JP2022040494A - 作業機 - Google Patents

作業機 Download PDF

Info

Publication number
JP2022040494A
JP2022040494A JP2020145243A JP2020145243A JP2022040494A JP 2022040494 A JP2022040494 A JP 2022040494A JP 2020145243 A JP2020145243 A JP 2020145243A JP 2020145243 A JP2020145243 A JP 2020145243A JP 2022040494 A JP2022040494 A JP 2022040494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
tip tool
transmission
tip
working machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020145243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022040494A5 (ja
Inventor
賢志 小堀
Kenji Kobori
慎一郎 佐藤
Shinichiro Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Koki Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koki Holdings Co Ltd filed Critical Koki Holdings Co Ltd
Priority to JP2020145243A priority Critical patent/JP2022040494A/ja
Publication of JP2022040494A publication Critical patent/JP2022040494A/ja
Publication of JP2022040494A5 publication Critical patent/JP2022040494A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)

Abstract

【課題】作業機本体の大型化を抑制しながら、埋設物検出における精度及び作業性を向上させた作業機の提供。【解決手段】作業機1の本体2は、モータ6と、モータ6の駆動力により駆動し相手材を第1の方向に穿孔可能な先端工具19と、本体ハウジング4と、を備える。本体ハウジング4には、集塵・レーダユニット3が着脱可能に取り付けられる。集塵・レーダユニット3は、本体ハウジング4に対して着脱可能に固定されるユニットハウジング30と、先端工具19の穿孔作業時に相手材と当接し、ユニットハウジング30に対して前記第1の方向に相対移動可能な吸引部31aと、穿孔作業の相手材方向に向けて電磁波を送信し、反射した前記電磁波を受信する送受信部40と、送受信部40の送受信結果に基づいて送受信部40と相手材内部の埋設物との距離を算出するレーダ演算部34と、を備える。送受信部40は吸引部31aに設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は、ハンマドリル等の作業機に関する。
下記特許文献1及び2は、従来の作業機の一例であるハンマドリルを開示する。下記特許文献2のハンマドリルは、集塵装置を着脱可能に接続する。この集塵装置は、ハンマドリルによる作業において発生する塵埃を吸引し、回収するための装置である。
国際公開第2019/225295号 特開2017-196717号公報
穿孔作業の相手材である例えばコンクリートの内部には、鉄筋や配管、電線などの埋設物が設けられる場合があり、作業者は埋設物を破損しないように注意しながら作業を行う必要がある。埋設物の破損防止のために埋設物センサを別途準備することになると、作業が煩雑となる。埋設物センサを作業機本体に内蔵させると、作業機本体が大型化して、埋設物に注意する必要がない作業の際の作業性が低下する。また、精度よく埋設物を検出するためには、相手材にできるだけ接近させてセンサを配置する必要がある。
上記課題を鑑み本発明は、作業機本体の大型化を抑制しながら、埋設物検出における精度及び作業性を向上させた作業機を提供する。
本発明のある態様は、作業機である。この作業機は、
駆動源と、
前記駆動源の駆動力により駆動し相手材を第1の方向に穿孔可能な先端工具と、
