JP2022061330A - 電動開閉体 - Google Patents

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昌弘 佐藤
Masahiro Sato
雅之 中原
Masayuki Nakahara
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Abstract

Figure 2022061330000001
【課題】シャッターカーテンの行き過ぎを抑制する技術を提供する。
【解決手段】埋込磁石式モータ86は、シャッターカーテンを巻き取り可能な巻き取り軸に回転動力を出力する。電流制御部422は、埋込磁石式モータ86を回転させるための電流を制御する。第2検出部424は、電流制御部422が埋込磁石式モータ86に供給する電流の値を検出する。第3検出部428は、第2検出部424において検出した電流の値がしきい値よりも大きい場合に、シャッターカーテンの負荷変動を検出する。電流制御部422は、第2検出部424において検出した電流の値が、しきい値以下に設けられる第1領域に含まれている場合に、第2検出部424において検出した電流の値に応じた埋込磁石式モータ86のコギングトルクが第2領域内であれば、埋込磁石式モータ86を停止させる。
【選択図】図3

Description

本開示は、開閉体技術に関し、電動により開閉される電動開閉体に関する。
電動シャッター装置には、シャッターに人等を誤って引き込まない仕組みが必要になる。つまり、シャッターカーテンの作動が障害物などにより妨げられると、モータが過負荷に陥りうるので、モータに負荷がかかり過ぎる過負荷状態を検知する装置が求められる。例えば、シャッターカーテンの位置情報と、モータの負荷状態に関する電流情報とが関連づけて記憶され、運用状態において計測した電流値が、そのときの位置情報に対応した電流情報を逸脱した場合に、過負荷状態が検出される(例えば、特許文献1参照)。
特開2006-307471号公報
モータにおいて過負荷が検出されると、モータへの電流の供給を停止することによってモータが停止される。その結果、シャッターカーテンの繰り下がりも停止される。電動シャッター装置のモータとして埋込磁石式モータが使用される場合、過負荷が検出されて埋込磁石式モータへの電流の供給を停止しても、ステータのコイルとロータの磁石との間にコギングトルクが発生すると、埋込磁石式モータの回転がさらに進む。その結果、シャッターカーテンの行き過ぎが発生しうる。
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、シャッターカーテンの行き過ぎを抑制する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示のある態様の電動開閉体は、シャッターカーテンを巻き取り可能な巻き取り軸に回転動力を出力する埋込磁石式モータと、埋込磁石式モータを回転させるための電流を制御する制御部と、制御部が埋込磁石式モータに供給する電流の値を検出する電流検出部と、電流検出部において検出した電流の値がしきい値よりも大きい場合に、シャッターカーテンの負荷変動を検出する負荷変動検出部とを備える。制御部は、電流検出部において検出した電流の値が、しきい値以下に設けられる第1領域に含まれている場合に、電流検出部において検出した電流の値に応じた埋込磁石式モータのコギングトルクが、ゼロを含む第2領域内であれば、埋込磁石式モータを停止させる。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、コンピュータプログラム、またはコンピュータプログラムを記録した記録媒体などの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
本開示によれば、シャッターカーテンの行き過ぎを抑制できる。
図1(a)-(b)は、実施例に係るシャッターシステムの構造を示す図である。 図1(a)-(b)のシャッターシステムの内部構造を示す図である。 図1(a)-(b)のシャッターシステムの構成を示すブロック図である。 図4(a)-(b)は、図3の電動化ユニットの動作概要を示す図である。 図5(a)-(b)は、比較対象の埋込磁石式モータにおける課題を示す図である。 図6(a)-(b)は、図3の電動化ユニットの動作概要を示す図である。 図3の電動化ユニットによる検出手順を示すフローチャートである。
本開示の実施例を具体的に説明する前に、本実施例の概要を説明する。実施例は、住宅等の施設の開口部に設置されるシャッターシステムに関する。シャッターシステムは電動シャッターであり、電動シャッターはシャッター動作を自動化する。電動シャッターは、一般的に、シャッターカーテンが開状態でユーザが「閉」ボタンを一度押すと、シャッターカーテンのスラットが最下部に到達するまで閉動作を続ける。電動シャッターは数十秒かけて自動的に閉動作を実行するので、ユーザは電動シャッターの閉動作を見ていないことが想定される。その際、電動シャッターが障害物を挟み込んでもユーザは気づかない。したがって、電動シャッターには「障害物を挟み込んだ場合にそのことを検出する」機能が望まれる。電動シャッターのようなモータ駆動製品では、モータ電流が増加した場合に障害物の挟み込みが検出される。具体的に説明すると、障害物が挟み込まれるとモータ負荷が増大することによって、モータ電流が増加する。このモータ電流の増加がしきい値を超えた場合に、挟み込みが発生したと判定される。挟み込みが発生したと判定されると、モータへのモータ電流の供給を停止して、モータの回転が停止される。
