JP2022035771A - 車載器、サーバー、映像データ管理システム及びデータ構造 - Google Patents

車載器、サーバー、映像データ管理システム及びデータ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】車載器内部に保存された映像データのうち、保持対象の映像データが削除されることを防止する。【解決手段】映像データ管理システムは、車両90に搭載された車載器10と、サーバー80と、顧客PC30と、サービス提供元PC100とを備える。車載器10は、映像データ及びその付随情報を収集し、付随情報をサーバー80に送信する。サーバー80は、車載器10から送信された付随情報をデータベースに蓄積する。警察等から情報提供依頼があった場合、サービス提供元PC10又は顧客PC30において、情報提供依頼に係る位置、時間等の条件に合致する付随情報が検索される。該当する対象情報があれば、顧客PC30からサーバー80を経由して車載器10にデータ保管コマンドが送信される。車載器10は、データ保管コマンドに示される付随情報に対応する映像データを削除対象から除外する。【選択図】図1

Description

本発明は、車載器、サーバー、映像データ管理システム及びデータ構造に関する。
車両に搭載されたドライブレコーダやデジタルタコグラフは、車両周辺を撮影した映像データを収集し、車両が事故を起こした場合、映像データが事後に解析されて活用される(例えば、特許文献1、2参照。)。特許文献1のドライブレコーダは、事故が発生したときに、メモリに記憶されている最新の映像フレームの時点の一定時間前の映像フレームから順次、伝送装置により、指定された宛先に伝送させる。特許文献1のドライブレコーダによれば、事故が発生した時に運転者を支援できる。
特許文献2のドライブレコーダは、事故発生時に、自車両の撮影装置が収集した映像データを記憶するのに加え、近傍の車両に搭載されたドライブレコーダや、路上の監視カメラ等に映像データを要求し、受信した映像データを記憶する。また、特許文献2のドライブレコーダは、記憶したこれらの映像データを情報収集用のコンピュータに転送する。特許文献2のドライブレコーダによれば、事故等の解決に有益な情報を効果的に収集できる。
ドライブレコーダは、自車両がかかわった事故に関する映像データを記録するだけでなく、警察や地方自治体等による捜査や捜索に活用できる。
特開2009-111803号公報 特開2009-20774号公報
ところで、複数の車両に搭載されたドライブレコーダが収集した映像データは、事務所PCにて管理・解析される。具体的には、運行を終えた車両が帰庫すると、運転者がドライブレコーダの記録媒体を事務所に持ち帰り、記録媒体内の保存データが事務所PCに読み込まれて、映像データが事務所PCに管理される。ドライブレコーダが収集し事務所PCが管理する映像データには、自車両がかかわる事故等に関する映像データだけでなく、車両周辺を常時撮影した映像データも含まれる。ドライブレコーダが収集したこれらの映像データは、警察等による捜査や捜索等に用いられることがある。
しかしながら上記システムにおいては、車載器が搭載された車両がかかわった事故等の映像しか検索キーによる検索ができなかった。このため、警察等の外部組織から、不審者情報、事故目撃情報等の情報提供依頼があった際、該当データの有無を確認するには、映像データの一覧から手動で探す必要があった。また、検索対象のドライブレコーダを一台ずつしか選択できないため、一台分ずつ、記録内容の調査を行う必要があった。
さらに、遠隔操作による映像データの取得が技術的には可能であるものの、使用条件等によっては、遠隔操作にて映像データを取得できず、ドライブレコーダ内に常時記録されていた映像データは、古いものから順に、新しい映像データに上書きされて削除されてしまう。このため、該当データが時間経過により削除されてしまう可能性があった。特に、長距離を走行するトラックにおいては、出庫してから数日間帰庫しないことがあるため、ドライブレコーダに常時記録された該当データが保持されず削除される可能性が高まる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車載器内部に保存された映像データのうち、保持対象の映像データが削除されることを防止することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載器、サーバー、映像データ管理システム及びデータ構造は、下記(1)~(7)を特徴としている。
(1)車両の周囲を撮影する撮像装置が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、
前記映像データに関する付随情報を取得する付随情報取得部と、
前記映像データ及び前記付随情報を含む車両運行情報を、記憶部に記録する記録部と、
前記記憶部に記録された前記車両運行情報を所定条件に従って削除する管理部と、
通信端末から、保持すべき前記映像データを特定するための特定情報を受信する受信部と、を備え、
前記管理部は、前記特定情報で特定された前記映像データを、削除対象から除外する、
車載器。
(2)前記記録部は、受信した特定情報に応じて、前記映像データが保持されるべき保持対象であることを示すフラグを、前記車両運行情報に付加して記録し、
前記管理部は、前記フラグが付加された前記車両運行情報を、前記削除対象から除外する、
上記(1)に記載の車載器。
(3)前記記録部は、
前記映像データが撮影された時刻を示す時刻情報が記録される時刻情報部と、
前記映像データが撮影された場所を示す位置情報が記録される位置情報部と、
前記映像データが記録される画像データ部と、
前記フラグが記録されるフラグ部と、
を有するデータ構造の前記車両運行情報を記録し、
