JP2022056993A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】鞍乗り型車両において、車体カバーに設けられる排風用の開口をコンパクトにできるようにする。【解決手段】鞍乗り型車両は、エンジンと、エンジンの前方に配置されるラジエーター(60)と、ラジエーター(60)を側方から覆う車体カバー(37)と、車体カバー(37)に設けられ、車体カバー(37)の内側を流れる風を外側に排風する開口(70)とを備え、開口(70)は、ラジエーター(60)の後面(60b)よりも前方に位置する第1の開口(71)と、前記ラジエーター(60)の前面(60a)よりも後方に位置する第2の開口(72)とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、エンジンの前方に配置されるラジエーターと、ラジエーターを側方から覆う車体カバーと、車体カバーに設けられ、車体カバーの内側を流れる風を外側に排風する開口とを備える鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、ラジエーターを通過した排風と、ラジエーターを通過していない走行風とが車体カバーの内側で合流し、この合流した風が車体カバーの1つの開口から外側に排風される。
特開2016-182916号公報
しかしながら、上記従来の鞍乗り型車両では、ラジエーターの排風と走行風の排風とが共通の開口から排風されるため、風量に対応可能な大きな開口が必要となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、車体カバーに設けられる排風用の開口をコンパクトにできるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、エンジンと、前記エンジンの前方に配置されるラジエーターと、前記ラジエーターを側方から覆う車体カバーと、前記車体カバーに設けられ、前記車体カバーの内側を流れる風を外側に排風する開口とを備える鞍乗り型車両において、前記開口は、前記ラジエーターの後面よりも前方に位置する第1の開口と、前記ラジエーターの前面よりも後方に位置する第2の開口とを備えることを特徴とする。
また、上述の構成において、前記第1の開口における風の入口面は、前記第2の開口における風の入口面よりも大きくても良い。
また、上述の構成において、前記第1の開口及び前記第2の開口は、乗員用のシートよりも前方に位置し、車両側面視で、前記第1の開口における風の出口面及び前記第2の開口における風の出口面は、上下に長く延びるとともに下部よりも上部が前方に位置するように前傾していても良い。
さらに、上述の構成において、前記車体カバーは、前記第1の開口の後方に、前記第2の開口を車幅方向外側から区画する側壁を備え、前記側壁は、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜し、前記第1の開口から排風された風は、前記側壁の外側面に沿って流れても良い。
また、上述の構成において、前記側壁の前部は、前記第1の開口を車幅方向内側から区画し、前記側壁の後部は、前記第2の開口を車幅方向外側から区画しても良い。
また、上述の構成において、前記側壁の後端部は、前記第1の開口における風の出口面よりも車幅方向外側に位置しても良い。
また、上述の構成において、前記側壁は、車両側面視で、前記ラジエーターに車幅方向外側から重なっても良い。
さらに、上述の構成において、車両後面視で、前記第2の開口は、前記第1の開口に重なっても良い。
また、上述の構成において、前記第1の開口は、前記車体カバーが車幅方向外側に膨出した膨出部に設けられ、前記膨出部の外側面は、前記第1の開口から下方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように傾斜する傾斜面を備え、前記傾斜面の下方に、乗員が足を置く足置き部が設けられても良い。
また、上述の構成において、前記足置き部の前部は、前記第1の開口よりも前方に位置しても良い。
鞍乗り型車両は、エンジンと、エンジンの前方に配置されるラジエーターと、ラジエーターを側方から覆う車体カバーと、車体カバーに設けられ、車体カバーの内側を流れる風を外側に排風する開口とを備える鞍乗り型車両において、開口は、ラジエーターの後面よりも前方に位置する第1の開口と、ラジエーターの前面よりも後方に位置する第2の開口とを備える。
この構成によれば、車体カバーの内側を流れる風の一部を、ラジエーターの後面よりも前方に位置する第1の開口から、ラジエーターを通過する前に排風できる。また、ラジエーターを通過した風を、ラジエーターの前面よりも後方に位置する第2の開口から排風できる。このため、車体カバーの内側を流れる風を第1の開口及び第2の開口に分けて排風でき、第1の開口及び第2の開口のそれぞれの大きさをコンパクトにできる。
また、上述の構成において、第1の開口における風の入口面は、第2の開口における風の入口面よりも大きくても良い。
この構成によれば、車体カバーの内側の風量が大きくなったとしても、第1の開口における風の入口面に効率良く風を流すことができ、第1の開口から効率良く排風できる。
