JP2022036479A - 発振器 - Google Patents

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学 近藤
Manabu Kondo
典仁 松川
Norihito Matsukawa
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Abstract

【課題】周波数安定性に優れた発振器を提供する。【解決手段】発振器1は、振動子43が収容された容器としての第2容器30と、第2容器30が搭載されるベース基板11と、平面視で、第2容器30と重なる位置において、ベース基板11上に設けられた3つ以上の突起部15と、第2容器30と、突起部15の少なくとも1つとを接合する接合部材50と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、発振器に関する。
温度補償型発振器は、振動片と、振動片を発振させるための発振回路と温度補償回路を有する集積回路と、を備え、集積回路が所定の温度範囲で振動片の発振周波数の所望する周波数からのずれを温度補償することにより、高い周波数精度が得られる。このような温度補償型発振器として、例えば、特許文献1には、振動片を収容した第1容器と集積回路とを積層して第2容器に収容することで、振動片と集積回路との温度差を小さくし、より高い周波数精度を得ようとする温度補償型発振器が開示されている。
特開2018-160892号公報
しかしながら、特許文献1に記載された温度補償型発振器は、振動片と集積回路との温度差を小さくするために、振動片を収容した第1容器のベースに集積回路を積層し、第1容器のリッドの全面を第2容器のベースの凹部底面に固定している。そのため、第1容器と第2容器のベースとの熱の授受が増大し、第2容器のベースを介して外部の温度変化の影響を受け易くなり、出力される発振周波数の周波数安定性が劣化する虞があった。
発振器は、振動子が収容された容器と、前記容器が搭載されるベース基板と、平面視で、前記容器と重なる位置において、前記ベース基板上に設けられた3つ以上の突起部と、前記容器と、前記突起部の少なくとも1つとを接合する接合部材と、を備える。
第1実施形態に係る発振器の概略構造を示す平面図。 図1中のA-A線における断面図。 図1中のB-B線における断面図。 第2実施形態に係る発振器の概略構造を示す平面図。 図4中のC-C線における断面図。 第3実施形態に係る発振器の概略構造を示す平面図。 図6中のD-D線における断面図。 第4実施形態に係る発振器の概略構造を示す平面図。 図8中のE-E線における断面図。 第5実施形態に係る発振器の概略構造を示す平面図。 図10中のF-F線における断面図。
1.第1実施形態
先ず、第1実施形態に係る発振器1について、ダブルシール構造の温度補償型発振器を一例として挙げ、図1、図2、及び図3を参照して説明する。
尚、図1において、発振器1の内部の構成を説明する便宜上、第1リッド27を取り外した状態を図示している。また、図1、図2、及び図3において、第1容器5に設けられた内部端子19と外部端子20とを電気的に接続する配線や第2容器30内に設けられた端子及び配線は、図示を省略している。
また、説明の便宜上、以降の各図には、互いに直交する3つの軸として、X軸、Y軸、及びZ軸を図示している。また、X軸に沿った方向を「X方向」、Y軸に沿った方向を「Y方向」、Z軸に沿った方向を「Z方向」と言う。また、各軸方向の矢印先端側を「プラス側」、基端側を「マイナス側」、Z方向プラス側を「上」、Z方向マイナス側を「下」とも言う。
本実施形態に係る発振器1は、図1、図2、及び図3に示すように、容器としての第2容器30に集積回路41と振動子43とを収容した温度補償型発振器40と、温度補償型発振器40を収容する第1容器5と、を有する。
温度補償型発振器40は、集積回路41と、振動子43と、振動子43及び集積回路41を収容する第2容器30と、を有する。
第2容器30は、セラミック等からなるベースとしての第2ベース31と、金属、セラミック、ガラス等からなるリッドとしての第2リッド32と、で構成され、シールリングや低融点ガラス等の接合部材36を介して第2ベース31と第2リッド32とが接合されている。
第2ベース31は、図2及び図3に示すように、平板状の第1基板33と、中央部が除去された環状の第2基板34と、環状の開口部が第2基板34より大きい第3基板35と、を積層して形成されている。また、第1基板33の第2基板34とは反対側の面に複数の端子37が設けられている。環状の第2基板34と第3基板35とによって、第2ベース31の内部に振動子43と集積回路41とを収容する収容空間S2が形成される。収容空間S2は、気密空間であり、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されている。なお、収容空間S2の雰囲気は、特に限定されず、例えば、減圧状態であってもよいし、加圧状態であってもよい。
