JP2022042422A - 美容マスク、及び美容用の電気刺激体 - Google Patents

美容マスク、及び美容用の電気刺激体 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡便に着脱が可能であって、美容効果を高めた美容マスクと、美容マスクに適用可能な電気刺激体を提供すること。【解決手段】 使用者の顔面に装着し、可撓性の弾性材料から形成される美容マスクであって、顎先から左右の頬を通り後頭部に巻回する略帯状に形成され、少なくとも口に対応する部位に開口を有して覆う口周辺部と、顎先と下顎下面の少なくとも一部を覆う下顎部と、頬の部分を覆う頬部と、側頭部及び後頭部に巻回される巻回部とから構成される。そして、使用者の頬骨筋又は咬筋の少なくともいずれかに対応する部位に電気又は超音波の刺激を与える一対の刺激体を備えると共に、頬部には刺激体を装着するための刺激体装着部を備えた美容マスクを提供する。【選択図】 図1

Description

本発明は、使用者の顔面に装着して刺激を与える美容マスクと美容用の電気刺激体に関し、特に装着がしやすく美容効果を向上する技術に係る。
使用者の頭部の様々な筋肉に電気刺激を与えるためのマスクが従来から知られている。
例えば、特許文献1には、顔面を覆うマスク本体部を備え、マスク本体部はシリコン製であり、目・鼻・口の位置には開口部を有し、マスク本体の内面には電極部を有する美容用のマスクが開示されている。
また、特許文献2には、顔面を覆う伸縮性基材を備え、伸縮性基材はシリコン製であり、目・鼻・口の位置には孔を有し、電気刺激を印加するポイントに刺激電極部を有する技術が開示され、顔のリフトアップに有効であることが記載されている。
特許文献3には、顔面を覆う施術部材を備える美容装置が開示されている。施術部材は、シリコン製のカバー部や、頬の辺りに電極が形成された導電体、目・鼻・口の位置に開口部を有することが記載されている。
特許文献4には、顔面を覆うマスク本体を備え、目・鼻・口の位置には開口を有し、マスク本体の内面に電極を有するトリートメント用マスクが開示されている。そして、マスク本体がシリコンゴム材で構成されていること、マスク本体が自重で変形することで皮膚上に均一に密着する旨が記載されている。
特許文献5には、本願出願人らによる先行技術であって、使用者の顔面に装着し、少なくとも頬を覆うことのできる美容マスクであって、使用者の頬骨筋又は咬筋の少なくともいずれかに対応する部位に電気又は超音波の刺激を与える一対の刺激体を備えると共に、頬の位置に刺激体を装着するための刺激体装着部を備え、刺激体の少なくとも一部を着脱自在に構成を開示している。本文献では、マスクの装着のため顔面の左右側方に引張力を与えながら装着する左右装着体と、下顎骨下面から顔面の両側を通り頭頂方向に引張力を与えながら装着する上下装着体を備えることが提案されている。
再表WO2016-009463号公報 特開2017-108758号公報 特開2013-081606号公報 実登3082187号公報 国際公開2019-093042号
上記従来技術によると、目・鼻・口の位置に開口部を有して、おおむね頬の辺りに電気刺激を与える電極を備えることは知られているが、個別の筋肉の位置や特性に対応させることは着想されていない。特に頬部の電極はいずれも大きすぎ、不適切な刺激を与えてしまう恐れもあった。さらに、装着時にマスクの弾性を利用して適切な引き締め効果を有するとは言えず、装着性と引き締め効果を合わせもつマスクが提供されていない。
特許文献5の技術によればこれらの課題の解決を図っているが2つの装着体による固定がやや煩雑であったこと、フェイスラインのリフトアップ効果や刺激を付与する範囲や強さにおいてさらに改良の余地があった。
本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑み、簡便に着脱が可能であって、美容効果を高めた美容マスクと、美容マスクに適用可能な電気刺激体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような美容マスクを提供する。