電動シャッターに使用されるモータの1つが埋込磁石式モータである。埋込磁石式モータでは、固定のステータの内部に回転可能なロータが配置される。ステータにはコイルが設けられ、ロータには磁石が埋め込まれる。このような埋込磁石式モータへのモータ電流の供給が挟み込みの発生によって停止されても、ステータのコイルとロータの磁石との間にコギングトルクが発生すると、埋込磁石式モータの回転が目標の停止位置より余分に進んでしまう。その結果、シャッターカーテンの行き過ぎが発生して、シャッターカーテンに挟み込まれたときの荷重が増加する。そのため、コギングトルクの影響を受けても、シャッターカーテンの行き過ぎを抑制することが望まれる。本実施例に係るシャッターシステムでは、しきい値以下となるような第1領域にモータ電流が含まれ、かつゼロを含む第2領域にコギングトルクが含まれる場合に、モータ電流の供給を停止する。
図1(a)-(b)は、シャッターシステム1000の構造を示す。図1(a)は、施設を屋外から見た場合の構成を示し、図1(b)は、施設を屋内から見た場合の構成を示す。シャッターシステム1000は、ガイドレール20、シャッターカーテン30、シャッターケース40、通信線200、コントローラ300を含み、シャッターカーテン30は、スラット32を含む。ここで、ガイドレール20、シャッターカーテン30、シャッターケース40はシャッターに含まれる。
図1(a)に示されるように、開閉体であるシャッターは、住宅やビル等の施設において内外を仕切る外壁に形成された開口部10に設置される。開口部10は、施設において内外を連通する空間である。2つのガイドレール20は、上下方向に延びる形状を有するとともに、開口部10の左右方向の両側に互いに離間して、開口部10に設置されたサッシ等の枠材と外壁とに固定される。各ガイドレール20は、横断面略コ字状の内部構造を有する中空状の部材であり、2つのガイドレール20は、コ字状の開口が対向するように固定される。
シャッターカーテン30は、ガイドレール20の長手方向に沿って上下に移動し、開口部10を開閉する。具体的には、シャッターカーテン30の左右方向両端部がガイドレール20に挿入されることによって、シャッターカーテン30の左右方向両端部は、ガイドレール20によって上下方向に移動可能である。シャッターカーテン30は、複数のスラット32の組合せによって構成される。各スラット32は、開口部10の左右方向に沿って延在する板状の部材であって、例えば、スチール、ステンレス、アルミニウム等により形成される。各スラット32の上端部と下端部にカール部(図示せず)が設けられており、隣接する2つのスラット32のうち、上側のスラット32の下端部のカール部と、下側のスラット32の上端部のカール部とは、回転自在に連結される。
シャッターケース40は、開口部10およびガイドレール20の上方に設けられる縦断面略矩形状の収容体である。シャッターケース40は内部に収納空間を有するとともに、シャッターケース40の下面に設けられた貫通孔を介して収納空間は外部につながる。収納空間には、貫通孔を介してシャッターカーテン30を巻き取ったり、あるいは繰り出したりするための巻き取り機構が設けられる。ここで、「巻き取り」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20に沿って上昇し、開口部10が開放されることであり、「繰り出し」とは、シャッターカーテン30がガイドレール20に沿って降下し、開口部10が閉鎖されることである。
図1(b)に示されるように、開口部10を囲むようにサッシ12が取り付けられる。図1(a)のシャッターケース40に接続された通信線200は、サッシ12の内部に埋没されて屋内まで延びる。屋内の壁面にはコントローラ300が設置され、コントローラ300に通信線200が接続される。このように通信線200は、屋外に設置された電動化ユニット100と、屋内に設置されたコントローラ300とを接続する。
図2は、シャッターシステム1000の内部構造を示す。シャッターシステム1000は、シャッターカーテン30、シャッターケース40、巻き取り軸60を含む。シャッターカーテン30は、スラット32、ねじ34を含み、シャッターケース40は、ブラケット42と総称される第1ブラケット42a、第2ブラケット42b、支持軸44と総称される第1支持軸44a、第2支持軸44bを含む。巻き取り軸60は、回転枠62と総称される第1回転枠62a、第2回転枠62b、従動輪64、巻き取りばね66、固定部72、電動化ユニット80を含み、電動化ユニット80は、本体82、駆動輪84を含み、本体82は、埋込磁石式モータ86、制御部88、減速機90、通信線200を含む。
