JP2022060636A - ワイヤハーネス - Google Patents

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克俊 伊澤
Katsutoshi Izawa
隆太 齋藤
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Abstract

【課題】車体に固定される固定部材に対する経路規制部材の回転を抑制可能としたワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネス10は、電線部材と、電線部材の外周を覆う外装部材30と、外装部材30の周方向の一部を覆い、電線部材が配索される経路を規制する経路規制部材40と、経路規制部材40を保持するとともに車体に固定される固定部材50とを備える。経路規制部材40は、経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口し、外装部材30が挿入可能に構成された挿入口44と、経路規制部材40の周方向において互いに反対側に位置し、挿入口44を形成する第1端部41及び第2端部42とを有する。固定部材50は、挿入口44に向かって突出する係合部63を有し、係合部63は、経路規制部材40の周方向において第1端部41及び第2端部42と接触可能である。【選択図】図5

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関する。
従来、電線部材の外周を覆うコルゲートチューブと、コルゲートチューブの周方向の一部を覆うとともに、電線部材が配索される経路を規制する経路規制部材とを備えるワイヤハーネスが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のワイヤハーネスにおけるコルゲートチューブは、長さ方向に沿って形成されたスリットを有している。経路規制部材は、コルゲートチューブの外周に沿って設けられた経路維持部材と、スリット内に設けられた取付部材とを備えている。取付部材は、スリットの内周側部分と、経路維持部材の外周側部分とにそれぞれ係止可能に構成されている。これらコルゲートチューブ、経路維持部材、及び取付部材がテープ巻きなどによって固定されることにより、電線部材の経路が規制されている。
そして、一体化されたコルゲートチューブと経路規制部材とは、例えば、まとめてベルトクランプに巻き付けられて保持され、そのベルトクランプが車体に固定されることで、ワイヤハーネスが車体に対して固定される構成が考えられる。
特開2013-55760号公報
しかしながら、上記のように例えばベルトクランプ等の固定部材にて経路規制部材を保持するような構成では、経路規制部材が固定部材に対して周方向に回転してしまう虞がある。そして、車体に対して経路規制部材が回転してしまうことは、例えば、コルゲートチューブの経路規制部材に覆われていない部位が地面と対向する等、外部に露出してしまう原因となり、ひいてはワイヤハーネスの耐久性を低下させる原因となり得る。
本開示の目的は、車体に固定される固定部材に対する経路規制部材の回転を抑制可能としたワイヤハーネスを提供することにある。
本開示のワイヤハーネスは、電線部材と、前記電線部材の外周を覆う筒状の外装部材と、前記外装部材の外周のうち前記外装部材の周方向の一部を覆うとともに前記外装部材の長さ方向に沿って延びており、前記電線部材が配索される経路を規制する経路規制部材と、前記経路規制部材を保持するとともに車体に固定される固定部材と、を備え、前記経路規制部材は、前記経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに当該長さ方向の全体にわたって延びており、前記外装部材が挿入可能に構成された挿入口と、前記経路規制部材の周方向において互いに反対側に位置し、前記挿入口を形成する第1端部及び第2端部と、を有し、前記固定部材は、前記挿入口に向かって突出する係合部を有し、前記係合部は、前記経路規制部材の周方向において前記第1端部及び前記第2端部の少なくとも一方と接触可能である。
本開示のワイヤハーネスによれば、車体に固定される固定部材に対する経路規制部材の回転を抑制できる。
