JP2022034723A - 画像検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全体欠陥だけでなく、部分欠陥を含めた異常を検知することができる画像検査装置を提供する。【解決手段】画像検査装置100は、処理回路110と、記憶装置120とを備えている。記憶装置120には、検査対象の全体画像のデータを入力とし、全体欠陥が発生しているか否かを判定する第1分類器のデータと、全体画像の一部分を切り出した部分画像のデータを入力とし、部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2分類器のデータと、が記憶されている。処理回路110は、第1分類器を用いて検査対象に全体欠陥が発生しているか否かを判定する第1判定と、第2分類器を用いて検査対象に部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2判定と、を実行する。また、処理回路110は、第1判定の結果及び第2判定の結果のうちいずれか一方でも欠陥が発生していることを示すものであった場合には、検査対象が不適合品であるとの出力を行う。【選択図】図1

Description

この発明は検査対象を撮像した画像のデータに基づいて異常の有無を検査する画像検査装置に関するものである。
特許文献1には、検査対象の画像のデータからなる訓練データを用いて学習した学習済みのニューラルネットワークに、検査対象の画像のデータを入力して検査対象の良否を判定する画像検査装置が開示されている。
特開2019-87181号公報
ところで、検査対象に生じる異常の態様は様々であり、生じた異常の種類によって画像のデータに生じる変化はそれぞれ異なる。例えば、検査対象の全体像に相違が生じる異常もあれば、検査対象の一部にのみ相違が生じる異常もある。画像検査装置は、こうした多様な種類の異常を検知できることが望ましい。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決するための画像検査装置は、検査対象の全体像を撮像した全体画像のデータを入力とし、不適合品の特徴が前記検査対象の全体像に現れる全体欠陥が発生しているか否かを判定する教師有り学習済みニューラルネットワークである第1分類器のデータと、前記第1分類器に入力される前記全体画像の一部分を切り出した部分画像のデータを入力とし、不適合品の特徴が前記検査対象の一部分に現れる部分欠陥が発生しているか否かを判定する教師有り学習済みニューラルネットワークである第2分類器のデータと、を記憶した記憶装置を備えている。また、この画像検査装置は、同一の全体画像に基づき、前記全体画像のデータを前記第1分類器に入力して前記検査対象に前記全体欠陥が発生しているか否かを判定する第1判定と、前記全体画像から切り出した前記部分画像のデータを前記第2分類器に入力して前記検査対象に前記部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2判定と、を実行する処理回路を備えている。そして、この画像検査装置では、前記処理回路が、前記第1判定の結果と前記第2判定の結果とがいずれも否であることを条件に、前記検査対象が適合品であるのとの出力を行い、前記第1判定の結果及び前記第2判定の結果のうちいずれか一方でも欠陥が発生していることを示すものであった場合には、前記検査対象が不適合品であるとの出力を行う。
部分欠陥による影響は検査対象の画像のデータの一部分に現れるため、全体画像のデータを入力として、1つの分類器を用いて全体欠陥だけでなく部分欠陥も含む欠陥の有無を判定しようとした場合、部分欠陥を見落としてしまうおそれがある。
これに対して、上記構成によれば、全体画像のデータを入力として全体欠陥が発生しているか否かを判定する第1分類器を用いた第1判定と、部分画像のデータを入力として部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2分類器を用いた第2判定とを組み合わせて検査対象の良否、すなわち検査対象が適合品であるか不適合品であるかを判定している。
部分欠陥の検出に特化した第2分類器を用いた第2判定の結果も考慮して検査対象の良否を判定するため、部分欠陥の見落としを抑制することができる。すなわち、上記の画像検査装置によれば、全体欠陥だけでなく、部分欠陥を含めた異常を検知することができる。
一実施形態の画像検査装置と、同画像検査装置を備えた画像検査システムの概略構成を示す模式図。 同実施形態にかかる画像検査システムによって検査するステータの上面図。 ステータの分解斜視図。 コイルエンドの部分を示す拡大図。 全体画像の例を示す模式図。 全体欠陥の特徴が現れている全体画像の例を示す模式図。 全体欠陥の特徴が現れている全体画像の例を示す模式図。 部分欠陥の特徴が現れている全体画像の例を示す模式図。 部分欠陥の特徴が現れている全体画像の例を示す模式図。 部分欠陥の特徴が現れている全体画像の例を示す模式図。 全体画像からの部分画像の切り出しについて説明する模式図。 画像検査装置が実行するステータの検査にかかる処理の流れを示すフローチャート。 第1判定における処理の流れを示すフローチャート。 第2判定における処理の流れを示すフローチャート。 個別判定における処理の流れを示すフローチャート。 総合判定における処理の流れを示すフローチャート。
