JP2022033790A - 少なくとも1つの給水口に接続すべき、頭髪の処理を行うためのシステム - Google Patents

少なくとも1つの給水口に接続すべき、頭髪の処理を行うためのシステム Download PDF

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Abstract

【課題】洗髪されている人の頭髪に適した処理をより容易に判定する。【解決手段】少なくとも1つの給水口に接続すべき、頭髪の処理、特にシャンプー作業を行うためのシステム1であって、化粧製品P1、P2、の少なくとも1つの供給源と、頭髪に送られる少なくとも1つの製品の少なくとも1つの使用特性を修正するのを可能にする調整デバイス30と、ユーザインターフェース40であって、ユーザが、設定を選択することであって、システム1が選択された設定に応じて調整デバイス30に作用するように構成される、選択することと、選択された設定によって得られる処理結果に関する情報の少なくとも1つの項目を入力することと、を行うのを可能にするユーザインターフェースとを備えるシステム。【選択図】図1

Description

本発明は、毛髪の処理に関し、より詳細には、限定はしないが、美容室におけるシンクにおいて行われるシャンプー洗髪の毛髪の処理に関する。
序論
毛髪および頭髪の特徴は人ごとに異なる。したがって、毛髪の特定の特徴に適合すべき製品が必要である。
具体的には、洗髪処理に最適な製品を有することが望まれる。一般に、この処理は毎日行われ、製品がその人の状況に適合していないと不快感を覚える。たとえば、毛髪が脂っぽいことに起因して高い洗浄力を必要とする人もいれば、特に毛髪がウェットであることに起因して高いもつれ取りケア能力を必要とする人もいれば、特に毛髪が乾燥しているために高いツヤ出し能力を必要とする人もいる。
これらの異なる性能特性をまとめるとかなりの数の可能性が生じるので、すべての製品の中から自分に合ったものを見つけるのは容易ではない。さらに、感覚的な面および匂い、質感、すすぎの速さなどの使用の点でその人に適したシャンプーが望まれる。
同じ問題が他の処理、特に洗髪後の処理にも存在し、マスクおよびコンディショナによる毛髪のケアが様々な可能性に広がる場合がある。
多くの人は、この問題に直面した場合、係り付けの美容師、すなわち、製品の範囲に精通していることが多い毛髪の専門家の意見を当てにする。美容師は、顧客のことを良く知っている場合、その顧客用の製品をいろいろと提案する。この理由で、「プロフェッショナル」と呼ばれ、店舗内で販売され、美容師がケースごとに推奨できる製品の範囲が作成されている。
それにもかかわらず、この手法にはいくつかの制限がある。
第1に、美容師は一般に、カットブースにいて、洗髪シンクの所にはいない。このことは、美容師が洗髪およびケアの作業中に毛髪に触れないことを意味する。したがって、美容師は毛髪の状態を部分的にしか知らない。シャンプーを行う人を、以下では「シャンプー担当者」と呼ぶ。シャンプー担当者は、洗髪シンクの所にいて製品を提案するが、一般に経験が少なく、シャンプー担当者の診断および製品に関する知識ではそれほど適切な結果が得られない。この結果、顧客の状況に完全に適合しているとは限らない製品が顧客に提案され、顧客がこれを購入するが、顧客がこの製品を家庭で試した後購入したことを後悔することになる可能性がある。このリスクは、高い性能特性を有し、たとえば、もつれ取り能力が高いかまたは洗浄力が高い製品を提案された場合にかえって高くなる。
これらの「プロフェッショナル」製品の価格を考慮すれば、1つの可能性として、助言が誤っている場合の問題を回避するために性能特性がそれほど優れていない製品を提案することが挙げられる。しかし、そうすると、顧客は、顧客が購入する製品の性能特性が、より従来型の、したがってより安価なシャンプーでも得られることを知って、失望することがある。
さらに、美容室は必ずしもすべての製品を在庫しているとは限らない。したがって、美容師およびシャンプー担当者は、利用可能な製品を提案できず、したがって、顧客に他の製品を推奨する状況に陥ることがある。しかし、美容師およびシャンプー担当者は、利用可能な全範囲の製品を把握しておらず、製品の推奨に苦労することがある。その場合、顧客は、その美容室から帰る際に、たとえば、別の美容室に出向くことによって最も適切な製品を自分で見つけなければならないという印象を抱くことがある。美容師は、この問題に直面した場合、在庫の製品のうちのどれかを提案する誘惑に駆られ、最適な製品を提案しないというリスクを冒すことがある。
顧客によっては、顧客の頭髪が原因で、特定のシャンプーと、コンディショナまたはプレシャンプーなどの少なくとも1つの第2の特定の処理とを伴う特定の注液手順を必要とすることも知られている。その場合、最良の一連の製品を見つけるのは困難である。この場合も、顧客は、この手順を知るうえで美容室のノウハウを当てにする。しかし、上述のように、美容室における経験および製品の利用可能性に関する制約によって、正しい製品に関する助言および正しい製品の再販の質が低下することがある。
したがって、美容室の従業員が、顧客に最も適した製品およびそれらの製品の最適な使用法を顧客に助言することは困難である。
助言が不十分である場合のリスクは、顧客の失望から経済的損失に至るまで重大であり、それによって、美容室は強力な製品を提案しなくなり、化粧品業界の関係者は極めて特殊化された製品を生産するのをためらうことがある。この理由で、「サロンリテール」、すなわち、美容師による顧客への製品の小売販売のマーケティング概念の発展が抑制される。
石鹸などの化粧品をシャワーヘッドの給水に導入するのを可能にするデバイスが米国特許出願第2006/0011746 A1号から知られている。調整手段によって、水と混合すべき、ベンチュリ効果によって吸引される製品の量を変化させるのが可能になる。
米国特許出願第2008/0301869 A1号は、水を分注デバイスに送る前に水圧を上昇させるための増圧器を備えるデバイスを開示している。一実施形態例では、増圧器の下流側および分注デバイスの上流側で水と混合される石鹸を送るための石鹸(または別の製品)の供給源が提供される。水と混合される石鹸の量の調整は、全量またはゼロを除いて行われない。一態様では、石鹸の供給源が分注デバイスによって保持される。
米国特許第4563780号は、家族の様々なメンバーについてそれぞれに異なる温度、水位、および流量を記録するのを可能にする自動化浴室について説明している。ユーザに水を供給する蛇口の上流側で分注された石鹸が水に導入されてもよい。
したがって、この状況を是正する必要があり、本発明の目的は、少なくとも1つの給水口に接続すべき、頭髪の処理、特にシャンプー作業を行うためのシステムであって、
- 製品の少なくとも1つの供給源と、
- 頭髪に送られる少なくとも1つの製品の少なくとも1つの使用特性を修正するのを可能にする調整デバイスと、
- ユーザが、
○設定を選択することであって、システムが選択された設定に応じて調整デバイスに作用するように構成される、前記選択することと、
○選択された設定によって得られる処理結果に関する情報の少なくとも1つの項目を入力することと、を行うのを可能にするユーザインターフェースとを備えるシステムによって是正に対応することである。
本発明では、ユーザは、毛髪が処理され、特に洗髪されている人の頭髪に適した処理をより容易に判定することがある。
「使用特性」は、製品がその作用を施すのを可能にする製品の少なくとも1つの使用条件を意味すると理解されたい。これはたとえば、システムによって毛髪に分注される処理溶液内の製品の濃度、使用される製品の量、一緒に使用される別の製品に対する製品の含有量、および/または特にこの製品が別の製品の前もしくは後に使用されるかまたはすすぎを行うかもしくは行わずに使用される場合のこの製品の使用シーケンスであってもよい。
「処理結果」は、製品の使用に少なくとも部分的に関連する結果を意味すると理解されたい。これは、洗髪の度合、泡立ち能力、泡立ちの速さ、またはもつれ取り能力、スムージング能力、コンディショニング能力、またはケア能力などであってもよい。
本発明は、シャンプー担当者がその顧客に最適な製品を捜すのを可能にする。
本発明は、ユーザが、調整試験を行い、結果に満足した後、使用された製品およびこれらの製品の使用条件、特に量、濃度、ならびに/あるいは使用状況、たとえば、すすぎを行ったかそれとも行わなかったか、またはプレシャンプーもしくはコンディショナを使用したかどうかを記録するのを可能にする。
その場合、記録される情報は、結果を再現するかもしくはその結果に近付け、および/またはその美容室への再来店時に処理を再現するのを可能にするカタログ製品を判定するために使用される。
これらの情報は、結果の変化を処理に応じて少しずつ示すことによって、処理を最適な結果に近くなるように向上させることを可能にする。したがって、システムは、一方では、すでに観測されている結果および対応する処理条件に関する記録データに応じて、他方では顧客および/またはユーザによって表されシステムに入力される要求として、新しい設定を提案するように構成されてもよい。
システムは、ユーザが処理すべき頭髪に関する情報、たとえば、長さ、硬さ、色、染色、リラクシングまたはパーマネント-ウェーブ履歴、スタイリング習慣、加熱システムの定期的な使用、毛髪の状態などを入力するのを可能にし、これらの指示を設定に関する提案において考慮するように構成されてもよい。システムはさらに、美容室への前回の来店からの頭髪の変化を考慮するために、入力された情報を使用して所与の顧客用にメモリに記憶された設定を修正してもよく、たとえば、システムは、毛髪に送られる水および/または製品の量を、美容室への前回の来店からの毛髪の長さの変化に応じて修正するように構成される。たとえば、前回の洗髪作業後にヘアカットを行ったために毛髪が短くなっている場合、システムは、使用される水および製品の量を減らしてもよい。システムは、シャンプー担当者が頭髪の長さ、たとえば、毛髪のcm単位の長さに関する情報の項目を入力するのを可能にするように構成されてもよい。態様として、システムは、たとえば、シンクに取り付けられた1つまたは複数のセンサーによって毛髪の長さを自動的に測定するように構成される。
システムは、少なくとも1つの設定をメモリに記憶するための手段を備えてもよい。これは、電子メモリまたはコンピュータメモリ、たとえば、SSDドライブタイプのメモリ、またはハードドライブ、もしくは一般に「クラウド」と呼ばれる共有ドライブであってもよい。情報は、システム自体のメモリ内、洗髪シンクの近くに位置する回路基板内、または美容室内もしくはその外部に存在するリモートサーバ上に記憶されてもよい。システムを使用して、メモリに記憶されたデータに基づいて自動的または半自動的に設定を生成するとき、美容室の予約システムへのシステムアクセスを行い、処理された人のIDをこの予約システムから知り、IDをシステムに入力することを不要にすると有利であり、システムは、半自動動作では、予約システムにアクセスすることによって判定されたその人のIDをユーザインターフェース上に表示して、シャンプー担当者が処理を開始する前にこの情報を確認するのを可能にするように構成されてもよく、また、システムが自動的に行うために準備している処理を再呼出ししてシャンプー担当者が確認を入力するのを可能にすることが好ましい場合もある。
