JP2022038243A - 樹脂封止装置、及び樹脂封止品の製造方法 - Google Patents

樹脂封止装置、及び樹脂封止品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワークの損傷が抑制可能である、樹脂封止装置、及び樹脂封止品の製造方法を提供する。【解決手段】ワーク(W)を樹脂で樹脂封止するための樹脂封止装置(1)であって、ワーク(W)を加熱するワーク加熱部(110)と、ワーク加熱部(110)で加熱されたワーク(W)を樹脂封止金型(21~51)に搬送するために保持するワーク保持部(121,122)と、を備え、ワーク加熱部(110)は、ヒータ(113,114)と、ワーク加熱部(110)におけるワーク(W)の支持位置をヒータ(113,114)に対してワーク(W)の厚み方向に相対的に変更可能である支持位置変更機構とを有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、樹脂封止装置、及び樹脂封止品の製造方法に関する。
ワークを樹脂で樹脂封止する樹脂封止装置において、ワークを樹脂封止金型に搬入する前に予熱することが行われている。
特許文献1には、ワーク加熱部がローダに着脱可能に一体化するとともに、ワーク加熱部をローダを介して樹脂封止金型近傍まで移動可能としたことを特徴とする樹脂封止装置が開示されている。ワークは、ローダハンドのワーク保持部を介して、インデックス部からワーク加熱部に引き渡される。ワーク加熱部におけるワークの支持位置は、ヒータに対して固定されている。
特開2004-140047号公報
しかしながら、特許文献1に記載の樹脂封止装置では、ローダハンドが加熱されるのを避けるため、ローダハンドからワーク加熱部へのワークの受け渡しは素早く行う必要がある。また、ヒータは、固定された支持位置に支持されたワークを充分な温度まで昇温させるに足る温度であるため、ワークはワーク加熱部に引き渡された直後から強く加熱される。このため、急激な温度変化によってワークが損傷する場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ワークの損傷が抑制可能である、樹脂封止装置、及び樹脂封止品の製造方法の提供である。
本発明の一態様に係る樹脂封止装置は、ワークを樹脂で樹脂封止するための樹脂封止装置であって、ワークを加熱するワーク加熱部と、ワーク加熱部で加熱されたワークを樹脂封止金型に搬送するために保持するワーク保持部と、を備え、ワーク加熱部は、ヒータと、ワーク加熱部におけるワークの支持位置をヒータに対してワークの厚み方向に相対的に変更可能である支持位置変更機構とを有する。
本発明の一態様に係る樹脂封止品の製造方法は、ローダのワーク加熱部にワークを設置することと、ワークを搬送しつつ予熱することと、ワーク加熱部からローダハンドにワークを引き渡すことと、ローダハンドによってワークを樹脂封止金型に搬入することとを含み、ワークを予熱することは、ワーク加熱部におけるワークの支持位置をヒータに対してワークの厚み方向に相対的に変更することを含む。
本発明によれば、ワークの損傷が抑制可能である、樹脂封止装置、及び樹脂封止品の製造方法を提供できる。
第1実施形態に係る樹脂封止装置の構成を概略的に示す平面図である。 第1実施形態に係るローダの構成を概略的に示す断面図である。 ワーク加熱部がワークを受け取る工程を概略的に示す図です。 ワーク加熱部が第1支持位置でワークを支持する工程を概略的に示す図である。 ワーク加熱部が第2支持位置でワークを支持する工程を概略的に示す図である。 ワーク加熱部がワークをワーク保持部に引き渡す工程を概略的に示す図である。 第2実施形態に係るローダの構成を概略的に示す断面図である。 第3実施形態に係る樹脂封止装置の構成を概略的に示す平面図である。 第4実施形態に係る樹脂封止品の製造工程を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。各実施形態の図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本願発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る樹脂封止装置1の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る樹脂封止装置の構成を概略的に示す平面図である。図2は、第1実施形態に係るローダの構成を概略的に示す断面図である。
各々の図面には、各々の図面相互の関係を明確にし、各部材の位置関係を理解する助けとするために、便宜的にX軸、Y軸及びZ軸からなる直交座標系を付すことがある。X軸及びY軸を含む面を「XY面」とし、Z軸の矢印の向く方向を上方向、Z軸の矢印の向きとは反対方向を下方向として説明する。
樹脂封止装置(モールド装置)1は、ワークを樹脂封止(モールド成形)するために用いられる。図1に示すように、樹脂封止装置1は、樹脂封止前のワークを供給するインモジュール10、ワークを樹脂封止するプレスモジュール20,30,40,50、及び、樹脂封止されたワークを回収するアウトモジュール90を備えている。また、樹脂封止装置1は、ガイド部300、ローダ100及びアンローダ200を有する搬送機構を備えている。
