JP2022059221A - 仕分け作業支援装置、自動計量結束装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

仕分け作業支援装置、自動計量結束装置およびコンピュータプログラム Download PDF

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靖史 三島
Yasushi Mishima
伸基 蔵本
Nobuki Kuramoto
徳孝 山本
Noritaka Yamamoto
健作 三原
Kensaku Mihara
大輔 高見
Daisuke Takami
芳弘 久保田
Yoshihiro Kubota
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Abstract

Figure 2022059221000001
【課題】作業者の仕分け作業時間を短縮することが可能な仕分け作業支援装置を提供する。
【解決手段】作業者が仕分けた一群の対象物の重量を計量する計量装置10と、計量された一群の対象物が所定の重量範囲内にあるか否かを判定する制御装置100と、報知器133とを有し、計量装置10は、作業者がコンテナ111から取り出した対象物の重量を計量する手持ち計量ユニット11と、コンテナ111から取り出された対象物が投入されるホッパー121における一群の対象物の重量を計量する計量槽12と、を有し、制御装置100は、コンテナ111から取り出された対象物の重量とホッパー121に投入されている一群の対象物の重量との合計が所定の重量範囲となるか否かを判定し、当該判定結果を報知器133に報知させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、作業者が長尺野菜などの対象物を所定の重量ごとに仕分ける作業を支援する仕分け作業支援装置、それを備える自動計量結束装置、およびコンピュータプログラムに関する。本発明において、「ネギ類」とは、白ネギ、九条ネギなどに限定されず、「ネギに代表される長尺野菜」の意味で使用しており、例えばゴボウ、ニラ、ワケギ、アスパラも含む意味で使用している。また、本発明にいう「長尺野菜」には、ほうれんそう、小松菜等も含まれる。
従来、所定の間隙をおいて平行に掛けられた複数本の幅狭の搬送部材から構成される長尺野菜の搬送コンベヤと、所定重量に達した長尺野菜を排出する計量器と、計量器と対向して設けられ、搬送コンベヤの間隙部を昇降して長尺野菜を計量器から搬送コンベヤ上に載置する受けと、受けと隣接して設けられ、搬送コンベヤの間隙部を昇降する貯留用受けと、を備え、貯留用受けにより長尺野菜の移送間隔を調整する長尺野菜の自動計量結束装置であって、第1フレームと、計量器、受け、貯留用受け、および第1分散制御装置を備える第1計量ユニットと、第1フレームと分離自在に連結される第2フレーム、計量器、受け、貯留用受け、および第2分散制御装置を備える第2計量ユニットと、第1フレームと分離自在に連結される第3フレーム、および、長尺野菜の束を結束する結束機を備える結束ユニットと、第1分散制御装置および第2分散制御装置と通信可能に接続される中央制御装置と、を備え、第1計量ユニットを分離し、第2フレームと第3フレームとを分離自在に連結し、第2分散制御装置と中央制御装置とを通信可能に接続しても長尺野菜の計量および結束作業を行うことができる、長尺野菜の自動計量結束装置が開示されている(たとえば特許文献1)。
特開2019-194108号公報
従来の自動計量結束装置では、複数の計量器を有し、作業者が長尺野菜を取り分けて各計量器に投入し、各計量器において長尺野菜の重量が所定重量に達した場合に、長尺野菜を計量器から排出し、搬送コンベヤにより結束機へと搬送する構成となっているが、この場合、作業者が、複数の計量器のそれぞれに、どの程度の量の長尺野菜を投入すれば所定重量に達するかを即座に判断することが難しく、長尺野菜の仕分け作業に長い時間がかかってしまうという問題があった。
また、特許文献1に記載の自動計量結束装置では、計量器の投入位置が高いため、作業台を設置しなくてはならないという問題があった。
本発明は、作業者の仕分け作業時間を短縮することが可能な仕分け作業支援装置、自動計量結束装置およびコンピュータプログラムを提供することを課題とする。
本発明に係る仕分け作業支援装置は、作業者が対象物を所定の重量ごとに仕分ける作業を支援する仕分け作業支援装置であって、作業者が仕分けた一群の対象物の重量を計量する計量装置と、前記計量装置で計量された前記一群の対象物が所定の重量範囲内にあるか否かを判定する制御装置と、を有し、前記計量装置は、対象物が予め収容されるコンテナと、作業者が当該コンテナに収容された対象物を取り出した場合に、作業者が取り出した対象物の重量を計量する手持ち重量計量器とを有する、手持ち計量ユニットと、作業者により前記コンテナから取り出された対象物が投入されるホッパーと、当該ホッパーに投入されている一群の対象物の重量を計量するホッパー計量器とを有する計量槽と、前記ホッパーに投入されている前記一群の対象物が前記所定の重量範囲にあるかを作業者に報知する報知器と、を有し、前記制御装置は、前記コンテナから取り出された対象物の重量を前記手持ち計量ユニットから取得し、前記ホッパーに投入されている前記一群の対象物の重量を前記計量槽から取得し、前記コンテナから取り出された対象物の重量と前記ホッパーに投入されている前記一群の対象物の重量との合計が前記所定の重量範囲となるか否かを判定し、当該判定結果を前記報知器に報知させる。
上記仕分け作業支援装置において、前記計量装置は、前記コンテナから取り出された対象物の重量を表示する手持ち重量表示器をさらに有し、前記制御装置は、作業者が前記コンテナから取り出した対象物の重量を前記手持ち計量ユニットから取得した場合に、取得した対象物の重量を前記手持ち重量表示器に表示させる構成とすることができる。
