JP2022058111A - 乗り物用シート - Google Patents

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【課題】着座者と生体センサの密着性を確保することが可能な乗り物用シートを提供する。【解決手段】乗り物用シートは、骨格となるシートフレーム(バックフレーム20)にクッション材2aを載置して、表皮材2bで被覆されて構成されるシートである。乗り物用シートは、クッション材2aと表皮材2bの間に取り付けられ、着座者の生体信号を検出するセンサ検出部41を有する生体センサ40を備えている。バックフレーム20は、シート幅方向の左右側方に配置されるサイドフレーム21と、サイドフレーム21に取り付けられ、サイドフレーム21よりも着座者が着座する着座面側へ突出しているサポート部材70とを有している。センサ検出部41とサポート部材70とが、サポート部材70の突出方向で重なる位置に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、乗り物用シートに係り、特に、クッション材と表皮材の間に生体センサを備えた乗り物用シートに関する。
従来、車両運転時において運転者の生体情報を計測する機能を備えた車両用シートが知られており、例えば、運転者の生体信号を検出する生体センサを用いて運転者の心拍を計測し、心拍の変化に異常が生じた場合に運転者に素早く報知することが可能な機能を備えたシートが知られている(具体的には、特許文献1参照)。
また、運転者の着座姿勢を検出する生体センサを用いて運転者の身体状態を推定し、推定結果に応じてシートのシート運動を制御し、運転者を疲労した状態から回復させる機能を備えたシートが知られている(具体的には、特許文献2参照)。
特開2015-123359号公報 特開2017-65504号公報
ところで、特許文献1、2のような乗り物用シートでは、運転者と生体センサの密着性を確保し、生体センサのセンシング性能を好適に確保することが求められていた。
例えば、上記乗り物用シートの中には、シート幅方向の側方から運転者を支持するサポート部材(サイドサポート部材)を備えたシートが存在する。当該サポート部材を利用して生体センサのセンシング性能を高めることが求められていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、着座者と生体センサの密着性を確保することが可能な乗り物用シートを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、既存の構成部品を利用して生体センサのセンシング性能を高めることが可能な乗り物用シートを提供することにある。
前記課題は、本発明の乗り物用シートによれば、骨格となるシートフレームにクッション材を載置して、表皮材で被覆されて構成される乗り物用シートであって、前記クッション材と前記表皮材の間に取り付けられ、着座者の生体信号を検出するセンサ検出部を有する生体センサを備え、前記シートフレームは、シート幅方向の左右側方に配置されるサイドフレームと、前記サイドフレームに取り付けられ、前記サイドフレームよりも前記着座者が着座する着座面側へ突出しているサポート部材と、を有し、前記センサ検出部と、前記サポート部材とが、前記サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されていること、により解決される。
上記構成により、着座者と生体センサ(センサ検出部)の密着性を確保することが可能な乗り物用シートを実現することができる。
具体的には、センサ検出部と、サポート部材とが、サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されている。そのため、サポート部材によってセンサ検出部を好適に支持することができ、着座者と生体センサの密着性を確保することができる。
また上記構成により、既存の構成部品(サポート部材)を利用して生体センサのセンシング性能を高めることが可能な乗り物用シートを実現できる。
このとき、前記サポート部材は、シート幅方向の側方から前記着座者を支持するように構成され、前記サイドフレームの長尺方向に沿って長尺に延びており、前記センサ検出部は、前記サイドフレームの長尺方向に間隔を空けて複数配置され、複数の前記センサ検出部と、前記サポート部材とが、前記サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されていると良い。
上記構成により、サポート部材によって複数のセンサ検出部を好適に支持することができ、着座者と生体センサの密着性を確保することができる。
このとき、前記サポート部材は、前記着座面側に向かって凸状に突出するように構成され、前記センサ検出部と、前記サポート部材の突出先端部とが、前記サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されていると良い。
また、前記サポート部材は、前記着座面側に向かって湾曲しながら突出するように構成され、前記センサ検出部と、湾曲した前記サポート部材のシート幅方向の内側面とが、前記サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されていると良い。