前記駆動源の駆動を制御する制御部と、
前記駆動源、前記制御部及び前記先端工具を支持するハウジングと、
前記ハウジングに取り付けられるアダプタと、を備え、
前記アダプタは、
前記ハウジングに対して着脱可能に固定されるアダプタ本体部と、
前記先端工具の穿孔作業時に相手材と当接し、前記アダプタ本体部に対して前記第1の方向に相対移動可能な当接部と、
穿孔作業の相手材方向に向けて電磁波を送信し、反射した前記電磁波を受信する送受信部と、を備え、
前記送受信部の送受信結果に基づいて前記送受信部と前記相手材内部の埋設物との距離を算出する算出部を更に備え、
前記送受信部を前記当接部に設けている。
前記算出部は、前記送受信部の前記送受信結果に基づいて、前記送受信部と前記先端工具の先端との距離と、前記埋設物と前記先端工具の先端との距離と、を算出してもよい。
前記算出部が前記埋設物と前記先端工具の先端との距離が報知閾値以下であると判断したときに、作業者に報知する報知部を備えてもよい。
前記制御部は、前記算出部が前記埋設物と前記先端工具の先端との距離が停止閾値以下であると判断したときに、前記駆動源の駆動を停止してもよい。
前記先端工具は、前記ハウジングから前記第1の方向の一方側に延びるように設けられ、
前記アダプタ本体部に対し前記第1の方向の前記一方側に向かって前記当接部を付勢する付勢部が設けられてもよい。
前記当接部は、前記先端工具と同軸の円環状に形成されて、前記先端工具の外周に配置されてもよい。
前記送受信部は、前記第1の方向と交差する第2の方向において、前記先端工具を挟むように配置される送信部及び受信部を含んでもよい。
前記アダプタは、前記先端工具の穿孔作業時に発生する塵埃を前記当接部から吸引してもよい。
前記ハウジングに取り付けられて前記駆動源に電力を供給するバッテリパックを備え、
前記送受信部及び前記算出部は、前記バッテリパックから供給される電力により駆動してもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、作業機本体の大型化を抑制しながら、埋設物検出における精度及び作業性を向上させた作業機を提供できる。
本発明の実施の形態1に係る作業機1の側断面図。 (A)は、作業機1の本体2と集塵・レーダユニット3とを分解した状態の側面図。(B)は、集塵・レーダユニット3の正面図 鉄筋51が埋設されたコンクリート50に対する先端工具19の穿孔深度とそれに応じた集塵・レーダユニット3の受信部42における受信波の波形を示す説明図。 作業機1のブロック図。 本発明の実施の形態2に係る作業機の集塵・レーダユニット3Aの正面図。
以下において、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。実施の形態は、発明を限定するものではなく例示である。実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
(実施の形態1)
図1~図4を参照し、本発明の実施の形態1を説明する。本実施の形態は、作業機1に関する。図1により、作業機1の互いに直交する前後、上下の各方向を定義する。また、前後及び上下方向と垂直な方向を左右方向と定義する。前後方向は、第1の方向の例示であり、先端工具19の軸線方向と平行な方向である。上下方向は、モータ6の出力軸6aの軸線方向と平行な方向である。左右方向は、前方を見る作業者を基準に定義する。
作業機1は、穿孔工具であり、具体的にはハンマドリルである。作業機1は、先端工具19に回転力及び/又は打撃力を加えることで、コンクリートや石材等の相手材(被削材)に対して斫り作業、穴あけ作業、破砕作業を行うことができる。作業機1は、本体2と、集塵・レーダユニット3と、を備える。本体2は、本体ハウジング4を有する。集塵・レーダユニット3は、本体ハウジング4に着脱可能に取り付けられるアダプタである。
本体ハウジング4は、スイッチング回路5、駆動源としてのモータ6、減速機構7、中間軸8、工具保持部12、レシプロベアリング13、シリンダ14、及び制御部としての制御回路20等を収容する。本体ハウジング4の下部には、電源となるバッテリパック10が着脱可能に接続される。本体ハウジング4の下部の前面には、照明部21が設けられる。照明部21は、作業領域を照らすと共に、先端工具19が鉄筋等の埋設物に近づいていることを作業者に報知する報知部としても機能する。本体ハウジング4の前部の下面には、本体側接続端子部22が設けられる。本体側接続端子部22は、集塵・レーダユニット3との電気的接続用の端子である。本体ハウジング4には、作業者がモータ6の駆動、停止を指示するためのトリガスイッチ9、及び作業者がモータ6の回転速度を切り替える操作パネル23が設けられる。操作パネル23に設けた図示しないLED等の発光部が、前述の報知部としての機能を担ってもよい。モータ6の回転により先端工具19を回転及び/又は打撃する回転打撃機構(動力伝達機構)の構成は周知なので、以下では簡単な説明に留める。
