JP2022046887A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不良解析のためのデータを保存可能な半導体記憶装置を提供する。【解決手段】実施形態の半導体記憶装置は、ユーザデータの読み出し動作及び書き込み動作を制御するメモリコントローラ200からコマンドを受信する半導体記憶装置であって、ユーザデータを含むログデータを格納するデータラッチ回路XDLと、複数の不揮発性のメモリセルを含み、ログデータを不揮発に記憶するメモリセルアレイ110と、コマンドに応じた動作のエラーが発生したときに、データラッチ回路XDLに格納されているログデータをメモリセルアレイ110の所定の記憶領域に書き込むシーケンサ170と、を有する。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置の不良解析のためのデータが十分に得られないために、不良解析が困難な場合がある。
米国特許出願公開第2019-0114218号明細書 米国特許出願公開第2019-0179694号明細書
そこで、実施形態は、不良解析のためのデータを保存可能な半導体記憶装置を提供することを目的とする。
実施形態の半導体記憶装置は、ユーザデータの読み出し動作及び書き込み動作を制御するメモリコントローラからコマンドを受信する半導体記憶装置であって、前記ユーザデータを含むログデータを格納するデータラッチ回路と、複数の不揮発性のメモリセルを含み、前記ログデータを不揮発に記憶するメモリセルアレイと、前記コマンドに応じた動作のエラーが発生したときに、前記データラッチ回路に格納されている前記ログデータを前記メモリセルアレイの所定の記憶領域に書き込む制御回路と、を有する。
第1の実施形態に係わるメモリシステムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係わるメモリセルアレイの構成を示す回路図である。 第1の実施形態に係わるNAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイの記憶領域を示すメモリマップである。 第1の実施形態に係わる、複数のログデータ記憶領域が離間して配置された所定の記憶領域の例を示すメモリマップである。 第1の実施形態に係わる、データ読み出しが実行されるときの、メモリコントローラとNAND型フラッシュメモリ間のデータの送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。 第1の実施形態に係わる、データの読み出しコマンドシーケンスを示す図である。 第1の実施形態に係わる、ECCエラー発生情報を受信したときの、シーケンサのログデータの保存処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係わる、読み出しエラーが発生した場合における、所定の記憶領域へのログデータの保存の流れを示す図である。 第2の実施形態に係わる、データ書き込みが実行されるときの、コントローラとNAND型フラッシュメモリ間のデータの送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。 第2の実施形態に係わる、データの書き込みコマンドシーケンスを示す図である。 第2の実施形態に係わる、書き込みエラーが発生したときの、シーケンサのログデータの保存処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係わる、書き込みエラーが発生した場合における、所定の記憶領域へのログデータの保存の流れを示す図である。 第2の実施形態の変形例に係わる、データ書き込みが実行されるときの、コントローラとNAND型フラッシュメモリ間のデータの送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。 第2の実施形態の変形例に係わる、書き込みエラーが発生したときの、シーケンサのログデータの保存処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係わる、エラーが発生したときの、シーケンサのログデータの保存処理の一例を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係わる、何らかのエラーが発生したときの、所定の記憶領域へのログデータの保存の流れを示す図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係わるメモリシステムについて説明する。以下では、NAND型フラッシュメモリを備えたメモリシステムを例に挙げて説明する。
[メモリシステムの全体構成]
まず、本実施形態に係るメモリシステムの大まかな全体構成について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係わるメモリシステムの構成を示すブロック図である。図示するようにメモリシステム1は、NAND型フラッシュメモリ(以下、NANDメモリという)100とメモリコントローラ(以下、単にコントローラともいう)200とを備えている。NANDメモリ100とコントローラ200とは、例えば1枚の基板上に形成される。メモリシステム1は、例としてはSDカードのようなメモリカードや、SSD(ソリッドステートドライブ)等に使用される。
NANDメモリ100は不揮発性メモリである。NANDメモリ100は複数のメモリセルを備え、データを不揮発に記憶する。コントローラ200は、NANDバスによってNANDメモリ100に接続される。コントローラ200は、ホストバスによってホスト機器300(点線で示す)に接続される。そしてコントローラ200は、NANDメモリ100を制御し、またホスト機器300から受信した要求に応答して、NANDメモリ100にアクセスするメモリコントローラである。ホスト機器300は、例えばデジタルカメラやパーソナルコンピュータ等であり、ホストバスは、例えばSDインターフェースに従ったバスである。NANDバスは、NANDインターフェースに従った信号の送受信を行うバスである。
NANDインターフェース(I/F)回路250を介して、NANDメモリ100とコントローラ200間で各種信号が送受信される。チップイネーブル信号CEn、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号WEn、リードイネーブル信号REn、及びライトプロテクト信号WPnが、コントローラ200からNANDメモリ100へ供給される。レディ/ビジー信号RBnは、NANDメモリ100からコントローラ200へ供給される。入出力信号I/O及びデータストローブ信号DQS/DQSnは、コントローラ200とNANDメモリ100との間で送受信される。
チップイネーブル信号CEnは、NANDメモリ100をイネーブルにするための信号であり、lowレベルでアサートされる。コマンドラッチイネーブル信号CLE及びアドレスラッチイネーブル信号ALEは、入出力信号I/Oがそれぞれコマンド及びアドレスであることをNANDメモリ100に通知する信号である。ライトイネーブル信号WEnは、lowレベルでアサートされ、入出力信号I/OをNANDメモリ100に書き込むことをNANDメモリ100に通知する信号である。リードイネーブル信号REnも、lowレベルでアサートされ、NANDメモリ100からの読み出しデータを入出力信号I/Oに出力させるための信号である。ライトプロテクト信号WPnは、データ書き込み及び消去の禁止をNANDメモリ100に指示するための信号である。データストローブ信号DQS/DQSnは、入出力信号I/Oの入出力のタイミングを制御するための信号である。