上記構成により、サポート部材によってセンサ検出部をより好適に支持することができ、着座者と生体センサの密着性を確保することができる。
このとき、前記クッション材は、シート幅方向の中央部分にあるクッション中央部と、前記クッション中央部よりもシート幅方向の外側に位置し、前記クッション中央部よりも前記着座者側に突出している左右のクッションサイド部と、を有し、前記センサ検出部は、前記クッションサイド部上に配置され、かつ、前記サポート部材の突出方向に対して前記クッション中央部側に傾斜した方向を向くように配置されていると良い。
上記構成により、着座者と生体センサの密着性をより高めることができ、生体センサのセンシング性能を高めることができる。
このとき、前記クッション材の表面には、前記表皮材の端末を吊りこむための表皮吊り込み溝が形成され、前記表皮吊り込み溝は、シート幅方向の左右側方に配置され、それぞれ前記サイドフレームの長尺方向に沿って長尺に延びており、複数の前記センサ検出部は、前記表皮吊り込み溝よりもシート幅方向の外側に配置されていると良い。
上記構成により、表皮吊り込み溝との関係によって生体センサのセンシング性能に影響が生じることを避けることができる。
このとき、前記生体センサによって検出された前記生体信号を処理する制御装置を備え、前記生体センサは、前記センサ検出部と前記制御装置を電気的に接続するための伝送路と、を備え、前記伝送路は、前記クッション材の表面において複数の前記センサ検出部と接続され、前記表皮吊り込み溝を避けて延びていると良い。
上記構成により、伝送路が表皮吊り込み溝に干渉することを避けることができ、伝送路の変形や位置ずれを抑制することができる。その結果、生体センサのセンシング性能を好適に確保することができる。
このとき、前記伝送路は、シート状又はフィルム状の電気回路であって、前記クッション材の表面に載置されていると良い。
上記構成により、着座者の着座フィーリングを損なうことなく、生体センサのセンシング性能を好適に確保することができる。
このとき、前記シートフレームは、シートバックの骨格となるバックフレームを備え、前記サイドフレームは、シート幅方向の左右側方に配置され、上下方向に延びているバックサイドフレームであって、前記センサ検出部は、上下方向に間隔を空けて複数配置され、前記伝送路は、前記制御装置に向かって前記表皮吊り込み溝を避けながら下方に延びていると良い。
上記構成により、シートバックにおいて伝送路が表皮吊り込み溝に干渉することを避けることができ、伝送路の変形や位置ずれを抑制できる。また、シートクッション側に配置された制御装置に向かってシンプルな形で伝送路を伸ばすことができる。
このとき、前記シートフレームは、シートクッションの骨格となるクッションフレームを備え、前記サイドフレームは、シート幅方向の左右側方に配置され、シート前後方向に延びているクッションサイドフレームであって、前記センサ検出部は、前記クッション材の表面側においてシート前後方向に間隔を空けて複数配置され、前記制御装置は、前記クッション材の裏面側に取り付けられており、前記クッション材は、前記センサ検出部とは異なる位置に設けられ、前記クッション材の厚み方向に貫通し、前記伝送路を挿通させるためのセンサ挿通穴を有し、前記伝送路は、前記センサ挿通穴を通過しながら、前記センサ検出部と前記制御装置を接続していると良い。
上記構成により、シートクッションにおいてセンサ検出部と制御装置を接続するための伝送路をシンプルな形で伸ばすことができる。
本発明によれば、着座者と生体センサ(センサ検出部)の密着性を確保することが可能な乗り物用シートを実現することができる。具体的には、サポート部材によってセンサ検出部を好適に支持することができ、着座者と生体センサの密着性を確保できる。また、既存の構成部品(サポート部材)を利用して生体センサのセンシング性能を高めることが可能となる。
また本発明によれば、着座者と生体センサの密着性をより高めることができ、生体センサのセンシング性能を高めることができる。
また本発明によれば、表皮吊り込み溝との関係によって生体センサのセンシング性能に影響が生じることを避けることができる。
また本発明によれば、伝送路が表皮吊り込み溝に干渉することを避けることができ、伝送路の変形や位置ずれを抑制することができる。その結果、生体センサのセンシング性能を好適に確保できる。
また本発明によれば、着座者の着座フィーリングを損なうことなく、生体センサのセンシング性能を好適に確保することができる。
また本発明によれば、シートバックにおいて伝送路が表皮吊り込み溝に干渉することを避けることができ、伝送路の変形や位置ずれを抑制できる。また、シートクッション側に配置された制御装置に向かってシンプルな形で伝送路を伸ばすことができる。
また本発明によれば、シートクッションにおいてセンサ検出部と制御装置を接続するための伝送路をシンプルな形で伸ばすことができる。
本実施形態の乗り物用シートを示す外観斜視図である。 骨格となるシートフレームを示す斜視図である。 シートクッションを示す上面図であって、センサ及び伝送路の配置パターンを説明する図である。 シートバックを示す正面図であって、センサ及び伝送路の配置パターンを説明する図である。 シートフレーム、クッション材、生体センサ及び伝送路の組み付け状態を説明する斜視図である。 生体センサ、制御装置及び電源のブロック図である。 サポート部材を示す斜視図である。 別の角度から見たサポート部材を示す斜視図である。 図1のVIII-VIII断面図であって、サイドサポートの位置関係を説明する図である。
