JP2022027570A - フレキソ印刷版の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも微細網点の再現性に優れたフレキソ印刷版の製造方法であり、微細網点再現性を達成するといった、印刷版の品質の安定化を図り、かつ製版効率に優れた印刷版用感光性樹脂版の製造方法を提供する。【解決手段】少なくとも、支持体と感光性樹脂組成物層と感熱マスク層とがこの順で設けられたフレキソ印刷用感光性樹脂原版を用いて、マスク層形成工程、画像露光工程、未硬化部分の除去工程及び乾燥工程を少なくとも有する工程によりフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版を製造する方法であって、前記画像露光工程を相対湿度30~70%の範囲の湿度環境下で行うことを特徴とするフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は、フレキソ印刷用感光性樹脂版の製造方法に関する。
フレキソ印刷は、版材の凸部にインキを乗せ、版材を基材へ押し当てることでインキを版材から基材へ転写させる印刷方式である。フレキソ印刷に用いる版材は比較的柔軟であり、種々の形状に追従可能であることから、幅広い基材への印刷が可能である。基材としては、包装フィルムやラベル紙、飲料用カートン、紙器、封筒、ダンボール等が挙げられ、なかでも表面の粗い基材には専らフレキソ印刷が用いられている。また、フレキソ印刷は、VOC排出量が少ない水性やアルコール性インキを用いることができ、環境適応性が高い印刷方式である。
フレキソ印刷に使用される印刷版は、一般的に支持体としてのポリエステルフィルムの上に感光性樹脂組成物層が設けた感光性樹脂フレキソ印刷原版から製版される。
感光性樹脂フレキソ印刷原版より印刷版を得る方法としては、以下の方法が一般的に行われる。
まず、感光性樹脂フレキソ印刷原版の支持体であるポリエステルフィルムを通して全面に紫外線露光(バック露光)を行い、均一なクッション性を有する光硬化層を設ける。次いで、保護フィルムを取り除いた後に、赤外線レーザにより感熱マスク層に画像パターンを形成し、感熱マスク層の画像パターンを通して感光性樹脂組成物層に活性光線照射を行い、感光性樹脂組成物層を光硬化させる。その後に、露光されていない部分(未硬化部分)を現像液で現像し、所望のレリーフ画像を形成した印刷版を得る。必要により、続いてデタック処理等の仕上げ処理を行い、感光性樹脂印刷版を得る。
近年、フレキソ印刷はこれまでにない高い印刷品質が求められている。フレキソ印刷品質は印刷機やアニロックスロールの高精度化により一定の向上をみせており、更なるフレキソ印刷品質の向上には印刷版の改善が求められている。具体的には、高線数と言われるインチ当たり200線の1%網点を安定して再現でき、且つ微細な凹部においても十分な深度を有する画像再現性に優れた印刷版が求められている。
画像再現性を向上させる方法としては、活性光線の露光分布(特許文献1)や乾燥処理範囲の温度分布(特許文献2)による改善の試みがなされている。
特開2018-116110号公報 特開2018-185421号公報
印刷版は一年を通じて製造されるが、冬場と夏場で画像再現性が異なるために一年間を通じて微細網点の再現性と凹部の深さを両立した印刷版を安定して製造することができなかった。微細網点を有する印刷版を製造する方法としては、レリーフ露光量を増加させて活性光線による光架橋反応を増加させる方法が考えられるが、凹部が過剰な紫外線量によって浅くなる現象が起こるので単純に紫外線量を増やすことはできない。又、特許文献1には露光面内の活性光線の露光分布を一定幅内にすることで画像再現性を向上させる製造方法が開示されているが、一定の効果はあるものの、微細網点を安定して効率よく再現する印刷版を製造する方法ではなかった。一方、特許文献2には乾燥処理範囲の温度分布に関し、最高温度と最低温度の差を特定温度幅内とするフレキソ印刷版の製造方法が開示されているが、微細網点の再現性向上を大幅に向上する印刷版の製造方法ではなかった。
