JP2022051950A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】前後方向にスタッキング可能な椅子において、スタッキング時における緩衝機能を発揮し得るとともに他の椅子のスタッキング姿勢を好適に保持し得る椅子を提供する。【解決手段】着座者が着座可能な使用姿勢と床面に対して起立した収納姿勢との間で回動可能に構成された座と、この座を支持し得る支持体とを備えてなり、同一構造をなす他の椅子A’を前記床面上において前後方向にスタッキング可能に構成した椅子Aであって、前記支持体に、スタッキング状態において前記他の椅子A’の支持体が当接し当該他の椅子A’における前方向又は後方向の移動及び左右方向の移動を規制し得る当接傾斜面rを有したダンパーGを設けている。【選択図】図12

Description

本発明は、オフィス等において好適に使用される椅子に関する。
従来から、着座者が着座可能な使用姿勢と床面に対して起立した収納姿勢との間で回動可能に構成された座と、この座を支持し得る支持体とを備えてなり、同一構造をなす他の椅子を床面上において前後方向にスタッキング可能に構成した椅子が種々知られている(例えば、特許文献1を参照)。
従来の椅子には、支持体に合成樹脂により形成されたダンパーを取り付けているものが存在する。
ところが、従来のダンパーは、スタッキング時における他の椅子との瞬間的な衝突によって生じ得る衝撃や衝突音を緩和する目的にのみ供するものとなっていた。
特開2014-104017号公報
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、前後方向にスタッキング可能な椅子において、スタッキング時における緩衝機能を発揮し得るとともに他の椅子のスタッキング姿勢を好適に保持し得る椅子を提供することにある。
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
請求項1に記載の発明は、着座者が着座可能な使用姿勢と床面に対して起立した収納姿勢との間で回動可能に構成された座と、この座を支持し得る支持体とを備えてなり、同一構造をなす他の椅子を前記床面上において前後方向にスタッキング可能に構成した椅子であって、前記支持体に、スタッキング状態において前記他の椅子の支持体が当接し当該他の椅子における前方向又は後方向の移動及び左右方向の移動を規制し得る当接傾斜面を有したダンパーを設けている椅子である。
請求項2に記載の発明は、前記支持体が、左右に対をなす後脚を備えたものであり、前記ダンパーが、前記後脚の内面にそれぞれ取り付けられている請求項1記載の椅子である。
請求項3に記載の発明は、前記当接傾斜面が、内側を向いており、且つ、下方に向かって漸次外側に位置するように設定されている請求項1又は2記載の椅子である。
請求項4に記載の発明は、前記ダンパーが上下方向に延びてなる形状をなしており、前記当接傾斜面を有した移動規制部と、この移動規制部の下に配された緩衝部とを備えてなり、前記緩衝部が、スタッキング過程において前記他の椅子における支持体に当接し得るものである請求項1、2又は3記載の椅子である。
請求項5に記載の発明は、前記ダンパーが、前記移動規制部の上に配されてなり上端面が前記支持体に設けられた下向面に当接し得る位置決め部を備えている請求項4記載の椅子である。
以上説明したように本発明によれば、前後方向にスタッキング可能な椅子において、スタッキング時における緩衝機能を発揮し得るとともに他の椅子のスタッキング姿勢を好適に保持し得る椅子を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 同実施形態における正面図。 同実施形態における背面図。 同実施形態における右側面図。 同実施形態における平面図。 同実施形態における底面図。 同実施形態における斜視図。 同実施形態における右側面図。 同実施形態における分解斜視図。 同実施形態における部分拡大斜視図。 同実施形態におけるダンパーの説明用の部分拡大正面図。 同実施形態におけるダンパーの説明用の部分拡大背面図。
以下、本発明の一実施形態を、図1~12を参照して説明する。
この実施形態は、本発明を、同一構造をなす他の椅子A’を床面上において前後方向にスタッキング可能に構成した椅子Aに適用したものである。
椅子Aは、アルミダイキャストにより形成された脚構成部材Eを有した支持体Bと、支持体Bに回動可能に支持された座Cと、支持体Bに支持された背板Dとを備えている。以下、各構成について詳述する。
