JP2022038983A - 操舵支援制御装置 - Google Patents

操舵支援制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022038983A
JP2022038983A JP2020143738A JP2020143738A JP2022038983A JP 2022038983 A JP2022038983 A JP 2022038983A JP 2020143738 A JP2020143738 A JP 2020143738A JP 2020143738 A JP2020143738 A JP 2020143738A JP 2022038983 A JP2022038983 A JP 2022038983A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
control device
support control
torque
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020143738A
Other languages
English (en)
Inventor
菜摘 込山
Natsumi Komiyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2020143738A priority Critical patent/JP2022038983A/ja
Priority to US17/402,999 priority patent/US20220063717A1/en
Publication of JP2022038983A publication Critical patent/JP2022038983A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/002Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits computing target steering angles for front or rear wheels
    • B62D6/006Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits computing target steering angles for front or rear wheels using a measured or estimated road friction coefficient
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • B62D6/008Control of feed-back to the steering input member, e.g. simulating road feel in steer-by-wire applications

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)

Abstract

【課題】操舵支援制御の左右差に対する乗員の違和感を低減する。【解決手段】本発明に係る操舵支援制御装置は、自車走行路の路面カントを検出する検出部と、左操舵及び右操舵それぞれについて走行車速及び路面カントごとの操舵特性を示す操舵特性値と、前記検出部が検出した路面カントとに基づいて操舵制御系における操舵目標トルクの補正を行う補正部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は車両に搭載される操舵支援制御装置についての技術分野に関する。
自動車等の車両の運転支援制御について各種の技術が提案されている。
特開2017-65473号公報
ところで、製造の際に組み付ける各部品の形状等のばらつきや、組み付けた各部品の摩耗等の経時変化により、車両の操舵系には左右差が存在する。そのため、操舵支援制御により左右方向にそれぞれ同じ操舵トルクで操舵を行ったとしても、車両の左右それぞれの旋回性能に差異が生じてしまうことがある。
このような車両の旋回性能の差異は、ドライバを初め乗員に違和感を与え、運転支援制御及び自動運転の快適性や安心感を損なう要因となり得る。
本発明は上記の事情に鑑み為されたものであり、操舵支援制御の左右差に対する乗員の違和感を低減することを目的とする。
本発明に係る操舵支援制御装置は、自車走行路の路面カントを検出する検出部と、左操舵及び右操舵それぞれについて走行車速及び路面カントごとの操舵特性を示す操舵特性値と、前記検出部が検出した路面カントとに基づいて操舵制御系における操舵目標トルクの補正を行う補正部と、を備えるものである。
ここで操舵特性値とは、操舵に対して車両がどの程度曲がるかという操舵特性を示す値であり、例えば操舵トルクに対する車両ヨーレートを挙げることができる。
これにより、走行車速と路面カントに応じた操舵特性値に基づいて、操舵支援制御が実行される。
上記操舵支援制御装置においては、前記操舵特性値は、自車両の過去所定距離以内の走行情報に基づき算出された値等が使用される。
これにより、自車両において過去に実測された走行情報から算出された操舵特性値に基づいて操舵目標トルクの補正がされる。
上記操舵支援制御装置においては、前記補正部は、前記走行情報に基づき算出された前記操舵特性値に平均化処理が施されて得られた前記操舵特性値に基づいて前記操舵目標トルクを補正することが考えられる。
上記の平均化処理により、操舵特性値のばらつきが抑制される。
上記操舵支援制御装置においては、前記操舵特性値は、自車両の走行車速が所定閾値以上のときの前記走行情報に基づき算出された値等が使用される。
これにより、あまりに走行車速が低速である場合に取得した走行情報は操舵特性値に反映しない。
上記操舵支援制御装置においては、前記操舵特性値は、ハンドル角速度が所定閾値以下のときの走行情報に基づき算出された値等が使用される。
これにより、ドライバが急ハンドルを切るといった通常の運転とは異なる操舵を行っている間の走行情報は操舵特性値に反映しない。
上記車両制御装置においては、前記操舵特性値は、ドライバ入力トルクと、それに応じて付加されるアシストトルクと、前記操舵目標トルクとを含む出力トルクに基づく値等が使用される。
これにより、ドライバ入力トルクのみでなくアシストトルク及び操舵目標トルクを含む出力トルクを基準として操舵特性値が算出される。
本発明によれば、左右各方向の操舵支援制御に対する乗員の違和感を低減し、乗員にとって快適で安心できる運転支援及び自動運転を実現することができる。