以下、画像検査装置の一実施形態について、図1~図16を参照して説明する。
図1は画像検査装置100を備えた画像検査システム10を示している。この画像検査システム10は、モータジェネレータを構成するステータ20を検査するシステムである。
画像検査システム10は、カメラ200と、画像検査装置100と、モニタ300とを備えている。カメラ200は、ステータコイル27の溶接箇所を撮影する。画像検査装置100は、カメラ200で撮像した画像のデータを用いて溶接箇所の良否を判定する。モニタ300は、画像検査装置100に接続されており、画像検査装置100から出力された検査結果を表示する。
画像検査装置100は、プログラムが記憶されている記憶装置120と、記憶装置120に記憶されているプログラムを実行して検査及び検査結果の出力などの処理を実行する処理回路110と、を備えている。
記憶装置120には、入力された画像のデータに基づいて検査対象であるステータコイル27の溶接箇所に欠陥が発生しているか否かを判定する分類器のデータが記憶されている。詳細は後述するが、分類器は教師有り学習によって訓練された学習済みのニューラルネットワークである。
次に、ステータ20の構造について説明する。ステータ20は、例えば、ハイブリッド車両に搭載される三相交流モータジェネレータを構成する部品である。
図2に示すように、ステータ20は、円環状のステータコア21と、ステータコア21に組み付けられたステータコイル27を含んでいる。ステータコイル27は、U相とV相とW相の三相のコイルを構成している。
ステータコイル27には、3つの接続導線を介して3つの接続端子が接続されている。具体的には、ステータコイル27のU相には、第1接続導線25uが接続されている。ステータコイル27から引き出された接続導線25uの端部に第1接続端子26uが取り付けられている。ステータコイル27のV相には、第2接続導線25vが接続されている。ステータコイル27から引き出された接続導線25vの端部に第2接続端子26vが接続されている。ステータコイル27のW相には、第3接続導線25wが接続されている。ステータコイル27から引き出された接続導線25wの端部に第3接続端子26wが接続されている。
図3に示すように、ステータコイル27は、複数のセグメントコイル24をステータコア21に組み込んで、セグメントコイル24同士をTIG溶接して接合することによって形成される。セグメントコイル24は、絶縁被膜が表面に形成された導線をU字型に曲げて形成されている。
円環状のステータコア21の内周側には、径方向内側に延びているティース22が均等な間隔で無数に設けられている。セグメントコイル24は、ティース22同士の間に形成された隙間であるスロット23に差し込まれて、ステータコア21に組み付けられる。
図4に示すように、ステータコア21に組み付けられたセグメントコイル24は、ステータコア21から飛び出した部分が折り曲げられる。これにより、組み付けられた無数のセグメントコイル24の端部であるコイルエンド24aが、ステータコア21の径方向に並んだ列をなした状態にされる。図4に示す例では、10個のコイルエンド24aがステータコア21の径方向に並んで1つの列を形成している。こうした10個のコイルエンド24aからなる列がステータコア21の中心を取り囲むように、等角度間隔で無数に並んでいる。
このステータ20では、各列を形成している10個のコイルエンド24aを、隣り合う2個毎に溶接して接合することにより、セグメントコイル24同士をステータコア21の周方向において接続している。こうしてセグメントコイル24を接合することによってステータコア21の中心を取り囲むように延びているステータコイル27が形成されている。
このようにステータ20においては、ステータコイル27に無数の溶接箇所が存在している。画像検査システム10は、ステータ20におけるステータコイル27の溶接箇所を撮像する。そして、撮像した溶接箇所の画像のデータを画像検査装置100で診断し、各溶接箇所に欠陥がないかを検査する。さらに、画像検査装置100は、ステータ20における全ての溶接箇所の検査結果に基づいてステータ20の良否、すなわちステータ20が製品としての基準を満たした適合品であるのか基準を満たしていない不適合品であるかを判定する。
画像検査システム10では、ステータコイル27の全ての溶接箇所が収まるようにステータの軸方向からカメラ200でステータ20を撮像する。そして、撮影した画像から各溶接箇所の画像を切り出して各溶接箇所の検査を行う。
図5は、撮影した画像から切り出した1つの溶接箇所の画像を示している。この画像には、画像検査装置100の検査対象である溶接箇所の全体像が収まっている。図5に示すように、溶接箇所では、2つのコイルエンド24aがTIG溶接され、一体になって球状の溶接玉24bを形成している。
