JP2022045162A - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022045162A JP2022045162A JP2020150695A JP2020150695A JP2022045162A JP 2022045162 A JP2022045162 A JP 2022045162A JP 2020150695 A JP2020150695 A JP 2020150695A JP 2020150695 A JP2020150695 A JP 2020150695A JP 2022045162 A JP2022045162 A JP 2022045162A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerator
- inner box
- wall
- heat insulating
- storage chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Refrigerator Housings (AREA)
Abstract
【課題】貯蔵空間を上下に仕切る仕切部材と貯蔵室の内側壁との間に隙間が発生しにくく、貯蔵室内部の美観に優れた冷蔵庫を提供する。【解決手段】本発明の冷蔵庫1は、外箱3と内箱4との間に設けられた断熱空間5に断熱材が設けられた冷蔵庫本体2と、内箱4の内部に設けられた前方に開口する貯蔵空間と、内箱4に固定された仕切部材50とを備え、仕切部材50が貯蔵空間を上下に仕切って第1貯蔵室6と第1貯蔵室6の下側に配置された第2貯蔵室7とに区画する冷蔵庫1において、内箱4は、左右両側壁に幅方向外側へ凹んだ凹部4aを備え、仕切部材50は、第1貯蔵室6の底面を構成する底板51と、底板51の左右両端縁から上方へ突出する立壁52とを備え、立壁52は、凹部4aに収納され、内箱4にネジ止めされているものである。【選択図】 図4
Description
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関するものである。
冷蔵庫では、冷蔵庫本体の内部に設けられた貯蔵空間を仕切部材によって上下に仕切ることで、冷蔵室と野菜室のようなほぼ同等温度帯に冷却する貯蔵室を上下に配置することがある。このような冷蔵庫では、仕切部材の左右両側部が貯蔵室の内側壁を形成する内箱に固定され、仕切部材が上側の貯蔵室の底面と下側の貯蔵室の天井面を構成している。
しかし、内箱は、合成樹脂板を真空成形によって肉薄く形成され、発泡ウレタンなどの発泡断熱材の発泡圧力やその後の収縮力の影響を受けやすい。内箱が変形すると、仕切部材と貯蔵室の内側壁との間に隙間が発生することがある。上側に配置された貯蔵室の底面は、通常、使用者の目に付きやすい位置にあるため、仕切部材と貯蔵室の内側壁との間に隙間が発生すると、貯蔵室内部の美観を損なうことがある。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、貯蔵空間を上下に仕切る仕切部材と貯蔵室の内側壁との間に隙間が発生しにくく、貯蔵室内部の美観に優れた冷蔵庫を提供することを目的とする。
一実施形態の冷蔵庫は、外箱と内箱との間に設けられた断熱空間に断熱材が設けられた冷蔵庫本体と、前記内箱の内部に設けられた前方に開口する貯蔵空間と、前記内箱に固定された仕切部材とを備え、前記仕切部材が前記貯蔵空間を上下に仕切って第1貯蔵室と前記第1貯蔵室の下側に配置された第2貯蔵室とに区画する冷蔵庫において、前記内箱は、左右両側壁に幅方向外側へ凹んだ凹部を備え、前記仕切部材は、前記第1貯蔵室の底面を構成する底板と、前記底板の左右両端縁から上方へ突出する立壁とを備え、前記立壁は、前記凹部に収納され、前記内箱にネジ止めされているものである。
以下、本発明の一実施形態の冷蔵庫1について図面に基づき説明する。なお、以下の実施形態は例示であり、発明の範囲はこれに限定されない。以下の実施形態に対し、発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な省略、置換、変更を行うことができる。以下の実施形態やその変形は、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、以下の説明において、左右方向、前後方向、上下方向とは、冷蔵庫を正面から見たときの方向を示し、左右方向は冷蔵庫の幅方向に相当する。また、右、左、上、下、奥、背、手前とは、特に規定がない場合には冷蔵庫を正面から見たときの位置や側などを示す。また、冷蔵庫1の内箱4において貯蔵室に向く側を庫内側とし、断熱材を介して外箱3と対向する側を断熱空間側とする。
