JP2022061424A - 商品在庫管理装置、商品在庫管理方法、及び商品在庫管理プログラム - Google Patents

商品在庫管理装置、商品在庫管理方法、及び商品在庫管理プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022061424000001
【課題】商品の販売機会の損失を抑えることができる商品在庫管理装置の提供。
【解決手段】制御部を備える商品在庫管理装置であって、前記制御部が、商品ロット識別子及び商品の状態を示す情報を含む商品状態情報を受け付け、受け付けた商品状態情報におけるものと同一の商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けた商品状態情報を、抽出した在庫情報に紐づけする商品状態情報受付手段と、商品ロット識別子及び商品のキープ数量を含むキープ情報を受け付け、受け付けたキープ情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報及びすでに紐づけられたキープ情報におけるキープ数量の合計以上の商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけするキープ情報受付手段と、を備えることを特徴とする商品在庫管理装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、商品在庫管理装置、商品在庫管理方法、及び商品在庫管理プログラムに関する。
ワイン業界において、商品を輸入する場合、一般的に商品の在庫数量が予め決まっており、販売先(得意先/納入先)を確保しておかないと商品の販売機会の損失が発生してしまうため、各営業担当が販売先を確保して商品を予めキープ管理しておく必要がある。
また、ワイン業界では、販売先によって販売先が許容する商品のダメージ等の程度が異なる場合があり、ダメージの程度も同時に管理しようとする場合、管理が複雑化し、在庫引当業務に負荷がかかることがあった。
しかし、これまで、このような課題を解決するシステムは知られていない(特許文献1)。
特開2002-304567号公報
本発明の目的は、商品のダメージ等の程度の情報を含めて商品のキープ管理を行うことができ、商品の販売機会の損失を抑えることができる商品在庫管理装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る商品在庫管理装置は、制御部を備える商品在庫管理装置であって、前記制御部が、商品ロット識別子及び商品の状態を示す情報を含む商品状態情報を受け付け、受け付けた商品状態情報におけるものと同一の商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けた商品状態情報を、抽出した在庫情報に紐づけする商品状態情報受付手段と、商品ロット識別子及び商品のキープ数量を含むキープ情報を受け付け、受け付けたキープ情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報及びすでに紐づけられたキープ情報におけるキープ数量の合計以上の商品の在庫数量を含む在庫情報を前記在庫データから抽出し、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけするキープ情報受付手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る商品在庫管理装置は、前記キープ情報が、さらに、受注先又は納品先の情報を含み、前記キープ情報受付手段が、各受注先又は納品先が許容する商品状態を受注先又は納品先別に予め登録した顧客マスタに基づいて、抽出した在庫情報が、受け付けたキープ情報に含まれる受注先又は納品先が許容する商品の状態を示す情報を含む商品状態情報が紐づけされた在庫情報である場合に限り、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけすることを特徴とする。
また、本発明に係る商品在庫管理装置は、前記商品状態情報がさらに商品の画像データ又は動画データを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る商品在庫管理装置は、前記制御部が、商品ロット識別子及び商品の仕入数量を含む仕入情報を受け付け、受け付けた仕入情報における商品の仕入数量を商品の在庫数量として、商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データに新規登録する仕入情報受付手段をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る商品在庫管理装置は、前記制御部が、商品ロット識別子及び商品の売上数量を含む売上情報を受け付け、受け付けた売上情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含む在庫情報における商品の在庫数量を、当該在庫数量から前記売上数量を差し引いた数量に更新し、当該在庫情報に紐づけられ且つ受け付けた売上情報に対応する売上数量と同一の在庫数量を含むキープ情報がある場合はこの紐づけを解除する売上情報受付手段をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明に係る商品在庫管理方法は、制御部を備える商品在庫管理装置において実行される商品在庫管理方法であって、前記制御部で実行される、商品ロット識別子及び商品の状態を示す情報を含む商品状態情報を受け付け、受け付けた商品状態情報におけるものと同一の商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けた商品状態情報を、抽出した在庫情報に紐づけする商品状態情報受付ステップと、商