本発明は、かかる従来技術の課題を背景になされたものである。すなわち、本発明の目的は、季節に関係なく一年間を通じて従来よりも微細な網点を安定して再現性でき、且つ微細凹部の深度が深いフレキソ印刷版を安定して製造できる印刷版の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、上記目的を達成するために鋭意検討した結果、驚くべきことに、従来技術では考えもつかなかった画像露光工程の湿度環境が極めて重要であることを見出した。そしてそのためにはマスク層形成工程より得られた画像パターンを通して前記感光性樹脂層に活性光線を照射し、画像露光を行う工程において、相対湿度30~70%の範囲の湿度環境下に湿度をコントロールしながら画像露光を行うことの手段により本発明の目的を達成することができることを見出し、本発明の完成に至った。
即ち、本発明は、以下の(1)~(5)の製造方法である。
(1)支持体と感光性樹脂組成物層と感熱マスク層とをこの順で有するフレキソ印刷用感光性樹脂原版を準備する工程、
前記感熱マスク層をレーザにより所定パターンに融除して、露光用の光が所定パターンで透過可能なマスク層を形成するマスク層形成工程、
前記マスク層形成工程後の前記フレキソ印刷用感光性樹脂原版に、前記マスク層側から光を当て、前記マスク層を透過した光のパターンに前記感光性樹脂組成物層を硬化させる画像露光工程、
前記画像露光工程の後、前記感光性樹脂組成物層の未硬化部分を除去する除去工程、及び、
前記除去工程後の前記フレキソ印刷用感光性樹脂原版を乾燥させる乾燥工程を含み、
前記画像露光工程は、相対湿度30~70%の範囲の湿度環境下で行うことを特徴とするフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法。
(2)前記感光性樹脂層が分子内に親水性基を有する親水性樹脂を含有する感光性樹脂組成物からなることを特徴とする(1)のフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法。
(3)前記画像露光工程が、絶対湿度3~18g/m3の範囲の湿度環境下で露光する工程であることを特徴とする(1)又は(2)のフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法。
(4)前記未硬化部分の除去工程が、水を70質量%以上含む現像液で現像する工程であることを特徴とする(1)~(4)のいずれかのフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法。
(5)前記フレキソ印刷版用感光性樹脂原版が感光性樹脂組成物層と感熱マスク層との間に酸素バリア層を有し、前記バリア層は分子内に親水性基を有するポリマーを含有することを特徴とする(1)~(4)のいずれかの印刷版用感光性樹脂印刷版の製造方法。
本発明の感光性樹脂印刷版の製造方法は、特定範囲の相対湿度又は絶対湿度環境下で画像露光を行うことで、微細網点再現性が安定する製版効率に優れた印刷版用感光性樹脂版の製造方法であり、結果として、印刷版の品質の安定化を達成することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」と言う)について、詳細に説明する。
本発明は以下の記載に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施できる。
本発明のフレキソ印刷用感光性樹脂版の製造方法は、少なくとも、支持体と感光性樹脂組成物層と感熱マスク層とがこの順で設けられたフレキソ印刷用感光性樹脂原版を用いて、マスク層形成工程、画像露光工程、未硬化部分の除去工程及び乾燥工程を少なくとも有する工程によりフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版を製造する方法であって、前記画像露光工程を相対湿度30~70%の範囲の湿度環境下で行うことを特徴とするフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法である。
