JP2022057537A - 表示装置および電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】横電界による表示品位の低下を抑える。
【解決手段】1フレームをA、B、C、Dのサブフレームに分割し、各サブフレームにおいて2×2の表示画素を4つのパネル画素でシフトしながら表現する。このため、表示装置は、データ線と、データ線に供給されたデータ信号を取得するデータ信号取得回路と、少なくとも第1画素電極、第2画素電極、第4画素電極、第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に、データ信号取得回路で取得されたデータ信号を供給するセレクターと、を含み、一のサブフレームにおいて、第1セレクターは、少なくとも第1画素電極、第2画素電極および第4画素電極を選択し、一のサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、第1セレクターは、少なくとも第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極を選択する。
【選択図】図3
【解決手段】1フレームをA、B、C、Dのサブフレームに分割し、各サブフレームにおいて2×2の表示画素を4つのパネル画素でシフトしながら表現する。このため、表示装置は、データ線と、データ線に供給されたデータ信号を取得するデータ信号取得回路と、少なくとも第1画素電極、第2画素電極、第4画素電極、第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に、データ信号取得回路で取得されたデータ信号を供給するセレクターと、を含み、一のサブフレームにおいて、第1セレクターは、少なくとも第1画素電極、第2画素電極および第4画素電極を選択し、一のサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、第1セレクターは、少なくとも第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極を選択する。
【選択図】図3
Description
本発明は、表示装置および電子機器に関する。
例えば表示素子として液晶素子を用いた表示装置では、一定の間隙に保たれた一対の基板によって液晶が挟持される。詳細には、一方の基板において画素毎に画素電極がマトリクス状に配列し、他方の基板にコモン電極が各画素にわたって共通となるように設けられ、画素電極とコモン電極とで液晶が挟持される。このような表示装置において、画素電極とコモン電極との間において、階調レベルに応じた電圧が印加・保持されると、液晶の配向状態が画素電極毎に定まり、透過率または反射率が制御される。したがって、このような表示装置では、液晶分子に作用する電界のうち、画素電極からコモン電極に向かう方向(またはその反対方向)、すなわち、基板面に対して垂直方向(縦方向)の成分だけが、
透過率または反射率の制御に寄与する、ということができる。
透過率または反射率の制御に寄与する、ということができる。
ところで、近年のように小型化、高精細化のために画素ピッチが狭くなると、互いに隣り合う画素電極同士で生じる電界、すなわち基板面に対して平行方向(横方向)の電界が生じて、その影響が無視できなくなりつつある。例えばVA(Vertical Alignment)方式や、TN(Twisted Nematic)方式などのように縦方向の電界により配向されるべき液晶に対して、横電界が加わると、液晶の配向不良が発生し、表示上の不具合が発生してしまう、という問題が生じた。
このような配向不良による表示上の不具合を抑えるために、上位装置から供給される映像データが所定条件を満たす場合、画素電極への印加電圧を補正する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
このような配向不良による表示上の不具合を抑えるために、上位装置から供給される映像データが所定条件を満たす場合、画素電極への印加電圧を補正する技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
しかしながら、上記技術において、画素電極への印加電圧を補正すると、文字や線図などの境界部分がぼやけて視認されることがある。そもそも画素電極への印加電圧を補正することは、上位装置から供給される映像データとは異なる映像を視認させることにつながる。
上記課題を達成するために、本開示の一態様に係る表示装置は、データ線と、前記データ線に供給された第1データ信号を取得する第1データ信号取得回路と、前記データ線に供給された第2データ信号を取得する第2データ信号取得回路と、マトリクス状に配列する第1乃至第9画素電極と、少なくとも前記第2画素電極、前記第3画素電極、前記第4画素電極、第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に、前記第1データ信号取得回路で取得された第1データ信号を供給する第1セレクターと、少なくとも前記第2画素電極および第3画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に前記第2データ信号取得回路で取得された第2データ信号を供給する第2セレクターと、を含み、一のサブフレームにおいて、前記第1セレクターは、少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極および前記第4画素電極を選択し、前記第2セレクターは、少なくとも前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択し、前記一のサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、前記第1セレクターは、少なくとも前記第6画素電極、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択する。
以下、実施形態に電気光学装置について図面を参照して説明する。なお、各図において、各部の寸法および縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施の形態は、好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本開示の範囲は、以下の説明において特に本開示を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る表示装置を適用したプロジェクター20の光学的な構成を示す図である。この図に示されるように、電子機器の一例であるプロジェクター20は、第1実施形態に係る反射型の表示装置を、赤(R)、緑(G)、青(B)に1つずつ用いた3板式である。プロジェクター20には、偏光照明装置210が光軸PLに沿って配置している。この偏光照明装置210において、ランプ212からの出射光は、リフレクター214による反射で略平行な光束となって、第1のインテグレータレンズ220に入射する。この第1のインテグレータレンズ220により、ランプ212からの出射光は、複数の中間光束に分割される。この分割された中間光束は、第2のインテグレータレンズを光入射側に有する偏光変換素子230によって、偏光方向がほぼ揃った一種類の偏光光束(s偏光光束)に変換されて、偏光照明装置210から出射される。
図1は、第1実施形態に係る表示装置を適用したプロジェクター20の光学的な構成を示す図である。この図に示されるように、電子機器の一例であるプロジェクター20は、第1実施形態に係る反射型の表示装置を、赤(R)、緑(G)、青(B)に1つずつ用いた3板式である。プロジェクター20には、偏光照明装置210が光軸PLに沿って配置している。この偏光照明装置210において、ランプ212からの出射光は、リフレクター214による反射で略平行な光束となって、第1のインテグレータレンズ220に入射する。この第1のインテグレータレンズ220により、ランプ212からの出射光は、複数の中間光束に分割される。この分割された中間光束は、第2のインテグレータレンズを光入射側に有する偏光変換素子230によって、偏光方向がほぼ揃った一種類の偏光光束(s偏光光束)に変換されて、偏光照明装置210から出射される。
偏光照明装置210から出射されたs偏光光束は、偏光ビームスプリッタ240のs偏光光束反射面241によって反射される。この反射光束のうち、青色光(B)の光束がダイクロイックミラー251の青色光反射層にて反射され、反射型の表示装置10Bによって変調される。また、ダイクロイックミラー251の青色光反射層を透過した光束のうち、赤色光(R)の光束は、ダイクロイックミラー252の赤色光反射層にて反射され、反射型の表示装置10Rによって変調される。一方、ダイクロイックミラー251の青色光反射層を透過した光束のうち、緑色光(G)の光束は、ダイクロイックミラー252の赤色光反射層を透過して、反射型の表示装置10Gによって変調される。
表示装置10Rによって変調された赤色の光、表示装置10Gによって変調された緑色の光、および、表示装置10Bによって変調された青色の光は、ダイクロイックミラー252、251、偏光ビームスプリッタ240によって順次合成された後、光学系260によって、スクリーンSに投写される。
なお、表示装置10R、10Bおよび10Gには、ダイクロイックミラー251、252によって、R、G、Bの各原色に分離された光束が入射するので、表示装置10R、10Bおよび10Gへの入射光を着色するカラーフィルターを設ける必要がない。
なお、表示装置10R、10Bおよび10Gには、ダイクロイックミラー251、252によって、R、G、Bの各原色に分離された光束が入射するので、表示装置10R、10Bおよび10Gへの入射光を着色するカラーフィルターを設ける必要がない。
図2は、プロジェクター20の電気的な構成を示すブロック図である。プロジェクター20は、上述した表示装置10R、10Gおよび10Bのほか、処理回路25を含む。
処理回路25には、図示省略されたホスト装置などの上位装置から、映像データVinが同期信号Syncに同期して供給される。映像データVinは、表示すべき画像における画素の階調レベルを、例えばRGB毎に8ビットで指定する。同期信号Syncには、映像データVinの垂直走査開始を指示する垂直同期信号や、水平走査開始を指示する水平同期信号、および、映像データVinにおいて1つの表示画素が供給されるタイミングを示すクロック信号が含まれる。
処理回路25は、上位装置からの映像データVinを、1または複数フレーム期間分を記憶する。処理回路25は、蓄積した映像データVinのうち、表示装置10Rには赤成分の映像データVdata(R)を、表示装置10Gには緑成分の映像データVdata(G)を、表示装置10Bには青成分の映像データVdata(B)を、それぞれ供給する。
処理回路25は、表示装置10R、10Gおよび10Bを制御するための制御信号Ctrを、同期信号Syncに基づいて生成し、制御信号Ctrを表示装置10R、10Gおよび10Bに供給する。
映像データVinにより階調レベルが指定される画像の画素を表示画素と呼び、表示装置10R、10Gおよび10Bで表現される画像の画素をパネル画素と呼ぶことにする。
表示装置10R、10Gおよび10Bについては入射する光束の色が異なるだけで、構造上の相違はない。そこで、表示装置10R、10Gおよび10Bについて、色を特定しないで一般的に説明する場合には、表示装置10と表記する。同様に、処理回路25が出力する映像データVdata(R)、Vdata(G)およびVdata(B)について、色を特定しないで一般的に説明する場合には、映像データVdataと表記する。
表示装置10R、10Gおよび10Bについては入射する光束の色が異なるだけで、構造上の相違はない。そこで、表示装置10R、10Gおよび10Bについて、色を特定しないで一般的に説明する場合には、表示装置10と表記する。同様に、処理回路25が出力する映像データVdata(R)、Vdata(G)およびVdata(B)について、色を特定しないで一般的に説明する場合には、映像データVdataと表記する。
図3は、表示画素の配列とパネル画素の配列との関係等を説明するための図である。なお、図における表示画素の配列は、映像データVinで指定される画像のうち、一部だけが抜き出されている。同様に、パネル画素の配列は、表示装置10のうち、一部だけが抜き出されている。
図において左欄の表示画素については2×2に区切られて、A、B、C、Dの符号が便宜的に付与される。
また、図において右欄において細線の四角枠が表示装置10における画素電極を示す。表示装置10では、当該画素電極とコモン電極とで液晶が挟持されて、液晶素子が構成されるので、当該画素電極で示される四角枠が表示装置10における表示の最小単位であり、当該液晶素子がパネル画素となる。
図において左欄の表示画素については2×2に区切られて、A、B、C、Dの符号が便宜的に付与される。
また、図において右欄において細線の四角枠が表示装置10における画素電極を示す。表示装置10では、当該画素電極とコモン電極とで液晶が挟持されて、液晶素子が構成されるので、当該画素電極で示される四角枠が表示装置10における表示の最小単位であり、当該液晶素子がパネル画素となる。
表示装置10では、AサブフレームにおいてA表示画素が太線の四角枠で示される2×2の4つのパネル画素で表現される。
表示装置10では、Aサブフレームに続くBサブフレームにおいてB表示画素がAサブフレームにおける4つのパネル画素から1つのパネル画素分だけ図において右方向にシフトした2×2の4つのパネル画素で表現される。なお、ここでいうシフトとは、画素電極が物理的または光学的に移動するのではなく、表現に用いる4つ画素電極の組み合わせが移動する、という意味である。
