JP2022039038A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022039038A JP2022039038A JP2020143819A JP2020143819A JP2022039038A JP 2022039038 A JP2022039038 A JP 2022039038A JP 2020143819 A JP2020143819 A JP 2020143819A JP 2020143819 A JP2020143819 A JP 2020143819A JP 2022039038 A JP2022039038 A JP 2022039038A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- insert
- document
- transport
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Forming Counted Batches (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
Abstract
【課題】インサート専用ユニットやフィニッシャーがなくても、用紙をインサートできるようにし、画像形成装置の設置面積を減らす。
【解決手段】画像形成装置は、本体部、画像読取装置、原稿搬送装置、連結搬送部、及び、制御部を含む。本体部は、画像形成部、第2用紙搬送部を含む。第2用紙搬送部は、画像形成部と用紙排出口をつなぐ第2用紙搬送路を含む。原稿搬送装置は、原稿搬送路、切替ガイドを含む。切替ガイドは送出用紙を原稿排出トレイ又は連結搬送部に導く。連結搬送部は、画像読取装置を貫いて切替ガイドから第2用紙搬送部までをつなぐインサート用搬送路を含む。インサート紙を送るとき、制御部は、切替ガイドの姿勢を、インサート用搬送路及び第2用紙搬送路に向けて、送出用紙を送る姿勢とする。
【選択図】図1
【解決手段】画像形成装置は、本体部、画像読取装置、原稿搬送装置、連結搬送部、及び、制御部を含む。本体部は、画像形成部、第2用紙搬送部を含む。第2用紙搬送部は、画像形成部と用紙排出口をつなぐ第2用紙搬送路を含む。原稿搬送装置は、原稿搬送路、切替ガイドを含む。切替ガイドは送出用紙を原稿排出トレイ又は連結搬送部に導く。連結搬送部は、画像読取装置を貫いて切替ガイドから第2用紙搬送部までをつなぐインサート用搬送路を含む。インサート紙を送るとき、制御部は、切替ガイドの姿勢を、インサート用搬送路及び第2用紙搬送路に向けて、送出用紙を送る姿勢とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、印刷物のうちの所望の位置に、別途用意したインサート紙を追加可能な画像形成装置に関する。
画像形成装置に機能を拡充するためのオプション装置を取り付けることがある。例えば、オプション装置には、フィニッシャー(後処理装置)やインサーターと呼ばれる装置がある。フィニッシャーは、ステープルのような印刷物に後処理を行う装置である。インサーターは、表紙や裏表紙のような別途用意した用紙を、印刷物に追加する(インサートする)装置である。特許文献1には、インサーターの機能と原稿読取機能を併せ持つフィニッシャーの一例が記載されている。
具体的に、特許文献1には、画像形成装置から出力される用紙に対して後処理を施し、画像形成装置と画像データあるいは制御データの授受を行い、画像形成装置からの用紙とは別の用紙として挿入用紙と原稿用紙とを収容し、記画像形成装置から出力される用紙と用紙収容部から送り出す用紙とを搬送し、用紙収容部から送り出され搬送される原稿用紙の画像を読み取り、画像形成装置からの用紙ならびに用紙収容部からの原稿用紙および挿入用紙に後処理を施し、用紙収容部から原稿用紙を送り出して読み取らせると共に生成される画像データを通信部を介して画像形成装置に送るスキャン制御、画像形成装置からの用紙ならびに用紙収容部からの原稿用紙および挿入用紙に対して後処理を実行させる後処理制御、画像形成装置と制御データの交換を行いつつスキャン制御と後処理制御とのタイミングを制御するタイミング制御の各制御を実行する後処理装置が記載されている。画像形成装置に連結する後処理装置にて、原稿読み取り、原稿用紙と挿入用紙の後処理をできるようにしようとする(特許文献1:請求項1、[0007]参照)。
製本する場合、本文部分を画像形成装置で印刷し、予め用意した用紙を、排出される印刷物の所望の位置に、自動的に挿入できれば、作業者は楽である。従来、印刷物に別途用意した用紙を自動的に追加する(インサートする、差し込む)場合、インサーターが画像形成装置に取り付けられている。例えば、表紙や仕切り紙が別途用意される。追加したい用紙を手作業で付け加える必要がなくてよい。
インサーターには、挿入したい用紙がセットされる。インサーターは、連続的に搬送される印刷済みの用紙の流れに、セットされた用紙を合流させる。インサーターは、用紙を合流させるための機構と搬送路を備える。インサーターを取り付けると、通常、一緒にフィニッシャーの取り付けも必要である。画像形成装置の本体にインサーターが接続され、インサーターの用紙搬送方向下流側に、フィニッシャーが取り付けられる。画像形成装置本体、インサーター、フィニッシャーを並べる必要がある。インサート気機能を利用できるようにする場合、装置(システム)の全体での用紙搬送方向の幅が広くなり、広い設置スペースが必要という問題がある。
なお、フィニッシャーがインサーターを含む場合がある。インサート機能の実現のために、フィニッシャーの用紙搬送方向の幅が広くなる。フィニッシャーがインサーターを含む場合でも、装置(システム)の全体での用紙搬送方向の幅が広くなる。
特許文献1記載の後処理装置は、インサーターの機能を搭載する。そのため、フィニッシャーと画像形成装置本体を組み合わせると、設置に広いスペースが必要となるおそれがある。しかも、特許文献1記載の技術では、高価な後処理装置を取り付けなければ、原稿を読み取るジョブ(例えば、コピー)を実行できないというデメリットがある。特許文献1記載の技術では、上記の問題を解決することはできない。
本発明は上記問題点を鑑み、インサート専用ユニットやフィニッシャーがなくても、用紙をインサートできるようにし、画像形成装置の設置面積を減らす。
本発明に係る画像形成装置は、本体部、画像読取装置、原稿搬送装置、連結搬送部、及び、制御部を含む。前記画像読取装置は、前記本体部の上に設けられる。前記原稿搬送装置は、前記画像読取装置の上に設けられる。前記制御部は、前記原稿搬送装置にセットされた用紙の搬送を制御する。前記本体部は、給紙部、画像形成部、第1用紙搬送部、第2用紙搬送部を含む。前記給紙部は印刷用紙を供給する。前記画像形成部は、搬送される前記印刷用紙に画像を印刷する。前記第1用紙搬送部は、前記給紙部から前記画像形成部までをつなぐ第1用紙搬送路を含む。前記第1用紙搬送部は、供給された前記印刷用紙を前記画像形成部まで搬送する。前記第2用紙搬送部は、前記画像形成部と用紙排出口をつなぐ第2用紙搬送路を含む。前記第2用紙搬送部は、前記画像形成部を通過した前記印刷用紙を前記排出口に向けて搬送する。前記原稿搬送装置は、セットトレイ、ピックアップローラー、原稿搬送路、切替ガイドを含む。前記セットトレイは、用紙がセットされる。前記ピックアップローラーは、前記セットトレイにセットされた用紙を送り出す。前記原稿搬送路は、前記セットトレイから原稿排出トレイまでをつなぐ。前記切替ガイドは、前記セットトレイからの送りだされた用紙である送出用紙の搬送先を切り替える。前記切替ガイドは、前記送出用紙を前記原稿排出トレイ又は前記連結搬送部に導く。前記連結搬送部は、前記画像読取装置を貫いて前記切替ガイドから前記第2用紙搬送部までをつなぐインサート用搬送路を含む。前記連結搬送部は、前記インサート用搬送路に進入してきた前記送出用紙を搬送し、前記第2用紙搬送路に合流させる。前記送出用紙が原稿のとき、前記制御部は、前記切替ガイドの姿勢を、前記原稿排出トレイに向けて前記送出用紙を送る姿勢とする。前記送出用紙がインサート紙のとき、前記制御部は、前記切替ガイドの姿勢を、前記インサート用搬送路及び前記第2用紙搬送路に向けて、前記送出用紙を送る姿勢とする。