前記管理部は、前記フラグが付加されていない前記車両運行情報を前記所定条件に従って削除し、前記フラグが付加されている前記車両運行情報を前記所定条件にかかわらず削除せず保持する、
上記(2)に記載の車載器。
(4)上記(1)~(3)のいずれか一に記載の車載器から、前記映像データが撮影された時刻を示す時刻情報及び前記映像データが撮影された場所を示す位置情報を含む前記付随情報を受信する受信部と、
複数の前記車載器から受信した前記付随情報をデータベースに蓄積させる記録部と、
前記データベースに蓄積された前記付随情報のうち、保持条件に合致するとして選定された前記付随情報を保有する前記車載器に、選定された前記付随情報に対応する前記映像データを特定するための前記特定情報を送信する送信部と、を備える、
サーバー。
(5)上記(1)~(3)のいずれか一に記載の車載器と、上記(4)に記載のサーバーと、前記サーバーと通信可能な通信端末と、を備える映像データ管理システムであって、
前記通信端末は、
前記データベース内の前記付随情報から、前記保持条件に合致する前記付随情報を検索する検索部と、
前記保持条件に合致する前記付随情報に対応する前記映像データを特定するための前記特定情報を、前記サーバーを介して前記車載器に送信する送信部と、を有し、
前記車載器の前記管理部は、前記特定情報で特定された前記映像データを、削除対象から一時的に除外し、特定された前記映像データが前記通信端末又は前記サーバーに提供された後、当該映像データを前記削除対象に設定する、
映像データ管理システム。
(6)車載器に用いられる車両運行情報のデータ構造であって、
車両の周囲を撮影する撮像装置が撮影した映像データが撮影された時刻を示す時刻情報が記録される時刻情報部と、前記映像データが撮影された場所を示す位置情報が記録される位置情報部と、前記映像データが記録される画像データ部と、前記映像データが保持されるべき保持対象であることを示すフラグが記録されるフラグ部と、を有しており、
前記フラグが付加されていない前記車両運行情報を所定条件に従って前記車載器に削除させ、前記フラグが付加されている前記車両運行情報を前記所定条件にかかわらず削除せず前記車載器に保持させるように構成される、
データ構造。
(7)前記車載器は、
前記映像データを取得する映像データ取得部と、
前記時刻情報及び前記位置情報を取得する付随情報取得部と、
前記映像データ並びに前記時刻情報及び前記位置情報を含む前記車両運行情報を、記憶部に記録する記録部と、
前記記憶部に記録された前記車両運行情報を前記所定条件に従って削除する管理部と、を有し、
前記管理部が、前記フラグが付加されていない前記車両運行情報を前記所定条件に従って削除し、前記フラグが付加されている前記車両運行情報を前記所定条件にかかわらず削除せず保持するように構成される、
上記(6)に記載のデータ構造。
上記(1)の構成の車載器によれば、特定情報で特定された映像データを削除対象から除外するので、所定条件に従った通常の記録処理を妨げることなく、当該映像データを保持できる。よって、運行中の車両が帰庫する前に、必要な映像データ(該当データ)が時間経過により削除されることを防ぎ、当該映像データを保持できる。車両運行情報を所定条件に従って削除するとは、例えば、映像データの撮影日時が最も古いものである場合に、新しく撮影された映像データを上書きすることを意味する。
上記(2)及び(3)の構成の車載器によれば、フラグ管理によって、保持対象の映像データが削除されることを防止できる。
上記(4)の構成のサーバー及び上記(5)の構成の映像データ管理システムによれば、データベースに蓄積された付随情報に対する検索結果に基づいて、車載器に保持されている映像データに対して、保管(削除対象からの除外設定)の操作を遠隔にて行うことができる。また、上記(5)の構成の映像データ管理システムによれば、当該映像データが通信端末又はサーバーに提供された後は、当該映像データに対して保管解除(削除対象に設定)の操作を遠隔にて行うことができる。
上記(6)及び(7)の構成のデータ構造によれば、車載器が、特定情報で特定された映像データを削除対象から除外するので、所定条件に従った通常の記録処理を妨げることなく、当該映像データを保持できる。
本発明によれば、車載器内部に保存された映像データのうち、保持対象の映像データが削除されることを防止できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態における映像データ管理システムの概要を示す図である。 図2は、映像データ管理システムの構成例を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態に関わるデータ構造例を示す図である。 図4は、サービス提供元PCの動作例を示すフローチャートである。 図5は、顧客PCの動作例を示すフローチャートである。 図6は、車載器の動作例を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本発明の一実施形態における映像データ管理システム1の概要を図1に示す。図1に示した映像データ管理システム1は、トラック等の車両の運行を管理する事業者を顧客とするサービス提供者により運用される。映像データ管理システム1は、警察など外部組織から、不審者や事故の目撃情報の提供を求められた際に、車載器が収集した映像データの内、時刻や位置の情報に基づいて特定した対象の映像データを、サーバーから取得可能とする。
