JP2022041746A - 口腔洗浄システム、口腔洗浄装置、及びプログラム - Google Patents

口腔洗浄システム、口腔洗浄装置、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2022041746A
JP2022041746A JP2020147130A JP2020147130A JP2022041746A JP 2022041746 A JP2022041746 A JP 2022041746A JP 2020147130 A JP2020147130 A JP 2020147130A JP 2020147130 A JP2020147130 A JP 2020147130A JP 2022041746 A JP2022041746 A JP 2022041746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
drive
oral
oral cavity
cleaning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020147130A
Other languages
English (en)
Inventor
真一 谷口
Shinichi Taniguchi
美帆 久保井
Miho KUBOI
剛 桑山
Takeshi Kuwayama
弘幹 井上
Hiromiki Inoue
聡 梶山
Satoshi Kajiyama
智裕 国田
Tomohiro Kunida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2020147130A priority Critical patent/JP2022041746A/ja
Priority to PCT/JP2021/029084 priority patent/WO2022049990A1/ja
Priority to CN202180053822.4A priority patent/CN116096323A/zh
Publication of JP2022041746A publication Critical patent/JP2022041746A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/16Power-driven cleaning or polishing devices
    • A61C17/22Power-driven cleaning or polishing devices with brushes, cushions, cups, or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C19/00Dental auxiliary appliances
    • A61C19/04Measuring instruments specially adapted for dentistry

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Brushes (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの利便性の向上を図る。【解決手段】口腔洗浄システム900は、口腔洗浄装置100と、口腔洗浄装置100と通信するよう構成される処理システム500と、を備える。処理システム500は、回答受付部612と、駆動情報生成部613と、送信処理部616と、を備える。回答受付部612は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答を受け付ける。駆動情報生成部613は、回答受付部612が受け付けた回答に基づいて、口腔洗浄装置100が備える駆動部13の駆動モードに関する駆動情報を生成する。送信処理部616は、駆動情報生成部613が生成した駆動情報を口腔洗浄装置100へ送信する。口腔洗浄装置100は、駆動部13と、制御部14と、を備える。制御部14は、処理システム500から送信された駆動情報に応じて駆動部13を駆動する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に口腔洗浄システム、口腔洗浄装置、及びプログラムに関する。本開示は、より詳細には、通信可能な口腔洗浄装置と処理システムとを備える口腔洗浄システム、口腔洗浄システムに用いられる口腔洗浄装置、並びに口腔洗浄システム及び口腔洗浄装置に用いられるプログラムに関する。
特許文献1には、ブラッシングイベントの間に、1より多くの動作モードで電気歯ブラシを動作させるシステムが開示されている。このシステムは、電気歯ブラシと、ユーザインタフェースと、を備える。
電気歯ブラシは、歯ブラシ本体と、ブラシヘッドと、ブラシヘッドを駆動するモータと、モータのコントローラと、を有する。コントローラは、電気歯ブラシが、単一のブラッシングイベントにおいて、一の選択時間に一の動作モードで動作してから、一の動作モードとは異なる、他の選択時間に少なくとも1つの他の動作モードに自動的に変更する、動作についての少なくとも1つのモード/時間プロファイルを生成するために予めプログラムされる。これら動作モードに関する選択時間は、合計で単一のブラッシングイベントの時間になる。
ユーザインタフェースは、モード/時間プロファイルの動作を開始するために、ユーザによって操作可能である。
特表2009-534081号公報
ユーザの口腔内を洗浄するための口腔洗浄システムでは、ユーザの利便性の向上が望まれる場合がある。
本開示は、ユーザの利便性の向上を図ることを目的とする。
本開示の一態様に係る口腔洗浄システムは、口腔洗浄装置と、前記口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムと、を備える。前記処理システムは、回答受付部と、駆動情報生成部と、送信処理部と、を備える。前記回答受付部は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答を受け付ける。前記駆動情報生成部は、前記回答受付部が受け付けた前記回答に基づいて、前記口腔洗浄装置が備える駆動部の駆動モードに関する駆動情報を生成する。前記送信処理部は、前記駆動情報生成部が生成した前記駆動情報を前記口腔洗浄装置へ送信する。前記口腔洗浄装置は、前記駆動部と、前記処理システムから送信された前記駆動情報に応じて前記駆動部を駆動する制御部と、を備える。
本開示の一態様に係るプログラムは、駆動情報に応じて駆動部を駆動する口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムに用いられる1以上のプロセッサに、回答受付処理と、駆動情報生成処理と、送信処理と、を実行させる。前記回答受付処理は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答を受け付けることを含む。前記駆動情報生成処理は、前記回答受付処理で受け付けた前記回答に基づいて、前記駆動部の駆動モードに関する前記駆動情報を生成することを含む。前記送信処理は、前記駆動情報生成処理で生成した前記駆動情報を前記口腔洗浄装置へ送信することを含む。
本開示の一態様に係る口腔洗浄装置は、処理システムと通信するよう構成される。前記口腔洗浄装置は、駆動部と、前記処理システムから送信された前記駆動部の駆動モードに関する駆動情報に応じて前記駆動部を駆動する制御部と、を備える。
本開示の一態様に係るプログラムは、駆動部を備え処理システムと通信するよう構成される口腔洗浄装置に用いられる1以上のプロセッサに、駆動処理を実行させる。前記駆動処理は、前記処理システムから送信された、前記駆動部の駆動モードに関する駆動情報に応じて、前記駆動部を駆動することを含む。
本開示の一態様に係る口腔洗浄システムは、口腔洗浄装置と、前記口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムと、を備える。前記口腔洗浄装置は、ブラシと、駆動部と、検知部と、を備える。前記駆動部は、前記ブラシを往復駆動する。前記検知部は、前記ブラシが前記駆動部により往復駆動されている状態での前記ブラシの振幅に関する物理量を検知する。前記処理システムは、前記検知部で検知された前記物理量に基づいて、口腔内の部位に対する前記ブラシの押し付けの状態の推定結果を提示する提示部を備える。
本開示の一態様に係るプログラムは、ブラシが往復駆動されている状態での前記ブラシの振幅に関する物理量を検知する口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムに用いられる1以上のプロセッサに、提示処理を実行させる。前記提示処理は、前記口腔洗浄装置で検知された前記物理量に基づいて、口腔内の部位に対する前記ブラシの押し付けの状態の推定結果を提示することを含む。
本開示の一態様に係る口腔洗浄装置は、情報を提示する機能を有する処理システムと通信するよう構成される。前記口腔洗浄装置は、ブラシと、駆動部と、検知部と、送信部と、を備える。前記駆動部は、前記ブラシを往復駆動する。前記検知部は、前記ブラシが前記駆動部により往復駆動されている状態での前記ブラシの振幅に関する物理量を検知する。前記送信部は、前記検知部で検知された前記物理量に基づいて、口腔内の部位に対する前記ブラシの押し付けの状態の推定結果を前記処理システムに提示させるために、前記検知部で検知された前記物理量を送信する。
本開示の一態様に係る口腔洗浄システムは、口腔洗浄装置と、前記口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムと、を備える。前記処理システムは、撮像部と、表示制御部と、を備える。前記表示制御部は、前記口腔洗浄装置を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる手本動画と、ユーザの口腔を含む領域を前記撮像部により撮像した口腔周辺画像とを、同一の表示部内に、少なくとも一部の表示期間が互いに重複するように表示させる。
本開示の一態様に係るプログラムは、撮像部を備え、口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムに用いられる1以上のプロセッサに、表示制御処理を実行させる。前記表示制御処理は、前記口腔洗浄装置を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる手本動画と、ユーザの口腔を含む領域を前記撮像部により撮像した口腔周辺画像とを、同一の表示部内に、少なくとも一部の表示期間が互いに重複するように表示させることを含む。
本開示は、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る口腔洗浄装置及び処理システムを備える口腔洗浄システムのブロック図である。 図2は、同上の口腔洗浄装置の斜視図である。 図3は、同上の口腔洗浄装置の駆動部の動作を示す説明図である。 図4は、同上の処理システムにより表示される質問画面の一例を示す説明図である。 図5は、同上の処理システムにより表示される質問画面の一例を示す説明図である。 図6は、同上の処理システムにより表示される質問画面の一例を示す説明図である。 図7は、同上の処理システムにより表示される変更画面の一例を示す説明図である。 図8は、同上の処理システムにより表示される磨き順表示画面の一例を示す説明図である。 図9は、同上の処理システムにより表示される磨き順設定画面の一例を示す説明図である。 図10は、同上の処理システムにより表示されるコース設定画面の一例を示す説明図である。 図11は、同上の処理システムにより表示されるコース選択画面の一例を示す説明図である。 図12は、同上の処理システムにより表示される歯磨き画面の一例を示す説明図である。 図13は、同上の処理システムにより表示される歯磨き画面の一例を示す説明図である。 図14は、同上の処理システムにより表示される歯磨き画面の一例を示す説明図である。 図15は、同上の処理システムにより表示される歯磨き画面の一例を示す説明図である。 図16は、同上の処理システムにより表示される歯磨き画面の一例を示す説明図である。 図17は、同上の処理システムにより表示される歯磨き画面の一例を示す説明図である。 図18は、同上の口腔洗浄装置のブラシの振幅と検出される物理量との関係を示す説明図である。 図19は、同上の処理システムにより表示される結果表示画面の一例を示す説明図である。 図20は、同上の処理システムにより表示されるカレンダー画面の一例を示す説明図である。 図21は、同上の処理システムにより表示される初回問診画面の一例を示す説明図である。 図22は、同上の処理システムにより表示される推奨モード表示画面の一例を示す説明図である。 図23は、同上の口腔洗浄システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。 図24は、同上の口腔洗浄システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。 図25は、同上の処理システムにより表示される削除画面の一例を示す説明図である。 図26は、同上の口腔洗浄システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。 図27は、同上の口腔洗浄システムにおける処理の一例を示すフローチャートである。 図28は、同上の処理システムにより表示されるカレンダー画面の一例を示す説明図である。 図29は、同上の処理システムにより表示されるカレンダー画面の一例を示す説明図である。
以下、実施形態に係る口腔洗浄装置100、処理システム500、及び口腔洗浄システム900について、添付の図面を参照して説明する。下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(1)概要
図1に示すように、口腔洗浄システム900は、口腔洗浄装置100と、処理システム500と、を備えている。口腔洗浄システム900は、口腔洗浄装置100と処理システム500とがデータを相互に送受信して動作するシステムである。
口腔洗浄装置100は、ユーザの口腔内を洗浄するための電動の装置である。口腔洗浄装置100は、モータを含む駆動部13と、駆動部13を制御する制御部14と、を備えている。本実施形態では、口腔洗浄装置100は、駆動部13の動作によってブラシ30(図2参照)を駆動させる、いわゆる電動歯ブラシ1である。
処理システム500は、処理部56と、通信部54と、を備えている。処理部56は、プログラム(アプリケーション)を実行することで、種々の処理を実行する。通信部54は、口腔洗浄装置100と通信するためのインタフェースである。すなわち、処理システム500は、口腔洗浄装置100と通信するよう構成されている。
処理システム500の処理部56は、回答受付部612と、駆動情報生成部613と、送信処理部616と、を備えている。
回答受付部612は、回答受付処理を行う。回答受付処理は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答を受け付けることを含む。
駆動情報生成部613は、駆動情報生成処理を行う。駆動情報生成処理は、回答受付部612が回答受付処理で受け付けた回答に基づいて、口腔洗浄装置100が備える駆動部13の駆動モードに関する駆動情報を生成することを含む。
送信処理部616は、送信処理を行う。送信処理は、駆動情報生成部613が駆動情報生成処理で生成した駆動情報を、口腔洗浄装置100へ送信することを含む。
口腔洗浄装置100の制御部14(駆動制御部141)は、処理システム500から送信された駆動情報に応じて、駆動部13を駆動する。
このように、本実施形態の口腔洗浄システム900では、ユーザの口腔の洗浄と口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答に基づいて、駆動情報(装置動作設定データ)が生成される。また、口腔洗浄装置100の制御部14(駆動制御部141)は、生成された駆動情報に応じて駆動部13を駆動する。すなわち、ユーザは、質問に対して回答するだけで、ユーザの口腔に適した駆動情報を生成することができる。また、生成された駆動情報は、ユーザの口腔の状態に合うように口腔洗浄装置100を動作させることができる。そのため、本実施形態の口腔洗浄システム900によれば、ユーザ個人個人に適した駆動情報を容易に作成し、また、作成した駆動情報に応じて駆動部13を動作させることが可能となるので、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
また、本実施形態のプログラムは、駆動情報に応じて駆動部13を駆動する口腔洗浄装置100と通信するよう構成される処理システム500に用いられる1以上のプロセッサに、回答受付処理と、駆動情報生成処理と、送信処理と、を実行させる。回答受付処理は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答を受け付けることを含む。駆動情報生成処理は、回答受付処理で受け付けた回答に基づいて、駆動部13の駆動モードに関する駆動情報を生成することを含む。送信処理は、駆動情報生成処理で生成した駆動情報を口腔洗浄装置100へ送信することを含む。
また、本実施形態の口腔洗浄装置100は、処理システム500と通信するよう構成される。口腔洗浄装置100は、駆動部13と、処理システム500から送信された駆動部13の駆動モードに関する駆動情報に応じて駆動部13を駆動する制御部14(駆動制御部141)と、を備える。
また、本実施形態のプログラムは、駆動部13を備え処理システム500と通信するよう構成される口腔洗浄装置100に用いられる1以上のプロセッサに、駆動処理を実行させる。駆動処理は、処理システム500から送信された駆動部13の駆動モードに関する駆動情報に応じて駆動部13を駆動することを含む。
上記のプログラム及び口腔洗浄装置100であっても、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
ところで、本実施形態の口腔洗浄システム900では、口腔洗浄装置100の駆動部13は、ブラシ30を往復駆動させるよう構成されている。また、口腔洗浄装置100は、ブラシ30が駆動部13により往復駆動されている状態でのブラシ30の振幅に関する物理量を検知する検知部19を、備えている。また、処理システム500は、提示処理を行う提示部633を備えている。提示処理は、検知部19で検知された物理量に基づいて、口腔内の部位に対するブラシ30の押し付けの状態の推定結果を提示することを含む。
このように、本実施形態の口腔洗浄システム900では、検知部19で検知されたブラシ30の振幅に関する物理量に基づいて、口腔内の部位(例えば、歯)に対するブラシ30の押し付けの状態の推定結果が提示される。そのため、本実施形態の口腔洗浄システム900によれば、例えば、ブラシ30の押し付け過ぎの状態等をユーザに知らせることが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
また、本実施形態のプログラムは、ブラシ30が往復駆動されている状態でのブラシ30の振幅に関する物理量を検知する口腔洗浄装置100と通信するよう構成される処理システム500に用いられる1以上のプロセッサに、提示処理を実行させる。提示処理は、口腔洗浄装置100で検知された物理量に基づいて、口腔内の部位に対するブラシ30の押し付けの状態の推定結果を提示することを含む。
また、本実施形態の口腔洗浄装置100は、情報を提示する機能を有する処理システム500と通信するよう構成される。口腔洗浄装置100は、ブラシ30と、駆動部13と、検知部19と、送信部(通信部20)と、を備える。駆動部13は、ブラシ30を往復駆動する。検知部19は、ブラシ30が駆動部13により往復駆動されている状態でのブラシ30の振幅に関する物理量を検知する。送信部は、検知部19で検知された物理量に基づいて、口腔内の部位に対するブラシ30の押し付けの状態の推定結果を処理システム50に提示させるために、検知部19で検知された物理量を送信する。
上記のプログラム及び口腔洗浄装置100であっても、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
さらに、本実施形態の口腔洗浄システム900では、処理システム500は、撮像部55と、表示制御部62と、を備えている。表示制御部62は表示制御処理を行う。表示制御処理は、口腔洗浄装置100を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる手本動画W10と、ユーザの口腔を含む領域を撮像部55により撮像した口腔周辺画像W210とを、同一の表示部51内に、少なくとも一部の表示期間が互いに重複するように表示させることを含む(図12参照)。
このように、本実施形態の口腔洗浄システム900では、手本動画W10と口腔周辺画像W210とが、表示部51内に同時に表示される。そのため、本実施形態の口腔洗浄システム900によれば、ユーザは、手本動画W10と口腔周辺画像W210との両方を同時に見ながら口腔内の洗浄を行うことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
また、本実施形態のプログラムは、撮像部55を備え、口腔洗浄装置100と通信するよう構成される処理システム500に用いられる1以上のプロセッサに、表示制御処理を実行させる。表示制御処理は、口腔洗浄装置100を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる手本動画W10と、ユーザの口腔を含む領域を撮像部55により撮像した口腔周辺画像W210とを、同一の表示部51内に、少なくとも一部の表示期間が互いに重複するように表示させることを含む。
上記のプログラムであっても、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
(2)詳細
以下、本実施形態の口腔洗浄装置100、処理システム500、及び口腔洗浄システム900について、図面を参照してより詳細に説明する。
上述のように、本実施形態の口腔洗浄装置100は、いわゆる電動歯ブラシ1である。そのため、以下の説明では、口腔洗浄装置100を「電動歯ブラシ1」と呼ぶ場合がある。
また、本実施形態の処理システム500は、可搬型の情報端末(端末装置)5を備えている。本実施形態では、特に、処理システム500は情報端末5のみを備えている。
(2.1)口腔洗浄装置
まず、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)について、図1、図2を参照して説明する。
電動歯ブラシ1は、図2に示すように、本体部10と、ブラシ30と、を備えている。ブラシ30は、本体部10に対して着脱可能に取り付けられる。