モータ6は、ブラシレス電動モータである。モータ6の出力軸6aの回転は、減速機構7により減速されると共に回転方向が90度変換されて、中間軸8に伝達される。中間軸8の軸線方向は前後方向と平行である。第1クラッチ機構11aは、中間軸8の回転をレシプロベアリング13に伝達するか否かを切り替える。第2クラッチ機構11bは、中間軸8の回転をシリンダ14に伝達するか否かを切り替える。第1クラッチ機構11a及び第2クラッチ機構11bによる回転の伝達、遮断は、図示しないチェンジレバーによって作業者が切替え可能である。
作業機1は、打撃モード、回転打撃モード、回転モードの3つの動作モードを有する。動作モードは、チェンジレバーの操作によって決まる。打撃モードでは、第1クラッチ機構11aによる回転伝達が有効で、第2クラッチ機構11bによる回転伝達が無効である。回転打撃モードでは、第1クラッチ機構11a及び第2クラッチ機構11bの双方の回転伝達が有効である。回転モードでは、第1クラッチ機構11aによる回転伝達が無効で、第2クラッチ機構11bによる回転伝達が有効である。
シリンダ14内には、ピストン15が設けられる。打撃モード又は回転打撃モードにおいて、レシプロベアリング13は、中間軸8の回転を前後方向の往復動に変換してピストン15に伝達する。ピストン15内には、後方から順に、空気室16及びストライカ(打撃子)17が設けられる。ストライカ17の前方には、セカンドハンマ(中間子)18が設けられる。ピストン15の前方への移動により空気室16内の空気が圧縮され、その圧縮された空気の圧力(正圧)でストライカ17が前方に移動する。前方に移動するストライカ17がセカンドハンマ18を打撃し、その打撃力で前方に移動するセカンドハンマ18が先端工具19を打撃する。
ピストン15の後方への移動により空気室16内の空気が膨張し、その膨張した空気の圧力(負圧)でストライカ17が後方に移動する。このように、ピストン15の往復動による空気室16内の空気圧の変動(圧縮/膨張)によりストライカ17が前後に往復駆動され、ストライカ17がセカンドハンマ18を打撃し、セカンドハンマ18が先端工具19を打撃する。回転打撃モード又は回転モードにおいて、シリンダ14は、中間軸8によって回転駆動される。シリンダ14の前方に設けられた工具保持部12は、シリンダ14と共に回転する。先端工具19は、工具保持部12に保持されて本体ハウジング4から前方に延び、工具保持部12と共に回転する。
集塵・レーダユニット3の外殻は、ユニットハウジング30及びスライダ部31によって構成される。ユニットハウジング30及びその内部構成は、アダプタ本体部を成す。ユニットハウジング30は、本体ハウジング4に着脱可能に固定される。ユニットハウジング30には、本体側接続端子部22と接続可能なユニット側接続端子部37が設けられる。ユニットハウジング30が本体ハウジング4に固定された状態で、本体側接続端子部22とユニット側接続端子部37とが互いに接触して電気的に接続される。これにより、バッテリパック10から本体2を介して集塵・レーダユニット3への電力供給が可能となり、また本体2と集塵・レーダユニット3との間の通信が可能となる。尚、本体ハウジング4内部に無線通信のためのアンテナを設けるとともに、ユニットハウジング30内部にも無線通信のためのアンテナを設け、本体2と集塵・レーダユニット3との間で無線通信を行ってもよい。この場合、本体側接続端子部22及びユニット側接続端子部37から通信用の端子を省略して小型化が可能である。また、本体ハウジング4とバッテリパック10とを通信端子を介して接続する構成とするとともに、バッテリパック10に無線通信のためのアンテナを設け、バッテリパック10を介して本体2と集塵・レーダユニット3との間で無線通信を行ってもよい。
ユニットハウジング30は、集塵モータ32、集塵ファン33、算出部としてのレーダ演算部34、集塵モータ制御回路38、及びフィルタ39等を収容する。ユニットハウジング30は、集塵ファン33の前方に、集塵ケース部30aを有する。集塵・レーダユニット3における集塵に係る構成は、特許文献2におけるものと同様でよい。レーダ演算部34は、集塵ファン33の上方かつ集塵ファン33と仕切られた空間に位置する。