図1に示した映像データ管理システム1は、トラック等の車両90に搭載した状態で使用される車載器10と、顧客PC30とを含む。顧客PC30は、各車両90、運転者、作業内容等を管理するために所定の事務所に設置される。また映像データ管理システム1は、顧客PC30と通信可能なサーバー80及びサービス提供元PC100を含む。サーバー80及びサービス提供元PC100は、車載器10から収集した車両運行情報に基づく解析を行い、解析結果を用いた各種サービスを顧客側に提供するサービス提供者(サポートセンター)側の設備である。映像データ管理システム1は、複数の顧客の事務所等に設置される複数の顧客PC30及び複数の車載器10を含む。本実施形態の車載器10は、ドライブレコーダ機能及びデジタルタコグラフ機能に加え、取得した映像データのうち、特定の映像データが消去されないように保持する機能を有する。
車載器10において、車両90の運行中に収集された、映像データ及び付随情報を含む車両運行情報は、メモリカード等の記録媒体65に記録され、例えば一日の運行終了後に車両90が事務所へ戻ると、顧客PC30にて記録媒体65内の記録情報が読み出される。また、記録媒体65に記録された車両運行情報のうち、映像データが撮影された時刻を示す時刻情報や場所を示す位置情報を含む付随情報(後述する図3の保存データリスト300)は、車両90の出庫時に車載器10からサーバー80に送信される。サーバー80は、複数の顧客が保有する各車両90から送信された付随情報を、データベース内に車両映像リストとして蓄積する。この車両映像リストは、各車載器10の起動時に更新される。
サーバー80に蓄積された車両映像リストは、サービス提供元PC100又は顧客PC30からアクセス可能である。警察等から情報提供依頼があった場合、年月日(時刻情報)、位置情報(緯度・経度情報)、半径情報を条件(保持条件)として、各車両90に搭載された車載器10の記録データ内に条件に該当する映像データがあるかを、サービス提供元PC100又は顧客PC30において検索できる。サービス提供元PC100にて該当映像データ(対象情報)の有無を確認した場合、サポートセンターが提供しているサービス(サーバー80)を介して、顧客PC30に対象情報の有無を通知する。通知を受けた顧客PC30において、該当映像データを保護するか否かを選択し、必要に応じてデータ保管コマンド(該当映像データを特定するための特定情報)を、サーバー80を介して、対象車両90の車載器10に送信する。一方、顧客PC30にて該当映像データの存在を確認した場合、データ保管コマンドが、顧客PC30から、サーバー80を介して、対象車両90の車載器10に送信される。
車載器10は、データ保管コマンドを受信すると、該当映像データに保管フラグ(この映像データが保持されるべき保持対象であることを示すフラグ)を付加して、この映像データを、削除対象から除外する。車載器10は、該当映像データを削除対象外とすることで、通常の記録処理を妨げることなく、映像の保持が可能となる。
なお、車載器10と顧客PC30との間は、ネットワークを介して接続されていなくてもよく、その場合、車載器10は、車載器10で記録したデータを保持する記録媒体65を読み込む構成にする。
図2は、映像データ管理システム1の構成例を示す図である。顧客PC30及びサービス提供元PC100は、事務所に設置された汎用のコンピュータ装置で構成される。顧客PC30は、車両90の運行状況などを管理する。サービス提供元PC100は、車載器10が収集した映像データ、イベント情報等を含む車両運行情報の解析、顧客PC30への情報提供などを行う。図2の例では、車載器10と顧客PC30との間で行われるデータ通信は、基地局71、サーバー80及びネットワーク70によって中継される。基地局71と車載器10との間の無線通信については、LTE(Long Term Evolution)/4G(4th Generation)/5G(5th Generation)等のモバイル通信網(携帯回線網)で行われてもよいし、無線LAN(Local Area Network)で行われてもよく、いずれかを選択的に使用できる。また、ネットワーク70は、インターネット等のネットワーク(パケット通信網)であり、顧客PC30とサーバー80との間で行われるデータ通信を中継する。サービス提供元PC100は、ネットワーク70を介して顧客PC30、サーバー80と通信可能である。
車載器10は、様々な信号の入力又は出力を可能にするために、様々なインタフェース(I/F)12A、12B、13、14、16、19、及び29を備えている。
速度I/F12Aは、車両90側に搭載されている車速センサ51の出力する車速パルス信号を入力するための機能を有する。エンジン回転I/F12Bは、車両90側から出力されるエンジン回転パルス信号を入力するための機能を有する。外部入力I/F13は様々な外部信号の入力に利用される。
センサ入力I/F14は、様々なセンサの信号を入力するために利用される。図2の例では、Gセンサ28及びジャイロセンサ52がセンサ入力I/F14に接続されている。Gセンサ28は、この車載器10を搭載する車両90に加わった様々な方向、一例として、車両90の前後方向、左右方向、上下方向の各加速度の大きさ(前後G、右左G、上下G)を検知する。車両90ジャイロセンサ52は、この車載器10を搭載する車両90のピッチ軸、ヨー軸、及びロール軸の各軸周りの回転角速度を検知することにより、ピッチ角、ヨー角、及びロール角の各変化を示す信号を出力できる。ジャイロセンサ52及びGセンサ28の出力に基づいて、制御部11は車両90の急旋回を検出する。
アナログ入力I/F29は、様々なアナログ信号の入力に利用される。
カメラI/F16は、カメラ23A、23Bを接続するための機能を有している。すなわち、カメラI/F16は、カメラ23A、23Bが出力する映像信号をそれぞれ取り込んで、コンピュータの処理に適した所定のデジタル画像データにそれぞれ変換して、映像データを取得する機能を有している。カメラ23A、23Bは、車両90の周囲を撮影する撮像装置である。カメラ23Aは、例えば車両90の前方及び側方を撮影し、カメラ23Bは、例えば車両90の後方を撮影する。カメラI/F16に接続されるカメラの数は1つでも、3以上でもよい。また、カメラI/F16に接続されるカメラは、例えば、車両90の運転席等、車両90の内部を撮影してもよい。