以下では一例として、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸の3軸を設定し、特に、本体部10の長さに沿った軸を「Z軸」、本体部10にブラシ30が取り付けられた状態での、ブラシ30の毛31の延びる方向に沿った軸を「X軸」とする。X軸、Y軸、及びZ軸は、いずれも仮想的な軸であり、図面中の「X」、「Y」、「Z」を示す矢印は、説明のために表記しているに過ぎず、いずれも実体を伴わない。また、以下では、説明の便宜上、本体部10にブラシ30が取り付けられた状態で、Z軸に沿った向きのうちで本体部10からブラシ30に向かう向きを「上」、その反対を「下」という場合がある。ただし、これらの向きは、電動歯ブラシ1の使用時の向きを限定する趣旨ではない。
図1、図2に示すように、本体部10は、筐体11と、軸体12と、駆動部13と、制御部14と、記憶部15と、電源部16と、操作部17と、状態表示部18と、検知部19と、通信部20と、を備えている。
筐体11は、主筐体111と、キャップ部112と、底部113と、を備えている。筐体11は、軸体12と、駆動部13と、制御部14と、記憶部15と、電源部16と、操作部17と、状態表示部18と、検知部19と、通信部20と、を保持している。
図2に示すように、主筐体111は、Z軸に沿って長尺な筒状であり、その両端部(上端部及び下端部)が開口している。キャップ部112は、主筐体111の上端部の開口を閉じるように、主筐体111に取り付けられる。底部113は、主筐体111の下端部の開口を閉じるように、主筐体111に取り付けられる。キャップ部112は、主筐体111の上端部に取り付けられた際に、軸体12を外部に突出させる開口を有している。
軸体12は、Z軸に沿って長尺なシャフトである。軸体12には、ブラシ30が、着脱可能に取り付けられる。より詳細には、軸体12の上端部は、筐体11の上面から突出しており、この上端部に、ブラシ30が着脱可能に取り付けられる。一方、軸体12の下端部は、筐体11内に収容されており、筐体11の内部において駆動部13に連結されている。これにより、駆動部13によって発生した動力が軸体12を介してブラシ30に伝達される。
駆動部13は、軸体12を駆動するよう構成される。駆動部13は、第1駆動部131と、第2駆動部132と、を備えている。
第1駆動部131は、軸体12をその軸方向(Z軸に沿った方向)に往復直線運動させるよう構成される。具体的には、第1駆動部131は、Z軸に沿った方向で往復運動するリニアモータを備える。第1駆動部131によって軸体12がZ軸に沿って往復直線運動をすると、ブラシ30も同様にZ軸に沿って往復直線運動をする。要するに、駆動部13(第1駆動部131)は、ブラシ30を往復駆動させるよう構成されている。第1駆動部131は、例えば、数百Hzの周波数、ミリメートルオーダーの振幅で軸体12を往復直線運動させる。一例として、第1駆動部131は、260Hzの周波数で、軸体12を往復直線運動させる。
第2駆動部132は、軸体12をX軸方向に振動させるよう構成される。具体的には、第2駆動部132は、モータの出力軸に分銅が偏心するように取り付けられた振動モータを備えている。第2駆動部132は、モータが駆動されることで、軸体12がX軸方向に振動する力を軸体12に与える。
制御部14は、駆動部13、記憶部15、電源部16、操作部17、状態表示部18、検知部19、及び通信部20等に、電気的に接続されている。制御部14は、駆動部13、記憶部15、電源部16、状態表示部18、検知部19、及び通信部20等の動作を制御する。
制御部14は、例えば、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含んでいる。マイクロコントローラは、1以上のメモリに記録されているプログラムを1以上のプロセッサで実行することにより、制御部14としての機能を実現する。プログラムは、予めメモリに記録されていてもよいし、メモリカードのような非一時的記録媒体に記録されて提供されたり、電気通信回線を通して提供されたりしてもよい。言い換えれば、上記プログラムは、1以上のプロセッサを、制御部14として機能させるためのプログラムである。
制御部14は、駆動制御部141と、動作設定部142と、を備える。
駆動制御部141は、操作部17からの電気信号に応じて、駆動部13を駆動させる。駆動制御部141は、予め決められた(電動歯ブラシ1の製造時に予め設定された)駆動モードに従って、駆動部13の動作を制御する。駆動モードは、第1駆動部131が備えるリニアモータの振幅及び周波数、及び第2駆動部132が備えるモータの周波数を含んでいる。すなわち、駆動制御部141は、駆動モードに従って、第1駆動部131が備えるリニアモータの振幅及び周波数、及び第2駆動部132が備えるモータの周波数を制御する。本実施形態の電動歯ブラシ1は、駆動モードとして、複数の駆動モードを有している。駆動制御部141は、複数の駆動モードのいずれかに従って、駆動部13を駆動させる。
ここでは、複数の駆動モードは、第1駆動モード~第5駆動モードの5つの駆動モードを含む。
第1駆動モードは、第1駆動部131と第2駆動部132との両方を動作させて、ブラシ30をZ軸方向とX軸方向に運動させるモードである。以下では、第1駆動モードを「W-CLEANモード」と呼ぶ場合がある。
第2駆動モードは、第1駆動部131のみを動作させて、ブラシ30をZ軸方向に往復運動させるモードである。すなわち、第2駆動モードは、X軸方向の振幅がないモードである。以下では、第2駆動モードを「NORMALモード」と呼ぶ場合がある。
第3駆動モードは、第1駆動部131のみを動作させて、ブラシ30をZ軸方向に往復運動させるモードである。第3駆動モードは、第2駆動モードよりも、リニアモータ(従ってブラシ30)の振幅が小さいモードである。以下では、第3駆動モードを「SOFTモード」と呼ぶ場合がある。
第4駆動モードは、第1駆動部131のみを動作させて、ブラシ30をZ軸方向に往復運動させるモードである。第4駆動モードは、第3駆動モードよりも、リニアモータの振幅が更に小さいモードである。以下では、第4駆動モードを「SENSITIVEモード」と呼ぶ場合がある。
第5駆動モードは、第1駆動部131と第2駆動部132との両方を動作させて、ブラシ30をZ軸方向とX軸方向に運動させるモードである。第1駆動モード~第4駆動モードは、主として歯磨きのためのモードであるに対して、第5駆動モードは、主として歯茎のマッサージのためのモードである。以下では、第5駆動モードを「W-GUMCAREモード」と呼ぶ場合がある。
駆動制御部141は、第1駆動部131のリニアモータの振幅が、各駆動モードに対して予め設定された一定値となるように、第1駆動部131の動作を制御する。
図3は、第1駆動部131のリニアモータの振幅が、駆動制御部141によって一定値に制御されている場合の、リニアモータで発生する逆起電圧L1及びリニアモータに出力される電流L2の時間変化を示すグラフである。図3に示すように、リニアモータが一往復する期間T1(一周期)で見た場合、往復の折り返し点P1の直後からの所定の期間T2内では、リニアモータへ出力される電流L2は0とされる。この期間T2では、リニアモータは往復運動の慣性力によって動き、往復運動の振幅に略比例した逆起電圧L1がリニアモータに発生する。図3に示すように、この期間T2での逆起電圧L1の時間変化は、近似的に一次関数で表される。この一次関数の傾きが大きいほど、逆起電圧L1が大きく、従って大きな振幅でリニアモータが駆動していることを示し、逆に傾きが小さいほど、逆起電圧L1が小さく、従って小さな振幅でリニアモータが駆動していることを示している。
駆動制御部141は、折り返し点P1から所定の時間(<期間T2)が経過した時点P2での、逆起電圧L1の値を読み取る。そして、駆動制御部141は、逆起電圧L1の値と電力との対応関係を示す変換テーブルを用いて、読み取った逆起電圧L1の値に対応する電力を決定する。駆動制御部141は、決定した電力に対応する電流L2を、リニアモータへ供給する。これにより、駆動制御部141は、リニアモータの往復運動の振幅を一定に制御する。なお、駆動制御部141は、変換テーブルに代えて/加えて、逆起電圧L1の値と電力との対応関係を示す演算式を用いて、電力を決定してもよい。また、変換テーブルは、複数の駆動モード(第1駆動モード~第5駆動モード)の各々に対して、予め記憶部15に記憶されている。
駆動制御部141は、「コース」に従って、駆動部13を駆動させる。駆動制御部141が従う「コース」は、動作設定部142により選択される。
本実施形態では、動作設定部142は、記憶部15に記憶されている所定数(3つ)のコースのうちから、操作部17の操作に応じて一つのコースを選択する。
例えば、動作設定部142は、ユーザが操作部17の操作釦171を操作して電動歯ブラシ1の電源がオンされた後、所定時間内に操作釦171が操作された回数に応じて、所定数のコースのうちから一つのコースを選択する。
本開示では、「コース」は、ユーザが口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)を用いて口腔の洗浄を1回行う場合の、駆動部13の駆動内容を示す情報を意味する。
コースは、駆動部13を駆動させる動作時間の長さと、駆動部13を駆動させる駆動モードと、の組み合わせを含んでいる。コースにおける動作時間は、ユーザの口腔内全体を一回洗浄するために要する時間である。コースにおける駆動モードは、上述の第1駆動モード~第5駆動モードのうちから選択される駆動モードである。
一つのコースにおいては、動作時間が複数の洗浄時間に分割され、複数の洗浄時間に対して異なる駆動モードが設定され得る。例えば、動作時間は、第1洗浄時間~第16洗浄時間の16の洗浄時間に分割され、第1洗浄時間~第16洗浄時間の各々に対して、第1駆動モード~第5駆動モードのうちの一の駆動モードが設定され得る。つまり、この「コース」に従って駆動部13を駆動させる場合、駆動制御部141は、第1洗浄時間の間、第1洗浄時間に対して設定された駆動モードで駆動部13を駆動させる。また、駆動制御部141は、第1洗浄時間の終了後、第2洗浄時間の間、第2洗浄時間に対して設定された駆動モードで駆動部13を駆動させる。駆動制御部141は、同様の動作を、第16洗浄時間の終了まで行う。
詳しくは後述するが、「コース」は、ユーザが処理システム500(情報端末5)を用いて作成することができ、作成されたコースが、処理システム500(情報端末5)から口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)へ送信される。処理システム500から送信されたコースは、動作設定部142により、記憶部15に記憶される。以下では、コースを「駆動情報」ともいう。
記憶部15は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の電気的に書換え可能な不揮発性メモリ、及びRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリ等を備える。その他、記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)であってもよい。記憶部15は、通信部20を介して処理システム500(情報端末5)から受信したコースの情報(駆動情報)等を、記憶する。記憶部15は、制御部14を構成するマイクロコントローラのメモリと兼用されていてもよい。
電源部16は、電動歯ブラシ1の各部に動作用の電力を供給する。電源部16は、例えば、充電池と、充放電回路と、を備えている。充電池は、例えばリチウムイオン蓄電池である。充放電回路は、充電池の充電及び放電を制御する。充放電回路は、例えば、受電コイルを備えている。受電コイルは、外部の給電コイルとの電磁誘導により給電コイルからエネルギーを受け取って、充電池に出力する。すなわち、充放電回路は、非接触給電により充電池を充電する。
操作部17は、ユーザの操作を受け付ける。操作部17は、受け付けたユーザの操作に応じた電気信号を、制御部14へ出力する。操作部17は、例えば、プッシュスイッチ又はスライドスイッチ等のメカニカルスイッチを有している。本実施形態では、操作部17は、メカニカルスイッチを含む操作釦171を備えている。図2に示すように、操作釦171は、筐体11の主筐体111の側面に配置されている。
操作部17は、ユーザの操作釦171への操作に応じて、駆動部13の動作の開始及び停止を受け付ける。また、操作部17は、ユーザの操作釦171への操作に応じて、コースの切り換えを受け付ける。
より詳細には、本実施形態の電動歯ブラシ1では、駆動部13が停止している状態において、操作釦171が操作されると、電動歯ブラシ1の電源がオンされる。また、動作設定部142は、所定数(3つ)のコースのうちの1つ目のコースを選択し、駆動制御部141は、動作設定部142により選択されたコース(1つ目のコース)に従って、駆動部13の動作を開始させる。また、駆動部13が1つ目のコースに従った動作を開始してから所定時間(例えば5秒)内に操作釦171が操作されると、動作設定部142は、3つのコースのうちの2つ目のコースを選択し、駆動制御部141は、動作設定部142により選択されたコース(2つ目のコース)に従って、駆動部13の動作を開始させる。また、駆動部13が2つ目のコースに従った動作を開始してから所定時間(例えば5秒)内に操作釦171が操作されると、動作設定部142は、3つのコースのうちの3つ目のコースを選択し、駆動制御部141は、動作設定部142により選択されたコース(3つ目のコース)に従って、駆動部13の動作を開始させる。また、駆動部13が3つ目のコースに従った動作を開始してから所定時間(例えば5秒)以内に操作釦171が操作されると、駆動制御部141は、駆動部13の動作を終了させる。
つまり、制御部14(動作設定部142)は、駆動部13が各コースに従って動作を開始してから所定時間(例えば5秒)の間は、コースの切り換えを受け付ける。一方、駆動部13が各コースに従った動作を開始してから所定時間が経過すると、制御部14(動作設定部142)は、コースを確定させる。
コースの確定後に、操作釦171が操作されると、駆動制御部141は、駆動部13の動作を一時停止させる。駆動制御部141は、駆動部13の動作を一時停止させてから、所定の待機時間(例えば5秒)以内に操作釦171が再度操作されると、駆動部13に、各コースに従った動作を再開させる。一方、駆動部13の動作を一時停止させてから、操作釦171が操作されることなく待機時間が経過すると、駆動制御部141は、コースに従った駆動部13の動作を終了させる。
制御部14は、操作部17への操作に応じて駆動部13の動作を変更(開始、終了、一時停止、再開、コースの切り換え)すると、変更後の駆動部13の状態を示す状態信号を、通信部20から処理システム500(情報端末5)へ送信させる。
状態表示部18は、電動歯ブラシ1の状態を表示する。状態表示部18は、複数の光源を備えており、複数の光源の点灯状態を切り換えることで、電動歯ブラシ1の複数の状態を表示する。状態表示部18は、筐体11の主筐体111の側面に配置されている。状態表示部18は、コース表示部181と、充電表示部182と、接続表示部183と、通信表示部184と、を備えている。コース表示部181、充電表示部182、接続表示部183、及び通信表示部184は、操作釦171とともに、筐体11の主筐体111の側面においてZ軸に沿って一列に並ぶように配置されている。
コース表示部181は、複数(ここでは、記憶部15に記憶されるコースの数:3つ)の表示窓と、複数の表示窓にそれぞれ対応する複数(ここでは3つ)の光源と、を備えている。コース表示部181は、複数の光源のうちの1つを点灯させることで、選択中のコースを表示する。
充電表示部182は、複数(ここでは3つ)の表示窓と、複数の表示窓にそれぞれ対応する複数(ここでは3つ)の光源と、を備えている。充電表示部182は、3つの光源のうちの1以上の光源を点灯させることで、充電池の残容量を表示する。
接続表示部183は、1つの表示窓と、表示窓に対応する1つの光源と、を備えている。接続表示部183は、光源の点灯と消灯とを切り換えることで、充放電回路の充電コイルが給電コイルと電気的に接続されているか否か(すなわち、充電池の充電中であるか否か)を表示する。
通信表示部184は、1つの表示窓と、表示窓に対応する1つの光源と、を備えている。通信表示部184は、光源の点灯と消灯とを切り換えることで、通信部20と処理システム500(情報端末5)との無線接続(リンク)が確立されているか否かを表示する。
状態表示部18が備える複数の光源のうち、コース表示部181、充電表示部182、通信表示部184の光源の各々は、例えば青色LEDであり、接続表示部183の光源は、例えば赤色LEDである。ただし、これに限らず、複数の光源の各々は、任意の発光色のLEDを含んでもよいし、LED以外の光源を含んでもよい。また、コース表示部181及び/又は充電表示部182が複数の表示窓を備えていることは必須ではない。例えば、1つの表示窓に対して発光色の異なる複数の光源が対応し、点灯させる光源を切り換えることで異なる状態を表示してもよい。
検知部19は、ブラシ30が駆動部13(第1駆動部131)により往復駆動されている状態での、ブラシ30の振幅に関する物理量を検知する。上述のように、リニアモータの往復運動において、折り返し点P1(図3参照)から所定の期間T2内でリニアモータに発生する逆起電圧L1の時間変化は、ブラシ30の振幅に略比例する。そこで、検知部19は、各周期T1における時点P2での逆起電圧L1の値を、ブラシ30の振幅に関する物理量として検知する。以下では、便宜上、時点P2での逆起電圧L1の値(ブラシ30の振幅に関する物理量)を、「SPD値」と呼ぶ。
検知部19は、検知した物理量(SPD値)を示す情報を、制御部14へ送信する。制御部14は、検知部19から受け取った情報(SPD値)を含む検知信号を、通信部20を介して処理システム500(情報端末5)へ送信する。要するに、通信部20は、検知部19で検知された物理量(SPD値)を送信する送信部として、機能する。なお、制御部14は、各周期において検知したSPD値の全てを検知信号として送信させてもよいし、適宜の時間間隔で間引いて(例えば、数周期毎に)検知信号を送信させてもよい。
通信部20は、電波を利用した無線通信を行う通信機能を有する。通信部20は、通信機能として、処理システム500(情報端末5)からの無線信号を受信する受信機能と、無線信号を処理システム500(情報端末5)へ送信する送信機能と、を有している。通信部20は、例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energyの通信方式で無線通信を行う。ただし、これに限らず、通信部20の通信方式は、例えば、Wi-Fi(登録商標)等の他の無線通信の通信方式でもよい。また、通信部20は、処理システム500(情報端末5)と有線により接続可能な通信インタフェースを備えていてもよい。
(2.2)情報端末の構成
次に、処理システム500(情報端末5)の構成について、図1を参照して説明する。上述のように、本実施形態では、処理システム500は情報端末5のみを備えている。
情報端末5は、例えば、口腔洗浄装置100のユーザ又はその家族等が所有するスマートフォン若しくはタブレット端末等の携帯端末、又はパーソナルコンピュータ等で実現される。本実施形態では一例として、ユーザに携帯されるスマートフォンが情報端末5である場合を想定する。
情報端末5は、図1に示すように、表示部51と、操作部52と、音声インタフェース部53と、通信部54、撮像部55と、処理部56と、記憶部57と、を有している。本実施形態では、上述したように情報端末5は汎用のスマートフォンである。この情報端末5は、専用のアプリケーションソフト(プログラム)をインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、情報端末5として機能する。
表示部51は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等を含んでいる。表示部51は、ユーザの操作部52への入力に応じて、種々の画面を表示する。つまり、表示部51は、ユーザに対して種々の情報を表示する。
操作部52は、ユーザの操作を受け付けて、ユーザの操作に応じた信号を出力する。本実施形態では情報端末5は汎用のスマートフォンであって、操作部52は表示部51と一体化され、タッチパネルディスプレイを構成する。タッチパネルディスプレイにおいては、情報端末5は、表示部51に表示される各画面上でのボタン等のオブジェクトの操作(タップ、スワイプ又はドラッグ等)が操作部52で検知されることをもって、ボタン等のオブジェクトが操作されたことと判断する。つまり、表示部51及び操作部52は、各種の表示に加えて、ユーザからの操作入力を受け付けるユーザインタフェースとして機能する。
音声インタフェース部53は、音声入力機能及び音声出力機能を有している。つまり、音声インタフェース部53は、マイクロホンにてユーザの音声を受け付け、かつスピーカにて音声を出力する。音声インタフェース部53によれば、ユーザは、音声入力により情報端末5の操作を行うことができ、音声出力により情報端末5から情報の提示を受けることができる。
通信部54は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)の通信部20との間で、電波を利用した無線通信を行う通信機能を有する。通信部54は、例えば、Bluetooth Low Energyの通信方式で無線通信を行う。ただし、これに限らず、通信部54の通信方式は、例えば、Wi-Fi等の他の無線通信の通信方式でもよい。また、通信部54は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)と有線により接続可能な通信インタフェースを備えていてもよい。
撮像部55は、いわゆるカメラであって、画像を撮像する。撮像部55の撮像領域は、一般的なユーザが情報端末5の表示部51を見ている状態で、このユーザの口腔を含む領域が撮像領域内に含まれるように、設定される。つまり、ユーザが表示部51を見ている状態で、撮像部55で撮像された画像を表示部51に表示する場合、表示部51には、このユーザの口腔周辺を正面から撮像した画像が表示されることとなる。
処理部56は、情報端末5の各部の動作を制御する。処理部56は、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するコンピュータシステムを主構成とする。情報端末5では、1以上のプロセッサがメモリに記録されているプログラムを実行することにより、処理部56の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。処理部56については、後述する。
記憶部57は、例えば、EEPROM(Electrically ErasableProgrammable Read-Only Memory)等の電気的に書換え可能な不揮発性メモリ、及びRAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリ等を備える。その他、記憶部57は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)であってもよい。記憶部57は、処理部56(後述のコース作成部610)で作成されたコースの情報(駆動情報)等を、記憶する。記憶部57は、処理部56を構成するマイクロコントローラのメモリと兼用されていてもよい。