ここでは、シャッターケース40の内部構造を示すためにシャッターケース40が透明にして示される。シャッターケース40には、図1(a)のガイドレール20の左右の方向に延びる筒状の支柱である巻き取り軸60が配置される。巻き取り軸60には複数の固定部72が設けられており、複数のねじ34を使用して複数の固定部72にシャッターカーテン30が固定される。そのため、巻き取り軸60は、シャッターカーテン30を巻き取り可能な軸であるといえる。
シャッターケース40の収納空間の左側端部と右側端部には、巻き取り軸60を左右から挟むように、ブラケット42と総称される第1ブラケット42aと第2ブラケット42bが設けられる。具体的には、巻き取り軸60の左側には第1ブラケット42aが配置され、巻き取り軸60の右側には第2ブラケット42bが配置される。第1ブラケット42aは、巻き取り軸60の左側端部を回転可能に支持する支持部であり、第2ブラケット42bは、巻き取り軸60の右側端部を回転可能に支持する支持部である。巻き取り軸60の左側端部を「第1端部」と呼ぶ場合、巻き取り軸60の右側端部は「第2端部」と呼ばれる。
第1ブラケット42aの右側面には、右側に向かって突出する第1支持軸44aが設けられる。第1支持軸44aは筒形状を有し、第1支持軸44aの側面には第1回転枠62aが嵌合される。第1回転枠62aは、巻き取り軸60の左側端部に配置されるとともに、第1支持軸44aの側面を囲む形状を有する。このような構造により、第1ブラケット42aに固定された第1支持軸44aを中心にして、第1回転枠62aが回転する。第2ブラケット42bの左側面には、左側に向かって突出する第2支持軸44bが設けられる。第2支持軸44bは筒形状を有し、第2支持軸44bの側面には第2回転枠62bが嵌合される。第2回転枠62bは、巻き取り軸60の右側端部に配置されるとともに、第2支持軸44bの側面を囲む形状を有する。このような構造により、第2ブラケット42bに固定された第2支持軸44bを中心にして、第2回転枠62bが回転する。さらに、第1回転枠62aと第2回転枠62bの回転によって巻き取り軸60も回転する。
巻き取り軸60の内部の右側領域には、保持部(図示せず)が配置され、保持部に電動化ユニット80が取り付けられる。電動化ユニット80は、巻き取り軸60に回転動力を出力する電動装置(電動部)である。電動化ユニット80は、筒形状を有する本体82と、本体82の左側に配置される駆動輪84を含む。このような駆動輪84は、電動化ユニット80において巻き取り軸60の中央側を向いているともいえる。本体82の内部には埋込磁石式モータ86、制御部88、減速機90が搭載されており、埋込磁石式モータ86の回転によって減速機90と駆動輪84も回転する。制御部88は埋込磁石式モータ86の回転を制御する。特に、制御部88は、電動化ユニット80の埋込磁石式モータ86を回転させるための電流の値を制御する。
巻き取り軸60の内部において、保持部の左側の領域、つまり電動化ユニット80に対して巻き取り軸60の中央側の領域には、従動輪64が設けられる。従動輪64は、駆動輪84の左側に配置されており、駆動輪84と組み合わされた場合に駆動輪84の回転によって回転する。また、従動輪64の回転によって巻き取り軸60も回転する。その結果、巻き取り軸60は、電動化ユニット80からの回転動力により回転するといえる。一方、駆動輪84と従動輪64とが組み合わされていない場合、巻き取り軸60は、電動化ユニット80からの回転動力ではなく、手動の回転動力により回転する。手動による巻き取り軸60の回転については説明を省略する。
ここで、保持部は、本体82の側面の一部分、例えば、本体82の側面のうち、下側を含む部分を保持する。また、保持部の右側端部は第2支持軸44bに接続される。この接続により保持部は第2ブラケット42bに固定されるので、巻き取り軸60が回転する場合であっても、保持部に保持される本体82は回転しない。
さらに詳細に説明すると、電動化ユニット80の本体82では、制御部88による制御によって埋込磁石式モータ86が回転する。減速機90は、埋込磁石式モータ86の回転動力のトルクを増幅させる。減速機90には公知の技術が使用されればよいが、例えば、太陽歯車を中心として、複数の遊星歯車が自転しつつ公転する構造を有する。減速機90の回転により駆動輪84が回転すると、駆動輪84と組み合わされた従動輪64も回転し、巻き取り軸60が回転する。
図1(a)のようにシャッターカーテン30が開口部10を閉鎖した全閉状態から、巻き取り軸60が巻き取りの方向に回転すると、シャッターカーテン30は、巻き取り軸60の外周面に沿って巻き取られながら開口部10を開放する。この回転が継続すると、シャッターカーテン30は、1周目の回転において巻き取られたシャッターカーテン30上に積層されながら巻き取られ、開口部10の全域を開放する。また、シャッターカーテン30が開口部10を開放した全開状態から、巻き取り軸60が繰り出しの方向に回転すると、巻き取り軸60の外周面に積層されたシャッターカーテン30が順次繰り出される。この回転が継続すると、シャッターカーテン30は開口部10の全域を閉鎖する。