音声I/F19は、音声による注意喚起などに利用可能な所定の音声信号を生成する機能を有している。
車載器10における主要な機能を実現する制御部11は、マイクロコンピュータ(CPU)のプロセッサを主体とする電子回路により構成されている。このマイクロコンピュータは、不揮発メモリ26Aなどに予め保持されているプログラムを実行することにより、後述する車載器10の制御機能を実現する。制御部11は、記録媒体65に記録された後述する車両運行情報を、古いものから順に新しいものに書き換える管理部として機能する。制御部11は、保管フラグが付加された映像データ(車両運行情報)を、削除対象から除外する。
制御部11の入力に、上述の各インタフェース12A、12B、13、14、16、及び29が接続されている。また、制御部11の出力に音声I/F19を介してスピーカ20が接続されている。
また、記録部17、表示部27、電源部25、通信部24、不揮発メモリ26A、揮発メモリ26B、カードI/F18、RTC部21、スイッチ入力部22、及びGPS受信部9が制御部11に接続されている。
記録部17は、例えばカメラ23A、23Bが出力する映像データなどの車両運行情報を所定の記憶領域(記録媒体65)に記録する。車両運行情報の詳細については後述する。
表示部27は、車載器10の操作に必要な文字などの可視情報や、運転操作に関する注意喚起の情報などを運転者が視認できるように表示するために利用できる。
電源部25は、車両側から供給される電源電力に基づいて安定した電源電力を生成し、生成した電源電力を制御部11を含む車載器10内の各回路に対して供給する。
通信部24は、この車載器10と基地局71との間でデータ通信するための無線通信機能を提供する。
不揮発メモリ26Aは、半導体メモリにより構成され、制御部11のマイクロコンピュータが実行可能なプログラムや、制御上必要になる各種定数データ、テーブルなどを予め保持している。
揮発メモリ26Bは、制御部11が処理中に生成するデータなどを一時的に保持するために利用される。
カードI/F18には、運転者が所持する記録媒体65が挿抜自在に接続される。制御部11は、カードI/F18に装着された記録媒体65からデータを読み出すことができ、制御部11が生成した各種データをカードI/F18を介して記録媒体65に書き込むこともできる。
RTC(real time clock)部21は、時計の機能を有する集積回路により構成されている。すなわち、RTC部21は、現在時刻の情報を生成したり、経過時間などを把握することができる。
スイッチ入力部22は、車載器10の操作に必要な各種スイッチの状態を表す信号を入力するために利用される。
GPS受信部9は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からの電波をアンテナ9aを介して受信する。GPS受信部9が受信した複数の受信信号に基づいて、車両90の現在位置を表す位置情報を計算して得ることができる。また、GPS受信部9が受信した信号に基づく位置情報を用いて、車両90の移動を検知することができる。さらに、GPS受信部9が受信した信号に基づいて、時刻情報を取得することができる。
顧客PC30は、汎用のオペレーティングシステムで動作するPCである。顧客PC30は、車両90の運転状況や、稼働状況等を把握・管理するための管理装置として利用できる。顧客PC30は、制御部(CPU)31、通信部32、表示部33、記憶部34、カードI/F35、操作部36、外部I/F37、及び音声I/F38を有する。
制御部31は、顧客PC30の各部を統括的に制御する。制御部31は、DB85内の後述する車両映像リスト(付随情報)から、保持条件に合致する付随情報を検索する検索部として機能する。通信部32は、ネットワーク70を介してサーバー80及びサービス提供元PC100と通信可能である。通信部32は、保持条件に合致する付随情報に対応する映像データを特定するためのデータ保管コマンド(特定情報)を、サーバー80を介して車載器10に送信する。
表示部33は、各車両90の稼働管理に利用可能な様々な情報を表示することができる。記憶部34は、各車両90に搭載された車載器10が生成したデータを取得して管理することができる。
カードI/F35には、記録媒体65が挿抜自在に装着される。カードI/F35は、車載器10で記録された様々なデータを記録媒体65から入力するために利用される。操作部36は、キーボードやマウス等を有し、顧客PC30の管理者の操作を受け付ける。外部I/F37には、運行データデータベース(DB)、ハザードマップデータベース(DB)といった外部記憶装置(図示せず)等が接続可能である。音声I/F38には、マイク41及びスピーカ42が接続される。管理者は、マイク41及びスピーカ42を用いて音声通話を行うことも可能である。
サービス提供元PC100は、汎用のオペレーティングシステムで動作するPCである。サービス提供元PC100は、各車載器10が収集した各種データを解析して、各種サービスを提供する。サービス提供元PC100は、制御部(CPU)101、通信部102、表示部103、記憶部104、操作部106、及び音声I/F107を有する。
制御部101は、サービス提供元PC100の各部を統括的に制御する。制御部101は、DB85内の後述する車両映像リスト(付随情報)から、保持条件に合致する付随情報を検索する検索部として機能する。通信部102は、ネットワーク70を介してサーバー80及び顧客PC30と通信可能である。通信部102は、保持条件に合致する対象情報の有無を、サーバー80を介して顧客PC30に通知する。
