JP2022053220A - 電気加熱式触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気加熱時において、ハニカムセグメントを均一に加熱することができ、ケーシングに容易に収容できる電気加熱式触媒の提供。【解決手段】多数のセルを区画形成する触媒が担持された隔壁を有し、複数の側面を有する柱状のハニカムセグメントが偶数個、接着材層を介して集合し、第1端面とその反側の第2端面とを有するハニカム構造体と、ハニカム構造体に設置された一対の正極141及び負極142と、からなる電気加熱式触媒であって、複数のハニカムセグメントは、正極がハニカム構造体の外周面となる外周側面に配置された正極配置ハニカムセグメント110pと、負極がハニカム構造体の外周面となる外周側面に配置された負極配置ハニカムセグメント110nと、その他の電極非配置ハニカムセグメント110uとを含み、接着材層120は、導電性接着材層と、絶縁性接着材層とからなり、導電性接着材層を介して電流が流れるように接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電気加熱式触媒に関する。
エンジンから排出された排ガス中に含まれる有害物質を浄化するため、排気管の経路には、排ガス浄化が可能な触媒を担持したハニカム構造体を備える排ガス浄化装置が設けられている。
排ガス浄化装置による有害物質の浄化効率を高めるためには、排ガス浄化装置の内部の温度を触媒活性化に適した温度(以下、触媒活性化温度ともいう)に維持する必要がある。
しかし、排ガス浄化装置を構成するハニカム構造体を直接加熱する手段を備えていない車両では、車両が運転を開始した直後には、排ガスの温度が低いため、排ガス浄化装置の内部の温度が触媒活性化温度まで達せず、有害物質の排出を、有効に防止することが難しかった。
また、ハイブリッド車両で、上記ハニカム構造体を直接加熱する手段を備えていないものでは、モータが稼働し、エンジンが停止している際には、排ガス浄化装置内部の温度が低下し、触媒活性化温度より低い温度になってしまうことがあり、やはり有害物質の排出を、有効に防止することが難しかった。
このような問題を解消するために、ハニカム構造体自体を通電により発熱する発熱体とし、必要な場合に、排ガス浄化装置内部の温度を触媒活性化温度以上の温度とすることがされてきた。
しかし、実際の排ガス浄化装置におけるハニカム基材では、その断面形状や電極配置等に応じて、部位ごとに発熱量のムラが生じることがあるため、ハニカム構造体での温度ムラを少なくして均一な温度分布にすることが望まれる。
このようにハニカム構造体の温度を均一に加熱するための排ガス浄化装置として、特許文献1には、排気ガスの浄化用触媒をジュール熱によって加熱する通電加熱式触媒装置であって、当該通電加熱式触媒装置の所定位置に設置された正電極及び負電極と、前記正電極及び前記負電極を電気的に接続するとともに、温度が上昇すると抵抗値が連続的に減少するNTC特性を有する触媒担体と、前記触媒担体を絶縁部材により区画し、該区画された電流経路の少なくとも一部を導電部材により直列に接続することで、該絶縁部材により区画されていない場合に比べて前記触媒担体を流れる電流の電流経路を長くする区画手段とを備えることを特徴とする通電加熱式触媒装置が開示されている。
特開2009-82873号公報
特許文献1では、触媒担体を絶縁部材により区画し、該区画された電流経路の少なくとも一部を導電部材により直列に接続するという技術的思想は記載されているものの、導電部材がどのようなものであるかが記載されておらず、触媒担体同士をどのように接続するとよいかは不明であった。
また、特許文献1の通電加熱式触媒装置は正極及び負極を含めケーシングに収容されることになる。そのため、正極及び負極の配置位置によってはケーシングを複雑に変形させる必要がある。
特許文献1では、正極及び負極の配置位置については言及されていない。
本発明は、電気加熱時において、ハニカムセグメントを均一に加熱することができ、ケーシングに容易に収容できる電気加熱式触媒を提供することを目的とする。