以下、本発明に係る実施形態について図1-図8を参照して説明する。
本実施形態は、骨格となるシートフレームにクッション材を載置して、表皮材で被覆されて構成される乗り物用シートであって、クッション材と表皮材の間に取り付けられ、着座者の生体信号を検出するセンサ検出部を有する生体センサを備えており、シートフレームは、シート幅方向の左右側方に配置されるサイドフレームと、サイドフレームに取り付けられ、サイドフレームよりも着座者が着座する着座面側へ突出しているサポート部材と、を有しており、センサ検出部とサポート部材とが、サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されていることを主な特徴とする乗り物用シートの発明である。
なお、乗り物用シートのシートバックに対して着座者が着座する側がシート前方側となる。
本実施形態の乗り物用シートSは、図1に示すように、車両用シートであって、シートクッション1と、シートバック2と、ヘッドレスト3とを備えるシート本体と、シート本体の内部に取り付けられ、シート本体に着座している着座者の生体電位に応じた電気信号(生体信号)を検出するシート状の生体センサ30、40と、生体センサ30、40によって検出された生体信号を受信し、受信した生体信号を外部(例えば、着座者が所有する携帯端末M)へ送信する制御装置50と、から主に構成されている。
また、乗り物用シートSは、着座者をシート幅方向の側方から支持するように構成された左右のサポート部材60、70を備えている。
シートクッション1は、図1、図3に示すように、着座者を下方から支持する着座部であって、骨格となる図2に示すクッションフレーム10上にクッション材1aを載置して表皮材1bで被覆されて構成されている。
クッション材1aは、発泡ウレタン等からなるパッド部材であって、シート幅方向の中央部分にあるクッション中央部1Aと、クッション中央部のシート幅方向の外側にある左右のクッションサイド部1B(サイドボルスター部)と、から構成されている。
クッション材1aの表面上には、クッション中央部1Aと左右のクッションサイド部1Bを区分けするようにシート前後方向に延びている左右の表皮吊り込み溝1aaが形成されている。
またクッション中央部1Aの中央部と、左右のクッションサイド部1Bの中央部とには、クッション材1aの厚み方向に貫通して形成され、生体センサ30の一部を通すためのセンサ挿通穴1ab、1ac、1adが形成されている。
なお、クッション材1aの表面上のうち、生体センサ30に対向する部分には、着座フィーリングを確保すべく、生体センサ30の外形に対応したクッション凹部が形成されていても良い。
シートバック2は、図1、図4に示すように、着座者の背中を後方から支持する背もたれ部であって、骨格となる図2に示すバックフレーム20にクッション材2aを載置して表皮材2bで被覆されて構成されている。
クッション材2aは、シート幅方向の中央部分にあるクッション中央部2Aと、シート幅方向の外側にある左右のクッションサイド部2Bと、から構成されている。
クッション材2aの表面上には、クッション中央部2Aと左右のクッションサイド部2Bを区分けするように上下方向に延びている左右の表皮吊り込み溝2aaが形成されている。
クッションフレーム10は、図2に示すように、略矩形状の枠状体からなり、左右側方に配置されるクッションサイドフレーム11と、各クッションサイドフレーム11の前端部分に架設される板状のパンフレーム12(架設フレーム)と、各クッションサイドフレーム11の後方部分を連結する後方連結フレーム13と、パンフレーム12及び後方連結フレーム13に掛け止めされ、シート前後方向に蛇状に延びている複数の弾性バネ14(弾性支持部材)と、から主に構成されている。
また、クッションフレーム10は、クッションサイドフレーム11に取り付けられ、クッションサイドフレーム11よりも着座面側(上方側)へ突出しているサポート部材60をさらに備えている。
クッションサイドフレーム11は、シート前後方向に長尺な板状フレームである。
なお、クッションサイドフレーム11の後方部分にはリクライニング装置4が取り付けられており、その下方部分にはハイトリンク装置5を介してレール装置6が取り付けられている。
パンフレーム12は、着座者の大腿部を支持するフレームであって、矩形状のプレート体からなり、シート幅方向の両端部分が、クッションサイドフレーム11の上面に載置されて取り付けられている。
弾性バネ14は、着座者の臀部を支持する弾性支持部材であって、シート幅方向において所定の間隔を空けて複数設けられている。
弾性バネ14は、その前端部分がパンフレーム12上面に形成された不図示の掛け止め穴の縁に掛け止めされ、その後端部分が後方連結フレーム13に不図示のフック部材を介して掛け止めされて構成されている。
バックフレーム20は、図2に示すように、略矩形状の枠状体からなり、左右側方に配置されるバックサイドフレーム21と、各バックサイドフレーム21の上端部分を連結する逆U字形状の上部フレーム22と、各バックサイドフレーム21の下端部分を連結するプレート形状の下部フレーム23と、各バックサイドフレーム21にそれぞれ掛け止めされ、シート幅方向に蛇状に延びている複数の弾性ワイヤ24(ワイヤ部材)と、複数の弾性ワイヤ24によって保持され、着座者を支持する支持プレート25と、から主に構成されている。
