JP2022050232A - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ビット誤り率の低い半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体記憶装置3a~3dは、第1方向及び第1方向に交差する第2方向に延伸する基板面を有する基板と、第1方向及び第2方向に交差する第3方向から見たときに、矩形状の第1領域の上に、第3方向における複数の層にわたって配置された複数の第1領域メモリセルと、第3方向において複数の第1領域メモリセルの間に配置された、複数の第1領域配線と、第3方向から見たときに、矩形状の第2領域の上に、第3方向における複数の層にわたって配置された複数の第2領域メモリセルと、第3方向において複数の第2領域メモリセルの間に配置された、複数の第2領域配線と、読み出し動作において、複数の第1領域メモリセルのうち複数の層のうちの1つに配置されたメモリセルと、複数の第2領域メモリセルのうち複数の層のうちの他の1つに配置されたメモリセルとから、読み出しを行う。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
メモリセルアレイとして可変抵抗素子を用いるクロスポイント型メモリ装置は、従来に比べて容易に大容量の記憶装置を実現できるものとして注目されている。
クロスポイント型メモリ装置においては、ビット線及びワード線と呼ばれる配線が多数交差配列されており、ビット線とワード線の交点にメモリセルが形成される。1つのメモリセルの書き込みは、そのセルに接続されたビット線とワード線に電圧もしくは電流を印加することで行う。
実施形態の目的は、ビット誤り率の低い半導体記憶装置を提供することである。
実施形態の半導体記憶装置は、第1方向及び第1方向に交差する第2方向に延伸する基板面を有する基板と、第1方向及び第2方向に交差する第3方向から見たときに、第1方向に平行な第1辺と、第2方向に平行な第2辺とを有する、矩形状の第1領域の上に、第3方向における複数の層にわたって配置された、複数の第1領域メモリセルと、第3方向において複数の第1領域メモリセルの間に配置された、複数の第1領域配線と、第3方向から見たときに、第1方向に平行な第3辺と、第2方向に平行な第4辺とを有する、矩形状の第2領域の上に、第3方向における複数の層にわたって配置された、複数の第2領域メモリセルと、第3方向において複数の第2領域メモリセルの間に配置された、複数の第2領域配線と、読み出し動作を実行可能な制御回路と、を備え、制御回路は、読み出し動作において、複数の第1領域メモリセルのうち複数の層のうちの1つに配置されたメモリセルと、複数の第2領域メモリセルのうち複数の層のうちの他の1つに配置されたメモリセルとから、読み出しを行う、半導体記憶装置である。
以下、図面を用いて実施形態を説明する。なお、図面中、同一又は類似の箇所には、同一又は類似の符号を付している。
本明細書中、部品等の位置関係を示すために、図面の上方向または後述するz方向を「上」、図面の下方向またはz方向の反対の方向を「下」と記述する。本明細書中、「上」、「下」の概念は、必ずしも重力の向きとの関係を示す用語ではない。
(第1実施形態)
本実施形態の半導体記憶装置は、第1方向及び第1方向に交差する第2方向に延伸する基板面を有する基板と、第1方向及び第2方向に交差する第3方向から見たときに、第1方向に平行な第1辺と、第2方向に平行な第2辺とを有する、矩形状の第1領域の上に、第3方向における複数の層にわたって配置された、複数の第1領域メモリセルと、第3方向において複数の第1領域メモリセルの間に配置された、複数の第1領域配線と、第3方向から見たときに、第1方向に平行な第3辺と、第2方向に平行な第4辺とを有する、矩形状の第2領域の上に、第3方向における複数の層にわたって配置された、複数の第2領域メモリセルと、第3方向において複数の第2領域メモリセルの間に配置された、複数の第2領域配線と、読み出し動作を実行可能な制御回路と、を備え、制御回路は、読み出し動作において、複数の第1領域メモリセルのうち複数の層のうちの1つに配置されたメモリセルと、複数の第2領域メモリセルのうち複数の層のうちの他の1つに配置されたメモリセルとから、読み出しを行う、半導体記憶装置である。
そして、複数の第1領域配線は、第1領域の上に配置され、第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第1配線と、複数の第1配線の上に配置され、第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第2配線と、複数の第2配線の上に設けられ、第3方向から見たとき、複数の第1配線とそれぞれ重なり、第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第3配線と、を有し、複数の第1領域メモリセルは、複数の第1配線と複数の第2配線の間にそれぞれ設けられた複数の第1メモリセルと、複数の第2配線と複数の第3配線の間にそれぞれ設けられ、第3方向から見たとき複数の第1メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第2メモリセルと、を有し、複数の第2領域配線は、第2領域の上に配置され、第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第4配線と、複数の第4配線の上に配置され、第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第5配線と、複数の第5配線の上に設けられ、第3方向から見たとき、複数の第4配線とそれぞれ重なり、第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第6配線と、を有し、複数の第2領域メモリセルは、複数の第4配線と複数の第5配線の間にそれぞれ設けられた複数の第3メモリセルと、複数の第5配線と複数の第6配線の間にそれぞれ設けられ、第3方向から見たとき複数の第3メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第4メモリセルと、を有し、制御回路は、第1読み出し動作において、第1メモリセル及び第4メモリセルから読み出しを行い、第2読み出し動作において、第2メモリセル及び第3メモリセルから読み出しを行う。
図1は、本実施形態の半導体記憶装置のメモリシステム400の構成を示すブロック図である。
本実施形態のメモリシステム400は、例えば、ホスト機器300に接続されて用いられる。ここでホスト機器300とは、例えば、サーバ、パーソナルコンピュータ、またはモバイル型の情報処理装置等である。
メモリシステム400は、複数の半導体記憶装置3と、メモリコントローラ290と、を備える。図1には、複数の半導体記憶装置3としての、半導体記憶装置3a、半導体記憶装置3b、半導体記憶装置3c及び半導体記憶装置3dが図示されている。
実施形態の半導体記憶装置は、例えば、PCM(Phase-Change Memory)、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリ、PCM、NAND型EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read-only-memory)、ReRAM(Resistive Randam Access Memory)、MRAM(Magnetoresistive Randam Access Memory)等の不揮発性メモリである。
メモリコントローラ290は、ホストI/F210と、RAM220と、ECC(Error Correction Code)回路222と、論物変換テーブル(Logical/Physical Address Mapping Table)保存メモリ242と、バッファメモリ240と、I/F250と、を有する。
メモリコントローラ290は、例えばSoC(System-On-a-Chip)である。メモリコントローラ290は、例えば複数のチップを有していても良い。メモリコントローラ290は、CPU230に代えて、FPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)を備えていてもかまわない。言い換えると、メモリコントローラ290は、ソフトウェア、ハードウェア、又はこれらの組合せを用いて実現可能である。
ホストI/F210は、メモリコントローラ290とホスト機器300の間の通信を行う。ホストI/F201は、例えばATA(Advanced Technology Attachment)規格、SAS(Serial Attached SCSI)規格、又はPCI(Peripheral Components Interconnected) Express(TM)規格等に準拠したバスを介してホスト機器300と接続されている。
I/F250は、メモリコントローラ290と半導体記憶装置3の間の通信を行う。I/F250は、バスCHa、バスCHb、バスCHc及びバスCHdを介して半導体記憶装置3a、半導体記憶装置3b、半導体記憶装置3c及び半導体記憶装置3dと接続されている。バスCHa、バスCHb、バスCHc及びバスCHdは、それぞれ、異なるチャネルに対応している。すなわち、メモリコントローラ290は、半導体記憶装置3a、半導体記憶装置3b、半導体記憶装置3c及び半導体記憶装置3dと、バスCHa、バスCHb、バスCHc及びバスCHdを介して、それぞれ、通信を行うことができる。
CPU230は、メモリコントローラ290の動作を制御する。
RAM220は、CPU230の作業領域として使用される。バッファメモリ240は、半導体記憶装置3に送信されたデータ、及び半導体記憶装置3から送信されたデータを一時的に保存する。RAM220及びバッファメモリ240は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)又はSRAM(Static Random Access Memory)を有する。
ECC回路222は、誤り訂正符号を用いてデータの誤りを検出及び訂正する。
論物変換テーブル保存メモリ242は、論物変換テーブルを保存しているメモリである。論物変換テーブルは、論理アドレスと物理アドレスの対応関係を示す情報である。物理アドレスは、半導体記憶装置3内の物理的な位置を示す位置情報である。論理アドレスは、メモリシステム400がホスト機器300に提供する論理アドレス空間内の位置を示す位置情報である。
図2は、実施形態の半導体記憶装置3の構成を示すブロック図である。
図2に示す半導体記憶装置3は、メモリセルアレイMCAと、カラムデコーダCDと、ロウデコーダRDと、センスアンプSAと、リード・ライト・バッファRWBと、周辺回路PCとを備えている。
メモリセルアレイMCAは、例えばマトリクス状に二次元配置された複数のメモリセルMCを備えている。メモリセルMCは、例えば、PCM等の抵抗変化型メモリである。メモリセルMCは、例えば、ビット線BLとワード線WLとの交点に配置されている。即ち、メモリセルアレイMCAは、所謂、クロスポイント型メモリセルアレイである。半導体基板の上方から見たときに、ビット線BLは、ワード線WLと略直交(交差)する。複数のビット線BLは、それぞれ、メモリセルアレイMCAにおける対応するメモリセルMCの一端に接続される。複数のワード線WLは、それぞれ、メモリセルアレイMCAにおける対応するメモリセルMCの他端に接続される。メモリセルアレイMCAは、1チップ内において複数のバンクBNKに分割されており、各バンクBNKごとにセンスアンプSA、リード・ライト・バッファRWB、ロウデコーダRDおよびカラムデコーダCDが設けられている。
センスアンプSAは、例えば、ビット線BLを介してメモリセルMCに接続されており、ビット線BLを介して書き込み電圧や読み出し電圧をメモリセルMCに印加する。センスアンプSAは、メモリセルMCに書き込み電圧を印加することによってデータをメモリセルMCに書き込み、あるいは、メモリセルMCに読み出し電圧を印加することによってメモリセルMCからデータを読み出す。
リード・ライト・バッファRWBは、センスアンプSAで検出されたデータやアドレスをページごとに一時的に保持し、あるいは、メモリセルアレイMCAに書き込むデータやアドレスをページごとに一時的に保持する。
ロウデコーダRDおよびカラムデコーダCDは、バンクアドレスやページアドレスに基づいてメモリセルアレイMCAにアクセスし、ワード線WLやビット線BLに書き込み電圧や読み出し電圧を印加する。ロウデコーダRDは、複数のワード線WLの中から選択された選択ワード線に書き込み電圧または読み出し電圧を印加する。カラムデコーダCDは、複数のビット線BLの中から選択された選択ビット線をセンスアンプSAに接続する。センスアンプSAは、選択ビット線に書き込み電圧または読み出し電圧を印加する。これにより、半導体記憶装置3は、メモリセルMC内の所望のメモリセルMCヘデータを書き込み、あるいは、所望のメモリセルMCからデータを読み出すことができる。
図3は、実施形態の半導体記憶装置3の実装例を模式的に示す図である。例えば、メモリコントローラ290とそれぞれの半導体記憶装置3は、同じ基板500上に配置されている。そして、メモリコントローラ290とそれぞれの半導体記憶装置3は、バスCHにより接続されている。
周辺回路PCは、例えば、電圧生成回路GEN、リード・ライト・エンジンRWE、アドレスコントローラAC、コマンドコントローラCC、入出力回路等IOを備えている。電圧生成回路GENは、データ読み出し動作およびデータ書き込み動作に必要なワード線WLの電圧やビット線BLの電圧を生成する。電圧生成回路GENのより詳細な構成は、図4に示す。リード・ライト・エンジンRWEは、コマンドおよびアドレスに従って、データをバンクBNK内の所望のメモリセルMCに書き込むようにカラムデコーダCDおよびロウデコーダRDを制御し、あるいは、バンクBNK内の所望のメモリセルMCからデータを読み出す。リード・ライト・エンジンRWEは、読み出しデータを入出力回路のデータ入出力端子DQヘ転送する。アドレスコントローラACは、ロウアドレスおよびカラムアドレス等を受け取り、これらのアドレスをデコードする。コマンドコントローラCCは、データ読み出し動作、データ書き込み動作等の各種動作を示すコマンドを受け取り、それらのコマンドをリード・ライト・エンジンRWEヘ転送する。入出力回路IOは、コマンドおよびアドレスをコマンド・アドレス入力端子CAから取り込み、コマンドをコマンドコントローラCCヘ転送し、アドレスをアドレスコントローラACヘ転送する。コマンドは、書き込み動作を指示する書き込みコマンド、および、読み出し動作を指示する読み出しコマンドを含む。アドレスは、メモリセルアレイMCAのいずれかのバンクBNKを示すバンクアドレス、および、バンクBNK内の読み出しまたは書き込み対象のページやメモリセルMCを示すアドレスを含む。また、入出力回路IOは、書き込みデータをデータ入出力端子DQから取り込み、書き込みデータをリード・ライト・バッファRWBへ転送する。あるいは、入出力回路は、データラッチDLに保持された読み出しデータを受け取り、その読み出しデータをデータ入出力端子DQから出力する。
半導体記憶装置3の外部には、メモリコントローラ(図示せず)が設けられていてもよい。また、複数の半導体記憶装置3と、全体を制御するメモリコントローラ(図示せず)とによって、メモリシステムが構成されていてもよい。
図4は、半導体記憶装置3における、バンクBNK、カラムデコーダCDおよびロウデコーダRDのより詳細な構成例を示すブロック図である。カラムデコーダCDは、マルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_n、MUX_BL0を含む。ロウデコーダRDは、マルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_n、MUX_WL0を含む。バンクBNKは、マルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_n、MUX_WL1_1~MUX_WLm_nに対応して細分化された複数のメモリセルアレイMCAを含んでいてもよい。
また、電圧生成回路GENは、図4に示すように、選択BL電圧生成回路GEN_BL_selと、非選択BL電圧生成回路GEN_BL_unselと、選択WL電圧生成回路GEN_WL_selと、非選択WL電圧生成回路GEN_WL_unselと、を備えている。
マルチプレクサは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のスイッチング素子を用いて構成されている。
カラムデコーダCDは、マルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_n、MUX_BL0を含む。マルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_nは、それぞれメモリセルアレイMCAに対応して設けられており、各メモリセルアレイMCAの複数のビット線BLに接続されている。尚、m、nは、それぞれ1以上の整数である。
選択BL電圧生成回路GEN_BL_selと非選択BL電圧生成回路GEN_BL_unselとは、カラムデコーダCDのマルチプレクサMUX_BL0と接続されている。マルチプレクサMUX_BL0は、ビット線パスP_BL_sel、P_BL_unselを介して、それぞれのメモリセルアレイMCAに対応したマルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_nと接続されている。
マルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_nは、対応するメモリセルアレイMCAのビット線BLの中から選択された1本の選択ビット線BL_selを選択ビット線パスP_BL_selに接続し、選択ビット線電圧V_bl_selを印加する。マルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_nは、選択ビット線BL_sel以外の非選択ビット線BL_unselを非選択ビット線パスP_BL_unselに接続し、非選択ビット線電圧V_bl_unselを印加する。