上記仕分け作業支援装置において、前記計量槽は、複数の前記ホッパーと、複数の前記ホッパーにそれぞれ対応する複数の前記報知器とを有し、前記制御装置は、作業者が前記コンテナから対象物を取り出したタイミングで、作業者が前記コンテナから取り出した対象物をそれぞれの前記ホッパーに投入した場合に、当該ホッパーにおける一群の対象物の重量が、前記所定の重量範囲内となる、前記所定の重量範囲を超える、または、前記所定の重量範囲に至らないことを示す出力を、当該ホッパーに対応する前記報知器にそれぞれ報知させる構成とすることができる。
上記仕分け作業支援装置において、前記ホッパーは、開閉扉と、当該開閉扉を開閉するシリンダーとを有し、前記シリンダーは、前記開閉扉の開閉方向と略直交する方向に駆動することで、前記開閉扉を開閉することが可能である構成とすることができる。
上記仕分け作業支援装置において、前記対象物が、長尺野菜である構成とすることができる。
上記仕分け作業支援装置において、前記制御装置は、前記ホッパーに投入された前記一群の対象物の重量が前記所定の重量範囲内である場合に、前記ホッパーに前記一群の対象物を排出させる構成とすることができる。
本発明に係る自動計量結束装置は、上記仕分け作業支援装置と、前記計量装置から排出された前記一群の対象物を搬送する搬送装置と、前記搬送装置により前記計量装置から搬送された前記一群の対象物を結束する結束装置と、を有する。
上記自動計量結束装置において、前記計量装置は、第1計量装置および第2計量装置を有し、前記結束装置は、第1結束装置および第2結束装置を有し、前記搬送装置は、前記第1計量装置から前記第1結束装置へと前記一群の対象物を搬送する第1搬送装置と、前記第2計量装置から前記第2結束装置へと前記一群の対象物を搬送する第3搬送装置とを有し、前記第1計量装置、前記第2計量装置、前記第1結束装置および前記第2結束装置はライン状に配列されるとともに、前記第1計量装置および前記第2計量装置は前記第1結束装置および前記第2結束装置よりも配列方向の両端側にそれぞれ配置される構成とすることができる。
上記自動計量結束装置において、対象物を包装袋に包装する包装装置と、前記第1結束装置で結束された前記一群の対象物を前記包装装置へと搬送する第2搬送装置と、前記第2結束装置で結束された前記一群の対象物を前記包装装置へと搬送する第4搬送装置と、をさらに有し、前記第1計量装置で計量された前記一群の対象物が、前記第1搬送装置、前記第1結束装置、前記第2搬送装置を介して前記包装装置まで搬送される第1経路と、前記第2計量装置で計量された前記一群の対象物が、前記第3搬送装置、前記第2結束装置、前記第4搬送装置を介して前記包装装置まで搬送される第2経路と、を有する構成とすることができる。
上記自動計量結束装置において、前記搬送装置はスライダー機構を有する構成とすることができる。
上記自動計量結束装置において、前記搬送装置は前記計量装置の下方に配置され、前記計量装置における長尺野菜の投入位置は100cm以下の高さ位置である構成とすることができる。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを用いて、作業者が、コンテナに予め収容された対象物を前記コンテナから取り出し、ホッパーに所定の重量範囲内となるように取り分ける作業を支援する、コンピュータプログラムであって、作業者が前記コンテナから取り出した対象物の重量を取得するとともに、前記ホッパーに投入されている対象物の重量を取得し、前記コンテナから取り出された対象物の重量と前記ホッパーに投入されている対象物の重量との合計が前記所定の重量範囲となるか否かを判定する。
本発明によれば、コンテナから取り出した対象物をどのホッパーに投入すればよいかを作業者が一目で把握することができるため、作業者の仕分け作業に要する時間を短縮することができる。
本実施形態に係る自動計量結束装置の正面構成図である。 本実施形態に係る自動計量結束装置の平面構成図である。 本実施形態に係る自動計量結束装置の一部を示す斜視図である。 本実施形態に係る自動計量結束装置の一部を示す正面図である。 従来のホッパーの斜視図である。 本実施形態に係るホッパーの斜視図である。 本実施形態に係る計量槽のホッパーの高さ位置(長尺野菜の投入位置)を説明するための図である。 本実施形態に係る長尺野菜の仕分け作業支援処理を示すフローチャート(その1)である。 本実施形態に係る長尺野菜の仕分け作業支援処理を示すフローチャート(その2)である。 自動計量結束装置を構成する各装置の配置例を示す平面図である。
以下に、本発明に係る仕分け作業支援装置、自動計量結束装置およびコンピュータプログラムを、図に基づいて説明する。また、以下においては、本発明に係る仕分け作業支援装置、コンピュータプログラムを有する自動計量結束装置を例示して説明する。
図1は、本実施形態に係る長尺野菜の自動計量結束装置1の正面構成図であり、図2は、本実施形態に係る長尺野菜の自動計量結束装置1の平面構成図である。本実施形態に係る長尺野菜の自動計量結束装置1は、ネギ類などの一群の長尺野菜が所定の重量範囲内となるように計量し、計量した一群の長尺野菜を専用の紐やシールなどで結束する装置である。本実施形態に係る自動計量結束装置1は、図1および図2に示すように、計量装置10と、第1搬送装置30と、結束装置50と、第2搬送装置70と、包装装置90と、制御装置100とから構成され、計量装置10、第1搬送装置30、結束装置50、第2搬送装置70および制御装置100をそれぞれ2つずつ有している。また、計量装置10および制御装置100は、仕分け作業支援装置として機能するものでもある。
