JP2022036630A - 点灯装置 - Google Patents

点灯装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2022036630A
JP2022036630A JP2020140935A JP2020140935A JP2022036630A JP 2022036630 A JP2022036630 A JP 2022036630A JP 2020140935 A JP2020140935 A JP 2020140935A JP 2020140935 A JP2020140935 A JP 2020140935A JP 2022036630 A JP2022036630 A JP 2022036630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
light source
voltage
terminal
switch element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020140935A
Other languages
English (en)
Inventor
友博 杉浦
Tomohiro Sugiura
勝義 仁保
Katsuyoshi Jinbo
裕二 曽良
Yuji Sora
貴久 櫻田
Takahisa Sakurada
良典 白戸
Yoshinori Shirato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2020140935A priority Critical patent/JP2022036630A/ja
Publication of JP2022036630A publication Critical patent/JP2022036630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】消灯時に光源が微点灯することを抑制できる点灯装置を提供する。【解決手段】点灯装置10は、光源40に直流電流を供給する非絶縁型のAC-DC変換回路14と、光源40に直列接続されるスイッチ素子51を有し、スイッチ素子51を制御する定電流回路50と、光源40に並列に接続される第一抵抗素子91と、光源40及びスイッチ素子51の接続点と回路グランドとの間に接続される第二抵抗素子92と、を有する分圧抵抗90と、AC-DC変換回路14の出力電力を制御することで、接続点における電圧値を基準電圧値に近づけるフィードバック回路16と、制御回路80と、を備え、フィードバック回路16は、接続点から回路グランドに至る電流経路と、電流経路に含まれ、遮断信号が入力された場合に電流経路を遮断する遮断回路160と、を有し、制御回路80は、消灯信号を受信した場合に、遮断回路160に遮断信号を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、点灯装置に関する。
従来、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子を有する光源を点灯する点灯装置が知られている(例えば、特許文献1など)。特許文献1に記載された点灯装置は、LEDに電流を供給する昇圧チョッパ回路と、LEDに直列接続されたトランジスタ、差動増幅器などを含む定電流回路と、を備える。差動増幅器は、LEDに流れる電流に対応する電圧と、基準電圧と、を比較する。特許文献1に記載された点灯装置では、オペアンプの出力に応じて、トランジスタのオン抵抗を調整することで、LEDに一定の電流を供給しようとしている。また、特許文献1に記載された昇圧チョッパ回路は、トランジスタの電流流入端子の電圧が入力されるフィードバック回路を有する。これにより、昇圧チョッパ回路の出力電圧を精度良く制御しようとしている。
特開2008-60492号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような点灯装置において、消灯時に昇圧チョッパ回路の動作を停止させても、LEDに微弱な電流が流れる場合があることを発明者らは見出した。この場合、昇圧チョッパ回路を停止させているにも関わらず、LEDが微点灯する。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、消灯時に光源が微点灯することを抑制できる点灯装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る点灯装置の一態様は、交流電圧を整流し、1以上の発光素子を含む光源に直流電流を供給する非絶縁型のAC-DC変換回路と、前記光源に直列接続されるスイッチ素子を有し、前記スイッチ素子を制御することで、前記光源に供給される電流を一定に維持する定電流回路と、前記光源に並列に接続される第一抵抗素子と、前記光源及び前記スイッチ素子の接続点と回路グランドとの間に接続される第二抵抗素子と、を有する分圧抵抗と、前記AC-DC変換回路の出力電力を制御することで、前記接続点における電圧値を基準電圧値に近づけるフィードバック回路と、前記定電流回路及び前記フィードバック回路を制御する制御回路と、を備え、前記フィードバック回路は、前記接続点から前記回路グランドに至る電流経路と、前記電流経路に含まれ、遮断信号が入力された場合に前記電流経路を遮断する遮断回路と、を有し、前記制御回路は、前記光源を消灯させる消灯信号を受信した場合に、前記遮断回路に前記遮断信号を出力する。
本発明によれば、消灯時に光源が微点灯することを抑制できる点灯装置を提供することができる。
図1は、実施の形態に係る点灯装置の構成を示す回路図である。 図2は、実施の形態に係る遮断回路の回路構成を示す回路図である。 図3は、実施の形態に係る点灯制御回路の出力電圧値、及び、接続点の電圧値の時間波形を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、工程(ステップ)、工程の順序などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
実施の形態に係る点灯装置について説明する。
[1.構成]
まず、本実施の形態に係る点灯装置の構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る点灯装置10の構成を示す回路図である。図1には、点灯装置10と併せて、点灯装置10に電力を供給する交流電源20も示されている。