表示部103は、顧客PC30へのサービス提供に係る様々な情報を表示することができる。記憶部104は、サービス提供に係るデータ等を取得して管理することができる。
操作部36は、キーボードやマウス等を有し、サービス提供元PC100の管理者の操作を受け付ける。音声I/F107には、マイク111及びスピーカ112が接続される。管理者は、マイク111及びスピーカ112を用いて音声通話を行うことも可能である。
サーバー80は、制御部(CPU)81、通信部82、記憶部83、及び外部I/F84を有する。通信部82は、基地局71を介して車載器10と通信を行う。また、通信部82は、ネットワーク70を介して、顧客PC30及びサービス提供元PC100と通信を行うことができる。記憶部83は、各種データを記憶可能なメモリである。外部I/F84には、データベース(DB)85等が接続可能である。DB85は、複数の車載器10から送信された付随情報(図3の保存データリスト300)を車両映像リストとして記憶する。DB85は、複数の車載器10から送信された映像データ及び付随情報を含む車両運行情報を記憶することができる。また、DB85は、顧客PC30から送信された映像データ等を記憶してもよい。制御部81は、サーバー80の各部を統括的に制御する。
通信部82は、データベースに蓄積された車両映像リスト(付随情報)のうち、保持条件に合致するとして選定された付随情報を保有する車載器10に、選定された付随情報10に対応する映像データを特定するためのデータ保管コマンド(特定情報)を送信する。
図3は、本発明の一実施形態に関わるデータ構造例を示す図である。図3(a)は、車載器10に用いられる車両運行情報のデータ構造を示し、図3(b)は、図3(a)のデータ構造を用いて記録された車両運行情報の一例を示す。
図3(a)に示すデータ構造は、時刻情報部201、保管フラグ部202、画像データ部203、音声データ部204、及びセンサデータ部205を有する。このデータ構造を有する車両運行情報200a、200b、・・・が、所定時間間隔毎(本実施形態では60秒毎)に記録媒体65に記録される。
時刻情報部201には、映像データが撮影された時刻を示す時刻情報が記録される。時刻情報部201には、映像データの撮影が終了した年月日及び時分秒が記録される。この時刻情報は、RTC部21で取得されてもよいし、GPS受信部9が受信した信号に基づいて取得されてもよい。
保管フラグ部202には、映像データが保持されるべき保持対象であることを示す保管フラグが記録される。保管フラグ部202には、この映像データが、顧客PC30から車載器10に送信されたデータ保管コマンド(保持すべき映像データを特定するための特定情報)で特定された映像データである場合、保管フラグが記録(付加)される。車載器10(制御部11)は、この保管フラグが有効か否かに応じて、記録媒体65のデータ書き換え時に、車両運行情報200a、200b・・・の削除処理を行うか否かを区分けする。車載器10は、例えば車両運行情報200aの保管フラグが有効でない場合(保管フラグが付加されていない場合)、車両運行情報200aの削除処理を行う。一方、車両運行情報200bの保管フラグが有効である場合(保管フラグが付加されている場合)、車載器10は、車両運行情報200bを削除対象から除外して、車両運行情報200bの削除処理を行わず車両運行情報200bを保持する。車両運行情報200bが記録媒体65から読み出され警察等の外部組織に提供されると、顧客PC30からの操作に応じて車両運行情報200bの保管フラグが無効化される。すなわち、車両運行情報200bは顧客PC30からの遠隔操作によって、削除対象に設定される。このため、保管フラグが無効化された車両運行情報200bは、車載器10が記録媒体65のデータ書き換えを行う際、削除される。
画像データ部203には、映像データが記録される。画像データ部203には、各カメラ23A、23Bで撮影された60秒間分の各映像データ(画像データ)が記録される。画像データ部203には、カメラの数(n)に応じた数の各画像データ203a1~203anが記録可能である。
音声データ部204には、60秒間分の音声データが記録される。
センサデータ部205には、各種センサデータが記録される。センサデータ部205には、例えば、GPS受信部9が受信した信号に基づいて取得した位置情報、Gセンサ28が取得した重力加速度データ等が記録される。
また、記録媒体65には、図3(b)に示すように、保存データリスト300が記録される。保存データリスト300は、映像データに関する付随情報の一例である。保存データリスト300は、記録媒体65に保存されている映像データを含む車両運行情報200a、200b・・・のそれぞれについて、時刻情報部201に記録される時刻情報(年月日及び時分秒)をタイトルとしてリスト化したものである。保存データリスト300は、一例として、記録開始時刻301、車両コード302、車両名303、急旋回等イベントの種別を示すイベント304、速度305、エンジン回転数306、前後G307、右左G308、上下G309、緯度経度を示すGPS310の各情報を含む。保存データリスト300は、車載器10が出庫処理する際に、サーバー80に送信され、DB85に車両映像リストとして蓄積される。また、保存データリスト300は、顧客PC30から要求される都度、サーバー80に送信されてDB85に蓄積される。保存データリスト300に含まれる各種情報は、顧客PC30又はサービス提供元PC100からアクセス可能とされ、必要な映像データを検索するために用いられる。サービス提供元PC100は、DB85に蓄積される車両映像リスト、各映像データの全てにアクセス可能であるのに対し、各顧客PC30は、自社が管理する車両90の車載器10から送信された保存データリスト300や映像データにアクセス可能である。