本実施形態に係る自動計量結束装置1では、図1および図2に示すように、第1搬送装置30が計量装置10の下側に配置される。また、計量装置10、結束装置50、第2搬送装置70、包装装置90がライン状に配列される。そして、計量装置10で計量された一群の長尺野菜は、第1搬送装置30により結束装置50へと搬送され、結束装置50で結束された後、第2搬送装置70により包装装置90へと搬送され、包装装置90により包装袋に包装される。また、本実施形態では、図1および図2において、左端側の計量装置10で計量された一群の長尺野菜が、左端側の第1搬送装置30から中央側の包装装置90まで搬送される第1処理経路(左側から中央へと向かう処理経路)と、右端側の計量装置10で計量された一群の長尺野菜が、右端側の第1搬送装置30から中央側の包装装置90まで搬送される第2処理経路(右側から中央へと向かう処理経路)とを有する。このように、本実施形態に係る自動計量結束装置1では、1つの包装装置90に対して2つの処理経路を有することで、処理経路を1つしか有しない従来の自動計量装置と比べて、最大処理能力を増強することが可能となる。
また、本実施形態に係る自動計量結束装置1では、上記配列方向における両端側に、計量装置10がそれぞれ配置され、中央側に単一の包装装置90が配置される。これにより、本実施形態に係る自動計量結束装置1では、作業者が左右両側に配置された計量装置10にそれぞれ分かれて長尺野菜の仕分け計量作業を行うことができ、作業者の作業スペースを広く確保することができ、作業者の作業効率を高めることができる。
次いで、図3および図4に基づいて、自動計量結束装置1を構成する各構成の詳細について説明する。図3は、本実施形態に係る自動計量結束装置1のうち、第1処理経路を構成する計量装置10、第1搬送装置30、結束装置50、第2搬送装置70および制御装置100の構成を示す斜視図であり、図4は、本実施形態に係る自動計量結束装置1のうち、第1処理経路を構成する計量装置10、第1搬送装置30、結束装置50、第2搬送装置70および制御装置100の構成を示す正面図である。なお、図4においては、長尺野菜の移動方向を矢印で記載している。また、図4においては、操作盤300を例示しているが、図3では説明の便宜上省略している。
なお、本実施形態に係る自動計量結束装置1は、計量装置10、第1搬送装置30、結束装置50、第2搬送装置70および制御装置100を2つずつ有しているが、それぞれの計量装置10、第1搬送装置30、結束装置50、第2搬送装置70および制御装置100は、配置が異なるだけであり、いずれも同様の構成を有し、同様に動作するものである。
まず、制御装置100について説明する。制御装置100は、計量装置10、第1搬送装置30、結束装置50、第2搬送装置70のそれぞれに電気的に接続しており、これら装置の動作を制御する。なお、制御装置100による各種装置の制御方法は後述する。
計量装置10は、図3および図4に示すように、手持ち計量ユニット11と、計量槽12と、表示装置13とを有する。手持ち計量ユニット11は、コンテナ111および手持ち重量計量器112を有し、コンテナ111内に計量前の長尺野菜が一時的に収容され、作業者がコンテナ111から長尺野菜を取り出した場合に、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量が手持ち重量計量器112により計量される。手持ち重量計量器112で計量された長尺野菜の重量は、制御装置100に出力されるとともに、表示装置13の手持ち重量表示器131にも出力され、手持ち重量表示器131により表示される。
計量槽12は、1個または複数個のホッパー121を有する。本実施形態では、図3または図4に示すように、計量槽12が4つのホッパー121を有する構成を例示している。また、各ホッパー121はホッパー計量器122をそれぞれ有しており、ホッパー121内に投入されている一群の長尺野菜の重量がホッパー計量器122で計量される。ホッパー計量器122で計量されたホッパー121内に投入されている一群の長尺野菜の重量は、制御装置100に出力され、制御装置100により、表示装置13のホッパー重量表示器132に表示される。また、ホッパー121は、底面に開閉扉123を有しており、ホッパー121内に投入されている一群の長尺野菜の重量が所定の重量範囲内になった場合に、ホッパー121の開閉扉123が開かれて、一群の長尺野菜が落下することで、第1搬送装置30へと引き渡される。
ここで、手持ち計量ユニット11と計量槽12との具体的な動作について説明する。手持ち計量ユニット11のコンテナ111には、計量前の長尺野菜が予め収容されている。長尺野菜を計量するために、作業者が手持ち計量ユニット11のコンテナ111から長尺野菜を取り出した場合、作業者により取り出された長尺野菜の重量(取り出し前のコンテナ111内の長尺野菜の重量と、取り出し後のコンテナ111内の長尺野菜の重量との差)が、手持ち計量ユニット11の手持ち重量計量器112により計量され、計量結果が制御装置100へと出力される。制御装置100は、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量を手持ち重量計量器112から取得すると、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量を、表示装置13の手持ち重量表示器131に表示する。これにより、作業者は、コンテナ111から長尺野菜を取り出したタイミングで、コンテナ111から取り出した長尺野菜の重量を把握することができる。
また、計量槽12において、ホッパー計量器122は、ホッパー121ごとに設けられており、各ホッパー121内に投入されている一群の長尺野菜の重量を繰り返し計量し、計量したホッパー121内の一群の長尺野菜の重量を制御装置100に出力する。また、作業者が手持ち計量ユニット11のコンテナ111から取り出した長尺野菜をホッパー121に投入した場合には、当該ホッパー121に対応するホッパー計量器122は、コンテナ111から取り出された長尺野菜が投入された後の、ホッパー121内の長尺野菜の重量を計量し、計量した長尺野菜の重量を制御装置100へと出力する。制御装置100は、ホッパー計量器122から取得したホッパー121内に投入された一群の長尺野菜の重量を、当該ホッパー121に対応する、表示装置13のホッパー重量表示器132に表示させる。