また、上述の構成において、第1の開口及び第2の開口は、乗員用のシートよりも前方に位置し、車両側面視で、第1の開口における風の出口面及び第2の開口における風の出口面は、上下に長く延びるとともに下部よりも上部が前方に位置するように前傾していても良い。
この構成によれば、第1の開口からの排風及び第2の開口からの排風は、上方に指向する。このため、第1の開口及び第2の開口の排風が乗員に流れることを抑制できる。
さらに、上述の構成において、車体カバーは、第1の開口の後方に、第2の開口を車幅方向外側から区画する側壁を備え、側壁は、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜し、第1の開口から排風された風は、側壁の外側面に沿って流れても良い。
この構成によれば、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜する側壁によって、第2の開口の排風を車幅方向外側に流すことができる。また、第1の開口から排風された風を側壁の外側面に沿って車幅方向外側に流すことができる。このため、第1の開口及び第2の開口の排風が車幅方向内側に流れることを抑制できる。
また、上述の構成において、側壁の前部は、第1の開口を車幅方向内側から区画し、側壁の後部は、第2の開口を車幅方向外側から区画しても良い。
この構成によれば、第1の開口及び第2の開口を、側壁によって簡単な構造で形成できる。
また、上述の構成において、側壁の後端部は、第1の開口における風の出口面よりも車幅方向外側に位置しても良い。
この構成によれば、第1の開口からの排風が車幅方向内側に流れることを側壁の後端部によって抑制できる。
また、上述の構成において、側壁は、車両側面視で、ラジエーターに車幅方向外側から重なっても良い。
この構成によれば、ラジエーターを通過して車幅方向外側に流れる風は、側壁に沿うように車幅方向外側且つ後方に流れる。このため、ラジエーターを通過した風が第1の開口に流れることを抑制でき、ラジエーターを通過した風を第2の開口から効率良く排風できる。
さらに、上述の構成において、車両後面視で、第2の開口は、第1の開口に重なっても良い。
この構成によれば、車両後面視で、第1の開口を第2の開口によって隠すことができ、外観性が良い。
また、上述の構成において、第1の開口は、車体カバーが車幅方向外側に膨出した膨出部に設けられ、膨出部の外側面は、第1の開口から下方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように傾斜する傾斜面を備え、傾斜面の下方に、乗員が足を置く足置き部が設けられても良い。
この構成によれば、第1の開口が設けられる膨出部の下方に足置き部を設けることができる。また、足置き部に置かれる足に第1の開口からの排風が当たることを抑制できる。
また、上述の構成において、足置き部の前部は、第1の開口よりも前方に位置しても良い。
この構成によれば、足置き部を前後に長くでき、乗員が足を置き易いとともに、第1の開口の排風が足に当たり難い。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の前部の左側面図である。 図1のIII-III断面図である。 左側のフロントサイドカバーの左側面図である。 自動二輪車の前部を左後方側から見た斜視図である。 カバーの左部の前部を後方側から見た図である。 図1のVII-VII断面図である。 アウターカバーを取り外してインナーカバーを露出させた左側面図である。 インナーカバーの左側面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10と、車体フレーム10に支持されるパワーユニット11と、前輪2を操舵自在に支持するフロントフォーク12と、後輪3を支持するスイングアーム13と、乗員用のシート14とを備える車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両である。シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
車体フレーム10は、車体フレーム10の前端部に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15から後下方に延びる左右一対のメインフレーム16と、メインフレーム16の後端部から下方に延びる左右一対のセンターフレーム17と、ヘッドパイプ15においてメインフレーム16の下方の部分から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム18とを備える。
また、車体フレーム10は、センターフレーム17から後方に延びる左右一対のシートフレーム19を備える。シート14は、シートフレーム19によって下方から支持される。
フロントフォーク12は、ヘッドパイプ15に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、上記ステアリングシャフトに固定されるブリッジ部材(不図示)と、上記ブリッジ部材に支持される左右一対のフォークチューブ22とを備える。