(2.3)処理部
以下、処理部56について説明する。
図1に示すように、処理部56は、コース制御部61と、表示制御部62と、評価部63と、を有している。コース制御部61、表示制御部62及び評価部63は、実体のある構成を示しているわけではなく、処理部56によって実現される機能を示している。
(2.3.1)コース
図1に示すように、コース制御部61は、コース作成部610と、コース設定部615と、を有している。
コース作成部610は、上述のコース(駆動情報)を作成するよう構成されている。コース作成部610は、情報端末5の表示部51及び操作部52(タッチパネルディスプレイ)を用いて、ユーザと対話的に、ユーザに適したコースを作成する。
上述のように、コース(駆動情報)は、動作時間の情報と駆動モードの情報との組み合わせを含んでいる。
ここでは、コース(駆動情報)は、基本動作データを含み、オプションとして特定動作データを含み得る。
基本動作データは、電動歯ブラシ1を用いて口腔内の歯列全体を洗浄するためのデータである。基本動作データは、動作時間の情報と駆動モードの情報との組み合わせを含んでいる。
特定動作データは、ユーザの歯列が特定の歯並びの歯を含む場合に、電動歯ブラシ1を用いて特定の歯並びの歯を洗浄するためのデータである。特定動作データは、動作時間の情報と駆動モードの情報との組み合わせを含んでいる。
コース作成部610は、ユーザに質問を提示する。コース作成部610は、質問に対して得られた回答に基づいて、基本動作データの動作時間及び駆動モードを決定し、駆動情報に特定動作データを含めるか否かを決定し、特定動作データを含める場合には特定動作データの動作時間及び駆動モードを決定する。
図1に示すように、コース作成部610は、質問部611と、回答受付部612と、駆動情報生成部613と、を備えている。
質問部611は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問を、ユーザに提示する。回答受付部612は、質問部611が提示した質問に対する回答を受け付ける。
ここでは、質問部611は、表示部51に種々の画面を表示させることで、ユーザに質問を提示する。質問部611が表示部51に表示させる画面は、複数の選択肢(選択肢オブジェクト)を含み得る。すなわち、質問部611が提示する質問は選択式である。回答受付部612は、表示部51の画面に対してユーザが行った操作に基づいて、回答を受け付ける。回答受付部612は、表示部51に表示された画面に含まれる複数の選択肢オブジェクトのうちの一つが、ユーザによって操作されたことに基づいて、質問に対する回答を受け付ける。
本実施形態では、質問部611が提示する質問は、ユーザの口腔の洗浄に関する質問と、ユーザの口腔内の状態に関する質問と、を含む。すなわち、質問部611は、複数の質問を提示する。
ユーザの口腔の洗浄に関する質問は、ユーザの歯磨きに関する質問を含む。ユーザの歯磨きに関する質問は、例えば、ユーザが普段、どのように歯磨きを行っているかについての質問(すなわち、普段の歯磨きについての質問)であり得る。
ユーザの歯磨きに関する質問は、歯磨きの強さに関する質問を含む。歯磨きの強さとは、例えば、歯に対するブラシ30(毛31)の押圧力及び/又は歯に対するブラシ30(毛31)の移動速度を意味する。質問部611は、質問として歯磨きの強さに関する質問を提示し、回答受付部612は、回答として歯磨きの強さに関する回答を受け付ける。
ユーザの歯磨きに関する質問は、歯磨きを行う時間の長さである歯磨き時間に関する質問を含む。質問部611は、質問として歯磨き時間に関する質問を提示し、回答受付部612は、回答として歯磨き時間に関する回答を受け付ける。
質問部611及び回答受付部612は、表示部51に、基本質問画面D1を表示させ、基本質問画面D1に対してユーザが行った操作に基づいて、歯磨きの強さ及び歯磨き時間に関する回答を受け付ける。
図4は、表示部51に表示される基本質問画面D1の一例である。基本質問画面D1は、第1質問領域R1と、第1回答領域R2と、第2質問領域R3と、第2回答領域R4と、を含んでいる。本実施形態では、基本質問画面D1を縦方向(基本質問画面D1の長辺に沿った方向)に4つの領域に分割したときに、上から順に、第1質問領域R1、第1回答領域R2、第2質問領域R3、第2回答領域R4となるように、第1質問領域R1、第1回答領域R2、第2質問領域R3及び第2回答領域R4が設定されている。
第1質問領域R1は、歯磨きの強さに関する質問を表示するための領域である。第1質問領域R1には、例えば、歯磨きの強さに関する質問として、「強さを選んでください」との文字列が表示されている。第1回答領域R2は、歯磨きの強さに関する質問に対する回答を受け付けるための領域である。第1回答領域R2には、例えば、複数の選択肢オブジェクトが表示されている。複数の選択肢オブジェクトは、ここでは、「強め」、「ふつう」、「弱め」、「かなり弱め」の4つの選択肢オブジェクトB1~B4を含んでいる。
第2質問領域R3は、歯磨き時間に関する質問を表示するための領域である。第2質問領域R3には、例えば、歯磨き時間に関する質問として、「歯磨きの時間を選んでください」との文字列が表示されている。第2回答領域R4は、歯磨き時間に関する質問に対する回答を受け付けるための領域である。第2回答領域R4には、例えば、複数の選択肢オブジェクトが表示されている。複数の選択肢オブジェクトは、ここでは、「ふつう(約2分)」、「やや長め(約3分)」、「じっくりケア(約4分)」の3つの選択肢オブジェクトB5~B7を含んでいる。
ユーザの口腔内の状態に関する質問は、ユーザの歯茎の状態に関する質問を含む。すなわち、質問部611は、質問として歯茎の状態に関する質問を提示し、回答受付部612は、回答として歯茎の状態に関する回答を受け付ける。ここでは、回答受付部612は、口腔内を分割した複数の分割領域Cn(nは、自然数)の各々に対して、口腔内の状態の入力を受け付ける。
質問部611及び回答受付部612は、表示部51に、状態質問画面D2を表示させ、状態質問画面D2に対してユーザが行った操作に基づいて、歯茎の状態に関する質問に対する回答を受け付ける。
図5は、表示部51に表示される状態質問画面D2の一例である。状態質問画面D2は、第3質問領域R5と、第3回答領域R6と、を含んでいる。本実施形態では、状態質問画面D2において、第3質問領域R5の下側に第3回答領域R6が設定されている。
第3質問領域R5は、ユーザの歯茎の状態に関する質問を表示するための領域である。第3質問領域R5には、例えば、歯茎の状態に関する質問として、「歯茎の腫れや出血、痛いところを歯式図上で選んでください」との文字列が表示されている。すなわち、歯茎の状態に関する質問は、歯茎全体の領域のうちで、他の領域よりも歯磨き時に注意の必要な領域の選択を促す質問を含んでいる。
第3回答領域R6は、歯茎の状態に関する質問に対する回答を受け付けるための領域である。第3回答領域R6には、例えば、口腔内を模した画像である口腔画像W1(歯式図)が表示されている。口腔画像W1は複数の分割領域Cnを含んでおり、複数の分割領域Cnにそれぞれ対応して複数の選択オブジェクトが設定されている。
ここでは、口腔画像W1は、第1分割領域C1~第12分割領域C12の12の分割領域Cnを含んでいる。
第1分割領域C1は、上顎の表側の領域であって、左上4番(左上第1小臼歯)~左上7番(左上第2大臼歯)に対応する領域である。第2分割領域C2は、上顎の表側の領域であって、左上3番(右上犬歯)~右上3番(右上犬歯)に対応する領域である。第3分割領域C3は、上顎の表側の領域であって、右上4番(右上第1小臼歯)~右上7番(右上第2大臼歯)に対応する領域である。
第4分割領域C4は、上顎の裏側の領域であって、左上4番(左上第1小臼歯)~左上7番(左上第2大臼歯)に対応する領域である。第5分割領域C5は、上顎の裏側の領域であって、左上3番(左上犬歯)~右上3番(右上犬歯)に対応する領域である。第6分割領域C6は、上顎の裏側の領域であって、右上4番(右上第1小臼歯)~右上7番(右上第2大臼歯)に対応する領域である。
第7分割領域C7は、下顎の表側の領域であって、左下4番(左下第1小臼歯)~左下7番(左下第2大臼歯)に対応する領域である。第8分割領域C8は、下顎の表側の領域であって、左下3番(左下犬歯)~右下3番(右下犬歯)に対応する領域である。第9分割領域C9は、下顎の表側の領域であって、右下4番(右下第1小臼歯)~右下7番(右下第2大臼歯)に対応する領域である。
第10分割領域C10は、下顎の裏側の領域であって、左下4番(左下第1小臼歯)~左下7番(左下第2大臼歯)に対応する領域である。第11分割領域C11は、下顎の裏側の領域であって、左下3番(右下犬歯)~右下3番(右下犬歯)に対応する領域である。第12分割領域C12は、下顎の裏側の領域であって、右下4番(右下第1小臼歯)~右下7番(右下第2大臼歯)に対応する領域である。
すなわち、複数の分割領域Cnは、一以上(ここでは複数)の歯からなる群を単位として設定されている。
なお、口腔画像W1では、ユーザの直感的な理解の助けのために、通常の歯式図とは異なり、ユーザの左側の歯列を左側に、ユーザの右側の歯列を右側に示している。また、図5に示す例では口腔画像W1は第3大臼歯(親知らず)を含んでいないが、口腔画像W1は第3大臼歯を含んでいてもよい。
回答受付部612は、第1分割領域C1~第12分割領域C12の各々に対応する選択オブジェクトが選択されるか否かに応じて、対応する分割領域Cnの歯茎の部分の状態の入力を受け付ける。すなわち、ある分割領域Cnに対応する選択オブジェクトが選択されると、この選択オブジェクトに対応する分割領域Cnの歯茎の部分が、他の領域よりも歯磨き時に注意の必要な領域であるとみなされる。図5に示す例では、ユーザによって選択された領域(ここでは、第6分割領域C6及び第8分割領域C8)を、ドットハッチングで示してある。
要するに、回答受付部612は、回答として、口腔内を分割した複数の分割領域Cnの各々に対して、歯茎の状態の入力を受け付ける。
ユーザの口腔内の状態に関する質問は、ユーザの歯並びに関する質問を含む。すなわち、質問部611は、質問としてユーザの歯並びに関する質問を提示し、回答受付部612は、回答としてユーザの歯列のうちから特定の歯並びの歯の種別と、特定の歯並びの歯の位置と、の選択の入力を受け付ける。
質問部611及び回答受付部612は、表示部51に、歯並び質問画面D3を表示させ、歯並び質問画面D3に対してユーザが行った操作に基づいて、歯並びに関する質問に対する回答を受け付ける。
本実施形態では、特定の歯並びの歯の種別は、八重歯、凸凹、ねじれを含み得る。八重歯とは、歯のわきに重なったように生える歯であり、例えば、犬歯が両隣の歯よりも外側(前側)に飛び出した状態を意味し得る。凸凹は、例えば、ある歯の先端が、前後方向において両隣の歯の先端と揃っていない状態を意味し得る。ねじれは、例えば、ある歯がその歯の長軸を中心として回転して、その歯の左端と右端が、前後方向において両隣の歯と揃っていない状態を意味し得る。
図6は、表示部51に表示される歯並び質問画面D3の一例である。歯並び質問画面D3は、第4質問領域R7と、第4回答領域R8と、を含んでいる。本実施形態では、歯並び質問画面D3において、第4質問領域R7の下側に第4回答領域R8が設定されている。
第4質問領域R7は、ユーザの歯並びに関する質問を表示するための領域である。第4質問領域R7には、例えば、歯並びに関する質問として、「あなたの歯並びで次のような場所はありますか?」との文字列が表示されている。すなわち、歯並びに関する質問は、特定の歯並びの歯の種別及びその歯の位置の選択を促す質問を含んでいる。
第4回答領域R8は、ユーザの歯並びに関する質問に対する回答を受け付けるため領域である。第4回答領域R8には、特定の歯並びの歯の種別に対応する複数の選択オブジェクトと、口腔内を模した画像である口腔画像W3(歯式図)と、が表示されている。
複数の選択オブジェクトは、ここでは、「八重歯」、「凸凹」、「ねじれ」の3つの選択オブジェクトB8~B10を含んでいる。また、口腔画像W3では、複数(ここでは28)の歯の各々に対して選択オブジェクトが設定されている。
回答受付部612は、ユーザが、特定の歯並びの歯の種別の選択オブジェクトB8~B10のいずれかを選択し、その後、複数の歯のうちの一以上の歯(選択オブジェクト)を選択することで、特定の歯並びの歯の種別及びその位置の選択の入力を受け付ける。
すなわち、特定の歯並びの歯は、歯を単位として選択される。図6に示す例では、ユーザによって特定の歯並びの歯(ここでは八重歯)であると選択された歯(右上1番及び右上4番)を、ドットハッチングで示してある。
なお、第4回答領域R8において、特定の歯並びの歯の種別を示す複数の選択オブジェクトB8~B10には、互いに異なる色が付されている。また、口腔画像W3において特定の歯並びの歯(選択オブジェクト)が選択されると、その歯には、特定の歯並びの種別を示す色(選択オブジェクトB8~B10のいずれかと同じ色)が付される。
駆動情報生成部613は、回答受付部612が受け付けた回答に基づいて、駆動情報(コース)を生成する。上述のように、駆動情報は、基本動作データを含み、オプションとして特定動作データを含み得る。
駆動情報生成部613は、「歯磨き時間」の質問に対する回答、「歯磨きの強さ」の質問に対する回答、及び「歯茎の状態」に関する質問に対する回答に基づいて、基本動作データを生成する。
上述のように、基本動作データは、ユーザの口腔内の歯列全体を洗浄するためのデータである。基本動作データでは、ユーザの口腔内を複数の洗浄領域Em(mは自然数)に分割し、各洗浄領域Emに対して、洗浄時間と駆動モードとが割り当てられる。
ここでは、複数の洗浄領域Emは、第1洗浄領域E1~第16洗浄領域E16の16の領域(図7参照)を含んでいる。
第1洗浄領域E1は、左上4番(左上第1小臼歯)~左上7番(左上第2大臼歯)の表側に対応する領域である。第1洗浄領域E1は、第1分割領域C1とつながって(対応して)いる。第2洗浄領域E2は、左上3番(右上犬歯)~右上3番(右上犬歯)の表側に対応する領域である。第2洗浄領域E2は、第2分割領域C2とつながっている。第3洗浄領域E3は、右上4番(右上第1小臼歯)~右上7番(右上第2大臼歯)の表側に対応する領域である。第3洗浄領域E3は、第3分割領域C3とつながっている。
第4洗浄領域E4は、左上4番(左上第1小臼歯)~左上7番(左上第2大臼歯)の裏側に対応する領域である。第4洗浄領域E4は、第4分割領域C4とつながっている。第5洗浄領域E5は、左上3番(右上犬歯)~右上3番(右上犬歯)の裏側に対応する領域である。第5洗浄領域E5は、第5分割領域C5とつながっている。第6洗浄領域E6は、右上4番(右上第1小臼歯)~右上7番(右上第2大臼歯)の裏側に対応する領域である。第6洗浄領域E6は、第6分割領域C6とつながっている。
第7洗浄領域E7は、左下4番(左下第1小臼歯)~左下7番(左下第2大臼歯)の表側に対応する領域である。第7洗浄領域E7は、第7分割領域C7とつながっている。第8洗浄領域E8は、左下3番(左下犬歯)~右下3番(右下犬歯)の表側に対応する領域である。第8洗浄領域E8は、第8分割領域C8とつながっている。第9洗浄領域E9は、右下4番(右下第1小臼歯)~右下7番(右下第2大臼歯)の表側に対応する領域である。第9洗浄領域E9は、第9分割領域C9とつながっている。
第10洗浄領域E10は、左下4番(左下第1小臼歯)~左下7番(左下第2大臼歯)の裏側に対応する領域である。第10洗浄領域E10は、第10分割領域C10とつながっている。第11洗浄領域E11は、左下3番(左下犬歯)~右下3番(右下犬歯)の裏側に対応する領域である。第11洗浄領域E11は、第11分割領域C11とつながっている。第12洗浄領域E12は、右下4番(右下第1小臼歯)~右下7番(右下第2大臼歯)の裏側に対応する領域である。第12洗浄領域E12は、第12分割領域C12とつながっている。
第1洗浄領域E1~第12洗浄領域E12は、第1分割領域C1~第12分割領域C12とそれぞれつながっており、対応している。
第13洗浄領域E13は、左上4番(左上第1小臼歯)~左上7番(左上第2大臼歯)の噛み合わせ面に対応する領域である。第14洗浄領域E14は、右上4番(右上第1小臼歯)~右上7番(右上第2大臼歯)の噛み合わせ面に対応する領域である。第15洗浄領域E15は、左下4番(左下第1小臼歯)~左下7番(左下第2大臼歯)の噛み合わせ面に対応する領域である。第16洗浄領域E16は、右下4番(右下第1小臼歯)~右下7番(右下第2大臼歯)の噛み合わせ面に対応する領域である。
なお、図7の口腔画像W4では、わかりやすさのために、第1洗浄領域E1~第12洗浄領域E12の符号を、それらにつながっている分割領域Cnに付すことで示している。
駆動情報生成部613は、まず、回答受付部612で受け付けた「歯磨き時間」の質問に対する回答に基づいて、基本動作データにおける動作時間を決定する。駆動情報生成部613は、第2回答領域R4のうちの「ふつう」の選択肢オブジェクトB5が選択された場合、動作時間を2分と決定する。駆動情報生成部613は、「やや長め」の選択肢オブジェクトB6が選択された場合、動作時間を3分と決定し、「じっくりケア」の選択肢オブジェクトB7が選択された場合、動作時間を4分と決定する。
また、駆動情報生成部613は、決定された動作時間に基づいて、各洗浄領域Emに対する洗浄時間を決定する。洗浄時間は、例えば、動作時間(例えば2分)を洗浄領域Emの数(例えば16)で等分した時間(例えば7.5秒)であってもよいし、各洗浄領域Emに対して予め割り当てられた比率で動作時間を適宜分割した時間であってもよい。
駆動情報生成部613は、次に、回答受付部612で受け付けた「歯磨きの強さ」の質問に対する回答と「歯茎の状態」に関する質問に対する回答とに基づいて、基本動作データにおける駆動モードを決定する。駆動情報生成部613は、複数の洗浄領域Emの各々に対して、駆動モードを決定する。
駆動情報生成部613は、まず、「歯磨きの強さ」の質問に対する回答に基づいて、基本となる駆動モードを決定する。より詳細には、第1回答領域R2のうちの「強め」の選択肢オブジェクトB1が選択された場合、駆動情報生成部613は、基本の駆動モードを「第1駆動モード(W-CLEANモード)」と決定する。「ふつう」の選択肢オブジェクトB2が選択された場合、駆動情報生成部613は、基本の駆動モードを「第2駆動モード(NORMALモード)」と決定する。「弱め」の選択肢オブジェクトB3が選択された場合、駆動情報生成部613は、基本の駆動モードを「第3駆動モード(SOFTモード)」と決定する。「かなり弱め」の選択肢オブジェクトB4が選択された場合、駆動情報生成部613は、基本の駆動モードを「第4駆動モード(SENSITIVEモード)」と決定する。
次に、駆動情報生成部613は、「歯茎の状態」に関する質問に対する回答に基づいて、決定された基本の駆動モードを、洗浄領域Emを単位として修正する。すなわち、駆動情報生成部613は、第1洗浄領域E1~第12洗浄領域E12のうちで、第3回答領域R6でユーザによって選択された分割領域Cnとつながっている洗浄領域Emの駆動モードを、基本の駆動モードよりも一段階振幅が小さな駆動モードへと修正する。例えば、基本の駆動モードが「第1駆動モード」の場合、駆動情報生成部613は、選択された分割領域Cnとつながっている洗浄領域Emの駆動モードを「第2駆動モード」へと修正する。また、基本の駆動モードが「第2駆動モード」の場合、駆動情報生成部613は、選択された分割領域Cnとつながっている洗浄領域Emの駆動モードを「第3駆動モード」へと修正する。また、基本の駆動モードが「第3駆動モード」の場合、駆動情報生成部613は、選択された分割領域Cnとつながっている洗浄領域Emの駆動モードを「第4駆動モード」へと修正する。基本の駆動モードが「第4駆動モード」の場合、第4駆動モードよりも振幅が小さな駆動モードがないため、駆動情報生成部613は、駆動モードを修正することなく「第4駆動モード」に維持する。
なお、第13洗浄領域E13~第16洗浄領域E16の駆動モードは、「歯茎の状態」に関する質問に対する回答にかかわらず、基本の駆動モードが設定されてもよい。或いは、第13洗浄領域E13~第16洗浄領域E16の駆動モードは、前後方向に隣接する洗浄領域(第13洗浄領域E13であれば、第1洗浄領域E1及び第4洗浄領域E4)のいずれかの駆動モードが修正された場合に、修正後の駆動モードが設定されてもよい。
要するに、駆動情報生成部613は、口腔内を分割した複数の洗浄領域Emの各々に対して、複数の駆動モード(第1駆動モード~第4駆動モード)のうちの一の駆動モードを設定する。
本実施形態では、上述の手順で、駆動情報のうちの基本動作データが作成される。図7に示す例では、第1洗浄領域E1~第16洗浄領域E16の各々に、第1駆動モード(W-CLEANモード)が設定されている。
駆動情報生成部613は、「歯並び」に関する質問に対する回答に基づいて、特定動作データを生成する。上述のように、特定動作データは、特定の歯並びの歯を洗浄するためのデータである。「歯並び」に関する質問に対する回答において、「特定の歯並びの歯」が選択されなかった場合、駆動情報生成部613は、特定動作データを生成しない。そのため、この場合、駆動情報(コース)は、基本動作データのみを含み特定動作データを含まない。
駆動情報生成部613は、特定の歯並びの歯として選択された歯の種別に基づいて、特定動作データにおける動作時間を決定する。例えば、記憶部57には、特定の歯並びの歯の種別(八重歯、凸凹、ねじれ)に対して、基準時間が個別に記憶(設定)されている。駆動情報生成部613は、特定の歯並びの歯として選択された歯の種別に応じて、記憶部57から基準時間を読み出し、読み出した基準時間を動作時間とする。なお、本実施形態では、基準時間は、特定の歯並びの歯の種別(八重歯、凸凹、ねじれ)によらず互いに同じである。
また、駆動情報生成部613は、回答受付部612で特定の歯並びの歯として選択された歯の位置に基づいて、特定動作データにおける駆動モードを決定する。駆動情報生成部613は、例えば、選択された歯を含む複数の洗浄領域Emを抽出し、抽出した複数の洗浄領域Emの基本動作データにおける駆動モードに基づいて、この選択された歯に対する特定動作データでの駆動モードを決定する。例えば、駆動情報生成部613は、選択された歯を含む複数の洗浄領域Emについての基本動作データにおける駆動モードのうちで、最も振幅の小さな駆動モードを、特定動作データにおける駆動モードとして決定する。例えば、特定の歯並びの歯として選択された歯が「左上4番(左上第1小臼歯)」とする。この場合、選択された歯(左上4番)を含む複数の洗浄領域Emは、第1洗浄領域E1、第4洗浄領域E4、及び第13洗浄領域E13である。また、第1洗浄領域E1の駆動モードが「第2駆動モード」、第4洗浄領域E4の駆動モードが「第3駆動モード」、第13洗浄領域E13の駆動モードが「第2駆動モード」とする。この場合、最も振幅の小さな駆動モードは「第3駆動モード」である。そのため、この場合、駆動情報生成部613は、選択された歯(左上4番)に対する特定動作データにおける駆動モードを、「第3駆動モード」と決定する。
