JP2018198882A - 歯磨き支援システム、歯磨き支援方法、歯磨き支援装置、及び、歯磨き支援プログラム - Google Patents

歯磨き支援システム、歯磨き支援方法、歯磨き支援装置、及び、歯磨き支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ各々が、指導者の指導に基づいて口腔状態を改善できること。【解決手段】指導内容設定部は、指導者からの入力に基づいて、対象ユーザに対する歯磨きの指導内容を示す歯磨指導情報を設定する。取得部は、電動歯ブラシが検出した情報であって、対象ユーザの歯磨き行動を示す歯磨動作情報を取得する。出力部は、歯磨指導情報と歯磨動作情報に基づいて、対象ユーザについて、指導内容に対する歯磨き行動を評価する歯磨評価情報を出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、歯磨き支援システム、歯磨き支援方法、歯磨き支援装置、及び、歯磨き支援プログラムに関する。
近年の歯科業界等において、コンピュータソフトウェアを用いて、ユーザの歯磨きを支援する技術が発達してきている。
例えば、特許文献1には、歯ブラシとスマートフォンとを用いて、ユーザの歯磨行動を測定する技術が記載されている。
特開2017−60661号公報
ところで、口腔状態は、ユーザ各々で異なる。そのため、歯磨きでは、個々のユーザの口腔状態に応じて、個別の指導が求められることがある。
また、歯磨きでは、歯科医や歯科衛生士等の専門家による指導や、診察等の検査結果に応じた指導等が求められることがある。
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、ユーザ自身が、汎用的・標準的な磨き方をしているかを測定するに留まり、ユーザの口腔状態を改善できない場合がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ユーザ各々が、指導者の指導に基づいて口腔状態を改善できる歯磨き支援システム、歯磨き支援方法、歯磨き支援装置、及び、歯磨き支援プログラムを提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一実施形態に係る歯磨き支援システムは、指導者からの入力に基づいて、対象ユーザに対する歯磨きの指導内容を示す歯磨指導情報を設定する指導内容設定部と、電動歯ブラシが検出した情報であって、前記対象ユーザの歯磨き行動を示す歯磨動作情報を取得する取得部と、前記歯磨指導情報と前記歯磨動作情報に基づいて、前記対象ユーザについて、前記指導内容に対する前記歯磨き行動を評価する歯磨評価情報を出力する出力部と、を備えることを特徴とする歯磨き支援システムである。
本発明によれば、ユーザ各々が、指導者の指導に基づいて口腔状態を改善できる。
本発明の実施形態に係る運営システムの構成を示す概略図である。 本実施形態に係る歯磨き支援システムの装置構成を示す概略図である。 本実施形態に係る専門家端末の機能の一例を示す機能構成図である。 本実施形態に係る指導内容の設定に関する説明図である。 本実施形態に係る指導内容設定画面の一例である。 本実施形態に係る指導内容設定画面の別の一例である。 本実施形態に係る指導情報等の一例である。 本実施形態に係る歯磨き支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る電動歯ブラシの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係るユーザ端末における表示例である。 本実施形態に係る歯磨き支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る評価情報等の一例である。 本実施形態に係る評価画面の一例である。 本実施形態に係る替えブラシ画面、来院予約登録画面の一例である。 本実施形態に係る歯磨き支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る歯磨き支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る歯磨き支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る歯磨き支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る歯磨き支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る運営システムSの構成を示す概略図である。
図1の例では、運営システムSは、支援システム会社C1、歯ブラシ製造業者C2、販売業者C3、医院C4、コンシューマC5(ユーザ)で構成される。
支援システム会社C1は、歯ブラシ製造業者C2から電動歯ブラシ(替えブラシを含む)を購入し、販売業者C3を介して医院C4へ販売する。
医院C4では、歯科医や歯科衛生士等の歯科関係者は、各ユーザに対して、そのユーザに適した電動歯ブラシを提供できるとともに、歯磨きの指導情報を電動歯ブラシやサーバ(クラウド上)に設定できる。
一方、各ユーザが歯磨きをしたとき、電動歯ブラシは、センサ等によって歯磨動作情報を検出し、その情報をサーバや医院の端末に送信する。ユーザや歯科関係者は、指導情報と歯磨動作情報に基づいて、指導に沿った歯磨きの実行状態を確認することができる。
これにより、歯科関係者は、ユーザに応じた指導、かつ、その実行状態に合せた指導をすることができる。ユーザは、自身に適した指導によって口腔環境を改善できる。
このように、支援システム会社C1は、歯科関係者が、各ユーザの口腔状態に合せて指導を行い、指導の実行状態を確認できるシステムを提供する。また、このシステムでは、電動歯ブラシは、歯科関係者が推奨できるとともに、ユーザの口腔状態を改善できる仕組みを内包している。
(システム運用について)
図1の運営システムSでは、電動歯ブラシは、歯科関係者がユーザに応じた指導内容の設定(「指導設定」とも称する)を行うことから、その使用が始まる。歯科関係者は、指導設定を行うには、ユーザの口腔状態を検査等し、確認しておく必要がある。また、歯科医院の端末(専門家端末10)には、専用のアプリケーションがインストールされ、歯科関係者から指導情報が入力される。ここで、歯科関係者は、本人や医院等の情報が識別情報(「専門家識別情報」とも称する)に対応付けて、事前に登録されている。
各歯科医院の歯科関係者は、指導設定を行った電動歯ブラシを、各ユーザに提供する。各ユーザは、指導設定に基づき歯磨きを行い、口腔状態の検査や確認の為、歯科医院C4に来院する。
歯科関係者は、口腔状態が改善されていると判断した場合、指導設定した指導内容を継続させる。この場合、ユーザは、替えブラシの購入や、数ヶ月後の予約を行う。
一方、歯科関係者は、口腔状態が改善されていない、又は改善が少ないと判断した場合、指導内容を変更し、変更後の指導内容で指導設定を行う。この場合、ユーザは、再来院の予約(例えば、数週間)を行う。
このような継続的な指導によって、ユーザは、口腔状態を改善できると共に、日々の歯磨動作までも把握し、自身に適した指導を行う歯科関係者を見つけることができる。
なお、電動歯ブラシ又はユーザの端末(ユーザ端末30)には、複数の指導内容を設定できてもよい。これにより、例えば、歯科関係者は、ユーザの家族に対しても、指導設定できる。また、電動歯ブラシは、指導設定が行われていない場合には、動作が制限してもよい(例えば、動作しない、一部の機能が利用できない等)。これにより、電動歯ブラシは、指導のない状態で、ユーザに適さない利用がなされ、ユーザの口腔状態を悪化させてしまうことを防止できる。
(歯磨き支援システム(装置)について)
図2は、本実施形態に係る歯磨き支援システム1の装置構成を示す概略図である。
歯磨き支援システム1は、図2に示すように、専門家端末10、サーバ20、ユーザ端末30及び電動歯ブラシ40を含む。専門家端末10、サーバ20、及びユーザ端末30は、ネットワーク9(例えば、インターネット)を介して、種々の情報を送受信する。
また、ユーザ端末30と電動歯ブラシ40とは、有線(例えば、USB等)又は無線(例えば、Bluetooth(登録商標)等)の通信により、相互に種々の情報を送受信する。
なお、電動歯ブラシ40を充電するための充電装置(非図示)を介して(つまり、充電装置の通信機能を利用して)、ユーザ端末30と電動歯ブラシ40とが相互に情報を送受信してもよい。
また、電動歯ブラシ40は、ユーザ端末30に代えて又は加えて、専門家端末10と有線又は無線の通信により、相互に種々の情報を送受信してもよい。
専門家端末10は、歯科関係者(指導者、専門家)によって使用される端末である。専門家端末10は、例えば、歯科医院(例えば診察室内)に設置されるパーソナルコンピュータであってもよい。
サーバ20は、例えばデータセンタ等に設置される。ユーザ端末30は、歯科医院に通院するユーザ(電動歯ブラシ40を使用するユーザ)によって使用される端末である。
ユーザ端末30は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などであってもよい。