フレキソ印刷原版に使用される支持体は、可撓性であるが、寸法安定性に優れた材料が好ましく、例えばスチール、アルミニウム、銅、ニッケルなどの金属製支持体、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、またはポリカーボネートフィルムなどの熱可塑性樹脂製支持体を使用することができる。これらの中でも、寸法安定性に優れ、充分に高い粘弾性を有するポリエチレンテレフタレートフィルムが特に好ましい。支持体の厚みは、機械的特性、形状安定化あるいは印刷版製版時の取り扱い性等から、50~350μm、好ましくは100~250μmが望ましい。また、必要により、支持体と感光性樹脂層との接着性を向上させるために、それらの間に接着剤を設けても良い。
フレキソ印刷原版に使用される感光性樹脂組成物層を形成する感光性樹脂組成物は、(a)共役ジエンを重合して得られるポリマー、(b)エチレン性不飽和化合物、及び(c)光重合開始剤を含み、さらに必要により可塑剤、親水性化合物、紫外線吸収剤、表面張力調整剤、熱重合防止剤、染料、顔料、香料、又は酸化防止剤などの添加剤を含む。本発明のフレキソ印刷原版が水現像性である場合が好ましく、本発明の効果が大きい。
(a)共役ジエンを重合して得られるポリマーとしては、印刷原版に使用される従来公知の合成高分子化合物を使用することができる。具体的には、共役ジエン系炭化水素を重合して得られる重合体、又は共役ジエン系炭化水素とモノオレフィン系不飽和化合物とを共重合して得られる共重合体が挙げられる。例えば、ブタジエン重合体、イソプレン重合体、クロロプレン重合体、スチレン-ブタジエン共重合体、スチレン-ブタジエン-スチレン共重合体、スチレン-イソプレン共重合体、スチレン-イソプレン-スチレン共重合体、スチレン-クロロプレン共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体、アクリロニトリル-イソプレン共重合体、メタクリル酸メチル-ブタジエン共重合体、メタクリル酸メチル-イソプレン共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体、アクリロニトリル-イソプレン-スチレン共重合体等が挙げられる。また、メタクリル酸やアクリル酸を共重合することも可能である。これらの中でもフレキソ印刷版としての特性、すなわち版面の反発弾性、強伸度物性、樹脂版硬度、及び未露光時の形態安定性、または入手性等の観点から、ブタジエン重合体が好ましく用いられる。その中でも好ましいポリマーとしては、スチレン-ブタジエン共重合体、アクリロニトリル-ブタジエン共重合体やスチレンブタジエンブロック共重合体であり、それらのポリマーは、印刷版に高解像性を付与する面から粒子状のラテックスが好ましい。これらのポリマーは1種のみを単独で用いても、2種以上を併用してもよい。感光性樹脂層(B)を形成する感光性樹脂組成物中の(a)成分の割合は、40~70質量%の範囲であることが好ましい。
(b)エチレン性不飽和化合物としては、印刷原版に使用される従来公知のものを使用することができる。分子内に光重合可能な不飽和基を1個以上含有する化合物である。このような化合物としては、例えば、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレートやグリセロールジメタクリレート等の多価アクリレートや多価メタアクリレート、エチレングリコールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエーテルなどの多価グリシジルエーテルに不飽和カルボン酸や不飽和アルコールなどのエチレン性不飽和結合と活性水素を持つ化合物を付加反応させて得られる多価アクリレートや多価メタアクリレート、グリシジルアクリレートなどの不飽和エポキシ化合物とカルボン酸やアミンのような活性水素を有する化合物の付加反応物、不飽和ポリエステル、不飽和ポリウレタンなどが挙げられる。これらの単量体は単独あるいは2種以上混合して使用することができる。その中でも数平均分子量100以上600以下の(メタ)アクリレート化合物(以下、単に低分子量の(メタ)アクリレート化合物とも言う)(i)を含むことが好ましく、さらに、それに加えて数平均分子量600超20,000以下の(メタ)アクリレート化合物(以下、単に高分子量の(メタ)アクリレート化合物とも言う)(ii)を含むことが好ましい。