JP2022038866A - 情報処理方法、プログラム、および情報処理装置 - Google Patents

情報処理方法、プログラム、および情報処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複雑なプロセスを対象にするような実験計画を効率的に設定することが可能となる情報処理方法を提供する。【解決手段】情報処理方法は、第1テーブルを作成し(S101)、第1制御因子の実験条件を第1水準値に固定したときに取得された目的変数が記録された第1テーブルを用いて第1応答曲面を算出し(S103)、第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれていない場合に(S104でNo)、第1水準値が設定された第1制御因子の実験条件を第1テーブルに追加し(S105)、第1の複数の水準値が設定された複数の制御因子および第2の複数の水準値が設定された第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを第1テーブルに対して追加することにより(S109)、第2テーブルを作成し(S113)、第2テーブルを用いて上記目標値を含む第2応答曲面を算出し(S115)、第2応答曲面を出力する(S116)ことを含む。【選択図】図2

Description

本開示は、プロセスパラメータを設計する情報処理方法、その情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム、およびプロセスパラメータを設計する情報処理装置に関する。
近年、制御プロセスの複雑化等により、種々の制御対象について多数のプロセスパラメータ(制御パラメータとも呼ぶ)の設定が必要となっている。例えば、自動車のエンジン制御、半導体デバイスの製造、または薬品の製造などでは、多数の制御パラメータを最適化して実用化する必要がある。そのような制御パラメータを設定するために、実験計画法を用いて各制御対象についての制御パラメータの最適条件を探索することが行われる。
ここで、例えばエンジンの制御パラメータの実験計画設定方法においては、自動車エンジンの失火等によって正常なデータが得られない場合がある。このような自動車エンジンの失火等による欠測点が存在する場合であっても、すでに実験で得られた正常なデータを生かしつつ、少ない追加実験を行うことによって各特性のモデルの精度を効率的に確保する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
ここで、制御パラメータ数が増えると、実験候補点の数が飛躍的に増加する。例えば、制御パラメータ数が5パラメータの場合は、中心複合計画の実験点数は29個となり、1つのパラメータにつき5水準とした場合の全候補点は55-29=3096個となる。そして、中心複合計画の実験点29個のうち3点が欠測した場合に、その欠測点の代わりに6点の追加実験点が選ばれたとすると、3096個の候補点のうちから6個を選ぶ組み合わせ、すなわち、3096C6=1018通りの中から1つを選択しなければならない。制御パラメータ数が6パラメータになるとさらにこの組み合わせは増加する。
このような問題に対して、効率的かつ高精度に追加実験点を設定することができる制御パラメータの実験計画設定方法が考案されている(例えば特許文献2参照)。特許文献2に記載された実験計画設定方法は、第1の所定数の実験点のうちに欠測点が存在するか否かを判断するステップと、第2の所定数の追加実験点を設定するステップとを含む。欠測点を基準として複数の制御パラメータをどのように変更するかについて、予め複数の探索方向が複数の優先順位に割り当てられており、追加実験点を設定するステップは、複数の探索方向のうち優先順位の高いものから順に適用して、欠測点の制御パラメータを変更して必要数となるまで追加実験点の候補点を設定するステップと、必要数の候補点のうちから追加実験点を選択するステップとを含む。これにより、効率的かつ高精度に追加実験点を設定することができる。
特開2006-17698号公報 特開2008-241337号公報
しかしながら、特許文献1または特許文献2に記載された従来の方法の場合、プロセスの理解がある程度進んでおり計測困難な実験点が少ないことが前提となっている。
一方、複雑なプロセスを対象にする場合、実験範囲を十分に大きくしようとすると多くの実験点について計測困難となり、追加実験点が膨大となるおそれがある。また、実験範囲を狭く設定した場合は、作成した応答曲面内で最適条件が得られず、実験範囲外での検討をするために再度実験計画を作成し直さなければならないおそれがある。
そこで、本開示は、複雑なプロセスを対象にするような実験計画を効率的に設定することを可能とする情報処理方法、プログラムおよび情報処理装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る情報処理方法は、複数の制御因子のそれぞれについて設定された第1の複数の水準値に基づいて、目的変数を実験によって求めるための前記複数の制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第1テーブルを実験計画法によって作成し、前記作成された第1テーブルに基づいて取得された目的変数であって、前記複数の制御因子に含まれない第1制御因子の実験条件を第1水準値および前記第1水準値よりも大きい第2水準値のうちの一方の水準値に固定したときに取得された目的変数を前記第1テーブルに記録し、前記目的変数が記録された第1テーブルを用いて、前記複数の制御因子について、前記目的変数に係る第1応答曲面を算出し、前記算出された第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれていない場合に、前記目的変数が記録された第1テーブルにおける実験条件の組み合わせに、前記第1水準値および前記第2水準値のうちの一方の水準値が設定された前記第1制御因子の実験条件を追加し、前記複数の制御因子のそれぞれについて前記第1の複数の水準値を設定し、かつ、前記第1制御因子について前記第1水準値および前記第2水準値のうちの前記一方の水準値とは異なる他方の水準値と、前記第1水準値および前記第2水準値とは異なる第3水準値とを含む第2の複数の水準値を設定し、前記複数の制御因子のそれぞれについて設定された前記第1の複数の水準値および前記第1制御因子について設定された前記第2の複数の水準値に基づいて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを前記第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブルに対して追加することにより、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第2テーブルを実験計画法によって作成し、前記作成された第2テーブルに基づいて取得された目的変数を前記第2テーブルに記録し、前記目的変数が記録された第2テーブルを用いて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子について、前記目的変数に係る第2応答曲面であって前記目標値を含む第2応答曲面を算出し、前記算出された第2応答曲面を出力する、ことを含む。