レディ/ビジー信号RBnは、NANDメモリ100がレディ状態(コントローラ200からの命令を受信出来る状態)であるか、それともビジー状態(コントローラ200からの命令を受信出来ない状態)であるかを示す信号であり、lowレベルがビジー状態を示す。入出力信号I/Oは、例えば8ビットの信号である。そして入出力信号I/Oは、NANDメモリ100とコントローラ200との間で送受信されるデータの実体であり、コマンド、アドレス、書き込みデータ、及び読み出しデータ等である。
[コントローラの構成)
次に、コントローラ200の構成の詳細について説明する。図1に示すようにコントローラ200は、ホストインターフェース(I/F)回路210、ランダムアクセスメモリ(以下、RAMという)220、中央処理装置(CPU)を有するプロセッサ230、バッファメモリ240、NANDインターフェース回路250、及びECC(Error Checking and Correcting)回路260を備えた回路である。
ホストインターフェース回路210は、ホストバスを介してホスト機器300と接続され、ホスト機器300から受信した要求及びデータを、それぞれプロセッサ230及びバッファメモリ240に転送する。またプロセッサ230のコマンドに応答して、バッファメモリ240内のデータをホスト機器300へ転送する。
RAM220は、例えばDRAMやSRAM等の半導体メモリである。RAM220は、プロセッサ230の作業領域として使用される。そしてRAM220は、NANDメモリ100を管理するためのファームウェアや、管理情報MIを保持する。管理情報MIは、ルックアップテーブル(LUT)、シフトテーブル情報(TBL)等である。シフトテーブル情報TBLは、シフト情報を含む。シフト情報は、コントローラ200がデータの読み出し処理を実行するときに、データの読み出しレベルをシフトするための情報である。
プロセッサ230は、コントローラ200全体の動作を制御する。例えばプロセッサ230は、ホスト機器300からデータ読み出し要求を受信した際には、データ読み出し要求に応答して、NANDインターフェース回路250に対して読み出しコマンドを発行する。ホスト機器300からのデータ書き込み要求及びデータ消去要求を受信した際も、プロセッサ230は、受信した要求に対応するコマンドをNANDインターフェース回路250に対して同様に発行する。また、プロセッサ230は、ウェアレベリング等、NANDメモリ100を管理するための様々な処理を実行する。
バッファメモリ240は、書き込みデータや読み出しデータを一時的に保持する。
NANDインターフェース回路250は、NANDバスを介してNANDメモリ100と接続され、NANDメモリ100との通信を司る。そしてNANDインターフェース回路250は、プロセッサ230から受信したコマンドに基づき、コマンド、データなどを含む種々の信号を、NANDメモリ100へ送信し、またNANDメモリ100から各種信号及びデータを受信する。
NANDインターフェース回路250は、プロセッサ230から受信したコマンドに基づき、チップイネーブル信号CEn、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号WEn、及びリードイネーブル信号REnをNANDメモリ100へ出力する。また、データの書き込み時には、NANDインターフェース回路250は、プロセッサ230で発行された書き込みコマンド、及びバッファメモリ240内の書き込みデータを、入出力信号I/OとしてNANDメモリ100へ転送する。更に、データの読み出し時には、NANDインターフェース回路250は、プロセッサ230で発行された読み出しコマンドを、入出力信号I/OとしてNANDメモリ100へ転送し、更にNANDメモリ100から読み出されたデータを入出力信号I/Oとして受信し、これをバッファメモリ240へ転送する。
ECC回路260は、NANDメモリ100に記憶されるデータに関するエラー検出及びエラー訂正処理を行う。すなわちECC回路260は、データの書き込み時にはエラー訂正符号を生成して、これを書き込みデータに付与し、データの読み出し時には、エラー訂正をしながらデータを復号する。ECC回路260は、読み出しデータの復号に失敗したときは、プロセッサ230へECCエラーを通知する。
[NAND型フラッシュメモリの構成]
次に、NANDメモリ100の構成について説明する。図1に示すようにNANDメモリ100は、メモリセルアレイ110、ロウデコーダ120、ドライバ回路130、カラムデコーダ140、アドレスレジスタ150、コマンドレジスタ160、シーケンサ170、レジスタユニット180及び温度センサ190を備える。
メモリセルアレイ110は、ロウ及びカラムに対応付けられた複数の不揮発性のメモリセルを含む複数のブロックBLKを備えている。図1では一例として4つのブロックBLK0~BLK3が図示されている。そしてメモリセルアレイ110は、コントローラ200から与えられたデータを不揮発に記憶する。
ロウデコーダ120は、アドレスレジスタ150内のブロックアドレスBAに基づいてブロックBLK0~BLK3のいずれかを選択し、更に選択したブロックBLKにおけるワード線WLを選択する。
ドライバ回路130は、アドレスレジスタ150内のページアドレスPAに基づいて、選択されたブロックBLKに対して、ロウデコーダ120を介して電圧を供給する。
カラムデコーダ140は、データラッチ回路XDL及びセンスアンプSAを含む。センスアンプSAは、複数のセンスアンプ回路を含む。センスアンプSAは、データが読み出されるときには、メモリセルアレイ110から読み出されたデータをセンスし、必要な演算を行う。データラッチ回路XDLは、データの入出力のための複数のラッチ回路を含む。そして、カラムデコーダ140は、そのデータラッチ回路XDLを介して読み出しデータDATをコントローラ200に出力する。カラムデコーダ140は、データの書き込み時には、コントローラ200から受信した書き込みデータDATを、データラッチ回路XDLにおいて受けた後に、メモリセルアレイ110に対する書き込み動作を実行する。
読み出しデータ及び書き込みデータは、ユーザデータである。データラッチ回路XDLは、ユーザデータ格納部を有する。ユーザデータ格納部は、ユーザデータを格納可能な回路部分である。データラッチ回路XDLは、さらに、後述するアドレス情報なども格納可能な冗長部も有する。すなわち、データラッチ回路XDLには、読み出しデータ及び書き込みデータと、アドレス情報などを格納可能である。
なお、本実施形態及び他の実施形態では、ユーザデータ格納部と冗長部が、データラッチ回路XDLに設けられる例で説明するが、他のデータラッチ回路、例えばデータラッチ回路ADL、BDLに設けられるようにしてもよい。すなわち、後述するログデータを一時的に格納するデータラッチ回路として、データラッチ回路ADL、BDL又はCDLを用いてもよい。
