JP2022057669A - 波長可変フィルタ - Google Patents

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Abstract

Figure 2022057669000001
【課題】新しい波長可変フィルタを提供する。
【解決手段】波長可変フィルタ100は、第一のミラー120と、透過型回折格子130と、第二のミラー140とを備える。第一のミラーは、光入出力部110からの入力光を反射するように配置される角度変更可能な第一の反射面121を有する。透過型回折格子は、第一のミラーで反射された入力光の伝播経路に配置される。第二のミラーは、透過型回折格子からの透過回折光を反射するように配置される第二の反射面141を有する。第一の反射面の角度に応じて、入力光の透過型回折格子への入射角が変化する。第二の反射面では、透過回折光のうち第一の反射面の角度に応じた特定波長帯の光が正規経路を伝播するように反射される。
【選択図】図2

Description

本開示は、波長可変フィルタに関する。
従来、波長分割多重(WDM)光通信技術を用いた光通信ネットワークが知られている。光通信ネットワークには、光ファイバの伝送損失を補償するために、光増幅器が配置される。光増幅器としては、例えばエルビウムドープ光ファイバ増幅器(EDFA)が用いられる。
光増幅器では、光信号の増幅時に、光信号にASE(Amplified Spontaneous Emission)ノイズが付加される。ASEノイズは、光信号の伝送距離を制限する。このため、光通信ネットワークには、ASEノイズを除去するための波長可変フィルタが配置される。
公知の波長可変フィルタは、回折格子を備える(例えば特許文献1参照)。この波長可変フィルタは、入力光のうち特定波長帯の光が選択的に出力光ファイバを通じて出力されるように、回折格子で波長毎に異なる方向に回折された光をミラーで反射する。ミラーは、反射面の角度を変更可能に構成される。反射面の角度調整により出力光ファイバに結合する波長帯が変化する。
米国特許公開2008/0085119号公報
ところで、波長可変フィルタの重要な性能指標に、振動及び衝撃耐性がある。光通信ネットワークの安定した動作のために、波長可変フィルタには、振動や衝撃に晒されても出力光の波長や強度を安定に保つことが求められる。
波長可変フィルタでは、一般的に反射面の角度調整のためにMEMSミラーが使用され、波長可変フィルタの振動及び衝撃耐性は、MEMSミラーの共振周波数と大きく関係する。
共振周波数に近い周波数の振動や衝撃が、MEMSミラーに生じると、MEMSミラーの振れ角が極端に大きくなり、波長可変フィルタの出力が不安定になりやすい。このため、MEMSミラーは、例えば高い共振周波数を有するように小型に設計され、これにより、特に低周波の振動及び衝撃について高い耐性を有するように設計される。
しかしながら、波長可変フィルタの光学的な半値全幅は、回折格子への入射光のビーム径に依存する。すなわち、波長可変フィルタを、半値全幅の狭い狭線幅フィルタとして構成するためには、回折格子に入射する光のビーム径を大きくする必要がある。
従って、回折格子の後段にMEMSミラーを配置する従来の波長可変フィルタでは、狭線幅化のために、MEMSミラーを大きく設計する必要がある。すなわち、ビーム径の大きい回折光を受けることができるように、MEMSミラーを大型化する必要がある。
このように、従来の波長可変フィルタの構成では、振動及び衝撃耐性強化と、フィルタ狭線幅化との間に、トレードオフの関係がある。この関係は、MEMSミラー以外の角度可変ミラーを用いる場合でも生じ得る。
そこで、本開示の一側面によれば、振動及び衝撃耐性強化とフィルタ狭線幅化とを両立可能な新しい波長可変フィルタを提供できることが望ましい。
本開示の一側面に係る波長可変フィルタは、光入出力部と、第一のミラーと、透過型回折格子と、第二のミラーとを備える。第一のミラーは、光入出力部からの入力光を反射するように配置される第一の反射面を有する。透過型回折格子は、第一のミラーで反射された入力光の伝播経路に配置される。第二のミラーは、入力光に対応する透過型回折格子からの透過回折光を反射するように配置される第二の反射面を有する。