表示装置10では、Bサブフレームに続くCサブフレームにおいてC表示画素がBサブフレームにおける4つのパネル画素から1つのパネル画素分だけ下方向にシフトした2×2のパネル画素で表現される。表示装置10では、Cサブフレームに続くDサブフレームにおいてD表示画素がCサブフレームにおける4つのパネル画素から1つのパネル画素分だけ左方向にシフトした2×2のパネル画素で表現される。なお、表示装置10では、Dサブフレームでは、再びAサブフレームにおいてA表示画素がDサブフレームにおける4つのパネル画素から1つのパネル画素分だけ上方向にシフトした2×2のパネル画素で表現される。
表示装置10では、Aサブフレームに続くBサブフレームにおいてB表示画素がAサブフレームにおける4つのパネル画素から1つのパネル画素分だけ図において右方向にシフトした2×2の4つのパネル画素で表現される。なお、ここでいうシフトとは、画素電極が物理的または光学的に移動するのではなく、表現に用いる4つ画素電極の組み合わせが移動する、という意味である。
表示装置10では、Bサブフレームに続くCサブフレームにおいてC表示画素がBサブフレームにおける4つのパネル画素から1つのパネル画素分だけ下方向にシフトした2×2のパネル画素で表現される。表示装置10では、Cサブフレームに続くDサブフレームにおいてD表示画素がCサブフレームにおける4つのパネル画素から1つのパネル画素分だけ左方向にシフトした2×2のパネル画素で表現される。なお、表示装置10では、Dサブフレームでは、再びAサブフレームにおいてA表示画素がDサブフレームにおける4つのパネル画素から1つのパネル画素分だけ上方向にシフトした2×2のパネル画素で表現される。
1フレームの期間とは、映像データVinで指定される映像の1コマを表示するのに要する期間をいう。本実施形態では、当該映像の1コマがAからDまでの4つのサブフレームを使って表現されるので、等倍速であれば、1フレームの期間長イコール4サブフレームの期間長となる。
このため、同期信号Syncに垂直同期信号の周波数が例えば60Hzであって、表示装置10における表示が垂直同期信号と等倍速であれば、映像データVinの1コマ分が供給される期間は、60Hzの逆数である16.7ミリ秒となる。このため、1サブフレームの期間長は、16.7ミリ秒の1/4である4.2ミリ秒である。
このため、同期信号Syncに垂直同期信号の周波数が例えば60Hzであって、表示装置10における表示が垂直同期信号と等倍速であれば、映像データVinの1コマ分が供給される期間は、60Hzの逆数である16.7ミリ秒となる。このため、1サブフレームの期間長は、16.7ミリ秒の1/4である4.2ミリ秒である。
図4は、表示装置10の構成を示す斜視図である。表示装置10は、表示領域で開口する枠状のケース192に収納される。表示装置10には、FPC(Flexible Printed Circuits)基板194の一端が接続される。FPC基板194の他端には、上位装置に接続するための複数の端子196が設けられる。表示装置10には、当該上位装置から映像データVdataおよび制御信号Ctrが複数の端子196およびFPC基板194を介して供給される。
図5は、表示装置10の構成を示すブロック図である。
表示装置10は、表示領域100、走査線駆動回路120およびデータ信号出力回路140に大別される。
表示領域100では、q行の走査線12が図3において左右のX軸に沿って設けられ、p列のデータ線14が、上下のY軸に沿って、かつ、各走査線12と互いに電気的に絶縁を保つように設けられる。なお、p、qは、2以上の整数である。
表示領域100には、データ信号取得回路16が、図に示されるように、q行の走査線12と、p列のデータ線14との交差に対応して設けられる。
表示装置10は、表示領域100、走査線駆動回路120およびデータ信号出力回路140に大別される。
表示領域100では、q行の走査線12が図3において左右のX軸に沿って設けられ、p列のデータ線14が、上下のY軸に沿って、かつ、各走査線12と互いに電気的に絶縁を保つように設けられる。なお、p、qは、2以上の整数である。
表示領域100には、データ信号取得回路16が、図に示されるように、q行の走査線12と、p列のデータ線14との交差に対応して設けられる。
走査線駆動回路120は、制御信号Ctrにしたがって、1、2、…、(q-1)、q行目の走査線12に、走査信号Gwrt(1)、Gwrt(2)、…、Gwrt(q-1)、Gwrt(q)を供給する。一般的には、n行目の走査線12に供給される走査信号がGwrt(n)と表記される。
なお、走査線駆動回路120は、各サブフレームにおいて、1~q行目の走査線12を順番に1行ずつ選択し、選択した走査線12への走査信号をHレベルとし、他の走査線12への走査信号をLレベルとする。
また、走査線駆動回路120は、走査信号Gwrt(1)~Gwrt(q)のほかにも、当該走査信号に同期した制御信号Sel(1)_1~Sel(1)_9からSel(q)_1~Sel(q)_9までを各行に対応して生成して表示領域100に供給するが、図5では省略されている。
なお、走査線駆動回路120は、各サブフレームにおいて、1~q行目の走査線12を順番に1行ずつ選択し、選択した走査線12への走査信号をHレベルとし、他の走査線12への走査信号をLレベルとする。
また、走査線駆動回路120は、走査信号Gwrt(1)~Gwrt(q)のほかにも、当該走査信号に同期した制御信号Sel(1)_1~Sel(1)_9からSel(q)_1~Sel(q)_9までを各行に対応して生成して表示領域100に供給するが、図5では省略されている。
データ信号出力回路140は、処理回路25から出力される映像データVdataをアナログに変換して、制御信号Ctrにしたがって1、2、…、(p-1)、p列目のデータ線14に、この順でデータ信号Data(1)、Data(2)、…、Data(p-1)、Data(p)として供給する。一般的には、m列目のデータ線14に供給されるデータ信号がData(m)と表記される。なお、具体的には、走査信号Gwrt(n)がHレベルになっている場合に、データ信号出力回路140は、m列目のデータ線14に、n行m列のデータ信号取得回路16に対応するデータ信号Data(m)を出力する。
また、映像データVdataのアナログへの変換は、データ信号出力回路140に限られず、別途のDA変換器でもよいし、処理回路25で変換してもよい。
また、映像データVdataのアナログへの変換は、データ信号出力回路140に限られず、別途のDA変換器でもよいし、処理回路25で変換してもよい。
本実施形態では、2×2の表示画素を1単位とし、当該1単位がn行m列で配列する場合、表示装置10では、データ信号取得回路16がn行m列で配列し、画素電極が2n行2m列で配列する。
ここで、n行m列のデータ信号取得回路16に対応するデータ信号Data(m)とは、Aサブフレームであれば、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、A表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。また、データ信号Data(m)とは、Bサブフレームであれば、同2×2表示画素のうち、B表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。同様に、Cサブフレームであれば、同2×2表示画素のうち、C表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号であり、Dサブフレームであれば、同2×2表示画素のうち、D表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。
ここで、n行m列のデータ信号取得回路16に対応するデータ信号Data(m)とは、Aサブフレームであれば、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、A表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。また、データ信号Data(m)とは、Bサブフレームであれば、同2×2表示画素のうち、B表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。同様に、Cサブフレームであれば、同2×2表示画素のうち、C表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号であり、Dサブフレームであれば、同2×2表示画素のうち、D表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。
図6および図7は、表示領域100におけるデータ信号取得回路16と画素電極との位置関係について説明するための図である。なお、図6では、画素電極が太い実線枠で示され、データ信号取得回路16の領域が細い鎖線枠で示される。反対に、図7では、画素電極が細い鎖線枠で示され、データ信号取得回路16の領域が太い実線枠で示される。
本実施形態において、画素電極の形状は例えば略正方形であり、画素電極の一辺がX軸に沿って、かつ、当該画素電極のうち、当該一辺に隣り合う辺がY軸に沿って、マトリクス状に配列する。
また、データ信号取得回路16が設けられる領域は、画素電極が2×2で配列する領域の大きさとほぼ等しい。
なお、データ信号取得回路16が設けられる領域の四隅は、3×3で配列する画素電極のうち、図6において上左端、上右端、下左端および下右端の画素電極の中心にほぼ位置する。図6および図7において黒点が画素電極の中心である。
また、データ信号取得回路16が設けられる領域は、画素電極が2×2で配列する領域の大きさとほぼ等しい。
なお、データ信号取得回路16が設けられる領域の四隅は、3×3で配列する画素電極のうち、図6において上左端、上右端、下左端および下右端の画素電極の中心にほぼ位置する。図6および図7において黒点が画素電極の中心である。
便宜的に、3×3で配列する画素電極のうち、データ信号取得回路16が設けられる領域に含まれる画素電極の符号をP5とし、他の画素電極の符号として、図6に示されるようにP1~P4、P6~P9とする。3×3で配列する画素電極P1~P9は、データ信号取得回路16の出力端に対して次のように3分類される。
第1に、3×3の配列の中心に位置する画素電極P5は、データ信号取得回路16の出力端に常時接続される。そこで、画素電極P5に対応するデータ信号取得回路16を、便宜的に着目データ信号取得回路16と呼ぶことがある。
第2に、3×3の配列の四隅に位置する画素電極P1、P3、P7、P9は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、他の3つのデータ信号取得回路16のいずれかの出力端に接続可能となっている。
例えば、画素電極P1は、着目データ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して左斜め上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して左方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P3は、着目データ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して右方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して右斜め上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P7は、着目データ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して左方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して左斜め下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P9は、着目データ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して右斜め下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して右方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
例えば、画素電極P1は、着目データ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して左斜め上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して左方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P3は、着目データ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して右方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して右斜め上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P7は、着目データ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して左方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して左斜め下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P9は、着目データ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、当該着目データ信号取得回路16に対して右斜め下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して右方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