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す断面図である。 図3は、一実施形態のワイヤハーネスを車体に固定した側面図である。 図4は、一実施形態のワイヤハーネスの一部分解斜視図である。 図5は、一実施形態のワイヤハーネスの一部を示す正面図である。 図6は、図5の6-6線に沿った断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]電線部材と、前記電線部材の外周を覆う筒状の外装部材と、前記外装部材の外周のうち前記外装部材の周方向の一部を覆うとともに前記外装部材の長さ方向に沿って延びており、前記電線部材が配索される経路を規制する経路規制部材と、前記経路規制部材を保持するとともに車体に固定される固定部材と、を備え、前記経路規制部材は、前記経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに当該長さ方向の全体にわたって延びており、前記外装部材が挿入可能に構成された挿入口と、前記経路規制部材の周方向において互いに反対側に位置し、前記挿入口を形成する第1端部及び第2端部と、を有し、前記固定部材は、前記挿入口に向かって突出する係合部を有し、前記係合部は、前記経路規制部材の周方向において前記第1端部及び前記第2端部の少なくとも一方と接触可能である。
同構成によれば、外装部材の外周に対して挿入口を通じて経路規制部材を後付けすることができる。そして、固定部材の係合部は、経路規制部材の周方向において挿入口を形成する第1端部及び第2端部の少なくとも一方と接触可能であるため、固定部材は、経路規制部材を保持しつつ経路規制部材が固定部材に対して周方向に回転してしまうことを抑制できる。
[2]前記係合部は、前記経路規制部材の長さ方向から見て、先端側に向かうほど幅が狭くなる幅狭部を有することが好ましい。
同構成によれば、係合部は、前記経路規制部材の長さ方向から見て、先端側に向かうほど幅が狭くなる幅狭部を有するため、係合部が挿入口に挿入され易くなり、組み付けが容易となる。
[3]前記固定部材は、本体部と、前記本体部に対して固定可能であり、前記本体部に固定された状態で前記本体部と共に前記経路規制部材を囲って保持する蓋部と、を有することが好ましい。
同構成によれば、固定部材は、本体部と、本体部に対して固定可能であり、本体部に固定された状態で本体部と共に経路規制部材を囲って保持する蓋部とを有するため、経路規制部材に対して後付けすることができる。
[4]前記係合部は、前記車体の取付面と対向する車体対向部から突出していることが好ましい。
同構成によれば、係合部は、車体の取付面と対向する車体対向部から突出しているため、経路規制部材の挿入口は取付面側を向くことになる。よって、例えば、挿入口が地面と対向するように下を向いてしまうことが抑えられる。
[5]前記固定部材は、前記経路規制部材の長さ方向に複数設けられていることが好ましい。
同構成によれば、固定部材は、経路規制部材の長さ方向に複数設けられているため、経路規制部材が固定部材に対して周方向に回転してしまうことを経路規制部材の長さ方向の複数箇所で抑制できる。よって、経路規制部材の回転をより強固に抑制できる。
[6]前記外装部材は、前記外装部材の長さ方向に沿って環状凸部と環状凹部とが交互に連なって設けられた蛇腹構造を有するコルゲートチューブであり、前記係合部は、前記環状凹部内に入り込む凸部を有することが好ましい。
同構成によれば、係合部は、コルゲートチューブの環状凹部に入り込む凸部を有するため、コルゲートチューブの長さ方向において固定部材に対するコルゲートチューブの移動を抑制することができる。
[7]前記外装部材の長さ方向において前記外装部材に対する前記経路規制部材の移動を規制するスライド規制部材を備え、前記経路規制部材は、前記スライド規制部材が取り付けられていない状態では、前記外装部材の長さ方向において前記固定部材に対する移動が許容されていることが好ましい。
同構成によれば、スライド規制部材によって、外装部材の長さ方向において外装部材に対する経路規制部材の移動が規制される。そして、経路規制部材は、スライド規制部材が取り付けられていない状態では、外装部材の長さ方向において固定部材に対する移動が許容されているため、経路規制部材の位置を調整することができる。
[8]前記経路規制部材は、前記第1端部及び前記第2端部の少なくとも一方の内面から前記外装部材に向かって突出して前記外装部材の外面に接触する突出部を有していることが好ましい。
同構成によれば、経路規制部材は、第1端部及び第2端部の少なくとも一方の内面から突出して外装部材の外面に接触する突出部を有しているため、挿入口を通じた外装部材からの経路規制部材の脱離を抑制できる。
[9]前記突出部は、前記第1端部の先端及び前記第2端部の先端の少なくとも一方の先端における内面から突出していることが好ましい。
同構成によれば、例えば、突出部が第1端部の先端や第2端部の先端から僅かに離れた位置の内面から突出している場合に比べて、挿入口を通じた外装部材からの経路規制部材の脱離をより抑制できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。本明細書における「直交」は厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね直交の場合も含まれる。
(ワイヤハーネス10の全体構成)