(1)冷蔵庫1の構成
冷蔵庫1の構成について図面を参照して説明する。
冷蔵庫1の構成について図面を参照して説明する。
冷蔵庫1は、図1に示すように、前面に開口する冷蔵庫本体2を備える。冷蔵庫本体2は、鋼板製の外箱3と合成樹脂製の内箱4とを備え、外箱3及び内箱4との間に真空断熱パネルのようなパネル状断熱材や発泡断熱材などの断熱材を収納する断熱空間5が形成されている。冷蔵庫本体2は内箱4の内側に複数の貯蔵室が設けられている。具体的には、図1に示すように、上段から順に、冷蔵室6、野菜室7が設けられ、その下方に冷凍室10が設けられている。
冷蔵室6及び野菜室7は、単一の内箱4の内側に形成された貯蔵空間を第1仕切部材50及び第2仕切部材80によって上下に仕切って形成された貯蔵室である。冷蔵室6及び野菜室7は、その後面に設けられた不図示の冷蔵室温度センサの検出温度に基づいて冷蔵温度帯(例えば、1~4℃)に冷却される。
冷蔵室6の左右の内側壁を構成する内箱4の左右側両側壁は、前部が前端に近づくほど冷蔵庫1の幅方向外側へ傾斜しており、冷蔵室6の前部において左右方向の間口が広がっている。
また、内箱4の左右両側壁には、冷蔵庫幅方向外方へ陥没する取付凹部4aが形成されている。取付凹部4aの凹部底面4a3の上端部には冷蔵庫幅方向外側へ広がるビード部4a1が前後方向に沿って設けられている。取付凹部4aの前端は開口しており、後述する第1仕切部材50の立壁52、ボス57及び側面リブ58を前方から挿入することができるようになっている。
冷蔵室6の後面は、内箱背面の前方に間隔をあけて設けられた後壁部材40によって区画されている。後壁部材40は、内箱背面との間で、冷蔵室6へ供給する冷気が流れる冷蔵側流路24の一部を構成する。
冷蔵室6の内部空間には、上下に間隔をあけて複数の棚板12が設けられている。第2仕切部材80と最下段の棚板12aとで上下に仕切られた空間は、冷蔵室6の一方側壁(左側壁)に寄せて配設された縦仕切壁13によって冷蔵庫幅方向に区画されている。冷蔵室6の左側壁と縦仕切壁13に挟まれた空間には、給水タンク30及び給水装置31が設けられている。
縦仕切壁13と冷蔵室6の他方側壁(右側壁)に挟まれた空間には、前方へ引き出し可能に設けられた引き出し式の収納容器14が収納されている。縦仕切壁13は、図2に示すように収納容器14の前側部分の後方に隠れるように配置されている。
図1に示すように、野菜室7の前面開口部には、引き出し式の断熱扉7aが設けられている。この断熱扉7aの背面部には、貯蔵容器を構成する収納容器15が連結されており、開扉動作とともに収納容器15が庫外に引き出されるように構成されている。
冷凍室10は、その後面に設けられた冷凍室温度センサの検出温度に基づいて冷凍温度帯(例えば、-10~-20℃)に冷却される貯蔵室である。野菜室7と冷凍室10との間は、内部に断熱材が設けられた断熱仕切壁16により上下に仕切られている。冷凍室10の前面開口部には、引き出し式の断熱扉110が設けられている。
冷凍室10には、下段容器100、中段容器101及び上段容器102とからなる3つの収納容器が上下に並べて設けられている。断熱扉110の背面部には、下段容器100を支持する容器支持体120が連結されており、開扉動作とともに下段容器100と、下段容器100に上面に支持された中段容器101が庫外に引き出されるように構成されている。
上段容器102の上方には、製氷皿と離氷機構を含む製氷装置105が設けられており、製氷装置105で作製した氷は上段容器102へ落下され上段容器102で貯氷される。製氷装置105は、冷蔵室6に設けられた給水タンク30及び給水装置31とともに自動製氷装置を構成し、給水装置31によって吸い上げられた給水タンク30の水が製氷皿に供給されるようになっている。
冷凍室10の奥部には、貯蔵室6,7,10を冷却する冷気を生成する冷却器21と、冷却器ファン22を収納する冷却器室23が設けられている。冷却器室23には、冷却器21で生成した冷気を冷蔵室6へ供給する冷蔵側流路24と、冷却器21で生成した冷気を冷凍室10へ供給する冷凍側流路26と、各貯蔵室6、7、10を流れた空気を冷却器室23へ戻すリターンダクト19が接続されている。冷却器室23と冷蔵側流路24との接続部分には冷蔵ダンパ25が設けられ、冷却器室23と冷凍側流路26との接続部分には冷凍ダンパ27が設けられている。