また、バックフレーム20は、バックサイドフレーム21に取り付けられ、バックサイドフレーム21よりも着座面側(前方側)へ突出しているサポート部材70をさらに備えている。
バックサイドフレーム21は、上下方向に延出し、横断面略C字形状からなる板金部材であって、その下端部分がリクライニング装置4を介してクッションサイドフレーム11の後端部分に連結されている。
上記構成においてバックフレーム20は、クッションフレーム10に対して相対回動することが可能となっている。
生体センサ30は、図1、図3に示すように、着座者がシートに着座した際にシートクッション1の着座面に加わる着座圧を検出するシート状の圧力センサであって、クッション材1aと表皮材1bの間に取り付けられている。具体的には、クッション中央部1Aの中央部と、左右のクッションサイド部1Bの中央部とにそれぞれ取り付けられている。
また、生体センサ40は、図4に示すように、シートバック2の着座面に加わる着座圧を検出する圧力センサであって、クッション材2aと表皮材2bの間に取り付けられている。具体的には、クッション中央部2Aの中央部と、左右のクッションサイド部2Bの中央部とにそれぞれ取り付けられている。
ここで「着座圧」とは、着座者がシートクッション1上に着座した状態において当該着座者の生理的活動、具体的には呼吸に応じて周期に変化する値であり、圧力センサによって検出される対象値である。
生体センサ30は、図3に示すように、複数からなり、クッション中央部1Aの中央部分に配置される前方生体センサ30aと、クッション中央部1Aの後方部分に配置される後方生体センサ30bと、左右のクッションサイド部1Bにそれぞれ配置される右側生体センサ30c及び左側生体センサ30dと、を有している。
生体センサ30a~30dは、着座者のヒップポイントの位置又はヒップポイント近辺に相当する位置にそれぞれ配置されている。また、それぞれ独立して着座圧を検出し、当該着座圧の検出結果に基づく検出信号を出力する。
生体センサ30a~30dは、図3、図5に示すように、着座者による着座圧を検出するセンサ検出部31と、センサ検出部31が着座圧を検出した際に検出信号を出力するための伝送路(第1伝送路32、第2伝送路33)と、を有している。
センサ検出部31は、導電シート上に接着される感圧スイッチである。
第1伝送路32は、導電シート上に伝送路となる導電線が接着されたものである。
第2伝送路33は、導電シート上に導電線が接着されてなる第1部分33aと、導電線が束ねられてワイヤーハーネスとなる第2部分33bと、から構成されている。そして、第1伝送路32と制御装置50を連結するために、クッション材1aのセンサ挿通穴1abを通過して延びている。
前方生体センサ30aは、第1センサ検出部31a、第2センサ検出部31b、第3センサ検出部31c及び第4センサ検出部31dを有している。
第1センサ検出部31aと第2センサ検出部31bは、シート前後方向において同じ位置(重なる位置)に配置され、かつ、シート幅方向において異なる位置に配置されている。
第3センサ検出部31cと第4センサ検出部31dは、第1センサ検出部31a(第2センサ検出部31b)よりも後方位置に配置され、シート前後方向において同じ位置(重なる位置)に配置され、かつ、シート幅方向において異なる位置に配置されている。
また、前方生体センサ30aは、第1伝送路32として、第1センサ検出部31a及び第2センサ検出部31bを連結する第1部分32aと、第3センサ検出部31c及び第4センサ検出部31dを連結する第2部分32bと、第1部分32a及び第2部分32bを連結し、センサ挿通穴1abに向かって延びている第3部分32cと、を有している。
第1部分32a、第2部分32bは、シート幅方向に沿って延びている。第3部分32cは、シート前後方向に沿って延びている。
後方生体センサ30bは、第5センサ検出部31e及び第6センサ検出部31fを有している。第5センサ検出部31eと第6センサ検出部31fは、シート前後方向において同じ位置(重なる位置)に配置され、かつ、シート幅方向において異なる位置に配置されている。
また、後方生体センサ30bは、第1伝送路32として、第5センサ検出部31e及び第6センサ検出部31fを連結する第4部分32dと、第4部分32dからセンサ挿通穴1abに向かって延びている第5部分32eと、を有している。
第4部分32dは、シート幅方向に沿って延びており、第5部分32eは、シート前後方向に沿って延びている。
上記構成において、図5に示すように、第2伝送路33のうち第1部分33aは、第1伝送路32から連続して下方に屈曲してセンサ挿通穴1abを通過するように延びている。
そして第2伝送路33のうち第2部分33bは、第1部分33aから連続してシート前方に屈曲してパンフレーム12の底面に向かってさらに延出し、その延出先端部がコネクタを介して制御装置50と接続されている。
右側生体センサ30cは、第7センサ検出部31g及び第8センサ検出部31hを有している。第7センサ検出部31gと第8センサ検出部31hは、シート前後方向において異なる位置に配置され、かつ、シート幅方向において同じ位置(重なる位置)に配置されている。
また、右側生体センサ30cは、第1伝送路32として、第7センサ検出部31g及び第8センサ検出部31hを連結する第6部分32fと、第6部分32fからセンサ挿通穴1acに向かって延びている第7部分32gと、を有している。