また、制御装置100は、作業者がコンテナ111から長尺野菜を取り出した後、計量槽12のホッパー121に取り出した長尺野菜を投入する前に、手持ち計量ユニット11の手持ち重量計量器112から取得した、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量と、ホッパー計量器122から取得した、ホッパー121内の一群の長尺野菜の重量とに基づいて、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜を、各ホッパー121に投入できるか否かを、ホッパー121ごとに判断する。具体的には、制御装置100は、ホッパー121ごとに、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量と、各ホッパー121内に投入されている一群の長尺野菜の重量との合計重量を算出し、合計重量が所定の重量範囲内となるか否かを判定する。そして、制御装置100は、各ホッパー121に対応する表示装置13の報知器133に、判定結果を示す報知を行わせる。また、制御装置100は、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲内にない場合は、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲に達していないか、または、所定の重量範囲を超えているかを判定し、当該判定結果を示す報知を報知器133に行わせることもできる。
たとえば、長尺野菜を100gごと仕分ける場合において、所定の重量範囲を95g~105gに設定したものとする。そして、作業者が50gの長尺野菜をコンテナ111から取り出し、ホッパー121A~121Cのいずれかに投入するものとする。なお、ホッパー121Aには30gの長尺野菜が既に投入されており、ホッパー121Bには50gの長尺野菜が既に投入されており、ホッパー121Cには80gの長尺野菜が既に投入されているものとする。
この場合、ホッパー121Aについて、制御装置100は、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量である50gと、ホッパー121A内に投入されている一群の長尺野菜の重量である30gとの合計重量を80gと算出し、合計重量80gが所定の重量範囲95g~105g内となるか否かを判定する。長尺野菜の合計重量80gは、所定の重量範囲95g~105gとはならず、また、所定の重量範囲95g~105gに達していないため、制御装置100は、報知器133に、コンテナ111から取り出した長尺野菜をホッパー121Aに投入しても所定の重量範囲に達しないことを示す報知、たとえば緑色のランプの点灯などを行わせる。これにより、作業者に、コンテナ111から取り出した長尺野菜を、ホッパー121Aに投入しても所定の重量範囲に達しないことを一目で把握させることができる。
また、ホッパー121Bについて、制御装置100は、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量である50gと、ホッパー121B内に投入されている一群の長尺野菜の重量である50gとの合計重量を100gと算出し、合計重量100gが所定の重量範囲95g~105g内となるか判定する。長尺野菜の合計重量100gは、所定の重量範囲95g~105g内となるため、制御装置100は、報知器133に、コンテナ111から取り出した長尺野菜をホッパー121Bに投入することで所定の重量範囲内となることを示す報知、たとえば青色のランプの点灯などを行わせる。これにより、作業者に、コンテナ111から取り出した長尺野菜を、ホッパー121Bに投入することで所定の重量範囲内となることを一目で把握させることができる。
さらに、ホッパー121Cについて、制御装置100は、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量である50gと、ホッパー121C内に投入されている一群の長尺野菜の重量である80gとの合計重量を130gと算出し、合計重量130gが所定の重量範囲95g~105g内となるか否かを判定する。長尺野菜の合計重量130gは、所定の重量範囲95g~105gとはならず、また、所定の重量範囲95g~105gを超えているため、制御装置100は、報知器133に、コンテナ111から取り出した長尺野菜をホッパー121Cに投入すると所定の重量範囲を超えてしまうことを示す報知、たとえば赤色のランプの点灯などを行わせる。これにより、作業者に、コンテナ111から取り出した長尺野菜を、ホッパー121Cに投入すると所定の重量範囲を超えることを一目で把握させることができる。
このように、本実施形態においては、作業者がコンテナ111から長尺野菜を取り出したタイミングで、各ホッパー121において、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜を投入した場合に、所定の重量範囲となるのか、所定の重量範囲に達しないのか、所定の重量範囲を超えてしまうのかを作業者に把握させることができる。たとえば、上述した例では、作業者がコンテナ111から50gの長尺野菜を取り出したタイミングで、ホッパー121Aでは所定の重量範囲に達しないこと、ホッパー121Bでは所定の重量範囲内となること、ホッパー121Cでは所定の重量範囲を超えることを、作業者に一目で把握させることができる。その結果、長尺野菜の重量を所定の重量範囲に調整する仕分け作業を簡易化することができ、作業者の仕分け作業時間を短縮することができる。
また、本実施形態において、制御装置100は、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜をホッパー121に投入し、ホッパー121内の一群の長尺野菜の重量が所定の重量範囲内となった場合に、ホッパー121の底部に設置された開閉扉123を開放することで、ホッパー121の下側に位置する第1搬送装置30により、一群の長尺野菜を結束装置50まで搬送する。