図3は、シャッターシステム1000の構成を示すブロック図である。シャッターシステム1000は、電動化ユニット80、通信線200、コントローラ300を含む。電動化ユニット80は、埋込磁石式モータ86、制御部88を含み、制御部88は、第1接続部410、第1有線通信部412、位置制御部414、第1検出部416、速度制御部418、微分部420、電流制御部422、第2検出部424、第3検出部428を含む。コントローラ300は、操作部310、操作制御部312、第2有線通信部314、第2接続部316を含む。
コントローラ300の操作部310は、複数のボタンを有するユーザインターフェイスであり、ユーザの操作を受けつける。コントローラ300の表面には、開ボタン、停止ボタン、閉ボタンが設けられる。開ボタン、停止ボタン、閉ボタンは例えば平面スイッチで構成される。開ボタンは、開口部10を開放するようにシャッターカーテン30を移動させるための指示(以下、「開放指示」という)を受けつけるボタンである。停止ボタンは、移動しているシャッターカーテン30を停止させるための指示(以下、「停止指示」という)を受けつけるボタンである。閉ボタンは、開口部10を閉鎖するようにシャッターカーテン30を移動させるための指示(以下、「閉鎖指示」という)を受けつけるボタンである。開ボタン、停止ボタン、閉ボタンのうちの1つが押し下げられることによって、開放指示、停止指示、閉鎖指示のうちの1つに応じた操作信号が操作部310から操作制御部312に出力される。
操作制御部312は、操作部310から操作信号を受けつける。操作制御部312は、操作信号において示された開放指示、停止指示、閉鎖指示のうちの1つが含まれた指示信号を生成する。第2有線通信部314は、操作制御部312から指示信号を受けつけ、第2接続部316、通信線200を介して指示信号を電動化ユニット80に送信する。
第2接続部316は、コントローラ300に通信線200を接続するためのインターフェイスである。また、電動化ユニット80の第1接続部410も通信線200を接続するためのインターフェイスである。第2接続部316に通信線200が接続されるとともに、第1接続部410に通信線200が接続されることによって、通信線200は、コントローラ300と電動化ユニット80とを接続する。このような接続によって、コントローラ300から電動化ユニット80に向かって、通信線200は、指示信号を伝送する。コントローラ300は屋内に設置され、電動化ユニット80は屋外に設置されるので、屋内から屋外に指示信号が送信される。
第1有線通信部412は、第2接続部316、通信線200、第1接続部410を介して、第2有線通信部314からの指示信号を受信する。第1有線通信部412は、指示信号に含まれた開放指示、停止指示、閉鎖指示のうちの1つを位置制御部414に出力する。位置制御部414は、開放指示、停止指示、閉鎖指示のうちの1つを第1有線通信部412から受けつける。
位置制御部414は、受けつけた開放指示、停止指示、閉鎖指示のうちの1つに応じて、シャッターカーテン30の位置(下端の位置)の目標値を更新する。例えば、位置制御部414は、開放指示を受けつけている場合に、これまでの目標値を高くするように更新する。また、位置制御部414は、第1検出部416からシャッターカーテン30の位置の帰還値を受けつける。第1検出部416における位置の帰還値の検出方法については後述する。ここで、シャッターカーテン30の位置は埋込磁石式モータ86の回転の角度として示されてもよいが、以下では説明を明瞭にするために角度も位置に含める。位置制御部414は、目標値と帰還値の少なくとも1つが上限位置あるいは下限位置に達するまで、あるいは停止指示があるまでは非ゼロの一定速度で動作させるための速度の目標値を出力する。
微分部420は、第1検出部416からシャッターカーテン30の位置の帰還値を受けつけ、位置の帰還値を微分することによって、速度の帰還値を導出する。微分部420は速度の帰還値を速度制御部418に出力する。速度制御部418は、位置制御部414から速度の目標値を受けつけ、微分部420から速度の帰還値を受けつける。速度制御部418は、速度の目標値から速度の帰還値を減じることによって速度偏差を導出してから、比例・積分制御等の速度ループ処理を行ってトルク(電流)の目標値を導出する。
電流制御部422は、速度制御部418からトルク(電流)の目標値を受けつける。また、電流制御部422から埋込磁石式モータ86に出力される電流の大きさ、つまり電動化ユニット80の埋込磁石式モータ86に供給される総電流の値は第2検出部424において検出され、電流制御部422は、検出された電流の帰還値を受けつける。第2検出部424は例えばシャント抵抗により構成される。電流制御部422は、電流の帰還値がトルク(電流)の目標値に近づくように、埋込磁石式モータ86に出力すべき電流の大きさを決定する。これは、埋込磁石式モータ86を回転させるための電流を制御することに相当し、この決定には公知の技術が使用されればよい。つまり、速度制御部418と電流制御部422は、第1検出部416において検出した位置の変化、つまり速度に応じて、埋込磁石式モータ86を回転させるための電流の値を決定する。