交流電源20は、例えば、外部商用電源などの系統電源である。
点灯装置10は、光源を点灯させる照明装置であり、AC-DC変換回路14と、光源40と、定電流回路50と、分圧抵抗90と、フィードバック回路16と、制御回路80と、を備える。本実施の形態では、点灯装置10は、制御電源回路121と、制御電源端子122と、リモコン82と、をさらに備える。以下、点灯装置10の各構成要素について説明する。
[1-1.AC-DC変換回路]
AC-DC変換回路14は、交流電圧を整流し、光源40に直流電流を供給する非絶縁型のコンバータである。ここで、非絶縁型のコンバータとは、入力端子と出力端子との間が絶縁されていないコンバータを意味する。AC-DC変換回路14は、非絶縁型のチョッパ回路を有し、当該チョッパ回路の動作停止時に、交流電源20から入力される交流電圧を整流した整流電圧を出力する。例えば、交流電圧がAC100Vである場合、AC-DC変換回路14は、チョッパ回路の動作停止時に、最大141V程度の整流電圧を出力する。本実施の形態では、AC-DC変換回路14には、交流電源20の出力電圧が印加される。AC-DC変換回路14は、整流回路22と、点灯制御回路30と、を有する。
整流回路22は、交流電源20が出力する交流電力を整流する回路である。整流回路22は、例えば、ダイオードブリッジ回路などを有する。
点灯制御回路30は、整流回路22の出力端子に接続され、直流電流を出力する回路である。点灯制御回路30は、光源40に直流電流を供給することで、光源40を点灯させる。本実施の形態では、点灯制御回路30は、力率改善回路の一種である非絶縁型の昇圧チョッパ回路であり、インダクタ31と、ダイオード32と、スイッチ素子33と、コンデンサ34と、抵抗素子35と、を有する。
インダクタ31は、一方の端子が、整流回路22の高電位側の出力端子に接続される。インダクタ31の他方の端子は、スイッチ素子33及びダイオード32に接続される。本実施の形態では、インダクタ31の他方の端子は、スイッチ素子33のドレイン端子、及び、ダイオード32のアノード端子に接続される。
スイッチ素子33は、電力制御回路70からの駆動信号に基づいて、オン状態又はオフ状態に切り替えられる素子である。スイッチ素子33は、インダクタ31の他方の端子、及び、ダイオード32のアノード端子の接続点と、抵抗素子35の一方の端子との間に接続される。本実施の形態では、スイッチ素子33は、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。スイッチ素子33のドレイン端子は、インダクタ31の他方の端子、及び、ダイオード32のアノード端子の接続点に接続される。スイッチ素子33のソース端子は、抵抗素子35の一方の端子に接続される。スイッチ素子33のゲート端子には、電力制御回路70からの駆動信号が入力される。
抵抗素子35は、スイッチ素子33のソース端子と、整流回路22の低電位側の出力端子との間に接続される。
ダイオード32は、インダクタ31の他方の端子及びスイッチ素子33の接続点と、点灯制御回路30の高電位側の出力端子とに接続される。ダイオード32のアノード端子は、インダクタ31の他方の端子及びスイッチ素子33のドレイン端子の接続点に接続される。ダイオード32のカソード端子は、点灯制御回路30の高電位側の出力端子、つまり、コンデンサ34の一方の端子に接続される。
コンデンサ34は、一方の端子及び他方の端子が、それぞれ、点灯制御回路30の高電位側及び低電位側の出力端子に接続される。コンデンサ34の一方の端子は、ダイオード32のカソード端子にも接続される。コンデンサ34の他方の端子は、抵抗素子35の他方の端子及び整流回路22の低電位側の出力端子(つまり、回路グランド)にも接続される。本実施の形態では、コンデンサ34は、電解コンデンサである。コンデンサ34の一方の端子及び他方の端子が、それぞれ、正極及び負極である。本実施の形態では、点灯制御回路30は昇圧チョッパ回路であるため、その出力電圧は比較的高い。このため、点灯制御回路30の出力端子に接続されるコンデンサ34の容量を大きくすることが難しい。本実施の形態では、コンデンサ34の容量は、80μF程度である。
[1-2.光源]
光源40は、AC-DC変換回路14の高電位側の出力端子に接続され、1以上の発光素子を含む光出射部である。発光素子として、例えば、LED、有機EL(Electro Luminescence)素子などの固体発光素子を用いることができる。本実施の形態では、光源40の順方向電圧は、交流電源20の出力電圧より大きい。例えば、光源40の順方向電圧は、141V以上である。
[1-3.定電流回路]
定電流回路50は、光源40に直列接続されるスイッチ素子51を有し、スイッチ素子51を制御することで、光源40に供給される電流を一定に維持する回路である。本実施の形態では、定電流回路50は、スイッチ素子51と、抵抗素子52、53、及び56と、オペアンプ54と、第一電圧生成回路55と、を有する。
スイッチ素子51は、光源40に直列接続される素子である。スイッチ素子51は、抵抗素子、及び、開閉スイッチとして用いることができる素子である。言い換えると、スイッチ素子51は、各端子に印加される電圧に応じて、抵抗値を、実質的にゼロ、有限値、又は、無限大に切り替えることができる素子である。スイッチ素子51の抵抗値が実質的にゼロである状態とは、スイッチ素子51の抵抗値が、例えば、1Ω以下の状態を意味し、このような状態をオン状態とも称する。スイッチ素子51の抵抗値が無限大である状態とは、スイッチ素子51のドレイン端子に電圧が印加されても電流が流れない遮断状態を意味し、このような状態をオフ状態とも称する。本実施の形態では、スイッチ素子51は、nチャネル型のMOSFETである。この場合、スイッチ素子51のゲート端子に所定の閾値以上の電圧を印加することで、ドレイン端子とのソース端子との間がオン状態となる。スイッチ素子51のドレイン端子は、光源40に接続される。スイッチ素子51のソース端子は、抵抗素子52を介して回路グランドに接続される。スイッチ素子51のゲート端子は抵抗素子56を介してオペアンプ54の出力端子に接続される。
抵抗素子52は、光源40及びスイッチ素子51に直列に接続される。抵抗素子52の一方の端子及び他方の端子は、それぞれ、スイッチ素子51のソース端子、及び、回路グランドに接続される。これにより、抵抗素子52に印加される電圧、つまり、抵抗素子52の一方の端子(スイッチ素子51のソース端子と接続される端子)の電圧が光源40に供給される電流に対応する。