ユーザインターフェースは、それぞれ、処理の結果を評価するための少なくとも2つの異なる基準に関する情報の少なくとも2つの項目をシステムに入力するのを可能にするように構成されてもよい。これは、処理自体の間の結果、たとえば、泡立ち能力および泡立ちの速さ、すすぎの後毛髪がまだ濡れている間に得られる結果、たとえば、毛髪の柔らかさおよびもつれを取る能力、または毛髪が乾燥しているときに推定される結果であってもよい。結果は、ユーザによって視覚的に推定され、および/または指で触れることによって推定されてもよく、ユーザは場合によっては、計器ベースの評価を可能にする利用可能な1つまたは複数の付属品または装置を有してもよく、この場合、使用される装置は、システムが対応するデータを分析するのを可能にするようにシステムにリンクされてもよい。この場合、シャンプー担当者による装置の使用は、処理結果に関する情報の項目のシャンプー担当者による入力が自動的に実施される場合でもその入力に等しいと考えられる。
システムは、選択された設定および処理結果に関するユーザによって入力される情報の上記少なくとも1つの項目についての知識に少なくとも基づいて製品推奨情報および/または処理推奨情報を生成するための手段を備えることが好ましい。この手段は、たとえば、それぞれに異なる製品によって毛髪に対して得ることができる結果に関する情報、ならびにこれらの製品と処理中の人に試験される調合物とのリンクに関する情報を含む製品データにアクセスするコンピュータプログラムであってもよい。
システムは、ユーザが得られる結果に関する処理された人の好みを入力するのを可能にするように構成されることが好ましい。システムはその場合、その推奨において、満たすべき他の基準と比較して、所望の結果を得るのを可能にする製品を優先してもよい。
システムは、有利なことに、製品の使用条件に関する指示を、システムにすでに入力されているデータに応じて生成し、得られる結果に対する製品の使用条件の影響を予期するのを可能にするように構成され、これはたとえば、すすぎに使用される水の量に応じた処理能力、たとえば、もつれ取り能力の変更についてのシステムの知識である。
好ましくは、本発明によるシステムは、上流側に存在する増圧器によって高圧水源の供給を受ける分注デバイスを使用し、増圧器デバイスは、互いに衝突してその速度が低下し、この運動エネルギーを伝達して液滴のサイズを小さくする噴流、好ましくは集結噴流を生成する少なくとも2つのノズルを備えてもよく、これによって、水消費量を抑えつつ濡らしやすい噴流を得ることが可能になり、水消費量を抑えることは、これによって頭髪を処理するために使用される製品の注液が容易になるので特に有利である。
水道本管に接続されていないか、または散在した水道本管に接続された美容室の場合も水消費量を抑えることは特に有利である。
染料化合物、もつれ取り化合物、またはツヤ向上化合物などの有効化合物を堆積したトリートメントによって事前に毛髪を処理しておいたときに毛髪に対する水の効果を低下させるためにも水消費量を抑えることは特に有利である。これらの化合物は、水の影響を受けることが多く、水の弱い流れを使用すると、これらの化合物の除去が制限されることがある。
システムは、有利には、頭髪に送られる各製品の量だけでなく分注される水の量も調節するように構成され、分注される水の量についての知識は、シンクの排水口が閉鎖されている間に頭髪上に水および製品が分注されるときに特に有用である場合がある。その理由は、これによってシンク内に存在する溶液中の各製品の濃度をより容易に判定することが可能になるからである。
ユーザインターフェースは、多数の試験を実施し、最良の処理条件を判定するために、ユーザが多数の処理パラメータを修正するのを可能にするように作製されることが好ましい。
したがって、調整デバイスは、分注される溶液中の製品の比率を連続的にまたは段階的に25%以下に調節するのを可能にするように構成されてもよい。
調整デバイスは、水に注入される製品の含有量がたとえば、0.3重量パーセントから10重量パーセントの間で変化するように構成されることが好ましい。
システムは、既定の調合物を試験または使用するために、製品を分注する前にユーザによって選択されたある量の製品および/または所与の濃度を有する製品を分注するように構成されてもよい。たとえば、ユーザは、ユーザインターフェース上で製品の濃度を選択し、製品が上記濃度で分注される。
態様として、システムは、ユーザが、製品の様々な濃度または様々な量で試験を行うのを可能にするように、特にシンクにおける作業の間またはある予約の顧客から別の予約の顧客へと変わる際に経時的に変更可能な濃度を有する少なくとも1つの製品を分注するように構成される。同じ予約の顧客の間のシンクにおける作業中に濃度および/または量が変化すると、ユーザは、これを利用して頭髪のいくつかの異なる部分に分注される溶液を試験し、頭髪のこれらの部分の各々に関する結果に照らして、所望の結果を得るのに最も適した製品の濃度および/または量を判定してもよい。
システムは、「洗髪試験」と呼ばれる少なくとも1つのプログラムを提案するように構成されてもよい。
その場合、システムは、そのようなプログラムを実行する間、製品の比率を変化させ、たとえば、比率を高くして分注デバイスに送るように構成される。このようにして、シャンプー担当者は、製品が頭髪上で正しく泡立ちを生じており、ならびに/または洗髪が正しく行われていることを確認した場合、分注を停止し、ならびに/またはこの試験プログラムの間の最適な点を特定してもよい。システムは、たとえば、積分を実行した後に、送られた製品の総量をメモリに記憶するように構成されてもよい。システムは、その後同じ量の製品が異なるプログラミングに従って分注されならびに/または異なる期間の間分注されるいくつかの実装形態を提案するように構成されてもよい。たとえば、シャンプー担当者は、製品の比率を0%から開始して定期的に毎秒0.25%ずつ増加させる増加モードに従って水流への製品の注入を変化させる。シャンプー担当者は、16秒後に、得られる泡が適正なものになったことを特定した場合、システムを停止してもよい。システムは、積分によって、試験の間に注入された製品の量が16秒にわたる定期的な供給の2%の量に相当することを算出する。システムは、この情報から開始して、いくつかの実装形態を提案することができる。
・等価実装形態(毎秒0.25%ずつ増加するモードに従って16秒で0%から4%まで)、
・定期注入モードなどの別の実装形態(たとえば、16秒の間2%であり、8秒の間4%である)、
・試験中に使用されるモードとは異なる、増加注入モードまたは減少注入モードなどの別の実装形態。
システムは、自動的にまたはシャンプー担当者の要求で、製品の別の製品に対する比率を変化させ、たとえば、比率を高くするかまたは低くして、分注デバイスによって分注することを目的としてシステムの管に送ることからなる「洗髪試験」と呼ばれるプログラムをユーザに提案するように構成されてもよい。その場合、シャンプー担当者は、たとえば、製品を送る間に毛髪に触れることによってその比率が最適であるかどうかを検知することができる。このようにして、シャンプー担当者は、製品が頭髪上で正しく泡立ちを生じており、ならびに/または洗髪が正しく行われていることを確認した場合、試験プログラムを停止し、ならびに/または最適な点を特定してもよい。その場合、システムは、たとえば積分を実行した後で、送られた製品の全量を保持し、次いで、上述のように、同じ量の製品が異なるプログラミングに従って分注されならびに/または異なる期間の間分注されるいくつかの実装形態を提案することができる。
システムによってユーザに提案されてもよいプログラム態様は、自動的にまたはシャンプー担当者の要求で、2つまたは3つ以上の多くの製品を所与の相対比率で管内に送り、一方の製品の他方の製品に対する送られた比率または水におけるこの混合物の比率を増加させることからなる。その場合、シャンプー担当者は、たとえば、製品を送る間に毛髪に触れることによってその比率が最適であるかどうかを検知することができる。このようにして、シャンプー担当者は、製品が頭髪上で正しく泡立ちを生じており、ならびに/または洗髪が正しく行われていることを確認した場合、プログラムを停止し、ならびに/または最適な点を特定してもよい。その場合、システムは、たとえば積分を実行した後で、十分なパラメータ、たとえば、送られた製品の混合物の全量を保持し、次いで、上述のように、同じ量の製品が異なるプログラミングに従って分注されならびに/または異なる期間の間分注されるいくつかの実装形態を提案することができる。たとえば、シャンプー担当者は、水流への2つの製品の注入を変化させ、一方の製品については増加モードに従い、他方の製品については定期モードに従い、第1の製品では、製品の比率を0%から開始して定期的に毎秒0.25%ずつ増加させ、第2の製品では4%ずつ注入する。シャンプー担当者は、16秒後に、得られる泡が満足できるものになったことを特定した場合、システムを停止してもよい。システムは、積分によって、試験の間に注入された製品の量が、第1の製品では16秒にわたる定期的な供給の2%の量に相当し、第2の製品では16秒にわたる毎秒4%の量に相当することを算出する。システムは、この情報から開始し、2つの製品を異なる実装形態の下で2/4比率で送ることを提案することができる。
・等価形態(第1の製品では、毎秒0.25%ずつ増加するモードに従って16秒の間に0%から4%まで増加し、第2の製品では、16秒の間4%ずつ送られる)、
・たとえば、2つの製品を2/4比率で定期的に注入するモードなどの他の実装形態。
システムは、洗髪後に得られる結果に関する情報を入力するのを可能にする。詳細には、システムは、すすぎパラメータを後で再使用できるようにすすぎパラメータに関する入力された情報を有してもよい。シャンプー担当者は、毛髪から製品を完全に除去したいかそれともある程度製品の痕跡を保持し、それによって効果を得るかに依存して最適なすすぎを見つけてもよい。
したがって、すすぎの間、シャンプー担当者は、毛髪の質およびすすぎの速さに関する情報をシステムに入力してもよい。システムは、この情報を考慮して設定を修正するかまたは新しい設定の試験を提案するように構成されてもよい。同じことが、コーミング時および別のシャンプー、コンディショナ、マスク、または他の製品の任意の注液時、ならびにヘアカット、ヘアセット、ブロードライ、ストレートニングなどの他の毛髪処理ステップ時にも当てはまる。
したがって、シャンプー担当者または顧客または美容師が毛髪が過度にゴワゴワしていること、もつれを取るのが困難であること、過度に垂れ下がることなどに気付いた場合、後で情報をシステムに入力することが可能である。システムは有利なことに、このような情報から行うべき修正を推定するか、または設定を提案するように構成され、さらに、顧客に提案されるカタログ製品の、システムによる選択は、有利なことにこの情報フィードバックを考慮して行われる。
システムは、シャンプー以外の毛髪用製品に適していることが好ましい。したがって、他の製品の中でも、洗浄効果とともにまたは洗浄効果なしでケア効果をもたらすことを目的とする、界面活性剤ベースまたは非界面活性剤ベースの他の組成、たとえば、「ノープー」または「ロープー」と呼ばれる調合物、コンディショナおよびマスク、希釈された界面活性剤をベースとする調合物などの製品を分注デバイスによって分注することが可能である。