電動歯ブラシ40は、切り替え可能な多段階の強度(例えば、強度1〜強度7の7段階)により歯ブラシを振動させる振動機能(歯磨機能)を有する。なお、強度は、振動の周波数又は振幅に応じて設定されるものであってもよい。
また、電動歯ブラシ40は、筐体の動きを検出する検出機能を有する。具体的には、電動歯ブラシ40は、例えば、筐体内部に6軸センサ(加速度センサ、ジャイロセンサ等)を備える。電動歯ブラシ40は、ユーザに使用されている時(歯磨き時)に、筐体の移動や回転を歯磨動作情報(以下、単に「動作情報」とも称する)として検出する。
なお、動作情報は、少なくとも外部に送信される迄の期間は、電動歯ブラシ40が備える記憶部内に記憶される。
電動歯ブラシ40は、種々の情報を入出力する入出力機能を有する。例えば、電動歯ブラシ40は、無線通信機能を有し、ユーザ端末30から指導情報(後述)を受信し、ユーザ端末30に動作情報を送信する。
また、電動歯ブラシ40は、動作制御情報(例えば、外部から取得する指導情報)に基づいて動作可能である。具体的には、電動歯ブラシ40は、使用時(歯磨き時)に指導情報に基づいて、ユーザに対して磨き位置を変えるタイミングを報知する。また、電動歯ブラシ40は、磨き位置(部位)毎に振動の強度を変化させること、又は、磨き角度(ブラッシング角度)が正しくない場合に警告を発することが可能である。
なお、図2において破線にて示すように、歯磨き支援システム1のうち、専門家端末10とサーバ20とユーザ端末30とからなる構成を歯磨き支援システム2と称し、専門家端末10とサーバ20とからなる構成を歯磨き支援システム3と称することもある。また、専門家端末10とユーザ端末30とからなる構成を歯磨き支援システム4と称し、ユーザ端末30と電動歯ブラシ40とからなる構成を歯磨き支援システム5と称することもある。また、専門家端末10と電動歯ブラシ40とからなる構成を歯磨き支援システム6と称することもある。例えば、歯磨き支援システム1〜6のうち、歯磨き支援システム1、2、4は、専門家端末10とユーザ端末30とを含む。また例えば、歯磨き支援システム1、5、6は、電動歯ブラシ40を含む。
(専門家端末について)
図3は、専門家端末10の機能の一例を示す機能構成図である。
専門家端末10は、図3に示すように、操作部100、表示部110、通信部120、処理部130及び記憶部190を備える。処理部130は、指導内容設定部131、評価部132、来院予約登録部133、表示制御部138及び通信制御部139を備える。記憶部190は、指導情報記憶部191、動作情報記憶部192、評価情報記憶部193、歯ブラシ情報記憶部194、来院予約情報記憶部195、検査結果情報記憶部196及び画面情報記憶部199を備える。
操作部100は、専門家の操作を受け付ける。なお、操作部100は、例えば、キーボードやマウスである。表示部110がタッチディスプレイである場合には、操作部100はタッチパネルであってもよい。
通信部120は、通信制御部139の制御に従って種々の情報を送受信する。例えば、通信部120は、ネットワーク9を介して(電動歯ブラシ40と通信する場合にはUSBやBluetooth(登録商標)等により)、外部に指導情報を送信し、外部から動作情報を受信する。
指導内容設定部131は、各々のユーザに対する専門家による歯磨きに関する指導内容を設定する処理を実行する。評価部132は、専門家の指導内容に対するユーザの歯磨動作を評価する処理を実行する。具体的には、評価部132は、指導内容設定部131によって設定された指導内容を示した指導情報と、通信部120によって受信された動作情報とに基づいて、ユーザ毎の歯磨動作を評価し、ユーザ毎の歯磨評価情報(以下、単に「評価情報」とも称する)を生成する。来院予約登録部133は、次回の来院の予約日時を登録する処理を実行する。
表示部110は、表示制御部138の制御に従って種々の情報を表示する。例えば、表示部110は、評価部132によって生成された評価情報を表示する。また、表示部110は、指導情報や動作情報、ユーザ情報、指導者の情報(専門家識別情報や氏名等)を表示する。なお、表示部110は、例えば、ディスプレイである。
指導情報記憶部191は、指導内容設定部131によって設定された指導内容を示した指導情報を記憶する。動作情報記憶部192は、通信部120によって受信された動作情報を記憶する。評価情報記憶部193は、評価部132によって生成された評価情報を記憶する。なお、評価情報記憶部193は、評価情報に加えて、評価情報を生成する際に参照する評価基準情報を記憶してもよい。
歯ブラシ情報記憶部194は、各ユーザの使用中の歯ブラシに関する情報を記憶する。来院予約情報記憶部195は、来院予約登録部133によって予約登録された来院日時に関する来院予約情報を記憶する。検査結果情報記憶部196は、人工プラークの検査結果に関するプラーク検査結果情報を記憶する。画面情報記憶部199は、表示部110に表示する画面(例えば、指導内容設定画面、評価画面、替えブラシ画面、来院予約登録画面等)の画面情報を記憶する。
なお、サーバ20は、通信部、通信制御部及び記憶部等を備える(図示せず)。サーバ20の通信部は、通信制御部の制御に従って種々の情報を送受信する。例えば、サーバ20の通信部は、ネットワーク9を介して指導情報や動作情報を送受信する。サーバ20の記憶部は、種々の情報を記憶する。例えば、サーバ20の記憶部は、通信部によって受信された情報等を記憶する。なお、サーバ20は、各種の処理を実行する処理部(例えば、専門家端末10の評価部132と同様の処理等)を備えるようにしてもよい。また、サーバ20は、操作部や表示部等を備えるようにしてもよい。なお、操作部や表示部等を備えないサーバ20の保守、管理は、例えば、サーバ20にノートパソコンを接続したり、サーバ20に外部からログインしたりすることにより行われる。
ユーザ端末30は、操作部、表示部、表示制御部、通信部、通信制御部、処理部及び記憶部を備える(図示せず)。ユーザ端末30の操作部及び表示部は、例えば、ユーザからタッチ等の操作を受付可能なタッチディスプレイである。なお、ユーザ端末30の表示部は、表示制御部の制御に従って、例えば歯磨きナビ画面(図10参照)を表示する。ユーザ端末30の通信部は、通信制御部の制御に従って種々の情報を送受信する。例えば、ユーザ端末30の通信部は、指導情報や動作情報を送受信する。ユーザ端末30の処理部は、種々の処理を実行する。ユーザ端末30の記憶部は、種々の情報を記憶する。例えば、ユーザ端末30の記憶部は、通信部によって受信された情報等を記憶する。
(指導設定について)
次に、専門家による指導内容の設定について説明する。
図4は、指導内容の設定に関する説明図である。
図4(A)に示すように、歯磨き支援システム1では、成人の32本の歯をブロックA〜ブロックFの6つのグループに分類している。上顎左奥歯(犬歯も含む。以下同様)5本をブロックA、上顎前歯6本をブロックB、上顎右奥歯5本をブロックC、下顎左奥歯5本をブロックD、下顎前歯6本をブロックE、下顎右奥歯5本をブロックFとしている。
更に、歯磨き支援システム1では、各々のブロックについて磨き位置として2又は3のセクション(節とも言う)を規定(定義)している。具体的には、奥歯の4つのブロック(ブロックA、C、D、F)の各々には、外側(上顎奥歯及び下顎奥歯における頬側)部分、咬合部分、及び、内側(上顎奥歯における口蓋側、下顎奥歯における舌側)部分の3つのセクションを規定している。前歯の2つのブロック(ブロックB、E)の各々には、外側(上顎奥歯及び下顎奥歯における頬側)部分、及び、内側(上顎前歯における口蓋側、下顎奥歯における舌側)部分の2つのセクションを規定している。
つまり、磨き位置として、図4(A)に示すように、§1(上顎左奥歯頬側)、§2(上顎左奥歯咬合)、§3(上顎左奥歯口蓋側)、§4(上顎前歯頬側)、§5(上顎前歯口蓋側)、§6(上顎右奥歯頬側)、§7(上顎右奥歯咬合)、§8(上顎右奥歯口蓋側)、§9(下顎左奥歯頬側)、§10(下顎左奥歯咬合)、§11(下顎左奥歯舌側)、§12(下顎前歯口頬側)、§13(下顎前歯舌側)、§14(下顎右奥歯頬側)、§15(下顎右奥歯咬合)、§16(下顎右奥歯舌側)の合計16のセクション(§1〜§16)を規定している。なお、§1、§2、§3はブロックAに属し、§4、§5はブロックBに属し、§6、§7、§8はブロックCに属し、§9、§10、§11はブロックDに属し、§12、§13はブロックEに属し、§14、§15、§16はブロックFに属する。
また、歯磨き支援システム1では、図4(B)に示すように、歯の噛合面と歯ブラシのブラッシング面とが平行になる角度を0°とし、3つの磨き角度(0°、45°、90°)を規定している。なお、電動歯ブラシ40の角度を検出する精度は、±20°程度としている。図4(C)については後述する。
専門家は、歯磨き支援システム1を利用するユーザ毎に、歯磨きに関する指導内容を設定する。具体的には、専門家は、最初の診断時に(つまり歯磨き支援システム1の新規ユーザの各々に対し)、歯磨きに関する指導内容を設定し、必要に応じて2回目以降の診断時に(つまり、歯磨き支援システム1の既存ユーザに対し)、歯磨きに関する指導内容を再設定(設定内容を変更)する。