アドレスレジスタ150は、コントローラ200から受信したアドレスADDを保持する。このアドレスADDには、前述のブロックアドレスBAとページアドレスPAとが含まれる。すなわち、アドレスレジスタ150は、アドレス情報を格納する。コマンドレジスタ160は、コントローラ200から受信したコマンドCMDを保持する。
シーケンサ170は、コマンドレジスタ160に保持されたコマンドCMDに基づき、NANDメモリ100全体の動作を制御する制御回路である。
シーケンサ170は、コントローラ200からのコマンドCMDに基づいて、データの読み出し、データの書き込み及びデータの消去を実行する。
さらに、シーケンサ170は、後述するように、ログデータの保存処理を実行する。そのため、シーケンサ170は、アドレスレジスタ150からアドレスを取得可能である。さらに、シーケンサ170は、カラムデコーダ140にデータを転送可能である。
レジスタユニット180は、複数のレジスタを含む。レジスタユニット180には、温度センサ190の温度コードなどを格納可能である。
温度センサ190は、NANDメモリ100の温度を示す温度コードを生成する。シーケンサ170は、温度コードを周期的に取得する。温度コードは、NANDメモリ100の温度情報である。温度コードは、NANDメモリ100の使用状態データである。
次に、上記ブロックBLKの構成について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係わるメモリセルアレイの構成を示す回路図である。図示するように、1つのブロックBLKは例えば4つのストリングユニットSU(SU0~SU3)を含む。また各々のストリングユニットSUは、複数のNANDストリング6を含む。
NANDストリング6の各々は、例えば8個のメモリセルトランジスタMT(MT0~MT7)及び2個の選択トランジスタST1、ST2を含んでいる。各メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートと電荷蓄積層とを備え、データを不揮発に保持する。そして複数(例えば8個)のメモリセルトランジスタMTは、選択トランジスタST1のソースと選択トランジスタST2のドレインとの間に直列接続されている。
ストリングユニットSU0~SU3の各々における選択トランジスタST1のゲートは、それぞれセレクトゲート線SGD0~SGD3に接続される。これに対してストリングユニットSU0~SU3の各々における選択トランジスタST2のゲートは、例えばセレクトゲート線SGSに共通接続される。もちろん、ストリングユニットSU0~SU3の各々における選択トランジスタST2のゲートは、ストリングユニット毎に異なるセレクトゲート線SGS0~SGS3に接続されても良い。また、同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMT0~MT7の制御ゲートはそれぞれワード線WL0~WL7に共通接続される。
また、メモリセルアレイ110内において同一列にある複数のNANDストリング6の選択トランジスタST1のドレインは、ビット線BL(BL0~BL(K-1)、但しKは2以上の自然数)に共通接続される。すなわちビット線BLは、複数のブロックBLK間で複数のNANDストリング6を共通に接続する。更に、複数の選択トランジスタST2のソースは、ソース線SLに共通に接続されている。
つまり、各ストリングユニットSUは、互いに異なる複数のビット線BLに接続され、且つ同一のセレクトゲート線SGDに接続された複数のNANDストリング6を含む。また、各ブロックBLKは、複数のストリングユニットSUを含む。そしてメモリセルアレイ110は、各ビット線BLが共通に接続された複数のブロックBLKの集合体である。
図3は、NANDメモリ100のメモリセルアレイ110の記憶領域を示すメモリマップである。
メモリセルアレイ110には、ユーザデータが記憶される記憶領域に加えて、ユーザデータが書き込まれない所定の記憶領域PMAも有している。所定の記憶領域PMAは、ユーザデータが記憶される記憶領域とは別の記憶領域である。よって、ユーザデータは、所定の記憶領域PMAには書き込まれない。
所定の記憶領域PMAは、複数のログデータ記憶領域PMApを含む。各ログデータ記憶領域PMApは、複数のログデータLDを格納可能なデータサイズを有する。
ログデータLDは、後述するエラー発生データを含むデータ部分DPと、アドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPAを含む情報を含む)を含む冗長部分RPを有する。エラー発生データを含むデータ部分DPは、データラッチ回路XDLのユーザデータ格納部に対応し、アドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)を含む冗長部分RPは、データラッチ回路XDLの冗長部に対応する。
図3では、所定の記憶領域PMAは、複数のログデータ記憶領域PMApを有している。各ログデータ記憶領域PMApは、少なくとも1つのブロックBLKを含む。各ブロックBLKは、複数のページを含む。各ページは、ページアドレスPAで指定可能である。各ページに、1つのログデータLDが格納可能である。よって、所定の記憶領域PMA中の1つのブロックBLK中の1つのページに、1つのログデータLDは格納される。1つのブロックBLK内では、ログデータLDは、連続した複数のページに順次格納される。各ログデータ記憶領域PMApが複数のブロックBLKを含む場合、1つのブロックBLK内の全てのページにログデータLDが格納されると、所定の記憶領域PMA内の次のブロックBLKにログデータLDが格納される。よって、ログデータLDが保存された後、例えば所定の記憶領域PMA中のページアドレスPAを1つずつインクリメントすることによって、保存済のログデータLDを保存しつつ、次のログデータLDを記憶させることができる。
図4は、複数のログデータ記憶領域PMApが離間して配置された所定の記憶領域PMAの例を示すメモリマップである。
図4では、2つのログデータ記憶領域PMApは、離間して設けられている。ログデータ記憶領域PMApの各ブロックBLK内では、ログデータLDが格納される度に、ページアドレスPAを1つずつインクリメントすることによって、保存済のログデータLDを保存しつつ、次のログデータLDが格納される。1つのブロックBLK内の全てのページにログデータLDが格納されると、ログデータLDが保存された後、例えばブロック番号を1つずつインクリメントすることによって、保存済のログデータLDを保存しつつ、次のログデータLDを次のブロックBLKに記憶させることができる。1つのログデータ記憶領域PMAp内の全てのブロックBLKの全てのページにログデータLDが格納されると、他方のログデータ記憶領域PMApのブロックアドレスBAとページアドレスPAが指定されて、ログデータLDは、他方のログデータ記憶領域PMApに格納される。
[読み出しエラーの場合におけるログデータの保存処理]
上述したように、シーケンサ170は、コントローラ200からのコマンドCMDに基づいて、データの読み出し、データの書き込み及びデータの消去を実行する。本実施形態は、読み出しエラーが発生した場合におけるログデータLDの保存に関する。