本発明の実施の形態の車載システムの構成を示す図である。 本実施の形態における操舵支援制御装置の実行するマップデータ生成処理のフローチャートである。 本実施の形態における走行車速、路面カント、及び操舵特性値の相関を示す三次元マップデータの概念図である。 本実施の形態における走行車速、路面カント、及び特性左右差分値の相関を示す三次元マップデータの概念図である。 本実施の形態における操舵支援制御装置の実行する操舵目標トルク補正処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図1から図5を参照して説明する。説明にあたり参照する図面に記載された各構成は、本発明に係る要部の構成のみ抽出したものであり、図面に記載された構成は、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲であれば設計などに応じて種々な変更が可能である。
また一度説明した構成は、それ以降同一の符号を付して説明を省略することがある。さらに、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
なお、以降の説明におけるハンドルの操舵方向は、ドライバからみた反時計回り方向の操舵を左操舵、時計回り方向の操舵を右操舵として説明する。
また以降の説明において、車両ヨーレートの値[deg/s]、ドライバ入力トルクの値[Nm]、EPS(Electric Power Steering Systems)出力トルクの値[Nm]、アシストトルクの値[Nm]、操舵目標トルクの値[Nm]、補正後操舵目標トルクの値[Nm]について、ハンドルの左操舵に係る値を0以上の値、ハンドルの右操舵に係る値を0未満の値として説明する。
また路面カントの値[deg]について車両の左落ちを示す値を0以上の値、右落ちを示す値を0未満の値として説明する。
また本実施の形態における各トルクの意味は以下の通りである。
・ドライバ入力トルクとは、ドライバのハンドル操作により入力されるものである。
・アシストトルクとは、ドライバのハンドル操作に応じて付加されるものである。
・操舵目標トルクとは、操舵支援制御に基づいて車両を旋回させるためのEPS出力トルク指示値である。
・EPS出力トルクとは、アシストトルクと操舵目標トルクを合算したものである。
・左右差補正トルクとは、走行車速、路面カント、及び操舵特性値に基づいて操舵目標トルクを補正するためのものである。
・補正後操舵目標トルクとは、操舵目標トルクと同様に操舵支援制御に基づいて車両を旋回させるためのEPS出力トルク指示値であり、操舵目標トルクを左右差補正トルクに基づいて補正したものである。
<1.車載システムの構成>
本実施の形態における車載システム1の構成について図1を参照して説明する。
車載システム1は、操舵支援制御装置10、撮像部11L、撮像部11R、車速センサ15、ヨーレートセンサ16、ハンドル回転角センサ17、トーションバートルクセンサ18、電動モータ回転角センサ19、記録部20、及びステアリング機構30を有する。
操舵支援制御装置10は、ECU(Electronic Control Unit)として構成され、走行環境認識部12、演算・制御部13、及び操舵部14を有している。
このように本実施の形態では、走行環境認識部12、演算・制御部13、及び操舵部14の機能を有する操舵支援制御装置10を一のECUとして構成する例について説明する。なお、走行環境認識部12、演算・制御部13、及び操舵部14の一部又は全部が、それぞれ異なるECUとして構成されていてもよい。この場合、各ECUがそれぞれの処理を並列に行うことで本発明が実現される。
操舵支援制御装置10には、自車両において進行方向(前方)を撮像可能に設置された撮像部11L、11R、走行車速を検出する車速センサ15、車両ヨーレートを検出するヨーレートセンサ16、ハンドル角を検出するハンドル回転角センサ17、ドライバ入力トルクを検出するトーションバートルクセンサ18、後述する電動モータ42のロータの回転角を検出する電動モータ回転角センサ19が接続されている。
操舵支援制御装置10は、これらセンサによる検出信号を入力可能とされている。
撮像部11L、11Rは、いわゆるステレオ法による測距が可能となるように、例えば自車両のフロントガラスの上部付近において車幅方向に所定間隔を空けて配置されている。撮像部11L、11Rの光軸は平行とされ、焦点距離はそれぞれ同値とされる。また、フレーム周期は同期し、フレームレートも一致している。
撮像部11L、11Rの各撮像素子で得られた電気信号(撮像画像信号)はそれぞれA/D変換され、画素単位で所定階調による輝度値を表すデジタル画像信号(撮像画像データ)とされる。
走行環境認識部12は、撮像部11L、11Rが自車両の前方を撮像して得た撮像画像データとしての各フレーム画像データを内部メモリに格納していく。そして各フレームとしての2つの撮像画像データに基づき、外部環境として自車両前方に存在する物体を認識するための各種処理を実行する。例えば、道路上に形成された車線(走行レーンを仕切る線:例えば白線やオレンジ線等)、先行車両や障害物などの立体物等の認識を行う。また、検出された車線の情報に基づき、自車両の進行路(自車進行路)を推定する。
自車両前方の立体物の認識にあたり、走行環境認識部12は撮像部11L、11Rにより得られた一対の撮像画像データ(ステレオ画像)に対し、対応する位置のずれ量から三角測量の原理によって距離情報を求める処理を行い、この距離情報に基づいて三次元の距離分布を表すデータ(距離画像)を生成する。その後、このデータを基に、周知のグルーピング処理や、予め記憶されている三次元的な道路形状データ、立体物データ等と比較し、車線データ、道路に沿って存在するガードレール、縁石等の側壁データ、車両等の立体物データを抽出する。
立体物データでは、立体物までの距離と、この距離の時間的変化(自車両に対する相対速度)が求められ、特に自車進行路上にある最も近い車両で、自車両と略同方向に所定の速度(例えば0km/h以上)で走行するものが先行車両として抽出される。なお、先行車両の中で速度が略0km/hである車両は停止した先行車両として認識される。
走行環境認識部12による先行車両や立体物、車線等の画像認識結果は、操舵支援制御をはじめとする各種の運転支援制御に用いられる。
本実施の形態の操舵支援制御に関しては、検出された車線に係る情報(自車進行路等を含む)や先行車両情報等が演算・制御部13に入力される。
演算・制御部13は、走行環境認識部12による画像認識結果を表す入力情報を基に、各種運転支援のための制御を行う。
演算・制御部13は、例えば自車両前方の車線に基づいて、操舵目標トルクを設定することにより、自車両を自車進行路の中央に維持する車線維持制御(アクティブレーンキープ(ALK:Active Lane Keep))や、自車進行路からの逸脱(自車進行路の車線に対する自車両の逸脱)を防止する車線逸脱制御等の操舵支援制御(操舵制御)を行うことが可能である。
また演算・制御部13は、操舵に係る運転支援制御として、先行車両に対して自車両の横方向位置を追従させる追従操舵制御を行うことも可能である。