ここで、低分子量の(メタ)アクリレート化合物は光重合開始剤により架橋硬化して密な架橋ネットワークを形成するものであり、高分子量の(メタ)アクリレート化合物は光重合開始剤により架橋硬化してゆるやかな架橋ネットワークを形成するものである。前者は、数平均分子量200以上500以下がさらに好ましく、後者は、数平均分子量2000以上10000以下がさらに好ましい。上記のように低分子量の(メタ)アクリレート化合物だけでなく、高分子量の(メタ)アクリレート化合物を配合させることで、(c)光重合開始剤を従来より多量に配合した場合でも独立点の再現性や、印刷時の耐久性が損なわれない効果を有する。これは、高分子量(メタ)アクリレート化合物の一定割合の含有により版の強靭性が高まるためと考えられる。感光性樹脂層)を形成する感光性樹脂組成物中の(b)エチレン性不飽和化合物成分の割合は、10~50質量%の範囲であることが好ましい。
(c)光重合開始剤としては、例えばベンゾフェノン類、ベンゾイン類、アセトフェノン類、ベンジル類、ベンゾインアルキルエーテル類、ベンジルアルキルケタール類、アントラキノン類、チオキサントン類などが挙げられる。具体的には、ベンゾフェノン、クロロベンゾフェノン、ベンゾイン、アセトフェノン、ベンジル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケタール、ベンジルジイソプロピルケタール、アントラキノン、2-エチルアントラキノン、2-メチルアントラキノン、2-アリルアントラキノン、2-クロロアントラキノン、チオキサントン、2-クロロチオキサントンなどが挙げられる。これらは1種のみを単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明では、感光性樹脂組成物中の(c)光重合開始剤の含有量は、0.1~10質量%の範囲とすることが好ましく、0.1~5質量%の範囲とすることがより好ましく、0.5~5質量%の範囲とすることがさらに好ましい。
前記可塑剤は、感光性樹脂層(B)に柔軟性を付与する。前記可塑剤としては、液状ゴム、オイル、ポリエステル、リン酸系化合物などを挙げることができる。液状ゴムとしては、例えば液状のポリブタジエン、液状のポリイソプレン、あるいは、これらに水酸基やカルボキシル基を付与したものなどを挙げられる。オイルとしては、パラフィン、ナフテン、アロマなどを挙げることができる。ポリエステルとしては、アジピン酸系ポリエステルなどを挙げることができる。リン酸系化合物としては、リン酸エステルなどを挙げることができる。この中でも、共役ジエンを重合して得られるポリマーとの相溶性の観点より液状のポリブタジエン、水酸基やカルボキシル基を付与した液状ポリブタジエンが好ましい。水系の現像液で現像する場合は、水酸基やカルボキシル基を付与した液状ポリブタジエンが特に好ましい。感光性樹脂組成物中の可塑剤の含有量は3~15質量%であることが好ましい。
フレキソ印刷原版が水現像性である場合には、感光性樹脂層は、親水性化合物を含有していることが好ましい。親水性化合物としては、親水性重合体が好ましい。親水性重合体としては、カルボン酸、カルボン酸塩、スルホン酸、スルホン酸塩、水酸基、アミノ基、リン酸基、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドなどの親水基を有するアクリル重合体、ウレタン重合体、ポリアミド重合体、ポリエステル重合体が挙げられる。また、公知の界面活性剤も使用することができる。この中でも、水系現像液での現像性の観点よりカルボン酸塩を有するウレタン重合体が好ましい。感光性樹脂組成物中の親水性化合物の含有量は1~15質量%であることが好ましい。
表面張力調整剤は、印刷版の表面張力を調整するものであり、印刷版の表面張力を調整することで、インク転移性や印刷版へのインク詰まりを調整することができる。表面張力調整剤としては、パラフィンオイル、長鎖アルキル化合物、界面活性剤、脂肪酸アミド、シリコーンオイル、変性シリコーンオイル、フッ素化合物、変性フッ素化合物などが挙げられる。感光性樹脂組成物中の表面張力調整剤の含有量は0.1~2質量%であることが好ましい。
