JP2022046112A - 情報処理装置、プログラム及び制御方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 アプリケーションのバージョンアップにより、アプリケーションにおけるファイルの選択方法が変更される場合が有る。バージョンアップ前からアプリケーションを利用していたユーザーにとってはファイルの選択方法が変更されると困惑する。【解決手段】 ファイルの選択方法が変更された場合、バージョンアップ前からアプリケーションを利用していたユーザーに対しては通知画面を表示する。【選択図】 図7

Description

本発明は、情報処理装置、プログラム及び制御方法に関する。
近年、モバイル端末の普及と共に、企業の業務端末としてもモバイル端末が採用されるケースが増えるようになった。複合機やプリンタ等の画像処理装置に対して処理の実行を指示するためのアプリケーションをインストールしたモバイル端末から、画像処理装置に対して印刷やスキャンの指示を行うことができる。例えばユーザーはモバイル端末のアプリケーション上でフォルダからのファイルの選択と印刷設定を行ってから、印刷の実行指示を画像処理装置に送信する。実行指示を受信した画像処理装置は設定に従って印刷処理を実行する。
アプリケーションにおいてモバイル端末内のストレージに設けられたフォルダからファイルを選択する機能を有するためには、アプリケーション内部にファイルブラウザ機能を搭載するように実装する場合と、オペレーションシステム(OS)が提供するファイルブラウザ機能を利用する場合が有る。前者は個別のアプリケーションに特化した細かい設定が可能であるが、後者は複数の異なるアプリケーションから利用されることを想定しているため、細やかな設定はできない。例えばアプリケーション内部にファイルブラウザ機能を搭載する場合は、ファイル選択画面を表示する際にアプリケーション上で予め設定されたフォルダをデフォルトで開くようにすることができる。一方、OSのファイルブラウザ機能を利用する場合は、アプリケーションはデフォルトで開くフォルダを指定できない
特許文献1には、アプリケーション内部のファイルブラウザ機能とOSのファイルブラウザ機能の両方の機能を有し、ユーザー操作に応じて、どちらのファイルブラウザ機能を使用するか切り替える方法が開示されている。
特開2019-008370号公報
OSの仕様変更等に起因して、アプリケーションにおけるファイルの選択方法が変更される場合が有る。例えば独自のファイルブラウザ機能を実装していたアプリケーションが、当該アプリケーションのバージョンアップに伴ってOSのファイルブラウザ機能を利用するように変更されることがある。この場合、独自のファイルブラウザ機能を用いたファイル選択時にデフォルトで開いていたフォルダを、OSのファイルブラウザ機能ではデフォルトで開くことができなくなる等の変更が生じる。
このようにアプリケーションのバージョンアップ等により、ファイルの選択方法が変更されると、バージョンアップ前からアプリケーションを利用していたユーザーは困惑するおそれがある。
本発明の目的は、アプリケーションにおけるファイルの選択方法が変更された場合でも、ユーザーが困惑することなくファイル選択できるようにする方法を提供することである。
情報処理装置のコンピュータに制御方法を実行させるためのプログラムであり、前記情報処理装置のオペレーティングシステム上で動作するプログラムであって、前記制御方法は、前記プログラムが所定のバージョンにバージョンアップされたか否か判断する判断工程と前記情報処理装置に保存されているファイルを選択する画面であり、前記オペレーティングシステムが提供するファイルブラウザの画面を表示するための操作をユーザーから受け付ける受付工程と、前記ファイルブラウザの画面を表示することを前記オペレーティングシステムに指示する指示工程と、を有し、前記受付工程で操作を受け付けると、前記判断工程で前記所定のバージョンにバージョンアップされたと判断された場合は、所定の通知を表示した後に、前記ファイルブラウザの画面を表示するように前記指示を行い、前記判断工程で前記所定のバージョンにバージョンアップされていないと判断された場合は、前記所定の通知を表示することなく、前記ファイルブラウザの画面を表示するように前記指示を行うことを特徴とするプログラム。
アプリケーションにおけるファイルの選択方法が変更された場合でも、ユーザーが困惑することなくファイル選択することができる。