本開示の一態様に係るプログラムは、上記の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本開示の一態様に係る情報処理装置は、プロセッサと、メモリと、を備え、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムを実行することで、複数の制御因子のそれぞれについて設定された第1の複数の水準値に基づいて、目的変数を実験によって求めるための前記複数の制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第1テーブルを実験計画法によって作成し、前記作成された第1テーブルに基づいて取得された目的変数であって、前記複数の制御因子に含まれない第1制御因子の実験条件を第1水準値および前記第1水準値よりも大きい第2水準値のうちの一方の水準値に固定したときに取得された目的変数を前記第1テーブルに記録し、前記目的変数が記録された第1テーブルを用いて、前記複数の制御因子について、前記目的変数に係る第1応答曲面を算出し、前記算出された第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれていない場合に、前記目的変数が記録された第1テーブルにおける実験条件の組み合わせに、前記第1水準値および前記第2水準値のうちの一方の水準値が設定された前記第1制御因子の実験条件を追加し、前記第1制御因子について前記第1水準値および前記第2水準値のうちの前記一方の水準値とは異なる他方の水準値と、前記第1水準値および前記第2水準値とは異なる第3水準値とを含む第2の複数の水準値を設定し、前記複数の制御因子のそれぞれについて設定された前記第1の複数の水準値および前記第1制御因子について設定された前記第2の複数の水準値に基づいて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを前記第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブルに対して追加することにより、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第2テーブルを実験計画法によって作成し、前記作成された第2テーブルに基づいて取得された目的変数を前記第2テーブルに記録し、前記目的変数が記録された第2テーブルを用いて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子について、前記目的変数に係る第2応答曲面であって前記目標値を含む第2応答曲面を算出し、前記算出された第2応答曲面を出力する。
本開示によれば、複雑なプロセスを対象にするような実験計画を効率的に設定することが可能となる。
実施の形態に係る情報処理装置の一例を示す構成図である。 実施の形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートである。 実験計画法によって作成された第1テーブルの一例を示す表である。 目的変数が記録された第1テーブルの一例を示す表である。 第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれない場合の一例を説明するための図である。 第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれない場合の他の一例を説明するための図である。 第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブルの一例を示す表である。 第3テーブルの一例を示す表である。 3つのパターンの第3水準値が存在することを説明するための図である。 実験計画数の採用方法を説明するための図である。 目的変数が記録された第2テーブルの第1例を示す表である。 比較例において、高精度な実験計画となるときの実験計画数を示す表である。 第1例において、高精度な実験計画となるまでの実験計画数を示す表である。 目的変数が記録された第2テーブルの第2例を示す表である。 比較例において、高精度な実験計画となるときの実験計画数を示す表である。 第2例において、高精度な実験計画となるまでの実験計画数を示す表である。 目的変数が記録された第2テーブルの第2例を示す表である。 比較例において、高精度な実験計画となるときの実験計画数を示す表である。 第3例において、高精度な実験計画となるまでの実験計画数を示す表である。 変形例に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートである。
本開示の一態様に係る情報処理方法は、複数の制御因子のそれぞれについて設定された第1の複数の水準値に基づいて、目的変数を実験によって求めるための前記複数の制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第1テーブルを実験計画法によって作成し、前記作成された第1テーブルに基づいて取得された目的変数であって、前記複数の制御因子に含まれない第1制御因子の実験条件を第1水準値および前記第1水準値よりも大きい第2水準値のうちの一方の水準値に固定したときに取得された目的変数を前記第1テーブルに記録し、前記目的変数が記録された第1テーブルを用いて、前記複数の制御因子について、前記目的変数に係る第1応答曲面を算出し、前記算出された第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれていない場合に、前記目的変数が記録された第1テーブルにおける実験条件の組み合わせに、前記第1水準値および前記第2水準値のうちの一方の水準値が設定された前記第1制御因子の実験条件を追加し、前記複数の制御因子のそれぞれについて前記第1の複数の水準値を設定し、かつ、前記第1制御因子について前記第1水準値および前記第2水準値のうちの前記一方の水準値とは異なる他方の水準値と、前記第1水準値および前記第2水準値とは異なる第3水準値とを含む第2の複数の水準値を設定し、前記複数の制御因子のそれぞれについて設定された前記第1の複数の水準値および前記第1制御因子について設定された前記第2の複数の水準値に基づいて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを前記第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブルに対して追加することにより、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第2テーブルを実験計画法によって作成し、前記作成された第2テーブルに基づいて取得された目的変数を前記第2テーブルに記録し、前記目的変数が記録された第2テーブルを用いて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子について、前記目的変数に係る第2応答曲面であって前記目標値を含む第2応答曲面を算出し、前記算出された第2応答曲面を出力する、ことを含む。