品ロット識別子及び商品のキープ数量を含むキープ情報を受け付け、受け付けたキープ情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報及びすでに紐づけられたキープ情報におけるキープ数量の合計以上の商品の在庫数量を含む在庫情報を前記在庫データから抽出し、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけするキープ情報受付ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明に係る商品在庫管理プログラムは、制御部を備える商品在庫管理装置に実行させるための商品在庫管理プログラムであって、前記制御部に実行させるための、商品ロット識別子及び商品の状態を示す情報を含む商品状態情報を受け付け、受け付けた商品状態情報におけるものと同一の商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けた商品状態情報を、抽出した在庫情報に紐づけする商品状態情報受付ステップと、商品ロット識別子及び商品のキープ数量を含むキープ情報を受け付け、受け付けたキープ情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報及びすでに紐づけられたキープ情報におけるキープ数量の合計以上の商品の在庫数量を含む在庫情報を前記在庫データから抽出し、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけするキープ情報受付ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、商品のダメージ等の程度の情報を含めて商品のキープ管理を行うことができ、商品の販売機会の損失を抑えることができる。
図1は、PC100の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、一実施形態における仕入データの一例を示す図である。 図3は、一実施形態における仕入情報受付部102a、商品状態情報受付部102b、キープ情報受付部102c、売上情報受付部102d、及びキープ情報削除部102eによる在庫データ、商品状態データ及びキープデータに対する情報処理のフローの一例を示す図である。 図4は、一実施形態における商品状態情報入力画面の一例を示す図である。 図5Aは、一実施形態におけるキープ情報入力画面の一例を示す図である。 図5Bは、一実施形態におけるキープ情報入力画面の一例を示す図である。 図5Cは、一実施形態におけるキープ情報入力画面の一例を示す図である。 図6は、一実施形態における売上データの一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.構成]
ここでは、本発明の商品在庫管理装置を含む本実施形態に係るPC(パーソナルコンピュータ)100の構成の一例について、図1を参照して説明する。なお、本実施形態の構成はあくまでも一例であり、本発明は、本実施形態の構成で実現することに限定されるものではない。また、構成に関する以下の説明において、重複する説明を省略する場合がある。
図1は、PC100の構成の一例を示すブロック図である。PC100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108とを備え、各種データ(例えば、記憶部106に記憶される、後述する各データでもよい)を記憶したサーバ200(例えばWebサーバなど)とネットワーク300(例えばインターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)など)を介して通信可能に接続されている。
PC100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
なお、PC100は、例えば、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型のものであってもよく、また、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型のものであってもよい。
制御部102は、PC100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
制御部102は、機能概念的に、仕入情報受付部102a、商品状態情報受付部102b、キープ情報受付部102c、売上情報受付部102d、キープ情報削除部102e等を備えている。
仕入情報受付部102aは、商品ロット識別子及び商品の仕入数量を含む仕入情報を受け付け、受け付けた仕入情報における商品の仕入数量を商品の在庫数量として、商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データに新規登録する。
仕入情報受付部102aは、一実施形態において、受け付けた仕入情報を仕入データに新規登録する。
仕入情報受付部102aが受け付ける仕入情報には、一実施形態において、商品ロット識別子及び商品の仕入数量に加えて、仕入先情報(商品の仕入先識別子、商品の仕入先名など)、商品情報(商品識別子、商品名、商品種別など)、仕入金額情報(商品の仕入単価、商品の仕入金額など)、管理先情報(商品の管理先識別子、商品の管理先名、商品の管理先倉庫(冷蔵庫など)識別子など)、仕入日付情報(仕入の年月日など)、仕入識別子等が含まれ得る。識別子は、例えば、数字、アルファベット(大文字及び小文字を含む)、記号、又はそれらの組み合わせの識別コードであり得る。