本発明の電気加熱式触媒は、多数のセルを区画形成する触媒が担持された隔壁を有し、複数の側面を有する柱状のハニカムセグメントが偶数個、接着材層を介して集合してなり、第1端面と上記第1端面と反対側の第2端面とを有するハニカム構造体と、上記ハニカム構造体に設置された一対の正極及び負極と、からなる電気加熱式触媒であって、上記複数のハニカムセグメントは、上記正極が上記ハニカム構造体の外周面となる外周側面に配置された正極配置ハニカムセグメントと、上記負極が上記ハニカム構造体の外周面となる外周側面に配置された負極配置ハニカムセグメントと、その他の電極非配置ハニカムセグメントとを含み、上記接着材層は、導電性接着材層と、絶縁性接着材層とからなり、上記正極配置ハニカムセグメントの上記外周側面以外の1つの側面に、上記導電性接着材層が位置しており、上記電極非配置ハニカムセグメントの異なる2つの側面である第1側面及び第2側面に、上記導電性接着材層が位置しており、上記負極配置ハニカムセグメントの上記外周側面以外の1つの側面に上記導電性接着材層が位置しており、上記正極から上記負極に、上記ハニカムセグメント及び上記導電性接着材層を介して電流が流れるように、全ての上記ハニカムセグメントが直列に接続されており、上記正極配置ハニカムセグメントと、上記負極配置ハニカムセグメントとは隣り合うように配置されていることを特徴とする。
本発明の電気加熱式触媒では、ハニカムセグメントは、導電性接着材層と絶縁性接着材層とからなる接着材層により接着されている。そのため、ハニカムセグメント間に応力が生じたとしても、接着材層によりその応力を緩和することができ、その結果、破損を防止することができる。
本発明の電気加熱式触媒では、正極から負極にハニカムセグメント及び導電性接着材層を介して電流が流れるように、全てのハニカムセグメントが直列に接続されている。
このような構成であると、ハニカムセグメントの全てを電流が通るので、ハニカム構造体全体を発熱させることができる。
本発明の電気加熱式触媒では、正極配置ハニカムセグメントと、負極配置ハニカムセグメントとは隣り合うように配置されている。
そのため、本発明の電気加熱式触媒をケーシングに収容する場合、ケーシングの一箇所のみを変形するだけで、正極及び負極の両方をケーシングに収容することができる。
本発明の電気加熱式触媒では、ハニカム構造体は、偶数個のハニカムセグメントからなる。そのため、上記構造をとることができる。
本発明の電気加熱式触媒では、上記正極は、上記正極配置ハニカムセグメントの上記第1端面側に配置されており、上記正極配置ハニカムセグメントの上記外周側面以外の1つの側面に位置している上記導電性接着剤層は、上記第2端面側に位置しており、上記負極は、上記負極配置ハニカムセグメントの上記第1端面側に配置されており、上記負極配置ハニカムセグメントの上記外周側面以外の1つの側面に位置している上記導電性接着剤層は、上記第2端面側に位置しており、上記電極非配置ハニカムセグメントの上記第1側面では、上記第1端面から上記第2端面に向かって、上記電極非配置ハニカムセグメントの長手方向の長さの1~10%の領域の少なくとも一部に、上記導電性接着材層が位置し、残りの領域には上記絶縁性接着材層が位置しており、上記電極非配置ハニカムセグメントの上記第2側面では、上記第2端面から上記第1端面に向かって、上記電極非配置ハニカムセグメントの長手方向の長さの1~10%の領域の少なくとも一部に、上記導電性接着材層が位置し、残りの領域には上記絶縁性接着材層が位置していることが好ましい。
このような構成であると、電流は、ハニカムセグメントの一方の端面側に配置された導電性接着材層から、ハニカムセグメントを介し、他方の端面側に配置された導電性接着材層まで流れるか、逆方向に流れる。
すなわち、電流は、ハニカムセグメントの長手方向の全体を流れることになる。そのため、ハニカムセグメントは、斑なく発熱することができる。
また、正極及び負極が第1端面側に配置されているので、本発明の電気加熱式触媒をケーシングに収容する場合、よりコンパクトに正極及び負極の両方をケーシングに収容することができる。
本発明の電気加熱式触媒では、上記絶縁性接着材層の比抵抗は、50Ω・cm以上であり、上記導電性接着材層の比抵抗は、10Ω・cm以下であることが好ましい。
このような比抵抗であると、電流が絶縁性接着材層を流れにくくなり、導電性接着材層を流れやすくなる。
その結果、ハニカムセグメントの長手方向の全体に電流がより流れやすくなる。
本発明の電気加熱式触媒では、上記ハニカムセグメントは正温度係数を有する抵抗発熱体であることが好ましい。
ハニカムセグメントが正温度係数を有する抵抗発熱体であると、温度が上昇するとともに抵抗値が上昇して電流が流れにくくなるので、均熱性が高くなる。
本発明の電気加熱式触媒では、上記絶縁性接着材層のヤング率は、5~50GPaであることが好ましい。また、上記導電性接着材層のヤング率は、5~50GPaであることが好ましい。
各接着材層のヤング率が上記範囲であると、ハニカムセグメント間の応力をより緩和することができる。
本発明の電気加熱式触媒では、上記導電性接着材層は、SiC、Si、Si含有SiC、SiO、カーボン及びホウケイ酸塩を含む材料からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含むことが好ましい。
