JP2022037778A - 鉄筋コンクリート用削孔ビットおよびこれを有する鉄筋コンクリート用削孔装置 - Google Patents

鉄筋コンクリート用削孔ビットおよびこれを有する鉄筋コンクリート用削孔装置 Download PDF

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Abstract

【課題】鉄筋コンクリート内の鉄筋を伸ばすことなく確実に切断することにより、工事進捗を促進させ、施工コストを低減させることが可能な鉄筋コンクリート用削孔ビットを提供すること。【解決手段】大径部22と大径部22に続く小径部24を有するビット本体部20と、大径部22の先端面21の外周縁部において径方向内側に向かって所要長さ範囲にわたって形成され、周方向に所要間隔をあけて配設された複数の第1チップ30と、先端面21の中央部から径方向外側に向けて所要長さ範囲にわたって形成され、周方向の一部において第1チップ30と交互に配設された第2チップ40とを具備し、第1チップ30および第2チップ40は、回転方向前方側から回転方向後方側に向けて突出高さが徐々に低くなる傾斜面32(42)に形成され、傾斜面32(42)の頂部34(44)が各々面取り加工されていることを特徴とする鉄筋コンクリート用削孔ビット10である。【選択図】図1

Description

本発明は鉄筋コンクリート用削孔ビットおよびこれを有する鉄筋コンクリート用削孔装置に関する。
いわゆる都市土木の工事現場において鉄筋コンクリート構造物を破砕する際には、騒音対策のために、鉄筋コンクリート構造物の所定箇所に複数の削孔し、それぞれの孔に油圧ジャッキの拡径部を順番に差し込み、拡径部を拡径することで鉄筋コンクリート構造物の破砕が行われている。鉄筋コンクリート構造物に削孔する際に用いられる鉄筋コンクリート用削孔ビットとしては、特許文献1(特許第5762877号公報)に開示されているような構成のものが知られている。
特許第5762877号公報
ビル等の解体現場が市街地である場合、打撃を中心とした削孔や破砕を行うと騒音が問題になる上、鉄筋コンクリート内の鉄筋を切断するために打撃を中心とする切断を行うと、鉄筋に伸びが生じ効率よく鉄筋を切断することが難しくなる。また、特許文献1に開示されているビットは、超硬チップの先端部分が山型形状のエッジに形成されているため、鉄筋が伸び易く、なかなか鉄筋を切断することができず、工事進捗の遅れや施工コストが高くなるといった課題がある。
そこで本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、鉄筋コンクリート用削孔ビットにおいて、鉄筋コンクリート内の鉄筋を効率よく切断することができ、かつ、チップの破損を可及的に低減させることで、チップの交換頻度を低下させ、工事進捗を促進させ、施工コストを低減させることが可能な鉄筋コンクリート用削孔ビットを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明者が鋭意研究した結果、以下の構成に想到した。すなわち本発明は、鉄筋コンクリートを削孔するための鉄筋コンクリート用削孔ビットであって、先端側に径大な大径部を有し、前記大径部に続き前記大径部より径小な小径部を有するビット本体部と、前記大径部の先端面の外周縁部において径方向内側に向かって所要長さ範囲にわたって頂部が連続するように形成され、周方向に所要間隔をあけて配設された複数の第1チップと、前記先端面において前記先端面の中央部から径方向外側に向けて所要長さ範囲にわたって頂部が連続するように形成され、前記周方向において前記第1チップの配設範囲を二分する配置に配設された第2チップと、を具備し、前記第1チップおよび前記第2チップの前記先端面からの起立高さは、前記ビット本体部の回転方向前方側から回転方向後方側に向けて徐々に低くなる傾斜面に各々形成されており、前記傾斜面の頂部が各々面取り加工されていることを特徴とする鉄筋コンクリート用削孔ビットである。