演算・制御部13は、各種の操舵支援制御の作動条件を判断し、作動条件が満たされている場合に操舵支援制御を実行する。操舵支援制御が作動可か否かは、運転者の操作情報SD、走行環境認識部12からの情報、各センサからの情報などに基づいて行う。なお、運転者の操作情報SDとしては、ここではACC(Adaptive Cruise Control)スイッチや操舵支援制御実行スイッチのオン/オフ操作などの操作情報を包括的に示している。
また演算・制御部13は、左操舵及び右操舵それぞれについての操舵特性を示す操舵特性値を、走行車速と路面カントごとに算出する。操舵特性値とは、操舵に対して車両がどの程度曲がるかという操舵特性を示す値であり、例えば操舵トルクに対する車両ヨーレートを挙げることができる。
演算・制御部13は、各種の操舵支援制御の実行の有無に関わらず、自車両の走行中において操舵特性値を算出する。操舵特性値の算出手法の詳細は後述する。
演算・制御部13は、走行車速、路面カント、及び操舵特性値の相関を示すデータを記録部20に記録させる。記録部20は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される。
操舵支援制御時において演算・制御部13は、左操舵と右操舵の操舵特性値に基づいて操舵制御系における操舵目標トルクの補正を行い、補正後操舵目標トルクを算出する。補正後操舵目標トルクの算出手法の詳細は後述する。
演算・制御部13は、補正後操舵目標トルクを操舵部14に対して出力する。
操舵部14は、マイクロコンピュータで構成され、演算・制御部13からの補正後操舵目標トルクに基づいて電動モータ42を制御する。また操舵部14は、運転者による操舵をアシストするパワーステアリング制御を実行する。
操舵制御の対象となるステアリング機構30は例えば次のように構成される。
ステアリング機構30は、ステアリング軸32が、図示しない車体フレームにステアリングコラム33を介して回動自在に支持されている。ステアリング軸32の一端は運転席側に延出され、このステアリング軸32の一端部には、ハンドル34が取り付けられている。ステアリング軸32の他端はエンジンルーム側に延出され、このステアリング軸32の他端部にはピニオン軸35が連結されている。
エンジンルームには、車幅方向へ延出するステアリングギヤボックス36が配設され、このステアリングギヤボックス36には、ラック軸37が往復移動自在に挿通支持されている。ラック軸37の途中にはラック(図示せず)が設けられ、このラックに対し、ピニオン軸35に設けられたピニオン(図示せず)が噛合することにより、ラックアンドピニオン式のステアリングギヤ機構が構成されている。
また、ラック軸37の左右両端はステアリングギヤボックス36から各々突出されており、その端部に、タイロッド38を介してフロントナックル39が連設されている。このフロントナックル39は、操舵輪としての左右輪40L、40Rを回動自在に支持するとともに、キングピン(図示せず)を介して車体フレームに連打自在に支持されている。従って、ハンドル34を操作し、ステアリング軸32、ピニオン軸35を回動させると、このピニオン軸35の回転によりラック軸37が左右方向へ移動し、その移動によりフロントナックル39がキングピン(図示せず)を中心に回動して、左右輪40L、40Rが左右方向へ操舵される。
また、ピニオン軸35にはアシスト伝達機構41を介して電動モータ42が連設されており、この電動モータ42にて、ハンドル34に加えるドライバ入力トルクのアシストトルクや、操舵支援制御に基づく操舵目標トルク(補正後操舵目標トルクを含む)の付加が行われる。
<2.マップデータ生成処理>
本実施の形態における操舵支援制御装置10が実行するマップデータ生成処理の一例について、図2から図4を参照して説明する。操舵支援制御装置10は、各種の操舵支援制御の作動状態によらず、自車両の走行中において図2に示す処理を実行する。操舵支援制御装置10は、図2に示す処理を実行することで、操舵支援制御中に操舵目標トルクを補正するために用いる三次元マップデータを生成する。
まず操舵支援制御装置10は、ステップS101において、各種情報の読み込みを実行する。このとき操舵支援制御装置10は、例えば車速センサ15から検出した自車両の走行車速の読み込みを行う。
続いて操舵支援制御装置10は、ステップS102において、走行データ取得条件が成立しているか否かを判定する。例えば操舵支援制御装置10は、自車両の走行車速に基づいて走行データ取得条件の成否を判定する。
このとき操舵支援制御装置10は、例えば所定の閾値として40km/hを設定し、走行車速が40km/h以上となったことをもって走行データ取得条件が成立していると判定する。これはあまりに走行車速が低速である場合に取得した走行データは、操舵目標トルクの補正のためのデータとしては適さない操舵特性値であるためである。
また操舵支援制御装置10は、ハンドル角速度に基づいて走行データ取得条件の成否を判定することもできる。このとき操舵支援制御装置10は、例えば所定の閾値として60deg/sを設定し、ハンドル角速度が60deg/s以下であることをもって走行データ取得条件が成立していると判定する。これはハンドル角速度が60deg/sを超えるようなハンドル操舵がされた際に取得された走行データは、操舵目標トルクの補正のためのデータとしては適さない操舵特性値であるためである。
また操舵支援制御装置10は、自車両の走行車速及びハンドル角速度の両方を用いて走行データ取得条件の成否を判定してもよい。この場合、操舵支援制御装置10は、例えば自車両の走行車速が40km/h以上であり、かつハンドル角速度が60deg/s以下である場合に走行データ取得条件が成立していると判定することができる。
ステップS102において走行データ取得条件が成立していないと判定すると、操舵支援制御装置10は、後述するステップS103からS107の処理を行うことなくステップS101に処理を戻し、以降同様の処理を実行する。
一方、ステップS102において走行データ取得条件が成立していると判定すると、操舵支援制御装置10は、ステップS103に処理を進める。
操舵支援制御装置10は、ステップS103において、走行データ取得処理を実行する。例えば操舵支援制御装置10は、車速センサ15から検出した走行車速、ヨーレートセンサ16から検出した車両ヨーレート、トーションバートルクセンサ18から検出したドライバ入力トルクなどを取得する。
また操舵支援制御装置10は、走行環境認識部12による画像認識結果を表す入力情報を取得する。
続いて操舵支援制御装置10は、ステップS104において、操舵特性値を算出する。
操舵特性値は、車両ヨーレート、ドライバ入力トルク、アシストトルクと操舵目標トルクの合算値であるEPS出力トルクを下記[式1]に代入することで算出される。