すなわち、本発明の第1の実施態様によれば、使用者の顔面に装着し、可撓性の弾性材料から形成される美容マスクであって、顎先から左右の頬を通り後頭部に巻回する略帯状に形成され、少なくとも口に対応する部位に開口を有して覆う口周辺部と、顎先と下顎下面の少なくとも一部を覆う下顎部と、頬の部分を覆う頬部と、側頭部及び後頭部に巻回される巻回部とから構成される。そして、使用者の頬骨筋又は咬筋の少なくともいずれかに対応する部位に電気又は超音波の刺激を与える一対の刺激体を備えると共に、頬部には刺激体を装着するための刺激体装着部を備えた美容マスクを提供する。
本発明の第2の実施態様によれば、上記の美容マスクにおいて、上記の巻回部が後頭部頂部近傍で分割され、面ファスナーにより締着可能である構成でもよい。
本発明の第3の実施態様によれば、口周辺部における開口の下縁から下顎部の首側の端部との顔面の側面視における幅から、頬部、巻回部のそれぞれ側面視における幅がいずれも略等幅で構成されている構成でもよい。
本発明の第4の実施態様によれば、上記の口周辺部の上方に少なくとも鼻の凸形状に一致する鼻当て部を備える構成でもよい。
本発明の第5の実施態様によれば、上記の下顎部の首側の端部に、装着時に首側に引っ張るためのタブを設けることもできる
本発明の第6の実施態様によれば、電気刺激を与える上記の刺激体が、電流を発生させる電流発生器と、電流発生器から放射状に延出した2以上の電極部とから構成され、電流発生器には、電流を制御する制御部と、電気を供給する給電部を備える構成でもよい。
本発明の第7の実施態様によれば、上記の電極部が、装着時に顎関節の方向に向けて延出した第1電極と、上記の開口の方向に向けて延出した第2電極と、上記の下顎部の方向に向けて延出した第3電極とから成る構成でもよい。
本発明の第8の実施態様によれば、上記の電極部が、上記の電流発生器との基部から肌面側に湾曲して形成されてもよい。
本発明の第9の実施態様によれば、上記の刺激体装着部が、上記の電流発生器が嵌合し少なくとも一部が表面側に露出する電流発生器領域と、上記の電極部が嵌合し、肌面側のみに露出する電極部領域とから成る構成でもよい。
本発明の第10の実施態様によれば、上記の美容マスクが樹脂材料によって一体成形される構成であって、部位に応じて材料の硬度を変化させる構成でもよい。
本発明の第11の実施態様によれば、美容用の電気刺激体を提供することもできる。
すなわち、使用者の肌面に対して電気刺激を与える美容用の電気刺激体であって、電流を発生させる電流発生器と、電流発生器から放射状に延出した2以上の電極部とから構成され、電流発生器には、電流を制御する制御部と、電気を供給する給電部を備えることを特徴とする。
本発明の第12の実施態様によれば、上記の電極部が、上記の電流発生器との基部から肌面側に湾曲して形成される美容用の電気刺激体を提供することもできる。
美容マスクを顎先から左右の頬を通り後頭部に巻回する略帯状に形成したことによって、1回の作業で簡便に美容マスクを装着することができると共に、顎先によって刺激を行う所定の部位に、正確な位置合わせを行うことができる。
同時に、巻回部が後頭部頂部近傍で分割され、面ファスナーにより締着可能とすることで、ワンタッチで装着することができる。
口周辺部における開口の下縁から下顎部の首側の端部との顔面の側面視における幅から、上頬部、巻回部のそれぞれ側面視における幅がいずれも略等幅に構成することで特定の部位を圧迫することなく快適な使用感を得ると共に、美観の向上にも寄与する。
本発明は以上のように、簡便に着脱が可能であって、外観に優れ、美容効果を高めた美容マスクと、美容マスクに適用可能な電気刺激体を提供することができる。
本発明に係るマスク本体の正面図。 本発明に係るマスク本体の側面図。 本発明に係る刺激体の正面図。 本発明に係る刺激体の背面図。 本発明に係る刺激体の断面図。 本発明に係る美容マスクを使用状態を示す説明図。 刺激体装着部の態様を示す説明図。 本発明に係るマスク本体の形成方法を示す説明図。
以下、本発明の実施形態を、図面に示す実施例を基に説明する。なお、実施形態は下記に限定されるものではない。
本発明の美容マスクは、使用者の顔面に装着する美容マスクであり、少なくとも頬を覆うように構成されている。例えばシリコンや天然ゴムなど可撓性のある弾性材料から形成することが好ましい。特に、シリコンは医療用として多用されているように、皮膚に当てて使用することや、引き締め強さの観点からも最適である。