「歯並び」の質問に対する回答において、特定の歯並びの歯として複数の歯が選択された場合、駆動情報生成部613は、選択された複数の歯の各々について、動作時間と駆動モードとを決定する。この場合、特定動作データは、選択された複数の歯の各々についての、動作時間の情報と駆動モードの情報との組み合わせの情報を含むことになる。
駆動情報(コース)において、特定動作データに応じた駆動部13の動作は、基本動作データに応じた駆動部13の動作の終了後に、実行されるよう設定されている。つまり、駆動情報(コース)に応じて駆動部13を駆動する場合、電動歯ブラシ1は、基本動作データに基づいて口腔内の歯列全体の洗浄を行った後に、特定の歯並びの歯の洗浄を(複数ある場合は、複数の歯について順次)行うことになる。
コース作成部610は、上述した手順に従って、駆動情報(コース)を作成する。上述の手順からわかるように、駆動情報生成部613は、回答受付部612が受け付けた歯磨き時間の開始から終了までの期間についての駆動情報を、生成している。
コース作成部610が作成した駆動情報(コース)は、駆動情報を識別するための識別情報(例えば、ユーザが作成した「コースの名称」)と紐付けて、記憶部57へ記憶される。
コース作成部610は、変更受付部614を更に備えている。変更受付部614は、駆動情報生成部613により生成された駆動情報を変更するための入力を受け付ける。
本実施形態では、変更受付部614は、口腔内を分割した複数の洗浄領域Emの各々に対して、駆動情報を変更するための入力を受け付ける。
変更受付部614は、表示部51に、駆動情報の変更を受け付けるための変更画面D4を表示させ、変更画面D4に対してユーザが行った操作に基づいて、駆動情報を変更するための入力を受け付ける。ここでは、変更受付部614は、駆動情報のうちの基本動作データの変更を受け付ける。
変更受付部614は、例えば、コース作成部610によって駆動情報(コース)が作成されると、変更画面D4を表示部51に表示させる。また、変更受付部614は、駆動情報が生成された後の任意の時点で、ユーザの操作部52への操作に応じて、変更画面D4を表示部51に表示させる。
図7は、表示部51に表示される変更画面D4の一例である。変更画面D4は、説明表示領域R9と、選択図表示領域R10と、決定領域R11と、を含んでいる。本実施形態では、変更画面D4を縦方向に3つの領域に分割したときに、上から順に、説明表示領域R9、選択図表示領域R10、決定領域R11となるように、説明表示領域R9、選択図表示領域R10及び決定領域R11が設定されている。
説明表示領域R9には、ユーザにコース(駆動情報)の変更が可能であることを説明する文として、例えば、「あなた専用コースが完成しました!細かくカスタムする場合は下の画面で設定してください。」との文字列が表示されている。また、説明表示領域R9には、駆動情報を変更するための操作方法を説明する文として、例えば、「変更の方法 1変更するモードを選択 2強さを変更する部位を歯式図より選択」との文字列が表示されている。
選択図表示領域R10は、駆動モードを変更する洗浄領域Em及び変更後の駆動モードをユーザに選択させるための領域である。選択図表示領域R10には、口腔内を模した画像である口腔画像W4(歯式図)と、複数の駆動モード(第1駆動モード~第4駆動モード)に対応する複数の選択オブジェクトと、が表示されている。
口腔画像W4では、複数(ここでは16)の洗浄領域Emの各々に対して選択オブジェクトが設定されている。つまり、変更受付部614は、口腔内を分割した複数の洗浄領域Em(第1洗浄領域E1~第16洗浄領域E16)の各々に対して、駆動モードを変更する洗浄領域Emの選択を受け付ける。なお、第13洗浄領域E13~第16洗浄領域E16の各々の駆動モードは、単独で選択が可能であってもよいし、前後方向に隣接する洗浄領域Emの駆動モードの変更に合わせて変更されてもよい。
また、複数の選択オブジェクトは、ここでは、「第1駆動モード(W-CLEANモード)」、「第2駆動モード(NORMALモード)」、「第3駆動モード(SOFTモード)」、「第4駆動モード(SENSITIVEモード)」の4つの選択オブジェクトB11~B14を含んでいる。4つの選択オブジェクトB11~B14には、異なる色が対応して付されている。
ユーザが駆動情報(コース)の変更を行う前、口腔画像W4の複数の洗浄領域Emの各々には、変更対象の駆動情報(基本動作データ)において各洗浄領域Emに対して設定されている一の駆動モードに対応する色が、表示されている。
ユーザが、複数(4つ)の選択オブジェクトB11~B14のいずれかを選択し、その後、口腔画像W4の複数の洗浄領域Em(選択オブジェクト)のうちから一以上の洗浄領域Emを選択すると、選択された洗浄領域Emに対して、新たな駆動モードが設定される。また、選択された洗浄領域Emには、新たな駆動モードに対応する色が表示され、これによって、駆動モードが変更されたことがユーザに直感的に理解される。
決定領域R11には、決定オブジェクトB15が表示されている。決定オブジェクトB15がユーザによって操作されると、変更受付部614は、駆動情報(コース)における複数の洗浄領域Emの各々についての駆動モードを、選択図表示領域R10の口腔画像W4で示されている駆動モードへと変更する。
変更受付部614は、変更後の駆動情報(コース)を、記憶部57に記憶させる。変更受付部614は、変更後の駆動情報を、変更前の駆動情報と紐付けられていた識別情報(コースの名称)とともに記憶部57へ記憶(すなわち、識別情報に紐付けられた駆動情報を更新)してもよい。或いは、変更受付部614は、変更後の駆動情報を、新たな識別情報と紐付けて記憶部57へ記憶してもよい。
上述のように、駆動情報(コース)は、動作時間と駆動モードとの組み合わせを含んでいる。本実施形態では、駆動情報は、更に、磨き順の情報を含んでいる。本実施形態では、磨き順は、コースの作成時にデフォルトで設定される。
図8は、デフォルトの磨き順を示す磨き順表示画面D5の一例である。磨き順表示画面D5は、磨き順表示領域R15を含んでいる。磨き順表示画面D5は、操作部52へのユーザの操作に応じて表示され得る。
磨き順表示領域R15には、口腔内の洗浄順を丸付きの数字1~8及び矢印で示す磨き順表示画像W5が表示されている。デフォルトの磨き順は、図8に示すように、第1洗浄領域E1、第2洗浄領域E2、第3洗浄領域E3、第9洗浄領域E9、第8洗浄領域E8、第7洗浄領域E7、第10洗浄領域E10、第11洗浄領域E11、第12洗浄領域E12、第6洗浄領域E6、第5洗浄領域E5、第4洗浄領域E4、第13洗浄領域E13、第14洗浄領域E14、第16洗浄領域E16、第15洗浄領域E15の順に磨く順番である。
変更受付部614は、磨き順を変更するための入力を更に受け付ける。変更受付部614は、表示部51に、磨き順の変更を受け付けるための磨き順設定画面D6を表示させ、磨き順設定画面D6に対してユーザが行った操作に基づいて、磨き順を変更するための入力を受け付ける。
図9は、表示部51に表示される磨き順設定画面D6の一例である。磨き順設定画面D6は、説明表示領域R16と、磨き順表示領域R17と、開始位置受付領域R18と、を含んでいる。本実施形態では、磨き順設定画面D6を縦方向に3つの領域に分割したときに、上から順に、説明表示領域R16、磨き順表示領域R17、開始位置受付領域R18となるように、説明表示領域R16、磨き順表示領域R17及び開始位置受付領域R18が設定されている。
説明表示領域R16には、ユーザに磨き順の変更を促す文として、「歯磨きの開始位置を選んでください」との文字列が表示されている。
磨き順表示領域R17には、口腔内の洗浄順を丸付きの数字1~8及び矢印で示す磨き順表示画像W6が表示されている。
開始位置受付領域R18には、歯磨きの開始位置を選択するための複数の選択肢オブジェクトが表示されている。複数の選択肢オブジェクトは、ここでは、口腔内の4隅のいずれから歯磨きを開始するかを選択するための「左上」、「左下」、「右上」、「右下」の4つの選択肢オブジェクトB16~B19と、口腔内の前後のいずれの位置から歯磨きを開始するかを選択するための「ほお側」、「かみあわせ」、「舌側」の3つの選択肢オブジェクトB20~B22と、を含んでいる。要するに、ユーザは、4つの選択肢(選択肢オブジェクトB16~B19)と3つの選択肢(選択肢オブジェクトB20~B22)との組み合わせによって計12の選択肢の中から、歯磨きの開始位置を選択することができる。
変更受付部614は、ユーザによる選択肢オブジェクトB16~B22の選択に応じて、歯磨きの開始位置(例えば、「左上」かつ「ほお側」)を決定し、決定した歯磨きの開始位置に応じて、磨き順表示領域R17に、磨き順を示す丸付きの数字1~8及び矢印を表示させる。
本実施形態では、歯磨きの開始位置(開始位置となる洗浄領域Em)が決定されると、開始位置となる洗浄領域Emに応じて、残りの洗浄領域についての磨き順が自動的に決定される。
このようにして、変更受付部614は磨き順を変更する。また、変更された磨き順に応じて、駆動情報が更新される。
上述のように、コース制御部61は、コース作成部610によって、新たなコース(駆動情報)を作成可能である。また、情報端末5(処理部56の機能を実現するためのプログラム)には、予め、一以上のコースがデフォルトで作成されている。
コース設定部615は、これら複数のコース(コースの候補)のうちから、電動歯ブラシ1の駆動部13を実際に駆動させるために用いられる、所定数(ここでは3つ)のコースの設定を行う。
以下では、コース設定部615により設定された所定数のコースの各々を、「設定コース」ともいう。
コース設定部615は、表示部51にコース設定用のコース設定画面D7を表示させることで、ユーザに、設定コースを選択させる。
図10は、コース設定画面D7の一例である。コース設定画面D7は、所定数(3つ)の設定コースに対応する所定数(3つ)の設定領域R21~R23を含んでいる。本実施形態では、コース設定画面D7の長辺に沿った方向において、上から順に、設定領域R21、設定領域R22、設定領域R23となるように、設定領域R21、設定領域R22及び設定領域R23が設定されている。一番上の設定領域R21は、一つ目の設定コースに対応し、真ん中の設定領域R22は、二つ目の設定コースに対応し、一番下の設定領域R23は、三つ目の設定コースに対応する。
本実施形態では、一つ目の設定コースは、プログラム内にデフォルトで作成されてあるコースである。一つ目の設定コースは、本実施形態では、基本動作データの動作時間が無制限(連続)、駆動モードが第1駆動モード(W-CLEANモード)に設定されたコースである。また、一つ目の設定コースは、特定動作データを含まない。本実施形態では、一つ目の設定コースは、ユーザによる変更が不可能となっている。
二つ目の設定コース及び三つ目の設定コースの各々は、ユーザの操作に応じて、複数のコースの候補のうちから選択的に設定される。設定領域R22には選択オブジェクトB32が表示され、設定領域R23には選択オブジェクトB33が表示されている。
例えば、ユーザが選択オブジェクトB32又はB33を操作すると、コース設定部615は、コースを選択するためのコース選択画面D8を表示させる。
図11は、コース選択画面D8の一例である。コース選択画面D8は、複数の選択肢オブジェクトを含み得る。複数の選択肢オブジェクトは、ここでは、複数のコースの候補に1対1に対応する。図11に示す複数の選択肢オブジェクトのうち、「CUSTOM2」、「お父さん」、「お母さん」の選択肢オブジェクトB34~B36は、コース作成部610によって作成され記憶部57に記憶されたコース(駆動情報)に対応する。図11に示す複数の選択肢オブジェクトのうち、「W-CLEAN」、「NORMAL」、「SOFT」、「W-GUMCARE」、「SENSITIVE」の選択肢オブジェクトB37~B41は、プログラム内にデフォルトで作成されてあるコース(駆動情報)に対応する。本実施形態では、複数の選択肢オブジェクトB34~B41は、コース選択画面D8内に、コース選択画面D8の長辺の方向に沿って並んで配置されている。
コース設定部615は、コース選択画面D8に含まれる複数の選択肢オブジェクトB34~B41のうちの一つがユーザによって選択されると、選択された選択肢オブジェクトに対応するコース(駆動情報)を、設定コースとして設定する。
図1に示すように、コース設定部615は、送信処理部616を備えている。送信処理部616は、コース設定部615で設定された設定コースの情報を、通信部54を介して電動歯ブラシ1へ送信する。要するに、処理システム500(情報端末5)は、駆動情報生成部613が生成した駆動情報(コース)を口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)へ送信する送信処理部616を備えている。
電動歯ブラシ1の制御部14(動作設定部142)は、設定コースの情報を通信部20を介して受け取ると、受け取った設定コースの情報を記憶部15に記憶させる。すなわち、電動歯ブラシ1と情報端末5とは、互いに通信することで、記憶されているコース(駆動情報)を同期させる。
(2.3.2)表示
表示制御部62は、表示部51に表示される画面を制御する。表示制御部62は、上述のコース制御部61での制御に応じて、種々の画面(基本質問画面D1、変更画面D4、コース設定画面D7等)を表示部51に表示させる。
また、表示制御部62は、電動歯ブラシ1が駆動情報に応じて駆動部13を駆動する場合に、歯磨き画面D11~D16を表示部51に表示させる。
図12~図17は、表示部51に表示される歯磨き画面D11~D16の一例である。歯磨き画面D11~D16は、第1領域R31と、第2領域R32と、を含んでいる。本実施形態では、歯磨き画面D11~D16を縦方向に2つの領域に分割したときに、上側に第1領域R31が表示され、下側に第2領域R32が表示される。第2領域R32は、歯磨き画面D11~D16内の領域であって、第1領域R31とは異なる領域である。より詳細には、第2領域R32は、第1領域R31と重ならない領域である。
第1領域R31は、手本動画W10を表示するための領域である。手本動画W10は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる動画である。手本動画W10は、記憶部57に記憶されている。表示制御部62は、電動歯ブラシ1から送信される状態信号(駆動部13の状態を示す信号)に応答して、手本動画W10を第1領域R31に表示させる。要するに、表示制御部62は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)が駆動情報(コース)に応じて駆動部13を駆動する場合に、手本動画W10を表示部51に表示させる。
例えば、電動歯ブラシ1から、1つ目のコースに従って駆動部13の動作を開始させることを示す状態信号を受け取ると、表示制御部62は、1つ目のコース(設定コース)に対応する手本動画W10の再生を開始させる。また、表示制御部62は、電動歯ブラシ1から、駆動部13の動作を一時停止させることを示す状態信号を受け取ると、再生中の手本動画W10の再生を一時停止させる。手本動画W10の再生を一時停止してから所定の待機時間(例えば5秒)の経過前に、駆動部13の動作を再開させることを示す状態信号を電動歯ブラシ1から受け取ると、表示制御部62は、手本動画W10の再生を途中から再開させる。手本動画W10の再生を一時停止してから、駆動部13の動作を再開させることを示す状態信号を受け取ることなく待機時間が経過すると、表示制御部62は、手本動画W10の再生を終了する。
要するに、表示制御部62は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)の操作部17が動作の開始を受け付けると、手本動画W10の再生を開始する。また、表示制御部62は、口腔洗浄装置100の操作部17が動作の停止を受け付けると、手本動画W10の再生を一時停止又は終了させる。また、表示制御部62は、手本動画W10の再生を一時停止してから所定の待機時間の経過前に、口腔洗浄装置100の操作部17が動作の再開を受け付けると、手本動画W10の再生を途中から再開させる。また、手本動画W10の再生を一時停止してから、口腔洗浄装置100の操作部17が動作の再開を受け付けることなく待機時間が経過すると、表示制御部62は、手本動画W10の再生を終了する。
手本動画W10の再生時間の長さは、駆動情報(コースの情報)の動作時間の長さと一致する。そのため、電動歯ブラシ1において、コースに従った駆動部13の動作が終了すると、表示部51における手本動画W10の再生も、同時に終了することとなる。要するに、表示制御部62は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)が駆動情報に応じて駆動部13を駆動する場合に、歯磨き時間の開始から終了までの期間に連動して、口腔洗浄装置100を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる動画(手本動画W10)を表示部51に表示させる。
手本動画W10では、人の口腔内を模した画像W11に、電動歯ブラシ1のブラシ30を模した画像W12が重畳して表示されている。図12~図14に示すように、手本動画W10では、ブラシ30を模した画像W12のブラシの位置を、時間経過に応じて移動させる(図13、図14、図12の順)。これにより、ユーザに、電動歯ブラシ1を用いて磨くべき口腔内の場所が指示される。図12、図14に示すように、手本動画W10は、歯磨き方法についてのコメント(アドバイス)を更に含んでいてもよい。
歯磨き画面D11~D16において、第1領域R31の下(第1領域R31と第2領域R32との間)には、バーグラフW13が表示されている。バーグラフW13は、手本動画W10の再生済みの時間を示している。
第2領域R32には、手本動画W10とは異なる画像が表示される。すなわち、表示制御部62は、手本動画W10を第1領域R31に表示させるのと同時に、手本動画W10とは異なる画像を第2領域R32に表示させる。
第2領域R32に表示される画像の候補は、撮像画像W21と、状態画像W22と、を含む。
撮像画像W21は、撮像部55で撮像された画像(リアルタイム画像)である。上述のように、撮像部55の撮像領域は、一般的なユーザが表示部51を見ている状態で、このユーザの口腔を含む口腔周辺が撮像領域内に含まれるように設定される。そのため、ユーザが表示部51を見ている状態では、撮像画像W21は、ユーザの口腔を含む領域を撮像部55により撮像した口腔周辺画像W210である。要するに、第2領域R32に表示される画像の候補は、口腔周辺画像W210と、状態画像W22と、を含む。また、表示制御部62は、表示部51内の第1領域R31に手本動画W10を表示させ、表示部51内において第1領域R31とは異なる第2領域R32に、口腔周辺画像W210を表示させているといえる(図12参照)。
図12に示すように、手本動画W10のアングルと、口腔周辺画像W210のアングルとは、略同じ(人を正面から見たアングル)である。
図13に示すように、状態画像W22は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)の動作状態に関する情報を表示する。
状態画像W22は、電動歯ブラシ1の充電池の残容量を示す画像W23を含む。図13に示すように、画像W23は、電池の形状を模した枠と、充電池の残容量に応じて枠内で増減する複数の目盛りと、を含む。
状態画像W22は、複数のコースのうちで使用中のコースを示す画像W24を含む。図13に示すように、画像W24は、所定数(3つ)の設定コースに対応して、3つのマークを含んでいる。画像W24では、この3つのマークのうちで、使用中のコース(設定コース)に対応する1つのマークの表示色が、他の2つのマークの表示色と異なる色で表示されることで、使用中のコースが表示される。
状態画像W22は、経過時間を示す画像W25を含む。図13に示すように、画像W25は、電動歯ブラシ1の駆動部13の動作の開始(すなわち、手本動画W10の再生の開始)からの経過時間をカウントアップ方式で表示する。経過時間は、カウントダウン方式で表示されてもよい。
状態画像W22は、駆動モードを示す画像W26を含む。図13に示すように、画像W26は、電動歯ブラシ1の駆動部13の駆動モード(図13の例では、第1駆動モードに対応する「W-CLEAN」の文字)を表示する。
状態画像W22は、更に、人の口腔内を模した画像W27を含む。画像W27は、洗浄の対象となる洗浄領域Emを、他の領域と異なる色で表示する。
表示制御部62は、第2領域R32に表示させる画像を、ユーザの選択に応じて口腔周辺画像W210と状態画像W22との間で切り換える。表示制御部62は、例えば、第2領域R32で左又は右へのスワイプ(タッチパネルディスプレイに指が触れた状態で、指を滑らせる操作)を受け付けると、第2領域R32に表示される画像を切り換える。例えば、第2領域R32に撮像画像W21(口腔周辺画像W210)が表示された状態で、第2領域R32が右から左へスワイプされると、表示制御部62は、第2領域R32に状態画像W22を表示させる。また、第2領域R32に状態画像W22が表示された状態で、第2領域R32が左から右へスワイプされると、表示制御部62は、第2領域R32に撮像画像W21を表示させる。
なお、表示制御部62は、図12に示すように、撮像画像W21(口腔周辺画像W210)にも、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)の動作状態に関する画像W24~W26を表示(重畳)させてもよい。
また、撮像部55による画像の撮影が許可されていない場合又は撮像部55で撮像された画像の表示部51への表示が許可されていない場合等には、表示制御部62は、第2領域R32に注意画像W29(図14参照)を表示させてもよい。注意画像W29は、撮像部55による画像の撮影が許可されていないこと又は撮像部55で撮像された画像の表示が許可されていないことを説明する文等を、含み得る。
上述のように、駆動情報(コース)は、基本動作データを含み、オプションとして特定動作データを含み得る。そのため、手本動画W10も、基本動作データに対応する基本手本動画W101を含み、オプションとして、特定動作データに対応する特定手本動画W102(図17参照)を含み得る。
表示制御部62は、基本表示制御部621と、特定表示制御部622と、を備えている。
基本表示制御部621は、基本手本動画W101を表示部51(第1領域R31)に表示させる。
基本手本動画W101は、複数の部分動画を含む。1つの部分動画は、1つの洗浄領域Emの洗浄方法の手本となる動画である。本実施形態では、基本手本動画W101は、16の洗浄領域Emに対応して、16の部分動画を含んでいる。基本表示制御部621は、使用中のコースの「磨き順」に従って、複数(16)の部分動画を、第1領域R31に順次表示させる。そのため、表示部51には、使用中のコース(動作時間、駆動モード、磨き順)に応じた基本手本動画W101が、表示される。