例えば、第1の複数の水準値が設定された複数の制御因子に基づいて作成された第1テーブルによる初期の実験計画では、第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれない(つまり目的とする実験結果が得られない)場合に、追加で、複数の制御因子に含まれない第1制御因子の水準値の調整が必要であるとわかったとする。このとき、複数の制御因子に第1制御因子を加えて実験を一からやり直す場合、実験計画数が多くなり非効率となる。これに対して、第2テーブルによる実験計画では、固定の水準値が設定された第1制御因子を含む実験条件の組み合わせ(すなわち第1テーブルにおける実験条件の組み合わせ)については実験をやり直さず、第1の複数の水準値が設定された複数の制御因子および第2の複数の水準値が設定された第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせについて再計画を行う。これにより、少ない再計画数で目的とする実験結果が得られ得る。したがって、本開示によれば、複雑なプロセスを対象にするような実験計画を効率的に設定することが可能となる。
例えば、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれについて設定された前記第1の複数の水準値に基づいて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第3テーブルを作成し、前記第2テーブルを作成する際の実験条件の組み合わせの追加は、前記第2テーブルについて算出された平均予測分散の値が、前記第3テーブルについて算出された平均予測分散の値よりも小さくなるまで実行されてもよい。
これによれば、第2テーブルについて算出された平均予測分散の値が、第3テーブルについて算出された平均予測分散の値よりも小さくなるため、第2テーブルによる実験計画では、実験計画を効率的に、かつ、高精度に設定することが可能となる。
例えば、前記第2テーブルにおける前記第1制御因子への前記第3水準値の設定は、前記第3水準値を前記第1水準値よりも小さく設定した第1パターンと、前記第3水準値を前記第1水準値よりも大きくかつ前記第2水準値よりも小さく設定した第2パターンと、前記第3水準値を前記第2水準値よりも大きく設定した第3パターンと、の何れかにより行われ、前記第2テーブルの作成は、前記第1パターン、前記第2パターンおよび前記第3パターンのうちから選択された第1選択パターンについて行われ、前記第1選択パターンにおいて作成された前記第2テーブルでは、前記目標値を含む第2応答曲面を算出できない場合、前記第2テーブルの作成は、前記第1パターン、前記第2パターンおよび前記第3パターンのうちから選択された前記第1選択パターン以外の何れかの第2選択パターンについて行われ、前記第2選択パターンにおいて作成された前記第2テーブルでは、前記目標値を含む第2応答曲面を算出できない場合、前記第2テーブルの作成は、前記第1パターン、前記第2パターンおよび前記第3パターンのうちから選択された前記第1選択パターンおよび前記第2選択パターン以外の第3選択パターンについて行われてもよい。
これによれば、第3水準値の設定のパターンとして、第1パターン、第2パターンおよび第3パターンのうちから選択されたパターンにおいて作成された第2テーブルでは、目的変数に係る目標値を含む第2応答曲面を算出できなくても、他のパターンでも目的変数に係る目標値を含む第2応答曲面を算出できるかが試されるため、目的変数に係る目標値を含む第2応答曲面を出力できる可能性を高めることができる。
例えば、前記第1テーブルの作成は、中心複合計画法に基づいて行われてもよい。
これによれば、実験計画法として中心複合計画法が用いられることで、より効率的に実験計画を設定することが可能となる。
本開示の一態様に係るプログラムは、上記の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
これによれば、複雑なプロセスを対象にするような実験計画を効率的に設定することを可能とするプログラムを提供できる。
本開示の一態様に係る情報処理装置は、プロセッサと、メモリと、を備え、前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムを実行することで、複数の制御因子のそれぞれについて設定された第1の複数の水準値に基づいて、目的変数を実験によって求めるための前記複数の制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第1テーブルを実験計画法によって作成し、前記作成された第1テーブルに基づいて取得された目的変数であって、前記複数の制御因子に含まれない第1制御因子の実験条件を第1水準値および前記第1水準値よりも大きい第2水準値のうちの一方の水準値に固定したときに取得された目的変数を前記第1テーブルに記録し、前記目的変数が記録された第1テーブルを用いて、前記複数の制御因子について、前記目的変数に係る第1応答曲面を算出し、前記算出された第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれていない場合に、前記目的変数が記録された第1テーブルにおける実験条件の組み合わせに、前記第1水準値および前記第2水準値のうちの一方の水準値が設定された前記第1制御因子の実験条件を追加し、前記第1制御因子について前記第1水準値および前記第2水準値のうちの前記一方の水準値とは異なる他方の水準値と、前記第1水準値および前記第2水準値とは異なる第3水準値とを含む第2の複数の水準値を設定し、前記複数の制御因子のそれぞれについて設定された前記第1の複数の水準値および前記第1制御因子について設定された前記第2の複数の水準値に基づいて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを前記第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブルに対して追加することにより、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第2テーブルを実験計画法によって作成し、前記作成された第2テーブルに基づいて取得された目的変数を前記第2テーブルに記録し、前記目的変数が記録された第2テーブルを用いて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子について、前記目的変数に係る第2応答曲面であって前記目標値を含む第2応答曲面を算出し、前記算出された第2応答曲面を出力する。
これによれば、複雑なプロセスを対象にするような実験計画を効率的に設定することを可能とする情報処理装置を提供できる。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。
(実施の形態)
<装置>
図1は、実施の形態に係る情報処理装置1の一例を示す構成図である。なお、図1には、情報処理装置1の他に、半導体メモリ160、DVDROM(Digital Versatile Disk Read-Only-Memory:ディジタル多用途ディスク読出専用メモリ)162およびネットワーク164も示している。
実施の形態に係る情報処理装置1は、コンピュータシステムハードウェアおよびコンピュータシステム上で実行されるプログラムによって実現され得る。なお、ここで示す情報処理装置1は単なる例であって、他の構成によっても実現可能である。
図1を参照して、情報処理装置1は、コンピュータ120と、全てコンピュータ120に接続された、モニタ122と、キーボード126と、マウス128と、プリンタ124と、を含む。なお、情報処理装置1は、モニタ122、プリンタ124、キーボード126およびマウス128を備えていなくてもよい。
