JP2022039505A - 光量調節装置及び光学機器 - Google Patents

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Takahito Yoshizawa
達也 茶圓
Tatsuya Chaen
直樹 川久保
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久聡 伊藤
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Abstract

【課題】 開放状態から小絞り状態まで絞り開口が円形な光量調節装置を提供する。【解決手段】 本発明の光量調節装置は、光通過経路の周囲に環状に配置され、光通過経路に出入りする複数の絞り羽根5と、絞り羽根5を駆動する駆動部材4と、を備え、絞り羽根5は、駆動部材4と係合する係合部を配置した根本部5dと、絞り開口を形成する内縁部5rと、根本部5dとは反対端の先端部5tと、を有し、絞り羽根5の内縁部5rは、根本部5d側から先端部5tに向かって徐々に曲率半径が小さくなる縁部で形成され、前記駆動部材が駆動することで絞り開口が開放状態から小絞り状態に変化する過程において、内縁部5rのうち先端側の端部の曲率半径は、前記内縁部のうち根本側端部の曲率半径より小さい状態が連続的に移行していくことを特徴する。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、絞り装置などの光量調節装置及びそれを備えた光学機器に関する。
絞り装置において形成される光通過開口としての絞り開口の形状は、できるだけ円形に近い方が好ましく、円形に近い絞り開口を形成するために3枚以上の多数枚の絞り羽根(光量調節羽根)が用いられる場合が多い。ベース部材(開口形成部材)に形成した固定開口の周囲で回動可能な駆動リングにより多数枚の絞り羽根を回動させることで、円形に近い多角形の絞り開口を形成する。
ここで、特許文献1には、絞り羽根の内縁部に開放絞り開口と特定絞り開口を形成する円弧を有する絞り装置が開示されている。
特開平4-128727号公報
しかし、特許文献1の絞り装置は、開放絞り開口と特定絞り開口で、絞り開口を円形にすることができたが、他の絞り開口では、絞り開口が非円形である多角形形状になる課題があった。
上記課題を解決するために、本発明の光量調節装置は、光通過経路の周囲に環状に配置され、光通過経路に出入りする複数の絞り羽根と、前記絞り羽根を駆動する駆動部材と、を備え、前記絞り羽根は、前記駆動部材と係合する係合部を配置した根本部と、絞り開口を形成する内縁部と、前記根本部とは反対端の先端部と、を有し、前記絞り羽根の前記内縁部は、前記根本部側から前記先端部に向かって徐々に曲率半径が小さくなる縁部で形成され、前記駆動部材が駆動することで前記絞り開口が開放状態から小絞り状態に変化する過程において、前記内縁部のうち先端側の端部の曲率半径は、前記内縁部のうち根本側端部の曲率半径より小さい状態が連続的に移行していくことを特徴する。
また、本発明の光量調節装置は、光通過経路の周囲に環状に配置され、光通過経路に出入りする複数の絞り羽根と、前記絞り羽根を駆動する駆動部材と、を備え、前記絞り羽根は、前記駆動部材と係合する係合部を配置した根本部と、絞り開口を形成する内縁部と、前記根本部とは反対端の先端部と、を有し、前記絞り羽根の前記内縁部は、前記根本部側から前記先端部に向かって徐々に曲率半径が小さくなる縁部と曲率半径を接線で結んだ縁部で形成され、前記駆動部材が駆動することで前記絞り開口が開放状態から小絞り状態に変化する過程において、前記内縁部のうち前記先端部側の端部の曲率半径あるいは前記先端部側の端部の内接円の曲率半径は、前記内縁部のうち前記根本部側の端部の内縁部の曲率半径あるいは前記根本部側の端部の内接円の曲率半径より小さい状態が連続的に移行していくことを特徴とする。