マルチプレクサMUX_BL0は、選択BL電圧生成回路GEN_BL_selと複数のビット線パスとの間および非選択BL電圧生成回路GEN_BL_unselと複数のビット線パスとの間に接続されている。マルチプレクサMUX_BL0は、複数のビット線パスのうち選択された1本のビット線パスを選択ビット線パスP_BL_selとして選択BL電圧生成回路GEN_BL_selに接続する。一方、マルチプレクサMUX_BL0は、複数のビット線パスのうち非選択ビット線パスをP_BL_unselとして非選択BL電圧生成回路GEN_BL_unselに接続する。
ビット線パスP_BL_sel、P_BL_unselは、マルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_nとマルチプレクサMUX_BL0との間に接続された配線経路である。ビット線パスは、例えば、16本、32本、64本、あるいは、1024本設けられている。マルチプレクサMUX_BL0は、上述の通り、複数のビット線パスのうち1本を選択し、その選択ビット線パスP_BL_selを選択BL電圧生成回路GEN_BL_selに接続する。選択ビット線パスP_BL_selは、選択ビット線電圧V_bl_selを伝達する。一方、マルチプレクサMUX_BL0は、複数のビット線パスのうち非選択のビット線パスP_BL_unselを非選択BL電圧生成回路GEN_BL_unselに接続する。ビット線パスP_BL_unselは、非選択ビット線電圧V_bl_unselを伝達する。
選択BL電圧生成回路GEN_BL_selは、選択ビット線BL_selに印加される選択ビット線電圧V_bl_selを外部電源から生成する。選択ビット線電圧V_bl_selは、高レベル電圧であり、例えば、数Vである。選択ビット線パスP_BL_selは、マルチプレクサMUX_BL0からマルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_nへ選択ビット線電圧V_bl_selを伝達する。マルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_n、MUX_BL0は、選択ビット線パスP_BL_selを介して、複数のビット線BLの中の選択ビット線BL_selを選択BL電圧生成回路GEN_BL_selに電気的に接続し、選択ビット線BL_selに選択ビット線電圧V_bl_selを選択的に印加する。
非選択BL電圧生成回路GEN_BL_unselは、非選択ビット線BL_unselに印加される非選択ビット線電圧V_bl_unselを外部電源から生成する。非選択ビット線電圧V_bl_unselは、選択ビット線電圧V_bl_selと選択ワード線電圧V_wl_selとの間の電圧であり、例えば、V_bl_sel/2である。非選択ビット線パスP_BL_unselは、マルチプレクサMUX_BL0からマルチプレクサMUX_BL1_1~MUX_BLm_nへ非選択ビット線電圧V_bl_unselを伝達する。マルチプレクサMUX_BL0、MUX_BL1_1~MUX_BLm_nは、非選択ビット線パスP_BL_unselを介して、非選択ビット線BL_unselを非選択BL電圧生成回路GEN_BL_unselに電気的に接続し、非選択ビット線BL_unselに非選択ビット線電圧V_bl_unselを選択的に印加する。
ロウデコーダRDは、マルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_n、MUX_WL0を含む。マルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_nは、それぞれメモリセルアレイMCAに対応して設けられており、各メモリセルアレイMCAの複数のワード線WLに接続されている。
選択WL電圧生成回路GEN_WL_selと非選択WL電圧生成回路GEN_WL_unselとは、ロウデコーダRDのマルチプレクサMUX_WL0と接続されている。マルチプレクサMUX_WL0は、ワード線パスP_WL_sel、P_WL_unselを介して、それぞれのメモリセルアレイMCAに対応したマルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_nと接続されている。
マルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_nは、対応するメモリセルアレイMCAのワード線WLの中から選択された1本の選択ワード線WL_selをワード線パスP_WL_selに接続し、選択ワード線電圧V_wl_selを印加する。マルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_nは、選択ワード線WL_sel以外の他の非選択ワード線WL_unselをワード線パスP_WL_unselに接続し、非選択ワード線電圧V_wl_unselを印加する。マルチプレクサMUX_WL0は、選択WL電圧生成回路GEN_WL_selと複数のワード線パスとの間および非選択WL電圧生成回路GEN_WL_unselと複数のワード線パスとの間に接続されている。マルチプレクサMUX_WL0は、複数のワード線パスのうち選択された1本のワード線パスをP_WL_selとして選択WL電圧生成回路GEN_WL_selに接続する。一方、マルチプレクサMUX_WL0は、複数のワード線パスのうち非選択のワード線パスをP_WL_unselとして非選択WL電圧生成回路GEN_WL_unselに接続する。
ワード線パスP_WL_sel、P_WL_unselは、マルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_nとマルチプレクサMUX_WL0との間に接続された配線経路である。ワード線パスは、例えば、16本、32本、64本、あるいは、1024本設けられている。マルチプレクサMUX_WL0は、上述の通り、複数のワード線パスのうち1本を選択し、その選択ワード線パスP_WL_selを選択WL電圧生成回路GEN_WL_selに接続する。ワード線パスP_WL_selは、選択ワード線電圧V_wl_selを伝達する。一方、マルチプレクサMUX_WL0は、複数のワード線パスのうち非選択ワード線パスP_WL_unselを非選択WL電圧生成回路GEN_WL_unselに接続する。ワード線パスP_WL_unselは、非選択ワード線電圧V_wl_unselを伝達する。選択WL電圧生成回路GEN_WL_selは、選択ワード線WL_selに印加される選択ワード線電圧V_wl_selを外部電源から生成する。選択ワード線電圧V_wl_selは、低レベル電圧であり、例えば、接地電圧(0V)である。ワード線パスP_WL_selは、マルチプレクサMUX_WL0からマルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_nへ選択ワード線電圧V_wl_selを伝達する。マルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_n、MUX_WL0は、選択ワード線パスP_WL_selを介して、複数のワード線WLの中の選択ワード線WL_selを選択WL電圧生成回路GEN_WL_selに電気的に接続し、選択ワード線WL_selに選択ワード線電圧V_wl_selを選択的に印加する。
非選択WL電圧生成回路GEN_WL_unselは、非選択ワード線WL_unselに印加される非選択ワード線電圧V_wl_unselを外部電源から生成する。非選択ワード線電圧V_wl_unselは、選択ビット線電圧V_bl_selと選択ワード線電圧V_wl_selとの間の電圧であり、例えば、V_bl_sel/2である。非選択ワード線電圧V_wl_unselは、非選択ビット線電圧V_bl_unselと略等しいことが好ましい。しかし、非選択ワード線電圧V_wl_unselは、非選択ビット線電圧V_bl_unselと異なっていてもよい。非選択ワード線パスP_WL_unselは、マルチプレクサMUX_WL0からマルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_nへ非選択ワード線電圧V_wl_unselを伝達する。マルチプレクサMUX_WL1_1~MUX_WLm_nは、非選択ワード線パスP_WL_unselを介して、非選択ワード線WL_unselを非選択WL電圧生成回路GEN_WL_unselに電気的に接続し、非選択ワード線WL_unselに非選択ワード線電圧V_wl_unselを選択的に印加する。
このように、選択ビット線BL_selと選択ワード線WL_selとに接続された選択メモリセルMC_selには、選択ビット線電圧V_bl_selと選択ワード線電圧V_wl_selとの電圧差が印加される。これにより、選択メモリセルMC_selからデータが読み出されたり、あるいは、選択メモリセルMC_selにデータが書き込まれる。
なお、バンクBNK、カラムデコーダCDおよびロウデコーダRDの構成はこれに限定されるものではない。例えば、それぞれのマルチプレクサとそれぞれのメモリセルアレイMCAの接続の態様は、これに限定されるものではない。例えば、ここでは、ビット線BLが1層(BL0)、ワード線WLが1層(WL0)、メモリセルが1層である例を示した。しかし、ビット線BLの層数、ワード線WLの層数及びメモリセルの層数は、これに限定されるものではない。例えば、ビット線BLをもう1層設けて配線総数を合計3層(例えば、BL0、WL0、BL1)とし、メモリセルが2層の構造となるようにしてもよい。この場合、カラムデコーダCD及びロウデコーダRDは、それぞれ複数のビット線BL及びワード線WLを駆動出来るように構成される。また、ビット線BL及びワード線WLの層数を合計5層(例えば、BL0、WL0、BL1、WL1、BL2)とし、メモリセルが4層の構造となるようにしてもよい。この場合にも、カラムデコーダCD及びロウデコーダRDは、それぞれ複数のビット線BL及びワード線WLを駆動出来るように構成されるが、ビット線BL及びワード線WLのうちどちらか一方(例えば、ビット線BL)については、偶数層(例えばBL0、BL2)及び奇数層(例えばBL1)の単位で独立して駆動できるようにすればよい。
図5は、実施形態のメモリセルアレイMCAの模式図である。
図5(a)は、メモリセルアレイMCAに含まれるメモリセルMCと、ビット線BLと、ワード線WLを模式的に示す斜視図である。
図5(a)に示されるように、例えば、複数のビット線BLが間隔を空けて同じ方向に延伸しており、その上方で、複数のワード線WLが間隔を空けて、例えば、ビット線BLが延伸する方向と直交する方向に、延伸している。そして、複数のメモリセルMCが、複数のビット線BLと複数のワード線WLとの交点に、それぞれ配置される。これにより、複数のメモリセルMCが平面視でマトリクス上に配置された、クロスポイント型のメモリセルアレイMCAが構成される。
なお図5(a)では、ビット線BLおよびワード線WLが各1層であり、それらの間に1層のメモリセルMCが配置される例を示したが、これに限られない。メモリセルMCが配置される層をさらに増やし、対応してビット線BL及び/又はワード線WLの層をさらに増やしてもよい。例えば、図5(a)における複数のワード線WLの上に、間隔を空けて、ワード線WLが延伸する方向と直交する方向に延伸する、複数のビット線BLをさらに設け、複数のワード線WLと上方の複数のビット線BLとの交点に、複数のメモリセルMCをさらに配置してもよい。この場合、メモリセルMCは2層となり、配線層(ビット線BLの層およびワード線WLの層)は3層となる。
図5(b)は、半導体記憶装置3に含まれるメモリセルアレイMCAの回路構成を模式的に示す図である。各メモリセルMCは、対応する1つのワード線WLと、対応する1つのビット線BLとの間に接続される。メモリセルMCは、例えば、抵抗変化素子VRとスイッチ素子SEを含む。
抵抗変化素子VRは、低抵抗状態と高抵抗状態とになることができる。抵抗変化素子VRは、低抵抗状態と高抵抗状態との抵抗状態の違いを利用して、1ビットのデータすなわち第1値及び第2値を保持する。なお、低抵抗状態が第1値で高抵抗状態が第2値であっても良いし、低抵抗状態が第2値で高抵抗状態が第1値であってもかまわない。
スイッチ素子SEは、例えば、印加される電圧がしきい値未満である場合に高抵抗状態(非導通状態、オフ状態)となり、印加される電圧がしきい値以上である場合に低抵抗状態(導通状態、(オン状態)となる。これにより、スイッチ素子SEは、整流機能を持つ整流素子として機能する。スイッチ素子SEは、双方向の整流素子であってもよい。なお、メモリセルアレイMCAの構成は、これに限定されるものではない。
図6は、実施形態の半導体記憶装置3に含まれるメモリセルアレイMCAに対する、ビット線BLおよびワード線WLの接続関係を示す模式図である。メモリセルアレイMCAには、例えば、2048本のビット線BLと1024本のワード線が接続される。なお、ビット線BLとワード線WLの総数はこれに限られない。例えば、ビット線BLとワード線WLの総数は、例えばそれぞれ32本、64本、1024本であってもよい。さらに、1つの半導体記憶装置3に、複数のメモリセルアレイMCAが与えられてもよい。ビット線BLとワード線WLは、例えば、第1センスアンプ13、第2センスアンプ14、又は周辺回路部1b(図2、図4)に接続されていてもかまわない。
図7に、実施形態における抵抗変化素子VRの機能を模式的に示す。実施形態において、抵抗変化素子VRは、例えば、カルコゲナイドガラス(GST:Ge2Sb2Te5)を含む。ビット線BLと、ワード線WL間に電流を流すと、抵抗変化素子VRに隣接して設けられる電極がHeaterとして機能して熱を発生させる。熱によって、カルコゲナイドガラスを融解させ、状態を遷移させることができる。例えば、高温(高電流)で融解し高速で冷やす(電流を止める)とアモルファス状態(Reset動作)になり、比較的低い高温(低電流)で融解しゆっくり冷やす(電流を除々に減らす)と結晶化する(Set動作)。これにより読み出し時、ビット線BL-ワード線WL間に流れる電流が多い(低抵抗状態=結晶状態)場合と、少ない場合(高抵抗状態=アモルファス)で、1ビットの情報の判断を行う。なお、ここではカルコゲナイドガラスを用いたセル構成を示しているが、実施形態で用いられる材料はカルコゲナイドガラスに限定されるものではない。
図8は、実施形態の半導体記憶装置200の要部を示す模式図である。半導体記憶装置200は、バンク120を備える。図8においては、バンク120としてのバンク120a、120b、120c、120d、120e、120f、120g、120h、120i、120j、120k、120l、120m、120n、120o及び120pが、紙面において左から右に配置されている。
それぞれのバンク120は、ハーフバンク110及びハーフバンク112を有する。図8においては、ハーフバンク110としての、ハーフバンク110a、110b、110c、110d、110e、110f、110g、110h、110i、110j、110k、110l、110m、110n、110o及び110pが図示されている。また、図8においては、ハーフバンク112としての、ハーフバンク112a、112b、112c、112d、112e、112f、112g、112h、112i、112j、112k、112l、112m、112n、112o及び112pが図示されている。ハーフバンク110においては、MCA0、MCA1、MCA2、、、、MCA127が、紙面において上から下に向かって配置されている。ハーフバンク112においては、MCA0、MCA1、MCA2、、、、MCA127が、紙面において下から上に向かって配置されている。
また、半導体記憶装置200は、周辺回路170と、リードデータバス190と、ライトデータバス192と、を備える。周辺回路170は、第1制御回路160と、バッファ140と、バッファ142と、を有する。
リードデータバス190は、それぞれのハーフバンク110及びそれぞれのハーフバンク112の間に設けられたロジック回路180を介して、それぞれのハーフバンク110及びそれぞれのハーフバンク112を接続している。図8には、それぞれのハーフバンク110を接続するリードデータバス190としての、リードデータバス190a、190b、190c、190d、190e、190f、190g、190h、190i、190j、190k、190l、190m、190n及び190oが図示されている。なお、ロジック回路180は、さらにバッファを内蔵していてもかまわない。また、リードデータバス190は、バッファ140としてのバッファ140aまたはバッファ140bを介して、第1制御回路160に接続されている。図8には、バッファ140a及び第1制御回路160と、他のリードデータバス190を接続するリードデータバス190としての、リードデータバス190p及び190qが図示されている。
より具体的には、図8においては図示を省略しているが、リードデータバス190は、ロジック回路180を介して、それぞれのハーフバンク110及びそれぞれのハーフバンク112に設けられた、読み出しレジスタ24(例えば、図11に図示)と、第1制御回路160を、接続している。例えば、図9及び図10を用いた半導体記憶装置100をハーフバンク110又はハーフバンク112として用いる場合には、読み出しレジスタの数が64個であるため、合計して64本のリードデータバス190が、ハーフバンク110又はハーフバンク112と第1制御回路160の接続のために設けられていることになる。