これらの材料からなる導電性接着材層は、導電性が高く、ハニカムセグメント間の応力を緩和することができる。
本発明の電気加熱式触媒はさらに、上記ハニカム構造体を収容する筒状のケーシングを備え、上記正極及び上記負極を収容する上記ケーシングの部分には、上記正極及び上記負極を同時に収容するように、外側に突出する電極収容室が形成されている。
このような形状のケーシングを作製することは容易である。
また、このような電気加熱式触媒は電極を収容するためのケーシングの凸部が少ない形状になるので搭載性が向上する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気加熱式触媒の一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、本発明の電気加熱式触媒を構成するハニカムセグメントを排ガスが通過する場合の一例を模式的に示す断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る電気加熱式触媒における導電性接着材層が配置される位置の一例を模式的に示す電気加熱式触媒の長手方向に垂直な断面図である。 図4は、ケーシングに収容された第1実施形態の電気加熱式触媒の一例を模式的に示す斜視図である。 図5Aは、本発明の第2実施形態に係る電気加熱式触媒の斜視図である。 図5Bは、図5AのA-A線断面図である。 図6は、ケーシングに収容された第2実施形態の電気加熱式触媒の一例を模式的に示す斜視図である。
(発明の詳細な説明)
以下、本発明の電気加熱式触媒について説明する。
本発明の電気加熱式触媒は、多数のセルを区画形成する触媒が担持された隔壁を有し、複数の側面を有する柱状のハニカムセグメントが偶数個、接着材層を介して集合してなり、第1端面と上記第1端面と反対側の第2端面とを有するハニカム構造体と、上記ハニカム構造体に設置された一対の正極及び負極と、からなる電気加熱式触媒であって、上記複数のハニカムセグメントは、上記正極が上記ハニカム構造体の外周面となる外周側面に配置された正極配置ハニカムセグメントと、上記負極が上記ハニカム構造体の外周面となる外周側面に配置された負極配置ハニカムセグメントと、その他の電極非配置ハニカムセグメントとを含み、上記接着材層は、導電性接着材層と、絶縁性接着材層とからなり、上記正極配置ハニカムセグメントの上記外周側面以外の1つの側面に、上記導電性接着材層が位置しており、上記電極非配置ハニカムセグメントの異なる2つの側面である第1側面及び第2側面に、上記導電性接着材層が位置しており、上記負極配置ハニカムセグメントの上記外周側面以外の1つの側面に、上記導電性接着材層が位置しており、上記正極から上記負極に、上記ハニカムセグメント及び上記導電性接着材層を介して電流が流れるように、全ての上記ハニカムセグメントが直列に接続されており、上記正極配置ハニカムセグメントと、上記負極配置ハニカムセグメントとは隣り合うように配置されていることを特徴とする。
本発明の電気加熱式触媒は、上記構成さえ有していれば、本発明の効果を奏する範囲で、種々の構成を有していてもよい。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電気加熱式触媒の一例を模式的に示す斜視図である。
図1に示す電気加熱式触媒101は、多数のセルを区画形成する触媒が担持された隔壁を有し、複数の側面を有する柱状のハニカムセグメント(110p、110u、110n)が、接着材層120を介して集合してなり、第1端面131と第1端面131と反対側の第2端面132とを備えるハニカム構造体130と、ハニカム構造体130に設置された一対の正極141及び負極142からなる。
なお、接着材層120は導電性接着材層121及び絶縁接着材層122とからなる。
また、図1に示すように、ハニカム構造体130は、16個のハニカムセグメントが集合してなる円柱状の形状である。
個々のハニカムセグメントの形状は、円を縦に4等分及び横に4等分した形状をそれぞれ端面とする柱状の形状である。
ハニカムセグメントは、正極141が配置された1個のハニカムセグメント110pと、負極142が配置された1個のハニカムセグメント110nと、正極配置ハニカムセグメント110p及び負極配置ハニカムセグメント110n以外の14個の電極非配置ハニカムセグメント110uとからなる。なお、本明細書において、ハニカムセグメント110p、ハニカムセグメント110n及びハニカムセグメント110uを区別しなくてもよい場合には、これらをまとめて、単に、ハニカムセグメントと記載する。
また、図1に示すように、ハニカムセグメントは、その形状から長手方向に垂直な断面が正方形であるハニカムセグメント110aと、ハニカムセグメント110aと接する8つのハニカムセグメント110bと、ハニカムセグメント110bと接する4つのハニカムセグメント110cとに分類することができる。