本発明のシステム構成を示す図である。 データ処理装置のハードウェア構成を示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 データ処理装置のソフトウェアの構成を示す図である。 データ処理装置で動作するアプリケーションが表示する画面の一例を示す図である。 データ処理装置に動作するOS又はアプリケーションが表示する画面の一例を示す図である。 実施例1におけるアプリケーションの処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本実施形態を詳しく説明する。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施例1)
以下、図面を参照し、本実施例について詳細に説明する。図1は、本実施例における情報処理システムの構成を示す図である。図1において、データ処理装置101は、画像処理装置104に対して印刷ジョブやスキャンジョブを送信するために使用されるデータ処理装置であり、データ処理装置上でユーザーから各種操作を受付ける。データ処理装置101は、例えばスマートフォンやタブレットといったモバイル端末である。104は画像処理装置であって、スキャン機能のほか、コピー機能、プリント機能、ファクス送信機能等を備えていてもよい。
103はデータ処理装置101や画像処理装置104が接続されているLAN(Local Area Network)であって、データ処理装置101や画像処理装置104はLAN103を介して相互通信を行っている。102は無線LANターミナルである。無線LANターミナル102は、一般的なネットワーク・ルーター機能を有した無線LANの親機であって、家庭内や事務所などの中で無線LANを提供している。また、データ処理装置101は無線LAN機能を有効にすることで、無線LANターミナル102を介してLAN103に参加することができる。データ処理装置101は、無線LANターミナル102が提供する無線LANエリアに入ると、データ処理装置101内に予め設定されている認証情報を利用して自動的にLAN103のネットワークに参加することができる。
図2は、図1におけるデータ処理装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。データ処理装置101は、小型端末用のオペレーティングシステムや、通話、データ通信を制御するプログラムが動作していても構わない。あるいは後述する音声・画像制御部206及びマイク・スピーカ・カメラ213、位置検出制御部210、GPSセンサー216、携帯電話データ通信部212等を備えないパーソナルコンピュータであっても構わない。
ハードウェアの各構成要素は、システムバス201に接続されている。ROM203にはデータ処理装置101におけるオペレーティングシステム及び、通話、データ通信を制御するアプリケーションが格納されており、CPU202で実行可能である。データ通信を制御するアプリケーションとしては、画像処理装置104と各種データのやり取りを行うアプリケーションやMailソフト、Webブラウザなどがある。
RAM204は、プログラムを実行するためのメモリであり、アプリケーションがプログラムを実行するワークメモリエリアである。また、RAM204はアプリケーションがプログラム内の処理実行時に一時的に保存しなければならないデータ等を一時記憶するためのメモリでもある。記憶装置209は不揮発性の記憶装置であり、データ処理装置101の再起動後も保持しておく必要のある各種動作モード設定や、稼働ログなどが記憶される。
NetworkController205は、無線LANターミナル102を介してLAN103のネットワークに参加するための無線LAN通信部211と、携帯キャリアの提供するネットワークに参加するための携帯電話データ通信部212による通信制御を行う。
音声・画像制御部206は、例えば通話アプリケーションが起動され、ユーザーが電話をしているときに使用される。マイク・スピーカ213にて音声データの入出力を行い、音声・画像制御部206は、その音声データと音声データ制御プログラムとの仲介を行っている。また音声・画像制御部206は、カメラ213で撮像して生成した画像データと画像データ制御プログラムとの仲介を行う。
表示制御部207は、データ処理装置101のディスプレイ214にて出力する情報の制御を行っている。入力制御部208は、データ処理装置101のボタンやタッチパネル215にてユーザーが指示した情報の制御を行っている。これらの音声・画像制御部206、表示制御部207、入力制御部208を利用して、データ処理装置101上で動作するアプリケーションは、ネットワーク通信情報やデータ処理装置101のさまざまな情報をユーザーに提供する。