ライトデータバス192は、それぞれのハーフバンク110及びそれぞれのハーフバンク112の間に設けられたロジック回路182を介して、それぞれのハーフバンク110及びそれぞれのハーフバンク112を接続している。図8には、それぞれのハーフバンク112を接続するライトデータバス192としての、ライトデータバス192a、192b、192c、192d、192e及び192fが図示されている。なお、ロジック回路182は、さらにバッファを内蔵していてもかまわない。また、ライトデータバス192は、バッファ142としてのバッファ142aまたはバッファ142bを介して、第1制御回路160に接続されている。図8には、バッファ142b及び第1制御回路160と、他のライトデータバス192を接続するライトデータバス192としての、ライトデータバス192h及び192iが図示されている。
より具体的には、図8においては図示を省略しているが、ライトデータバス192は、ロジック回路182を介して、それぞれのハーフバンク110及びそれぞれのハーフバンク112に設けられた、書き込みレジスタ26(例えば、図11に図示)と、第1制御回路160を、接続している。例えば、図9及び図10を用いた半導体記憶装置100をハーフバンク110又はハーフバンク112として用いる場合には、レジスタの数が64個であるため、合計して64本のライトデータバス192が、ハーフバンク110又はハーフバンク112と第1制御回路160の接続のために設けられていることになる。
それぞれのバンク120は、それぞれのハーフバンク110及びハーフバンク112の間に、第2制御回路130を有している。図8においては、第2制御回路130としての第2制御回路130aが、バンク120aに図示されている。なお、図8においては図示を省略しているが、バンク120b、120c、120d、120e、120f、120g、120h、120i、120j、120k、120l、120m、120n、120o及び120pにも、それぞれ第2制御回路130が設けられている。第2制御回路130は、それぞれのバンク120において、ハーフバンク110及びハーフバンク112の両方を制御するために用いられる。
図9及び図10は、実施形態の半導体記憶装置の要部を示す模式図である。図10は、実施形態の半導体記憶装置の、基板2に垂直な面内における模式断面図の一例である。
図9においては、ハーフバンク110aのMCA0、MCA1、MCA2、MCA3及びMCA4、ハーフバンク110bのMCA0、MCA1、MCA2、MCA3、MCA4及びその周辺の素子が図示されている。ハーフバンク110aのMCA5、MCA6、、、、MCA127、MCA128、ハーフバンク110bのMCA5、MCA6、、、、MCA127、MCA128、及びその周辺の素子については、図示を省略している。
ここで、x方向と、x方向に対して垂直に交差するy方向と、x方向及びy方向に垂直に交差するz方向を定義する。図10は、実施形態の半導体記憶装置の、xz面内における模式断面図の一例である。なお、図10ではハーフバンク110aの模式断面図を示しているが、本実施形態においては、ハーフバンク110bの模式断面図も同様である。
ハーフバンク110は、基板2を有する。基板2は、例えばSi基板等の半導体基板であるが、これに限定されるものではない。基板2は、xy平面に対して平行に配置されているものとする。基板2は、x方向及びy方向に延伸する基板面2aを有する。例えば、ハーフバンク110a及びハーフバンク110bは、どちらも同一の基板2を有しているものとする。
基板面2aには、ハーフバンク110a及びハーフバンク110bのそれぞれに対して、領域80としての、領域80_0、領域80_1、領域80_2、領域80_3、領域80_4、領域80_5、、、領域80_124、領域80_125、領域80_126、領域80_127及び領域80_128が、x方向に沿って順に設けられている。領域80はそれぞれ矩形状の形状を有し、x方向に平行な辺82と、辺82に交差しy方向に平行な辺84と、をそれぞれ有している。なお、図9においては、領域80_5、、、領域80_124、領域80_125、領域80_126、領域80_127及び領域80_128の図示を省略している。
また、それぞれの領域80の上には、メモリセルアレイMCAが設けられている。例えば、領域80_0の上に、メモリセルアレイMCA0が設けられている。同様に、領域80_1の上に、メモリセルアレイMCA1が設けられている。領域80_2の上に、メモリセルアレイMCA2が設けられている。領域80_3の上に、メモリセルアレイMCA3が設けられている。領域80_124の上に、メモリセルアレイMCA124が設けられている。領域80_125の上に、メモリセルアレイMCA125が設けられている。領域80_126の上に、メモリセルアレイMCA126が設けられている。領域80_127の上に、メモリセルアレイMCA127が設けられている。領域80_128の上に、メモリセルアレイMCA128が設けられている。
次に、実施形態の半導体記憶装置における具体的なメモリセルアレイMCAの構成について、下記に記載する。
ハーフバンク110は、ビット線BL0としての、BL0 50を備える。より具体的には、ハーフバンク110は、BL0 50_0、BL0 50_1、、、、BL0 50_62、BL0 50_63、BL0 50_64を備える。それぞれのBL0 50は、2個の領域80の上にわたって、言い換えると2個の領域の上をまたぐように、基板面2aに平行に、x方向に長手方向が沿うように、設けられている。BL0 50_0は、領域80_0と領域80_1の上にわたって設けられている。BL0 50_1は、領域80_2と領域80_3の上にわたって設けられている。BL0 50_62は、領域80_124と領域80_125の上にわたって設けられている。BL0 50_63は、領域80_126と領域80_127の上にわたって設けられている。なお、BL0 50_64は、1個の領域80_128の上に設けられている。また、それぞれのBL0 50は、x方向に平行な、第1仮想線によってそれぞれ通過されるように設けられている。なお、図6(a)においては図示の都合のため、例えばBL0 50_0については1本のみ図示されている。しかし実際には、y方向に並んで複数のBL0 50_0が設けられている。他のBL0についても同様である。
また、半導体記憶装置100は、ワード線WL0としての、WL0 54を備える。より具体的には、半導体記憶装置100は、WL0 54_0、WL0 54_1、WL0 54_2、WL0 54_3、、、、WL0 54_124、WL0 54_125、WL0 54_126、WL0 54_127及びWL0 54_128を備える。それぞれのWL0 54は、それぞれの領域80の上の、BL0 50の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。WL0 54_0は、領域80_0の上のBL0 50_0の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。WL0 54_1は、領域80_1の上のBL0 50_0の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。WL0 54_2は、領域80_2の上のBL0 50_1の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。WL0 54_3は、領域80_3の上のBL0 50_1の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。WL0 54_124は、領域80_124の上のBL0 50_62の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。WL0 54_125は、領域80_125の上のBL0 50_62の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。WL0 54_126は、領域80_126の上のBL0 50_63の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。WL0 54_127は、領域80_127の上のBL0 50_63の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。WL0 54_128は、領域80_128の上のBL0 50_64の上に、基板面2aに平行に、y方向に長手方向が沿うように設けられている。
また、半導体記憶装置100は、BL1としての、BL1 60、BL1 52、BL1 64を備える。より具体的には、半導体記憶装置100は、BL1 60、BL1 52_0、BL1 52_1、、、、BL1 52_61、BL1 52_62、BL1 64を備える。それぞれのBL1 52は、2個の領域80の上に設けられたWL0の上にわたって、言い換えると2個の領域の上に設けられたWL0をまたぐように、基板面2aに平行に、x方向に長手方向が沿うように、設けられている。ここで、BL1 52は、BL0 50と互い違いの、2個の領域80の上にわたって設けけられている。BL1 60は、領域80_0の上のWL0 54_0の上に、基板面2aに平行に、x方向に長手方向が沿うように設けられている。BL1 52_0は、領域80_1の上のWL0 54_1の上及び領域80_2の上のWL0 54_2の上に、基板面2aに平行に、x方向に長手方向が沿うように設けられている。BL1 52_1は、領域80_3の上のWL0 54_3の上及び領域80_4の上のWL0 54_4の上に、基板面2aに平行に、x方向に長手方向が沿うように設けられている。BL1 52_61は、領域80_123の上のWL0 54_123の上及び領域80_124の上のWL0 54_124の上に、基板面2aに平行に、x方向に長手方向が沿うように設けられている。BL1 52_62は、領域80_125の上のWL0 54_125の上及び領域80_126の上のWL0 54_126の上に、基板面2aに平行に、x方向に長手方向が沿うように設けられている。BL1 64は、領域80_127の上のWL0 54_127の上及び領域80_128の上のWL0 54_128の上に、基板面2aに平行に、x方向に長手方向が沿うように設けられている。また、それぞれのBL1 60、BL1 52、BL1 64は、x方向に平行な、第2仮想線によってそれぞれ通過されるように設けられている。なお、図6(a)においては図示の都合のため、例えばBL1 60については1本のみ図示されている。しかし実際には、y方向に並んで複数のBL1 60が設けられている。他のBL1についても同様である。
メモリセルアレイMCA0は、下層のメモリセル70_0と、上層のメモリセル72_0を含む。メモリセル70_0は、BL0 50_0とWL0 54_0の間にそれぞれ設けられている。メモリセル72_0は、WL0 54_0とBL1 60の間にそれぞれ設けられ、上から見たときにそれぞれメモリセル70_0と重なっている。
メモリセルアレイMCA1は、下層のメモリセル70_1と、上層のメモリセル72_1を含む。メモリセル70_1は、BL0 50_0とWL0 54_1の間にそれぞれ設けられている。メモリセル72_1は、WL0 54_1とBL1 52_0の間にそれぞれ設けられ、上から見たときにそれぞれメモリセル70_0と重なっている。
メモリセルアレイMCA2は、下層のメモリセル70_2と、上層のメモリセル72_2を含む。メモリセル70_2は、BL0 50_1とWL0 54_2の間にそれぞれ設けられている。メモリセル72_2は、WL0 54_2とBL1 52_0の間にそれぞれ設けられ、上から見たときにそれぞれメモリセル70_2と重なっている。
メモリセルアレイMCA3は、下層のメモリセル70_3と、上層のメモリセル72_3を含む。メモリセル70_3は、BL0 50_1とWL0 54_3の間にそれぞれ設けられている。メモリセル72_3は、WL0 54_3とBL1 52_1の間にそれぞれ設けられ、上から見たときにそれぞれメモリセル70_3と重なっている。
メモリセルアレイMCA124は、下層のメモリセル70_124と、上層のメモリセル72_124を含む。メモリセル70_124は、BL0 50_62とWL0 54_124の間にそれぞれ設けられている。メモリセル72_124は、WL0 54_124とBL1 52_61の間にそれぞれ設けられ、上から見たときにそれぞれメモリセル70_124と重なっている。
メモリセルアレイMCA125は、下層のメモリセル70_125と、上層のメモリセル72_125を含む。メモリセル70_125は、BL0 50_62とWL0 54_125の間にそれぞれ設けられている。メモリセル72_125は、WL0 54_125とBL1 52_62の間にそれぞれ設けられ、上から見たときにそれぞれメモリセル70_125と重なっている。
メモリセルアレイMCA126は、下層のメモリセル70_126と、上層のメモリセル72_126を含む。メモリセル70_126は、BL0 50_63とWL0 54_126の間にそれぞれ設けられている。メモリセル72_126は、WL0 54_126とBL1 52_62の間にそれぞれ設けられ、上から見たときにそれぞれメモリセル70_126と重なっている。
メモリセルアレイMCA127は、下層のメモリセル70_127と、上層のメモリセル72_127を含む。メモリセル70_127は、BL0 50_63とWL0 54_127の間にそれぞれ設けられている。メモリセル72_127は、WL0 54_127とBL1 64の間にそれぞれ設けられ、上から見たときにそれぞれメモリセル70_127と重なっている。
メモリセルアレイMCA128は、下層のメモリセル70_128と、上層のメモリセル72_128を含む。メモリセル70_128は、BL0 50_64とWL0 54_128の間にそれぞれ設けられている。メモリセル70_128は、WL0 54_128とBL1 64の間にそれぞれ設けられ、上から見たときにそれぞれメモリセル70_128と重なっている。
以上のように、実施形態の半導体記憶装置100においては、それぞれの領域80の上に設けられた、互いに隣接するメモリセルアレイMCAが、BL0 50またはBL1 52を共有しており、BL0 50またはBL1 52により接続されている。例えば、領域80_0の上に設けられたメモリセルアレイMCA0と領域80_1の上に設けられたメモリセルアレイMCA1は、BL0 50_0をBL0として共有し、互いにBL0_50_0により接続されている。また、領域80_1の上に設けられたメモリセルアレイMCA1と領域80_2の上に設けられたメモリセルアレイMCA2は、BL1 52_0をBL1として共有し、互いにBL1 52_0により接続されている。
マルチプレクサ4_0は、BL0 50_0の下の基板2に設けられている。複数の接続配線40_0は、BL0 50_0とマルチプレクサ4_0をそれぞれ接続している。マルチプレクサ6_0は、BL1 52_0の下の基板2に設けられている。複数の接続配線42_0は、BL1 52_0とマルチプレクサ6_0をそれぞれ接続している。マルチプレクサ4_1は、BL0 50_1の下の基板2に設けられている。複数の接続配線40_1は、BL1 50_1とマルチプレクサ4_1をそれぞれ接続している。マルチプレクサ4_62は、BL0 50_62の下の基板2に設けられている。複数の接続配線40_62は、BL0 50_62とマルチプレクサ4_62をそれぞれ接続している。マルチプレクサ6_62は、BL1 52_62の下の基板2に設けられている。複数の接続配線42_62は、BL1 52_62とマルチプレクサ6_62をそれぞれ接続している。マルチプレクサ4_63は、BL0 50_63の下の基板2に設けられている。複数の接続配線40_63は、BL0 50_63とマルチプレクサ4_63をそれぞれ接続している。マルチプレクサ6_63は、BL1 64の下の基板2に設けられている。複数の接続配線42_63は、BL1 64とマルチプレクサ6_63をそれぞれ接続している。
マルチプレクサ10_0は、基板2に設けられ、WL0 54_0に接続されている。マルチプレクサ10_1は、基板2に設けられ、WL0 54_1に接続されている。マルチプレクサ10_2は、基板2に設けられ、WL0 54_2に接続されている。マルチプレクサ10_3は、基板2に設けられ、WL0 54_3に接続されている。マルチプレクサ10_4は、基板2に設けられ、WL0 54_4に接続されている。マルチプレクサ10_5は、基板2に設けられ、WL0 54_5に接続されている。同様にして、マルチプレクサ10_6、マルチプレクサ10_7、、、、マルチプレクサ10_128が、それぞれ基板2に設けられ、それぞれWL0 54_6、WL0 54_7、、、、、WL0 54_128に接続されている。
例えば、マルチプレクサ10_0は、ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA0とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA0の間の基板2に設けられている。マルチプレクサ10_1は、ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA1とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA1の間の基板2に設けられている。マルチプレクサ10_2は、ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA2とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA2の間の基板2に設けられている。マルチプレクサ10_3は、ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA3とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA3の間の基板2に設けられている。マルチプレクサ10_4は、ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA4とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA4の間の基板2に設けられている。例えば、他のマルチプレクサ10についても同様である。