システムは、「ケア試験」と呼ばれるプログラムを提案するように構成されてもよい。
その場合、システムは、そのようなプログラムを実行する間、製品の比率を変化させ、たとえば、比率を高めて、分注デバイスを介して分注することを目的として管内に送るように構成されてもよい。このようにして、シャンプー担当者は、頭髪に対する製品のケアが適正であるであることを確認した場合、プログラムの実行を停止し、ならびに/またはこの試験プログラムの間の最適な点を特定してもよい。その場合、システムは、たとえば積分を実行した後で、送られた製品の全量を保持し、次いで、上述のように、同じ量の製品が異なるプログラミングに従って分注されならびに/または異なる期間の間分注されるいくつかの実装形態を提案することができる。
システムは、自動的にまたはシャンプー担当者の要求で、製品の別の製品に対する比率を変化させ、たとえば、比率を高くするかまたは低くして管内に送ることからなる別のプログラムを提案するようにさらに構成されてもよい。その場合、シャンプー担当者は、たとえば、製品を送る間に毛髪に触れることによってその比率が最適であるかどうかを検知することができる。このようにして、シャンプー担当者は、分注された溶液の、頭髪に対するケアが適正であることを確認した場合、試験プログラムを停止し、ならびに/または最適な点を特定してもよい。その場合、システムは、たとえば積分を実行した後で、送られた製品の全量を保持し、次いで、上述のように、同じ量の製品が異なるプログラミングに従って分注されならびに/または異なる期間の間分注されるいくつかの実装形態を提案することができる。
別のプログラムは、自動的にまたはシャンプー担当者の要求で、2つまたは3つ以上の製品を所与の相対比率で管内に送り、水におけるこの混合物の送られた比率を増加させることからなる。その場合、シャンプー担当者は、たとえば、製品を送る間に毛髪に触れることによってその比率が最適であるかどうかを検知することができる。このようにして、シャンプー担当者は、頭髪に対する製品のケアが適正であるであることを確認した場合、試験プログラムを停止し、ならびに/または最適な点を特定してもよい。その場合、システムは、たとえば積分を実行した後で、送られた製品の混合物の全量を保持し、次いで、上述のように、同じ量の製品が異なるプログラミングに従って分注されならびに/または異なる期間の間分注されるいくつかの実装形態を提案することができる。
システムは、処理溶液を加えた後に情報を積分することが可能であることが好ましい。
詳細には、システムは、すすぎパラメータを後で再使用できるようにすすぎパラメータに関する入力された情報を自動的にまたは非自動的に有してもよい。詳細には、システムは、使用されたすすぎ水の量を判定し、このパラメータをメモリに記憶するように構成されてもよい。その場合、シャンプー担当者は、毛髪から製品を完全に除去したいかそれともある程度製品の痕跡を保持し、それによってケア、ツヤなどの効果を得るかに依存して最適なすすぎを見つけてもよい。
したがって、詳細には、すすぎの間、シャンプー担当者は、毛髪の質およびすすぎの速さに関する情報をシステムに入力してもよい。その場合、システムは、この情報を考慮して、たとえば、水流量の設定を修正するか、または新しい設定の試験、たとえば、異なる流量でのすすぎを行うことを提案してもよい。同じことが、コーミング時およびコンディショナ、マスク、または他の製品の注液時、ならびにヘアカット、ヘアセット、ブロードライ、ストレートニングなどの他の毛髪処理ステップ時にも当てはまる。
したがって、シャンプー担当者または顧客または美容師が毛髪が過度にゴワゴワしていること、もつれを取るのが困難であること、過度に垂れ下がることなどに気付いた場合、その直後にまたは後で情報をシステムに入力することが可能である。システムは、訂正することが求められるパラメータに対する製品の効果についてのシステムの知識によって、上記の情報から行うべきまたは提案すべき修正を推定するように構成されてもよい。
1つまたは複数のシャンプーおよび1つまたは複数のケア製品の注液を組み合わせることが可能である。この場合、「洗髪試験」もしくは「ケア試験」プログラムまたは他の特定のプログラムが使用されてもよい。この手法によって、洗髪とケアを単一の注液にまとめることが可能である。
システムは有利なことに、一連の製品の試験を可能にするように構成される。したがって、「連続試験」プログラムは、たとえば、以下のシーケンスのうちの1つを試験するか、または美容室への連続的な来店の間に連続的に試験することを可能にする。
・シャンプー洗髪、すすぎ、ケア、すすぎ、
・シャンプー洗髪、ケア、すすぎ、
・プレシャンプー、すすぎ、シャンプー洗髪、すすぎ、ケア、すすぎ、
・プレシャンプー、シャンプー洗浄、すすぎ、ケア、すすぎ、
・プレシャンプー、すすぎ、シャンプー洗髪、ケア、すすぎ、
・プレシャンプー、シャンプー洗髪、ケア、すすぎ、
・プレシャンプー、すすぎ、シャンプー洗髪、すすぎ、
・プレシャンプー、シャンプー洗髪、すすぎ、
・プレシャンプー、すすぎ、ケア、すすぎ、
・プレシャンプー、ケア、すすぎ。
この手法は、シンクにおいて実施される処理の様々なパラメータを変化させることによって、最良の結果をもたらすシーケンスを見つけて記録することを可能にする。
システムによってカタログ製品が提案されるときには、この提案に、たとえば特定の処理シーケンス内のこの製品の使用に関する推奨が付随してもよい。
システムは、以後に使用される水流量とは異なる水流量によって頭髪に対する試験を行うように構成されてもよく、このことは、WO2007/062536において開示されたような流量の少ない分注デバイスを使用することによって容易になる。
その場合、システムは有利なことに、たとえばユーザインターフェース上でユーザによって調整される、等価の結果を得るために送るべき製品の量を、新しい流量に応じて算出するように構成される。たとえば、0.5~1l/minの水流量で製品試験が実施され、その後、別の水流量、たとえば1~4l/minで処理が実施される。
システムは、水に注入すべき製品の量を水流量に応じて算出する際に、水流量が多いほど、製品がシンク排水口から出る場合に失われる製品の比率が高くなりやすいことを考慮するように構成されてもよく、したがって、システムは、この量を流量に応じて補正するための非線形の法則を適用して、流量とともに増加する製品の損失を考慮するように構成されてもよく、システムは、送られる処理溶液中の製品の濃度を高め、ならびに/または溶液が分注される持続時間を修正することによって、失われる製品の量を流量に応じて補償するようにさらに構成されてもよい。
システムは、シンク排水口の開閉を処理の性質に応じて自動的に制御するように構成されてもよく、システムは、たとえば、すすぎの間、排水口を開くよう命令し、他方では、規定の製品、たとえばコンディショナを分注する間この排水口を閉じるよう命令する。
本発明によるシステムは、シャンプー担当者が製品の性質、注液される量を最適化し、また、すすぎ水の量を最適化するのを可能にする。これによって、試験および最適な設定を記録することが可能になる。したがって、ユーザは、ユーザの評価能力によって可能であるよりも顕著に性能を向上させることがある。
本発明は、ユーザが設定を再使用してそれを向上させ、かつ頭髪の変化に適合させるのを可能にしてもよい。このことは時間および製品の節約を可能にする。さらに、ユーザは、顧客が以後美容室に来店する際に設定を再現する必要がないので、その後非常に短時間で顧客を満足させる。
本発明はまた、最適なすすぎに関する情報が保持され再使用されるようにシステムが作成されるときに、水損失を減らすのを可能にする。
本発明は、ユーザが、所与の顧客または他の顧客に対する試験向けに最適化された、新しい混合物および新しい処理シーケンスを試験するのを可能にする。
本発明の例示的な一実施形態では、ユーザは、特にデジタル接続を介してこの情報を共有して他の美容室に通知する。
したがって、本発明の別の主題は、様々な美容室に存在する本発明によるシステムのセットであって、特に、所与の種類の頭髪に最適であると見なされる設定および/またはシーケンスに関する情報を互いに共有するように構成されたシステムのセットである。これらのシステムは特に、システムがリモートに問い合わせて情報を入力する共有データベースを介して通信してもよい。
システムは、所与の美容師が、顧客の識別情報、たとえば、顧客の氏名、電子メールアドレス、ペンネーム、顧客番号などによってデータベースを、頭髪の説明、たとえば、ボリューム、長さ、民族性など、または履歴の説明、たとえば、染色作業の回数、ブランドYの染料の使用などについて探索し、比較によって、設定および/または処理シーケンスについての提案をシステムから受信し得るように構成されてもよい。
本発明は、美容室またはシャンプー担当者が、美容室またはシャンプー担当者が提供する混合物および連続試験によって認識可能なプロフェッショナルIDを構築するのを助けてもよい。
システムは、顧客によって使用される毛髪を洗浄するための製品に関する情報の項目をユーザインターフェースを介して入力するのを可能にし、これらの製品に関してデータベースに問い合わせて、この製品の作用にできる限り近い作用を再現するのを可能にする設定を生成することが可能なように構成されてもよい。これによって、製品に非常に満足している顧客は、彼らの要求で、シンクの所で同等に毛髪を処理してもらうことが可能である。
本発明によるシステムは、以下に列挙された特徴のうちの少なくとも1つ、またはそれらの任意の組合せを有してもよい。
- システムは、少なくとも1つの設定をメモリに記憶するための手段を備え、
- 設定は、ユーザの要求でメモリに記憶され、
- 設定は、処理結果がシステムに入力されるときにメモリに自動的に記憶され、
- ユーザインターフェースは、それぞれ、処理の結果を評価するための少なくとも2つの異なる基準に関する情報の少なくとも2つの項目をシステムに入力するのを可能にし
- システムは、選択された設定および処理結果に関するユーザによって入力される情報の上記少なくとも1つの項目についての知識に少なくとも基づいて製品推奨情報および/または処理推奨情報を生成するための手段を備え、
- システムは、予想される処理結果に関する情報を選択された設定に応じて含むデータベースにアクセスするように構成され、
- システムは、ユーザによって観測されシステムに入力された処理結果と、データベースによって判定された予想される結果を比較し、設定および/または処理の修正に関する情報をこの比較に応じて生成するように構成され、
- システムは、カタログ製品の調合物に関する情報を与えるデータベースにアクセスし、少なくとも1つの選択された設定および観測された処理結果に関するユーザによって入力される情報の上記少なくとも1つの項目についての少なくとも知識に応じて、1つまたは複数のカタログ製品を特定し、それによって、特定された製品が、得られた結果に近付く結果をもたらすように構成され、
- データベースは、リストされた製品の、特に泡立ちの速さ、すすぎの速さ、洗浄力、もつれ取り能力から選択される1つまたは複数の特性に関する情報を与え、
- システムは、カタログ製品の利用可能な在庫に関する情報を与えるデータベースにアクセスし、製品推奨情報を、在庫の利用可能な製品に応じて生成するように構成され、