(操舵特性値[(deg/s)/Nm])=(車両ヨーレート[deg/s])/{(ドライバ入力トルク[Nm])+(EPS出力トルク[Nm])} ・・・[式1]

このようにドライバ入力トルクのみならずEPS出力トルクを合算することで、図1に示すピニオン軸35に入力される全てのトルクを考慮して操舵特性値を算出することができる。操舵支援制御装置10は、ドライバ入力トルクの個人差や各種の操舵支援制御の作動状態に関わらず、操舵特性値を算出可能である。
操舵支援制御の作動/非作動を問わずに操舵特性値を蓄積することで、アライメント調整や部品交換による操舵特性値変化の影響を最小限に補正可能である。
なお、以降においては、区別が必要な場合、左操舵に基づいて算出された操舵特性値を「左操舵特性値」と、右操舵に基づいて算出された操舵特性値を「右操舵特性値」として説明する。
このとき操舵支援制御装置10は、走行環境認識部12による画像認識結果を表す入力情報に基づいて路面カントを算出する。なお、路面カントの算出手法には様々な既存の手法を用いることが可能である。例えば操舵支援制御装置10は、車両に設けられた図示しない加速度センサに基づいて路面カントを算出することができる。
操舵支援制御装置10は、操舵特性値、走行車速、及び路面カントの相関関係を記録部20に記録させる。操舵支援制御装置10は、例えばあらかじめ設定した過去の所定走行距離における当該相関関係を記録させる。このとき操舵特性値は、自車両の過去の所定距離の走行情報に基づき算出された値とされる。
操舵支援制御装置10は、例えば図3に示すように走行車速をX軸、路面カントをY軸、操舵特性値をZ軸とした三次元マップデータを生成することで、操舵特性値、走行車速、及び路面カントの相関関係を記録する。
このとき操舵支援制御装置10は、左操舵特性値と右操舵特性値のそれぞれの相関関係について三次元マップデータを生成する。
そして操舵支援制御装置10は、ステップS105において、左操舵特性値と右操舵特性値のそれぞれの三次元マップデータについて平均化処理を行う。具体的な平均化処理の手法としては、例えば移動平均などの時系列データを平準化する手法でもよく、単純移動平均、加重移動平均、及び指数移動平均を用いてもよい。また、ノイズとなる値のばらつきを除去するために、任意の閾値を設けてフィルタリングしてもよい。
続いて操舵支援制御装置10は、ステップS106において、操舵に対する車両の左右方向への曲がりやすさを示す特性左右差分値を算出する。
操舵支援制御装置10は、平均化処理の施された図3の三次元マップデータに基づいて、走行車速及び路面カントごとの左操舵特性値及び右操舵特性値を取得する。
そして操舵支援制御装置10は、取得した左操舵特性値及び右操舵特性値を下記[式2]に代入することで、走行車速及び路面カントごとの特性左右差分値を算出する。