そして、ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA0とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA0について、WL0 54_0を共用することができる。ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA1とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA1について、WL0 54_1を共用することができる。ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA2とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA2について、WL0 54_2を共用することができる。ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA3とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA3について、WL0 54_3を共用することができる。ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA4とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA4について、WL0 54_4を共用することができる。他のWL0 54についても同様である。
例えば、メモリセル70_0、メモリセル70_1、メモリセル72_1及びメモリセル72_2は、同じスライス(Slice)のメモリセルとして扱われる。また、メモリセル70_124、メモリセル70_125、メモリセル72_125及びメモリセル72_126は、同じスライスのメモリセルとして扱われる。また、メモリセル70_126、メモリセル70_127、メモリセル72_127及びメモリセル72_128は、同じスライスに属するメモリセルとして扱われる。すなわち、kを1から127までの奇数(1、3、5、、、121、123、127)としたとき、メモリセル70_(k-1)、メモリセル70_k、メモリセル72_k及びメモリセル72_(k+1)は、同じスライスのメモリセルとして扱われる。これら64個のスライスの各々において、メモリセル70_(k-1)とメモリセル70_kとはBL0層のビット線50_[(k-1)/2]を直接的に共用し、メモリセル72_kとメモリセル72_(k+1)とはBL1層のビット線52_[(k-1)/2]を直接的に共用する。
このように、メモリセル70_0からメモリセル72_128が、64個のスライスを形成する。各スライスからは、例えば、1回の読み出し動作で、1ビットのデータが読みだされる。同様に、各スライスへは、例えば、1回の書き込み動作で、1ビットのデータが書き込まれる。なお、半導体記憶装置100が備えるスライスの数は、64個に限定されない。半導体記憶装置100は、例えば、求められる動作仕様に応じて、32個、64個、128又は256個のスライスを有していてもよい。
ここで、いずれのスライスにも属さないメモリセル70_128については、接続配線40_64を介して、基板2に設けられたマルチプレクサ14から非選択電位VSSが印加されている。また、いずれのスライスにも属さないメモリセル72_0については、接続配線62及びBL1_60を介して、基板2に設けられたマルチプレクサ12から非選択電位VSSが印加されている。これにより、メモリセル70_128及びメモリセル72_0については、ハーフバンク110aの書き込み動作及び読み出し動作には用いられてない。
図11は、比較形態の半導体記憶装置100の動作の一例を示す模式図である。図11は、上述のそれぞれのスライスに属するメモリセルのうちの、WL0とBL0の間に設けられているメモリセルの読み出し動作の一例について示すものである。
書き込み回路22_0、、、、書き込み回路22_62、書き込み回路22_63は、基板2に設けられている。書き込み回路22_0は、マルチプレクサ4_0及びマルチプレクサ6_0に接続されている。同様に、書き込み回路22_62は、マルチプレクサ4_62及びマルチプレクサ6_62に接続されている。書き込み回路22_63は、マルチプレクサ4_63及びマルチプレクサ6_63に接続されている。
読み出し回路20_0、、、、読み出し回路20_62、読み出し回路20_63は、基板2に設けられている。読み出し回路20_0は、マルチプレクサ4_0及びマルチプレクサ6_0に接続されている。同様にして、読み出し回路20_62は、マルチプレクサ4_62及びマルチプレクサ6_62に接続されている。読み出し回路20_63は、マルチプレクサ4_63及びマルチプレクサ6_63に接続されている。
書き込み回路22、読み出し回路20は、例えば図2に示したセンスアンプSAに対応する。
書き込みレジスタ26_0、書き込みレジスタ26_1、、、書き込みレジスタ26_62、書き込みレジスタ26_63は、基板2に設けられている。書き込みレジスタ26_0は、マルチプレクサ10_0、マルチプレクサ10_1、マルチプレクサ10_2に接続されている。書き込みレジスタ26_62は、マルチプレクサ10_124、マルチプレクサ10_125、マルチプレクサ10_126に接続されている。書き込みレジスタ26_63は、マルチプレクサ10_126、マルチプレクサ10_127及びマルチプレクサ10_128に接続されている。
読み出しレジスタ24_0、読み出しレジスタ24_1、、、読み出しレジスタ24_62、読み出しレジスタ24_63は、基板2に設けられている。読み出しレジスタ24_0は、読み出し回路20_0に接続されている。同様にして、読み出しレジスタ24_62は、読み出し回路20_62に接続されている。読み出しジレジスタ24_63は、読み出し回路20_63に接続されている。
ここで、比較形態として、ハーフバンク110bについて、上述のそれぞれのスライスに属するメモリセルのうちの、BL0とWL0の間に設けられているメモリセルの読み出し動作の一例について示す。
メモリセル70_0、メモリセル70_1、メモリセル72_1及びメモリセル72_2のスライスについては、メモリセル70_0から読み出しを行う場合の動作の一例を説明する。マルチプレクサ10_0を用いて、領域80_0の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のWL0 54_0を選択する。また、マルチプレクサ4_0を用いて、領域80_0の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のBL0 50_0を選択する。そして、上述の、選択された特定のWL0 54_0と、選択された特定のBL0 50_0の間に設けられた、特定のメモリセル70_0に、マルチプレクサ4_0に接続された読み出し回路20_0を用いて読み出しを行う。読み出された結果は、読み出しレジスタ24_0に保存される。なお、メモリセル70_1に書き込みを行う場合には、マルチプレクサ10_0の代わりにマルチプレクサ10_1を用いる。
メモリセル70_2、メモリセル70_3、メモリセル72_3及びメモリセル72_4のスライスについては、メモリセル70_2から読み出しを行う場合の動作の一例を説明する。マルチプレクサ10_2を用いて、領域80_2の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のWL0 54_2を選択する。また、マルチプレクサ4_1を用いて、領域80_0の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のBL0 50_1を選択する。そして、上述の、選択された特定のWL0 54_2と、選択された特定のBL0 50_1の間に設けられた、特定のメモリセル70_2に、マルチプレクサ4_1に接続された読み出し回路20_0を用いて読み出しを行う。読み出された結果は、読み出しレジスタ24_0に保存される。なお、メモリセル70_3に書き込みを行う場合には、マルチプレクサ10_2の代わりにマルチプレクサ10_3を用いる。
図12は、比較形態の半導体記憶装置100の動作の一例を示す模式図である。図12は、上述のそれぞれのスライスに属するメモリセルのうちの、WL0とBL1の間に設けられているメモリセルの読み出し動作の一例について示すものである。
メモリセル70_0、メモリセル70_1、メモリセル72_1及びメモリセル72_2のスライスについては、メモリセル72_2から読み出しを行う場合の動作の一例を説明する。マルチプレクサ10_2を用いて、領域80_2の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のWL0 54_2を選択する。また、マルチプレクサ6_0を用いて、領域80_2の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のBL0 52_0を選択する。そして、上述の、選択された特定のWL0 54_2と、選択された特定のBL0 52_0の間に設けられた、特定のメモリセル72_2に、マルチプレクサ6_0に接続された読み出し回路20_0を用いて読み出しを行う。読み出された結果は、読み出しレジスタ24_0に保存される。なお、メモリセル72_1に書き込みを行う場合には、マルチプレクサ10_2の代わりにマルチプレクサ10_1を用いる。
メモリセル70_2、メモリセル70_3、メモリセル72_3及びメモリセル72_4のスライスについては、メモリセル72_4から読み出しを行う場合の動作の一例を説明する。マルチプレクサ10_4を用いて、領域80_4の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のWL0 54_4を選択する。また、マルチプレクサ6_1を用いて、領域80_4の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のBL0 52_1を選択する。そして、上述の、選択された特定のWL0 54_4と、選択された特定のBL0 52_1の間に設けられた、特定のメモリセル72_4に、マルチプレクサ6_1に接続された読み出し回路20_1を用いて読み出しを行う。読み出された結果は、読み出しレジスタ24_1に保存される。なお、メモリセル72_3に書き込みを行う場合には、マルチプレクサ10_4の代わりにマルチプレクサ10_3を用いる。
図13は、比較形態の半導体記憶装置の要部の他の一例を示す模式図である。マルチプレクサ16_0は、マルチプレクサ4_0とマルチプレクサ6_0に接続されている。マルチプレクサ16_1は、マルチプレクサ4_1とマルチプレクサ6_1に接続されている。同様にして、例えばマルチプレクサ16_63は、マルチプレクサ4_63及びマルチプレクサ6_63に接続されている。マルチプレクサ16は、読み出し回路20と、マルチプレクサ4とマルチプレクサ6のいずれか一方から選択されたマルチプレクサを接続している。なお、マルチプレクサ16は、設けられていなくても良い。
以上のように、比較形態の半導体記憶装置においては、BL0とWL0の間に設けられたメモリセル70から読み出しを行うか、またはWL0とBL1の間に設けられたメモリセル72から読み出しを行う。言い換えると、WL0の下の層(一方の層)のメモリセルから読み出しを行うか、又はWL0の上の層(他方の層)のメモリセルから読み出しを行う。例えば、バンク120(図8)においては、ハーフバンク110とハーフバンク112の両方で、BL0とWL0の間に設けられたメモリセル70から読み出しを行うか、またはWL0とBL1の間に設けられたメモリセル72から読み出しを行う。
これに対して、本実施形態の半導体記憶装置では、例えば、ハーフバンク110ではBL0とWL0の間に設けられたメモリセル70(一方の層のメモリセルの一例)から読み出しを行い、ハーフバンク112ではWL0とBL1の間に設けられたメモリセル72(他方の層のメモリセルの一例)から読み出しを行う。なお、逆に、例えば、ハーフバンク110ではBL0とWL0の間に設けられたメモリセル72から読み出しを行い、ハーフバンク112ではWL0とBL1の間に設けられたメモリセル70から読み出しを行ってもよい。
さらに、例えば、ハーフバンク110aではBL0とWL0の間に設けられたメモリセル70から読み出しを行い、ハーフバンク112aではWL0とBL1の間に設けられたメモリセル72から読み出しを行い、ハーフバンク110bではWL0とBL1の間に設けられたメモリセル72から読み出しを行い、ハーフバンク112bではBL0とWL0の間に設けられたメモリセル70から読み出しを行ってもよい。すなわち、ハーフバンク110とハーフバンク112とのそれぞれが下層のメモリセル70と上層のメモリセル72のうちどちらから読み出しを行うかを、読み出し動作の対象となるバンクに応じて切り替えてもよい。
メモリセルに保存されたデータには、一定の割合で誤りが発生する。この誤りは、メモリセルが設けられる層に依存することがある。例えば、BL0とWL0の間に設けられたメモリセル70と、WL0とBL1の間に設けられたメモリセル72で、ビット誤り率(Bit Error Rate)が異なることがある。例えば、一般的に、半導体記憶装置の製造プロセスにおいて、BL0形成、その後メモリセル70形成、その後WL0形成、その後メモリセル72形成、その後BL1形成、というように、基板2から近い側から順にメモリセアレイMCAが形成される。例えば、基板から近い側に形成される(下層の)メモリセルは、形成される面の平坦性が比較的高いと考えらえる。これに対して、遠い側に形成される(上層の)メモリセルは、形成される面の平坦性が比較的低いと考えらえる。これに対して、と比較して、ビット誤り率が高い場合があった。基板2から同じ距離に設けられたメモリセルは、基本的に同じプロセス工程で作られ、メモリセルの特性が揃いやすいため、ビット誤り率も揃いやすい。したがって、基板から遠い側に形成される(上層の)メモリセルは、基板から近い側に形成される(下層の)メモリセルと比較して、ビット誤り率が高い場合があった。
例えば、メモリセル72のビット誤り率が低く、メモリセル70のビット誤り率が高い場合を考える。この場合、1回の読み出し動作でアクセス対象となるすべてのスライスについてメモリセル72のみから読み出しを行うと、読み出されるデータのビット誤り率は低くなることが想定される。一方、1回の読み出し動作でアクセス対象となるすべてのスライスについてメモリセル70のみから読み出しを行うと、読み出しデータのビット誤り率は高くなることが想定される。メモリシステム400全体としての円滑な動作を実現するためには、ECC回路222は、想定される範囲において最も高いビット誤り率が高い場合(ワーストケース)であってもデータ誤りの検出及び訂正が可能となるように構成する必要がある。すなわち、ECC回路222に対して求められる機能は、想定される範囲におけるは最も高いビット誤り率(ワーストケース)によって決まる。従って、ワーストケースにおいて想定されるビット誤り率が高いほど、チップ面積が大きく、及び/又は、消費電力が大きなECC回路222(図1)が求められる。また、ECC回路222による訂正にかかる時間も長くなってしまう。
これに対して、本実施形態の半導体記憶装置によれば、1回の読み出し動作でアクセス対象となるすべてのスライスのうち、半分のスライスにおいてはメモリセル70からの読み出しを行い、残り半分のスライスにおいてはメモリセル72からの読み出しを行う。この場合、1回の読み出し動作で読み出されるデータは、ビット誤り率が低いデータと、ビット誤り率が高いデータとを含む。これにより、メモリセル70のみから読み出しを行う場合と比較して、1回の読み出し動作で読み出されるデータにおける全体としてのビット誤り率を低くすることができる。ここで、メモリセル72のみから読み出しを行う場合と比較すれば、ビット誤り率は高くなるかもしれない。しかし、上記のように、ワーストケースとして想定されるビット誤り率が高いほど、チップ面積が大きく、消費電力が大きなECC回路222が求められる。本実施形態の半導体記憶装置によれば、1回の読み出し動作で読み出されるデータにおいて、ワーストケースとして想定されるビット誤り率を低くすることができるため、比較形態の半導体記憶装置を用いた場合と比べて、チップ面積や消費電力の小さいECC回路222を準備するだけで、メモリシステム400全体としての円滑な動作を実現することができる。
本実施形態の半導体記憶装置によれば、ビット誤り率の低い半導体記憶装置の提供が可能となる。あるいは、同等のビット誤り率を、より小さなチップ面積、より小さな消費電力、及び/又は、より短い動作時間で、実現することができる。
(第2実施形態)
図3を例にとって説明する。メモリコントローラ290を用いて、例えば一つのチップである半導体記憶装置3aからは、BL0とWL0の間に設けられたメモリセル70(一方の層のメモリセル)から読み出しを行う。一方、例えば一つのチップである半導体記憶装置3dからは、WL0とBL1の間に設けられたメモリセル72(他方の層のメモリセル)から読み出しを行う。これにより、メモリシステム400(図1)全体として想定されるビット誤り率を低くすることが出来る。これは、それぞれの半導体記憶装置3について、異なる物理アドレスを有するメモリセルから読み出しを行う例である。
図3を例にとって説明する。メモリコントローラ290を用いて、例えば一つのチップである半導体記憶装置3aからは、BL0とWL0の間に設けられたメモリセル70(一方の層のメモリセル)から読み出しを行う。一方、例えば一つのチップである半導体記憶装置3dからは、WL0とBL1の間に設けられたメモリセル72(他方の層のメモリセル)から読み出しを行う。これにより、メモリシステム400(図1)全体として想定されるビット誤り率を低くすることが出来る。これは、それぞれの半導体記憶装置3について、異なる物理アドレスを有するメモリセルから読み出しを行う例である。