仕入情報受付部102aが新規登録する在庫情報には、一実施形態において、商品ロット識別子及び商品の在庫数量に加えて、仕入先情報(商品の仕入先識別子、商品の仕入先名など)、商品情報(商品識別子、商品名、商品種別など)、在庫金額情報(商品の在庫単価、商品の在庫金額など)、管理先情報(商品の管理先識別子、商品の管理先名、商品の管理先倉庫(冷蔵庫など)識別子など)、仕入日付情報(仕入の年月日など)、在庫識別子、仕入識別子等が含まれ得る。
商品状態情報受付部102bは、商品ロット識別子及び商品の状態を示す情報を含む商品状態情報を受け付け、受け付けた商品状態情報におけるものと同一の商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けた商品状態情報を、抽出した在庫情報に紐づけする。なお、情報と情報の紐づけは、情報と情報とが関連付き、それらの情報を関連させて紙面上や画面などを介して同時に出力可能とすることを意味し、情報と情報の紐づけの解除は、その逆を意味する。また、情報と情報の紐づけの解除は、データ上からの情報の削除を意味してもよい。
商品状態情報受付部102bは、一実施形態において、受け付けた商品状態情報を商品状態データに新規登録する。
商品状態情報受付部102bが受け付ける商品状態情報には、一実施形態において、商品ロット識別子及び商品の状態を示す情報に加えて、商品情報(商品識別子、商品名、商品種別など)、管理先情報(商品の管理先識別子、商品の管理先名、商品の管理先倉庫(冷蔵庫など)識別子など)、商品視覚情報(画像データ、動画データなど)等が含まれ得る。
商品の状態を示す情報は、商品の欠陥(ダメージ)の情報(欠陥の場所を含む)、商品の賞味期限・消費期限、商品の製造日、商品の大きさ、商品の色、商品の優劣の情報などの情報等であり得る。商品の状態を示す情報には、対応する商品視覚情報(商品の状態を、視覚を通じて認識可能な形式の情報であって、例えば画像データ、動画データなどである)が紐づけされてもよい。
キープ情報受付部102cは、商品ロット識別子及び商品のキープ数量を含むキープ情報を受け付け、受け付けたキープ情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報及びすでに紐づけられたキープ情報におけるキープ数量の合計以上の商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけする。
キープ情報受付部102cは、一実施形態において、受け付けたキープ情報をキープデータに新規登録する。
キープ情報受付部102cが受け付けるキープ情報には、一実施形態において、商品ロット識別子及び商品のキープ数量に加えて、受注先又は納品先の情報(受注先又は納品先の識別子、受注先名又は納品先名など)を含む。
キープ情報受付部102cは、当該実施形態において、各受注先又は納品先が許容する商品状態を受注先又は納品先別に予め登録した顧客マスタに基づいて、抽出した在庫情報が、受け付けたキープ情報に含まれる受注先又は納品先が許容する商品の状態を示す情報を含む商品状態情報が紐づけされた在庫情報である場合に限り、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけする。
キープ情報受付部102cが受け付けるキープ情報には、一実施形態において、商品ロット識別子、商品のキープ数量及び受注先及び/又は納品先の情報に加えて、商品情報(商品識別子、商品名、商品種別など)、管理先情報(商品の管理先識別子、商品の管理先名、商品の管理先倉庫(冷蔵庫など)識別子など)、キープ期限情報(キープする期限年月日など)、キープ日付情報(キープ情報を入力した年月日など)、キープ識別子、担当者情報(担当者の識別子、担当者の氏名、担当者の所属など)、商品の状態を示す情報等が含まれ得る。
売上情報受付部102dは、商品ロット識別子及び商品の売上数量を含む売上情報を受け付け、受け付けた売上情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含む在庫情報における商品の在庫数量を、当該在庫数量から売上数量を差し引いた数量に更新し、当該在庫情報に紐づけられ且つ受け付けた売上情報に対応する売上数量と同一の在庫数量を含むキープ情報がある場合はこの紐づけを解除する。
キープ情報の紐づけを解除する際の売上情報とキープ情報との対応判断は、担当者情報、受注先又は納品先の情報、商品ロット識別子、対応するキープ識別子などを基準とすることができる。
売上情報受付部102dは、一実施形態において、受け付けた売上情報を売上データに新規登録する。
売上情報受付部102dが受け付ける売上情報には、一実施形態において、商品ロット識別子及び商品の売上数量に加えて、受注先又は納品先の情報(受注先又は納品先の識別子、受注先名又は納品先名など)、仕入先情報(商品の仕入先識別子、商品の仕入先名など)、商品情報(商品識別子、商品名、商品種別など)、売上金額情報(商品の売上単価、商品の売上金額など)、管理先情報(商品の管理先識別子、商品の管理先名、商品の管理先倉庫(冷蔵庫など)識別子など)、担当者情報(担当者の識別子、担当者の氏名、担当者の所属など)、売上日付情報(仕入の年月日など)、売上識別子、対応するキープ識別子、商品の状態を示す情報等が含まれ得る。
キープ情報削除部102eは、一実施形態において、商品ロット識別子を受け付け、受け付けた商品ロット識別子を含むキープ情報の紐づけを解除する。キープ情報削除部102eは、一実施形態において、キープ期限情報を受け付け、受け付けたキープ期限情報を含むキープ情報の紐づけを解除する。キープ情報削除部102eは、一実施形態において、キープ識別子を受け付け、受け付けたキープ識別子を含むキープ情報の紐づけを解除する。
キープ情報削除部102eは、一実施形態において、商品ロット識別子及び/又はキープ期限情報及び/又はキープ識別子に加えて、担当者情報、受注先又は納品先の情報、キープ識別子などを受け付け、それらを含むキープ情報の紐づけを解除する。