第1基板33の収容空間S2側の面に、図2に示すように、金属バンプや半田等の導通性の接合部材42を介して集積回路41が固定されている。また、第2基板34の第3基板35と重ならない部分の面に、図3に示すように、導電性接着剤等の導通性の接合部材46を介して振動子43が固定されている。
なお、集積回路41は、第1基板33の収容空間S2側の面に設けられた図示しない配線や図示しない貫通電極等を介して、端子37と電気的に接続されている。また、振動子43は、第2基板34の第3基板35と重ならない部分の面に設けられた図示しない端子や図示しない貫通電極等を介して、集積回路41と電気的に接続されている。
集積回路41は、第2容器30の収容空間S2に収容され、振動子43を発振させるための発振回路61と、所定の温度範囲で振動子43の発振周波数の所望する周波数からのずれを温度補償する温度補償回路62と、収容空間S2内の温度を検出する温度センサー63と、を有する。
振動子43は、平板状の基板44と、基板44の表裏の関係にある2つの面に設けられている励振電極45と、を有する。振動子43は、X方向の一方の端部を接合部材46で第2容器30に固定された片持ち梁構造である。励振電極45は、2つの面に設けられた図示しないリード電極や導通性の接合部材46を介して、集積回路41と電気的に接続されている。振動子43は、励振電極45を含む基板44の質量に応じた周波数で発振する。尚、振動子43としては、例えば、水晶振動子、SAW(Surface Acoustic Wave)共振子、その他の圧電振動子やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems) 振動子等を用いることができる。基板44の材料としては、水晶、タンタル酸リチウム、ニオブ酸リチウム等の圧電単結晶や、ジルコン酸チタン酸鉛等の圧電セラミックス等の圧電材料、又はシリコン半導体材料等を用いることができる。
第1容器5は、セラミック等からなる第1ベース10と、金属、セラミック、ガラス等からなる第1リッド27と、で構成され、シールリングや低融点ガラス等のシール部材28を介して第1ベース10と第1リッド27とが接合されている。
第1ベース10は、図2及び図3に示すように、平板状のベース基板11と、中央部が除去された環状の第2基板12と、環状の開口部が第2基板12より大きい第3基板13と、を積層して形成されている。また、第2基板12の第3基板13と重ならない部分の面に、図1に示すように、複数の内部端子19が設けられている。更に、ベース基板11の第2基板12とは反対側の面に複数の外部端子20が設けられている。尚、内部端子19と外部端子20とは、図示しない貫通電極等を介して電気的に接続されている。環状の第2基板12と第3基板13とによって、第1ベース10の内部に温度補償型発振器40を収容する収容空間S1が形成される。収容空間S1は、気密空間であり、窒素、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスが封入されている。なお、収容空間S1の雰囲気は、特に限定されず、例えば、減圧状態であってもよいし、加圧状態であってもよい。
ベース基板11は、X方向及びY方向に広がりを有し、Z方向を厚さとする。ベース基板11の温度補償型発振器40と対向する上面14には、Z方向からの平面視で、温度補償型発振器40の第2容器30と重なる位置、つまり、第2容器30の外周より内側の位置に、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂等の絶縁性のバンプ部材で形成された複数の突起部15が設けられている。
突起部15は、バンプ部材となるペースト状のエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂等の接着剤をディスペンサー等で、ベース基板11の上面14上に半球状に塗布し、その後、加熱して硬化させることで形成することができる。ディスペンサーからの吐出量を一定とすることで、突起部15の直径や高さを均一とすることができる。そのため、第2容器30をベース基板11の上面14に沿って平行に固定することができる。
各々の突起部15は、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂等の絶縁性のある接合部材50を介して第2容器30の第2リッド32を接合することで、温度補償型発振器40をベース基板11に固定している。