本発明によれば、インサート専用ユニットやフィニッシャーがなくても、自動的に印刷用紙の束にインサート紙を差し込むことができる。画像形成装置の設置面積を減らすことができる。
以下、図1~図8を用いて、実施形態に係る画像形成装置を説明する。画像形成装置として、複合機100を例に挙げて説明する。複合機100は印刷用紙を搬送し、印刷する。本実施形態の説明に記載されている構成、配置等の各要素は発明の範囲を限定せず単なる説明例にすぎない。
(複合機100)
図1、図2を用いて、実施形態に係る複合機100を説明する。図1、図2は実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
図1、図2を用いて、実施形態に係る複合機100を説明する。図1、図2は実施形態に係る複合機100の一例を示す図である。
図1に示すように、複合機100は、本体部101、原稿搬送装置1、連結搬送部2、画像読取装置3を含む。本体部101の上に画像読取装置3が取り付けられる。画像読取装置3の上に原稿搬送装置1が取り付けられる。
図1、図2に示すように、本体部101は、メイン制御部4、記憶部5、操作パネル6、プリンター部7、エンジン制御部70を含む。
メイン制御部4は印刷や送信のようなジョブでの各部の動作を制御する。メイン制御部4はメイン制御回路40、画像データ生成回路41、画像処理回路42、通信回路部43を含む。メイン制御回路40はジョブに関する処理、演算を行う。例えば、メイン制御回路40はCPUである。画像データ生成回路41は、画像読取装置3のイメージセンサー36が原稿を読み取って出力したアナログ画像信号を処理する。例えば、画像データ生成回路41はA/D変換回路を含む。アナログ画像信号に基づき、画像データ生成回路41は、原稿画像データを生成する。画像処理回路42は画像処理用の集積回路である。例えば、画像処理回路42はASICである。画像処理回路42は原稿画像データの画像処理を行う。
通信回路部43は通信制御回路と通信メモリーを含む。通信制御回路は通信を制御する。通信メモリーは通信用ソフトウェアを記憶する。通信回路部43はコンピューター200と通信する。例えば、コンピューター200はPCやサーバーである。通信回路部43はコンピューター200からの印刷用データを受信する。受信した印刷用データに基づき、画像処理回路42は画像データを生成する(ラスタライズ処理)。メイン制御部4は生成した画像データに基づく印刷を画像形成部7dに行わせる(プリントジョブ)。
複合機100は、記憶部5として、RAM、ROM、ストレージを含む。ストレージはHDDとSSDのいずれか一方、又は、両方である。記憶部5のプログラムやデータに基づき、メイン制御部4は各部を制御する。
操作パネル6は使用者の設定操作を受け付ける。操作パネル6は表示パネル61、タッチパネル62、及び、ハードキー63を含む。メイン制御部4はメッセージ、設定用画面、操作用画像を表示パネル61に表示させる。例えば、操作用画像はボタン、キー、タブである。タッチパネル62の出力に基づき、メイン制御部4は操作された操作用画像を認識する。ハードキー63はスタートキーやテンキーを含む。タッチパネル62、ハードキー63は使用者の設定操作(ジョブに関する操作)を受け付ける。操作パネル6の出力に基づき、メイン制御部4は設定内容を認識する。
プリンター部7は、給紙部7a、第1用紙搬送部7b、第2用紙搬送部7c、画像形成部7d、定着部7eを含む。エンジン制御部70はエンジン制御回路70a(エンジンCPU)、エンジンメモリー70bを含む。メイン制御部4の指示に基づき、エンジン制御部70のエンジン制御回路70aは、プリンター部7の動作、印刷用紙の搬送を制御する。つまり、エンジン制御部70は給紙部7a、第1用紙搬送部7b、第2用紙搬送部7c、画像形成部7d、定着部7eの動作を制御する。エンジンメモリー70bが記憶するプログラムとデータに基づき、エンジン制御回路70aはこれらを制御する。
給紙部7aは用紙カセット71、給紙ローラー72を含む。用紙カセット71は、印刷用紙(印刷に用いる用紙)を収容する。給紙ローラー72は用紙を送り出す。印刷時、エンジン制御回路70aは給紙部7aに用紙を供給させる。図2は、複合機100が2つの給紙部7aを含む例を示す。印刷のとき、エンジン制御部70は、いずれか一方の給紙部7aに用紙を給紙させる。
第1用紙搬送部7bは、用紙の搬送方向を案内するガイド板で形成された第1用紙搬送路73を含む。第1用紙搬送路73は給紙部7aから画像形成部7dまでをつなぐ。第1用紙搬送部7bは、第1用紙搬送モーター、第1用紙搬送ローラー対74を含む。第1用紙搬送モーターは第1用紙搬送ローラー対74を回転させ、用紙を搬送させる。印刷のとき、エンジン制御部70は、第1用紙搬送モーターを回転させ、供給された印刷用紙を画像形成部7dまで送る。
第2用紙搬送部7cも、用紙の搬送方向をガイドずるガイド板で形成された第2用紙搬送路75を含む。第2用紙搬送路75は画像形成部7dと排出口102をつなぐ。第2用紙搬送部7cは、第2用紙搬送モーター、第2用紙搬送ローラー対76を含む。第2用紙搬送モーターは第2用紙搬送ローラー対76を回転させ、用紙を搬送させる。印刷のとき、エンジン制御部70は、第2用紙搬送モーターを回転させ、画像形成部7dを通過した印刷用紙を用紙排出口102に向けて送る。
図1の例では、用紙排出口102は複合機100の左側面に設けられる。複合機100の左側面、かつ、用紙排出口102の下側に用紙排出トレイ103を設けてもよい。この場合、用紙排出トレイ103は、用紙排出口102から排出される用紙を受け止める。
画像形成部7dは画像(トナー像)を形成する。画像形成部7dは4色分の画像形成ユニット77(77Bk、77Y、77C、77M)、露光装置78、中間転写ユニットを含む。各画像形成ユニット77は、感光体ドラム、帯電装置、現像装置を含む。エンジン制御部70は、ブラックの画像を画像形成ユニット77Bkに形成させ、イエローの画像を画像形成ユニット77Yに形成させ、シアンの画像を画像形成ユニット77Cに形成させ、マゼンタの画像を画像形成ユニット77Mに形成させる。形成するトナー像の色が異なるが、各画像形成ユニット77Bk~77Mの構成は基本的に同じである。
中間転写ユニットは1次転写ローラー79Bk、79Y、79C、79M、中間転写ベルト710、2次転写ローラー711、中間駆動ローラー712、中間従動ローラー713、714を含む。各ローラーの軸線方向は平行である。中間転写ベルト710は無端状である。中間転写ベルト710は各ローラーにかけ回される。中間転写ベルト710は感光体ドラムからトナー像の1次転写を受ける。各色のトナー像が重畳される。2次転写ローラー711は印刷用紙にトナー像を2次転写する。2次転写ローラー711と中間転写ベルト710のニップがトナー像を印刷用紙にのせる位置である。
2次転写ローラー711を通過した印刷用紙は、定着部7eに進入する。定着部7eはヒーター、定着用ローラーを含む。エンジン制御部70はトナー像が転写された用紙を定着用ローラーに加熱・加圧させる。第2用紙搬送部7cは定着後の印刷用紙を用紙排出口102に向けて送る。
(原稿搬送装置1と画像読取装置3)
次に、図1、図3を用いて、実施形態に係る原稿搬送装置1と画像読取装置3の一例を説明する。図3は、実施形態に係る原稿搬送装置1と画像読取装置3の一例を示す図である。
次に、図1、図3を用いて、実施形態に係る原稿搬送装置1と画像読取装置3の一例を説明する。図3は、実施形態に係る原稿搬送装置1と画像読取装置3の一例を示す図である。