図1に示す例では、インモジュール10、プレスモジュール20~50及びアウトモジュール90が、それぞれX軸方向に並んで配置され、ローダ100及びアンローダ200がそれらの各モジュールに亘って延出するガイド部300に沿って移動可能に構成されている。本実施形態では、ローダ100は、ワーク加熱部110と、ローダハンド120とを備えている。
樹脂封止装置1は、例えば、ワークWを樹脂封止する樹脂封止装置である。樹脂封止装置の一例としては、閉じた樹脂封止金型(モールド金型)のキャビティに注入する樹脂の充填圧力で加圧加熱するトランスファ成形機である。なお、以下に示す例では、樹脂封止装置の一例として、ワークを樹脂封止するプレスモジュールを備える装置全体を説明するが、本発明に係る樹脂封止装置は必ずしもプレスモジュールを備えるものに限られるものではなく、本実施形態に係るワーク加熱部を有する装置(例えば、ローダ、インモジュール等)であって、ワークの樹脂封止に用いられるものであればよい。
ワークWは、樹脂封止装置で樹脂封止される素子(例えば、半導体素子、MEMSチップ又は/及び電子デバイス。)と、当該素子の支持体とを含む。ワークWは限定されるものではないが、例えば、半導体素子が装着されたリードフレーム、半導体素子が装着されたインタポーザ基板、又は、半導体素子が一時的に貼合された粘着シート付きキャリアプレート等であってもよい。なお、後述する実施形態では加熱により反りやうねりが発生するような薄型の短冊状のインタポーザ基板を用いて説明するが、それ以外のワークであってもよい。
以下に、図1に示す各モジュールの構成について説明する。
インモジュール10は、供給マガジン15と、インデックス部13と、タブレット供給部17とを備えている。供給マガジン15には、複数の樹脂封止前のワークWがZ軸方向に重なるように収納されている。インデックス部13にワークWを供給するワーク供給部には、複数の供給マガジン15が並べられている。インデックス部13は、ワークWの向きを位置決めする。例えば、インデックス部13は、回転可能に設けられたテーブルであり、供給マガジン15から受け取った2つのワークWを、互いの同じ辺が向かい合うように整列させる。インデックス部13は、整列させた2つのワークWをワーク加熱部110に供給する。タブレット供給部17は、整列させた複数の樹脂タブレット18をローダハンド120に供給する。
プレスモジュール20,30,40,50は、それぞれ、樹脂封止金型21,31,41,51を備えている。プレスモジュール20~50はX軸方向に並んでおり、樹脂封止金型21~51もX軸方向に並んでいる。樹脂封止金型21~51のそれぞれは、例えば下金型と上金型とからなる開閉可能な一対の金型である。プレスモジュール20~50のそれぞれは、樹脂封止金型21~51のそれぞれの内部(下金型と上金型との間)に形成されるキャビティにワークWを保持する。そして、プレスモジュール20~50のそれぞれは、当該キャビティに樹脂を注入することによって、ワークWの素子を樹脂封止する。本実施形態において、樹脂封止装置1は、例えば4つのプレスモジュールを備えているが、プレスモジュールの数は適宜変更可能である。
アウトモジュール90は、ディゲートパレット91と、ディゲートハンド93と、収納マガジン95とを備えている。ディゲートパレット91は、不要樹脂が接続された状態のワークWをアンローダ200から受け取り、ディゲートハンド93の下に搬送する。ディゲートハンド93は、搬送されたワークWから不要樹脂を分離する。分離された不要樹脂は、スクラップボックスに回収される。分離されたワークWは、収納マガジン95に収納される。収納マガジン95には、複数の樹脂封止済みのワークWがZ軸方向に積み上げて収納される。ワークWを回収するワーク収納部には、複数の収納マガジン95が並べられている。アウトモジュール90は、プレスモジュール20~50から視てインモジュール10とは反対側に設けられている。但し、各モジュールの配置は上記に限定されるものではなく、インモジュール10及びアウトモジュール90が、プレスモジュール20~50から視て同じ側に設けられてもよい。
搬送機構は、ワークWを搬送するものである。具体的には、ローダ100は、ワークWを樹脂封止金型21~51のいずれかに搬入する。また、アンローダ200は、ワークWを樹脂封止金型21~51のいずれかから搬出する。ガイド部300は、インモジュール10、プレスモジュール20~50及びアウトモジュール90を横断するように、X軸方向に延在している。ローダ100及びアンローダ200のそれぞれは、ガイド部300に沿ってX軸方向に移動可能に構成されている。ローダハンド120は、Y軸方向に移動可能に構成されている。すなわち、ローダハンド120は、樹脂封止金型21~51のそれぞれの内部に進入可能に構成されている。アンローダ200のアンローダハンドも同様に、樹脂封止金型21~51のそれぞれの内部に進入可能に構成されている。
ローダ100は、ガイド部300に沿って移動可能に構成されたベース101を有している。ベース101には、ワーク加熱部110がベース101の上をX軸方向に移動可能に搭載されている。また、ベース101には、ワーク保持部121,122を有するローダハンド120がベース101に対してY軸方向に離間又は接近可能に搭載されている。すなわち、ローダ100において、ワーク加熱部110は、ローダハンド120のワーク保持部121,122に対して相対的に移動可能である。