本開示の一側面によれば、第一のミラーは、上記第一の反射面として角度変更可能な反射面を有する。第二のミラーは、上記第二の反射面として透過型回折格子に対する向きが固定された反射面を有する。
この波長可変フィルタでは、第一の反射面の角度に応じて、第一のミラーで反射された入力光の透過型回折格子への入射角が変化することにより、第二の反射面では、透過回折光のうち第一の反射面の角度に応じた特定波長帯の光が正規経路を伝播するように反射される。第二の反射面で反射された特定波長帯の光は、正規経路として光入出力部に向かう経路上を伝播し、光入出力部から出力される。
光入出力部と透過型回折格子との間の光の伝播経路に、角度可変ミラーとしての第一のミラーが配置される波長可変フィルタの構成によれば、角度可変ミラーより光の伝播方向下流で、透過型回折格子への入射光のビーム径を必要に応じて拡大可能である。
従って、本開示の一側面によれば、振動及び衝撃耐性強化のために角度可変ミラーを小型化しつつ、所望の半値全幅が実現されるビーム径の光を透過型回折格子に入力するように波長可変フィルタを構成することができる。すなわち、本開示の一側面に係る波長可変フィルタによれば、振動及び衝撃耐性強化とフィルタ狭線幅化とを両立可能である。
本開示の一側面によれば、波長可変フィルタは、入力光に含まれる特定波長帯の光が光入出力部から第二の反射面に到達するまでの往路に対応する、第二の反射面から光入出力部までの復路であって透過型回折格子及び第一のミラーを経由する復路を、第二の反射面で反射された特定波長帯の光が伝播するように構成され得る。
本開示の一側面によれば、波長可変フィルタは、透過型回折格子に入射する光のビーム径を拡大するための一つ以上の光学部品を更に備えていてもよい。本開示の一側面によれば、波長可変フィルタは、第一のミラーから透過型回折格子に伝播する入力光のビーム径を拡大するように、第一のミラーと透過型回折格子との間に配置される少なくとも一つの光学部品を備え得る。
本開示の一側面によれば、波長可変フィルタには、波長可変フィルタの半値全幅の波長依存性を抑制するための光学要素が設けられてもよい。本開示の一側面によれば、光学要素は、第一のミラーと透過型回折格子との間に配置されてもよい。本開示の一側面によれば、上記光学要素は、入力光に対応する濾波対象の各波長帯の光について、透過型回折格子に投影される各波長帯の光の投影面における入射方向のビーム幅の逆数の、波長帯間の差を低減するように構成されてもよい。
各波長の半値全幅は、対応する波長を有する光が透過型回折格子に投影されるときの投影面での入射方向のビーム幅の逆数に依存する。従って、上記差の低減によれば、フィルタ帯域幅の波長依存性を抑制することができる。本開示の一側面によれば、上記光学要素は、上記逆数の波長帯間の差を低減するように設計及び配置された一つ以上のプリズムで構成され得る。
本開示の一側面によれば、透過型回折格子は、実質的に偏波無依存の回折格子で構成されてもよい。本開示の一側面によれば、波長可変フィルタは、1/2波長板を備えていてもよい。1/2波長板は、透過型回折格子の格子軸に対して光学軸が45度傾いた状態で透過型回折格子と第二のミラーとの間に配置され得る。
1/2波長板を配置することによっては、復路において透過型回折格子に入射する光の偏光状態が往路における光の偏光状態に対して直交関係を示すために、透過型回折格子が偏波依存性を有するときでも、復路で透過型回折格子を通って光入出力部から出力される光の偏波依存性を低減することができる。
本開示の一側面によれば、第一のミラーは、MEMSミラーであってもよい。本開示の一側面によれば、MEMSミラーを小型化しても、フィルタ狭線幅化を実現可能な波長可変フィルタを提供することができる。