紫外線吸収剤は、感光性樹脂層の露光ラチチュードを高めるものであり、紫外線吸収剤としては、ベンゾフェノン系、サリシレート系、ベンゾトリアゾール系、アクリロニトリル系、金属錯塩系、ヒンダートアミン系、アントラキノン系、アゾ系、クマリン系、フラン系の化合物が挙げられる。この中でも、入手性や露光ラチチュードの観点よりベンゾトリアゾール系が好ましい。感光性樹脂組成物中の紫外線吸収剤の含有量は0.005~0.1質量%であることが好ましい。
本発明のフレキソ印刷原版は、感光性樹脂層と感熱マスク層との間に酸素バリア層を設けることが好ましい。酸素バリア層を設けることにより、主露光時の酸素重合阻害が抑制され、網点部、ベタ部分とも十分な硬化反応が起こる。これにより、網点部は印刷に適したフラットトップが形成される。フラットトップとなることで微小網点の印刷ドットゲインが改善される。また、ベタ部分は表面が平滑になり、ベタ部分のインク乗りが改善する。バリア層としては、公知のポリマーを使用できる。
水現像性の場合には、酸素バリア層は、分子内に親水性基を有する被膜形成可能なポリマーを含有していることが好ましい。親水性基としては、以下に限定されるものではないが、例えば、カルボキシル基、アミノ基、水酸基、燐酸基、スルホン酸基等の親水性基、それらの塩等の親水性基が挙げられる。具体的なポリマーとしては、ポリビニルアルコール、部分鹸化酢酸ビニル、アルキルセルロース、セルロース系ポリマー、ポリアミドが挙げられる。これらのポリマーは、一種類の使用に限定されず、二種類以上のポリマーを組み合わせて使用することもできる。酸素バリア性の点で好ましいポリマーとしては、ポリビニルアルコール、部分鹸化酢酸ビニル、ポリアミドである。酸素バリア性が好ましい範囲にあるポリマーを選択することで画像再現性を好適に制御することができる。
酸素バリア層を酸素バリア性の好ましい範囲とする他の方法としては、酸素バリア性に対して好ましいポリマーに対して、酸素バリア性に対して好ましいポリマーよりも酸素バリア性が低いポリマーを配合することで達成することができる。酸素バリア性に対して好ましいポリマーよりも酸素バリア性が低いポリマーとしては結晶性が低いポリマーであり、低鹸化度の酢酸ビニル、共役ジエン系炭化水素を重合して得られる重合体、低結晶性ナイロン、ポリウレタン等が挙げられる。ポリマーの形態としては、ポリマーへの分散性の面より粒子状であっても良い。
本発明の酸素バリア層は、ポリマー以外に添加剤を含有していても良い。添加剤としては、可塑剤、紫外線吸収剤や安定剤である。
酸素バリア層の層厚としては、0.2μm~3.0μmが好ましく、さらに好ましくは0.2μm~1.5μmの範囲である。層厚が上記範囲未満になると、酸素バリア層が不十分であり、レリーフの版面に荒れが生じるおそれがある。上記範囲を越えると、細線再現不良が起こるおそれがある。
次に、本発明のフレキソ印刷用感光性樹脂版の製造方法について説明する。
本発明は前記支持体を通して活性光線を照射(バック露光)し、光硬化層を設けることが好ましい。具体的には、支持体を通して露光を行い、感光性樹脂層を光硬化させ、均一な硬化層を設ける。
本発明の感熱マスク形成工程は、公知の感熱マスク層を赤外線レーザにより融除することで印刷版用の画像を形成するためのマスク層を形成する工程である。感熱マスク層としては公知のものを使用でき、例えば赤外線レーザを吸収して熱に変換する機能と紫外光を遮断する機能を有する材料であるカーボンブラックと、その分散バインダーと、被膜形成可能なバインダーポリマーとから構成されるものであることが好ましい。分散バインダーと被膜形成可能なバインダーポリマーとは、兼用することもできる。また、これら以外の任意成分として、顔料分散剤、フィラー、界面活性剤又は塗布助剤などを、本発明の効果を損なわない範囲で含有することができる。
感熱マスク層は、赤外線レーザが画像様に照射される。これにより、感光性樹脂層上にマスクが形成される。好適な赤外線レーザの例としては、ND/YAGレーザ(1064nm)又はダイオードレーザ(例、830nm)を挙げることができる。コンピュータ製版技術に好適なレーザシステムは、市販されており、例えばCDI(エスコ・グラフィックス社)を使用することができる。このレーザシステムは、印刷原版を保持する回転円筒ドラム、赤外線レーザの照射装置、及びレイアウトコンピュータを含み、画像情報は、レイアウトコンピュータからレーザ装置に直接移される。