第3に、3×3の配列のうち、残りの画素電極P2、P4、P6、P8は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16の上、左、右または下方に隣り合うデータ信号取得回路16の出力端のいずれかに接続可能となっている。
例えば、画素電極P2は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P4は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して左方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P6は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して右方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P8は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
例えば、画素電極P2は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P4は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して左方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P6は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して右方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
画素電極P8は、着目データ信号取得回路16の出力端、または、当該着目データ信号取得回路16に対して下方で隣り合うデータ信号取得回路16の出力端、のいずれかに接続可能となっている。
なお、画素電極P1~P9(P5を除く)の符号は、あるデータ信号取得回路16について着目した場合の便宜的なものである。
例えば、着目データ信号取得回路16からみた画素電極P2は、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16からみれば画素電極P8である。
また、着目データ信号取得回路16からみた画素電極P1は、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16からみれば画素電極P7であり、左斜め上方で隣り合うデータ信号取得回路16からみれば画素電極P9であり、左方で隣り合うデータ信号取得回路16からみれば画素電極P3である。
例えば、着目データ信号取得回路16からみた画素電極P2は、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16からみれば画素電極P8である。
また、着目データ信号取得回路16からみた画素電極P1は、当該着目データ信号取得回路16に対して上方で隣り合うデータ信号取得回路16からみれば画素電極P7であり、左斜め上方で隣り合うデータ信号取得回路16からみれば画素電極P9であり、左方で隣り合うデータ信号取得回路16からみれば画素電極P3である。
図8は、データ信号取得回路16と画素電極との接続の関係を示す図である。図において、データ信号取得回路16の出力端を起点とする矢印は、当該データ信号取得回路16の出力端に接続可能な画素電極を示している。
本実施形態では、上述したように、データ信号取得回路16の出力端は、当該データ信号取得回路16が設けられる領域の中心に対して八方の画素電極P1~P9(P5を除く)のいずれかと接続可能となっている。なお、八方とは、左斜め上方、上方、右斜め上方、左方、右方、左斜め下方、下方、および、右斜め下方である。
なお、データ信号取得回路16の出力端と画素電極とを接続するのは、次に説明するセレクターである。
本実施形態では、上述したように、データ信号取得回路16の出力端は、当該データ信号取得回路16が設けられる領域の中心に対して八方の画素電極P1~P9(P5を除く)のいずれかと接続可能となっている。なお、八方とは、左斜め上方、上方、右斜め上方、左方、右方、左斜め下方、下方、および、右斜め下方である。
なお、データ信号取得回路16の出力端と画素電極とを接続するのは、次に説明するセレクターである。
図9は、n行目の走査線12とm列目のデータ線14との交差に対応して設けられるデータ信号取得回路16と、当該データ信号取得回路16を着目データ信号取得回路16とした場合の画素電極P1~P9と、およびこれらの周辺を含めて示す回路図である。
この図に示されるように、データ信号取得回路16は、例えばnチャネル型のトランジスターである。当該トランジスターにおいて、ソースノードがデータ線14に接続され、ゲートノードが走査線12に接続され、ドレインノードがデータ信号取得回路16の出力端Ndとなっている。
この図に示されるように、データ信号取得回路16は、例えばnチャネル型のトランジスターである。当該トランジスターにおいて、ソースノードがデータ線14に接続され、ゲートノードが走査線12に接続され、ドレインノードがデータ信号取得回路16の出力端Ndとなっている。
なお、図において二点鎖線の正方形は、画素電極P1~P9の大きさを簡易的に示すためのものである。画素電極P1~P9は電気的には液晶素子18の一端である。1個の液晶素子18は、周知のように画素電極P1~P9のいずれかとコモン電極とで液晶を挟持した素子である。1個の液晶素子18には1個の蓄積容量19が並列に接続されている。
セレクターの領域は、図面の複雑化を避けるために示されていないが、スイッチSw1~Sw4およびSw6~Sw9を含む。スイッチSw1は画素電極P1に対応して設けられる。同様に、スイッチSw2、Sw3、Sw4、Sw6、Sw7、Sw8、Sw9は、それぞれ順番に画素電極P2、P3、P4、P6、P7、P8、P9に対応して設けられる。
スイッチSw1~Sw4およびSw6~Sw9の各一端は、出力端Ndに共通接続される。スイッチSw1~Sw4およびSw6~Sw9の各他端は、それぞれ順番に対応する画素電極P1~P4、P6~P9に接続される。
なお、上述したように画素電極P5は、データ信号取得回路16の出力端Ndに常時接続されるので、画素電極P5に対応するスイッチSw5は設けられていない。
スイッチSw1~Sw4およびSw6~Sw9の各一端は、出力端Ndに共通接続される。スイッチSw1~Sw4およびSw6~Sw9の各他端は、それぞれ順番に対応する画素電極P1~P4、P6~P9に接続される。
なお、上述したように画素電極P5は、データ信号取得回路16の出力端Ndに常時接続されるので、画素電極P5に対応するスイッチSw5は設けられていない。
1行目からq行目までに対応して、制御信号Sel(1)_1~Sel(1)_4およびSel(1)_6~Sel(1)_9から制御信号Sel(q)_1~Sel(q)_4およびSel(q)_6~Sel(q)_9までが走査線駆動回路120から供給される。
ここで、一般にn行目に対応して供給される制御信号がSel(n)_1~Sel(q)_4およびSel(n)_6~Sel(n)_9と表記される。
n行目に対応して設けられるスイッチSw1は、制御信号Sel(n)_1がHレベルであればオンし、Lレベルであればオフする。同様に、n行目に対応して設けられるスイッチSw2、Sw3、Sw4、Sw6、Sw7、Sw8、Sw9は、それぞれ順番に制御信号Sel(n)_2、Sel(n)_3、Sel(n)_4、Sel(n)_6、Sel(n)_7、Sel(n)_8、Sel(n)_9に応じてオンまたはオフする。
ここで、一般にn行目に対応して供給される制御信号がSel(n)_1~Sel(q)_4およびSel(n)_6~Sel(n)_9と表記される。
n行目に対応して設けられるスイッチSw1は、制御信号Sel(n)_1がHレベルであればオンし、Lレベルであればオフする。同様に、n行目に対応して設けられるスイッチSw2、Sw3、Sw4、Sw6、Sw7、Sw8、Sw9は、それぞれ順番に制御信号Sel(n)_2、Sel(n)_3、Sel(n)_4、Sel(n)_6、Sel(n)_7、Sel(n)_8、Sel(n)_9に応じてオンまたはオフする。
上述したように、n行m列のデータ信号取得回路16からみた画素電極P2は、上方で隣り合う(n-1)行m列のデータ信号取得回路16からみれば画素電極P8である。このため、n行m列のデータ信号取得回路16からみた画素電極P2は、(n-1)行m列のデータ信号取得回路16の出力端(図示省略)とは、当該(n-1)行目に対応したスイッチSw2を介して接続される。
また、n行m列のデータ信号取得回路16からみた画素電極P1は、(n-1)行m列のデータ信号取得回路16からみれば画素電極P7であり、左斜め上方で隣り合う(n-1)行(m-1)列のデータ信号取得回路16からみれば画素電極P9であり、左方で隣り合うn行(m-1)列のデータ信号取得回路16からみれば画素電極P3である。
このため、n行m列のデータ信号取得回路16からみた画素電極P1は、(n-1)行m列のデータ信号取得回路16の出力端とは、当該(n-1)行目に対応したスイッチSw7を介して接続され、(n-1)行(m-1)列のデータ信号取得回路16の出力端とは、当該(n-1)行目に対応したスイッチSw9を介して接続され、n行(m-1)列のデータ信号取得回路16の出力端とは、当該n行目に対応したスイッチSw3を介して接続される。
また、n行m列のデータ信号取得回路16からみた画素電極P1は、(n-1)行m列のデータ信号取得回路16からみれば画素電極P7であり、左斜め上方で隣り合う(n-1)行(m-1)列のデータ信号取得回路16からみれば画素電極P9であり、左方で隣り合うn行(m-1)列のデータ信号取得回路16からみれば画素電極P3である。
このため、n行m列のデータ信号取得回路16からみた画素電極P1は、(n-1)行m列のデータ信号取得回路16の出力端とは、当該(n-1)行目に対応したスイッチSw7を介して接続され、(n-1)行(m-1)列のデータ信号取得回路16の出力端とは、当該(n-1)行目に対応したスイッチSw9を介して接続され、n行(m-1)列のデータ信号取得回路16の出力端とは、当該n行目に対応したスイッチSw3を介して接続される。
なお、図10は、図9のうち、n行m列のデータ信号取得回路16と、スイッチSw1~Sw4およびSw6~Sw9と、当該データ信号取得回路16からみた画素電極P1~P9とのみに着目して示し、他の要素を省略して示す図である。
次に、本実施形態に係る表示装置10の動作をついて説明する。図11は、走査線駆動回路120から出力される走査信号Gwrt(1)~Gwrt(q)の一例を示すタイミングチャートである。
この図に示されるように、Aサブフレーム、Bサブフレーム、CサブフレームおよびDサブフレームの各サブフレームにおいて、走査信号Gwrt(1)、Gwrt(2)、…、Gwrt(n)、…、Gwrt(q-1)、Gwrt(q)が、この順番で排他的にHレベルとなる。
この図に示されるように、Aサブフレーム、Bサブフレーム、CサブフレームおよびDサブフレームの各サブフレームにおいて、走査信号Gwrt(1)、Gwrt(2)、…、Gwrt(n)、…、Gwrt(q-1)、Gwrt(q)が、この順番で排他的にHレベルとなる。
図12は、(n-1)行目、n行目、(n+1)行目の連続する3行の動作を説明するための図である。詳細には、(n-1)行目に対応する制御信号Sel(n-1)_1~Sel(n-1)_4およびSel(n-1)_6~Sel(n-1)_9と、n行目に対応する制御信号Sel(n)_1~Sel(n)_4およびSel(n)_6~Sel(n)_9と、(n+1)行目に対応する制御信号Sel(n+1)_1~Sel(n+1)_4およびSel(n+1)_6~Sel(n+1)_9との一例を示すタイミングチャートである。
まず、Aサブフレームの動作について説明する。走査信号Gwrt(n)がHレベルになると、n行目のデータ信号取得回路16であるトランジスターがオンする。また、Aサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルとなると、制御信号Sel(n)_1、Sel(n)_2およびSel(n)_4がHレベルとなるので、n行目のスイッチSw1、Sw2およびSw4がオンする。
n行m列で代表させて説明すれば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P1、P2、P4およびP5に、m列目のデータ線14に供給されたデータ信号Data(m)が供給される。このときのデータ信号Data(m)は、上述したように、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、A表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。このため、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P1、P2、P4およびP5の4つが同電位となり、A表示画素に対応した反射率となる。
