JP2022056671A - 電磁アクチュエータ及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022056671000001
【課題】小さなマグネットを用いつつ、広い範囲でマグネットの位置を検出することが可能な電磁アクチュエータを提供する。
【解決手段】電磁アクチュエータ1は、ベース部材10と、ベース部材10に対してX方向に沿って移動できるようにベース部材10に支持される可動部材20と、X方向に沿って異なる磁極を有するように可動部材20に固定された駆動マグネット30と、ベース部材10に固定されるコイル40と、駆動マグネット30が発する磁界を検出する1対の磁気センサ51,52と、磁気センサ51,52のセンサ出力を用いて駆動マグネット30のX方向に沿った位置を検出する位置検出部73とを備える。磁気センサ51,53は、互いに距離Dだけ離れてベース部材10に固定される。
【選択図】図2

Description

本発明は、電磁アクチュエータ及び電子機器に係り、特にコイルに流れる電流とマグネットが形成する磁界との相互作用により可動部材を移動させる電磁アクチュエータに関するものである。
従来から、コイルに通電することでマグネットにローレンツ力を作用させて可動部材を移動させる電磁アクチュエータが知られている。このような電磁アクチュエータは、携帯電話やスマートフォン、デジタルカメラなどの電子機器のシャッタ機構、フィルタ駆動機構、レンズバリア開閉機構、自動絞り機構、手振れ補正機構、オートフォーカス機構、沈胴機構などにおいて用いられており、これらの機構において使用される可動部材を移動させるために用いられている。
この種の電磁アクチュエータにおいては、電磁アクチュエータや電子機器の制御のために可動部材の位置を検出する必要があることが多い。このような可動部材の位置を検出するために例えばホール素子などの磁気センサを用いた電磁アクチュエータが知られているが(例えば、特許文献1参照)、これらの磁気センサは、磁気センサにより検出される磁界が線形的に変化する範囲において使用されることを前提とするものであり、磁界が線形的に変化しない範囲においては検出精度が低下するという問題がある。
したがって、従来の磁気センサを用いた電磁アクチュエータでは、可動部材の移動範囲を大きくしようとする場合には、可動部材の位置を検出できる範囲を広げるために磁界が線形的に変化する範囲を広げる必要が生じ、大きなマグネットを用いなければならなくなる。このため、電磁アクチュエータの小型化が難しくなり、ひいては電子機器の小型化が難しくなる。
特開2019-97372号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、小さなマグネットを用いつつ、広い範囲でマグネットの位置を検出することが可能な電磁アクチュエータを提供することを第1の目的とする。
また、本発明は、小型化が可能な電子機器を提供することを第2の目的とする。
本発明の第1の態様によれば、小さなマグネットを用いつつ、広い範囲でマグネットの位置を検出することが可能な電磁アクチュエータが提供される。この電磁アクチュエータは、ベース部材と、上記ベース部材に対して可動方向に沿って移動できるように上記ベース部材に支持される可動部材と、上記ベース部材及び上記可動部材のうち一方の部材に固定された検出マグネットと、上記ベース部材及び上記可動部材のうち他方の部材に互いに距離Dだけ離れて固定される1対の磁気センサと、上記1対の磁気センサのセンサ出力を用いて上記検出マグネットの上記可動方向に沿った位置を検出する位置検出部とを備える。上記1対の磁気センサは、上記検出マグネットが発する磁界を検出するように構成される。
本発明の第2の態様によれば、小型化が可能な電子機器が提供される。この電子機器は、上述した電磁アクチュエータを備える。
図1は、本発明の一実施形態における電磁アクチュエータを示す模式的斜視図である。 図2は、図1の電磁アクチュエータの主要部の分解斜視図である。 図3は、図1の電磁アクチュエータの主要部の縦断面図である。 図4は、図2の電磁アクチュエータにおけるセンサユニットにより駆動マグネットのX方向の位置を検出する原理を説明するための図である。 図5Aは、図1の電磁アクチュエータを動作させる前に行う設定を説明するための図である。 図5Bは、図1の電磁アクチュエータを動作させる前に行う設定を説明するための図である。 図6は、図1の電磁アクチュエータの動作中に駆動マグネットの位置を検出する工程を示すフローチャートである。 図7Aは、図1の電磁アクチュエータの動作中に駆動マグネットの位置を検出する方法を説明するための図である。 図7Bは、図1の電磁アクチュエータの動作中に駆動マグネットの位置を検出する方法を説明するための図である。 図7Cは、図1の電磁アクチュエータの動作中に駆動マグネットの位置を検出する方法を説明するための図である。 図7Dは、図1の電磁アクチュエータの動作中に駆動マグネットの位置を検出する方法を説明するための図である。 図7Eは、図1の電磁アクチュエータの動作中に駆動マグネットの位置を検出する方法を説明するための図である。 図8は、図1の電磁アクチュエータが組み込まれた電子機器の一例としてのスマートフォンを示す斜視図である。