本発明によれば、開放状態から小絞り状態まで絞り開口が、円形に近い光量調節装置を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る光量調節装置の分解斜視図。 光量調節装置の斜視図。 絞り羽根の斜視図。 絞り羽根の正面図。 第1の実施形態の開口径の変化を示す図。 第1の実施形態の開口径の変化を示す図(拡大)。 開口径の詳細図。 絞り羽根の動き。 第2の実施形態の絞り羽根の正面図。 第2の実施形態の開口径の変化を示す図((A)の開口状態拡大)。 第2の実施形態の開口径の変化を示す図((B)の開口状態拡大)。 第2の実施形態の開口径の変化を示す図((C)の開口状態拡大)。 第2の実施形態の開口径の変化を示す図((D)の開口状態拡大)。 第2の実施形態の開口径の変化を示す図((E)の開口状態拡大)。 第1、第2の実施形態のいずれかの絞り装置を搭載した光学機器の概略図。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1(A)、(B)は、本発明の光量調節装置の第1の実施形態である絞り装置100の分解斜視図である。図2は、光量調節装置の斜視図である。
図1において、絞り装置100のベースとなるベース部材2(開口形成部材)は、中央にレンズの光路に対応して光を通過させる開口部2aを有する。開口部2aの外側には、複数の係合部2bが配置されている。係合部2bは直線溝でもよいし、曲線溝でもよい。ベース部材2は、樹脂の成形加工により作成される。ベース部材2には、例えば、ステッピングモータ、ガルバノメータなどを用いた駆動部1が取り付けられ、駆動部1の回転軸には、ピニオンギア3が取り付けられる。
後述する絞り羽根を駆動する駆動リング4は、内側係合部4aと、係合部4bと、被駆動部4eを有する。係合部4bは、直線溝でもよいし、曲線溝でもよい。駆動リング4は、樹脂の成形加工により作成されるが、例えば、樹脂フィルム(PETシート材等)をプレス加工して作成されてもよい。
駆動リング4の内側係合部4aは、ベース部材2の開口部2a(外側係合部)と係合する。駆動リング4を回転可能に保持するベース部材2の開口部2a(外側係合部)は、回転中心となる円形状に形成されている。また、図1では、ベース部材2の開口部2a(外側係合部)は連続した円周状に形成されているが、複数の凸部で構成されて、駆動リング4の内側係合部4aを円周状にして係合するように形成されていてもよい。
なお、第1の実施形態では、駆動リング4をベース部材2の外側係合部2aの外側に係合させているが、駆動リング4に外側係合部を形成し、ベース部材2に内側係合部を形成し、駆動リング4をベース部材2の内側に係合させてもよい。
また、駆動リング4には、被駆動部4eであるギア部が形成されている。被駆動部4eは、ピニオンギア3と噛み合い、駆動部1で発生した回転力がピニオンギア3から被駆動部4eに伝達され、駆動リング4が回転される。
駆動リング4の上方には、絞り羽根群50が配置されている。また、絞り羽根群は後述するように9枚の羽根で構成されているが、複数枚の絞り羽根で構成されていれば、何枚でも構わない。
絞り羽根群50は、複数の絞り羽根5によって構成される。本実施形態では、9枚の絞り羽根5を開口部2aの周囲に、環状に互いに表裏を重ね合わせ、先端部が一方向に編み上がるように並べることで、絞り羽根群50が形成される。図3は、1枚の絞り羽根5の形状を示す斜視図である。図4は、1枚の絞り羽根5の形状を示す正面図である。
絞り羽根5は、第1の駆動ピン5bと、第2の駆動ピン5cと、開口形成部5rと、を有する。また、絞り羽根5において、第1の駆動ピン5bと第2の駆動ピン5cが配置される側を根本部5dとし、根本部5dとは反対側の端部を先端部5tとする。