電流制御部422から出力される電流の値に応じた速度で埋込磁石式モータ86が回転する。埋込磁石式モータ86は、巻き取り軸60に回転動力を出力する。埋込磁石式モータ86が3相ブラシレスモータである場合、電流制御部422からは3相の直流電流が出力される。
このような構成により、制御部88は、制御信号が開放指示に相当する場合、巻き取り軸60が巻き取りの方向に回転するように埋込磁石式モータ86を回転させ、制御信号が閉鎖指示に相当する場合、巻き取り軸60が繰り出しの方向に回転するように埋込磁石式モータ86を回転させる。これらにおいて埋込磁石式モータ86の回転方向は逆方向である。一方、制御部88は、制御信号が停止指示に相当する場合、埋込磁石式モータ86の回転を停止させる。埋込磁石式モータ86は制御部88に応じて回転し、開口部10を開閉するシャッターカーテン30、巻き取り軸60等に動力を供給する。
埋込磁石式モータ86の回転方向に応じてシャッターカーテン30が開閉される場合に、シャッターカーテン30の位置は第1検出部416で検出される。第1検出部416は、例えば、埋込磁石式モータ86の側部に設けられ、埋込磁石式モータ86の回転数を機械的にカウントして開閉位置あるいは上下限位置を検出するカウンタ式リミットスイッチにより構成される。また、第1検出部416は、埋込磁石式モータ86に設けられたエンコーダによりパルスをカウントすることによって、シャッターカーテン30の開閉位置あるいは上下限位置を検出する構成であってもよい。また、第1検出部416は、埋込磁石式モータ86の電流検出回路で構成され、埋込磁石式モータ86に加わる負荷変動に対応した電流値変化から開閉位置あるいは上下限位置を検出する構成であってもよい。さらに、第1検出部416は、ガイドレール20の上下に設けられてシャッターカーテン30の開閉位置あるいは上下限位置を直接検出する機械的あるいは電気的なリミットスイッチであってもよい。第1検出部416において検出された位置は、位置制御部414、微分部420に出力される。
以下では、コントローラ300の閉ボタンが押し下げられて、シャッターカーテン30が繰り出されている状況において、シャッターカーテン30による障害物の挟み込みが発生する状況を説明する。図4(a)-(b)は、電動化ユニット80の動作概要を示す。図4(a)は、埋込磁石式モータ86に出力される電流の大きさ、つまり第2検出部424において検出される電流の大きさの時間変化を示す。時間0からT1まで、シャッターカーテン30による障害物の挟み込みが発生していない。そのため、埋込磁石式モータ86の負荷がほぼ一定であるので、電流の大きさもほぼ一定である。このような状態においてシャッターカーテン30が繰り出される。
時間T1においてシャッターカーテン30による障害物の挟み込みが発生すると、埋込磁石式モータ86の負荷が増加する。例えば、埋込磁石式モータ86の負荷は時間T1から時間T2に向かって増加する。これは、障害物の挟み込みの発生によって、シャッターカーテン30が繰り出されない状況であるといえる。時間T1においてシャッターカーテン30による障害物の挟み込みが発生すると、電流が増加する。これは、埋込磁石式モータ86の負荷が増加している状況において、シャッターカーテン30を繰り出すための制御がなされるので、埋込磁石式モータ86に出力する電流が増加するからである。
このような障害物を検出するために、図3の第3検出部428は次の処理を実行する。第3検出部428は、第2検出部424から電流値を受けつける。また、第3検出部428は、図4(a)に示されるしきい値を設定する。第3検出部428は、電流値がしきい値を超えた場合、障害物の挟み込み、つまりシャッターカーテン30の負荷変動を検出する。しきい値については後述する。つまり、第3検出部428は、電流制御部422が埋込磁石式モータ86に電流を供給している状況において、シャッターカーテン30の負荷変動を検出する。
シャッターシステム1000を長期間にわたって使用すると、ガイドレール20が変形することもありえる。ガイドレール20が変形することによって、障害物が挟み込まれていない通常時においても、第2検出部424において検出される電流値が大きくなる。そのような状況において、図4(a)に示されるしきい値では、負荷変動の検出精度が悪化する。図4(b)は、ガイドレール20の変形等が生じた場合の埋込磁石式モータ86に出力される電流の大きさ、つまり第2検出部424において検出される電流の大きさの時間変化を示す。図4(b)では、図4(a)と同様に、時間0からT1まで、シャッターカーテン30による障害物の挟み込みが発生せず、時間T1においてシャッターカーテン30による障害物の挟み込みが発生している。電流値の時間変化は図4(a)と同様であるが、通常時、つまり時間0からT1までの電流値は図4(a)と比較して大きくなる。
このような状況における負荷変動の検出精度の悪化を抑制するために、第3検出部428は、第2検出部424において検出した電流値の移動平均を計算する。図4(b)において移動平均の結果は平均値として示される。また、第3検出部428は、図4(a)に示したしきい値に平均値を加算することによって、新たなしきい値を導出する。新たなしきい値は図4(b)においてしきい値と示される。つまり、第3検出部428は、第2検出部424において検出した電流値をもとにしきい値を更新する。しきい値の更新は、例えば定期的になされる。第3検出部428は、更新したしきい値を使用して、負荷変動を検出する。