ハニカムセグメント110bの長手方向に垂直な断面の形状は、ハニカムセグメント110aの長手方向に垂直な断面から一部を曲線状に削った形状であり、ハニカムセグメント110cの長手方向に垂直な断面の形状は、ハニカムセグメント110aの長手方向に垂直な断面から一部を曲線状に削った形状である。4個のハニカムセグメント110aを中心に、8個のハニカムセグメント110b及び4個のハニカムセグメント110cを集合させると円柱状になる。
つまり、ハニカムセグメント110b及びハニカムセグメント110cの曲線部分は、ハニカム構造体130の外周面133を形成する。
電気加熱式触媒101では、正極141が、図1における左上に記載のハニカムセグメント110bに配置され、負極142が、正極141が配置されたハニカムセグメント110bの隣に位置するハニカムセグメント110bに配置されている。
なお、正極141及び負極142は外周面133を形成するハニカムセグメント110bの側面の長手方向の全体に接触するように配置されている。
ここで、電気加熱式触媒101により排ガスが浄化される仕組みについて、排ガスがハニカムセグメント110aを通過する場合を例に挙げて説明する。
図2は、本発明の電気加熱式触媒を構成するハニカムセグメントを排ガスが通過する場合の一例を模式的に示す断面図である。
図2は、ハニカムセグメント110aの長手方向に垂直な方向の断面図でもある。
内燃機関から排出された排ガス(図2中、排ガスの流れを矢印Gで示す)が、ハニカムセグメント110aに到達すると、排ガスは、ハニカムセグメント110aの排ガス流入側の第1端面131に開口したセル111に流入する。さらに、排ガスは、隔壁112に担持された触媒113に接触しながらセル111の中を通過する。この際、排ガス中のCOやHC、NO等の有害なガス成分が隔壁112に担持された触媒113により浄化される。そして、排ガスは、ハニカムセグメント110aの排ガス流出側の第2端面132に開口したセルから流出する。
触媒113としては、排ガスを処理できれば特に限定されないが、例えば、白金、パラジウム、ロジウム等の貴金属からなる三元触媒等が挙げられる。これらの触媒は、単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
貴金属からなる三元触媒が担持された場合、ハニカムセグメント全体への貴金属の担持量は、0.1~15g/Lであることが好ましく、0.5~10g/Lであることがより好ましい。
本明細書において、貴金属の担持量とは、ハニカムセグメントの見掛けの体積当たりの貴金属の重量をいう。なお、ハニカムセグメントの見掛けの体積は、空隙の体積を含む体積であり、接着層を含む場合は接着層の体積を含むこととする。
これらの触媒が担持されていると、COやHC、NO等の有毒な排ガスを好適に浄化することができる。
次に、電気加熱式触媒101における接着材層の位置及び電流の流れについて説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る電気加熱式触媒における導電性接着材層が配置される位置の一例を模式的に示す電気加熱式触媒の長手方向に垂直な断面図である。
図3に示すように、電気加熱式触媒101の長手方向の断面図において、正極配置ハニカムセグメント110pの内側の一方の側面110pには導電性接着材層121が位置している。また、電極非配置ハニカムセグメント110uの異なる2つの側面である第1側面110u及び第2側面110uには導電性接着材層121が位置している。また、負極配置ハニカムセグメント110nの内側の一方の側面110nには導電性接着材層121が位置している。
なお、電気加熱式触媒101では、導電性接着材層121は、正極配置ハニカムセグメント110pの内側の一方の側面110p、電極非配置ハニカムセグメント110uの異なる2つの側面である第1側面110u及び第2側面110u、並びに、負極配置ハニカムセグメント110nの内側の一方の側面110n全体に位置している。
図3に示すように、電気加熱式触媒101では、正極141から負極142に、全てのハニカムセグメント及び導電性接着材層121を介して電流が流れるように(図3中、電流の流れを矢印eで示す)、ハニカムセグメントが導電性接着材層121を介して直列に接続されている。
そのため、正極141から負極142に電流を流すことにより、ハニカム構造体130全体は、斑なく発熱することができる。
また、上記の通り、電気加熱式触媒101では、ハニカムセグメントは、導電性接着材層121と絶縁性接着材層122とからなる接着材層120により接着されている。