ここで、本実施形態に係るホッパー121について説明する。図5は、従来のホッパーを示す斜視図であり、(A)は上方向から見た斜視図、(B)は下方向から見た斜視図である。また、図6は、本実施形態に係るホッパー121を示す斜視図であり、(A)は上方向から見た斜視図、(B)は下方向から見た斜視図である。図6に示すように、本実施形態に係るホッパー121は、底部に開閉扉123を有し、また、開閉扉123を開閉するためのシリンダー124を有している。
一方、図5に示す従来のホッパーも、本実施形態に係るホッパー121と同様に、底部に開閉扉を有し、開閉扉を開閉するためのシリンダーを有している。しかしながら、従来のホッパーでは、2つのシリンダーが開閉扉の左右両脇(X軸方向における開閉扉の外側)にそれぞれ配置され、シリンダーを開閉扉の開閉方向(X軸方向)に駆動させることで、開閉扉を開閉する構成となっている。このように、従来のホッパーでは、シリンダーを開閉扉の開閉方向(X軸方向)に駆動させる構造のため、シリンダーが駆動するシリンダーの長手方向(X軸方向)が、複数のホッパーの配列方向(X軸方向)と一致し、1つのホッパーで少なくともW1の幅が必要となり、複数のホッパーをコンパクトに配列することができなかった。
これに対して、本実施形態に係るホッパー121は、図6に示すように、単一のシリンダー124を有し、シリンダー124が上下方向(Z軸方向)に駆動することで、開閉扉123を開閉する構成となっている。具体的には、シリンダー124が上方向(Z軸正方向)に駆動すると、第1連結部材125を上方向(Z軸正方向)に押し上げ、第1連結部材125と連結している第2連結部材126を、開閉扉123の開く方向(X軸方向)に回転させる。第2連結部材126は開閉扉123と連結しており、第2連結部材126を開閉扉123の開く方向(X軸方向)に回転させることで、開閉扉123が開く。反対に、シリンダー124が下方向(Z軸負方向)に駆動すると、第1連結部材125が下方向(Z軸負方向)に下がり、第1連結部材125と連結している第2連結部材126を開閉扉123が閉まる方向(X軸方向)に回転させる。第2連結部材126は開閉扉123と連結しており、第2連結部材126を開閉扉123が閉まる方向(X軸方向)に回転させることで、開閉扉123が閉まる。なお、図6(B)では、第1連結部材125および第2連結部材126の駆動方向を矢印で示している。
このように、本実施形態に係るホッパー121は、シリンダー124が、複数のホッパー121の配列方向(X方向)と略直交する方向、具体的には、上下方向(Z軸方向)に駆動することで開閉扉123を開閉することが可能であり、シリンダー124の長手方向(Z軸方向)がホッパー121の配列方向(X軸方向)と略直交する構造であるため、従来のホッパー121と比べて、ホッパー121の幅をW2(W2<W1)と小さくすることができる。その結果、複数のホッパー121をコンパクトに配列することができ、計量槽12(しいては計量装置10)を小型化することが可能となる。また、これにより、本実施形態に係る自動計量結束装置1では、以下のような効果を奏することもできる。すなわち、作業者が1人で適切に計量作業を行える範囲(計量槽の幅)には限界があり、従来のように、ホッパーの幅がW1と広い場合、計量槽の幅もその分広くなるため、作業者が計量装置を1人で担当することができず、作業者の数を増やす必要が生じるという問題があった。これに対して、本実施形態に係る自動計量結束装置1では、ホッパー121の幅がW2と狭いため、計量装置を1人で担当することが可能となり、計量装置を担当する作業者の数を削減することができるという効果を奏することができる。なお、シリンダー124は、電動シリンダーであってもよいしエアシリンダーであってもよいが、装置のコンパクト化の観点から電動シリンダーとすることが好ましい。
次に、第1搬送装置30について説明する。第1搬送装置30は、図3および図4に示すように、受け皿31と、受け皿31をX軸方向に移動させるスライダー32とを有しており、制御装置100の指示に基づいて、スライダー32により受け皿31を駆動させることで、受け皿31に収容した一群の長尺野菜を、計量装置10から結束装置50へと搬送する。具体的には、本実施形態において、制御装置100は、ホッパー121に投入されている一群の長尺野菜の重量が所定の重量範囲内となった場合に、スライダー32により、第1搬送装置30の受け皿31を当該ホッパー121の真下まで移動させる。そして、制御装置100は、受け皿31がホッパー121の真下まで移動すると、ホッパー121の開閉扉123を開き、一群の長尺野菜を受け皿31の中に落下させる。そして、制御装置100は、スライダー32により、一群の長尺野菜を収容した受け皿31を結束装置50まで搬送し、結束装置50に一群の長尺野菜を引き渡す。
ここで、従来の自動計量結束装置では、コンベア式の搬送装置を用いていたが、コンベアを回転させるために一定のスペースが必要となり、搬送装置が大型化してしまうという問題があった。これに対して、本実施形態に係る自動計量結束装置1では、スライダー32を用いた第1搬送装置30とすることで、第1搬送装置30の小型化を図ることが可能となった。すなわち、本実施形態に係る自動計量結束装置1では、特許文献1が備えていたコンベアを回転させるための一定のスペースが不要となるため、その分、図7に示すように、ホッパー121の高さ位置(長尺野菜の投入位置)を、たとえば100cm以下と低く設定することが可能となり、その結果、従来必要であった作業者が載るための作業台の設置を不要とすることができる。なお、図7は、実施形態に係る計量槽のホッパーの高さ位置(長尺野菜の投入位置)を説明するための図である。また、スライダー32は、電動のスライダーであってもよいしエア式のスライダーであってもよいが、装置のコンパクト化の観点から電動のスライダーとすることが好ましい。
