JP2022051039A - 直動アクチュエータ - Google Patents

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Takahide Saito
慎太朗 石川
Shintaro Ishikawa
光司 佐藤
Koji Sato
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Abstract

【課題】直動アクチュエータの出力先となる相手部材を支持する外部構造体と、直動アクチュエータのケースとの軸方向の位置関係を一定にする。【解決手段】第一ねじ要素1の回転力を第二ねじ要素2の軸方向推力に変換するねじ機構と、ねじ要素1に回転力を与える駆動機構3とをケース4で支持する。ケース4は、相手部材101に推力を出力する出力軸5を取り囲み、ケース4の内部と外部間に亘って軸方向に開口した一端部19を有する。外部構造体100の中空部102を一端部19の内側に挿入する。出力軸5と相手部材101は、中空部102内を通じて軸方向に対向する。一端部19の孔部19aと中空部102は、一端部19に対して中空部102を抜け止めするように螺合されている。一端部19の外側接触面19bは、外部構造体100との軸方向の当接によって一端部19側への外部構造体100の移動を規制する。【選択図】図1

Description

この発明は、ねじ軸とナットの一方の回転運動を他方の直線運動に変換するねじ機構と、そのねじ軸とナットの一方を正逆回転させる駆動機構とを備える直動アクチュエータに関し、特に、ねじ機構と駆動機構をケースでユニット化したものに関する。
直動アクチュエータは、ねじ軸を回転させてナットを直動させるねじ軸回転タイプと、ナットを回転させてねじ軸を直動させるナット回転タイプとに大別される。
従来、ねじ機構の直動ねじ要素(ねじ軸回転タイプではナット、ナット回転タイプではねじ軸)は、外部構造体に支持された相手部材に対して推力を出力する出力軸として構成されている。
直動アクチュエータの出力軸が軸方向に直動するストロークを一定に制限するため、出力軸としての直動ねじ要素の軸方向移動を規制することがある。その規制手段としてケースやねじ軸にストッパを設け、出力軸としての直動ねじ要素をストッパとの当接によって停止させるようにしている(例えば、特許文献1)。
特開2019-157952号公報
しかしながら、直動アクチュエータの出力軸と相手部材を軸方向に対向させ、これらを非連結に配置することがある。このような使用環境の場合、相手部材を直動アクチュエータに対して配置する位置決めの際に相手部材を支持する外部構造体とケースの軸方向の位置関係が狂うと、直動アクチュエータの出力軸に対する相手部材の軸方向の位置ずれの原因となり、出力軸が相手部材に向かって前進する際、出力軸が相手部材に衝突してねじ機構がロック状態に至る可能性がある。
上述の背景に鑑み、この発明が解決しようとする課題は、直動アクチュエータの出力先となる相手部材を支持する外部構造体と、直動アクチュエータのケースとの軸方向の位置関係を一定にすることにある。
上記の課題を達成するため、この発明は、第一ねじ要素の回転力を第二ねじ要素の軸方向の推力に変換するねじ機構と、前記第一ねじ要素に前記回転力を与える駆動機構と、前記駆動機構と前記ねじ機構とを支持するケースとを備える直動アクチュエータにおいて、外部構造体に支持された相手部材に前記推力を出力する出力軸を備え、前記ケースは、前記出力軸を取り囲む一端部を有し、前記ケースの一端部は、前記ケースの内部と外部間に亘って軸方向に開口しており、前記外部構造体に設けられた中空部が前記ケースの一端部の内側に挿入されており、前記出力軸と前記相手部材は、前記中空部内を通じて軸方向に対向しており、前記ケースの一端部は、前記外部構造体との軸方向の当接によって前記ケースの一端部側への前記外部構造体の移動を規制する外側接触面を有し、前記ケースの一端部と前記中空部は、互いの係合によって前記ケースの一端部に対する前記中空部の抜け方向移動を規制する連結手段を有する構成を採用したものである。
上記構成の採用によれば、直動アクチュエータのケースの一端部の内側に外部構造体の中空部が挿入され、外部構造体に支持された相手部材と直動アクチュエータの出力軸が中空部内を通じて軸方向に対向させられるので、ねじ機構で変換された推力を出力軸から相手部材へ出力することができる。ケースの一端部側への外部構造体の移動は、外部構造体とケースの一端部の外側接触面との当接によって規制され、そのケースの一端部と中空部の連結手段によってケースの一端部に対し中空部が抜け止めされているので、外部構造体と直動アクチュエータのケースとの軸方向の位置関係を一定にすることができる。
例えば、前記ケースの連結手段は、前記ケースの一端部の内周に設けられた雌ねじ状の孔部からなり、前記中空部の連結手段は、前記ケースの連結手段に螺合する前記中空部の外周からなる。このようにすると、ケースの外側接触面に外部構造体が当接するまで中空部とケースの連結部をねじ嵌合させる簡単な工程により前述の移動規制と抜け止めを行うことができる。