図5及び図6は、専門家端末10の表示部110に表示される指導内容設定画面の一例である。図5に示した指導内容設定画面は、個人情報に関する領域(符号Aにて示した領域。以下、領域A)や、指導内容(磨き時間、磨き強さ、磨き角度)に関する領域(図5において符号Bにて示した領域。以下、領域B)等が設けられている。領域Aには、診察券番号、氏名、生年月日等の表示欄が設けられている。
領域Bには、全16のセクション(§1〜§16)の各々について、指導内容(磨き時間、磨き強さ、磨き角度)を設定するためのボタン等が設けられている。あるセクションに指導内容が設定された場合、該当するボタンには設定値が表示される。つまり、各ボタンは、各々のセクションについて指導内容を設定する際に押下するボタンであるとともに、各々のセクションに対する現在の設定値を示している。例えば、ボタンB1は、§1(上顎左奥歯頬側)について指導内容(磨き時間、磨き強さ、磨き角度)を設定する際に押下するボタンであるとともに、現在の§1に対する指導内容の設定値を示している。具体的には、ボタンB1の「§1 20sec 1 45°」は、§1に対し、磨き時間の設定値として20秒が設定されている旨、磨き強さの設定値として全7段階(強度1〜強度7)のうちの1が設定されている旨、磨き角度の設定値として45°が設定されている旨を示している。
なお、図5に示した例では、奥歯のセクション(§1〜§3、§6〜§8、§9〜§11、§14〜§16)に対し、指導内容として、磨き時間20秒、磨き強さ1、磨き角度45°が設定され、前歯のセクション(§4、§5、§12、§13)に対し、指導内容として、磨き時間10秒、磨き強さ1、磨き角度45°の設定されている旨を示している。なお、図5に示した例は、全16のセクションに設定値が設定されている例であるが、指導内容が設定されていないセクションがある場合には、当該セクションに対応するボタンには設定値は表示されない。具体的には、例えば空欄にしてもよいし、未設定である旨を表示してもよい。
図6に示した指導内容設定画面は、図5の指導内容設定画面と共通の領域A、指導内容(磨く順番等)に関する領域(図6において符号Cにて示した領域。以下、領域C)等が設けられている。なお、図5に示した指導内容設定画面(つまり領域B)と図6の指導内容設定画面(つまり領域C)とは、タブにより切り替え可能である。
領域Cには、全16のセクション(§1〜§16)に対し、指導内容(磨く順番)を設定するためのボタンとして、押下順に磨く順番が設定される12種類のボタン(「頬側」ボタンC1、「咬合」ボタンC2、「口蓋」ボタンC3、「舌側」ボタンC4、「咬合」ボタンC5、「頬側」ボタンC6、「頬側」ボタンC7、「咬合」ボタンC8、「口蓋」ボタンC9、「舌側」ボタンC10、「咬合」ボタンC11、「頬側」ボタンC12)が設けられている。また、8本の矢印の始点に位置する数字(丸1〜丸9)は、各々のボタンが押下された順番、つまり、指導内容(磨く順番)を示している。なお、図5及び図6によれば、磨く順番として、§14→§12→§9→§11→§13→§16→§15→§10→§2→§7→§8→§5→§3→§1→§4→§6が設定されている。
以下、指導内容の設定の流れについて説明する。例えば、専門家端末10は、図5に示した指導内容設定画面を表示する。具体的には、操作部100が、メニュー画面(非図示)において指導内容を設定する旨の操作(ボタン押下等)を受け付けることにより、表示制御部138が、画面情報記憶部199に記憶されている指導内容設定画面の画面情報を読み出し、図5に示した指導内容設定画面を表示部110に表示するように制御する。なお、図5には、各ボタンに、既に設定値(例えば、ボタンB1の「10sec 1 45°」)が示されているが、新規ユーザの場合には、当該ユーザの指導情報が指導情報記憶部191に記憶されていないため、上記操作の直後には、各ボタンには設定値は表示されない。但し、テンプレートとして所定値を初期表示するようにしてもよい。図6に示した磨く順番についても同様である。
続いて、専門家端末10(操作部100)は、図5に示した指導内容設定画面において、全16のセクション(§1〜§16)の各々に対する指導内容(磨き時間、磨き強さ、磨き角度)の設定を受け付ける。例えば、§1のボタンB1が押下された後に、磨き時間の選択ボタン(具体的には、符号B2に示した時間に関する「2」ボタン、「4」ボタン、…、「18」ボタン、「20」ボタン、「磨かない」ボタンの11種類のボタン)のうち「20」ボタンが押下され、磨き強さの選択ボタン(具体的には、符号B3に示した強さに関する「1」ボタン、「2」ボタン、…、「6」ボタン、「7」ボタンの7種類のボタン)のうち「1」ボタンが押下され、磨き角度の選択ボタン(具体的には、符号B4に示した角度に関する「歯周ポケット(45°)」ボタン、「歯面に対して垂直(90°)」ボタンの2種類のボタン)のうち「歯周ポケット(45°)」ボタンが押下されることにより、§1(上顎左奥歯頬側)に対する指導内容として、磨き時間を20秒、磨き強さを1、磨き角度を45°とする旨の設定を受け付ける。以下同様に、専門家端末10は、§2〜§16の各々について指導内容(磨き時間、磨き強さ、磨き角度)の設定を受け付ける。
なお、磨き角度に関し、「歯周ポケット(45°)」ボタンも「歯面に対して垂直(90°)」ボタンも押下されなかった場合には、磨き角度を0°とする旨の設定を受け付けたものとしている。換言すれば、磨き角度の初期値を0°とし、「歯周ポケット(45°)」ボタンが押下された場合には磨き角度を45°とする旨の設定を受け付けたと判断し、「歯面に対して垂直(90°)」ボタンが押下された場合には磨き角度を90°とする旨の設定を受け付けたと判断し、どちらも押下されなかった場合には磨き角度を0°とする旨の設定を受けたと判断している。なお、上記の0°の設定方法に代えて、「歯周ポケット(45°)」ボタン及び「歯面に対して垂直(90°)」に加えて「歯面に対して平行(0°)」ボタンを設けてもよい。
なお、指導内容(磨き時間、磨き強さ、磨き角度)の設定方法(入力方法)は、上述した方法に限定されない。例えば、プルダウンボタンにより設定値を選択してもよいし、キーボードによって設定値を入力してもよいし、ツマミをスライドさせることにより設定値を選択してもよい。
続いて、専門家端末10は、「磨く順番」タブの選択を受け付けることにより、図6に示した指導内容設定画面を表示する。具体的には、操作部100が、「磨く順番」タブの選択を受け付けることにより、表示制御部138が、図6に示した指導内容設定画面を表示部110に表示するように制御する。
続いて、専門家端末10(操作部100)は、図6に示した指導内容設定画面において、全16のセクション(§1〜§16)に対し、指導内容(磨く順番)の設定を受け付ける。例えば、専門家端末10は、領域Cの12個のボタン(「頬側」ボタンC1、「咬合」ボタンC2、「口蓋」ボタンC3、「舌側」ボタンC4、「咬合」ボタンC5、「頬側」ボタンC6、「頬側」ボタンC7、「咬合」ボタンC8、「口蓋」ボタンC9、「舌側」ボタンC10、「咬合」ボタンC11、「頬側」ボタンC12)のうち、画面左下(歯の位置としては右下)にある「頬側」ボタンC6が押下されることにより、下顎右奥歯頬側から下顎左奥歯頬側に向けて磨き位置を移動させる流れ(§14(下顎右奥歯頬側)→§12(下顎前歯口頬側)→§9(下顎左奥歯頬側))を1番目の磨く流れ(具体的には、1番目〜3番目の磨く順番)とする旨の設定を受け付ける。なお、「頬側」ボタンC6に付した丸1は、当該「頬側」ボタンC6が1番目に押下された旨、すなわち1番目の磨く流れの起点である旨を示している。また、専門家端末10は、「頬側」ボタンC6の次に、画面右下(歯の位置としては左下)にある「舌側」ボタンC10が押下されることにより、下顎左奥歯舌側から下顎右奥歯舌側に向けて磨き位置を移動させる流れ(§11(下顎左奥歯舌側)→§13(下顎前歯舌側)→§16(下顎右奥歯舌側))を2番目の磨く流れ(具体的には、4番目〜6番目の磨く順番)とする旨の設定を受け付ける。なお、「舌側」ボタンC10に付した丸2は、当該「舌側」ボタンC2が2番目に押下された旨、すなわち2番目の磨く流れの起点である旨を示している。また、専門家端末10は、「舌側」ボタンC10の次に、画面左下にある「咬合」ボタンC5が押下されることにより、§15(下顎右奥歯咬合)を7番目の磨く順番とする旨の設定を受け付ける。なお、「咬合」ボタンC5に付した丸3は、当該「咬合」ボタンC5が3番目に押下された旨、すなわち3番目の磨く流れの起点である旨を示している。また、専門家端末10は、「咬合」ボタンC5の次に、画面右下にある「咬合」ボタンC11が押下されることにより、§10(下顎左奥歯咬合)を8番目の磨く順番とする旨の設定を受け付ける。なお、「咬合」ボタンC11に付した丸4は、当該「咬合」ボタンC11が4番目に押下された旨、すなわち4番目の磨く流れの起点である旨を示している。以下同様に、専門家端末10は、残り全部について、磨く順番の設定を受け付ける。
