JP2022062666A - 織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法及びその織物 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の織物で用いられた偽造防止手段は偽造しやすく、偽造防止手段を付けるために別途加工を必要とすることに関連する問題を解決する。【解決手段】織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法及びその織物であって、織物の本体は少なくとも1つの第1糸で編まれ、織物の一部は第2糸によって形成された複数の特徴糸ループを含み、複数の特徴糸ループは偽造防止特徴を形成し、偽造防止特徴は織物の表面から直接的に見られ、第2糸は色差のある少なくとも2つの子糸を撚り合わせたもので、且つ少なくとも2つの子糸が第1糸と色差があるため、複数の特徴糸ループの表面に見られる色がランダムに変化する。本発明は編成段階で直接的に織物に偽造防止特徴を形成させ、且つ糸がランダムに撚り合わせられるため偽造防止特徴には再現しにくいランダムな変化があるため、悪質業者による織物の偽造と模倣が避けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、織物に偽造防止特徴を形成させる方法及びその織物に関し、特に、編成段階で織物の構造によって偽造防止特徴を形成させる方法及びその織物に関する。
織物市場では現在、偽造品や模倣品が横行し、受託加工メーカーから最大許容流通量を超える本物が流出していることも多く、ブランドメーカーと販売者の売り上げと名誉に影響が及ぶことがある。これに鑑みてブランドメーカーや販売者は、消費者が織物の真偽を判断できるよう織物に偽造防止マーカーを添えることで多大な努力をしている。
また、現在市場で販売されている織物は、編み上げた後、ブランドメーカー又は販売者が織物に偽造防止用のタグを付けるのが殆どである。しかし、偽造防止用のタグを別途設置するという従来の偽造防止手段は、悪質業者の偽造又は模倣織物を生産する行為を絶やすことができない。具体的に言えば、従来の織物は模倣しやすいものであるため、悪質業者は偽造又は模倣織物を作った後、偽造防止用のタグを付けることで、本物と偽物を混同させることを試みている。
本発明の第1の目的は、従来の織物で用いられた偽造防止手段は偽造しやすいことに関連する問題を解決することである。
本発明の第2の目的は、従来の織物には偽造防止手段を付けるために別途加工を必要とすることに関連する製造プロセス上の問題を解決することである。
本発明は上記の目的を達成するためになされたものであって、
編み機を利用して少なくとも1つの第1糸で織物を編むステップと、
当該編み機が当該織物の偽造防止特徴の予定形成位置まで編むと第2糸を給糸するステップであって、当該第2糸は色差のある少なくとも2つの子糸を撚り合わせたもので、且つ当該少なくとも2つの子糸が当該第1糸と色差があるため、当該織物の当該位置における表面には当該第2糸によって形成された複数の特徴糸ループが見られて当該偽造防止特徴が形成され、当該複数の特徴糸ループの当該表面に見られる色がランダムに変化するステップと、
当該偽造防止特徴の当該形成位置を超えるまで当該編み機が当該織物を編むと当該第2糸の給糸を停止し、当該編み機が当該第1糸で当該織物を編み続けるステップとを含む、織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法を提供する。
一実施例では、当該少なくとも2つの子糸はナチュラル・カラー・システム(Natural Colour System)で同じ色相に属し、且つ少なくとも3つの階調が隔たる。
一実施例では、当該少なくとも2つの子糸はそれぞれナチュラル・カラー・システムの異なる色相に位置し、且つ2つの当該色相間に色相角が形成され、当該色相角は30度以上である。
一実施例では、当該少なくとも2つの子糸は白色、黒色又は白色と黒色が一定の割合で混合して形成させた灰色ではない。
一実施例では、当該少なくとも2つの子糸は反射性の糸ではない。
一実施例では、当該第1糸と当該少なくとも2つの子糸はナチュラル・カラー・システムで同じ色相に属し、且つ当該第1糸は当該少なくとも2つの子糸とそれぞれ少なくとも3つの階調が隔たる。
一実施例では、当該第1糸と当該少なくとも2つの子糸はそれぞれ当該ナチュラル・カラー・システムの異なる色相に位置し、且つ任意の2つの当該色相間に色相角が形成され、各当該色相角は30度以上である。
一実施例では、当該偽造防止特徴の全幅は1インチ以上である。