前記ケースの連結手段は、前記ケースの一端部の内周に形成された段差面からなり、前記中空部の連結手段は、前記中空部の外周に取り付けられた止め輪からなる。このようにすると、ケースの外側接触面に外部構造体が当接するまで中空部をケースの一端部の内側に挿入して中空部に止め輪を取り付けることにより、前述の移動規制と抜け止めを行うことができる。
前記ケースの一端部と前記外部構造体との間を密封する弾性部材を備えることが好ましい。このようにすると、ケースの一端部と中空部の隙間からの異物侵入を防止することができる。
また、前記出力軸は、前記第一ねじ要素、前記第二ねじ要素及び前記ケースに対して軸方向に往復移動可能に配置されており、前記出力軸と前記第二ねじ要素との間に前記第二ねじ要素の前進方向の前記推力を前記出力軸まで伝達する第一弾性要素が配置されており、前記出力軸と前記第二ねじ要素との間に前記第二ねじ要素の後進方向の前記推力を前記出力軸まで伝達する第二弾性要素が配置されており、前記第一弾性要素は、前記出力軸が軸方向に前進可能な状態で前進方向の前記推力を伝達する場合に前記第二ねじ要素と前記出力軸を前進方向に連動させ、前記出力軸が軸方向に前進不可な状態で前進方向の前記推力を伝達する場合に前進方向の前記推力と同等以上の弾性反発力を前記第二ねじ要素に与えて前記第二ねじ要素の前進を停止させるものであり、前記第二弾性要素は、前記出力軸が軸方向に後進可能な状態で後進方向の前記推力を伝達する場合に前記第二ねじ要素と前記出力軸を後進方向に連動させ、前記出力軸が軸方向に後進不可な状態で後進方向の前記推力を伝達する場合に後進方向の前記推力と同等以上の弾性反発力を前記第二ねじ要素に与えて前記第二ねじ要素の後進を停止させるものであることが好ましい。このようにすると、駆動機構によって第二ねじ要素が前進又は後進中、出力軸が相手部材、ケース等の他部材と前進方向又は後進方向に衝突しない場合、第一弾性要素又は第二弾性要素を介して推力が出力軸に伝達されて第二ねじ要素の前進又は後進に出力軸が連動させられる。一方、駆動機構によって第二ねじ要素が前進又は後進中、出力軸が他部材と前進方向又は後進方向に衝突した場合、第二ねじ要素が出力軸に対して前進又は後進することになり、その前進又は後進が進むことに伴い、対応側の第一弾性要素又は第二弾性要素が第二ねじ要素から圧縮されて弾性反発力を増し、その弾性反発力が第二ねじ要素の移動方向の推力と同等以上になると、その弾性反発力によって第二ねじ要素の移動が停止させられるので、第一ねじ要素と第二ねじ要素が噛み込まず、これにより、ねじ機構でのロック状態発生が防止される。
より好ましくは、前記第二ねじ要素は、軸方向に延びる中空軸を有し、前記第一弾性要素と前記第二弾性要素は、前記中空軸の内側と前記出力軸との間に配置されており、前記出力軸は、前記中空軸の内側に向かって突き出た中間ばね受けを有し、前記第二ねじ要素は、前記第一弾性要素を前記中間ばね受けの後端と軸方向に挟む後方ばね受けと、前記第二弾性要素を前記中間ばね受けの前端と軸方向に挟む前方ばね受けとを有するとよい。このようにすると、第一弾性要素と第二弾性要素を第二ねじ要素の中空軸内に保持し、第一ねじ要素と第二ねじ要素の弾性反発力を共通の中間ばね受けで受けて中間ばね受けの傾きを防止しつつ、第二ねじ要素に対する出力軸の移動方向に応じて第一弾性要素と第二弾性要素を伸縮させることができる。
さらに好ましくは、前記第二ねじ要素の中空軸は、前記ケースに径方向に支持されており、前記出力軸の中間ばね受けは、前記中空軸に径方向に支持されており、前記第二ねじ要素の前方ばね受けは、前記出力軸を径方向に支持しているとよい。このようにすると、中間ばね受けと前方ばね受けを中空軸に対する出力軸の支持構造に利用し、その中空軸をケースで径方向に支持して安定させることができる。
上述のように、この発明は、上記構成の採用により、直動アクチュエータの出力先となる相手部材を支持する外部構造体と、直動アクチュエータのケースとの軸方向の位置関係を一定にすることができる。
この発明の第一実施形態に係る直動アクチュエータを示す縦断面図 図1のねじ機構付近の拡大図 図1のIII-III線の断面図 図1の状態から直動アクチュエータの出力軸を前進させた様子を示す縦断面図 この発明の第二実施形態を示す断面図
以下、この発明の一例としての第一実施形態を添付の図1~図4に基づいて説明する。
図1、2に示すこの直動アクチュエータは、第一ねじ要素1の回転力を第二ねじ要素2の軸方向の推力に変換するねじ機構と、第一ねじ要素1に回転力を与える駆動機構3と、駆動機構3と前述のねじ機構とを支持するケース4と、第一ねじ要素1、第二ねじ要素2及びケース4に対して軸方向に往復移動可能に配置された出力軸5と、出力軸5と第二ねじ要素2との間に介在する第一弾性要素6及び第二弾性要素7とを備える。ここで、軸方向とは、第一ねじ要素1の回転軸線に沿った方向のことをいう。以下、その回転軸線に対して直角な方向のことを径方向といい、その回転軸線回りに一周する円周方向を周方向という。