本開示の一側面によれば、波長可変フィルタは、入力光として光入出力部から第一のミラーを介して透過型回折格子に入射する光の最短波長λ=λ1から最長波長λ=λ2までの波長範囲λ1≦λ≦λ2全体において、透過型回折格子に入射する波長λの光の入射角αが、回折格子周期の逆数N及び回折次数mを含む関係式2sinα≠Nmλを満足するように設計され得る。
仮に2sinα=Nmλを満足する波長帯の光が波長可変フィルタに入力される場合には、透過型回折格子における反射回折光が、光入出力部から第一のミラーを経由して透過型回折格子に入射する入力光の伝播経路を遡るように伝播し、波長可変フィルタの上流に位置する光伝送部品に影響を与える可能性がある。
本開示の一側面によれば、上記関係式を満足するように波長可変フィルタが設計されることにより、反射回折光が入力光の伝播経路を逆流することによる影響を抑制することができる。
波長可変フィルタにおける角度可変ミラーがコントローラにより制御されることを説明するブロック図である。 波長可変フィルタの光学的構成を説明する図である。 透過型回折格子へ入射する光のビーム径に関する説明図である。 帯域幅補償プリズムを備える波長可変フィルタに関する説明図である。 帯域幅の波長依存性を説明するグラフである。 帯域幅補償プリズムによって低減される帯域幅の波長依存性を説明する表である。 透過型回折格子によって生じる透過回折光及び反射回折光を説明する図である。
以下に本開示の例示的実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1に示す本実施形態の波長可変フィルタ100は、通過帯域の中心波長λを変更可能に構成され、コントローラ10により制御される。波長可変フィルタ100及びコントローラ10は、光通信機器に内蔵される。
図2に示すように、波長可変フィルタ100は、光入出力部としてのファイバコリメータ110と、角度可変ミラー120と、透過型回折格子130と、角度固定ミラー140とを備える。波長可変フィルタ100は、任意には、ビーム径調整プリズム151,152を更に備えることができる。波長可変フィルタ100は、任意には、1/2波長板160を更に備えることができる。
ファイバコリメータ110は、入力光ファイバ111及び出力光ファイバ112と光結合し、入力光ファイバ111を通じて上流から伝送されてくる光を波長可変フィルタ100の内部空間に入力するように構成される。
ファイバコリメータ110は、入力光ファイバ111からの入力光を、コリメートして出力する。ファイバコリメータ110から出力されるコリメートされた入力光は、角度可変ミラー120に伝播する。
波長可変フィルタ100の内部空間では、当該入力光が濾波されて、角度可変ミラー120の反射面121の向きに応じた特定波長帯の光が、ファイバコリメータ110側に戻る。この特定波長帯の光が、出力光として、出力光ファイバ112を通じて波長可変フィルタ100の外側に出力される。
コントローラ10は、角度可変ミラー120の反射面121の角度を調整することにより、波長可変フィルタ100の通過帯域の中心波長λを調整する。コントローラ10の制御を受けて、波長可変フィルタ100は、通過帯域可変の狭帯域バンドパスフィルタとして構成される。
角度可変ミラー120は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーで構成され、その反射面121の角度が、コントローラ10からの印加電圧に応じて変化するように構成される。
角度可変ミラー120の角度変更可能な反射面121で反射された入力光は、透過型回折格子130に向かって伝播する。入力光は、角度可変ミラー120の反射面121の角度に応じた入射角αで透過型回折格子130に入射される。入射角αは、透過型回折格子130の法線方向に対して入射する光がなす角度である。
入力光のビーム径は、入力光が透過型回折格子130に入射されるまでに、角度可変ミラー120と透過型回折格子130との間に任意に設けられるビーム径調整プリズム151,152によって調整される。