また、それぞれの半導体記憶装置3について、たとえ同じ物理アドレスを有するメモリセルであっても、異なる論理アドレスを有するメモリセルから読み出しを行ってもかまわない。これは、読み書きを重ねるうちに、半導体記憶装置3aと半導体記憶装置3dで、同じ物理アドレスを有するメモリセルであっても、ビット誤り率に差が出てくる場合が生じ得るためである。例えば、読み書きを重ねるうちに、半導体記憶装置3aのBL0とWL0の間に設けられたメモリセル70のビット誤り率が悪くなった一方で、半導体記憶装置3dのBL0とWL0の間に設けられたメモリセル70のビット誤り率はあまり悪くならなかった場合を考える。この場合には、半導体記憶装置3aのBL0とWL0の間に設けられたメモリセル70及び半導体記憶装置3dのBL0とWL0の間に設けられたメモリセル70について、異なる種類の論理アドレスを付与する。そして、メモリコントローラ290を用いて、半導体記憶装置3aのBL0とWL0の間に設けられたメモリセル70及び半導体記憶装置3dのBL0とWL0の間に設けられたメモリセル70から読み出しを行う。これは、それぞれの半導体記憶装置3について、異なる論理アドレスを有するメモリセルから読み出しを行う例である。論物変換テーブルは、例えば論物変換テーブル保存メモリ242(図1)に保存されている。
なお、それぞれの半導体記憶装置3について、異なる論物変換テーブルを有していてもかまわない。
本実施形態の半導体記憶装置によれば、ビット誤り率の低い半導体記憶装置の提供が可能となる。あるいは、同等のビット誤り率を、より小さなチップ面積、より小さな消費電力、及び/又は、より短い動作時間で、実現することができる。
(第3実施形態)
本実施形態の半導体記憶装置は、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に延伸する基板面を有する基板(基板2)と、前記第1方向に平行な第1辺と、前記第1辺に交差し前記第2方向に平行な第2辺と、を有する前記基板面の矩形状の第1領域(例えば領域80_0)の上と、前記第1方向に平行な第3辺と、前記第3辺に交差し前記第2方向に平行な第4辺と、を有し、前記第1方向において前記第1領域に隣接する前記基板面の矩形状の第2領域(例えば領域80_1)の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第1配線(例えばBL0 50_0)と、前記第1方向に平行な第5辺と、前記第5辺に交差し前記第2方向に平行な第6辺と、を有する前記基板面の矩形状の第3領域(例えば領域80_2)の上と、前記第1方向に平行な第7辺と、前記第7辺に交差し前記第2方向に平行な第8辺と、を有し、前記第1方向において前記第3領域に隣接する前記基板面の矩形状の第4領域(例えば領域80_3)の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線とともに複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第3領域は前記第2領域と前記第4領域の間に設けられた、複数の第2配線(例えばBL0 50_1)と、前記第1方向に平行な第9辺と、前記第9辺に交差し前記第2方向に平行な第10辺と、を有する前記基板面の矩形状の第5領域(例えば領域80_4)の上に、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線及び前記複数の第2配線とともに前記複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第4領域は前記第3領域と前記第5領域の間に設けられた、複数の第3配線(例えばBL0 50_2)と、前記第1領域の上の前記複数の第1配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第4配線(例えばWL0 54_0)と、前記第2領域の上の前記複数の第1配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第5配線(例えばWL0 54_1)と、前記第3領域の上の前記複数の第2配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第6配線(例えばWL0 54_2)と、前記第4領域の上の前記複数の第2配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第7配線(例えばWL0 54_3)と、前記第5領域の上の前記複数の第3配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第8配線(例えばWL0 54_4)と、前記複数の第5配線の上及び前記複数の第6配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第1配線及び前記複数の第2の配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第9配線(例えばBL1 52_0)と、前記複数の第7配線の上及び前記複数の第8配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第2配線及び前記複数の第3の配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第10配線(例えばBL1 52_1)と、前記複数の第1配線と前記複数の第4配線の間にそれぞれ設けられた複数の第1メモリセル(例えばメモリセル70_0)と、前記複数の第1配線と前記複数の第5配線の間にそれぞれ設けられた複数の第2メモリセル(例えばメモリセル70_1)と、前記複数の第5配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第2メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第3メモリセル(例えばメモリセル72_1)と、前記複数の第2配線と前記複数の第6配線の間にそれぞれ設けられた複数の第4メモリセル(例えばメモリセル70_2)と、前記複数の第6配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第4メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第5メモリセル(例えばメモリセル72_2)と、前記複数の第2配線と前記複数の第7配線の間にそれぞれ設けられた複数の第6メモリセル(例えばメモリセル70_3)と、前記複数の第7配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第6メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第7メモリセル(例えばメモリセル72_3)と、前記複数の第8配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられた複数の第8メモリセル(例えばメモリセル72_4)と、前記複数の第1配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第1配線に接続された第1マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ4_0)と、前記複数の第9配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第9配線に接続された第2マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ6_0)と、前記複数の第2配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第2配線に接続された第3マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ4_1)と、前記複数の第10配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第10配線に接続された第4マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ6_1)と、前記複数の第4配線に接続され、前記基板に設けられた第5マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_0)と、前記複数の第5配線に接続され、前記基板に設けられた第6マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_1)と、前記複数の第6配線に接続され、前記基板に設けられた第7マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_2)と、前記複数の第7配線に接続され、前記基板に設けられた第8マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_3)と、前記複数の第8配線に接続され、前記基板に設けられた第9マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_4)と、前記第1、第2、第3及び第4マルチプレクサに接続された第10マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ18)と、前記第10マルチプレクサに接続された第1読み出し回路(例えば読み出し回路20_0)と、前記第10マルチプレクサに接続された第2読み出し回路(例えば読み出し回路20_1)と、を備え、前記第1読み出し回路及び前記第2読み出し回路は、前記第1マルチプレクサ及び前記第5マルチプレクサを用いて前記第1メモリセルから第1読み出しを行う場合、及び、前記第1マルチプレクサ及び前記第6マルチプレクサを用いて前記第2メモリセルから前記第1読み出しを行う場合は、前記第4マルチプレクサ及び前記第8マルチプレクサを用いて前記第7メモリセルから第2読み出しを行い、又は、前記第4マルチプレクサ及び前記第9マルチプレクサを用いて前記第8メモリセルから前記第2読み出しを行い、前記第2マルチプレクサ及び前記第6マルチプレクサを用いて前記第3メモリセルから前記第1読み出しを行う場合、及び、前記第2マルチプレクサ及び前記第7マルチプレクサを用いて前記第5メモリセルから前記第1読み出しを行う場合は、前記第3マルチプレクサ及び前記第7マルチプレクサを用いて前記第4メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第3マルチプレクサ及び前記第8マルチプレクサを用いて前記第6メモリセルから前記第2読み出しを行う、半導体記憶装置である。
本実施形態の半導体記憶装置は、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に延伸する基板面を有する基板(基板2)と、前記第1方向に平行な第1辺と、前記第1辺に交差し前記第2方向に平行な第2辺と、を有する前記基板面の矩形状の第1領域(例えば領域80_0)の上と、前記第1方向に平行な第3辺と、前記第3辺に交差し前記第2方向に平行な第4辺と、を有し、前記第1方向において前記第1領域に隣接する前記基板面の矩形状の第2領域(例えば領域80_1)の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第1配線(例えばBL0 50_0)と、前記第1方向に平行な第5辺と、前記第5辺に交差し前記第2方向に平行な第6辺と、を有する前記基板面の矩形状の第3領域(例えば領域80_2)の上と、前記第1方向に平行な第7辺と、前記第7辺に交差し前記第2方向に平行な第8辺と、を有し、前記第1方向において前記第3領域に隣接する前記基板面の矩形状の第4領域(例えば領域80_3)の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線とともに複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第3領域は前記第2領域と前記第4領域の間に設けられた、複数の第2配線(例えばBL0 50_1)と、前記第1方向に平行な第9辺と、前記第9辺に交差し前記第2方向に平行な第10辺と、を有する前記基板面の矩形状の第5領域(例えば領域80_4)の上に、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線及び前記複数の第2配線とともに前記複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第4領域は前記第3領域と前記第5領域の間に設けられた、複数の第3配線(例えばBL0 50_2)と、前記第1領域の上の前記複数の第1配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第4配線(例えばWL0 54_0)と、前記第2領域の上の前記複数の第1配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第5配線(例えばWL0 54_1)と、前記第3領域の上の前記複数の第2配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第6配線(例えばWL0 54_2)と、前記第4領域の上の前記複数の第2配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第7配線(例えばWL0 54_3)と、前記第5領域の上の前記複数の第3配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第8配線(例えばWL0 54_4)と、前記複数の第5配線の上及び前記複数の第6配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第1配線及び前記複数の第2の配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第9配線(例えばBL1 52_0)と、前記複数の第7配線の上及び前記複数の第8配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第2配線及び前記複数の第3の配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第10配線(例えばBL1 52_1)と、前記複数の第1配線と前記複数の第4配線の間にそれぞれ設けられた複数の第1メモリセル(例えばメモリセル70_0)と、前記複数の第1配線と前記複数の第5配線の間にそれぞれ設けられた複数の第2メモリセル(例えばメモリセル70_1)と、前記複数の第5配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第2メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第3メモリセル(例えばメモリセル72_1)と、前記複数の第2配線と前記複数の第6配線の間にそれぞれ設けられた複数の第4メモリセル(例えばメモリセル70_2)と、前記複数の第6配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第4メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第5メモリセル(例えばメモリセル72_2)と、前記複数の第2配線と前記複数の第7配線の間にそれぞれ設けられた複数の第6メモリセル(例えばメモリセル70_3)と、前記複数の第7配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第6メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第7メモリセル(例えばメモリセル72_3)と、前記複数の第8配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられた複数の第8メモリセル(例えばメモリセル72_4)と、前記複数の第1配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第1配線に接続された第1マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ4_0)と、前記複数の第9配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第9配線に接続された第2マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ6_0)と、前記複数の第2配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第2配線に接続された第3マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ4_1)と、前記複数の第10配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第10配線に接続された第4マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ6_1)と、前記複数の第4配線に接続され、前記基板に設けられた第5マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_0)と、前記複数の第5配線に接続され、前記基板に設けられた第6マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_1)と、前記複数の第6配線に接続され、前記基板に設けられた第7マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_2)と、前記複数の第7配線に接続され、前記基板に設けられた第8マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_3)と、前記複数の第8配線に接続され、前記基板に設けられた第9マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_4)と、前記第1、第2、第3及び第4マルチプレクサに接続された第10マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ18)と、前記第10マルチプレクサに接続された第1読み出し回路(例えば読み出し回路20_0)と、前記第10マルチプレクサに接続された第2読み出し回路(例えば読み出し回路20_1)と、を備え、前記第1読み出し回路及び前記第2読み出し回路は、前記第1マルチプレクサ及び前記第5マルチプレクサを用いて前記第1メモリセルから第1読み出しを行う場合、及び、前記第1マルチプレクサ及び前記第6マルチプレクサを用いて前記第2メモリセルから前記第1読み出しを行う場合は、前記第4マルチプレクサ及び前記第8マルチプレクサを用いて前記第7メモリセルから第2読み出しを行い、又は、前記第4マルチプレクサ及び前記第9マルチプレクサを用いて前記第8メモリセルから前記第2読み出しを行い、前記第2マルチプレクサ及び前記第6マルチプレクサを用いて前記第3メモリセルから前記第1読み出しを行う場合、及び、前記第2マルチプレクサ及び前記第7マルチプレクサを用いて前記第5メモリセルから前記第1読み出しを行う場合は、前記第3マルチプレクサ及び前記第7マルチプレクサを用いて前記第4メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第3マルチプレクサ及び前記第8マルチプレクサを用いて前記第6メモリセルから前記第2読み出しを行う、半導体記憶装置である。