(特性左右差分値[(deg/s)/Nm])=(左操舵特性値[(deg/s)/Nm])-(右操舵特性値[(deg/s)/Nm]) ・・・[式2]
特性左右差分値が0以上である場合は、右操舵よりも左操舵の方が、操舵により発生する車両ヨーレートが大きいことを示している。これは、ドライバまたは操舵支援制御により左右同値の操舵トルクが入力された際に、車両が左方向よりも右方向に旋回しづらい状態であることを示している。
また特性左右差分値が0未満である場合は、左操舵よりも右操舵の方が、操舵により発生する車両ヨーレートが大きいことを示している。これは、ドライバまたは操舵支援制御により左右同値の操舵トルクが入力された際に、車両が右方向よりも左方向に旋回しづらい状態であることを示している。
操舵支援制御装置10は、特性左右差分値、走行車速、及び路面カントの相関関係を記録部20に記録させる。
操舵支援制御装置10は、例えば図4に示すような走行車速をX軸、路面カントをY軸、特性左右差分値をZ軸とした三次元マップデータを生成することで、特性左右差分値、走行車速、及び路面カントの相関関係を記録する。
そして操舵支援制御装置10は、ステップS107において、図4に示す三次元マップデータについて平均化処理を行う。平均化処理の手法としては、上記と同様の手法を適用することができる。
操舵支援制御装置10は、ステップS107の処理を実行した後、ステップS101に処理を戻し、車両の走行中において以降同様の処理を繰り返し実行する。
これにより、操舵目標トルクを補正するために用いられる図3及び図4に示すような三次元マップデータが生成される。
<3.操舵目標トルク補正処理>
次に本実施の形態における操舵支援制御装置10が実行する操舵目標トルク補正処理の一例について図5を参照して説明する。操舵支援制御装置10は、例えば、自車両を自車進行路の中央に維持する車線維持制御(アクティブレーンキープ)や、自車進行路からの逸脱を防止する車線逸脱制御等の操舵支援制御の作動中に図5の処理を実行する。
まず操舵支援制御装置10は、ステップS201において、各種情報の読み込みを実行する。このとき操舵支援制御装置10は、例えば車速センサ15から検出した自車両の走行車速、トーションバートルクセンサ18から検出したドライバ入力トルク等の読み込みを行う。
また操舵支援制御部10は、電動モータの実効値からEPS出力トルクを換算する。
なお、操舵支援制御部10は、例えばモータ作動電流の実効値をトルクに変換することでトルク出力値を取得することもできるし、トルク出力値をCAN(Controller Area Network)を介した通信により取得することもできる。
さらに操舵支援制御装置10は、路面カントの算出に用いられる走行環境認識部12による画像認識結果を表す入力情報を取得する。
続いて操舵支援制御装置10は、ステップS202において、走行環境認識部12による画像認識結果を表す入力情報に基づいて路面カントを算出する。
そして操舵支援制御装置10は、現在の走行車速と路面カントに応じた特性左右差分値を図4に示す三次元マップデータから取得する。
操舵支援制御装置10は、ステップS203において、現在の走行車速及び路面カントにおいて、「特性左右差分値が0以上、かつ操舵目標トルクが0未満」という条件を満たすか否かを判定する。
ここで「特性左右差分値が0以上」であることは、左右同値の操舵トルクを入力した場合、走行車両が左方向に比べて右方向へ旋回しづらい状態を示している。また「操舵目標トルクが0未満」であることは、操舵支援制御が車両を右方向へ旋回させようと制御している状態を示している。
従って、「特性左右差分値が0以上、かつ操舵目標トルクが0未満」の条件を満たす状態において、操舵支援制御による車両の右方向への旋回軌道は、操舵支援制御装置10により想定される車両の旋回軌道に到達しづらい状態と言える。
ステップS203で「特性左右差分値が0以上、かつ操舵目標トルクが0未満」の条件を満たす場合、操舵支援制御装置10は、ステップS204に処理を進める。
操舵支援制御装置10は、ステップS204において、操舵目標トルクを補正するための左右差補正トルクを算出する。
操舵支援制御装置10は、現在の走行車速及び路面カントにおける左操舵特性値及び右操舵特性値を図3に示す三次元マップデータから取得する。
そして操舵支援制御装置10は、取得した左操舵特性値及び右操舵特性値を下記[式3]に代入することで、左右差補正倍率を算出する。