一実施例では、当該編み機の針ピッチの設定範囲は5Gから20Gである。
一実施例では、当該複数の特徴糸ループは当該織物で少なくとも1つの直線の帯状模様を形成している。
さらに、本発明は、編成段階で偽造防止特徴が形成された織物を提供する。当該織物は少なくとも1つの第1糸で編まれたもので、当該織物の一部は第2糸によって形成された複数の特徴糸ループを含み、当該複数の特徴糸ループは偽造防止特徴を形成し、当該偽造防止特徴は当該織物の表面から直接的に見られ、当該第2糸は色差のある少なくとも2つの子糸を撚り合わせたもので、且つ当該少なくとも2つの子糸が当該第1糸と色差があるため、当該複数の特徴糸ループの当該表面に見られる色がランダムに変化する。
一実施例では、当該少なくとも2つの子糸はナチュラル・カラー・システム(Natural Colour System)で同じ色相に属し、且つ少なくとも3つの階調が隔たる。
一実施例では、当該少なくとも2つの子糸はそれぞれナチュラル・カラー・システムの異なる色相に位置し、且つ2つの当該色相間に色相角が形成され、各当該色相角は30度以上である。
一実施例では、当該少なくとも2つの子糸は白色、黒色又は白色と黒色が一定の割合で混合して形成させた灰色ではない。
一実施例では、当該少なくとも2つの子糸は反射性の糸ではない。
一実施例では、当該第1糸と当該少なくとも2つの子糸はナチュラル・カラー・システムで同じ色相に属し、且つ当該第1糸は当該少なくとも2つの子糸とそれぞれ少なくとも3つの階調が隔たる。
一実施例では、当該第1糸と当該少なくとも2つの子糸はそれぞれ当該ナチュラル・カラー・システムの異なる色相に位置し、且つ任意の2つの当該色相間に色相角が形成され、各当該色相角は30度以上である。
一実施例では、当該偽造防止特徴の全幅は1インチ以上である。
一実施例では、各当該特徴糸ループの当該表面に見られる幅は1ミリメートル以上である。
発明の内容に関する記載から分かるように、本発明は従来技術と比べて次の特徴がある。編成段階で直接的に織物に偽造防止特徴を形成させ、且つ偽造防止特徴を形成させた複数の糸ループの色がランダムに変化することにより、織物は偽造又は模倣しにくい。
図1は本発明の一実施例の織物の概略図である。 図2は本発明の一実施例のNCSカラーサークルの概略図である。 図3は本発明の一実施例のNCSカラートライアングルの概略図である。 図4は本発明の一実施例のステップの概略図である。
次に、図面を用いて本発明の内容を詳細に説明する。
図1から図4が参照されるとおり、本発明は編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法70及びその織物10を提供する。本明細書では方法70を説明する前に、本発明の理解を促すためにまず織物10について説明する。本発明の織物10は衣類、靴又はバッグの製造に用いられ、織物10は(不図示の)編み機が編み作業を行って編成したもので、当該編み機は経編み機であってもよいし緯編み機であってもよく、当該緯編み機は円形編み機及び横編み機を含む。織物10の本体は複数の糸ループ11を含み、複数の糸ループ11は少なくとも1つの第1糸111によって編まれたもので、織物10の一部は複数の特徴糸ループ12を含み、複数の特徴糸ループ12は第2糸121によって形成され且つ偽造防止特徴13を構成し、偽造防止特徴13は織物10の側面から直接的に見られる。
さらに、本発明の第1糸111は少なくとも帯状の糸を備え、つまり、第1糸111は複数の糸によって組み合わせられたものであってもよいし、又は撚糸技術で複数の糸を撚り合わせたものであってもよい。また、本発明で複数の特徴糸ループ12を形成させる第2糸121は撚糸技術で少なくとも2つの子糸122、123を撚り合わせたもので、第2糸121で複数の特徴糸ループ12を編んだ後、各特徴糸ループ12の織物10の側面に見られる色が一定でなくランダムに変化する。図1の例をみると、2つの子糸122、123の一方は点模様で示され、2つの子糸122、123の他方には点模様がなく、2つの子糸122、123を撚り合わせた後、複数の特徴糸ループ12の織物10の側面における点模様は任意にかつランダムに分布する。言い換えれば、複数の特徴糸ループ12のうちの1つの色は完全に2つの子糸122、123の一方によって示されてもよいし、あるいは複数の特徴糸ループ12のうちの1つの色は2つの子糸122、123によってランダムに生成される。
したがって、本発明では複数の特徴糸ループ12の織物10の側面に見られる色がランダムに変化することで、織物10によって偽造防止特徴13が異なるもので、偽造防止特徴13の偽造又は模倣が防止され、さらに織物10の模倣も絶やされる。