原稿搬送装置1は、読取位置(画像読取装置3の送り読取用コンタクトガラス31)に向け原稿を搬送する。原稿搬送装置1は、図1の紙面奥側を支点として上下方向に開閉できる。原稿を原稿台32(載置用コンタクトガラス)にセットする場合、使用者は原稿搬送装置1を開閉する。閉じられた原稿搬送装置1は、画像読取装置3の各コンタクトガラスを上方から押さえるカバーとして機能する。
原稿搬送装置1は原稿搬送制御部10を含む。原稿搬送装置1はセットされた用紙の搬送を制御する。原稿搬送制御部10は、原稿搬送制御回路10a、原稿搬送制御メモリー10bを含む基板である。原稿搬送制御回路10aは、例えば、CPUである。原稿搬送制御メモリー10bは、原稿搬送制御に関するプログラムやデータを記憶する。原稿搬送制御回路10aは、原稿搬送制御メモリー10bに記憶されたプログラムやデータを用いて原稿搬送を制御する。
図1に示すように、原稿搬送装置1は、原稿又はインサート紙がセットされるセットトレイ11を含む。また、原稿搬送装置1は、セットトレイ11から原稿排出トレイ12までをつなぐ原稿搬送路13を含む。搬送方向をガイドずるガイド板が複数用いられることにより、原稿搬送路13が形成される。
原稿搬送路13には、原稿搬送方向の上流側から順に、ピックアップローラー14、分離搬送部15、第1原稿搬送ローラー対16a、第2原稿搬送ローラー対16b、第3原稿搬送ローラー対16c、第1切替ガイド17、第4原稿搬送ローラー対16d、第2切替ガイド18、原稿排出ローラー対16eが設けられる。第1切替ガイド17と第2切替ガイド18はセットトレイ11から送り出された用紙(送出用紙)の搬送方向を切り替えるためのガイドである。
具体的に、原稿搬送路13のうち、ピックアップローラー14から読取位置(送り読取用コンタクトガラス31)までの間には、第1原稿搬送ローラー対16a、第2原稿搬送ローラー対16b、第3原稿搬送ローラー対16c、第1切替ガイド17が設けられる。読取位置から原稿排出口130(原稿排出トレイ12)までの間では、第4原稿搬送ローラー対16d25b、第2切替ガイド18、原稿排出ローラー対16eが設けられる。
原稿搬送装置1は、原稿給紙モーターM11を含む。原稿給紙モーターM11は、ピックアップローラー14を回転させる。セットトレイ11の用紙を送り出すとき、原稿搬送制御部10は原稿給紙モーターM11を回転させる。これにより、用紙が送り出される。
分離搬送部15は複数のローラーを含む。給紙ベルトが2つのローラーにかけ回される。原稿給紙モーターM11は、送出用紙を下流に送る方向に給紙ベルトを回転させる。原稿給紙モーターM11は、送出用紙をセットトレイ11に送り返す方向に、分離搬送部15の下側のローラーを回転させる。分離搬送部15の下側のローラーは、トルクリミッターと接続される。送出用紙が1枚のとき、下側のローラーは、送出用紙を下流に送る方向に回転する。送出用紙が複数枚のとき(重なっているとき)、下側のローラーは、送出用紙をセットトレイ11に送り返す方向に回転する(重送防止)。
原稿搬送装置1は1又は複数の原稿搬送モーターM12を含む。原稿搬送モーターM12は、第1原稿搬送ローラー対16a、第2原稿搬送ローラー対16b、第3原稿搬送ローラー対16c、第4原稿搬送ローラー対16d、原稿排出ローラー対16eを回転させる。送出用紙を搬送するとき、原稿搬送制御部10は、原稿搬送モーターM12を回転させる。これにより、各ローラーが回転する。
原稿搬送装置1では、原稿をスイッチバックすることができる。例えば、両面読み取りのとき、原稿搬送制御部10は、原稿のスイッチバックを行う。スイッチバックによって、原稿の表と裏が逆転する。スイッチバックのため、原稿搬送装置1は、反転ローラー対19、第2切替ガイド18、第3切替ガイド110、第1反転路111、第2反転路112を含む。
第1反転路111の一端は、原稿搬送路13に接続される。具体的に、読取位置を通過した原稿を送る原稿搬送路13の途中に、第1反転路111の一端が接続される。第1反転路111の他端は、反転ローラー対19に接続される。第2反転路112の一端は、反転ローラー対19及び第1反転路111の他端と接続される。第2反転路112の他端は、原稿搬送路13のうち、読取位置及び第1切替ガイド17の上流に接続される。具体的に、第2反転路112の他端は、原稿搬送路13のうち、分離搬送部15、第1原稿搬送ローラー対16aの間に接続される。第1切替ガイド17や読取位置の上流に原稿、インサート紙を送り返すことができる。
第2切替ガイド18は、送出用紙の進行方向を切り替える。第2切替ガイド18の姿勢を変化させるため、第2切替モーターM15が設けられる。送出用紙を原稿排出トレイ12に送る場合、原稿搬送制御部10は、第2切替モーターM15を動作させる。原稿搬送制御部10は、第2切替ガイド18の姿勢を、第1反転路111の入口を閉じ、原稿排出トレイ12への通路を開ける姿勢とする。スイッチバックを行うとき、原稿搬送制御部10は、第2切替モーターM15を動作させる。原稿搬送制御部10は、第2切替ガイド18の姿勢を、原稿排出トレイ12への通路を閉じ、第1反転路111の入口を開く姿勢とする。
反転ローラー対19を回転させるスイッチバックモーターM13が設けられる。スイッチバックモーターM13は正逆の両方向に回転可能である。第1反転路111と第2反転路112の接続位置には、第3切替ガイド110が設けられる。第3切替ガイド110は、送出用紙の進行方向を切り替える。第3切替ガイド110の姿勢を変化させるため、第3切替モーターM16が設けられる。
スイッチバックを行うとき、まず、原稿搬送制御部10は、原稿をスイッチバックトレイ113に送る方向に、スイッチバックモーターM13(反転ローラー対19)を正回転させる。スイッチバックトレイ113の奥側に進むように、原稿搬送制御部10は、第3切替モーターM16を動作させる。原稿搬送制御部10は、第3切替ガイド110の姿勢を、第2反転路112の入口を閉じる姿勢とする。
送出用紙が反転ローラー対19を通過しきる前に、原稿搬送制御部10は、スイッチバックモーターM13(反転ローラー対19)を停止させる。原稿搬送制御部10は、送出用紙の上流側端部が、第1反転路111と第2反転路112の接続位置及び第3切替ガイド110を通過すると、原稿搬送制御部10は、スイッチバックモーターM13(反転ローラー対19)を停止させる。原稿搬送路13への再合流のため、原稿搬送制御部10は第3切替モーターM16を逆回転させる。具体的に、原稿搬送制御部10は、第3切替ガイド110の姿勢を、第2反転路112の入口を開き、第1反転路111を閉じる姿勢とする。そして、原稿搬送制御部10は、送出用紙をスイッチバックトレイ113から引き出す方向に、スイッチバックモーターM13(反転ローラー対19)を回転させる。送出用紙は、第2反転路112を進み、原稿搬送路13に再合流する。
また、原稿搬送装置1は、セットセンサーS11、タイミングセンサーS12、原稿排出センサーS13を含む。セットセンサーS11はセットトレイ11に設けられる。セットセンサーS11は、例えば、光センサーである。セットセンサーS11の出力に基づき、原稿搬送制御部10はセットトレイ11に用紙があるか否かを認識する。
タイミングセンサーS12は、設置位置(検知域)への送出用紙の到達、通過を検知する。タイミングセンサーS12は、送出用紙が検知域に存在するか否かによって、出力レベルが変化する。タイミングセンサーS12の出力に基づき、原稿搬送制御部10は、送出用紙がタイミングセンサーS12の設置位置に到達したか否か、及び、通過したか否かを認識する。原稿を搬送するとき、原稿搬送制御部10は、先端の設置位置への到達を画像読取装置3に通知する。通知後、所定の時間が経過すると、画像読取装置3(読取制御部30)は、イメージセンサーに読み取りを開始させる。画像読取装置3(読取制御部30)は、タイミングセンサーS12を用いて、搬送原稿の読み取り開始のタイミングをはかる。また、原稿排出センサーS13の出力に基づき、原稿搬送制御部10は、原稿排出トレイ12への原稿の排出を認識する。