抵抗素子53は、抵抗素子52の一方の端子と、オペアンプ54との間に接続される。より詳しくは、抵抗素子53の一方の端子は、抵抗素子52の一方の端子、及び、スイッチ素子51のソース端子の接続点に接続され、抵抗素子53の他方の端子は、オペアンプ54の反転入力端子に接続される。
抵抗素子56は、オペアンプ54と、スイッチ素子51との間に接続される。より詳しくは、抵抗素子56の一方の端子は、オペアンプ54の出力端子に接続され、抵抗素子56の他方の端子は、スイッチ素子51のゲート端子に接続される。抵抗素子56の抵抗値は、例えば、10kΩ程度である。
オペアンプ54は、光源40に供給されている電流に対応する電圧と、第一電圧との差を増幅して出力する回路である。オペアンプ54の反転入力端子には、抵抗素子53の他方の端子が接続される。これにより、オペアンプ54の反転入力端子に抵抗素子52に印加される電圧、つまり、光源40に供給される電流に対応する電圧が入力される。オペアンプ54の非反転入力端子には、第一電圧生成回路55で生成された第一電圧が入力される。オペアンプ54の出力端子は、抵抗素子56を介してスイッチ素子51のゲート端子に接続される。
第一電圧生成回路55は、光源40に供給される電流値の制御目標値に対応する第一電圧を生成してオペアンプ54に出力する回路である。言い換えると、第一電圧生成回路55は、点灯装置10の光源40の輝度に対応する第一電圧を生成する。第一電圧生成回路55には、制御回路80から光源40の輝度に対応する信号が入力される。なお、制御回路80が、第一電圧を生成できる場合には、定電流回路50は、第一電圧生成回路55を有さなくてもよい。この場合、制御回路80から、オペアンプ54の非反転入力端子に第一電圧が直接入力される。
[1-4.フィードバック回路]
フィードバック回路16は、AC-DC変換回路14の出力電力を制御することで、光源40及びスイッチ素子51の接続点における電圧値を基準電圧値に近づける回路である。本実施の形態では、フィードバック回路16は、切替制御回路60と、電力制御回路70と、を有する。フィードバック回路16は、光源40及び定電流回路50の接続点から回路グランドに至る電流経路を有する。本実施の形態では、当該電流経路は、抵抗素子61、62、73、及び74を通る経路である。
切替制御回路60は、スイッチ素子51の状態を抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替えるための制御信号を出力する回路である。具体的には、切替制御回路60は、光源40と、スイッチ素子51との接続点における電圧値Vd(つまり、スイッチ素子51のドレイン端子電圧)を制御するための制御信号を電力制御回路70に出力することで、スイッチ素子51の状態を抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替える。切替制御回路60は、抵抗素子61及び62と、遮断回路160と、オペアンプ63と、基準電圧生成回路64と、基準電圧調整回路65と、ツェナーダイオード66と、を有する。
抵抗素子61は、光源40及びスイッチ素子51の接続点と、オペアンプ63との間に接続される。抵抗素子61の一方の端子は、遮断回路160を介して、光源40、及び、スイッチ素子51のドレイン端子の接続点に接続される。抵抗素子61の他方の端子は、オペアンプ63の反転入力端子に接続される。
抵抗素子62は、オペアンプ63の反転入力端子と出力端子との間に接続される。
オペアンプ63は、光源40及びスイッチ素子51の接続点の電圧値Vdに対応する電圧と、基準電圧とが入力される回路である。なお、基準電圧は、切替制御回路60における電圧値Vdの制御目標値である基準電圧値に対応する電圧である。オペアンプ63は、電圧値Vdに対応する電圧と、基準電圧との差を増幅して出力する。本実施の形態では、切替制御回路60の制御信号は、オペアンプ63の出力信号である。オペアンプ63の反転入力端子には、抵抗素子61の他方の端子が接続される。これにより、オペアンプ63の反転入力端子には、抵抗素子61を介して電圧値Vdの電圧が入力される。オペアンプ63の非反転入力端子には、基準電圧生成回路64で生成された基準電圧が入力される。オペアンプ63の出力端子には、抵抗素子62及び電力制御回路70の抵抗素子73が接続される。
基準電圧生成回路64は、基準電圧を生成する回路である。基準電圧生成回路64は、オペアンプ63に出力する電源回路である。基準電圧生成回路64には、基準電圧調整回路65から基準電圧値に対応する信号が入力される。なお、基準電圧調整回路65が、基準電圧を生成できる場合には、切替制御回路60は、基準電圧生成回路64を有さなくてもよい。この場合、基準電圧調整回路65から、オペアンプ63の非反転入力端子に基準電圧が直接入力される。
基準電圧調整回路65は、基準電圧値を調整する回路である。本実施の形態では、基準電圧調整回路65は、点灯制御回路30の出力電圧値VDCの振動幅(つまり、点灯制御回路30から光源40に印加される電圧の振動幅)に基づいて基準電圧値を調整する。これにより、スイッチ素子51の状態を抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替えること(言い換えると、スイッチ素子51の状態を、抵抗素子状態又はオン状態に交互に周期的に切り替えること)が可能となる。なお、基準電圧調整回路65は、制御回路80からの信号に基づいて基準電圧値を調整してもよい。
ツェナーダイオード66は、オペアンプ63を保護するための素子である。ツェナーダイオード66のカソード端子は、オペアンプ63の反転入力端子に接続され、アノード端子は、回路グランドに接続される。ツェナーダイオード66は、オペアンプ63の反転入力端子に入力される電圧をツェナーダイオード66の降伏電圧以下に制限する。本実施の形態では、上述のとおり、点灯制御回路30の出力端子に接続されるコンデンサ34の容量を大きくすることが難しい。コンデンサ34の容量が十分に大きくない場合、点灯制御回路30の出力電圧のリップルが比較的大きくなる。これに伴い、光源40とスイッチ素子51との接続点の電圧値Vdのリップルも大きくなるため、オペアンプ63の入力電圧及び出力電圧(つまり制御信号の電圧)のリップルが大きくなる。このように、オペアンプ63から駆動回路72へ入力される制御信号のリップルが大きくなる。制御信号のリップルを抑制するために、駆動回路72の制御信号が入力される端子に、容量の大きいコンデンサ75が接続される。このように容量が大きいコンデンサ75が、制御信号が入力される端子に接続されるため、制御信号の変動に対する駆動回路72の応答が遅くなる。このため、特に、点灯制御回路30の起動時に点灯制御回路30の出力電力が大きくなり、電圧値Vdが大きくなることがある。これに伴い、オペアンプ63の反転入力端子に入力される電圧が大きくなり得るが、本実施の形態では、ツェナーダイオード66により、オペアンプ63が破損することを抑制できる。ツェナーダイオード66の降伏電圧は、例えば、10V程度である。