これにより、ビット本体部を回転させながら回転方向前方から後方に向けて高さが減少する傾斜面に形成された第1チップおよび第2チップにより、鉄筋コンクリート内の鉄筋を伸ばすことなく削りながら確実に切断することができる。また、傾斜面の頂部が面取りされているのでビット本体部の押圧を強めても第1チップおよび第2チップの破損を防止することができ、第1チップおよび第2チップの交換頻度を大幅に低下させることができる。ひいては、工事進捗を促進させ、施工コストを低減させることが可能になる。
また、前記大径部の外周面には径方向内側に向けて形成された凹部が前記第1チップの配設位置と交互に配設されていることが好ましい。
これにより、第1チップおよび第2チップで切削した鉄筋コンクリートの切削くずを効率よく外部に排出することができる。
また、前記第1チップは、前記大径部の前記外周面より外側位置から径方向内側に向けて各々配設され、前記第2チップの外側端部位置は、前記第1チップの内側端部の径方向位置よりも外側位置であると共に前記凹部の近傍位置まで配設されているが好ましい。
これにより、ビット本体の先端面において傾斜面を有する第1チップおよび第2チップの占有面積を可及的に広げることで切削効率が向上し、鉄筋コンクリートの切削くずの外部への排出もさらに効率的に行うことができる。
また、前記先端面に対する前記傾斜面の傾斜角度は20度~30度であることが好ましい。
これにより、鉄筋コンクリートへの押圧回転動作による鉄筋コンクリートの破砕が効率よく実現することができ、かつ、削孔時における第1チップおよび第2チップの損傷を抑えることができる。
また、鉄筋コンクリート用削孔装置の発明においては、シリンダと、前記シリンダの内部で往復動可能に形成されたピストンと、前記ピストンを前記シリンダ内でエアコンプレッサにより供給された圧縮空気により回転させるタービンおよび前記ピストンに装着された上記いずれかの鉄筋コンクリート用削孔ビットを具備し、前記タービンに供給された前記圧縮空気により前記ピストンを回転させると共に前記シリンダに供給された前記圧縮空気により前記ピストンを切羽方向に付勢しながら前記第1チップおよび前記第2チップにより鉄筋コンクリートに削孔することを特徴とする。
これにより、鉄筋コンクリートに削孔する際において、第1チップおよび第2チップを切羽に押し当てたまま回転させること鉄筋コンクリート内の鉄筋が伸びてしまうことなく切断することができ、かつ、第1チップおよび第2チップの破損を防止することができ、チップの交換頻度を大幅に低下させることができる。ひいては、工事進捗を促進させ、施工コストを低減させることが可能になる。
本発明における鉄筋コンクリート用削孔ビットおよびこれを有する鉄筋コンクリート用削孔装置の構成を採用することにより、鉄筋コンクリートに削孔する際において、鉄筋を伸ばすことなく切断することができる。また、鉄筋コンクリートへの削孔時における第1チップおよび第2チップの破損を防止することができ、チップの交換頻度を大幅に低下させることができる。ひいては、工事進捗を促進させ、施工コストを低減させることが可能になる。
本実施形態における鉄筋コンクリート用削孔ビットの斜視図である。 図1における鉄筋コンクリート用削孔ビットの正面図である。 図1における鉄筋コンクリート用削孔ビットの平面図である。 図3中のIV-IV線における断面図である。 本実施形態における鉄筋コンクリート用削孔ビットを有する鉄筋コンクリート用削孔装置の概略構成図である。
以下、本発明にかかる鉄筋コンクリート用削孔ビットの実施形態について、図面に基づいて具体的に説明する。以下、鉄筋コンクリート用削孔ビットのことを単に削孔ビット10と称して説明を進めることにする。本実施形態における削孔ビット10は、図1~図4に示すように、ビット本体部20とビット本体部20の先端面21に配設された第1チップ30および第2チップ40を具備している。
ビット本体部20は、先端面21の側に径大な大径部22を有し、漸減径部23を介して大径部22に続くと共に大径部22よりも径小な小径部24を有している。先端面21は、ビット本体部20の中心軸線(不図示)に対して直交方向に平坦な平坦面に形成されている。また、先端面21の外周縁部には、大径部22の径方向外側位置から径方向内側に向かって所要長さ範囲にわたって頂部34が連続するように形成され、大径部22の周方向に所要間隔をあけて第1チップ30が複数箇所に立設されている。第1チップ30の径方向内側の端部位置は、小径部24の外周よりも内側まで連なっている。