キープ情報削除部102eは、一実施形態において、期限が到来したキープ期限情報を含むキープ情報の紐づけを解除する。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、PC100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、概念的に、仕入データ記憶部106a、在庫データ記憶部106b、商品状態データ記憶部106c、キープデータ記憶部106d、売上データ記憶部106e、顧客マスタ記憶部106f等を備えている。
仕入データ記憶部106aは、仕入情報を商品ロット識別子別に含む仕入データを格納する。
在庫データ記憶部106bは、在庫情報を商品ロット識別子別に含む在庫データを格納する。
商品状態データ記憶部106cは、商品状態情報を商品ロット識別子別(及び商品視覚情報別)に含む商品状態データを格納する。
キープデータ記憶部106dは、キープ情報を商品ロット識別子別(及び受注先又は納品先別)(及びキープ識別子別)にキープデータを格納する。
売上データ記憶部106eは、売上情報を商品ロット識別子別に含む売上データを格納する。
顧客マスタ記憶部106fは、顧客マスタを格納する。
入出力インターフェース部108には、入力装置400及び出力装置500が接続されている。出力装置400には、ディスプレイ、プロジェクタ等の表示装置、スピーカ等の音響装置、プリンタ等の印刷装置の他、データファイル形式でダウンロード可能とする装置も含まれる。データファイルファイル形式は、PDF、CSV、文書ファイル、表計算ソフトファイル、テキストファイル等、当分野で公知のファイル形式を採用することができる。入力装置500には、キーボード、マウス、及びマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。
[2.具体例]
ここでは、具体的な事例を用いて、本発明に係る商品在庫管理装置における仕入情報受付部102a、商品状態情報受付部102b、キープ情報受付部102c、売上情報受付部102d、及びキープ情報削除部102eによる情報処理に関し、図2~6を参照して説明する。
図2は、本具体例における仕入データの一例を示す図である。本具体例における仕入データには、図2に示すように、仕入先(仕入先識別子)、商品コード(商品識別子)、商品名、仕入数量、仕入単価、仕入金額、及びロット番号(ロット識別子)を含む仕入情報がロット番号別に登録されている。
図3は、本具体例における仕入情報受付部102a、商品状態情報受付部102b、キープ情報受付部102c、売上情報受付部102d、及びキープ情報削除部102eによる在庫データ、商品状態データ及びキープデータに対する情報処理のフローの一例を示す図である。本具体例における在庫データには、図3(A)~(G)に示すように、仕入先(仕入先識別子)、商品コード(商品識別子)、商品名、在庫数量、在庫単価、在庫金額、及びロット番号(ロット識別子)を含む在庫情報がロット番号別に登録されている。本具体例における商品状態データには、在庫情報と同一の商品コード(商品識別子)(図略)、商品名(図略)、及びロット番号(図略)、並びに図3(B)~(G)に示すように、ダメージコード(商品の欠陥の情報)、そのダメージの区分(欠陥の場所)、ダメージコード及び区分に対応する画像データの画像ファイル(商品視覚情報)を含む商品状態情報がロット番号別、画像ファイルごとに登録されている。本具体例におけるキープデータには、在庫情報と同一の商品コード(商品識別子)(図略)、商品名(図略)、及びロット番号(図略)、商品状態情報と同一のダメージコード(商品の欠陥の情報)(図略)、並びに図3(C)~(G)に示すように、担当者(コード)、キープ数量、キープ期限、得意先(受注先)、及び納入先(納品先)を含むキープ情報がロット番号別且つ得意先又は納入先別に登録されている。
図4は、本具体例における商品状態情報入力画面の一例を示す図である。本具体例における商品状態情報入力画面には、図4に示すように、商品コードの入力部、ロット番号の入力部、商品名の表示部、ダメージコードの入力部、区分の入力部、画像ファイル(ファイル名)の入力部、画像ファイルに対応する画像データの表示部、登録ボタン及びキャンセルボタンが含まれる。
図5A~5Cは、本具体例におけるキープ情報入力画面の一例を示す図である。本具体例におけるキープ情報入力画面には、図5A~5Cに示すように、キープ区分の選択部、担当者(コード)の入力部、得意先の入力部、納入先の入力部、キープ期限の入力部、商品コードの入力部、ロット番号の入力部、商品名の表示部、ダメージコードの表示部、キープ数量の入力部、登録ボタン及びキャンセルボタンが含まれる。図5A及び5Bでは、エラーメッセージが表示され、登録ボタンの押下ができないが、図5Cでは、エラーメッセージが表示されず、登録ボタンの押下ができる。
図6は、本具体例における売上データの一例を示す図である。本具体例における売上データには、図6に示すように、担当者(コード)、商品コード(商品識別子)、商品名、売上数量、売上単価、売上金額、ロット番号(ロット識別子)、得意先(受注先)、及び納入先(納品先)を含む売上情報がロット番号別に登録されている。
仕入情報受付部102aは、まず、仕入担当αが商品在庫管理装置に入力した情報に基づいて、
仕入先(仕入先識別子)「SIRA」、商品コード(商品識別子)「SYO0001A」、商品名「ヴインテージワインA」、仕入数量「30」、仕入単価「80,000」、仕入金額「2,400,000」、及びロット番号(ロット識別子)「Comp-No0001-1」を含む仕入情報A11、
仕入先「SIRA」、商品コード「SYO0001B」、商品名「ヴインテージワインB」、仕入数量「20」、仕入単価「85,000」、仕入金額「1,700,000」、及びロット番号「Comp-No0001-2」を含む仕入情報A21、並びに