以下、本発明に係る電磁アクチュエータ及びこれを備えた電子機器の実施形態について図1から図8を参照して詳細に説明する。図1から図8において、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図8においては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合には、「第1」や「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
図1は、本発明の一実施形態における電磁アクチュエータ1を示す模式的斜視図、図2は、電磁アクチュエータ1の主要部の分解斜視図、図3は、電磁アクチュエータ1の主要部の縦断面図である。図1から図3に示すように、電磁アクチュエータ1は、略矩形板状のベース部材10と、ベース部材10に対してX方向(可動方向)に沿って移動可能な可動部材20と、可動部材20の下面に形成された凹部21に収容される駆動マグネット30と、ベース部材10に埋設されたコイル40と、コイル40の内側に配置されたセンサユニット50と、コイル40及びセンサユニット50からの配線を含むフレキシブルプリント基板60と、コイル40及びセンサユニット50と電気的に接続されたドライバ70とを備えている。なお、本実施形態では、便宜的に、図1における+Z方向を「上」又は「上方」といい、-Z方向を「下」又は「下方」ということとする。
図2に示すように、ベース部材10の上面には、三角形の断面形状を有する4つのベアリング溝12がX方向に沿って延びるように形成されている。このベアリング溝12に対応して、可動部材20の下面には、三角形の断面形状を有する4つのベアリング溝22がX方向に沿って延びるように形成されている。電磁アクチュエータ1は、可動部材20とベース部材10との間に4つのベアリング80を備えており、これらのベアリング80は、互いに対向するベアリング溝12,22の間に嵌まり込むように配置されている。
また、電磁アクチュエータ1は、可動部材20の下面に形成された凹部23に収容される1対の吸引マグネット90と、ベース部材10内の吸引マグネット90に対向する位置に埋設されるヨーク91とを備えている。ヨーク91は磁性体から形成されており、吸引マグネット90とヨーク91とは互いに磁気的に吸引されるようになっている。この磁気的吸引力によって、可動部材20が、ベース部材10との間にベアリング80を介在させた状態でベース部材10上に支持される。このとき、ベアリング80は、ベース部材10のベアリング溝12内を摺動することができるため、可動部材20はベース部材10に対してX方向に沿って移動できるようになっている。
ベース部材10は、X方向の両端部から+Z方向に延びるストッパ部13A,13Bを有しており、可動部材20のX方向の移動がこれらのストッパ部13A,13Bの間の範囲に制限される。なお、可動部材20をベース部材10上に保持する方法は、ベアリング80に限られるものではなく、ワイヤやシャフトなどを用いて可動部材20をベース部材10上に保持してもよい。
駆動マグネット30は、可動部材20が移動する方向(X方向)に沿って異なる磁極を有している。また、本実施形態における駆動マグネット30は、Z方向に異なる磁極を有するように着磁されており、例えば、上面がS極、下面がN極に着磁される第1の部分31と、上面がN極、下面がS極に着磁される第2の部分32とを含んでいる。
コイル40は、ベース部材10の略中央に配置されており、このコイル40の内側にセンサユニット50が収容されている。コイル40に電流を流すと、このコイル40を流れる電流によるローレンツ力が駆動マグネット30に作用する。このローレンツ力によって可動部材20がベース部材10に対してX方向に移動するようになっている。このように、本実施形態では、コイル40と駆動マグネット30とによりボイスコイルモータが構成されている。
センサユニット50は、可動部材20に固定された検出マグネットが発する磁界を検出することで、このようにしてX方向に移動する可動部材20の位置を検出するものである。本実施形態では、可動部材20をX方向に移動させる駆動マグネット30を検出マグネットとして用いている。したがって、以下の説明では、駆動マグネット30というときは「検出マグネット」を意味していることがある。なお、駆動マグネット30とは別に検出マグネットを設けてもよいことは言うまでもない。