また、本発明では偽造防止特徴13を目立たせるために、2つの子糸122、123と第1糸111に色差がある。本明細書ではナチュラル・カラー・システム(Natural Colour System)で色差があることを説明する。一実施例では、2つの子糸122、123が当該ナチュラル・カラー・システムで同じ色相に属する場合に、2つの子糸122、123には少なくとも3つの階調が隔たる。具体的には、図2、図3に示す当該ナチュラル・カラー・システムは4つの有彩色基本色(NCS elementary colour)で黄色21、赤色22、青色23及び緑色24によって形成されたNCSカラーサークル(NCS Colour Circle)20では、2つの子糸122、123がともに当該ナチュラル・カラー・システムの色相Y90Rに属し、且つ2つの子糸122、123の一方の階調に図3に示すNCSカラーサークル20によって形成されたNCSカラートライアングル(NCS Colour Triangle)25に位置する階調S1050(図中26)が選ばれた場合に、2つの子糸122、123の他方の階調に少なくとも3つの階調が隔たる階調S1020(図中27)又は階調S6030(図中28)が選ばれてもよい。つまり、2つの子糸122、123の一方の色彩表示はS1050-Y90Rで、他方の色彩表示はS1020-Y90R又はS6030-Y90Rである。言い換えれば、2つの子糸122、123の一方の階調に図3に示すNCSカラートライアングル25に位置する階調S1050(図中26)に選ばれた場合に、2つの子糸122、123の他方の階調は少なくとも3つの階調が隔たるため、階調S1070、S1060、S1040、S1030、S2060、S2050、S2040、S2030、S3050、S3040及びS3030を選択から排除すべきである(図3では前記11の階調に記号がない)。別の実施例では、2つの子糸122、123がそれぞれ異なる色相に位置する場合に、2つの当該色相間の角度によって色相角29(30)が形成され(図2を参照)、色相角29(30)は30度以上とすべきである。例えば、2つの子糸122、123の一方の色相にY10Rに位置する色相が選ばれた場合に、2つの子糸122、123の他方の色相には、Y10RとY50R間の角度に対応する色相及びY10RとG70Y間の角度に対応する色相を選択から排除すべきである。さらに、一実施例では、2つの子糸122、123と第1糸111に色差がある。具体的には、2つの子糸122、123と第1糸111が当該ナチュラル・カラー・システムで同じ色相に属する場合に、2つの子糸122、123はそれぞれ第1糸111と少なくとも3つの階調が隔たり、又は2つの子糸122、123と第1糸111がそれぞれ異なる色相に位置する場合に、任意の2つの色相間の角度は30度以上である。
一実施例では、2つの子糸122、123が認識モジュールの撮影ユニット(不図示)によって撮影された時、2つの子糸122、123が光線を吸収して偽造防止特徴13が当該認識モジュールによって認識されないことを避けるために、2つの子糸122、123は黒色でないように設定される。また、撮影中に2つの子糸122、123に多くの反射が起きると当該認識モジュールが認識できないため、2つの子糸122、123は反射性の糸又は多くの反射が伴う金属糸ではない。同様に、白いものに光が当たると殆どが反射されるため、2つの子糸122、123は白色又は白色と黒色が一定の割合で混合して形成させた灰色ではない。
次に図1から図4を参照して、本発明の編成段階で偽造防止特徴13を形成させる方法70を説明する。方法70は前記いずれかの編み機によって実施され、
当該編み機を利用して第1糸111で織物10を編むステップ71と、
当該編み機が織物10の偽造防止特徴13の予定形成位置まで編むと第2糸121を給糸するステップ72と、
当該編み機が織物10の偽造防止特徴13の予定形成位置を超えるまで編むと第2糸121の給糸を停止し、当該編み機が第1糸111で織物10を編み続けるステップ73とを含む。