ワーク加熱部110は、ワークWを樹脂封止金型21~51への搬入前に予備的に加熱し(以下、「予熱」とする。)、ワークWと樹脂封止金型21~51との温度差を小さくする。ワーク加熱部110は、インデックス部13からワークWを直接受け取り可能に構成されている。ワーク加熱部110は、ワーク支持部111,112と、ヒータ113,114と、支持位置変更機構とを有している。
ワーク支持部111,112のそれぞれは、インデックス部13から供給されたワークWを加熱するために支持する。ワーク支持部111,112のそれぞれは、ワークWの厚み方向がZ軸方向と平行であり且つワークWの主面がXY面と平行となるように、ワークWを支持する。ワーク支持部111,112のそれぞれは、ヒータ113,114からZ軸方向において離れている。すなわち、ワーク支持部111,112は、それぞれ、ワークWをヒータ113,114から離れた位置で支持する。ワーク支持部111は、ワークWをX軸方向において挟持する一対のサイドレール111A,111Bを有している。ワーク支持部112は、ワークWをX軸方向において挟持する一対のサイドレール112A,112Bを有している。これらにより、インデックス部13からY方向に押し出すことで、ヒータ113,114から離れた位置において、2つのワークWを二対のサイドレール111A,111B,112A,112Bで直接受け取ることができる。
ヒータ113はワーク支持部111に支持されたワークWを加熱し、ヒータ114は、ワーク支持部112に支持されたワークWを加熱する。ヒータ113は、XY面と平行な加熱面がワーク支持部111に支持されたワークWの主面と対向するように設けられている。ヒータ114は、XY面と平行な加熱面がワーク支持部112に支持されたワークWの主面と対向するように設けられている。ヒータ113,114は、共通の土台部分に設けられている。
支持位置変更機構は、ワーク加熱部110におけるワークWの支持位置(ワーク支持部111,112の位置)を、ヒータ113,114に対してワークWの厚み方向に相対的に変更可能に構成されている。支持位置変更機構は、例えば、スプリング115A,115B,116A,116Bと、エアシリンダ117と、保温フタ118とを有している。
スプリング115Aは、ヒータ113が設けられた土台部分と、サイドレール111AとをZ軸方向に伸縮可能に連結している。同様に、スプリング115Bは、土台部分とサイドレール111BとをZ軸方向に伸縮可能に連結している。スプリング116Aは、ヒータ114が設けられた土台部分と、サイドレール112AとをZ軸方向に伸縮可能に連結している。同様に、スプリング116Bは、土台部分とサイドレール112BとをZ軸方向に伸縮可能に連結している。
駆動機構であるエアシリンダ117は、保温フタ118を保持しており、保温フタ118をZ軸方向に移動させる。保温フタ118は、ワーク支持部111を挟んでヒータ113と対向し、ワーク支持部112を挟んでヒータ114と対向している。保温フタ118は、ヒータ113,114からの放射される熱が逃げないように覆うことでワークWの加熱効率を向上させ、ワークWの温度維持を助ける。また、保温フタ118にはサイドレール111A,111B,112A,112Bに対してワークWを基準でそれぞれの外側から垂下した押下げ部118aが設けられている。保温フタ118には、ワークWを基準として押下げ部118aの内側から垂下した突起部118bが設けられている。突起部118bとサイドレール111A,111B,112A,112Bとの間に、ワークWの端部(外周の縁部分)が位置する。突起部118bは、その先端が変形していないワークWからは離間し、予熱によるワークWの伸びを規制しないように構成されている。一方で、突起部118bは、その先端が予熱によって反ったワークWには接触し、ワークWの大きな反りやバタつきを規制するように構成されている。
エアシリンダ117が伸長したとき、保温フタ118は押下げ部118aで、サイドレール111A,111B,112A,112Bのそれぞれに接触し、スプリング115A,115B,116A,116Bのそれぞれが収縮する。すなわち、ワーク支持部111がZ軸方向においてヒータ113に接近し、ワーク支持部112がZ軸方向においてヒータ114に接近する。エアシリンダ117が収縮したとき、保温フタ118は、サイドレール111A,111B,112A,112Bのそれぞれから離間し、スプリング115A,115B,116A,116Bのそれぞれが伸長する。すなわち、ワーク支持部111がZ軸方向においてヒータ113から離間し、ワーク支持部112がZ軸方向においてヒータ114から離間する。