この直動アクチュエータは、ケース4の外部に位置する他装置の外部構造体100に支持された相手部材101を軸方向に駆動するためのものである。相手部材101は、外部構造体100に対して軸方向に所定範囲を往復移動可能に支持されている。
第一ねじ要素1は、ケース4に対して回転可能かつ軸方向に移動不可に配置されている。第一ねじ要素1は、雄ねじ部を有するねじ軸8と、ねじ軸8に取り付けられた軸受9と、ねじ軸8に取り付けられた止め輪10とで構成されている。
ねじ軸8は、その雄ねじ部と反対側の端部で開口した中空軸状になっている。軸受9は、ねじ軸8の雄ねじと反対側をケース4に対して回転可能かつ軸方向に移動不可に支持するためのものである。軸受9は、非分離形の転がり軸受からなる。止め輪10は、ねじ軸8に形成された止め輪溝に取り付けられている。軸受9の内輪は、ねじ軸8の肩部と止め輪10とで軸方向に規制されている。軸受9の外輪は、ケース4の肩部と、ケース4に取り付けられた止め輪11とで軸方向に規制されている。止め輪11は、ケース4の内周に形成された止め輪溝に取り付けられている。
第二ねじ要素2は、ケース4に対して回転不可かつ軸方向に移動可能に配置されている。第二ねじ要素2は、第一ねじ要素1のねじ軸8の雄ねじにねじ嵌合されたナット12と、第二弾性要素7の前端を軸方向に受ける前方ばね受け13と、ナット12の内側に取り付けられた止め輪14とで構成されている。ここで、第二ねじ要素2が軸方向に図中右方へ移動する方向を前進方向とし、第二ねじ要素2が軸方向に図中左方へ移動する方向を後進方向とする。
ナット12には、雌ねじ部12aと、軸方向に延びる中空軸12bと、第一弾性要素6の後端を軸方向に受ける後方ばね受け12cと、第二ねじ要素2の回り止めに使用される複数のピン挿入溝12dとが一体に形成されている。
中空軸12bは、雌ねじ部12aと同軸に前方へ延びる筒状になっている。中空軸12bの内周は、円筒面状になっており、その内径は、雄ねじ部12aの内径よりも大きくなっている。中空軸12bの外径面を含むナット12の外径面は、ケース4の内側に径方向に支持されており、ケース4の内側と軸方向に摺動可能に接触する嵌め合い面になっている。また、この支持により、ナット12は、第一ねじ要素1のねじ軸8と同軸に配置されている。
後方ばね受け12cは、雌ねじ部12aと中空軸12bとの間で内径差を設けるための段差面からなる。ピン挿入溝12dは、ナット12の外側を軸方向に延びている。複数のピン挿入溝12dは、図3に示すように、周方向複数個所に均等配置で形成されている。
図1、2に示す前方ばね受け13は、中空軸12bの内側に嵌合されたワッシャからなる。前方ばね受け13は、中空軸12bと、中空軸12bの内側に挿入された出力軸5との間に介在する。前方ばね受け13は、出力軸5を径方向に支持する。前方ばね受け13の内径面は、出力軸5と軸方向に摺動可能に接触する嵌め合い面になっている。止め輪14は、中空軸12bに形成された止め輪溝に取り付けられている。止め輪14は、第二弾性要素7によって生成される弾性反発力に抗して中空軸12bに対する前方ばね受け13の前進を阻止する。
駆動機構3は、駆動軸15を有する電動モータからなる。駆動機構3は、駆動軸15を正逆回転させることができる。駆動軸15とねじ軸8の中空軸は、正逆回転のいずれの回転方向にも回転力を伝達可能に嵌合されている。駆動軸15に取り付けられた回転伝達部材16は、軸受9と径方向に重なる位置でねじ軸8の中空軸に径方向に接合されている。尚、回転伝達部材は二面幅やDカットといった多角形状、またはスプライン等が適用される。駆動機構3の駆動軸15と第一ねじ要素1とを直結した例を示したが、駆動軸と第一ねじ要素とを平行に配置したり、駆動軸と第一ねじ要素間に回転力を伝達する歯車機構を追加したりすることも可能である。
ケース4は、第一ねじ要素1及び第二ねじ要素2を支持するねじケース17と、駆動機構3を支持するモータケース18と、外部構造体100と軸方向に突き合わされる前端ケース19とで構成されている。
ねじケース17の内周は、中空軸12bを含むナット12の外側を径方向に支持して軸方向に案内する。ねじケース17の内周には、図2、3に示すように、複数のピン挿入溝17aが形成されている。ピン挿入溝17aは、ナット12のピン挿入溝12dと径方向に対向するように軸方向に延びている。ナット12のピン挿入溝12dと、ねじケース17のピン挿入溝17aとの間にピン20が挿入されている。複数のピン挿入溝12d、ピン20及びピン挿入溝17aにより、ナット12に回転力が与えられると、ナット12のピン挿入溝12dに回転方向に押されたピン20がねじケース17のピン挿入溝17aと回転方向に係合するため、ナット12はケース4に対して回転することができない。なお、ピンは、径方向に向けて設置してもよいし、ピンを用いずに多角断面形状のナットとねじケースの嵌合構造でナットをねじケースで回り止めしてもよい。