画像読取装置3は、読み取りを制御する読取制御部30を含む。読取制御部30は、読取制御回路30a、読取制御メモリー30bを含む。読取制御回路30aは、例えば、CPUである。読取制御メモリー30bは、原稿読み取りに関するプログラムやデータを記憶する。読取制御メモリー30bに記憶されたプログラムやデータを用いて、読取制御回路30aは原稿の読み取りを制御する。
画像読取装置3は、上面に送り読取用コンタクトガラス31と原稿台32(載置読取用コンタクトガラス)を含む(図3参照)。また、画像読取装置3は、筐体内に第1移動枠3a、第2移動枠3b、ワイヤー33、巻取ドラム34、レンズ35、イメージセンサー36を含む。第1移動枠3aにはランプ37と第1ミラーが設けられる。第2移動枠3bには第2ミラーと第3ミラーが設けられる。
原稿読取時、読取制御部30はランプ37を点灯させ、イメージセンサー36(ラインセンサー)を動作させる。ランプ37は原稿に光を照射する。各ミラーは、原稿の反射光をレンズ35に導く。レンズ35は、反射光を集光し、イメージセンサー36に入射する。イメージセンサー36は、複数画素(各受光素子)を含む。イメージセンサー36は、入射光を光電変換する。イメージセンサー36は1ライン単位のアナログ画像信号の出力を繰り返す。このアナログ画像信号に基づき、画像データ生成回路41が原稿画像データを生成する。また、ワイヤー33の一端は、第1移動枠3aと第2移動枠3bに接続され、他端は巻取ドラム34に接続される。巻取ドラム34を回転させることにより、各移動枠及び読取ラインを移動させることができる。巻取ドラム34を回転させるため、画像読取装置3は巻取モーター38を含む。読取制御部30は、巻取モーター38を制御する。
原稿台32上の原稿を読み取るとき、読取制御部30は、巻取ドラム34(巻取モーター38)を回転させる。読取制御部30は各移動枠を移動させる。原稿台32の左端から右端にむけて、読取ラインの位置が移動する。搬送原稿(送り読取用コンタクトガラス31の上を通過する原稿)を読み取るとき、読取制御部30は、巻取モーター38を回転させ、読取ラインの位置を送り読取用コンタクトガラス31の範囲内とする。
(インサート機能)
次に、図1、図4、図5を用いて、実施形態に係る複合機100が備えるインサート機能の一例を説明する。図4は、従来の画像形成装置(画像形成システム)の一例を示す図である。図5は、実施形態に係る連結搬送部2の制御の一例を示す図である。
次に、図1、図4、図5を用いて、実施形態に係る複合機100が備えるインサート機能の一例を説明する。図4は、従来の画像形成装置(画像形成システム)の一例を示す図である。図5は、実施形態に係る連結搬送部2の制御の一例を示す図である。
インサート機能を画像形成装置で利用できるようにすることがある。インサート機能とは、1束の印刷物のうち、所望の位置に、予め用意したインサート紙を差し込む機能である。製本作業を簡易化(自動化)することができる。
インサート機能の利用の態様は様々である。例えば、予め色紙を表紙として用意する。インサート機能を用いれば、順次排出される各部の印刷物の先頭の位置に、有彩色の表紙を自動的に差し込むことができる。また、表紙は予め別の印刷装置で印刷したものでもよい。また、例えば、文集を印刷する場合、予め各個人が絵や文字を描いた表紙や中表紙を、文集内の所望の位置に、自動的に差し込むことができる。印刷物の束への用紙の追加を手作業で行わなくてすむ。
インサート機能を利用できるようにする場合、従来、画像形成装置の本体に、専用オプション装置がとりつけられる。インサート機能を実現するオプション装置は、インサーターと称される。インサーターは、インサートする用紙をセットするトレイを含む。排出先に向けて搬送される印刷済用紙にインサートする用紙を合流させる搬送機構と搬送路を含む。その他、搬送機構を制御するための基板や、画像形成装置に接続するための機構を含む。
従来、インサーターを装着する場合、フィニッシャーと呼ばれるオプション装置の追加も必要とされている。つまり、インサーター機能を使用するには、インサーターとフィニッシャーが取り付けられる。また、インサーターと一体化されているフィニッシャーもある。言い換えると、インサート用の機構が組み込まれているフィニッシャーもある。
図4の上側は、画像形成装置の本体に、インサーターとフィニッシャーを取り付けた状態の一例を示す図である。通常、画像形成装置の本体とフィニッシャーの間に、インサーターが取り付けられる。従来、インサーターは、画像形成装置の本体とフィニッシャーの間の搬送経路でインサート紙を合流させる。
図4の下側の図では、インサーター部分を網掛け状態で示している。インサーターの部分を追加するだけでも、比較的大きな設置スペースが必要である。図4に示すように、画像形成装置の本体に、インサーターとフィニッシャーを装着すれば、画像形成装置全体(システム全体)の左右の幅はかなり広くなる。広い設置スペースが必要である。
そこで、複合機100では、原稿搬送装置1のセットトレイ11に、インサート紙をセットできるようにする。そして、複合機100に、連結搬送部2と第1切替ガイド17を設ける。第1切替ガイド17は、セットトレイ11からの送出用紙の搬送先を切り替える。具体的に、第1切替ガイド17は、送出用紙を原稿排出トレイ12と連結搬送部2のいずれか一方に導く。
連結搬送部2はインサート用搬送路21を含む。インサート用搬送路21は画像読取装置3を貫く。インサート用搬送路21は第1切替ガイド17から第2用紙搬送部7cまでをつなぐ。連結搬送部2は、送出用紙(インサート紙)を第2用紙搬送路75に合流させる。合流したインサート紙は、用紙排出口102(用紙排出トレイ103)方向に進む。
送出用紙がインサート紙のとき、原稿搬送制御部10は、第1切替モーターM14を動作させ、第1切替ガイド17の姿勢を原稿搬送路13を閉じる姿勢とする。インサート紙はインサート用搬送路21及び第2用紙搬送路75に沿って送られる。エンジン制御部70は、第2用紙搬送路75に合流した用紙を用紙排出トレイ103に排出する。つまり、インサーター、フィニッシャーを設けずに、インサート機能を実現する。インサーター、フィニッシャーなしに、複合機100の本体のみで、インサート機能を実現する。
なお、送出用紙が原稿のとき、原稿搬送制御部10は、第1切替モーターM14を動作させ、第1切替ガイド17の姿勢を、インサート用搬送路21を閉じる姿勢とする。この場合、原稿は、原稿排出トレイ12に向けて送られる。
連結搬送部2の詳細を説明する。インサート用搬送路21は、上下方向でインサート紙を搬送する。インサート用搬送路21の上流端は、第1切替ガイド17による分岐地点と接続される。インサート用搬送路21の下流端は、第2用紙搬送路75と接続される。インサート用搬送路21の下流端は、インサート紙が用紙排出方向に向かって第2用紙搬送路75に進入するように、湾曲している。
インサート用搬送路21は、原稿搬送装置1、画像読取装置3、本体部101にまたがる。以下の説明では、原稿搬送装置1にあるインサート用搬送路21を上部搬送路21aと称し、画像読取装置3を上下方向で貫く搬送路を中部搬送路21bと称し、本体部101にあるインサート用搬送路21を下部搬送路21cと称する。複数のガイド板によって、各搬送路が形成される。
上部搬送路21aの上流端は、原稿搬送路13と接続される。インサート紙がセットトレイ11にセットされているとき、原稿搬送制御部10は、第1切替ガイド17を制御し、上部搬送路21aに進入するように、インサート紙を案内する。原稿搬送制御部10は、原稿搬送モーターM12を回転させる。第3原稿搬送ローラー対16cがインサート紙を上部搬送路21aに送り込む。インサート紙は、上部搬送路21aの上流端から下流端の方向へ進む。
中部搬送路21bの上流端では、上端に向かうほど、複合機100の正面からみて左右方向(インサート紙を挟む方向)の幅が広くなっている。つまり、漏斗状である。インサート紙を中部搬送路21bに進入しやすくするためである。中部搬送路21bは、画像読取装置3を上下方向で貫通する。インサート紙は、中部搬送路21bの上流端から下流端の方向へ進む。