ここで、第1実施形態及び第2実施形態と重複する内容の記載は省略する。
図14は、本実施形態の半導体記憶装置の要部を示す模式図である。ハーフバンク110aのマルチプレクサ4_0、マルチプレクサ6_0、マルチプレクサ4_1及びマルチプレクサ6_1に、マルチプレクサ18_0が接続されている。マルチプレクサ18_0は、図14において図示しない読み出し回路20_0及び読み出し回路20_1に接続されている。つまり、マルチプレクサ18_0は、メモリセル70_0、メモリセル70_1、メモリセル72_1及びメモリセル72_2のスライス及びメモリセル70_2、メモリセル70_3、メモリセル72_3及びメモリセル72_3のスライスの動作に関連するマルチプレクサ4及びマルチプレクサ6に接続されている。なお、ハーフバンク110a内の他のマルチプレクサ4及び他のマルチプレクサ6についても、同様にマルチプレクサ18が接続されているものとする。
同様に、ハーフバンク110bについても、マルチプレクサ4_0、マルチプレクサ6_0、マルチプレクサ4_1及びマルチプレクサ6_1に、マルチプレクサ19_0が接続されている。なお、ハーフバンク110b内の他のマルチプレクサ4及び他のマルチプレクサ6についても、同様にマルチプレクサ19が接続されているものとする。
さらに、他のハーフバンク110及びハーフバンク112についても、同様にマルチプレクサ18又はマルチプレクサ19が接続されていてもかまわない。
図15は、本実施形態の半導体記憶装置の動作の一例を示す模式図である。
例えば、メモリセル70_0、メモリセル70_1、メモリセル72_1及びメモリセル72_2のスライスについては、メモリセル70_0から読み出しを行う。マルチプレクサ10_0を用いて、領域80_0の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のWL0 54_0を選択する。また、マルチプレクサ4_0を用いて、領域80_0の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のBL0 50_0を選択する。そして、上述の、選択された特定のWL0 54_0と、選択された特定のBL0 50_0の間に設けられた、特定のメモリセル70_0に、マルチプレクサ18_0を介してマルチプレクサ4_0に接続された読み出し回路20_0を用いて読み出しを行う。読み出された結果は、読み出しレジスタ24_0に保存される。
これに対して、例えばメモリセル70_2、メモリセル70_3、メモリセル72_3及びメモリセル72_4のスライスについては、メモリセル72_4から読み出しを行う。マルチプレクサ10_4を用いて、領域80_4の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のWL0 54_4を選択する。また、マルチプレクサ6_1を用いて、領域80_4の上に設けられたメモリセルアレイMCAの、特定のBL1 52_1を選択する。そして、上述の、選択された特定のWL0 54_4と、選択された特定のBL1 52_1の間に設けられた、特定のメモリセル72_4に、マルチプレクサ18_0を介してマルチプレクサ6_1に接続された読み出し回路20_1を用いて読み出しを行う。読み出された結果は、読み出しレジスタ24_1に保存される。
すなわち、メモリセル70_0、メモリセル70_1、メモリセル72_1及びメモリセル72_2のスライスについて、WL0の下に配置されたメモリセル70から読み出しを行う場合には、メモリセル70_2、メモリセル70_3、メモリセル72_3及びメモリセル72_4のスライスについて、WLの上に配置されたメモリセル72から読み出しを行う。また、メモリセル70_0、メモリセル70_1、メモリセル72_1及びメモリセル72_2のスライスについて、WL0の上に配置されたメモリセル72から読み出しを行う場合には、メモリセル70_2、メモリセル70_3、メモリセル72_3及びメモリセル72_4のスライスについて、WLの下に配置されたメモリセル70から読み出しを行う。
第1実施形態の半導体記憶装置では、ハーフバンクの単位で、一方の層のメモリセルから読み出しを行うか、他方の層のメモリセルから読み出しを行うか、が決定されていた。また、第2実施形態の半導体記憶装置では、半導体記憶装置(チップ)単位で、一方の層のメモリセルから読み出しを行うか、他方の層のメモリセルから読み出しを行うか、が決定されていた。これに対して、本実施形態の半導体記憶装置によれば、個々のスライス単位で、メモリセル70から読み出しを行うか、メモリセル72から読み出しを行うか、を決定できるようになる。そのため、一つ一つのメモリセルのビット誤り率に着目した精密なビット誤り率の制御が可能となる。
本実施形態の半導体記憶装置によれば、ビット誤り率の低い半導体記憶装置の提供が可能となる。あるいは、同等のビット誤り率を、より小さなチップ面積、より小さな消費電力、及び/又は、より短い動作時間で、実現することができる。
(第4実施形態)
本実施形態の半導体記憶装置は、第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に延伸する基板面を有する基板(基板2)と、前記第1方向に平行な第1辺と、前記第1辺に交差し前記第2方向に平行な第2辺と、を有する前記基板面の矩形状の第1領域(例えばハーフバンク110aの領域80_0)の上と、前記第1方向に平行な第3辺と、前記第3辺に交差し前記第2方向に平行な第4辺と、を有し、前記第1方向において前記第1領域に隣接する前記基板面の矩形状の第2領域(例えばハーフバンク110aの領域80_1)の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第1配線(例えばハーフバンク110aのBL0 50_0)と、前記第1方向に平行な第5辺と、前記第5辺に交差し前記第2方向に平行な第6辺と、を有する前記基板面の矩形状の第3領域(例えばハーフバンク110aの領域80_2)の上と、前記第1方向に平行な第7辺と、前記第7辺に交差し前記第2方向に平行な第8辺と、を有し、前記第1方向において前記第3領域に隣接する前記基板面の矩形状の第4領域(例えばハーフバンク110aの領域80_3)の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線とともに複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第3領域は前記第2領域と前記第4領域の間に設けられた、複数の第2配線(例えばハーフバンク110aのBL0 50_1)と、前記第1方向に平行な第9辺と、前記第9辺に交差し前記第2方向に平行な第10辺と、を有する前記基板面の矩形状の第5領域(例えばハーフバンク110aの領域80_4)の上に、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線及び前記複数の第2配線とともに前記複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第4領域は前記第3領域と前記第5領域の間に設けられた、複数の第3配線(例えばハーフバンク110aのBL0 50_2)と、前記第1領域の上の前記複数の第1配線の上と、前記第1方向に平行な第11辺と、前記第11辺に交差し前記第2方向に平行な第12辺と、を有し、前記第1領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第6領域(例えばハーフバンク110bの領域80_0)の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第4配線(例えばWL0 54_0)と、前記第2領域の上の前記複数の第1配線の上と、前記第1方向に平行な第13辺と、前記第13辺に交差し前記第2方向に平行な第14辺と、を有し、前記第2領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第7領域(例えばハーフバンク110bの領域80_1)の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第5配線(例えばWL0 54_1)と、前記第3領域の上の前記複数の第2配線の上と、前記第1方向に平行な第15辺と、前記第15辺に交差し前記第2方向に平行な第16辺と、を有し、前記第3領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第8領域(例えばハーフバンク110bの領域80_2)の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第6配線(例えばWL0 54_2)と、前記第4領域の上の前記複数の第2配線の上と、前記第1方向に平行な第17辺と、前記第17辺に交差し前記第2方向に平行な第18辺と、を有し、前記第4領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第9領域(例えばハーフバンク110bの領域80_3)の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第7配線(例えばWL0 54_3)と、前記第5領域の上の前記複数の第3配線の上と、前記第1方向に平行な第19辺と、前記第19辺に交差し前記第2方向に平行な第20辺と、を有し、前記第5領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第10領域(例えばハーフバンク110bの領域80_4)の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第8配線(例えばWL0 54_4)と、前記第2領域及び前記第3領域の上の、前記複数の第5配線の上及び前記複数の第6配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第1配線及び前記複数の第2の配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第9配線(例えばハーフバンク110aのBL1 52_0)と、前記第4領域及び前記第5領域の上の、前記複数の第7配線の上及び前記複数の第8配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第2配線及び前記複数の第3の配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第10配線(例えばハーフバンク110aのBL1 52_1)と、前記第7領域及び前記第8領域の上にわたって、前記複数の第5配線の下及び前記複数の第6配線の下に、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第11配線(例えばハーフバンク110bのBL0 50_1)と、前記第9領域及び前記第10領域の上にわたって、前記複数の第7配線の下及び前記複数の第8配線の下に、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第11配線と共に複数の第3仮想線によってそれぞれ通過される、複数の第12配線(例えばハーフバンク110bのBL0 50_2)と、前記第6領域及び前記第7領域の上の、前記複数の第4配線の上及び前記複数の第5配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第11配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第13配線(例えばハーフバンク110bのBL1 52_0)と、前記第8領域及び前記第9領域の上の、前記複数の第6配線の上及び前記複数の第7配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第11配線及び前記複数の第12配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第14配線(例えばハーフバンク110bのBL1 52_1)と、前記複数の第1配線と前記複数の第4配線の間にそれぞれ設けられた複数の第1メモリセル(例えばハーフバンク110aのメモリセル70_0)と、前記複数の第1配線と前記複数の第5配線の間にそれぞれ設けられた複数の第2メモリセル(例えばハーフバンク110aのメモリセル70_1)と、前記複数の第5配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第2メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第3メモリセル(例えばハーフバンク110aのメモリセル72_1)と、前記複数の第2配線と前記複数の第6配線の間にそれぞれ設けられた複数の第4メモリセル(例えばハーフバンク110aのメモリセル70_2)と、前記複数の第6配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第4メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第5メモリセル(例えばハーフバンク110aのメモリセル72_2)と、前記複数の第2配線と前記複数の第7配線の間にそれぞれ設けられた複数の第6メモリセル(例えばハーフバンク110aのメモリセル70_3)と、前記複数の第7配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第6メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第7メモリセル(例えばハーフバンク110aのメモリセル72_3)と、前記複数の第8配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられた複数の第8メモリセル(例えばハーフバンク110aのメモリセル72_4)と、前記複数の第4配線と前記複数の第13配線の間にそれぞれ設けられた複数の第9メモリセル(例えばハーフバンク110bのメモリセル72_0)と、前記複数の第11配線と前記複数の第5配線の間にそれぞれ設けられた複数の第10メモリセル(例えばハーフバンク110bのメモリセル70_1)と、前記複数の第5配線と前記複数の第13配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第10メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第11メモリセル(例えばハーフバンク110bのメモリセル72_1)と、前記複数の第11配線と前記複数の第6配線の間にそれぞれ設けられた複数の第12メモリセル(例えばハーフバンク110bのメモリセル70_2)と、前記複数の第6配線と前記複数の第14配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第12メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第13メモリセル(例えばハーフバンク110bのメモリセル72_2)と、前記複数の第12配線と前記複数の第7配線の間にそれぞれ設けられた複数の第14メモリセル(例えばハーフバンク110bのメモリセル70_3)と、前記複数の第7配線と前記複数の第14配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第14メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第15メモリセル(例えばハーフバンク110bのメモリセル72_3)と、前記複数の第12配線と前記複数の第8配線の間にそれぞれ設けられた複数の第16メモリセル(例えばハーフバンク110bのメモリセル70_4)と、前記複数の第1配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第1配線に接続された第1マルチプレクサ(例えばハーフバンク110aのマルチプレクサ4_0)と、前記複数の第9配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第9配線に接続された第2マルチプレクサ(例えばハーフバンク110aのマルチプレクサ6