具体的には、当該編み機は第1糸111で織物10の本体(複数の糸ループ11)を形成させ、次に、偽造防止特徴13の予定形成位置まで編むと当該編み機は第1糸111の代わりに第2糸121を給糸するか、又は偽造防止特徴13の予定形成位置まで編むと当該編み機は第1糸111の給糸と同時に、第2糸121を追加で給糸して第1糸111と両方で編み作業を行うか、又は偽造防止特徴13の予定形成位置まで編むと当該編み機は第1糸111の給糸と同時に、埋め込み編成技術(US9644291B1)で第2糸121を給糸して第1糸111と両方で編み作業を行うことにより、織物10の偽造防止特徴13の予定形成位置に直接的に偽造防止特徴13を形成させ、織物10の当該表面に偽造防止特徴13を得る。また、第2糸121が2つの子糸122、123を撚り合わせたものであるため、第2糸121の側面に見られる色がランダムに変化する。次に、ステップ73に移行し、偽造防止特徴13の予定形成位置を超えるまで当該編み機が織物10を編むと、当該編み機は第2糸121の給糸を停止し、第1糸111で編み続ける。
以上から分かるように、本発明では当該編み機が編成中にジャカード編み等の技術により複数の特徴糸ループ12を形成させるため、織物10の編成中に直接的に偽造防止特徴13を形成でき、また、2つの子糸122、123を撚り合わせてなされた第2糸121がランダムなものであるため、各特徴糸ループ12の織物10の表面に見られる色がランダムに分布し、このようにランダムに形成させたもので偽造防止効果が得られ、しかも当該偽造防止特徴は織物10の一部であるため、一層偽造しにくくなる。
本明細書で添付の図面で例を挙げたが、当該複数の特徴糸ループは直線の帯状模様である他に、設計に応じて他の図形であってもよい。一実施例では、偽造防止特徴13の全幅131は1インチ以上である。
また、第1糸111及び第2糸121が張力を有するため、第1糸111と第2糸121で編んだ後、織物10に収縮特性が得られる。糸の張力で偽造防止特徴13が大きく収縮されて認識できなくなることを避けるために、当該編み機の針ピッチの設定範囲は5Gから20Gとし、つまり1インチ当たり編み針を5回から20回下ろすということで、当該編み機が編む複数の特徴糸ループ12のそれぞれは張力を受けた後の幅132が1ミリメートル(mm)以上となり、偽造防止特徴13を認識できる。
10 織物
11 糸ループ
111 第1糸
12 特徴糸ループ
121 第2糸
122 子糸
123 子糸
13 偽造防止特徴
131 全幅
132 幅
20 NCSカラーサークル
21 黄色
22 赤色
23 青色
24 緑色
25 NCSカラートライアングル
29 色相角
30 色相角
71 ステップ
72 ステップ
73 ステップ

Claims (20)

  1. 編み機を利用して少なくとも1つの第1糸で織物を編むステップと、
    前記編み機が前記織物の偽造防止特徴の予定形成位置まで編むと第2糸を給糸するステップであって、前記第2糸は色差のある少なくとも2つの子糸を撚り合わせたもので、且つ前記少なくとも2つの子糸が前記第1糸と色差があるため、前記織物の前記位置における表面には前記第2糸によって形成された複数の特徴糸ループが見られて前記偽造防止特徴が形成され、前記複数の特徴糸ループの前記表面に見られる色がランダムに変化するステップと、
    前記偽造防止特徴の前記予定形成位置を超えるまで前記編み機が前記織物を編むと前記第2糸の給糸を停止し、前記編み機が前記第1糸で前記織物を編み続けるステップとを含むことを特徴とする織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  2. 前記少なくとも2つの子糸はナチュラル・カラー・システム(Natural Colour System)で同じ色相に属し、且つ少なくとも3つの階調が隔たることを特徴とする請求項1に記載の織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  3. 前記少なくとも2つの子糸はそれぞれナチュラル・カラー・システムの異なる色相に位置し、且つ2つの前記色相間に色相角が形成され、前記色相角は30度以上であることを特徴とする請求項1に記載の織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  4. 前記少なくとも2つの子糸は白色、黒色又は黒色と白色が一定の割合で混合して形成させた灰色ではないことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  5. 前記少なくとも2つの子糸は反射性の糸ではないことを特徴とする請求項4に記載の織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  6. 前記第1糸と前記少なくとも2つの子糸は前記ナチュラル・カラー・システムで同じ色相に属し、且つ前記第1糸は前記少なくとも2つの子糸とそれぞれ少なくとも3つの階調が隔たることを特徴とする請求項2又は3に記載の織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  7. 