画像検査システム10では、こうした溶接箇所の画像のデータを画像検査装置100に入力して製品として不適格な欠陥が溶接箇所に生じていないかを診断する。なお、溶接箇所に生じる欠陥には、様々な種類がある。
次に、図5~図10を参照して画像検査装置100が検出する欠陥の種類について説明する。図5~図7は溶接箇所の全体像に特徴が現れる欠陥である全体欠陥が生じている場合の画像IMの例を示している。そして、図8~図10は溶接箇所の一部分に特徴が現れる欠陥である部分欠陥が生じている場合の画像IMの例を示している。
図5に示す画像IMは、全体欠陥のうち、溶接玉24bが大きすぎる欠陥が生じている場合の例を示している。ステータコイル27の溶接箇所における溶接玉24bの大きさには基準を設けている。例えば、ステータ20に対しては、溶接玉24bの直径の基準値Dthを設定している。画像検査装置100は、入力された画像IMのデータに基づいて溶接玉24bの直径が基準値Dthから乖離しているものを欠陥として検知する。
図6に示す画像IMは、全体欠陥のうち、溶接玉24bの位置がずれている欠陥、いわゆる「玉だれ」が生じている場合の例を示している。画像検査装置100は、入力された画像IMのデータに基づいて溶接玉24bの位置がずれた玉だれが生じているものも欠陥として検知する。
図7に示す画像IMは、全体欠陥のうち、コイルエンド24a同士が十分に接合されておらず、溶接玉24bが2つに別れている欠陥、いわゆる「割れ」が生じている場合の例を示している。画像検査装置100は、入力された画像IMのデータに基づいて溶接玉24bが2つに別れている割れが生じているものも欠陥として検知する。
図8に示す画像IMは、部分欠陥のうち、溶接玉24bに太線の四角で囲んだ部分のように、余分な部分が付着している欠陥であるバリPD1が生じている場合の例を示している。画像検査装置100は、入力された画像IMのデータに基づいてバリPD1が生じているものも欠陥として検知する。
図9に示す画像IMは、部分欠陥のうち、溶接玉24bの一部分に窪みが生じている欠陥である欠けPD2が生じている場合の例を示している。画像検査装置100は、入力された画像IMのデータに基づいて欠けPD2が生じているものも欠陥として検知する。
図10に示す画像IMは、部分欠陥のうち、溶接玉24bの一部分に穴PD3が生じている場合の例を示している。画像検査装置100は、入力された画像IMのデータに基づいて穴PD3が生じているものも欠陥として検知する。
画像検査装置100の記憶装置120には、画像のデータを入力として欠陥が発生しているか否かを判定する教師有り学習済みのニューラルネットワークからなる分類器のデータが記憶されている。画像検査装置100では、処理回路110が記憶装置120に記憶されている分類器を利用して欠陥が発生しているか否かを判定し、その判定結果に基づいてステータ20が適合品であるか不適合品であるかを判定する。
画像検査装置100の記憶装置120には、各溶接箇所の全体像を撮像した画像IMのデータを入力とし、不適合品の特徴が全体像に現れる全体欠陥が発生しているか否かを判定する第1分類器のデータが記憶されている。
第1分類器は、図5~図10に示したような、1つの溶接箇所の全体像が収まる範囲の画像IMのデータに対して、その画像IMにおける溶接箇所に全体欠陥が存在しているか否かの情報を正解ラベルとして付与した訓練データを用いて予め教師あり学習したニューラルネットワークである。
第1分類器のニューラルネットワークは、畳み込みニューラルネットワークである。具体的には、第1分類器のニューラルネットワークは、畳み込み層とプーリング層を交互に複数層重ねた特徴抽出パートと、ソフトマックス法を用いて全体欠陥が発生しているか否かの分類を行う全結合層からなる識別パートとで構成されている。
第1分類器の訓練は、このニューラルネットワークに訓練データを入力して全体欠陥が発生しているか否かの判定結果を出力させ、出力された判定結果と、訓練データにおける正解ラベルとが一致するように、公差エントロピーを「0」に近づけるように各層における重みを調整することによって行われる。第1分類器の訓練処理では、無数の訓練データを入力してこうした重みの調整を繰り返し、公差エントロピーが十分に「0」に近い値になると、学習が完了したと判定する。そして、学習済みニューラルネットワークのデータを第1分類器のデータとして記憶装置120に記憶させて訓練処理は終了する。
ところで、図8~図10に示したように、部分欠陥は画像IMの一部分に現れるため、各溶接箇所の全体像を撮像した全体画像のデータである画像IMのデータを入力として、1つの分類器を用いて全体欠陥だけでなく部分欠陥も含む欠陥の有無を判定しようとした場合、部分欠陥を見落としてしまうおそれがある。
そこで、画像検査装置100では、第1分類器のデータに加えて、第1分類器に入力される画像IMの一部分を切り出した部分画像のデータを入力とし、不適合品の特徴が溶接箇所の一部分に現れる部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2分類器のデータを記憶装置120に記憶させている。