以下、図4~図6を参照して、映像データ管理システム1の動作を説明する。映像データ管理システム1の動作は、サービス提供元PC100、顧客PC30、及び車載器10に予め組み込まれた後方ソフトが実行されることによって実現される。図4は、サービス提供元PC100の動作例を示すフローチャートである。図5は、顧客PC30の動作例を示すフローチャートである。図6は、車載器10の動作例を示すフローチャートである。サーバー80(DB85)には、各車載器10から収集した保存データリスト300が車両映像リストとして蓄積されている。
警察等の外部組織から情報提供依頼があると、図4に示すように、サービス提供元PC100は、管理者を後方ソフトにログインし(ステップS1)、車両記録検索画面を立ち上げる(ステップS2)。サービス提供元PC100は、情報提供依頼に基づいて、緯度、経度、時刻、半径(〇〇m)の各情報を検索キーとして入力し(ステップS3)、検索を実行する(ステップS4)。サービス提供元PC100は、DB85内の記録データ(車両映像リスト、各車載器10から収集した保存データリスト300)に対し、ステップS3で入力された値又はこの値に誤差を加味したもの、に相当するデータがあるか検索する(ステップS5)。ステップS5において、サービス提供元PC100は、記録開始時刻301及びGPS310の情報(付随情報)が、入力された値(+誤差)に合致するデータを検索する。サービス提供元PC100は、該当(ヒット)したデータがあれば(ステップS6でYES)ステップS7の処理に移行し、該当したデータが無ければ(ステップS6でNO)処理を終了する。
ステップS7において、サービス提供元PC100は、該当したデータ(対象データ)(例えば対象データの情報301~310)を一覧で表示する。サービス提供元PC100は、管理者が必要と思われると判断したデータの選択を受け付け(ステップS8)、選択されたデータを保有する顧客(顧客PC30)に情報提供依頼データがあることを通知するか否かの入力を受け付ける。サービス提供元PC100は、情報提供依頼データがあることを通知しない場合(ステップS9でNO)は処理を終了する。サービス提供元PC100は、通知する場合(ステップS9でYES)、選択されたデータを保有している顧客(顧客PC30)に対し、通知を行って(ステップS10)処理を終了する。
顧客PC30は、図5に示すように、管理者を後方ソフトにログインし(ステップS21)、サポートセンター(サービス提供元PC100)からの通知があるか否かを判断する(ステップS22)。通知がない場合、顧客PC30は、車両記録検索画面を立ち上げる(ステップS23)。顧客PC30は、情報提供依頼に基づいて、緯度、経度、時刻、半径(〇〇m)の各情報を検索キーとして入力し(ステップS24)、検索を実行する(ステップS25)。顧客PC30は、DB85内の記録データ(車両映像リスト、各車載器10から収集した保存データリスト300)に対し、ステップS24で入力された値又はこの値に誤差を加味したもの、に相当するデータがあるか検索する(ステップS26)。ステップS26において、顧客PC30は、記録開始時刻301及びGPS310の情報(付随情報)が、入力された値(+誤差)に合致するデータを検索する。顧客PC30は、該当(ヒット)したデータがあれば(ステップS27でYES)ステップS28の処理に移行し、該当したデータが無ければ(ステップS27でNO)処理を終了する。
ステップS28において、顧客PC30は、該当したデータ(対象データ)(例えば対象データの情報301~310))を一覧で表示する。顧客PC30は、管理者が保管(保持、削除対象から除外)したいと判断したデータの選択を受け付け(ステップS29)、選択されたデータを保有する車載器10に対し、保管通知を実施するか否かの入力を受け付ける。顧客PC30は、保管通知を実施しない場合(ステップS30でNO)は処理を終了する。顧客PC30は、保管通知を実施する場合(ステップS30でYES)、選択されたデータを保有している車載器10に対し、データ保管コマンドを送信して、対象データの保管通知を行って(ステップS31)処理を終了する。データ保管コマンドは、保持すべき映像データを特定するための特定情報であり、図3(b)に示す保存データリスト300に含まれる、記録開始時刻301を少なくとも含む。
車載器10は、顧客側PC30からの通知(データ保管コマンド)があると(ステップS41でYES)、データ保管コマンドで指定された映像データ(例えば車両運行情報200b)に保管フラグを付加して記録する(ステップS42)。保管フラグが付加された車両運行情報200bは、車載器10による通常の記録処理における削除対象から除外される。よって、車両運行情報200bは削除されることなく保持される。車載器10は、画面(表示部27)にてデータ保管要求マークを表示し、音声を鳴動する(ステップS43)。これにより、運転者はデータ保管要求がされたことを把握でき、帰庫後に、記録媒体65に記録される、対象の映像データ(該当データ)を、確実に顧客PC30に読み込ませることが可能となる。顧客PC30は、記憶部34に該当データを記憶する。顧客PC30は、外部組織の通信端末に該当データを送信することにより、情報提供を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、データ保管コマンドに示される付随情報を含む車両運行情報を削除対象から除外するので、所定条件に従った通常の記録処理を妨げることなく、当該車両運行情報に含まれる映像データを保持できる。よって、運行中の車両が帰庫する前に、必要な映像データ(該当データ)が時間経過により削除されることを防ぎ、当該映像データを保持できる。