本実施形態におけるセンサユニット50は、駆動マグネット30が発する磁界を検出する1対の磁気センサ51,52を含んでおり、これらの磁気センサ51,52がセンサユニット50内で一体化されている。このような磁気センサ51,52としては例えばホール効果を利用して磁界を検出するホール素子を用いることができる。
ドライバ70は、コイル40に供給する電流を制御するコイル制御部71と、センサユニット50の磁気センサ51からのセンサ出力を用いて駆動マグネット30のX方向の位置を検出する位置検出部72と、記憶装置としてのメモリ73とを含んでいる。コイル制御部71は、位置検出部72によって検出された駆動マグネット30のX方向の位置に応じてコイル40に供給する電流の大きさや極性を調整してもよい。
図4は、センサユニット50により駆動マグネット30のX方向の位置を検出する原理を説明するための図である。図4に示すように、センサユニット50は、駆動マグネット30に隣接して配置されており、この駆動マグネット30が発する磁界を例えばホール効果を利用して検出するように構成されている。
駆動マグネット30が発する磁界はX方向の位置によって変化するため、センサユニット50により検出される磁界は、図4の下方のグラフに示すように、駆動マグネット30に対するX方向の位置によって変化する。したがって、センサユニット50により検出される磁界の変化をモニタリングすることによって、センサユニット50と駆動マグネット30との間のX方向の相対位置関係を得ることができる。
本実施形態では、図4に示すように、センサユニット50の磁気センサ51,52は、X方向に沿った同一線上に距離Dだけ離れて位置するようにベース部材10に固定されている。これらの磁気センサ51,52の間のX方向の距離Dは、駆動マグネット30の位置にかかわらず不変である。一例では、距離Dは0.25mmである。本実施形態の駆動マグネット30の構成では、磁気センサ51のセンサ出力S1が磁気センサ52のセンサ出力S2に比べて相対的に小さくなる。
電磁アクチュエータ1を実際に動作させるのに先立って、可動部材20をストッパ部13Aに当接するまで+X方向に移動させる。このとき、可動部材20がベース部材10に対して最も+X方向側に移動した状態となっている(図5A参照)。ドライバ70は、このときのセンサ出力をメモリ73に格納(記憶)する。例えば、-X方向側に位置する磁気センサ52のセンサ出力SMA2がメモリ73に格納されてもよいし、あるいは、磁気センサ51のセンサ出力SMA1と磁気センサ52のセンサ出力SMA2との平均値MA=(SMA1+SMA2)/2がメモリ73に格納されてもよい。このようなセンサ出力をメモリ73に格納しておくことで、磁気センサ52のセンサ出力S2がSMA2になったとき、あるいは、磁気センサ51のセンサ出力S1と磁気センサ52のセンサ出力S2との平均値がMAになったときに、ドライバ70の位置検出部72は、可動部材20(駆動マグネット30)が+X方向へ最大限移動したことを検出することができる。また、本実施形態では、ドライバ70は、このときのセンサ出力の傾きmA=(SMA2-SMA1)/Dを算出してメモリ73に格納(記憶)する。
また、可動部材20をストッパ部13Bに当接するまで-X方向に移動させる。このとき、可動部材20がベース部材10に対して最も+X方向側に移動した状態となっている(図5B参照)。ドライバ70は、このときのセンサ出力をメモリ73に格納(記憶)する。例えば、+X方向側に位置する磁気センサ51のセンサ出力SMB1がメモリ73に格納されてもよいし、あるいは、磁気センサ51のセンサ出力SMB1と磁気センサ52のセンサ出力SMB2との平均値MB=(SMB1+SMB2)/2がメモリ73に格納されてもよい。このようなセンサ出力をメモリ73に格納しておくことで、磁気センサ51のセンサ出力S1がSMB1になったとき、あるいは、磁気センサ51のセンサ出力S1と磁気センサ52のセンサ出力S2との平均値がMBになったときに、ドライバ70の位置検出部72は、可動部材20(駆動マグネット30)が-X方向へ最大限移動したことを検出することができる。また、本実施形態では、ドライバ70は、このときのセンサ出力の傾きmB=(SMB2-SMB1)/Dを算出してメモリ73に格納(記憶)する。
次に、本実施形態において電磁アクチュエータ1の動作中に駆動マグネット30の位置を検出する方法について説明する。図6は、位置検出部72によって駆動マグネット30の位置を検出する工程を示すフローチャートである。この位置検出部72は、ある時点における磁気センサ51,52のセンサ出力を基準として用いることにより、その後の駆動マグネット30と磁気センサ51,52との間の相対位置関係を検出し、これにより駆動マグネット30の位置を検出できるようになっている。以下の説明では、磁気センサ51,52から出力されるセンサ出力が基準として用いられる時点での駆動マグネット30の位置を「基準位置R」ということとする。