_0)と、前記複数の第2配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第2配線に接続された第3マルチプレクサ(例えばハーフバンク110aのマルチプレクサ4_1)と、前記複数の第10配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第10配線に接続された第4マルチプレクサ(例えばハーフバンク110aのマルチプレクサ6_1)と、前記複数の第4配線に接続され、前記基板に設けられた第5マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_0)と、前記複数の第5配線に接続され、前記基板に設けられた第6マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_1)と、前記複数の第6配線に接続され、前記基板に設けられた第7マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_2)と、前記複数の第7配線に接続され、前記基板に設けられた第8マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_3)と、前記複数の第8配線に接続され、前記基板に設けられた第9マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ10_4)と、前記第1、第2、第3及び第4マルチプレクサに接続された第10マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ18)と、前記複数の第13配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第13配線に接続された第11マルチプレクサ(例えばハーフバンク110bのマルチプレクサ6_0)と、前記複数の第11配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第11配線に接続された第12マルチプレクサ(例えばハーフバンク110bのマルチプレクサ4_0)と、前記複数の第14配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第14配線に接続された第13マルチプレクサ(例えばハーフバンク110bのマルチプレクサ6_1)と、前記複数の第12配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第12配線に接続された第14マルチプレクサ(例えばハーフバンク110bのマルチプレクサ4_1)と、前記第11、第12、第13及び第14マルチプレクサに接続された第15マルチプレクサ(例えばマルチプレクサ19)と、前記第10及び前記第15マルチプレクサに接続された第1読み出し回路(例えば読み出し回路20_0)と、前記第10及び前記第15マルチプレクサに接続された第2読み出し回路(例えば読み出し回路20_1)と、を備え、前記第1読み出し回路及び前記第2読み出し回路は、前記第1、前記第5及び前記第11マルチプレクサを用いて、前記第1メモリセルから第1読み出し及び前記第9メモリセルから第2読み出しを行い、又は、前記第1、前記第6及び前記第11マルチプレクサを用いて、前記第2メモリセルから前記第1読み出し及び前記第11メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第2、前記第6及び前記第12マルチプレクサを用いて、前記第3メモリセルから前記第1読み出し及び前記第10メモリセ
ルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第2、前記第7及び前記第12マルチプレクサを用いて、前記第5メモリセルから前記第1読み出し及び前記第12メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第3、前記第7及び前記第13マルチプレクサを用いて、前記第4メモリセルから前記第1読み出し及び前記第13メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第3、前記第8及び前記第13マルチプレクサを用いて、前記第6メモリセルから前記第1読み出し及び前記第15メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第4、前記第8及び前記第14マルチプレクサを用いて、前記第7メモリセルから前記第1読み出し及び前記第14メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第4、前記第9及び前記第14マルチプレクサを用いて、前記第8メモリセルから前記第1読み出し及び前記第16メモリセルから読み出しを行う。
ルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第2、前記第7及び前記第12マルチプレクサを用いて、前記第5メモリセルから前記第1読み出し及び前記第12メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第3、前記第7及び前記第13マルチプレクサを用いて、前記第4メモリセルから前記第1読み出し及び前記第13メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第3、前記第8及び前記第13マルチプレクサを用いて、前記第6メモリセルから前記第1読み出し及び前記第15メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第4、前記第8及び前記第14マルチプレクサを用いて、前記第7メモリセルから前記第1読み出し及び前記第14メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第4、前記第9及び前記第14マルチプレクサを用いて、前記第8メモリセルから前記第1読み出し及び前記第16メモリセルから読み出しを行う。
本実施形態の半導体記憶装置においては、隣接するハーフバンク110又はハーフバンク112において、y方向に、マルチプレクサ4とマルチプレクサ6が隣接して設けられている点で、第3実施形態の半導体記憶装置と異なっている。ここで、第1乃至第3実施形態の半導体記憶装置と重複する内容の記載は省略する。
図16は、本実施形態の半導体記憶装置の要部を示す模式図である。y方向において、ハーフバンク110aのマルチプレクサ4_0とハーフバンク110bのマルチプレクサ6_0が隣接して設けられている。y方向において、ハーフバンク110aのマルチプレクサ6_0とハーフバンク110bのマルチプレクサ4_0が隣接して設けられている。y方向において、ハーフバンク110aのマルチプレクサ4_1とハーフバンク110bのマルチプレクサ6_1が隣接して設けられている。y方向において、ハーフバンク110aのマルチプレクサ6_1とハーフバンク110bのマルチプレクサ4_1が隣接して設けられている。なお、図17に、本実施形態の半導体記憶装置の要部を示す模式図として、ハーフバンク110b内の模式断面図を示している。
図18は、本実施形態の半導体記憶装置の動作の一例を示す模式図である。まず、マルチプレクサ10_0を用いて、ハーフバンク110aのメモリセルアレイMCA0とハーフバンク110bのメモリセルアレイMCA0について共用された、WL0 54_0を選択する。
まず、ハーフバンク110a内の動作について説明する。マルチプレクサ4_0を用いて、領域80_0の上に設けられたメモリセルアレイMCA0の、特定のBL0 50_0を選択する。そして、上述の、選択された特定のWL0 54_0と、選択された特定のBL0 50_0の間に設けられた、特定のメモリセル70_0に、マルチプレクサ18_0を介してマルチプレクサ4_0に接続された読み出し回路20_0を用いて読み出しを行う。読み出された結果は、読み出しレジスタ24_0に保存される。
次に、ハーフバンク110b内の動作について説明する。マルチプレクサ6_0を用いて、領域80_0の上に設けられたメモリセルアレイMCA0の、特定のBL1 72を選択する。そして、上述の、選択された特定のWL0 54_0と、選択された特定のBL1 72の間に設けられた、特定のメモリセル72に、マルチプレクサ19_0を介してマルチプレクサ6_0に接続された読み出し回路20_1を用いて読み出しを行う。読み出された結果は、読み出しレジスタ24_1に保存される。
なお、ハーフバンク110a内のマルチプレクサ4_0と読み出し回路20_1が接続され、ハーフバンク110b内のマルチプレクサ6_0と読み出し回路20_0が接続されていてもかまわない。
本実施形態の半導体記憶装置では、隣接する2個のハーフバンクについてワード線WLが共有されていることを用いて、隣接するハーフバンクのうちの一方のハーフバンク110aでは、メモリセル70(一方の層のメモリセル)から読み出しを行い、隣接するハーフバンクのうちの他方のハーフバンク110bでは、メモリセル72(他方の層のメモリセル)から読み出しを行う。これにより、隣接する2個のハーフバンクを用いて、個々のスライス単位で、一方の層のメモリセルから読み出しを行うか、他方の層のメモリセルから読み出しを行うか、を決定できるようになる。そのため、一つ一つのメモリセルのビット誤り率に着目した精密なビット誤り率の制御が可能となる。
本実施形態の半導体記憶装置によれば、ビット誤り率の低い半導体記憶装置の提供が可能となる。あるいは、同等のビット誤り率を、より小さなチップ面積、より小さな消費電力、及び/又は、より短い動作時間で、実現することができる。
なお、上記で説明を行った実施形態においては、BL0とWL0の間に設けられたメモリセル70及びWL0とBL1の間に設けられたメモリセル72が用いられていた。しかし、例えば、さらにBL1とWL1の間に設けられたメモリセル、及びWL1とBL2の間に設けられたメモリセルを用いた実施形態も考えられる。このような場合、BL0とWL0の間、WL0とBL1の間、BL1とWL1の間及びWL1とBL2の間の、それぞれの層内におけるメモリセルから、「一方の層のメモリセル」と「他方の層のメモリセル」を選択することにより、ビット誤り率の低い半導体記憶装置の提供が可能となる。
実施形態において説明をおこなった半導体記憶装置では、ビット誤り率が各層のメモリセルで異なる場合に、ビット誤り率が高い層のメモリセルのみを選択してECC回路222によるデータの誤りの検出及び訂正をおこなうよりも、ビット誤り率が高い層のメモリセルとビット誤り率が低い層のメモリセルの両方を選択してECC回路222によるデータの誤りの検出及び訂正を行うようにした方が良いということを述べている。理由は、ECC回路222の負荷(ECC回路222がメモリコントローラ290において占める面積、ECC回路222が消費する電力、ECC回路222が処理において消費する時間)を全体として下げることが出来るためである。
本発明のいくつかの実施形態及び実施例を説明したが、これらの実施形態及び実施例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2:基板 2a:基板面 4_0:第1マルチプレクサ 4_1:第3マルチプレクサ 6_0:第2マルチプレクサ 6_1:第4マルチプレクサ 10_0:第5マルチプレクサ 10_1:第6マルチプレクサ 10_2:第7マルチプレクサ 10_3:第8マルチプレクサ 10_4:第9マルチプレクサ 18:第10マルチプレクサ 20_0:第1読み出し回路 20_1:第2読み出し回路 50_0:BL0(第1配線) 50_1:BL0(第2配線) 50_2:BL0(第3配線) 52_0:BL1(第9配線) 52_1:BL1(第10配線) 54_0:WL0(第4配線) 54_1:WL0(第5配線) 54_2:WL0(第6配線) 54_3:WL0(第7配線) 54_4:WL0(第8配線) 70_0:第1メモリセル 70_1:第2メモリセル 70_2:第4メモリセル 70_3:第6メモリセル 72_1:第3メモリセル 72_2:第5メモリセル 72_3:第7メモリセル 72_4:第8メモリセル 80_0:第1領域 80_1:第2領域 80_2:第3領域 80_3:第4領域 80_4:第5領域
Claims (5)
- 第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に延伸する基板面を有する基板と、
前記第1方向及び前記第2方向に交差する第3方向から見たときに、前記第1方向に平行な第1辺と、前記第2方向に平行な第2辺とを有する、矩形状の第1領域の上に、前記第3方向における複数の層にわたって配置された、複数の第1領域メモリセルと、
前記第3方向において前記複数の第1領域メモリセルの間に配置された、複数の第1領域配線と、
前記第3方向から見たときに、前記第1方向に平行な第3辺と、前記第2方向に平行な第4辺とを有する、矩形状の第2領域の上に、前記第3方向における前記複数の層にわたって配置された、複数の第2領域メモリセルと、
前記第3方向において前記複数の第2領域メモリセルの間に配置された、複数の第2領域配線と、
読み出し動作を実行可能な制御回路と、を備え、
前記制御回路は、読み出し動作において、前記複数の第1領域メモリセルのうち前記複数の層のうちの1つに配置されたメモリセルと、前記複数の第2領域メモリセルのうち前記複数の層のうちの他の1つに配置されたメモリセルとから、読み出しを行う、
半導体記憶装置。 - 前記複数の第1領域配線は、
前記第1領域の上に配置され、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第1配線と、
前記複数の第1配線の上に配置され、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第2配線と、
前記複数の第2配線の上に設けられ、前記第3方向から見たとき、前記複数の第1配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第3配線と、
を有し、
前記複数の第1領域メモリセルは、
前記複数の第1配線と前記複数の第2配線の間にそれぞれ設けられた複数の第1メモリセルと、
前記複数の第2配線と前記複数の第3配線の間にそれぞれ設けられ、前記第3方向から見たとき前記複数の第1メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第2メモリセルと、
を有し、
前記複数の第2領域配線は、
前記第2領域の上に配置され、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第4配線と、
前記複数の第4配線の上に配置され、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第5配線と、
前記複数の第5配線の上に設けられ、前記第3方向から見たとき、前記複数の第4配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第6配線と、
を有し、
前記複数の第2領域メモリセルは、
前記複数の第4配線と前記複数の第5配線の間にそれぞれ設けられた複数の第3メモリセルと、
前記複数の第5配線と前記複数の第6配線の間にそれぞれ設けられ、前記第3方向から見たとき前記複数の第3メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第4メモリセルと、
を有し、
前記制御回路は、
第1読み出し動作において、前記第1メモリセル及び前記第4メモリセルから読み出しを行い、
第2読み出し動作において、前記第2メモリセル及び前記第3メモリセルから読み出しを行う、
請求項1記載の半導体記憶装置。 - 第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に延伸する基板面を有する基板と、
前記第1方向に平行な第1辺と、前記第1辺に交差し前記第2方向に平行な第2辺と、を有する前記基板面の矩形状の第1領域の上と、前記第1方向に平行な第3辺と、前記第3辺に交差し前記第2方向に平行な第4辺と、を有し、前記第1方向において前記第1領域に隣接する前記基板面の矩形状の第2領域の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第1配線と、
前記第1方向に平行な第5辺と、前記第5辺に交差し前記第2方向に平行な第6辺と、を有する前記基板面の矩形状の第3領域の上と、前記第1方向に平行な第7辺と、前記第7辺に交差し前記第2方向に平行な第8辺と、を有し、前記第1方向において前記第3領域に隣接する前記基板面の矩形状の第4領域の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線とともに複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第3領域は前記第2領域と前記第4領域の間に設けられた、複数の第2配線と、
前記第1方向に平行な第9辺と、前記第9辺に交差し前記第2方向に平行な第10辺と、を有する前記基板面の矩形状の第5領域の上に、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線及び前記複数の第2配線とともに前記複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第4領域は前記第3領域と前記第5領域の間に設けられた、複数の第3配線と、
前記第1領域の上の前記複数の第1配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第4配線と、
前記第2領域の上の前記複数の第1配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第5配線と、
前記第3領域の上の前記複数の第2配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第6配線と、