図5は、データ読み出しが実行されるときの、コントローラ200とNANDメモリ100間のデータの送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。
コントローラ200からNANDメモリ100へ読み出しコマンドが発行されると、シーケンサ170は、読み出し動作(P1)を実行する。すなわち、シーケンサ170は、読み出しコマンドに応じてNANDメモリ100からデータを読み出し、読み出したデータをデータラッチ回路XDLに格納する。読み出し動作(P1)の間は、レディ/ビジー信号がビジー状態となり、かつ、レジスタユニット180内のステータスレジスタもビジーを示す状態にセットされる。読み出し動作が終了すると、レディ/ビジー信号がレディ状態になり(P1a)、かつ、ステータスレジスタもレディを表す状態にセットされる。コントローラ200は、ステータス読み出しコマンドを発行することにより、ステータスレジスタの状態を確認することができる。コントローラ200は、読み出し動作が完了したことをレディ/ビジー信号、もしくは、ステータスレジスタの状態で判断する。
コントローラ200は、データ出力コマンドをNANDメモリ100へ発行する。シーケンサ170は、データ出力コマンドに応じて、データラッチ回路XDLのデータをコントローラ200へ出力する。すなわち、シーケンサ170は、読み出したデータをメモリコントローラ200へ出力する。
コントローラ200では、ECC回路260によって、受信したデータに対してエラー検出及びエラー訂正が行われる。エラーが受信したデータに検出され、エラー訂正が失敗した場合、プロセッサ230は、NANDメモリ100へECCエラー発生情報を発行する。
プロセッサ230は、ECCエラーが発生すると、ECCエラーの発生したブロックをバッドブロック(不良ブロック)とする処理を行う。
シーケンサ170は、ECCエラー発生情報を受信すると、所定のコマンドの受け付けを禁止する禁止処理を実行する(P2)。ここで、所定のコマンドは、データラッチ回路XDLに格納されているデータの更新を伴うコマンドである。禁止処理P2の後、データラッチ回路XDLには、読み出されたデータが保持されたままとなる。シーケンサ170は、ログデータ保存処理を実行する(P3)。
以上のように、シーケンサ170は、読み出しエラーの通知を受信すると、メモリコントローラ200による、データラッチ回路XDLのデータ更新を禁止する処理を行った後に、所定のデータを所定の記憶領域PMAに書き込む。
図6は、データの読み出しコマンドシーケンスを示す図である。読み出しコマンドシーケンスでは、シーケンサ170は、予約コマンド「c01」を最初に出力する。予約コマンド「c01」の後にコマンド「c02」が出力される。コマンド「c02」は読み出し動作を実行することを通知する。コマンド「c02」の後に、2つのカラムアドレス「CA1」、「CA2」と3つのロウアドレス「RA1」、「RA2」、「RA3」を含むアドレスデータが出力される。アドレスデータに続いて、読み出し動作の実行を指示するコマンド「c03」が出力される。コマンド「c03」が出力されると、レディ/ビジー信号RBnは、lowとなる。
レディ/ビジー信号RBnがhighになると、コントローラ200は、データ出力コマンドを出力する。まず、コマンド「c04」が最初に出力される。コマンド「c04」は、データの出力動作を実行することを通知する。コマンド「c04」の後に、5つのアドレスデータが出力される。アドレスデータに続いて、データの出力動作の実行を指示するコマンド「c05」が出力される。コマンド「c05」が出力されると、シーケンサ170は、データラッチ回路XDLのデータを出力する。
以上のようにして、読み出しコマンドが実行され、コントローラ200は、NANDメモリ100からデータを読み出すことができる。
図7は、ECCエラー発生情報を受信したときの、シーケンサ170のログデータの保存処理の一例を示すフローチャートである。
シーケンサ170は、ECCエラー発生情報を受信したかを判定する(S1)。ECCエラー発生情報を受信すると、シーケンサ170は、S2以下の処理を実行する。ECCエラー発生情報を受信しなければ(S1:NO)、シーケンサ170は、S2以下の処理を実行しない。
ECCエラー発生情報を受信すると(S1:YES)、シーケンサ170は、所定の禁止処理P2を実行する(S2)。所定の禁止処理P2は、データラッチ回路XDLの更新を伴うコマンド受け付けを禁止する処理である。
禁止処理P2は、例えば、レディ/ビジー信号RBnを、lowレベルにして、NANDメモリ100からコントローラ200へ供給する。レディ/ビジー信号RBnがlowレベルのとき、コントローラ200は、NANDメモリ100へコマンドを出力しない。
S2の後、シーケンサ170は、ECCエラーが発生したアドレス情報を、データラッチ回路XDLの冗長部に書き込む(S3)。
S3の後、シーケンサ170は、ECCエラーが発生したデータ(すなわちエラー発生データ)と、アドレス情報を、データラッチ回路XDLから所定の記憶領域PMAの1つのデータ記憶領域に転送する(S4)。すなわち、シーケンサ170は、メモリコントローラ200から読み出しエラーの通知を受信すると、所定のデータを所定の記憶領域PMAに書き込む。その所定のデータは、読み出しデータと、読み出しコマンドに関わるアドレス情報とを含む。具体的には、シーケンサ170は、データラッチ回路XDLのデータを所定の記憶領域PMAの1つのデータ記憶領域に、ログデータLDとして書き込む。
シーケンサ170は、所定の記憶領域PMAのアドレスポインタのアドレスをインクリメントする(S5)。
上述したように、所定の記憶領域PMAは、複数のログデータ記憶領域PMApを有する。シーケンサ170は、所定の記憶領域PMA中の次にログデータLDを記憶するログデータ記憶領域PMApのアドレスを示すアドレスポインタを管理している。ログデータLDがログデータ記憶領域PMApに書き込まれると、ログデータ記憶領域PMApのアドレスをインクリメントする。アドレスが1つ増加されることにより、ログデータLDが一度書き込まれたログデータ記憶領域PMApには、データが上書きされない。その結果、ログデータLDが保存される。
以上のように、シーケンサ170は、所定のデータを所定の記憶領域PMAに書き込んだ後、所定の記憶領域PMAに書き込まれた所定のデータを保護する処理を実行する。
ログデータ記憶領域PMApには、エラー発生データと、アドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)とが記憶される。
図8は、読み出しエラーが発生した場合における、所定の記憶領域PMAへのログデータの保存の流れを示す図である。
コントローラ200は、読み出しデータに対してECC訂正不可であったとき、ECCエラー発生情報をNANDメモリ100へ出力する。シーケンサ170は、データラッチ回路XDLのログデータLDを、メモリセルアレイ110中の所定の記憶領域PMAに保存する。
ログデータLDは、記憶領域PMA中の、アドレスポインタで示されたアドレスの記憶領域に記憶される。