図1に示すワイヤハーネス10は、2個又は3個以上の電気機器を電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両Vの前部に設置されたインバータ11と、そのインバータ11よりも車両Vの後方に設置された高圧バッテリ12とを電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、車両Vの床下等を通るように配索される。例えば、ワイヤハーネス10の長さ方向の中間部が車両Vの床下等の車室外を通るように配索される。
インバータ11は、車両走行の動力源となる図示しない車輪駆動用のモータと接続される。インバータ11は、高圧バッテリ12の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ12は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
図1及び図2に示すように、ワイヤハーネス10は、上記電気機器同士を電気的に接続する電線部材20と、電線部材20の外周を覆う筒状の外装部材30と、外装部材30の外周を覆うとともに電線部材20が配索される経路(以下、配索経路という)を規制する経路規制部材40とを備えている。
また、図3に示すように、ワイヤハーネス10は、経路規制部材40を保持するとともに車両Vの車体V1に固定される固定部材50を備えている。電線部材20の両端部には、一対のコネクタC1,C2が取り付けられている。
(電線部材20の構成)
電線部材20は、1本又は複数本の電線21と、各電線21の外周を一括して覆う編組部材24とを有している。本実施形態の電線部材20は、2本の電線21を有している。電線部材20の一端部はコネクタC1を介してインバータ11と接続され、電線部材20の他端部はコネクタC2を介して高圧バッテリ12と接続されている。電線部材20は、例えば、車両の前後方向に延びるように長尺状に形成されている。電線21は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。電線21は、例えば、自身に電磁シールド構造を有しないノンシールド電線であってもよいし、自身に電磁シールド構造を有するシールド電線であってもよい。
(電線21の構成)
図2に示すように、電線21は、導体よりなる芯線22と、芯線22の外周を被覆する絶縁被覆23とを有する被覆電線である。
(芯線22の構成)
芯線22としては、例えば、複数の金属素線をより合わせてなる撚線、内部が中実構造をなす柱状の1本の金属棒からなる柱状導体や、内部が中空構造をなす筒状導体などを用いることができる。また、芯線22として、例えば、撚線、柱状導体、筒状導体等の複数種類の導体を組み合わせたものを用いることもできる。柱状導体としては、例えば、単芯線やバスバなどを挙げることができる。本実施形態の芯線22は、撚線である。芯線22の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
芯線22の長さ方向、すなわち電線21の長さ方向に直交する平面によって芯線22を切断した断面形状(以下、横断面形状という)は、任意の形状にすることができる。芯線22の横断面形状は、例えば、円形状、半円状、多角形状、正方形状、扁平形状等に形成されている。本実施形態の芯線22の横断面形状は、円形状に形成されている。
(絶縁被覆23の構成)
絶縁被覆23は、例えば、芯線22の外周面を全周にわたって被覆している。絶縁被覆23は、例えば、合成樹脂などの絶縁材料からなる。絶縁被覆23の材料としては、例えば、架橋ポリエチレンや架橋ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂を主成分とする合成樹脂を用いることができる。また、絶縁被覆23の材料としては、1種の材料を単独で用いてもよいし、2種以上の材料を適宜組み合わせて用いてもよい。
(編組部材24の構成)
編組部材24は、例えば、全体として各電線21の外周を一括して覆う筒状をなしている。編組部材24は、例えば、電線21の長さ方向の略全体にわたって各電線21の外周を覆うように設けられている。編組部材24としては、複数の金属素線が編成された編組線や、金属素線と樹脂素線とを組み合わせて編成された編組線を用いることができる。金属素線の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。図示は省略するが、編組部材24は、例えば、各コネクタC1,C2などにおいてアース接続されている。
(外装部材30の構成)