コンピュータ120は、DVDドライブ150と、半導体メモリポート152とを含む。
図1に示す通り、コンピュータ120はさらに、DVDドライブ150と半導体メモリポート152とに接続されたバス142と、全てバス142に接続された、CPU140と、コンピュータ120のブートアッププログラムを記憶するROM144とを含む。
また、コンピュータ120はさらに、CPU140によって使用される作業領域を提供するとともにCPU140によって実行されるプログラムのための記憶領域となるRAM146と、初期実験計画データ、実験データ、シミュレーションデータ、追加実験計画データ、設定最適点データ、および算出最適点等を記憶するためのハードディスクドライブ148と、ネットワーク164への接続を提供するネットワークインターフェイス154とを含む。
実施の形態に係る情報処理装置1を実現するソフトウェアは、DVDROM162または半導体メモリ160等の媒体に記録されたオブジェクトコードまたはスクリプトの形で流通し、DVDドライブ150または半導体メモリポート152等の読出装置を介してコンピュータ120に提供され、ハードディスクドライブ148に記憶される。CPU140がプログラムを実行する際には、プログラムはハードディスクドライブ148から読出されてRAM146にロードされる。図示しないプログラムカウンタによって指定されたアドレスから命令がフェッチされ、その命令が実行される。CPU140はハードディスクドライブ148から処理すべきデータを読出し、処理の結果をハードディスクドライブ148に記憶する。最適化された実験条件の組み合わせが、プリンタ124により出力される。
コンピュータ120の一般的動作は周知であるので、詳細な説明は省略する。
ソフトウェアの流通の方法に関して、ソフトウェアは必ずしも記憶媒体上に固定されたものでなくてもよい。例えば、ソフトウェアはネットワーク164に接続された別のコンピュータから分配されてもよい。ソフトウェアの一部がハードディスクドライブ148に記憶され、ソフトウェアの残りの部分についてはネットワーク164を介してハードディスクドライブ148に取込み、実行の際に統合する様にしてもよい。
また、ソフトウェアの流通形態はオブジェクトコードには限らない。前述したようにスクリプト形式でもよいし、ソースプログラムの形で供給され、コンピュータ120にインストールされた適切なコンパイラでオブジェクトコードに変換されるという流通形態もあり得る。
典型的には、現代のコンピュータはコンピュータのオペレーティングシステム(OS)によって提供される一般的な機能を利用し、所望の目的にしたがって制御された態様で機能を達成する。したがって、OSまたはサードパーティから提供されうる一般的な機能を含まず、一般的な機能の実行順序の組み合わせのみを指定したプログラムであっても、そのプログラムが全体として所望の目的を達成する制御構造を有する限り、そのプログラムがこの開示の範囲に包含されることは明らかである。
<フロー>
次に、実施の形態に係る情報処理装置1の動作について、図2に基づいて説明する。
図2は、実施の形態に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートである。なお、情報処理方法は、情報処理装置1(コンピュータ120、具体的にはプロセッサ(CPU140))により実行されるため、図2は、情報処理装置1の動作の一例を示すフローチャートでもある。
<S101>
まず、ステップS101において、情報処理装置1は、複数の制御因子のそれぞれについて設定された第1の複数の水準値に基づいて、目的変数を実験によって求めるための複数の制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第1テーブルを実験計画法によって作成する。
実験計画法(Design of Experiments:DOE)には古典的な直交計画法、中心複合計画法およびSpaceFilling計画法と目的に応じて多種の計画がある。直交計画法は交互作用に弱く、SpaceFilling計画法は実験回数が多くなる傾向にある。複雑なプロセスにおいては、交互作用も強く働き、実験またはシミュレーションに時間を要することが想定されるため、本実施の形態においては、第1テーブルの作成は、中心複合計画法に基づいて行われる。
制御因子とは、制御可能な工程パラメータまたは計画パラメータであり、例えば、温度、湿度、圧力、速度等のパラメータである。水準値とは、制御因子に設定される値であり、例えば制御因子が温度の場合、水準値には、0℃、100℃、200℃といったものがある。例えば、半導体成膜プロセスにおけるチャンバーの温度を制御因子とした場合、目的変数は、半導体の膜厚となる。ステップS101において作成された第1テーブルの具体例を図3に示す。
図3は、実験計画法によって作成された第1テーブルの一例を示す表である。X1、X2、X3およびX4は、それぞれ制御因子であり、具体的にはチャンバーの温度である。例えば、第1の複数の水準値は、-1、0および1であり、-1は80℃、0は90℃、1は100℃を示している。図3には、X1からX4について21個の実験条件の組み合わせからなる第1テーブルが示されている。
<S102>
次いで、ステップS102において、情報処理装置1は、作成された第1テーブルに基づいて取得された目的変数であって、複数の制御因子に含まれない第1制御因子の実験条件を第1水準値および第1水準値よりも大きい第2水準値のうちの一方の水準値に固定したときに取得された目的変数を第1テーブルに記録する。例えば、情報処理装置1は、第1制御因子の実験条件を第1水準値に固定して、実験もしくはシミュレーションによって取得された目的変数をコンピュータ120内に構築されたデータベース(以下単に「DB」と呼ぶ)の第1テーブルに記録する。目的変数が記録された第1テーブルの具体例を図4に示す。
図4は、目的変数が記録された第1テーブルの一例を示す表である。X5は、複数の制御因子(X1~X4)に含まれない第1制御因子であり、具体的には、X1~X4とは異なるチャンバーの温度である。なお、X5の列を破線で示しているのは、目的変数が記録される際にはX5は第1テーブルに記載されていないためである。ただし、X5は、第1水準値および第2水準値のうちの一方の水準値に固定されて管理されている。ここでは、第1水準値を0、第2水準値を1とし、X5は、第1水準値および第2水準値のうちの一方の水準値として、第1水準値に固定されている。なお、X5は、第2水準値に固定されてもよい。
<S103>
次いで、ステップS103において、情報処理装置1は、目的変数が記録された第1テーブルを用いて、複数の制御因子について、目的変数に係る第1応答曲面を算出する。
<S104>
次いで、ステップS104において、情報処理装置1は、算出された第1応答曲面に目的変数に係る目標値(以下、目的変数に係る目標値を目標値と呼ぶ)が含まれているか否かを判定する。これについて、図5Aおよび図5Bを用いて説明する。
図5Aは、算出された第1応答曲面に目標値が含まれない場合の一例を説明するための図である。
図5Bは、第1応答曲面に目標値が含まれない場合の他の一例を説明するための図である。
図5Aおよび図5Bには、第1応答曲面が実線および破線で示されている。実線は、目的変数が記録された第1テーブルを用いて算出された第1応答曲面であり、破線は、目的変数が記録された第1テーブルから推測される第1応答曲面、言い換えると、算出された第1応答曲面から推測される第1応答曲面である。
