば、洗浄液の液面高さが一定であるため、レベルセンサによって洗浄液の液面上におけるスカムの発生を検知することができ、スカムが発生したときには、送出ノズルか噴射する液体又は気体によってスカムをスカム排出口に向かって送り出すことができる。これにより、スカムはスカム排出口から排出され、取り除かれる。したがって、上記の構成によれば、貯液槽内に発生したスカムを効率よく取り除くことができる。
また、本実施形態に係るスクラバでは、前記送出ノズルは、前記循環ポンプが回収した洗浄液の一部を抽出して噴射する。
そのため、送出ノズルから洗浄液の液面に噴射する液体又は気体を別途用意する必要がなく、貯液槽内に発生したスカムを効率よく取り除くことができる。
また.前記送出ノズルは、前記エンジンに供給する掃気の一部又は前記エンジンから排出された排ガスの一部を抽出して噴射してもよい。
この構成であっても、送出ノズルから洗浄液の液面に噴射する液体又は気体を別途用意する必要がなく、貯液槽内に発生したスカムを効率よく取り除くことができる。
また、本実施形態に係るスクラバでは、前記貯液槽には、前記循環ポンプが洗浄液を回収するための回収口が形成されており、前記送出ノズル及び前記回収口は、平面視において前記貯液槽の中央部分を挟んで前記スカム排出口と反対側に位置しており、当該スクラバは、上下方向において前記送出ノズルと前記回収口の間に位置する仕切板をさらに備え、前記仕切板は、前記貯液槽の前記送出ノズル側の内壁面から前記スカム排出口側の内壁面に向かって延び、前記貯液槽の前スカム記排出口側の内壁面とは離間するように設けられている。
この構成によれば、貯液槽に発生したスカムは、洗浄液の流れに沿ってスカム排出口に向かって流れやすくなり、ひいてはスカムを効率よく排出することができる。
また、本実施形態に係るスクラバでは、前記貯液槽は、前記スカムを前記スカム排出口に向かって案内する案内板を有する。
この構成によれば、効率よくスカム排出口からスカムを排出することができる。
10 洗浄ノズル
20 貯液槽
26 回収口
27 案内板
30 循環ポンプ
40 調整弁
50 レベルセンサ
60 スカム排出口
70 送出ノズル
80 仕切板
100 スクラバ
101 スカム

Claims (5)

  1. エンジンに再循環させる排ガスを洗浄するためのスクラバであって、
    排ガスに洗浄液を噴射する洗浄ノズルと、
    前記洗浄ノズルから噴射された洗浄液を受けて一時的に溜める貯液槽と、
    前記貯液槽に溜められた洗浄液を回収して前記洗浄ノズルに供給する循環ポンプと、
    前記貯液槽に溜められた洗浄液の液面高さが予め定められた基準高さとなるように、前記貯液槽から排出する洗浄液の排出量を調整する調整弁と、
    前記貯液槽の前記基準高さ位置よりも上方に位置する測定物に反応するレベルセンサと、
    前記貯液槽の前記基準高さ位置付近に設けられたスカム排出口と、
    前記レベルセンサが洗浄液の液面上に発生したスカムに反応したとき、前記貯液槽に溜められた洗浄液の液面に液体又は気体を噴射することにより、前記スカムを前記スカム排出口に向かって送り出す送出ノズルと、を備えている、スクラバ。
  2. 前記送出ノズルは、前記循環ポンプが回収した洗浄液の一部を抽出して噴射する、請求項1に記載のスクラバ。
  3. 前記送出ノズルは、前記エンジンに供給する掃気の一部又は前記エンジンから排出された排ガスの一部を抽出して噴射する、請求項1に記載のスクラバ。
  4. 前記貯液槽には、前記循環ポンプが洗浄液を回収するための回収口が形成されており、
    前記送出ノズル及び前記回収口は、平面視において前記貯液槽の中央部分を挟んで前記スカム排出口と反対側に位置しており、
    当該スクラバは、上下方向において前記送出ノズルと前記回収口の間に位置する仕切板をさらに備え、
    前記仕切板は、前記貯液槽の前記送出ノズル側の内壁面から前記スカム排出口側の内壁面に向かって延び、前記貯液槽の前スカム記排出口側の内壁面とは離間するように設けられている、請求項1乃至3のうちいずれか一の項に記載のスクラバ。
  5. 前記貯液槽は、前記スカムを前記スカム排出口に向かって案内する案内板を有する、請求項1乃至4のうちいずれか一の項に記載のスクラバ。
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