前記第1糸と前記少なくとも2つの子糸はそれぞれ前記ナチュラル・カラー・システムの異なる色相に位置し、且つ任意の2つの前記色相間に色相角が形成され、各前記色相角は30度以上であることを特徴とする請求項2又は3に記載の織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  8. 前記偽造防止特徴の全幅は1インチ以上であることを特徴とする請求項7に記載の織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  9. 前記編み機の針ピッチの設定範囲は5Gから20Gであることを特徴とする請求項8に記載の織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  10. 前記複数の特徴糸ループは前記織物で少なくとも1つの直線の帯状模様を形成していることを特徴とする請求項9に記載の織物の編成段階で偽造防止特徴を形成させる方法。
  11. 少なくとも1つの第1糸で編まれた織物であって、
    前記織物の一部は第2糸によって形成された複数の特徴糸ループを含み、前記複数の特徴糸ループは偽造防止特徴を形成し、前記偽造防止特徴は前記織物の表面から直接的に見られ、前記第2糸は色差のある少なくとも2つの子糸を撚り合わせたもので、且つ前記少なくとも2つの子糸が前記第1糸と色差があるため、前記複数の特徴糸ループの前記表面に見られる色がランダムに変化することを特徴とする編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
  12. 前記少なくとも2つの子糸はナチュラル・カラー・システム(Natural Colour System)で同じ色相に属し、且つ少なくとも3つの階調が隔たることを特徴とする請求項11に記載の編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
  13. 前記少なくとも2つの子糸はそれぞれナチュラル・カラー・システムの異なる色相に位置し、且つ2つの前記色相間に色相角が形成され、前記色相角は30度以上であることを特徴とする請求項11に記載の編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
  14. 前記少なくとも2つの子糸は白色、黒色又は白色と黒色が一定の割合で混合して形成させた灰色ではないことを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載の編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
  15. 前記少なくとも2つの子糸は反射性の糸ではないことを特徴とする請求項14に記載の編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
  16. 前記第1糸と前記少なくとも2つの子糸はナチュラル・カラー・システムで同じ色相に属し、且つ前記第1糸は前記少なくとも2つの子糸とそれぞれ少なくとも3つの階調が隔たることを特徴とする請求項11に記載の編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
  17. 前記第1糸と前記少なくとも2つの子糸が前記ナチュラル・カラー・システムで同じ色相に属する場合に、前記第1糸は前記少なくとも2つの子糸とそれぞれ少なくとも3つの階調が隔たることを特徴とする請求項12又は13に記載の編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
  18. 前記第1糸と前記少なくとも2つの子糸はそれぞれ前記ナチュラル・カラー・システムの異なる色相に位置し、且つ任意の2つの前記色相間に色相角が形成され、各前記色相角は30度以上であることを特徴とする請求項12又は13に記載の編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
  19. 前記偽造防止特徴の全幅は1インチ以上であることを特徴とする請求項18に記載の編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
  20. 各前記特徴糸ループの前記表面に見られる幅は1ミリメートル以上であることを特徴とする請求項19に記載の編成段階で偽造防止特徴が形成された織物。
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