そのため、ハニカムセグメント間に応力が生じたとしても、接着材層120によりその応力を緩和することができ、その結果、破損を防止することができる。
電気加熱式触媒101では、ハニカムセグメントは、抵抗発熱体であれば特に限定されないが、正温度係数を有する抵抗発熱体(PTC材料)であることが好ましい。
このようなPTC材料としては、不純物がドープされたシリコン、MoSi等が挙げられる。
ハニカムセグメントの比抵抗は、0.1~50Ω・cmであることが好ましく、1~30Ω・cmであることがより好ましい。
電気加熱式触媒101では、絶縁性接着材層122の比抵抗は、50Ω・cm以上であることが好ましく、100Ω・cm以上であることがより好ましい。
また、導電性接着材層121の比抵抗は、10Ω・cm以下であることが好ましく、0.01~5Ω・cmであることがより好ましい。
このような比抵抗であると、電流が絶縁性接着材層122を流れにくくなり、導電性接着材層121を流れやすくなる。その結果、ハニカムセグメントの長手方向の全体に電流がより流れやすくなる。
本発明の電気加熱式触媒101では、絶縁性接着材層122のヤング率は、5~50GPaであることが好ましく、10~20GPaであることがより好ましい。また、導電性接着材層121のヤング率は、5~50GPaであることが好ましく、10~20GPaであることがより好ましい。
各接着材層120のヤング率が上記範囲であると、ハニカムセグメント間の応力をより緩和することができる。
電気加熱式触媒101では、絶縁性接着材層122はSiO、ホウケイ酸塩、Al、ZrO及びムライトを含む材料からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含むことが好ましい。
また、電気加熱式触媒101では、導電性接着材層121は、SiC、Si、Si含有SiC、SiO、カーボン及びホウケイ酸塩を含む材料からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含むことが好ましい。
これらの材料からなる導電性接着材層は、導電性が高く、ハニカムセグメント間の応力を緩和することができる。
ホウケイ酸塩を含む材料とは、ホウケイ酸塩とSi含有粒子からなるセラミックである。SiCの場合は、ハニカムセグメントを構成するSiCにドーパントをドープすることにより、ハニカムセグメントを導電性とすることができ、通電によりハニカムセグメントを発熱させることができる。
さらに、上記材料は、NiもしくはCrを全体に対して5重量%以下の割合で含むことが望ましい。
電気加熱式触媒101を車両に搭載する場合には、ハニカム構造体130の周囲に保持材を配置し、ケーシングに収容されてから、排気管に接続されることになる。このような状態について図面を用いて説明する。
図4は、ケーシングに収容された第1実施形態の電気加熱式触媒の一例を模式的に示す斜視図である。
図4に示すように、電気加熱式触媒101は、ハニカム構造体130の周囲に保持材150が配置され、ケーシング160に収容される。
正極141及び負極142を収容するケーシングの部分160aには、正極141及び負極142を同時に収容するように、外側に突出する電極収容室161が形成されている。
このような形状のケーシング160を作製することは容易である。
また、このような電気加熱式触媒101は電極(正極141及び負極142)を収容するためのケーシングの凸部が少ない形状になるので搭載性が向上する。
なお、図示しないが、正極141と負極142の間は絶縁部材により絶縁されており、正極141と負極142には、それぞれ給電部が設けられる。
保持材150は、無機繊維からなることが好ましい。無機繊維としては、アルミナ繊維、アルミナ-シリカ繊維等が挙げられる。
ケーシング160は、耐熱性を有する金属からなれば特に限定されず、金属としては、ステンレス鋼、アルミニウム、鉄等が挙げられる。
なお、保持材150及びケーシング160には、正極141及び負極142の配線を通すための孔(図示せず)が形成されることになる。
次に、電気加熱式触媒101の製造方法について説明する。
(1)ハニカムセグメントの準備
(1-1)セラミック原料準備工程
まず、ハニカムセグメントの原料となるセラミック原料を準備する。セラミック原料はSiC、Si、SiO又はホウ酸等のセラミック用混合物と、有機バインダと、可塑剤と、潤滑剤と、水とを混合することにより準備することができる。
上記セラミック原料には、必要に応じて球状アクリル粒子、グラファイト等の造孔剤を添加してもよい。
(1-2)押出成形工程
次に、上記セラミック原料準備工程で準備したセラミック原料を所定の金型を用いて押出成形し、所定の長さで切断することにより所定の形状を有するハニカム成形体を作製する。