以下の実施例では、刺激体には頬骨筋及び咬筋に電気刺激を与える電極を共に備えた刺激体を示しているが、態様は限定されない。頬骨筋刺激体や咬筋刺激体として電気刺激を与える構成で説明しているが、公知のように美容方法として超音波刺激を与えることもでき、本発明の刺激体として超音波を用いる構成でもよい。電気刺激と超音波刺激の療法を行う構成でもよい。
図1、図2はそれぞれ本発明に係るマスク本体(1)の正面図と側面図である。マスク本体(1)はシリコンで一体成形されており、顎先(A)から左右の頬を通り後頭部(B)に巻回する略帯状に形成される。使用者の口に対応する部位に開口を有して覆う口周辺部(10)と、顎先と下顎下面の少なくとも一部を覆う下顎部(11)と、頬の部分を覆う頬部(12)と、側頭部及び後頭部に巻回される巻回部(13)とから構成される。
口周辺部(10)は赤唇部を取り囲むように開口し、周囲に所定の幅で肌に接するように形成している。顎先(A)を基準として、本実施例において開口部の下縁までは33mm程度、上縁までは67mm程度であるが、マスク本体(1)の装着性と適切な肌への圧力に照らして、下縁までは25mmないし50mm、上縁までは55mmないし85mmの範囲が好ましい。
さらに、鼻の形状に合わせて立体的に突出させて形成された鼻当て部(14)を設けてもよい。鼻当て部(14)と顎先(A)とを顔面に装着することによって、装着時に中心を合わせやすく、顔面の前面において上部と下部が顔の凸形状に嵌まることでフィット感を高めることができる。
鼻当て部(14)を設ける場合は、鼻当て部(14)の上端から両側に向けて目を避けるように凹形状とした上縁部(15)を形成し、そのまま滑らかな曲線により巻回部(13)に連続する。
このような鼻当て部(14)から上縁部(15)、巻回部(13)までの連続した形状によってすっきりした印象を示す美観の向上と共に、顔面の下半分を広く覆い、皮膚の弛みやはみ出しを防ぐことができる。
本発明において鼻当て部(14)は必ずしも設ける必要はなく、顎先(A)と後頭部の間に巻回することでマスク本体(1)を構成することもできる。
鼻当て部(14)から頬部(12)に連続する部分を除いたとき、口周辺部(10)における開口の下縁(10a)から下顎部の首側の端部(11a)との顔面の側面視における幅(L1)から、頬部(12)、巻回部(13)のそれぞれ側面視における幅(L2)(L3)がいずれも略等幅で構成されている。
本構成によると、下顎部(11)から頬部(12)を経て巻回部(13)まで直線的に引き上げることで歪みやズレが生じにくくなると共に、略等幅としたことで肌面に対して均一に圧力を分散することができるので、皮膚のシワを防止し、良好な美容効果を奏することができる。
本実施例では、耳に対応する耳部(16)も小さな多数の孔部によって通気を確保している。従来、耳部に大きな開口を設けて耳を取り囲むような形状がよく知られているが、細い部分があると髪に巻き付いたり、頸動脈を圧迫することがあることから、本発明では十分に幅のある帯状としたことで、これらの問題を解消している。
下顎部(11)において、顎先(A)から下顎部の首側の端部(11a)までの長さは約57mmである。本発明では、顎と後頭部の間で弾性による張力によってマスク本体(1)をしっかりと保持するため、下顎部(11)が十分な幅をもって接することで圧迫感を抑えることができる。この観点から、当該部位の長さは、少なくとも40mm以上とすることが好ましい。
本発明において、マスク本体(1)を略帯状に構成しており、ほぼ直線的に構成するが、より好ましい形状として、巻回部(13)を、口周辺部(10)、下顎部(11)、頬部(12)の顎先(A)を通る中心線よりもやや前傾させることができる。
本実施例では、顎先(A)から刺激体装着部(18)の中心を通る仮想線と、巻回部(13)の幅方向の中心を通る仮想線との角度を概ね165度としている。好適な範囲として150度ないし175度の角度とすることで、後頭部におけるマスク本体(1)の位置が適切となり、顎先(A)からほぼ直線的に引き上げると同時に、後頭部から首側にマスク本体(1)が離脱することを防ぐことができる。
また、巻回部(13)の幅方向の中心を通る上記の仮想線と、下顎部(11)の下顎下面に沿う面との角度は100度ないし130度、好ましくは118度程度である。