位置検出制御部210は、GPSセンサー216からデータ処理装置101の位置情報を取得しオペレーティングシステム上に提供される。これらの制御は、CPU202で動くオペレーティングシステム(OS)にて制御される。
図3は、図1における画像処理装置104のハードウェア構成を説明するブロック図である。本例は、スキャナ機能と、プリンタ機能を有する複合機(MFP(Multi Function Perpheral))の例を示す。
図3において、301はI/Oであり、LAN通信部314を含む。LAN通信部314は、ネットワーク(LAN)103などを介してデータ処理装置101と通信可能である。例えば、画像処理装置104でスキャンして生成した画像データをLANを介して、データ処理装置101に送信する。I/O301は複数の接続形態に対応するために複数個搭載されていても良い。このI/O301を通して、画像処理装置104は、デバイスIDやスキャンイメージをデータ処理装置101に渡す。またデータ処理装置101より、各種の制御コマンドを受けて処理を行う。I/F制御部302は、画像処理装置104に搭載されているスキャナやプリンタ、またはファクスなどの処理系に関してデバイスIDを発行する制御をおこなっている。RAM303は、一次記憶装置で、I/O301で取得した制御コマンドなどの外部データや、スキャナエンジン313で読み取られたイメージデータ(あるいは画像データ。以下イメージと称する)を格納するに使用される。さらに、RAM303は、プリンタコントローラ310で展開されたプリンタエンジン306に渡される前のイメージの格納などに使用される。RAM303の割り当て管理はRAM制御部304が行っている。画像データ調歩回路305は、プリンタコントローラ310によって展開されたイメージや、スキャナエンジン313によって取り込まれ、RAM303に展開されたイメージをプリンタエンジン306の回転にあわせて出力する装置である。プリンタエンジン306は紙などの出力メディアにイメージを現像する装置である。メインコントローラ308は、エンジンI/F307によりプリンタエンジン306の各種制御を行う。また、メインコントローラ308は、制御の要のモジュールであり、スキャナコントローラ309やプリンタコントローラ310にI/O301経由でデータ処理装置101より受け取る制御言語の適切な振り分け処理を行う。さらに、メインコントローラ308は、それぞれのコントローラやユーザーインターフェース312からの指示をうけてプリンタエンジン306やスキャナエンジン313の制御を行う。スキャナコントローラ309はデータ処理装置101より受けたスキャン制御コマンドをメインコントローラ308が解釈可能な内部実行命令に分解する。またスキャナエンジン313で読み取ったイメージをスキャン制御コマンドに変更する。プリンタコントローラ310はデータ処理装置101より印刷ジョブとして受けたPDL(Page Description Language)をメインコントローラ308が解釈可能な展開イメージなどを含む内部実行命令に分解する。展開イメージはプリンタエンジンまで運ばれ、用紙などの出力メディアに印刷される。
図4は、図1に示したデータ処理装置101のソフトウェアの構成を説明するブロック図である。401はデータ処理装置101上で実行されるアプリケーションで、OS410上で動作するアプリケーションとしてROM203にインストールされている。アプリケーション401は、画像処理装置に対して印刷指示やスキャン指示を行うアプリケーションである。例えばデータ処理装置101上のストレージに保存してある画像データ等のファイルを選択し、画像処理装置104に対して当該選択したファイルの印刷指示を行うアプリケーションである。また、画像処理装置104に対してスキャン指示する機能やデータ処理装置101が備えるカメラ213で撮像した画像を保存する機能も有する。UI部402はアプリケーション401のUI部であり、アプリケーション固有の機能をユーザーに設定させるためのユーザーインターフェースを提供する。画像処理装置探索部403は画像処理装置の探索部であり、データ処理装置101が参加するLAN103上におけるネットワーク機器を探索する。より詳細にはデータ処理装置101が印刷、スキャン指示可能な画像処理装置を探索する。制御部404はアプリケーション401が行う各種処理の制御を行う。例えば制御部404は印刷ジョブやスキャンジョブを生成し、通信可能な画像処理装置に当該生成したジョブの送信を行う。またアプリケーション401において生成されたデータを保存する処理等を行う。ファイル保存部405はアプリケーション401が生成したファイル等を保存する。例えば画像処理装置104がスキャンして生成した画像データを画像処理装置104から受信し保存する。ファイル保存部405に保存されたデータはアプリケーション401以外のアプリケーションから参照、利用することが可能である。