遮断回路160は、光源40及び定電流回路50の接続点から回路グランドに至る電流経路に挿入され、遮断信号が入力された場合に当該電流経路を遮断する回路である。本実施の形態では、遮断回路160は、制御回路80から遮断信号が入力された場合には、遮断状態に維持され、それ以外の場合には、導通状態に維持される。遮断回路160の回路構成について、図2を用いて説明する。図2は、本実施の形態に係る遮断回路160の回路構成を示す回路図である。図2に示されるように、本実施の形態に係る遮断回路160は、バイポーラトランジスタ161及び165と、抵抗素子162、164、166、及び167と、コンデンサ163と、を有する。
バイポーラトランジスタ161は、PNP型のバイポーラトランジスタである。バイポーラトランジスタ165は、NPN型のバイポーラトランジスタである。バイポーラトランジスタ161のコレクタ端子は、抵抗素子61に接続される。バイポーラトランジスタ161のエミッタ端子は、光源40と定電流回路50との接続点に接続される。抵抗素子162、及びコンデンサ163は、それぞれ、バイポーラトランジスタ161のエミッタ端子とベース端子との間に接続される。つまり、抵抗素子162とコンデンサ163とは、バイポーラトランジスタ161のエミッタ端子とベース端子との間に並列に接続される。抵抗素子164は、バイポーラトランジスタ161のベース端子とバイポーラトランジスタ165のコレクタ端子との間に接続される。バイポーラトランジスタ165のエミッタ端子は、回路グランドに接続される。抵抗素子166は、バイポーラトランジスタ165のベース端子と制御回路80との間に接続される。抵抗素子167は、バイポーラトランジスタ165のベース端子とエミッタ端子(つまり回路グランド)との間に接続される。
電力制御回路70は、切替制御回路60からの制御信号に基づいてAC-DC変換回路14の出力電力を制御することで、光源40とスイッチ素子51との接続点における電圧値Vdを基準電圧値に近づける回路である。電力制御回路70は、駆動回路72と、抵抗素子73及び74と、コンデンサ75と、を有する。
抵抗素子73及び74は、切替制御回路60からの制御信号を分圧する回路である。抵抗素子73の一方の端子は、切替制御回路60が有するオペアンプ63の出力端子に接続される。これにより、抵抗素子73に制御信号が入力される。抵抗素子73の他方の端子は、抵抗素子74の一方の端子に接続される。
抵抗素子74の一方の端子及び他方の端子は、それぞれ、抵抗素子73の他方の端子、及び、回路グランドに接続される。抵抗素子73と、抵抗素子74との接続点は、駆動回路72の入力端子に接続される。これにより、抵抗素子73及び74によって分圧された制御信号が駆動回路72に入力される。これにより、制御信号の電圧を、駆動回路72に適した電圧に調整することができる。
コンデンサ75は、制御信号のリップルを低減する素子である。コンデンサ75は、電力制御回路70の制御信号が入力される端子に接続される。ここで、制御信号が入力される端子には、制御信号そのものが入力される端子だけでなく、制御信号に対応する信号が入力される端子も含まれる。例えば、制御信号が入力される端子には、分圧された制御信号が入力される端子も含まれる。本実施の形態では、コンデンサ75の一方の端子は、抵抗素子73と、抵抗素子74との接続点、つまり、駆動回路72の入力端子に接続される。これにより、駆動回路72に入力される分圧された制御信号のリップルを低減できる。特に、本実施の形態では、上述のとおり、光源40とスイッチ素子51との接続点の電圧値Vd、及び、制御信号のリップルが比較的大きくなる。制御信号のリップルが大きい場合、点灯制御回路30の力率が悪化する。本実施の形態では、駆動回路72の入力端子に接続されたコンデンサ75により、制御信号のリップルを低減できる。これにより、点灯制御回路30の力率の悪化を抑制できる。コンデンサ75の容量は、点灯制御回路30のコンデンサ34の容量より大きくてもよい。これにより、制御信号のリップルをより一層低減できる。コンデンサ75の容量は、例えば100μFである。
駆動回路72は、AC-DC変換回路14の発振(言い換えると、チョッピング)を制御する回路である。駆動回路72は、点灯制御回路30を駆動する駆動信号を生成し、点灯制御回路30が有するスイッチ素子33のゲート端子に駆動信号を出力する。駆動回路72は、周期的にHIGHレベルの信号とLOWレベルの信号を交互に出力することで、スイッチ素子33のスイッチングを行う。駆動回路72は、駆動信号によって、スイッチ素子33の周期毎のオン時間を調整することで、点灯制御回路30から出力される電力量を制御する。
駆動回路72は、切替制御回路60からの制御信号に対応する信号が入力される入力端子を有する。制御信号は、抵抗素子73及び74からなる分圧回路で分圧され、分圧された制御信号が駆動回路72の入力端子に入力される。なお、上述したように、本実施の形態では、制御信号に含まれるリップルが比較的大きいが、コンデンサ75が、駆動回路72の入力端子に接続されていることで、駆動回路72に入力される制御信号に対応する信号のリップルを低減できる。したがって、駆動回路72による点灯制御回路30の制御を安定化することができる。
[1-5.制御回路及びリモコン]