第3検出部428において負荷変動が検出された場合、シャッターカーテン30の繰り出しは停止されるべきである。シャッターカーテン30の繰り出しを停止するために、埋込磁石式モータ86における回転は停止される。以下では、埋込磁石式モータ86における回転を停止させる場合に生じうる課題と、それを解決するための本実施例の構成を順に説明する。
図5(a)-(b)は、比較対象の埋込磁石式モータ186における課題を示す。図5(a)は埋込磁石式モータ186の構造を示す。埋込磁石式モータ186は、ステータ600、ロータ610を含む。ステータ600は固定される部材であり、ステータ600の内部には空洞部が設けられる。ステータ600の空洞部には、コイル602と総称される第1コイル602aから第6コイル602fが設けられる。ロータ610は、ステータ600の空洞部に、回転可能に配置される。ロータ610の内部には、磁石612と総称される第1磁石612aから第4磁石612dが矩形配置で埋め込まれる。このような構造により埋込磁石式モータ186は、磁石トルクとリラクタンス・トルクにより回転する。磁石トルクは、コイル602と磁石612の吸着力および反発力によって発生するトルクであり、リラクタンス・トルクは、磁気抵抗の大きな表層の磁石612が磁路を妨げたり、磁石612が奥まっているときには磁路をさえぎらなかったりするインダクタンスの変化によって発生するトルクである。また、図5(a)においてロータ610が右回りに回転する場合に、シャッターカーテン30の繰り出しがなされ、ロータ610が左回りに回転する場合に、シャッターカーテン30の巻き取りがなされる。
シャッターカーテン30を繰り出すために、ロータ610が右回りに回転する場合において、第3検出部428が負荷変動を検出したとき、つまり障害物の挟み込みを検出したとき、ロータ610の回転を停止させる必要がある。ここでは、ロータ610の回転を停止させるための目標の位置を目標位置650として示す。第3検出部428が目標位置650において埋込磁石式モータ186への電流の供給を停止する。目標位置650において、図5(a)のように第1コイル602aと第1磁石612aとが配置される場合、第1コイル602aと第1磁石612aとの間に、矢印で示されるようなコギングトルクが発生する。コギングトルクとは、コイル602とロータ610との磁気的吸引力が回転角度に依存して細かく脈動する現象におけるトルクである。コギングトルクにより、第1磁石612aが第1コイル602aに近づくようにロータ610は、目標位置650を超えてさらに回転する。
図5(b)は、図5(a)に続く状態であり、ロータ610の回転が実際位置652において停止した状態を示す。つまり、障害物の挟みこみが検出された場合に、ロータ610は目標位置650で停止せずに、実際位置652まで行き過ぎでしまう。これは、障害物の挟みこみを検出した状態においてもさらに繰り出される現象に相当する。
埋込磁石式モータ186のロータ610が行き過ぎてしまうことを抑制するために、本実施例に係るシャッターシステム1000は埋込磁石式モータ86に対して次の処理を実行する。図3の第3検出部428は、図4(a)に示されるしきい値に加えて、しきい値以下に設けられる領域(以下、「第1領域」という)を設定する。図6(a)-(b)は、電動化ユニット80の動作概要を示す。図6(a)は、埋込磁石式モータ86に出力される電流の大きさ、つまり第2検出部424において検出される電流の大きさの時間変化を示す。電流の大きさの時間変化は図4(a)と同様に示される。図6(a)には、しきい値と第1領域700も示され、しきい値は図4(a)のしきい値と同一である。第1領域700は、前述のごとくしきい値以下に設定されるが、ここでは、第1領域700の上限値をしきい値に一致する。第1領域700の上限値がしきい値より小さくてもよい。第1領域700は、埋込磁石式モータ86を停止させたときにコギングトルクが存在することによってロータがさらに回転しても、図5(b)に示した目標位置650と実際位置652との差が一定値よりも小さくなる範囲である。ここで、一定値は任意に定められればよい。
第3検出部428は、第2検出部424から受けつけた電流値がしきい値以下であり、かつ第1領域700に含まれることを検出する。前述のごとく、第1領域700はしきい値以下に設定されるので、電流値が増加したときに、電流値が第1領域700に進入するタイミングは、電流値がしきい値を超えるタイミングよりも早い。図6(a)において、電流値がしきい値を超えるタイミングは時間T2と示され、電流値が第1領域700に進入するタイミングは時間T2’と示される。図示のごとく、時間T2’は時間T2よりも早い。つまり、電流値が第1領域700に含まれることを検出することは、しきい値を超えていない電流値がしきい値を超える可能性があることを検出することに相当する。図6(b)は後述し、図3に戻る。