基本手本動画W101の再生時間の長さは、基本動作データの動作時間の長さと一致する。そのため、基本動作データに基づく駆動部13の動作が終了すると、基本手本動画W101の再生も同時に終了する。
図12~図16に示すように、基本手本動画W101は、人の口腔内を模した画像W11と、ブラシ30を模した画像W12と、を含む。図12~図16に示すように、手本動画W10(基本手本動画W101)は、人が口を開けた状態での、人を正面から見たアングルの口腔内の画像W11を含んでいる。
特定表示制御部622は、特定手本動画W102を表示部51(第1領域R31)に表示させる。特定表示制御部622は、基本手本動画W101の再生の終了後、特定手本動画W102の再生を開始する。
特定表示制御部622は、特定の歯並びの歯の種別(八重歯、凸凹、ねじれ)に応じた特定手本動画W102を、表示させる。すなわち、特定の歯並びの歯の種別及び位置に対応して、複数の特定手本動画W102の候補が、記憶部57に記憶されている。特定表示制御部622は、特定の歯並びの歯の種別及び位置に応じた動画を、表示部51(第1領域R31)に表示させる。特定手本動画W102の再生時間の長さは、対応する歯の種別の基準時間と一致する。
特定の歯並びの歯として複数の歯が選択されている場合、特定表示制御部622は、複数の特定手本動画W102を続けて表示すればよい。
要するに、表示制御部62(特定表示制御部622)は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)の制御部14(駆動制御部141)が特定動作データに応じて駆動部13を駆動する場合に、特定動作データに基づく駆動部13の動作の期間に連動して、回答受付部612で選択された歯を洗浄するための洗浄方法の手本となる動画(特定手本動画W102)を表示部51に表示させる。
図17に示すように、特定手本動画W102は、人の口腔内を模した画像W11と、電動歯ブラシ1のブラシを模した画像W12と、を含む。ただし、特定手本動画W102の画像W12は、特定の歯並びの歯の洗浄のための、ポイント磨きブラシを模した画像である。
なお、図17に示すように、表示制御部62(特定表示制御部622)は、第1領域R31に特定手本動画W102を表示する場合であっても、第2領域R32に撮像画像W21又は状態画像W22を表示させる。ただし、図17の例では、撮像部55による撮影が許可されていないため、第2領域R32には注意画像W29が表示されている。
特定表示制御部622は、基本表示制御部621による基本手本動画W101の再生の終了後、ユーザにブラシ30の交換を促す画像を表示させてもよい。特定表示制御部622は、ブラシ30の交換を促す画像の表示中に操作部52が操作されるか、画像の表示開始から所定の時間(例えば60秒)が経過すると、特定手本動画W102の再生を開始してもよい。情報端末5は、特定手本動画W102の再生を開始すると、電動歯ブラシ1にその旨の信号を送信して、電動歯ブラシ1に特定動作データに応じた動作を開始させてもよい。
(2.3.3)評価
評価部63は、電動歯ブラシ1の使い方についての評価を行う。評価部63は、ここでは、電動歯ブラシ1の動作中におけるブラシ30の押し付けの状態に基づいて、ユーザによる電動歯ブラシ1の使い方についての評価を行う。具体的には、評価部63は、電動歯ブラシ1の検知部19で検知された物理量(SPD値)に基づいて、電動歯ブラシ1の使い方についての評価を行う。
図1に示すように、評価部63は、取得部631と、推定部632と、提示部633と、判定部634と、を備える。
取得部631は、ブラシ30の振幅に関する物理量を取得する。具体的には、取得部631は、通信部54を介して、電動歯ブラシ1から検知信号を受け取ることで、ブラシ30の振幅に関する物理量を取得する。ブラシ30の振幅に関する物理量は、ここではSPD値である。
推定部632は、対象物体に対するブラシ30の押し付けの状態を推定する。ユーザが電動歯ブラシ1によって口腔内の洗浄を行っている場合、ブラシ30が押し付けられる対象物体は、ユーザの口腔内の部位(ブラシ30が接触している部位)である。
具体的には、推定部632は、検知部19で検知された物理量(SPD値)に基づいて、対象物体(口腔内の部位)に対するブラシ30の押し付けの状態を推定する。推定部632によって推定される、対象物体に対するブラシ30の押し付けの状態は、対象物体(口腔内の部位)に対するブラシ30の押付力の高低に関する状態を含む。
上述のように、検知部19で検知される物理量(SPD値)は、ブラシ30の振幅が大きい程大きく、ブラシ30の振幅が小さい程小さい。例えば、ブラシ30の振幅とブラシ30の振幅に関する物理量(SPD値)との間には、図18に示すような略比例の関係がある。
また、ブラシ30の振幅が大きいことは、ブラシ30に過大な負荷がかかることなくブラシ30が往復駆動されていることを意味する。逆に、ブラシ30の振幅が小さいことは、ブラシ30に大きな負荷がかかっているため、ブラシ30の往復運動が抑制(阻害)されていることを意味する。要するに、ブラシ30の振幅が小さいこと、言い換えればSPD値が小さいことは、対象物体に対するブラシ30の押付力が大きい(過大である)ことを示している。
推定部632は、検知部19で検知される物理量(SPD値)を用いて、押付力の大きさを推定する。推定部632は、例えば、上記物理量(SPD値)を(例えば記憶部57に記憶された)所定の数式に代入して得られた値を、押付力の大きさの推定値とする。
推定部632は、得られた押付力の大きさ(推定値)を、所定の閾値と比較する。閾値は、第1閾値と、第1閾値よりも大きな第2閾値と、を含む(第2閾値>第1閾値)。推定部632は、押付力の大きさを、第1閾値及び第2閾値と比較する。閾値(第1閾値及び第2閾値)は、例えば記憶部57に記憶されている。
提示部633は、推定部632で推定された、対象物体に対するブラシ30の押し付けの状態の推定結果を提示する。本実施形態では、提示部633は、推定結果を表示部51に表示させる。要するに、提示部633は、推定結果を、表示により提示する。
提示部633は、押付力の大きさが閾値以上であるか否かを提示する。本実施形態では、提示部633は、押付力の大きさが、第1閾値未満であるか、第1閾値以上かつ第2閾値未満であるか、或いは第2閾値以上であるかを、提示する。
押付力の大きさが第1閾値以上かつ第2閾値未満の場合、提示部633は、図15に示すように、所定の色(例えば薄い赤色)の細い枠線F1を、手本動画W10(第1領域R31)の周りに表示させる。これにより、提示部633は、押付力の大きさが比較的大きめであることをユーザに通知(警告)する。
また、押付力の大きさが第2閾値以上の場合、提示部633は、図16に示すように、所定の色(例えば濃い赤色)の太い枠線F2を、手本動画W10(第1領域R31)の周りに表示させる。またこの場合、提示部633は、枠線F2内に、「押しつけすぎです」のような警告文を表示させる。これにより、提示部633は、押付力の大きさが過大であることをユーザに通知(警告)する。
要するに、提示部633は、押し付け力の大きさが閾値以上の場合に、警告を行う。また、提示部633は、押付力の大きさが第1閾値以上かつ第2閾値未満の場合と、第2閾値以上の場合とで、異なる警告を行う。
提示部633は、押付力の大きさに応じて、略リアルタイムで警告表示(枠線F1,F2の表示)を行う。ただし、ユーザの見やすさのために、一旦警告表示を表示した後は、押付力が閾値を下回ったとしても、所定の時間(例えば2秒間)が経過するまでは警告表示を表示し続けることが好ましい。
また、上記のように押付力の大きさをSPD値より算出する手法以外に、推定部632は、単純にSPD値がある所定の閾値を下回ると押付力が大きいと推定してもよい。
この場合、推定部632は、SPD値を所定の閾値と比較する。閾値は、第3閾値と、第3閾値よりも小さな第4閾値と、を含む(第3閾値>第4閾値)。推定部632は、SPD値を、第3閾値及び第4閾値と比較する。閾値(第3閾値及び第4閾値)は、例えば記憶部57に記憶されている。
提示部633は、SPD値が閾値未満であるか否かを提示する。本実施形態では、提示部633は、SPD値が、第3閾値以上か、第3閾値未満かつ第4閾値以上であるか、或いは第4閾値未満であるかを、提示する。
SPD値が第3閾値未満かつ第4閾値以上の場合、提示部633は、図15に示すように、所定の色(例えば薄い赤色)の細い枠線F1を、手本動画W10(第1領域R31)の周りに表示させる。これにより、提示部633は、押付力の大きさが比較的大きめであることをユーザに通知(警告)する。
また、SPD値が第4閾値未満の場合、提示部633は、図16に示すように、所定の色(例えば濃い赤色)の太い枠線F2を、手本動画W10(第1領域R31)の周りに表示させる。またこの場合、提示部633は、枠線F2内に、「押しつけすぎです」のような警告文を表示させる。これにより、提示部633は、押付力の大きさが過大であることをユーザに通知(警告)する。
要するに、提示部633は、SPD値が閾値未満の場合に、警告を行う。また、提示部633は、SPD値が第3閾値未満かつ第4閾値以上の場合と、第4閾値未満の場合とで、異なる警告を行う。
提示部633は、SPD値に応じて、略リアルタイムで警告表示(枠線F1,F2の表示)を行う。ただし、ユーザの見やすさのために、一旦警告表示を表示した後は、SPD値が閾値を上回ったとしても、所定の時間(例えば2秒間)が経過するまでは警告表示を表示し続けることが好ましい。
表示部51に警告が表示されることで、警告を見たユーザは、洗浄対象(歯又は歯茎)にブラシ30を押し付けすぎであることに気づくことができる。そのため、歯磨き時における洗浄対象への過大な負荷が抑制され、ユーザの口腔内の健康の促進に寄与し得る。
上述のように、ブラシ30の振幅は、駆動モードによって異なっている(第2駆動モードでの振幅>第3駆動モードでの振幅>第4駆動モードでの振幅)。そのため、無負荷状態での期間T2での逆起電圧L1(図3参照)を示す一次関数の傾きも、駆動モードによって異なり、無負荷状態でのSPD値も、駆動モードによって異なることになる。そのため、本実施形態では、記憶部57には、複数の駆動モードに対して互いに異なる閾値(互いに異なる第1閾値、及び互いに異なる第2閾値)が記憶されている。そして、推定部632は、駆動部13が現在動作中の駆動モードに応じた閾値を記憶部57から読み出して、押付力の大きさとの比較に用いる。
要するに、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)は、ブラシ30の振幅が異なる複数の駆動モードを有している。そして、閾値は、複数の駆動モードの各々に対して異なる値が設定される。
なお、本実施形態の電動歯ブラシ1では、駆動部13が第4駆動モード(SENSITIVEモード)で駆動されている場合、ブラシ30の振幅が比較的小さい。そのため、時点P2での逆起電圧の値の正確な計測が難しく、押付力の大きさの正確な推定が難しい。そのため、本実施形態の情報端末5では、駆動部13が第4駆動モードで駆動されている場合、推定部632は押付力の推定を行わず、提示部633は警告表示を行わないことが好ましい。
判定部634は、推定部632による押し付けの状態の推定結果に基づいて、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)に対するユーザの操作スキルの程度を判定する。具体的には、判定部634は、推定部632で推定された押付力の大きさに基づいて、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)に対するユーザの操作スキルの程度を判定する。判定部634により判定されるユーザの操作スキルは、ここでは、対象物体(口腔内の部位)に対するブラシ30の接触の強さである。
判定部634は、駆動情報に従って口腔内全体の洗浄を行った場合の、押付力の推定結果に基づいて、ユーザの操作スキルの程度を判定する。
判定部634は、まず、複数の洗浄領域Em(第1洗浄領域E1~第16洗浄領域E16)の各々について、押付力の大きさについての判定を行う。
上述のように、電動歯ブラシ1は、駆動情報に含まれる複数の洗浄領域Emの磨き順に従って、駆動モードを順次切り換える。また、情報端末5は、駆動情報に含まれる複数の洗浄領域Emの磨き順に従って、基本手本動画W101の複数の部分動画を順次表示する。判定部634は、ユーザが、基本手本動画W101を手本として基本手本動画W101で表示されている洗浄領域Emを電動歯ブラシ1で洗浄している、とみなして、各洗浄領域Emについての押付力の大きさについての判定を行う。
判定部634は、各洗浄領域Emについて、押付力の大きさを3段階で判定する。
判定部634は、例えば、第1判定条件を満たすと、「強すぎ(強すぎる)」と判定する。第1判定条件は、例えば、各洗浄領域Emに対応する洗浄時間のうちで、押付力の大きさが第2閾値を超える時間が所定の第1閾値時間以上である、という条件である。
判定部634は、例えば、第2判定条件を満たすと、「やや強すぎ(強い)」と判定する。第2判定条件は、例えば、各洗浄領域Emに対応する洗浄時間のうちで、押付力の大きさが第2閾値を超える時間が、第1閾値時間未満かつ第2閾値時間(<第1閾値時間)以上である、という条件である。
判定部634は、例えば、各洗浄領域Emについて、第2判定条件を満たさない場合(押付力の大きさが第2閾値を超える時間が、第2閾値時間未満の場合)には「ちょうどよい(適度)」と判定する。
判定部634は、第1洗浄領域E1~第16洗浄領域E16それぞれに対する押付力の大きさについての判定結果に基づいて、ユーザの操作スキルの程度を判定する。
提示部633は、判定部634による判定の終了後、表示部51に結果表示画面D21を表示させる。
図19は、表示部51に表示される結果表示画面D21の一例である。結果表示画面D21は、第1結果表示領域R41と、第2結果表示領域R42と、説明表示領域R43と、を含んでいる。
第1結果表示領域R41は、判定部634によって判定された、ユーザの操作スキルに対応する情報を表示するための領域である。第1結果表示領域R41には、例えば、ユーザの操作スキルに対応する情報として、ユーザの操作スキルの判定結果に応じたアドバイス情報が表示される。第1結果表示領域R41には、判定部634で判定された操作スキルの程度に応じて、異なるアドバイス情報が表示される。
一例において、第1結果表示領域R41には、アドバイス情報として、図19に示すように「『1本ずつ丁寧にすべての歯を磨く』と意識して磨きましょう。」との文字列が表示される。別例において、第1結果表示領域R41には、アドバイス情報として、「ブラシをやや押しつけているところがあります。次回はブラシの毛先が広がらない程度の力加減になっているか確かめてみましょう。」との文字列が表示される。別例において、第1結果表示領域R41には、アドバイス情報として、「力の入れ具合は上手に磨けています。今回の力加減を続けましょう。」との文字列が表示される。
要するに、提示部633は、判定部634で判定されたユーザの操作スキルの程度に応じて、異なるアドバイス情報を提示する。
第2結果表示領域R42は、判定部634で判定された、複数の洗浄領域Emの各々における押付力の大きさの判定結果を表示するための領域である。図19に示すように、第2結果表示領域R42には、口腔内を模した画像である口腔画像W31(歯式図)が表示されている。口腔画像W31は、第1洗浄領域E1~第16洗浄領域E16を含んでいる。口腔画像W31において各洗浄領域Emには、押付力の大きさの判定結果に応じた色が、付されている。
説明表示領域R43は、押付力の大きさの判定結果の説明を表示するための領域である。図19に示すように、説明表示領域R43には、押付力の大きさの判定結果の段階と、それに対応して付される色と、の間の関係を示す説明画像W32が、表示されている。
図19の例では、第4洗浄領域E4、第5洗浄領域E5、第7洗浄領域E7~第11洗浄領域E11、第13洗浄領域E13~第15洗浄領域E15が、それぞれ「強すぎ」と判定されている。また、第1洗浄領域E1は、「やや強すぎ」と判定されている。また、第2洗浄領域E2、第3洗浄領域E3、第6洗浄領域E6、第12洗浄領域E12は、「ちょうどよい」と判定されている。また、図19の例では、第16洗浄領域E16の洗浄のための動作の開始の前に、操作部17が操作されて駆動部13の動作が終了したため、第16洗浄領域E16については「未評価」と判定されている。
なお、提示部633は、電動歯ブラシ1の駆動部13が、駆動情報(基本動作データ)の動作時間のうちの所定の割合(例えば75%)以上の時間、駆動された場合にのみ、結果表示画面D21を表示させてもよい。図19の例では、第1結果表示領域R41に、駆動部13が所定の割合以上の時間の間駆動された場合にのみ結果表示画面D21が表示される旨の注意書きが、表示されている。
判定部634による判定結果(押付力の大きさの判定結果)は、日時と関連づけて、記憶部57に記憶される。ユーザは、例えば、図20に示すカレンダー画像W33を含むカレンダー画面D22を表示部51に表示させた状態で、歯を模したマークが付された日付のオブジェクトB50を操作することで、その日に行った口腔洗浄についての判定結果を示すグラフ(円グラフ)W34を確認することができる。
なお、本実施形態の電動歯ブラシ1では、検知部19は、ブラシの振幅に関する物理量(SPD値)を検知している。ブラシの振幅は、ブラシ30の毛31の動きが抑制されているときだけでなく、ブラシ30の柄の動きが抑制されているときであっても、減少し得る。そのため、本実施形態の口腔洗浄システム900によれば、例えば、ブラシ30の柄がユーザの頬の内側に接触していること等も検知可能である。
(3)動作
口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)及び処理システム500(情報端末5)を含む口腔洗浄システム900の動作の一例について、以下に説明する。上述のように、情報端末5は、専用のアプリケーションソフト(プログラム)を起動することにより、情報端末5として機能する。以下では、このアプリケーションソフトを「連携アプリ」とも呼ぶ。
(3.1)初期動作
情報端末5は、連携アプリの初回起動時に、初期動作を行う。初期動作は、例えば、連携アプリの使い方の説明の提示、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)と情報端末5との間の無線接続の確立、及び推奨する基本の駆動モードの提示等を含み得る。
情報端末5は、例えば、表示部51に適宜の画面を表示させることで、連携アプリの使い方の説明を提示する。
情報端末5は、例えば、表示部51に適宜の画面(ユーザに、電動歯ブラシ1との接続を促す画面)を表示させた状態で、電動歯ブラシ1から無線信号を受信することで、電動歯ブラシ1との間の無線接続を確立する。電動歯ブラシ1は、例えば、操作部17(操作釦171)が操作される、或いは、電源部16の充電コイルが給電コイルと電気的に接続または、切断されると、無線信号を送信する。
情報端末5は、ユーザの口腔内の状況に対する質問に基づいて、推奨する基本の駆動モードを提示する。情報端末5は、例えば、複数の質問を含む初回問診画面D31を表示部51に表示させ、初回問診画面D31に対してユーザが行った操作に基づいて複数の質問に対する回答を受け付け、受け付けた回答に基づいて推奨する基本の駆動モードを提示する。
図21は、表示部51に表示される初回問診画面D31の一例である。初回問診画面D31は、説明表示領域R51と、初回質問領域R52と、決定領域R53と、を含んでいる。本実施形態では、初回問診画面D31を縦方向に3つの領域に分割したときに、上から順に、説明表示領域R51、初回質問領域R52、決定領域R53となるように、説明表示領域R51、初回質問領域R52及び決定領域R53が設定されている。
説明表示領域R51は、初回質問を行うことを説明する文を表示する領域であって、例えば、「お口の状態やケアについて教えてください」との文字列が表示されている。
初回質問領域R52は、質問を表示し、質問に対する回答を受け付けるための領域である。初期動作で提示される質問は、ユーザの利便性のため、2つの選択肢から回答を選択させる二項目選択式である。
初回質問領域R52には、複数の質問と、複数の質問の各々に対する2つの選択肢オブジェクトB51,B52と、が表示されている。図21の例では、複数の質問は、歯科への通院状況を尋ねる質問、電動歯ブラシの使用経験を尋ねる質問、歯茎からの出血の有無を尋ねる質問、歯茎のはれの有無を尋ねる質問、歯茎の痛みの有無を尋ねる質問、歯茎の状態を尋ねる質問、親知らずの有無を尋ねる質問を含んでいる。歯茎の状態を尋ねる質問を表示する領域R520には、操作オブジェクトB53が表示されている。操作オブジェクトB53がユーザに操作されると、撮像部55がユーザの口腔周辺を撮像し、撮像画像が表示部51に表示される。これにより、ユーザは、自身の歯茎の状態を確認することができる。
決定領域R53には、決定オブジェクトB54が表示されている。複数の質問に対してユーザが回答を入力(選択肢を選択)し、決定オブジェクトB54が操作されると、ユーザが入力した回答内容が確定される。決定オブジェクトB54は、全ての質問に対する回答が入力されるまでは、操作不可能であることが好ましい。
情報端末5は、決定オブジェクトB54が操作されて質問に対する回答を受け付けると、受け付けた回答に基づいて、推奨する基本の駆動モードを決定する。また、情報端末5は、図22に示すような推奨モード表示画面D32を表示部51に表示させ、推奨する基本の駆動モード(図22の例では、「W-CLEANモード」)を提示する。
このように、初期動作において、推奨する基本の駆動モードが提示されることで、ユーザは自身の口腔内の状況に応じた駆動モードを把握することが可能となり、ユーザの利便性が向上し得る。例えば、ユーザは、「歯磨きの強さ」に関する質問に回答する場合に、推奨された基本の駆動モードを参考にすることができる。
初期動作において、情報端末5はさらに、推奨する基本の駆動モードに基づいて実際に電動歯ブラシ1の駆動部13を駆動させて、ユーザに口腔内の洗浄を行わせてもよい。
また、初回問診画面D31は、連携アプリの初回起動時以外の任意の時点において、ユーザの操作部52への操作に応じて表示可能であってもよい。
(3.2)基本動作
次に、連携アプリに基づく口腔洗浄システム900の基本動作について説明する。
(3.2.1)コース設定
上述のように、電動歯ブラシ1の制御部14は、記憶部15に記憶されている所定数(3つ)のコースのうちから、操作部17への操作に応じて選択されたコースに従って、駆動部13を駆動させる。また、情報端末5は、操作部17で選択されたコースに対応する手本動画W10を、表示部51に表示させる。このコース設定の方法について、図23を参照して説明する。
初期状態(S1)において、情報端末5の記憶部57には、所定数(3つ)のコース(設定コース)が、デフォルトで設定されている。図10に示すように、デフォルトで設定されている3つのコースのうちの1つは、例えば、基本動作データのみを含み、動作時間が無制限(連続)、駆動モードが第1駆動モード(W-CLEANモード)のコースである。3つのコースのうちの別の1つは、例えば、基本動作データのみを含み、動作時間が無制限(連続)、駆動モードが第2駆動モード(NORMALモード)のコースである。3つのコースのうちの残りの1つは、例えば、基本動作データのみを含み、動作時間が無制限(連続)、駆動モードが第3駆動モード(SOFTモード)のコースである。