制御回路80は、定電流回路50及びフィードバック回路16を制御する回路である。制御回路80は、例えば、リモコン82などからの信号に基づいて点灯装置10を制御する。例えば、リモコン82からの光源40の輝度を示す信号に基づいて、点灯装置10の光源40の輝度を制御する。具体的には、制御回路80は、定電流回路50が有する第一電圧生成回路55に、光源40の輝度に対応する信号を出力する。第一電圧生成回路55は、制御回路80からの信号に対応する第一電圧を生成して、オペアンプ54に出力する。定電流回路50は、第一電圧に対応する電流が光源40に供給されるようにスイッチ素子51を制御する。このように、リモコン82からの信号に基づいて、点灯装置10の光源40の輝度が制御される。また、制御回路80は、光源40を消灯させる消灯信号をリモコン82などから受信した場合に、遮断回路160に遮断信号を出力する。制御回路80は、例えば、マイコンによって実現できる。マイコンは、プログラムが格納されたROM、RAMなどのメモリと、プログラムを実行するプロセッサ(CPU;Central Processing Unit)と、タイマと、A/D変換器、D/A変換器などを含む入出力回路と、を有する1チップの半導体集積回路である。なお、制御回路80は、マイコン以外の電気回路などを用いて実現されてもよい。
リモコン82は、点灯装置10を制御するための信号を制御回路80に送信するための操作部である。リモコン82は、ユーザの操作に対応する信号を制御回路80に送信する。リモコン82は、例えば、赤外線信号、又は、赤外線以外の無線信号を制御回路80に送信する。
[1-6.分圧抵抗]
分圧抵抗90は、消灯時に光源40に印加される電圧を低減するための回路である。分圧抵抗90は、光源40に並列に接続される第一抵抗素子91と、光源40及びスイッチ素子51の接続点と回路グランドとの間に接続される第二抵抗素子92と、を有する。分圧抵抗90を構成する第一抵抗素子91及び第二抵抗素子92のインピーダンスは、光源40のインピーダンスより十分大きい。これにより、光源40を点灯している際には、第一抵抗素子91及び第二抵抗素子92に流れる電流を、光源40に流れる電流と比べて無視できる程度に十分小さくできる。第一抵抗素子91及び第二抵抗素子92の抵抗値は、例えば、光源40の抵抗値の100倍以上である。また、第二抵抗素子92のインピーダンスは、光源40とスイッチ素子51との接続点から回路グランドに至る電流経路の、遮断回路160が導通状態に維持される場合のインピーダンスより大きい。本実施の形態では、遮断回路160が導通状態に維持される場合の当該電流経路の抵抗値は、約300kΩ程度である。第一抵抗素子91及び第二抵抗素子92の抵抗値は、例えば、それぞれ、15MΩ程度、及び、10MΩ程度とすることができる。第二抵抗素子92の抵抗値は、例えば、当該電流経路の抵抗値の30倍以上であってもよい。
[1-7.制御電源回路及び制御電源端子]
制御電源回路121は、点灯装置10が備える制御用の回路などに供給する電力を生成する回路である。制御電源回路121は、AC-DC変換回路14の出力電圧を制御電圧に変換するDC-DC変換回路である。制御電源端子122は、制御電源回路121が出力する制御電圧が印加される端子である。なお、制御電源端子122は、図1においてVcc2とも表記される。本実施の形態では、制御電源回路121は、AC-DC変換回路14の200V程度の出力電圧を16V程度の制御電圧に変換し、制御電源端子122に出力する。本実施の形態では、制御電源端子122からの制御電圧は、オペアンプ54及び63、駆動回路72などに供給され、これらの回路の駆動用電圧として使用される。
制御電源回路121として、例えば、IPD(Intelligent Power Device)などを用いることができる。IPDは、スイッチ素子と、当該スイッチ素子を制御する制御用ICとを有する電圧変換回路である。
制御電源回路121が出力する制御電圧は、スイッチ123を介して制御電源端子122に入力される。スイッチ123は、制御電源回路121の制御電源端子122への出力を遮断する素子であり、制御回路80によって、導通状態又は遮断状態に制御される。
[2.動作]
次に、本実施の形態に係る点灯装置10の動作について説明する。
[2-1.点灯時の動作]
まず、点灯装置10の点灯時の動作の概要について、図1を参照しながら説明する。以下では、点灯時の動作態様の一例として、リモコン82からの信号などに基づいて、所定の輝度で点灯装置10が点灯する場合の動作態様について説明する。
まず、ユーザの操作に応じて、リモコン82は、点灯装置10を点灯させるように指示する信号を制御回路80に送信する。ユーザは、リモコン82によって、点灯装置10の輝度も指定できる。つまり、点灯装置10においては、調光が可能である。リモコン82は、点灯装置10の輝度に対応する信号も制御回路80に送信する。
続いて、制御回路80は、リモコン82からの信号に基づいて、点灯装置10の輝度に対応する信号を定電流回路50に出力する。
続いて、定電流回路50の第一電圧生成回路55は、制御回路80からの信号に基づいて、信号が示す輝度に対応する第一電圧を生成し、オペアンプ54の非反転入力端子に入力する。
続いて、制御回路80は、電力制御回路70が有する駆動回路72を動作させることによって、点灯制御回路30の動作を開始させる。これに伴い、光源40に電流が供給される。
続いて、定電流回路50は、抵抗素子52に印加される電圧が第一電圧と等しくなるように、スイッチ素子51を制御する。これにより、リモコン82によって指示された輝度で点灯装置10が点灯する。
ここで、光源40及びスイッチ素子51の接続点の電圧値Vdは、スイッチ素子51の状態が、抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替えられるように、切替制御回路60によって制御される。切替制御回路60は、スイッチ素子51の状態を抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替えるための制御信号を電力制御回路70に出力する。切替制御回路60は、基準電圧値を調整することによって、制御信号を調整する。
なお、点灯状態においては、制御回路80は、Highレベルの信号を図2に示される遮断回路160に出力する。制御回路80からのHighレベルの信号は、バイポーラトランジスタ165のベース端子に入力される。これに伴い、抵抗素子166及び167に電流が流れるため、バイポーラトランジスタ165のベース-エミッタ間に電圧が印加される。これにより、バイポーラトランジスタ165のコレクタ-エミッタ間が導通状態に維持される。ここで、バイポーラトランジスタ161のエミッタ端子には、電圧値Vdに対応する2.5V程度の電圧が印加される。したがって、バイポーラトランジスタ161のエミッタ端子から、抵抗素子162及び164と、バイポーラトランジスタ165とを介して回路グランドへ電流が流れる。これに伴い、バイポーラトランジスタ161のベース-エミッタ間に電圧が印加される。これにより、バイポーラトランジスタ161のコレクタ-エミッタ間が導通状態に維持される。つまり、遮断回路160は、点灯状態においては、導通状態に維持される。