第2容器30を固定する突起部15の面積、より厳密には、第2容器30と突起部15とを接合する接合部材50の面積が第2容器30の面積より小さく、熱伝導率の小さい接合部材50で固定しているので、第2容器30の面積でベース基板11に固定する場合に比べ、第2容器30とベース基板11との熱の授受を小さくすることができる。また、本実施形態では、各々の突起部15は、シール部材28と重ならない位置に設けられている。このため、突起部15からシール部材28を介して振動子43に至る熱伝導の経路を長くすることができ、振動子43の温度をより安定させることができる。
本実施形態で突起部15は、ベース基板11の上面14に5つ設けられている。第1突起部21は、ベース基板11の略中央に配置され、第2突起部22と第3突起部23とは、第1突起部21を挟み、X方向に沿って配置され、第4突起部24と第5突起部25とは、第1突起部21を挟み、Y方向に沿って配置されている。そのため、第2容器30をベース基板11と略平行に固定することができる。
尚、本実施形態では、突起部15をベース基板11に5つ配置しているが、これに限定することはなく、突起部15は、3つ以上であれば構わない。突起部15が3つの場合には、平面視で、第2容器30と重なる位置に三角形状に配置することで、第2容器30をベース基板11と略平行に固定することができる。また、本実施形態では、5つの突起部15の全てに接合部材50を介して第2容器30を固定しているが、これに限定することはなく、第2容器30を固定する突起部15は、1つ以上であれば構わない。
また、第2リッド32がベース基板11の突起部15に固定された第2容器30は、第2ベース31に設けられた端子37と第1ベース10に設けられた内部端子19とがボンディングワイヤー52を介して電気的に接続されている。従って、第2ベース31に設けられた端子37とベース基板11に設けられた外部端子20とは、ボンディングワイヤー52、内部端子19、及び図示しない貫通電極等を介して電気的に接続されているので、温度補償型発振器40で温度補償された所望の周波数を外部端子20から出力することができる。
本実施形態の発振器1は、ベース基板11に設けられた3つ以上の突起部15に、振動子43を収容する第2容器30の面積より小さい面積で、第2容器30を絶縁性の接合部材50を介して固定しているので、ベース基板11と第2容器30との接合面積が小さくなり、且つ、接合部材50による熱伝導も低くなる。そのため、第2容器30とベース基板11との熱の授受を減少させ、ベース基板11を介して外部の温度変化の影響を受け難くなり、また、第2容器30からの放熱をし難くし、出力される発振周波数の周波数安定性の劣化を低減することができる。また、第2容器30とベース基板11との接合面積が小さくなったことにより、ベース基板11のそり等により生じる応力が第2容器30に伝達するのを低減することができる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態に係る発振器1aについて、図4及び図5を参照して説明する。尚、図4は、説明する便宜上、第1リッド27を取り外した状態を図示している。
本実施形態の発振器1aは、第1実施形態の発振器1に比べ、第2容器30を固定している突起部15の個数が異なること以外は、第1実施形態の発振器1と同様である。尚、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
発振器1aは、図4及び図5に示すように、ベース基板11の上面14に5つの突起部15が設けられており、第2容器30が接合部材50を介して第1突起部21のみに固定されている。また、第1突起部21より第2容器30の外周側に設けられた第2突起部22及び第3突起部23は、第2容器30との間に空隙を有している。同様に、第1突起部21より第2容器30の外周側に設けられた第4突起部24及び第5突起部25も第2容器30との間に空隙を有している。第2容器30を第1突起部21のみで固定しているので、第2容器30とベース基板11との接合面積がより小さくなり、第2容器30とベース基板11との熱の授受をより減少させることができる。また、本実施形態では、少なくとも第1突起部21は、シール部材28と重ならない位置に設けられている。このため、突起部15からシール部材28を介して振動子43に至る熱伝導の経路を長くすることができ、振動子43の温度をより安定させることができる。
また、第2突起部22、第3突起部23、第4突起部24、及び第5突起部25と第2容器30との間に空隙があるので、第2容器30を小面積で固定することができ、過度な衝撃が加わった場合に第2突起部22、第3突起部23、第4突起部24、及び第5突起部25と第2容器30とが接触することで、第2容器30の衝撃による変位を規制することができる。