また、初期状態において、電動歯ブラシ1の記憶部15にも、情報端末5の3つのコース(設定コース)と同じ3つのコースが記憶されている。つまり、電動歯ブラシ1の記憶部15に記憶されている3つのコースと、情報端末5の記憶部57に記憶されている3つの設定コースとは、初期状態において同期している。
電動歯ブラシ1のコースを変更したい場合(S2:Yes)、ユーザは、情報端末5を操作して、図10に示すコース設定画面D7を表示部51に表示させる。コース設定画面D7には、3つのコースのうちのいずれのコースを変更するかを選択するための選択オブジェクトB32,B33が表示されている。なお、上述のように、本実施形態では、設定領域R21に対応するコースは、ユーザが変更不可能となっている。ユーザが、2つの選択オブジェクトB32,B33のうちのいずれかの選択オブジェクトを選択すると、表示部51には、図11に示すようなコース選択画面D8が表示される。コース選択画面D8は、記憶部57に記憶されている複数のコースの候補を示す複数の選択肢オブジェクトB34~B41を含んでいる。すなわち、ユーザには、複数のコースの候補が提示される(S3)。
上述のように、複数のコースの候補のうちの一以上は、コース作成部610で作成されたコース(駆動情報)であり得る。図11の例では、「CUSTOM2」、「お父さん」、「お母さん」の選択肢オブジェクトB34~B36に対応するコースは、コース作成部610で作成されたコース(駆動情報)である。
ユーザが、コース選択画面D8にて任意の選択肢オブジェクトを選択すると(S4:Yes)、選択された選択肢オブジェクトに対応するコースが、コース設定画面D7で選択された選択オブジェクトの箇所に、設定される。これにより、情報端末5には、変更後のコース(設定コース)が設定される(S5)。
また、コース設定画面D7には、更新オブジェクトB42が表示されている。ユーザが更新オブジェクトB42を操作すると、情報端末5は、電動歯ブラシ1との間で無線通信を行い、変更後のコース(駆動情報)を含むコース信号(駆動情報信号)を電動歯ブラシ1へ送信する(S6)。電動歯ブラシ1は、コース信号を受信すると、記憶部15に記憶されているコースを、コース信号で指定されたコースへと更新する(S7)。これにより、情報端末5のコース(設定コース)と電動歯ブラシ1のコースとが、同期される。なお、コース信号は、変更されたコースについての情報のみを含んでいてもよいし、すべて(3つ)のコースについての情報を含んでいてもよい。
なお、図10に示すように、コース設定画面D7には、3つの設定領域R21~R23それぞれに隣接して、コースの詳細を変更するための操作オブジェクトB43~B45が表示されている。操作オブジェクトB43~B45が操作されると、例えば、磨き順、磨き時間等を変更するための画面が表示され得る。
(3.2.2)コース作成
上述のように、情報端末5は、情報端末5の表示部51及び操作部52を用いてユーザと対話的に、ユーザに適したコースを作成可能である。このコース作成の方法について、図24を参照して説明する。
コースを作成したい場合、ユーザは、情報端末5を操作して、コース作成画面を表示部51に表示させる。コース作成画面は、ここでは、図4に示す基本質問画面D1、図5に示す状態質問画面D2、図6に示す歯並び質問画面D3を含んでいる。基本質問画面D1、状態質問画面D2、歯並び質問画面D3は、例えば、表示部51に表示されている画面を上下にスクロールさせることで、順に切り換えられる。
コース作成画面は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態に関する複数の質問を含んでいる。コース作成画面が表示部51に表示されることで、ユーザに質問が提示される。要するに、コース作成方法は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問を提示する質問提示処理(S101)を含む。また、情報端末5(回答受付部612)は、コース作成画面がユーザによって操作されることで、質問に対する回答を受け付ける。要するに、コース作成方法は、質問に対する回答を受け付ける回答受付処理(S102)を含む。
情報端末5(駆動情報生成部613)は、受け付けた回答に基づいて、駆動情報(コース)を生成する。駆動情報は、電動歯ブラシ1の駆動部13の駆動モードに関する情報である。要するに、コース作成方法は、回答受付処理で受け付けた回答に基づいて、駆動部13の駆動モードに関する駆動情報を生成する駆動情報生成処理(S103)を含む。
また、情報端末5は、駆動情報の生成後、ユーザの操作に応じて、駆動情報(コース)を電動歯ブラシ1へ送信する。より詳細には、「(3.2.1)コース設定」の項目で説明したように、作成されたコースが設定コースに設定されている状態で、コース設定画面D7の更新オブジェクトB42が操作されると、このコースについての情報を含むコース信号が、電動歯ブラシ1へ送信される。要するに、コース作成方法は、駆動情報生成処理で生成された駆動情報を口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)へ送信する送信処理(S104)を含む。
また、情報端末5は、作成したコースの変更を受け付ける。駆動情報(コースの情報)を変更したい場合、ユーザは、情報端末5を操作して、変更画面D4を表示部51に表示させる。情報端末5(変更受付部614)は、変更画面D4に対してユーザが行った操作に基づいて、コース(駆動情報)を変更する。要するに、コース作成方法は、駆動情報生成処理により生成された駆動情報を変更するための入力を受け付ける変更受付処理(S105)を含む。
変更受付処理にて駆動情報が変更されると(S105:Yes)、情報端末5は、ユーザの操作に応じて、変更後の駆動情報(コース)を電動歯ブラシ1へ送信する(S104)。
また、情報端末5は、作成したコースの削除を受け付ける。コース(駆動情報)を削除したい場合、ユーザは、情報端末5を操作して、削除選択画面を表示部51に表示させる。削除選択画面は、例えば図11に示すコース選択画面D8と同様に、作成されたコースを示す1以上の選択肢オブジェクトを含んでいる。この選択肢オブジェクトのうちのいずれかがユーザによって選択されると、情報端末5は、図25に示す削除画面D41を表示させる。削除画面D41は、モード表示領域R61と、決定領域R62と、を含んでいる。モード表示領域R61には、例えば、口腔内を模した画像である口腔画像W41(歯式図)が表示されている。口腔画像W41において各洗浄領域Emには、対応する駆動モードに応じた色が付されている。決定領域R62には、決定オブジェクトB61が表示されている。決定オブジェクトB61がユーザによって操作されると、このコースが削除される。なお、モード表示領域R61の上側の領域には、取消オブジェクトが表示されており、取消オブジェクトがユーザによって操作されると、このコースの削除が取り消される。
(3.2.3)連動表示
連携アプリは、電動歯ブラシ1によるユーザの口腔洗浄動作と連動して、表示部51に手本動画W10を表示させる。この表示制御の方法について、図26を参照して説明する。
電動歯ブラシ1は、ユーザの操作部17の操作釦171への操作に応じて、選択されたコースでの動作を開始する(S201)。また、電動歯ブラシ1は、動作を開始すると、動作を開始したことを示す状態信号(以下、「開始信号」ともいう)を情報端末5へ送信し、動作を開始したことを情報端末5へ通知する。
開始信号を電動歯ブラシ1から受け取ると、情報端末5は、歯磨き画面D11~D16を表示部51に表示させ、第1領域R31に手本動画W10を表示させ、手本動画W10の再生を開始させる(S202)。また、情報端末5はこのとき、ユーザの操作に応じて、撮像部55により撮像した撮像画像W21を第2領域R32に表示させる(S203)。上述のように、撮像部55が撮像する撮像画像W21は、ユーザの口腔を含む領域を撮像した口腔周辺画像W210であり得る。要するに、表示制御の方法は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる手本動画W10と、ユーザの口腔を含む領域を撮像部55により撮像した口腔周辺画像W210とを、同一の表示部51内に、少なくとも一部の表示期間が互いに重複するように表示させる表示制御処理(S202,S203)を含む。
駆動情報に従って駆動部13を駆動している場合、電動歯ブラシ1は、動作時間が経過したか否かを判定する(S204)。動作時間が経過すると(S204:Yes)、電動歯ブラシ1は駆動部13の動作を終了させ、情報端末5は手本動画W10の再生を終了させる(S205)。
動作時間の経過前(S204:No)に、駆動部13の動作を停止させるように操作部17が操作される(S206:Yes)と、電動歯ブラシ1は駆動部13を停止させる(S207)。また、電動歯ブラシ1は、動作を停止したことを示す状態信号(以下、「停止信号」ともいう)を情報端末5へ送信する。停止信号を電動歯ブラシ1から受け取ると、情報端末5は、手本動画W10の再生を停止させる(S208)。
電動歯ブラシ1は、操作部17が動作の停止を受け付けてから所定の待機時間が経過するまでに、駆動部13の動作を再開させるように操作部17が操作されるか否かを待ち受ける(S209)。操作部17が動作の再開を受け付けると(S209:Yes)、電動歯ブラシ1は駆動部13の動作をコースの途中から再開させ(S210)、動作を再開したことを示す状態信号(以下、「再開信号」ともいう)を情報端末5へ送信する。再開信号を電動歯ブラシ1から受け取ると、情報端末5は、手本動画W10の再生を、途中から再開させる(S211)。
一方、電動歯ブラシ1は、操作部17が動作の停止を受け付けてから、動作の再開を受け付けることなく(S209:No)待機時間が経過すると(S212:Yes)、駆動部13の動作を終了させる(S205)。また、情報端末5は、停止信号を電動歯ブラシ1から受け取ってから、再開信号を受け取ることなく(S209:No)待機時間が経過すると(S212:Yes)、動画の再生を終了させる(S205)。
なお、各工程の順序は、図26に示す順序に限られない。例えば、工程S202と工程S203、及び/又は工程S207と工程S208は、同時であってもよい。
さらに、連携アプリは、表示部51に、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)に対するユーザの操作スキルの程度を表示させる。この表示制御の方法について、図27を参照して説明する。
電動歯ブラシ1は、ユーザの操作部17の操作釦171への操作に応じて、選択されたコースでの動作を開始する(S301)。また、電動歯ブラシ1は、動作を開始すると、開始信号を情報端末5へ送信し、動作を開始したことを情報端末5へ通知する。
駆動部13の動作中、電動歯ブラシ1の検知部19は、ブラシ30の振幅に関する物理量(SPD値)を検知する。要するに、表示制御の方法は、ブラシ30が駆動部13により往復駆動されている状態でのブラシ30の振幅に関する物理量(SPD値)を検知する検知処理(S302)を含む。また、電動歯ブラシ1は、SPD値を含む検知信号を情報端末5へ送信し、情報端末5(取得部631)は、検知信号を受け取ることでSPD値を取得する。要するに、表示制御の方法は、ブラシ30の振幅に関する物理量(SPD値)を電動歯ブラシ1から情報端末5へ送信する送信処理(S303)を含む。
SPD値を取得すると、情報端末5(推定部632)は、取得したSPD値を用いて押付力の大きさを推定し(S304)、推定した押付力の大きさを所定の閾値と比較する(S305)。
押付力の大きさが閾値以上になった(S306:Yes)ことを検知すると、情報端末5(表示制御部62)は、表示部51に警告を表示させる(S307)。要するに、表示制御の方法は、検知部19で検知された物理量に基づいて、口腔内の部位に対するブラシ30の押し付けの状態の推定結果を提示する提示処理を含む。また、表示制御の方法は、推定された押付力の大きさが閾値以上の場合に警告を行う警告処理を含む。
また、駆動情報に従って駆動部13を駆動している場合、電動歯ブラシ1は、動作時間が経過したか否かを判定している(S308)。動作時間が経過すると(S308:Yes)、電動歯ブラシ1は駆動部13の動作を終了させる(S309)。
電動歯ブラシ1の駆動部13の動作が終了すると、情報端末5(判定部634)は、推定した押付力の大きさに基づいて、電動歯ブラシ1に対するユーザの操作スキルの程度を判定する(S310)。また、情報端末5(提示部633)は、ユーザの操作スキルの程度の判定結果を示す結果表示画面D21を表示部51に表示する(S311)。
動作時間の経過前(S308:No)に、駆動部13の動作を停止させるように操作部17が操作される(S312:Yes)と、電動歯ブラシ1は駆動部13を停止させる。また、電動歯ブラシ1は、停止信号を情報端末5へ送信し、待機時間の経過を待って駆動部13の動作を終了させる(S313)。
電動歯ブラシ1の駆動部13の動作が途中で終了した場合(S313)、情報端末5(判定部634)は、動作時間に対する、駆動部13が駆動された時間の割合が、所定の割合(例えば75%)以上であるか否かを判定する(S314)。
情報端末5(判定部634)は、所定の割合以上の場合にのみ、電動歯ブラシ1に対するユーザの操作スキルの程度を判定し(S310)、ユーザの操作スキルの程度の判定結果を示す結果表示画面D21を表示する(S311)。
(3.3)その他の機能
以下、本実施形態の口腔洗浄システム900のその他の機能について、説明する。
情報端末5は、ブラシ30の交換時期の目安となるブラシ交換日を通知する交換時期通知機能を有している。
例えば、ユーザは、図28に示すカレンダー画像W33を含むカレンダー画面D51を表示部51に表示させた状態で、適宜の日付のオブジェクトB71を選択し、適宜の操作を行うことで、ブラシ30の使用を開始した日(使用開始日)の設定を行う。使用開始日が設定されると、情報端末5は、使用開始日から所定の期間経過後の日をブラシ交換日と自動的に設定する。また、情報端末5は、図29に示すカレンダー画面D52のように、カレンダー画像W33のうちでブラシ交換日に対応する日に、「ブラシ交換日」との文字列を表示させる。なお、図29の例では、「所定の期間」が3日であるが、これに限らず、所定の期間は例えば、1週間、1ヶ月、3ヶ月等であってもよい。「所定の期間」は、ユーザによって変更可能であってもよい。
また、情報端末5は、音声インタフェース部53(マイクロホン)で取得した音声に基づいて、電動歯ブラシ1の駆動部13の駆動の開始(再開を含む)及び停止(一時停止を含む)を判定する機能を有している。
電動歯ブラシ1の駆動部13(第1駆動部131)は、可聴音の帯域に含まれる周波数でモータを駆動させる。そのため、駆動部13の駆動中には、モータの駆動周波数に相当する周波数の音が発生する。そこで、情報端末5は、モータの駆動周波数に相当する周波数の音を音声インタフェース部53で取得したか否かに基づいて、電動歯ブラシ1が駆動中であるか否かを判定する。すなわち、情報端末5は、駆動部13の駆動音に基づいて電動歯ブラシ1の動作の有無を判定する音モードを有している。
なお、情報端末5は、駆動部13の駆動音の開始/停止に基づいて、手本動画W10の再生/停止を制御してもよい。
また、情報端末5は、外部のサーバと通信する機能を有している。サーバは、情報端末5から、電動歯ブラシ1の動作に関するデータを収集する。例えば、サーバは、推定部632で推定された、複数の洗浄領域Emの各々についての押付力のデータを収集してもよい。
(4)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
本開示における口腔洗浄システム900は、処理システム500の処理部56、口腔洗浄装置100の制御部14等にコンピュータシステムを含んでいる。コンピュータシステムは、ハードウェアとしてのプロセッサ及びメモリを主構成とする。コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムをプロセッサが実行することによって、本開示における処理部56又は制御部14としての機能が実現される。プログラムは、コンピュータシステムのメモリに予め記録されてもよく、電気通信回線を通じて提供されてもよく、コンピュータシステムで読み取り可能なメモリカード、光学ディスク、ハードディスクドライブ等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。ここでいうIC又はLSI等の集積回路は、集積の度合いによって呼び方が異なっており、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又はULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれる集積回路を含む。さらに、LSIの製造後にプログラムされる、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はLSI内部の接合関係の再構成若しくはLSI内部の回路区画の再構成が可能な論理デバイスについても、プロセッサとして採用することができる。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。ここでいうコンピュータシステムは、1以上のプロセッサ及び1以上のメモリを有するマイクロコントローラを含む。したがって、マイクロコントローラについても、半導体集積回路又は大規模集積回路を含む1ないし複数の電子回路で構成される。
また、処理システム500及び口腔洗浄装置100の各々における複数の機能が、1つの筐体内に集約されていることは口腔洗浄システム900に必須の構成ではなく、処理システム500及び口腔洗浄装置100の各々の構成要素は、複数の筐体に分散して設けられていてもよい。また、処理システム500における処理部56等の少なくとも一部の機能は、例えば、サーバ又はクラウド(クラウドコンピューティング)等によって実現されてもよい。
口腔洗浄装置100は、電動歯ブラシ1に限られない。一変形例において、口腔洗浄装置100は、例えば、水流により口腔内を清掃する口腔洗浄器(Oral irrigator)であってもよい。
一変形例において、電動歯ブラシ1の駆動部13は、第1駆動部131と第2駆動部132との両方を備えていなくてもよく、一方のみ(例えば第1駆動部131のみ)を備えていてもよい。
一変形例において、制御部14の機能を実現するプログラムは、通信部20を介して書き換え可能であってもよい。
一変形例において、記憶部15に記憶可能なコースの数は3つに限られず、1、2、又は4以上であってもよい。
一変形例において、電源部16は、充電池に変えて又は加えて、一次電池を備えていてもよい。
一変形例において、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)が撮像部を備えていてもよい。この場合、処理システム500(情報端末5)の表示制御部62は、口腔洗浄装置100の撮像部で撮像された撮像画像を、表示部51の第2領域R32に表示してもよい。この場合、手本動画W10は、口腔洗浄装置100の撮像部から見た口腔内のアングルの動画であってもよい。要するに、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)は、口腔洗浄装置100の撮像部を使って撮像されたデータを、処理システム500(情報端末5)に送信してもよい。また、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)は、画面構築基本データを生成してもよい。画面構築基本データは、口腔洗浄装置100の撮像部で撮像されたデータと駆動情報とを連動処理して、処理システム500(情報端末5)における画面データを構築するためのデータである。
一変形例において、情報端末5は、汎用の装置に限られず、専用の装置であってもよい。
一変形例において、処理システム500は、複数の装置(例えば、可搬の情報端末5と、据え置きの処理装置等)を含んでいてもよい。例えば、処理システム500の機能のうち、処理部56の機能は、情報端末5以外の装置(据え置きの処理装置、サーバ等)により実現されてもよい。
一変形例において、表示部51は、洗面所等に鏡の代わりに設置されるディスプレイ等でもあってもよい。この場合、撮像部55も、ディスプレイとともに洗面所に設置されていることが好ましい。
一変形例において、質問部611は、表示以外の態様で質問を提示してもよい。例えば、質問部611は、音声インタフェース部53を介して、又は通信部54に接続された外部の発音装置(スピーカ等)を介して、音声により質問を提示してもよい。
一変形例において、処理部56は、質問部611を備えていなくてもよい。言い換えれば、処理部56は、質問提示処理を行う機能を有していなくてもよい。例えば、回答受付部612は、紙等の他の媒体により提示された質問に対する回答を、受け付けてもよい。
一変形例において、質問部611が提示する質問は選択式に限られない。例えば、質問部611が提示する質問は、自由回答式の質問を含んでいてもよい。例えば、歯磨き時間に関する質問は、自由回答式であってもよい。
一変形例において、質問部611が提示する質問は、上述の実施形態で例示した質問に限られない。例えば、ユーザの歯磨きに関する質問は、歯磨き粉の使い方(使用/不使用の別、使用量等)に関する質問等を含んでいてもよい。また、ユーザの口腔内の状態に関する質問は、ユーザの歯の白さの状態に関する質問、ユーザの舌の状態に関する質問、ユーザの歯に付着するステインの状態に関する質問、ユーザの歯の矯正に関する質問、ユーザの親知らずに関する質問等を含んでいてもよい。また、質問部611が提示する質問は、ユーザの利き手(歯磨き時に電動歯ブラシ1を持つ手)に関する質問、ユーザの年齢に関する質問(例えばユーザが大人か子供かを選択させる質問)等を含んでいてもよい。
一変形例において、操作部52は、タッチパネルディスプレイ以外のインタフェース(例えば物理的な釦等)を備えていてもよい。回答受付部612は、タッチパネルディスプレイ以外のインタフェース(例えば物理的な釦等)を介して、回答を受け付けてもよい。
一変形例において、回答受付部612は、操作部52以外の手段を介して回答を受け付けてもよい。例えば、回答受付部612は、音声インタフェース部53を介して、又は通信部54に接続された外部の受話装置(マイクロホン等)を介して、音声により回答を受け付けてもよい。
駆動情報生成部613による駆動モードの修正方法は、実施形態の方法に限られない。一変形例において、駆動情報生成部613は、選択された分割領域Cnとつながっている洗浄領域Emの駆動モードを、基本の駆動モードにかかわらず予め決められた特定の駆動モード(例えば第4駆動モード)へ修正してもよい。また、基本の駆動モードが「第4駆動モード」の場合、駆動情報生成部613は、選択された分割領域Cnとつながっている洗浄領域Emの駆動モードを、第4駆動モードよりも振幅が小さな第5駆動モードへ修正してもよい。