本発明のフレキソ印刷原版に使用される感熱マスク層は、水現像性であることが好ましい。具体的な感熱マスク層としては、極性基含有ポリアミドとブチラール樹脂とを組合せた感熱マスク層(特許第4200510号)、感光性樹脂層中のポリマーと同じ構造を持つポリマーとアクリル樹脂とを含有する感熱マスク層(特許第5710961号)、アニオン性ポリマーと側鎖にエステル結合を有するケン化度が0%以上90%以下のポリマーとを含有する感熱マスク層(特許第5525074号)などが挙げられる。
本発明の画像露光工程においては、活性光線としては、330~380nmの波長に発光ピークを有する紫外線を使用することができる。その光源としては、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、キセノンランプ、ジルコニウムランプ、カーボンアーク灯、紫外線用蛍光灯、LED等を使用することができる。
前記画像露光工程は、相対湿度30~70%の範囲の湿度環境下で行うことが好ましく、さらに好ましくは相対湿度30~65%の範囲である。上記の相対湿度の範囲で画像露光を行うことで微細網点再現性と微細凹部深度の両立が可能となった。相対湿度を70%以下とすることで微細網点を安定して再現させることが可能となり、相対湿度30%以上とすることで微細凹部の深度を十分に確保することができた。
相対湿度を上述の範囲とすることで微細網点再現と微細凹部深度を両立できた理由は特定できていないが以下の理由が挙げられる。相対湿度が70%を超えると感光性樹脂層の表面が吸湿し、それに伴い画像露光時の硬化反応が抑制され、結果として微細網点の再現性が低下したと考える。一方、相対湿度が30%未満では感光性樹脂層の表面が乾燥し、それに伴い画像露光時の硬化反応が増進され、結果として微細凹部の深度が低下したと考える。
前記画像露光工程においては、相対湿度を30~70%の範囲とした状態で、さらに、絶対湿度を3~18g/mの範囲とすることが好ましく、5~16g/mの範囲とすることがより好ましい。上記の絶対湿度の範囲で湿度をコントロールして画像露光を行うことで、微細網点の再現性をより安定化させることができる。
本発明の相対湿度とはその温度における飽和水蒸気量に対するその時の空気中の水蒸気量の比率のことを言い、百分率で表す。又、本発明の絶対湿度とは、体積1立方メートルの空気中に含まれる水蒸気の量のことを表す。相対湿度や絶対湿度の測定は、市販のデジタル温湿度計で簡単に測定でき、高精度タイプであれば±2%の精度で測定が可能となる。
デジタル温湿度計以外の方法としては、乾球温度及び湿球温度より相対湿度や絶対湿度を求める方法がある。
本発明の未硬化部分の除去工程は、現像と言われる工程であり、印刷版として用いる画像部以外を除去する工程である。現像液は、取り扱い性の面より現像液が水を主成分とすることが好ましい。水を主成分とする現像液とは、水を70質量%以上含む現像液であり、好ましくは水を90質量%以上含む現像液である。又、現像液には、界面活性剤、PH調整剤等を含有することが好ましい。
本発明の乾燥工程は、現像中に吸収した現像液を熱風で乾燥する工程である。具体的には、現像後の印刷版を置いた所定の空間に、例えばヒーターで所定の温度に加熱した空気を送り混んで空気を循環させながら現像液を除去する工程である。ヒーターとしては、限定されるものではなく、市販されているヒーターを使用することができる。
本発明は、乾燥工程の後に表面タックの除去及び主露光での架橋硬化を補完(後露光)するために、活性光線による架橋硬化を補完する工程を行うことが好ましい。架橋硬化を補完する工程は表面タックの除去及び主露光での架橋硬化を補完により印刷版用感光性樹脂版を仕上げる工程であり、一般的に後露光と言われ、一般的にUVAを使用して行なわれる。それに対して、表面タックの除去は殺菌灯による露光であり、一般的にUVCを使用して行なわれる。表面タックの除去及び主露光での架橋硬化を補完は別々の処理でも良いし、同時に処理しても良い。
本発明の印刷原版の効果を以下の実施例によって示すが、本発明はこれらに限定されない。