冷却器21は、冷蔵庫本体2の背面下部に形成された機械室28に収納された圧縮機29や凝縮器とともに冷凍サイクルを構成し、圧縮機29から吐出された冷媒によって冷却される。冷却器21は、冷却器室23の空気を冷却して各貯蔵室6,7,10を冷却するための冷気を生成する。
冷蔵庫本体2の背面上部には、図1に示すように、前方へ陥没する基板収納部33が設けられ、その内部に冷蔵庫1を制御する制御基板34が設けられている。
制御基板34は、冷蔵室温度センサや冷凍室温度センサなどの各種センサや操作パネルから入力される検出信号と予めメモリに記憶された制御プログラムに基づいて、冷蔵ダンパ25及び冷凍ダンパ27の開閉や、冷却器ファン22の回転速度や、圧縮機29の運転周波数等を制御して冷蔵庫1の動作全般を制御する。
このような構成の冷蔵庫1では、冷却器ファン22の回転と、冷蔵ダンパ25及び冷凍ダンパ27の開閉を制御して、冷却器21が生成した冷気を冷蔵室6及び野菜室7と、冷凍室10へ切り替えて供給することによって、冷蔵室温度センサや冷凍室温度センサの検出温度が所定の温度条件を満たすように、各貯蔵室6,7,10を冷却する。
(2)第1仕切部材50
次に、第1仕切部材50について説明する。
次に、第1仕切部材50について説明する。
第1仕切部材50は、合成樹脂を射出成形等により所定形状に一体成型された部材であり、冷蔵室6及び野菜室7の前部を上下に仕切る。第1仕切部材50は、図2~図4に示すように、底板51と立壁52と前仕切部53とを備える。
底板51は、内箱4の内側に形成された貯蔵空間の全幅にわたって設けられ冷蔵室6の底部の前側部分を構成する。底板51は、内箱4の内側に形成された貯蔵空間に略水平に配置される平板部54と、平板部54の前側に貯蔵空間の全幅にわたって上方へ盛り上がる隆起部55とを備える。
底板51の下面には、下方へ突出する底面リブ56が設けられている。底面リブ56は、複数のリブが左右方向及び前後方向に沿って延びる格子状に設けられている。
底板51の左右両端縁には上方へ突出する立壁52が底板51の前後方向全体にわたって形成されている。立壁52には、冷蔵庫1の幅方向外側へ突出するボス57と側面リブ58が設けられている。立壁52、ボス57及び側面リブ58は、内箱4に設けられた取付凹部4aの前端の開口より挿入され、取付凹部4aに収納される。取付凹部4aに収納された立壁52は、ネジ59が内箱4の断熱空間側からボス57に螺合することで、内箱4に固定される。
なお、立壁52を内箱4にネジ止めする位置は、立壁52の任意の位置に設定することができるが、図4に示すように、立壁52の後端上部(立壁52の前後方向中央部より後方かつ上下方向中央部より上方の部分)を内箱4にネジ止めすることが好ましく、図6に示すように、内箱4に設けられたビード部4a1の下方においてネジ止めすることが好ましい。
また、立壁52を内箱4にネジ止めする箇所は、図4に示すように1箇所であってもよく、また、複数箇所であってもよい。複数箇所において立壁52を内箱4にネジ止めする場合、ネジ止めする位置を上下方向に同じ位置でかつ前後方向に間隔をあけて設けることが好ましい。これにより、一部のネジに荷重が集中しにくくなる。また、立壁52の上下方向中央部より上方の部分において上下方向に同じ位置でかつ前後方向に間隔をあけて設けることが好ましい。これにより、一部のネジに荷重が集中するのを防ぎつつ、立壁52において庫内側への倒れ込み量が大きくなる立壁52の上部を内箱4に固定することができる。
また、図4に示すように、立壁52を内箱4にネジ止めすることに加え、底板51の左右両端部より下方へ突出する突壁60に内箱4の断熱空間側からネジ61を螺合させることで第1仕切部材50を内箱4にネジ止め固定してもよい。底板51の下面より下方へ突出する突壁60にネジ止めする場合、底板51の隆起部55の下面に突壁60を設け前仕切部53を内箱4に固定することが好ましい。
立壁52は、図5に示すような横断面形状(水平断面形状)が、前端に近づくほど幅方向外側へ傾斜しており、取付凹部4aが設けられていない位置における内箱4の横断面形状と略同一に設けられている。
このような立壁52は、ネジ59によって内箱4に固定された状態において、鉛直方向に対して立壁52の上側が幅方向外側へ広がるように傾斜する(つまり、上方へ行くほど幅方向外方へ向けて傾斜する)ことが好ましく、立壁52の上端52aが、前後方向の全体にわたって内箱4の取付凹部4aの開口端より僅かに幅方向外側に位置することが好ましい(図6参照)。