以上のように、上述した第1の実施形態によれば、メモリシステム1において、読み出しエラーが発生すると、シーケンサ170が自律的にNANDメモリ100の所定の記憶領域PMAにログデータLDを記憶する。ログデータLDは、読み出しエラーに関わるエラー発生データと、そのアドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)を含む。よって、NANDメモリ100中のログデータLDを用いて、不良解析が可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、読み出しエラーが発生した場合にログデータLDが保存されるが、第2の実施形態では、書き込みエラーが発生した場合にログデータLDが所定の記憶領域PMAに保存される。
第2の実施形態のメモリシステムの構成は、第1の実施形態のメモリシステム1の構成と同じであり、NANDメモリ100の構成及びメモリコントローラ200の構成も、それぞれ第1の実施形態のNANDメモリ100の構成及びメモリコントローラ200の構成と同じである。よって、同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明は省略する。
[書き込むエラーの場合におけるログデータの保存処理]
図9は、データ書き込みが実行されるときの、コントローラ200とNANDメモリ100間のデータの送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。
コントローラ200からNANDメモリ100へ書き込みコマンドが発行されると、シーケンサ170は、書き込み動作(P11)を実行する。書き込み動作は、プログラム動作とベリファイ動作を含む。プログラム動作は、電子を電荷蓄積層に注入することにより閾値を上昇させる(または注入を禁止することで閾値を維持させる)動作である。ベリファイ動作は、プログラム動作の後、データを読み出すことで、メモリセルトランジスタMTの閾値がターゲットレベルまで達したか否かを判定する動作である。
書き込み動作(P11)の間は、レディ/ビジー信号がビジー状態となり、かつ、レジスタユニット180内のステータスレジスタもビジーを示す状態にセットされる。書き込み動作が終了すると、レディ/ビジー信号がレディ状態になり(P11a)、かつ、ステータスレジスタもレディを表す状態にセットされる。コントローラ200は、ステータス読み出しコマンドをNANDメモリ100へ発行する。シーケンサ170は、ステータス読み出しコマンドに応じて、ステータス読み出し処理(P12)を実行する。ステータス読み出し処理は、書き込み動作がパスしたか、フェイルしたかを示すステータスデータを読み出す処理である。
シーケンサ170は、書き込み動作がフェイル(すなわち書き込みエラー)の場合、所定のコマンドの受け付けを禁止する禁止処理を実行する(P13)。ここで、所定のコマンドは、データラッチ回路XDLに格納されているデータの更新を伴うコマンドである。禁止処理P13の後、データラッチ回路XDLには、書き込みデータ(期待値)すなわち書き込みエラーとなったデータが保持されたままとなる。
シーケンサ170は、コントローラ200へステータスデータを出力する。
シーケンサ170は、書き込み動作がフェイルの場合、ステータスデータの出力の後、ログデータ保存処理(P14)を実行する。
以上のように、シーケンサ170は、書き込みエラーが発生すると、メモリコントローラ200による、データラッチ回路XDLのデータ更新を禁止する処理を行った後に、所定のデータを所定の記憶領域PMAに書き込む。
図10は、データの書き込みコマンドシーケンスを示す図である。書き込みコマンドシーケンスでは、シーケンサ170は、予約コマンド「c01」を最初に出力する。予約コマンド「c01」の後にコマンド「c11」が出力される。コマンド「c11」は、書き込み動作を実行することを通知する。コマンド「c11」の後に、2つのカラムアドレス「CA1」、「CA2」と3つのロウアドレス「RA1」、「RA2」、「RA3」を含むアドレスデータが出力される。アドレスデータに続いて、書き込みデータが出力される。シーケンサ170は、データラッチ回路XDLに書き込みデータを保持する。書き込みデータに続いて、書き込み動作の実行を指示するコマンド「c12」が出力される。コマンド「c12」が出力されると、書き込みが終了するまで、レディ/ビジー信号RBnは、lowとなる。
以上のようにして、書き込みコマンドが実行され、コントローラ200は、NANDメモリ100にデータを書き込むことができる。
図11は、書き込みエラーが発生したときの、シーケンサ170のログデータの保存処理の一例を示すフローチャートである。
シーケンサ170は、書き込みエラーが発生したかを判定する(S11)。書き込みエラーが発生したかは、ステータスデータに基づいて判定される。書き込み動作において、プログラム動作後のベリファイ動作において、メモリセルトランジスタMTの閾値がターゲットレベルまで達しないと判定されると、書き込みエラーが発生する。
書き込みエラーが発生すると、シーケンサ170は、S12以下の処理を実行する。書き込みエラーが発生しなければ、シーケンサ170は、S12以下の処理を実行しない。
書き込みエラーが発生すると(S11:YES)、シーケンサ170は、所定の禁止処理P13を実行する(S12)。所定の禁止処理P13は、データラッチ回路XDLの更新を伴うコマンド受け付けを禁止する処理である。
禁止処理P13は、例えば、レディ/ビジー信号RBnを、lowレベルにして、NANDメモリ100からコントローラ200へ供給する。レディ/ビジー信号RBnがlowレベルのとき、コントローラ200は、NANDメモリ100へコマンドを出力しない。
S12の後、シーケンサ170は、書き込みエラーが発生したアドレス情報を、データラッチ回路XDLの冗長部に書き込む(S13)。
S13の後、シーケンサ170は、書き込みエラーが発生したデータ(すなわちエラー発生データ)と、アドレス情報を、データラッチ回路XDLから所定の記憶領域PMAの1つのデータ記憶領域に転送する(S14)。すなわち、シーケンサ170は、書き込みコマンドに応じてNANDメモリ100へデータを書き込む。シーケンサ170は、データの書き込みエラーが発生すると、所定のデータを所定の記憶領域PMAに書き込む。その所定のデータは、書き込みデータと、書き込みコマンドに関わるアドレス情報とを含む。具体的には、シーケンサ170は、データラッチ回路XDLのデータを所定の記憶領域PMAの1つのデータ記憶領域に、ログデータLDとして書き込む。
シーケンサ170は、所定の記憶領域PMAのアドレスポインタのアドレスをインクリメントする(S15)。
上述したように、所定の記憶領域PMAは、複数のログデータ記憶領域PMApを有する。シーケンサ170は、所定の記憶領域PMA中の次にログデータLDを記憶するログデータ記憶領域PMApのアドレスを示すアドレスポインタを管理している。ログデータLDがログデータ記憶領域PMApに書き込まれると、ログデータ記憶領域PMApのアドレスをインクリメントする。アドレスが1つ増加されることにより、ログデータLDが一度書き込まれたログデータ記憶領域PMApには、データが上書きされない。その結果、ログデータLDが保存される。
以上のように、シーケンサ170は、所定のデータを所定の記憶領域PMAに書き込んだ後、所定の記憶領域PMAに書き込まれた所定のデータを保護する処理を実行する。