エアシリンダ117及び保温フタ118は、ローダハンド120からX軸方向に離れた位置に設けられている。このため、支持位置変更機構は、ローダハンド120のワーク保持部121,122から水平方向に離れた位置において、ワークWの支持位置を変更可能に構成されている。ここで、水平方向とは、XY面と平行な方向である。スプリング115A,115B,116A,116Bが伸長したときに、ワーク支持部111,112のそれぞれに支持されるワークWの位置を第1支持位置とする。また、スプリング115A,115B,116A,116Bが収縮したときに、ワーク支持部111,112のそれぞれに支持されるワークWの位置を第2支持位置とする。すなわち、第1支持位置はヒータ113,114から離れており、第2支持位置は第1支持位置よりもヒータ113,114に近い。ワークWの温度ムラや急激な温度変化を避けるため、第2支持位置も、ヒータ113,114から離れている。但し、支持位置変更機構は、ワークWがヒータ113,114のそれぞれに接触可能に構成されてもよい。
なお、本実施形態において、ワーク支持部111の第1支持位置におけるワークWとヒータ113との間のZ軸方向の距離は、ワーク支持部112の第1支持位置におけるワークWとヒータ114との間のZ軸方向の距離と同じ長さである。同様に、ワーク支持部111の第2支持位置におけるワークWとヒータ113との間のZ軸方向の距離は、ワーク支持部112の第2支持位置におけるワークWとヒータ114との間のZ軸方向の距離と同じ長さである。ワーク支持部111が第1支持位置に位置するとき、ワーク支持部112も第1支持位置に位置し、ワーク支持部111が第2支持位置に位置するとき、ワーク支持部112も第2支持位置に位置する。これは、ワーク支持部111,112が連結しており、保温フタ118がワーク支持部111,112の両方を均一に押し下げるためである。但し、ワーク支持部111とワーク支持部112とは、互いに独立して移動可能に構成されてもよい。すなわち、ワーク支持部111が第1支持位置に位置するとき、ワーク支持部112は第2支持位置に位置するように構成されてもよい。
支持位置変更機構は、ワークWがヒータ113,114に過度に接近するのを防止するストッパを有してもよい。また、ワークWがヒータ113,114に適度に離れた位置で支持されるようにスプリング115A,115B,116A,116Bの伸長を規制するストッパを有してもよい。また、支持位置変更機構は、サイドレール111A,111B,112A,112Bを介してワークWの端部が加熱されるのを防止する断熱材を有してもよい。
ローダハンド120は、ワーク保持部121,122と、タブレット保持孔125と、シャッタ127とを有している。
ワーク保持部121,122は、X軸方向に並んで設けられている。ワーク保持部121,122は、ワーク加熱部110で加熱されたワークWを樹脂封止金型21~51のいずれかに搬送するために保持する。具体的には、ローダハンド120が樹脂封止金型21~51のいずれかの内部に進入する前に、ワーク保持部121はワーク支持部111で予熱されたワークWを受け取り、ワーク保持部122はワーク支持部112で予熱されたワークWを受け取る。ローダハンド120は、ワーク保持部121,122に保持された2つのワークWを、一体的に樹脂封止金型21~51のいずれかの内部に搬入し、例えば下金型の上面に引き渡す。
タブレット保持孔125は、ワーク保持部121とワーク保持部122との間に設けられている。タブレット保持孔125は、樹脂タブレット18を樹脂封止金型21~51に搬送するために保持する。具体的には、タブレット保持孔125は、タブレット供給部17から受け取った樹脂タブレット18を収容する。樹脂タブレット18を収容したタブレット保持孔125は、シャッタ127によって塞がれる。これによって、樹脂タブレット18は、落下することなくタブレット保持孔125に保持される。ローダハンド120は、タブレット保持孔125に保持された樹脂タブレット18を樹脂封止金型21~51のいずれかの内部(より具体的には下金型のポット(図示せず))に搬入し、引き渡す。
次に、図3~図6を参照しつつ、ローダ100の動作について説明する。図3は、ワーク加熱部がワークを受け取る工程を概略的に示す図です。図4は、ワーク加熱部が第1支持位置でワークを支持する工程を概略的に示す図である。図5は、ワーク加熱部が第2支持位置でワークを支持する工程を概略的に示す図である。図6は、ワーク加熱部がワークをワーク保持部に引き渡す工程を概略的に示す図である。
図3に示すように、インデックス部13は、ワークWを挟持可能である一対のサイドレール11A,11Bを有し、ワーク加熱部110の支持位置変更機構は、一対のサイドレール11A,11Bの延長線上で一対のサイドレール11A,11Bから押し出されたワークWを受け取り可能に構成された一対のサイドレール111A,111Bを有している。サイドレール11A,11Bは第1サイドレールに相当し、サイドレール111A,111Bは第2サイドレールに相当する。すなわち、ワークWは、一対のサイドレール11A,11B及び一対のサイドレール111A,111Bに沿ってスライドし、インデックス部13からワーク加熱部110へと引き渡される。同様に、インデックス部13は一対のサイドレール12A,12Bを有し、ワーク加熱部110の支持位置変更機構は一対のサイドレール112A,112Bを有している。このように、ワークWはヒータ113,114の側方からスライドすることでヒータ113,114上にセットされることになる。