スライダ部31は、前後方向及び上下方向に延びるL字状の筒体である。スライダ部31は、ユニットハウジング30に対して前後方向に相対移動可能である。スライダ部31内には、ホース36が設けられる。ホース36は、ユニットハウジング30に対するスライダ部31の前後移動に伴い、前後方向に伸縮可能な伸縮部である。ホース36には、付勢部としてのスプリング36aが設けられる。スプリング36aは、ホース36の外周面に沿って螺旋状に周回する。スプリング36aは、ユニットハウジング30に対してスライダ部31を前方に向かって付勢する。
スライダ部31の先端部は、吸引部(集塵ノズル)31aとなっている。吸引部31aは、当接部であって、吸引部31aの前部は先端工具19による穿孔作業時にコンクリート等の相手材と当接する。吸引部31aは、先端工具19と同軸の円環状に形成され、先端工具19の外周に配置され、先端工具19を内側に囲む。吸引部31aの前部開口は、集塵ファン33の発生する気流の吸込口である。先端工具19は、吸引部31aを前後方向に貫通して吸引部31aから前方に突出可能である。集塵ファン33の回転により、吸引部31aから、気流と共に、先端工具19が相手材を穿孔することによる塵埃(粉塵)が吸い込まれる。気流及び塵埃は、スライダ部31を通って集塵ケース部30a内に至る。気流は更にフィルタ39を通り抜けて集塵ファン33に吸い込まれ、集塵ファン33の近傍にある図示しない排気口から外部に排気される。塵埃はフィルタ39に捕集されて集塵ケース部30a内に溜まる。
図2(B)に示すように、集塵・レーダユニット3は、吸引部31aに、送信部41及び受信部42を備える。送信部41及び受信部42は、先端工具19の軸線方向(前後方向)と交差する第2方向(図示の例では左右方向)において、先端工具19を挟むように配置される。送信部41は、穿孔作業の相手材方向に向けて電磁波を送信する。受信部42は、送信部41が送信した電磁波の反射波を受信する。送信部41からの電磁波の送信は、レーダ演算部34により制御される。レーダ演算部34は、受信部42による受信波、すなわち送信部41及び受信部42による信号の送受信結果に基づいて、先端工具19の進行方向(先端工具19の軸線延長上)における埋設物の有無、送信部41及び受信部42と相手材内部の埋設物との距離、送信部41及び受信部42と先端工具19の先端との距離(先端工具19の穿孔深さ)、並びに、前記埋設物と先端工具19の先端との距離を算出(演算)する。レーダ演算部34と、送信部41及び受信部42とは、送受信線(信号線)35によって電気的に接続される。
図3は、先端工具19の軸線延長上に鉄筋51が位置する場合における、鉄筋51が埋設されたコンクリート50に対する先端工具19の穿孔深度とそれに応じた集塵・レーダユニット3の受信部42における受信波の波形を示す説明図である。コンクリート50は相手材の一例であり、鉄筋51は相手材に埋設された埋設物の一例である。図3(A)、(C)、(E)の順番で先端工具19の穿孔深度が深くなる。図3(A)の状態での受信波の波形が図3(B)である。図3(C)の状態での受信波の波形が図3(D)である。図3(E)の状態での受信波の波形が図3(F)である。
図3(A)、(C)、(E)に示すように、送信部41から送信されて受信部42に到達する電磁波には、直達波、ドリル先端反射波、鉄筋反射波(埋設物反射波)の三種類がある。直達波は、送信部41から受信部42に直接到達する電磁波である。ドリル先端反射波は、送信部41から送信され、先端工具19の先端で反射されて受信部42に到達する電磁波である。鉄筋反射波は、送信部41から送信され、鉄筋51で反射されて受信部42に到達する電磁波である。
図3(B)、(D)、(F)から明らかなように、送信部41から受信部42に至る各波の経路長の関係から、受信部42には、直達波、ドリル先端反射波、鉄筋反射波の順で到達する。直達波と鉄筋反射波は、先端工具19の穿孔深度によらず、送信部41による送信から受信部42での受信までに要する時間は変わらない。一方、ドリル先端反射波は、穿孔深度が深くなるほど、送信部41から受信部42に至る経路長が長くなるため、送信部41による送信から受信部42での受信までに要する時間が長くなる。受信部42における直達波の到達時刻t1と鉄筋反射波の到達時刻t3との間で、先端工具19の穿孔深度が深くなるほどドリル先端反射波の到達時刻が後ずれしていく。