専門家端末10は、指導内容設定画面において、指導内容(磨き時間、磨き強さ、磨き角度、磨く順番)の設定を受け付けた場合には、当該指導内容を示した指導情報を記憶する。具体的には、指導内容設定部131は、操作部100が受け付けた指導内容(磨き時間、磨き強さ、磨き角度、磨く順番)を示した指導情報を生成し、指導情報記憶部191に記憶する。
また、専門家端末10は、指導情報を外部に出力する。具体的には、通信制御部139は、通信部120を介して、指導内容設定部131が生成した指導情報(指導情報記憶部191に記憶されている指導情報)をサーバ20に送信するように制御する。
図7は、指導情報等の一例である。専門家端末10(指導内容設定部131)は、図5及び図6に示した指導内容(磨き時間、磨き強さ、磨き角度、磨く順番)の設定を受け付けた場合には、例えば、図7(A)に示すような、磨く順番に、磨き位置、磨き時間、磨き強さ、磨き角度を含む、指導情報を生成する。例えば、図7(A)に示した指導情報の符号aの部分は、1番目の磨き位置として§14、§14の磨き時間が20秒、§14の磨き強さが1、§14の磨き角度が45°である旨を示し、符号bの部分は、2番目の磨き位置として§12、§12の磨き時間が10秒、§12の磨き強さが1、§12の磨き角度が45°である旨を示している。また、図7(A)に示した丸1〜丸8は、図6に示した丸1〜丸8に対応している。
なお、指導情報は、指導対象のユーザを示すユーザ識別情報や、指導者を示す専門家識別情報と対応付けられているが、図7(A)に示した指導情報では、ユーザ識別情報や時刻情報等は省略している。また、指導情報の構成は、図7(A)に示した構成に限定されない。例えば、専門家端末10は、磨き位置順(§1→§2→、…、§16)に、磨き順番、磨き時間、磨き強さ、磨き角度を含む、指導情報を生成してもよい。なお、図7(B)については後述する。
(指導設定に関する動作について)
図8は、歯磨き支援システム6の動作の一例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、専門家端末10にて指導内容が設定され、電動歯ブラシ40に指導情報が設定される迄の流れを示している。なお、図8のフローチャート(他図のフローチャートも同様)の説明において、「ステップSXX(XXは数字)」の「ステップ」を省略し「SXX」と表記する。
専門家端末10は、指導内容設定画面を表示する(S10)。専門家端末10は、専門家の操作に応じて設定された指導内容を示した指導情報を生成し、記憶する(S12)。続いて、専門家端末10は、有線又は無線の通信により、電動歯ブラシ40に指導情報を送信する(S14)。なお、専門家端末10は、専門家の操作に応じて指導情報を電動歯ブラシ40に送信してもよいし、指導情報の生成後に操作に専門家の操作によらずに指導情報を電動歯ブラシ40に送信してもよい。
電動歯ブラシ40は、専門家端末10から指導情報を受信し、記憶する(S24)。なお、S24において、指導情報を受信した電動歯ブラシ40は、当該指導情報を動作制御情報として設定する。そして、図8に示したフローチャートは終了する。
(歯磨き時の動作について)
図9は、電動歯ブラシ40の動作の一例を示すフローチャートである。
図9のフローチャートは、使用(歯磨き)開始から終了迄の流れを示している。なお、図9のフローチャートの開始時において、電動歯ブラシ40は、図7(A)に示した指導情報を動作制御情報として取得(受信)しているものとする。つまり、電動歯ブラシ40は、図7(A)に示した指導情報に従って動作するものとする。
電動歯ブラシ40は、原点を認識する(S400)。例えば、電動歯ブラシ40は、自身が備える原点認識を開始する旨のボタン(例えば、スタートスイッチ等)が押下された後に、所定時間(例えば、2秒)、図4(C)に示した原点識別位置に歯ブラシを停止させることにより、当該原点識別位置を原点として認識する。
原点の認識後に、電動歯ブラシ40は、動作制御情報(指導情報)に従って歯磨き動作を開始する(S402)。図7(A)に示した指導情報によれば、電動歯ブラシ40は、1番目の磨き位置(§14)に応じた強さ(強度「1」)でブラシを振動させる。
続いて、電動歯ブラシ40は、動作中に、動作情報(磨き位置、角度)を記憶する(S406)。続いて、電動歯ブラシ40は、歯磨きを終了するタイミングであるか否かを判断する(S408)。図7(A)に示した指導情報によれば、全セクションの磨き時間の合計は280秒(4分40秒)であるため、電動歯ブラシ40は、全セクションの磨き時間の合計である280秒が経過したか否かを判断する。
歯磨きを終了するタイミングでないと判断した場合(S408;NO)、電動歯ブラシ40は、磨き角度が正しいか否かを判断する(S410)。例えば、電動歯ブラシ40は、検出した角度が、各セクションの磨き角度からプラスマイナス20°の範囲内であれば磨き角度は正しいと判断し、プラスマイナス20°の範囲外であれば磨き角度は正しくないと判断する。例えば、1番目の磨き位置(§14)の場合、磨き角度は45°であるため、検出角度が25°〜65°の範囲内であれば磨き角度は正しいと判断し、検出角度が25°〜65°の範囲外であれば磨き角度は正しくないと判断する。
磨き角度が正しくないと判断した場合(S410;NO)、電動歯ブラシ40は、警告中であるか否かを判断する(S412)。つまり、電動歯ブラシ40は、磨き角度が正しくない旨の警告を発しているか否かを判断する。警告中でないと判断した場合には(S412;NO)、警告を開始し(S414)、S420に進む。警告中であると判断した場合には(S412;YES)、S414の処理を飛ばして(既に開始している警告を維持し)、S420に進む。
一方、磨き時間が正しいと判断した場合(S410;YES)、電動歯ブラシ40は、S412と同様、警告中であるか否かを判断する(S416)。警告中であると判断した場合には(S416;YES)、警告を終了し(S418)、S420に進む。警告中でないと判断した場合には(S412;NO)、S418の処理を飛ばして、S420に進む。
電動歯ブラシ40は、磨き位置を変えるタイミングであるか否かを判断する(S420)。つまり、電動歯ブラシ40は、各々のセクションの磨き時間が経過したか否かを判断する。磨き位置を変えるタイミングであると判断した場合(S420;YES)、磨き位置を変えるタイミングである旨をユーザに報知し(S422)、S404に進む(戻る)。なお、電動歯ブラシ40は、例えば、発光、音声、振動(振動の停止等)のうちの少なくとも1つにより、磨き位置を変えるタイミングである旨をユーザに報知してもよい。磨き位置を変えるタイミングでないと判断した場合(S420;NO)、S422の処理を飛ばして、S404に進む(戻る)。
S420(NO)又はS422の処理に続いて、電動歯ブラシ40は、動作制御情報(指導情報)に従って歯磨き動作を継続する(S404)。S422の処理に続くS404の処理が1回目の場合(1回目の磨き位置を変えるタイミングの後にS404の処理を実行する場合)、図7(A)に示した指導情報によれば、2番目の磨き位置(§12)に応じた強さ(強度「1」)でブラシを振動させる。以下、S406以降を実行する。
一方、歯磨きを終了するタイミングであると判断した場合(S408;YES)、電動歯ブラシ40は、歯磨き動作を終了する(S424)。そして、図9に示したフローチャートは終了する。
図10は、ユーザ端末30における表示例である。なお、ユーザ端末30は、電動歯ブラシ40の使用時迄に、電動歯ブラシ40が専門家端末10から取得した情報(図7(A)に示した指導情報)と同様の情報を記憶(例えば、電動歯ブラシ40やサーバ20や専門家端末10等から受信して記憶)しているものとする。
ユーザ端末30は、電動歯ブラシ40の使用時に、ユーザへの案内として、図10に示すような画面(歯磨きナビ画面)を表示してもよい。例えば、ユーザ端末30は、電動歯ブラシ40が原点を認識するときに、図10(A)に示すような画面を表示してもよい。また、例えば、ユーザ端末30は、電動歯ブラシ40が歯磨き動作をしているときに、図10(B)〜図10(D)に示すような画面を表示してもよい。図10(B)は、電動歯ブラシ40が1番目の磨き位置(§14)に応じて歯磨き動作をしているときに表示する画面である。図10(C)は、電動歯ブラシ40が2番目の磨き位置(§12)に応じて歯磨き動作をしているときに表示する画面である。図10(D)は、電動歯ブラシ40が11番目の磨き位置(§8)に応じて歯磨き動作をしているときに表示する画面である。ユーザ端末30は、電動歯ブラシ40が歯磨き動作をしているときには、ユーザに磨き位置を報知する(図10(B)〜図10(D)に示した画面では、磨き位置を点滅させているが、磨き位置を他と異なる色にしてもよい)。また、指導内容が再設定された旨(例えば、当該磨き位置について前回と磨き時間や磨き角度が変わった旨)を報知(例えば、当該磨き位置の磨き時間内においてメッセージ表示)してもよい。なお、上記報知は、指導内容が再設定された後の所定回数(例えば1回〜数回)の歯磨きに限定して行うようにしてもよい。