また、本実施形態によれば、サービス提供元PC100又は顧客PC30が、データベース85に蓄積された車両映像リスト(複数の車載器10から送信された保存データリスト300)に対して、保持条件に合致する付随情報を検索する。顧客PC30は、この検索結果に基づいて、該当データを特定するデータ保管コマンドを車載器10に送信し、車載器10がデータ保管コマンドで特定される車両運行情報に保管フラグを付加しこの車両運行情報を削除対象から除外する。したがって、顧客PC30は、車載器10に保持されている映像データに対して、保管(削除対象からの除外設定)の操作を遠隔にて行うことができる。
また、映像データ管理システム1によれば、保管フラグが付加された車両運行情報に含まれる映像データ(該当データ)が通信端末又はサーバーに提供された後は、当該映像データに対して保管解除(削除対象に設定)の操作を遠隔にて行うことができる。該当データは、記録媒体65から顧客PC30に読み込ませた後、顧客PC30から警察などの外部組織の通信端末へ送信されてもよい。該当データを車載器10からサービス提供元PCPC100へ送信し、サービス提供元PC100から外部組織の通信端末へ送信してもよい。また、外部組織の通信端末にサーバー80から取得させてもよい。
尚、上記実施形態では、顧客PC30が車載器10にデータ保管コマンドを送信したが、顧客の許可を得たサービス提供元PC100がデータ保管コマンドを車載器10に送信してもよい。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る車載器、サーバー、映像データ管理システム及びデータ構造の特徴をそれぞれ以下[1]~[7]に簡潔に纏めて列記する。
[1]車両(90)の周囲を撮影する撮像装置(カメラ23A、23B)が撮影した映像データ(画像データ203a1等)を取得する映像データ取得部(カメラI/F16)と、
前記映像データに関する付随情報(時刻情報、位置情報)を取得する付随情報取得部(GPS受信部9、RTC部21)と、
前記映像データ及び前記付随情報を含む車両運行情報(200a)を、記憶部(記録媒体65)に記録する記録部(17)と、
前記記憶部に記録された前記車両運行情報を所定条件に従って削除する管理部(CPU11)と、
通信端末(顧客PC30)から、保持すべき前記映像データを特定するための特定情報(データ保管コマンド)を受信する受信部(通信部24)と、を備え、
前記管理部は、前記特定情報で特定された前記映像データを、削除対象から除外する、
車載器(10)。
[2]前記記録部は、受信した特定情報に応じて、前記映像データが保持されるべき保持対象であることを示すフラグ(保管フラグ)を、前記車両運行情報に付加して記録し、
前記管理部は、前記フラグが付加された前記車両運行情報を、前記削除対象から除外する、
上記[1]に記載の車載器。
[3]前記記録部は、
前記映像データが撮影された時刻を示す時刻情報が記録される時刻情報部(201)と、
前記映像データが撮影された場所を示す位置情報が記録される位置情報部(センサデータ部205)と、
前記映像データが記録される画像データ部(203)と、
前記フラグが記録されるフラグ部(202)と、
を有するデータ構造の前記車両運行情報を記録し、
前記管理部は、前記フラグが付加されていない前記車両運行情報を前記所定条件に従って削除し、前記フラグが付加されている前記車両運行情報を前記所定条件にかかわらず削除せず保持する、
上記[2]に記載の車載器。
[4]上記[1]~[3]のいずれか一に記載の車載器から、前記映像データが撮影された時刻を示す時刻情報及び前記映像データが撮影された場所を示す位置情報を含む前記付随情報を受信する受信部(通信部82)と、
複数の前記車載器から受信した前記付随情報をデータベース(85)に蓄積させる記録部(CPU81)、
前記データベースに蓄積された前記付随情報のうち、保持条件に合致するとして選定された前記付随情報を保有する前記車載器に、選定された前記付随情報に対応する前記映像データを特定するための前記特定情報(データ保管コマンド)を送信する送信部(通信部82)と、を備える、
サーバー(80)。
[5]上記[1]~[3]のいずれか一に記載の車載器と、上記[4]に記載のサーバーと、前記サーバーと通信可能な通信端末(顧客PC30)と、を備える映像データ管理システム(1)であって、
前記通信端末は、
前記データベース内の前記付随情報から、前記保持条件に合致する前記付随情報を検索する検索部(CPU31)と、
前記保持条件に合致する前記付随情報に対応する前記映像データを特定するための前記特定情報を、前記サーバーを介して前記車載器に送信する送信部(通信部32)と、を有し、
前記車載器の前記管理部は、前記特定情報で特定された前記映像データを、削除対象から一時的に除外し、特定された前記映像データが前記通信端末又は前記サーバーに提供された後、当該映像データを前記削除対象に設定する、
映像データ管理システム。
[6]車載器(10)に用いられる車両運行情報のデータ構造であって、
車両(90)の周囲を撮影する撮像装置(カメラ23A、23B)が撮影した映像データ(画像データ203a1等)が撮影された時刻を示す時刻情報が記録される時刻情報部(201)と、前記映像データが撮影された場所を示す位置情報が記録される位置情報部(センサデータ部205)と、前記映像データが記録される画像データ部(203)と、前記映像データが保持されるべき保持対象であることを示すフラグが記録されるフラグ部(保管フラグ部202)と、を有しており、
前記フラグが付加されていない前記車両運行情報を所定条件に従って前記車載器に削除させ、前記フラグが付加されている前記車両運行情報を前記所定条件にかかわらず削除せず前記車載器に保持させるように構成される、
データ構造。