下部搬送路21cの上流端でも、上端に向かうほど、複合機100の正面からみて左右方向(インサート紙を挟む方向)の幅が広くなっている。つまり、漏斗状である。インサート紙を下部搬送路21cに進入しやすくするためである。インサート紙は、下部搬送路21cの上流端から下流端の方向へ進む。
下部搬送路21cには、合流用搬送ローラー対22が設けられる。連結搬送部2は、合流用搬送ローラー対22を回転させる合流用モーターM2を含む。インサート紙を第2用紙搬送路75に合流させるとき、エンジン制御部70は、合流用モーターM2を回転させる。これにより、合流用搬送ローラー対22が回転する。インサート紙は、第2用紙搬送路75及び用紙排出口102に向けて搬送される。なお、原稿搬送制御部10が合流用モーターM2を制御してもよい。
(原稿搬送装置1を用いるジョブの処理の流れ)
次に、図6を用いて、実施形態に係る原稿搬送装置1を用いるジョブの処理の流れの一例を説明する。図6は、実施形態に係る原稿搬送装置1を用いるジョブの処理の流れの一例を示す。
次に、図6を用いて、実施形態に係る原稿搬送装置1を用いるジョブの処理の流れの一例を説明する。図6は、実施形態に係る原稿搬送装置1を用いるジョブの処理の流れの一例を示す。
操作パネル6は、実行するジョブの種類の選択を受け付ける。実行するジョブの種類として、原稿搬送装置1を用いるジョブを選ぶことができる。原稿搬送装置1を用いるジョブについて、操作パネル6は、原稿を読み取るか否か、及び、インサート機能を用いるか(インサート紙を搬送するか)否かの選択を受け付ける。ジョブの実行開始を指示する前に、使用者はこれらの選択を行う。
例えば、操作パネル6は、原稿を読み取って得られた原稿画像データに基づく印刷を行い、かつ、原稿搬送装置1を用いてインサート紙を送る選択を受け付ける(コピージョブ)。つまり、操作パネル6は、原稿搬送装置1を用いて、原稿とインサート紙の両方を搬送するジョブの選択を受け付ける。
また、記憶部5に記憶された文書ファイルに基づき印刷し、その印刷物にインサート紙を追加したい場合もある。操作パネル6は、記憶部5に記憶された文書ファイルに基づく印刷を行い、かつ、原稿搬送装置1を用いてインサート紙を送る選択を受け付ける(メモリー印刷ジョブ)。つまり、操作パネル6は、原稿は搬送せず、インサート紙のみの搬送を行う選択を受け付ける。
一方、インサート紙の搬送が不要な場合もある。この場合、操作パネル6は、原稿搬送装置1を用いて原稿を搬送するが、インサート紙を搬送しないジョブの選択を受け付ける。インサート紙を搬送しないジョブとしては、例えば、コピージョブ、送信ジョブ、保存ジョブがある。
なお、インサート紙を搬送する(追加する)選択を行った場合、操作パネル6は、インサート紙をインサートする位置の設定を受け付ける。言い換えると、操作パネル6は、インサート紙を追加するページの設定を受け付ける。原稿搬送制御部10とエンジン制御部70は、設定された位置にインサート紙を差し込む。
例えば、操作パネル6は、印刷用紙の束の1枚目を、インサート紙の追加位置として受け付けてもよい。この場合、原稿搬送制御部10とエンジン制御部70は、印刷物の1枚目にインサート紙を追加する。また、操作パネル6は、印刷用紙の束のうちの途中のページを、インサート紙の追加位置として受け付けてもよい。この場合、原稿搬送制御部10とエンジン制御部70は、印刷物の束のうちの指定されたページの間にインサート紙を追加する。また、操作パネル6は、印刷用紙の束の最後を、インサート紙の追加位置として受け付けてもよい。この場合、原稿搬送制御部10とエンジン制御部70は、印刷用紙の束の最終ページにインサート紙を追加する。
さらに、インサート紙を搬送する選択がなされたとき、操作パネル6は、スイッチバック(反転)を行うか否かの選択を受け付ける。メイン制御部4は、スイッチバックを行うか否かを選択する画面を表示パネル61に表示させる。複合機100では、印刷用紙はフェイスダウンで用紙排出トレイ103に排出される。フェイスダウンとは、印刷面が下向きであることを意味する。一方、原稿は、セットしたもののうち上位のものから順番に送り出される。セットした原稿の上側の面が読み取られる。そのため、通常、使用者は、原稿をフェイスアップでセットする。
原稿にあわせて、使用者は、上向き(フェイスアップ)でインサート紙をセットトレイ11にセットすると考えられる。この場合、インサート紙はフェイスアップで搬送される。表裏の区別のないインサート紙を用いる場合には問題がない。表裏があるインサート紙を用いる場合、ファイスアップでインサート紙を搬送すると、フェイスダウンで排出された印刷用紙とインサート紙の表裏が一致しない。
そこで、複合機100では、インサート紙を搬送する場合、原稿搬送装置1でスイッチバックするか否かを選択できるようにする。インサート紙の表裏を気にしない場合、使用者はスイッチバックを行わない選択をすればよい。表裏のあるインサート紙を用い、かつ、表面を上向きでインサート紙をセットする場合、使用者はスイッチバックを行う選択をすればよい。
図6のスタートは、操作パネル6で原稿搬送装置1を用いるジョブの開始指示(スタートボタンの操作)がなされた時点である。なお、開始指示の前に、使用者は、セットトレイ11に用紙をセットする。
まず、操作パネル6でなされた選択に基づき、エンジン制御部70と原稿搬送制御部10は、原稿を読み取るか否かを確認する(ステップ♯1)。言い換えると、エンジン制御部70と原稿搬送制御部10は、原稿搬送装置1と画像読取装置3をスキャナーとして用いる選択がなされたか否かを確認する。
原稿を読み取る場合(ステップ♯1のYes)、原稿搬送制御部10は、原稿排出トレイ12に向けて、セットトレイ11にセットされた原稿を搬送させ、読取制御部30は、搬送原稿を読み取らせる(ステップ♯2)。原稿搬送制御部10は、各モーターを動作させる。また、原稿搬送装置1は、第1切替ガイド17の姿勢を、送出用紙が原稿排出トレイ12に向かう姿勢とする。読取制御部30は、ランプ37を点灯し、イメージセンサー36を動作させる。なお、原稿の両面を読み取る場合、原稿搬送制御部10は、スイッチバックを行う。1枚の原稿は、送り読取用コンタクトガラス31の上面を少なくとも2回通過する。
原稿搬送制御部10は1枚ずつ原稿を送り出す。原稿セットセンサーの出力に基づき、原稿搬送制御部10は、セットトレイ11上に原稿がなくなったことを認識する(ステップ♯3)。原稿搬送制御部10は、全原稿搬送完了を読取制御部30に通知する。この通知に基づき、読取制御部30は、原稿の最後のページを読み取ったことを認識する。読取制御部30は、原稿の読み取り完了をメイン制御部4に通知する。
原稿を読み取らない場合(ステップ♯1のNo)、又は、原稿の読み取りを完了した場合、メイン制御部4は、印刷を行うジョブか否かを確認する(ステップ♯4)。印刷を行わないジョブのとき(ステップ♯4のNo)、メイン制御部4は、ジョブを実行する(ステップ♯5)。例えば、送信ジョブの場合、メイン制御部4は、設定された宛先に向けて、スキャンで得られた画像データ又は記憶部5の画像データを送信させる。また、保存ジョブの場合、メイン制御部4は、原稿読み取りで得られた画像データを記憶部5に記憶させる。そして、メイン制御部4、原稿搬送制御部10、読取制御部30は、本フローの処理を終了する(エンド)。
印刷を行うジョブのとき(ステップ♯4のYes)、原稿搬送制御部10とエンジン制御部70は、インサート紙を搬送するか否かを確認する(ステップ♯6)。インサート紙を搬送しない場合(ステップ♯6のNo)、エンジン制御部70は、給紙を開始し、給紙された用紙への印刷を行う(ステップ♯7)。必要な枚数の給紙、搬送、印刷、排出が完了すると、エンジン制御部70は、処理を終了する(エンド)。