なお、図10(A)〜図10(D)に示した画面では、鏡に映った自身の歯の位置が直感的にイメージし易いように、左右方向を、専門家向けの画面(例えば、図5、図6の指導内容設定画面)と逆にしている。
なお、ユーザ端末30及び電動歯ブラシ40は、例えば、歯磨きの開始時等に相互に通信するなどして、種々のタイミング(原点を認識するタイミング、磨き位置を切り替えるタイミング、磨き時間を終了するタイミング等)を同期させるようにしてもよい。
(来院時の動作について)
図11は、歯磨き支援システム6の動作の一例を示すフローチャートである。
図11のフローチャートは、あるユーザの評価情報を生成し、来院の予約登録を完了する迄の流れを示している。
あるユーザ(来院したユーザ。本フローチャートにおいてユーザUと称する)の電動歯ブラシ40は、専門家端末10にユーザUの動作情報を送信する(S56)。電動歯ブラシ40は、動作中に動作情報を記憶部に記憶するが(図9のS406参照)、例えば、電動歯ブラシ40は、自身が備える通信を開始する旨のボタン(例えば、通信ボタン等)が押下された場合に、記憶部に記憶している動作情報を専門家端末10に送信する。専門家端末10は、電動歯ブラシ40からユーザUの動作情報を受信し、記憶する(S58)。
なお、電動歯ブラシ40は、上記ボタンの押下に代えて又は加えて、専門家端末10の要求に応じて、記憶部に記憶している動作情報を専門家端末10に送信してもよい。また、電動歯ブラシ40は、動作情報を送信した後に、送信した動作情報を記憶部から削除(消去)してもよい。また、電動歯ブラシ40は、複数回分の動作情報を記憶している場合には、記憶している全部の動作情報を専門家端末10に送信してもよいし、記憶している一部の動作情報を専門家端末10に送信してもよい。
続いて、専門家端末10は、ユーザUの指導情報と、電動歯ブラシ40から受信したユーザUの動作情報とに基づいて、ユーザUの評価情報を生成し、記憶する(S60)。つまり、専門家端末10は、ユーザUに対する指導内容とユーザUの実際の歯磨動作とに基づいて、ユーザUの歯磨動作を評価し、評価内容(評価結果)を示した評価情報を生成し、記憶する。なお、ユーザUの評価情報は、専門家がユーザUの指導内容を設定したときに、ユーザUのユーザ識別情報を含めて、記憶された情報である。専門家端末10は、S58にてユーザUの動作情報として複数の動作情報を受信した場合には、S60において、例えば、複数の動作情報を平均化し、平均化した動作情報を用いて評価情報を生成してもよい。
続いて、専門家端末10は、評価情報を表示する(S62)。なお、S62において、専門家端末10は、歯磨動作の評価結果に加えて、他の結果(例えば、人工プラークによる検査結果)なども表示してもよい。
続いて、専門家端末10は、専門家による、ユーザUの指導内容を変更する旨の操作があったか否かを判断する(S64)。指導内容を変更する旨の操作がなかったと判断した場合(S64;NO)、専門家端末10は、専門家による、ユーザUの指導内容を維持する旨の操作があったか否かを判断する(S66)。指導内容を維持する旨の操作がなかったと判断した場合(S66;NO)、S64に戻る。
S66において、指導内容を維持する旨の操作があったと判断した場合(S66;YES)、専門家端末10は、替えブラシ画面を表示する(S68)。続いて、専門家端末10は、来院予約登録画面を表示し(S70)、S84に進む。なお、S68にて表示する替えブラシ画面、S70において表示する来院予約登録画面については後述する。
S64において、指導内容を変更する旨の操作があったと判断した場合(S64;YES)、専門家端末10は、指導内容設定画面を表示し(S72)、変更後の指導内容を示した指導情報を記憶(つまり指導情報を変更)し(S74)、変更後の指導情報を電動歯ブラシ40に送信する(S76)。なお、S72、S74、S76の各処理は、図8のS10、S12、S14と同様である。但し、図8のS10の処理では、新規であるため、表示時点の指導内容設定画面には指導内容は表示されないが、図11のS72の処理では、変更であるため、表示時点の指導内容設定画面にはユーザUの現在の指導内容(変更前の指導内容)が表示される点が異なる。
電動歯ブラシ40は、専門家端末10から指導情報を受信し、記憶する(S78)。なお、S78において、指導情報を受信した電動歯ブラシ40は、当該指導情報を動作制御情報として設定(再設定)する。つまり、図11のS78の処理は、図8のS24の処理と同様である。
S76の処理に続いて、専門家端末10は、来院予約登録画面を表示し(S82)、S84に進む。なお、S82において表示する来院予約登録画面については後述する。
S70又はS82に続いて、専門家端末10は、来院予約登録画面においてユーザUの来院を予約登録する(S84)。そして、図11に示したフローチャートは終了する。
図12は、評価情報等の一例である。図13は、評価画面の一例である。図14は、替えブラシ画面、来院予約登録画面の一例である。以下、図12〜図14を用いて、図11のフローチャートのS60〜S70、S82の各処理について詳しく説明する。
(S60:評価情報の生成)
S60において、専門家端末10は、例えば、図7(A)に示したような指導情報と、図7(B)に示したような情報と、図12(A)〜図12(C)に示したような評価基準情報とに基づいて、図12(C)に示したような評価情報を生成してもよい。
図7(A)に示した指導情報は、図8のS12において記憶したものである。図7(B)に示した情報は、図11のS58において電動歯ブラシ40から受信した動作情報、又は、図11のS58において電動歯ブラシ40から受信した動作情報に基づく情報(電動歯ブラシ40から受信した動作情報に基づいて生成された情報)である。換言すれば、図11のS56において電動歯ブラシ40が専門家端末10に送信する動作情報は、図7(B)に示すような形式の情報であってもよいし、図7(B)に示すような形式の情報を生成可能な情報であってもよい。つまり、評価情報を生成する専門家端末10において、最終的に図7(B)に示すような形式の情報を得られるのであれば、電動歯ブラシ40から送信される動作情報はどのような形式のものであってもよい。
なお、動作情報の形式に関しては、図16(詳細は後述)、図17(詳細は後述)、図18(詳細は後述)、図19(詳細は後述)においても同様である。例えば、図16のS130において電動歯ブラシ40がユーザ端末30に送信する動作情報は、図7(B)に示すような形式の情報であってもよいし、図7(B)に示すような形式の情報を生成可能な情報であってもよい。また、図16のS134においてユーザ端末30がサーバ20に送信する動作情報は、図7(B)に示すような形式の情報であってもよいし、図7(B)に示すような形式の情報を生成可能な情報であってもよい。つまり、評価情報を生成する装置(専門家端末10、サーバ20等)において、最終的に図7(B)に示すような形式の情報を得られるのであれば、電動歯ブラシ40、ユーザ端末30、サーバ20及び専門家端末10の間において送受信される動作情報はどのような形式のものであってもよく、また、受信した動作情報の形式と送信する動作情報の形式とが異なる形式であってもよい(受信した動作情報の形式を他の形式に変換して送信してもよい)。
また、図7(B)に示した情報は、磨いた順番に、磨いた位置、磨いた時間、正しくない角度(誤角度)で磨いた時間を含む。例えば、図7(B)に示した情報の符号cの部分は、6番目の磨き位置(§16)において磨いた時間が22秒である旨を示している。また例えば、図7(B)に示した情報の符号dの部分は、11番目の磨き位置(§8)において正しくない角度で磨いた時間(誤角度時間という)が6秒である旨を示している。
図12(A)に示した評価基準情報は、磨き不足時間と評価(磨き不足時間による評価)との関係を示している。磨き不足時間とは、指導情報(指導内容)による磨き時間に対して実際に磨いた時間が不足した場合における不足時間である。例えば、図7(A)に示した指導情報によれば§15における磨き時間は20秒、図7(B)に示した情報によれば§15において実際に磨いた時間は18秒であるため、§15における磨き不足時間は2秒である。
図12(B)に示した評価基準情報は、誤角度時間と評価(誤角度時間による評価)との関係を示している。図12(C)に示した評価基準情報は、磨き不足時間による評価と誤角度時間による評価とに基づく総合評価(総評)を示している。例えば、図12(C)の符号aの欄のBは、磨き不足時間による評価がBであって誤角度時間による評価がAであるときには総評がBである旨を示している。また、符号bの欄のCは、磨き不足時間による評価がBであって誤角度時間による評価がBであるときには総評がCである旨を示している。