一変形例において、駆動情報生成部613は、駆動モードを生成してもよい。すなわち、駆動情報生成部613は、予め決められた複数の駆動モードの中から一の駆動モードを選択するのではなく、新たに駆動モードを生成し、生成した新たな駆動モードをいずれかの洗浄領域Emに割り当ててもよい。
一変形例において、分割領域Cn及び/又は洗浄領域Emの数、範囲等は、処理システム500(情報端末5)へのユーザの操作に応じて可変であってもよい。
一変形例において、変更受付部614は、開始位置となる洗浄領域Em以外の洗浄領域Emの順番も、ユーザの操作に応じて変更可能であってもよい。
一変形例において、手本動画W10は、ユーザの利き手に応じて、右利き用の動画と左利き用の動画とから選択されてもよい。
一変形例において、表示制御部62は、撮像部55で撮像された撮像画像全体のうちで、口腔を含む領域のみを認識して切り出し、切り出した領域を、口腔周辺画像W210として表示部51に表示させてもよい。
一変形例において、表示制御部62は、手本動画W10と口腔周辺画像W210とを、異なる領域(第1領域R31と第2領域R32と)に表示しなくてもよい。例えば、表示制御部62は、口腔周辺画像W210に、手本動画W10(線画)を重畳して表示させてもよい。
一変形例において、待機時間(駆動部13が一時停止してから動作を終了するまでの待ち時間)は可変であってもよい。例えば、処理システム500(情報端末5)は、待機時間の変更を受け付けて待機時間の設定を行う待機時間設定部を備えていてもよい。
一変形例において、処理システム500は、手本動画W10の再生の開始場所をユーザが選択可能であってもよい。例えば、手本動画W10の長さが2分の場合、2分のうちの任意の場所(例えば30秒、1分、1分17秒等)から手本動画W10の再生を開始可能であってもよい。この場合、口腔洗浄装置100の制御部14は、駆動情報の動作時間(2分)のうちで、手本動画W10の再生の開始場所に対応する時間以降の駆動情報に基づいて、駆動部13を駆動させればよい。
一変形例において、表示制御部62は、電動歯ブラシ1の動作と関係なく任意の時点で撮像画像W21(口腔周辺画像W210)を表示部51に表示させてもよい。
一変形例において、推定部632は、検知部19で検知された物理量(SPD値)に基づいて、ブラシ30の押付力の高低に関する状態以外の推定を行ってもよい。例えば、推定部632は、SPD値の変動の頻度に基づいて、ブラシ30の動かしすぎ等を推定してもよい。
一変形例において、推定部632の一部又は全部は、口腔洗浄装置100(電動歯ブラシ1)の制御部14に設けられていてもよい。例えば、口腔洗浄装置100の制御部14は、SPD値に基づいて押圧力を推定し、推定した押圧力を処理システム500へ送信してもよい。或いは、口腔洗浄装置100の制御部14は、押圧力と閾値との比較を行い、比較結果を処理システム500へ送信してもよい。
提示部633による警告表示の態様は、枠線F1,F2の表示に限られない。一変形例において、提示部633は、押圧力の大きさを示すバーグラフを、表示部51の適宜の位置(例えば、第1領域R31と第2領域R32との間の領域)に表示させてもよい。
一変形例において、提示部633は、表示以外の態様で、推定結果(警告を含む)を提示してもよい。例えば、提示部633は、音声(例えばビープ音等)により、推定結果(警告)を提示してもよい。
一変形例において、口腔洗浄システム900(口腔洗浄装置100又は処理システム500)は、検知部19で検知された物理量(SPD値)に基づいて、ブラシ30が口腔内の部位に接触しているか(すなわち実際に歯磨きが行われているか)を判断してもよい。すなわち、ブラシ30に負荷がかかっている場合には、無負荷でブラシ30が駆動される場合よりも、ブラシ30の振幅が小さくなる。そのため、SPD値の変動等を用いることで、実際に歯磨きが行われているか等を判断することが可能となる。
(5)態様
以上説明した実施形態及び変形例等から以下の態様が開示されている。
第1の態様の口腔洗浄システム(900)は、口腔洗浄装置(100)と、口腔洗浄装置(100)と通信するよう構成される処理システム(500)と、を備える。処理システム(500)は、回答受付部(612)と、駆動情報生成部(613)と、送信処理部(616)と、を備える。回答受付部(612)は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答を受け付ける。駆動情報生成部(613)は、回答受付部(612)が受け付けた回答に基づいて、口腔洗浄装置(100)が備える駆動部(13)の駆動モードに関する駆動情報を生成する。送信処理部(616)は、駆動情報生成部(613)が生成した駆動情報を口腔洗浄装置(100)へ送信する。口腔洗浄装置(100)は、駆動部(13)と、制御部(14)と、を備える。制御部(14)は、処理システム(500)から送信された駆動情報に応じて駆動部(13)を駆動する。
この態様によれば、ユーザ個人個人に適した駆動情報を容易に作成し、また、作成した駆動情報に応じて駆動部(13)を動作させることが可能となるので、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第2の態様の口腔洗浄システム(900)では、第1の態様において、処理システム(500)は、表示制御部(62)を更に備える。表示制御部(62)は、口腔洗浄装置(100)が駆動情報に応じて駆動部(13)を駆動する場合に、口腔洗浄装置(100)を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる動画を表示部(51)に表示させる。
この態様によれば、ユーザは、手本となる動画を見ながら口腔内の洗浄を行うことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第3の態様の口腔洗浄システム(900)では、第1の態様において、質問は、ユーザの歯磨きに関する質問を含む。
この態様によれば、ユーザの歯磨きの状態に適した駆動情報を容易に作成することが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第4の態様の口腔洗浄システム(900)では、第3の態様において、質問は、歯磨きを行う時間の長さである歯磨き時間に関する質問を含む。回答受付部(612)は、回答として歯磨き時間の入力を受け付ける。駆動情報生成部(613)は、回答受付部(612)が受け付けた歯磨き時間の開始から終了までの期間についての駆動情報を生成する。処理システム(500)は、表示制御部(62)を更に備える。表示制御部(62)は、口腔洗浄装置(100)が駆動情報に応じて駆動部(13)を駆動する場合に、歯磨き時間の開始から終了までの期間に連動して、口腔洗浄装置(100)を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる動画を表示部(51)に表示させる。
この態様によれば、ユーザは、手本となる動画を見ながら口腔内の洗浄を行うことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第5の態様の口腔洗浄システム(900)では、第1~第4のいずれか1つの態様において、質問は、ユーザの歯茎の状態に関する質問を含む。回答受付部(612)は、回答として、口腔内を分割した複数の分割領域(Cn)の各々に対して、歯茎の状態の入力を受け付ける。
この態様によれば、ユーザの口腔内を分割した複数の分割領域(Cn)における歯茎の状態に適した駆動情報を、容易に作成することが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第6の態様の口腔洗浄システム(900)では、第1~第5のいずれか1つの態様において、口腔洗浄装置(100)は、駆動モードとして、複数の駆動モードを有する。駆動情報生成部(613)は、口腔内を分割した複数の洗浄領域(Em)の各々に対して、複数の駆動モードのうちの一の駆動モードを設定する。
この態様によれば、ユーザの口腔内の状態に応じて、ユーザの口腔内を分割した複数の洗浄領域(Em)に対して駆動モードを設定することが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第7の態様の口腔洗浄システム(900)では、第1~第6のいずれか1つの態様において、質問は、ユーザの歯並びに関する質問を含む。回答受付部(612)は、回答として、ユーザの歯列のうちから特定の歯並びの歯の種別と、特定の歯並びの歯の位置と、の選択の入力を受け付ける。駆動情報生成部(613)は、回答受付部(612)で選択された歯を洗浄するための特定動作データを含むように駆動情報を生成する。処理システム(500)は、口腔洗浄装置(100)の制御部(14)が特定動作データに応じて駆動部(13)を駆動する場合に、特定動作データに基づく駆動部(13)の動作の期間に連動して、回答受付部(612)で選択された歯を洗浄するための洗浄方法の手本となる動画(特定手本動画W102)を表示部(51)に表示させる。
この態様によれば、ユーザは、特定の歯並びの歯を洗浄する際に、手本となる動画を見ながら洗浄を行うことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第8の態様の口腔洗浄システム(900)では、第1~第7のいずれか1つの態様において、処理システム(500)は、変更受付部(614)を更に備える。変更受付部(614)は、駆動情報生成部(613)により生成された駆動情報を変更するための入力を受け付ける。
この態様によれば、生成された駆動情報を変更することが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第9の態様の口腔洗浄システム(900)では、第8の態様において、変更受付部(614)は、口腔内を分割した複数の洗浄領域(Em)の各々に対して、駆動情報を変更するための入力を受け付ける。
この態様によれば、複数の洗浄領域(Em)の各々に対して、駆動情報を変更することが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第10の態様のプログラムは、駆動情報に応じて駆動部(13)を駆動する口腔洗浄装置(100)と通信するよう構成される処理システム(500)に用いられる1以上のプロセッサに、回答受付処理(S102)と、駆動情報生成処理(S103)と、送信処理(S104)と、を実行させる。回答受付処理(S102)は、ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答を受け付けることを含む。駆動情報生成処理(S103)は、回答受付処理(S102)で受け付けた回答に基づいて、駆動部(13)の駆動モードに関する駆動情報を生成することを含む。送信処理(S104)は、駆動情報生成処理(S103)で生成した駆動情報を口腔洗浄装置(100)へ送信することを含む。
この態様によれば、ユーザ個人個人に適した駆動情報を容易に作成することが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第11の態様の口腔洗浄装置(100)は、処理システム(500)と通信するよう構成される。口腔洗浄装置(100)は、駆動部(13)と、制御部(14)と、を備える。制御部(14)は、処理システム(500)から送信された、駆動部(13)の駆動モードに関する駆動情報に応じて、駆動部(13)を駆動する。
この態様によれば、ユーザ個人個人に適した駆動情報に基づいて駆動部(13)を駆動させることが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第12の態様のプログラムは、駆動部(13)を備え処理システム(500)と通信するよう構成される口腔洗浄装置(100)に用いられる1以上のプロセッサに、駆動処理を実行させるためのプログラムである。駆動処理は、処理システム(500)から送信された、駆動部(13)の駆動モードに関する駆動情報に応じて、前記駆動部(13)を駆動することを含む。
この態様によれば、ユーザ個人個人に適した駆動情報に基づいて駆動部(13)を駆動させることが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第13の態様の口腔洗浄システム(900)は、口腔洗浄装置(100)と、口腔洗浄装置(100)と通信するよう構成される処理システム(500)と、を備える。口腔洗浄装置(100)は、ブラシ(30)と、駆動部(13)と、検知部(19)と、を備える。駆動部(13)は、ブラシ(30)を往復駆動する。検知部(19)は、ブラシ(30)が駆動部(13)により往復駆動されている状態でのブラシ(30)の振幅に関する物理量を検知する。処理システム(500)は、提示部(633)を備える。提示部(633)は、検知部(19)で検知された物理量に基づいて、口腔内の部位に対するブラシ(30)の押し付けの状態の推定結果を提示する。
この態様によれば、例えば、ブラシ(30)の押し付け過ぎの状態等をユーザに知らせることが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第14の態様の口腔洗浄システム(900)では、第13の態様において、提示部(633)は、推定結果を、表示により提示する。
この態様によれば、ユーザが推定結果を直感的に把握することが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第15の態様の口腔洗浄システム(900)では、第13又は第14の態様において、口腔内の部位に対するブラシ(30)の押し付けの状態は、口腔内の部位に対するブラシ(30)の押付力の高低に関する状態を含む。
この態様によれば、例えば、ブラシ(30)の押し付け過ぎの状態等をユーザに知らせることが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第16の態様の口腔洗浄システム(900)では、第15の態様において、提示部(633)は、押付力の大きさが閾値以上の場合に、警告を行う。
この態様によれば、押付力の大きさが閾値以上の場合にユーザに注意を促すことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第17の態様の口腔洗浄システム(900)では、第16の態様において、閾値は、第1閾値と、第1閾値よりも大きな第2閾値と、を含む。提示部(633)は、押付力の大きさが第1閾値以上かつ第2閾値未満の場合と、第2閾値以上の場合とで、異なる警告を行う。
この態様によれば、ユーザに段階的に注意を促すことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第18の態様の口腔洗浄システム(900)では、第16又は第17の態様において、口腔洗浄装置(100)は、ブラシ(30)の振幅が異なる複数の駆動モードを有する。閾値は、複数の駆動モードの各々に対して異なる値が設定される。
この態様によれば、駆動モードに適した閾値を用いてユーザに注意を促すことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第19の態様の口腔洗浄システム(900)では、第13~第18のいずれか1つの態様において、処理システム(500)は、推定部(632)を更に備える。推定部(632)は、検知部(19)で検知された物理量に基づいて、口腔内の部位に対するブラシ(30)の押し付けの状態を推定する。
この態様によれば、推定部(632)が処理システム(500)に設けられているため、口腔洗浄装置(100)の処理負荷を軽減することが可能となる。
第20の態様の口腔洗浄システム(900)は、第13~第19のいずれか1つの態様において、判定部(634)を更に備える。判定部(634)は、押し付けの状態の推定結果に基づいて、口腔洗浄装置(100)に対するユーザの操作スキルの程度を判定する。
この態様によれば、ユーザの操作スキルの程度に応じた制御を行うことが可能となる。
第21の態様の口腔洗浄システム(900)では、第20の態様において、提示部(633)は、判定部(634)で判定された操作スキルの程度に応じて、異なるアドバイス情報を提示する。
この態様によれば、ユーザが、自身の操作スキルに応じたアドバイスを受けることが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第22の態様のプログラムは、ブラシ(30)が往復駆動されている状態でのブラシ(30)の振幅に関する物理量を検知する口腔洗浄装置(100)と通信するよう構成される処理システム(500)に用いられる1以上のプロセッサに、提示処理(S307、S311)を実行させる。提示処理(S307、S311)は、口腔洗浄装置(100)で検知された物理量に基づいて、口腔内の部位に対するブラシ(30)の押し付けの状態の推定結果を提示することを含む。
この態様によれば、例えば、ブラシ(30)の押し付け過ぎの状態等をユーザに知らせることが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第23の態様の口腔洗浄装置(100)は、情報を提示する機能を有する処理システム(500)と通信するよう構成される。口腔洗浄装置(100)はブラシ(30)と、駆動部(13)と、検知部(19)と、送信部(通信部20)と、を備える。駆動部(13)は、ブラシ(30)を往復駆動する。検知部(19)は、ブラシ(30)が駆動部(13)により往復駆動されている状態でのブラシ(30)の振幅に関する物理量を検知する。送信部は、検知部(19)で検知された物理量に基づいて、口腔内の部位に対するブラシ(30)の押し付けの状態の推定結果を処理システム(500)に提示させるために、検知部(19)で検知された物理量を送信する。
この態様によれば、例えば、ブラシ(30)の押し付け過ぎの状態等をユーザに知らせることが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第24の態様の口腔洗浄システム(900)は、口腔洗浄装置(100)と、口腔洗浄装置(100)と通信するよう構成される処理システム(500)と、を備える。処理システム(500)は、撮像部(55)と、表示制御部(62)と、を備える。表示制御部(62)は、口腔洗浄装置(100)を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる手本動画(W10)と、ユーザの口腔を含む領域を撮像部(55)により撮像した口腔周辺画像(W210)とを、同一の表示部(51)内に、少なくとも一部の表示期間が互いに重複するように表示させる。
この態様によれば、ユーザは、手本動画(W10)と口腔周辺画像(W210)との両方を同時に見ながら口腔内の洗浄を行うことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第25の態様の口腔洗浄システム(900)では、第24の態様において、手本動画(W10)は、人が口を開けた状態での、人を正面から見たアングルの口腔内の画像を含む。
この態様によれば、手本動画(W10)のアングルと口腔周辺画像(W210)のアングルとを一致させやすくなり、ユーザが手本動画(W10)と口腔周辺画像(W210)とを対比しやすくなり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第26の態様の口腔洗浄システム(900)では、第24又は第25の態様において、表示制御部(62)は、表示部(51)内の第1領域(R31)に、手本動画(W10)を表示させ、表示部(51)内において第1領域(R31)とは異なる第2領域(R32)に、口腔周辺画像(W210)を表示させる。
この態様によれば、ユーザが手本動画(W10)と口腔周辺画像(W210)とを対比しやすくなり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第27の態様の口腔洗浄システム(900)では、第26の態様において、第2領域(R32)に表示される画像の候補は、口腔周辺画像(W210)と、口腔洗浄装置(100)の動作状態に関する状態画像(W22)と、を含む。表示制御部(62)は、第2領域(R32)に表示させる画像を、ユーザの選択に応じて口腔周辺画像(W210)と状態画像(W22)との間で切り換える。
この態様によれば、ユーザは、自身の知りたい情報を確認することが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第28の態様の口腔洗浄システム(900)では、第24~第27のいずれか1つの態様において、口腔洗浄装置(100)は、駆動部(13)と、操作部(17)と、を備える。操作部(17)は、駆動部(13)の動作の開始及び停止を受け付ける。表示制御部(62)は、口腔洗浄装置(100)の操作部(17)が動作の開始を受け付けると、手本動画(W10)の再生を開始し、口腔洗浄装置(100)の操作部(17)が動作の停止を受け付けると、手本動画(W10)の再生を一時停止又は終了させる。
この態様によれば、口腔洗浄装置(100)の駆動部(13)の動作状態にあわせて手本動画(W10)の再生を行うことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる。
第29の態様のプログラムは、撮像部(55)を備え、口腔洗浄装置(100)と通信するよう構成される処理システム(500)に用いられる1以上のプロセッサに、表示制御処理(S202,S203)を実行させる。表示制御処理(S202,S203)は、口腔洗浄装置(100)を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる手本動画(W10)と、ユーザの口腔を含む領域を撮像部(55)により撮像した口腔周辺画像(W210)とを、同一の表示部(51)内に、少なくとも一部の表示期間が互いに重複するように表示させることを含む。
この態様によれば、ユーザは、手本動画(W10)と口腔周辺画像(W210)との両方を同時に見ながら口腔内の洗浄を行うことが可能となり、ユーザの利便性の向上を図ることが可能となる、という利点がある。
第30の態様の口腔洗浄装置(100)は、第11の態様において、記憶部(15)と操作部(17)とを更に備える。記憶部(15)は、2以上の所定数の駆動情報を記憶する。操作部(17)は、ユーザの操作を受け付ける。制御部(14)は、駆動制御部(141)と、動作設定部(142)と、を備える。動作設定部(142)は、操作部(17)へのユーザの操作に応じて、記憶部(15)に記憶されている所定数の駆動情報から一の駆動情報を選択する。駆動制御部(141)は、動作設定部(142)によって選択された駆動情報に基づいて、駆動部(13)を駆動する。
第31の態様の口腔洗浄装置(100)では、第30の態様において、動作設定部(142)は、処理システム(500)から駆動情報を含む駆動情報信号受け取ると、記憶部(15)に記憶されている所定数の駆動情報のうちの少なくとも一つを、受け取った駆動情報信号に応じて更新する。