本押出成形工程で作製するハニカム成形体の形状は、後の工程を経てハニカム成形体がハニカムセグメントとなった際に所定の数だけ集合すると、図1に示すようなハニカム構造体130の形状の円柱状となるような形状に成形する。
なお、ハニカム成形体の形状、セルの形状、セルの配置、セル隔壁の厚さ、外周壁の厚さ等については、金型の形状を調整することにより調節することができる。
(1-3)乾燥工程
次に、上記押出成形工程で得られたハニカム成形体を、マイクロ波乾燥機、熱風乾燥機、誘電乾燥機、減圧乾燥機、真空乾燥機、又は、凍結乾燥機等を用いて乾燥させる。ハニカム成形体の乾燥では、マイクロ波乾燥機と熱風乾燥機とを併用するか、又は、マイクロ波乾燥機を用いてハニカム成形体をある程度の水分となるまで乾燥させた後、熱風乾燥機を用いてハニカム成形体中の水分を完全に除去してもよい。
(1-4)脱脂工程
次に、上記乾燥工程後のハニカム成形体を300~650℃で、0.5~3時間加熱することによりハニカム成形体中の有機物を除去し、ハニカム脱脂体を作製する。
(1-5)焼成工程
上記脱脂工程で得られたハニカム脱脂体を窒素雰囲気、アルゴン雰囲気等の不活性ガス雰囲気下で、1200~1500℃、0.5~4時間焼成する。
以上の工程を経てハニカムセグメントを作製することができる。
(2)接着材層の塗布工程
SiC、Si、SiO、カーボン、ホウ酸を含む材料等の導電性接着材層用の混合物と、有機バインダと、可塑剤と、潤滑剤と、水とを混合して導電性接着材層用組成物を準備する。
また、SiO、ホウ酸、Al、ZrO,ムライト材料等の絶縁性接着材層用の混合物と、有機バインダと、可塑剤と、潤滑剤と、水を混合して絶縁性接着材層用組成物を準備する。
次に、ハニカムセグメントの所定の側面の一部に導電性接着材層用組成物を塗布し、その他のハニカムセグメントの側面に絶縁性接着材層用組成物を塗布する。
(3)集合工程
図1に示すハニカム構造体130の形状の円柱状となるように各ハニカムセグメントを集合する。
その後、集合されたハニカムセグメントを加熱することにより導電性接着材層用組成物及び絶縁性接着材層用組成物を加熱固化して導電性接着材層及び絶縁性接着材層とし、ハニカム構造体を作製する。
(4)電極配置工程
次に、図1に示すように、正極配置ハニカムセグメントの側面に正極を配置し、負極配置ハニカムセグメントに負極を配置する。
電極としては、SiC、Si、SiO、カーボン、ホウ酸を含む材料等の導電性接着材層用の混合物と、有機バインダと、可塑剤と、潤滑剤と、水とを混合して、導電極用組成物を準備し、正極配置ハニカムセグメントの側面及び負極配置ハニカムセグメントの側面に塗布して、形成する。
その後、集合され、電極材が形成されたハニカムセグメントを加熱することにより導電性接着材層用組成物及び絶縁性接着材層用組成物を加熱固化して導電性接着材層及び絶縁性接着材層とし、ハニカム構造体を作製する。
以上の工程を経て、本発明の電気加熱式触媒を製造することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る電気加熱式触媒を説明する。
本発明の第2実施形態に係る電気加熱式触媒では、導電性接着材層の配置位置が以下に説明するように異なり、正極および負極の形成範囲が異なる以外は、上記本発明の第1実施形態に係る電気加熱式触媒と同じ構成である。
すなわち、本発明の第2実施形態に係る電気加熱式触媒では、正極配置ハニカムセグメントの外周側面以外の1つの側面に位置している導電性接着剤層は、第2端面側に位置している。
また、負極配置ハニカムセグメントの外周側面以外の1つの側面に位置している導電性接着剤層は、前記第2端面側に位置している。
また、電極非配置ハニカムセグメントの第1側面では、第1端面から第2端面に向かって、電極非配置ハニカムセグメントの長手方向の長さの1~10%の領域の少なくとも一部に、導電性接着材層が位置し、残りの領域には絶縁性接着材層が位置しており、電極非配置ハニカムセグメントの第2側面では、第2端面から第1端面に向かって、電極非配置ハニカムセグメントの長手方向の長さの1~10%の領域の少なくとも一部に、導電性接着材層が位置し、残りの領域には絶縁性接着材層が位置している。
このような構成であると、電流は、ハニカムセグメントの一方の端面側に配置された導電性接着材層から、ハニカムセグメントを介し、他方の端面側に配置された導電性接着材層まで流れるか、逆方向に流れる。
すなわち、電流は、ハニカムセグメントの長手方向の全体を流れることになる。そのため、ハニカムセグメントは、斑なく発熱することができる。
このような本発明の第2実施形態に係る電気加熱式触媒について、以下に図面を用いて詳述する。
図5Aは、本発明の第2実施形態に係る電気加熱式触媒の一例を模式的に示す斜視図である。