[7]前記車載器は、
前記映像データを取得する映像データ取得部(カメラI/F16)と、
前記時刻情報及び前記位置情報を取得する付随情報取得部(GPS受信部9)と、
前記映像データ並びに前記時刻情報及び前記位置情報を含む前記車両運行情報を、記憶部(記録媒体65)に記録する記録部(17)と、
前記記憶部に記録された前記車両運行情報を前記所定条件に従って削除する管理部(CPU11)と、を有し、
前記管理部が、前記フラグが付加されていない前記車両運行情報を前記所定条件に従って前記削除し、前記フラグが付加されている前記車両運行情報を前記所定条件にかかわらず削除せず保持するように構成される、
上記[6]に記載のデータ構造。
1 映像データ管理システム
9 GPS受信部
10 車載器
11 制御部(CPU)
17 記録部
20 スピーカ
21 RTC部
22 スイッチ入力部
23A、23B カメラ
24 通信部
25 電源部
26A 不揮発メモリ
26B 揮発メモリ
27 表示部
28 Gセンサ
30 顧客PC
51 車速センサ
52 ジャイロセンサ
65 記録媒体
70 ネットワーク
71 基地局
80 サーバー
85 データベース(DB)
90 車両
100 サービス提供元PC

Claims (7)

  1. 車両の周囲を撮影する撮像装置が撮影した映像データを取得する映像データ取得部と、
    前記映像データに関する付随情報を取得する付随情報取得部と、
    前記映像データ及び前記付随情報を含む車両運行情報を、記憶部に記録する記録部と、
    前記記憶部に記録された前記車両運行情報を所定条件に従って削除する管理部と、
    通信端末から、保持すべき前記映像データを特定するための特定情報を受信する受信部と、を備え、
    前記管理部は、前記特定情報で特定された前記映像データを、削除対象から除外する、
    車載器。
  2. 前記記録部は、受信した特定情報に応じて、前記映像データが保持されるべき保持対象であることを示すフラグを、前記車両運行情報に付加して記録し、
    前記管理部は、前記フラグが付加された前記車両運行情報を、前記削除対象から除外する、
    請求項1に記載の車載器。
  3. 前記記録部は、
    前記映像データが撮影された時刻を示す時刻情報が記録される時刻情報部と、
    前記映像データが撮影された場所を示す位置情報が記録される位置情報部と、
    前記映像データが記録される画像データ部と、
    前記フラグが記録されるフラグ部と、
    を有するデータ構造の前記車両運行情報を記録し、
    前記管理部は、前記フラグが付加されていない前記車両運行情報を前記所定条件に従って削除し、前記フラグが付加されている前記車両運行情報を前記所定条件にかかわらず削除せず保持する、
    請求項2に記載の車載器。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の車載器から、前記映像データが撮影された時刻を示す時刻情報及び前記映像データが撮影された場所を示す位置情報を含む前記付随情報を受信する受信部と、
    複数の前記車載器から受信した前記付随情報をデータベースに蓄積させる記録部と、
    前記データベースに蓄積された前記付随情報のうち、保持条件に合致するとして選定された前記付随情報を保有する前記車載器に、選定された前記付随情報に対応する前記映像データを特定するための前記特定情報を送信する送信部と、を備える、
    サーバー。
  5. 請求項1~3のいずれか一項に記載の車載器と、請求項4に記載のサーバーと、前記サーバーと通信可能な通信端末と、を備える映像データ管理システムであって、
    前記通信端末は、
    前記データベース内の前記付随情報から、前記保持条件に合致する前記付随情報を検索する検索部と、
    前記保持条件に合致する前記付随情報に対応する前記映像データを特定するための前記特定情報を、前記サーバーを介して前記車載器に送信する送信部と、を有し、
    前記車載器の前記管理部は、前記特定情報で特定された前記映像データを、削除対象から一時的に除外し、特定された前記映像データが前記通信端末又は前記サーバーに提供された後、当該映像データを前記削除対象に設定する、
    映像データ管理システム。
  6. 車載器に用いられる車両運行情報のデータ構造であって、
    車両の周囲を撮影する撮像装置が撮影した映像データが撮影された時刻を示す時刻情報が記録される時刻情報部と、前記映像データが撮影された場所を示す位置情報が記録される位置情報部と、前記映像データが記録される画像データ部と、前記映像データが保持されるべき保持対象であることを示すフラグが記録されるフラグ部と、を有しており、
    前記フラグが付加されていない前記車両運行情報を所定条件に従って前記車載器に削除させ、前記フラグが付加されている前記車両運行情報を前記所定条件にかかわらず削除せず前記車載器に保持させるように構成される、
    データ構造。
  7. 前記車載器は、
    前記映像データを取得する映像データ取得部と、
    前記時刻情報及び前記位置情報を取得する付随情報取得部と、
    前記映像データ並びに前記時刻情報及び前記位置情報を含む前記車両運行情報を、記憶部に記録する記録部と、
    前記記憶部に記録された前記車両運行情報を前記所定条件に従って削除する管理部と、を有し、
    前記管理部が、前記フラグが付加されていない前記車両運行情報を前記所定条件に従って削除し、前記フラグが付加されている前記車両運行情報を前記所定条件にかかわらず削除せず保持するように構成される、
    請求項6に記載のデータ構造。
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