- システムは、処理溶液、特にすすぎ水および/または製品が投入され最大流量が4l/min未満である水を毛髪上に分注するデバイスを備え、
- システムは、それぞれに異なる製品の少なくとも2つの供給源と、好ましくは、製品の供給源の一方、他方、または両方を選択するのを可能にする手段とを備え、
- 調整デバイスは、処理溶液中の各製品の含有量を調整し、特に2つの製品の比率を0対100から100対0まで、好ましくは25%以下の刻みで調整するのを可能にし、
- システムは、2つの製品に関する少なくとも1つの設定をメモリに記憶するのを可能にするように構成され、
- システムは、複数のカタログ製品、特に製品の対の少なくとも1つの推奨情報を、この2つの製品の使用に関する少なくとも1つの観測された処理結果に少なくとも基づいて生成するように構成され、
- システムは、処理溶液の調合物を、その処理溶液の同じ調合物を使用した過去の処理に関するメモリに記憶されたデータ、特に取外し可能なメモリ媒体上のメモリに記憶されたデータまたはリモートサーバから受信されたデータから自動的に再現するのを可能にする手段を備え、
- システムは、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性ポリマー、およびシリコーンから得られる少なくとも1つを備え、
- ユーザインターフェースは、泡立ちの速さ、泡の量、すすぎの速さ、もつれ取りの容易さに関する情報の少なくとも1つの項目を入力するのを可能にし、
- 調整デバイスは、上記少なくとも1つの製品供給源から得られた製品を水に注入し、分注デバイスによって頭髪に送られる水におけるこの供給源から得られた製品の含有量および/または分注デバイスによって頭髪に送られる製品の量を変化させるのを可能にし、この調整では、最小含有量値と最大含有量値の間のおよび/または最小量値と最大量値の間の少なくとも1つの中間値を仮定することができ、
- システムは、分注デバイスの給水口における水圧をシステムの給水口における水圧よりも高くするための増圧器を備え、
- 分注デバイスは、分注デバイスから出る2つの噴流を衝突させるように構成されたノズルを備え、
- 製品は、水における製品の含有量が0.3重量パーセントから20重量パーセントの間になり、特に0.3重量パーセントから10重量パーセントの間になるように水に注入され、
- システムは、規定のプログラムに従って製品の含有量を、特に増加または減少するように自動的に変化させるように構成され、
- システムは、それぞれに異なる製品の少なくとも2つの供給源を備え、調整デバイスが、分注デバイスによって分注される水における各製品の比率を選択的に変化させるのを可能にし、
- システムは、規定のプログラムに従って各製品の含有量を自動的に変化させるように構成され、
システムは、水に注入される製品の量をユーザによって選択される流量に応じて調整して所望の濃度を取得するように構成され、
- システムは、ユーザによってシステムに入力される情報の少なくとも1つの項目に応じた製品の濃度の前調整を自動的に行うように構成され、
- システムは、頭髪を乾燥させならびに/またはスタイリングした後に得られる結果に対するデータの入力を可能にし、このデータに応じた、頭髪の次の処理時の設定の任意の修正を自動的に提案するように構成され、
- システムは、シンクにおいて頭髪が処理されている場合、このシンクの排水口を制御し、特に処理またはすすぎ要件に応じて排水口を開閉するように構成され、
- システムは、規定のプログラムに従って、分注デバイスによって頭髪に送られる製品の含有量および/または製品の量を変化させて最小値と最大値との間の少なくとも2つの中間値を仮定するように構成され、
- 製品は、分注デバイスの上流側で水に注入される。
方法
本発明の別の主題は、本発明によるシステムによって毛髪を処理する方法であって、ユーザインターフェース上で少なくとも1つの設定が選択され、この設定を用いて得られる結果に関する情報の少なくとも1つの項目がインターフェースに入力される方法である。
本発明の例示的な一実施形態では、所与の設定に関して観測された結果が、データベースに問い合わせることによって予想される設定と比較され、この比較の結果に応じて、少なくとも1つの製品推奨情報および/または処理推奨情報が生成される。
製品推奨情報は、たとえば、データベースに含まれるカタログ製品の特性との比較によって生成される。推奨情報は、美容室における利用可能な在庫に関する情報を与えるデータベースに問い合わせた後に生成されることが好ましい。
設定をその後の処理を目的としてメモリに記憶することが可能であり、毛髪に関して観測された結果ならびに/または設定の修正および/もしくはその後の処理用の製品についての推奨情報も、好ましくは処理される人用のIDとともにメモリに記憶されることが好ましく、メモリへの記憶は、特にリモートサーバおよび/または取外し可能なメモリ媒体上で行われる。
毛髪を処理するために使用される少なくとも1つの製品の最適な濃度および/または量を判定するには、本発明によるシステムによって、上述のように、頭髪に送られる水における少なくとも1つの製品の含有量を変化させることが可能である。
得られる結果をより容易に比較するには、頭髪の一部を所与の設定によって処理し、次いで設定を修正して頭髪の別の部分を処理することが可能である。たとえば、頭髪を3つまたは4つの部分に分けて上記のように処理を進めることが可能である。
適正であると見なされる結果に対応する設定を、たとえば、顧客が次回来店したときに容易に再現できるように、システム内のメモリに記憶すると有利である。その場合、この設定は有利なことに、顧客IDに関連付けられる。
システムは、毛髪に送られる水における製品の量を、特に増加させるように自動的に変化させ、ユーザによって結果が適正であると見なされるときに上記ユーザによって入力される情報の項目をメモリに記憶するように構成されてもよい。ユーザはたとえば、結果を適正であると見なしたときに設定の変更を停止してもよく、システムは、自動的に対応する設定をメモリに記憶してもよい。
処理シンクの排水口の開閉は、行われる作業、特に処理作業またはすすぎ作業の性質に応じて制御されることが好ましい。
予想される結果に最も近い結果をもたらすシーケンスを判定するために、頭髪の様々な部分に対して様々な処理シーケンスを試験することが可能である。
少なくとも2つのシーケンスは、すすぎ持続時間および/またはプレシャンプー作業、コンディショニング作業、もしくはすすぎ作業の有無が異なってもよい。
本発明による方法は、別個に検討されるかまたは組み合わせて検討される以下の特徴のうちの少なくとも1つを有してもよい。
- 所与の設定に関して観測された結果が、データベースに問い合わせることによって予想される設定と比較され、この比較の結果に応じて、少なくとも1つの製品推奨情報および/または処理推奨情報が生成され、
- 製品推奨情報は、たとえば、データベースに含まれるカタログ製品の特性との比較によって生成され、
- 推奨情報は、美容室における利用可能な在庫に関する情報を与えるデータベースに問い合わせた後に生成されることが好ましく、
- 設定は、その後の処理を目的としてメモリに記憶され、毛髪に関して観測された結果および/または設定の修正および/またはその後の処理のための製品についての推奨情報も、好ましくは処理される人のためのIDとともにメモリに記憶されることが好ましく、メモリへの記憶は、特にリモートサーバおよび/または取外し可能なメモリ媒体上で行われ、
- 頭髪の一部が所与の設定によって処理され、次いで、頭髪の別の部分を処理するために設定が修正され、
- 適正であると見なされる結果に対応する設定がメモリに記憶され、
- システムは、毛髪に送られる水における製品の量を、特に増加させるように自動的に変化させ、ユーザによって結果が適正であると見なされたときに上記ユーザによって入力される情報の項目をメモリに記憶し、
- 処理シンクの排水口の開閉は、行われる作業、特に処理作業またはすすぎ作業の性質に応じて制御され、
- 処理の様々なシーケンスが、頭髪のそれぞれに異なる部分に対して試験され、
- 少なくとも2つのシーケンスは、1回のすすぎ持続時間が異なり、
- 少なくとも2つのシーケンスは、プレシャンプー作業、コンディショニング作業、もしくはすすぎ作業の有無が異なる。
本発明のさらなる特徴および利点は、その非限定的な例示的実施形態についての以下の詳細な説明を読むことから、また添付の図面を検討することから、明らかとなろう。
本発明による処理システムの一例の部分概略図である。 本発明による方法の一例の様々なステップを示す図である。 本発明による方法の態様の様々なステップを示す図である。
システム
図1は、給水口Cに接続し、好ましくは図示のように給湯口Hにも接続すべき、本発明によるシステム1を表す。
システム1は、水および頭髪を処理するために使用される製品を収集する働きをする洗髪シンク10の上方に頭部が位置する顧客の頭髪Bを処理するために美容室において使用されることを目的としたものである。シンクは、本来知られているように、廃水用の排水システムに接続される。システム1は、可撓性のホース12に接続された小形シャワーなどの分注デバイス11に水を送るのを可能にするある数のコネクタおよび管を備える。
本発明によれば、システム1は、頭髪を処理するための製品、たとえば、それぞれの槽21および22に含まれる、この例では2つの製品P1およびP2の1つまたは複数の供給源を備える。
収集デバイスは、製品P1およびP2の各々を分注デバイス11を介して分注することを目的として用量ごとに収集することを可能にする。それぞれに異なる製品P1、P2は、この例では、調整デバイス30の制御下で用量ごとに分注され、調整デバイス30は、調整デバイス30が図1に概略的に表されたユーザインターフェース40と通信し、この例では2つであり、この例では参照符号BD1およびBD2を有する1つまたは複数のデータベースとも通信するのを可能にするコンピュータ手段を備える電子ユニットを備える。
データベースBD1は、市場に存在する「カタログ」製品と呼ばれる市販の製品の特性に関する情報を与え、好ましくは、参照される製品のうちで、顧客に販売すべき美容室に在庫の利用可能な製品または製品を顧客に送るオンラインショップの在庫の利用可能な製品を示す。データベースBD2は、システム1によって使用される製品の特性に関する情報を与える。
本発明の態様の実施形態では、システム1は、単一の製品を備えるに過ぎず、調整デバイス30は、頭髪Bを処理する間この製品の量および/または濃度を変化させてもよい。
図示の例では、システム1は、調整デバイス30によって制御され、分注デバイス11によって水を所望の温度で分注するために温水を冷水と混合する、ミキサ24などの温度制御手段を備える。
システム1はまた、分注デバイス11に送られる水の流量に関する情報を調整デバイス30に与え、積分によって、分注された水の量に関する情報を調整デバイス30に与える流量計25を備えてもよい。
システム1はまた、分注デバイス11に送られる各製品の量および/または流量に関する情報を調整デバイス30に与える、図示されていない1つまたは複数の他のセンサーを必要に応じて備える。
図示の例では、製品P1およびP2は、調整デバイス30によって制御される、たとえば蠕動式の計量ポンプ26、または電動ピストンを有する計量ポンプ26によって収集される。逆止弁27がポンプ26の下流側に存在してもよく、これらの弁27は、ポンプ26の分注圧力を受けて開く。