ログデータ記憶領域PMApには、エラー発生データと、アドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)とが記憶される。
図12は、書き込みエラーが発生した場合における、所定の記憶領域PMAへのログデータLDの保存の流れを示す図である。
シーケンサ170は、書き込みエラーがあったとき、データラッチ回路XDLのログデータLDを、メモリセルアレイ110中の所定の記憶領域PMAに保存する。
ログデータLDは、アドレスポインタで示されたアドレスの記憶領域PMAに記憶される。
よって、NANDメモリ100において、書き込みエラーが発生すると、シーケンサ170が自律的に所定の記憶領域PMAにログデータLDを記憶する。ログデータLDは、書き込みエラーに関わるエラー発生データと、そのアドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)を含む。よって、NANDメモリ100中のログデータLDを用いて、不良解析が可能となる。
次に変形例を説明する。
上述した第2の実施形態では、書き込みエラーが発生すると、エラー発生データとそのアドレス情報を所定の記憶領域PMAに記憶しているが、書き込み実行の度に、エラー発生データとそのアドレス情報を所定の記憶領域PMAに記憶し、書き込みエラーが発生すると、所定の記憶領域PMAのデータを更新不可にするようにしてもよい。
図13は、変形例における、データ書き込みが実行されるときの、コントローラ200とNANDメモリ100間のデータの送受信のタイミングを示すタイミングチャートである。
コントローラ200からNANDメモリ100へ書き込みコマンドが発行されると、シーケンサ170は、コントローラ200により指定されたアドレスへの書き込み動作(P21)を実行する。
シーケンサ170は、ログデータ保存処理(P22)を実行する。ログデータ保存処理(P22)は、ログデータ保存処理(P14)と同じである。
書き込み動作(P22)の間は、レディ/ビジー信号がビジー状態となり、かつ、レジスタユニット180内のステータスレジスタもビジーを示す状態にセットされる。書き込み動作が終了すると、レディ/ビジー信号がレディ状態になり(P22a)、かつ、ステータスレジスタもレディを表す状態にセットされる。コントローラ200は、ステータス読み出しコマンドをNANDメモリ100へ発行する。シーケンサ170は、ステータスデータに基づいて書き込みエラーが発生したかを判定する。
ステータスフェイルが発生していると(P23)、コントローラ200へ書き込みに失敗したことのステータスデータを出力する。
ステータスフェイルが発生(P23)すると、シーケンサ170は、ステータスデータの出力の後、上書き禁止処理(P24)を実行する。上書き禁止処理(P24)では、所定の記憶領域PMAのアドレスポインタのアドレスがインクリメントされる。
図14は、書き込みエラーが発生したときの、シーケンサ170のログデータの保存処理の一例を示すフローチャートである。
シーケンサ170は、コントローラ200により指定されたアドレスへの書き込み動作を実行する(S21)。
S21の後、シーケンサ170は、アドレス情報を、データラッチ回路XDLの冗長部に書き込む(S22)。
S22の後、シーケンサ170は、エラー発生データと、アドレス情報を、データラッチ回路XDLから所定の記憶領域PMAの1つのデータ記憶領域に転送する(S23)。
シーケンサ170は、S21における書き込み動作の実行において、書き込みエラーが発生したかを判定する(S24)。書き込みエラーが発生すると、シーケンサ170は、所定の記憶領域PMAのアドレスポインタのアドレスをインクリメントする(S25)。書き込みエラーが発生しなければ、シーケンサ170は、S21の処理に進む。
書き込み動作が連続して実行される度に、書き込みエラーが発生しなければ(S24:NO)、所定の記憶領域PMAに対して新たなデータ(書き込みデータ)とアドレス情報が上書きされる。書き込みエラーが発生すると(S24:YES)、シーケンサ170は、所定の記憶領域PMAのアドレスをインクリメントする(S25)。よって、データ(すなわちエラー発生データ)とアドレス情報が記憶されたログデータ記憶領域PMApは、上書きされない。
以上のように、上述した第2の実施形態及び変形例によれば、NANDメモリ100において、書き込みエラーが発生すると、所定の記憶領域PMAにログデータLDが記憶される。ログデータLDは、書き込みエラーに関わるエラー発生データと、そのアドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)を含む。よって、ログデータLDを用いて、不良解析することができる。
なお、メモリセルトランジスタMTが3ビットデータを記憶可能なTLC(Triple Level Cell)、4ビットデータを記憶可能なQLC(Quad Level Cell)などである場合、所定の記憶領域PMAは、pSLC(pseudo Single Level Cell)領域が好ましい。pSLC領域は、SLCモードでデータが書き込まれる領域である。SLCモードは、TLCやQLCのような多値データを記憶可能なメモリセルトランジスタMTに、1ビットデータ形式でデータを記憶するモードである。シーケンサ170は、pSLC領域にログデータLDを書き込むときは、SLCモードでデータを書き込む。
例えば、TLCの場合は、図2において一点鎖線で示すように、各ワード線WLの複数のメモリセルトランジスタMTには、3ページのデータが保持可能である。上位ページのデータを書き込んだときに、pSLCの第1のログデータ記憶領域に保存し、中位ページのデータを書き込んだときに、pSLCの第2のログデータ記憶領域に保存し、下位ページのデータを書き込んだときに、pSLCの第3のログデータ記憶領域に保存する。
(第3の実施形態)
第1の実施形態では、読み出しエラー発生時にログデータLDが保存され、第2の実施形態では、書き込みエラー時のログデータが保存されるが、第3の実施形態では、何らかのエラーが発生したときに、NANDメモリ100の使用状態又は動作状態に関するログデータLDが所定の記憶領域PMAに保存される。
第3の実施形態のメモリシステムの構成は、第1の実施形態のメモリシステム1の構成と同じであり、NANDメモリ100の構成及びメモリコントローラ200の構成も、それぞれ第1の実施形態のNANDメモリ100の構成及びメモリコントローラ200の構成と同じである。よって、同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明は省略する。
図15は、エラーが発生したときの、シーケンサ170のログデータLDの保存処理の一例を示すフローチャートである。本実施形態では、ログデータLDには、温度センサ190の温度コードが含まれる。温度コードは、シーケンサ170により取得され、レジスタユニット180中の温度コードレジスタに温度情報として格納される。
読み出しエラーが発生すると、シーケンサ170は、コントローラ200からECCエラー情報を受信する。書き込みエラーあるいは消去エラーは、シーケンサ170において検知される。
シーケンサ170は、読み出しエラーなどの何らかのエラーが発生したかを判定する(S31)。
何らかのエラーが検知されると(S31:YES)、シーケンサ170は、S32以降の処理を実行する。何のエラーも検知されないと(S31:NO)、シーケンサ170は、S32以降の処理を実行しない。