n行m列で代表させて説明すれば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P1、P2、P4およびP5に、m列目のデータ線14に供給されたデータ信号Data(m)が供給される。このときのデータ信号Data(m)は、上述したように、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、A表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。このため、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P1、P2、P4およびP5の4つが同電位となり、A表示画素に対応した反射率となる。
図13は、Aサブフレームにおける表示装置10の表示例を示す図である。当該n行m列のデータ信号取得回路16が、図において太い二点鎖線で示される場合、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P1、P2、P4およびP5の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同じ電位となる。
n行目であって、m列目以外の他のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P1、P2、P4およびP5が同様に同電位となる。なお、画素電極P1、P2、P4およびP5が同電位となるので、画素電極P1、P2、P4およびP5同士の隙間では、横電界が発生しないが、それ以外の画素電極同士の隙間では、表示内容によっては横電界が発生し得る。図13における幅広の黒線枠(黒色部分)は、横電界が発生し得る領域を示す。図14、図15および図16における幅広の黒線枠についても同様である。なお、横電界が発生し得る領域の詳細については後述する。
また、図13乃至図16における細い二点鎖線は、n行m列以外のデータ信号取得回路16を示し、細い実線は画素電極を示す。図13乃至図16における右欄の鎖線は、シフトの軌跡を示し、このうち、矢印は直前サブフレームからのシフト方向を示す。図13の例でいえば、Aサブフレームでは、直前のDサブフレームからほぼパネル画素の1つ分、図において上方向にシフトしたことを示す。
なお、図13では、例えば画素電極P1において、右辺および下辺は細い実線で示されているが、左辺および上辺は黒線枠と重なっている。また、図6乃至図8のスケールと、図13乃至図16のスケールとは同じであるが、図13乃至図16では、より多くのパネル画素を示すために、図6乃至図8の位置をずらし、画素電極数を多くしている。
n行目であって、m列目以外の他のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P1、P2、P4およびP5が同様に同電位となる。なお、画素電極P1、P2、P4およびP5が同電位となるので、画素電極P1、P2、P4およびP5同士の隙間では、横電界が発生しないが、それ以外の画素電極同士の隙間では、表示内容によっては横電界が発生し得る。図13における幅広の黒線枠(黒色部分)は、横電界が発生し得る領域を示す。図14、図15および図16における幅広の黒線枠についても同様である。なお、横電界が発生し得る領域の詳細については後述する。
また、図13乃至図16における細い二点鎖線は、n行m列以外のデータ信号取得回路16を示し、細い実線は画素電極を示す。図13乃至図16における右欄の鎖線は、シフトの軌跡を示し、このうち、矢印は直前サブフレームからのシフト方向を示す。図13の例でいえば、Aサブフレームでは、直前のDサブフレームからほぼパネル画素の1つ分、図において上方向にシフトしたことを示す。
なお、図13では、例えば画素電極P1において、右辺および下辺は細い実線で示されているが、左辺および上辺は黒線枠と重なっている。また、図6乃至図8のスケールと、図13乃至図16のスケールとは同じであるが、図13乃至図16では、より多くのパネル画素を示すために、図6乃至図8の位置をずらし、画素電極数を多くしている。
Aサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルになる前に、走査信号Gwrt(n-1)がHレベルになるとき、制御信号Sel(n-1)_1、Sel(n-1)_2およびSel(n-1)_4がHレベルとなるので、当該(n-1)行目のスイッチSw1、Sw2およびSw4がオンする。このため、(n-1)行目のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P1、P2、P4およびP5が同様に同電位となる。
また、Aサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルになった後に、走査信号Gwrt(n+1)がHレベルになるとき、制御信号Sel(n+1)_1、Sel(n+1)_2およびSel(n+1)_4がHレベルとなるので、当該(n+1)行目のスイッチSw1、Sw2およびSw4がオンする。このため、(n+1)行目のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P1、P2、P4およびP5が同様に同電位となる。
さらに、ここでは(n-1)行目、n行目、(n+1)行目の連続する3行について説明したが、1~p行目についても同様であり、データ信号取得回路16の各々について、対応する画素電極P1、P2、P4およびP5が同電位となる。
また、Aサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルになった後に、走査信号Gwrt(n+1)がHレベルになるとき、制御信号Sel(n+1)_1、Sel(n+1)_2およびSel(n+1)_4がHレベルとなるので、当該(n+1)行目のスイッチSw1、Sw2およびSw4がオンする。このため、(n+1)行目のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P1、P2、P4およびP5が同様に同電位となる。
さらに、ここでは(n-1)行目、n行目、(n+1)行目の連続する3行について説明したが、1~p行目についても同様であり、データ信号取得回路16の各々について、対応する画素電極P1、P2、P4およびP5が同電位となる。
このようにAサブフレームにおいて、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、A表示画素に対応するデータ信号は、表示領域における画素電極P1、P2、P4およびP5に供給される。
なお、黒色枠は、上述したように横電界が発生し得る領域を示すが、Aサブフレームでは、画素電極P1、P2、P4およびP5が同電位となるので、2×2のパネル画素によって表現される領域の区切り線の意味も併せ持つ。
なお、黒色枠は、上述したように横電界が発生し得る領域を示すが、Aサブフレームでは、画素電極P1、P2、P4およびP5が同電位となるので、2×2のパネル画素によって表現される領域の区切り線の意味も併せ持つ。
次に、Bサブフレームの動作について説明する。
Bサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルとなると、制御信号Sel(n)_2、Sel(n)_3およびSel(n)_6がHレベルとなるので、n行目のスイッチSw2、Sw3およびSw6がオンする。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P2、P3、P5およびP6に、m列目のデータ線14に供給されたデータ信号Data(m)が供給される。このときのデータ信号Data(m)は、上述したように、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、B表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。
このため、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P2、P3、P5およびP6の4つが同電位となり、B表示画素に対応した反射率となる。
Bサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルとなると、制御信号Sel(n)_2、Sel(n)_3およびSel(n)_6がHレベルとなるので、n行目のスイッチSw2、Sw3およびSw6がオンする。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P2、P3、P5およびP6に、m列目のデータ線14に供給されたデータ信号Data(m)が供給される。このときのデータ信号Data(m)は、上述したように、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、B表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。
このため、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P2、P3、P5およびP6の4つが同電位となり、B表示画素に対応した反射率となる。
図14は、Bサブフレームにおける表示装置10の表示例を示す図である。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P2、P3、P5およびP6の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同じ電位となる。なお、n行目であって、m列目以外の他のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P2、P3、P5およびP6が同様に同電位となる。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P2、P3、P5およびP6の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同じ電位となる。なお、n行目であって、m列目以外の他のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P2、P3、P5およびP6が同様に同電位となる。
Bサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n-1)がHレベルになるとき、制御信号Sel(n-1)_2、Sel(n-1)_3およびSel(n-1)_6がHレベルとなり、また、走査信号Gwrt(n+1)がHレベルになるとき、制御信号Sel(n+1)_2、Sel(n+1)_3およびSel(n+1)_6がHレベルとなる。
また、(n-1)行目、n行目、(n+1)行目に限らず、1~p行目についても同様である。このため、Bサブフレームにおいて、各行においてスイッチSw2、Sw3およびSw6がオンするので、各行のデータ信号取得回路16おいて、対応する画素電極P2、P3、P5およびP6が同様に同電位となる。
また、(n-1)行目、n行目、(n+1)行目に限らず、1~p行目についても同様である。このため、Bサブフレームにおいて、各行においてスイッチSw2、Sw3およびSw6がオンするので、各行のデータ信号取得回路16おいて、対応する画素電極P2、P3、P5およびP6が同様に同電位となる。
Bサブフレームにおいて、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、B表示画素に対応するデータ信号が供給される画素電極P2、P3、P5およびP6は、Aサブフレームにおいて、A表示画素に対応するデータ信号が供給されていた画素電極P1、P2、P4およびP5に対して、画素電極の1つ分、右方向にシフトすることになる。
続いて、Cサブフレームの動作について説明する。
Cサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルとなると、制御信号Sel(n)_6、Sel(n)_8およびSel(n)_9がHレベルとなるので、n行目のスイッチSw6、Sw8およびSw9がオンする。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P5、P6、P8およびP9に、m列目のデータ線14に供給されたデータ信号Data(m)が供給される。このときのデータ信号Data(m)は、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、C表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。
このため、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P5、P6、P8およびP9の4つが同電位となり、C表示画素に対応した反射率となる。
Cサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルとなると、制御信号Sel(n)_6、Sel(n)_8およびSel(n)_9がHレベルとなるので、n行目のスイッチSw6、Sw8およびSw9がオンする。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P5、P6、P8およびP9に、m列目のデータ線14に供給されたデータ信号Data(m)が供給される。このときのデータ信号Data(m)は、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、C表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。