立壁52に設けられた側面リブ58は、複数のリブが上下方向及び前後方向に沿って延びる格子状に設けられている。側面リブ58の下端部は、底面リブ56の左右両端部と連結されている。
側面リブ58は、立壁52の上端52aの前後方向にわたって形成された上端リブ58aを備える。上端リブ58aは、立壁52の上端52aから幅方向外側へ突出する突出部であり、立壁52がネジ59によって内箱4に固定された状態において、内箱4の取付凹部4aの上側内壁4a2と対向する。
また、側面リブ58は、その後端部に後方へ行くほどリブの突出端が幅方向内側において終端するガイド部58bが設けられ、ガイド部58bの前側に後方へ行くほど立壁52からの突出量が大きくなる突出増大部58cが設けられている。
本実施形態では、立壁52が前端に近づくほど幅方向外側へ傾斜し、かつ、突出増大部58cにおいて側面リブ58の突出端が前後方向に一致しており、これにより、突出増大部58cにおいて側面リブ58の立壁52からの突出量が後方へ行くほど大きくなっている。
前仕切部53は、隆起部55の下側に形成され、冷蔵室6と野菜室7の前面開口部を全幅にわたって上下に区分する。前仕切部53の前面には、冷蔵室6及び野菜室7の扉6a,7aの内周面に取り付けたガスケットの吸着面を成す仕切前板62が取り付けられる。
(3)第2仕切部材80
次に、第2仕切部材80について説明する。第2仕切部材80は、第1仕切部材50と同様、合成樹脂を射出成形等により所定形状に成型された部材である。第1仕切部材50は、その先端部が第1仕切部材50の後端部に重ね合わせて係合するとともに、後端部が後壁部材40に係合することで、第1仕切部材50の後側に設けられている。これにより、第2仕切部材80は、第1仕切部材50とともに冷蔵室6及び野菜室7を上下に仕切っている。
次に、第2仕切部材80について説明する。第2仕切部材80は、第1仕切部材50と同様、合成樹脂を射出成形等により所定形状に成型された部材である。第1仕切部材50は、その先端部が第1仕切部材50の後端部に重ね合わせて係合するとともに、後端部が後壁部材40に係合することで、第1仕切部材50の後側に設けられている。これにより、第2仕切部材80は、第1仕切部材50とともに冷蔵室6及び野菜室7を上下に仕切っている。
(4)冷蔵庫本体2の組み立て方法
次に、上記した冷蔵庫1における冷蔵庫本体2の組み立て方法を説明する。
次に、上記した冷蔵庫1における冷蔵庫本体2の組み立て方法を説明する。
まず、内箱4に設けられた取付凹部4aに第1仕切部材50を前方から挿入する。その後、内箱4の外側から第1仕切部材50のボス57にネジ59を螺合して第1仕切部材50を内箱4の取付凹部4aに固定する。
次いで、内箱4の前端部と外箱3の前端部とを係合するとともに、外箱3の底面及び背面を外箱3の左右側面や上面と係合させることで、発泡断熱材の注入孔(不図示)を除いて冷蔵庫本体2の断熱空間5を閉塞する。また、第1仕切部材50の前仕切部53に仕切前板62を固定する。
なお、断熱空間5を閉塞する前に、必要に応じて、真空断熱パネルのようなパネル状断熱材や、冷凍サイクル内の冷媒が流れる冷媒パイプや、冷蔵庫本体2の内側あるいは外側に設けられた電気部品と制御基板34とを電気接続するリード線を配設する。
次いで、注入孔より発泡断熱材の原液を断熱空間5へ注入して、断熱空間5に発泡断熱材を充填することで、内箱4の内側に第1仕切部材50が固定された冷蔵庫本体2が得られる。
上記した発泡断熱材の充填では、内箱4の取付凹部4aの断熱空間側を含む領域に発泡断熱材が充填されることが好ましい。取付凹部4aの断熱空間側に発泡断熱材が充填されると、図7に示すように、取付凹部4aは、発泡断熱材の発泡圧力を受けて第1仕切部材50の側面リブ58や上端リブ58aに当接する。これにより、立壁52に設けられた側面リブ58の先端は、取付凹部4aの凹部底面4a3に当接して冷蔵庫幅方向内方へ押圧され、立壁52の上端に設けられた上端リブ58aは、取付凹部4aの上側内壁4a2に当接して下方へ押圧される。一方、発泡断熱材の充填後、取付凹部4aに設けられたビード部4a1は、立壁52の側面リブ58との間に隙間が形成されており、側面リブ58の上部と接触していない。
(5)効果