ねじケース17の内周は、出力軸5の後端と軸方向に対向する後方ストッパ17bを有する。後方ストッパ17bは、出力軸5との接触によってケース4に対する出力軸5の後進を停止させる部位であって、ケース4に対する出力軸5の往復移動のストロークLの後進側終端位置(後進限界位置)を定める部位である(図4参照)。後方ストッパ17bは、径方向に沿った段差面からなる。後方ストッパ17bは、ねじケース17の前方開口部の内径をナット12との接触部分の内径よりも大きくすることで段部を形成し、その段部に径方向に沿った段差面を加工することで形成されている。
図1、2に示すモータケース18は、ねじケース17の後端側に結合されている。モータケース18は、駆動機構3の駆動軸15と第一ねじ要素1の同軸配置及び結合状態を保つように駆動機構3のモータハウジング部をねじケース17に支持する。
前端ケース19は、ねじケース17の前端側に結合されている。前端ケース19は、ケース4の一端部として構成されている。前端ケース19は、ねじケース17の内周よりも前方に位置する出力軸5の突出部分の周囲を取り囲んでいる。
前端ケース19は、ケース4の内部と外部間に亘って軸方向に開口している。前端ケース19の内周端部は、前端ケース19を軸方向に貫通している。外部構造体100に設けられた中空部102が、前端ケース19の内側に挿入されている。
中空部102は、ねじ軸と頭部を有する中空ねじ軸状に形成されている。相手部材101は、中空部102内に通されている。出力軸5と相手部材101は、中空部102内を通じて軸方向に対向している。
前端ケース19と中空部102は、互いの係合によって前端ケース19に対する中空部102の抜け方向移動を規制する連結手段を有する。前端ケース19の連結手段は、前端ケース19の内周端部に設けられた雌ねじ状の孔部19aからなる。中空部102の連結手段は、前端ケース19の孔部19aに螺合する中空部102の外周からなる。
前端ケース19は、外部構造体100との軸方向の当接によって前端ケース19側への外部構造体100の移動を規制する外側接触面19bを有する。外側接触面19bは、前端ケース19の外部側開口の周囲にあって、径方向に沿った平坦面状に形成されている。
外部構造体100の中空部102の外周を前端ケース19の雌ねじ状の孔部19aにねじ嵌合することにより、前端ケース19の外側接触面19bと外部構造体100とが相手部材101の周囲で軸方向に突き合わされた状態に締結される。この締結により、ケース4に対する外部構造体100及び相手部材101の軸方向の位置決めが一定の精度に確保されると共に、第一ねじ要素1、第二ねじ要素2及び出力軸5に対する相手部材101の径方向の位置決めも一定の同軸度に確保される。なお、相手部材101と出力軸5は、各々が独立して軸方向に移動可能な非連結の状態で配置されており、常に軸方向に一体で移動するとは限らない。
出力軸5は、第二ねじ要素2から伝達された推力を相手部材101に出力する。出力軸5は、第一ねじ要素1及び第二ねじ要素2に対して軸方向に往復移動可能に配置されている。出力軸5のストロークLは、この直動アクチュエータで相手部材101の軸方向位置を調整可能な駆動範囲に相当する。
出力軸5は、棒材21と、中空軸12bの内側に向かって径方向に突き出た中間ばね受け22と、棒材21の後方側に取り付けられた止め輪23と、中空軸12bよりも前方の位置で中空軸12bよりも大径に突出した係合板24と、棒材21の前方側に取り付けられた止め輪25とで構成されている。
棒材21は、その軸方向長さの中間部の軸径に比して軸径が小さい軸端部を前方側と後方側とに有する段付き軸状になっている。棒材21の中間部は、前方ばね受け13に径方向に支持されている。棒材21の前方側の軸端部は、その端面において相手部材101と軸方向に突き合い、前進方向の推力を相手部材101に出力する部位になっている。
中間ばね受け22は、第一弾性要素6の前端及び第二弾性要素7の後端を軸方向に受ける。中間ばね受け22は、棒材21の後方側の軸端部に嵌合されたワッシャからなる。止め輪23は、棒材21の後方側の軸端部に形成された止め輪溝に取り付けられている。中間ばね受け22は、棒材21の後方側の軸端部と中間部との間に形成された段差面と、止め輪23とにより、棒材21に対して移動不可な状態に規制されている。中間ばね受け22は、中空軸12bに径方向に支持されている。中間ばね受け22の外径面は、中空軸12bと軸方向に摺動可能に接触する嵌め合い面になっている。中間ばね受け22は、棒材21と一体に形成してもよい。