下顎部(11)の首側の端部(11a)に、装着時に首側に引っ張るためのタブ(17)を設けることもできる。タブ(17)はシリコンによる一体成形であり、図示されるように前側に折り返すような弧状に形成される。弧状の内周側を人差し指に沿わせて親指と共に挟持し、首側、下側に引くことで顎先部(A)をしっかりと顎に密着させることができる。
巻回部(13)の上端は後頭部頂部近傍で分割され、面ファスナー(130)により締着可能としている。従って、使用者は巻回部(13)の左右両側を持って後頭部に回し、適切な張力の状態で面ファスナー(130)同士を締着して、本美容マスクを装着する。
なお、締着方法は面ファスナーに限らずフックやワンタッチバックルなどでもよい。また、巻回部(13)を分割せずに、マスク本体(1)全体を環状として、弾性による伸縮を利用して装着する構成でもよい。
頬部(12)には刺激体(2)を装着するための刺激体装着部(18)を形成している。刺激体装着部(18)は開口して刺激体(2)の表面が一部露出する開口部(18a)と、肌面側だけに嵌合するように形成した電極嵌合部(18b)から成る。
なお、刺激体装着部(18)は必ずしも本実施例のように開口することに限定されず、マスク本体(1)の肌面側に係合するような係合部を設ける構成でもよい。
図3、図4及び図5は、本発明に係る刺激体(2)の正面図と背面図、断面図である。刺激体(2)は装着時に外側となる表面に電源及び調整ボタン(200)(201)を備えた電流発生器(20)と、電流発生器から放射状に延出した3つの電極部(21)(22)(23)とから構成される。
電流発生器(20)は直径が約50mmの円形(好適範囲40mmないし60mm)であり、電極部(21)(22)(23)は幅約12mm(好適範囲10mmないし15mm)、長さ約35mm、肌に実際に触れる部分の長さ約22mm(好適範囲15mmないし35mm)の角丸長方形である。電流発生器(20)の形状は略三角形に限らず、円形、楕円形、矩形、六角形など何れの形でもよい。また電極部の形状も円形、楕円形、長方形、菱形など任意の形状とすることができる。
刺激体(2)は電気刺激を与える構成を示しており、電流発生器(2)の内部には、電流を制御する図示しない制御部と、給電端子(202)(203)から図示しない充電池に充電して給電することが可能である。本構成により、使用時に電源ケーブルや電池を必要とせず、良好かつ低コストな使用を実現している。もちろん外部から給電したり電池を使用する構成でも良い。
電極部(21)(22)(23)は導電性シリコン製で形成されており、図5に示すように電流発生器(20)内の内部電極(210)と導通し、肌面側の表面から肌に通電する。電極部(21)(22)(23)は電流発生器(20)との基部から肌面側に湾曲して形成されている。電極部(21)(22)(23)自体が湾曲して刺激体(2)を肌側に押し当てた時に広がるように肌に追従すると共に、電極部間の仮想線(L4)も同じように湾曲している。電極部間では電流発生器(20)の肌面側の面は仮想線(L4)よりもセットバックし、硬質プラスチックなどで構成する電流発生器(20)が肌に直接触れて不快感や熱さを感じないように考慮している。
頬骨筋は、頬の弛みやホウレイ線を持ち上げる機能を有しており、大頬骨筋と小頬骨筋があるが、本実施例ではこの両方の部分に電流を印加して鍛える作用を及ぼす。加齢や筋力の低下によって口角が落ちたり、ホウレイ線や二重顎、フェイスラインのもたつきが生じているときに頬骨筋を鍛えることで改善することができる。
咬筋は、噛む力をつかさどる筋肉であり、咀嚼や歯の食いしばりなどで疲労が溜まりやすい。また歯ぎしりなどによって咬筋を発達させてしまうと所謂エラが張った状態になり、フェスラインを崩してしまう問題がある。同じように、電気刺激などで咬筋を鍛えてしまうと同様にフェイスラインが崩れ、美容の面で逆効果となる問題がある。
頬骨筋の部位に相当する電極部(21)(22)間と、咬筋の部位に相当する電極部(21)(23)間にそれぞれ低周波及び中周波の電流を印加する。特許文献5に示すような従来技術において、EMSのために筋肉を鍛えるのに好適な15Hzや筋肉をほぐすのに好適な周波数33Hzの電流を印加する構成が開示されている。