第2分類器は、全体画像である画像IMから図11に太線の四角で囲んで示した大きさの範囲を切り出した部分画像のデータに対して、その部分画像に部分欠陥が存在しているか否かの情報を正解ラベルとして付与した訓練データを用いて予め教師あり学習したニューラルネットワークである。なお、切り出す部分画像のサイズ、すなわち図11に太線の四角で囲んで示した範囲のサイズは、部分欠陥が収まるサイズに設定されている。この画像検査装置100では、例えば、全体画像である画像IMのサイズが縦横数百ピクセルの正方形である場合、部分画像のサイズは縦横数十ピクセルの正方形になっている。
訓練データとしては、バリPD1の画像、欠けPD2の画像、穴PD3の画像、部分欠陥が存在していない画像を用意している。そして、バリPD1の画像及び欠けPD2の画像及び穴PD3の画像に対しては、欠陥が存在している旨の情報を正解ラベルとして付与して訓練データにしている。そして、部分欠陥が存在していない画像に対しては、欠陥が存在していない旨の情報を正解ラベルとして付与して訓練データにしている。
第2分類器のニューラルネットワークも、第1分類器のニューラルネットワークと同様の畳み込みニューラルネットワークである。具体的には、第2分類器のニューラルネットワークも、畳み込み層とプーリング層を交互に複数層重ねた特徴抽出パートと、ソフトマックス法を用いて欠陥が発生しているか否かの分類を行う全結合層からなる識別パートとで構成されている。しかし、第2分類器は、上述したように入力が、全体画像の一部分を切り出した画像のデータであり、出力が入力された画像に部分欠陥が存在しているか否かである点が第1分類器と異なっている。
第2分類器の訓練は、このニューラルネットワークに訓練データを入力して部分欠陥が存在しているか否かの判定結果を出力させ、出力された判定結果と、訓練データにおける正解ラベルとが一致するように、公差エントロピーを「0」に近づけるように各層における重みを調整することによって行われる。第2分類器の訓練処理では、無数の訓練データを入力してこうした重みの調整を繰り返し、公差エントロピーが十分に「0」に近い値になると、学習が完了したと判定する。そして、学習済みニューラルネットワークのデータを第2分類器のデータとして記憶装置120に記憶させて訓練処理は終了する。
画像検査装置100では、全体画像のデータを入力として全体欠陥が発生しているか否かを判定する第1分類器を用いた第1判定と、部分画像のデータを入力として部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2分類器を用いた第2判定とを組み合わせて各溶接箇所の良否を判定する。そして、その結果に基づいて、ステータ20が適合品であるか不適合品であるかを判定する。
次に、図12~図16を参照しながら、画像検査システム10の画像検査装置100が実行するステータ20の検査における処理の流れについて詳しく説明する。
図12は、ステータ20の検査における一連の処理の流れを示している。この一連の処理は、1つのステータ20について、適合品であるか不適合品であるかを判定するまでの流れを示している。この一連の処理は、画像検査装置100の処理回路110によって実行される。
図12に示すように、処理回路110は、まず第1ステップS1として、カメラ200で撮像したステータ20の画像を取得する。ここで取得する画像は上述したようにステータコイル27の全ての溶接箇所が収まるサイズの画像である。
次に、処理回路110は、第2ステップS2として、取得したステータ20の画像から1つの全体画像を切り出す。すなわち、処理回路110は、無数の溶接箇所が収められている画像から1つの溶接箇所の画像を全体画像として切り出す。そして、第3ステップS3として、処理回路110は、切り出した全体画像について第1分類器を用いた第1判定を実行する。
図13に示すように、第1判定では、処理回路110はまずステップS300の処理において第1判定器を用いて判定を行う。具体的には、処理回路110は、第1判定器に全体画像のデータを入力し、入力した全体画像に収められている溶接箇所に全体欠陥が発生しているか否かを判定する。
次に、処理回路110は、ステップS310の処理において、第1判定器による判定結果が溶接箇所に異常があることを示す結果であるか否かを判定する。すなわち、ステップS310の処理では、処理回路110は、第1分類器の出力が全体欠陥が発生していることを示すものである場合には、溶接箇所に異常があると判定する。一方で、ステップS310の処理では、処理回路110は、第1分類器の出力が全体欠陥が発生していないことを示すものである場合には、ここでは異常があるとの判定は行わない。