開口形成部(内縁部)5rは、根本部5d側から先端部5tに近づくにつれて、曲率が徐々に小さくなるように形成する。例えば、根本部5dに近い側の開口形成部5rを開口形成部r1とし、先端部5tに向かうにつれて、開口形成部r2、r3、・・・、r11、r12、とするとき、曲率半径は、r1>r2>r3>・・・・>r11>r12となる。また、開口形成部r12と先端部5tの間に、開口形成補助部r99を設けてよい。開口形成補助部r99の曲率半径は、r12より大きくてもよいし、直線でもよい。開口形成補助部r99は、最小絞り時に開口形状が崩れない程度の形状であることが望ましい。また、開口形成部5rは、スプライン曲線等で、先端側ほど曲率が小さくなるように形成してもよい。
絞り羽根5は、例えば、PETシート材等をプレス加工して羽根部を作成し、駆動ピンをカシメ、成形、接着等で固定して作ってもよい。絞り羽根5を成形品で作ってもよい。絞り羽根5は、遮光処理、反射防止処理、摺動処理等が施されていると望ましい。
絞り羽根群50の上方には、中央に開口部6aが形成されたカバー部材6(開口形成部材)が配置される。開口部6aの外側には、複数の係合部6cが配置されている。係合部6cは、直線溝でもよいし、曲線溝でもよい。ベース部材2とカバー部材6で形成された空間の中で、駆動リング4と絞り羽根群50が駆動される。
絞り羽根5の第1の駆動ピン5bは、ベース部材2の係合部2bと駆動リング4の係合部4bに係合する。絞り羽根5の第2の駆動ピン5c、カバー部材6の係合部6cと係合する。ピニオンギア3が回転し、駆動リング4の被駆動部4eに駆動力が伝達され、駆動リング4が回転する。駆動リング4が回転すると、駆動リング4の係合部4bから絞り羽根5の第1の駆動ピン5bに駆動力が与えられ、絞り羽根5は、ベース部材2の開口部2aに対して進入及び退出する(出入りする)。すなわち、開口部2aを通過する光路に対して進退する。絞り羽根群50は、開口形成部5rにより、絞り全開から最小絞りまで、絞り開口形状を形成する。
また、本実施形態では、駆動部1を駆動源にしているが、駆動リング4を手動で回転させてもよい。さらに、本実施形態では、駆動部1の駆動力をピニオンギア3により駆動リング4に伝達しているが、駆動部1に駆動ピンを有するアーム部材を取り付け、駆動リング4にこの駆動ピンに係合する係合溝を設け、駆動力を伝達させるようにしてもよい。
図5は、本実施形態における絞り開口形状を示し、カバー部材6を外した状態の図である。絞り開口形状は、絞り開口径が大きい順に、(A)、(B)、(C)、(D)、(E)で示す。絞り羽根5は複数枚あるため、説明のため、それぞれ、絞り羽根5(1)、絞り羽根5(2)、・・・と記載する。図6は、図5の拡大図を示す。
図5(A)、図6(A)は第1の開口形状を示す。(A)の開口形状は、絞り羽根群50の開口形成部r4、r5、r6、r7で形成される。説明上、複数の絞り羽根5のうち、絞り羽根5(1)を代表にして図示する。(B)は第2の開口形状を示す。(B)の開口形状は、開口形成部r5、r6、r7、r8で形成される。(C)は第3の開口形状を示す。(C)の開口形状は、開口形成部r6、r7、r8、r9、r10、r11で形成される。(D)は第4の開口形状を示す。(D)の開口形状は、開口形成部r9、r10、r11、r12で形成される。(E)は第5の開口形状を示す。(E)の開口形状は、開口形成部r10、r11、r12、r99で形成される。開口形状は、このように(A)から(E)に小絞り方向に変化する過程において、開口形状を形成する絞り羽根5の開口形成部Rの使用範囲が根本部5d側から徐々に、先端側5tに移行していくことで、開口形状を形成する。絞り径に近い曲率半径の開口形成部で開口形状を形成することができるため、絞り調節範囲の全域において、極めて円形に近い開口形状を形成することができる。