何らかのエラーが検知されると(S31:YES)、シーケンサ170は、所定のコマンドの受け付けを禁止する(P32)。ここで、所定のコマンドは、データラッチ回路XDLに格納されているデータの更新を伴うコマンドである。
S32の後、シーケンサ170は、温度センサ190の温度情報を使用状態データとして、データラッチ回路XDLの冗長部に書き込む(S33)。
S33の後、シーケンサ170は、データラッチ回路XDLから温度情報を所定の記憶領域PMAに転送する(S34)。エラー発生データ、温度情報及びアドレス情報は、データラッチ回路XDLに格納されている。シーケンサ170は、データラッチ回路XDLのデータを所定の記憶領域PMAに書き込む。
以上のように、シーケンサ170は、温度センサ190の温度情報を所定の記憶領域PMAに書き込む。
S34の後、シーケンサ170は、所定の記憶領域PMAのアドレスポインタのアドレスをインクリメントする(S35)。
以上のように、上述した第3の実施形態によれば、メモリシステム1において、何らかのエラーが発生すると、所定の記憶領域PMAにログデータLDとして温度情報が記憶される。よって、ログデータLDを用いて、不良解析することができる。
なお、上述した実施形態では、何らかのエラーが発生すると、温度情報を含むログデータLDが保存されるが、温度情報以外の情報をログデータLDに含めてもよい。例えば、消去回数あるいは読み出し回数の情報を、温度情報と共に、NANDメモリ100の動作状態情報として、ログデータLDに含めてもよい。
さらになお、Set Featureコマンドに含まれるシフト量などの動作モード変更情報も、動作状態情報としてログデータLDに含めるようにしてもよい。
すなわち、シーケンサ170は、NANDメモリ100の動作状態の情報を所定の記憶領域PMAに書き込むようにしてもよい。
消去回数は、前記受信したコマンドに応じてシーケンサ170が実行した消去動作の実行回数である。消去回数は、消去コマンドが実行される度にシーケンサ170によりブロック毎にカウントされ、レジスタユニット180中の消去回数レジスタに格納される。
読み出し回数は、受信したコマンドに応じてシーケンサ170が実行した読み出し動作の実行回数である。読み出し回数は、読み出しコマンドが実行される度にシーケンサ170によりブロック毎にカウントされ、レジスタユニット180中の読み出し回数レジスタに格納される。
シフト量などの動作モード変更情報は、受信したコマンドに関わる動作モードを変更する情報である。動作モード変更情報は、例えば、Set Featureコマンドを受信する度に、Set Featureコマンドに関わるシフト量などのデータが抽出され、Featureレジスタに格納される。
図16は、何らかのエラーが発生したときの、所定の記憶領域PMAへのログデータの保存の流れを示す図である。
何らかのエラーが発生したとき、シーケンサ170は、温度コードレジスタ、消去回数レジスタ、読み出し回数レジスタ及びFeatureレジスタの少なくとも1つに格納されているデータを、データラッチ回路XDLの冗長部に書き込む。
データラッチ回路XDLのログデータLDは、メモリセルアレイ110中の所定の記憶領域PMAに保存される。
なお、発生したエラーが読み出しエラーであるか、書き込みエラーであるか、消去エラーであるかを示すエラーコード情報も、ログデータLDに含めるようにしてもよい。
以上のように、上述した第3の実施形態によれば、メモリシステム1において、何らかのエラーが発生すると、シーケンサ170が自律的に所定の記憶領域PMAに使用状態又は動作状態のデータをログデータLDとして記憶する。よって、ログデータLDを用いて、不良解析が可能となる。
(第4の実施形態)
第3の実施形態では、メモリシステム1において、何らかのエラーが発生すると、エラーの種類に関わりなく、所定の記憶領域PMAに使用状態又は動作状態に関するログデータLDが記憶される。第4の実施形態では、読み出しエラーがあったときに、所定の記憶領域PMAに、エラー発生データ、アドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)、及び使用状態及び動作状態の少なくとも一方に関する情報を含むログデータLDが記憶される。
第4の実施形態のメモリシステムの構成は、第1の実施形態のメモリシステム1の構成と同じであり、NANDメモリ100の構成及びメモリコントローラ200の構成も、それぞれ第1の実施形態のNANDメモリ100の構成及びメモリコントローラ200の構成と同じである。よって、同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明は省略する。
第1の実施形態では、読み出しエラーが発生すると、ログデータLDにエラー発生データとアドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)を含めている。エラー発生データは、ログデータLD中のデータ部分DPに格納されている。
これに対して、第4の実施形態では、読み出しエラーが発生したときに、データラッチ回路XDLの冗長部に、アドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)と、使用状態又は動作状態の情報とが書き込まれる。その結果、アドレス情報と、温度情報等の使用状態又は動作状態の情報が、ログデータLD中の冗長部分RPに含まれる。
すなわち、シーケンサ170が受信するコマンドは、NANDメモリ100を制御するメモリコントローラ200からの読み出しコマンドである。シーケンサ170は、読み出しコマンドに応じてNANDメモリ100からデータを読み出す。シーケンサ170は、読み出したデータを読み出しデータとしてメモリコントローラ200へ出力する。シーケンサ170は、メモリコントローラ200から読み出しエラーの通知を受信すると、所定のデータを所定の記憶領域PMAに書き込む。その所定のデータは、読み出しデータと、読み出しコマンドに関わるアドレス情報と、NANDメモリ100の使用状態又は動作状態の情報を含む。
以上のように、上述した第4の実施形態によれば、メモリシステム1において、読み出しエラーが発生すると、シーケンサ170が自律的にNANDメモリ100の所定の記憶領域PMAにログデータLDを記憶する。そのログデータLDは、読み出しエラーに関わるエラー発生データと、そのアドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)と、使用状態又は動作状態の情報を含む。よって、NANDメモリ100中のログデータLDを用いて、不良解析が可能となる。
(第5の実施形態)
第3の実施形態では、メモリシステム1において、何らかのエラーが発生すると、エラーの種類に関わりなく、所定の記憶領域PMAに使用状態又は動作状態に関するログデータLDが記憶される。本第5の実施形態では、書き込みエラーがあったときに、所定の記憶領域PMAに、エラー発生データ、アドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)及び使用状態及び動作状態の少なくとも一方に関する情報を含むログデータLDが記憶される。
