JP2022032633A - 分散電源の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】送電端電圧や系統インピーダンス、負荷の有効電力及び無効電力に応じて求めた基準電圧演算値を分散電源による無効電力制御の目標電圧とすることにより、分散電源の出力前後における連系点の電圧変動を抑制する。【解決手段】負荷70が接続された電力系統60に連系して運転される電力変換器を備えた分散電源80の制御装置であって、この分散電源80から出力される無効電力を制御して電力系統60との連系点の電圧変動を抑制するようにした制御装置において、電力系統60の送電端の電圧Esと、系統インピーダンスR,Xと、負荷70の有効電力PL及び無効電力QLと、を用いて電力系統60の基準電圧を演算する演算手段と、演算した基準電圧演算値Erに連系点の電圧を一致させるように生成した無効電力指令に従って前記電力変換器を運転する手段と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、電力系統に連系して運転される電力変換器を備えた分散電源の制御装置であって、電力変換器から電力系統に注入する無効電力を制御して分散電源の連系点における電圧変動を抑制するようにした制御装置に関するものである。
近年、太陽光発電装置(以下、PVともいう)等の自然エネルギーを利用した分散電源が多数普及しており、これらの分散電源は電力系統に連系して運転されている。
例えば6.6[kV]配電系統において、複数の需要家にそれぞれ設置されたPVが連系される場合、PVからの逆潮流により系統電圧が上昇して系統連系ガイドラインによる変動範囲(2[%])を満たさなくなり、系統電圧の適正範囲(101±6[V])を逸脱する場合もある。また、11~66[kV]の送配電系統では、数十[MW]クラスのメガソーラが設置されているが、送配電線路の長距離にわたる敷設範囲や発電環境等に起因してメガソーラの出力変化が大きくなり、系統電圧の変動許容範囲(2[%])を逸脱することがある。
このような背景のもとで、分散電源が連系されている電力系統の電圧変動を抑制するための制御装置や制御方法が、従来から種々提供されている。
例えば、特許文献1には、分散電源の連系点の有効電力と電圧変動量との関係を一次関数により近似してその傾きを最小二乗法により求め、連系点力率の増減及び前記傾きの増減に応じて設定した力率変動量を最新の連系点力率に加算して前記傾きをほぼ0にするような最適力率指令を演算し、この最適力率指令に基づいて電力変換器を運転することにより、分散電源から系統に注入する無効電力を制御して連系点の電圧変動を抑制する技術が開示されている。
また、系統インピーダンスの推定値や計測値に基づいて系統の無効電力を制御することにより系統の電圧変動を抑制する従来技術として、以下に述べるものがある。
例えば、特許文献2には、並列接続される複数台のパワーコンディショナの連系点の有効電力、無効電力及び電圧に基づいて非線形計画法により系統インピーダンスを推定し、電力系統の基準電圧と系統インピーダンスと連系点の現在の有効電力とに基づいて連系点の無効電力を演算し、この無効電力と連系点の現在の無効電力とから演算した各パワーコンディショナの無効電力制御量に基づいてそれぞれの力率が設定値以下にならない範囲で各パワーコンディショナの無効電力出力値を設定する分散型電源システムの制御装置が記載されている。
更に、特許文献3には、電力系統内の計測機器から電圧、電流等の状態量を得て、系統インピーダンスによる電圧降下式を前記状態量により同定し、この電圧降下式から設定した制御量に従って電圧調整機器を動作させることにより、系統電圧を所定範囲内に維持する電圧適正化装置が記載されている。
特許第5979404号公報 特許第6384426号公報 特開2019-47647号公報
ここで、図8は分散電源が連系された電力系統の概略的な構成図であり、50は発電機等の交流電源、60は電力系統(系統インピーダンスを構成する抵抗成分をR、リアクタンス成分をXとする)、70は負荷、80は分散電源である。分散電源80は、例えば太陽光発電装置(PV)等であり、太陽電池モジュールと、その直流電力を交流電力に変換するパワーコンディショナーシステム(PCS)等の電力変換器とを備えている。
ここで、負荷70と分散電源80との間の距離を無視すれば、負荷70の受電端は、実質的に、分散電源80の電力系統60への連系点と考えて良い。
特許文献1に記載された従来技術では、分散電源80が連系点に無効電力を注入して連系点の電圧が基準電圧を保つように制御を行っている。なお、基準電圧とは、負荷70への供給電圧を適正値に維持するために電力会社等が定める系統電圧の上下限値である。
この基準電圧は負荷70の軽重に応じて変動するものであり、図9(a)に示す軽負荷状態が図9(b)の重負荷状態に変化することにより、例えば基準電圧が1.0[p.u.]から0.98[p.u.]に低下したにも関わらず、分散電源80が元の基準電圧を目標電圧として運転されると、図9(b)に示すように、無効電力の出力開始・停止時点近傍で連系点の電圧が大きく変動することになる。