まず、電磁アクチュエータ1の動作中に駆動マグネット30が基準位置Rにあるときに、位置検出部72が、図7Aに示すように、磁気センサ51のセンサ出力SR1と磁気センサ52のセンサ出力SR2とをそれぞれ第1及び第2の基準センサ出力として取得し、これをメモリ73に格納(記憶)する(ステップS1)。また、位置検出部72は、取得されたセンサ出力SR1,SR2から基準傾きmR=(SR2-SR1)/Dを算出し、これをメモリ73に格納(記憶)する(ステップS2)。なお、この基準位置Rは、電磁アクチュエータ1の動作開始時の駆動マグネット30の位置であってもよいし、例えば図5Aや図5Bに示されるように駆動マグネット30が最も+X方向又は-X方向に移動した位置であってもよい。
そして、位置検出部72は、現在位置での磁気センサ51のセンサ出力S1と磁気センサ52のセンサ出力S2を取得する(ステップS3)。駆動マグネット30がX方向に移動すると、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2が変化するが、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2のいずれか一方の値が、第1の基準センサ出力SR1と第2の基準センサ出力SR2との間にあるとき、すなわち第1の基準センサ出力SR1よりも大きく、第2の基準センサ出力SR2よりも小さいときには、後述するように、ステップS2にて算出した基準傾きmRを用いることにより、駆動マグネット30が上記基準位置Rから移動した距離を算出することが可能である。したがって、位置検出部72は、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2のいずれか一方の値が、第1の基準センサ出力SR1から第2の基準センサ出力SR2の範囲内にあるかを判断する(ステップS4)。
位置検出部72が、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2のいずれか一方の値が、第1の基準センサ出力SR1から第2の基準センサ出力SR2の範囲内にあると判断すると、位置検出部72は、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2と基準傾きmRとから駆動マグネット30が基準位置Rから移動した距離dを算出する(ステップS5)。そして、位置検出部72は、基準位置Rに移動距離dを加えたものを現在位置として取得(検出)する(ステップS6)。
一方、ステップS4において、位置検出部72が、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2の値がいずれも第1の基準センサ出力SR1から第2の基準センサ出力SR2の範囲内にないと判断した場合、例えば、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2のいずれか一方の値が基準センサ出力SR1又はSR2に等しくなった場合には、位置検出部72は、基準位置Rを更新し(ステップS7)、ステップS1に戻って新しい基準位置Rでのセンサ出力SR1,SR2を取得するとともに、基準傾きmRを算出する(ステップS2)。
例えば、図7Bに示すように、図7Aに示す基準位置Rから駆動マグネット30が-X方向に移動した場合を考えると、磁気センサ52のセンサ出力S2の値が第1の基準センサ出力SR1と第2の基準センサ出力SR2との間にあるため、ステップS5において、位置検出部72は、基準傾きmRを含む以下の式(1)を用いて駆動マグネット30が基準位置Rから移動した距離dを算出する。
d=(S2-SR2)/mR ・・・(1)
ステップS6において、位置検出部72は、基準位置Rに移動距離d(負数)を加えたものを現在位置として取得(検出)する。
あるいは、図7Cに示すように、図7Aに示す基準位置Rから駆動マグネット30が+X方向に移動した場合を考えると、磁気センサ51のセンサ出力S1の値が第1の基準センサ出力SR1と第2の基準センサ出力SR2との間にあるため、ステップS5において、位置検出部72は、基準傾きmRを含む以下の式(2)を用いて駆動マグネット30が基準位置Rから移動した距離dを算出する。
d=(S1-SR1)/mR ・・・(2)
ステップS6において、位置検出部72は、基準位置Rに移動距離d(正数)を加えたものを現在位置として取得(検出)する。