前輪2は、左右のフォークチューブ22の下端部間に渡される車軸2aに軸支される。
乗員がフロントフォーク12を左右に操舵するためのハンドル23は、フロントフォーク12の上端部に取り付けられる。
スイングアーム13の前端部は、センターフレーム17に支持されるピボット軸24に支持される。スイングアーム13は、ピボット軸24を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに支持される。
パワーユニット11は、メインフレーム16の下方でダウンフレーム18とセンターフレーム17との間に配置され、車体フレーム10に固定される。
パワーユニット11は、内燃機関である。パワーユニット11は、クランクケース30と、クランクケース30の前部の上部から前上方に延びるシリンダー部31とを備えるエンジンである。
クランクケース30の後部は、変速機(不図示)を収納する変速機収納部である。
パワーユニット11の出力は、パワーユニット11の上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動力伝達部材32によって後輪3に伝達される。
パワーユニット11の排気管33は、シリンダー部31の下面の排気ポートから車両後方に延びる。排気管33の後端には、マフラー34が接続される。
自動二輪車1は、車体フレーム10及びパワーユニット11等によって構成される車体を覆うカバー35を備える。
カバー35は、フロントフォーク12の上部及びヘッドパイプ15を前方から覆うフロントカバー36と、フロントフォーク12の上部及びヘッドパイプ15を側方から覆う左右一対のフロントサイドカバー37(車体カバー)とを備える。
また、カバー35は、車体フレーム10の前部を後方から覆う後面カバー39と、後面カバー39の下方でメインフレーム16を側方から覆う左右一対の上部サイドカバー40と、上部サイドカバー40の下方でパワーユニット11の前部及びダウンフレーム18を側方から覆う左右一対のサイドカバー41と、サイドカバー41の下方で車体を側方から覆う下部サイドカバー42と、下部サイドカバー42の下方で車体を下方から覆うアンダーカバー43とを備える。
さらに、カバー35は、パワーユニット11の前部及びセンターフレーム17を側方から覆う左右一対のパワーユニットカバー44と、シート14の下方で車体を側方から覆う左右一対のリアサイドカバー45とを備える。
上部サイドカバー40は、フロントサイドカバー37の後方に位置する。上部サイドカバー40の前縁40aは、フロントサイドカバー37の後縁の下部に接続される。
フロントカバー36の上部には、ウインドスクリーン47が取り付けられる。
ヘッドライトユニット48は、フロントカバー36の内側に設けられる。
前輪2を上方から覆うフロントフェンダー49は、フロントフォーク12に取り付けられる。
シート14に着座する乗員が足を乗せる足置き部50は、シート14の前下方に左右一対で配置される。
足置き部50は、サイドカバー41の下縁部に対し車幅方向外側に延出する板状部である。足置き部50は、車幅方向よりも車両前後方向に長く延びる板状部である。下部サイドカバー42は、足置き部50を下方から覆う。
足置き部50は、略水平に前後に延びる平坦部50aと、平坦部50aの前端から前上方に斜めに延出する傾斜部50bとを備える。
図2は、自動二輪車1の前部の左側面図である。図2では、フロントサイドカバー37、インナーカバー38、上部サイドカバー40、及びサイドカバー41が取り外された状態が図示される。
図1及び図2を参照し、フロントサイドカバー37は、ヘッドライトユニット48及びヘッドパイプ15を側方から覆うカバー上部55と、カバー上部55から下方に延出するカバー下部56とを一体に備える板状部材である。
また、カバー35は、フロントサイドカバー37のカバー下部56及びサイドカバー41の前部を車幅方向内側から覆う内面カバー58(図2)を左右一対備える。
内面カバー58は、ダウンフレーム18の前方且つヘッドパイプ15の下方に位置し、フォークチューブ22の上下の中間部を車幅方向外側から覆う。
パワーユニット11の冷却水が通るラジエーター60は、シリンダー部31の前上方に配置される。
図3は、図1のIII-III断面図である。
図1~図3を参照し、ラジエーター60は、板厚方向を車両前後方向に指向させて配置される板状部材である。
ラジエーター60は、ダウンフレーム18の前方且つヘッドパイプ15の下方に配置される。ラジエーター60は、フロントフォーク12の後方においてシリンダー部31の前上方に配置される。
ラジエーター60は、車両側面視では、ダウンフレーム18に沿うようにやや前傾して配置される。ラジエーター60の前面60a及び後面60bは、互いに平行であり、車両側面視でやや前傾している。
ラジエーター60は、車幅の中央に配置される。ラジエーター60は、前後方向よりも車幅方向に長く形成されており、ラジエーター60の車幅方向の両側の端部60cは、左右のフォークチューブ22よりも車幅方向外側に位置する。