図12(D)に示した評価情報は、各々の磨き位置における、総評、磨き不足時間(図12では単に「時間」と表記)による評価、誤角度時間(図12では単に「角度」と表記)による評価を示している。一例として、§8の各評価(総評、時間、角度)について説明する。図7(A)に示した指導情報によれば§8における磨き時間は20秒、図7(B)に示した情報によれば§8において実際に磨いた時間は20秒であるため、§8における磨き不足時間は0秒である。また、図12(A)に示した評価基準情報によれば、磨き不足時間が0秒の場合の評価(磨き不足時間による評価)はAである。また、図7(B)に示した情報によれば§8における誤角度時間は6秒である。また、図12(B)に示した評価基準情報によれば、誤角度時間が6秒の場合の評価(誤角度時間による評価)はDである。また、図12(C)に示した評価基準情報によれば、磨き不足時間による評価がAであって誤角度時間による評価がDであるときには総評はDである。従って、図12(D)に示すように、§8の各評価は、総評がD、時間がA、角度がDとなる。
(S62:評価情報の表示)
S62において、専門家端末10は、例えば、図12(D)に示したような評価情報と、図12(E)に示したような検査結果情報とに基づいて、図13に示したような評価画面を表示してもよい。
図12(D)に示した指導情報は、図11のS60において記憶したものである。図12(E)に示した検査結果情報は、人工プラークの除去率に基づいた歯磨きの評価を示している。例えば、§6の「優」は評価が高い旨(除去率が高い旨)を示している。§5の「普通」は評価が並(除去率が並である旨)を示している。§8の「不可」は評価が低い旨(除去率が低い旨)を示している。なお、検査結果情報は、遅くともS62の処理が実行されるよりも前に、検査結果情報記憶部196に記憶されていればよい。検査結果情報記憶部196に検査結果情報を記憶させる方法は特に限定しないが、例えば、専門家が、来院したユーザに人工プラークの検査を実施し、検査結果を検査結果入力画面(非図示)に入力することにより、検査結果情報記憶部196に記憶されるようにしてもよい。なお、専門家による入力ではなく、画像処理等によって、検査結果情報が検査結果情報記憶部196に記憶されるようにしてもよい。
図13に示した評価画面の左側は、セクション毎に、図12(D)に示した評価情報における評価(総評、時間、角度)と、図12(E)に示した検査結果情報における評価とを示している。図13に示した評価画面の右側は、評価が好ましくない部分を報知している。一例として、評価情報における評価が好ましくない部分を点滅させるとともに、検査結果情報における評価が好ましくない部分を太線にて表示している。なお、当該右側の表示は、ユーザに見せることを考慮し、左右方向を、指導内容設定画面と逆にしている。
(S64、S66:指導内容の変更/維持)
図13に示した評価画面の右下には「維持(継続)」ボタンと「変更(再設定)」ボタンとが配置されている。「維持(継続)」ボタンは、指導内容を維持(継続)する場合に押下するボタンである。「変更(再設定)」ボタンは、指導内容を変更(再設定)する場合に押下するボタンである。つまり、S64において、専門家端末10は「変更(再設定)」ボタンが押下されたか否かを判断してもよい。また、S66において、専門家端末10は「変更(維持)」ボタンが押下されたか否かを判断してもよい。なお、評価情報における評価(総評、時間、角度)や、人工プラークによる検査結果における評価は、専門家が、指導内容を変更するか維持するかを判断する際に参照される。
(S68:替えブラシ画面)
S68において、専門家端末10は、例えば、図14(A)に示すような替えブラシ画面を表示してもよい。なお、図14(A)に示した替えブラシ画面には、現在使用中の歯ブラシに関する情報(使用開始日、機種、ブラシタイプ、色)に加え、歯ブラシ交換に関する情報(交換推賞日)などが表示されている。つまり、専門家端末10は、替えブラシ画面において、替えブラシの交換時期を報知する。なお、専門家端末10は、使用開始日や使用状況(指導情報から得られる1回の歯磨きの合計時間)に基づいて、交換推賞日を表示してもよい。なお、使用開始日とは、例えば、電動歯ブラシ40或いはその替えブラシを、ユーザが購入した日、又は、ユーザが使用を開始した日である。使用開始日は、ユーザ、歯科医や歯科衛生士を含む歯科医院の従業員、代理店等の販売者によって入力されてもよい。なお、「閉じる」ボタンは、当該替えブラシ画面を閉じる場合に押下するボタンである。
(S70、S82:来院予約登録画面)
S70及びS82において、専門家端末10は、例えば、図14(B)に示すような来院予約登録画面を表示してもよい。来院予約登録画面には、来院の候補日(来院候補日)を初期表示する表示欄が設けられているが、専門家端末10は、S82において初期表示する来院候補日を、S70において初期表示する来院候補日よりも早く到来する日としてもよい。つまり、専門家端末10は、指導内容を変更する場合(S64;YES)には指導内容を維持する場合(S66;YES)に比べ、現在から近い日にちを来院候補日として提示してもよい。
なお、図14(B)に示した来院予約登録画面において、各入力項目に情報を入力した後に「決定(登録)」ボタンが押下された場合には、専門家端末10は、来院予約情報(入力項目に入力された入力情報)を記憶部(来院予約情報記憶部195)に記憶する。また、専門家端末10は、当該ユーザのユーザ端末30に来院予約情報を送信(例えば、電子メールによる送信)してもよい。なお、「キャンセル」ボタンは、来院予約登録を行わない場合に押下するボタンである。
(指導設定に関する動作の別例)
図15は、本実施形態に係る歯磨き支援システムの動作1の一例を示すフローチャートである。図15のフローチャートは、専門家端末10にて指導内容が設定され、電動歯ブラシ40に指導情報が設定される迄の、図8のフローチャートとは異なる流れを示している。図15に示すフローチャートのS10、S12の各処理は、図8に示したフローチャートのS10、S12の各処理と同様であるため、説明を省略する。
専門家端末10は、サーバ20に指導情報を送信する(S114)。なお、専門家端末10は、専門家の操作に応じて指導情報をサーバ20に送信してもよいし、指導情報の生成後に操作に専門家の操作によらずに指導情報をサーバ20に送信してもよい。
サーバ20は、専門家端末10から指導情報を受信し、記憶する(S116)。続いて、サーバ20は、ユーザ端末30に指導情報を送信する(S118)。例えば、サーバ20は、ユーザ端末30の要求に応じて指導情報をユーザ端末30に送信する。
ユーザ端末30は、サーバ20から指導情報を受信し、記憶する(S120)。続いて、ユーザ端末30は、電動歯ブラシ40に指導情報を送信する(S122)。例えば、ユーザ端末30は、ユーザの操作に応じて指導情報を電動歯ブラシ40に送信してもよい。電動歯ブラシ40は、ユーザ端末30から指導情報を受信し、記憶する(S124)。なお、S124において、指導情報を受信した電動歯ブラシ40は、当該指導情報を動作制御情報として設定する。そして、図15に示したフローチャートは終了する。
(来院時の動作の別例/サーバに動作情報を蓄積する態様)
図16及び図17は、歯磨き支援システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートでは、専門家端末10が電動歯ブラシ40から動作情報を取得して評価情報を生成等する流れを示したが、図16及び図17では、専門家端末10がサーバ20から動作情報を取得して評価情報を生成等する流れを示している。
図16のフローチャートは、電動歯ブラシ40にて収集(記憶)された動作情報が、サーバ20に送信される迄の流れを示している。
電動歯ブラシ40は、ユーザ端末30に動作情報を送信する(S130)。例えば、電動歯ブラシ40は、自身が備える通信を開始する旨のボタン(例えば、通信ボタン等)が押下された場合に、記憶部に記憶している動作情報をユーザ端末30に送信する。
なお、電動歯ブラシ40は、上記ボタンの押下に代えて又は加えて、ユーザ端末30の要求に応じて、又は、定期的に(例えば、毎日、毎週等)に、記憶部に記憶している動作情報をユーザ端末30に送信してもよい。また、電動歯ブラシ40は、動作情報を送信した後に、送信した動作情報を記憶部から削除(消去)してもよい。また、電動歯ブラシ40は、複数回分の動作情報を記憶している場合には、記憶している全部の動作情報をユーザ端末30に送信してもよいし、記憶している一部の動作情報をユーザ端末30に送信してもよい。
ユーザ端末30は、電動歯ブラシ40から動作情報を受信し、記憶する(S132)。続いて、ユーザ端末30は、サーバ20に動作情報を送信する(S134)。例えば、ユーザ端末30は、サーバ20の要求に応じて動作情報をサーバ20に送信する。なお、ユーザ端末30は、複数回分の動作情報を電動歯ブラシ40から受信した場合には、受信した全部の動作情報をサーバ20に送信してもよいし、受信した一部の動作情報をサーバ20に送信してもよい。サーバ20は、ユーザ端末30から動作情報を受信し、記憶する(S136)。そして、図16に示したフローチャートは終了する。
図17のフローチャートは、サーバ20に蓄積された動作情報を使用して、評価情報を生成し、来院の予約登録を完了する迄の流れを示している。図17に示すフローチャートのS60〜S74の処理、及び、S82、S84の各処理は、図11に示したフローチャートのS60〜S74の処理、及び、S82、S84の各処理と同様であるため、説明を省略する。