図4に示すように、インモジュール10において、ワーク加熱部110のワーク支持部111,112は、ヒータ113,114から離れた第1支持位置でインデックス部13からワークWを受け取る。第1支持位置では、ワークWは、ヒータ113,114の影響を殆ど受けず、加熱されない。よって、ワークWがヒータ113,114上にスライドするように押し込まれるときに、押し込み方向の先端側から後端側にかけて加熱状態が偏ってワークWが反ったりうねったりするようなことを防止することができる。このとき、ワーク加熱部110は、ローダハンド120の下方の領域からX軸方向に離れ、保温フタ118の下方に位置している。エアシリンダ117は保温フタ118を降下させておらず、保温フタ118はワーク支持部111,112から離れている。また、ローダハンド120のタブレット保持孔125は、タブレット供給部17から樹脂タブレット18を受け取る。ワーク加熱部110がローダハンド120からX軸方向に離れているため、タブレット保持孔125に保持された樹脂タブレット18はヒータ113,114の影響を受けず、加熱による樹脂タブレット18の劣化が抑制される。
図5に示すように、ワークWの予熱を開始するとき、エアシリンダ117は保温フタ118を降下させ、保温フタ118はワーク支持部111,112を押し下げる。そして、ワーク加熱部110のワーク支持部111,112は、第1支持位置よりもヒータ113,114に近い第2支持位置にワークWを留める。第2支持位置では、ワークWは、ヒータ113,114によって所望の温度まで加熱される。第2支持位置のヒータ113,114との距離や、第1支持位置から第2支持位置への移動速度によって、ワークWの昇温速度が調整され、第2支持位置での保持時間によってワークWの予熱温度が調整される。
なお、ワークWの予熱は、ワークWの第1支持位置から第2支持位置への移動中に行われてもよい。また、ワークWを段階的に加熱するために、ワークWは、第1支持位置と第2支持位置との間の少なくとも1つの位置で留められてもよい。
図6に示すように、所望の温度までワークWを加熱したワーク加熱部110は、ローダハンド120の下方に移動する。ここで、ワークWは、ローダハンド120のワーク保持部121,ワーク保持部122に引き渡される。ワーク加熱部110からローダハンド120へのワークWの引き渡しは、例えばプレスモジュール20~50で行われるが、インモジュール10で行われてもよい。ワークWの温度が低下するのを抑制する観点から、ワークWの引き渡しは、ローダハンド120がワークWを樹脂封止金型21~51の内部へ搬入する直前に行われるのが望ましい。
以上のように、樹脂封止装置1は、ワーク加熱部110と、ワーク保持部121,122を有するローダハンド120とを備えている。ワーク加熱部110は、ワークWの支持位置をワークWの厚み方向に変更可能な支持位置変更機構を有し、支持位置変更機構はワーク支持部111,112の位置を変更する。
これによれば、ワーク支持部とヒータとの相対的な位置が固定された構成に比べて、ワークWを予熱する工程におけるワークWの昇温速度が低減できる。したがって、ワークWの温度ムラや急激な温度変化に起因したワークWの損傷や樹脂封止の不良を抑制できる。また、ワーク支持部とヒータとの相対的な位置が固定された構成においてワークの昇温速度を抑制しようとした場合、ヒータを一旦停止するなどの対応が必要であり、ヒータの出力調節が完了するまでワークを待機させる必要がある。しかし、本実施形態によれば、ヒータ113,114の出力を一定に保ちつつワークWの昇温速度を低減できるため、作業効率が向上する。
なお、ワークWの支持位置をヒータ113,114に対してワークWの厚み方向に相対的に変更可能であれば、支持位置変更機構は、ヒータ113,114の位置を変更してもよい。例えば、本実施形態におけるスプリング115A,115B,116A,116Bを省略し、ワーク支持部111,112を土台部分に固定する。そして、土台部分に設けられたヒータ113,114を省略し、代わりに保温フタ118のワークWに対向する側にヒータを設ける。これによれば、上記したのと同様の効果が得られる。なお、支持位置変更機構は、ワーク支持部111,112及びヒータ113,114の両方の位置をワークWの厚み方向に変更してもよい。
また、ワーク加熱部110とワーク保持部121,122とは、ローダ100に備えられている。
これによれば、ローダハンド120によるワークWの搬入直前までワークWを予熱することができる。すなわち、加熱時間を長くとることができ、予熱されたワークWが冷めてしまうのを防止できる。別の観点からみれば、ワークWの昇温速度を低減することもできる。
また、ワーク加熱部110は、水平方向に移動可能であり、ワーク保持部121,122の下方から水平方向に離れた位置においてワークWの支持位置を変更可能に構成されている。
これによれば、ワーク加熱部110のヒータ113,114によって、ローダハンド120に保持された樹脂タブレット18が加熱されて劣化するのを抑制できる。また、支持位置変更機構を動作させるとき、ワーク保持部121,122に邪魔されることなく、ワーク加熱部110のワーク支持部111,112の上方に、保温フタ118等を設けることができる。