図4は、左側のフロントサイドカバー37の左側面図である。図5は、自動二輪車1の前部を左後方側から見た斜視図である。図6は、カバー35の左部の前部を後方側から見た図である。左右のフロントサイドカバー37は、左右で略対称であるため、ここでは、左側のサイドカバー41を参照して説明する。
図4~図6を参照し、フロントサイドカバー37は、車幅方向外側に露出するアウターカバー65と、アウターカバー65の車幅方向内側に配置されるインナーカバー66と、インナーカバー66の後面に取り付けられる開口カバー67とを備える。
詳細には、アウターカバー65の上部は、上述のカバー上部55を構成する。アウターカバー65の下部、インナーカバー66、及び開口カバー67は、上述のカバー下部56を構成する。インナーカバー66は、アウターカバー65の下部の車幅方向内側に配置され、アウターカバー65の下部を車幅方向内側から覆う。
フロントサイドカバー37のカバー下部56は、カバー下部56の外面が全体的に車幅方向外側に膨出するように形成された膨出部である。詳細には、カバー下部56は、図6のように後方から見た場合、カバー下部56の上端部から下方の稜線部56a(図5)に向かうに従って車幅方向外側に位置し、稜線部56aからカバー下部56の下端部に向かうに従って車幅方向内側に位置するように膨出している。すなわち、カバー下部56において稜線部56aからカバー下部56の下端部までの部分は、下方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように傾斜する傾斜面56bである。
カバー下部56は、シート14の前方に位置するとともに、乗員が着座するシート14の前部よりも車幅方向外側に膨出する。これにより、カバー下部56は、シート14の乗員の脚を前方から覆うレッグシールドとして機能し、走行風が乗員に強く当たることを抑制する。
フロントサイドカバー37のカバー下部56は、フロントサイドカバー37の内側を流れる風を外側に排風する開口70を備える。
開口70は、第1の開口71と、第1の開口の後方に配置される第2の開口72とを備える。
図7は、図1のVII-VII断面図である。
図1、図4、図5、及び図7を参照し、第1の開口71及び第2の開口72は、車両側面視で、上下に細長い開口であり、前後方向よりも上下方向に長く延びる。また、第1の開口71及び第2の開口72は、車両側面視で、下部よりも上部が前方に位置するように鉛直方向に対しやや前傾している。
第1の開口71は、カバー下部56の側面に位置し、カバー下部56を車幅方向及び車両前後方向に貫通する。
第2の開口72は、カバー下部56の後面に位置し、カバー下部56を車両前後方向に貫通する。
第1の開口71は、第1の開口71における風の入口となる第1入口面71aと、第1の開口71における風の出口となる第1出口面71bとを備える。
第1入口面71aは、後方且つ車幅方向外側を向く面である(第1入口面71aは、後述のように、インナーカバー66に設けられる開口であり、入口面内縁部71cと入口面外縁部71dとを結んだ部位である)。
第1出口面71bは、第1入口面71aの後方で、車幅方向外側を向く面である(第1出口面71bは、後述のように、アウターカバー65に設けられる開口であり、出口面前縁部71e(前縁80a)とアウターカバー65の傾斜壁81に位置する出口面後縁部71fとを結んだ部位である)。
第2の開口72は、第2の開口72における風の入口となる第2入口面72aと、第2の開口72における風の出口となる第2出口面72bとを備える。
第2入口面72aは、後方且つ車幅方向外側を向く面である(第2入口面72aは、後述のように、開口カバー67の入口面外縁部72cと入口面内縁部72dとを結んだ部位である)。
第2出口面72bは、第2入口面72aの後方で、後方を向く面である(第2出口面72bは、後述のように、後部側壁75の出口面外縁部72eと開口カバー67の出口面内縁部72fとを結んだ部位である)。
カバー下部56は、第1の開口71と第2の開口72とを仕切る側壁73を備える。
側壁73は、上下方向に延びる板状である。側壁73は、上面視では、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜している。また、側壁73は、側壁73の下縁部を支点に、前方且つ車幅方向外側に向けて前傾している。
側壁73の前部73aは、第1の開口71を車幅方向内側から区画する。
側壁73の後部73bは、第2の開口72を車幅方向外側から区画する。換言すると、側壁73の前部73aは、第1の開口71の車幅方向の内壁を形成し、側壁73の後部73bは、第2の開口72の車幅方向の外壁を形成する。
側壁73の前部73aの前縁は、第1入口面71aを車幅方向内側から区画する入口面内縁部71cである。
入口面内縁部71cは、第1入口面71aを車幅方向外側から区画する入口面外縁部71dに対し、車幅方向内側且つ後方に位置する。
第1出口面71bの前縁を構成する出口面前縁部71eは、入口面外縁部71dに対し後方且つ車幅方向外側に位置する。また、出口面前縁部71eは、入口面内縁部71cに対し前方且つ車幅方向外側に位置する。
第1出口面71bの後縁を構成する出口面後縁部71fは、出口面前縁部71eから後方に延びる仮想の直線Lが側壁73に交差する部分である。