なお、図9(c)は、図9(b)に示す電圧の変動を抑制した、本発明による理想的な状態を参考的に示したものである。図9(c)のような電圧変動の抑制効果については、後にシミュレーション結果と共に詳述する。
また、特許文献2に記載された従来技術では、並列接続される複数台の分散電源が連系された電力系統を前提として、系統インピーダンスの推定値に基づき演算した無効電力制御量に従って各分散電源の力率を考慮しつつ無効電力を調整している。このため、分散電源の並列台数が多いほど系統インピーダンスの推定に必要な演算量が多くなり、演算時間や演算負荷が増大するという問題がある。
更に、特許文献3に記載された従来技術は、系統インピーダンスによる電圧降下式を高精度に同定して電圧制御機器の制御量を求めるものであるが、負荷の軽重による連系点の電圧の変動を抑制するために基準電圧を調整する等の着想を開示するものではない。
そこで、本発明の解決課題は、送電端電圧や系統インピーダンス、負荷の有効電力及び無効電力に応じて適切な基準電圧を演算し、この基準電圧演算値を分散電源による無効電力制御の目標電圧とすることにより、連系点の電圧変動を抑制可能とした分散電源の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、負荷が接続された電力系統に連系して運転される電力変換器を備えた分散電源の制御装置であって、前記電力変換器から出力される無効電力を制御して前記電力系統と前記電力変換器との連系点の電圧変動を抑制するようにした制御装置において、
前記電力系統の送電端の電圧と、系統インピーダンスと、前記負荷の有効電力及び無効電力と、を用いて前記電力系統の基準電圧を演算する演算手段と、
前記演算手段による基準電圧演算値に前記連系点の電圧を一致させるように生成した無効電力指令に従って前記電力変換器を運転する手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載した分散電源の制御装置において、
前記演算手段は、前記電力変換器から出力される有効電力及び無効電力を更に用いて前記基準電圧演算値を演算すると共に、演算した前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差が小さくなるように前記負荷の有効電力または無効電力に補正量を加算して前記基準電圧演算値を補正することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載した分散電源の制御装置において、
現在の演算ステップにより求めた前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差、及び、1演算ステップ前に求めた前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差が、何れもほぼゼロとなるように、前記補正量を、前記負荷の有効電力に加える補正量または前記負荷の無効電力に加える補正量としたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2に記載した分散電源の制御装置において、
現在の演算ステップにより求めた前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差、及び、1演算ステップ前に求めた前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差が、何れもほぼゼロとなるように、前記補正量を、前記負荷の有効電力に加える補正量と前記負荷の無効電力に加える補正量との組み合わせとしたことを特徴とする。
本発明によれば、負荷や分散電源の出力が変化した場合でも電力系統の基準電圧を最適値に設定し、この基準電圧を目標電圧として分散電源から電力系統に注入する無効電力を制御することにより、連系点の電圧変動を抑制することができる。
本発明の実施形態が適用される電力系統の概略構成図である。 図1において、分散電源を除外した状態の電圧、電流のベクトル図である。 本発明の実施形態において基準電圧演算値を求めるブロック図である。 本発明の実施形態において分散電源の無効電力指令を演算するブロック図である。 本発明の効果を確認するためのシミュレーションに用いた電力系統の回路図である。 従来技術によるシミュレーション結果を示す波形図である。 本発明の実施形態によるシミュレーション結果を示す波形図である。 分散電源が連系された電力系統の概略構成図である。 負荷状態に応じた有効電力、無効電力及び連系点電圧の変化を示す概略的な説明図である。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態が適用される電力系統の概略構成図であり、図8と同一の部分については同一の参照符号を付してある。
ここでは、分散電源80が、太陽電池モジュール81とその直流電力を交流電力に変換して電力系統に出力するPCS82とからなるものとして説明する。また、交流電源50による送電端電圧をE、負荷70の受電端電圧(分散電源80の連系点電圧)をEとし、電力系統60を流れる電流をI、負荷70に供給される有効電力をP、無効電力をQ、分散電源80が出力する有効電力をPPV、無効電力をQPVとする。