<<支持体B>>
支持体Bは、左右に対をなし射出成型であるアルミダイキャストにより形成された左右の脚構成部材Eと、これら左右の脚構成部材E間に介在し当該脚構成部材E同士を連結するジョイント材Hとを備えている。
<脚構成部材E>
左右の脚構成部材Eは、互いに対称形状をなしている。左右の脚構成部材Eは、アルミダイキャストにより一体的に形成されている。左右の脚構成部材Eは、後脚1と、後脚1の上端部から前側に向かって一体的に延設された前脚2と、前脚2の長手方向中間部に前内方に向けて突設されたジョイント部3とを備えている。後脚1の下端と前脚2の下端にはキャスタFが設けられている。左右の後脚1の内面には、スタッキング時において後方から進入する他の椅子A’との緩衝機能及び他の椅子A’との位置決め機能を発揮し得る合成樹脂製のダンパーGが設けられている。
後脚1は、上下方向に延びてなるものである。後脚1は、側面視において前傾した姿勢で上下方向に延びてなる。後脚1は、正面視及び背面視において下部が上部よりも外側に位置するように傾斜した姿勢をなしている。後脚1の上端部には、上方に突出した背板接
続部Nが設けられている。背板接続部Nは、背板Dの延出部Mに下向きに形成された図示しない嵌合穴に内嵌する形状をなしている。換言すれば、背板Dは、脚構成部材Eに設けられた背板接続部Nに外嵌する。そして、延出部Mに設けられたねじ挿通孔m1を挿通したねじv1により脚構成部材Eの背板接続部Nに止着される。後脚1の上部の表出面は、背板Dにおける延出部Mの表出面と面一になるように設定されている。
前脚2は、側面視において後傾した姿勢で直線状に延びてなる傾斜前脚部21と、前後方向に延びてなり傾斜前脚部21の上端部と後脚1の上端部との間を繋ぐ上前脚部22とを備えている。前脚2において、傾斜前脚部21は前部に位置し、上前脚部22は後部に位置するものとなっている。前脚2は、正面視及び背面視において下部が上部よりも内側に位置するように傾斜した姿勢をなしている。側面視における傾斜前脚部21の幅寸法は、側面視における上前脚部22の幅寸法よりも短い(小さい)寸法に設定されている。図9に示すように、前脚2は、その上部に位置する上前脚部22の内面側に、座Cを回動可能に支持し得る保持部221を設けている。保持部221は、内方に開放された有底の穴形状をなしている。保持部221には、座Cを枢支するための軸部材Pの一端部が入り込み当該軸部材Pが取り付けられるようになっている。前脚2の基端部の下方、すなわち、上前脚部22の下方における後脚1の内側に、ダンパーGの上向面が当接し得る下向面222が形成されている。
ジョイント部3は、前脚2の長手方向中間部、より具体的に言えば、前脚2の傾斜前脚部21における上部の内面側から突設されている。ジョイント部3は、側面視において傾斜前脚部21から略水平に前方に延びてなる。ジョイント部3は、正面視において略水平に内方に向かって延びてなる。ジョイント部3は、底面視において斜め前方に向かって延びてなる。ジョイント部3は、その先端部分31に左右方向に貫通したねじ挿通孔311を備えている。ジョイント部3の先端部分31は、ジョイント材Hに嵌合し得る形状をなしている。ジョイント部3の先端部分31は、ジョイント材Hの端部に設けられた凹陥部h1に内嵌めされる。そして、ジョイント部3を有した脚構成部材Eは、当該ジョイント部3における先端部分31に設けられたねじ挿通孔311に外側から挿通された止着具であるねじv2により、ジョイント材Hと連結するようになっている。
なお、ジョイント材Hと脚構成部材Eとを連結するねじv2は、他の椅子A’との緩衝機能を兼ねたカバーIにより隠蔽されている。
カバーIは、ジョイント部3における先端部分31の前側に位置する前カバー部i1と、ジョイント部3における先端部分31の外側に位置しねじ挿通孔311及びねじv2を被覆する外側カバー部i2とを一体的に備えた平面視略L字状をなすものである。
ダンパーGは、座C及び背板Dを支持する支持体Bに設けられたものである。ダンパーGは、脚構成部材Eを構成する左右の後脚1の内面にそれぞれ取り付けられている。
ダンパーGは、スタッキング状態において後方から接近した他の椅子A’の支持体Bが当接し当該他の椅子A’における前方向の移動及び左右方向の移動を規制し得る当接傾斜面rを有したものである。当接傾斜面rは、内側を向いており、且つ、下方に向かって漸次外側に位置するように設定されている。