なお、ワーク加熱部110は、ワーク保持部121,122に対して相対的に移動可能であればよい。例えば、ワーク加熱部110は、ワーク保持部121,122の下方においてワークWの厚み方向に移動可能であってもよい。すなわち、ワーク加熱部110は、ワーク保持部121,122の下方であってワーク保持部121,122から離れた加熱位置でワークWの加熱を行い、ワーク保持部121,122の下方であって当該加熱位置よりもワーク保持部121,122に近い位置でワークWをワーク保持部121,122に引き渡してもよい。これによれば上記したのと同様の効果が得られる。なお、ワーク保持部121,122が、ワーク加熱部110に対して移動可能に構成されてもよい。
また、ワーク加熱部110は、ワークWの向きを位置決めするインデックス部13からワークWを直接受け取り可能に構成されている。そして、ワーク加熱部110のワーク支持部111を構成する一対のサイドレール111A,111Bは、インデックス部13でワークWを挟持する一対のサイドレール11A,11Bの延長線上で、一対のサイドレール11A,11Bから押し出されたワークWを受け取る。
このようにワーク加熱部110がインデックス部13から直接的にワークWを受け取る構成であったとしても、本実施形態に係るワーク加熱部110であれば、インデックス部13からのワークWの受け取り時にはワークWが加熱されないので、ワークWの温度ムラが抑制できる。
なお、第1実施形態では、トランスファ成形機を例に挙げて説明したが、本発明の実施形態に係る樹脂封止装置1は、ワークWを加熱するものであればこれに限定されるものではない。例えば、樹脂封止装置1は、開いた状態の樹脂封止金型に供給された樹脂を樹脂封止金型の型締めに連動させて加圧する圧縮成形機であってもよい。例えば、圧縮成形の一例として下金型にキャビティを設けた圧縮成形金型を用いる場合には、図2で設けた構成を上下反転させたローダとすることができる。これによれば、ワーク保持部121,122が、上方からワーク加熱部110で予熱されたワークWを受け取り、上金型の下面にワークを引き渡すことができる。
以下に、本発明の他の実施形態に係る樹脂封止装置1の構成について説明する。なお、下記の実施形態では、上記の第1実施形態と共通の事柄については記述を省略し、異なる点についてのみ説明する。特に、同様の構成による同様の作用効果については逐次言及しない。
<第2実施形態>
図7を参照しつつ、第2実施形態に係るローダ100の構成について説明する、図7は、第2実施形態に係るローダの構成を概略的に示す断面図である。
ワーク加熱部110は、第1ワーク加熱部110Aと、第2ワーク加熱部110Bとを有している。第1ワーク加熱部110A及び第2ワーク加熱部110Bのそれぞれは、第1実施形態に係るワーク加熱部110と同様の構成を有している。すなわち、第1ワーク加熱部110Aは、第1ヒータと、第1ワーク加熱部におけるワークの支持位置を第1ヒータに対して相対的に変更可能である第1支持位置変更機構とを有し、第2ワーク加熱部110Bは、第2ヒータと、第2ワーク加熱部におけるワークの支持位置を第2ヒータに対して相対的に変更可能である第2支持位置変更機構とを有している。第1支持位置変更機構及び第2支持位置変更機構のそれぞれは、互いに独立してワークWの位置を変更可能に構成されている。
これによれば、ワーク加熱部110がインデックス部13からワークWを受け取ってからローダハンド120のワーク保持部121,122へと引き渡すまでの時間を長くすることができる。これにより、ワークWの昇温速度を低減することもでき、放熱板を含むような熱容量の大きいワークWを予熱することもできる。また、ローダ100がインデックス部13からワークWを受け取るためにインモジュール10に戻る頻度を低減することもできる。したがって、ワークWの搬送効率が向上する。
<第3実施形態>
図8を参照しつつ、第3実施形態に係る樹脂封止装置1の構成について説明する、図8は、第3実施形態に係る樹脂封止装置の構成を概略的に示す平面図である。
ワーク加熱部110はインモジュール10に固定されている。ローダ100のローダハンド120は、インモジュール10でワーク加熱部110からワークWを受け取り、プレスモジュール20~50のいずれかに搬送する。
<第4実施形態>
図9を参照しつつ、第4実施形態に係る樹脂封止品の製造方法について説明する。図9は、第4実施形態に係る樹脂封止品の製造方法を示すフローチャートである。本実施形態では、例えば、第1実施形態に係る樹脂封止装置が用いられる。
まず、ローダのワーク加熱部にワークを設置する(S10)。
ローダをインモジュールに移動させる。ワーク加熱部は、ヒータから離れた第1支持位置において、ワークをインデックス部から直接受け取る。
次に、ワークを搬送しつつ予熱する(S20)。
ローダをインモジュールからプレスモジュールに移動させる。この移動の間、ワーク加熱部は、ワークの支持位置を、第1支持位置から、第1支持位置よりもヒータに近づいた第2支持位置へ変更する。
次に、ワーク加熱部からローダハンドにワークを引き渡す(S30)。
ローダにおいて、ワーク支持部をローダハンドの直下に移動させ、ローダハンドのワーク保持部にワークを引き渡す。
次に、ローダハンドによってワークを樹脂封止金型に搬入する(S40)。