たとえばアプリケーション401の初回起動時等に、ファイル保存部405に対応するフォルダが自動で生成される。以降アプリケーション401の処理によって生成された画像データ、例えば、画像処理装置104がスキャンして生成した画像データ(スキャンデータ)、カメラで撮像することで生成された画像データ(キャプチャデータ)は当該生成されたフォルダに保存されるようになる。
アプリケーション420は、例えばアプリケーション401と同様の機能を持つアプリケーションであり、ファイル保存部421を有するものとする。データ処理装置101にインストールされているアプリケーションはこれらに限らず、他のアプリケーションがインストールされていても良い。
図5を用いて、アプリケーション401においてファイルを選択し、当該選択したファイルを印刷するための設定を行うまでの画面遷移について説明する。
メニュー画面501はアプリケーション401を起動した直後に表示されるトップメニュー画面であり、ユーザーからの各種入力操作の受け付けを行う。選択ボタン502は印刷、スキャン指示対象とする画像処理装置を選択する画面に遷移するためのボタンである。選択ボタン502には現在選択中の画像処理装置に関する情報が表示される。ここでは画像処理装置104に対応するプリンタ「C iR-xxxx」が印刷、スキャン指示対象の装置として選択されている。
プリントボタン503は印刷するファイルを選択する画面に遷移するボタンである。スキャンボタン504は、画像処理装置104にスキャン指示を行うための設定画面に遷移するボタンである。ここではスキャン画像の保存先フォルダは「アプリ401」フォルダに設定されているものとする。このフォルダはアプリケーション401が初回起動された時等にデータ処理装置101のストレージ領域に自動で生成され、アプリケーション401のファイル格納先として予め設定されるものとする。「アプリ401」フォルダはファイル保存部405に対応し、格納されたデータは、他のアプリケーションからも参照、使用可能である。キャプチャボタン506はデータ処理装置101が備えるカメラで撮像を行うためのボタンである。撮像して生成された画像データは、「アプリ401」フォルダに格納される。
印刷ファイル選択画面510はメニュー画面501においてプリントボタン503が押下されると表示される。印刷ファイル選択画面510は、印刷するファイルを選択するための画面である。印刷ファイル選択画面510には「アプリ401」フォルダに含まれるデータ一覧(513~515)が表示されている。これらのデータはアプリケーション401で生成されたスキャンデータやキャプチャデータである。フォルダ名511はフォルダの名称が示される。ファイルに対応する表示オブジェクト513~514が押下されると、印刷実行画面530が表示される。
印刷実行画面530は印刷設定、指示等を行う画面である。表示オブジェクト531は選択されたファイルを示す。プリンタ情報欄532には印刷指示対象となる画像処理装置に関する情報が表示されている。印刷設定ボタン533は印刷設定を変更する画面に遷移するボタンである。実行ボタン534は印刷指示を行うボタンであり、押下されると印刷ジョブが画像処理装置に対して送信される。
印刷ファイル選択画面510において戻るボタン512は、現在表示しているディレクトリの1つ上の階層のディレクトリに移動するためのボタンである。戻るボタン512が押下されると印刷ファイル選択画面520が表示される。印刷ファイル選択画面520には「アプリ401」フォルダの一つ上の階層のディレクトリに含まれるフォルダ一覧(522~527)が表示されている。フォルダ名521はディレクトリの名称を示し、ここでは「root」つまり最上位のディレクトリである。