本実施形態の発振器1aは、第2容器30を第1突起部21のみでベース基板11に固定しているので、第2容器30とベース基板11との接合面積がより小さくなり、第2容器30とベース基板11との熱の授受をより減少させることができる。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態に係る発振器1bについて、図6及び図7を参照して説明する。尚、図6は、説明する便宜上、第1リッド27を取り外した状態を図示している。
本実施形態の発振器1bは、第1実施形態の発振器1に比べ、突起部15bを構成する材料が異なること以外は、第1実施形態の発振器1と同様である。尚、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
発振器1bは、図6及び図7に示すように、ベース基板11bの上面14に5つの突起部15bが設けられており、第2容器30が接合部材50を介して突起部15bに固定されている。突起部15bは、セラミック等からなるベース基板11と同一の材料で形成されている。突起部15bは、ベース基板11と一体化して形成されていても良いが、絶縁性の接着剤等を介してベース基板11に固定されていても良い。尚、第1突起部21bは、ベース基板11の略中央に配置され、第2突起部22bと第3突起部23bとは、第1突起部21bを挟み、X方向に沿って配置され、第4突起部24bと第5突起部25bとは、第1突起部21bを挟み、Y方向に沿って配置されている。そのため、第2容器30をベース基板11と略平行に固定することができる。
本実施形態の発振器1bは、突起部15bがセラミック等からなるベース基板11と同一の材料で形成されているので、第2容器30とベース基板11との熱の授受を減少させることができる。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態に係る発振器1cについて、図8及び図9を参照して説明する。尚、図8は、説明する便宜上、第1リッド27を取り外した状態を図示している。
本実施形態の発振器1cは、第1実施形態の発振器1に比べ、突起部15cの構造が異なること以外は、第1実施形態の発振器1と同様である。尚、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
発振器1cは、図8及び図9に示すように、ベース基板11の上面14に5つの突起部15cが設けられており、第2容器30が接合部材50を介して突起部15cに固定されている。突起部15cは、第1バンプ部材16と第2バンプ部材17とを有し、ベース基板11側から第1バンプ部材16、第2バンプ部材17の順で積層されている。第1バンプ部材16及び第2バンプ部材17は、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂等の絶縁性の材料で構成され、第1バンプ部材16と第2バンプ部材17とは、同じ材料であっても良いし、異なる材料であっても良い。尚、第1突起部21cは、ベース基板11の略中央に配置され、第2突起部22cと第3突起部23cとは、第1突起部21cを挟み、X方向に沿って配置され、第4突起部24cと第5突起部25cとは、第1突起部21cを挟み、Y方向に沿って配置されている。そのため、第2容器30をベース基板11と略平行に固定することができる。
突起部15cは、第1バンプ部材16をディスペンサー等で、ベース基板11の上面14上に半球状に塗布後、加熱して硬化させ、その後、第2バンプ部材17をディスペンサー等で、第1バンプ部材16上に塗布後、加熱して硬化させることで形成することができる。尚、本実施形態では、突起部15cを2つのバンプ部材を積層して構成しているが、これに限定することはなく、突起部15cを3つ以上のバンプ部材を積層して構成しても構わない。
本実施形態の発振器1cは、第2容器30を固定する突起部15cが第1バンプ部材16と第2バンプ部材17との2段構成なので、第2容器30とベース基板11との熱の伝導経路が長くなり、熱が伝わり難くなる。そのため、第2容器30とベース基板11との熱の授受をより減少させることができる。
5.第5実施形態
次に、第5実施形態に係る発振器1dについて、図10及び図11を参照して説明する。尚、図10は、説明する便宜上、第1リッド27を取り外した状態を図示している。
本実施形態の発振器1dは、第1実施形態の発振器1に比べ、ベース基板11dの構造が異なり、ヒーター80とヒーター制御用集積回路84とが配置されていること以外は、第1実施形態の発振器1と同様である。尚、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