ステップS310の処理において異常があると判定した場合(ステップS310:YES)には、処理回路110は、処理をステップS320へと進める。そして、処理回路110は、ステップS320の処理において、今回判定した溶接箇所に対する第1異常フラグを「ON」にする。一方で、ステップS310の処理において異常があると判定しなかった場合(ステップS310:NO)には、処理回路110は、処理をステップS330へと進める。そして、処理回路110は、ステップS330の処理において、今回判定した溶接箇所に対する第1異常フラグを「OFF」にする。第1異常フラグは、判定した溶接箇所における第1判定の結果の情報を示すフラグであり、ステータ20の溶接箇所の数だけ用意され、記憶装置120に記憶されている。こうして第1分類器を用いて判定を行い、その結果に応じて第1異常フラグを更新すると、処理回路110は、第1判定の処理を終了させる。
図12に示すように、第3ステップS3の第1判定が完了すると、処理回路110は、次に、第4ステップS4として全体画像から部分画像を切り出す。そして、第5ステップS5として、処理回路110は、切り出した部分画像について第2分類器を用いた第2判定を実行する。なお、画像検査装置100では、1つの全体画像に対して切り出す位置を変えながら部分画像の切り出しと第2判定とを繰り返し、全体画像に納めされている溶接箇所全体に対して部分欠陥の有無を検査する。
すなわち、図11に示すように、最初は全体画像の左上の隅を原点として部分画像を切り出して(第4ステップS4)、第2判定を実行する(第5ステップS5)。そして、図11に破線矢印で示すように、部分画像として切り出す位置を右に一定量移動させて部分画像を切り出して(第4ステップS4)、第2判定を行うこと(第5ステップS5)を繰り返す。このとき、切り出す位置を移動させる量は部分画像の横方向のサイズよりも小さい。すなわち数~数十ピクセルである。
なお、全体画像の左端まで部分画像を切り出す位置が移動して第2判定が完了すると、その度に、部分画像を切り出す位置を下に一定量移動させる。そして、再び左端から部分画像の切り出しと第2判定を繰り返す。
図12に示すように、こうして全体画像の全ての範囲から部分画像を切り出して第2判定を行うまで部分画像を切り出す位置を移動させながら第2判定を繰り返す。こうした第2判定にかかるルーチンにおける処理の流れを、図14を参照してより詳しく説明する。このルーチンは、第4ステップS4を開始すると、処理回路110によって実行される。
図14に示すように、このルーチンを開始すると、処理回路110は、まずステップS500の処理において、カウンタiを一つインクリメントする。なお、カウンタiは第4ステップS4が開始されたときには「0」になっている。そして、次に、処理回路110は、ステップS510の処理において、部分画像(i)を切り出す。第4ステップS4を開始した直後は、図11に示すように、全体画像の左上の隅を原点として部分画像部分画像(1)が切り出される。
こうして部分画像(i)を切り出すと、処理回路110は、ステップS520へと処理を進める。そして、ステップS520の処理において、処理回路110は、切り出した部分画像(i)について第2分類器を用いた第2判定を実行する。具体的には、処理回路110は、第2判定器に部分画像(i)のデータを入力し、入力した部分画像(i)に収められている範囲に部分欠陥が存在しているか否かを判定する。
次に、処理回路110は、ステップS530の処理において、第2判定器による判定結果が溶接箇所に異常があることを示す結果であるか否かを判定する。すなわち、ステップS530の処理では、処理回路110は、第2分類器の出力が部分欠陥が発生していることを示すものである場合には、溶接箇所に異常があると判定する。一方で、ステップS530の処理では、処理回路110は、第2分類器の出力が部分欠陥が発生していないことを示すものである場合には、ここでは異常があるとの判定は行わない。
ステップS530の処理において異常があると判定した場合(ステップS530:YES)には、処理回路110は、処理をステップS540へと進める。そして、ステップS540の処理において、仮フラグ(i)を「ON」にする。一方で、ステップS530の処理において異常があると判定しなかった場合(ステップS530:NO)には、処理回路110は、処理をステップS550へと進める。そして、ステップS550の処理において、仮フラグ(i)を「OFF」にする。仮フラグ(i)は、今回入力した部分画像(i)における第2判定の結果の情報を示すフラグであり、1つの全体画像から切り出す部分画像の数だけ用意され、記憶装置120に記憶されている。なお、ここでは、1つの全体画像からN個の部分画像が切り出され、N回の第2判定を繰り返すものとする。こうして第2分類器を用いて判定を行い、その結果に応じて仮フラグ(i)を更新すると、処理回路110は、処理をステップS560へと進める。
ステップS560の処理では、処理回路110は、カウンタiが「N」と等しいか否かを判定する。すなわち、処理回路110は、第2判定がN回繰り返され、全体画像全体に対する第2判定の実行が完了したか否かを判定する。ステップS560の処理において、カウンタiが「N」よりも小さいと判定した場合(ステップS560:NO)には、処理回路110は、処理をステップS500へと戻し、ステップS500~ステップS550までの処理を再び繰り返す。一方で、ステップS560の処理において、カウンタiが「N」と等しいと判定した場合(ステップS560:YES)には、処理回路110は、処理をステップS570へと進める。