係合板24は、棒材21の前方側の軸端部に嵌合されたワッシャからなる。止め輪25は、棒材21の前方側の軸端部に形成された止め輪溝に取り付けられている。係合板24は、棒材21の前方側の軸端部と中間部との間に形成された段差面と、止め輪25とにより、棒材21に対して移動不可な状態に規制されている。係合板24は、出力軸5がストロークLの後進側終端位置まで後進した際にねじケース17の後方ストッパ17bと軸方向に接触させるために取り付けられている。
第一弾性要素6と第二弾性要素7は、中空軸12bの内側と出力軸5との間に配置されている。第一弾性要素6と第二弾性要素7は、それぞれ駆動機構3の最大出力に基づく第二ねじ要素2の推力と同等以上の弾性反発力を生成可能なものである。第一弾性要素6と第二弾性要素7は、それぞれ環状ばねからなる。環状ばねとして、圧縮コイルばねが採用されている。なお、第一弾性要素6と第二弾性要素7には、同一仕様のものが採用されている。第一弾性要素6と第二弾性要素7は、それぞれ複数のばね部材で構成してもよい。
第一弾性要素6は、中間ばね受け22の後端と、後方ばね受け12cとで軸方向に挟まれている。第二弾性要素7は、中間ばね受け22の前端と、前方ばね受け13とで軸方向に挟まれている。駆動機構3による第二ねじ要素2の前進又は後進の際、第二ねじ要素2の推力が後方ばね受け12c又は前方ばね受け13から第一弾性要素6又は第二弾性要素7に伝達され、さらに第一弾性要素6又は第二弾性要素7から中間ばね受け22に伝達され、さらに棒材21に伝達される。なお、第一弾性要素6と第二弾性要素7が中間ばね受け22の外径側を前後両側から挟んでいるので、中間ばね受け22の外径側に第一弾性要素6及び第二弾性要素7の弾性反発力が作用しても、中間ばね受け22の傾きが抑制され、中空軸12bの内側に食い込む懸念がない。
第一弾性要素6と第二弾性要素7は、予め所定の圧縮状態で中間ばね受け22と対応の後方ばね受け12c又は前方ばね受け13との間に配置されている。これは、ストッパ17bや相手部材101から抵抗を受けずに出力軸5が推力で前進又は後進する際、後方ばね受け12c又は前方ばね受け13から伝達された推力で第一弾性要素6又は第二弾性要素7が一層軸方向に圧縮されることを避け、第二ねじ要素2の前進又は後進に連動して出力軸5を前進又は後進させ、第二ねじ要素2の前進又は後進に対する出力軸5のストロークの損失を実質的に無くすためである。
ここで、図1、2は、第二ねじ要素2が駆動機構3によって最も後退させられた状態を示し、図4は、第二ねじ要素2が駆動機構3によって最も前進させられた状態を示す。駆動機構3による第二ねじ要素2の前後進のストロークは、出力軸5のストロークLよりも長く、その冗長分は、第一弾性要素6と第二弾性要素7を駆動機構3によって圧縮させられる軸方向長さに基づく。
具体的には、駆動機構3による第二ねじ要素2の後進に連動して出力軸5が後進するとき、後進中の出力軸5の係合板24がケース4の後方ストッパ17bに接触すると、出力軸5の後進が停止させられる。このとき、駆動機構3が直ぐに停止することはできず、停止した出力軸5に対して第二ねじ要素2がさらに後進させられる。この後進に伴い、第二弾性要素7の後端が出力軸5の中間ばね受け22に受けられた状態のまま第二弾性要素7の前端が第二ねじ要素2の前方ばね受け13から後方に向かって押されるので、第二弾性要素7が軸方向に圧縮されて弾性反発力を増す一方、中間ばね受け22と後方ばね受け12c間の軸方向間隔が広がるので、第一弾性要素6は伸長することになる。その第二弾性要素7の弾性反発力は、第二弾性要素7の後端が出力軸5の中間ばね受け22に受けられた状態のまま第二弾性要素7の前端、前方ばね受け13、止め輪14、ナット12の順に作用するので、第二ねじ要素2を前方に向かって押す力、すなわち第二ねじ要素2の後進方向の推力に対して逆向きの力として第二ねじ要素2の全体に作用することになる。その弾性反発力が第二ねじ要素2の後進方向の推力と同等以上になると、第二ねじ要素2の後進が停止させられて図1、2の状態となる。このように、出力軸5の後進行程においては、第二弾性要素7の弾性反発力によって第二ねじ要素2の後進が停止させられるので、雌ねじ部12aとねじ軸8間がロック状態になる程に高摩擦状態とならない。
図2の状態から駆動機構3により第二ねじ要素2を前進させる場合、第二ねじ要素2の前方ばね受け13の前進に応じて第二弾性要素7が伸長しつつ出力軸5が第二ねじ要素2に連動して前進することになる。