図5Bは、図5AのA-A線断面図である。
図5A及び図5Bに示す電気加熱式触媒201は、導電性接着材層の配置位置と正極及び負極の形成範囲が以下に説明するように異なる以外は、上記の電気加熱式触媒101と同じ構成である。
電気加熱式触媒201では、正極241が、図5Aにおける左上に記載のハニカムセグメント110bに配置され、負極242が、正極241が配置されたハニカムセグメント110bの隣に位置するハニカムセグメント110bに配置されている。
なお、正極241及び負極242はハニカムセグメント110bの第1端面131側の側面にのみ配置されている。
図5Bに示す電気加熱式触媒201では、図5Bにおける上から3番目のハニカムセグメントである電極非配置ハニカムセグメント110uの第1側面110uでは、第1端面131から第2端面132に向かって、電極非配置ハニカムセグメント110uの長手方向の長さの1~10%の領域Rの少なくとも一部に、導電性接着材層221が位置し、残りの領域には絶縁性接着材層222が位置している。
また、当該電極非配置ハニカムセグメント110uの第2側面110uでは、第2端面132から第1端面131に向かって、電極非配置ハニカムセグメント110uの長手方向の長さの1~10%の領域Rの少なくとも一部に、導電性接着材層221が位置し、残りの領域には絶縁性接着材層222が位置している。
このような構成であると、電流e(図5B中、電流の流れを矢印で示す)は当該電極非配置ハニカムセグメント110uの第2側面110uに配置された導電性接着材層221から、電極非配置ハニカムセグメント110uを介し、第1側面110uに配置された導電性接着材層221まで流れる。すなわち、第2端面132側から第1端面131側までハニカムセグメント110aの全体を電流eは流れることになる。そのため、電極非配置ハニカムセグメント110uは、斑なく発熱することができる。
また、他の電極非配置ハニカムセグメント110uでも、第1端面131側から第2端面132側まで、またはその逆方向に、電流eは電極非配置ハニカムセグメント110uの全体を流れることになる。そのため、他の電極非配置ハニカムセグメント110uでも同様に、斑なく発熱することができる。
さらに、正極配置ハニカムセグメント110pでは、第1端面131側から第2端面132側まで電流eが流れ、負極配置ハニカムセグメント110nでは、第2端面132側から第1端面131側まで電流eが流れる。そのため、正極配置ハニカムセグメント110p及び負極配置ハニカムセグメント110nでも同様に、斑なく発熱することができる。
電気加熱式触媒201を車両に搭載する場合には、ハニカム構造体130の周囲に保持材を配置し、ケーシングに収容されてから、排気管に接続されることになる。このような状態について図面を用いて説明する。
図6は、ケーシングに収容された第2実施形態の電気加熱式触媒の一例を模式的に示す斜視図である。
図6に示すように、電気加熱式触媒201は、ハニカム構造体130の周囲に保持材150が配置され、ケーシング260に収容される。
ケーシング260は、電極収容室261の形状が異なる以外は、上記ケーシング160と同じ形状である。
正極241及び負極242を収容するケーシングの部分260aには、正極241及び負極242を同時に収容するように、外側に突出する電極収容室261が形成されている。
このような形状のケーシング260を作製することは容易である。
また、このような電気加熱式触媒201は電極(正極241及び負極242)を収容するためのケーシングの凸部が少ない形状になるので搭載性が向上する。
なお、図示しないが、正極241と負極242の間は絶縁部材により絶縁されており、正極241と負極242には、それぞれ給電部が設けられる。
(その他の実施形態)
第1実施形態及び第2実施形態に係る電気加熱式触媒では、ハニカム構造体は16本のハニカムセグメントからなっていたが、本発明の電気加熱式触媒では、ハニカム構造体を構成するハニカムセグメントの数は偶数であれば特に限定されない。
第1実施形態及び第2実施形態に係る電気加熱式触媒では、ハニカム構造体の形状が円柱状であったが、本発明の電気加熱式触媒では、柱状であれば特に限定されず、例えば、長手方向に垂直な断面の形状が三角、四角、オーバル、楕円等であってもよい。
第1実施形態に係る電気加熱式触媒の製造方法では、ハニカムセグメント110b及びハニカムセグメント110cの押出成形において、後に集合させたときに円柱状となるような形で成形したが、ハニカムセグメント110aと同様の形状で成形し、四角柱状に集合させたのち、外形加工することで円柱状などの別形状としてもよい。また、外形加工されたハニカムセグメントの集合体の外周に絶縁性のセラミックペーストを塗布してもよい。