第6部分32fは、シート前後方向に延びており、第7部分32gは、シート幅方向に延びている。
左側生体センサ30dは、第9センサ検出部31i及び第10センサ検出部31jを有している。第9センサ検出部31iと第10センサ検出部31jは、シート前後方向において異なる位置に配置され、かつ、シート幅方向において同じ位置(重なる位置)に配置されている。
また、左側生体センサ30dは、第1伝送路32として、第9センサ検出部31i及び第10センサ検出部31jを連結する第8部分32hと、第8部分32hからセンサ挿通穴1adに向かって延びている第9部分32iと、を有している。
第8部分32hは、シート前後方向に延びており、第9部分32iは、シート幅方向に延びている。
上記構成において、第2伝送路33のうち第1部分33aは、第1伝送路32から連続して下方に屈曲してセンサ挿通穴1ac(1ad)を通過するように延びている。
そして第2伝送路33のうち第2部分33bは、第1部分33aから連続してシート斜め前方に屈曲してパンフレーム12の底面に向かってさらに延出し、制御装置50と接続されている。
生体センサ40は、図4に示すように、複数からなり、シートバック2の中央部分から下方部分にかけて配置されている。
詳しく述べると、生体センサ40は、クッション中央部1Aの中央部分に配置される中央生体センサ40aと、左右のクッションサイド部1Bにそれぞれ配置される右側生体センサ40b及び左側生体センサ40cと、を有している。
生体センサ40は、センサ検出部41と、伝送路(第1伝送路42、第2伝送路43)と、を有している。
第1伝送路42は、クッション材2aの表面上に配置されている。
第2伝送路43は、第1伝送路42から連続してシートクッション1に向かって延びている。そして、クッション材1a及びクッションフレーム10よりも下方位置を通過し、その延出先端部がコネクタを介して制御装置50と接続されている。
中央生体センサ40aは、第1センサ検出部41a、第2センサ検出部41b、第3センサ検出部41c、第4センサ検出部41d、第5センサ検出部41e及び第6センサ検出部41fを有している。
第1センサ検出部41aと第2センサ検出部41bは、上下方向において同じ位置(重なる位置)に配置され、かつ、シート幅方向において異なる位置に配置されている。
第3センサ検出部41cと第4センサ検出部41dは、第1センサ検出部31a(第2センサ検出部31b)よりも下方位置に配置され、上下方向において同じ位置(重なる位置)に配置され、かつ、シート幅方向において異なる位置に配置されている。
第5センサ検出部41eと第6センサ検出部41fは、第3センサ検出部41c(第4センサ検出部41d)よりも下方位置に配置され、上下方向において同じ位置(重なる位置)に配置され、かつ、シート幅方向において異なる位置に配置されている。
また、中央生体センサ40aは、第1伝送路42として、第1センサ検出部41a及び第2センサ検出部41bを連結する第1部分42aと、第3センサ検出部41c及び第4センサ検出部41dを連結する第2部分42bと、第5センサ検出部41e及び第6センサ検出部41fを連結する第3部分42cと、第1部分42a、第2部分42b及び第3部分42cを連結し、下方に向かって延びている第4部分42dと、を有している。
右側生体センサ40bは、第7センサ検出部41g及び第8センサ検出部41hを有している。第7センサ検出部41gと第8センサ検出部41hは、上下方向において異なる位置に配置され、かつ、シート幅方向において同じ位置(重なる位置)に配置されている。
また、右側生体センサ40bは、第7センサ検出部41gと第8センサ検出部41hを連結し、第8センサ検出部31hよりも下方に延びている第1伝送路42を有している。
左側生体センサ40cは、第9センサ検出部41i及び第10センサ検出部41jを有している。第9センサ検出部41iと第10センサ検出部41jは、シート前後方向において異なる位置に配置され、かつ、シート幅方向において同じ位置(重なる位置)に配置されている。
また、左側生体センサ40cは、第9センサ検出部41i及び第10センサ検出部41jを連結し、第10センサ検出部41jよりも下方に延びている第1伝送路42を有している。
制御装置50は、図2、図5に示すように、生体センサ30、40によって検出された生体信号を処理する装置であって、パンフレーム12の底面に不図示のホルダーを介して取り付けられている。
詳しく述べると、制御装置50は、図6に示すように、生体センサ30、40によって検出された生体信号を受信し、外部へ無線送信するための通信部51と、生体センサ30、40で検出された生体信号を通信部51へ送信する処理を行う制御部52と、を有している。
通信部51は、無線通信技術を利用して外部の端末、例えばタブレット端末、スマートフォン、PC等のコンピュータ、電気機器と接続し、電気信号(データ信号)の送受信をするものである。
制御部52は、マイクロコンピュータに相当し、電気制御を総合的に実行するものである。
制御装置50は、乗り物内に搭載された電源Pから電力の供給を受けることとしている。
なお、制御装置50は、乗り物用シートS内部に取り付けられていても良いし、乗り物用シートS外部に取り付けられていても良い。