例えば、情報処理装置1が有するメモリには、最適点の設定が記録されており、情報処理装置1は、ステップS103において算出した第1応答曲面をもとに最適点候補を算出し、記録された最適点の設定と算出した最適点候補とを比較して、第一制御因子を含まない複数の制御因子によって最適点を実現できるか(言い換えると算出された第1応答曲面に目標値が含まれるか)を判断する。例えば、目標値は、第1応答曲面のピークであってもよいし、所定値であってもよい。図5Aには、目標値が第1応答曲面のピークである場合における、目標値に対応する最適な水準値が示されている。図5Bには、目標値が所定値である場合における、目標値に対応する最適な水準値が示されている。図5Aおよび図5Bのいずれについても、目標値は、算出された第1応答曲面(実線)に含まれていないことがわかる。
算出された第1応答曲面に目標値が含まれていない場合(ステップS104でNo)、拡張する制御因子として第1制御因子が採用され、ステップS105へ移行する。算出された第1応答曲面に目標値が含まれている場合(ステップS104でYes)、初期の実験計画で目的とする実験結果が得られるため、本フローは終了する。なお、目標値は、第1応答曲面のピークに限らずボトムの場合もあり、また、所定値は0の場合もある。
<S105>
次いで、ステップS105において、情報処理装置1は、算出された第1応答曲面に目標値が含まれていない場合に、目的変数が記録された第1テーブルにおける実験条件の組み合わせに、第1水準値および第2水準値のうちの一方の水準値が設定された第1制御因子の実験条件を追加する。第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブルの具体例を図6に示す。
図6は、第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブルの一例を示す表である。上述したように、ここでは、第1制御因子であるX5には、第1水準値および第2水準値のうちの一方の水準値として第1水準値(0)が設定されており、第1テーブルに0が設定されたX5の実験条件が追加されていることがわかる。
<S106>
次いで、ステップS106において、情報処理装置1は、目標の実験計画精度を評価する。実験計画の精度を評価する指標は各種あるが、平均予測分散を用いると比較的良好な結果を得ることができる。例えば、情報処理装置1は、複数の制御因子および第1制御因子のそれぞれについて設定された第1の複数の水準値に基づいて、複数の制御因子および第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第3テーブルを作成する。第3テーブルの具体例を図7に示す。
図7は、第3テーブルの一例を示す表である。図7のように、第3テーブルでは、第1制御因子であるX5には、複数の制御因子であるX1~X4と同じように第1の複数の水準値、すなわち、-1、0および1が設定されており、このようなX5が追加された状態での第1テーブルの制御因子数に対して、一般的な応答曲面法を適用したときの計画を想定し、第3テーブルの平均予測分散が算出される。第3テーブルの平均予測分散を以降Vall_0と呼ぶこととする。
<S107>
次いで、ステップS106において、情報処理装置1は、複数の制御因子のそれぞれについて第1の複数の水準値(例えば-1、0および1)を設定し、かつ、第1制御因子について第1水準値(例えば0)および第2水準値(例えば1)のうちの上記一方の水準値とは異なる他方の水準値(例えば第2水準値)と、第1水準値および第2水準値とは異なる第3水準値とを含む第2の複数の水準値を設定する。なお、第1水準値および第2水準値のうちの一方の水準値が第2水準値の場合には、上記一方の水準値とは異なる他方の水準値は、第1水準値になる。後述する第2テーブルには、複数の制御因子と第1制御因子とが含まれており、ここでの設定は、第2テーブルにおける第1制御因子についての水準値の設定である。
第2テーブルにおける第3水準値の設定は、第1パターン、第2パターンおよび第3パターンの何れかにより行われる。これについて、図8を用いて説明する。
図8は、3つのパターンの第3水準値が存在することを説明するための図である。
図8に示すように、第1パターンは、第3水準値を第1水準値よりも小さく設定したパターンである。第1パターンでは、第3水準値は例えば-1に設定される。第2パターンは、第3水準値を第1水準値よりも大きくかつ第2水準値よりも小さく設定したパターンである。第2パターンでは、第3水準値は例えば0.5に設定される。第3パターンは、第3水準値を第2水準値よりも大きく設定したパターンである。第3パターンでは、第3水準値は例えば2に設定される。例えば、ユーザによって、第1パターン、第2パターンおよび第3パターンの何れのパターンが選択される。
<S108>
次いで、ステップS108において、情報処理装置1は、追加する計画数を設定する。
<S109>
次いで、ステップS109において、情報処理装置1は、複数の制御因子のそれぞれについて設定された第1の複数の水準値および第1制御因子について設定された第2の複数の水準値に基づいて、複数の制御因子および第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを先ほど操作した第1テーブル(すなわち第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブル)に対して計画を追加する。なお、追加する実験条件の組み合わせの内容の決定方法としては、D最適計画またはI最適計画など目的によって各種手法がある。I最適計画がすべての計画領域における予測分散を最小化しようとするのに対して、D最適計画は各計画点での予測分散を小さくすることに重点を置く。例えば、D最適計画で計画を決定する方が良好な結果が得られることが多いため、ここではD最適計画を採用する。
<S110>
次いで、ステップS110において、情報処理装置1は、実験条件の組み合わせが追加された追加実験計画の平均予測分散を算出し、第3テーブルと同様に平均予測分散で追加実験計画の精度を評価する。追加実験計画の平均予測分散を以降Vall_ADDと呼ぶこととする。
<S111>
次いで、ステップS111において、情報処理装置1は、Vall_0がVall_ADDを上回っているか否かを判定することで、追加実験計画の精度を評価する。ステップS111について図9を用いて説明する。
図9は、実験計画数の採用方法を説明するための図であり、具体的には、追加実験計画の精度が高精度となるときの実験計画数の採用方法を説明するための図である。
図9に示すように、追加実験計画について計画数を増やしていくとVall_ADDは減少していき例えば計画数が36回でVall_0を下回ることがわかる。情報処理装置1は、第3テーブルによる実験計画の精度を示すVall_0を追加実験計画の精度を示すVall_ADDが下回った場合、すなわちVall_0>Vall_ADDになったとき(ステップS111でYes)、実験条件の組み合わせの追加を停止して、ステップS113へ移行する。また、Vall_0>Vall_ADDでない場合(ステップS111でNo)、ステップS112へ移行する。
<S112>