図3に示すように、外装部材30は、電線部材20の外周を周方向の全体にわたって覆う円筒状をなしている。外装部材30は、周方向の全体にわたって密閉されている。外装部材30は、例えば、電線部材20の長さ方向の一部の外周を被覆するように設けられている。本実施形態の外装部材30は、その長さ方向に沿って環状凸部31と環状凹部32とが交互に連なって設けられた蛇腹構造を有するコルゲートチューブである。外装部材30は、可撓性を有している。
外装部材30の材料としては、例えば、導電性を有する樹脂材料や導電性を有しない樹脂材料を用いることができる。樹脂材料としては、例えば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
(経路規制部材40の構成)
図2及び図4に示すように、経路規制部材40は、外装部材30の外周のうち外装部材30の周方向の一部を覆うとともに外装部材30の長さ方向に沿って延びている。なお、経路規制部材40は、外装部材30の外周の半分よりも大きい範囲を覆う。本実施形態の経路規制部材40は、例えば、電線部材20の配索経路のうち車両Vの床下等の外装部材30が直線状に延びる部分の外周に取り付けられている。
経路規制部材40は、樹脂製である。経路規制部材40の材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタールなどの合成樹脂を用いることができる。経路規制部材40は、例えば、押出成形や射出成形などの周知の製造方法によって製造することができる。本実施形態の経路規制部材40は、長さ方向から見た断面形状が一定とされている。経路規制部材40は、押出成形品である。
経路規制部材40は、経路規制部材40の長さ方向と直交する方向に開口する挿入口44と、挿入口44を形成する第1端部41及び第2端部42と、第1端部41及び第2端部42を連結する連結部43とを有している。言い換えると、経路規制部材40は、外装部材30の周方向の一部を覆うように形成された連結部43と、連結部43の両端部に設けられた第1端部41及び第2端部42と、第1端部41及び第2端部42によって形成される挿入口44とを有している。
第1端部41と第2端部42とは、経路規制部材40の周方向において互いに反対側に位置している。第1端部41と第2端部42とは、経路規制部材40の周方向において挿入口44を挟んで互いに離れている。第1端部41、第2端部42、及び連結部43の横断面形状は、円弧状をなしている。
経路規制部材40は、内部に挿入された外装部材30に向かって突出して外装部材30の外面、より詳しくは、環状凸部31の外面に接触する一対の突出部45を有している。一対の突出部45の一方は、第1端部41の内面から突出している。一対の突出部45の他方は、第2端部42の内面から突出している。突出部45は、第1端部41の先端46及び第2端部42の先端47における内面から突出している。突出部45の横断面形状は、例えば、半円形状をなしている。各突出部45は、長さ方向に沿って経路規制部材40の長さ方向の全体にわたって延びている。
第1端部41の先端46及び第2端部42の先端47は、経路規制部材40の長さ方向から見て、湾曲している。言い換えると、第1端部41の先端46及び第2端部42の先端47の横断面形状は、湾曲形状とされている。詳しくは、第1端部41の先端46及び第2端部42の先端47の横断面形状は、半円形状をなしている。
挿入口44は、経路規制部材40の長さ方向の全体にわたって延びている。挿入口44の開口幅、すなわち、第1端部41と第2端部42との最短距離は、外装部材30の外径よりも小さい。
外装部材30を長さ方向に直交する方向から挿入口44に挿入する際、経路規制部材40は弾性変形されて挿入口44の開口幅は大きくされる。外装部材30が経路規制部材40の内部に挿入されると、経路規制部材40が元の形状に戻ろうと弾性復帰する。これにより、上記開口幅が外装部材30の外径よりも小さくなるため、外装部材30に対して経路規制部材40が取り付けられる。
(固定部材50の構成)
図3に示すように、固定部材50は、外装部材30に取り付けられた経路規制部材40を保持するとともに車体V1の取付面V2に固定されるものである。本実施形態の取付面V2は、車両Vの床下の車室外の面であって、地面と対向する面である。固定部材50は、経路規制部材40の長さ方向に複数設けられている。本実施形態では、固定部材50は、経路規制部材40の長さ方向に2つ設けられている。
図3~図5に示すように、固定部材50は、樹脂製である。固定部材50は、本体部51と、蓋部52とを有する。蓋部52は、本体部51に対して固定可能であり、本体部51に固定された状態で本体部51と共に経路規制部材40を囲って保持可能とされている。
詳述すると、図5に示すように、本体部51は、経路規制部材40の長さ方向から見て、経路規制部材40の外周の一部を覆うように円弧形状に形成された円弧部53と、円弧部53の一端に設けられた固定部54とを有する。