ビーム径調整プリズム151,152によって、入力光のビーム径は、拡大する方向に調整される。波長可変フィルタ100の光学的な半値全幅を狭くするために、すなわち、波長可変フィルタ100の出力を狭線幅化するために、入力光は、透過型回折格子130の格子方向に対し垂直な方向に広がるように調整され得る。
透過型回折格子130に入射される角度可変ミラー120から入力光は、透過型回折格子130により、入射角α及び波長λに応じた回折角βで回折し、回折光として角度固定ミラー140に向かって伝播する。
入射光の透過型回折格子130の法線とのなす角度である入射角αと、回折光の透過型回折格子130の法線とのなす角度である回折角βと、入射光の波長λとの関係は、次のグレーティング方程式に従う。
sinα+sinβ=Nmλ
ここでNは、回折格子周期dの逆数であり、mは、回折次数である。
本実施形態によれば、入力光に含まれる通過帯域に対応する特定波長帯の光の+1次透過回折光が、角度固定ミラー140の反射面141に特定の向きで入射されるように、透過型回折格子130への入射角αが調整される。
特定の向きは、入射光が、ファイバコリメータ110を通じて出力光ファイバ112と光結合する正規経路を伝播するように角度固定ミラー140の反射面141で反射される向きである。
角度固定ミラー140の反射面141に特定の向きで入射する+1次透過回折光の回折角がβであるときに、波長λの狭線幅フィルタ、すなわち中心波長λの狭帯域バンドパスフィルタを実現する場合には、入力光の透過型回折格子130への入射角αが関係式sinα=Nλ-sinβを満足するように、角度可変ミラー120の反射面121の角度が、コントローラ10により調整される。
角度固定ミラー140は、透過型回折格子130に対する反射面141の向きが固定されたミラーであり、反射面が可変であるMEMSミラーとは異なる。角度固定ミラー140は、透過型回折格子130からの回折光を反射面141で反射するように配置される。
角度固定ミラー140では、透過型回折格子130からの回折光のうち、通過帯域に対応する特定波長帯の光が選択的に、ファイバコリメータ110の出力光ファイバ112と光結合する正規経路を伝播するように反射される。
すなわち、特定波長帯の光は、角度固定ミラー140の反射面141に特定の向きで入射され、反射されることにより、ファイバコリメータ110から角度固定ミラー140の反射面141に到達するまでの往路に対応する、角度固定ミラー140の反射面141からファイバコリメータ110までの透過型回折格子130及び角度可変ミラー120を経由する復路を伝播する。これにより、角度固定ミラー140により反射される回折光のうち、特定波長帯の光が選択的に、出力光ファイバ112から外側に出力される。
本実施形態の波長可変フィルタ100では、このようにして入力光が濾波されて、角度可変ミラー120の反射面121の角度に応じた特定波長帯の光が、出力光ファイバ112から出力される。
1/2波長板160は、透過型回折格子130と角度固定ミラー140との間に任意に設けられる。1/2波長板160は、透過型回折格子130における回折効率の偏波依存性による影響を抑えるために、透過型回折格子130の格子軸に対して光学軸が45度傾いた状態で、透過型回折格子130と角度固定ミラー140との間に配置され得る。
この1/2波長板160の存在により、復路において透過型回折格子130に入射する光の偏光状態が、往路における光の偏光状態に対して直交関係を示すために、透過型回折格子130が偏波依存性を有する場合であっても、出力光ファイバ112を通じて波長可変フィルタ100の外側に出力される出力光の偏波依存性を取り除くことができる。1/2波長板160は、往路又は復路の一方で回折光に作用するように配置される。往路及び復路は、図2紙面法線方向において重ならないように設定され得る。
透過型回折格子130が実質的に偏波無依存の回折格子である場合、1/2波長板160は、配置されなくてもよい。但し、透過型回折格子130に残留する回折効率の偏波依存性による波長可変フィルタ100の偏波依存性損失を補償するために、1/2波長板160は、配置されてもよい。