このため、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P5、P6、P8およびP9の4つが同電位となり、C表示画素に対応した反射率となる。
図15は、Cサブフレームにおける表示装置10の表示例を示す図である。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P5、P6、P8およびP9の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同じ電位となる。なお、n行目であって、m列目以外の他のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P5、P6、P8およびP9が同様に同電位となる。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P5、P6、P8およびP9の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同じ電位となる。なお、n行目であって、m列目以外の他のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P5、P6、P8およびP9が同様に同電位となる。
Cサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n-1)がHレベルになるとき、制御信号Sel(n-1)_6、Sel(n-1)_8およびSel(n-1)_9がHレベルとなり、また、走査信号Gwrt(n+1)がHレベルになるとき、制御信号Sel(n+1)_6、Sel(n+1)_8およびSel(n+1)_9がHレベルとなる。
また、(n-1)行目、n行目、(n+1)行目に限らず、1~p行目についても同様である。このため、Cサブフレームにおいて、各行においてスイッチSw6、Sw8およびSw9がオンするので、各行のデータ信号取得回路16おいて、対応する画素電極P5、P6、P8およびP9が同様に同電位となる。
また、(n-1)行目、n行目、(n+1)行目に限らず、1~p行目についても同様である。このため、Cサブフレームにおいて、各行においてスイッチSw6、Sw8およびSw9がオンするので、各行のデータ信号取得回路16おいて、対応する画素電極P5、P6、P8およびP9が同様に同電位となる。
Cサブフレームにおいて、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、C表示画素に対応するデータ信号が供給される画素電極P5、P6、P8およびP9は、Bサブフレームにおいて、B表示画素に対応するデータ信号が供給されていた画素電極P2、P3、P5およびP6に対して、画素電極の1つ分、下方向にシフトすることになる。
Dサブフレームの動作について説明する。
Dサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルとなると、制御信号Sel(n)_4、Sel(n)_7およびSel(n)_8がHレベルとなるので、n行目のスイッチSw4、Sw7およびSw8がオンする。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P4、P5、P7およびP8に、m列目のデータ線14に供給されたデータ信号Data(m)が供給される。このときのデータ信号Data(m)は、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、D表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。
このため、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P4、P5、P7およびP8の4つが同電位となり、D表示画素に対応した反射率となる。
Dサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n)がHレベルとなると、制御信号Sel(n)_4、Sel(n)_7およびSel(n)_8がHレベルとなるので、n行目のスイッチSw4、Sw7およびSw8がオンする。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P4、P5、P7およびP8に、m列目のデータ線14に供給されたデータ信号Data(m)が供給される。このときのデータ信号Data(m)は、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、D表示画素に対応するデータを、アナログに変換した信号である。
このため、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P4、P5、P7およびP8の4つが同電位となり、D表示画素に対応した反射率となる。
図16は、Dサブフレームにおける表示装置10の表示例を示す図である。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P4、P5、P7およびP8の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同じ電位となる。なお、n行目であって、m列目以外の他のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P4、P5、P7およびP8が同様に同電位となる。
n行m列でいえば、当該n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P4、P5、P7およびP8の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同じ電位となる。なお、n行目であって、m列目以外の他のデータ信号取得回路16についても、対応する画素電極P4、P5、P7およびP8が同様に同電位となる。
Dサブフレームにおいて走査信号Gwrt(n-1)がHレベルになるとき、制御信号Sel(n-1)_4、Sel(n-1)_7およびSel(n-1)_8がHレベルとなり、また、走査信号Gwrt(n+1)がHレベルになるとき、制御信号Sel(n+1)_4、Sel(n+1)_7およびSel(n+1)_8がHレベルとなる。
また、(n-1)行目、n行目、(n+1)行目に限らず、1~p行目についても同様である。このため、Cサブフレームにおいて、各行においてスイッチSw4、Sw7およびSw8がオンするので、各行のデータ信号取得回路16おいて、対応する画素電極P4、P5、P7およびP8が同様に同電位となる。
また、(n-1)行目、n行目、(n+1)行目に限らず、1~p行目についても同様である。このため、Cサブフレームにおいて、各行においてスイッチSw4、Sw7およびSw8がオンするので、各行のデータ信号取得回路16おいて、対応する画素電極P4、P5、P7およびP8が同様に同電位となる。
Dサブフレームにおいて、映像データVinで指定されるn行m列の2×2表示画素のうち、D表示画素に対応するデータ信号が供給される画素電極P4、P5、P7およびP8は、Cサブフレームにおいて、C表示画素に対応するデータ信号が供給されていた画素電極P5、P6、P8およびP9に対して、画素電極の1つ分、左方向にシフトすることになる。
なお、Dサブフレームの後、Aサブフレームに戻る。Aサブフレームにおいて、A表示画素に対応するデータ信号が供給される画素電極P1、P2、P4およびP5は、Dサブフレームにおいて、D表示画素に対応するデータ信号が供給されていた画素電極P4、P5、P7およびP8に対して、画素電極の1つ分、上方向にシフトすることになる。
なお、Dサブフレームの後、Aサブフレームに戻る。Aサブフレームにおいて、A表示画素に対応するデータ信号が供給される画素電極P1、P2、P4およびP5は、Dサブフレームにおいて、D表示画素に対応するデータ信号が供給されていた画素電極P4、P5、P7およびP8に対して、画素電極の1つ分、上方向にシフトすることになる。
図17は、映像データVinで指定される表示画素と、表示装置10によって表示されたパネル画素によって、どのように視認されるかを説明するための図である。
映像データVinで示される画像が、例えば図に示されるように白背景とした黒の斜め線の静止画である場合、詳細には、一部の2×2の表示画素のうち、AおよびC表示画素が黒であり、BおよびD表示画素が白であり、背景である他の2×2の表示画素が、すべて白である場合について検討する。
映像データVinで示される画像が、例えば図に示されるように白背景とした黒の斜め線の静止画である場合、詳細には、一部の2×2の表示画素のうち、AおよびC表示画素が黒であり、BおよびD表示画素が白であり、背景である他の2×2の表示画素が、すべて白である場合について検討する。
この場合、Aサブフレームにおいて、表示装置10において、一部の2×2の表示画素に対応する4つの画素電極に相当する領域で黒表示となり、背景となる4つの画素電極に相当する領域で白表示となる。
なお、図では、表示装置における4つの画素電極に相当する領域が太線の黒枠で示される。
なお、図では、表示装置における4つの画素電極に相当する領域が太線の黒枠で示される。
Bサブフレームにおいて、表示画素に対応する2×2の4つの画素電極が右方向に1つの画素電極に相当する分、シフトする。なお、Bサブフレームでは、すべて白表示となる。ここでは4つの画素電極について着目しているが、表示装置10においては2×2の画素電極の組み合わせが表示領域100において全体移動する。
Cサブフレームにおいて、表示画素に対応する4つの画素電極が下方向に1つの画素電極に相当する分、シフトする。表示装置10では、一部の2×2の表示画素に対応する4つの画素電極に相当する領域で黒表示となり、背景となる4つの画素電極に相当する領域で白表示となる。
Dサブフレームにおいて、表示画素に対応する4つの画素電極が左方向に1つの画素電極に相当する分、シフトするが、すべて白表示となる。
なお、Dサブフレームの後、Aサブフレームに戻り、4つの画素電極が上方向に1つの画素電極に相当する分、シフトする。
Cサブフレームにおいて、表示画素に対応する4つの画素電極が下方向に1つの画素電極に相当する分、シフトする。表示装置10では、一部の2×2の表示画素に対応する4つの画素電極に相当する領域で黒表示となり、背景となる4つの画素電極に相当する領域で白表示となる。
Dサブフレームにおいて、表示画素に対応する4つの画素電極が左方向に1つの画素電極に相当する分、シフトするが、すべて白表示となる。
なお、Dサブフレームの後、Aサブフレームに戻り、4つの画素電極が上方向に1つの画素電極に相当する分、シフトする。
このように表示装置10において表現される表示は、AサブフレームからDサブフレームまでの4つのサブフレームを単位期間とした場合、図に示されるような合成画像として視認される。
このように本実施形態では、データ信号取得回路16が、表示画素に対して縦半分および横半分で配列しても、4つのサブフレームを単位期間として視認される合成画像を、映像データVinで指定される画像とほぼ同解像度にすることが可能となる。
このように本実施形態では、データ信号取得回路16が、表示画素に対して縦半分および横半分で配列しても、4つのサブフレームを単位期間として視認される合成画像を、映像データVinで指定される画像とほぼ同解像度にすることが可能となる。
例えば表示画素と画素電極とを一対一に配列させ、等速であればフレーム毎に、画素電極に表示画素に対応するデータ信号を供給する構成では、シフトさせなくも、本実施形態と同解像度の表示が可能である。具体的には、図18に示される比較例のように、白色領域を画素電極とする構成とすればシフトさせなくても、本実施形態と同解像度の表示が可能である。
なお、本実施形態では、3×3の9つの画素電極に相当する領域で、2×2の4つの表示画素を4つのサブフレームに分割して表現する。本実施形態における3×3の9つの画素電極に相当する領域と、比較例における2×2の画素電極の領域とがほぼ同サイズとなる。
画素電極同士の隙間は、比較のため、図18と、図13乃至図16とで同一としてある。また、図18において白色部分が画素電極の領域であるので、黒色部分が画素電極同士の隙間に相当する。換言すれば、表示画素と画素電極とを一対一に配列させた構成では、図において黒色部分で横電界が発生する可能性があることを意味する。
なお、本実施形態では、3×3の9つの画素電極に相当する領域で、2×2の4つの表示画素を4つのサブフレームに分割して表現する。本実施形態における3×3の9つの画素電極に相当する領域と、比較例における2×2の画素電極の領域とがほぼ同サイズとなる。
画素電極同士の隙間は、比較のため、図18と、図13乃至図16とで同一としてある。また、図18において白色部分が画素電極の領域であるので、黒色部分が画素電極同士の隙間に相当する。換言すれば、表示画素と画素電極とを一対一に配列させた構成では、図において黒色部分で横電界が発生する可能性があることを意味する。
これに対して、本実施形態では、例えば図13に示されるように、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P1、P2、P4およびP5は、同電位となるので、これらの画素電極同士の隙間において横電界は発生しない。逆にいえば図13において黒色枠(黒色部分)では、横電界が発生する可能性があることを示している。