固定部54は、略四角柱状に形成されている。図3及び図4に示すように、固定部54は、取付面V2と直交する方向に沿って貫通する固定孔55を有する。また、固定部54には、爪係止部56が設けられている。
図5に示すように、蓋部52は、経路規制部材40の長さ方向から見て、経路規制部材40の外周の一部を覆うように円弧形状に形成された蓋円弧部57と、蓋円弧部57の一端に設けられた延長部58とを有する。
蓋部52は、ヒンジ部59を介して本体部51と連結されている。詳しくは、本体部51における円弧部53の他端と、蓋部52における蓋円弧部57の他端とは、ヒンジ部59を介して連結されている。本実施形態のヒンジ部59は、薄肉部である。本体部51と蓋部52とはヒンジ部59を介して一体成形された一体成形品である。本体部51と蓋部52とは、ヒンジ部59を中心として相対回動可能とされている。
そして、蓋部52は、本体部51に対して相対回動されて閉状態とされることで本体部51と共に経路規制部材40を囲うことが可能とされている。また、蓋部52は、本体部51に対して相対回動されて開状態とされることで本体部51との間に経路規制部材40を外部から配置させることが可能とされている。蓋部52における延長部58には、本体部51における爪係止部56と係止可能な爪部60が設けられている。爪部60は、蓋部52が前記閉状態とされると爪係止部56に係止される。このように、爪部60が爪係止部56に係止されることで蓋部52が本体部51に固定されると、蓋部52は、本体部51と共に経路規制部材40を囲って保持することができる。また、図3及び図4に示すように、延長部58には、前記閉状態で固定部54の固定孔55と連通する連通孔61が設けられている。
図3に示すように、固定部材50は、蓋部52が車体V1の取付面V2と接触した状態で車体V1に固定される。例えば、取付面V2には、取付面V2と直交する方向であって地面方向に延びる固定片62が設けられる。そして、固定部材50は、固定片62が連通孔61及び固定孔55を貫通して固定孔55の縁部等に係止されることで取付面V2に固定される。
図5に示すように、固定部材50は、保持した経路規制部材40の挿入口44に向かって突出する係合部63を有する。言い換えると、固定部材50は、保持した経路規制部材40の挿入口44の内側に配置されるように突出する係合部63を有する。係合部63は、経路規制部材40の周方向において第1端部41及び第2端部42と接触可能である。係合部63は、経路規制部材40の周方向において第1端部41と第2端部42との間に配置され、経路規制部材40が固定部材50に対して周方向に回転しようとすると第1端部41または第2端部42と接触して経路規制部材40の回転を規制する。
係合部63は、蓋部52に設けられている。詳しくは、係合部63は、蓋部52において車体V1の取付面V2と対向する車体対向部64から挿入口44に向かって突出している。言い換えると、係合部63は、車体V1における取付面V2側から突出している。係合部63は、地面方向に向かって突出している。これにより、経路規制部材40の挿入口44は取付面V2側である上方を向くことになる。
図6に示すように、係合部63は、外装部材30の環状凹部32内に入り込む凸部65を有している。凸部65は、係合部63から更に突出して設けられている。凸部65は、外装部材30の長さ方向において複数設けられている。本実施形態では、凸部65は、外装部材30の長さ方向において5つ設けられ、それぞれ外装部材30の環状凹部32内に入り込んでいる。これにより、外装部材30の長さ方向において固定部材50に対する外装部材30の移動が抑制される。
図5に示すように、係合部63は、経路規制部材40の長さ方向から見て、先端側に向かうほど幅が狭くなる幅狭部66を有している。本実施形態の幅狭部66は、凸部65に設けられている。言い換えると、経路規制部材40の長さ方向から見て、凸部65は、先端側に向かうほど幅が狭くなり、幅狭部66を構成している。
図3に示すように、ワイヤハーネス10は、外装部材30の長さ方向において外装部材30に対する経路規制部材40の移動を規制するスライド規制部材70を備える。本実施形態のスライド規制部材70は、粘着テープである。スライド規制部材70は、経路規制部材40の両端において、経路規制部材40から外装部材30にわたって巻き付けられることで、外装部材30に対する経路規制部材40の移動を規制する。経路規制部材40は、スライド規制部材70が取り付けられていない状態では、外装部材30の長さ方向において固定部材50に対する移動が許容されている。すなわち、固定部材50と経路規制部材40とは、経路規制部材40の長さ方向に直接係合する部位を有していない。よって、経路規制部材40は、スライド規制部材70が取り付けられていない状態では、外装部材30の長さ方向において固定部材50に対する位置が調整可能とされている。なお、この際も係合部63によって経路規制部材40が固定部材50に対して周方向に回転してしまうことは抑制される。