本実施形態の冷蔵庫1では、第1仕切部材50が、冷蔵室6の底面を構成する底板51と、底板51の左右両端縁から上方へ突出する立壁52とを備えるため、底板51と立壁52とを隙間なく一体に設けることができる。しかも、立壁52が内箱4にネジ止めされているため、発泡断熱材の発泡圧力を受けても内箱4に対する立壁52の位置ずれによる立壁52と内箱4との間に隙間が生じにくく、冷蔵室6内部の美感を向上することができる。
本実施形態の冷蔵庫1では、第1仕切部材50が、冷蔵室6の底面を構成する底板51と、底板51の左右両端縁から上方へ突出する立壁52とを備えるため、底板51と立壁52とを隙間なく一体に設けることができる。しかも、立壁52が内箱4にネジ止めされているため、発泡断熱材の発泡圧力を受けても内箱4に対する立壁52の位置ずれによる立壁52と内箱4との間に隙間が生じにくく、冷蔵室6内部の美感を向上することができる。
また、本実施形態の冷蔵庫1では、立壁52の冷蔵庫幅方向外側へ突出する側面リブ58が、後方に行くほど立壁52からの突出量が大きくなる突出増大部58cを備えるため、変形しやすい立壁52の後部を補強して、立壁52が庫内側へ倒れ込んで取付凹部4aから立壁52が飛び出るのを防ぐことができる。特に、本実施形態のように、第1仕切部材50の底板が、平板部54の前側に上方へ盛り上がる隆起部を備えるため、立壁52の前側部分において、側面リブ58の突出量を大きく設定すること無く庫内側へ倒れ込むのを抑えることができる。そのため、冷蔵室6の前部において左右方向の間口を広くしたり、断熱空間の厚みを大きくすることができる。
また、本実施形態の冷蔵庫では、立壁52は、その上側が鉛直方向に対して幅方向外側へ広がるように傾斜し、立壁52の上端に設けられた上端リブ58aが、取付凹部4aの上側内壁4a2に当接し、上側内壁4a2の断熱空間側に設けられた発泡断熱材の発泡圧力によって下方へ押圧されている。これにより、立壁52には、発泡圧力によって上端が冷蔵庫幅方向外側へ倒れるような力が作用するため、立壁52が庫内側へ倒れ込んで取付凹部4aから立壁52が飛び出るのを防ぐことができる。
また、本実施形態において、取付凹部4aの凹部底面4a3に冷蔵庫幅方向外側へ広がるビード部4a1を設けることで、発泡断熱材の発泡圧力による取付凹部4aの変形を抑えることができるとともに、側面リブ58との間に隙間が形成され、立壁52が発泡圧力を受けにくくなり立壁52の変形を抑えることができる。
また、本実施形態では、側面リブ58の後端部に後方へ行くほどリブの突出端が幅方向内側において終端するガイド部58bが設けられているため、立壁52、ボス57及び側面リブ58を内箱4に設けられた取付凹部4aへ容易に挿入することができる。
1…冷蔵庫、2…冷蔵庫本体、3…外箱、4…内箱、4a…取付凹部、4a1…ビード部、4a2…上側内壁、4a3…凹部底面、5…断熱空間、6…冷蔵室、7…野菜室、10…冷凍室、50…第1仕切部材、51…底板、52…立壁、53…前仕切部、54…平板部、55…隆起部、56…底面リブ 、57…ボス、58…側面リブ、59…ネジ、60…突壁、61…ネジ、80…第2仕切部材
Claims (4)
- 外箱と内箱との間に設けられた断熱空間に断熱材が設けられた冷蔵庫本体と、前記内箱の内部に設けられた前方に開口する貯蔵空間と、前記内箱に固定された仕切部材とを備え、前記仕切部材が前記貯蔵空間を上下に仕切って第1貯蔵室と前記第1貯蔵室の下側に配置された第2貯蔵室とに区画する冷蔵庫において、
前記内箱は、左右両側壁に幅方向外側へ凹んだ凹部を備え、
前記仕切部材は、前記第1貯蔵室の底面を構成する底板と、前記底板の左右両端縁から上方へ突出する立壁とを備え、
前記立壁は、前記凹部に収納され、前記内箱にネジ止めされている冷蔵庫。 - 前記立壁は、冷蔵庫幅方向外側へ突出する側面リブを備え、
前記側面リブは、後方に行くほど前記立壁からの突出量が大きくなる突出増大部を備える請求項1に記載の冷蔵庫。 - 前記底板は、平板部と、前記平板部の前側に上方へ盛り上がる隆起部を備える請求項2に記載の冷蔵庫。
- 前記立壁は、その上側が鉛直方向に対して幅方向外側へ広がるように傾斜し、前記立壁の上端から冷蔵庫幅方向外側へ突出する突出部を備え、
前記突出部は、前記凹部の上側内壁に当接し、