第3検出部428は、第1領域700あるいはしきい値と、電流値との比較処理に加えて次の処理も実行する。第3検出部428は、第2検出部424から受けつけた電流値の移動平均を計算する。移動平均の期間は、図6(a)に示された電流の短期変動の周期よりも長くされる。そのため、移動平均によって電流の短期変動の影響が低減される。第3検出部428は、受けつけた電流値から電流値の移動平均を減算する。減算結果は、電流の短期変動を示しており、ロータの回転角度に応じて変動する。ロータの回転角度に応じてコギングトルクも変動するので、減算結果はコギングトルクを示す。
減算結果とコギングトルクの値は互いに対応しているので、第3検出部428は、減算結果とコギングトルクとの間の対応関係を予め記憶する。対応関係は、実験あるいはシミュレーションにより予め取得される。第3検出部428は、算出した減算結果をもとに対応関係を参照することによって、コギングトルクの値を特定する。図6(b)は、第3検出部428で特定されたコギングトルクの大きさの時間変化を示す。また、第3検出部428は、コギングトルクの値に対して第2領域710を規定する。第2領域710は、埋込磁石式モータ86を停止させたときにコギングトルクが存在することによってロータがさらに回転しても、図5(b)に示した目標位置650と実際位置652との差が一定値よりも小さくなる範囲であり、第1領域700と同様である。一定値は任意に定められればよい。第3検出部428は、コギングトルクの値が第2領域710に含まれるか否かを判定する。図3に戻る。
第3検出部428は、電流値が第1領域700に含まれている場合に、コギングトルクの値が第2領域710内であれば、シャッターカーテン30の負荷変動を検出していなくても、埋込磁石式モータ86の停止を決定する。埋込磁石式モータ86の停止を決定した場合、第3検出部428は、埋込磁石式モータ86の停止を電流制御部422に指示する。一方、電流値が第1領域700に含まれていない場合、あるいはコギングトルクの値が第2領域710内でない場合、第3検出部428は、シャッターカーテン30の負荷変動を検出していなければ、指示を電流制御部422に出力しない。電流制御部422は、埋込磁石式モータ86の停止の指示を第3検出部428から受けつけると、埋込磁石式モータ86を停止させるために、埋込磁石式モータ86への電流の供給を停止する。
図4(b)のようにしきい値を更新した場合、第3検出部428は、しきい値に合わせて第1領域700を更新する。例えば、第3検出部428は、更新したしきい値が上限値となるように第1領域700を更新する。以上の実施例において、第2検出部424が「電流検出部」と呼ばれ、第3検出部428が「負荷変動検出部」と呼ばれ、電流制御部422が「制御部」と呼ばれてもよい。
これまで説明したシャッターシステム1000における処理は、次のようになされてもよい。変形例では、第2検出部424において検出される電流値が、トルク成分であってもよい。埋込磁石式モータ86が3相ブラシレスモータである場合、3相ブラシレスモータに出力される3相の直流電流は、u相、v相、w相と示される。また、各相の電流ベクトルの合成ベクトルが周期的に角度を変化することによって、3相ブラシレスモータは回転する。
第2検出部424は、u相、v相、w相の電流ベクトルを受けつけ、これらに対してq軸、d軸への2軸変換を実行する。このような変換には公知の行列演算が実行されればよいので、ここでは説明を省略する。ここで、d軸は励磁成分を示しq軸はトルク成分を示す。合成ベクトルは、2軸変換により、d軸方向の励磁ベクトルとq軸方向のトルクベクトルの組合せに変換される。これは、3相ブラシレスモータにおける3相の電流を、励磁成分とトルク成分との組合せに変換することに相当する。励磁成分とトルク成分のうち、トルク成分は外力による負荷に比例する特性がある。つまり、トルク成分には、合計荷重のトルクの変化が反映される。このトルク成分が第3検出部428において電流値として使用される。
本開示における装置、システム、または方法の主体は、コンピュータを備えている。このコンピュータがプログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。コンピュータは、プログラムにしたがって動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、またはLSI(Large Scale Integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
以上の構成によるシャッターシステム1000の動作を説明する。図7は、電動化ユニット80による検出手順を示すフローチャートである。第3検出部428は、電流値が第1領域700に含まれ(S10のY)、コギングトルクが第2領域710に含まれる場合(S12のY)、埋込磁石式モータ86の停止を決定する(S14)。コギングトルクが第2領域710に含まれない場合(S12のN)、待機する。電流値が第1領域700に含まれない場合(S10のN)、処理が終了される。