本実施形態の作用について説明する。
本実施形態のワイヤハーネス10によれば、外装部材30の外周に対して挿入口44を通じて経路規制部材40を後付けすることができる。言い換えると、外装部材30に対して経路規制部材40を、外装部材30の長さ方向と直交する方向から組み付けることができる。経路規制部材40は、外装部材30の外面に接触する一対の突出部45を有しているため、挿入口44を通じた外装部材30からの経路規制部材40の脱離を抑制できる。
そして、外装部材30に取り付けられた経路規制部材40を固定部材50に保持させて、固定部材50を車体V1に固定することでワイヤハーネス10を固定することができる。この際、固定部材50の係合部63が経路規制部材40の周方向において挿入口44を形成する第1端部41及び第2端部42と接触可能となるため、経路規制部材40が固定部材50に対して周方向に回転してしまうことが抑制される。
本実施形態の効果について説明する。
(1)外装部材30の外周に対して挿入口44を通じて経路規制部材40を後付けすることができる。そして、経路規制部材40を保持するとともに車体V1に固定される固定部材50の係合部63は、経路規制部材40の周方向において挿入口44を形成する第1端部41及び第2端部42と接触可能である。よって、固定部材50は、経路規制部材40を保持しつつ経路規制部材40が固定部材50に対して周方向に回転してしまうことを抑制できる。よって、例えば、車両Vの走行時の振動等によって経路規制部材40が回転してしまうことが抑えられ、挿入口44が地面と対向するように下を向いてしまうことが抑えられる。その結果、例えば、飛び石等から外装部材30を保護する経路規制部材40の能力が低下してしまうことが抑えられ、ワイヤハーネス10の耐久性の低下を抑えることができる。また、車体に固定するための固定部54を有した固定部材50が経路規制部材40の回転を抑制する係合部63を有するため、それらの機能を別部材で構成した場合に比べて、部品点数を少なくできる。
(2)係合部63は、経路規制部材40の長さ方向から見て、先端側に向かうほど幅が狭くなる幅狭部66を有するため、係合部63が挿入口44に挿入され易くなり、組み付けが容易となる。
(3)固定部材50は、本体部51と、本体部51に対して固定可能であり、本体部51に固定された状態で本体部51と共に経路規制部材40を囲って保持する蓋部52とを有するため、経路規制部材40に対して後付けすることができる。言い換えると、経路規制部材40に対して固定部材50を、経路規制部材40の長さ方向と直交する方向から組み付けることができる。
(4)係合部63は、車体V1の取付面V2と対向する車体対向部64から突出しているため、経路規制部材40の挿入口44は取付面V2側を向くことになる。よって、例えば、挿入口44が地面と対向するように下を向いてしまうことが抑えられる。
(5)固定部材50は、経路規制部材40の長さ方向に複数設けられているため、経路規制部材40が固定部材50に対して周方向に回転してしまうことを経路規制部材40の長さ方向の複数箇所で抑制できる。よって、経路規制部材40の回転をより強固に抑制できる。
(6)係合部63は、外装部材30の環状凹部32に入り込む凸部65を有するため、外装部材30の長さ方向において固定部材50に対する外装部材30の移動を抑制することができる。
(7)スライド規制部材70によって、外装部材30の長さ方向において外装部材30に対する経路規制部材40の移動が規制される。そして、経路規制部材40は、スライド規制部材70が取り付けられていない状態では、外装部材30の長さ方向において固定部材50に対する移動が許容されているため、経路規制部材40の位置を調整することができる。
(8)経路規制部材40は、第1端部41及び第2端部42の内面から突出して外装部材30の外面に接触する突出部45を有しているため、挿入口44を通じた外装部材30からの経路規制部材40の脱離を抑制できる。
(9)突出部45は、第1端部41の先端46及び第2端部42の先端47における内面から突出している。よって、例えば、突出部45が第1端部41の先端46や第2端部42の先端47から僅かに離れた位置の内面から突出している場合に比べて、挿入口44を通じた外装部材30からの経路規制部材40の脱離をより抑制できる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、係合部63は、経路規制部材40の長さ方向から見て、先端側に向かうほど幅が狭くなる幅狭部66を有するとしたが、これに限定されず、幅狭部66を有していない構成としてもよい。また、上記実施形態では、幅狭部66は、凸部65に設けられるとしたが、これに限定されず、例えば、経路規制部材40の長さ方向から見て、係合部63自体が先端側に向かうほど幅が狭くなる幅狭部を構成していてもよい。