以下、点灯装置10の切替制御回路60などの動作について、図3を用いて説明する。図3は、本実施の形態に係る点灯制御回路30の出力電圧値VDC、及び、接続点の電圧値Vdの時間波形を示すグラフである。図3の横軸は時間を表し、縦軸は電圧を表す。図3の実線の曲線が出力電圧値VDCを示し、破線の曲線が電圧値Vdを示す。また、図3では、第一電圧が0.5Vである場合の例が示されている。
図3に示されるように、本実施の形態では、点灯制御回路30の出力電圧値VDCは、比較的大きいリップルを有する。出力電圧値VDCは、振動幅Vrで時間的に振動している。
ここで、点灯制御回路30の出力電圧値VDCと、接続点の電圧値Vdとの差に相当する光源40の順方向電圧Vfは、ほぼ一定である。このため、点灯制御回路30の出力電圧値VDCが図3に示されるように振動する場合、電圧値Vdも出力電圧値VDCと同程度の振動幅で振動する。図3に示される例では、第一電圧が0.5Vであるため、抵抗素子52に印加される電圧、つまり、スイッチ素子51のソース端子に印加される電圧が0.5Vとなるように、定電流回路50は、スイッチ素子51を制御する。スイッチ素子51のドレイン端子に印加される電圧値が、電圧値Vdであることから、電圧値Vdから0.5Vを減算した電圧値がスイッチ素子51のドレイン-ソース間に印加される電圧値Vmosである。
本実施の形態では、図3に示されるように、電圧値Vdが0.5Vとなる期間が周期的に生じるように、点灯装置10が制御される。図3に示される例において、電圧値Vdが0.5Vより大きいときには、スイッチ素子51のドレイン-ソース間に印加される電圧値Vmosがゼロより大きいため、スイッチ素子51の状態が抵抗素子状態に維持される。
図3に示される例において、仮想的に電圧値Vdが0.5V未満となる期間が示されているが、実際には、電圧値Vdは、0.5V未満とはならない。これは、定電流回路50が、抵抗素子52に印加される電圧値が0.5Vとなるように制御することに起因する。図3に示される電圧値Vdが0.5V未満となる期間は、実際には、電圧値Vdは0.5V程度に維持される。このように電圧値Vdが0.5V程度、つまり、第一電圧程度に維持される期間は、スイッチ素子51に印加される電圧値は実質的にゼロである。このように、スイッチ素子51の状態は、抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替えられている。スイッチ素子51の状態が抵抗素子状態に維持される期間においては、スイッチ素子51において、抵抗値に応じたジュール熱が発生する。一方、スイッチ素子51の状態がオン状態に維持されているときは、スイッチ素子51のドレイン-ソース間の抵抗値は、実質的にゼロである。したがって、スイッチ素子51におけるジュール熱の発生を抑制できる。よって、本実施の形態に係る点灯装置10によれば、スイッチ素子51の過熱を抑制できる。
図3に示される例では、スイッチ素子51の状態が抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替えられたが、点灯装置10の切替制御回路60が基準電圧値の調整を行わない場合には、必ずしも、スイッチ素子51の状態が周期的にオン状態に切り替えられない。本実施の形態では、スイッチ素子51の状態が周期的にオン状態に切り替えられない場合には、スイッチ素子51の状態をオン状態に切り替えるために、電圧値Vdを低下させる。つまり、出力電圧値VDCの振動幅に応じて、スイッチ素子51の状態をオン状態に切り替えられるように、電圧値Vdを制御する。言い換えると、本実施の形態では、出力電圧値VDCの振動幅に応じて、電圧値Vdが、周期的に第一電圧となるように、電圧値Vdを制御する。これにより、出力電圧値VDCの振動幅Vrが比較的小さい場合にも、スイッチ素子51の状態が抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替えられる。
基準電圧調整回路65は、例えば、第一電圧の値と、出力電圧値VDCの振動幅Vrとに基づいて、基準電圧値を調整する。基準電圧調整回路65は、基準電圧値(つまり、電圧値Vdの平均値)から振動幅Vrの1/2を減算した値が、第一電圧の値以下となるように基準電圧値を調整する。
このように、本実施の形態では、基準電圧調整回路65は、点灯制御回路30の出力電圧値VDCの振動幅Vrに基づいて基準電圧値を調整する。振動幅Vrに基づいて調整された基準電圧値を用いることで、いかなる振動幅Vrの場合にも、スイッチ素子51の状態を抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替えることができる。
以上のように、本実施の形態では、スイッチ素子51の状態を抵抗素子状態からオン状態に周期的に切り替えることができるため、スイッチ素子51の過熱を抑制できる。
以上では、基準電圧調整回路65は、点灯制御回路30の出力電圧値VDCの振動幅Vrに基づいて基準電圧値を調整したが、基準電圧調整回路65は、制御回路80からの信号に基づいて基準電圧値を調整してもよい。例えば、基準電圧調整回路65は、制御回路80から入力される点灯装置10の輝度に対応する信号と、点灯装置10の輝度と最適な基準電圧値との関係を示すテーブルとに基づいて基準電圧値を調整してもよい。このようなテーブルは、事前に実験などに基づいて取得することが可能である。
[2-2.消灯時の動作]
続いて、点灯装置10の消灯時の動作について図1及び図2を用いて説明する。以下では、消灯時の動作態様の一例として、リモコン82からの信号などに基づいて、点灯装置10が消灯する場合の動作態様について説明する。
まず、ユーザの操作に応じて、リモコン82は、点灯装置10の光源40を消灯させる消灯信号を制御回路80に送信する。
続いて、制御回路80は、リモコン82からの消灯信号に基づいて、スイッチ123を導通状態から遮断状態に切り替える。なお、点灯状態においては、制御回路80は、スイッチ123を常時導通状態に維持する。