ダンパーGは、上下方向に延びてなる形状をなしている。ダンパーGは、当接傾斜面rを有した移動規制部g2と、移動規制部g2の下に配された緩衝部g3と、移動規制部g2の上に配されてなり上端面が支持体Bに設けられた下向面222に当接し得る位置決め部g1とを備えている。緩衝部g3は、スタッキング過程において後方から進入した他の椅子A’における支持体Bの前脚2に当接し得るものである。
<ジョイント材H>
ジョイント材Hは、左右方向に延びてなる角柱状をなすものである。ジョイント材Hは、座Cを下から支持し得る座受として機能し得るものである。ジョイント材Hは、左右方向に延びてなる略四角柱状をなしている。ジョイント材Hは、略水平をなす上向面h3を有している。ジョイント材Hの上向面h3には、使用姿勢(U)における座Cの横架フレーム部7の下面が当接するようになっている。ジョイント材Hは、左右両端部に外側方から挿通されたねじv2が螺合し得るナット部h2を備えている。ジョイント材Hは、脚構成部材Eに設けたジョイント部3に対してねじv2により取り付けられている。
<<座C>>
座Cは、着座面が上側を向き着座者が着座可能な使用姿勢(U)と、床面に対して起立した収納姿勢(S)との間で回動可能に構成されたものである。座Cは、軸部材Pを介して支持体Bにおける前脚2の上前脚部22に回動可能に支持されている。
座Cは、張地5を座枠4により支持してなる座本体Jと、この座本体Jを支持する座フレームKとを備えている。
<座本体J>
座本体Jは、座フレームKを介して支持体Bに支持されている。座本体Jは、略四角枠状をなす座枠4と、座枠4内に張設された張地5とを有している。座枠4、及び、張地5は熱圧成型ないし射出成型により一体的に形成されている。
座枠4は、前後方向に延びた左右の側座枠部41と、左右の側座枠部41の前端間を繋ぐ左右方向に延びた前座枠部42と、左右の側座枠部41の後端間を繋ぐ後座枠部43とを備えてなるものである。
左右の側座枠部41は、座フレームKにおける枠フレーム部6の側枠フレーム部分61によって下側から支持されるものである。左右の側座枠部41は、左右の側枠フレーム部分61の形状に沿うように側面視において緩やかなS字形状をなしている。すなわち、左右の側座枠部41は、前端部に位置してなり側面視において前傾した姿勢をなす第一の前傾部分411と、第一の前傾部分411の後端から連設され側面視において後傾した姿勢をなす後傾部分412と、後傾部分412の後端から連設され側面視において前傾した姿勢をなす第二の前傾部分413とを備えている。
第一の前傾部分411は、側枠フレーム部分61の前部611に下側から支持される。後傾部分412は、側枠フレーム部分61の中間部612に下側から支持される。第二の前傾部分413は、側枠フレーム部分61の後部613に下側から支持される。
前座枠部42は、左右の側座枠部41の前端間に架け渡されている。前座枠部42は、枠フレーム部6の前枠フレーム部分62に下側から支持される。
後座枠部43は、枠フレーム部6の後枠フレーム部分63に下側から支持されるものである。
張地5は、座枠4に張り設けられたシート状をなしている。張地5は可撓性を備えた織物により構成されており、それ自体では保形性を有しないものとなっている。張地5は、その周縁が座枠4に支持されている。換言すれば、張地5は、座枠4によって囲まれた領域に配設されている。
張地5は、前後方向の張力すなわち前座枠部42と後座枠部43とを相寄る方向に引っ張る力よりも左右方向の張力すなわち左右の側座枠部41同士を相寄る方向に引っ張る力が強くなるように設定されている。より具体的に言えば、張地5は、左右方向に延びてなる複数の緯糸(図示せず)と、前後方向に延びてなり緯糸とは弾力特性が異なる複数の経糸(図示せず)を備えてなるものである。張地5は、緯糸の弾力特性が経糸の弾力特性よりも高く設定されている。
張地5の後部は、後方に向かって漸次上側に位置するように設定された弾性変形可能な着座面である後着座面53を形成している。張地5における前後方向中央部は、後方に向かって漸次下側に位置するように設定された弾性変形可能な着座面である中央着座面52を形成している。張地5における前部は、後方に向かって漸次上側に位置するように設定された弾性変形可能な前着座面51を形成している。