印刷ファイル選択画面510、520はアプリケーション内部のファイルブラウザ機能により表示される画面である。アプリケーション内部のファイルブラウザ機能を実装する場合、当該アプリケーションに特化したファイルブラウザ機能を提供することができる。例えば、アプリケーションにおいてファイル選択画面に遷移する際に、デフォルトで開くディレクトリを指定可能である。ここでは「アプリ401」フォルダをデフォルトで開く画面として設定している。こうすることで、よく使うファイルが保存されたフォルダに素早くアクセスすることが可能となる。つまりプリントボタン503が押下された時に、アプリケーション401において生成したスキャンデータ、キャプチャデータが保存された「アプリ401」フォルダに素早くアクセス可能となる。「アプリ401」フォルダ以外のフォルダに含まれるファイルを印刷したい場合は、戻るボタン511を押下してから、印刷ファイル選択画面520上で異なるフォルダを選択すればよい。
このようにアプリケーション内部にファイルブラウザ機能を搭載する場合、アプリケーションに応じた細かな設定ができる。一方、フォルダにアクセスするためのAPI(Application Programming Interface)が更新されるたびにアプリケーションの修正を行わなければならない等アプリケーションの保守コストがかかる。
一方、アプリケーションにおいてファイルを選択する場合に、OSが提供するファイルブラウザ機能を利用することも可能である。ファイルを選択する場合、アプリケーションはOSのファイルブラウザ機能を呼び出し、OSのファイルブラウザ画面上でファイルを選択することができる。OSのファイルブラウザ機能を利用する場合は、ファイルブラウズ機能の仕組みをOS側に任せることができ、アプリケーション側で仕組みを実装する必要が無くなる。しかしOSのファイルブラウザ機能は、様々なアプリケーションから呼び出されることが前提に作られたものであり、アプリケーションに特化した細かな設定を行うことができない。例えばアプリケーションにおいてデフォルトで開く画面を指定することができない。なぜならOSのファイルブラウザ画面は、最後に開いていたディレクトリを開くようになっているからである。例えばアプリケーション1においてOSのファイルブラウザ画面で所定のフォルダを開いていたユーザーが、次にアプリケーション1を閉じて、アプリケーション2においてOSのファイルブラウザ画面を表示すると、当該所定のフォルダが開いた状態となる。
以上のようにアプリケーション内部のファイルブラウザ機能とOSのファイルブラウザ機能には、それぞれ利点、欠点がある。OSのバージョンアップ等により、アプリケーション内部のファイルブラウザ機能を実装していたアプリケーションがOSのファイルブラウズ機能を利用するように実装を変更しなければならないケースがある。例えば、Android(登録商標)はバージョン10以降から、各アプリケーションはフォルダにアクセスする許可を得なければ、フォルダにアクセスできなくなる。つまりアプリケーション内部のファイルブラウザ機能を実装しているアプリケーションの場合は、選択する可能性のある各フォルダ(例えばフォルダ522~527)全てに対して、それぞれアクセス許可を取得しなければならない。これではユーザーにとって手間であるため、ファイル選択の実装をOSのファイルブラウズ機能に変更することが考えられる。OSのファイルブラウズ機能を利用してファイルを選択する場合は各フォルダに対するアクセス許可は必要ない。
このようにアプリケーションの仕様変更、バージョンアップ等によりアプリケーション内部のファイルブラウザ機能を実装していたアプリケーションがOSのファイルブラウズ機能を実装するようになる場合、ファイルの選択方法がバージョンアップ前後で変わってしまう。アプリケーション内部のファイルブラウザ機能の使用に慣れていたユーザーにとっては、OSのファイルブラウズ機能の利用に戸惑う可能性が有る。例えばアプリケーション内部のファイルブラウザ機能を実装していた際はファイル選択時にデフォルトで「アプリ401」フォルダを開いていた。しかし、OSのファイルブラウズ機能では上述したようにデフォルトで開くフォルダを指定できないため、ファイル選択時に「アプリ401」フォルダと異なるディレクトリが開き、ユーザーは困惑してしまう可能性が有る。またデータ処理装置101の操作を熟知していないユーザーは、データ処理装置101のストレージ内のフォルダの階層構造や「アプリ401」フォルダがどの階層にあるか等を把握できない。そのため、OSのファイルブラウズ機能によるファイル選択画面で、所望する「アプリ401」フォルダを選択できない可能性もある。