本実施形態における3×3の画素電極に相当する領域は、比較例では、2×2の画素電極に相当する領域である。本実施形態では、3×3の画素電極に相当する領域において、黒色部分における縦本数は1.5本であり、縦本数は1.5本であるのに対し、図18で示される比較例では、2×2の9つの画素電極に相当する領域において縦本数は2本であり、縦本数は2本となる。このため、単位面積当たりの黒色部分、すなわち横電界が発生し得る領域の密度について、本実施形態は、比較例よりも低くなる。
また、本実施形態では、特許文献1に記載された技術のような補正を実行しないので、上位装置から供給される映像データVinで指定された映像を表示することができる。
このため、本実施形態では、横電界による表示品位の低下を比較例よりも抑えた上で、上位装置から供給される映像データVinで指定された映像を表示することができる。
本実施形態における3×3の画素電極に相当する領域は、比較例では、2×2の画素電極に相当する領域である。本実施形態では、3×3の画素電極に相当する領域において、黒色部分における縦本数は1.5本であり、縦本数は1.5本であるのに対し、図18で示される比較例では、2×2の9つの画素電極に相当する領域において縦本数は2本であり、縦本数は2本となる。このため、単位面積当たりの黒色部分、すなわち横電界が発生し得る領域の密度について、本実施形態は、比較例よりも低くなる。
また、本実施形態では、特許文献1に記載された技術のような補正を実行しないので、上位装置から供給される映像データVinで指定された映像を表示することができる。
このため、本実施形態では、横電界による表示品位の低下を比較例よりも抑えた上で、上位装置から供給される映像データVinで指定された映像を表示することができる。
また、映像データVinで指定される画像が静止画である場合、図18の比較例では、横電界が発生する可能性のある黒色部分が固定化する。このため、比較例では、明暗差の大きな静止画を表示する場合に、当該明暗差の部分で発生した表示品位の低下が残留しやすい。
これに対して、本実施形態では、映像データVinで指定される画像が静止画である場合、図13乃至図16に示されるように、横電界が発生する可能性のある黒色部分が時間経過とともに移動する。このため、本実施形態では、明暗差の大きな静止画を表示する場合に、比較例よりも、当該明暗差の部分で発生した表示品位の低下が残留しにくい、または、表示品位の低下が解消しやすい。
これに対して、本実施形態では、映像データVinで指定される画像が静止画である場合、図13乃至図16に示されるように、横電界が発生する可能性のある黒色部分が時間経過とともに移動する。このため、本実施形態では、明暗差の大きな静止画を表示する場合に、比較例よりも、当該明暗差の部分で発生した表示品位の低下が残留しにくい、または、表示品位の低下が解消しやすい。
本実施形態では、表示画素を表現するための4つの画素電極の組み合わせを移動させることで、パネル画素をシフトさせて視認させる。このようなパネル画素のシフトは、表示装置10からの出射光の光軸を、光学素子でシフトさせることによっても実現することができる。
しかしながら、光学素子でのシフトは、表示装置のパネル画素に一斉に(一律に)作用する。
このため、1行目からp行目までの順次走査線12が選択される構成において、例えば最終のp行目の選択後から次のサブフレームにおいて1行目が選択されるまでの帰線期間において光学素子によりシフトさせると、次のような問題が生じる。具体的には、このような構成において、先頭1行目のパネル画素は光学素子でシフトされる前の状態がほぼ視認されるのに対し、最終p行目のパネル画素は光学素子でシフトされた後の状態がほぼ視認され、差が生じる。すなわち、光学素子によるシフトの状態が行毎に異なって視認される。
しかしながら、光学素子でのシフトは、表示装置のパネル画素に一斉に(一律に)作用する。
このため、1行目からp行目までの順次走査線12が選択される構成において、例えば最終のp行目の選択後から次のサブフレームにおいて1行目が選択されるまでの帰線期間において光学素子によりシフトさせると、次のような問題が生じる。具体的には、このような構成において、先頭1行目のパネル画素は光学素子でシフトされる前の状態がほぼ視認されるのに対し、最終p行目のパネル画素は光学素子でシフトされた後の状態がほぼ視認され、差が生じる。すなわち、光学素子によるシフトの状態が行毎に異なって視認される。
これに対して本実施形態に係る表示装置10では、データ信号取得回路16で取得されたデータ信号を、供給する画素電極をスイッチSw1~Sw4およびSw6~Sw9で切り換えることで、パネル画素がシフトする。すなわち、表示装置10では、画素電極にデータ信号を供給した時点でパネル画素がシフトするので、シフトの状態が行毎に異なって視認されるという不都合が原理的に発生しない。
なお、第1実施形態では、Aサブフレーム→Bサブフレーム→Cサブフレーム→Dサブフレーム(→Aサブフレーム)という順序であったが、この順序とは逆に、Dサブフレーム→Cサブフレーム→Bサブフレーム→Aサブフレーム(→Dサブフレーム)という順序であってもよい。また、フレームの起点となるサブフレームは、Aサブフレーム、Bサブフレーム、CサブフレームまたはDサブフレームのいずれであってもよい。
<第2実施形態>
第1実施形態では、4つの画素電極に相当するパネル画素をX軸およびY軸の2軸でシフトする構成であったが、X軸またはY軸に対して45度斜めの1軸でシフトする構成も可能である。
そこで次に1軸でシフトさせる第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態に係る表示装置は、第1実施形態に係る表示装置において、例えばAサブフレームとCサブフレームとを交互に繰り返すことで簡易的に実現できる。
第1実施形態では、4つの画素電極に相当するパネル画素をX軸およびY軸の2軸でシフトする構成であったが、X軸またはY軸に対して45度斜めの1軸でシフトする構成も可能である。
そこで次に1軸でシフトさせる第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態に係る表示装置は、第1実施形態に係る表示装置において、例えばAサブフレームとCサブフレームとを交互に繰り返すことで簡易的に実現できる。
逆にいえば、AサブフレームとCサブフレームとを交互に繰り返すのみの構成であれば、BサブフレームとDサブフレームとで表示を行うための要素が不要なる。
そこで、第1実施形態に係る表示装置10からBサブフレームとDサブフレームとで表示を行うための要素を省略した第2実施形態について説明する。
そこで、第1実施形態に係る表示装置10からBサブフレームとDサブフレームとで表示を行うための要素を省略した第2実施形態について説明する。
図19は、第2実施形態に係る表示装置10において、データ信号取得回路16と画素電極との接続の関係を示す図である。図における矢印の意味は、図8と同様である。
第2実施形態では、上述したように、データ信号取得回路16の出力端は、当該データ信号取得回路16が設けられる領域の中心に対して八方のうち、右斜め上方および左斜め下方を除いた画素電極P1、P2、P4、P6、P8およびP9のいずれかと接続可能となっている。
第2実施形態では、上述したように、データ信号取得回路16の出力端は、当該データ信号取得回路16が設けられる領域の中心に対して八方のうち、右斜め上方および左斜め下方を除いた画素電極P1、P2、P4、P6、P8およびP9のいずれかと接続可能となっている。
図20は、n行目の走査線12とm列目のデータ線14との交差に対応して設けられるデータ信号取得回路16と、当該データ信号取得回路16を着目データ信号取得回路16とした場合の画素電極P1~P9と、およびこれらの周辺を含めて示す回路図である。
第2実施形態では、データ信号取得回路16の出力端Ndを画素電極P3およびP7に接続しなくてもよいので、図9に示される構成と比較して、スイッチSw3およびSw7を有していない。このため、スイッチSw3への制御信号Sel(1)_3~Sel(q)_3およびスイッチSw9への制御信号Sel(1)_7~Sel(q)_7についても、走査線駆動回路120から供給されない。
なお、図21は、図20のうち、n行m列のデータ信号取得回路16と、スイッチSw1、Sw2、Sw4、Sw6、Sw8およびSw9と、当該データ信号取得回路16からみた画素電極P1~P9とのみに着目して示し、他の要素を省略して示す図である。
次に、第2実施形態に係る表示装置10の動作をついて説明する。図22は、走査線駆動回路120から出力される走査信号Gwrt(1)~Gwrt(q)の一例を示すタイミングチャートである。
この図に示されるように、AサブフレームおよびCサブフレームにおいて、走査信号Gwrt(1)、Gwrt(2)、…、Gwrt(n)、…、Gwrt(q-1)、Gwrt(q)が、この順番で排他的にHレベルとなる。
この図に示されるように、AサブフレームおよびCサブフレームにおいて、走査信号Gwrt(1)、Gwrt(2)、…、Gwrt(n)、…、Gwrt(q-1)、Gwrt(q)が、この順番で排他的にHレベルとなる。
図23は、(n-1)行目、n行目、(n+1)行目の連続する3行の動作を説明するための図である。
第2実施形態では、第1実施形態と比較して、スイッチSw3およびSw7を有さず、制御信号Sel(1)_3~Sel(q)_3およびSel(1)_7~Sel(q)_7が不要であって、1フレームにおいてAサブフレームとCサブフレームとを交互に繰り返したものとなる。
このため、第1実施形態における図12が、第2実施形態では、図23に示される通りとなる。
第2実施形態では、第1実施形態と比較して、スイッチSw3およびSw7を有さず、制御信号Sel(1)_3~Sel(q)_3およびSel(1)_7~Sel(q)_7が不要であって、1フレームにおいてAサブフレームとCサブフレームとを交互に繰り返したものとなる。
このため、第1実施形態における図12が、第2実施形態では、図23に示される通りとなる。
図24は、第2実施形態に係る表示装置10についてAサブフレームの表示例を示す図である。Aサブフレームでは、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P1、P2、P4およびP5の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同電位となる。
図25は、Cサブフレームの表示例を示す図である。Cサブフレームでは、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P5、P6、P8およびP9の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同電位となる。
図25は、Cサブフレームの表示例を示す図である。Cサブフレームでは、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極P5、P6、P8およびP9の4つに、データ信号Data(m)が供給されて、同電位となる。
第2実施形態によれば、AサブフレームおよびCサブフレームにおいて表示に用いる4つのパネル画素が45度斜めの1軸でシフトし、かつ、4つのパネル画素における画素電極同士の隙間において横電界が発生しないので、表示装置10における解像度を擬似的に高めつつ、横電界による表示品位の低下を抑えた上で、上位装置から供給される映像データVinで指定された映像を表示することができる。
なお、第2実施形態では、AサブフレームおよびCサブフレームを用いる際に、1フレームの開始をAサブフレームとしたが、1フレームの開始をCサブフレームとしてもよい。Cサブフレームを1フレームの開始とする第1変形例の場合、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極を、図26に示されるように付番すればよい。
これにより、Cサブフレームを1フレームの開始とする場合、n行m列のデータ信号取得回路16に開始のサブフレームにおいて画素電極P1、P2、P4およびP5にデータ信号Data(m)が供給され、画素電極P7、P8にデータ信号Data(m)とは異なるデータ信号が供給される点において、Aサブフレームを1フレームの開始とする場合と同様になる。
これにより、Cサブフレームを1フレームの開始とする場合、n行m列のデータ信号取得回路16に開始のサブフレームにおいて画素電極P1、P2、P4およびP5にデータ信号Data(m)が供給され、画素電極P7、P8にデータ信号Data(m)とは異なるデータ信号が供給される点において、Aサブフレームを1フレームの開始とする場合と同様になる。
また、BサブフレームおよびDサブフレームを用いてもよい。すなわち、45度斜めの1軸の方向を、図24または図25のシフト方向を、時計回り(または反時計回り)90度回転させた位置としてもよい。
なお、BサブフレームおよびDサブフレームを用いる際に、1フレームの開始をBサブフレームとする第2変形例とする場合、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極を、図27に示されるように付番すればよい。
なお、BサブフレームおよびDサブフレームを用いる際に、1フレームの開始をBサブフレームとする第2変形例とする場合、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極を、図27に示されるように付番すればよい。
また、BサブフレームおよびDサブフレームを用いる際に、1フレームの開始をDサブフレームとする第3変形例とする場合、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極を、図28に示されるように付番すればよい。