実施例中の評価は以下の方法で行なった。
(1)相対湿度
相対湿度はA&D製AD-5696を用いて測定した。
(2)絶対湿度
絶対湿度はA&D製AD-5696で測定した温度と相対湿度より求めた。
(3)微細網点の再現性
200線1%と50μmスリット部(凹部)を持つテスト画像を用いて30枚の印刷版を製造し、200線1%網点の再現性と再現性のバラツキを評価した。判定は、20倍のルーペを用いて目視で網点の再現性不良を確認した。判定では、網点が一つでも傾斜していたり、欠損している場合には、再現していない版としてカウントした。
◎:30枚のすべての版において200線1%が再現されている場合
〇:20枚以上、29枚未満の版において200線1%が再現されている場合
△:10枚以上、19枚未満の版において200線1%が再現されている場合
×:9枚以下で、200線1%が再現されている場合
(4)微細凹部の深度
200線1%と50μmスリット部(凹部)を持つテスト画像を用いて30枚の印刷版を製造し、50μm幅の凹部の深度を測定した。測定はキーエンス社製VK9510を用いて行った。50μm幅の凹部のなかで、最も深い箇所を深度とした。30枚の版の深度を測定して平均値を求めた。深度が大きいほど安定した印刷が可能となり好ましい。
実施例1
感光性樹脂組成物(A)の作成
共役ジエンを重合して得られるポリマーとしてブタジエンラテックス(Nipol LX111NF、不揮発分55%、日本ゼオン(株)製)86質量部、及びアクリロニトリル-ブタジエンラテックス(Nipol SX1503、不揮発分42%、日本ゼオン(株)製)24質量部、エチレン性不飽和化合物として数平均分子量が10000であるポリブタジエン末端アクリレート(BAC45、大阪有機化学工業(株)製)15質量部、及び数平均分子量が338であるトリメチロールプロパントリメタクリレート(ライトエステルTMP、共栄社化学(株)製)10質量部、光重合開始剤としてベンジルジメチルケタール3質量部、その他成分として親水性重合体(PFT-4、不揮発分25%、共栄社化学(株)製)20質量部、ブタジエンオリゴマー(日本曹達(株)製 B2000)9.9質量部、熱安定剤(4-メトキシフェノール)0.1質量部、紫外線吸収剤(チヌビン326)0.01質量部を容器中で混合し、ドープを作成した。ドープを加圧ニーダーに投入して、80℃で溶剤を減圧除去し、感光性樹脂組成物(A)を得た。
感光性樹脂組成物(B)の作成
感光性樹脂組成物(A)において、アクリロニトリル-ブタジエンラテックスをスチレンブタジエンブロック共重合体〔クレイトンD-KX405〕に変更し、同様に混合した後に溶剤を減圧除去して感光性樹脂組成物(B)を得た。
フレキソ印刷原版の作成
カーボンブラック分散液(オリエント化学工業(株)製、AMBK-8)、共重合ポリアミド(PA223、東洋紡(株)製)、プロピレングリコール、メタノールを45/5/5/45の質量割合で混合し、感熱マスク層塗工液を得た。PETフィルム(東洋紡(株)、E5000、厚さ100μm)の両面に離型処理を施した後、乾燥後の塗膜の厚みが2μmとなるようにバーコーターで感熱マスク層塗工液を塗工し、120℃×5分乾燥してフィルム積層体(I)を得た。光学濃度は2.3であった。光学濃度は白黒透過濃度計DM-520(大日本スクリーン製造(株))によって測定した。共重合ポリエステル系接着剤を塗工したPETフィルム支持体(東洋紡(株)、E5000、厚さ125μm)上に上記感光性樹脂組成物(A)を配置し、その上からフィルム積層体(II)を重ね合わせた。ヒートプレス機を用いて100℃でラミネートし、PET支持体、接着層、感光性樹脂組成物層、酸素バリア層、感熱マスク層およびカバーフィルムからなるフレキソ印刷用感光性樹脂原版を得た。版の総厚は1.14mmであった。
フレキソ印刷原版からの印刷版の作成