インサート紙を搬送する場合(ステップ♯6のYes)、メイン制御部4は、セットトレイ11へのインサート紙のセットを求めるメッセージを表示パネル61に表示させる(ステップ♯8)。これにより、インサート紙のセット忘れを防ぐことができる。メッセージの表示後、操作パネル6はインサート紙の搬送と印刷の開始指示を受け付ける。操作パネル6がこの開始指示を受け付けると、原稿搬送制御部10とエンジン制御部70は、インサート紙のスイッチバックを行う設定がなされているか否かを確認する(ステップ♯9)。
スイッチバックを行わない設定のとき(ステップ♯9のNo)、原稿搬送制御部10は、スイッチバックせずに、インサート紙を連結搬送部2に進入させる(ステップ♯10)。原稿搬送制御部10は、インサート紙が連結搬送部2に進入する角度で、第1切替ガイド17の姿勢を維持する。
一方、スイッチバックを行う設定のとき(ステップ♯9のYes)、原稿搬送制御部10は、スイッチバックしてから、インサート紙を連結搬送部2に進入させる(ステップ♯11)。最初は、原稿搬送制御部10は、インサート紙がスイッチバックローラー対に向かう角度で、第1切替ガイド17の姿勢を維持する。スイッチバック後、インサート紙が原稿搬送路13に再合流すると、原稿搬送制御部10は、インサート紙が連結搬送部2に進入する角度で、第1切替ガイド17の姿勢を維持する。
なお、エンジン制御部70は、インサート紙の挿入位置の前後の用紙の紙間を調整しつつ、印刷用紙を搬送させる(ステップ♯12)。エンジン制御部70は、インサート紙を第2用紙搬送路75に合流したときに印刷用紙とぶつからないように印刷用紙を搬送させる。例えば、エンジン制御部70は、インサート紙の挿入位置の前の用紙の給紙後、インサート紙の合流が完了するまで、挿入位置の後の用紙の給紙を給紙部7aに開始させない。このようにすると、印刷用紙とインサート紙の衝突を防ぐことができる。
エンジン制御部70は、給紙、印刷用紙の搬送、印刷、排出を最後のページまで続ける。原稿搬送制御部10とエンジン制御部70は、設定された位置にインサート紙を合流させる。やがて、インサート紙を合流させる印刷ジョブが完了する(エンド)。
(後処理装置8)
次に、図7、図8を用いて、実施形態に係る後処理装置8の一例を説明する。図7は、実施形態に係る後処理装置8を取り付けた複合機100の一例を示す図である。図8は、実施形態に係る後処理装置8の一例を示す図である。
次に、図7、図8を用いて、実施形態に係る後処理装置8の一例を説明する。図7は、実施形態に係る後処理装置8を取り付けた複合機100の一例を示す図である。図8は、実施形態に係る後処理装置8の一例を示す図である。
複合機100には、後処理装置8を取り付けることができる。なお、後処理装置8を取り付ける場合、用紙排出トレイ103は取り外される。図7は、複合機100の左側面に後処理装置8を取り付けた状態の一例を示す。複合機100の本体自体が、インサート機能を実現する。そのため、インサート機能を実現する機構を後処理装置8に設ける必要がない。そのため、従来よりも、後処理装置8を取り付けた複合機100の左右方向の幅を狭くすることができる。従来よりも、複合機100と後処理装置8の設置スペースが少なくてすむ。
複合機100の排出口102から排出される印刷用紙やインサート紙は、後処理装置8に進入する。後処理装置8は、印刷用紙とインサート紙に穿孔処理、綴じ処理、折り処理などの後処理を行える。図8に示すように、後処理装置8は、パンチ処理装置81、ステープル処理装置82、及び、折り処理装置83を含む。パンチ処理装置81は、穿孔処理(穴あけ)を行える。ステープル処理装置82は、スタックされた複数枚の用紙をステープルで綴じる。折り処理装置83は製本のために用紙を折る処理を行える。
後処理装置8は、用紙搬入口84、第1後処理搬送部85、メイン排出口86、第1排出トレイ87、サブ排出口88、第2排出トレイ89、退避ドラム810を含む。用紙搬入口84には、複合機100の用紙排出部口から排出された用紙が搬入される。第1後処理搬送部85は、第1後処理搬送路85aを含む。第1後処理搬送路85aは、用紙搬入口84と第1排出トレイ87をつなぐ。第1後処理搬送路85aには、複数の搬送用のローラーや、搬送方向を切り替えるための切り換え部材を含む。
また、後処理装置8は、後処理制御部80を含む。後処理制御部80は制御回路やメモリーを含む基板である。後処理制御部80は、搬送用のローラーと、切り換え部材を動作させるためのモーターを制御する。つまり、後処理制御部80は、後処理装置8内の各モーターを制御する。また、後処理制御部80は、パンチ処理装置81、ステープル処理装置82、及び、折り処理装置83の動作も制御する。
第1排出トレイ87はメイン排出口86から排出された印刷用紙又はインサート紙を受ける。第2排出トレイ89はサブ排出口88から排出された印刷用紙又はインサート紙を受ける。
第2後処理搬送路85bの上流端が第1後処理搬送路85aに接続される。印刷用紙とインサート紙の搬送経路を分岐することができる。第2後処理搬送路85bの下流端はサブ排出口88に接続される。また、折り処理装置83に向かう搬送路の上流端は第1後処理搬送路85aに接続される。印刷用紙とインサート紙を折り処理装置83に送ることもできる。
印刷用紙、インサート紙が機内に搬入されると、後処理制御部80は、第1後処理ローラー対810を回転させる。第1後処理ローラー対810は、用紙搬入口84から搬入された印刷用紙やインサート紙を下流に送る。第1後処理搬送路85aの下流端には、印刷用紙やインサート紙を第1排出トレイ87へ送り出すメイン排出ローラー対811が設けられる。印刷用紙やインサート紙をステープル処理装置82に送ることもできる。第1排出トレイ87は、ステープル処理装置82が綴じ処理をした用紙束を受ける。なお、ステープルしない、または、穿孔処理のみを施した用紙が、第1排出トレイ87に排出されてもよい。第2後処理搬送路85bには、印刷用紙を第2排出トレイ89へ送り出すサブ排出ローラー対812が設けられている。主に後処理しない、又は、穿孔処理のみを行う印刷用紙やインサート紙が第2排出トレイ89に排出される。
パンチ処理装置81は、用紙搬入口84と第1後処理ローラー対810との間に配置される。操作パネル6で穿孔処理の実行が設定されている場合、パンチ処理装置81は、第1後処理搬送路85aを搬送される用紙に対して、穿孔処理を行う。
ステープル処理装置82は、第1後処理搬送路85aの下流側、かつ下方に配置される。操作パネル6でステープル処理の実行が設定された場合、ステープル処理装置82は、複数枚の用紙(印刷用紙やインサート紙)をスタックする。ステープルユニットは、スタックされた用紙束をステープルで綴じる。
複数部の用紙束に連続して綴じ処理を施す場合、後処理制御部80は、次の用紙束の1枚目の用紙を退避ドラム810に退避させる。退避ドラム810は、次の用紙束の1枚目の用紙を、外周面に沿って一周させ、2枚目の用紙と重ね合せて状態でステープル処理装置82に送る。
操作パネル6で折り処理の実行が設定されている場合、後処理制御部80は、折り処理装置83に印刷用紙やインサート紙を送る。折り処理装置83は、複数枚の用紙(用紙束)を折る。例えば、折り処理装置83は、用紙束を2つ折りする。そして、折り処理装置83は、折った用紙束を機外に排出する。