上記構成において、例えば、制御装置50が不図示の公知な心拍計測装置とネットワークを通じて接続されることで、心拍計測装置が生体センサ30、40から送信された着座者の呼吸信号に基づいて着座者の心拍を計測し、心拍の変化に異常が生じた場合に着座者に素早く報知することが可能となる。
なお、呼吸信号に基づいて心拍数を算出する具体的な方法については、公知の算出方法(例えば、特開2015-123359号公報に記載の算出方法)が利用可能であって、具体的な説明については省略する。
そのほか、着座者の要望に応じて「生体センサの種類」を変更し、生体センサから検出される生体情報に基づく「アウトプット機能」を変更することもできる。
具体的には、圧力センサのほか、静電容量センサ、温度センサや音センサ、光センサ、臭いセンサ、加速度センサ等を採用しても良い。
また、「アウトプット機能」としては、着座者の心拍の変化を計測して心拍の異常(居眠り状態)を着座者に報知するほか、着座者の着座姿勢を計測してシートのシート運動を制御しリラックスモードや骨格矯正モードを演出すること、着座者の生体情報(例えば、心電図や血圧、体温、呼吸等)に基づいて着座者に対しゲームや映像の演出をすること等が想定される。
その場合、生体センサで得られた生体情報が、着座者の携帯端末Mにダウンロードされた専用アプリによって利用されると良い。そうすることで、当該生体情報を利用して専用アプリを操作することや、当該生体情報を専用アプリ内に蓄積することができる。
<サポート部材の詳細>
サポート部材60は、図2に示すように、金属材料からなるワイヤ部材であって、左右のクッションサイドフレーム11の上面に溶接によって取り付けられている。
詳しく述べると、サポート部材60は、クッションサイドフレーム11の長尺方向に沿って長尺に延びているワイヤ本体部61と、ワイヤ本体部61の前端部から下方に延びている第1ワイヤ延出部62と、第1ワイヤ延出部62の下端部から後方に延びている第1ワイヤ端部63と、ワイヤ本体部61の後端部から下方に延びている第2ワイヤ延出部64と、第2ワイヤ延出部64の下端部から前方に延びている第2ワイヤ端部65と、から主に構成されている。
そして、第1ワイヤ端部63と第2ワイヤ端部65が、クッションサイドフレーム11の上面に当接した状態で溶接固定されている。
上記構成において、図3に示すように、右側のサポート部材60と、第7、第8センサ検出部31g、31hとが、サポート部材60の突出方向で重なる位置に配置されている。
また、左側のサポート部材60と、第9、第10センサ検出部31i、31jとが、サポート部材60の突出方向で重なる位置に配置されている。
また、左右のサポート部材60は、着座面側(上面側)に向かって凸状に突出するように構成されている。
そのため、サポート部材60によってセンサ検出部31を好適に支持することができ、着座者と生体センサ30の密着性を確保することができる。
また上記構成において、第7、第8センサ検出部31g、31h(第9、第10センサ検出部31i、31j)は、サポート部材60(ワイヤ部材)の外郭の内側領域と重なるように配置されていると良い。そうすることで、サポート部材60によってセンサ検出部31をより好適に支持することができる。
サポート部材70は、図2、図7A、B、図8に示すように、バックサイドフレーム21に沿って上下方向に長尺となるように延びており、シート幅方向の側方から加わる外力に対し着座者を保持するための部材であって、TPO(Thermo Polyolefin)、TPU(Thermoplastic Polyurethane)等のエラストマー樹脂材料から形成されている。
サポート部材70は、バックサイドフレーム21及び上部フレーム22の内側に配置される内側壁部71と、バックサイドフレーム21及び上部フレーム22の外側に配置される外側壁部72と、バックサイドフレーム21及び上部フレーム22の前側に配置され、内側壁部71及び外側壁部72を連結する連結壁部73と、内側壁部71、外側壁部72及び連結壁部73によって囲まれ、内側壁部71、外側壁部72及び連結壁部73を連結する複数の補強リブ74と、から主に構成されている。
内側壁部71は、屈曲形状を有し、その前端部からその後端部に向かうに従って外側壁部72との間隔が広がるように形成されている。言い換えれば、シート幅方向の内側に傾斜しながらシート後方に向かって延びている。
外側壁部72は、略平板形状を有し、内側壁部71よりも上下方向において長尺となるように延びている。
連結壁部73は、シート前方側に湾曲した湾曲形状を有し、内側壁部71の前端部と、外側壁部72の上方部分における前端部とを連結するように配置されている。
補強リブ74は、平板形状を有し、内側壁部71、外側壁部72及び連結壁部73によって囲まれた領域内で、上下方向に所定の間隔を空けながら複数配置されている。
なお、補強リブ74のシート前後方向の長さは、内側壁部71及び外側壁部72よりも短く形成されている。そして、補強リブ74の後方位置において内側壁部71及び外側壁部72の間には所定の空間が形成されている。当該空間には、バックサイドフレーム21及び上部フレーム22が連結された部分が収容されることになる。
内側壁部71の側面には、図7B、図8に示すように、バックフレーム20(上部フレーム22)の内側面に設けられた取り付け穴22a(被り付け部)に取り付けるためのフレーム取り付け穴71aが形成されている。
フレーム取り付け穴71aは、上下方向に所定の間隔を空けて複数配置されている。