情報処理装置1は、現在の追加計画数が所定計画数以上になった場合(ステップS112でNo)、このフローを終了する。例えば、所定計画数は第1テーブルの計画数(すなわち初期計画数)とすることが多い。すなわち、追加計画数が初期計画数を上回る場合、効率的に実験計画を設定することができていないため、このフローを終了する。情報処理装置1は、現在の追加計画数が所定計画数未満の場合(ステップS112でYes)、再度ステップS109を行って実験条件の組み合わせを追加する。なお、実験条件の組み合わせの追加は、1個ずつでなくてもよく、複数個を追加してもよい。
なお、ここでは、第1制御因子に第1パターン、第2パターンおよび第3パターンのうちから選択された1のパターンの第3水準値が設定された実験条件の組み合わせの追加が行われ、選択されなかった他のパターンの第3水準値が設定された実験条件の組み合わせの追加は行われない例について説明する。他のパターンの第3水準値が設定された実験条件の組み合わせの追加も行われ得る例については、後述する変形例で説明する。
<S113>
次いで、ステップS113において、情報処理装置1は、追加する実験の内容を確定し、複数の制御因子および第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第2テーブルを実験計画法によって作成する。
<S114>
次いで、ステップS114において、情報処理装置1は、作成された第2テーブルに基づいて取得された目的変数を第2テーブルに記録する。目的変数が記録された第2テーブルの具体例については、後述する図10A等で説明する。
<S115>
次いで、ステップS115において、情報処理装置1は、目的変数が記録された第2テーブルを用いて複数の制御因子および第1制御因子について目的変数に係る第2応答曲面であって、目標値を含む第2応答曲面を算出する。
<S116>
そして、ステップS116において、情報処理装置1は、第2応答曲面を出力する。
<3つのパターンの具体例>
次に、本開示について第3水準値の設定の3つのパターンの具体例を挙げて説明する。
図10Aから図10Cは、第1制御因子であるX5に第1パターンの第3水準値(つまり-1)が設定された実験条件の組み合わせを追加するときの一例(第1例)を説明するための図である。
図10Aは、目的変数が記録された第2テーブルの第1例を示す表である。
図10Bは、比較例において、高精度な実験計画となるときの実験計画数を示す表である。
図10Cは、第1例において、高精度な実験計画となるまでの実験計画数を示す表である。
図10Aに示す第2テーブルでは、No.22からNo.36に示すように、第1の複数の水準値が設定された複数の制御因子(X1~X4)および第1パターンの第3水準値である-1を含む第2の複数の水準値が設定された第1制御因子(X5)のそれぞれの実験条件の組み合わせが、第1テーブル(No.1からNo.21)に追加されていることがわかる。
なお、図10Bに示すように従来手法の場合は、複数の制御因子(X1~X4)に設定された第1の複数の水準値が第1制御因子(X5)にも設定され、当該第1制御因子(X5)の実験条件を追加して一から実験計画を作成し直すため、従来手法の場合だと例えば合計48回の計画数となる。一方で図10Cに示すように、本開示の手法の場合は、第1テーブルの計画数(初期計画数)である21回に、再計画として追加で6回の実験条件の組み合わせの追加(拡張)を行って合計27回の計画数で最適値が得られ(つまり、目標値を含む第2応答曲面を算出でき)、15回の実験条件の組み合わせの追加(拡張)を行うことでVall_ADDがVall_0(0.391)を下回り十分な実験計画精度が得られると確認できた。すなわち、本開示の手法の場合、合計36回の計画数となり、従来手法より12回少ない計画数で同様の結果を得ることができる(言い換えると、従来手法より12回少ない計画数で実験計画を高効率かつ高精度に設定することができる)。
また図11Aから図11Cは、第1制御因子であるX5に第2パターンの第3水準値(つまり0.5)が設定された実験条件の組み合わせを追加するときの一例(第2例)を説明するための図である。
図11Aは、目的変数が記録された第2テーブルの第2例を示す表である。
図11Bは、比較例において、高精度な実験計画となるときの実験計画数を示す表である。
図11Cは、第2例において、高精度な実験計画となるまでの実験計画数を示す表である。
図10Aに示す第2テーブルでは、No.22からNo.41に示すように、第1の複数の水準値が設定された複数の制御因子(X1~X4)および第2パターンの第3水準値である0.5を含む第2の複数の水準値が設定された第1制御因子(X5)のそれぞれの実験条件の組み合わせが、第1テーブル(No.1からNo.21)に追加されていることがわかる。
なお、図11Bに示すように従来手法の場合は、複数の制御因子(X1~X4)に設定された第1の複数の水準値が第1制御因子(X5)にも設定され、当該第1制御因子(X5)の実験条件を追加して一から実験計画を作成し直すため、従来手法の場合だと例えば合計48回の計画数となる。一方で図11Cに示すように、本開示の手法の場合は、第1テーブルの計画数(初期計画数)である21回に、再計画として追加で8回の実験条件の組み合わせの追加(拡張)を行って合計29回の計画数で最適値が得られ(つまり、目標値を含む第2応答曲面を算出でき)、20回の実験条件の組み合わせの追加(拡張)を行うことでVall_ADDがVall_0(0.391)を下回り十分な実験計画精度が得られると確認できた。すなわち、本開示の手法の場合、合計41回の計画数となり、従来手法より7回少ない計画数で同様の結果を得ることができる(言い換えると、従来手法より7回少ない計画数で実験計画を高効率かつ高精度に設定することができる)。
最後に、図12Aから図12Cは、第1制御因子であるX5に第3パターンの第3水準値(つまり2)が設定された実験条件の組み合わせを追加するときの一例(第3例)を説明するための図である。
図12Aは、目的変数が記録された第2テーブルの第3例を示す表である。
図12Bは、比較例において、高精度な実験計画となるときの実験計画数を示す表である。
図12Cは、第3例において、高精度な実験計画となるまでの実験計画数を示す表である。
図12Aに示す第2テーブルでは、No.22からNo.41に示すように、第1の複数の水準値が設定された複数の制御因子(X1~X4)および第3パターンの第3水準値である2を含む第2の複数の水準値が設定された第1制御因子(X5)のそれぞれの実験条件の組み合わせが、第1テーブル(No.1からNo.21)に追加されていることがわかる。
なお、図12Bに示すように従来手法の場合は、複数の制御因子(X1~X4)に設定された第1の複数の水準値が第1制御因子(X5)にも設定され、当該第1制御因子(X5)の実験条件を追加して一から実験計画を作成し直すため、従来手法の場合だと例えば合計48回の計画数となる。一方で図12Cに示すように、本開示の手法の場合は、第1テーブルの計画数(初期計画数)である21回に、再計画として追加で8回の実験条件の組み合わせの追加(拡張)を行って合計29回の計画数で最適値が得られ(つまり、目標値を含む第2応答曲面を算出でき)、20回の実験条件の組み合わせの追加(拡張)を行うことでVall_ADDがVall_0(0.391)を下回り十分な実験計画精度が得られると確認できた。すなわち、本開示の手法の場合、合計41回の計画数となり、従来手法より7回少ない計画数で同様の結果を得ることができる(言い換えると、従来手法より7回少ない計画数で実験計画を高効率かつ高精度に設定することができる)。