レーダ演算部34は、受信部42への直達波の到達時刻とドリル先端反射波の到達時刻との間の時間差から、送信部41及び受信部42と先端工具19の先端との間の距離を算出(推定)する。レーダ演算部34は、受信部42へのドリル先端反射波の到達時刻と鉄筋反射波の到達時刻との間の時間差から、先端工具19の先端と鉄筋51との間の距離を算出(推定)する。レーダ演算部34は、受信部42への直達波の到達時刻と鉄筋反射波の到達時刻との間の時間差から、送信部41及び受信部42と鉄筋51との間の距離を算出(推定)する。
図4は、作業機1のブロック図である。スイッチング回路5は、例えば、三相ブリッジ接続されたFETやIGBT等のスイッチング素子からなるインバータ回路である。制御回路20は、マイクロコントローラを含み、トリガスイッチ9の操作に応じてスイッチング回路5を制御、例えばPWM制御し、モータ6の駆動を制御する。回転打撃機構10は、モータ6の回転により先端工具19を回転及び/又は打撃する周知の機構である。
集塵・レーダユニット3において、集塵モータ制御回路38は、集塵モータ32の駆動を制御する。集塵モータ32により集塵ファン33が駆動され、吸引部31aに吸引力が発生する。送受信部40は、図2(B)に示す送信部41及び受信部42を組み合わせたブロックである。レーダ演算部34は、マイクロコントローラを含み、送受信部40からに電磁波の送信を制御し、送受信部40で受信した電磁波に基づく演算、すなわち前述の各距離の算出を行い、本体2の制御回路20に送信する。尚、レーダ演算部34に替えて集塵モータ制御回路38あるいは制御回路20が、各距離の算出を行う構成としてもよい。
以下、作業機1の動作の一例を説明する。制御回路20は、トリガスイッチ9がオン操作されると、モータ6を起動し、レーダ演算部34及び集塵モータ制御回路38に起動信号を送信する。レーダ演算部34及び集塵モータ制御回路38は、起動信号を受信すると動作を開始する。集塵モータ制御回路38は、トリガスイッチ9がオン操作されている間、集塵モータ32を駆動する。レーダ演算部34は、トリガスイッチ9がオン操作されている間、送受信部40による電磁波の送受信、各距離の算出及び制御回路20への送信を繰り返す。制御回路20は、埋設物と先端工具19の先端との距離が報知閾値以下であると判断すると、照明部21の点灯制御(例えば点滅)により、作業者に報知する。制御回路20は、埋設物と先端工具19の先端との距離が停止閾値以下であると判断すると、トリガスイッチ9がオンであってもモータ6の駆動を停止する。停止閾値は、報知閾値よりも近い距離である。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 埋設物センサとしての機能を、本体2に着脱可能な集塵・レーダユニット3に持たせているため、本体2の大型化を抑制できる。埋設物に注意する必要がない作業の際には、集塵・レーダユニット3を取り外すことで作業性を向上できる。
(2) 集塵・レーダユニット3を本体2に取り付けておくことで、作業機1とは別に埋設物センサを準備する必要がなく、穿孔作業を行いながらリアルタイムで埋設物の検出が可能となる。このため、事前の相手材の内部調査(スキャン)を不要としながら先端工具19と埋設物との干渉を抑制でき、作業性が良い。
(3) 埋設物センサとして機能する送信部41及び受信部42を、先端工具19による穿孔作業時にコンクリート等の相手材と当接する当接部である吸引部31aに設けるため、送信部41及び受信部42は相手材に接近した配置となる。このため、精度よく埋設物を検出できる。また、スライダ部31がユニットハウジング30に対して前後方向に相対移動可能であることから、吸引部31aは、穿孔深度が深くなるにつれてユニットハウジング30に対して自動的に後退するため、作業者は穿孔深度に応じて吸引部31aの前後方向位置を調節する必要がなく、作業性が良い。また、吸引部31aは、先端工具19を相手材から引き抜けばスプリング36aの付勢力で自動的に前進位置(図1)まで復帰するため、吸引部31aの位置を手動で戻す手間がなく、作業性が良い。
(4) 埋設物と先端工具19の先端との距離が報知閾値以下になると作業者に報知する構成のため、作業者はモータ6の強制停止が近づいていることを事前に知ることができ、利便性が高い。埋設物と先端工具19の先端との距離が更に小さくなって停止閾値以下になるとモータ6を強制停止する構成のため、先端工具19が埋設物を破損するリスクを抑制できる。