以上に説明した本実施形態の波長可変フィルタ100によれば、波長選択用の角度可変ミラー120が、透過型回折格子130の上流の、光ビーム径が小さい位置に配置される。従って、小さい光ビーム径に対応した小型のMEMSミラーを用いて角度可変ミラー120を構成することができ、波長可変フィルタ100の振動及び衝撃耐性を高めることができる。
すなわち、高い共振周波数を有する小型のMEMSミラーを用いて角度可変ミラー120を構成することができ、それにより、低周波の振動及び衝撃に対して安定動作可能に、波長可変フィルタ100を構成することができる。
更に本実施形態では、狭線幅化のために、透過型回折格子130に入射する光のビーム径を大きくしても、従来システムのように、MEMSミラーを併せて大型化する必要がない。
本実施形態では、角度可変ミラー120が透過型回折格子130の上流に位置することから、角度可変ミラー120と透過型回折格子130との間に、ビーム径調整プリズム151,152を配置することにより、角度可変ミラー120を大型化せずに、透過型回折格子130に入射する光のビーム径を大きくすることができる。
このように、本実施形態によれば、狭線幅化に必要な透過型回折格子130に対する大口径ビームと、高い共振周波数を有する小型MEMSミラーの使用に必要な角度可変ミラー120に対する小口径ビームと、を独立に実現できるため、振動及び衝撃耐性に優れ、且つ狭線幅の波長可変フィルタ100を実現できる。
ここで、狭線幅化について更に説明する。波長可変フィルタ100の光学的な半値全幅、すなわち-3dBでの帯域幅BWは、以下の式から計算される。
Figure 2022057669000002
dは、上述の通り透過型回折格子130の回折格子周期であり、λは、透過型回折格子130に入射する光の波長であり、αは、透過型回折格子130に入射する光の入射角であり、aは、回折格子入射回数であり、Wは、透過型回折格子130に入射する光のビーム径(1/e)である。
上式から理解できるように、帯域幅BWは、ビーム径Wに依存し、より具体的には、透過型回折格子130に入射する光の透過型回折格子130への投影における入射方向のビーム幅である投影ビーム幅W/cosαの逆数に比例する。投影ビーム幅W/cosαは、図3に示される。
従って、透過型回折格子130に対する入射光のビーム径Wを、透過型回折格子130の格子方向に垂直な方向に拡大し、更には入射角αを大きくすれば、帯域幅BWを狭くすることができ、波長可変フィルタ100の狭線幅化を実現することができる。
但し、透過型回折格子130への入射角αは、上述したように、通過帯域の中心波長λに応じた角度に調整されなければならない。すなわち、帯域幅の中心波長λを変更することによっては、ビーム幅W/cosαの逆数が変化し、帯域幅BWが変化する。
このように、本実施形態の波長可変フィルタ100によれば、帯域幅BWが波長依存性を有する。従って、帯域幅BWの波長依存性を抑えるように、波長可変フィルタ100は変形されてもよい(第一変形例)。
<第一変形例>
以下に説明する第一変形例の波長可変フィルタ100は、その大部分の構成を、上述の主たる実施形態の波長可変フィルタ100と同一とする波長可変フィルタである。従って、以下では、第一変形例の波長可変フィルタ100の上記主たる実施形態との相違点を選択的に説明し、その他の説明を適宜省略する。
第一変形例の波長可変フィルタ100は、図4に示すように角度可変ミラー120と、透過型回折格子130との間に、帯域幅BWの波長依存性を抑制するための帯域幅補償プリズム155を備える。
第一変形例の波長可変フィルタ100は、上述したビーム径調整プリズム151,152とは別に、帯域幅補償プリズム155を備えてもよいし、ビーム径調整プリズム151,152の一つ又は複数として、帯域幅補償プリズム155を備えてもよい。図4に示す例によれば、帯域幅補償プリズム155は、頂角γの直角三角形状のプリズムである。