この実施形態における座枠4に支持された張地5は、当該張地5のみによって、いわゆる三次元的に隆起した形態を採り得るものとなっている。換言すれば、張地5は、その周端縁よりも内側の部位に対して他の部材による外力を加えられることなく三次元的に隆起した形態を採り得るものとなっている。つまり、張地5全体は側面視において張地5を支持する側座枠部41の形状に追従して側面視においてS字状に起伏する形態をなしている。これに加えて、張地5における前後方向と左右方向の張力を相違させることにより、張地5の左右方向中央部分におけるS字状の起伏の程度は、それよりも側座枠部41に近い位置におけるS字状の起伏の程度よりも緩やかに設定されている。
座フレームKは、合成樹脂により一体的に形成されている。座フレームKは、左右の脚構成部材Eに鍔部p1を設けた軸部材Pを介してそれぞれ止着しているため、左右の脚構成部材Eが互いに離れてしまうのを禁止するものとなっている。
<座フレームK>
座フレームKは、支持体Bに対して軸部材Pを介して回動可能に支持されている。座フレームKは、座本体Jを下から支持している。座フレームKは、座本体Jにおける座枠4の下面に添接する枠フレーム部6と、枠フレーム部6に架設された横架フレーム部7とを備えている。
枠フレーム部6は、左右の側枠フレーム部分61と、左右の側枠フレーム部分61の前端部間を繋ぐ前枠フレーム部分62と、左右の側枠フレーム部分61の後端部間を繋ぐ後枠フレーム部分63とを備えている。
左右の側枠フレーム部分61には、座Cを回転可能に支持するための軸部材Pが挿通し得る軸挿通孔61aが設けられている。軸部材Pの内方端には鍔部p1が形成されている。軸部材Pの鍔部p1は側枠フレーム部分61の内面側に添接するようになっている。枠フレーム部6は、例えば、強化ナイロン等を使用してなる剛性の高いものであり、左右の脚構成部材Eに直接的に取り付けられる軸部材Pと協働して、左右の脚構成部材Eが互いに離れてしまうのを禁止するものとなっている。
横架フレーム部7は、正面視において下方に向けて凸をなすように湾曲した形状をなすものである。横架フレーム部7は、枠フレーム部6における左右の側枠フレーム部分61間に架設されている。横架フレーム部7は、左右の側枠フレーム部分61から斜め下方に向かって突出した傾斜延出部分71と、左右の傾斜延出部分71の先端部間を左右方向の略水平に延びてなる水平横架部分72とを備えている。水平横架部分72の下面には、シート状の緩衝部材73が設けられている。
<<背板D>>
背板Dは、着座者の背中に添接し得る背凭れ面を有した背板本体Lと、背板本体Lの左右の下端部から下方に向かって延出した左右の延出部Mとを備えてなる。背板Dは、左右の延出部Mに設けられた図示しない嵌合穴が、支持体Bに設けられた背板接続部Nに外嵌するようになっている。左右の延出部Mにはねじ挿通孔m1が設けられており、当該ねじ挿通孔m1を挿通したねじv1を背板接続部Nに螺着することにより背板Dが支持体Bに取り付けられることになる。背板Dは、合成樹脂により一体的に形成されている。背板Dは、左右の脚構成部材Eにそれぞれ止着され、左右の脚構成部材Eが互いに離れることを禁止している。
以上説明したように、本実施形態に係る椅子は、着座者が着座可能な使用姿勢(U)と床面に対して起立した収納姿勢(S)との間で回動可能に構成された座Cと、座Cを支持し得る支持体Bとを備えてなり、同一構造をなす他の椅子A’を床面上において前後方向にスタッキング可能に構成したものである。そして、支持体Bに、スタッキング状態において後方から進入する他の椅子A’の支持体Bが当接し当該他の椅子Aにおける前方向の移動及び左右方向の移動を規制し得る当接傾斜面rを有したダンパーGを設けている。このため、前後方向にスタッキング可能な椅子Aにおいて、スタッキング時における緩衝機能を発揮し得るとともに他の椅子A’のスタッキング姿勢を好適に保持し得る椅子Aを提供することができるものとなる。
支持体Bが、左右に対をなす後脚1を備えたものであり、ダンパーGが、後脚1の内面にそれぞれ取り付けられている。このため、ダンパーGが使用者から見て目立ちにくい後脚1の内側に配置されるものとなり、所期の機能を発揮しつつ好適な外観を実現することができるものとなる。
当接傾斜面rが、内側を向いており、且つ、下方に向かって漸次外側に位置するように設定されている。このため、他の椅子A’の前脚2の外面に好適に接触し得るように構成されている。