図6を用いて、アプリケーション内部のファイルブラウザ機能を実装していたアプリケーションがバージョンアップ等によりOSのファイルブラウザ機能を実装するようになった場合に表示される画面について説明する。
図5のようにアプリケーション内部のファイルブラウザ機能を実装し、ファイル選択時に「アプリ401」フォルダをデフォルトで開いていたアプリケーション401が、OSのファイルブラウズ機能を実装するようになって初めてユーザーからプリントボタン503の押下を受け付けた際のフローを例にして説明を行う。
図5の501でプリントボタン503が押下されると、アプリケーションのバージョンアップ前からアプリケーションを利用していたユーザーに対しては、通知画面601が表示される。アプリケーションのバージョンアップ後からアプリケーションを利用するようになったユーザーに対しては通知画面601を出すことなく、ファイル選択画面610を表示する。アプリケーションのバージョンアップ後からアプリケーションを利用するようになったユーザーに対してはファイルの選択方法が変更されたことを通知する必要は無いからである。
通知画面601には、ファイルの選択方法が変更された旨をユーザーに通知するためのメッセージ602が表示される。
さらに通知画面601にはチェックボックス604、OKボタン605が含まれる。チェックボックス604にチェックをしてOKボタン605が押下されると、以降、通知画面601は表示されなくなる。ここでは、チェックボックス604にチェックをすると以降、通知画面601は表示されなくなる例を示したが、これに限らずアプリケーションをバージョンアップして初回のみ通知画面を表示し、以降は表示しないようにしても良い。また、通知画面601にはOSのファイルブラウザ画面上で「アプリ401」フォルダを選択するためのガイド表示603を表示するようにしても良い。ここで表示されるガイド表示603は「Root」ディレクトリが開かれた状態から「アプリ401」フォルダを選択する例を示しているが、一例でありこれに限らない。OSのファイルブラウザ画面で開くディレクトリは「Root」ディレクトリとは限らないため、いずれのディレクトリが開いたとしても「アプリ401」フォルダを選択できる方法を表示しても良い。この場合、「Root」ディレクトリに遷移する方法と、「Root」ディレクトリで「アプリ401」フォルダを選択する方法を表示する。
ファイル選択画面610はOKボタン605が押下された後に表示される画面の一例である。上述したようにOSのファイルブラウザ機能を利用する場合は、開くディレクトリは指定できない。ここでは一例として「Root」ディレクトリが開かれたとする。ファイル選択画面610にはディレクトリ名611、「Root」ディレクトリに含まれるフォルダ一覧(612~617)が表示されている。ユーザーは通知画面601のガイドに従って「アプリ401」フォルダを選択する。ここでは「アプリ401」フォルダボタン616を押下するだけでよい。しかしOKボタン605が押下された後に表示されるディレクトリやフォルダ階層構造等によって選択操作は異なる。ファイル選択画面620は「アプリ401」フォルダボタン616が押下されると表示される画面である。ファイル選択画面620には「アプリ401」フォルダに含まれるデータ一覧(621~623)と1つ前のディレクトリに戻るボタン624が表示されている。
ファイル選択画面610、620はOSによって提供される画面であり、OSのファイルブラウザ機能を利用したUIである。
図7のフローチャートを用いて図6の画面遷移に関する処理について説明する。図7の各ステップは、ROM203や記憶装置209に格納されたプログラムをCPU202が実行することによって実現される。図7のフローチャートの処理は例えばプリントボタン503が押下されることで開始する。
ステップS701において制御部404は、アプリケーション401においてファイルの選択方法が変更されたか否か判断する。ここではアプリ内部のファイルブラウザ機能からOSのファイルブラウザ機能に変更されたか否か判断する。ここでの判断は、例えばアプリケーション401が所定のバージョンにバージョンアップされたか否かを判断する。アプリ内部のファイルブラウザ機能を実装していたアプリケーションが所定のバージョンからOSのファイルブラウザ機能を実装するようになった場合、アプリケーションを当該所定のバージョンにバージョンアップすると、アプリ内部のファイルブラウザ機能からOSのファイルブラウザ機能を利用するファイル選択方法に変更されているため、ファイルの選択方法が変更されたと判断される。判断の例はこれに限らない。ファイルの選択方法に変更がある場合S702に処理を進め、そうでなければS705に処理を進める。