スイッチ123が遮断状態に維持されることにより、制御電源端子122には、制御電源回路121から出力される制御電圧が入力されなくなる。このため、オペアンプ54及び63、駆動回路72などには制御電圧が入力されなくなる。したがって、定電流回路50及びフィードバック回路16の動作が停止する。これにより、定電流回路50のスイッチ素子51は、遮断状態に維持される。また、フィードバック回路16の駆動回路72の動作が停止するため、点灯制御回路30の動作も停止する。このような状態において、点灯制御回路30には、整流回路22からの整流電圧が入力される。停止状態においては、点灯制御回路30は、その整流電圧をそのまま光源40に出力する。交流電源20の出力電圧が、AC100Vである場合には、点灯制御回路30は、最大141V程度の整流電圧を出力する。このような整流電圧が光源40に印加される場合、遮断回路160が導通状態であれば、光源40からフィードバック回路16の電流経路を介して回路グランドへと微弱な電流が流れ、光源40が微点灯し得る。
しかしながら、本実施の形態では、消灯信号を受信した制御回路80は、遮断回路160に遮断信号を出力する。これに伴い、遮断回路160は、遮断状態に維持され、電流経路を遮断する。具体的には、図2に示される制御回路80から、抵抗素子166を介してバイポーラトランジスタ165のベース端子に消灯信号としてLowレベルの信号(具体的には0Vの信号)が入力される。制御回路80が消灯信号を出力すると、バイポーラトランジスタ165のベース-エミッタ間の電圧がゼロとなるため、バイポーラトランジスタ165のコレクタ-エミッタ間に電流が流れなくなる。これに伴い、抵抗素子162及び164に電流が流れなくなるため、バイポーラトランジスタ161のベース-エミッタ間の電圧がゼロとなる。したがって、バイポーラトランジスタ161のコレクタ-エミッタ間に電流が流れなくなる。このように、遮断回路160が遮断状態に維持されるため、光源40が微点灯することを抑制できる。さらに、本実施の形態では、分圧抵抗90によって、消灯時に光源40に印加される電圧が低減される。これにより、光源40が微点灯することをより確実に抑制できる。
[3.効果等]
以上のように、本実施の形態に係る点灯装置10は、光源40に直流電流を供給する非絶縁型のAC-DC変換回路14と、光源40に直列接続されるスイッチ素子51を有し、スイッチ素子51を制御する定電流回路50と、光源40に並列に接続される第一抵抗素子91と、光源40及びスイッチ素子51の接続点と回路グランドとの間に接続される第二抵抗素子92と、を有する分圧抵抗90と、AC-DC変換回路14の出力電力を制御することで、接続点における電圧値を基準電圧値に近づけるフィードバック回路16と、制御回路80と、を備え、フィードバック回路16は、接続点から回路グランドに至る電流経路と、電流経路に含まれ、遮断信号が入力された場合に電流経路を遮断する遮断回路160と、を有し、制御回路80は、消灯信号を受信した場合に、遮断回路160に遮断信号を出力する。
このように、点灯装置10は、光源40とスイッチ素子51との接続点から回路グランドに至る電流経路を有するフィードバック回路16を備える。また、AC-DC変換回路14が、非絶縁型であることから、消灯時に光源40に整流電圧が印加され得る。しかしながら、点灯装置10は、消灯時に遮断回路160によって電流経路を遮断するため、光源40が微点灯することを抑制できる。また、点灯装置10は、分圧抵抗90を備えるため、消灯時に光源40に印加される電圧を低減できる。よって、消灯時に光源40が微点灯することをより一層確実に抑制できる。
また、点灯装置10において、遮断回路160が導通状態に維持される場合の電流経路のインピーダンスは、第二抵抗素子92のインピーダンスより小さくてもよい。
これにより、点灯時に第二抵抗素子92に流れる電流を低減できる。したがって、点灯装置10の消費電力を低減できる。
また、点灯装置10において、AC-DC変換回路14は、チョッパ回路を有し、チョッパ回路の動作停止時に、交流電圧を整流した整流電圧を出力してもよい。
このように、AC-DC変換回路14が、消灯時にチョッパ回路の動作停止時に整流電圧を出力する場合にも、遮断回路160及び分圧抵抗90によって光源40が微点灯することを抑制できる。
また、点灯装置10において、光源40のインピーダンスは、第一抵抗素子91及び第二抵抗素子92のインピーダンスより小さくてもよい。
これにより、点灯時に第一抵抗素子91及び第二抵抗素子92に流れる電流を低減できる。したがって、点灯装置10の消費電力を低減できる。
また、点灯装置10において、AC-DC変換回路は、昇圧チョッパ回路を有してもよい。
また、点灯装置10において、フィードバック回路16は、接続点における電圧を制御するために制御信号を出力する切替制御回路60と、制御信号に基づいて、AC-DC変換回路14の出力電力を制御する電力制御回路70と、を有してもよい。電力制御回路70は、制御信号が入力される端子に接続されるコンデンサ75を有してもよい。
これにより、電力制御回路70に入力される制御信号のリップルを低減できるため、AC-DC変換回路14が有する点灯制御回路30の力率の悪化を抑制できる。
(変形例など)
以上、本発明に係る点灯装置10について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、点灯装置10は、光源40を備えたが、点灯装置10は、光源40を備えなくてもよい。光源40は、点灯装置10と一体化されていなくてもよいし、点灯装置10に着脱自在に設けられてもよい。
また、上記実施の形態では、AC-DC変換回路が、昇圧チョッパ回路を有したが、AC-DC変換回路は、降圧チョッパ回路などの他のチョッパ回路を有してもよい。
また、上記実施の形態では、光源40とスイッチ素子51とが直接接続されたが、光源40とスイッチ素子51との間に他の素子が接続されてもよい。この場合、光源40及びスイッチ素子51の接続点は、光源40とスイッチ素子51との間の任意の点であってよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、又は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
10 点灯装置
14 AC-DC変換回路
16 フィードバック回路
51 スイッチ素子
40 光源
50 定電流回路
60 切替制御回路
70 電力制御回路