本実施例ではさらに、1KHz程度の中周波電流を印加する機能を備えて、筋肉をほぐす施術を行うことができるようにした。この点、従来技術との大きな相違点は、本実施例のように大きな面積の電極部(21)(22)(23)を用いたことにある。引用文献5に開示にされる電極に対して、面積比で2.5倍に拡大されており、小さな出力レベルでも大きな感覚を得られるようにしている。これによって、刺激を抑えながら十分な美容効果が得られるように構成している。
電極部(21)(22)(23)が肌面と接する面積は、それぞれ504平方mm程度であり、電極1対としては1008平方mm程度である。この点、従来の構成では423平方mm程度であったので、本発明のように電極部を延出させた構成により、2.38倍に拡大している。延出させることで十分な電極部の面積を確保することができ、好適な範囲としては1つの電極部あたり300平方mmないし700平方mmである。
以上のような構成によって、本発明に係る美容マスクは、被験者が顔の筋肉の動きを感じる度合いを7段階で評価した時に、従来の4.9から6.4に約1.3倍向上することが確認できた。従って、電極部(21)(22)(23)を電流発生器(20)から延出し、十分な接触面積を確保したことで十分に美容効果を向上させている。
また、電極部(21)(22)(23)を対称形でなく延出することにより、設置向きが制限され、誤装着が生じない。従来は三角形等で形成することで向きを間違えにくいようにしていたが、本発明によればさらに一目瞭然であり、使用も容易になっている。
第1の電極部(21)と第2の電極部(22)との成す角は130度(好適範囲120度ないし140度)、第1の電極部(21)と第3の電極部(23)との成す角は160度(好適範囲150度ないし180度)である。この角度によって、咬筋と頬骨筋の両方に適切な刺激を与える電極部を構成することができる。
本発明は上記のように、装着時に顎関節の方向に向けて延出した第1の電極(21)と、口周辺部の開口の方向に向けて延出した第2の電極(22)と、下顎部の方向に向けて延出した第3の電極(23)とから構成しているが、このうち任意の2方向でもよい。またさらに多方向に放射状に配置してもよい。
図7は刺激体装着部(18)の肌面側の態様を示す。刺激体装着部(18)は、電流発生器(2)が嵌合し一部が表面側に露出する電流発生器領域(180)と、第1の電極部(21)が嵌合する第1の電極部領域(181)、第2の電極部(22)が嵌合する第2の電極部領域(182)、第3の電極部(23)が嵌合する第3の電極部領域(183)から成る。
各電極部領域(181)(182)(183)は表面側に貫通しておらず、各電極部(21)(22)(23)の側面が内周に遊嵌する態様である。一方、電流発生器領域(180)では、内周に溝(184)が全周に亘って形成され、当該溝(184)に電流発生器(20)の外周が嵌合することで固定される。
充電時や水洗い時には、刺激体(2)を刺激体装着部(18)から取り外すことができる。この場合、電極部(21)(22)(23)も完全に離脱するので、マスク本体(1)はシリコン材料だけになり、洗いやすくメンテナンスが簡便である。同時に、マスク本体(1)の製造コストが抑えられるので、交換も容易である。
最後に、本発明においてマスク本体(1)の部位毎に異なる硬度のシリコン材料を用いている。図8に示すように、顔面の下半分を覆う部位、すなわち口周辺部(10)、下顎部(11)、頬部(12)、鼻当て部(14)は第1の硬度、例えば硬度40度とし、形状の安定性と顔面への追従性を両立させている。
また、巻回部(13)で後頭部に向けて伸縮させる領域は第1の硬度よりも低い例えば30度とする。これによって巻回部(13)を引くと、第1の硬度の部位よりも伸びやすいので、顔面に触れる部分を大きく変形させることなく、後頭部に巻回することができる。さらに、面ファスナー(130)の部分は面ファスナーとの接合を確保し、また引きやすいように第1及び第2の硬度よりも高い第3の硬度、例えば60度としている。
このような硬度の分布によって、装着性に優れ、快適な使用感を得ることができる美容マスクを提供することができる。
本発明は、上記刺激体(2)を単体で提供してもよい。すなわち、使用者の肌面に対して電気刺激を与える美容用の電気刺激体であって、電流を発生させる電流発生器と、電流発生器から放射状に延出した2以上の電極部とから構成され、電流発生器には、電流を制御する制御部と、電気を供給する給電部を備える。