側壁73は、出口面後縁部71fの位置を越えて車幅方向外側且つ後方に延びる。このため、側壁73の後端部73cは、第1出口面71bに対し、後方且つ車幅方向外側に位置する。ここで、側壁73の後端部73cは、側壁73における車幅方向の外端部でもある。
側壁73の後端部73cは、第2入口面72aを車幅方向外側から区画する入口面外縁部72cを備える。
第2入口面72aを車幅方向内側から区画する入口面内縁部72dは、入口面外縁部72cに対し車幅方向内側且つ後方に位置する。
第2の開口72は、第2入口面72aから第2出口面72bに向かうに従って車幅方向に大きくなる。
第2出口面72bを車幅方向外側から区画する出口面外縁部72eは、入口面外縁部72cに対し車幅方向外側且つ後方に位置する。
第2出口面72bを車幅方向内側から区画する出口面内縁部72fは、入口面外縁部72cに対し車幅方向内側且つ後方に位置する。
図8は、アウターカバー65を取り外してインナーカバー66を露出させた左側面図である。図9は、インナーカバー66の左側面図である。
第1の開口71の第1入口面71aは、インナーカバー66に形成される。第1入口面71aは、インナーカバー66を貫通する開口であり、上下に細長く延びる。第1入口面71aは、車両側面視でやや前傾する。
第1入口面71aには、前後に延びる整流板74が上下に並べて複数設けられる。整流板74は、入口面外縁部71dと入口面内縁部71cとを接続する。整流板74は、後上がりに傾斜している。
インナーカバー66は、入口面内縁部71cから後方に延出する後部側壁75を備える。後部側壁75は、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜している。
後部側壁75の後端部は、上部サイドカバー40の前縁40a(図7)に対し車幅方向外側に離間する。インナーカバー66の後部の内部を後方に露出させる後面開口76(図7)は、後部側壁75の後縁と上部サイドカバー40の前縁40aとによって、車幅方向に区画される。後部側壁75の後縁は、側壁73の後縁である。
図5及び図7を参照し、開口カバー67は、後面開口76を後方から覆うように取り付けられる。開口カバー67は、上下に長く延びる枠状である。
開口カバー67は、開口カバー67を前後に貫通するダクト部77を備える。ダクト部77は、開口カバー67の枠形状の内周部によって形成される。
ダクト部77の前端部は、第2入口面72aを区画する。ダクト部77の後端部は、第2出口面72bを区画する。すなわち、第2の開口72は開口カバー67に設けられる。第2の開口72は、後面開口76を後方の外部に連通させる。
詳細には、ダクト部77の前端部の車幅方向外側の縁部は、第2の開口72の入口面外縁部72cを形成する。ダクト部77の前端部の車幅方向内側の縁部は、入口面内縁部72dを形成する。
後部側壁75の後縁は、第2の開口72の出口面外縁部72eを形成する。ダクト部77の後端部の車幅方向内側の縁部は、出口面内縁部72fを形成する。
第2の開口72の出口面外縁部72eは、側壁73の後縁である。側壁73の後端部73cには、側壁73の車幅方向の外端から後方且つ車幅方向内側に延びる斜面部が形成されており、この斜面部の後縁が、出口面外縁部72eである。
なお、開口カバー67は、インナーカバー66と別体で設けられるが、例えば、開口カバー67をインナーカバー66に一体に設け、第2の開口72をインナーカバー66と一体に設けても良い。
インナーカバー66において第1入口面71aの前方には、固定部79が複数設けられる。インナーカバー66は、固定部79に車幅方向内側から挿通される固定具79aによってアウターカバー65の内面に固定される。
図4、図5、及び図7を参照し、カバー下部56に対応するアウターカバー65の下部は、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように全体的に傾斜している。
アウターカバー65の下部の後部には、上下に細長いスリット状の側面開口80が設けられる。側面開口80は、車両側面視で、やや前傾している。
側面開口80は、後方且つ車幅方向外側に向けて開口する。側面開口80の前縁80aに対し、側面開口80の後縁80bは、後方且つ車幅方向内側に位置する。
アウターカバー65の後端部には、側面開口80の後縁80bから後方に延びる傾斜壁81が設けられる。傾斜壁81は、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜している。
アウターカバー65は、インナーカバー66を車幅方向外側から覆う。
アウターカバー65において側面開口80の前側の部分は、インナーカバー66の第1入口面71aを車幅方向外側から覆う。
詳細には、側面開口80の前縁80aは、第1入口面71aの入口面外縁部71dよりも後方、且つ、第1入口面71aの入口面内縁部71cよりも前方に位置する。前縁80aと入口面内縁部71cとは略平行であり、車両側面視で前傾している。
車両側面視で、側面開口80は、第1入口面71aの後部に車幅方向外側から重なる。このため、車両側面視で、第1入口面71aの後部は、側面開口80を介して外側から視認される。
側面開口80の前縁80aは、第1出口面71bの出口面前縁部71eである。