一方、駆動機構3による第二ねじ要素2の前進に連動して出力軸5が前進する場合において、前進中の出力軸5が相手部材101に衝突して出力軸5の前進が停止させられたとき、駆動機構3が直ぐに停止することはできず、停止した出力軸5に対して第二ねじ要素2がさらに前進させられる。この前進に伴い、第一弾性要素6の前端が出力軸5の中間ばね受け22に受けられた状態のまま第一弾性要素6の後端が第二ねじ要素2の後方ばね受け12cから前方に向かって押されるので、第一弾性要素6が軸方向に圧縮されて弾性反発力を増す一方、中間ばね受け22と前方ばね受け13間の軸方向間隔が広がるので、第二弾性要素7は伸長することになる。その第一弾性要素6の弾性反発力は、第一弾性要素6の前端が出力軸5の中間ばね受け22に受けられた状態のまま第一弾性要素6の後端、ナット12の後方ばね受け12cの順に作用するので、第二ねじ要素2を後方に向かって押す力、すなわち第二ねじ要素の前進方向の推力に対して逆向きの力として第二ねじ要素2の全体に作用することになる。その第一弾性要素6の弾性反発力が第二ねじ要素2の前進方向の推力と同等以上になると、第二ねじ要素2の前進が停止させられ、図4の状態となる。このように、出力軸5の前進行程においては、第一弾性要素6の弾性反発力によって第二ねじ要素2の前進が停止させられるので、雌ねじ部12aとねじ軸8間がロック状態になる程に高摩擦状態とならない。
図4の状態から駆動機構3により第二ねじ要素2を後進させる場合、第二ねじ要素2の後方ばね受け12cの後進に応じて第一弾性要素6が伸長しつつ出力軸5が第二ねじ要素2に連動して後進することになる。
この直動アクチュエータは、上述のように、外部構造体100に支持された相手部材101に推力を出力する出力軸5を備え、ケース4が出力軸5を取り囲む一端部(前端ケース19)を有し、ケース4の一端部(前端ケース19)がケース4の内部と外部間に亘って軸方向に開口しており、外部構造体100に設けられた中空部102がケース4の一端部(前端ケース19)の内側に挿入されており、出力軸5と相手部材101が中空部102内を通じて軸方向に対向しており、ケース4の一端部(前端ケース19)が外部構造体100との軸方向の当接によってケース4の一端部(前端ケース19)側への外部構造体100の移動を規制する外側接触面19bを有し、ケース4の一端部(前端ケース19)と中空部102が互いの係合によってケース4の一端部(前端ケース19)に対する中空部102の抜け方向移動を規制する連結手段を有することにより、ケース4の一端部(前端ケース19)の内側に外部構造体100の中空部102が挿入され、外部構造体100に支持された相手部材101と出力軸5が中空部102内を通じて軸方向に対向させられるので、ねじ機構で変換された推力を出力軸5から相手部材101へ出力することができる。そのケース4の一端部(前端ケース19)側への外部構造体100の移動は、外部構造体100とケース4の一端部(前端ケース19)の外側接触面19bとの当接によって規制され、そのケース4の一端部(前端ケース19)と中空部102の連結手段によってケース4の一端部(前端ケース19)に対し中空部102が抜け止めされているので、外部構造体100とケース4との軸方向の位置関係を一定にすることができ、ひいては、相手部材101と出力軸5との対向位置関係を適切にして出力軸5と相手部材101の衝突によるねじ機構のロック状態発生を防止することができる。
また、この直動アクチュエータは、ケース4の連結手段がケース4の一端部(前端ケース19)に雌ねじ状に設けられた孔部19aからなり、中空部102の連結手段がケース4の孔部19aに螺合する中空部102の外周からなることにより、ケース4の外側接触面19bに外部構造体100(中空部102の頭部)が当接するまで中空部102をケース4の孔部19aにねじ嵌合させる簡単な工程により前述の移動規制と抜け止めを行うことができる。
また、この直動アクチュエータは、出力軸5がねじ機構の第一ねじ要素1、第二ねじ要素2及びねじ機構を支持するケース4に対して軸方向に往復移動可能に配置されており、出力軸5と第二ねじ要素2との間に第二ねじ要素2の前進方向の推力を出力軸5まで伝達する第一弾性要素6が配置されており、出力軸5と第二ねじ要素2との間に第二ねじ要素2の後進方向の推力を出力軸5まで伝達する第二弾性要素7が配置されており、第一弾性要素6は、出力軸5が軸方向に前進可能な状態で前進方向の推力を伝達する場合に第二ねじ要素2と出力軸5を前進方向に連動させ、出力軸5が軸方向に前進不可な状態で前進方向の推力を伝達する場合に前進方向の推力と同等以上の弾性反発力を第二ねじ要素2に与えて第二ねじ要素2の前進を停止させるものであり、第二弾性要素7は、出力軸5が軸方向に後進可能な状態で後進方向の推力を伝達する場合に第二ねじ要素2と出力軸5を後進方向に連動させ、出力軸5が軸方向に後進不可な状態で後進方向の推力を伝達する場合に後進方向の推力と同等以上の弾性反発力を第二ねじ要素2に与えて第二ねじ要素2の後進を停止させるものであることにより、駆動機構3によって第二ねじ要素2が前進又は後進中、出力軸5がストッパ17bや相手部材101と軸方向に衝突しない場合、第二ねじ要素2の推力が第一弾性要素6又は第二弾性要素7を介して出力軸5に伝達されて第二ねじ要素2の移動方向に出力軸5が連動させられる一方、駆動機構3によって第二ねじ要素2が前進又は後進中、出力軸5がストッパ17bや相手部材101と軸方向に衝突した場合、停止した出力軸5に対する第二ねじ要素2の前進又は後進が進んでいくことにより、対応側の第一弾性要素6又は第二弾性要素7が第二ねじ要素2から圧縮されて弾性反発力を増し、その弾性反発力が第二ねじ要素2の移動方向の推力と同等以上になると、その弾性反発力によって第二ねじ要素2の移動が停止させられるので、第一ねじ要素1と第二ねじ要素2が噛み込まず、ねじ機構でのロック状態発生が防止される。このように、この直動アクチュエータは、駆動機構3による直動中の出力軸5がケース4のストッパ17bや相手部材101と軸方向に衝突した際にねじ機構でのロック状態発生を防止することができる。