ステップS570の処理において、処理回路110は、仮フラグ(1)~仮フラグ(N)の中に、「ON」になっているものがあるか否かを判定する。すなわち、処理回路110は、このステップS570の処理を通じて全体画像の中に部分欠陥が存在していると判定された部分があるか否かを判定する。ステップS570の処理において「ON」があると判定した場合(ステップS570:YES)には、処理回路110は、処理をステップS580へと進める。そして、ステップS580の処理において、処理回路110は、今回判定した溶接箇所に対する第2異常フラグを「ON」にする。一方で、ステップS570の処理において「ON」がないと判定した場合(ステップS570:NO)には、処理回路110は、処理をステップS590へと進める。そして、ステップS590の処理において、処理回路110は、今回判定した溶接箇所に対する第2異常フラグを「OFF」にする。第2異常フラグは、判定した溶接箇所における第2判定の結果の情報を示すフラグであり、ステータ20の溶接箇所の数だけ用意され、記憶装置120に記憶されている。こうして第2分類器を用いて判定を行い、その結果に応じて第2異常フラグを更新すると、処理回路110は、第2判定の処理を終了させる。なお、こうして第2判定を終了させるときには、処理回路110は、カウンタiの値を「0」にリセットし、仮フラグ(i)の値を全て「OFF」にリセットする。
図12に示すように、第5ステップS5の第2判定が完了すると、次に、処理回路110は、第6ステップS6として、個別判定を行う。この個別判定では、第2ステップS2において切り出した全体画像に収められた溶接箇所に対する良否の判定を行う。
図15に示すように、個別判定を開始すると、処理回路110は、まずステップS600の処理において、記憶装置120に記憶されている第1異常フラグが「OFF」であるか否かを判定する。ステップS600の処理において第1異常フラグが「OFF」であると判定された場合(ステップS600:YES)には、処理回路110は、処理をステップS610へと進める。そして、処理回路110は、ステップS610の処理において、記憶装置120に記憶されている第2異常フラグが「OFF」であるか否かを判定する。ステップS610の処理において第2異常フラグが「OFF」であると判定された場合(ステップS610:YES)には、処理回路110は、処理をステップS620へと進める。
ステップS620の処理では、処理回路110は、今回全体画像を切り出した溶接箇所について正常判定を行う。すなわち、今回検査した溶接箇所が適合品である旨の判定を行う。具体的には、このステップS620の処理では、処理回路110は、今回全体画像を切り出した溶接箇所が適合品であった旨の情報を記憶装置120に記憶させる。
一方で、ステップS600の処理において第1異常フラグが「ON」であると判定された場合(ステップS600:NO)、またはステップS610の処理において第2異常フラグが「ON」であると判定された場合(ステップS610:NO)には、処理回路110は、処理をステップS630へと進める。
ステップS630の処理では、処理回路110は、今回全体画像を切り出した溶接箇所について異常判定を行う。すなわち、今回検査した溶接箇所が不適合品である旨の判定を行う。具体的には、このステップS630の処理では、処理回路110は、今回全体画像を切り出した溶接箇所が不適合品であった旨の情報を記憶装置120に記憶させる。
こうしてステップS620の処理またはステップS630の処理を実行して今回全体画像を切り出した溶接箇所に対する判定が完了すると、処理回路110は、第1異常フラグと、仮フラグ(i)と、第2異常フラグとをリセットして個別判定を終了させる。
図12に矢印で示すように、この画像検査装置100では、1つの溶接箇所についての個別判定が完了すると、第2ステップS2へと戻り、第1ステップS1において取得したステータ20の画像から他の溶接箇所の全体画像を切り出し、第5ステップS5までを繰り返す。そして、ステータ20のステータコイル27における全ての溶接箇所についての個別判定が完了し、各溶接箇所についての検査の結果を記憶装置120に記憶し終えると、処理回路110は、第7ステップS7として総合判定を実行する。
図16に示すように、総合判定では、まず処理回路110は、ステップS700の処理において、ステータコイル27における全ての溶接箇所のうち、異常判定された箇所があるか否かを判定する。すなわち、このステップS700の処理では、処理回路110は、記憶装置120に記憶されている各溶接箇所の検査の結果を確認し、不適合品であると判定された箇所が1つでもある場合には、異常判定された箇所があると判定する。
ステップS700の処理において、異常判定された箇所があると判定した場合(ステップS700:YES)には、処理回路110は、処理をステップS710へと進める。そして、ステップS710の処理において、処理回路110は、今回検査したステータ20について異常判定を出力する。具体的には、処理回路110は、モニタ300にステータ20が不適合品であることを表示させる。なお、このときに、欠陥が存在していることが判定された溶接箇所がどの溶接箇所であるのかを示す情報も一緒にモニタ300に表示するようにしてもよい。