本実施形態1の開口形状の詳細について、図7を代表にして説明する。図7は、開口形状(D)の拡大図である。絞り調節範囲の全域で開口形状を極めて円形に近くするために、開口形成部5rの曲率半径を先端部に向かうにつれて徐々に小さくする。ここで、各絞り羽根5の開口形成部5r同士の交点のうち、絞り羽根5(1)の根本部5d側の交点を交点5rd(1)、先端部5t側の交点を交点5rt(1)とする。開口形成部5rのうち、交点5rd(1)と交点5rt(1)の真ん中の点を5rm(1)とする。絞り全開から最小絞りに変化する過程において、交点5rd(1)、交点5rt(1)および中点5rm(1)の点を徐々に絞り羽根5(1)の先端部5t側に移行させることで、連続して、所望の絞り径に近い曲率半径の開口形成部を使用することができるため、絞り調節範囲の全域で、極めて円形に近い開口形状を形成することができる。交点5rd(1)の開口形成部の曲率半径は、交点5rt(1)の開口形成部の曲率半径より大きい関係が連続して続く。
また、開口形状において、開口形状の内接円と開口形成部5rの接点は、図6(A)の状態ではr5に接点が存在し、図6(B)の状態ではr6に接点が存在し、図6(C)の状態ではr8に接点が存在し、図6(D)の状態ではr10に接点が存在し、図6(E)の状態ではr12に接点が存在する。すなわち、絞り全開から最小絞りに変化する過程において、開口形状の内接円と開口形成部5rの接点を、絞り羽根5の根本部5d側の開口形成部5rから徐々に、先端部5t側に移行させることで、連続して、所望の絞り径に近い曲率半径の開口形成部を使用することができるため、絞り調節範囲の全域で、極めて円形に近い開口形状を形成することができる。
ここで、本実施形態の構成により、開口形状が(A)から(E)に小絞り方向に変化する過程で、絞り羽根5の開口形成部5rが根本部5d側から徐々に先端部5tに移行する動きについて説明する。図8に絞り羽根5の動きを示す。絞り羽根5の第1の駆動ピン5bは、駆動リング4の係合部4bとベース部材2の係合部2bに係合する。また、絞り羽根5の第2の駆動ピン5cは、図8では不図示とし、図1等に示すカバー部材6の係合部6cに係合する。駆動リング4が回転すると、絞り羽根5の第1の駆動ピン5bに駆動力が与えられ、絞り羽根5が移動する。絞り羽根5は、第1の駆動ピン5bが、ベース部材2の係合部2bに案内され、ベース部材2の開口部2aの周囲を回転しつつ、第1の駆動ピン5bは、開口部2aから離れた方向に移動する。この動きにより、開口形状は、小絞りに変化するにつれて、絞り羽根5の開口形成部5rの使用範囲を徐々に先端部5t側に移行していくことができる。カバー部材6の係合部6cの形状で、開口形状の大きさを調整することができる。
<第2の実施形態>
図9は、第2の実施形態の絞り装置の絞り羽根の拡大図である。第2の実施形態は、第1の実施形態に対して、絞り羽根の形状を変更した実施形態である。第2の実施形態の絞り羽根5は、第1の実施形態の絞り羽根5に対して、開口形成部r3、r4、r5、r6、r7、r8、r9、r10、r11、r12を接線でつないだ開口形成部を有する。そのため、例えば異なる曲率半径である開口形成部r3と開口形成部r4を直接つないだ際に生じる凸部等を解消しやすい。
図10は、第2の実施形態における絞り開口形状の拡大図である。絞り開口形状は、絞り開口径が大きい順に、(A)、(B)、(C)、(D)、(E)で表す。各絞り羽根5の開口形成部5r同士の交点のうち、絞り羽根5(1)の根本部5d側の交点を交点5rd(1)、先端部5t側の交点を交点5rt(1)とする。開口形成部5rのうち、交点5rd(1)と交点5rt(1)との間の中点を5rm(1)とする。
絞り全開から最小絞りに変化する過程において、絞り羽根5(1)の交点5rd(1)は、絞り開口(A)では開口形成部r4、絞り開口(B)では開口形成部r4とr5の接線、絞り開口(C)では開口形成部r6、絞り開口(D)では開口形成部r8、絞り開口(E)では開口形成部r10と隣接する絞り羽根の開口形成部との交点となる。すなわち、交点5rd(1)は、絞り羽根5(1)の根本部5d側の開口形成部から徐々に先端部5t側の開口形成部に移行していく。