(5) 集塵・レーダユニット3は、埋設物センサとしての機能を有するほか、先端工具19が相手材を穿孔することによる塵埃を吸引し回収する機能も有するため、利便性が高い。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係る作業機の集塵・レーダユニット3Aの正面図である。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。集塵・レーダユニット3Aは、吸引部31aに、第1送信部41a及び第1受信部42a、並びに第2送信部41b及び第2受信部42bを備える。実施の形態1の集塵・レーダユニット3との関係では、送受信部の組が、一組が二組に変わっている。第1送信部41a及び第1受信部42aは、先端工具19の軸線方向と交差する第2方向において、先端工具19を挟むように配置される。第2送信部41b及び第2受信部42bは、先端工具19の軸線方向及び第2方向と交差する第3方向において、先端工具19を挟むように配置される。図示の例では、第2及び第3方向は、上下方向及び左右方向と成す角が45度であり、かつ互いに90度異なる方向である。レーダ演算部34は、二組の送受信部による電磁波の送受信結果に基づく演算を行う。これによれば、レーダ演算部34は、先端工具19の軸線延長上に鉄筋51が位置するか否かをより高精度に判断でき、利便性が高い。送受信部の組は、三組以上としてもよい。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
集塵・レーダユニット3、3Aは、集塵機能を除いたレーダユニットとしてもよい。この場合、集塵機能は無くなるものの、レーダユニットが小型、軽量となり、作業機の取り回しがしやすくなる。レーダ演算部34が算出した各距離は、レーダ演算部34に替えて本体2の制御回路20が算出してもよい。すなわち、制御回路20は、制御部及び算出部として機能してもよい。
本発明の駆動源は、ブラシレスモータに限定されず、ブラシ付きモータであってもよいし、電動モータ以外の駆動源、例えば内燃機関であってもよい。本発明の作業機は、着脱可能に装着したバッテリパック10からの供給電力で動作するコードレスタイプに限定されず、外部交流電源からの供給電力で動作するコード付きタイプであってもよい。本発明の作業機は、ハンマドリルに限定されず、ハンマドリル以外の穿孔工具であってもよい。
1 作業機(ハンマドリル)、2 本体、3 集じん・レーダユニット(アダプタ)、
4 本体ハウジング、5 スイッチング回路、6 モータ(電動モータ)、6a 出力軸、7 減速機構、8 中間軸、9 トリガスイッチ(スイッチ機構)、10 バッテリパック、11a 第1クラッチ機構、11b 第2クラッチ機構、12 工具保持部、13 レシプロベアリング、14 シリンダ、15 ピストン、16 空気室、17 ストライカ(打撃子)、18 セカンドハンマ(中間子)、19 先端工具、20 制御回路、21 照明部、22 本体側接続端子部、23 操作パネル、
30 ユニットハウジング、30a 集塵ケース部、31 スライダ部、31a 吸引部(当接部)、32 集塵モータ、33 集塵ファン、34 レーダ演算部(算出部)、35 送受信線、36 ホース、36a スプリング(付勢部)、37 ユニット側接続端子部、38 集塵モータ制御回路、39 フィルタ、40 送受信部、41 送信部、42 受信部、
50 コンクリート(相手材)、51 鉄筋(埋設物)。

Claims (9)

  1. 駆動源と、
    前記駆動源の駆動力により駆動し相手材を第1の方向に穿孔可能な先端工具と、
    前記駆動源の駆動を制御する制御部と、
    前記駆動源、前記制御部及び前記先端工具を支持するハウジングと、
    前記ハウジングに取り付けられるアダプタと、を備え、
    前記アダプタは、
    前記ハウジングに対して着脱可能に固定されるアダプタ本体部と、
    前記先端工具の穿孔作業時に相手材と当接し、前記アダプタ本体部に対して前記第1の方向に相対移動可能な当接部と、
    穿孔作業の相手材方向に向けて電磁波を送信し、反射した前記電磁波を受信する送受信部と、を備え、
    前記送受信部の送受信結果に基づいて前記送受信部と前記相手材内部の埋設物との距離を算出する算出部を更に備え、
    前記送受信部を前記当接部に設ける、作業機。
  2. 前記算出部は、前記送受信部の前記送受信結果に基づいて、前記送受信部と前記先端工具の先端との距離と、前記埋設物と前記先端工具の先端との距離と、を算出する、請求項1に記載の作業機。
  3. 前記算出部が前記埋設物と前記先端工具の先端との距離が報知閾値以下であると判断したときに、作業者に報知する報知部を備える、請求項2に記載の作業機。