(左右差補正倍率)=(左操舵特性値[(deg/s)/Nm])/(右操舵特性値[(deg/s)/Nm]) ・・・[式3]
続いて操舵支援制御装置10は、左右差補正トルクを算出する。操舵支援制御装置10は、算出した左右差補正倍率、現在のドライバ入力トルク、アシストトルク、及び操舵目標トルクの値を下記[式4]に代入することで、左右差補正トルクを算出する。

(左右差補正トルク[Nm])={(左右差補正倍率)-1}×{(ドライバ入力トルク[Nm])+(アシストトルク[Nm])+(操舵目標トルク[Nm])}・・・[式4]
ここで操舵支援制御装置10は、例えば左右差補正トルクの絶対値とあらかじめ設定された制限値を比較し、当該制限値を超える場合は左右差補正トルクを制限値の値とするレンジリミット処理を実行する。これにより、路面カント切り替わり時にカント落ちを助長してしまうことや、不適切なデータの蓄積等による補正処理の暴走を防ぐことができる。
操舵支援制御装置10は、ステップS205において、算出した左右差補正トルクに基づいて補正後操舵目標トルクを算出する。操舵支援制御装置10は、算出した左右差補正トルクを下記[式5]に代入することで、補正後操舵目標トルクを算出する。

(補正後操舵目標トルク[Nm])=(操舵目標トルク[Nm])-(左右差補正トルク[Nm]) ・・・[式5]

このように操舵目標トルクから左右補正トルクを減算することで操舵支援制御による車両右旋回時の車両ヨーレートが左旋回時と同等になる。
その後、操舵支援制御装置10の制御により、ピニオン軸35にアシスト伝達機構41を介して連接された電動モータ42にて(図1参照)、アシストトルクや操舵支援制御に基づく補正後操舵目標トルクの付加が行われ、車両の旋回軌道の補正が行われる。
操舵支援制御装置10は、ステップS205の処理の後、ステップS201に処理を戻し、以降同様の処理を実行する。
一方、ステップS203で「特性左右差分値が0以上、かつ操舵目標トルクが0未満」の条件を満たさない場合、操舵支援制御装置10は、ステップS206に処理を進める。
操舵支援制御装置10は、ステップS206において、現在の走行車速及び路面カントにおいて、「特性左右差分値が0未満、かつ操舵目標トルクが0以上」という条件を満たすか否かを判定する。
ここで「特性左右差分値が0未満」であることは、左右同値の操舵トルクを入力した場合、走行車両が右方向に比べて左方向へ旋回しづらい状態を示している。また「操舵目標トルクが0以上」であることは、操舵支援制御により車両を左方向へ旋回させようと制御している状態を示している。
従って、「特性左右差分値が0未満、かつ操舵目標トルクが0以上」の条件を満たす状態において、操舵支援制御による車両の左方向への旋回軌道は、操舵支援制御装置10により想定される車両の旋回軌道に到達しづらい状態と言える。
ステップS206で「特性左右差分値が0未満、かつ操舵目標トルクが0以上」の条件を満たす場合、操舵支援制御装置10は、ステップS207に処理を進める。
操舵支援制御装置10は、ステップS207において、操舵目標トルクを補正するための左右差補正トルクを算出する。
操舵支援制御装置10は、現在の走行車速及び路面カントにおける左操舵特性値及び右操舵特性値を図3に示す三次元マップデータから取得する。
そして操舵支援制御装置10は、取得した左操舵特性値及び右操舵特性値を下記[式6]に代入することで、左右差補正倍率を算出する。

(左右差補正倍率)=(右操舵特性値[(deg/s)/Nm])/(左操舵特性値[(deg/s)/Nm]) ・・・[式6]
続いて操舵支援制御装置10は、左右差補正トルクを算出する。操舵支援制御装置10は、算出した左右差補正倍率、現在のドライバ入力トルク、アシストトルク、及び操舵目標トルクの値を上記と同様に[式4]に代入することで、左右差補正トルクを算出する。
ここで操舵支援制御装置10は、例えば左右差補正トルクの絶対値とあらかじめ設定された制限値を比較し、当該制限値を超える場合は左右差補正トルクを制限値の値とするレンジリミット処理を実行する。
操舵支援制御装置10は、ステップS208において、算出した左右差補正トルクに基づいて補正後操舵目標トルクを算出する。操舵支援制御装置10は、算出した左右差補正トルクを下記[式7]に代入することで、補正後操舵目標トルクを算出する。

(補正後操舵目標トルク[Nm])=(操舵目標トルク[Nm])+(左右差補正トルク[Nm]) ・・・[式7]