増圧器50によって分注デバイス11に加えられる圧力を高めることによって、水を少ない流量で毛髪に送ると有効であることが判明する場合がある。少ない流量で動作する分注デバイスの一例は、WO2007/062536 A2において開示されている。その場合、分注デバイスは、噴流を送り、それらを散らせるために互いに集結させるノズルを備える。
システム1によって使用される製品は、たとえば頭髪をシャンプーする間、より一般的には美容室におけるシンクの所での顧客に対する作業の間に使用される頭髪を処理するための製品である。製品は、コンディショニングトリートメント、マスク、シャンプー、プレシャンプー、またはコンディショナであってもよい。
製品は特に、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性ポリマー、および/またはシリコーンを含んでもよい。製品は特に、硫酸塩含有または硫酸塩非含有非イオン性またはカチオン性界面活性剤、ポリマー、特に炭素ベースポリマーまたはシリコーンポリマー、増粘剤、オイルおよび/またはワックスなどの脂肪物質、水、ならびに任意の溶剤を含んでもよい。
各製品P1、P2は、システム1に容易に接続される容器に含まれることが好ましい。たとえば、システム1は、空の容器を容易に交換するのを可能にするクイックコネクタを備える。
製品は、容器をよりうまく保存できるように、空になると変形して、空気を吸い込まずに容器を空にするのを可能にする可撓性パウチに含まれてもよい。
対応する容器内の各処理製品の初期量は、たとえば10mlから1リットルの間である。
この例では、製品P1、P2は、水に注入され、次いで分注デバイス11に送られる。調整デバイス30は、ポンプ26の動作の持続時間を調節するとともにポンプの流量を調節して、頭髪Bに送られる製品の量および製品が注入される流量を調節する。
システム1は、ユーザインターフェース40によって、頭髪に送られる各製品の量を変化させ、かつ必要に応じて、分注デバイス11によって分注される水におけるこれらの製品の濃度を変化させるのを可能にしてもよい。
図示されていない態様の実施形態では、製品は直接分注デバイス11の所に送られ、調整デバイス30は、分注デバイス11によって頭髪上に分注される各製品の量を調節する。そのような例では、調整デバイス30は次いで、基本的に頭髪に送られる各製品の量を調整し、製品の濃度は調整しない。態様としては、製品供給源として、同じ組成をいくつかの濃度で使用することがさらに可能であり、その場合、これらの異なる濃度に対応する製品は、それぞれの容器に含まれ、さらに、選択された濃度に対応する製品を対応する容器から収集することによって頭髪に送ることが可能である。
別の態様の実施形態では、システム1は、選択された製品と水との前混合を実施し、製品を希釈することによって製品の濃度を修正するように構成され、この混合の結果は、特定の管を介して分注デバイス11に送られる。このことは、各製品を過度に大量の水で希釈するのを回避することを可能にし、および/またはたとえば、オイルベースの製品などの製品の水での希釈を向上させる。
さらなる態様として、システム1は、所定の比率でのいくつかの製品の前混合を実施して混合物を生成し、この混合物を水に注入して処理溶液を生成するように構成される。
システム1は、経時的に可変であり、ならびに/または頭髪上に分注される水の量に応じて可変である、2つの製品間の比率を有する化学式および/または少なくとも1つの製品の水における希釈係数を分注デバイス11に送るようにさらに構成されてもよい。比率の変化は、たとえば試験プログラムを実行する際にシステムによって自動的に経時的に制御されてもよく、またはシャンプー担当者によって手動で制御されてもよい。
システム1は、頭髪上にすでに分注された製品の量および/または対応する容器内に残る製品の量をユーザインターフェース40を介してシャンプー担当者に指示するように構成されてもよい。
システム1はまた、分注すべき残留製品の量および/または処理の間に分注すべき製品の量を好ましくはリアルタイムに指示するように構成されてもよい。
システムは、分注された水の量および/または水流量を示し、必要に応じて水の温度も示すように構成されてもよい。
情報のすべてのこれらの項目が、たとえば、ユーザインターフェース40の画面41上に表示される。
調整デバイス30が選択された製品の希釈係数に作用する必要があるとき、対応するポンプによって送られる製品の量は、流量計25によって測定される流量に応じて調整されてもよい。
水と製品の混合物または単一の製品が、分注デバイス11によって4l/min以下の流量で送られてもよい。
ユーザインターフェース40は、様々なやり方で具現化されてもよい。ユーザインターフェース40は、シャンプー担当者が処理パラメータを修正し、特に頭髪B上に分注すべき1つまたは複数の製品を選択するとともに、頭髪に送られる水におけるこれらの製品の量および/または含有量を選択するのを可能にするようにシンク10の近くに位置することが好ましい。調整は、たとえばキー42によって行われ、選択パラメータおよび/または量もしくは濃度を増減させることが可能になる。
必要に応じて、ユーザインターフェース40は、水の温度を設定するためのボタンも有し、ミキサ24はたとえば電動である。態様として、システム1は、温度プローブとソレノイド弁とを備え、これによって、設定点温度を満たすように温水と冷水の流量を調整することが可能になる。
ユーザインターフェース40は、1つまたは複数のボタン44を備え、これによって、画面41上に表示されるメニュー内の動作および/またはパラメータを選択することが可能になる。態様では、画面41はタッチスクリーンである。
ユーザインターフェース40は、音声認識機能をさらに備えてもよく、ならびに/または調整デバイス30と通信するタブレット型もしくはスマートフォン型の端末で構成されてもよい。
ユーザインターフェース40は、たとえば、美容室のコンピュータ、タブレット、または携帯電話からリモートに送信される情報を受信してもよい。
一態様では、ユーザインターフェース40の少なくとも一部は、分注デバイス11上に存在する。
ユーザインターフェース40は、水しぶきから保護され、濡れた指によって調整および/または情報入力を行うのを可能にすることが好ましい。
ユーザインターフェース40は、前述の例では、シャンプー担当者が実施される処理に関する情報の1つまたは複数の項目を入力するのを可能にするように構成される。たとえば、シャンプー担当者は、製品の使用にリンクされた様々なパラメータを値の所定のスケール上で等級分けしてもよく、たとえば、ユーザインターフェース40は、シャンプー担当者が泡立ちの速さ、泡の量、すすぎの速さ、もつれ取りの容易さ、および/または洗浄の有効性に関する情報を入力するのを可能にするように構成される。この情報は、たとえば、スコア、たとえば、数字もしくは文字、または顔文字型の記号である。
ユーザインターフェース40は、ユーザがあらかじめ記録された化学式および事前に特徴づけられた化学式を選択するのを可能にするように構成されてもよい。この場合、システム1は、選択された調合物に対応する調整を実行する。
ユーザインターフェースは、たとえば、ユーザが洗髪製品もしくはケア製品または特定の処理シーケンスを試験することを目的として特定の試験プログラムを選択するのを可能にするように構成されてもよい。
有利なことに、試験プログラムは、ユーザが、たとえば頭髪のそれぞれの部分に対してそれぞれに異なる調合物を試験するのを可能にするように、少なくとも1つの処理パラメータを自動的に変化させる。調合物を変更し、たとえば、製品の濃度または分注される量を修正してある試験段階から別の試験段階に移行することは、ユーザインターフェースにより音声メッセージおよび/または視覚的メッセージを発行することによって指示されてもよく、システムは、停止して、たとえば再開ボタンに対するユーザからの特定の動作を待ち、その後、修正された調合物を用いて試験プログラムを続行するように構成されてもよい。
調整デバイス30は、マイクロプロセッサを含むかまたはマイクロコントローラと電力インターフェースとを含む回路を備えてもよく、それによって、ソレノイド弁および/またはポンプおよび/または他のモータを制御して、選択された処理構成に対応する用量を生成するのが可能になる。
図示のように、調整デバイス30は、データベースBD1およびBD2と通信するように構成されることが好ましい。これらのデータベースは、たとえば美容室のコンピュータネットワーク上でアクセス可能であるか、またはセキュアインターネット接続もしくは非セキュアインターネット接続を介して、美容室が接続されたリモートサーバ上でアクセス可能である。
態様として、データベースBD1およびBD2は、調整デバイス30の内部に位置し、調整デバイス30のメモリに記録される。この場合、たとえば、調整デバイス30が、美容室またはリモートサイトのサーバに問い合わせることによって、そのデータベースに含まれる情報の定期的な更新を実行することが可能である。
調整デバイス30は、たとえば、温度、圧力、および/または流量についての様々なセンサーから発信される信号を、たとえばアナログおよびデジタルインターフェースによって受信し、かつ必要に応じて、頭髪を処理するために使用される製品を含む容器の充填レベルに関する情報を与える信号を受信してもよい。
調整デバイス30のアセンブリは、洗髪シンク10の近くに位置し、たとえば、水しぶきがかからないように密封されたケーシング内に位置してもよく、態様として、調整デバイス30は、シンク10の近くの少なくとも1つの電子回路と、シンク10の近くに存在する電子回路と有線接続または無線接続を介して通信する、離れた少なくとも1つの電子回路とを備える。
システム1は、頭髪を洗浄する前に頭髪の少なくとも1つの特性を測定することを可能にする1つまたは複数のセンサー、たとえば、マイクロフォンまたは毛髪の状態を検知し、毛髪を処理する前に毛髪の状態を表す信号を送ることを可能にする任意の他のセンサーを備える、毛髪をとかす櫛を備えてもよい。この場合、調整デバイス30は、この目的のための基準データを利用して行われた評価に応じて、設定および/または製品の選択肢を推奨するように構成されてもよい。センサーはさらに、システム1によって頭髪を処理した結果を評価するために使用されてもよい。
一態様では、システム1は、シャンプー担当者が記入するアンケートをユーザインターフェース40の画面41上に表示し、このアンケートの結果に応じて、設定または上記設定の修正を提案するように構成される。
好ましくは、ユーザインターフェース40および/または調整デバイス30は、毛髪が処理される顧客に関するデータをダウンロードして、シャンプー担当者に過去の処理設定、観測された結果を思い出させ、また、行うべき処理に関する推奨される設定を思い出させてもよい。
システム1は、少なくとも1つの設定をメモリに記憶するための手段を備えることが好ましい。
設定は、たとえば、ユーザインターフェース40上の対応する目的のためのボタンを押すことによる、シャンプー担当者の要求でメモリに記憶されてもよい。態様として、設定は、処理結果が入力された直後に自動的にメモリに記憶されてもよい。設定は、調整デバイス30に導入される取外し可能なメモリ媒体上のメモリおよび/またはシステム1が通信するリモートデータベースに記憶されてもよい。