本実施例によれば、電流値が第1領域700に含まれている場合に、埋込磁石式モータ86のコギングトルクが第2領域710内であれば、埋込磁石式モータ86を停止させるので、負荷変動を検出する可能性が高い場合にコギングトルクの影響の小さい位置で埋込磁石式モータ86を停止できる。また、負荷変動を検出する可能性が高い場合にコギングトルクの影響の小さい位置で埋込磁石式モータ86が停止されるので、シャッターカーテン30の行き過ぎを抑制できる。また、負荷変動を検出する可能性が高い場合にコギングトルクの影響の小さい位置で埋込磁石式モータ86が停止されるので、行き過ぎ要因のコギングトルクを未然に抑えて埋込磁石式モータ86を停止できる。また、電流の値がトルク成分であるので、電流値を正確に検出できる。また、電流値が正確に検出されるので、負荷変動の検出精度を向上できる。また、電流値をもとにしきい値を更新するので、負荷変動の検出精度を向上できる。
本開示の一態様の概要は、次の通りである。本開示のある態様の電動開閉体(1000)は、シャッターカーテン(30)を巻き取り可能な巻き取り軸(60)に回転動力を出力する埋込磁石式モータ(86)と、埋込磁石式モータ(86)を回転させるための電流を制御する制御部(422)と、制御部(422)が埋込磁石式モータ(86)に供給する電流の値を検出する電流検出部(424)と、電流検出部(424)において検出した電流の値がしきい値よりも大きい場合に、シャッターカーテン(30)の負荷変動を検出する負荷変動検出部(428)とを備える。制御部(422)は、電流検出部(424)において検出した電流の値が、しきい値以下に設けられる第1領域(700)に含まれている場合に、電流検出部(424)において検出した電流の値に応じた埋込磁石式モータ(86)のコギングトルクが、ゼロを含む第2領域(710)内であれば、埋込磁石式モータ(86)を停止させる。
埋込磁石式モータ(86)は、3相ブラシレスモータを構成し、負荷変動検出部(428)において使用される電流の値は、3相ブラシレスモータにおける3相の電流を、励磁成分とトルク成分との組合せに変換した場合のトルク成分であってもよい。
負荷変動検出部(428)は、電流検出部(424)において検出した電流の値をもとにしきい値と第1領域(700)を更新してもよい。
以上、本開示を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素あるいは各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本開示の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 開口部、 12 サッシ、 20 ガイドレール、 30 シャッターカーテン、 32 スラット、 34 ねじ、 40 シャッターケース、 42 ブラケット、 44 支持軸、 60 巻き取り軸、 62 回転枠、 64 従動輪、 66 巻き取りばね、 72 固定部、 80 電動化ユニット、 82 本体、 84 駆動輪、 86 埋込磁石式モータ、 88 制御部、 90 減速機、 186 埋込磁石式モータ、 200 通信線、 300 コントローラ、 310 操作部、 312 操作制御部、 314 第2有線通信部、 316 第2接続部、 410 第1接続部、 412 第1有線通信部、 414 位置制御部、 416 第1検出部、 418 速度制御部、 420 微分部、 422 電流制御部(制御部)、 424 第2検出部(電流検出部)、 428 第3検出部(負荷変動検出部)、 1000 シャッターシステム。

Claims (4)

  1. シャッターカーテンを巻き取り可能な巻き取り軸に回転動力を出力する埋込磁石式モータと、
    前記埋込磁石式モータを回転させるための電流を制御する制御部と、
    前記制御部が前記埋込磁石式モータに供給する電流の値を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部において検出した電流の値がしきい値よりも大きい場合に、前記シャッターカーテンの負荷変動を検出する負荷変動検出部とを備え、
    前記制御部は、前記電流検出部において検出した電流の値が、しきい値以下に設けられる第1領域に含まれている場合に、前記電流検出部において検出した電流の値に応じた前記埋込磁石式モータのコギングトルクが、ゼロを含む第2領域内であれば、前記埋込磁石式モータを停止させる電動開閉体。
  2. 前記埋込磁石式モータは、3相ブラシレスモータを構成し、
    前記負荷変動検出部において使用される電流の値は、前記3相ブラシレスモータにおける3相の電流を、励磁成分とトルク成分との組合せに変換した場合の前記トルク成分である請求項1に記載の電動開閉体。
  3. 前記負荷変動検出部は、前記電流検出部において検出した電流の値をもとに前記しきい値と前記第1領域を更新する請求項1に記載の電動開閉体。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の電動開閉体に実行させるためのプログラム。
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