詳しく述べると、取り付け穴22aと、フレーム取り付け穴71aとが連通した状態で、取り付け部材75が組み付けられている。
上記構成において、図8に示すように、サポート部材70は、着座面側に向かって凸状に突出するように構成されており、サポート部材70の突出先端部と、第7、第8センサ検出部41g、41h(第9、第10センサ検出部41i、41j)とが、サポート部材70の突出方向で重なる位置に配置されている。
また、サポート部材70は、着座面側に向かって湾曲しながら突出するように構成されており、湾曲したサポート部材70のシート幅方向の内側面と、第7、第8センサ検出部41g、41hとが、サポート部材70の突出方向で重なる位置に配置されている。
そのため、サポート部材70によってセンサ検出部31をより好適に支持することができ、着座者と生体センサ30の密着性を確保することができる。
また上記構成において、図8に示すように、第7、第8センサ検出部41g、41h(第9、第10センサ検出部41i、41j)は、シートバック2のクッションサイド部2B上に配置されており、かつ、サポート部材70の突出方向(上下方向)に対してクッション中央部2A側に傾斜した方向を向くように配置されている。
そのため、着座者とセンサ検出部31の密着性をより高めることができ、生体センサ30のセンシング性能を高めることができる。
また上記構成において、図2、図8に示すように、第7、第8センサ検出部41g、41hは、シート幅方向及び上下方向においてサポート部材70の中央領域に配置されている。そのため、サポート部材70によってセンサ検出部31をより好適に支持することができる。
また、第7、第8センサ検出部41g、41hは、シート幅方向においてサポート部材70の中央部よりも幾分内側に配置されている。
そのため、第7、第8センサ検出部41g、41hが、シート幅方向において着座者側に近い位置に配置されるため、着座者と生体センサ30の密着性を確保し易くなる。
<その他の別実施形態>
上記実施形態では、図2、図8に示すように、サポート部材60が金属材料から形成されるワイヤ部材であって、サポート部材70が樹脂材料から形成される横断面略U字形状の部材であるが、特に限定されることなく変更可能である。
サポート部材は、シート幅方向の側方から着座者を支持するように構成されていれば良く、例えば板状部材、棒状部材、可動プレート、膨出可能な袋部材等であっても良い。
上記実施形態では、図2に示すように、サポート部材60(ワイヤ部材)がシートクッション1の内部に取り付けられ、サポート部材70(U字形状体)がシートバック2の内部に取り付けられているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、サポート部材60がシートバック2の内部に取り付けられ、サポート部材70がシートクッション1の内部に取り付けられていても良い。
サポート部材70が、シートクッション1及びシートバック2の両方の内部に取り付けられていても良い。
上記実施形態では、図3に示すように、伝送路(第1伝送路32)が、導電シート上に伝送路となる導電線が接着されたもの(シート状の電気回路)として構成されているが、特に限定されることなく変更可能である。
例えば、伝送路(第1伝送路32)が、フィルム状の電気回路であっても良い。
上記実施形態では、具体例として自動車に用いられる車両用シートについて説明したが、特に限定されることなく、二輪車用の二輪シート、電車やバス等の車両用シート、飛行機や船等の乗り物用シートのほか、作業用の事務イス、車イス、ショッピングカートの子供用イス等の種々のシートに対して利用することができる。
本実施形態では、主として本発明に係る乗り物用シートに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S 乗り物用シート
Sa シートフレーム
1 シートクッション
1A クッション中央部
1B クッションサイド部
1a、2a クッション材
1aa、2aa 表皮吊り込み溝
1ab、1ac、1ad センサ挿通穴
1b、2b 表皮材
2 シートバック
2A クッション中央部
2B クッションサイド部
3 ヘッドレスト
4 リクライニング装置
5 ハイトリンク装置
6 レール装置
10 クッションフレーム
11 クッションサイドフレーム
12 パンフレーム
13 後方連結フレーム
14 弾性バネ(弾性支持部材)
20 バックフレーム
21 バックサイドフレーム
22 上部フレーム
22a 取り付け穴
23 下部フレーム
24 弾性ワイヤ(ワイヤ部材)
25 支持プレート
30、40 生体センサ
30a 前方生体センサ(第1生体センサ)
30b 後方生体センサ(第2生体センサ)
30c 右側生体センサ(第3生体センサ)
30d 左側生体センサ(第4生体センサ)
31 センサ検出部
31a~31j 第1~第10センサ検出部
32 第1伝送路
32a~32i 第1~第9部分
33 第2伝送路
33a 第1部分
33b 第2部分
40 生体センサ
40a 中央生体センサ(第5生体センサ)
40b 右側生体センサ(第6生体センサ)
40c 左側生体センサ(第7生体センサ)
41 センサ検出部
41a~41j 第1~第10センサ検出部
42 第1伝送路
42a~42d 第1~第4部分
43 第2伝送路
50 制御装置
51 通信部