仕入先「SIRA」、商品コード「SYO0002A」、商品名「通常ワインA」、仕入数量「50」、仕入単価「5,000」、仕入金額「250,000」、及びロット番号「Comp-No0001-3」を含む仕入情報A31
を受け付け、図2に示されるように、受け付けた仕入情報A11、A21及びA31を仕入データに新規登録する。
仕入情報受付部102aは、図3(A)に示されるように、仕入数量、仕入単価、及び仕入金額それぞれを同一数値にて在庫数量、在庫単価、及び在庫金額とした以外は仕入情報A11、A21及びA31と同様の仕入情報B11、B21及びB31を在庫データに新規登録する。
商品状態情報受付部102bは、仕入情報受付部102aが仕入情報A11、A21及びA31を受け付けてから後日別の日に、仕入担当αが商品在庫管理装置に入力した情報に基づいて、
商品コード「SYO0001A」、商品名「ヴインテージワインA」、ロット番号「Comp-No0001-1」、ダメージコード(商品の欠陥の情報)「001:ラベル汚れ」、そのダメージの区分(欠陥の場所)「0:全体」、ダメージコード及び区分に対応する画像データの画像ファイル(商品視覚情報)「JPEG1.png」を含む商品状態情報C11、
商品コード「SYO0001B」、商品名「ヴインテージワインB」、ロット番号「Comp-No0001-2」、ダメージコード「002:コルク欠損」、そのダメージの1つ目の区分「0:全体」、ダメージコード及び1つ目の区分に対応する画像データの画像ファイル「JPEG2.png」を含む1つ目の商品状態情報C21、
商品状態情報C21と同一の商品コード、商品名、ロット番号、ダメージコードと、そのダメージの2つ目の区分「1:部分」、ダメージコード及び2つ目の区分に対応する画像データの画像ファイル「JPEG2-1.png」を含む2つ目の商品状態情報C22、並びに
商品コード「SYO0002A」、商品名「通常ワインA」、ロット番号「Comp-No0001-3」、ダメージコード「000:良品」、そのダメージの区分「0:全体」、ダメージコード及び区分に対応する画像データの画像ファイル「JPEG3.png」を含む商品状態情報C31
を受け付け、図3(B)に示されるように、受け付けた商品状態情報C11、C21、C22及びC31を商品状態データに新規登録する。
商品状態情報受付部102bは、受け付けた商品状態情報C11、C21、C22及びC31におけるものと同一の商品ロット識別子を含む在庫情報B11、B21及びB31を抽出し、図3(B)に示されるように、受け付けた商品状態情報C11、C21、C22及びC31を、それぞれ、抽出した在庫情報B11、B21及びB31に紐づけする。なお、商品状態情報受付部102bは、在庫情報B21に同一の商品ロット識別子を含む商品状態情報C21及びC22が2つ存在するため、その2つの商品状態情報C21及びC22を在庫情報B21に紐づけする。
ここで、本具体例において仕入担当αが商品在庫管理装置に情報を入力するために使用した商品状態情報入力画面について、商品状態情報C22を入力するために使用した図4に示す画面を例として説明する。
図4に示すように、まず仕入担当αが商品コード「SYO0001B」を入力すると、商品マスタ(図省略)に基づき商品名「ヴインテージワインB」が表示される。そして、紐づけしたいロット番号「Comp-No0001-2」を入力し、ダメージコード「002:コルク欠損」、そのダメージの区分「1:部分」を入力する。さらに、画像ファイル(ファイル名)「JPEG2-1.png」を入力すると画像ファイルに対応する画像データが表示される。そして、仕入担当αが登録ボタンを押下することにより、商品状態情報受付部102bは、図4で入力又は表示された各情報を含む商品状態情報C22を受け付ける。
キープ情報受付部102cは、商品状態情報受付部102bが商品状態情報C11、C21、C22及びC31を受け付けてから後日別の日に、営業担当βが商品在庫管理装置に入力した情報に基づいて、
商品コード「SYO0001A」、商品名「ヴインテージワインA」、ロット番号「Comp-No0001-1」、ダメージコード「001:ラベル汚れ」、担当者(担当者の識別子)「β」、キープ数量「10」、キープ期限「2020/3/15」、及び得意先(受注先)「TOK1」を含むキープ情報D11、
商品コード「SYO0001B」、商品名「ヴインテージワインB」、ロット番号「Comp-No0001-2」、ダメージコード「002:コルク欠損」、担当者「β」、キープ数量「10」、キープ期限「2020/3/15」、得意先「TOK1」、及び納入先(納品先)「NOU2」を含むキープ情報D21、並びに
商品コード「SYO0002A」、商品名「通常ワインA」、ロット番号「Comp-No0001-3」、ダメージコード「000:良品」、担当者「β」、キープ数量「30」、キープ期限「2020/3/31」、及び得意先「TOK2」を含むキープ情報D31
を受け付け、図3(C)に示されるように、受け付けたキープ情報D11、D21及びD31をキープデータに新規登録する。
キープ情報受付部102cは、受け付けたキープ情報D11、D21及びD31におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報D11、D21及びD31におけるキープ数量(それぞれ「10」、「10」、「30」)(図3(B)に示されるようにすでに紐づけられたキープ情報無し)以上の商品の在庫数量を含む在庫情報B11、B21及びB31(それぞれ在庫数量が「30」、「10」、「50」)(すべてにおいてキープ数量より在庫数量の方が大きい)を抽出する。