次に、S702において制御部404はガイド表示Flagの値を確認する。図6のチェックボックス604にチェックしてからOKボタン605が押下されていると、Flagの値はFalseになり、そうでなければFlagの値はTrueとなる。Flagの値がFalseであればS705に進み、TrueであればS703に進む。
S703においてUI部402は、通知画面601を表示する。通知画面601上でファイルの選択方法が変更されたことをユーザーに通知する。また通知画面601上でアプリケーション401に紐付く、つまりアプリケーション401がデフォルトで開いていた「アプリ401」フォルダを開く方法をユーザーに案内するようにしても良い。
次にS704において制御部404は通知画面601上でOKボタン605が押下されたか否か判断する。押下されたと判断するとS705に進み、そうでない場合はS704の処理を繰り返す。
S705において制御部404はOSに対してファイル選択画面の表示を指示し、OSは指示に基づいてファイル選択画面(例えばファイル選択画面620、630)を表示する。ここで表示されるファイル選択画面はOSのファイルブラウザ画面である。ユーザーはこのファイル選択画面で例えば、通知画面601のガイドに従って「アプリ401」フォルダを選択する。
S706で制御部404はファイル選択画面においてファイルが選択されたか否か判断する。選択されたと判断されるとS707に進み、そうでない場合はS706の処理を繰り返す。
S707でUI部402は選択されたファイルを反映させた印刷実行画面530を表示する。
以上のフローチャートではプリントボタン503が押下された後に通知画面を表示する例を示したが、通知画面が表示されるタイミングはこれに限定されない。例えばOSのファイルブラウズ機能を実装するようなって初めてアプリケーションが起動されるタイミングであっても良い。
以上の処理により、アプリケーションのバージョンアップ等によりアプリケーション内部のファイルブラウズ機能を実装していたアプリケーションがOSのファイルブラウズ機能を実装するようになっても、ユーザーは困惑することなくファイルを選択できる。また、アプリケーションが新たにOSのファイルブラウズ機能を実装するようになっても、アプリケーション内部のファイルブラウズ機能を実装していた時にデフォルトで開いていたフォルダをユーザーに選択させることが可能になる。つまりOSの仕様変更等に基づいてアプリケーションにおけるファイル選択方法が変更した場合でも、ユーザーは困惑することなくファイル選択することが可能となる。
また以上のフローチャートの処理により、必要な場合だけ通知画面601を表示することが可能となる。バージョンアップ前のアプリケーション、つまりアプリケーション内部のファイルブラウザ機能を実装するアプリケーションを利用していたユーザーには通知画面を表示する。一方でアプリケーションがOSのファイルブラウズ機能を実装するようになってから初めてアプリケーションをインストールして利用するユーザーに対しては通知画面を表示しない。OSのファイルブラウズ機能を実装するようになってから初めてアプリケーションをインストールしたユーザーにとってはファイルの選択方法は変更されていないので通知画面を表示しない。このように不必要に通知画面が表示されることを防ぎ、ユーザビリティを向上させることができる。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (10)

  1. 情報処理装置のコンピュータに制御方法を実行させるためのプログラムであり、前記情報処理装置のオペレーティングシステム上で動作するプログラムであって、
    前記制御方法は、
    前記プログラムが所定のバージョンにバージョンアップされたか否か判断する判断工程と
    前記情報処理装置に保存されているファイルを選択する画面であり、前記オペレーティングシステムが提供するファイルブラウザの画面を表示するための操作をユーザーから受け付ける受付工程と、
    前記ファイルブラウザの画面を表示することを前記オペレーティングシステムに指示する指示工程と、
    を有し、
    前記受付工程で操作を受け付けると、
    前記判断工程で前記所定のバージョンにバージョンアップされたと判断された場合は、所定の通知を表示した後に、前記ファイルブラウザの画面を表示するように前記指示を行い、