次に、結束装置50について説明する。結束装置50は、第1搬送装置30により搬送された一群の長尺野菜を専用の紐やテープで結束する。また、本実施形態に係る結束装置50の結束位置は、図3および図4に示すように、第1搬送装置30により長尺野菜を搬送する高さ位置、または、それよりも低い高さ位置に設定される。結束装置50を第1搬送装置30と同じ高さ位置、または、それよりも低い高さ位置とすることで、自動計量結束装置1の省スペース化を図ることができ、結束装置50の上側のスペースにコンテナ111や操作盤300などを配置することが可能となる。なお、結束装置50は公知の結束装置を用いることができる。
第2搬送装置70は、結束装置50により結束された一群の長尺野菜を、結束装置50から包装装置90まで搬送する。第2搬送装置70は、第1搬送装置30と同様に、受け皿71およびスライダー72を有し、第1搬送装置30と同様に動作する。また、第2搬送装置70は、コンベア73を有し、受け皿71に搭載された一群の長尺野菜を、スライダー72によりコンベア73まで移動させ、コンベア73に移し替えた後に、コンベア73により包装装置90まで搬送する。
包装装置90は、結束装置50により結束され、第2搬送装置70により搬送された、一群の長尺野菜を包装袋に包装する。なお、包装装置90は、公知の包装装置を用いることができる。本実施形態において、包装装置90は、稼働開始を示すスタート信号や稼働終了を示すエンド信号を制御装置100に送信しており、これにより、制御装置100は、包装装置90の稼働状況を把握することができる。また、自動計量結束装置1は、包装装置90を有しない構成とすることもできる。この場合、結束された一群の長尺野菜は、包装袋に包装されることなく出荷されることとなる。
次に、本実施形態に係る長尺野菜の仕分け作業支援処理について説明する。図8および図9は、本実施形態に係る長尺野菜の仕分け作業支援処理を示すフローチャートである。なお、図8および図9に示す長尺野菜の仕分け作業支援処理は、たとえば、作業者がコンテナ111から長尺野菜を取り出し、コンテナ111内の長尺野菜の重量が変化したことで開始する構成とすることができる。
まず、ステップS101では、制御装置100により、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量が、手持ち計量ユニット11の手持ち重量計量器112から取得される。また、ステップS102では、制御装置100により、各ホッパー121に既に投入されている一群の長尺野菜の重量が、ホッパー計量器122から取得される。
ステップS103~S109では、ホッパー121ごとに処理が行われる。なお、以下においては、ステップS103~S109において処理の対象となるホッパー121を対象ホッパー121tとして説明する。
具体的には、ステップS103では、制御装置100により、ステップS101で取得した、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量と、ステップS102で取得した、対象ホッパー121tに投入されている一群の長尺野菜の重量との合計が算出される。そして、ステップS104では、制御装置100により、ステップS103で算出した長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲内となるか否かの判定が行われる。
作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜の重量と対象ホッパー121tに投入されている長尺野菜の重量との合計が所定の重量範囲内となると判定された場合(ステップS104=Yes)、ステップS105に進み、制御装置100により、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲内となる旨の報知の指示が、対象ホッパー121tに対応する報知器133に出力され、報知器133により当該報知が行われる。たとえば、報知器133は、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲内であることを示すため、青色のランプを点灯する。これにより、作業者は、コンテナ111から取り出した長尺野菜を対象ホッパー121tに投入した場合、対象ホッパー121t内の長尺野菜の重量を所定の重量範囲内とすることができることを一目で把握することができる。
一方、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲内にならないと判定された場合(ステップS104=No)は、ステップS106に進み、制御装置100により、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲に達していないか否かの判定が行われる。長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲に達していない場合(ステップS106=Yes)は、ステップS107に進み、制御装置100により、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲に達しない旨の報知の指示が、対象ホッパー121tに対応する報知器133に出力され、報知器133により当該報知が行われる。たとえば、報知器133は、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲に達していないことを示すため、緑色のランプを点灯する。これにより、作業者は、コンテナ111から取り出した長尺野菜を対象ホッパー121tに投入した場合、対象ホッパー121t内の長尺野菜の重量が所定の重量範囲に達しないことを一目で把握することができる。また、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲に達している場合(ステップS106=No)は、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲を超える場合となるため、ステップS108に進み、制御装置100により、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲を超える旨の報知の指示が、対象ホッパー121tに対応する報知器133に出力され、報知器133により当該報知が行われる。たとえば、報知器133は、長尺野菜の合計重量が所定の重量範囲を超えることを示すため、赤色のランプを点灯する。これにより、作業者は、コンテナ111から取り出した長尺野菜を対象ホッパー121tに投入した場合、対象ホッパー121t内の長尺野菜の重量が所定の重量範囲を超えることを一目で把握することができる。