  4. 前記制御部は、前記算出部が前記埋設物と前記先端工具の先端との距離が停止閾値以下であると判断したときに、前記駆動源の駆動を停止する、請求項2または3に記載の作業機。
  5. 前記先端工具は、前記ハウジングから前記第1の方向の一方側に延びるように設けられ、
    前記アダプタ本体部に対し前記第1の方向の前記一方側に向かって前記当接部を付勢する付勢部が設けられる、請求項1乃至4の何れか一項に記載の作業機。
  6. 前記当接部は、前記先端工具と同軸の円環状に形成されて、前記先端工具の外周に配置される、請求項5に記載の作業機。
  7. 前記送受信部は、前記第1の方向と交差する第2の方向において、前記先端工具を挟むように配置される送信部及び受信部を含む、請求項6に記載の作業機。
  8. 前記アダプタは、前記先端工具の穿孔作業時に発生する塵埃を前記当接部から吸引する、請求項5乃至7の何れか一項に記載の作業機。
  9. 前記ハウジングに取り付けられて前記駆動源に電力を供給するバッテリパックを備え、
    前記送受信部及び前記算出部は、前記バッテリパックから供給される電力により駆動する、請求項1乃至8の何れか一項に記載の作業機。
JP2020145243A 2020-08-31 2020-08-31 作業機 Pending JP2022040494A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020145243A JP2022040494A (ja) 2020-08-31 2020-08-31 作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020145243A JP2022040494A (ja) 2020-08-31 2020-08-31 作業機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022040494A true JP2022040494A (ja) 2022-03-11
JP2022040494A5 JP2022040494A5 (ja) 2023-09-06

Family

ID=80499326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020145243A Pending JP2022040494A (ja) 2020-08-31 2020-08-31 作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022040494A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6367617B2 (ja) 往復動式作業工具
JP5729873B2 (ja) 集塵装置
EP1391263B1 (en) Dust collector
JP5086505B2 (ja) 電動手工具装置
JP6895095B2 (ja) 作業工具
US20210016405A1 (en) Dust collector
JP6863704B2 (ja) 打撃工具
JP6743655B2 (ja) 電動工具
JP5502581B2 (ja) 作業工具
US6739405B2 (en) Hammer
JP2022040494A (ja) 作業機
JP2016068205A (ja) 電動工具
JP6068264B2 (ja) 集塵装置
JP6686341B2 (ja) 充電式工具
JP2009241158A (ja) 穿孔工具
US11491598B2 (en) Dust collecting system
JP2005102791A (ja) 集塵機
JP7309829B2 (ja) 電動工具
JP6991743B2 (ja) 電動工具
CN211992793U (zh) 一种具有集尘结构的冲击电锤
JP2014172141A (ja) 打撃工具
WO2012024842A1 (en) Hand-held power tool
JP2019162703A (ja) 吸塵ビット及び回転打撃工具
JP2018196869A (ja) 表面破砕装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230829

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240527

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240528