図1において、分散電源80が出力する有効電力PPV及び無効電力QPVを何れも0とした時の電圧、電流のベクトル図は、図2のようになる。
図2において、θは電圧Eと電流Iとの位相角であり、送電端電圧Eは、電流Iによる抵抗成分R及びリアクタンス成分Xにおける電圧降下と受電端電圧Eとのベクトル和となる。
図2のベクトル図から、数式1が成り立つ。
Figure 2022032633000002
数式1を変形すると数式2が得られる。すなわち、受電端電圧Eは、送電端電圧E、系統インピーダンス(抵抗成分R及びリアクタンス成分X)、電流I、及び位相角θから求めることができ、この受電端電圧Eは、負荷70のみによる電圧降下に相当する。
Figure 2022032633000003
ここで、負荷の有効電力Pと無効電力Qとのベクトル和である皮相電力が負荷70に供給されているので、皮相電力を1[p.u.]とすれば、電流Iは、数式3に示すように負荷70の皮相電力として単位法にて表示することができる。
Figure 2022032633000004
この数式3に基づき、数式2は数式4のように変換することができる。
Figure 2022032633000005
数式4は、電力系統60に連系されている分散電源80が出力する有効電力PPV及び無効電力QPVが何れも0である場合に、送電端電圧がE、負荷70の有効電力及び無効電力がそれぞれP,Qである時の電力系統60の基準電圧E、すなわち、分散電源80による無効電力制御の目標電圧として設定されるべき基準電圧演算値Eを示している。
数式4に基づき、基準電圧演算値Eを求めるためのブロック図は図3のようになる。
図3において、送電端電圧設定部10は、例えば送電端電圧Eを1.0[p.u.]と設定する。
系統インピーダンス設定部 20は、配電系統60の亘長や外部情報に基づいて送電端から受電端までの系統インピーダンスR,Xを設定する。これらの系統インピーダンスR,Xは、負荷70の有効電力P,無効電力Qの変化に伴う基準電圧演算値Eの変化に応じて補正しても良い。
負荷設定部30は、計測値や過去の統計上の推定値に基づいて負荷70の有効電力P及び無効電力Qをそれぞれ設定する。これらのP,Qは、分散電源80の有効電力PPVに対して系統電圧の変動を抑制しつつ無効電力QPVが最も小さくなる値に調整しても良い。
基準電圧演算部40は、上述した各設定部10,20,30による設定値を用いて、数式4により基準電圧演算値Eを求める。
図4は、図3により求めた基準電圧演算値Eに実際の受電端電圧が追従するように分散電源80の無効電力指令QPV を演算するためのブロック図であり、91は減算手段、92は乗算手段、93はPI(比例・積分)調節手段である。この制御ブロックは、分散電源80が所定の大きさの有効電力PPVを出力している場合(PPV>0)にのみ有効であり、有効電力PPVを出力していない場合には無効電力指令QPV も0となる。
図4のブロック図より演算した無効電力指令QPV に従って分散電源80の電力変換器を運転することにより、受電端電圧を基準電圧演算値Eに維持することができる。
図4では、PI調節手段93の出力を無効電力指令QPV として用いているが、前述した特許文献1のように、PI調節手段93の出力を最適力率指令に変換して分散電源80を運転することにより、受電端電圧の変動を抑制しても良い。
次に、分散電源80を連系運転して所定の有効電力PPVを電力系統60に供給する場合の動作を説明する。
数式4は、前述したごとく、分散電源80が出力する有効電力PPV及び無効電力QPVが何れも0である場合のものであったが、数式4におけるP=P,Q=Qと一旦変換することにより、数式5を得る。
Figure 2022032633000006
分散電源80の連系運転時には、負荷70及び分散電源80の出力の合計によって系統電圧が変動するので、数式5のP,QをそれぞれP=PPV+P,Q=QPV+Qとおくと、数式6が得られる。
Figure 2022032633000007
上記のE’は、分散電源80の連系運転時に無効電力制御の目標電圧となる電力系統60の基準電圧演算値であり、図3の基準電圧演算部40を用いてこの基準電圧演算値E’を演算するには、E,R,X,P,Qの他にPPV,QPVを更に入力して数式6の演算を行えば良い。
ここで、実際に計測される受電端電圧と基準電圧演算値E’とに差がある場合には、負荷設定部30により設定したP,Qとそれぞれの真値との間に差があることが想定される。
これらの差を補正するために、数式6に補正量x,yを導入すると、次の数式7が得られる。
Figure 2022032633000008
数式7は、Pを補正量xにより補正すると共にQを補正量yにより補正した時の基準電圧演算値E’を意味しており、実際に計測される受電端電圧と基準電圧演算値E’との差であるΔEがゼロ付近になるように補正量x,yを調整すれば良い。