帯域幅補償プリズム155は、シミュレーションにより最適な頂角γを有するように設計され、濾波対象の波長範囲λ~λに関して、入力光の帯域幅補償プリズム155への入射角θ及び入射角θに依存する透過型回折格子130への入射角αが最適な角度になるように配置される。
濾波対象の波長範囲λ~λは、角度可変ミラー120の反射面121の角度調整により変化する通過帯域中心波長λの最短波長λから最長波長λまでの波長範囲に対応する。以下に記載する中間波長λは、最短波長λと最長波長λとの間の中間波長λ=(λ+λ)/2を意味する。
シミュレーションでは、角度可変ミラー120の反射面121の角度調整により最短波長λを通過帯域中心波長λに設定するときの投影ビーム幅の逆数cosα/W、中間波長λを通過帯域中心波長λに設定するときの投影ビーム幅の逆数cosα/W、及び、最長波長λを通過帯域中心波長λに設定するときの投影ビーム幅の逆数cosα/Wについて、これら逆数の波長λ,λ、λ間の差の二乗和Σが最小となる帯域幅補償プリズム155の頂角γ及び配置を探索する。二乗和Σは、次式で表される。
Figure 2022057669000003
探索は、実現可能な全ての頂角λ及び配置について、対応する二乗和Σをシミュレーションにより算出することにより実現することができる。簡単なシミュレーションによれば、探索は、波長可変フィルタ100における帯域幅補償プリズム155の頂角γ及び配置、並びに、角度固定ミラー140の配置以外の設計パラメータを固定にした上で行うことできる。
探索された頂角γ及び配置に従って帯域幅補償プリズム155を設計及び配置したときに、波長範囲λ~λの1次透過回折光が通る位置に角度固定ミラー140を配置するように、角度固定ミラー140の配置を決定することができる。
このようにして探索された二乗和Σを最小とする頂角γの帯域幅補償プリズム155を、対応する向きで配置することにより、波長λ,λ、λ間の投影ビーム幅W/cosαの逆数の差を抑え、それにより図5において太い実線で示すように、通過帯域中心波長λに対する帯域幅BWの変動を抑制することができる。
図5に示されるグラフは、適切に設計及び配置された帯域幅補償プリズム155を有する波長可変フィルタ100における、通過帯域中心波長λに対する帯域幅BWの変化を、太い実線で示す。図5における破線は、波長λに対するビーム径Wの変化を示し、一点鎖線は、波長λに対する入射角α(具体的にはcosα)の変化を示す。
図6の表には、通過帯域の中心波長λを1527nm、1549nm、1570nmに設定したときの各波長λでの帯域幅BW(GHz)であって、帯域幅補償プリズム155を適切に設計及び配置したときの帯域幅BW(GHz)の例を最下段に示す。表におけるθは、帯域幅補償プリズム155への入射角を示す(図4参照)。表に示される数値は、帯域幅補償プリズム155として、BK7材質で構成される屈折率n=1.5のプリズムを用いたときの実験結果を示す。
表には更に、比較例として、帯域幅補償プリズム155を設けない場合の帯域幅BW(GHz)の例を中段に示す。表には、帯域幅BWに対応する投影ビーム幅の逆数cosα/Wの値を、波長λ=1549nmで1に規格化して表す。表から理解できるように、帯域幅BWの波長依存性は、帯域幅補償プリズム155を上記探索により適切に設計及び配置することにより、低減される。
このように、第一変形例によれば、適切に設計された帯域幅補償プリズム155を用いて、帯域幅BWの波長依存性を抑えた波長可変フィルタ100を構成することができる。
<第二変形例>
以下に説明する第二変形例の波長可変フィルタ100は、その大部分の構成を、上述の主たる実施形態の波長可変フィルタ100と同一とする波長可変フィルタである。従って、以下では、第二変形例の波長可変フィルタ100の上記主たる実施形態との相違点を選択的に説明し、その他の説明を適宜省略する。
第二変形例の波長可変フィルタ100は、透過型回折格子130で発生する反射回折光が、入力光の伝播経路を逆流して入力光ファイバ111から上流に帰還するのを抑制するように設計される。