前記上側内壁の断熱空間側に発泡断熱材が設けられている請求項2又は3に記載の冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020150695A JP2022045162A (ja) | 2020-09-08 | 2020-09-08 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020150695A JP2022045162A (ja) | 2020-09-08 | 2020-09-08 | 冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022045162A true JP2022045162A (ja) | 2022-03-18 |
Family
ID=80682175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020150695A Pending JP2022045162A (ja) | 2020-09-08 | 2020-09-08 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022045162A (ja) |
-
2020
- 2020-09-08 JP JP2020150695A patent/JP2022045162A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6000919B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2015042909A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP6448984B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP5784380B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
KR20180014425A (ko) | 냉장고 및 냉장고의 제조방법 | |
JP6462446B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2022045162A (ja) | 冷蔵庫 | |
US11698217B2 (en) | Refrigerator | |
JP2018169157A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP7466379B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2016023890A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2019032161A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP7481163B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP7481162B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
KR100389736B1 (ko) | 냉장고 | |
JP7455657B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JP7444689B2 (ja) | 冷蔵庫 | |
JPH08247638A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2021188833A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2020148358A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2002195732A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2006189222A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2014081106A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2021181845A (ja) | 冷蔵庫 | |
JP2007132565A (ja) | 冷蔵庫 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20220810 |