専門家端末10は、あるユーザ(ユーザU)のユーザ識別情報(例えば、診察券番号)の入力を受け付け(S150)、サーバ20に送信する(S152)。サーバ20は、専門家端末10からユーザUのユーザ識別情報を受信し(S154)、専門家端末10にユーザUの動作情報(専門家端末10から受信したユーザ識別情報に対応する動作情報)を送信する(S156)。専門家端末10は、サーバ20からユーザUの動作情報を受信し、記憶する(S158)。
S74に続いて、専門家端末10は、変更後の指導情報をサーバ20に送信する(S176)。サーバ20は、専門家端末10から指導情報を受信し、記憶する(S178)。続いて、サーバ20は、ユーザ端末30に指導情報を送信する(S180)。なお、S178、S180の各処理は、図15のS116、S118の処理と同様である。また、S180の処理後には、図15のS120〜S124と同様の処理が実行されるが、図示するスペースがないため、図17においては省略している。以下、図12に示したフローチャートのS82、84と同様の処理を実行し、図17に示したフローチャートは終了する。
以上のように、歯磨き支援システム1では、指導内容設定部(131)は、指導者からの入力に基づいて、対象ユーザに対する歯磨きの指導内容を示す歯磨指導情報(指導情報)を設定する。なお、対象ユーザとは、指導の対象となるユーザをいう。
取得部(通信部120、又は、サーバ20の通信部、ユーザ端末30の通信部、電動歯ブラシ40)は、電動歯ブラシ(40)が検出した情報であって、対象ユーザの歯磨き行動を示す歯磨動作情報を取得する。出力部(表示部110、又は、ユーザ端末30の表示部、電動歯ブラシ40)は、歯磨指導情報と歯磨動作情報に基づいて、対象ユーザについて、指導内容に対する歯磨き行動を評価する歯磨評価情報を出力する。
これにより、歯磨き支援システム1は、対象ユーザについて、指導者(専門家)に指導内容を設定させ、指導内容に対する歯磨き行動を評価することができる。つまり、ユーザ各々は、指導者の指導に基づいて口腔状態を改善できる。
また、歯磨き支援システム1では、指導内容設定部は、対象ユーザを識別する対象識別情報(ユーザ識別情報)を含む歯磨指導情報を設定する。なお、対象識別情報は、対象ユーザの電動歯ブラシを識別する識別情報であってもよい。
取得部は、対象識別情報を含む歯磨動作情報を取得する。出力部は、指導者が入力した対象識別情報に基づいて、対象識別情報に対応する歯磨評価情報を出力する。
これにより、歯磨き支援システム1は、対象ユーザの各々について、歯磨指導情報と歯磨動作情報を関連付けることができ、また、対象ユーザ毎に、歯磨評価情報を出力することができる。
また、歯磨き支援システム1では、ユーザ端末(30)又は指導者端末(専門家端末10)は、電動歯ブラシが検出した歯磨動作情報を受信する受信部と、受信した歯磨動作情報を、サーバ(20)へ送信する送信部と、を備える。指導者端末は、指導内容設定部と出力部とを備える。指導者端末又はサーバは、取得部と、指導者端末が設定した歯磨指導情報と、取得部が取得した歯磨動作情報と、を対象識別情報に対応付けて記憶する記憶部と、を備える。
これにより、歯磨き支援システム1は、対象ユーザの各々についての歯磨指導情報と歯磨動作情報を管理することができる。例えば、サーバが記憶部を備える場合、複数の医院でユーザの情報を共有することも可能になる。
また、歯磨き支援システム1では、ユーザ端末又は電動歯ブラシは、歯磨指導情報を受信する受信部と、歯磨指導情報が示す指導内容と、歯磨動作情報が示す歯磨き行動と、が異なる場合に警告を出力する報知部を備える。なお、上記実施形態では、電動歯ブラシ40が警告を行う場合について説明したが、ユーザ端末30が警告を行ってもよい。
これにより、歯磨き支援システム1は、ユーザに対して、歯磨き行動が指導者の指導内容と異なっている場合に、警告を行うことができる。その結果、ユーザは、歯磨き行動が指導に沿ったものであるか否かを判断することができ、指導に沿った歯磨き行動を行い易くなる。
また、歯磨き支援システム1では、出力部(表示部110、又は、ユーザ端末30の表示部)は、前記電動歯ブラシのブラシ部分(替えブラシ)について、使用開始時期(使用開始日)を示す情報に基づいて、交換時期に応じた情報を表示する。
これにより、歯磨き支援システム1は、指導者又はユーザに、ブラシ部分の交換時期を知らせることができる。例えば、ブラシの消耗等によっては、適切な指導及び適切な歯磨きを行っているにもかかわらず、ブラシの消耗等が原因となって、口腔状態が改善されなくなってしまう場合がある。歯磨き支援システム1は、このような事態を回避し、適切な指導を、適切に口腔環境の改善に適用させることができる。なお、ブラシ部分の交換時期は、ユーザ毎、機種毎、ブラシタイプ毎に定められてもよい。例えば、専門家端末10は、指導者が歯ブラシの状態を確認し、ユーザ毎に交換時期の設定を入力できるようにしてもよい。
また、歯磨き支援システム1では、歯磨指導情報は、歯磨きの対象部位(磨き位置:口内の部位)を示す部位情報、電動歯ブラシの角度(磨き角度)を示す角度情報を時系列(磨く順番)に含む。出力部は、部位情報が示す部位毎に、電動歯ブラシが検出した角度と角度情報が示す角度に基づいて評価する歯磨評価情報を出力する。
これにより、歯磨き支援システム1は、部位毎に、歯磨きの角度を評価し、評価結果の歯磨評価情報を出力できる。
また、歯磨き支援システム1では、歯磨指導情報には、時間と当該時間における電動歯ブラシの磨きの強さ(磨き強さ)を示す強さ情報が含まれる。電動歯ブラシは、強さ情報に基づいて、歯磨きの時間経過に応じて磨きの強さ(強度)を変化させる。
これにより、歯磨き支援システム1は、電動歯ブラシを自動的に、指導に沿った強さにすることができる。例えば、ユーザは、振動の強さを記憶しなくても、指導に沿った歯磨き行動を行うことができる。
また、歯磨き支援システム1では、出力部は、指導内容を変更する場合、指導内容を変更しない場合(例えば、数ヶ月)よりも早い日程(数週間)を、来院の候補日程として提示する。
これにより、歯磨き支援システム1は、指導の変更の有無によって、来院の候補日程を変更できる。例えば、ユーザは、指導を変更した場合には、比較的早めの来院を予約でき、指導を変更しない場合には、これまでの指導を継続し、比較的遅めの来院を予約できる。指導者は、指導を変更した場合、早めに、変更した指導の結果を確認できる。
(変形例)
なお、歯磨き支援システム1の実施形態について図1〜図17を用いて説明したが、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、情報の構成、処理の内容、処理の流れ、画面等は、任意に変更及び修正が可能である。
例えば、電動歯ブラシ40は、磨き角度が正しくない場合に直ちに警告を開始したが(図9参照)、磨き角度が正しくない状態が所定時間継続した場合に警告を開始してもよい。また、電動歯ブラシ40は、警告中に、磨き角度が正しくなった場合には直ちに警告を終了したが(図9参照)、磨き角度が正しくなった状態が所定時間継続した場合に警告を終了してもよい。また、警告を開始する際の上記所定時間や、警告を終了する際の上記所定時間は、指導情報として設定可能であってもよい。なお、警告を開始する際の上記所定時間と警告を終了する際の上記所定時間とは同じ長さであってもよいし異なる長さであってもよい。
また、電動歯ブラシ40は、磨き角度が正しくない場合に警告するが(図9参照)、磨き角度が正しくない場合に代えて又は加えて磨き位置が正しくない場合に警告してもよい。また、電動歯ブラシ40に代えて又は加えてユーザ端末30が警告してもよい。例えば、図10に示した案内画面において、磨き角度、磨き位置の一方又は両方について、正しくない旨を警告してもよい。
また、専門家端末10は、替えブラシ画面において替えブラシの交換時期を報知すると説明したが(図11のS68、図17のS68、図14(A)参照)、評価画面などにおいて、メッセージとして替えブラシの交換時期を報知してもよい。また、専門家端末10は、指導内容を維持する場合に替えブラシの交換時期を報知すると説明したが(図11等参照)、指導内容を維持する場合に加えて、指導内容を変更する場合にも替えブラシの交換時期を報知してもよい。
また、評価画面には、評価情報における評価(総評、時間、角度)と人工プラークによる検査結果における評価とを表示したが(図13参照)、評価画面には評価情報における評価(総評、時間、角度)を表示し、評価画面とは異なる画面に人工プラークによる検査結果における評価を表示してもよい。
なお、図12(A)〜図12(C)に示した評価基準情報の数値は、専門家が専門家端末10によって変更できるものであってもよい。
また、図11においては専門家端末10が電動歯ブラシ40から動作情報を取得する態様を説明し、図17においては専門家端末10がサーバ20から動作情報を取得する態様を説明したが、専門家端末10が動作情報を取得する取得元は上記に限定されない。例えば、専門家端末10はユーザ端末30から動作情報を取得してもよい。