波長可変フィルタ100の性能指標の一つに反射減衰量がある。波長可変フィルタ100は、例えば光増幅器の後段に使われる。この場合、波長可変フィルタ100は、光増幅器で付加される光ノイズ、すなわちASEノイズを除去し、光S/N比を改善するのに役立つ。但し、波長可変フィルタ100から帰還する光の成分があると、光増幅器で発振が生じ、光信号が不安定になる可能性がある。従って、波長可変フィルタ100の反射減衰量を向上させることは有意義である。
透過型回折格子130では、図7に示すように、入射光に対応する回折光として、透過回折光及び反射回折光が生成される。このうち、+1次透過回折光が、波長可変フィルタ100の出力として用いられることは、主たる実施形態でも説明した。
一方、反射回折光は、入射光と同じ角度で反射される場合があり、この反射回折光が、波長可変フィルタ100の反射減衰量を劣化させる要因となる。例えば、透過型回折格子130が偏波無依存となるように設計される場合、入射角αは約45度に設定される。
反射回折光は、入射角αと回折角βとが一致するとき、入射光がファイバコリメータ110から角度可変ミラー120を経由して、透過型回折格子130に入射するまでの伝播経路を逆流するように伝播し、入力光ファイバ111を通じて上流に帰還する。
入射角αと回折角βと波長λとの関係は、上述した通りグレーティング方程式sinα+sinβ=Nmλに従う。波長λと入射角αとが、α=βであるときのグレーティング方程式に対応する関係式2×sinα=Nmλを満足するとき、m次反射回折光は、入射角αと同じ角度で反射され、反射減衰量の劣化を招く。
従って、透過型回折格子130に入射される光の波長範囲全体で式2×sinα≠Nmλを満たすように、波長可変フィルタ100を設計すれば反射減衰量の劣化を抑制することができる。
入射角αは、通過帯域の中心波長λによって定まり、波長λの関数α(λ)である。従って、第二変形例では、濾波される入力光の全波長範囲λ~λ(すなわちλ≦λ≦λ)で、関係式2×sinα(λ)≠Nmλを満足するように、角度可変ミラー120、透過型回折格子130、及び角度固定ミラー140の位置及び向きを含む光学系の配置が設計され、波長可変フィルタ100が構成される。
コントローラ10は、波長範囲λ~λについて、関係式2×sinα(λ)≠Nmλを満足するように、波長可変フィルタ100における角度可変ミラー120の反射面121の角度を調整することにより、波長可変フィルタ100を、波長範囲λ~λにおいて可変の狭線幅フィルタであって、反射減衰量が良好な狭線幅フィルタとして機能させることができる。
<その他>
以上に、変形例を含む本開示の例示的実施形態を説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。例えば、ビーム径を調整するためのプリズムは、透過型回折格子130と角度固定ミラー140との間に設けられてもよい。第二変形例の技術的思想は、第一変形例に適用されてもよい。
上記実施形態における1つの構成要素が有する機能は、複数の構成要素に分散して設けられてもよい。複数の構成要素が有する機能は、1つの構成要素に統合されてもよい。上記実施形態の構成の一部は、省略されてもよい。上記実施形態の構成の少なくとも一部は、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換されてもよい。特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
10…コントローラ、100…波長可変フィルタ、110…ファイバコリメータ、111…入力光ファイバ、112…出力光ファイバ、120…角度可変ミラー、121…反射面、130…透過型回折格子、140…角度固定ミラー、141…反射面、151,152…ビーム径調整プリズム、155…帯域幅補償プリズム、160…1/2波長板。

Claims (11)

  1. 波長可変フィルタであって、
    光入出力部と、
    前記光入出力部からの入力光を反射するように配置される第一の反射面を有する第一のミラーと、