システム1は、たとえば、処理要件またはすすぎ要件に応じてソレノイド弁55に作用し、特にソレノイド弁を開閉することによって、シンク10の排水口を制御するように構成されてもよい。たとえば、分注デバイス11が製品を分注する際、ユーザが上記の量の水、および水と同様に既知の量である分注される上記の量の製品によって毛髪を処理するのを可能にするように閉じられ、毛髪が処理された後、排水口が開かれて、たとえばすすぎに進む。
方法
次に、顧客の個人使用のために顧客に推奨すべき在庫の製品を判定するのを可能にする、第1の実施形態による頭髪を処理するための方法の実施例について、図2を参照しながら説明する。
最初に、ステップ100において、シャンプー担当者は、システム1のユーザインターフェース40によって製品の量および/または製品の濃度を調整し、シャンプー担当者が使用することを望む製品の選択肢を示してもよい。
態様として、シャンプー担当者は、ユーザインターフェース40によって所望の処理特性を調整することによって調整を施し、システム1は、データベースBD2に問い合わせて、これらの基準に近くなると思われる化学式を判定する。
調整情報は、評価アンケートおよび/または毛髪が処理される顧客の頭髪に対して実施される測定に従って、上述のように入力されてもよい。
設定を選択するステップを自動化し、毛髪が処理される顧客に固有のデータをダウンロードした結果として行われるようにすることが可能であり、このデータは、たとえば、この顧客によって与えられるUSBスティックなどのメモリ媒体上に位置する。データはさらに、顧客の携帯電話上に記録されたファイルに存在してもよく、または美容室の内部もしくは外部のデータベースからダウンロードされてもよい。
顧客が受けた以前の処理に関するデータをダウンロードすることによって、シャンプー担当者またはシステム1は、以前の処理の間に観測された処理結果が完全に満足いくものではないときに設定を提案することが可能になることがある。
一方、たとえば、使用される製品、頭髪に送られる量、また、必要に応じてそれぞれに異なる製品の使用記録に関して、以前の処理から正しい設定が見つかった場合、システム1は単に、システム1が使用を提案する設定パラメータが、以前の処理の間に適正であると見なされた設定パラメータであることを単にシャンプー担当者にシグナリングすることがあり、それによって、シャンプー担当者は、システムによる提案を確認するだけでよい。ユーザは、正しい設定および/または正しい処理シーケンスを見つけるために、上述のように既存の試験プログラムによってシステム1を用いて連続試験を実施してもよい。
次に、ステップ101において、システム1は、選択された製品を、処理を行うために選択された濃度および/または量で頭髪に送る。
濃度および/または量は、様々なやり方で調整されてもよく、たとえば、シャンプー担当者は単に、製品の能力の所望のレベルを示してもよい。
たとえば、シャンプー担当者は、ユーザインターフェース40において、「より低い濃度」、「通常濃度」、「より高い濃度」などのいくつかの程度のうちのいずれかを選択してもよく、システム1は対応する用量を生成する。
ステップ102において、シャンプー担当者は、1つまたは複数の基準に関して処理結果を観測し、これらの観測に基づいて、ユーザインターフェース40によってシステム1に情報を入力してもよい。
シャンプー担当者はたとえば、泡立ちの速さ、泡の量、すすぎの速さ、もつれ取りの容易さ、および洗浄の有効性の各基準を「適正」、「過度に高い」、または「不十分」として等級付けてもよい。
システム1は次いで、ステップ103において、観測された結果と、システムによって使用された製品に関してデータベースBD2に問い合わせることによって、注液された製品に関して予想される結果を比較してもよく、このデータベースBD2は、評価の主題である基準と同じ基準に関する情報を与える。
したがって、システム1は、これらの評価された基準のうちの少なくとも1つが使用された製品に関して不適正な基準と分類されるときに、この製品の予想される結果に近付く新しい提案を生成することができる。
システム1は、基準を顧客に関して想定される重要性に従って重み付けし、顧客に関して優先すべきであると見なされる結果を優先する製品を提案してもよい。
頭髪を最も適切に処理するのを可能にする製品が特定された後、システムは、ステップ104において、データベースBD1に問い合わせて、試験された処理条件または予想される結果に近付くのを可能にする処理条件に最も近いカタログ製品を判定してもよい。
態様として、システム1は、基準の少なくとも1つが、使用された製品について不適正であると分類されるときに、データベースBD1に問い合わせて、適切な特性を有するカタログ製品を、製品に関して予想される結果と向上させるべき基準の両方に応じて判定してもよい。
システム1は、データベースBD1または美容室の内部の追加のデータベースに問い合わせることによって、美容室の在庫の利用可能な製品を判定し、この問合せに基づいて、ステップ105において製品の推奨を行ってもよい。
システム1は、データベースBD1に存在する製品のうちで所望の基準に関して完全に満足できる製品がないときに、これらの基準にできるだけ近くなる製品について助言し、製品の作用を向上させこれらの基準に近付くための使用上の助言を与えるように構成されてもよい。たとえば、システム1は、より短時間のすすぎを行うことによる、所望のもつれ取り能力よりもわずかに劣るもつれ取り能力を有する製品に関する使用上の助言を与えるように構成されてもよい。態様として、システム1は、所望のもつれ取り能力よりもわずかに劣るもつれ取り能力を有する製品と、用量の少ないもつれ取りコンディショナとを使用することを助言する。
システム1は、顧客の毛髪を適切に処理するために顧客に推奨すべき製品の対を判定するように構成されてもよい。
システム1は、この例では、ステップ106において、顧客が処理されたときに生成されるある量のデータを記録するように構成されるか、またはこのデータをメモリに記憶することを提案するように構成される。
このデータは、後で、たとえば顧客の頭髪が再び処理されるときに回復できるように顧客IDと組み合わされてもよい。
システム1は、プレシャンプーおよびシャンプーまたはシャンプーおよびコンディショナなどの連続した2つの適切な製品を判定するのを可能にし、所望の結果を得るのを可能にするように構成されてもよい。
本発明の態様の実施形態によれば、シャンプー担当者は、様々な製品または様々な濃度の製品を毛髪のそれぞれの房に注液し、頭髪に対するこれらの製品または設定の作用をより容易に比較する。
たとえば、シャンプー担当者は、頭髪に最も適切な製品を選択することを目的として、頭髪を各房に分離し、房当たりに1つの製品を使用して頭髪に対する様々な製品の作用を比較する。次いで、保持された製品の特性をデータベースBD1から得たカタログ製品の特性と比較して、顧客に推奨すべき在庫の製品を判定してもよい。この場合、データベースBD1において情報が与えられる製品の特性はたとえば、情報の項目の中でも特に、化学式の様々な成分の含有量、たとえば、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性ポリマー、およびシリコーンのレベルである。
(実施例1A)
この例では、システム1は、店舗において入手可能な市販の製品のデータベースBD1を有する。
このデータベースBD1は、データベース内にリストされた製品ごとに、以下の使用特性に関する情報を示す。
1)泡立ちの速さ
2)すすぎの速さ
3)洗浄力
4)処理能力、この例ではもつれ取り能力。
システム1はまた、システム1に組み込まれた、製品の同じ使用特性に関する情報を示すデータベースBD2を有する。
この例では、データベースBD1は以下の製品A~Dをリストする。
A. 製品Aは、水で15重量パーセントに希釈されたLESの組成を有する単純なシャンプーである。(70%活物質を含有する2酸化エチレン基を含むラウリル硫酸ナトリウムが、BASFによって商品名Texapon N70で供給されている)。
B. 製品Bは、水で10重量パーセントに希釈されたLES、5重量パーセントの両性界面活性剤、0.5重量パーセントの、商品名UCARE(商標)のJR400(登録商標)ポリマーの組成を有するトリートメントシャンプーである。
C. 製品Cは、高濃度のアニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、および非イオン界面活性剤である「サルフェートフリー」シャンプーと呼ばれるシャンプーである(L'Oreal Parisから市販されている商品名Everpure、Pure Color(登録商標)レンジのシャンプー)。
D. 製品Dは、高濃度の非イオン界面活性剤をベースとするシャンプーである。
データベースBD1に示される製品A~Dの特性を以下の表に示す。
Figure 2022033790000002
値1は、不十分な性能を示し、値5は非常に良好な性能を示す。
シャンプー担当者は、その顧客に対して製品Xによって試験を実施し、製品Xをシステム1の水に投入し、分注デバイス11によって頭髪上に分注する。シャンプー担当者は、観測したことを記録し、性能が適正であるか、過度に高いか、それとも不十分であるかを特定し、顧客に対する推定される重要性に関して分類する(番号1は、最も重要性が低い基準に対応し、番号4は最も重要な基準に対応する)。シャンプー担当者は以下の結果を記録する。
Figure 2022033790000003
システム1は、シャンプー担当者によって記録された性能を、データベースBD2において製品Xに関して従来予想されている特性に対して比較する。
Figure 2022033790000004
次いで、システム1は、処理(もつれ取り)能力に関する主要な基準、すなわち基準4と見なされるものにおける不足を確認して、データベースBD1において、この基準を満たすのに最も適した製品を探索する。
システム1は、処理能力が試験された化学式よりも優れており、したがって、潜在的な候補である2つの製品BおよびCを特定する。
システム1は、化学式Bが最も処理能力が高いので選択されるべきであるかどうかを判定する。
システムは、化学式Bに移ると、泡立ちおよびすすぎの速さが低下することを認識しているので、試験Bを提案する。
シャンプー担当者は次いで、この性能を登録する。シャンプー担当者は、処理基準は適切であるが、泡立ち(泡立ちの速さ)は試験された頭髪には不十分であることを記録する。
システム1は次いで、化学式Cを提案し、化学式Cは、処理性能が良好なままであり、泡立ち能力が高い。シャンプー担当者は、この性能を登録し、化学式Cが好ましいという結論に達し、この情報をシステム1に入力する。
システム1は次いで、2つの助言を推定し、シャンプー担当者に提案する。
a)すすぎを減らすことによって処理能力を高め、ならびに/または
b)カチオン性界面活性剤を少量加えたコンディショナを使用して不十分な処理能力を補償することによって処理能力を向上させる。
方法の態様
次に、頭髪を処理するための方法の態様について図3を参照しながら説明する。この態様は、製品および/または処理シーケンスをより容易に顧客の頭髪に適合するのを可能にする。
まず、ステップ200において、シャンプー担当者は、ユーザインターフェース40によって所定の試験プログラムを選択する。