52 制御部
60 サポート部材(サイドサポート部材)
61 ワイヤ本体部
62 第1ワイヤ延出部
63 第1ワイヤ端部
64 第2ワイヤ延出部
65 第2ワイヤ端部
70 サポート部材(サイドサポート部材)
71 内側壁部
71a フレーム取り付け穴
72 外側壁部
73 連結壁部
74 補強リブ
75 取り付け部材
M 携帯端末
P 電源

Claims (10)

  1. 骨格となるシートフレームにクッション材を載置して、表皮材で被覆されて構成される乗り物用シートであって、
    前記クッション材と前記表皮材の間に取り付けられ、着座者の生体信号を検出するセンサ検出部を有する生体センサを備え、
    前記シートフレームは、
    シート幅方向の左右側方に配置されるサイドフレームと、
    前記サイドフレームに取り付けられ、前記サイドフレームよりも前記着座者が着座する着座面側へ突出しているサポート部材と、を有し、
    前記センサ検出部と、前記サポート部材とが、前記サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする乗り物用シート。
  2. 前記サポート部材は、シート幅方向の側方から前記着座者を支持するように構成され、前記サイドフレームの長尺方向に沿って長尺に延びており、
    前記センサ検出部は、前記サイドフレームの長尺方向に間隔を空けて複数配置され、
    複数の前記センサ検出部と、前記サポート部材とが、前記サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の乗り物用シート。
  3. 前記サポート部材は、前記着座面側に向かって凸状に突出するように構成され、
    前記センサ検出部と、前記サポート部材の突出先端部とが、前記サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の乗り物用シート。
  4. 前記サポート部材は、前記着座面側に向かって湾曲しながら突出するように構成され、
    前記センサ検出部と、湾曲した前記サポート部材のシート幅方向の内側面とが、前記サポート部材の突出方向で重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の乗り物用シート。
  5. 前記クッション材は、シート幅方向の中央部分にあるクッション中央部と、前記クッション中央部よりもシート幅方向の外側に位置し、前記クッション中央部よりも前記着座者側に突出している左右のクッションサイド部と、を有し、
    前記センサ検出部は、前記クッションサイド部上に配置され、かつ、前記サポート部材の突出方向に対して前記クッション中央部側に傾斜した方向を向くように配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の乗り物用シート。
  6. 前記クッション材の表面には、前記表皮材の端末を吊りこむための表皮吊り込み溝が形成され、
    前記表皮吊り込み溝は、シート幅方向の左右側方に配置され、それぞれ前記サイドフレームの長尺方向に沿って長尺に延びており、
    複数の前記センサ検出部は、前記表皮吊り込み溝よりもシート幅方向の外側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の乗り物用シート。
  7. 前記生体センサによって検出された前記生体信号を処理する制御装置を備え、
    前記生体センサは、前記センサ検出部と前記制御装置を電気的に接続するための伝送路と、を備え、
    前記伝送路は、
    前記クッション材の表面において複数の前記センサ検出部と接続され、
    前記表皮吊り込み溝を避けて延びていることを特徴とする請求項6に記載の乗り物用シート。
  8. 前記伝送路は、シート状又はフィルム状の電気回路であって、前記クッション材の表面に載置されていることを特徴とする請求項7に記載の乗り物用シート。
  9. 前記シートフレームは、シートバックの骨格となるバックフレームを備え、
    前記サイドフレームは、シート幅方向の左右側方に配置され、上下方向に延びているバックサイドフレームであって、
    前記センサ検出部は、上下方向に間隔を空けて複数配置され、
    前記伝送路は、前記制御装置に向かって前記表皮吊り込み溝を避けながら下方に延びていることを特徴とする請求項7又は8に記載の乗り物用シート。
  10. 前記シートフレームは、シートクッションの骨格となるクッションフレームを備え、
    前記サイドフレームは、シート幅方向の左右側方に配置され、シート前後方向に延びているクッションサイドフレームであって、
    前記センサ検出部は、前記クッション材の表面側においてシート前後方向に間隔を空けて複数配置され、
    前記制御装置は、前記クッション材の裏面側に取り付けられており、
    前記クッション材は、前記センサ検出部とは異なる位置に設けられ、前記クッション材の厚み方向に貫通し、前記伝送路を挿通させるためのセンサ挿通穴を有し、
    前記伝送路は、前記センサ挿通穴を通過しながら、前記センサ検出部と前記制御装置を接続していることを特徴とする請求項7又は8に記載の乗り物用シート。
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