なお、図2で示すフローにおける全てのステップが必須というわけではなく、事前に計画および実験がなされている場合には、例えばステップS104から実行されてもよい。
<変形例>
第1制御因子に第1パターン、第2パターンおよび第3パターンのうちから選択された1つのパターンの第3水準値が設定された実験条件の組み合わせの追加が行われ、選択されなかった他のパターンの第3水準値が設定された実験条件の組み合わせの追加は行われない例について説明したが、他のパターンの第3水準値が設定された実験条件の組み合わせの追加も行われ得る例について変形例として説明する。
図13は、変形例に係る情報処理方法の一例を示すフローチャートである。実施の形態に係る情報処理方法と同じステップについては説明を省略し、異なる点について説明する。
<S117>
ステップS117において、情報処理装置1は、第1制御因子について第1水準値(例えば0)および第2水準値(例えば1)のうちの他方の水準値(例えば第2水準値)と、第1水準値および第2水準値とは異なる第3水準値とを含む第2の複数の水準値を設定する。ステップS113での第2テーブルの作成は、第1パターン、第2パターンおよび第3パターンのうちから選択された第1選択パターンについて行われる。例えば、ここでは、第1選択パターンとして第1パターンが選択されたとする。
<S118>
ステップS108からステップS113において、第1制御因子に第1選択パターン(例えば第1パターン)の第3水準値が設定された実験条件の組み合わせの追加によって第2テーブルが作成され、情報処理装置1は、作成された第2テーブルを用いて算出した第2応答曲面に目標値が含まれているか否かを判定する。すなわち、情報処理装置1は、第1選択パターンにおいて作成された第2テーブルで、目標値を含む第2応答曲面を算出できるか否かを判定する。第1選択パターンにおいて作成された第2テーブルで、目標値を含む第2応答曲面を算出できる場合(ステップS118でYes)、ステップS115へ移行し、第1選択パターンにおいて作成された第2テーブルでは、目標値を含む第2応答曲面を算出できない場合(ステップS118でNo)、ステップS119へ移行する。
<S119>
第1選択パターンにおいて作成された第2テーブルでは、目標値を含む第2応答曲面を算出できない場合、ステップS113での第2テーブルの作成は、第1パターン、第2パターンおよび第3パターンのうちから選択された第1選択パターン以外の何れかの第2選択パターンについて行われる。例えば、第1選択パターンとして第1パターンはすでに選択されているので、ここでは、第2選択パターンとして第2パターンが選択されたとする。
そして、第1選択パターンと同じように、ステップS108からステップS113において、第1制御因子に第2選択パターン(例えば第2パターン)の第3水準値が設定された実験条件の組み合わせの追加によって第2テーブルが作成され、情報処理装置1は、作成された第2テーブルを用いて算出した第2応答曲面に目標値が含まれているか否かを判定する。すなわち、情報処理装置1は、第2選択パターンにおいて作成された第2テーブルで、目標値を含む第2応答曲面を算出できるか否かを判定する。第2選択パターンにおいて作成された第2テーブルで、目標値を含む第2応答曲面を算出できる場合(ステップS118でYes)、ステップS115へ移行し、第2選択パターンにおいて作成された第2テーブルでは、目標値を含む第2応答曲面を算出できない場合(ステップS118でNo)、ステップS119へ移行する。
第2選択パターンにおいて作成された第2テーブルでは、目標値を含む第2応答曲面を算出できない場合、第2テーブルの作成は、第1パターン、第2パターンおよび第3パターンのうちから選択された第1選択パターンおよび第2選択パターン以外の第3選択パターンについて行われる。第1選択パターンとして第1パターン、第2選択パターンとして第2パターンはすでに選択されているので、ここでは、第3選択パターンとして第3パターンが選択される。
なお、第3選択パターンにおいて作成された第2テーブルでも、目標値を含む第2応答曲面を算出できない場合には、本フローは終了する。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態および変形例に係る情報処理方法および情報処理装置1について説明したが、本開示は、上記実施の形態および変形例に限定されるものではない。
例えば、情報処理方法におけるステップは、コンピュータ(コンピュータシステム)によって実行されてもよい。そして、本開示は、それらの方法に含まれるステップを、コンピュータに実行させるためのプログラムとして実現できる。さらに、本開示は、そのプログラムを記録したCD-ROM等である非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現できる。
例えば、本開示が、プログラム(ソフトウェア)で実現される場合には、コンピュータのCPU、メモリおよび入出力回路等のハードウェア資源を利用してプログラムが実行されることによって、各ステップが実行される。つまり、CPUがデータをメモリまたは入出力回路等から取得して演算したり、演算結果をメモリまたは入出力回路等に出力したりすることによって、各ステップが実行される。
また、上記実施の形態および変形例に係る情報処理装置1に含まれる処理部の一部または全ては典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。
また、集積回路化はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後にプログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)、またはLSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。
また、上記実施の形態および変形例において、各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPUまたはプロセッサなどのプログラム実行部が、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、フローチャートにおける各ステップが実行される順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。また、上記ステップの一部が、他のステップと同時(並列)に実行されてもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係る情報処理方法および情報処理装置1について、実施の形態および変形例に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態および変形例に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態および変形例に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示は、一般電子部品からコンデンサをはじめ車載電池まで、あるいは、機械加工系プロセスから化学系プロセスまでものづくりのプロセス全般および制御プロセスに幅広く活用できる。
1 情報処理装置
120 コンピュータ
122 モニタ
124 プリンタ
126 キーボード
128 マウス
140 CPU
142 バス
144 ROM
146 RAM
148 ハードディスクドライブ