第5の実施形態のメモリシステムの構成は、第1の実施形態のメモリシステム1の構成と同じであり、NANDメモリ100の構成及びメモリコントローラ200の構成も、それぞれ第1の実施形態のNANDメモリ100の構成及びメモリコントローラ200の構成と同じである。よって、同じ構成要素については、同じ符号を用いて説明は省略する。
第2の実施形態では、書き込みエラーが発生すると、ログデータLDにエラー発生データとアドレス情報を含めている。エラー発生データは、ログデータLD中のデータ部分DPに格納されている。
これに対して、第5の実施形態では、書き込みエラーが発生したときに、データラッチ回路XDLの冗長部に、アドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)と、使用状態又は動作状態の情報とが書き込まれる。その結果、アドレス情報と、温度情報等の使用状態又は動作状態の情報が、ログデータLD中の冗長部分RPに含まれる。
以上のように、上述した第5の実施形態によれば、メモリシステム1において、書き込みエラーが発生すると、シーケンサ170が自律的にNANDメモリ100の所定の記憶領域PMAにログデータLDを記憶する。そのログデータLDは、書き込みエラーに関わるエラー発生データと、そのアドレス情報(ブロックアドレスBAとページアドレスPA)と、使用状態又は動作状態の情報を含む。よって、NANDメモリ100中のログデータLDを用いて、不良解析が可能となる。
すなわち、シーケンサ170が受信するコマンドは、NANDメモリ100を制御するメモリコントローラ200からの書き込みコマンドである。シーケンサ170は、書き込みコマンドに応じてNANDメモリ100へデータを書き込む。シーケンサ170は、データの書き込みエラーが発生すると、所定のデータを所定の記憶領域PMAに書き込む。その所定のデータは、書き込みデータと、書き込みコマンドに関わるアドレス情報と、NANDメモリ100の使用状態又は動作状態の情報を含む。
以上のように、上述した各実施形態によれば、シーケンサ170は、NANDメモリ100に対するデータの読み出し動作及び書き込み動作を制御するメモリコントローラ200からコマンドを受信可能である。シーケンサ170は、受信したコマンドに応じた動作(読み出し動作、書き込み動作、消去動作)のエラーが発生したときに、所定のデータをNANDメモリ100の所定の記憶領域PMAに書き込む。
よって、上述した各実施形態によれば、不良解析のためのデータを保存可能な半導体記憶装置を提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として例示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 メモリシステム
6 ストリング
100 NAND型フラッシュメモリ
110 メモリセルアレイ
120 ロウデコーダ
130 ドライバ回路
140 カラムデコーダ
150 アドレスレジスタ
160 コマンドレジスタ
170 シーケンサ
180 レジスタユニット
190 温度センサ
200 メモリコントローラ
210 ホストインターフェース回路
220 RAM
230 プロセッサ
240 バッファメモリ
250 NANDインターフェース回路
260 ECC回路
300 ホスト機器

Claims (10)

  1. ユーザデータの読み出し動作及び書き込み動作を制御するメモリコントローラからコマンドを受信する半導体記憶装置であって、
    前記ユーザデータを含むログデータを格納するデータラッチ回路と、
    複数の不揮発性のメモリセルを含み、前記ログデータを不揮発に記憶するメモリセルアレイと、
    前記コマンドに応じた動作のエラーが発生したときに、前記データラッチ回路に格納されている前記ログデータを前記メモリセルアレイの所定の記憶領域に書き込む制御回路と、
    を有する、半導体記憶装置。
  2. 前記コマンドは、メモリコントローラからの読み出しコマンドであり、
    前記制御回路は、
    前記読み出しコマンドに応じて前記メモリセルアレイから前記ユーザデータを読み出し、
    読み出した前記ユーザデータを読み出しデータとして前記メモリコントローラへ出力し、
    前記メモリコントローラから読み出しエラーの通知を受信すると、前記ログデータを前記所定の記憶領域に書き込み、
    前記ログデータは、前記読み出しデータと前記読み出しコマンドに関わるアドレス情報とを含む、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記アドレス情報を格納するアドレスレジスタを有し、
    前記データラッチ回路は、前記読み出しデータと、前記アドレス情報を格納可能である、
    請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記制御回路は、前記読み出しエラーの通知を受信すると、前記メモリコントローラによる、前記データラッチ回路のデータ更新を禁止する処理を行った後に、前記ログデータを前記所定の記憶領域に書き込む、
    請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記制御回路は、前記ログデータを前記所定の記憶領域に書き込んだ後、前記所定の記憶領域に書き込まれた前記ログデータを保護する処理を実行する、
    請求項4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記コマンドは、前記半導体記憶装置を制御するメモリコントローラからの書き込みコマンドであり、
    前記制御回路は、
    前記書き込みコマンドに応じて前記メモリセルアレイへ前記ユーザデータを書き込み、
    前記ユーザデータの書き込みエラーが発生すると、前記ログデータを前記所定の記憶領域に書き込み、
    前記ログのデータは、書き込みデータと前記書き込みコマンドに関わるアドレス情報とを含む、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記アドレス情報を格納するアドレスレジスタを有し、
    前記データラッチ回路は、前記書き込みデータと、前記アドレス情報を格納可能である、
    請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記制御回路は、前記書き込みエラーが発生すると、前記メモリコントローラによる、前記データラッチ回路のデータ更新を禁止する処理を行った後に、前記ログデータを前記所定の記憶領域に書き込む、
    請求項7に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記制御回路は、前記ログデータを前記所定の記憶領域に書き込んだ後、前記所定の記憶領域に書き込まれた前記ログデータを保護する処理を実行する、
    請求項8に記載の半導体記憶装置。
  10. 温度センサを有し、
    前記制御回路は、前記温度センサの温度情報を前記ログデータに含めて、前記所定の記憶領域に書き込む、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
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