一方で、ステップS700の処理において、異常判定された箇所がないと判定した場合(ステップS700:NO)には、処理回路110は、処理をステップS720へと進める。そして、ステップS720の処理において、処理回路110は、今回検査したステータ20について正常判定を出力する。具体的には、処理回路110は、モニタ300にステータ20が適合品であることを表示させる。
こうしてステップS710またはステップS720の処理を実行し、ステータ20についての検査結果をモニタ300に表示させると、処理回路110は、ステータ20についての検査を終了する。
本実施形態の作用について説明する。
画像検査装置100では、全体欠陥の有無を判定する第1分類器を用いた第1判定と、部分欠陥の有無を判定する第2分類器を用いた第2判定とが行われる。また、第2判定は、切り出す位置を変えながら全体画像の一部分を切り出して第2判定を繰り返し、全体画像に収められた溶接箇所全体に対して部分欠陥が発生しているか否かを検査する。
そして、第1判定と第2判定が完了すると、個別判定を通じて検査対象としてきた溶接箇所に対する個別判定を行い、その溶接箇所についていずれの異常フラグもOFFである場合、すなわち全体欠陥も、部分欠陥も発生していない場合に適合品であるとの判定がなされる。一方で、その溶接箇所について何れかの欠陥が発生している場合には不適合品であるとの判定がなされる。
さらに、こうした個別判定までの処理を繰り返し、ステータコイル27における全ての溶接箇所に対する検査が完了すると、総合判定が実行される。そして、総合判定において、いずれかの溶接箇所に対して不適合品であるとの判定がなされている場合には、ステータ20に対する異常判定が出力され、ステータ20が不適合品であることを示す表示がモニタ300に映し出される。一方で、総合判定において、いずれの溶接箇所に対しても不適合品であるとの判定がなされていない場合には、ステータ20に対する正常判定が出力され、ステータ20が適合品であることを示す表示がモニタ300に映し出される。
本実施形態の効果について説明する。
(1)画像検査装置100によれば、全体画像のデータを入力として全体欠陥が発生しているか否かを判定する第1分類器を用いた第1判定と、部分画像のデータを入力として部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2分類器を用いた第2判定とを組み合わせて各溶接箇所の良否の判定が行われる。すなわち、画像検査装置100では、部分欠陥の検出に特化した第2分類器を用いた第2判定の結果も考慮して検査対象の良否を判定するため、部分欠陥の見落としを抑制することができる。すなわち、画像検査装置100によれば、全体欠陥だけでなく、部分欠陥を含めた異常を検知することができる。
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記の画像検査装置100では、図12に示したように、第1判定が完了した後に第2判定を実行するようにしていたが、第1判定と第2判定を並行して実行してもよい。また、第2判定を先に完了させてから第1判定を実行するようにしてもよい。
・上記の画像検査システム10では、ステータコイル27の全ての溶接箇所を収めた1つの画像を撮像するようにしていた。これに対して、いくつかのパートに分けてステータコイル27を撮像するようにしてもよい。例えば、ステータコイル27をステータ20の周方向において90°の範囲ずつ4象限にわけて撮影してもよい。また、さらに細かいバートに分けて撮像してもよい。
・第1判定において全体欠陥が発生していると判定した時点で、その結果に基づいて直ちにその溶接箇所が不適合品であるとの個別判定を下すようにしてもよい。
・第2判定においていずれかの溶接箇所が不適合品であると判定した時点で、その結果に基づいて直ちにその溶接箇所が不適合品であるとの個別判定を下すようにしてもよい。
・個別判定でいずれかの溶接箇所が不適合品であると判定した時点でステータ20が不適合品であるとの総合判定を下すようにしてもよい。
・TIG溶接した溶接箇所の良否の判定を例示したが、画像検査装置100と同様の検査態様は、TIG溶接に限らず、他の溶接方法による溶接箇所の良否の判定に適用することもできる。
・ハイブリッド車両に搭載される三相交流モータジェネレータを構成するステータ20の良否を検査する画像検査システム10及び画像検査装置100を例示したが、検査対象はこうしたステータ20に限らない。また、溶接箇所の良否の判定に限らず、画像を用いて検査対象の良否を判定するものであり、全体像に特徴が現れる全体欠陥と、一部分に特徴が現れる部分欠陥とが生じ得る画像検査全般に、同様の構成を適用することができる。