・上記実施形態では、固定部材50は、本体部51と蓋部52とを有し、経路規制部材40に対して後付けすることができる構成としたが、これに限定されず、例えば、蓋部52が閉状態で可動不能とされた構成としてもよい。この場合、経路規制部材40に対して固定部材を、後付けできず、詳しくは、経路規制部材40の長さ方向と直交する方向から組み付けることができず、固定部材に経路規制部材40を長さ方向に通して組み付ける必要が生じる。
・上記実施形態では、蓋部52は、ヒンジ部59を介して本体部51と連結されているとしたが、これに限定されず、本体部51と蓋部52とを別体としてもよい。なお、もちろん、本体部と蓋部とを分離した別体とした場合においても、蓋部は、本体部に対して固定可能であり、本体部に固定された状態で本体部と共に経路規制部材40を囲って保持可能とする必要がある。
・上記実施形態では、蓋部52は爪部60を有し、蓋部52が閉状態とされると爪部60が本体部51の爪係止部56に係止される構成としたが、蓋部52は他の構成で本体部51に固定されるようにしてもよい。
・上記実施形態では、係合部63は、車体V1の取付面V2と対向する車体対向部64から突出しているとしたが、これに限定されず、他の部位から突出してもよい。
・上記実施形態では、固定部材50は、経路規制部材40の長さ方向に2つ設けられているとしたが、これに限定されず、経路規制部材40の長さ方向に1つ設けられている構成や3つ以上設けられている構成としてもよい。
・上記実施形態では、係合部63は、外装部材30の環状凹部32に入り込む凸部65を有するとしたが、これに限定されず、凸部65を有していない構成としてもよい。また、外装部材30は、長さ方向に沿って環状凸部31と環状凹部32とが交互に連なって設けられたコルゲートチューブであるとしたが、他の外装部材としてもよい。そして、環状凹部32を有さない外装部材とした場合は、凸部65は不要となり、他の構成で固定部材50に対する外装部材の長さ方向の移動を抑制することが好ましい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス10は、外装部材30の長さ方向において外装部材30に対する経路規制部材40の移動を規制するスライド規制部材70を備えるとしたが、これに限定されず、スライド規制部材70を備えていない構成としてもよい。また、スライド規制部材70は、粘着テープであるとしたが、粘着テープ以外のスライド規制部材としてもよい。
・上記実施形態では、経路規制部材40は、スライド規制部材70が取り付けられていない状態では、外装部材30の長さ方向において固定部材50に対する移動が許容されている構成としたが、これに限定されず、許容されない構成としてもよい。すなわち、固定部材50と経路規制部材40とは、経路規制部材40の長さ方向に直接係合する部位を有している構成としてもよい。
・上記実施形態では、経路規制部材40は、第1端部41及び第2端部42の内面から突出して外装部材30の外面に接触する突出部45を有しているとしたが、これに限定されず、突出部45を有していない構成としてもよい。また、突出部45は、第1端部41の先端46や第2端部42の先端47から僅かに離れた位置の内面から突出していてもよい。
・上記実施形態では、固定部材50は、取付面V2から地面方向に延びる固定片62によって車体V1に対して固定されるとしたが、これに限定されず、他の構成で固定されるものとしてもよい。例えば、固定部材50は、他の取付ブラケットを介して取付面V2に固定される構成としてもよい。また、例えば、固定部材50は、取付面V2に形成された取付孔に嵌着される嵌着部を有し、嵌着部が取付孔に嵌着されることで取付面V2に固定される構成としてもよい。
・経路規制部材40は、金属製としてもよい。例えば、経路規制部材40は、鉄系又は銅系又はアルミニウム系などの金属材料からなるものであってもよい。このようにすると、例えば、車両の熱源に近い位置に配置された場合等に、外装部材30の内部の温度、ひいては、電線部材20の温度が上昇することを抑制できる。
・外装部材30は、コルゲートチューブの外面に金属材料を含む金属層が設けられるものであってもよい。こうした金属層は、例えば、めっき処理により設けることができる。金属層は、コルゲートチューブの環状凸部31及び環状凹部32の外面の全体に設けられていることが好ましい。金属層の最表面には、例えば、輻射率が小さいアルミニウムなどの金属材料を用いることが好ましい。こうした構成によれば、例えば、車両の熱源に近い位置に配置された場合等に、外装部材30の内部の温度、ひいては、電線部材20の温度が上昇することを抑制できる。