さらに、キープ情報受付部102cは、抽出した在庫情報B11が、顧客マスタ(図省略)に登録された得意先「TOK1」(キープ情報D11)が許容するダメージコード「001:ラベル汚れ」を含む商品状態情報C11が紐づけされた在庫情報B11であり、抽出した在庫情報B21が、顧客マスタ(図省略)に登録された得意先「TOK1」及び納入先「NOU2」(キープ情報D21)が許容するダメージコード「002:コルク欠損」を含む商品状態情報C21及びC22が紐づけされた在庫情報B21であり、抽出した在庫情報B31が、顧客マスタ(図省略)に登録された得意先「TOK2」(キープ情報D31)が許容するダメージコード「000:良品」を含む商品状態情報C31が紐づけされた在庫情報B31であることを照合し、そのことを条件として、図3(C)に示されるように、受け付けたキープ情報D11、D21及びD31を、それぞれ、抽出した在庫情報B11、B21及びB31に紐づけする。
ここで、本具体例において営業担当βが商品在庫管理装置にキープ情報を入力するために使用したキープ情報入力画面について、キープ情報D11を入力するために使用した図5A~5Cに示す画面を例として説明する。
仕入担当αが、図5Aに示すように、キープ区分「得意先」(キープを求める得意先、納入先及び担当者の区分(キープ情報D11に含まれるが本明細書では省略))、担当者(コード)「β」、得意先「TOK1」を入力、納入先は空欄(キープ区分として選択したもの以外は必須項目ではない)、キープ期限「2020/3/15」を入力する。そして、商品コード「SYO0001B」を入力すると、商品マスタ(図省略)に基づき商品名「ヴインテージワインB」が表示される。さらに、キープ数量「10」を入力する。さらに、ロット番号「Comp-No0001-2」を入力すると、商品状態データの商品状態情報C21及びC22に基づきダメージコード「002:コルク欠損」が表示される。商品マスタ(図省略)に基づけば、「002:コルク欠損」が得意先「TOK1」では許容できないダメージコードであるため、ダメージコード「002:コルク欠損」の表示と同時に、右側にエラーメッセージ「現在の得意先とダメージコードの組み合わせでは登録できません。」の表示が行われ、登録ボタンの押下ができない状態が続く。
次に、得意先「TOK1」に対するロット番号「Comp-No0001-2」のキープを諦めた仕入担当αが、図5Bに示すように、商品コードを「SYO0001B」から「SYO0001A」に変更入力し、ロット番号を「Comp-No0001-2」から「Comp-No0001-1」に変更入力する。これにより、商品マスタ(図省略)に基づき商品名「ヴインテージワインA」が表示され、商品状態データの商品状態情報C11に基づきダメージコード「001:ラベル汚れ」が表示される。商品マスタ(図省略)に基づけば、「001:ラベル汚れ」は得意先「TOK1」が許容するダメージコードであるため、図5Aに示すようなエラーメッセージは表示されない。次に、キープ数量「40」を入力する。しかし、在庫データの在庫情報B11に基づけば、ロット番号「Comp-No0001-1」の「ヴインテージワインA」の在庫数量は、「30」であり、キープ数量「40」とすると在庫数量をキープ数量が上回ることとなるため、キープ数量「40」の入力と同時に、右側にエラーメッセージ「キープ数量が在庫数量を超えているため登録できません。」の表示が行われ、登録ボタンの押下ができない。
次に、ロット番号「Comp-No0001-1」をキープ数量「40」でキープすることを諦めた仕入担当αが、図5Cに示すように、キープ数量を「40」から「10」に変更した。在庫データの在庫情報B11に基づけば、ロット番号「Comp-No0001-1」の「ヴインテージワインA」の在庫数量は、「30」であり、キープ数量「10」であれば在庫数量をキープ数量が下回ることとなるため、図5Bに示すようなエラーメッセージは表示されず、登録ボタンの押下ができる。仕入担当αが登録ボタンを押下することにより、キープ情報受付部102cは、図5Cで入力又は表示された各情報を含む商品状態情報D11を受け付ける。
キープ情報受付部102cは、キープ情報受付部102cがキープ情報D11、D21及びD31を受け付けてから後日別の日に、営業担当βとは別の営業担当γが商品在庫管理装置に入力した情報に基づいて、
商品コード「SYO0001A」、商品名「ヴインテージワインA」、ロット番号「Comp-No0001-1」、ダメージコード「001:ラベル汚れ」、担当者「γ」、キープ数量「20」、キープ期限「2020/3/15」、及び得意先「TOKA」を含むキープ情報D12、
商品コード「SYO0001B」、商品名「ヴインテージワインB」、ロット番号「Comp-No0001-2」、ダメージコード「002:コルク欠損」、担当者「γ」、キープ数量「10」、キープ期限「2020/3/15」、得意先「TOKB」を含むキープ情報D22、
商品コード「SYO0002A」、商品名「通常ワインA」、ロット番号「Comp-No0001-3」、ダメージコード「000:良品」、担当者「γ」、キープ数量「20」、キープ期限「2020/3/31」、及び得意先「TOKC」、及び納入先「NOUA」を含むキープ情報D32、
を受け付け、図3(D)に示されるように、受け付けたキープ情報D12、D22及びD32をキープデータに新規登録する。
キープ情報受付部102cは、受け付けたキープ情報D12、D22及びD32におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報D12、D22及びD32におけるキープ数量(それぞれ「20」、「10」、「20」)及びすでに紐づけられたキープ情報D11、D21及びD31(図3(C)参照)におけるキープ数量(それぞれ「10」、「10」、「30」)の合計以上の商品の在庫数量を含む在庫情報B11、B21及びB31(それぞれ在庫数量が「30」、「10」、「50」)(すべてにおいて在庫数量はキープ数量の合計と同等である)を抽出する。