実際には、位置検出部72のプロセッサの分解能に応じて式(1)及び式(2)に基づく演算が行われる。例えば、位置検出部72のプロセッサの分解能が10ビット(1024)であった場合、磁気センサ51,52間の距離Dの1/1024を1つの単位として駆動マグネット30の移動距離を検出することができる。例えば、磁気センサ51,52間の距離Dが0.25mmである場合、0.25mm÷1024≒0.25μmであるので、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2が基準センサ出力SR1とSR2の差の1/1024だけ変化すると、駆動マグネット30が約0.25μm移動したことを検出することが可能である。
また、図7Bに示す状態からさらに駆動マグネット30が-X方向に移動し、ステップS4において、位置検出部72が、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2の値がいずれも第1の基準センサ出力SR1から第2の基準センサ出力SR2の範囲内にないと判断した場合、例えば図7Dに示すように、磁気センサ52のセンサ出力S2の値が基準センサ出力SR1に等しくなった場合には、ステップS7において、位置検出部72は、現在の駆動マグネット30の位置を新しい基準位置Rとして再設定する(ステップS6)。そして、位置検出部72は、この新しい基準位置Rでの磁気センサ51のセンサ出力S1と磁気センサ52のセンサ出力S2とをそれぞれ新しい第1の基準センサ出力SR1及び第2の基準センサ出力SR2として取得し(ステップS1)、新しい基準傾きmRを算出する(ステップS2)。その後は、この新しい基準傾きmRを用いて駆動マグネット30の移動距離が算出される。
同様に、図7Cに示す状態からさらに駆動マグネット30が+X方向に移動し、ステップS4において、位置検出部72が、磁気センサ51,52のセンサ出力S1,S2の値がいずれも第1の基準センサ出力SR1から第2の基準センサ出力SR2の範囲内にないと判断した場合、例えば図7Eに示すように、磁気センサ51のセンサ出力S1の値が基準センサ出力SR2に等しくなった場合には、ステップS7において、位置検出部72は、現在の駆動マグネット30の位置を新しい基準位置Rとして再設定する(ステップS6)。そして、位置検出部72は、この新しい基準位置Rでの磁気センサ51のセンサ出力S1と磁気センサ52のセンサ出力S2とをそれぞれ新しい第1の基準センサ出力SR1及び第2の基準センサ出力SR2として取得し(ステップS1)、新しい基準傾きmRを算出する(ステップS2)。その後は、この新しい基準傾きmRを用いて駆動マグネット30の移動距離が算出される。
以上述べたように、本実施形態における電磁アクチュエータ1は、可動部材20の可動方向(X方向)に沿った同一線上に距離Dだけ離れた1対の磁気センサ51,52を用いているため、これらの磁気センサ51,52のセンサ出力を利用してこれらの磁気センサ51,52間の磁界の変化を線形的に補完することが可能である。このため、駆動マグネット30が発する磁界が線形的に変化しない範囲においても、位置検出部72は、駆動マグネット30の位置を精度良く検出することができる。したがって、駆動マグネット30を小さくしつつ、広い範囲で駆動マグネット30の位置を検出することが可能である。
また、上述したように、本実施形態における位置検出部72は、磁気センサ51のセンサ出力S1が第2の基準センサ出力SR2と等しくなったとき又は磁気センサ52のセンサ出力S2が第1の基準センサ出力SR1と等しくなったときに、その時点の駆動マグネット30の位置を基準位置Rとして再設定するように構成されている。このように基準位置Rを再設定することによって、上述した線形的な補完を可動方向(X方向)に沿って連続的に行うことが可能となる。
この場合において、基準位置Rの再設定を続けていると、駆動マグネット30の移動量の誤差や磁気センサ51,52の検出誤差が蓄積されることが考えられる。そのような誤差が蓄積すると、駆動マグネット30の位置検出の精度が低下してしまう。したがって、例えば磁気センサ51のセンサ出力S1がメモリ73に格納されたSMB1(図5B参照)と等しくなったときに、駆動マグネット30の基準位置Rを予め決められた位置である最も+X方向側に移動した位置にリセットして誤差をクリアするようにしてもよい。あるいは、磁気センサ52のセンサ出力S2がメモリ73に格納されたSMA2(図5A参照)と等しくなったときに、駆動マグネット30の基準位置Rを予め決められた位置である最も-X方向側に移動した位置にリセットして誤差をクリアするようにしてもよい。また、駆動マグネット30の基準位置Rをリセットする位置は、これらの位置に限られるものではなく、例えば中央位置(図4に示す位置)においても駆動マグネット30の基準位置Rをリセットすることとしてもよい。