いずれの場合も、n行m列のデータ信号取得回路16に開始のサブフレームにおいて画素電極P1、P2、P4およびP5にデータ信号Data(m)が供給され、画素電極P7、P8には、データ信号Data(m)とは異なるデータ信号が供給される点において、Aサブフレームを1フレームの開始とする場合と同様になる。
いずれの場合も、n行m列のデータ信号取得回路16に開始のサブフレームにおいて画素電極P1、P2、P4およびP5にデータ信号Data(m)が供給され、画素電極P7、P8には、データ信号Data(m)とは異なるデータ信号が供給される点において、Aサブフレームを1フレームの開始とする場合と同様になる。
第1実施形態および第2実施形態では、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極が当該n行m列のデータ信号取得回路16の出力端Ndに接続される構成としたが、n行m列のデータ信号取得回路16に対応する画素電極については、画素電極P5を除いてスイッチSwを介してn列目のデータ線14に接続される構成としてもよい(第4変形例)。
具体的には、第4変形例では、図29に示されるように、画素電極P1~P4およびP6~P9と、n列目のデータ線14との間に、順番にスイッチSw1~Sw4およびSw5~Sw9が設けられる構成としてもよい。
なお、画素電極P5をn列目に接続するデータ信号取得回路16は、他の画素電極と同様に、画素電極P5をn列目のデータ線14に接続するSw5と考えることができる。したがって、この第4変形例においてセレクターは、スイッチSw1~Sw4、Sw5~Sw9およびデータ信号取得回路16を含むと考えてもよい。
この構成において、例えばAサブフレームでは、画素電極P1、P2、P4およびP5にデータ信号Data(m)が供給され、画素電極P7、P8には、1つ後の行が選択されるタイミングでデータ信号Data(m+1)が供給される。次のBサブフレームでは、画素電極P2、P3、P5およびP6が選択され、続くCサブフレームでは、画素電極P5、P6、P8およびP9が選択される。
具体的には、第4変形例では、図29に示されるように、画素電極P1~P4およびP6~P9と、n列目のデータ線14との間に、順番にスイッチSw1~Sw4およびSw5~Sw9が設けられる構成としてもよい。
なお、画素電極P5をn列目に接続するデータ信号取得回路16は、他の画素電極と同様に、画素電極P5をn列目のデータ線14に接続するSw5と考えることができる。したがって、この第4変形例においてセレクターは、スイッチSw1~Sw4、Sw5~Sw9およびデータ信号取得回路16を含むと考えてもよい。
この構成において、例えばAサブフレームでは、画素電極P1、P2、P4およびP5にデータ信号Data(m)が供給され、画素電極P7、P8には、1つ後の行が選択されるタイミングでデータ信号Data(m+1)が供給される。次のBサブフレームでは、画素電極P2、P3、P5およびP6が選択され、続くCサブフレームでは、画素電極P5、P6、P8およびP9が選択される。
また、図30に示される第5変形例のように、画素電極P1、P2、P4、P6、P8およびP9と、n列目のデータ線14との間に、順番にスイッチSw1、Sw2、Sw4、Sw6、Sw8およびSw9が設けられる構成としてもよい。
なお、第5変形例においてセレクターは、第4変形例と同様に、スイッチSw1、Sw2、Sw4、Sw6、Sw8およびSw9に加えて、データ信号取得回路16を含むと考えてもよい。
この構成において、例えばAサブフレームでは、画素電極P1、P2、P4およびP5にデータ信号Data(m)が供給され、画素電極P7、P8に1つ後の行が選択されるタイミングでデータ信号Data(m+1)が供給される。次のCサブフレームでは、上述したように画素電極P5、P6、P8およびP9が選択される。
なお、第5変形例においてセレクターは、第4変形例と同様に、スイッチSw1、Sw2、Sw4、Sw6、Sw8およびSw9に加えて、データ信号取得回路16を含むと考えてもよい。
この構成において、例えばAサブフレームでは、画素電極P1、P2、P4およびP5にデータ信号Data(m)が供給され、画素電極P7、P8に1つ後の行が選択されるタイミングでデータ信号Data(m+1)が供給される。次のCサブフレームでは、上述したように画素電極P5、P6、P8およびP9が選択される。
また、上述した実施形態等では、表示装置10を反射型としたが、画素電極同士の隙間が狭いと、透過型でも同様に横電界による表示品位の低下が発生する。このため、表示装置10については、反射型に限られず、透過型でも同様に適用可能である。
以上に例示した形態から、例えば以下の態様が把握される。
ひとつの態様(態様1)に係る表示装置は、データ線と、前記データ線に供給された第1データ信号を取得する第1データ信号取得回路と、前記データ線に供給された第2データ信号を取得する第2データ信号取得回路と、マトリクス状に配列する第1乃至第9画素電極と、少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第4画素電極、第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に、前記第1データ信号取得回路で取得された第1データ信号を供給する第1セレクターと、少なくとも前記第7画素電極および第8画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に前記第2データ信号取得回路で取得された第2データ信号を供給する第2セレクターと、を含み、一のサブフレームにおいて、前記第1セレクターは、少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極および前記第4画素電極を選択し、前記第2セレクターは、少なくとも前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択し、前記一のサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、前記第1セレクターは、少なくとも前記第6画素電極、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択する。
この態様によれば、一のサブフレームでは、第1データ信号が少なくとも第1画素電極、第2画素電極、第4画素電極に印加されるので、これらの画素電極同士が同電位となり、第2データ信号が第7画素電極および第8画素電極に印加されるので、これらの画素電極同士も同電位となる。また、一のサブフレームと異なるサブフレームでは、第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極が同電位となる。このため、同電位となる画素電極同士では横電界の発生が抑えられる。
なお、あるデータ信号取得回路と、他のデータ信号取得回路とが、データ線に沿って隣り合う場合に、当該あるデータ信号取得回路が第1データ信号取得回路の一例となり、当該他のデータ信号取得回路が第2データ信号取得回路の一例となる。
また、画素電極P1は第1画素電極の一例であり、画素電極P2~P9は順に第2画素電極~第9画素電極の一例である。
この態様によれば、一のサブフレームでは、第1データ信号が少なくとも第1画素電極、第2画素電極、第4画素電極に印加されるので、これらの画素電極同士が同電位となり、第2データ信号が第7画素電極および第8画素電極に印加されるので、これらの画素電極同士も同電位となる。また、一のサブフレームと異なるサブフレームでは、第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極が同電位となる。このため、同電位となる画素電極同士では横電界の発生が抑えられる。
なお、あるデータ信号取得回路と、他のデータ信号取得回路とが、データ線に沿って隣り合う場合に、当該あるデータ信号取得回路が第1データ信号取得回路の一例となり、当該他のデータ信号取得回路が第2データ信号取得回路の一例となる。
また、画素電極P1は第1画素電極の一例であり、画素電極P2~P9は順に第2画素電極~第9画素電極の一例である。
態様1の具体的な態様(態様2)では、前記第1セレクターは、前記第3画素電極および前記第7画素電極も選択可能であり、前記第2セレクターは、前記第9画素電極も選択可能である。
この態様によれば、第1データ信号または第2データ信号を供給する画素電極を、柔軟に選択することが可能となる。
この態様によれば、第1データ信号または第2データ信号を供給する画素電極を、柔軟に選択することが可能となる。
態様2の具体的な態様(態様3)では、前記一のサブフレームは、第1サブフレームであり、前記異なるサブフレームは、第3サブフレームであり、前記第1サブフレームの次の第2サブフレームにおいて、前記第1セレクターは、前記第2画素電極、前記第3画素電極および前記第6画素電極を選択し、前記第2セレクターは、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択し、前記第3サブフレームの次の第4サブフレームにおいて、前記第1セレクターは、前記第4画素電極、前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択する。
この態様によれば、パネル画素を異なる4位置にシフトさせて視認させることが可能となる。
なお、Aサブフレームは第1サブフレームの一例である。B、CおよびDサブフレームは順に第2、第3および第4サブフレームの一例である。
この態様によれば、パネル画素を異なる4位置にシフトさせて視認させることが可能となる。
なお、Aサブフレームは第1サブフレームの一例である。B、CおよびDサブフレームは順に第2、第3および第4サブフレームの一例である。
態様3の具体的な態様(態様4)では、前記第1セレクターは、取得された第1データ信号が出力される第1データ信号取得回路の出力端と、前記第1画素電極との間でオンまたはオフする第1スイッチと、前記出力端と前記第2画素電極との間でオンまたはオフする第2スイッチと、前記出力端と前記第3画素電極との間でオンまたはオフする第3スイッチと、前記出力端と前記第4画素電極との間でオンまたはオフする第4スイッチと、前記出力端と前記第6画素電極との間でオンまたはオフする第6スイッチと、前記出力端と前記第7画素電極との間でオンまたはオフする第7スイッチと、前記出力端と前記第8画素電極との間でオンまたはオフする第8スイッチと、前記出力端と前記第9画素電極との間でオンまたはオフする第9スイッチと、を含む。
この態様によれば、第1データ信号が、第1、第2、第3、第4、第6、第7、第8および第9画素電極に供給可能となる。
なお、スイッチSw1は第1スイッチの一例である。スイッチSw2、Sw3、Sw4、Sw6、Sw7、Sw8、Sw9は、順に第2、第3、第4、第6、第7、第8、第9スイッチの一例である。
この態様によれば、第1データ信号が、第1、第2、第3、第4、第6、第7、第8および第9画素電極に供給可能となる。
なお、スイッチSw1は第1スイッチの一例である。スイッチSw2、Sw3、Sw4、Sw6、Sw7、Sw8、Sw9は、順に第2、第3、第4、第6、第7、第8、第9スイッチの一例である。
態様1の具体的な別の態様(態様5)では、前記一のサブフレームと前記異なるサブフレームとは交互に現れる。
この態様によれば、パネル画素を異なる2位置にシフトさせて視認させることが可能となる。
この態様によれば、パネル画素を異なる2位置にシフトさせて視認させることが可能となる。
態様1または態様5の具体的な態様(態様6)では、前記第1セレクターは、取得された第1データ信号が出力される第1データ信号取得回路の出力端と、前記第1画素電極との間でオンまたはオフする第1スイッチと、前記出力端と前記第2画素電極との間でオンまたはオフする第2スイッチと、前記出力端と前記第4画素電極との間でオンまたはオフする第4スイッチと、前記出力端と前記第6画素電極との間でオンまたはオフする第6スイッチと、前記出力端と前記第8画素電極との間でオンまたはオフする第8スイッチと、前記出力端と前記第9画素電極との間でオンまたはオフする第9スイッチと、を含む。
この態様によれば、第1データ信号が、第1、第2、第4、第6、第8および第9画素電極に供給可能となる。
この態様によれば、第1データ信号が、第1、第2、第4、第6、第8および第9画素電極に供給可能となる。
態様4または態様6の具体的な態様(態様7)では、前記第5画素電極は、前記第1データ信号取得回路の出力端に接続される。この態様によれば、第5画素電極の周辺を含む4つの画素電極が同電位となるので、横電界の発生を抑えることができる。
別の態様(態様8)に係る表示装置は、データ線と、前記データ線に供給された第1データ信号を取得する第1データ信号取得回路と、前記データ線に供給された第2データ信号を取得する第2データ信号取得回路と、マトリクス状に配列する第1乃至第9画素電極と、少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第4画素電極、第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に、前記第1データ信号取得回路で取得された第1データ信号を供給する第1セレクターと、少なくとも前記第7画素電極および第8画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に前記第2データ信号取得回路で取得された第2データ信号を供給する第2セレクターと、を含み、前記第1セレクターは、取得された第1データ信号が出力される第1データ信号取得回路の出力端と、前記第1画素電極との間でオンまたはオフする第1スイッチと、前記出力端と前記第2画素電極との間でオンまたはオフする第2スイッチと、前記出力端と前記第4画素電極との間でオンまたはオフする第4スイッチと、前記出力端と前記第6画素電極との間でオンまたはオフする第6スイッチと、前記出力端と前記第8画素電極との間でオンまたはオフする第8スイッチと、前記出力端と前記第9画素電極との間でオンまたはオフする第9スイッチと、を含む。