    前記第一のミラーで反射された前記入力光の伝播経路に配置される透過型回折格子と、
    前記入力光に対応する前記透過型回折格子からの透過回折光を反射するように配置される第二の反射面を有する第二のミラーと、
    を備え、
    前記第一のミラーは、前記第一の反射面として角度変更可能な反射面を有し、
    前記第二のミラーは、前記第二の反射面として前記透過型回折格子に対する向きが固定された反射面を有し、
    前記第一の反射面の角度に応じて、前記第一のミラーで反射された前記入力光の前記透過型回折格子への入射角が変化することにより、前記第二の反射面では、前記透過回折光のうち、前記第一の反射面の角度に応じた特定波長帯の光が正規経路を伝播するように反射され、
    前記第二の反射面で反射された前記特定波長帯の光が、前記正規経路として前記光入出力部に向かう経路上を伝播し、前記光入出力部から出力される波長可変フィルタ。
  2. 請求項1記載の波長可変フィルタであって、
    前記正規経路として、前記入力光に含まれる前記特定波長帯の光が前記光入出力部から前記第二の反射面に到達するまでの往路に対応する、前記第二の反射面から前記光入出力部までの復路であって前記透過型回折格子及び前記第一のミラーを経由する復路を、前記第二の反射面で反射された前記特定波長帯の光が伝播し、前記光入出力部から出力される波長可変フィルタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載の波長可変フィルタであって、
    前記透過型回折格子に入射する光のビーム径を拡大するための一つ以上の光学部品を更に備える波長可変フィルタ。
  4. 請求項3記載の波長可変フィルタであって、
    前記一つ以上の光学部品は、前記第一のミラーから前記透過型回折格子に伝播する前記入力光のビーム径を拡大するように、前記第一のミラーと前記透過型回折格子との間に配置される少なくとも一つの光学部品を備える波長可変フィルタ。
  5. 請求項1~請求項4のいずれか一項記載の波長可変フィルタであって、
    前記波長可変フィルタの半値全幅の波長依存性を抑制するための光学要素を備える波長可変フィルタ。
  6. 請求項5記載の波長可変フィルタであって、
    前記光学要素は、前記第一のミラーと前記透過型回折格子との間に配置され、前記入力光に対応する濾波対象の各波長帯の光について、前記透過型回折格子に投影される前記各波長帯の光の投影面における入射方向のビーム幅の逆数の、波長帯間の差を低減するように構成される波長可変フィルタ。
  7. 請求項6記載の波長可変フィルタであって、
    前記光学要素は、前記逆数の波長帯間の差を低減するように設計及び配置された一つ以上のプリズムで構成される波長可変フィルタ。
  8. 請求項1~請求項7のいずれか一項記載の波長可変フィルタであって、
    前記透過型回折格子は、実質的に偏波無依存の回折格子で構成される波長可変フィルタ。
  9. 請求項2又は請求項2を引用する請求項3~請求項8のいずれか一項記載の波長可変フィルタであって、
    前記透過型回折格子の格子軸に対して光学軸が45度傾いた状態で、前記透過型回折格子と前記第二のミラーとの間に配置された1/2波長板を、更に備える波長可変フィルタ。
  10. 請求項1~請求項9のいずれか一項記載の波長可変フィルタであって、
    前記第一のミラーは、MEMSミラーである波長可変フィルタ。
  11. 請求項1~請求項10のいずれか一項記載の波長可変フィルタであって、
    前記入力光として前記光入出力部から前記第一のミラーを介して前記透過型回折格子に入射する光の最短波長λ=λ1から最長波長λ=λ2までの波長範囲λ1≦λ≦λ2全体において、前記透過型回折格子に入射する波長λの光の入射角αが、回折格子周期の逆数N及び回折次数mを含む関係式2sinα≠Nmλを満足するように設計された波長可変フィルタ。
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