また、この直動アクチュエータは、第二ねじ要素2が軸方向に延びる中空軸12bを有し、第一弾性要素6と第二弾性要素7が中空軸12bの内側と出力軸5との間に配置されており、出力軸5が中空軸12bの内側に向かって突き出た中間ばね受け22を有し、第二ねじ要素2が第一弾性要素6を中間ばね受け22の後端と軸方向に挟む後方ばね受け12cと、第二弾性要素7を中間ばね受け22の前端と軸方向に挟む前方ばね受け13とを有することにより、第一弾性要素6と第二弾性要素7を第二ねじ要素2の中空軸12b内に保持し、第一ねじ要素1と第二ねじ要素2の弾性反発力を共通の中間ばね受け22で受けて中間ばね受け22の傾きを防止しつつ、第二ねじ要素2に対する出力軸5の移動方向に応じて第一弾性要素6と第二弾性要素7を伸縮させることができる。
また、この直動アクチュエータは、第二ねじ要素2の中空軸12bがケース4に径方向に支持されており、出力軸5の中間ばね受け22が中空軸12bに径方向に支持されており、第二ねじ要素2の前方ばね受け13が出力軸5を径方向に支持していることにより、中間ばね受け22と前方ばね受け13を中空軸12bに対する出力軸5の支持構造に利用し、その中空軸12bをケース4で径方向に支持して安定させることができる。
また、この直動アクチュエータは、第二ねじ要素2が第一ねじ要素1にねじ嵌合されたナット12を有し、第二ねじ要素2の中空軸12bと後方ばね受け12cがナット12と一体に形成されていることにより、中空軸12bに出力軸5、第一、第二弾性要素6、7を挿入した状態で前方ばね受け13をナット12に取り付けるだけで、出力軸5、第一、第二弾性要素6、7及びナット12をサブユニットに組み立てることができる。
また、この直動アクチュエータは、ケース4が出力軸5との接触によってケース4に対する出力軸5の後進を停止させる後方ストッパ17bを有することにより、出力軸5の後進行程のストローク量を直動アクチュエータ単体で正確に定めることができる。
この発明の第二実施形態を図5に示す。なお、ここでは、第一実施形態との相違点を述べるに留める。
図5に示すこの直動アクチュエータでは、前端ケース19の連結手段が、前端ケース19の内周に形成された段差面19cからなる。孔部19aは、雌ねじ状に代えて円筒孔状に設けられている。段差面19cは、孔部19aの内部側の開口から径方向に延びている。中空部102の連結手段は、段差面19cと軸方向に対向するように中空部102の外周に突き出た止め輪103からなる。止め輪103は、中空部102の外周に形成された止め輪溝に取り付けられている。中空部102の外周には、孔部19aに嵌合する円筒面が設けられている。
この直動アクチュエータは、前端ケース19(ケース4の一端部)と外部構造体100との間に介在する弾性部材104を備える。弾性部材104は、孔部19aの外部側に連続する面取り部と、中空部102の付け根乃至頭部との間に挟まれている。弾性部材104は、前端ケース19(ケース4の一端部)と外部構造体100との間を水密に密封する。弾性部材104は、例えば、Oリングからなる。
この直動アクチュエータは、前端ケース19(ケース4の一端部)の外側接触面19bに外部構造体100が当接するまで中空部102を前端ケース19(ケース4の一端部)の内側(孔部19a)に挿入して中空部102に止め輪103を取り付けることにより、前述の外部構造体100の移動規制と中空部102の抜け止めを行うことができる。
また、この直動アクチュエータは、前端ケース19(ケース4の一端部)と外部構造体100との間を密封する弾性部材104を備えることにより、前端ケース19(ケース4の一端部)と中空部102の隙間からの異物侵入を防止することができる。
なお、上述の各実施形態では、第一ねじ要素1に雄ねじ、第二ねじ要素2に雌ねじを設けたが、第一ねじ要素に雌ねじ、第二ねじ要素に雄ねじを設けたねじ機構に変更することも可能である。この変更は、例えば、第一ねじ要素のねじ軸に中空軸相当の部位を延ばし、この中空軸の内側で出力軸、第一弾性要素、第二弾性要素を保持させることで実現可能である。この直動アクチュエータでは、雌ねじ部12aの径方向肉厚を利用して後方ばね受け12cとする段差面が形成されているので、ねじ軸から中空軸を延長する場合に比して第二ねじ要素2の軸方向長さを抑えることができる。
また、ねじ機構として第一ねじ要素1と第二ねじ要素2のねじ山同士が直接に螺合する滑りねじを採用したが、ボールねじを採用することも可能である。