101、201 電気加熱式触媒
110a、110b、110c ハニカムセグメント
110p 正極配置ハニカムセグメント
110p 正極配置ハニカムセグメントの内側の一方の側面
110n 負極配置ハニカムセグメント
110n 負極配置ハニカムセグメントの内側の一方の側面
110u 電極非配置ハニカムセグメント
110u 電極非配置ハニカムセグメントの第1側面
110u 電極非配置ハニカムセグメントの第2側面
111 セル
112 隔壁
120 接着材層
121、221 導電性接着材層
122、222 絶縁性接着材層
130 ハニカム構造体
131 第1端面
132 第2端面
141、241 正極
142、242 負極
150 保持材
160、260 ケーシング
160a、260a ケーシングの部分
161、261 電極収容室

Claims (8)

  1. 多数のセルを区画形成する触媒が担持された隔壁を有し、複数の側面を有する柱状のハニカムセグメントが偶数個、接着材層を介して集合してなり、第1端面と前記第1端面と反対側の第2端面とを有するハニカム構造体と、
    前記ハニカム構造体に設置された一対の正極及び負極と、からなる電気加熱式触媒であって、
    前記複数のハニカムセグメントは、前記正極が前記ハニカム構造体の外周面となる外周側面に配置された正極配置ハニカムセグメントと、前記負極が前記ハニカム構造体の外周面となる外周側面に配置された負極配置ハニカムセグメントと、その他の電極非配置ハニカムセグメントとを含み、
    前記接着材層は、導電性接着材層と、絶縁性接着材層とからなり、
    前記正極配置ハニカムセグメントの前記外周側面以外の1つの側面に、前記導電性接着材層が位置しており、
    前記電極非配置ハニカムセグメントの異なる2つの側面である第1側面及び第2側面に、前記導電性接着材層が位置しており、
    前記負極配置ハニカムセグメントの前記外周側面以外の1つの側面に、前記導電性接着材層が位置しており、
    前記正極から前記負極に、前記ハニカムセグメント及び前記導電性接着材層を介して電流が流れるように、全ての前記ハニカムセグメントが直列に接続されており、
    前記正極配置ハニカムセグメントと、前記負極配置ハニカムセグメントとは隣り合うように配置されていることを特徴とする電気加熱式触媒。
  2. 前記正極は、前記正極配置ハニカムセグメントの前記第1端面側に配置されており、前記正極配置ハニカムセグメントの前記外周側面以外の1つの側面に位置している前記導電性接着剤層は、前記第2端面側に位置しており、
    前記負極は、前記負極配置ハニカムセグメントの前記第1端面側に配置されており、前記負極配置ハニカムセグメントの前記外周側面以外の1つの側面に位置している前記導電性接着剤層は、前記第2端面側に位置しており、
    前記電極非配置ハニカムセグメントの前記第1側面では、前記第1端面から前記第2端面に向かって、前記電極非配置ハニカムセグメントの長手方向の長さの1~10%の領域の少なくとも一部に、前記導電性接着材層が位置し、残りの領域には前記絶縁性接着材層が位置しており、
    前記電極非配置ハニカムセグメントの前記第2側面では、前記第2端面から前記第1端面に向かって、前記電極非配置ハニカムセグメントの長手方向の長さの1~10%の領域の少なくとも一部に、前記導電性接着材層が位置し、残りの領域には前記絶縁性接着材層が位置している請求項1に記載の電気加熱式触媒。
  3. 前記絶縁性接着材層の比抵抗は、50Ω・cm以上であり、
    前記導電性接着材層の比抵抗は、10Ω・cm以下である請求項1又は2に記載の電気加熱式触媒。
  4. 前記ハニカムセグメントは、正温度係数を有する抵抗発熱体である請求項1~3のいずれかに記載の電気加熱式触媒。
  5. 前記絶縁性接着材層のヤング率は、5~50GPaである請求項1~4のいずれかに記載の電気加熱式触媒。
  6. 前記導電性接着材層のヤング率は、5~50GPaである請求項1~5のいずれかに記載の電気加熱式触媒。
  7. 前記導電性接着材層は、SiC、Si、Si含有SiC、SiO、カーボン及びホウケイ酸塩を含む材料からなる群から選択される少なくとも1種の材料を含む請求項1~6のいずれかに記載の電気加熱式触媒。
  8. 前記電気加熱式触媒はさらに、前記ハニカム構造体を収容する筒状のケーシングを備え、
    前記正極及び前記負極を収容する前記ケーシングの部分には、前記正極及び前記負極を同時に収容するように、外側に突出する電極収容室が形成されている請求項1~7のいずれかに記載の電気加熱式触媒。
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