電流発生器から電極部を放射状に延出した構成によって、電極間の距離を十分に確保すると共に、電極の面積も広くとることができる。また、放射方向が自由に設計できるので、対象とする筋肉の部位に合わせて最適な配置が実現される。
刺激体を単体とした構成でも、電極部が、電流発生器との基部から肌面側に湾曲して形成されることで肌への追従を高めることができ、好適である。
1 マスク本体
10 口周辺部
11 下顎部
12 頬部
13 巻回部
130 面ファスナー
14 鼻当て部
15 上縁部
16 耳部
17 タブ
18 刺激体装着部
180 電流発生器領域
181、182、183 電極部領域
184 溝
2 刺激体
20 電流発生器
200、201 調整ボタン
202、203 給電端子
210 内部電極
21 電極部
22 電極部
23 電極部

Claims (12)

  1. 使用者の顔面に装着し、可撓性の弾性材料から形成される美容マスクであって、
    顎先から左右の頬を通り後頭部に巻回する略帯状に形成され、
    少なくとも口に対応する部位に開口を有して覆う口周辺部と、
    顎先と下顎下面の少なくとも一部を覆う下顎部と、
    頬の部分を覆う頬部と、
    側頭部及び後頭部に巻回される巻回部と
    から成り、
    使用者の頬骨筋又は咬筋の少なくともいずれかに対応する部位に電気又は超音波の刺激を与える一対の刺激体を備えると共に、
    該頬部には該刺激体を装着するための刺激体装着部を備えた
    ことを特徴とする美容マスク。
  2. 前記美容マスクにおいて、前記巻回部が後頭部頂部近傍で分割され、面ファスナーにより締着可能である
    請求項1に記載の美容マスク。
  3. 前記口周辺部における前記開口の下縁から前記下顎部の首側の端部との顔面の側面視における幅から、前記頬部、前記巻回部のそれぞれ側面視における幅がいずれも略等幅で構成されている
    請求項1又は2に記載の美容マスク。
  4. 前記口周辺部の上方に
    少なくとも鼻の凸形状に一致する鼻当て部を備える
    請求項1ないし3のいずれかに記載の美容マスク。
  5. 前記下顎部の首側の端部に、装着時に首側に引っ張るためのタブを設けた
    請求項1ないし4のいずれかに記載の美容マスク。
  6. 電気刺激を与える前記刺激体が、電流を発生させる電流発生器と、該電流発生器から放射状に延出した2以上の電極部とから構成され、
    該電流発生器には、電流を制御する制御部と、電気を供給する給電部を備える
    請求項1ないし5のいずれかに記載の美容マスク。
  7. 前記電極部が、
    装着時に顎関節の方向に向けて延出した第1電極と、
    前記開口の方向に向けて延出した第2電極と、
    前記下顎部の方向に向けて延出した第3電極と
    から成る、
    請求項6のいずれかに記載の美容マスク。
  8. 前記電極部が、前記電流発生器との基部から肌面側に湾曲して形成される
    請求項6又は7に記載の美容マスク。
  9. 前記刺激体装着部が、
    前記電流発生器が嵌合し少なくとも一部が表面側に露出する電流発生器領域と、
    前記電極部が嵌合し、肌面側のみに露出する電極部領域と
    から成る、
    請求項6ないし8のいずれかに記載の美容マスク。
  10. 前記美容マスクが樹脂材料によって一体成形される構成であって、
    部位に応じて材料の硬度を変化させる
    請求項1ないし9のいずれかに記載の美容マスク。
  11. 使用者の肌面に対して電気刺激を与える美容用の電気刺激体であって、
    電流を発生させる電流発生器と、該電流発生器から放射状に延出した2以上の電極部とから構成され、
    該電流発生器には、電流を制御する制御部と、電気を供給する給電部を備える
    ことを特徴とする美容用の電気刺激体。
  12. 前記電極部が、前記電流発生器との基部から肌面側に湾曲して形成される
    請求項11に記載の美容用の電気刺激体。


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