本発明に係る画像形成装置(複合機100)は、本体部101、画像読取装置3、原稿搬送装置1、連結搬送部2、及び、制御部(原稿搬送制御部10)を含む。画像読取装置3は、本体部101の上に設けられる。原稿搬送装置1は、画像読取装置3の上に設けられる。制御部は、原稿搬送装置1にセットされた用紙の搬送を制御する。本体部101は、給紙部7a、画像形成部7d、第1用紙搬送部7b、第2用紙搬送部7cを含む。給紙部7aは印刷用紙を供給する。画像形成部7dは、搬送される印刷用紙に画像を印刷する。第1用紙搬送部7bは、給紙部7aから画像形成部7dまでをつなぐ第1用紙搬送路73を含む。第1用紙搬送部7bは、供給された印刷用紙を画像形成部7dまで搬送する。第2用紙搬送部7cは、画像形成部7dと用紙排出口102をつなぐ第2用紙搬送路75を含む。第2用紙搬送部7cは、画像形成部7dを通過した印刷用紙を排出口102に向けて搬送する。原稿搬送装置1は、セットトレイ11、ピックアップローラー14、原稿搬送路13、切替ガイド(第1切替ガイド17)を含む。セットトレイ11は、用紙がセットされる。ピックアップローラー14は、セットトレイ11にセットされた用紙を送り出す。原稿搬送路13は、セットトレイ11から原稿排出トレイ12までをつなぐ。切替ガイドは、セットトレイ11からの送りだされた用紙である送出用紙の搬送先を切り替える。切替ガイドは、送出用紙を原稿排出トレイ12又は連結搬送部に導く。連結搬送部2は、画像読取装置3を貫いて切替ガイドから第2用紙搬送部7cまでをつなぐインサート用搬送路21を含む。連結搬送部2は、インサート用搬送路21に進入してきた送出用紙を搬送し、第2用紙搬送路75に合流させる。送出用紙が原稿のとき、制御部は、切替ガイドの姿勢を、原稿排出トレイ12に向けて送出用紙を送る姿勢とする。送出用紙がインサート紙のとき、制御部は、切替ガイドの姿勢を、インサート用搬送路21及び第2用紙搬送路75に向けて、送出用紙を送る姿勢とする。
画像形成装置の本体上部の原稿搬送装置1にインサート紙をセットすることができる。画像形成装置本体でインサート紙を送り出し、印刷用紙の流れにインサート紙を合流させることができる。画像形成装置本体内で、印刷済用紙と印刷済用紙の間に、インサート紙を差し込むことができる。従来のように、インサート機能を用いるために、画像形成装置の本体にインサート専用ユニットやフィニッシャーを装着しなくてもよい。インサート機能を利用できるようにしつつ、画像形成装置(システム)の設置に要する面積を従来よりも減らすことができる。
原稿搬送装置1は、画像読取装置3の読取位置を通過した送出用紙をスイッチバックし、スイッチバックした送出用紙を切替ガイドの上流側に送り返す反転ローラー対19を含む。送出用紙がインサート紙のとき、制御部は、まず、切替ガイドの姿勢を、反転ローラー対19に向けて送出用紙を送る姿勢とする。制御部は、インサート紙を反転ローラー対19にスイッチバックさせる。スイッチバック後、制御部は、切替ガイドの姿勢を、インサート用搬送路21及び第2用紙搬送路75に向けてスイッチバックされたインサート紙を送る姿勢とする。スイッチバックにより、インサート紙の表と裏を逆転させることができる。印刷物(印刷用紙)とインサート紙の表裏を合わせることができる。
画像形成部7dは、用紙の下面に印刷を行う。第1用紙搬送部7bと第2用紙搬送部7cは、印刷面が下向きとなるフェイスダウンで排出されるように印刷用紙を搬送する。印刷物がフェイスダウンで排出される場合、インサート紙の表面を上向きにセットしても、インサート紙をフェイスダウンで排出することができる。印刷物とインサート紙の表裏を合わせることができる。
画像形成装置は、用紙排出口102から排出される印刷用紙とインサート紙を受け止める用紙排出トレイ103を含んでもよい。後処理装置8を取り付けずに、排出される印刷用紙の束に、インサート紙を差し込む(追加する)ことができる。
画像形成装置は、用紙排出口102から排出される印刷用紙とインサート紙を受け入れ、受け入れた用紙の後処理を行う後処理装置8を備えてもよい。画像形成装置から排出される印刷用紙とインサート紙に後処理を施すことができる。インサートするための機構を後処理装置8に含めなくてもよい。後処理装置8を小型化することができる。後処理装置8の価格を抑えることもできる。
画像形成装置は操作パネル6を含む。操作パネル6は、ジョブでインサート紙を搬送するか否かの選択を受け付ける。操作パネル6がインサート紙を搬送する選択を受け付けたとき、制御部は、切替ガイドの姿勢を、インサート用搬送路21及び第2用紙搬送路75に向けて送出用紙を送る姿勢とする。セットトレイ11にインサート紙をセットするか、原稿をセットするかを選択することができる。セットトレイ11にセットされた用紙の搬送先を設定することができる。
操作パネル6が、コピージョブにてインサート紙を搬送する選択を受け付けたとき、制御部は、まず、切替ガイドの姿勢を、原稿排出トレイ12に向けて送出用紙を送る姿勢とする。セットトレイ11にセットされた全用紙の原稿排出トレイ12への搬送が完了すると、操作パネル6は、セットトレイ11へのインサート紙のセットを勧めるメッセージを表示する。メッセージの表示後、制御部は、切替ガイドの姿勢を、インサート用搬送路21及び2用紙搬送路に向けて送出用紙を送る姿勢とする。コピージョブのとき、全原稿の搬送完了、及び、原稿画像データの取得完了を使用者に知らせることができる。原稿読取完了にあわせて、インサート紙をセットすべきことを使用者に知らせることができる。原稿とインサート紙のセットの手順違いの発生を防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記の実施形態の説明では、セットトレイ11が1つである例を説明した。また、1つのセットトレイ11に原稿とインサート紙を順番にセットする例を説明した。しかし、原稿搬送装置1は、複数のセットトレイ11を備えてもよい。この場合、各セットトレイ11ごとに、ピックアップローラー14が設けられる。そして、いずれか1つのセットトレイ11に原稿をセットし、もう1つのセットトレイ11には、インサート紙がセットされる。原稿を搬送する場合、原稿搬送制御部10は、原稿がセットされたセットトレイ11のピックアップローラー14を動作させ、原稿を送り出す。インサート紙を搬送する場合、原稿搬送制御部10は、インサート用紙がセットされたセットトレイ11のピックアップローラー14を動作させ、インサート紙を送り出す。
本発明はインサート紙を印刷用紙に合流させる画像形成装置に利用可能である。
100 複合機(画像形成装置) 101 本体部
102 用紙排出口 103 用紙排出トレイ
1 原稿搬送装置 10 原稿搬送制御部(制御部)
11 セットトレイ 12 原稿排出トレイ
13 原稿搬送路 14 ピックアップローラー
17 第1切替ガイド(切替ガイド) 19 反転ローラー対
2 連結搬送部 21 インサート用搬送路
3 画像読取装置 7a 給紙部
7b 第1用紙搬送部 73 第1用紙搬送路
7c 第2用紙搬送部 75 第2用紙搬送路
7d 画像形成部 6 操作パネル
8 後処理装置
102 用紙排出口 103 用紙排出トレイ
1 原稿搬送装置 10 原稿搬送制御部(制御部)
11 セットトレイ 12 原稿排出トレイ
13 原稿搬送路 14 ピックアップローラー
17 第1切替ガイド(切替ガイド) 19 反転ローラー対
2 連結搬送部 21 インサート用搬送路
3 画像読取装置 7a 給紙部
7b 第1用紙搬送部 73 第1用紙搬送路
7c 第2用紙搬送部 75 第2用紙搬送路
7d 画像形成部 6 操作パネル
8 後処理装置
Claims (7)
- 本体部と、
前記本体部の上に設けられた画像読取装置と、
前記画像読取装置の上に設けられた原稿搬送装置と、
連結搬送部と、
前記原稿搬送装置にセットされた用紙の搬送を制御する制御部と、を含み、
前記本体部は、
印刷用紙を供給する給紙部と、
搬送される前記印刷用紙に画像を印刷する画像形成部と、
前記給紙部から前記画像形成部までをつなぐ第1用紙搬送路を含み、供給された前記印刷用紙を前記画像形成部まで搬送する第1用紙搬送部と、
前記画像形成部と用紙排出口をつなぐ第2用紙搬送路を含み、前記画像形成部を通過した前記印刷用紙を前記用紙排出口に向けて搬送する第2用紙搬送部を含み、
前記原稿搬送装置は、
用紙がセットされるセットトレイと、
前記セットトレイにセットされた用紙を送り出すピックアップローラーと、
前記セットトレイから原稿排出トレイまでをつなぐ原稿搬送路と、
前記セットトレイからの送りだされた用紙である送出用紙の搬送先を切り替え、前記送出用紙を前記原稿排出トレイ又は前記連結搬送部に導く切替ガイドと、を含み、