・記憶装置120に、第2分類器のデータが記憶されており、第2分類器を用いて部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2判定を行う例を示した。これに対して、部分欠陥の大きさにあわせて部分欠陥が発生しているか否かを判定する分類器の数を増やしてもよい。すなわち、検知する部分欠陥の大きさに合わせて分類器の種類をさらに増やし、それらを組み合わせて部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2判定を実行するようにしてもよい。
部分欠陥が生じる可能性のある場所を予め特定することができるのであれば、全体画像の全体に対して部分欠陥の有無を検査する必要はない。部分欠陥が生じる可能性のある場所に絞って第2判定を行えばよい。また、部分欠陥が生じる可能性のある場所が1箇所に絞り込める場合などは、その1箇所に対して第2判定を行えば済むため、第2分類器による第2判定を、部分画像を切り出す位置を変えて複数回行うことは必須ではない。なお、こうした態様として、検知する対象がある領域の提案を行うための処理を追加して先に行い、提案された領域に対して畳み込みニューラルネットワークによる判定を行ういわゆる「R-CNN」という手法を用いて第2判定を行うようにしてもよい。こうした態様であれば、第2判定における演算負荷を低減することができる。また、判定にかかる時間を短縮することができる。
・上記の画像検査装置100では、各溶接箇所に対して、1回ずつ良否の判定を行い、総合判定を下す様にしていたが、同一の溶接箇所に対して複数回の検査を行い、その複数回の検査の結果を反映させてその溶接箇所に対する判定結果を確定したり、総合判定を行ったりしてもよい。例えば、不適合品であるとの判定が行われた場合に、再度確認のための検査を行い、繰り返し不適合品であるとの判定が行われた場合に、不適合品であるとの判定結果を確定するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、画像検査装置100は、処理回路110と記憶装置120とを備えて、ソフトウェア処理を実行する。しかしながら、これは例示に過ぎない。例えば、画像検査装置100は、上記実施形態において実行されるソフトウェア処理の少なくとも一部を処理する専用のハードウェア回路(例えばASICなど)を備えてもよい。すなわち、画像検査装置100は、以下の(a)~(c)のいずれかの構成であればよい。(a)画像検査装置100は、プログラムに従って全ての処理を実行する処理装置と、プログラムを記憶する記憶装置とを備える。すなわち、画像検査装置100は、ソフトウェア実行装置を備える。(b)画像検査装置100は、プログラムに従って処理の一部を実行する処理装置と、記憶装置とを備える。さらに、画像検査装置100は、残りの処理を実行する専用のハードウェア回路を備える。(c)画像検査装置100は、全ての処理を実行する専用のハードウェア回路を備える。ここで、ソフトウェア実行装置、及び/又は、専用のハードウェア回路は複数であってもよい。すなわち、上記処理は、1つ又は複数のソフトウェア実行装置および1つ又は複数の専用のハードウェア回路の少なくとも一方を備えた処理回路(processing circuitry)によって実行され得る。プログラムを格納する記憶装置すなわちコンピュータ可読媒体は、汎用または専用のコンピュータでアクセスできるあらゆる利用可能な媒体を含む。
10…画像検査システム
20…ステータ
21…ステータコア
22…ティース
23…スロット
24…セグメントコイル
24a…コイルエンド
24b…溶接玉
25u…第1接続導線
25v…第2接続導線
25w…第3接続導線
26u…第1接続端子
26v…第2接続端子
26w…第3接続端子
27…ステータコイル
100…画像検査装置
110…処理回路
120…記憶装置
200…カメラ
300…モニタ

Claims (1)

  1. 検査対象の全体像を撮像した全体画像のデータを入力とし、不適合品の特徴が前記検査対象の全体像に現れる全体欠陥が発生しているか否かを判定する教師有り学習済みニューラルネットワークである第1分類器のデータと、前記第1分類器に入力される前記全体画像の一部分を切り出した部分画像のデータを入力とし、不適合品の特徴が前記検査対象の一部分に現れる部分欠陥が発生しているか否かを判定する教師有り学習済みニューラルネットワークである第2分類器のデータと、を記憶した記憶装置と、
    同一の全体画像に基づき、前記全体画像のデータを前記第1分類器に入力して前記検査対象に前記全体欠陥が発生しているか否かを判定する第1判定と、前記全体画像から切り出した前記部分画像のデータを前記第2分類器に入力して前記検査対象に前記部分欠陥が発生しているか否かを判定する第2判定と、を実行する処理回路と、を備え、
    前記処理回路が、前記第1判定の結果と前記第2判定の結果とがいずれも否であることを条件に、前記検査対象が適合品であるのとの出力を行い、前記第1判定の結果及び前記第2判定の結果のうちいずれか一方でも欠陥が発生していることを示すものであった場合には、前記検査対象が不適合品であるとの出力を行う画像検査装置。
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