補正量x,yの調整方法としては、数式7におけるPPV,QPV,P,Qが判っている状態でx,yを総当たりで入力してE’を演算し、ΔEがゼロ付近になるx,yを選定すれば良い。但し、このようなx,yの組み合わせは多数存在することが想定されるので、例えば、現在の演算ステップで求めたΔE(t)と1演算ステップ前に求めたΔE(tn-1)とが何れもゼロ付近となるような、共通するx,yの組み合わせを選定すれば良い。
なお、補正量x,yは、何れか一方をゼロとして他方の補正量のみを選定しても良い。
こうして選定したx,yの組み合わせを用いて数式7により得た基準電圧演算値E’を、受電端(連系点)の目標電圧として分散電源80を運転し、連系点に無効電力QPVを注入することにより、受電端電圧すなわち連系点電圧を基準電圧演算値E’に保つことができる。
次に、本発明の効果を確認するためのシミュレーションについて、図5~7に基づいて従来技術と比較しつつ説明する。
図5は、シミュレーションに用いた電力系統の回路図であり、その構成は図1と基本的に同一である。なお、負荷70及び分散電源80の出力は全て100[MW]を1.0[p.u.]としている。
図6は、従来技術を用いて図5に示す負荷条件により軽負荷から重負荷に変化させた場合のPPV,QPV,P,Q、及び受電端電圧Eを示しており、図6(a)はPPV,QPV=0(言わば、分散電源なしの状態)、(b)はPPV,QPVが所定値を持つ場合(分散電源ありの状態)である。ここで、系統の基準電圧(目標電圧)は、(a),(b)の何れの場合も破線で示すように1.00[p.u.]であるとする。
図6(a)において、軽負荷から重負荷に変化すると、受電端電圧Eは軽負荷時の1.01[p.u.]から約0.99[p.u.]に変化する。
一方、図6(b)では、PPV,QPVが発生した際に基準電圧が破線で示す1.00[p.u.]のままであると、この1.00[p.u.]に実際の受電端電圧Eとの差を小さくするように分散電源が制御されるため、無効電力QPVが余計に出力されることになり、特に分散電源の出力開始・停止時付近(PPV,QPV=0の前後付近)において受電端電圧Eの変動が大きくなる。
これに対し、図7に示す本発明では、約50.00(s)を境として、前述した数式7の演算により、軽負荷時には基準電圧演算値E’を約1.010[p.u.]とし、重負荷時には基準電圧演算値E’を約0.990[p.u.]として分散電源80を運転することにより無効電力QPVを制御しているため、破線で囲んだように、分散電源80の出力開始・停止時付近における受電端電圧Eの変動を抑制することができる。
10:送電端電圧設定部
20:系統インピーダンス設定部
30:負荷設定部
40:基準電圧演算部
50:交流電源
60:電力系統
70:負荷
80:分散電源
81:太陽電池モジュール
82:パワーコンディショナーシステム(PCS)
91:減算手段
92:乗算手段
93:PI調節手段

Claims (4)

  1. 負荷が接続された電力系統に連系して運転される電力変換器を備えた分散電源の制御装置であって、前記電力変換器から出力される無効電力を制御して前記電力系統と前記電力変換器との連系点の電圧変動を抑制するようにした制御装置において、
    前記電力系統の送電端の電圧と、系統インピーダンスと、前記負荷の有効電力及び無効電力と、を用いて前記電力系統の基準電圧を演算する演算手段と、
    前記演算手段による基準電圧演算値に前記連系点の電圧を一致させるように生成した無効電力指令に従って前記電力変換器を運転する手段と、
    を備えたことを特徴とする分散電源の制御装置。
  2. 請求項1に記載した分散電源の制御装置において、
    前記演算手段は、
    前記電力変換器から出力される有効電力及び無効電力を更に用いて前記基準電圧演算値を演算すると共に、演算した前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差が小さくなるように前記負荷の有効電力または無効電力に補正量を加算して前記基準電圧演算値を補正することを特徴とする分散電源の制御装置。
  3. 請求項2に記載した分散電源の制御装置において、
    現在の演算ステップにより求めた前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差、及び、1演算ステップ前に求めた前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差が、何れもほぼゼロとなるように、
    前記補正量を、前記負荷の有効電力に加える補正量または前記負荷の無効電力に加える補正量としたことを特徴とする分散電源の制御装置。
  4. 請求項2に記載した分散電源の制御装置において、
    現在の演算ステップにより求めた前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差、及び、1演算ステップ前に求めた前記基準電圧演算値と前記連系点の電圧との差が、何れもほぼゼロとなるように、
    前記補正量を、前記負荷の有効電力に加える補正量と前記負荷の無効電力に加える補正量との組み合わせとしたことを特徴とする分散電源の制御装置。
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