80 制御回路
90 分圧抵抗
91 第一抵抗素子
92 第二抵抗素子
160 遮断回路

Claims (6)

  1. 交流電圧を整流し、1以上の発光素子を含む光源に直流電流を供給する非絶縁型のAC-DC変換回路と、
    前記光源に直列接続されるスイッチ素子を有し、前記スイッチ素子を制御することで、前記光源に供給される電流を一定に維持する定電流回路と、
    前記光源に並列に接続される第一抵抗素子と、前記光源及び前記スイッチ素子の接続点と回路グランドとの間に接続される第二抵抗素子と、を有する分圧抵抗と、
    前記AC-DC変換回路の出力電力を制御することで、前記接続点における電圧値を基準電圧値に近づけるフィードバック回路と、
    前記定電流回路及び前記フィードバック回路を制御する制御回路と、を備え、
    前記フィードバック回路は、
    前記接続点から前記回路グランドに至る電流経路と、
    前記電流経路に含まれ、遮断信号が入力された場合に前記電流経路を遮断する遮断回路と、を有し、
    前記制御回路は、前記光源を消灯させる消灯信号を受信した場合に、前記遮断回路に前記遮断信号を出力する
    点灯装置。
  2. 前記遮断回路が導通状態に維持される場合の前記電流経路のインピーダンスは、前記第二抵抗素子のインピーダンスより小さい
    請求項1に記載の点灯装置。
  3. 前記AC-DC変換回路は、チョッパ回路を有し、前記チョッパ回路の動作停止時に、前記交流電圧を整流した整流電圧を出力する
    請求項1又は2に記載の点灯装置。
  4. 前記光源のインピーダンスは、前記第一抵抗素子及び前記第二抵抗素子のインピーダンスより小さい
    請求項1~3のいずれか1項に記載の点灯装置。
  5. 前記AC-DC変換回路は、昇圧チョッパ回路を有する
    請求項1~4のいずれか1項に記載の点灯装置。
  6. 前記フィードバック回路は、
    前記接続点における電圧を制御するために制御信号を出力する切替制御回路と、
    前記制御信号に基づいて、前記AC-DC変換回路の出力電力を制御する電力制御回路と、を有する
    請求項1~5のいずれか1項に記載の点灯装置。
JP2020140935A 2020-08-24 2020-08-24 点灯装置 Pending JP2022036630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020140935A JP2022036630A (ja) 2020-08-24 2020-08-24 点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020140935A JP2022036630A (ja) 2020-08-24 2020-08-24 点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2022036630A true JP2022036630A (ja) 2022-03-08

Family

ID=80493804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020140935A Pending JP2022036630A (ja) 2020-08-24 2020-08-24 点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2022036630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023231658A1 (zh) * 2022-05-30 2023-12-07 杭州昀芯光电科技有限公司 串并联的电源线脉冲信号触发运算的双向彩灯

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023231658A1 (zh) * 2022-05-30 2023-12-07 杭州昀芯光电科技有限公司 串并联的电源线脉冲信号触发运算的双向彩灯

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7830094B2 (en) Driver arrangement for LED lamps
EP3128815B1 (en) Light-dimming device
JP2014186871A (ja) 電源回路及び照明装置
TW201340779A (zh) 功率切換雙極接面電晶體之動態控制
TWI584693B (zh) Dimming device
US11218021B2 (en) Load controller
JP6296091B2 (ja) 光源点灯装置及び照明器具
US9780690B2 (en) Resonant decoupled auxiliary supply for a switched-mode power supply controller
US9814107B2 (en) Drive circuit and illumination device comprising the drive circuit
JP2022036630A (ja) 点灯装置
JP6668684B2 (ja) 点灯装置および照明器具
JP6697729B2 (ja) 点灯装置、照明装置及びそれを用いた車両
JP6171754B2 (ja) Led点灯装置及びled照明装置
JP2013030390A (ja) 電源装置ならびにこの電源装置を有する照明器具
JP7437699B2 (ja) 点灯装置
JP2022024935A (ja) 点灯装置
JP2022024932A (ja) 点灯装置
JP6569344B2 (ja) Led点灯回路及びled照明装置
JP6357790B2 (ja) 点灯装置および照明器具
KR101027717B1 (ko) 교류 구동 발광 소자용 조광 보조 장치 및 이를 이용한 조광 장치
JP2022041167A (ja) 点灯装置
KR101264175B1 (ko) 위상제어 조광기
JP7308450B2 (ja) 電源装置、点灯装置、照明器具、及びプログラム
JP7066112B2 (ja) 点灯装置及び照明器具
JP7128446B2 (ja) 点灯装置及び照明器具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240528