別の態様(態様9)に係る表示装置は、データ線と、前記データ線に供給された第1データ信号を取得する第1データ信号取得回路と、前記データ線に供給された第2データ信号を取得する第2データ信号取得回路と、マトリクス状に配列する第1乃至第9画素電極と、少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第3画素電極、前記第4画素電極、第6画素電極、前記第7画素電極、第8画素電極および第9画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に、前記第1データ信号取得回路で取得された第1データ信号を供給する第1セレクターと、少なくとも前記第7画素電極および第8画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に前記第2データ信号取得回路で取得された第2データ信号を供給する第2セレクターと、を含み、前記第1セレクターは、取得された第1データ信号が出力される第1データ信号取得回路の出力端と、前記第1画素電極との間でオンまたはオフする第1スイッチと、前記出力端と前記第2画素電極との間でオンまたはオフする第2スイッチと、前記出力端と前記第3画素電極との間でオンまたはオフする第3スイッチと、前記出力端と前記第4画素電極との間でオンまたはオフする第4スイッチと、前記出力端と前記第6画素電極との間でオンまたはオフする第6スイッチと、前記出力端と前記第7画素電極との間でオンまたはオフする第7スイッチと、前記出力端と前記第8画素電極との間でオンまたはオフする第8スイッチと、前記出力端と前記第9画素電極との間でオンまたはオフする第9スイッチと、を含む。
別の態様(態様10)に係る表示装置は、データ線と、マトリクス状に配列する第1乃至第9画素電極と、少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第4画素電極、第5画素電極、第6画素電極、第8画素電極および第9画素電極を選択可能であり、前記データ線に供給された第1データ信号を、当該選択した画素電極に供給する第1セレクターと、少なくとも前記第7画素電極および第8画素電極を選択可能であり、前記データ線に供給された第2データ信号を、当該選択した画素電極に供給する第2セレクターと、を含み、一のサブフレームにおいて、前記第1セレクターは、前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第4画素電極および前記第5画素電極を選択し、前記第2セレクターは、少なくとも前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択し、前記一のサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、前記第1セレクターは、前記第5画素電極、第6画素電極、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択する。
態様11に係る電子機器は、態様1乃至10のいずれかの表示装置を含む。
10、10R、10G、10B…表示装置、12…走査線、14…データ線、16…データ信号取得回路、20…プロジェクター、25…処理回路、100…表示領域、120…走査線駆動回路、140…データ信号出力回路、P1~P9…画素電極。
Claims (11)
- データ線と、
前記データ線に供給された第1データ信号を取得する第1データ信号取得回路と、
前記データ線に供給された第2データ信号を取得する第2データ信号取得回路と、
マトリクス状に配列する第1乃至第9画素電極と、
少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第4画素電極、前記第6画素電極、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に、前記第1データ信号取得回路で取得された第1データ信号を供給する第1セレクターと、
少なくとも前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に前記第2データ信号取得回路で取得された第2データ信号を供給する第2セレクターと、
を含み、
一のサブフレームにおいて、
前記第1セレクターは、少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極および前記第4画素電極を選択し、
前記第2セレクターは、少なくとも前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択し、
前記一のサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、
前記第1セレクターは、少なくとも前記第6画素電極、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択する、
表示装置。 - 前記第1セレクターは、
前記第3画素電極および前記第7画素電極も選択可能であり、
前記第2セレクターは、
前記第9画素電極も選択可能である、
請求項1に記載の表示装置。 - 前記一のサブフレームは、第1サブフレームであり、
前記異なるサブフレームは、第3サブフレームであり、
前記第1サブフレームの次の第2サブフレームにおいて、
前記第1セレクターは、前記第2画素電極、前記第3画素電極および前記第6画素電極を選択し、
前記第2セレクターは、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択し、
前記第3サブフレームの次の第4サブフレームにおいて、
前記第1セレクターは、前記第4画素電極、前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択する、
請求項2に記載の表示装置。 - 前記第1セレクターは、
取得された第1データ信号が出力される第1データ信号取得回路の出力端と、前記第1画素電極との間でオンまたはオフする第1スイッチと、
前記出力端と前記第2画素電極との間でオンまたはオフする第2スイッチと、
前記出力端と前記第3画素電極との間でオンまたはオフする第3スイッチと、
前記出力端と前記第4画素電極との間でオンまたはオフする第4スイッチと、
前記出力端と前記第6画素電極との間でオンまたはオフする第6スイッチと、
前記出力端と前記第7画素電極との間でオンまたはオフする第7スイッチと、
前記出力端と前記第8画素電極との間でオンまたはオフする第8スイッチと、
前記出力端と前記第9画素電極との間でオンまたはオフする第9スイッチと、
を含む請求項2または3に記載の表示装置。 - 前記一のサブフレームと前記異なるサブフレームとは交互に現れる
請求項1に記載の表示装置。 - 前記第1セレクターは、
取得された第1データ信号が出力される第1データ信号取得回路の出力端と、前記第1画素電極との間でオンまたはオフする第1スイッチと、
前記出力端と前記第2画素電極との間でオンまたはオフする第2スイッチと、
前記出力端と前記第4画素電極との間でオンまたはオフする第4スイッチと、
前記出力端と前記第6画素電極との間でオンまたはオフする第6スイッチと、
前記出力端と前記第8画素電極との間でオンまたはオフする第8スイッチと、
前記出力端と前記第9画素電極との間でオンまたはオフする第9スイッチと、
を含む請求項1または5に記載の表示装置。 - 前記第5画素電極は、前記第1データ信号取得回路の出力端に接続される、
請求項4または6に記載の表示装置。 - データ線と、
前記データ線に供給された第1データ信号を取得する第1データ信号取得回路と、
前記データ線に供給された第2データ信号を取得する第2データ信号取得回路と、
マトリクス状に配列する第1乃至第9画素電極と、
少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第4画素電極、前記第6画素電極、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に、前記第1データ信号取得回路で取得された第1データ信号を供給する第1セレクターと、
少なくとも前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に前記第2データ信号取得回路で取得された第2データ信号を供給する第2セレクターと、
を含み、
前記第1セレクターは、
取得された第1データ信号が出力される第1データ信号取得回路の出力端と、前記第1画素電極との間でオンまたはオフする第1スイッチと、
前記出力端と前記第2画素電極との間でオンまたはオフする第2スイッチと、
前記出力端と前記第4画素電極との間でオンまたはオフする第4スイッチと、
前記出力端と前記第6画素電極との間でオンまたはオフする第6スイッチと、
前記出力端と前記第8画素電極との間でオンまたはオフする第8スイッチと、
前記出力端と前記第9画素電極との間でオンまたはオフする第9スイッチと、
を含む表示装置。 - データ線と、
前記データ線に供給された第1データ信号を取得する第1データ信号取得回路と、
前記データ線に供給された第2データ信号を取得する第2データ信号取得回路と、
マトリクス状に配列する第1乃至第9画素電極と、
少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第3画素電極、前記第4画素電極、前記第6画素電極、前記第7画素電極、第8画素電極および前記第9画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に、前記第1データ信号取得回路で取得された第1データ信号を供給する第1セレクターと、
少なくとも前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択可能であり、当該選択した画素電極に前記第2データ信号取得回路で取得された第2データ信号を供給する第2セレクターと、
を含み、
前記第1セレクターは、
取得された第1データ信号が出力される第1データ信号取得回路の出力端と、前記第1画素電極との間でオンまたはオフする第1スイッチと、
前記出力端と前記第2画素電極との間でオンまたはオフする第2スイッチと、
前記出力端と前記第3画素電極との間でオンまたはオフする第3スイッチと、
前記出力端と前記第4画素電極との間でオンまたはオフする第4スイッチと、
前記出力端と前記第6画素電極との間でオンまたはオフする第6スイッチと、
前記出力端と前記第7画素電極との間でオンまたはオフする第7スイッチと、
前記出力端と前記第8画素電極との間でオンまたはオフする第8スイッチと、
前記出力端と前記第9画素電極との間でオンまたはオフする第9スイッチと、
を含む表示装置。 - データ線と、
マトリクス状に配列する第1乃至第9画素電極と、
少なくとも前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第4画素電極、前記第5画素電極、前記第6画素電極、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択可能であり、前記データ線に供給された第1データ信号を、当該選択した画素電極に供給する第1セレクターと、
少なくとも前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択可能であり、前記データ線に供給された第2データ信号を、当該選択した画素電極に供給する第2セレクターと、
を含み、
一のサブフレームにおいて、
前記第1セレクターは、
前記第1画素電極、前記第2画素電極、前記第4画素電極および前記第5画素電極を選択し、
前記第2セレクターは、
少なくとも前記第7画素電極および前記第8画素電極を選択し、
前記一のサブフレームとは異なるサブフレームにおいて、
前記第1セレクターは、
前記第5画素電極、第6画素電極、前記第8画素電極および前記第9画素電極を選択する、
表示装置。 - 請求項1乃至10のいずれかに記載の表示装置を含む電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020165851A JP2022057537A (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | 表示装置および電子機器 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
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JP2022057537A true JP2022057537A (ja) | 2022-04-11 |
Family
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---|---|---|---|
JP2020165851A Pending JP2022057537A (ja) | 2020-09-30 | 2020-09-30 | 表示装置および電子機器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2022057537A (ja) |
-
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