図18は、歯磨き支援システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図18に示すフローチャートのS150の処理、及び、S176〜S180の各処理は、図17に示したフローチャートのS150の処理、及び、S176〜S180の各処理と同様であるため、説明を省略する。
専門家端末10は、S150において入力したユーザ識別情報をユーザ端末30に送信する(S252)。ユーザ端末30は、専門家端末10からユーザ識別情報を受信し(S254)、専門家端末10に動作情報(専門家端末10から受信したユーザ識別情報に対応する動作情報)を送信する(S256)。専門家端末10は、ユーザ端末30から動作情報を受信し、記憶する(S258)。以下、図17に示したフローチャートのS60〜S84と同様の処理を実行し、図18に示したフローチャートは終了する。
なお、図18に示したフローチャートでは、動作情報を送受信する前にユーザ識別情報を送受信しているが(S252、S254)、ユーザ識別情報を送受信することなく動作情報を送受信してもよい。つまり、ユーザ端末30は、専門家端末10から何かしらの情報を受信することなく、専門家端末10に動作情報を送信してもよい。当該場合、ユーザ端末30は、ユーザ識別情報とともに動作情報を送信してもよい。
なお、専門家端末10がユーザ端末30から動作情報を受信する場合には、ユーザ端末30は、サーバ20に動作情報を送信しなくてもよい。つまり、図16のS134、S136の処理を省略してもよい。
また、図11、図17、図18においては、専門家端末10が評価情報を生成する態様を説明したが(図11、図17、図18のS60参照)、評価情報を生成する装置は専門家端末10に限定されない。例えば、サーバ20が評価情報を生成してもよい。
図19は、歯磨き支援システム1の動作の一例を示すフローチャートである。図19に示すフローチャートのS150〜S154の各処理、及び、S62〜S84の各処理は、図17に示したフローチャートのS150〜S154の各処理、及び、S62〜S84の各処理と同様であるため、説明を省略する。
S154に続いて、サーバ20は、ユーザ識別情報(S154にて受信したユーザ識別情報)に対応する指導情報(図15のS116にて記憶した当該ユーザの指導情報)と、当該ユーザ識別情報に対応する動作情報(図16のS136において記憶した当該ユーザの動作情報)とに基づいて、当該ユーザの評価情報を生成する(S356)。続いて、サーバ20は、専門家端末10に評価情報を送信する(S358)。専門家端末10は、サーバ20から評価情報を受信し、記憶する(S360)。以下、図17に示したフローチャートのS62〜S84と同様の処理を実行し、図19に示したフローチャートは終了する。
なお、本発明の一実施形態に係る各歯磨き支援システム(歯磨き支援システム1〜6の各処理)の各処理や、各装機器(専門家端末10、サーバ20、ユーザ端末30、電動歯ブラシ40)の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、本発明の一実施形態に係る各歯磨き支援システムの各処理や、各装機器の各処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1、2、3、4、5、6 歯磨き支援システム
10 専門家端末(パーソナルコンピュータ等)
20 サーバ
30 ユーザ端末(スマートフォン等)
40 電動歯ブラシ
100 操作部
110 表示部
120 通信部
130 処理部
131 指導内容設定部
132 評価部
133 来院予約登録部
138 表示制御部
139 通信制御部
190 記憶部
191 指導情報記憶部
192 動作情報記憶部
193 評価情報記憶部
194 歯ブラシ情報記憶部
195 来院予約情報記憶部
196 検査結果情報記憶部
199 画面情報記憶部

Claims (11)

  1. 指導者からの入力に基づいて、対象ユーザに対する歯磨きの指導内容を示す歯磨指導情報を設定する指導内容設定部と、
    電動歯ブラシが検出した情報であって、前記対象ユーザの歯磨き行動を示す歯磨動作情報を取得する取得部と、
    前記歯磨指導情報と前記歯磨動作情報に基づいて、前記対象ユーザについて、前記指導内容に対する前記歯磨き行動を評価する歯磨評価情報を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする歯磨き支援システム。
  2. 前記指導内容設定部は、前記対象ユーザ又は前記対象ユーザの前記電動歯ブラシを識別する対象識別情報を含む前記歯磨指導情報を設定し、
    前記取得部は、前記対象識別情報を含む前記歯磨動作情報を取得し、
    前記出力部は、指導者が入力した前記対象識別情報に基づいて、前記対象識別情報に対応する前記歯磨評価情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の歯磨き支援システム。
  3. 前記歯磨き支援システムは、指導者端末或いはサーバ、及び、ユーザ端末或いは前記電動歯ブラシを具備し、
    前記ユーザ端末又は前記指導者端末は、
    電動歯ブラシが検出した前記歯磨動作情報を受信する受信部と、
    受信した前記歯磨動作情報を、前記サーバへ送信する送信部と、
    を備え、
    前記指導者端末は、
    前記指導内容設定部と、
    前記出力部と、
    を備え、
    前記指導者端末又は前記サーバは、
    前記取得部と、
    前記指導者端末が設定した前記歯磨指導情報と、前記取得部が取得した前記歯磨動作情報と、を前記対象識別情報に対応付けて記憶する記憶部と、
    を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の歯磨き支援システム。
  4. 前記ユーザ端末又は前記電動歯ブラシは、
    前記歯磨指導情報を受信する受信部と、
    前記歯磨指導情報が示す指導内容と、前記歯磨動作情報が示す歯磨き行動と、が異なる場合に警告を出力する報知部と、
    ことを特徴とする請求項3に記載の歯磨き支援システム。
  5. 前記出力部は、前記電動歯ブラシのブラシ部分について、使用開始時期を示す情報に基づいて、交換時期に応じた情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の歯磨き支援システム。
  6. 前記歯磨指導情報は、歯磨きの対象部位を示す部位情報、前記電動歯ブラシの角度を示す角度情報を時系列に含み、
    前記出力部は、前記部位情報が示す部位毎に、前記電動歯ブラシが検出した角度と前記角度情報が示す角度に基づいて評価する前記歯磨評価情報を出力する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の歯磨き支援システム。
  7. 前記歯磨指導情報には、時間と当該時間における電動歯ブラシの磨きの強さを示す強さ情報が含まれ、
    前記電動歯ブラシは、前記強さ情報に基づいて、歯磨きの時間経過に応じて磨きの強さを変化させる
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の歯磨き支援システム。
  8. 前記出力部は、前記指導内容を変更する場合、前記指導内容を変更しない場合よりも早い日程を、来院の候補日程として提示する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の歯磨き支援システム。
  9. 指導内容設定部が、指導者からの入力に基づいて、対象ユーザに対する歯磨きの指導内容を示す歯磨指導情報を設定する指導内容設定過程と、
    取得部が、電動歯ブラシが検出した情報であって、前記対象ユーザの歯磨き行動を示す歯磨動作情報を取得すると取得過程と、
    出力部が、前記歯磨指導情報と前記歯磨動作情報に基づいて、前記対象ユーザについて、前記指導内容に対する前記歯磨き行動を評価する歯磨評価情報を出力する過程と、
    を有することを特徴とする歯磨き支援方法。
  10. 指導者が設定した情報であって、対象ユーザに対する歯磨きの指導内容を示す歯磨指導情報を記憶する指導情報記憶部と、
    前記対象ユーザの歯磨き行動を示す歯磨動作情報を記憶する動作情報記憶部と、
    前記歯磨指導情報と前記歯磨動作情報に基づいて、前記対象ユーザについて、前記指導内容に対する前記歯磨き行動を評価した歯磨評価情報を生成する評価部と、
    を備えることを特徴とする歯磨き支援装置。
  11. コンピュータに、
    指導者が設定した情報であって、対象ユーザに対する歯磨きの指導内容を示す歯磨指導情報を記憶する指導情報記憶部と、前記対象ユーザの歯磨き行動を示す歯磨動作情報を記憶する動作情報記憶部と、を参照する参照手順、
    前記歯磨指導情報と前記歯磨動作情報に基づいて、前記対象ユーザについて、前記指導内容に対する前記歯磨き行動を評価した歯磨評価情報を生成する評価手順、
    を実行させるための歯磨き支援プログラム。
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