フレキソ印刷用感光性樹脂原版のPET支持体側から裏露光を10秒行った。続いて、カバーフィルムを剥離した。この版を、エスコグラフィック社製 CDI4530に巻き付け、200線1%網点と、50μm幅のスリット部(凹部)を持つテスト画像で、解像度4000dpiでアブレーションを行った(マスク層形成工程)。続いて、露光機内の温度が23℃、相対湿度が50%となるように露光機内の温湿度を調整した後、CDIより版を取り出し、露光機台上に版を置き、画像露光を9分行った(画像露光工程)。その後、A&V(株)製現像機(Stuck System、1%洗濯石鹸水溶液、40℃)で8分現像し(除去工程)、版面の水滴を水きり棒で除去した。その後、60℃の乾燥機で10分乾燥した(乾燥工程)。続いて、後露光を7分間行い、最後に殺菌灯を5分間照射し、フレキソ印刷版を得た。裏露光、主露光、後露光はPhilips社のTL-K 60W/10Rランプ(ピーク波長370nm、350nmの照度が10.5mW/cm)を、殺菌灯はパナソニック社製 殺菌ランプ GL-40(ピーク波長250nm、250nmの照度が4.5mW/cm)を用いて行った。得られた印刷版のレリーフ深度は0.6mmであった。
実施例2~8、比較例1~3
露光機内の温湿度を変更した以外は実施例1と同様の方法でフレキソ印刷版を作製し、その評価結果を表1に示す。露光機内の温湿度をコントロールする方法としては、湿度コントロールが可能な恒温恒湿室に露光機を設置した。又、簡易なコントロール方法としては、梅雨場は露光機設置室に除湿器を設置し、冬場には加湿器を設置すれば良い。
Figure 2022027570000001
実施例1~8、比較例1~3の評価結果を表1に示す。実施例1~8に示すように画像露光を相対湿度30~70%の範囲で行うと微細網点画像を安定して再現でき、且つ微細凹部の深度が大きいことが分かる。特に、絶対湿度が3~18g/mの範囲である実施例1~6は微細網点の再現性が非常に安定している。比較例1、2に示すように相対湿度が70%を超えると微細網点の再現性に劣る。比較例3に示すように相対湿度が30%未満では微細凹部の深度が小さい。
本発明の印刷版の製造方法は、従来よりも微細な網点の再現性に優れ、且つ微細凹部の深度が大きいフレキソ印刷版を安定して製造できる製造方法を提供するができる。従って、本発明の印刷版の製造方法は、当業界において極めて有用である。

Claims (5)

  1. 支持体と感光性樹脂組成物層と感熱マスク層とをこの順で有するフレキソ印刷用感光性樹脂原版を準備する工程、
    前記感熱マスク層をレーザにより所定パターンに融除して、露光用の光が所定パターンで透過可能なマスク層を形成するマスク層形成工程、
    前記マスク層形成工程後の前記フレキソ印刷用感光性樹脂原版に、前記マスク層側から光を当て、前記マスク層を透過した光のパターンに前記感光性樹脂組成物層を硬化させる画像露光工程、
    前記画像露光工程の後、前記感光性樹脂組成物層の未硬化部分を除去する除去工程、及び、
    前記除去工程後の前記フレキソ印刷用感光性樹脂原版を乾燥させる乾燥工程
    を含み、
    前記画像露光工程は、相対湿度30~70%の範囲の湿度環境下で行うことを特徴とするフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法。
  2. 前記感光性樹脂層が分子内に親水性基を有する親水性樹脂を含有する感光性樹脂組成物含むことを特徴とする請求項1記載のフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法。
  3. 前記画像露光工程が、絶対湿度3~18g/mの範囲の湿度環境下で露光する工程であることを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法。
  4. 前記未硬化部分の除去工程が、水を70質量%以上含む現像液で現像する工程であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のフレキソ印刷用感光性樹脂印刷版の製造方法。
  5. 前記フレキソ印刷版用感光性樹脂原版が感光性樹脂組成物層と感熱マスク層との間に酸素バリア層を有し、前記バリア層は分子内に親水性基を有するポリマーを含有することを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の印刷版用感光性樹脂印刷版の製造方法。
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