また、先端面21には、先端面21の中央部から径方向外側に向けて所要長さ範囲にわたって頂部44が連続するように形成され、大径部22の周方向の一部において第1チップ30と交互に第2チップ40が配設されている。本実施形態における第2チップ40は、先端面21における第1チップ30の配設範囲を二分する配置で先端面21に立設されている。これらのような第1チップ30および第2チップ40は、いずれもタングステンカーバイト(炭化タングステン)を含む超硬あるいは超硬合金により形成されたものが好適に用いられる。
第1チップ30および第2チップ40は、ビット本体部20の回転方向(図1および図3に示されている矢印Aの方向)において、回転方向前方側から回転方向後方側に向けて先端面21からの起立高さが徐々に低くなる傾斜面32(42)に形成されている。なお、第1チップ30および第2チップ40は、先端面21に対する起立高さを等しくしている。また、第1チップ30および第2チップ40の先端面21に対する傾斜面32(42)の傾斜角度は、いずれも20度~30度であることが好ましい。
本実施形態における第1チップ30および第2チップ40の傾斜面32(42)の頂部34(44)は、円弧状に面取り加工されている。このように第1チップ30および第2チップ40は、いずれも先端部分(傾斜面32(42)の頂部34(44))がエッジ状になっていないため、削孔時に第1チップ30および第2チップ40が鉄筋コンクリートの鉄筋に当接しても、刃先部分である傾斜面32(42)の頂部34(44)の破損を防ぐことができる。これにより第1チップ30および第2チップ40は、いずれも長時間にわたって鉄筋コンクリートに削孔することができる。
本実施形態におけるビット本体部20の大径部22の外周面には、径方向内側に向けて形成された凹部50が周方向に所要間隔をあけて配設されている。本実施形態における凹部50は、円弧状にくぼませた形状をなすと共に先端面21の外周縁部に沿って周方向の全範囲において第1チップ30の配設位置と交互に配置されている。凹部50の径方向底部位置は、小径部24の外周位置よりも径方向内側位置であって、第1チップ30の径方向内側端部位置よりも外側位置となるように形成されている。凹部50は、ビット本体部20において先端面21から漸減径部23と小径部24との境界部分近傍位置までの範囲に形成されている。このような凹部50により、ビット本体部20の先端面21において傾斜面32(42)を有する第1チップ30および第2チップ40の占有面積を可及的に広げることで切削効率が向上し、鉄筋コンクリートの切削くずの外部への排出を促進することができる。
また、本実施形態における第2チップ40の外側端部位置は、凹部50の近傍位置に配設されている。より詳細には、第1チップ30の径方向内側の端部における径方向位置よりも外側位置であり、凹部50とは径方向に連続しない(凹部50と独立した)配置になっている。これにより先端面21は、第1チップ30の切削範囲と第2チップ40の切削範囲の一部が重複し、切羽(削孔面)において径の外側部分を削孔する第1チップ30の移動速度と、切羽において径の内側部分を削孔する第2チップ40の移動速度(周速)の相違による削孔効率の低下を補充している。
また、先端面21には、中央部分と周方向の一部において第1チップ30と交互となる配置で3つの噴射口60が先端面21の径方向において一直線状に形成されており、第1チップ30および第2チップ40の配設範囲を二分する配置で設けられている。噴射口60からは、切羽から生じた鉄筋コンクリートの掘削くずの凹部50からの排出と第1チップ30および第2チップ40の冷却を行うことを目的とし、水や空気等に代表される流体が先端面21から面外方向に噴射される。両端部位置に設けられた噴射口60は、図4に示すように、ビット本体部20の中心軸と同軸に形成された流体供給路70対して径方向外側に広がる配置で形成されている。これらに対して中央部に設けられた噴射口60は、流体供給路70の中心軸と同一軸線上に配設されている。