このように操舵目標トルクに左右補正トルクを加算することで、操舵支援制御による車両左旋回時の車両ヨーレートが右旋回時と同等になる。
その後、操舵支援制御装置10の制御により、図1に示す電動モータ42にて、アシストトルクや、補正後操舵目標トルクの付加が行われ、車両の旋回軌道の補正が行われる。
操舵支援制御装置10は、ステップS208の処理の後、ステップS201に処理を戻し、以降同様の処理を実行する。
一方、ステップS206で「特性左右差分値が0未満、かつ操舵目標トルクが0以上」の条件を満たさない場合、操舵支援制御装置10は、ステップS209に処理を進める。
操舵支援制御装置10は、ステップS209において、左右補正トルクを算出することなく、下記[式8]で示すように取得した操舵目標トルクを補正後操舵目標トルクとして設定する。

(補正後操舵目標トルク[Nm])=(操舵目標トルク[Nm]) ・・・[式8]
従って、「特性左右差分値が0以上、かつ操舵目標トルクが0以上」の条件を満たす場合、即ち、走行車両の右方向への旋回が左方向のときに比べて旋回しづらいものの、操舵支援制御により車両を左方向へ旋回させようと制御している状態については、操舵目標トルクを補正後操舵目標トルクとして設定する(すなわち、操舵目標トルクの補正を行わない)。
また「特性左右差分値が0未満、かつ操舵目標トルクが0未満」の条件を満たす場合、即ち、走行車両の左方向への旋回が右方向のときに比べて旋回しづらいものの、操舵支援制御により車両を右方向へ旋回させようと制御している状態については、操舵目標トルクを補正後操舵目標トルクとして設定する(すなわち、操舵目標トルクの補正を行わない)。
その後、操舵支援制御装置10の制御により、図1に示す電動モータ42にて、ハンドル34に加えるドライバ入力トルクに基づくアシストトルクや、操舵支援制御に基づく補正後操舵目標トルク(上記[式8]に基づく補正がされていない操舵目標トルク)の付加が行われ、車両の旋回軌道の補正が行われる。
操舵支援制御装置10は、ステップS208の処理の後、ステップS201に処理を戻し、以降、操舵支援制御が終了するまでの間、同様の処理を実行する。
以上の操舵支援制御装置10の処理により本実施の形態が実現される。
<4.まとめ及び変型例>
本発明の実施の形態における操舵支援制御装置10は、自車走行路の路面カントを検出する検出部と、左操舵及び右操舵それぞれについて走行車速及び路面カントごとの操舵特性を示す操舵特性値と、前記検出部が検出した路面カントとに基づいて、操舵制御系における操舵目標トルクの補正を行う補正部と、を備える(図5のS202、S205、S208等参照)。
これにより、走行車速と路面カントに応じた操舵特性値に基づいて、操舵支援制御が実行される。
従って、操舵支援制御の左右差に対する乗員の違和感を低減し、乗員にとって快適で安心できる運転支援制御及び自動運転を実現することができる。
なお、操舵支援制御の左右差には、例えば車線逸脱抑制制御の逸脱量左右差(性能左右差)、車線中央維持制御のふらつき、目標軌道への追従性・応答性左右差(質感左右差)などが含まれる。
実施の形態の操舵支援制御装置10における操舵特性値は、自車両の過去所定距離以内の走行情報に基づき算出された値が使用される(図2のS104等参照)。
これにより、自車両において過去に実測された走行情報から算出された操舵特性値に基づいて操舵目標トルクの補正がされる。従って、操舵目標トルク補正の精度を向上させることができる。
実施の形態における操舵支援制御装置10は、走行情報に基づき算出された操舵特性値に平均化処理が施されて得られた操舵特性値に基づいて操舵目標トルクを補正する(図2のS105等参照)。
上記の平均化処理により、操舵特性値のばらつきが抑制される。従って、操舵目標トルク補正の精度を向上させることができ、左右各方向の操舵支援制御に対する乗員の違和感を低減することができる。
実施の形態の操舵支援制御装置10における操舵特性値は、自車両の走行車速が所定閾値以上のときの走行情報に基づき算出された値が使用される(図2のS102等参照)。
これにより、あまりに走行車速が低速である場合に取得した走行情報は操舵特性値に反映しない。
従って、操舵目標トルク補正の精度を向上させることができ、左右各方向の操舵支援制御に対する乗員の違和感を低減することができる。
実施の形態の操舵支援制御装置10における操舵特性値は、ハンドル角速度が所定閾値以下のときの走行情報に基づき算出された値が使用される(図2のS102等参照)。
これにより、ドライバが急ハンドルを切るといった通常の運転とは異なる操舵を行っている間の走行情報は操舵特性値に反映しない。
従って、操舵目標トルク補正の精度を向上させることができ、左右各方向の操舵支援制御に対する乗員の違和感を低減することができる。
実施の形態の操舵支援制御装置10における操舵特性値は、ドライバ入力トルクと、それに応じて付加されるアシストトルクと、前記操舵目標トルクとを含む出力トルクに基づく値が使用される(図2のS104等参照)。
これにより、ドライバ入力トルクのみでなくアシストトルク及び操舵目標トルクを含む出力トルクを基準として操舵特性値が算出される。
従って、ドライバの操舵の個人差や各種の操舵支援制御の作動状態に影響されない操舵特性値を算出することができる。
最後に、本開示に記載された効果はあくまでも例示であり限定されるものではなく、他の効果を奏するものであってもよいし、本開示に記載された効果の一部を奏するものであってもよい。
また本開示に記載された実施の形態はあくまでも例示であり、本発明が上述の実施の形態に限定されることはない。従って、上述した実施の形態以外であっても本発明の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能なことはもちろんである。また実施の形態で説明されている構成の組み合わせの全てが課題の解決に必須であるとは限らない。
10 操舵支援制御装置
11 撮像部
12 走行環境認識部
13 演算・制御部
14 操舵部
15 車速センサ
16 ヨーレートセンサ
17 ハンドル回転角センサ
18 トーションバートルクセンサ
19 電動モータ回転角センサ
20 記録部
34 ハンドル