ステップS109では、制御装置100により、全てのホッパー121について、ステップS103~S108の処理が行われたか判断される。全てのホッパー121についてステップS103~S108の処理が行われていない場合は、処理が行われていないホッパー121を対象ホッパー121tとして、ステップS103~S108の処理が行われる。また、全てのホッパー121についてステップS103~S108の処理が行われた場合には、図9に示すステップS110に進む。
ステップS110では、制御装置100により、いずれかのホッパー121において、長尺野菜の重量が変化したか否かの判断が行われる。たとえば、作業者が、コンテナ111から取り出した長尺野菜をいずれかのホッパー121に投入するまでは、ステップS110で待機し(ステップS110=No)、作業者がコンテナ111から取り出した長尺野菜をいずれかのホッパー121に投入すると、制御装置100により、長尺野菜が投入されたホッパー121において長尺野菜の重量が変化したと判断され(ステップS110=Yes)、ステップS111に進む。
ステップS111では、長尺野菜が投入されたホッパー121における、長尺野菜の重量が所定の重量範囲内にあるか否かの判定が行われる。長尺野菜の重量が所定の重量範囲内である場合は、ステップS112に進み、長尺野菜の重量が所定の重量範囲内ではない場合は、この仕分け作業支援処理を終了する。なお、長尺野菜が投入されたホッパー121において、長尺野菜の重量が所定の重量範囲を超えている場合は、報知器133によりその旨の警告を報知させる構成としてもよい。
ステップS112では、長尺野菜が投入されたホッパー121において、長尺野菜の重量が所定の重量範囲内となったため、制御装置100により、第1搬送装置30の受け皿31が当該ホッパー121の真下まで移動するように、スライダー32が駆動される。そして、ステップS113では、制御装置100により、ホッパー121の開閉扉123が開かれ、一群の長尺野菜が受け皿31へと収容される。そして、ステップS114において、制御装置100により、受け皿31が結束装置50まで移動するようにスライダー32が駆動され、一群の長尺野菜が結束装置50へと引き渡される。
以上のように、本実施形態に係る自動計量結束装置1では、コンテナ111から取り出された長尺野菜の重量と、各ホッパー121に投入された一群の長尺野菜の重量との合計が所定の重量範囲となるかを、ホッパー121ごとに判定し、判定結果を各ホッパー121に対応する報知器133に報知させることで、作業者に、コンテナ111から取り出した長尺野菜をどのホッパー121に投入した場合、ホッパー121内の一群の長尺野菜の重量を所定の重量範囲とすることができるかを一目で把握させることができる。その結果、長尺野菜の重量を調整しながら長尺野菜をホッパー121に投入する仕分け作業時間を短縮することが可能となる。
また、本実施形態に係る自動計量結束装置1では、2つの計量装置10および結束装置50がライン状に配列されるとともに、2つの計量装置10はそれぞれ配列方向の両端側に配置されるため、作業者が両端に分かれて作業することができため、作業スペースを十分に確保することができ、作業効率を高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態例について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態の記載に限定されるものではない。上記実施形態例には様々な変更・改良を加えることが可能であり、そのような変更または改良を加えた形態のものも本発明の技術的範囲に含まれる。
たとえば、上述した実施形態では、図6(B)に示すように、ホッパー121は、上下方向(Z軸方向)に駆動するシリンダー124を有する構成を例示したが、この構成に限定されず、シリンダー124は複数のホッパー121の配列方向(X軸方向)と略直交する方向であればよく、たとえば、ホッパー121の長手方向(Y軸方向)に駆動することで、開閉扉123を開閉する構成とすることもできる。
さらに、上述した実施形態では、図1に示すように、2つの計量装置、搬送装置および結束装置を左右対称にライン状に配置する構成を例示した例示したが、この構成に限定されず、包装装置90の処理能力に応じて、これら装置を自由に配置することができる。ここで、図10は、他の実施形態に係る自動計量結束装置の構成を示す上面図である。たとえば、図10(A)に示すように、計量装置10、計量装置10の下側に配置される第1搬送装置30、結束装置50、第2搬送装置70および包装装置90を1つずつライン状に配置して自動計量結束装置を構成することができる。また、図10(B)に示すように、計量装置10、第1搬送装置30、結束装置50および第2搬送装置70を並行に並べて(2ラインとして)配置する構成としてもよい。さらに、図示していないが、計量装置、搬送装置、結束装置からなる組み合わせのラインを3列、または、図10(C)に示すようにラインが4列となるように、各装置を配置する構成とすることもできる。なお、図10(B),(C)に示すように、計量装置、搬送装置、結束装置からなる組み合わせのラインを並列に並べる場合、包装装置90はコンベアを備える構成とすることが好ましい。
1…自動計量結束装置
10…計量装置
11…手持ち計量ユニット
111…コンテナ
112…手持ち重量計量器
12…計量槽
121…ホッパー
123…開閉扉
124…シリンダー
125…第1連結部材
126…第2連結部材