また、上述した実施形態においては、磁気センサ51のセンサ出力S1又は磁気センサ52のセンサ出力S2の値を基準傾きmRに適用することによって駆動マグネット30の移動距離が算出しているが、駆動マグネット30の移動距離の算出方法はこれに限られるものではない。例えば、磁気センサ51のセンサ出力S1と磁気センサ52のセンサ出力S2との平均値Mを基準傾きmRに適用することによって駆動マグネット30の移動距離dを算出してもよい。このように磁気センサ51のセンサ出力S1と磁気センサ52のセンサ出力S2との平均値Mを用いて駆動マグネット30の移動距離dを算出することにより、磁気センサ51,52間の検出精度のばらつきや外乱ノイズの影響を低減することができる。なお、この場合の移動距離dは以下の式(3)又は式(4)により算出することができる。
d=(M-SR2)/mR ・・・(3)
d=(M-SR1)/mR ・・・(4)
また、磁気センサ51のセンサ出力S1と磁気センサ52のセンサ出力S2との平均値Mが、メモリ73に格納された平均値MAと等しくなったときに、駆動マグネット30の基準位置Rを最も+X方向側に移動した位置にリセットして誤差をクリアするようにしてもよく、この平均値Mが、メモリ73に格納された平均値MBと等しくなったときに、駆動マグネット30の基準位置Rを最も-X方向側に移動した位置にリセットして誤差をクリアするようにしてもよい。
上述した実施形態では、1対の磁気センサ51,52により1つの方向(X方向)における駆動マグネット30の位置を検出しているが、このような磁気センサを複数対設けて2以上の方向における駆動マグネット30の位置を検出するように構成することも可能である。
また、上述した実施形態では、1対の磁気センサ51,52が一体化されたセンサユニット50を用いているが、これらの磁気センサ51,52は必ずしも一体化されていなくてもよい。例えば、磁気センサ51と磁気センサ52とを別個にベース部材10に固定してもよい。
また、上述の実施形態では、ベース部材10にコイル40及びセンサユニット50が配置され、可動部材20に駆動マグネット30(及び検出マグネット)が配置されている例を説明したが、これに限られるものではない。例えば、他の実施形態では、可動部材20にコイル40及びセンサユニット50が配置され、ベース部材10に駆動マグネット30(及び検出マグネット)が配置されていてもよい。
また、上述した駆動マグネット30(検出マグネット)における第1の部分31及び第2の部分32は、一体的に形成されていてもよく、別個の磁石片から構成されていてもよい。この場合において、第1の部分31と第2の部分32との間に隙間が形成されていてもよい。第1の部分31と第2の部分32とが別個の磁石片から構成されている場合においても、第1の部分31及び第2の部分32の両方を合わせたものを駆動マグネット30(検出マグネット)として考えることができる。
さらに、上記のように駆動マグネット30(検出マグネット)が2つ以上の磁石片から構成される場合には、センサユニット50の磁気センサ51,52のセンサ出力は、図4に示すような波形とは異なる波形となるが、検出マグネットの位置の変化に応じて磁気センサ51,52のセンサ出力が変化することには変わりがないので、上記と同様の方法によって検出マグネットの位置を検出することが可能である。
また、上述したように、駆動マグネット30とは別に検出マグネットを設けてもよい。この場合において、検出マグネットの磁極のうち1極のみ(例えばN極)がセンサユニット50の磁気センサ51,52に対向するように検出マグネットとセンサユニット50とを配置してもよい。
また、本実施形態では、可動部材20がベース部材10に対して直線状に移動する例を説明したが、他の実施形態では、可動部材20が曲線などに沿って移動するように構成してもよい。
図8は、上述した電磁アクチュエータ1が組み込まれた電子機器の一例としてのスマートフォン100を示している。このスマートフォン100の内部には、撮像装置としてのカメラ102が組み込まれている。図8に示すように、このカメラ102は、スマートフォン100の背面に埋設されたレンズモジュール103と、レンズモジュール103を透過した光が結像する撮像面に配置された撮像素子(図示せず)とを備えている。上述した電磁アクチュエータ1は、例えばこのカメラ102内でシャッタ羽根を開閉するため及び/又はレンズを駆動するために用いられる。
上述した電磁アクチュエータ1は、図8に示すようなスマートフォン100に限られず、例えばタブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ドローンなど各種の電子機器にも適用できるものである。このような小型化が可能な電磁アクチュエータ1を組み込むことにより電子機器の小型化を図ることができる。
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