    前記判断工程で前記所定のバージョンにバージョンアップされていないと判断された場合は、前記所定の通知を表示することなく、前記ファイルブラウザの画面を表示するように前記指示を行う
    ことを特徴とするプログラム。
  2. 前記所定の通知には、前記プログラムにおけるファイルの選択方法が変更された旨のメッセージが含まれる
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記所定の通知には、所定のフォルダにアクセスするためのガイドが表示される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記所定のフォルダとは、前記プログラムが前記所定のバージョンにバージョンアップされる前に前記プログラムにおいてデフォルトで開くように設定されていたフォルダである
    ことを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記バージョンアップとは、プログラム内にファイルブラウザ機能を実装したバージョンから、前記オペレーティングシステムが提供するファイルブラウザ機能を実装したバージョンへのバージョンアップである
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のプログラム。
  6. 前記所定の通知は、前記プログラムがバージョンアップされてから初回のみ表示される
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のプログラム。
  7. 前記プログラムは、画像処理装置に対して印刷指示を行うためのプログラムである
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のプログラム。
  8. 前記ファイルブラウザの画面は、印刷するファイルを選択するための画面である
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
  9. オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションを実行可能なデータ処理装置であって、
    前記アプリケーションが所定のバージョンにバージョンアップされたか否か判断する判断手段と
    ファイルを選択する画面であり、前記オペレーティングシステムが提供するファイルブラウザの画面を表示するための指示をユーザーから受け付ける受付手段と、
    前記ファイルブラウザの画面を表示することを前記オペレーティングシステムに指示する指示手段と、
    を有し、
    前記受付手段で指示を受け付けると、
    前記判断手段で所定のバージョンにバージョンアップされたと判断された場合は、所定の通知を表示した後に、前記ファイルブラウザの画面を表示するように前記指示を行い、
    前記判断手段で所定のバージョンにバージョンアップされていないと判断された場合は、前記所定の通知を表示することなく、前記ファイルブラウザの画面を表示するように前記指示を行う
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. オペレーティングシステム上で動作するアプリケーションを実行可能なデータ処理装置が実行する制御方法であって、
    前記制御方法は、
    前記プログラムが前記所定のバージョンにバージョンアップされたか否か判断する判断工程と
    ファイルを選択する画面であり、前記オペレーティングシステムが提供するファイルブラウザの画面を表示するための指示をユーザーから受け付ける受付工程と、
    前記ファイルブラウザの画面を表示することを前記オペレーティングシステムに指示する指示工程と、
    を有し、
    前記受付工程で指示を受け付けると、
    前記判断工程で前記所定のバージョンにバージョンアップされたと判断された場合は、所定の通知を表示した後に、前記ファイルブラウザの画面を表示するように前記指示を行い、
    前記判断工程で前記所定のバージョンにバージョンアップされていないと判断された場合は、前記所定の通知を表示することなく、前記ファイルブラウザの画面を表示するように前記指示を行う
    ことを特徴とする制御方法。
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