122…ホッパー計量器
13…表示装置
131…手持ち重量表示器
132…ホッパー重量表示器
133…報知器
30…第1搬送装置
31…受け皿
32…スライダー
50…結束装置
70…第2搬送装置
71…受け皿
72…スライダー
73…コンベア
90…包装装置
100…制御装置
300…操作盤

Claims (12)

  1. 作業者が対象物を所定の重量ごとに仕分ける作業を支援する仕分け作業支援装置であって、
    作業者が仕分けた一群の対象物の重量を計量する計量装置と、
    前記計量装置で計量された前記一群の対象物が所定の重量範囲内にあるか否かを判定する制御装置と、を有し、
    前記計量装置は、
    対象物が予め収容されるコンテナと、作業者が当該コンテナに収容された対象物を取り出した場合に、作業者が取り出した対象物の重量を計量する手持ち重量計量器とを有する、手持ち計量ユニットと、
    作業者により前記コンテナから取り出された対象物が投入されるホッパーと、当該ホッパーに投入されている一群の対象物の重量を計量するホッパー計量器とを有する計量槽と、
    前記ホッパーに投入されている前記一群の対象物が前記所定の重量範囲内にあるかを作業者に報知する報知器と、を有し、
    前記制御装置は、前記コンテナから取り出された対象物の重量を前記手持ち計量ユニットから取得し、前記ホッパーに投入されている前記一群の対象物の重量を前記計量槽から取得し、前記コンテナから取り出された対象物の重量と前記ホッパーに投入されている前記一群の対象物の重量との合計が前記所定の重量範囲となるか否かを判定し、当該判定結果を前記報知器に報知させる、仕分け作業支援装置。
  2. 前記計量装置は、前記コンテナから取り出された対象物の重量を表示する手持ち重量表示器をさらに有し、
    前記制御装置は、作業者が前記コンテナから取り出した対象物の重量を前記手持ち計量ユニットから取得した場合に、取得した対象物の重量を前記手持ち重量表示器に表示させる、請求項1に記載の仕分け作業支援装置。
  3. 前記計量槽は、複数の前記ホッパーと、複数の前記ホッパーにそれぞれ対応する複数の前記報知器とを有し、
    前記制御装置は、作業者が前記コンテナから対象物を取り出したタイミングで、作業者が前記コンテナから取り出した対象物をそれぞれの前記ホッパーに投入した場合に、当該ホッパーにおける一群の対象物の重量が、前記所定の重量範囲内となる、前記所定の重量範囲を超える、または、前記所定の重量範囲に至らないことを示す出力を、当該ホッパーに対応する前記報知器にそれぞれ報知させる、請求項1または2に記載の仕分け作業支援装置。
  4. 前記ホッパーは、開閉扉と、当該開閉扉を開閉するシリンダーとを有し、
    前記シリンダーは、前記開閉扉の開閉方向と略直交する方向に駆動することで、前記開閉扉を開閉することが可能である、請求項1ないし3のいずれかに記載の仕分け作業支援装置。
  5. 前記対象物が、長尺野菜である、請求項1ないし4のいずれかに記載の仕分け作業支援装置。
  6. 前記制御装置は、前記ホッパーに投入された前記一群の対象物の重量が前記所定の重量範囲内である場合に、前記ホッパーに前記一群の対象物を排出させる、請求項1ないし5のいずれかに記載の仕分け作業支援装置。
  7. 請求項6に記載の仕分け作業支援装置と、
    前記計量装置から排出された前記一群の対象物を搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置により前記計量装置から搬送された前記一群の対象物を結束する結束装置と、を有する、自動計量結束装置。
  8. 前記計量装置は、第1計量装置および第2計量装置を有し、
    前記結束装置は、第1結束装置および第2結束装置を有し、
    前記搬送装置は、前記第1計量装置から前記第1結束装置へと前記一群の対象物を搬送する第1搬送装置と、前記第2計量装置から前記第2結束装置へと前記一群の対象物を搬送する第3搬送装置とを有し、
    前記第1計量装置、前記第2計量装置、前記第1結束装置および前記第2結束装置はライン状に配列されるとともに、前記第1計量装置および前記第2計量装置は前記第1結束装置および前記第2結束装置よりも前記配列方向の両端側にそれぞれ配置される、請求項7に記載の自動計量結束装置。
  9. 対象物を包装袋に包装する包装装置と、
    前記第1結束装置で結束された前記一群の対象物を前記包装装置へと搬送する第2搬送装置と、
    前記第2結束装置で結束された前記一群の対象物を前記包装装置へと搬送する第4搬送装置と、をさらに有し、
    前記第1計量装置で計量された前記一群の対象物が、前記第1搬送装置、前記第1結束装置、前記第2搬送装置を介して前記包装装置まで搬送される第1経路と、
    前記第2計量装置で計量された前記一群の対象物が、前記第3搬送装置、前記第2結束装置、前記第4搬送装置を介して前記包装装置まで搬送される第2経路と、を有する、請求項8に記載の自動計量結束装置。
  10. 前記搬送装置はスライダー機構を有する、請求項7ないし9のいずれかに記載の自動計量結束装置。
  11. 前記搬送装置は前記計量装置の下方に配置され、前記計量装置における対象物の投入位置は、100cm以下の高さ位置である、請求項7ないし10のいずれかに記載の自動計量結束装置。
  12. コンピュータを用いて、
    作業者が、コンテナに予め収容された対象物を前記コンテナから取り出し、ホッパーに所定の重量範囲内となるように仕分ける作業を支援する、コンピュータプログラムであって、
    作業者が前記コンテナから取り出した対象物の重量を取得するとともに、前記ホッパーに投入されている対象物の重量を取得し、作業者が前記コンテナから取り出した対象物の重量と前記ホッパーに投入されている対象物の重量との合計が前記所定の重量範囲内となるか否かを判定する、コンピュータプログラム。
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