アウターカバー65の傾斜壁81は、インナーカバー66の後部側壁75に車幅方向外側から重なる。傾斜壁81は、後部側壁75の前後の幅内に納まっている。
側壁73は、後部側壁75と傾斜壁81とが重なって形成される板状部である。
また、開口カバー67において、第2の開口72を車幅方向外側から区画する部分は、側壁73の一部である。
図4及び図7を参照し、左右のフロントサイドカバー37のカバー下部56は、ラジエーター60の車幅方向外側に配置され、ラジエーター60の端部60cを車幅方向外側から覆う。すなわち、ラジエーター60は、左右のカバー下部56の内側に配置される。
左右のカバー下部56は、ラジエーター60よりも車両前方に延出する。ラジエーター60の前面60aは、左右のカバー下部56の間から車両前方に露出する。
左右の内面カバー58は、ラジエーター60よりも車両前方に延出するとともに、左右のカバー下部56を車幅方向内側から覆う。内面カバー58は、インナーカバー66に対し車幅方向内側に位置する。
図4及び図7を参照し、車両側面視で、ラジエーター60は、第1の開口71と第2の開口72との間に配置される。また、第1の開口71の少なくとも一部は、上下方向において、ラジエーター60と同じ高さ位置に配置される。第2の開口72の少なくとも一部は、上下方向において、ラジエーター60と同じ高さ位置に配置される。
第1の開口71及び第2の開口72は、ラジエーター60に対し車幅方向外側に位置する。
第1の開口71は、車両側面視で、ラジエーター60の後面60bよりも前方に位置する。
詳細には、第1の開口71の第1入口面71aは、ラジエーター60よりも前方に位置する。第1の開口71の第1出口面71bは、全体的にラジエーター60よりも前方に位置するが、第1の開口71の第1出口面71bの一部は、ラジエーター60に側方から重なる。
第2の開口72は、車両側面視で、ラジエーター60の前面60a及び後面60bよりも後方に位置する。すなわち、第2入口面72a及び第2出口面72bは、ラジエーター60の後面60bよりも後方に位置する。
第2の開口72は、後面視では、第1の開口71に後方から重なる。
第2の開口72の前方に位置する側壁73は、車両側面視でラジエーター60に車幅方向外側から重なり、ラジエーター60を外側方から覆う。
第2の開口72及び第1の開口71は、共に上下に細長いとともに前傾し、上下の長さも略等しい。このため、第2の開口72及び第1の開口71によって、デザイン上の統一感が得られ、外観性が良い。
ここで、フロントサイドカバー37の内側を流れる風の流れを図7を参照して説明する。
自動二輪車1の走行等に伴ってフロントサイドカバー37内には前方から風W1が導風される。
風W1は、フロントサイドカバー37のカバー下部56内を後方に流れ、第1の開口71からフロントサイドカバー37の外側に排風される。
詳細には、風W1は、第1入口面71aから第1の開口71に入り、第1の開口71内を後方且つ車幅方向外側に流れ、第1出口面71bから外側方に排風される。
第1の開口71を車幅方向内側から区画する側壁73の前部73aが車幅方向外側且つ後方に傾斜しているため、風W1は、側壁73の前部73aの外側面に沿って車幅方向外側且つ後方に流れる。
その後、風W1は、側壁73の後部73bに沿って、車幅方向外側且つ後方に流れる。
第1の開口71は、車両側面視で前傾し、後上方に向けて開口するため、風W1は後上方に排風される。
なお、カバー下部56内に導風された風W1の一部は、第1の開口71を通らずに、第2の開口72側に向けて後方に流れても良い。
前方からラジエーター60に向かう風W2は、前面60aからラジエーター60に入り、後面60bからラジエーター60を出る。
ラジエーター60の後方には、シリンダー部31等の部品があるため、後面60bから出る風W2は、車幅方向外側に流れ易い。
後面60bから車幅方向外側に流れる風W2は、側壁73の内側面に沿うように車幅方向外側且つ後方に流れ、第2の開口72からフロントサイドカバー37の外側に排風される。
詳細には、風W2は、第2入口面72aから第2の開口72に入り、第2の開口72内を後方に流れ、第2出口面72bから後方且つ車幅方向外側に排風される。
第2の開口72は、車両側面視で前傾し、後上方に向けて開口するため、風W2は後上方に排風される。特に自動二輪車1が停車している場合には、風W2は第2の開口72から後上方に排風されるため、フロントサイドカバー37内から後上方に排熱できる。
自動二輪車1では、ラジエーター60を通らない風W1を第1の開口71から排風し、ラジエーター60を通る風W2を第2の開口72から排風する。このため、風W1及び風W2を、第1の開口71と第2の開口72とに分けて排風でき、第1の開口71及び第2の開口72をそれぞれコンパクトにできる。
第1入口面71aは、第2入口面72aよりも大きいため、風W1を第1の開口71から効率良く排風できる。このため、風W1による自動二輪車1の空気抵抗を効果的に低減できる。
第2の開口72の出口面内縁部72fは、出口面外縁部72eよりも前方に位置する。このため、車両側面視では、出口面内縁部72fは出口面外縁部72eによって隠れ、第2の開口72が目立ち難くなる。また、第2の開口72は、カバー下部56の後面に設けられるため、車両側面視で、第2の開口72は目立ち難い。