以上述べたように、本発明の第1の態様によれば、小さなマグネットを用いつつ、広い範囲でマグネットの位置を検出することが可能な電磁アクチュエータが提供される。この電磁アクチュエータは、ベース部材と、上記ベース部材に対して可動方向に沿って移動できるように上記ベース部材に支持される可動部材と、上記ベース部材及び上記可動部材のうち一方の部材に固定された検出マグネットと、上記ベース部材及び上記可動部材のうち他方の部材に互いに距離Dだけ離れて固定される1対の磁気センサと、上記1対の磁気センサのセンサ出力を用いて上記検出マグネットの上記可動方向に沿った位置を検出する位置検出部とを備える。上記1対の磁気センサは、上記検出マグネットが発する磁界を検出するように構成される。
このような構成の電磁アクチュエータは、互いにに距離Dだけ離れた1対の磁気センサを用いているため、これらの磁気センサのセンサ出力を利用してこれらの磁気センサ間の磁界の変化を線形的に補完することが可能である。このため、検出マグネットが発する磁界が線形的に変化しない範囲においても、位置検出部は、検出マグネットの位置を精度良く検出することができる。したがって、検出マグネットを小さくしつつ、広い範囲で検出マグネットの位置を検出することが可能である。
上記1対の磁気センサは、そのセンサ出力が相対的に小さい第1の磁気センサと、そのセンサ出力が相対的に大きい第2の磁気センサとから構成されていてもよい。この場合において、上記位置検出部は、上記検出マグネットが基準位置にあるときの上記第1の磁気センサのセンサ出力を第1の基準センサ出力SR1、上記第2の磁気センサのセンサ出力を第2の基準センサ出力SR2として基準傾きmR=(SR2-SR1)/Dを算出して記憶装置に格納し、上記第1の磁気センサのセンサ出力S1と上記第2の磁気センサのセンサ出力S2のいずれか一方の値が、上記第1の基準センサ出力SR1よりも大きく、上記第2の基準センサ出力SR2よりも小さいときに、上記センサ出力S1及び上記センサ出力S2の少なくとも一方と上記記憶装置に格納した上記基準傾きmRとを用いて上記基準位置から上記検出マグネットが移動した距離を算出することにより上記検出マグネットの位置を検出するように構成されていてもよい。このような構成によれば、磁気センサのセンサ出力と基準傾きとを用いて磁気センサ間の磁界の変化を線形的に補完することができるため、検出マグネットが発する磁界が線形的に変化しない範囲であっても、検出マグネットの位置を精度良く検出することができる。
この場合において、上記位置検出部は、上記第1の磁気センサのセンサ出力S1が上記第2の基準センサ出力SR2と等しくなったとき又は上記第2の磁気センサのセンサ出力S2が上記第1の基準センサ出力SR1と等しくなったときに、その時点の上記検出マグネットの位置を上記基準位置として再設定するように構成されていてもよい。このように基準位置を再設定することにより、上述した線形的な補完を可動方向に沿って連続的に行うことが可能となる。
上記1対の磁気センサは、そのセンサ出力が相対的に小さい第1の磁気センサと、そのセンサ出力が相対的に大きい第2の磁気センサとから構成されていてもよい。この場合において、上記位置検出部は、上記検出マグネットが基準位置にあるときの上記第1の磁気センサのセンサ出力を第1の基準センサ出力SR1、上記第2の磁気センサのセンサ出力を第2の基準センサ出力SR2として基準傾きmR=(SR2-SR1)/Dを算出して記憶装置に格納し、上記第1の磁気センサのセンサ出力S1と上記第2の磁気センサのセンサ出力S2との平均値が、上記第1の基準センサ出力SR1よりも大きく、上記第2の基準センサ出力SR2よりも小さいときに、上記平均値と上記記憶装置に格納した上記基準傾きmRとを用いて上記基準位置から上記検出マグネットが移動した距離を算出することにより上記検出マグネットの位置を検出するように構成されていてもよい。このような構成によれば、磁気センサのセンサ出力と基準傾きとを用いて磁気センサ間の磁界の変化を線形的に補完することができるため、検出マグネットが発する磁界が線形的に変化しない範囲であっても、検出マグネットの位置を精度良く検出することができる。特に、第1の磁気センサのセンサ出力S1と上記第2の磁気センサのセンサ出力S2との平均値を用いて検出マグネットの位置を検出しているため、磁気センサ間の検出精度のばらつきや外乱ノイズの影響が低減される。
この場合において、上記位置検出部は、上記平均値が上記第1の基準センサ出力SR1又は上記第2の基準センサ出力SR2と等しくなったときに、その時点の上記検出マグネットの位置を上記基準位置として再設定するように構成されていてもよい。このように基準位置を再設定することにより、上述した線形的な補完を可動方向に沿って連続的に行うことが可能となる。
上記電磁アクチュエータは、上記1対の磁気センサを一体化したセンサユニットをさらに備えていてもよい。このようなセンサユニットを用いることにより電磁アクチュエータの製造が容易になる。