さらに、キープ情報受付部102cは、抽出した在庫情報B11が、顧客マスタ(図省略)に登録された得意先「TOKA」(キープ情報D12)が許容するダメージコード「001:ラベル汚れ」を含む商品状態情報C11が紐づけされた在庫情報B11であり、抽出した在庫情報B21が、顧客マスタ(図省略)に登録された得意先「TOKB」及び納入先「NOU2」(キープ情報D22)が許容するダメージコード「002:コルク欠損」を含む商品状態情報C21及びC22が紐づけされた在庫情報B21であり、抽出した在庫情報B31が、顧客マスタ(図省略)に登録された得意先「TOKC」(キープ情報D32)が許容するダメージコード「000:良品」を含む商品状態情報C31が紐づけされた在庫情報B31であることを照合し、そのことを条件として、図3(D)に示されるように、受け付けたキープ情報D12、D22及びD32を、それぞれ、抽出した在庫情報B11、B21及びB31に紐づけする。
売上情報受付部102dは、キープ情報受付部102cがキープ情報D12、D22及びD32を受け付けてから後日別の日に、営業担当βが商品在庫管理装置に入力した情報に基づいて、担当者「β」、商品コード「SYO0001A」、商品名「ヴインテージワインA」、売上数量「10」、売上単価「150,000」、仕入金額「1,500,000」、ロット番号「Comp-No0001-1」、及び得意先「TOK1」を含む仕入情報E11を受け付け、図6に示されるように、受け付けた仕入情報E11を売上データに新規登録する。
売上情報受付部102dは、図3(E)に示されるように、受け付けた売上情報E11におけるものと同一のロット番号「Comp-No0001-1」を含む在庫情報B11における商品の在庫数量「30」を、当該在庫数量から売上数量「10」を差し引いた数量「20」に更新し、当該在庫情報B11に紐づけられ且つ受け付けた売上情報E11に対応する担当者「β」、ロット番号「Comp-No0001-1」、得意先「TOK1」を含み、売上数量「10」と同一のキープ数量「10」を含むキープ情報D11(図3(D))の紐づけを解除する。
キープ情報削除部102eは、売上情報受付部102dが仕入情報E11を受け付けた後2020年3月15日に、管理担当δが商品在庫管理装置に入力した削除対象のキープ期限「2020/3/15」の指定を受け付けることにより、図3(F)に示されるように、2020年3月15日の期限が到来するキープ期限「2020/3/15」を含むキープ情報D12、D21及びD22の紐づけを解除する。
キープ情報受付部102cは、2020年3月15日から後日別の日に、営業担当βが商品在庫管理装置に入力した情報に基づいて、
商品コード「SYO0001A」、商品名「ヴインテージワインA」、ロット番号「Comp-No0001-1」、ダメージコード「001:ラベル汚れ」、担当者「β」、キープ数量「10」、及びキープ期限「2020/4/10」を含むキープ情報D41、並びに
商品コード「SYO0001B」、商品名「ヴインテージワインB」、ロット番号「Comp-No0001-2」、ダメージコード「002:コルク欠損」、担当者「β」、キープ数量「10」、及びキープ期限「2020/4/10」を含むキープ情報D51
を受け付け、図3(G)に示されるように、受け付けたキープ情報D41及びD51をキープデータに新規登録する。
キープ情報受付部102cは、受け付けたキープ情報D41及びD51におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報D41及びD51におけるキープ数量(それぞれ「10」、「10」)(図3(F)に示されるようにすでに紐づけられたキープ情報無し)以上の商品の在庫数量を含む在庫情報B11及びB21(それぞれ在庫数量が「20」、「20」)(すべてにおいてキープ数量より在庫数量の方が大きい)を抽出する。
さらに、キープ情報受付部102cは、抽出した在庫情報B11が、顧客マスタ(図省略)に登録された得意先「TOKA」(キープ情報D41)が許容するダメージコード「001:ラベル汚れ」を含む商品状態情報C11が紐づけされた在庫情報B11であり、抽出した在庫情報B21が、顧客マスタ(図省略)に登録された得意先「TOKB」及び納入先「NOU2」(キープ情報D51)が許容するダメージコード「002:コルク欠損」を含む商品状態情報C21及びC22が紐づけされた在庫情報B21であることを照合し、そのことを条件として、図3(G)に示されるように、受け付けたキープ情報D41及びD51を、それぞれ、抽出した在庫情報B11及びB21に紐づけする。
以上説明したような構成を有することにより、商品のダメージ等の程度の情報を含めて商品のキープ管理を行うことができ、商品の販売機会の損失を抑えることができる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、上述した実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、PC100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、PC100を構成する各装置が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて各装置に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、PC100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム第一商品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、PC100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、PC100は、当該PC100に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、ワイン業界等、商品の状態に依存して販売先が制限される商品を扱う業者における商品管理業務に有用である。