また、第二実施形態の弾性部材104は、第一実施形態においても同様に介在させてもよい。
また、ロック状態発生の防止性能を重視して出力軸5と第二ねじ要素2を別体に弾性要素6、7を介在させたが、弾性要素を省略し、第二ねじ要素と出力軸を一体に形成してもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。したがって、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 第一ねじ要素
2 第二ねじ要素
3 駆動機構
4 ケース
5 出力軸
6 第一弾性要素
7 第二弾性要素
8 ねじ軸
12 ナット
12b 中空軸
12c 後方ばね受け
13 前方ばね受け
17b 後方ストッパ
19 前端ケース(ケースの一端部)
19a 孔部
19b 外側接触面
19c 段差面
22 中間ばね受け
24 係合板
100 外部構造体
101 相手部材
102 中空部
103 止め輪
104 弾性部材

Claims (7)

  1. 第一ねじ要素の回転力を第二ねじ要素の軸方向の推力に変換するねじ機構と、前記第一ねじ要素に前記回転力を与える駆動機構と、前記駆動機構と前記ねじ機構とを支持するケースとを備える直動アクチュエータにおいて、
    外部構造体に支持された相手部材に前記推力を出力する出力軸を備え、
    前記ケースは、前記出力軸を取り囲む一端部を有し、前記ケースの一端部は、前記ケースの内部と外部間に亘って軸方向に開口しており、前記外部構造体に設けられた中空部が前記ケースの一端部の内側に挿入されており、前記出力軸と前記相手部材は、前記中空部内を通じて軸方向に対向しており、前記ケースの一端部は、前記外部構造体との軸方向の当接によって前記ケースの一端部側への前記外部構造体の移動を規制する外側接触面を有し、前記ケースの一端部と前記中空部は、互いの係合によって前記ケースの一端部に対する前記中空部の抜け方向移動を規制する連結手段を有することを特徴とする直動アクチュエータ。
  2. 前記ケースの連結手段は、前記ケースの一端部の内周に設けられた雌ねじ状の孔部からなり、前記中空部の連結手段は、前記ケースの連結手段に螺合する前記中空部の外周からなる請求項1に記載の直動アクチュエータ。
  3. 前記ケースの連結手段は、前記ケースの一端部の内周に形成された段差面からなり、前記中空部の連結手段は、前記中空部の外周に取り付けられた止め輪からなる請求項1に記載の直動アクチュエータ。
  4. 前記ケースの一端部と前記外部構造体との間を密封する弾性部材を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の直動アクチュエータ。
  5. 前記出力軸は、前記第一ねじ要素、前記第二ねじ要素及び前記ケースに対して軸方向に往復移動可能に配置されており、
    前記出力軸と前記第二ねじ要素との間に前記第二ねじ要素の前進方向の前記推力を前記出力軸まで伝達する第一弾性要素が配置されており、前記出力軸と前記第二ねじ要素との間に前記第二ねじ要素の後進方向の前記推力を前記出力軸まで伝達する第二弾性要素が配置されており、
    前記第一弾性要素は、前記出力軸が軸方向に前進可能な状態で前進方向の前記推力を伝達する場合に前記第二ねじ要素と前記出力軸を前進方向に連動させ、前記出力軸が軸方向に前進不可な状態で前進方向の前記推力を伝達する場合に前進方向の前記推力と同等以上の弾性反発力を前記第二ねじ要素に与えて前記第二ねじ要素の前進を停止させるものであり、
    前記第二弾性要素は、前記出力軸が軸方向に後進可能な状態で後進方向の前記推力を伝達する場合に前記第二ねじ要素と前記出力軸を後進方向に連動させ、前記出力軸が軸方向に後進不可な状態で後進方向の前記推力を伝達する場合に後進方向の前記推力と同等以上の弾性反発力を前記第二ねじ要素に与えて前記第二ねじ要素の後進を停止させるものである請求項1から4のいずれか1項に記載の直動アクチュエータ。
  6. 前記第二ねじ要素は、軸方向に延びる中空軸を有し、
    前記第一弾性要素と前記第二弾性要素は、前記中空軸の内側と前記出力軸との間に配置されており、
    前記出力軸は、前記中空軸の内側に向かって突き出た中間ばね受けを有し、
    前記第二ねじ要素は、前記第一弾性要素を前記中間ばね受けの後端と軸方向に挟む後方ばね受けと、前記第二弾性要素を前記中間ばね受けの前端と軸方向に挟む前方ばね受けとを有する請求項5に記載の直動アクチュエータ。
  7. 前記第二ねじ要素の中空軸は、前記ケースに径方向に支持されており、
    前記出力軸の中間ばね受けは、前記中空軸に径方向に支持されており、
    前記第二ねじ要素の前方ばね受けは、前記出力軸を径方向に支持している請求項6に記載の直動アクチュエータ。
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