また、絞り全開から最小絞りに変化する過程において、絞り羽根5(1)の交点5rt(1)は、絞り開口(A)では開口形成部r7、絞り開口(B)では開口形成部r8とr9の接線、絞り開口(C)では開口形成部r11とr12の接線、絞り開口(D)では開口形成部r12、絞り開口(E)では開口形成部r99と隣接する絞り羽根の開口形成部との交点となる。すなわち、交点5rt(1)は、絞り羽根5(1)の根本部5d側の開口形成部から徐々に先端部5t側の開口形成部に移行していく。
また、絞り全開から最小絞りに変化する過程において、絞り羽根5(1)の点5rm(1)は、絞り開口(A)では開口形成部r5、絞り開口(B)では開口形成部r6、絞り開口(C)では開口形成部r8とr9の接線、絞り開口(D)では開口形成部r11、絞り開口(E)では開口形成部r12に位置する。すなわち、交点5rt(1)は、絞り羽根5(1)の根本部5d側の開口形成部から徐々に先端部5t側の開口形成部に移行していく。
交点5rd(1)、交点5rt(1)および中点5rm(1)の点を徐々に絞り羽根5(1)の先端部5tに移行させることで、連続して、所望の絞り径に近い曲率半径の開口形成部(曲率半径同士を結んだ接線を含む)を使用することができるため、絞り調節範囲の全域で、極めて円形に近い開口形状を形成することができる。交点5rd(1)の開口形成部の曲率半径は、交点5rt(1)の開口形成部の曲率半径より大きい関係が連続して続く。
また、開口形状において、開口形状の内接円と開口形成部5rの接点は、図10(A)の状態ではr5に接点が存在し、図10(B)の状態ではr6とr7の接線に接点が存在し、図10(C)の状態ではr8とr9の接線に接点が存在し、図10(D)の状態ではr11に接点が存在し、図10(E)の状態ではr12に接点が存在する。すなわち、絞り全開から最小絞りに変化する過程において、開口形状の内接円と開口形成部5rの接点は、絞り羽根5の根本部5d側の開口形成部5rから徐々に、先端部5tに移行させることで、連続して、所望の絞り径に近い曲率半径の開口形成部を使用することができるため、絞り調節範囲の全域で、極めて円形に近い開口形状を形成することができる。
<第3の実施形態>
図11は、第1、第2の実施形態で説明した絞り装置のいずれかを搭載した光学機器としての、一眼レフカメラ用の交換レンズ221、及びその交換レンズが装着されるカメラ本体の内部構成を示している。
交換レンズ221の鏡筒内には、変倍レンズ232、光路を絞る第1または第2の実施形態の絞り装置100、およびフォーカスレンズ229を含む撮影光学系が収容されている。
CCDセンサやCMOSセンサ等の光電変換素子により構成される撮像素子225はカメラ本体内に配置され、交換レンズ221により形成された被写体像を光電変換して電気信号を出力する。絞り装置100の絞り開口を変化させたり不図示のNDフィルタを進退させたりすることにより、撮像素子225上に形成される被写体像の明るさ(つまりは撮像素子225に到達する光量)を適正に設定することができる。
撮像素子225から出力された電気信号は、画像処理回路226においてデジタル信号に変換されるとともに、種々の画像処理を施される。これにより、画像信号が生成される。
ユーザは、ズームリング231を回転操作することにより、変倍レンズ232を移動させて変倍(ズーミング)を行わせることが出来る。コントローラ222は、画像信号のコントラストを検出し、そのコントラストに応じてフォーカスモータ228を制御し、フォーカスレンズ229を移動させてオートフォーカスを行う。あるいは、コントローラ222は、不図示の位相差検出方式を用いた焦点検出手段の検出信号に基づいて、フォーカスモータ228を制御し、フォーカスレンズ229を移動させてオートフォーカスを行ってもよい。
さらに、コントローラ222は、不図示の測光手段の測光値あるいは画像信号に基づいて、絞り装置100の駆動部1を制御し、光量を調節する。これにより、撮影時のボケやゴーストを自然な形状にすることができ、高画質の画像を記録することができる。