ダンパーGが上下方向に延びてなる形状をなしており、当接傾斜面rを有した移動規制部g2と、移動規制部g2の下に配された緩衝部g3とを備えてなり、緩衝部g3が、スタッキング過程において他の椅子A’における支持体Bに当接し得るものである。このため、ダンパーGは、緩衝部g3によって、スタッキング時における他の椅子A’との瞬間的な衝突によって生じ得る衝撃や衝突音を好適に緩和し得るものとなっている。
ダンパーGが、移動規制部g2の上に配されてなり上端面が支持体Bの前脚2に設けられた下向面222に当接し得る位置決め部g1を備えている。このため、ダンパーGの後脚1に対する位置決めを前脚2と係り合わせることにより好適に行うことができるものとなっている。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
ダンパーの当接傾斜面は、内側を向いているものには限られず、外側を向いているものであってもよい。換言すれば、ダンパーは後脚の内面側に設けられたものに限られるものではなく、前脚の外面側やジョイント部の外面側に設けられたものであってもよい。すなわち、当接傾斜面は、前側から進入した他の椅子における後方向の移動及び左右方向の移動を規制し得るものであってもよい。
また、当接傾斜面は、下方に向かって漸次外側に位置するように設定されているものに限られるものではなく、鉛直面又は水平面に対して傾斜したものであればよい。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
A…椅子
A’…他の椅子(椅子)
B…支持体
C…座
G…ダンパー
r…当接傾斜面
(U)…使用姿勢
(S)…収納姿勢
請求項1に記載の発明は、着座者が着座可能な使用姿勢と床面に対して起立した収納姿勢との間で回動可能に構成された座と、この座を支持し得る支持体とを備えてなり、同一構造をなす他の椅子を前記床面上において前後方向にスタッキング可能に構成した椅子であって、前記支持体が、左右に対をなす四角柱状の前脚及び後脚を備えたものであり、前記前脚との下端と前記後脚の下端にはキャスタが設けられており、前記前脚が、正面視及び背面視において下部が上部よりも内側に位置するように傾斜した姿勢をなしており、前記後脚のそれぞれの内面に、スタッキング状態において後方から進入した前記他の椅子の前脚が当接し当該他の椅子における前方向の移動及び左右方向の移動を規制し得る当接傾斜面を有したダンパーが取り付けられており、前記ダンパーが、前記当接傾斜面を有した移動規制部と、この移動規制部の下に配された緩衝部とを備えてなり、前記当接傾斜面が、内側を向いており、且つ、下方に向かって漸次外側に位置するように設定されているものであり、スタッキング状態において前記他の椅子における前脚の前面に当接するものである椅子である。
請求項2に記載の発明は、前記緩衝部が、前記他の椅子が後方から進入するスタッキング過程において当該他の椅子における前脚の外側面に当接し得るものである請求項1記載の椅子である。
請求項3に記載の発明は、前記当接傾斜面が、前記緩衝部の内向き面よりも下方を向くように傾斜したものである請求項1又は2記載の椅子である。

Claims (5)

  1. 着座者が着座可能な使用姿勢と床面に対して起立した収納姿勢との間で回動可能に構成された座と、この座を支持し得る支持体とを備えてなり、同一構造をなす他の椅子を前記床面上において前後方向にスタッキング可能に構成した椅子であって、
    前記支持体に、スタッキング状態において前記他の椅子の支持体が当接し当該他の椅子における前方向又は後方向の移動及び左右方向の移動を規制し得る当接傾斜面を有したダンパーを設けている椅子。
  2. 前記支持体が、左右に対をなす後脚を備えたものであり、
    前記ダンパーが、前記後脚の内面にそれぞれ取り付けられている請求項1記載の椅子。
  3. 前記当接傾斜面が、内側を向いており、且つ、下方に向かって漸次外側に位置するように設定されている請求項1又は2記載の椅子。
  4. 前記ダンパーが上下方向に延びてなる形状をなしており、
    前記当接傾斜面を有した移動規制部と、この移動規制部の下に配された緩衝部とを備えてなり、
    前記緩衝部が、スタッキング過程において前記他の椅子における支持体に当接し得るものである請求項1、2又は3記載の椅子。
  5. 前記ダンパーが、前記移動規制部の上に配されてなり上端面が前記支持体に設けられた下向面に当接し得る位置決め部を備えている請求項4記載の椅子。
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