このプログラムは、
- 比率を高めながら製品を分注デバイス11に送り、
- 自動的にまたはシャンプー担当者の要求で、ある製品の別の製品に対する比率を変化させ、特に、比率を高くするかまたは低くして、分注デバイス11に送り、または
- 自動的にまたはシャンプー担当者の要求で、複数の製品を所与の相対比率で、水の量に対して量を増やしながら分注デバイス11に送ることを可能にしてもよい。
システム1は、シャンプー担当者が、ユーザインターフェース40上のキーを押すことによって、製品の濃度を互いに対して変化させならびに/または水に対して変化させる命令を手動で与え得るように構成されてもよい。
ステップ201において、シャンプー担当者は、所望の結果が得られ、たとえば、製品の泡立ち、ケア、または洗浄が適正であることを観察したときにシステム1を停止し、最適な点を特定する。システム1は次いで、各製品と加えられた水の総量を算出して、最適であると見なされる結果を得てもよい。
ステップ202において、システム1は、製品と水の比率があらかじめ決定されたいくつかの処理実装形態を提案し、および/または最適な点の判定を改善してもよい。
たとえば、システム1は、水および製品の流量を増やして処理時間を短縮する処理実装形態を提案し、場合によっては製品の量を増やして、水の流量が多くなることに起因してシンク10に排出される製品の比率が高くなることを考慮する処理実装形態を提案するように構成される。製品の量を増やすには、製品注液時間を延ばし、ならびに/または製品の比率を高めることが可能である。
ステップ203において、シャンプー担当者は、頭髪をすすぎ、毛髪上に製品の痕跡を維持することを望むかそれとも痕跡を除去することを望むかに応じて、最適なすすぎを判定する。システム1は、最適なすすぎパラメータを記録し、このパラメータを製品に関連付けるように構成されてもよい。
態様として、システム1は、あらかじめ決定された最適点に関して、対応する最適なすすぎパラメータに関する情報をシャンプー担当者に与える。
システム1はまた、連続したそれぞれに異なる製品を試験して最も適正な一連の製品を判定することを可能にしてもよい。たとえば、システム1は、以下のシーケンスのうちの1つを分注デバイス11に送るように構成されてもよい。
・シャンプー、すすぎ溶液、特に水、ケア製品、すすぎ溶液、
・シャンプー、ケア製品、すすぎ溶液、
・プレシャンプー、すすぎ溶液、シャンプー、すすぎ溶液、ケア製品、すすぎ溶液、
・プレシャンプー、シャンプー、すすぎ溶液、ケア製品、すすぎ溶液、
・プレシャンプー、すすぎ溶液、シャンプー、ケア製品、すすぎ溶液、
・プレシャンプー、シャンプー、ケア製品、すすぎ溶液、
・プレシャンプー、すすぎ溶液、シャンプー、すすぎ溶液、
・プレシャンプー、シャンプー、すすぎ溶液、
・プレシャンプー、すすぎ溶液、ケア製品、すすぎ溶液、または
・プレシャンプー、ケア製品、すすぎ溶液。
パラメータの最適化の間に記録された設定は、以後に上記顧客が来店したときに再使用できるように顧客データベースに記録されてもよい。これによって、以後の来店時に時間を稼ぐことが可能になる。
(実施例1B)
この実施例では、システム1の槽の1つが以下の製品P1で充填される。
- 製品P1: アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤とを含む、Garnierブランドにおける「Ultradoux Camomille et miel de fleur(登録商標)」シャンプー。
洗髪時に、シャンプー担当者は、2.5%の製品P1を流量が1l/minの水に投入するようにシステムを調整する。シャンプー担当者は次いで、良好な泡立ち度を達成した時間を記録する。
ショートヘアの第1のモデルでは、良好な泡立ち度を達成するのに4.5秒必要であり、約1.87gの製品P1が送られる。約35cmの長い頭髪の第2のモデルでは、8秒必要であり、約3.33gの製品P1が送られる。このデータは名目上記録される。シャンプー担当者は次にすすぎを行う。シャンプー担当者は、すすぎが十分に行われた時間を記録する。第1のモデルでは20秒であり、すなわち、約0.34lの水が使用され、第2のモデルでは35秒であり、すなわち、約0.58lの水が使用される。
以下のモデルが記録される。
・モデル1: 1.87gの製品P1を水に投入する。すすぎ: 0.34l流量=1l/min
・モデル2: 3.33gの製品P1を水に投入する。すすぎ: 0.58l流量=1l/min
その後、システム1は、シャンプー担当者がパラメータを以下のように使用して処理時間を短縮することを提案する。
・モデル1: 1.87gの製品P1を流量1.3l/minの水に投入する。すなわち、3.45秒間。すすぎ: 流量1.3l/minで0.34lの水によってすすぐ。すなわち、16秒間。
・モデル2: 3.33gの製品P1を流量1.3l/minの水に投入する。すなわち、6.2秒間。すすぎ: 流量1.3l/minで0.34lの水によってすすぐ。すなわち、27秒間。
シャンプー担当者がその後流量を増やすことを望む場合、システム1は、流量が増えることに起因して、製品P1の一部がシンク10に直接流入し、直接排出されるために生じ得る損失を考慮してパラメータを再計算する。
・モデル1: 2.24gの製品P1を流量1.8l/minの水に投入する。すなわち、3秒間。すすぎ: 流量1.8l/minで0.42lの水によってすすぐ。すなわち、14秒間。
・モデル2: 4gの製品P1を流量1.8l/minの水に投入する。すなわち、5.4秒間。すすぎ: 流量1.8l/minで0.65lの水によってすすぐ。すなわち、22秒間。
(実施例2B)
この例では、槽21および22には以下の製品P1およびP2が充填される。
- 製品P1: アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤とを含む、Garnierブランドにおける「Ultradoux Camomille et miel de fleur(登録商標)」シャンプー。
- 製品P2: KerastaseブランドのNutritiveレンジにおける"Bain Satin 3"シャンプー
洗髪時に、シャンプー担当者は、4%の製品P1および0%の製品P2を流量が1l/minの水に投入するようにシステム1を調整する。シャンプー担当者は、頭髪の4分の1を処理する。
シャンプー担当者は次いで、2%の製品P1および2%の製品P2によって新たに調整を施す。シャンプー担当者は、頭髪の第2の4分の1を処理する。
シャンプー担当者は次いで、0%の製品P1および4%の製品P2によって新たに調整を施す。シャンプー担当者は、頭髪の第3の4分の1を処理する。
シャンプー担当者は次いで、毛髪に触れ、流量1l/minですすぐ。シャンプー担当者は、1l/minの水によって50秒間すすぎを行う。シャンプー担当者は、すすぎ中およびすすぎ後の最良の接触感覚を記録する。シャンプー担当者は、最良の設定は、0%の製品P1と4%の製品P2に対応する設定であると判定し、この設定をシステム1内のメモリに記憶し、その後使用する。
(実施例3B)
引き続き実施例2Bにおいて、シャンプー担当者は、シャンプー担当者が選択した設定、すなわち、0%の製品P1および4%の製品P2を使用する。シャンプー担当者は、実施例2Bにおける試験を以下の設定で再現する。
・頭髪の第1の4分の1: 1%の製品P1、3%の製品P2、
・頭髪の第2の4分の1: 1.5%の製品P1、2.5%の製品P2、
・頭髪の第3の4分の1: 0.5%の製品P1、3.5%の製品P2、および
・頭髪の第4の4分の1: 0%の製品P1、4%の製品P2。
シャンプー担当者は、流量1l/minの水で50秒間すすぎを行う。
シャンプー担当者は、頭髪のそれぞれに異なる4分の1で観測された結果に応じて、最良の設定を選択し、最良の設定は、この例では3番目に処理された4分の1に相当し、シャンプー担当者は以後この設定を使用する。
(実施例4B)
引き続き実施例3Bにおいて、シャンプー担当者は、シャンプー担当者が以前に選択した設定、すなわち、0.5%の製品P1および3.5%の製品P2を使用する。シャンプー担当者は、実施例2Bにおける試験を以下の設定で再現する。
・第1の4分の1: 0.5%の製品P1、3.5%の製品P2、1l/minでの30秒間のすすぎ、
・第2の4分の1: 0.5%の製品P1、3.5%の製品P2、1l/minでの20秒間のすすぎ、
・第3の4分の1: 0.5%の製品P1、3.5%の製品P2、1l/minでの10秒間のすすぎ、および
・第4の4分の1: 0.5%の製品P1、3.5%の製品P2、1l/minでの50秒間のすすぎ。
すすぎの後、シャンプー担当者は毛髪に触れ、次いで毛髪を乾燥させる。シャンプー担当者は、最良のすすぎ作業を選択し、システム1内のメモリに記憶し、その後再現する。
(実施例5B)
シャンプー担当者は、実施例2Bを再現し、以下の製品P1およびP2をシステム1の槽に投入する。
・製品P1: 両性界面活性剤とLESとを含有する高濃度洗浄活性剤である製品。12%および7%の活物質の合計。両性界面活性剤は、水における38%のココアンホジ酢酸二ナトリウム水溶液であり、Rhodiaによって商品名Miranol C2Mで供給されている。LES(70%活物質を含有する2酸化エチレン基を含むラウリル硫酸ナトリウム、BASFによって商品名Texapon N70で供給されている)。
・製品P2: 商品名UCARE(商標)のポリマーJR400(登録商標)を含む水における濃度5重量パーセントである製品。
シャンプー担当者が使用する設定は以下の通りである。
・第1の4分の1: 3%の製品P1、0%の製品P2、
・第2の4分の1: 3%の製品P1、0.5%の製品P2、
・第3の4分の1: 3%の製品P1、1.5%の製品P2、および
・第4の4分の1: 3%の製品P1、3%の製品P2。
すすぎの後、シャンプー担当者は毛髪に触れ、次いで毛髪を乾燥させる。シャンプー担当者は、最良の結果を選択し、製品P1およびP2の対応する比率をシステム1内のメモリに記憶し、その後調合物を再現してもよい。
(実施例6B)
シャンプー担当者は、実施例5Bを再現し、以下の製品P1およびP2を槽に投入する。
・製品P1: 両性界面活性剤12/7とLESとを含有する高濃度洗浄活性剤である製品。
・製品P2: アミノシリコーンを含む水における濃度5%である製品。
シャンプー担当者が使用する設定は以下の通りである。
・第1の4分の1: 3%の製品P1、0%の製品P2、
・第2の4分の1: 3%の製品P1、0.5%の製品P2、
・第3の4分の1: 3%の製品P1、1.5%の製品P2、および
・第4の4分の1: 3%の製品P1、3%の製品P2。
すすぎの後、シャンプー担当者は毛髪に触れ、次いで毛髪を乾燥させる。シャンプー担当者は、最良の結果を選択し、製品P1およびP2の対応する比率をシステム1内のメモリに記憶し、その後調合物を再現してもよい。
(実施例7B)
シャンプー担当者は、実施例5Bを再現し、以下の製品P1およびP2を槽に投入する。
・製品P1: 両性界面活性剤12/7とLESとを含有する高濃度洗浄活性剤である製品。
・製品P2: カチオン性界面活性剤と脂肪族アルコールの濃縮混合物を含むコンディショナ。
シャンプー担当者が使用する設定は以下の通りである。