なお、本発明は、上述した一眼レフカメラに限定されず、レンズ一体型のデジタルカメラ、ビデオカメラ等の光学機器にも広く適用可能である。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、絞り調節の広範囲で、絞り開口が円形な光量調節装置を実現することが可能となる。
1:駆動部、2:ベース部材(開口形成部材)3:ピニオンギア、4:駆動リング、5:絞り羽根、5d:根本部、5t:先端部、5r:開口形成部(内縁部)、6:カバー部材(開口形成部材)

Claims (6)

  1. 光通過経路の周囲に環状に配置され、光通過経路に出入りする複数の絞り羽根と、
    前記絞り羽根を駆動する駆動部材と、を備え、
    前記絞り羽根は、
    前記駆動部材と係合する係合部を配置した根本部と、
    絞り開口を形成する内縁部と、
    前記根本部とは反対端の先端部と、を有し、
    前記絞り羽根の前記内縁部は、前記根本部側から前記先端部に向かって徐々に曲率半径が小さくなる縁部で形成され、前記駆動部材が駆動することで前記絞り開口が開放状態から小絞り状態に変化する過程において、前記内縁部のうち先端側の端部の曲率半径は、前記内縁部のうち根本側端部の曲率半径より小さい状態が連続的に移行していくことを特徴する光量調節装置。
  2. 光通過経路の周囲に環状に配置され、光通過経路に出入りする複数の絞り羽根と、
    前記絞り羽根を駆動する駆動部材と、を備え、
    前記絞り羽根は、
    前記駆動部材と係合する係合部を配置した根本部と、
    絞り開口を形成する内縁部と、
    前記根本部とは反対端の先端部と、を有し、
    前記絞り羽根の前記内縁部は、前記根本部側から前記先端部に向かって徐々に曲率半径が小さくなる縁部と曲率半径を接線で結んだ縁部で形成され、前記駆動部材が駆動することで前記絞り開口が開放状態から小絞り状態に変化する過程において、前記内縁部のうち前記先端部側の端部の曲率半径あるいは前記先端部側の端部の内接円の曲率半径は、前記内縁部のうち前記根本部側の端部の内縁部の曲率半径あるいは前記根本部側の端部の内接円の曲率半径より小さい状態が連続的に移行していくことを特徴とした光量調節装置。
  3. 前記絞り開口の内縁部の先端側の端部と根本側の端部の中間位置の内縁部の曲率半径は、先端側の端部の曲率半径より大きく、根本側の端部の曲率半径より小さいことを特徴とした請求項1または2に記載の光量調節装置。
  4. 絞り開口が開放状態から小絞り状態に変化する過程において、絞り開口の内接円と絞り羽根の内縁部の接点は、連続的に曲率半径が小さい絞り羽根の内縁部に移行していくことを特徴とした請求項1または2に記載の光量調節装置。
  5. 前記絞り羽根の係合部は、第一の駆動ピンと第二の駆動ピンであり、
    前記絞り羽根は、第一の保持部材と第二の保持部材の間で駆動し、
    前記第一の保持部材は、前記第一の駆動ピンの移動を案内するカム溝を有し、
    前記第二の保持部材は、前記第二の駆動ピンの移動を案内するカム溝を有し、
    前記駆動部材は光通過開口から離れる方向に向かうカム溝を有し、
    前記絞り羽根の前記第一の駆動ピンは、前記駆動部材のカム溝と前記第一の保持部材のカム溝に連通し、前記駆動部材のカム溝から力を受けるとともに、前記第一の保持部材のカム溝に案内され移動することを特徴とする請求項1または2に記載の光量調節装置。
  6. 前記光通過経路を通過する光の光路を形成する鏡筒と、前記鏡筒内に配置された複数のレンズとを備え、
    前記複数のレンズ同士の間に、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の光量調節装置が配置されたことを特徴とする光学機器。

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