次に本実施形態における削孔ビット10を装着した鉄筋コンクリート用削孔装置の構成について説明する。図5は、鉄筋コンクリート用削孔装置の概略構造を示す説明図である。なお、以降は鉄筋コンクリート用削孔装置を単に削孔装置100と称して説明を行うことにする。
削孔装置100は、シリンダ110、シリンダ110内に収容されたピストン120、シリンダ110に圧縮空気を供給するエアコンプレッサ130、圧縮空気によりピストン120を回転させるタービン140、タービン140の回転を減速してピストン120に伝達する動力伝達機構150およびピストン120の先端に装着された削孔ビット10を具備している。シリンダ110は、シリンダ110の内部でピストン120を往復動可能に形成されている。ピストン120は、本体部122と本体部122に連結されると共に先端部に削孔ビット10を装着可能に形成されたシャンクロッド124を有している。ピストン120(シャンクロッド124)は、エアコンプレッサ130からエアチューブ132を介して供給された圧縮空気により切羽方向(削孔面方向)に付勢可能な状態でシリンダ110に収容されている。このような削孔装置100としては、ドリフターを好適に用いることができる。
また、エアコンプレッサ130は、タービン140にも圧縮空気を供給してタービン140を回転させ、タービン140の回転力を歯車等に代表される動力伝達機構150を介してピストン120をシリンダ110内で回転させている。このようにピストン120は、シリンダ110内で往復可能でありながら、ピストン120を切羽方向に付勢した状態を維持しながら回転可能に収容されている。シリンダ110には、ピストン120のシリンダ110内での往復方向の移動を許容するバッファ空間112が形成されている。このバッファ空間112により鉄筋コンクリートに削孔をする際において、削孔ビット10が鉄筋に到達した際に削孔ビット10(ピストン120)が切羽から離反する方向に跳ね返されても、圧縮空気によりピストン120の跳ね返りの勢いが減衰され、削孔装置100の破損を防ぐことができ、かつ、切羽への第1チップ30および第2チップ40の押圧を維持することができる。
なお、エアコンプレッサ130は、切削効率をさらに高めるため、ピストン120を切羽方向に付勢するための圧縮空気に対して必要に応じて脈動を加えることで、切羽に対してピストン120(削孔ビット10)による回転と打撃を併用した削孔を行うこともできる。
このように本実施形態における削孔装置100は、ピストン120(シャンクロッド124)の先端に装着した削孔ビット10を鉄筋コンクリートの切羽に付勢させた状態を維持しながら回転させ、第1チップ30および第2チップ40により鉄筋コンクリートを削り取りながら削孔する。そして削孔ビット10が鉄筋に到達し、削孔ビット10が切羽(鉄筋)から跳ね返されても、ピストン120を切羽方向に付勢している圧縮空気により跳ね返されたピストン120の移動をバッファ空間112の範囲で収めることができる。これにより削孔ビット10が鉄筋に到達した際には、エアコンプレッサ130の出力を高めて圧縮空気によるピストン120の付勢力を高めることにより、第1チップ30および第2チップ40で鉄筋を削り取りながら確実かつ迅速に切断することができ、かつ、シリンダ110およびピストン120の破損も防止することができる。
以上のようにして削孔装置100により鉄筋コンクリートへの削孔作業を行うことができる。本発明にかかる削孔ビット10およびこれを有する削孔装置100を用いることにより、削孔ビット10の交換頻度を少なくすることができ、低コストでの削孔作業が可能になると共に、削孔工事の進捗率を高めることもできる。
以上に本発明にかかる削孔ビット10およびこれを有する削孔装置100について実施形態に基づいて説明したが、本発明の技術範囲は、以上の実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態における削孔ビット10は、第1チップ30および第2チップ40の傾斜面32(42)の傾斜角度を先端面21に対して20度から30度としているが、この角度に限定されるものではない。0度より大きく20度未満にすることもできるし、30度より大きくした形態を採用することもできる。