・第1の4分の1: 3%の製品P1、0%の製品P2、
・第2の4分の1: 3%の製品P1、0.5%の製品P2、
・第3の4分の1: 3%の製品P1、1.5%の製品P2、および
・第4の4分の1: 3%の製品P1、3%の製品P2。
すすぎの後、シャンプー担当者は毛髪に触れ、次いで毛髪を乾燥させる。シャンプー担当者は、最良の結果を選択し、製品P1およびP2の対応する比率をシステム1内のメモリに記憶し、その後調合物を再現してもよい。
(実施例8B)
シャンプー担当者は、以下のような製品P1を槽に充填する。
・製品P1:アニオン性界面活性剤と両性界面活性剤とを含む、Garnierブランドにおける「Ultradoux Camomille et miel de fleur(登録商標)」シャンプー。
洗髪時に、シャンプー担当者は、2.5%の製品を流量が1l/minの水に投入するようにシステム1を調整する。シャンプー担当者は、毛髪にハイライトを施した4人のモデル1~4に分注デバイスによって溶液を8秒間塗布し、すなわち約3.3gの製品を塗布する。毛髪のハイライトは特にダメージを受けている。
・シャンプー担当者は、各モデルの頭髪の第1の4分の1において、すすぎを10秒間実施し、次いでコンディショナを塗布する。
・シャンプー担当者は、各モデルの頭髪の第2の4分の1において、すすぎを20秒間実施し、次いでコンディショナを塗布する。
・シャンプー担当者は、各モデルの頭髪の第3の4分の1において、すすぎを30秒間実施し、次いでコンディショナを塗布する。
・シャンプー担当者は、各モデルの頭髪の第4の4分の1において、すすぎを実施せず、次いでコンディショナを塗布する。
シャンプー担当者は各モデルのすべての頭髪を40秒間すすぐ。乾燥後、シャンプー担当者は、各モデルの最良の状況を特定する。この例では、モデル1および3の場合、最良の設定は、30秒のすすぎを含む設定である。モデル2の場合、最良の設定は、10秒、20秒、および30秒のすすぎを含む設定であり、これらの設定は同等の結果をもたらす。モデル4の場合、最良の設定は、10秒のすすぎを含む設定である。この理由は、この場合、毛髪のボリュームが増すからである。20秒および30秒のすすぎを含む設定は、適正であるが、ボリュームを増すことはない。
その後、シャンプー担当者は、このデータをシステム1内のメモリに記憶し、モデル1および3についての最良の設定を取得するために使用することができる。
シャンプー担当者はまた、このモデルがリラクシングリンスの効果を望むかどうかに依存して、モデル2に短時間または長時間のすすぎを施すことができる。
シャンプー担当者はまた、このモデルがボリュームを増すことの効果を望むかどうかに依存して、モデル4に短時間または長時間のすすぎを施すことができる。
言うまでもなく、本発明は、説明した実施例に限定されない。たとえば、高圧を供給される、集結し衝突する噴流を有する分注デバイスを使用することは有利であるが、本発明はそのようなデバイスに限定されない。
図示した実施例では、製品は増圧器50の上流側で注入されるが、一態様では、注入が下流側で行われる。
いくつかの製品を使用する場合、単一のマルチコンパートメント容器を使用することが可能である。
この容器は、製品のIDに関する情報ならびに/または内部に含まれる製品の組成および/もしくは性質に関する情報をシステム1に自動的に与える識別子を備えてもよい。データベースBD2は、これらの識別子を読み取ったときに必要に応じて自動的に更新されてもよい。
製品の容器をシステム1の残りの部分に接続する管上に手動制御蛇口または自動制御蛇口を設けることが可能である。
1 システム
10 洗髪シンク
11 分注デバイス
12 可撓性ホース
21、22 槽
24 ミキサ
25 流量計
26 計量ポンプ
27 逆止弁
30 調整デバイス
40 ユーザインターフェース
41 画面
42 キー
55 ソレノイド弁
BD1、BD2 データベース
P1、P2 製品

Claims (26)

  1. 少なくとも1つの給水口に接続すべき、頭髪の処理を行うためのシステム(1)であって、
    - 化粧製品(P1、P2)の少なくとも1つの供給源と、
    - 処理溶液を毛髪上に分注するためのデバイス(11)であって、前記化粧製品が、前記分注するためのデバイスの上流側で水に注入される、デバイス(11)と、
    - 前記頭髪に送られる少なくとも1つの化粧製品の少なくとも1つの使用特性を修正するのを可能にする調整デバイス(30)と、
    - ユーザインターフェース(40)であって、ユーザが、
    ○設定を選択することであって、前記システム(1)が前記選択された設定に応じて前記調整デバイス(30)に作用するように構成される、前記選択することと、
    ○前記選択された設定によって得られる処理結果に関する情報の少なくとも1つの項目を入力することと、を行うのを可能にするユーザインターフェース(40)と、
    を備え、
    前記システムが、カタログ化粧製品の調合物に関する情報を与えるデータベース(BD1)にアクセスし、少なくとも1つの選択された設定および観測された処理結果に関する前記ユーザによって入力される情報の前記少なくとも1つの項目に少なくとも応じて、1つまたは複数のカタログ化粧製品を特定し、それによって、前記特定された化粧製品が、得られた結果に近付く結果を得るように構成される、システム。
  2. 少なくとも1つの設定をメモリに記憶するための手段を備える、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記設定は、前記ユーザの要求でメモリに記憶される、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記設定は、処理結果が前記システムに入力されるときにメモリに自動的に記憶される、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記ユーザインターフェース(40)は、それぞれ、前記処理結果を評価するための少なくとも2つの異なる基準に関する情報の少なくとも2つの項目を前記システム(1)に入力するのを可能にする、請求項1から4のいずれか一項に記載のシステム。
  6. 前記選択された設定および前記処理結果に関する前記ユーザによって入力される情報の前記少なくとも1つの項目に少なくとも基づいて化粧製品推奨情報および/または処理推奨情報を生成するための手段を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. 予想される処理結果に関する情報を選択された設定に応じて与えるデータベース(BD2)にアクセスするように構成される、請求項1から6のいずれか一項に記載のシステム。
  8. 前記ユーザによって観測され前記システム(1)に入力された処理結果と、データベース(BD1)によって判定された前記予想される結果を比較し、前記設定および/または前記処理の修正に関する情報の項目をこの比較に応じて生成するように構成される、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記データベース(BD1)は、リストされた化粧製品の1つまたは複数の特性に関する情報を与える、請求項1に記載のシステム。
  10. カタログ化粧製品の利用可能な在庫に関する情報を与えるデータベース(BD1)にアクセスし、化粧製品推奨情報を、前記在庫の利用可能な化粧製品に応じて生成するように構成される、請求項1または9に記載のシステム。
  11. すすぎ水および/または化粧製品(P1、P2)が投入され最大流量が4l/min未満である水を分注する、処理溶液を毛髪上に分注するためのデバイスを備える、請求項10に記載のシステム。
  12. 異なる化粧製品(P1、P2)の少なくとも2つの供給源を備える、請求項1から11のいずれか一項に記載のシステム。
  13. 化粧製品の前記供給源の一方、他方、または両方を選択するのを可能にする手段(30)を備える、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記調整デバイス(30)は、処理溶液中の前記各化粧製品(P1、P2)の含有量を調整するのを可能にする、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記調整デバイス(30)は、前記2つの化粧製品の比率を0対100から100対0まで25%以下の刻みで調整するのを可能にする、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記2つの化粧製品に関する少なくとも1つの設定をメモリに記憶するのを可能にするように構成される、請求項12から15のいずれか一項に記載のシステム。
  17. 複数のカタログ化粧製品のうちの少なくとも1つの推奨情報を、前記2つの化粧製品の使用に関する少なくとも1つの観測された処理結果に少なくとも基づいて生成するように構成される、請求項12から16のいずれか一項に記載のシステム。
  18. 処理溶液の調合物を、前記処理溶液の同じ調合物を使用した過去の処理に関するメモリに記憶されたデータから自動的に再現するのを可能にする手段(30)を備える、請求項1から17のいずれか一項に記載のシステム。
  19. 前記化粧製品(P1、P2)は、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、カチオン性ポリマー、およびシリコーンのうちの少なくとも1つを含む、請求項1から18のいずれか一項に記載のシステム。
  20. 前記ユーザインターフェース(40)は、泡立ちの速さ、泡の量、すすぎの速さ、もつれ取りの容易さに関する情報の少なくとも1つの項目を入力するのを可能にする、請求項1から19のいずれか一項に記載のシステム。
  21. 請求項1から20のいずれか一項に記載のシステム(1)によって毛髪を処理する方法であって、前記ユーザインターフェース(40)上で少なくとも1つの設定が選択され、この設定を用いて前記毛髪に関して得られる結果に関する情報の少なくとも1つの項目が前記ユーザインターフェースに入力される方法。
  22. 所与の設定に関して観測された結果が、データベース(BD2)に問い合わせることによって予想される結果と比較され、この比較の結果に応じて、少なくとも1つの化粧製品推奨情報および/または処理推奨情報が生成される、請求項21に記載の方法。
  23. 前記化粧製品推奨情報は、データベース(BD1)に含まれるカタログ化粧製品の特性との比較によって生成される、請求項22に記載の方法。
  24. 前記化粧製品推奨情報は、美容室における利用可能な在庫に関する情報を与えるデータベース(BD1)に問い合わせた後に生成される、請求項22または23に記載の方法。
  25. 前記設定は、その後の処理を目的としてメモリに記憶される、請求項21から23のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記毛髪に関して観測された前記結果および/または前記設定の修正および/またはその後の処理のための前記化粧製品についての推奨情報および/または処理される人のためのIDも、メモリに記憶される、請求項22に記載の方法。
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