第32の態様の口腔洗浄装置動作設定システム(口腔洗浄システム900)は、情報端末(5)と口腔洗浄装置(100)とがデータを送受信して動作する。情報端末(5)は、口腔洗浄装置(100)の動作のトリガーになる装置動作設定データ(駆動情報)の生成のために、装置動作設定データを情報端末(5)から入力する時にユーザと質問応答しながらユーザ回答データを受け取るユーザ質問応答部(回答受付部612)と、ユーザ質問応答部で受け取ったユーザ回答データを解析して、装置動作設定データに変換して生成する装置動作設定データ生成部(駆動情報生成部613)と、装置動作設定データ生成部で生成したデータを、口腔洗浄装置(100)に送信する装置動作設定データ送信部(送信処理部616)とを備える。口腔洗浄装置(100)は、情報端末(5)から動作のトリガーになる装置動作設定データを受信して口腔洗浄装置(100)の動作を設定する装置動作設定部(動作設定部142)と、装置動作設定部で設定された動作を実行する口腔洗浄装置動作実行部(駆動制御部141)と、を備える。
第33の態様の情報端末(5)は、口腔洗浄装置(100)の動作のトリガーになる装置動作設定データの生成のために、装置動作設定データを情報端末(5)から入力する時にユーザと質問応答しながらユーザ回答データを受け取るユーザ質問応答部(回答受付部612)と、ユーザ質問応答部で受け取ったユーザ回答データを解析して、装置動作設定データに変換して生成する装置動作設定データ生成部(駆動情報生成部613)と、装置動作設定データ生成部で生成したデータ(駆動情報)を、口腔洗浄装置(100)に送信する装置動作設定データ送信部(送信処理部616)と、を備える。
第34の態様の情報端末(5)では、第33の態様において、ユーザ質問応答部(質問部611)は、普段の歯磨きや口腔内の状態に関してユーザに質問をする機能を有する。
第35の態様の情報端末(5)では、第33の態様において、装置動作設定データは、ユーザの歯磨きや口腔内の状態に合うように口腔洗浄装置(100)を動作させる。
第36の態様の情報端末(5)は、口腔洗浄装置(100)とデータの送受信をする情報端末である。情報端末(5)は、口腔洗浄装置(100)と送受信したデータを表示する歯磨き状況表示部(表示部51)に、歯磨き方法(手本動画W10)の表示と口腔洗浄装置(100)を使用している人の口腔を含む周辺画像(口腔周辺画像W210)とを同時に表示する。
第37の態様の情報端末(5)は、口腔洗浄装置(100)とデータの送受信をする情報端末である。情報端末(5)は、口腔洗浄装置(100)からブラシ振幅信号(ブラシの振幅に関する物理量)を受信し、押付力の推定を行う口腔洗浄装置押付力推定部(推定部632)と、口腔洗浄装置押付力推定部で推定された押付力に応じた画像を表示する表示部(表示部51)とを備える。
第38の態様の口腔洗浄装置(100)は、口腔洗浄装置(100)の動作のトリガーになる装置動作設定データ(駆動情報)を情報端末(5)から受信する口腔洗浄装置(100)である。装置動作設定データは、装置動作設定データを情報端末(5)から入力する時に、ユーザと質問応答しながら受け取ったユーザ回答データの解析結果に応じた装置動作設定データである。
第39の態様の口腔洗浄装置(100)は、情報端末(5)とデータの送受信をする口腔洗浄装置である。口腔洗浄装置(100)は、情報端末(5)に口腔洗浄装置(100)と送受信したデータを表示させるための歯磨き状況表示データ(状態信号)を送信する。口腔洗浄装置(100)は、歯磨き方法(手本動画W10)の表示と口腔洗浄装置(100)を使用している人の口腔を含む周辺画像(口腔周辺画像W210)とを同時に表示させるための歯磨き方法表示データ(状態信号)を送信する。
第40の態様の口腔洗浄装置(100)は、情報端末(5)とデータの送受信をする電動歯ブラシである。口腔洗浄装置(100)は、情報端末(5)で押付力の推定を行わせ、推定された押付力に応じた画像を表示させるために、情報端末(5)に口腔洗浄装置(100)からのブラシ振幅信号を送信する。
第41の態様の口腔洗浄装置(100)は、第38~第40のいずれかの態様において、口腔洗浄装置(100)の撮像部を使って撮像されたデータを情報端末(5)に送信する。
第42の態様の口腔洗浄装置(100)は、第41の態様において、口腔洗浄装置(100)の撮像部で撮像されたデータと装置動作設定データとを連動処理して、情報端末(5)における画面データを構築するための画面構築基本データを生成する。
100 口腔洗浄装置
13 駆動部
14 制御部
17 操作部
19 検知部
20 通信部(送信部)
30 ブラシ
500 処理システム
51 表示部
55 撮像部
612 回答受付部
613 駆動情報生成部
614 変更受付部
616 送信処理部
62 表示制御部
632 推定部
633 提示部
634 判定部
900 口腔洗浄システム
Cn 分割領域
Em 洗浄領域
R31 第1領域
R32 第2領域
W10 手本動画
W102 特定手本動画
W210 口腔周辺画像
S102 回答受付処理
S103 駆動情報生成処理
S104 送信処理
S202,S203 表示制御処理
S307,S311 提示処理

Claims (29)

  1. 口腔洗浄装置と、
    前記口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムと、
    を備え、
    前記処理システムは、
    ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答を受け付ける回答受付部と、
    前記回答受付部が受け付けた前記回答に基づいて、前記口腔洗浄装置が備える駆動部の駆動モードに関する駆動情報を生成する駆動情報生成部と、
    前記駆動情報生成部が生成した前記駆動情報を前記口腔洗浄装置へ送信する送信処理部と、
    を備え、
    前記口腔洗浄装置は、
    前記駆動部と、
    前記処理システムから送信された前記駆動情報に応じて前記駆動部を駆動する制御部と、
    を備える、
    口腔洗浄システム。
  2. 前記処理システムは、前記口腔洗浄装置が前記駆動情報に応じて前記駆動部を駆動する場合に、前記口腔洗浄装置を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる動画を表示部に表示させる表示制御部を、更に備える、
    請求項1に記載の口腔洗浄システム。
  3. 前記質問は、前記ユーザの歯磨きに関する質問を含む、
    請求項1に記載の口腔洗浄システム。
  4. 前記質問は、歯磨きを行う時間の長さである歯磨き時間に関する質問を含み、
    前記回答受付部は、前記回答として前記歯磨き時間の入力を受け付け、
    前記駆動情報生成部は、前記回答受付部が受け付けた前記歯磨き時間の開始から終了までの期間についての前記駆動情報を生成し、
    前記処理システムは、前記口腔洗浄装置が前記駆動情報に応じて前記駆動部を駆動する場合に、前記歯磨き時間の開始から終了までの期間に連動して、前記口腔洗浄装置を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる動画を表示部に表示させる表示制御部を、更に備える、
    請求項3に記載の口腔洗浄システム。
  5. 前記質問は、前記ユーザの歯茎の状態に関する質問を含み、
    前記回答受付部は、前記回答として、口腔内を分割した複数の分割領域の各々に対して、前記歯茎の状態の入力を受け付ける、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の口腔洗浄システム。
  6. 前記口腔洗浄装置は、前記駆動モードとして、複数の駆動モードを有し、
    前記駆動情報生成部は、口腔内を分割した複数の洗浄領域の各々に対して、前記複数の駆動モードのうちの一の駆動モードを設定する、
    請求項1~5のいずれか1項に記載の口腔洗浄システム。
  7. 前記質問は、前記ユーザの歯並びに関する質問を含み、
    前記回答受付部は、前記回答として、前記ユーザの歯列のうちから特定の歯並びの歯の種別と、前記特定の歯並びの歯の位置と、の選択の入力を受け付け、
    前記駆動情報生成部は、前記回答受付部で選択された前記歯を洗浄するための特定動作データを含むように前記駆動情報を生成し、
    前記処理システムは、前記口腔洗浄装置の前記制御部が前記特定動作データに応じて前記駆動部を駆動する場合に、前記特定動作データに基づく前記駆動部の動作の期間に連動して、前記回答受付部で選択された前記歯を洗浄するための洗浄方法の手本となる動画を表示部に表示させる、
    請求項1~6のいずれか1項に記載の口腔洗浄システム。
  8. 前記処理システムは、前記駆動情報生成部により生成された前記駆動情報を変更するための入力を受け付ける変更受付部を、更に備える、
    請求項1~7のいずれか1項に記載の口腔洗浄システム。
  9. 前記変更受付部は、口腔内を分割した複数の洗浄領域の各々に対して、前記駆動情報を変更するための入力を受け付ける、
    請求項8に記載の口腔洗浄システム。
  10. 駆動情報に応じて駆動部を駆動する口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムに用いられる1以上のプロセッサに、
    ユーザの口腔の洗浄及び口腔内の状態のうちの少なくとも一方に関する質問に対する回答を受け付ける回答受付処理と、
    前記回答受付処理で受け付けた前記回答に基づいて、前記駆動部の駆動モードに関する前記駆動情報を生成する駆動情報生成処理と、
    前記駆動情報生成処理で生成した前記駆動情報を前記口腔洗浄装置へ送信する送信処理と、
    を実行させるための、
    プログラム。
  11. 処理システムと通信するよう構成される口腔洗浄装置であって、
    駆動部と、
    前記処理システムから送信された前記駆動部の駆動モードに関する駆動情報に応じて前記駆動部を駆動する制御部と、
    を備える、
    口腔洗浄装置。
  12. 駆動部を備え処理システムと通信するよう構成される口腔洗浄装置に用いられる1以上のプロセッサに、
    前記処理システムから送信された前記駆動部の駆動モードに関する駆動情報に応じて前記駆動部を駆動する駆動処理を実行させるための、
    プログラム。
  13. 口腔洗浄装置と、
    前記口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムと、
    を備え、
    前記口腔洗浄装置は、
    ブラシと、
    前記ブラシを往復駆動するための駆動部と、
    前記ブラシが前記駆動部により往復駆動されている状態での前記ブラシの振幅に関する物理量を検知する検知部と、
    を備え、
    前記処理システムは、前記検知部で検知された前記物理量に基づいて、口腔内の部位に対する前記ブラシの押し付けの状態の推定結果を提示する提示部を備える、
    口腔洗浄システム。
  14. 前記提示部は、前記推定結果を、表示により提示する、
    請求項13に記載の口腔洗浄システム。
  15. 前記口腔内の部位に対する前記ブラシの押し付けの状態は、前記口腔内の部位に対する前記ブラシの押付力の高低に関する状態を含む、
    請求項13又は14に記載の口腔洗浄システム。
  16. 前記提示部は、前記押付力の大きさが閾値以上の場合に、警告を行う、
    請求項15に記載の口腔洗浄システム。
  17. 前記閾値は、第1閾値と、前記第1閾値よりも大きな第2閾値と、を含み、
    前記提示部は、前記押付力の大きさが前記第1閾値以上かつ前記第2閾値未満の場合と、前記第2閾値以上の場合とで、異なる警告を行う、
    請求項16に記載の口腔洗浄システム。
  18. 前記口腔洗浄装置は、前記ブラシの振幅が異なる複数の駆動モードを有し、
    前記閾値は、前記複数の駆動モードの各々に対して異なる値が設定される、
    請求項16又は17に記載の口腔洗浄システム。
  19. 前記処理システムは、前記検知部で検知された前記物理量に基づいて、前記口腔内の部位に対する前記ブラシの押し付けの状態を推定する推定部を、更に備える、
    請求項13~18のいずれか1項に記載の口腔洗浄システム。
  20. 前記押し付けの状態の推定結果に基づいて前記口腔洗浄装置に対するユーザの操作スキルの程度を判定する判定部を、更に備える、
    請求項13~19のいずれか1項に記載の口腔洗浄システム。
  21. 前記提示部は、前記判定部で判定された前記操作スキルの程度に応じて、異なるアドバイス情報を提示する、
    請求項20記載の口腔洗浄システム。
  22. ブラシが往復駆動されている状態での前記ブラシの振幅に関する物理量を検知する口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムに用いられる1以上のプロセッサに、
    前記口腔洗浄装置で検知された前記物理量に基づいて、口腔内の部位に対する前記ブラシの押し付けの状態の推定結果を提示する提示処理を実行させるための、
    プログラム。
  23. 情報を提示する機能を有する処理システムと通信するよう構成される口腔洗浄装置であって、
    ブラシと、
    前記ブラシを往復駆動するための駆動部と、
    前記ブラシが前記駆動部により往復駆動されている状態での前記ブラシの振幅に関する物理量を検知する検知部と、
    前記検知部で検知された前記物理量に基づいて、口腔内の部位に対する前記ブラシの押し付けの状態の推定結果を前記処理システムに提示させるために、前記検知部で検知された前記物理量を送信する送信部と、
    を備える、
    口腔洗浄装置。
  24. 口腔洗浄装置と、
    前記口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムと、
    を備え、
    前記処理システムは、
    撮像部と、
    前記口腔洗浄装置を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる手本動画と、ユーザの口腔を含む領域を前記撮像部により撮像した口腔周辺画像とを、同一の表示部内に、少なくとも一部の表示期間が互いに重複するように表示させる表示制御部と、
    を備える、
    口腔洗浄システム。
  25. 前記手本動画は、人が口を開けた状態での、前記人を正面から見たアングルの口腔内の画像を含む、
    請求項24に記載の口腔洗浄システム。
  26. 前記表示制御部は、
    前記表示部内の第1領域に、前記手本動画を表示させ、
    前記表示部内において前記第1領域とは異なる第2領域に、前記口腔周辺画像を表示させる、
    請求項24又は25に記載の口腔洗浄システム。
  27. 前記第2領域に表示される画像の候補は、前記口腔周辺画像と、前記口腔洗浄装置の動作状態に関する状態画像と、を含み、
    前記表示制御部は、前記第2領域に表示させる画像を、ユーザの選択に応じて前記口腔周辺画像と前記状態画像との間で切り換える、
    請求項26に記載の口腔洗浄システム。
  28. 前記口腔洗浄装置は、
    駆動部と、
    前記駆動部の動作の開始及び停止を受け付けるための操作部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、
    前記口腔洗浄装置の前記操作部が前記動作の開始を受け付けると、前記手本動画の再生を開始し、
    前記口腔洗浄装置の前記操作部が前記動作の停止を受け付けると、前記手本動画の再生を一時停止又は終了させる、
    請求項24~27のいずれか1項に記載の口腔洗浄システム。
  29. 撮像部を備え、口腔洗浄装置と通信するよう構成される処理システムに用いられる1以上のプロセッサに、
    前記口腔洗浄装置を用いた口腔内の洗浄方法の手本となる手本動画と、ユーザの口腔を含む領域を前記撮像部により撮像した口腔周辺画像とを、同一の表示部内に、少なくとも一部の表示期間が互いに重複するように表示させる表示制御処理を実行させるための、
    プログラム。
JP2020147130A 2020-09-01 2020-09-01 口腔洗浄システム、口腔洗浄装置、及びプログラム Pending JP2022041746A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020147130A JP2022041746A (ja) 2020-09-01 2020-09-01 口腔洗浄システム、口腔洗浄装置、及びプログラム
PCT/JP2021/029084 WO2022049990A1 (ja) 2020-09-01 2021-08-05 口腔洗浄システム、口腔洗浄装置、及びプログラム
CN202180053822.4A CN116096323A (zh) 2020-09-01 2021-08-05 口腔清洗系统、口腔清洗装置以及程序

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020147130A JP2022041746A (ja) 2020-09-01 2020-09-01 口腔洗浄システム、口腔洗浄装置、及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022041746A true JP2022041746A (ja) 2022-03-11

Family

ID=80491695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020147130A Pending JP2022041746A (ja) 2020-09-01 2020-09-01 口腔洗浄システム、口腔洗浄装置、及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2022041746A (ja)
CN (1) CN116096323A (ja)
WO (1) WO2022049990A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117648143A (zh) * 2022-10-24 2024-03-05 广州星际悦动股份有限公司 口腔清洁指导方法及装置、计算机存储介质及终端
CN117612690A (zh) * 2023-05-31 2024-02-27 广州星际悦动股份有限公司 口腔护理评分方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799913B1 (ko) * 2005-06-20 2008-02-01 지우솔루션주식회사 양치 패턴 분석 교정장치, 인터렉티브 양치습관 교정 방법및 시스템
ES2639365T3 (es) * 2009-05-08 2017-10-26 The Gillette Company Llc Sistema de cuidado bucodental para comparar las rutinas de cepillado de varios usuarios
JP6548971B2 (ja) * 2015-06-19 2019-07-24 オムロンヘルスケア株式会社 電動歯ブラシ装置
JP6467657B2 (ja) * 2017-05-29 2019-02-13 株式会社ミック 歯磨き支援システム、歯磨き支援方法、歯磨き支援装置、及び、歯磨き支援プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022049990A1 (ja) 2022-03-10
CN116096323A (zh) 2023-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2022049990A1 (ja) 口腔洗浄システム、口腔洗浄装置、及びプログラム
CN107072388B (zh) 用于在刷牙之前向用户提供激励反馈的系统和方法
CN204951554U (zh) 身体护理装置
CN205267375U (zh) 一种智能牙刷
US20230017611A1 (en) Method and apparatus for providing tooth-brushing guide information using augmented reality
EP2427138B1 (en) Oral care system for comparing brushing routines of several users
JP6551110B2 (ja) 口腔ケアサポートシステム
WO2015021895A1 (zh) 口腔护理系统及方法
WO2014016718A1 (en) Tooth cleaning device and method of operation therefor
CN113288487A (zh) 刷牙指导方法与刷牙方法、设备、系统及存储介质
KR20090077954A (ko) 구강 케어 시스템, 키트 및 구강 케어 장치
CN109690690B (zh) 用于辅助用户专注于执行个人护理活动的系统和方法
CN206532398U (zh) 刷牙提醒系统
JP6805645B2 (ja) 歯ブラシおよびシステム
CN110833463A (zh) 牙刷控制方法、控制装置及电动牙刷
RU2757348C2 (ru) Сеть для взаимодействия устройств для личной гигиены
KR20190081877A (ko) 미러 표시장치와 칫솔을 이용한 치아 관리 교육 시스템
JP2018198882A (ja) 歯磨き支援システム、歯磨き支援方法、歯磨き支援装置、及び、歯磨き支援プログラム
CN205459167U (zh) 一种可防牙龈磨损的智能牙刷
US20240108445A1 (en) Electric toothbrush and method for controlling the same
EP4389065A1 (en) Device, method and system for instantaneous oral care feedback
CN111096540A (zh) 引导用户刷牙的方法、引导用户刷牙的系统及存储设备
WO2024133385A1 (en) Device, method and system for instantaneous oral care feedback
CN117598811A (zh) 电动牙刷的控制方法、装置、电动牙刷及介质
CN118058863A (zh) 电动牙刷的控制方法、装置、电动牙刷及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230705

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240408

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240528