発振器1dは、図10及び図11に示すように、温度補償型発振器40の第2容器30の端子37が配置されている面に、熱伝導率の高い導電性接着剤等の接合部材81を介してヒーター80が固定されている。ヒーター80に設けられた端子82と第1ベース10dに設けられた内部端子18とがボンディングワイヤー53を介して電気的に接続されている。
第1容器5dのベース基板11dは、上面14側に窪む凹部26が形成されている。凹部26の内底面29に、金属バンプや半田等の導通性の接合部材85を介してヒーター80を制御するヒーター制御用集積回路84が固定されている。また、ヒーター制御用集積回路84は、凹部26の内底面29に設けられた図示しない配線や図示しない貫通電極等を介して、第1ベース10dに設けられた内部端子18と電気的に接続されている。そのため、ヒーター制御用集積回路84によりヒーター80を一定温度に制御することで、温度補償型発振器40を一定温度に保持することができ、出力される発振周波数の周波数安定性をより向上させることができる。
本実施形態の発振器1dは、ヒーター80が固定された第2容器30を第2容器30の面積よりも小さい面積を有する突起部15で、ベース基板11dに固定しているため、第2容器30とベース基板11dとの熱の授受を減少でき、特に、ヒーター80により加熱された第2容器30からの放熱を低減できるので、ヒーター80の消費電力を抑制することができる。
1,1a,1b,1c,1d…発振器、5…第1容器、10…第1ベース、11…ベース基板、12…第2基板、13…第3基板、14…上面、15…突起部、19…内部端子、20…外部端子、21…第1突起部、22…第2突起部、23…第3突起部、24…第4突起部、25…第5突起部、27…第1リッド、28…シール部材、30…容器としての第2容器、31…ベースとしての第2ベース、32…リッドとしての第2リッド、33…第1基板、34…第2基板、35…第3基板、36…接合部材、37…端子、40…温度補償型発振器、41…集積回路、42…接合部材、43…振動子、44…基板、45…励振電極、46…接合部材、50…接合部材、52,53…ボンディングワイヤー、61…発振回路、62…温度補償回路、63…温度センサー、80…ヒーター、84…ヒーター制御用集積回路、S1,S2…収容空間。

Claims (9)

  1. 振動子が収容された容器と、
    前記容器が搭載されるベース基板と、
    平面視で、前記容器と重なる位置において、前記ベース基板上に設けられた3つ以上の突起部と、
    前記容器と、前記突起部の少なくとも1つとを接合する接合部材と、を備える、
    発振器。
  2. 前記容器は、ベースとリッドと、を含み、
    前記リッドが前記突起部に接合され、前記ベースがボンディングワイヤーを介して前記ベース基板に電気的に接続される、
    請求項1に記載の発振器。
  3. 前記ベースと前記リッドとを接合するシール部材を含み、
    前記平面視で、前記リッドと接合される前記突起部は、前記シール部材と重ならない位置に設けられている、
    請求項2に記載の発振器。
  4. 前記突起部は、絶縁性のバンプ部材で形成されている、
    請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の発振器。
  5. 前記突起部は、前記ベース基板と同一の材料で形成されている、
    請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の発振器。
  6. 各々の前記突起部は、前記接合部材を介して前記容器と接合される、
    請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の発振器。
  7. 前記突起部は、前記接合部材を介して前記容器と接合される第1突起部と、
    前記第1突起部より前記容器の外周側に設けられた第2突起部及び第3突起部と、を含み、
    前記第2突起部及び前記第3突起部と前記容器との間に空隙を有する、
    請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載の発振器。
  8. 温度センサー及び発振回路を含み、前記容器に収容された集積回路を更に備える、
    請求項1乃至請求項7の何れか一項に記載の発振器。
  9. 前記容器に固定されたヒーターを更に備える、
    請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の発振器。
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