ローダハンドは、ローダの土台部分に支持された状態で、型開きされた樹脂封止金型の上金型と下金型との間の空間に進入し、下金型の金型面にワークを引き渡す。この後、ローダハンドは樹脂封止金型から退出し、樹脂封止金型は型締めされる。型締めされた樹脂封止金型の内部のキャビティにはワークが配置される。当該キャビティに樹脂が注入され、注入された樹脂は圧力を加えられつつ加熱される。樹脂が硬化したら樹脂封止金型は型開きされ、アンローダハンドが樹脂封止済みのワークを樹脂封止金型から搬出する。
以下に、本発明の実施形態の一部又は全部を付記し、その効果について説明する。なお、本発明は以下の付記に限定されるものではない。
本発明の一態様によれば、ワークを樹脂で樹脂封止するための樹脂封止装置であって、ワークを加熱するワーク加熱部と、ワーク加熱部で加熱されたワークを樹脂封止金型に搬送するために保持するワーク保持部と、を備え、ワーク加熱部は、ヒータと、ワーク加熱部におけるワークの支持位置をヒータに対してワークの厚み方向に相対的に変更可能である支持位置変更機構とを有する、樹脂封止装置が提供される。支持位置変更機構は、ヒータから離れた第1支持位置と、第1支持位置よりもヒータに近づいた第2支持位置とにワークの支持位置を変更可能に構成されている
これによれば、ワーク支持部とヒータとの相対的な位置が固定された構成に比べて、ワークを予熱する工程におけるワークの昇温速度が低減できる。したがって、ワークの温度ムラや急激な温度変化に起因したワークの損傷や、樹脂封止の不良を抑制できる。また、ワーク支持部とヒータとの相対的な位置が固定された構成においてワークの昇温速度を抑制しようとした場合、ヒータを一旦冷却する必要があり、ヒータの出力調節が完了するまでワークを待機させる必要がある。しかし、本実施形態によれば、ヒータの出力を一定に保ちつつワークの昇温速度を低減できるため、作業効率が向上する。
一態様として、ワークを樹脂封止金型に搬送するローダを備え、ローダは、ワーク加熱部と、ワーク保持部とを有する。
これよれば、ローダハンドによるワークの搬入直前までワークを予熱することができる。すなわち、加熱時間を長くとることができ、ワークの昇温速度を低減できる。
一態様として、ワーク加熱部は、ワーク保持部に対して相対的に移動可能である。支持位置変更機構は、ワーク保持部の下方から水平方向に離れた位置において、ワークの支持位置を変更可能に構成されている。
これによれば、ワーク加熱部のヒータによって、ローダハンドに保持された樹脂タブレットが加熱されて劣化するのを抑制できる。また、支持位置変更機構を動作させるとき、ワーク保持部に邪魔されることなく、ワーク加熱部のワーク支持部の上方に、保温フタ等を設けることができる。
一態様として、ワーク加熱部は、ワークの向きを位置決めするインデックス部からワークを直接受け取り可能に構成されている。インデックス部は、ワークを挟持可能である一対の第1サイドレールを有し、ワーク加熱部の支持位置変更機構は、第1サイドレールの延長線上で第1サイドレールから押し出されたワークを受け取り可能に構成された一対の第2サイドレールを有する。
このようにワーク加熱部がインデックス部から直接的にワークを受け取る構成であったとしても、本実施形態に係るワーク加熱部であれば、インデックス部からのワークの受け取り時にはワークが加熱されないので、ワークの温度ムラが抑制できる。
一態様として、ワーク加熱部は、第1ワーク加熱部と、第2ワーク加熱部とを有し、第1ワーク加熱部は、第1ヒータと、第1ワーク加熱部におけるワークの支持位置を第1ヒータに対して相対的に変更可能である第1支持位置変更機構とを有し、第2ワーク加熱部は、第2ヒータと、第2ワーク加熱部におけるワークの支持位置を第2ヒータに対して相対的に変更可能である第2支持位置変更機構とを有し、第1支持位置変更機構及び第2支持位置変更機構のそれぞれは、互いに独立してワークの位置を変更可能に構成されている。
これによれば、ローダがインデックス部からワークを受け取るためにインモジュールに戻る頻度を低減できる。したがって、ワークの搬送効率が向上する。また、ワーク加熱部がインデックス部からワークを受け取ってからローダハンドのワーク保持部へと引き渡すまでの時間を長くすることができる。したがって、ワークの昇温速度をさらに低減できる。
本発明の一態様によれば、樹脂封止品の製造方法は、ローダのワーク加熱部にワークを設置することと、ワークを搬送しつつ予熱することと、前記ワーク加熱部からローダハンドにワークを引き渡すことと、前記ローダハンドによってワークを樹脂封止金型に搬入することとを含み、ワークを予熱することは、ワーク加熱部におけるワークの支持位置をヒータに対してワークの厚み方向に相対的に変更することを含む。
これによれば、ワークを予熱する工程におけるワークの昇温速度が低減できる。したがって、ワークの温度ムラや急激な温度変化に起因したワークの損傷や、樹脂封止の不良を抑制できる。
一態様として、ワークを搬送しつつ予熱することは、ワークの支持位置を、ヒータから離れた第1支持位置から、前記第1支持位置よりも前記ヒータに近づいた第2支持位置へ移動させることを含む。
これによれば、ワークの温度ムラを低減し、ワークの損傷や樹脂封止の不良を抑制できる。
一態様として、ローダのワーク加熱部にワークを設置することは、第1支持位置において、ワークの向きを位置決めするインデックス部からワークを直接受け取ることを含む。