前記連結搬送部は、前記画像読取装置を貫いて前記切替ガイドから前記第2用紙搬送部までをつなぐインサート用搬送路を含み、前記インサート用搬送路に進入してきた前記送出用紙を搬送し、前記第2用紙搬送路に合流させ、
前記制御部は、
前記送出用紙が原稿のとき、前記切替ガイドの姿勢を、前記原稿排出トレイに向けて前記送出用紙を送る姿勢とし、
前記送出用紙がインサート紙のとき、前記切替ガイドの姿勢を、前記インサート用搬送路及び前記第2用紙搬送路に向けて、前記送出用紙を送る姿勢とすることを特徴とする画像形成装置。 - 前記原稿搬送装置は、前記画像読取装置の読取位置を通過した前記送出用紙をスイッチバックし、スイッチバックした前記送出用紙を前記切替ガイドの上流側に送り返す反転ローラー対を含み、
前記送出用紙がインサート紙のとき、
前記制御部は、
まず、前記切替ガイドの姿勢を、前記反転ローラー対に向けて前記送出用紙を送る姿勢とし、
前記インサート紙を前記反転ローラー対にスイッチバックさせ、
スイッチバック後、前記切替ガイドの姿勢を、前記インサート用搬送路及び前記第2用紙搬送路に向けてスイッチバックされた前記インサート紙を送る姿勢とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記画像形成部は、用紙の下面に印刷を行い、
前記第1用紙搬送部と前記第2用紙搬送部は、印刷面が下向きとなるフェイスダウンで排出されるように前記印刷用紙を搬送することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記用紙排出口から排出される前記印刷用紙と前記インサート紙を受け止める用紙排出トレイを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記用紙排出口から排出される前記印刷用紙と前記インサート紙を受け入れ、受け入れた用紙の後処理を行う後処理装置を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- ジョブで前記インサート紙を搬送するか否かの選択を受け付ける操作パネルを含み、
前記操作パネルが前記インサート紙を搬送する選択を受け付けたとき、前記制御部は、前記切替ガイドの姿勢を、前記インサート用搬送路及び前記第2用紙搬送路に向けて前記送出用紙を送る姿勢とすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記操作パネルが、コピージョブにて前記インサート紙を搬送する選択を受け付けたとき、
前記制御部は、まず、前記切替ガイドの姿勢を、前記原稿排出トレイに向けて前記送出用紙を送る姿勢とし、
前記セットトレイにセットされた全用紙の前記原稿排出トレイへの搬送が完了すると、前記操作パネルは、前記セットトレイへの前記インサート紙のセットを勧めるメッセージを表示し、
前記メッセージの表示後、前記制御部は、前記切替ガイドの姿勢を、前記インサート用搬送路及び前記2用紙搬送路に向けて前記送出用紙を送る姿勢とすることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020143819A JP2022039038A (ja) | 2020-08-27 | 2020-08-27 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020143819A JP2022039038A (ja) | 2020-08-27 | 2020-08-27 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022039038A true JP2022039038A (ja) | 2022-03-10 |
Family
ID=80499067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020143819A Pending JP2022039038A (ja) | 2020-08-27 | 2020-08-27 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022039038A (ja) |
-
2020
- 2020-08-27 JP JP2020143819A patent/JP2022039038A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9186926B2 (en) | Sheet processing apparatus, method for controlling the same, storing medium, and program | |
JP4516894B2 (ja) | 自動原稿搬送装置およびそれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置 | |
JP5473423B2 (ja) | インサータ及び画像形成システム | |
JP4769420B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8027630B2 (en) | Sheet processing apparatus, sheet processing method, and image forming system | |
US8434751B2 (en) | Z-folder for sheets of various sizes | |
JP5498912B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US8115961B2 (en) | Method and apparatus providing consistent rotation for pages in a job in accordance with post-processing requirements | |
JP2015197625A (ja) | 画像形成装置およびその制御方法、並びにプログラム | |
JP3926527B2 (ja) | 用紙処理装置および画像形成装置並びに画像形成システム | |
JP4546059B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5625577B2 (ja) | 後処理装置及び画像形成システム | |
US7926800B2 (en) | Sheet processing apparatus and image forming apparatus | |
JP5533167B2 (ja) | 画像形成装置に内蔵の用紙後処理装置および画像形成装置 | |
JP4557846B2 (ja) | シート処理装置、および画像形成装置 | |
JP2003296090A (ja) | 画像形成装置および印刷イメージ表示方法 | |
JP4957714B2 (ja) | 用紙後処理装置 | |
JP2022039038A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007070094A (ja) | 画像形成装置、およびシート処理装置 | |
JP2022039040A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007076850A (ja) | シート挿入装置を備えた画像形成システム | |
JP4164390B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2022052255A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6766231B2 (ja) | 印刷装置およびその制御方法、並びにプログラム | |
JP4467486B2 (ja) | シート処理装置および画像形成装置 |