150 DVDドライブ
152 半導体メモリポート
154 ネットワークインターフェイス
160 半導体メモリ
162 DVDROM
164 ネットワーク

Claims (6)

  1. 複数の制御因子のそれぞれについて設定された第1の複数の水準値に基づいて、目的変数を実験によって求めるための前記複数の制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第1テーブルを実験計画法によって作成し、
    前記作成された第1テーブルに基づいて取得された目的変数であって、前記複数の制御因子に含まれない第1制御因子の実験条件を第1水準値および前記第1水準値よりも大きい第2水準値のうちの一方の水準値に固定したときに取得された目的変数を前記第1テーブルに記録し、
    前記目的変数が記録された第1テーブルを用いて、前記複数の制御因子について、前記目的変数に係る第1応答曲面を算出し、
    前記算出された第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれていない場合に、前記目的変数が記録された第1テーブルにおける実験条件の組み合わせに、前記第1水準値および前記第2水準値のうちの一方の水準値が設定された前記第1制御因子の実験条件を追加し、
    前記複数の制御因子のそれぞれについて前記第1の複数の水準値を設定し、かつ、前記第1制御因子について前記第1水準値および前記第2水準値のうちの前記一方の水準値とは異なる他方の水準値と、前記第1水準値および前記第2水準値とは異なる第3水準値とを含む第2の複数の水準値を設定し、
    前記複数の制御因子のそれぞれについて設定された前記第1の複数の水準値および前記第1制御因子について設定された前記第2の複数の水準値に基づいて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを前記第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブルに対して追加することにより、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第2テーブルを実験計画法によって作成し、
    前記作成された第2テーブルに基づいて取得された目的変数を前記第2テーブルに記録し、
    前記目的変数が記録された第2テーブルを用いて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子について、前記目的変数に係る第2応答曲面であって前記目標値を含む第2応答曲面を算出し、
    前記算出された第2応答曲面を出力する、
    ことを含む、情報処理方法。
  2. 前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれについて設定された前記第1の複数の水準値に基づいて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第3テーブルを作成し、
    前記第2テーブルを作成する際の実験条件の組み合わせの追加は、前記第2テーブルについて算出された平均予測分散の値が、前記第3テーブルについて算出された平均予測分散の値よりも小さくなるまで実行される、
    請求項1記載の情報処理方法。
  3. 前記第2テーブルにおける前記第1制御因子への前記第3水準値の設定は、
    前記第3水準値を前記第1水準値よりも小さく設定した第1パターンと、
    前記第3水準値を前記第1水準値よりも大きくかつ前記第2水準値よりも小さく設定した第2パターンと、
    前記第3水準値を前記第2水準値よりも大きく設定した第3パターンと、
    の何れかにより行われ、
    前記第2テーブルの作成は、前記第1パターン、前記第2パターンおよび前記第3パターンのうちから選択された第1選択パターンについて行われ、
    前記第1選択パターンにおいて作成された前記第2テーブルでは、前記目標値を含む第2応答曲面を算出できない場合、前記第2テーブルの作成は、前記第1パターン、前記第2パターンおよび前記第3パターンのうちから選択された前記第1選択パターン以外の何れかの第2選択パターンについて行われ、
    前記第2選択パターンにおいて作成された前記第2テーブルでは、前記目標値を含む第2応答曲面を算出できない場合、前記第2テーブルの作成は、前記第1パターン、前記第2パターンおよび前記第3パターンのうちから選択された前記第1選択パターンおよび前記第2選択パターン以外の第3選択パターンについて行われる、
    請求項1または2記載の情報処理方法。
  4. 前記第1テーブルの作成は、中心複合計画法に基づいて行われる、
    請求項1から3のいずれか1項記載の情報処理方法。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  6. プロセッサと、
    メモリと、を備え、
    前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムを実行することで、
    複数の制御因子のそれぞれについて設定された第1の複数の水準値に基づいて、目的変数を実験によって求めるための前記複数の制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第1テーブルを実験計画法によって作成し、
    前記作成された第1テーブルに基づいて取得された目的変数であって、前記複数の制御因子に含まれない第1制御因子の実験条件を第1水準値および前記第1水準値よりも大きい第2水準値のうちの一方の水準値に固定したときに取得された目的変数を前記第1テーブルに記録し、
    前記目的変数が記録された第1テーブルを用いて、前記複数の制御因子について、前記目的変数に係る第1応答曲面を算出し、
    前記算出された第1応答曲面に目的変数に係る目標値が含まれていない場合に、前記目的変数が記録された第1テーブルにおける実験条件の組み合わせに、前記第1水準値および前記第2水準値のうちの一方の水準値が設定された前記第1制御因子の実験条件を追加し、
    前記第1制御因子について前記第1水準値および前記第2水準値のうちの前記一方の水準値とは異なる他方の水準値と、前記第1水準値および前記第2水準値とは異なる第3水準値とを含む第2の複数の水準値を設定し、
    前記複数の制御因子のそれぞれについて設定された前記第1の複数の水準値および前記第1制御因子について設定された前記第2の複数の水準値に基づいて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを前記第1制御因子の実験条件が追加された第1テーブルに対して追加することにより、前記複数の制御因子および前記第1制御因子のそれぞれの実験条件の組み合わせを示す第2テーブルを実験計画法によって作成し、
    前記作成された第2テーブルに基づいて取得された目的変数を前記第2テーブルに記録し、
    前記目的変数が記録された第2テーブルを用いて、前記複数の制御因子および前記第1制御因子について、前記目的変数に係る第2応答曲面であって前記目標値を含む第2応答曲面を算出し、
    前記算出された第2応答曲面を出力する、
    情報処理装置。
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