このようにワーク加熱部がインデックス部から直接的にワークを受け取る構成であったとしても、本実施形態に係るワーク加熱部であれば、インデックス部からのワークの受け取り時にはワークが加熱されないので、ワークの温度ムラが抑制できる。
以上説明したように、本発明の一態様によれば、ワークの損傷が抑制可能である、樹脂封止装置、及び樹脂封止品の製造方法を提供できる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。即ち、各実施形態に当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、各実施形態が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、各実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1…樹脂封止装置、
10…インモジュール、
13…インデックス部、
18…樹脂タブレット、
20~50…プレスモジュール、
21~51…樹脂封止金型、
90…アウトモジュール、
100…ローダ、
110…ワーク加熱部、
111,112…ワーク支持部、
113,114…ヒータ、
115A,115B,116A,116B…スプリング、
117…エアシリンダ、
118…保温フタ、
120…ローダハンド、
11,122…ワーク保持部、
125…タブレット保持孔、
127…シャッタ、
200…アンローダ、
W…ワーク、

Claims (11)

  1. ワークを樹脂で樹脂封止するための樹脂封止装置であって、
    ワークを加熱するワーク加熱部と、
    前記ワーク加熱部で加熱されたワークを樹脂封止金型に搬送するために保持するワーク保持部と、
    を備え、
    前記ワーク加熱部は、ヒータと、前記ワーク加熱部におけるワークの支持位置を前記ヒータに対してワークの厚み方向に相対的に変更可能である支持位置変更機構とを有する、樹脂封止装置。
  2. 前記支持位置変更機構は、前記ヒータから離れた第1支持位置と、前記第1支持位置よりも前記ヒータに近づいた第2支持位置とにワークの支持位置を変更可能に構成されている、
    請求項1に記載の樹脂封止装置。
  3. ワークを樹脂封止金型に搬送するローダを備え、
    前記ローダは、前記ワーク加熱部と、前記ワーク保持部とを有する、
    請求項1又は2に記載の樹脂封止装置。
  4. 前記ワーク加熱部は、前記ワーク保持部に対して相対的に移動可能である、
    請求項3に記載の樹脂封止装置。
  5. 前記支持位置変更機構は、前記ワーク保持部の下方から水平方向に離れた位置において、ワークの支持位置を変更可能に構成されている、
    請求項4に記載の樹脂封止装置。
  6. 前記ワーク加熱部は、ワークの向きを位置決めするインデックス部からワークを直接受け取り可能に構成されている、
    請求項5に記載の樹脂封止装置。
  7. 前記インデックス部は、ワークを挟持可能である一対の第1サイドレールを有し、
    前記ワーク加熱部の前記支持位置変更機構は、前記第1サイドレールの延長線上で前記第1サイドレールから押し出されたワークを受け取り可能に構成された一対の第2サイドレールを有する、
    請求項6に記載の樹脂封止装置。
  8. 前記ワーク加熱部は、第1ワーク加熱部と、第2ワーク加熱部とを有し、
    前記第1ワーク加熱部は、第1ヒータと、前記第1ワーク加熱部におけるワークの支持位置を前記第1ヒータに対して相対的に変更可能である第1支持位置変更機構とを有し、
    前記第2ワーク加熱部は、第2ヒータと、前記第2ワーク加熱部におけるワークの支持位置を前記第2ヒータに対して相対的に変更可能である第2支持位置変更機構とを有し、
    前記第1支持位置変更機構及び前記第2支持位置変更機構のそれぞれは、互いに独立してワークの位置を変更可能に構成されている、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の樹脂封止装置。
  9. ローダのワーク加熱部にワークを設置することと、
    ワークを搬送しつつ予熱することと、
    前記ワーク加熱部からローダハンドにワークを引き渡すことと、
    前記ローダハンドによってワークを樹脂封止金型に搬入することと
    を含み、
    前記ワークを予熱することは、前記ワーク加熱部におけるワークの支持位置をヒータに対してワークの厚み方向に相対的に変更することを含む、樹脂封止品の製造方法。
  10. ワークを搬送しつつ予熱することは、ワークの支持位置を、ヒータから離れた第1支持位置から、前記第1支持位置よりも前記ヒータに近づいた第2支持位置へ移動させることを含む、
    請求項9に記載の樹脂封止品の製造方法。
  11. ローダのワーク加熱部にワークを設置することは、前記第1支持位置において、ワークの向きを位置決めするインデックス部からワークを直接受け取ることを含む、
    請求項10に記載の樹脂封止品の製造方法。
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