100 PC
102 制御部
102a 仕入情報受付部
102b 商品状態情報受付部
102c キープ情報受付部
102d 売上情報受付部
102e キープ情報削除部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 仕入データ記憶部
106b 在庫データ記憶部
106c 商品状態データ記憶部
106d キープデータ記憶部
106e 売上データ記憶部
106f 顧客マスタ記憶部
108 入出力インターフェース部
200 サーバ
300 ネットワーク
400 入力装置
500 出力装置

Claims (7)

  1. 制御部を備える商品在庫管理装置であって、
    前記制御部が、
    商品ロット識別子及び商品の状態を示す情報を含む商品状態情報を受け付け、受け付けた商品状態情報におけるものと同一の商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けた商品状態情報を、抽出した在庫情報に紐づけする商品状態情報受付手段と、
    商品ロット識別子及び商品のキープ数量を含むキープ情報を受け付け、受け付けたキープ情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報及びすでに紐づけられたキープ情報におけるキープ数量の合計以上の商品の在庫数量を含む在庫情報を前記在庫データから抽出し、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけするキープ情報受付手段と、
    を備えることを特徴とする商品在庫管理装置。
  2. 前記キープ情報が、さらに、受注先又は納品先の情報を含み、
    前記キープ情報受付手段が、
    各受注先又は納品先が許容する商品状態を受注先又は納品先別に予め登録した顧客マスタに基づいて、抽出した在庫情報が、受け付けたキープ情報に含まれる受注先又は納品先が許容する商品の状態を示す情報を含む商品状態情報が紐づけされた在庫情報である場合に限り、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけする
    ことを特徴とする請求項1に記載の商品在庫管理装置。
  3. 前記商品状態情報がさらに商品の画像データ又は動画データを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の商品在庫管理装置。
  4. 前記制御部が、
    商品ロット識別子及び商品の仕入数量を含む仕入情報を受け付け、受け付けた仕入情報における商品の仕入数量を商品の在庫数量として、商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データに新規登録する仕入情報受付手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の商品在庫管理装置。
  5. 前記制御部が、
    商品ロット識別子及び商品の売上数量を含む売上情報を受け付け、受け付けた売上情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含む在庫情報における商品の在庫数量を、当該在庫数量から前記売上数量を差し引いた数量に更新し、当該在庫情報に紐づけられ且つ受け付けた売上情報に対応する売上数量と同一の在庫数量を含むキープ情報がある場合はこの紐づけを解除する売上情報受付手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載の商品在庫管理装置。
  6. 制御部を備える商品在庫管理装置において実行される商品在庫管理方法であって、
    前記制御部で実行される、
    商品ロット識別子及び商品の状態を示す情報を含む商品状態情報を受け付け、受け付けた商品状態情報におけるものと同一の商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けた商品状態情報を、抽出した在庫情報に紐づけする商品状態情報受付ステップと、
    商品ロット識別子及び商品のキープ数量を含むキープ情報を受け付け、受け付けたキープ情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報及びすでに紐づけられたキープ情報におけるキープ数量の合計以上の商品の在庫数量を含む在庫情報を前記在庫データから抽出し、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけするキープ情報受付ステップと、
    を含むことを特徴とする商品在庫管理方法。
  7. 制御部を備える商品在庫管理装置に実行させるための商品在庫管理プログラムであって、
    前記制御部に実行させるための、
    商品ロット識別子及び商品の状態を示す情報を含む商品状態情報を受け付け、受け付けた商品状態情報におけるものと同一の商品ロット識別子及び商品の在庫数量を含む在庫情報を在庫データから抽出し、受け付けた商品状態情報を、抽出した在庫情報に紐づけする商品状態情報受付ステップと、
    商品ロット識別子及び商品のキープ数量を含むキープ情報を受け付け、受け付けたキープ情報におけるものと同一の商品ロット識別子を含み且つ受け付けたキープ情報及びすでに紐づけられたキープ情報におけるキープ数量の合計以上の商品の在庫数量を含む在庫情報を前記在庫データから抽出し、受け付けたキープ情報を、抽出した在庫情報に紐づけするキープ情報受付ステップと、
    を含むことを特徴とする商品在庫管理プログラム。
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