前記第4領域の上の前記複数の第2配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第7配線と、
前記第5領域の上の前記複数の第3配線の上に、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第8配線と、
前記複数の第5配線の上及び前記複数の第6配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第1配線及び前記複数の第2の配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第9配線と、
前記複数の第7配線の上及び前記複数の第8配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第2配線及び前記複数の第3の配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第10配線と、
前記複数の第1配線と前記複数の第4配線の間にそれぞれ設けられた複数の第1メモリセルと、
前記複数の第1配線と前記複数の第5配線の間にそれぞれ設けられた複数の第2メモリセルと、
前記複数の第5配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第2メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第3メモリセルと、
前記複数の第2配線と前記複数の第6配線の間にそれぞれ設けられた複数の第4メモリセルと、
前記複数の第6配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第4メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第5メモリセルと、
前記複数の第2配線と前記複数の第7配線の間にそれぞれ設けられた複数の第6メモリセルと、
前記複数の第7配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第6メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第7メモリセルと、
前記複数の第8配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられた複数の第8メモリセルと、
前記複数の第1配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第1配線に接続された第1マルチプレクサと、
前記複数の第9配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第9配線に接続された第2マルチプレクサと、
前記複数の第2配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第2配線に接続された第3マルチプレクサと、
前記複数の第10配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第10配線に接続された第4マルチプレクサと、
前記複数の第4配線に接続され、前記基板に設けられた第5マルチプレクサと、
前記複数の第5配線に接続され、前記基板に設けられた第6マルチプレクサと、
前記複数の第6配線に接続され、前記基板に設けられた第7マルチプレクサと、
前記複数の第7配線に接続され、前記基板に設けられた第8マルチプレクサと、
前記複数の第8配線に接続され、前記基板に設けられた第9マルチプレクサと、
前記第1、第2、第3及び第4マルチプレクサに接続された第10マルチプレクサと、
前記第10マルチプレクサに接続された第1読み出し回路と、
前記第10マルチプレクサに接続された第2読み出し回路と、
を備え、
前記第1読み出し回路及び前記第2読み出し回路は、
前記第1マルチプレクサ及び前記第5マルチプレクサを用いて前記第1メモリセルから第1読み出しを行う場合、及び、前記第1マルチプレクサ及び前記第6マルチプレクサを用いて前記第2メモリセルから前記第1読み出しを行う場合は、前記第4マルチプレクサ及び前記第8マルチプレクサを用いて前記第7メモリセルから第2読み出しを行い、又は、前記第4マルチプレクサ及び前記第9マルチプレクサを用いて前記第8メモリセルから前記第2読み出しを行い、
前記第2マルチプレクサ及び前記第6マルチプレクサを用いて前記第3メモリセルから前記第1読み出しを行う場合、及び、前記第2マルチプレクサ及び前記第7マルチプレクサを用いて前記第5メモリセルから前記第1読み出しを行う場合は、前記第3マルチプレクサ及び前記第7マルチプレクサを用いて前記第4メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、前記第3マルチプレクサ及び前記第8マルチプレクサを用いて前記第6メモリセルから前記第2読み出しを行う、
半導体記憶装置。 - 第1方向及び前記第1方向に交差する第2方向に延伸する基板面を有する基板と、
前記第1方向に平行な第1辺と、前記第1辺に交差し前記第2方向に平行な第2辺と、を有する前記基板面の矩形状の第1領域の上と、前記第1方向に平行な第3辺と、前記第3辺に交差し前記第2方向に平行な第4辺と、を有し、前記第1方向において前記第1領域に隣接する前記基板面の矩形状の第2領域の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第1配線と、
前記第1方向に平行な第5辺と、前記第5辺に交差し前記第2方向に平行な第6辺と、を有する前記基板面の矩形状の第3領域の上と、前記第1方向に平行な第7辺と、前記第7辺に交差し前記第2方向に平行な第8辺と、を有し、前記第1方向において前記第3領域に隣接する前記基板面の矩形状の第4領域の上と、にわたって、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線とともに複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第3領域は前記第2領域と前記第4領域の間に設けられた、複数の第2配線と、
前記第1方向に平行な第9辺と、前記第9辺に交差し前記第2方向に平行な第10辺と、を有する前記基板面の矩形状の第5領域の上に、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第1配線及び前記複数の第2配線とともに前記複数の第1仮想線によってそれぞれ通過され、前記第4領域は前記第3領域と前記第5領域の間に設けられた、複数の第3配線と、
前記第1領域の上の前記複数の第1配線の上と、前記第1方向に平行な第11辺と、前記第11辺に交差し前記第2方向に平行な第12辺と、を有し、前記第1領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第6領域の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第4配線と、
前記第2領域の上の前記複数の第1配線の上と、前記第1方向に平行な第13辺と、前記第13辺に交差し前記第2方向に平行な第14辺と、を有し、前記第2領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第7領域の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第5配線と、
前記第3領域の上の前記複数の第2配線の上と、前記第1方向に平行な第15辺と、前記第15辺に交差し前記第2方向に平行な第16辺と、を有し、前記第3領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第8領域の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第6配線と、
前記第4領域の上の前記複数の第2配線の上と、前記第1方向に平行な第17辺と、前記第17辺に交差し前記第2方向に平行な第18辺と、を有し、前記第4領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第9領域の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第7配線と、
前記第5領域の上の前記複数の第3配線の上と、前記第1方向に平行な第19辺と、前記第19辺に交差し前記第2方向に平行な第20辺と、を有し、前記第5領域と前記第2方向において隣接する前記基板面の矩形状の第10領域の上と、にわたって、前記第2方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第8配線と、
前記第2領域及び前記第3領域の上の、前記複数の第5配線の上及び前記複数の第6配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第1配線及び前記複数の第2の配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第9配線と、
前記第4領域及び前記第5領域の上の、前記複数の第7配線の上及び前記複数の第8配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第2配線及び前記複数の第3の配線とそれぞれ重なり、前記複数の第9配線と共に前記第2仮想線によって通過され、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第10配線と、
前記第7領域及び前記第8領域の上にわたって、前記複数の第5配線の下及び前記複数の第6配線の下に、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第11配線と、
前記第9領域及び前記第10領域の上にわたって、前記複数の第7配線の下及び前記複数の第8配線の下に、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられ、前記複数の第11配線と共に複数の第3仮想線によってそれぞれ通過される、複数の第12配線と、
前記第6領域及び前記第7領域の上の、前記複数の第4配線の上及び前記複数の第5配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第11配線とそれぞれ重なり、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第13配線と、
前記第8領域及び前記第9領域の上の、前記複数の第6配線の上及び前記複数の第7配線の上に設けられ、上から見たとき前記複数の第11配線及び前記複数の第12配線とそれぞれ重なり、前記複数の第13配線と共に複数の第4仮想線によってそれぞれ通過され、前記第1方向に長手方向が沿うように設けられた、複数の第14配線と、
前記複数の第1配線と前記複数の第4配線の間にそれぞれ設けられた複数の第1メモリセルと、
前記複数の第1配線と前記複数の第5配線の間にそれぞれ設けられた複数の第2メモリセルと、
前記複数の第5配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第2メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第3メモリセルと、
前記複数の第2配線と前記複数の第6配線の間にそれぞれ設けられた複数の第4メモリセルと、
前記複数の第6配線と前記複数の第9配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第4メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第5メモリセルと、
前記複数の第2配線と前記複数の第7配線の間にそれぞれ設けられた複数の第6メモリセルと、
前記複数の第7配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第6メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第7メモリセルと、
前記複数の第8配線と前記複数の第10配線の間にそれぞれ設けられた複数の第8メモリセルと、
前記複数の第4配線と前記複数の第13配線の間にそれぞれ設けられた複数の第9メモリセルと、
前記複数の第11配線と前記複数の第5配線の間にそれぞれ設けられた複数の第10メモリセルと、
前記複数の第5配線と前記複数の第13配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第10メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第11メモリセルと、
前記複数の第11配線と前記複数の第6配線の間にそれぞれ設けられた複数の第12メモリセルと、
前記複数の第6配線と前記複数の第14配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第12メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第13メモリセルと、
前記複数の第12配線と前記複数の第7配線の間にそれぞれ設けられた複数の第14メモリセルと、
前記複数の第7配線と前記複数の第14配線の間にそれぞれ設けられ、上から見たとき前記複数の第14メモリセルとそれぞれ重なる、複数の第15メモリセルと、
前記複数の第12配線と前記複数の第8配線の間にそれぞれ設けられた複数の第16メモリセルと、
前記複数の第1配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第1配線に接続された第1マルチプレクサと、
前記複数の第9配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第9配線に接続された第2マルチプレクサと、
前記複数の第2配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第2配線に接続された第3マルチプレクサと、
前記複数の第10配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第10配線に接続された第4マルチプレクサと、
前記複数の第4配線に接続され、前記基板に設けられた第5マルチプレクサと、
前記複数の第5配線に接続され、前記基板に設けられた第6マルチプレクサと、
前記複数の第6配線に接続され、前記基板に設けられた第7マルチプレクサと、
前記複数の第7配線に接続され、前記基板に設けられた第8マルチプレクサと、
前記複数の第8配線に接続され、前記基板に設けられた第9マルチプレクサと、
前記第1、第2、第3及び第4マルチプレクサに接続された第10マルチプレクサと、
前記複数の第13配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第13配線に接続された第11マルチプレクサと、
前記複数の第11配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第11配線に接続された第12マルチプレクサと、
前記複数の第14配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第14配線に接続された第13マルチプレクサと、
前記複数の第12配線の下の前記基板に設けられ、前記複数の第12配線に接続された第14マルチプレクサと、
前記第11、第12、第13及び第14マルチプレクサに接続された第15マルチプレクサと、
前記第10及び前記第15マルチプレクサに接続された第1読み出し回路と、
前記第10及び前記第15マルチプレクサに接続された第2読み出し回路と、
を備え、
前記第1読み出し回路および前記第2読み出し回路は、
前記第1、前記第5及び前記第11マルチプレクサを用いて、前記第1メモリセルから第1読み出し及び前記第9メモリセルから第2読み出しを行い、又は、
前記第1、前記第6及び前記第11マルチプレクサを用いて、前記第2メモリセルから前記第1読み出し及び前記第11メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、
前記第2、前記第6及び前記第12マルチプレクサを用いて、前記第3メモリセルから前記第1読み出し及び前記第10メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、
前記第2、前記第7及び前記第12マルチプレクサを用いて、前記第5メモリセルから前記第1読み出し及び前記第12メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、
前記第3、前記第7及び前記第13マルチプレクサを用いて、前記第4メモリセルから前記第1読み出し及び前記第13メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、
前記第3、前記第8及び前記第13マルチプレクサを用いて、前記第6メモリセルから前記第1読み出し及び前記第15メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、
前記第4、前記第8及び前記第14マルチプレクサを用いて、前記第7メモリセルから前記第1読み出し及び前記第14メモリセルから前記第2読み出しを行い、又は、
前記第4、前記第9及び前記第14マルチプレクサを用いて、前記第8メモリセルから前記第1読み出し及び前記第16メモリセルから読み出しを行う、
半導体記憶装置。 - 前記第1読み出し回路が前記第1読み出しを行う場合は、前記第2読み出し回路が前記第2読み出しを行い、
前記第1読み出し回路が前記第2読み出しを行う場合は、前記第2読み出し回路が前記第1読み出しを行う、
請求項3又は請求項4記載の半導体記憶装置。
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