また、本実施形態における第1チップ30および第2チップ40の傾斜面32(42)の頂部34(44)は円弧状に面取り加工された形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。頂部34(44)には複数の平面を連続させた直線的な形状の面取り加工を施すこともできる。
また、本実施形態においては先端面21の外周縁部において周方向の所要間隔に複数の凹部50を配設し、先端面21には噴射口60を配設した形態について説明しているが、この形態に限定されるものではない。凹部50および噴射口60は夫々1つであってもよいし、凹部50または噴射口60のいずれか一方のみを配設した形態を採用することもできる。
また、削孔装置100には、ピストン120を駆動させるための動力にエアコンプレッサ130を用いているが、油圧装置を採用した形態を採用することもできる。さらには、以上に説明した実施形態および各実施形態で説明した変形例を適宜組み合わせた形態を採用することもできる。
10 削孔ビット(鉄筋コンクリート用削孔ビット),
20 ビット本体部,21 先端面,22 大径部,23 漸減径部,24 小径部,
30 第1チップ,32 傾斜面,34 頂部,
40 第2チップ,42 傾斜面,44 頂部,
50 凹部,
60 噴射口,
70 流体供給路,
100 削孔装置(鉄筋コンクリート用削孔装置),
110 シリンダ,112 バッファ空間,
120ピストン,122 本体部,124 シャンクロッド,
130 エアコンプレッサ,132 エアチューブ,
140 タービン,
150 動力伝達機構

Claims (5)

  1. 鉄筋コンクリートを削孔するための鉄筋コンクリート用削孔ビットであって、
    先端側に径大な大径部を有し、前記大径部に続き前記大径部より径小な小径部を有するビット本体部と、
    前記大径部の先端面の外周縁部において径方向内側に向かって所要長さ範囲にわたって頂部が連続するように形成され、周方向に所要間隔をあけて配設された複数の第1チップと、
    前記先端面において前記先端面の中央部から径方向外側に向けて所要長さ範囲にわたって頂部が連続するように形成され、前記周方向の一部において前記第1チップと交互に配設された第2チップと、を具備し、
    前記第1チップおよび前記第2チップの前記先端面からの起立高さは、前記ビット本体部の回転方向前方側から回転方向後方側に向けて徐々に低くなる傾斜面に各々形成されており、前記傾斜面の頂部が各々面取り加工されていることを特徴とする鉄筋コンクリート用削孔ビット。
  2. 前記大径部の外周面には径方向内側に向けて形成された凹部が前記第1チップの配設位置と交互に配設されていることを特徴とする請求項1記載の鉄筋コンクリート用削孔ビット。
  3. 前記第1チップは、前記大径部の前記外周面より外側位置から径方向内側に向けて各々配設され、
    前記第2チップの外側端部位置は、前記第1チップの内側端部の径方向位置よりも外側位置であると共に前記凹部の近傍位置まで配設されていることを特徴とする請求項2記載の鉄筋コンクリート用削孔ビット。
  4. 前記先端面に対する前記傾斜面の傾斜角度は20度~30度であることを特徴とする請求項1~3のうちのいずれか一項記載の鉄筋コンクリート用削孔ビット。
  5. シリンダと、前記シリンダの内部で往復動可能に形成されたピストンと、前記ピストンを前記シリンダ内でエアコンプレッサにより供給された圧縮空気により回転させるタービンおよび前記ピストンに装着された請求項1~4のうちのいずれか一項に記載の鉄筋コンクリート用削孔ビットを具備し、
    前記タービンに供給された前記圧縮空気により前記ピストンを回転させると共に前記シリンダに供給された前記圧縮空気により前記ピストンを切羽方向に付勢しながら前記第1チップおよび前記第2チップにより鉄筋コンクリートに削孔することを特徴とする鉄筋コンクリート用削孔装置。
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