Claims (6)

  1. 自車走行路の路面カントを検出する検出部と、
    左操舵及び右操舵それぞれについて走行車速及び路面カントごとの操舵特性を示す操舵特性値と、前記検出部が検出した路面カントとに基づいて操舵制御系における操舵目標トルクの補正を行う補正部と、を備える
    操舵支援制御装置。
  2. 前記操舵特性値は、自車両の過去所定距離以内の走行情報に基づき算出された値とされる
    請求項1に記載の操舵支援制御装置。
  3. 前記補正部は、前記走行情報に基づき算出された前記操舵特性値に平均化処理が施されて得られた前記操舵特性値に基づいて前記操舵目標トルクを補正する
    請求項2に記載の操舵支援制御装置。
  4. 前記操舵特性値は、自車両の走行車速が所定閾値以上のときの前記走行情報に基づき算出された値とされる
    請求項2又は請求項3に記載の操舵支援制御装置。
  5. 前記操舵特性値は、ハンドル角速度が所定閾値以下のときの走行情報に基づき算出された値とされる
    請求項2から請求項4の何れかに記載の操舵支援制御装置。
  6. 前記操舵特性値は、ドライバ入力トルクと前記操舵目標トルクを含む出力トルクに基づく値とされる
    請求項1から請求項5の何れかに記載の操舵支援制御装置。
JP2020143738A 2020-08-27 2020-08-27 操舵支援制御装置 Pending JP2022038983A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020143738A JP2022038983A (ja) 2020-08-27 2020-08-27 操舵支援制御装置
US17/402,999 US20220063717A1 (en) 2020-08-27 2021-08-16 Steering assistance control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020143738A JP2022038983A (ja) 2020-08-27 2020-08-27 操舵支援制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022038983A true JP2022038983A (ja) 2022-03-10

Family

ID=80356229

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020143738A Pending JP2022038983A (ja) 2020-08-27 2020-08-27 操舵支援制御装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20220063717A1 (ja)
JP (1) JP2022038983A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
US20220063717A1 (en) 2022-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10661796B2 (en) Lane deviation prevention control device for vehicle
JP5798658B1 (ja) 車両の車線逸脱防止制御装置
JP3539362B2 (ja) 車線追従走行制御装置
JP5947849B2 (ja) 車両の車線逸脱防止制御装置
US10647349B2 (en) Lane deviation prevention control device for vehicle
US10647318B2 (en) Lane deviation prevention control device for vehicle
CN104276206A (zh) 车辆的驾驶辅助控制装置
CN104742959A (zh) 车辆的车道保持控制装置
CN102975716A (zh) 用于在自动化车道对中过程中的速度自适应转向超驰检测的系统和方法
JP6327701B2 (ja) 車両の車線逸脱防止制御装置
US10654479B2 (en) Lane deviation prevention control device for vehicle
CN102673635B (zh) 车辆的动力转向控制装置
JPWO2017077807A1 (ja) 車両走行制御装置
US11560174B2 (en) Automatic steering control device
US11498618B2 (en) Vehicle steering assist device
JP5790401B2 (ja) 車両用走行支援装置
JP2019089521A (ja) 車両の車線逸脱防止制御装置
JP5380860B2 (ja) 車線維持支援装置及び車線維持支援方法
JP2022038984A (ja) 操舵支援制御装置
JP6317972B2 (ja) 車両の車線逸脱防止制御装置
JP6381066B2 (ja) 車両のレーンキープ制御装置
JP4622453B2 (ja) 自動操舵車両
KR101139636B1 (ko) 조향 가능한 후륜 로크를 제어하는 방법 및 장치와 대응하는 차량
JP7268990B2 (ja) 車両の自動操舵制御装置
JP7032967B2 (ja) 車両の操舵支援装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230711

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20230711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231226

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20240222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240424