本発明の第2の態様によれば、小型化が可能な電子機器が提供される。この電子機器は、上述した電磁アクチュエータを備える。上述した小型化が可能な電磁アクチュエータを組み込むことにより電子機器の小型化を図ることが可能である。
1 電磁アクチュエータ
10 ベース部材
20 可動部材
30 駆動マグネット(検出マグネット)
31,32 磁石片
40 コイル
50 センサユニット
51 (第1の)磁気センサ
52 (第2の)磁気センサ
60 フレキシブルプリント基板
70 ドライバ
71 コイル制御部
72 位置検出部
73 メモリ
80 ベアリング
90 吸引マグネット
91 ヨーク
100 スマートフォン
102 カメラ
103 レンズモジュール

Claims (7)

  1. ベース部材と、
    前記ベース部材に対して可動方向に沿って移動できるように前記ベース部材に支持される可動部材と、
    前記ベース部材及び前記可動部材のうち一方の部材に固定された検出マグネットと、
    前記ベース部材及び前記可動部材のうち他方の部材に互いに距離Dだけ離れて固定される1対の磁気センサであって、前記検出マグネットが発する磁界を検出する1対の磁気センサと、
    前記1対の磁気センサのセンサ出力を用いて前記検出マグネットの前記可動方向に沿った位置を検出する位置検出部と
    を備える、電磁アクチュエータ。
  2. 前記1対の磁気センサは、
    そのセンサ出力が相対的に小さい第1の磁気センサと、
    そのセンサ出力が相対的に大きい第2の磁気センサと
    から構成され、
    前記位置検出部は、
    前記検出マグネットが基準位置にあるときの前記第1の磁気センサのセンサ出力を第1の基準センサ出力SR1、前記第2の磁気センサのセンサ出力を第2の基準センサ出力SR2として基準傾きmR=(SR2-SR1)/Dを算出して記憶装置に格納し、
    前記第1の磁気センサのセンサ出力S1と前記第2の磁気センサのセンサ出力S2のいずれか一方の値が、前記第1の基準センサ出力SR1よりも大きく、前記第2の基準センサ出力SR2よりも小さいときに、前記センサ出力S1及び前記センサ出力S2の少なくとも一方と前記記憶装置に格納した前記基準傾きmRとを用いて前記基準位置から前記検出マグネットが移動した距離を算出することにより前記検出マグネットの位置を検出する
    ように構成される、
    請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  3. 前記位置検出部は、前記第1の磁気センサのセンサ出力S1が前記第2の基準センサ出力SR2と等しくなったとき又は前記第2の磁気センサのセンサ出力S2が前記第1の基準センサ出力SR1と等しくなったときに、その時点の前記検出マグネットの位置を前記基準位置として再設定するように構成される、請求項2に記載の電磁アクチュエータ。
  4. 前記1対の磁気センサは、
    そのセンサ出力が相対的に小さい第1の磁気センサと、
    そのセンサ出力が相対的に大きい第2の磁気センサと
    から構成され、
    前記位置検出部は、
    前記検出マグネットが基準位置にあるときの前記第1の磁気センサのセンサ出力を第1の基準センサ出力SR1、前記第2の磁気センサのセンサ出力を第2の基準センサ出力SR2として基準傾きmR=(SR2-SR1)/Dを算出して記憶装置に格納し、
    前記第1の磁気センサのセンサ出力S1と前記第2の磁気センサのセンサ出力S2との平均値が、前記第1の基準センサ出力SR1よりも大きく、前記第2の基準センサ出力SR2よりも小さいときに、前記平均値と前記記憶装置に格納した前記基準傾きmRとを用いて前記基準位置から前記検出マグネットが移動した距離を算出することにより前記検出マグネットの位置を検出する
    ように構成される、
    請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  5. 前記位置検出部は、前記平均値が前記第1の基準センサ出力SR1又は前記第2の基準センサ出力SR2と等しくなったときに、その時点の前記検出マグネットの位置を前記基準位置として再設定するように構成される、請求項4に記載の電磁アクチュエータ。
  6. 前記1対の磁気センサを一体化したセンサユニットをさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の電磁アクチュエータ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の電磁アクチュエータを備えた、電子機器。
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