・外装部材30は、外装部材30の長さ方向に延びるスリットを有するものであってもよい。この場合、スリットを外装部材30の長さ方向の全体にわたって塞ぐように、例えば、外装部材30の外周にテープ巻きを行うことにより、周方向の全体にわたって外装部材30を密閉することが好ましい。これにより、スリットを有する外装部材30の止水性の低下を抑制できる。
・電線部材20は、1本の電線21を有するものであってもよいし、3本以上の電線21を有するものであってもよい。
・電線部材20は、編組部材24を省略することもできる。
・ワイヤハーネス10は、外装部材30の長さ方向に互いに間隔をおいて設けられる複数の経路規制部材40を備えるものであってもよい。
・経路規制部材40は、車両Vの床下に設けられるものに限定されない。経路規制部材40は、電線部材20の配索経路のうち直線状に延びる部分であれば、例えば、車両Vの車室内に設けられるものであってもよい。
10 ワイヤハーネス
11 インバータ
12 高圧バッテリ
20 電線部材
21 電線
22 芯線
23 絶縁被覆
24 編組部材
30 外装部材
31 環状凸部
32 環状凹部
40 経路規制部材
41 第1端部
42 第2端部
43 連結部
44 挿入口
45 突出部
46 第1端部の先端
47 第2端部の先端
50 固定部材
51 本体部
52 蓋部
53 円弧部
54 固定部
55 固定孔
56 爪係止部
57 蓋円弧部
58 延長部
59 ヒンジ部
60 爪部
61 連通孔
62 固定片
63 係合部
64 車体対向部
65 凸部
66 幅狭部
70 スライド規制部材
C1 コネクタ
C2 コネクタ
V 車両
V1 車体
V2 取付面

Claims (9)

  1. 電線部材と、
    前記電線部材の外周を覆う筒状の外装部材と、
    前記外装部材の外周のうち前記外装部材の周方向の一部を覆うとともに前記外装部材の長さ方向に沿って延びており、前記電線部材が配索される経路を規制する経路規制部材と、
    前記経路規制部材を保持するとともに車体に固定される固定部材と、を備え、
    前記経路規制部材は、
    前記経路規制部材の長さ方向と直交する方向に開口するとともに当該長さ方向の全体にわたって延びており、前記外装部材が挿入可能に構成された挿入口と、
    前記経路規制部材の周方向において互いに反対側に位置し、前記挿入口を形成する第1端部及び第2端部と、を有し、
    前記固定部材は、前記挿入口に向かって突出する係合部を有し、
    前記係合部は、前記経路規制部材の周方向において前記第1端部及び前記第2端部の少なくとも一方と接触可能である、
    ワイヤハーネス。
  2. 前記係合部は、前記経路規制部材の長さ方向から見て、先端側に向かうほど幅が狭くなる幅狭部を有する、
    請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記固定部材は、
    本体部と、
    前記本体部に対して固定可能であり、前記本体部に固定された状態で前記本体部と共に前記経路規制部材を囲って保持する蓋部と、を有する、
    請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記係合部は、前記車体の取付面と対向する車体対向部から突出している、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記固定部材は、前記経路規制部材の長さ方向に複数設けられている、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記外装部材は、前記外装部材の長さ方向に沿って環状凸部と環状凹部とが交互に連なって設けられた蛇腹構造を有するコルゲートチューブであり、
    前記係合部は、前記環状凹部内に入り込む凸部を有する、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  7. 前記外装部材の長さ方向において前記外装部材に対する前記経路規制部材の移動を規制するスライド規制部材を備え、
    前記経路規制部材は、前記スライド規制部材が取り付けられていない状態では、前記外装部材の長さ方向において前記固定部材に対する移動が許容されている、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記経路規制部材は、前記第1端部及び前記第2端部の少なくとも一方の内面から前記外装部材に向かって突出して前記外装部材の外面に接触する突出部を有している、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  9. 前記突出部は、前記第1端部の先端及び前記第2端部の先端の少なくとも一方の先端における内面から突出している、
    請求項8に記載のワイヤハーネス。
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