図1、図5、及び図7を参照し、足置き部50は、カバー下部56の傾斜面56bの下方に位置する。すなわち、足置き部50は、カバー下部56の第1の開口71及び第2の開口72の下方に位置する。
カバー下部56、第1の開口71、及び第2の開口72は、足置き部50の前部を構成する傾斜部50bに上方から重なる。傾斜部50bの前端部は、第1の開口71よりも前方まで延出する。
足置き部50は、カバー下部56の下方の位置まで前方に延びるため、足置き部50が前後に長い。このため、乗員が足を足置き部50に置き易い。
また、足置き部50の上方に第1の開口71、及び第2の開口72が位置するため、第1の開口71及び第2の開口72の排風が足置き部50に置かれた乗員の足に当たり難い。
さらに、第1の開口71及び第2の開口72は、後上方に排風するため、乗員の足及び脚に第1の開口71及び第2の開口72の排風が当たり難い。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、エンジンとしてのパワーユニット11と、パワーユニット11の前方に配置されるラジエーター60と、ラジエーター60を側方から覆うフロントサイドカバー37と、フロントサイドカバー37に設けられ、フロントサイドカバー37の内側を流れる風を外側に排風する開口70とを備え、開口70は、ラジエーター60の後面60bよりも前方に位置する第1の開口71と、ラジエーター60の前面60aよりも後方に位置する第2の開口72とを備える。
この構成によれば、フロントサイドカバー37の内側を流れる風の一部を、ラジエーター60の後面60bよりも前方に位置する第1の開口71から、ラジエーター60を通過する前に排風できる。また、ラジエーター60を通過した風を、ラジエーター60の前面60aよりも後方に位置する第2の開口72から排風できる。このため、フロントサイドカバー37の内側を流れる風を第1の開口71及び第2の開口72に分けて排風でき、第1の開口71及び第2の開口72のそれぞれの大きさをコンパクトにできる。
また、第1の開口71における風の入口面である第1入口面71aは、第2の開口72における風の入口面である第2入口面72aよりも大きい。
この構成によれば、フロントサイドカバー37の内側の風量が大きくなったとしても、第1の開口71の第1入口面71aに効率良く風を流すことができ、第1の開口71から効率良く排風できる。
また、第1の開口71及び第2の開口72は、乗員用のシート14よりも前方に位置し、車両側面視で、第1の開口71における風の出口面である第1出口面71b及び第2の開口72における風の出口面である第2出口面72bは、上下に長く延びるとともに下部よりも上部が前方に位置するように前傾している。
この構成によれば、第1の開口71からの排風及び第2の開口72からの排風は、上方に指向する。このため、第1の開口71及び第2の開口72の排風が乗員に流れることを抑制できる。
さらに、フロントサイドカバー37は、第1の開口71の後方に、第2の開口72を車幅方向外側から区画する側壁73を備え、側壁73は、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜し、第1の開口71から排風された風は、側壁73の外側面に沿って流れる。
この構成によれば、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜する側壁73によって、第2の開口72の排風を車幅方向外側に流すことができる。また、第1の開口71から排風された風を側壁73の外側面に沿って車幅方向外側に流すことができる。このため、第1の開口71及び第2の開口72の排風が車幅方向内側に流れることを抑制できる。このため、第1の開口71及び第2の開口72の排風が乗員に流れることを抑制できる。
また、側壁73の前部73aは、第1の開口71を車幅方向内側から区画し、側壁73の後部73bは、第2の開口72を車幅方向外側から区画する。
この構成によれば、第1の開口71及び第2の開口72を、側壁73によって簡単な構造で形成できる。
また、側壁73の後端部73cは、第1の開口71の第1出口面71bよりも車幅方向外側に位置する。
この構成によれば、第1の開口71からの排風が車幅方向内側に流れることを側壁73の後端部73cによって抑制できる。このため、第1の開口71の排風が乗員に流れることを抑制できる。
また、側壁73は、車両側面視で、ラジエーター60に車幅方向外側から重なっても良い。
この構成によれば、ラジエーター60を通過して車幅方向外側に流れる風は、側壁73に沿うように車幅方向外側且つ後方に流れる。このため、ラジエーター60を通過した風が第1の開口71に流れることを抑制でき、ラジエーター60を通過した風を第2の開口72から効率良く排風できる。
さらに、車両後面視で、第2の開口72は、第1の開口71に重なる。
この構成によれば、車両後面視で、第1の開口71を第2の開口72によって隠すことができ、外観性が良い。
また、第1の開口71は、フロントサイドカバー37が車幅方向外側に膨出した膨出部に設けられ、膨出部の外側面は、第1の開口71から下方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように傾斜する傾斜面56bを備え、傾斜面56bの下方に、乗員が足を置く足置き部50が設けられる。
この構成によれば、第1の開口71が設けられる膨出部の下方に足置き部50を設けることができる。また、足置き部50に置かれる足に第1の開口71からの排風が当たることを抑制できる。
また、足置き部50の前部は、第1の開口71よりも前方に位置する。
この構成によれば、足置き部50を前後に長くでき、乗員が足を置き易いとともに、第1の開口71の排風が足に当たり難い。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車
11 パワーユニット(エンジン)
14 シート
56b 傾斜面
37 フロントサイドカバー(車体カバー)
50 足置き部
60 ラジエーター
60a 前面
60b 後面
70 開口
71 第1の開口
71a 第1入口面(第1の開口における風の入口面)
71b 第1出口面(第1の開口における風の出口面)
72 第2の開口
72a 第2入口面(第2の開口における風の入口面)
72b 第2出口面(第2の開口における風の出口面)
73 側壁
73a 前部
73b 後部
73c 後端部

Claims (10)

  1. エンジン(11)と、前記エンジン(11)の前方に配置されるラジエーター(60)と、前記ラジエーター(60)を側方から覆う車体カバー(37)と、前記車体カバー(37)に設けられ、前記車体カバー(37)の内側を流れる風を外側に排風する開口(70)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記開口(70)は、前記ラジエーター(60)の後面(60b)よりも前方に位置する第1の開口(71)と、前記ラジエーター(60)の前面(60a)よりも後方に位置する第2の開口(72)とを備えることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記第1の開口(71)における風の入口面(71a)は、前記第2の開口(72)における風の入口面(72a)よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記第1の開口(71)及び前記第2の開口(72)は、乗員用のシート(14)よりも前方に位置し、
    車両側面視で、前記第1の開口(71)における風の出口面(71b)及び前記第2の開口(72)における風の出口面(72b)は、上下に長く延びるとともに下部よりも上部が前方に位置するように前傾していることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記車体カバー(37)は、前記第1の開口(71)の後方に、前記第2の開口(72)を車幅方向外側から区画する側壁(73)を備え、
    前記側壁(73)は、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜し、
    前記第1の開口(71)から排風された風は、前記側壁(73)の外側面に沿って流れることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記側壁(73)の前部(73a)は、前記第1の開口(71)を車幅方向内側から区画し、前記側壁(73)の後部(73b)は、前記第2の開口(72)を車幅方向外側から区画することを特徴とする請求項4記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記側壁(73)の後端部(73c)は、前記第1の開口(71)における風の出口面(71b)よりも車幅方向外側に位置することを特徴とする請求項4または5記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記側壁(73)は、車両側面視で、前記ラジエーター(60)に車幅方向外側から重なることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  8. 車両後面視で、前記第2の開口(72)は、前記第1の開口(71)に重なることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記第1の開口(71)は、前記車体カバー(37)が車幅方向外側に膨出した膨出部に設けられ、
    前記膨出部の外側面は、前記第1の開口(71)から下方に向かうに従って車幅方向内側に位置するように傾斜する傾斜面(56b)を備え、
    前記傾斜面(56b)の下方に、乗員が足を置く足置き部(50)が設けられることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  10. 前記足置き部(50)の前部は、前記第1の開口(71)よりも前方に位置することを特徴とする請求項9記載の鞍乗り型車両。
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