JP2022027366A - 抗菌性・抗ウイルス性酸化ラジカル水と、その製造方法並びに製造装置 - Google Patents
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Abstract
Description
一般的に「抗菌剤」や金属を用いる方法が知られる。抗菌剤は細菌の生命機能を乱したり破壊したりするもので、茶の成分・カテキンが有名である。
金属を用いる方法では、銅や銀、チタンの抗菌性がよく利用される。また、次亜塩素酸を主成分とする抗菌資材が広く用いられている。酸性電解水も次亜塩素酸の殺菌力に由来している。
次亜塩素酸(HClO)の殺菌メカニズムはいろいろな機関で研究されており、現在、以下の説がある。
・細菌の細胞膜に浸透し、細胞に不可欠な呼吸系酵素を破壊することで、細胞の同化作用を停止させる。
・細菌の細胞組織のタンパク質やアミノ酸に作用して、その化学的性質を変質させたり、分解したりする。
他の殺菌剤では、このように細胞膜に浸透して効果を上げるものは見当たらない。
しかし、茶の成分・カテキンを除けば、いずれの成分も人体内では有害な成分として働くことも知られている。
一方、超微細気泡ウルトラファインバブルも生体細胞に吸収され、細菌の細胞膜にも浸透することができる。
微細気泡マイクロバブル・ナノバブルに関する研究は、ここ20~25年前に始まったばかりであり、名古屋万博で紹介された産総研の高橋正好氏の研究を応用した「海水棲息の鯛と淡水棲息の鯉が同一の水槽内で棲息することが可能な実証事例」等から、マイクロバブルに関する関心が世界的に広がった。
当出願者もほぼ同時期に、水素によるマイクロバブルの研究を行い、バブルによる還元性水素水の特許を世界的にも最初に認定された。
「平成24年度マイクロバブル・ナノバブルの国際標準化推進事業発表会成果報告書」では、マイクロバブル・ナノバブルを気泡の大きさから、暫定的に0.8~1mm以上をバブル、これ以下で0.05~0.1mm以上をサブミリバブル、またサブミリバブル以下で20μm~1μm以上をマイクロバブル、更に20μm~1μm以下をウルトラファインバブルと称すると取り決めを行っている。
マイクロバブルの生産方法には、エジェクターによる簡易な方法から、ベンチュリー管法、SPG膜通過法、加圧減圧法、超音波振動法、気液旋回二相法、キャビテーション法(スクリュー背面のキャビテーションを含む)等多くの方法がある。
このうち加圧減圧法、超音波振動法、気液旋回二相法、キャビテーション法は、ナノサイズの気泡ウルトラファインバブルを生成すると考えられているが、いずれも白濁することが知られ、酸化ラジカルを定量的に測定した水や溶液ではない。
また、出願者は「共鳴発泡と真空キャビテーションによる酸化性ラジカル又は、還元性ラジカルを有するウルトラファインバブル製造方法及びウルトラファインバブル水製造装置。」を出願し、酸化ラジカルを定量的に測定しているが、本出願の「抗菌性、抗ウイルス性酸化ラジカル水」の機能性は記載されていない。
即ち、いずれもバブルの洗浄作用等とバブルの製造方法及び装置に関する出願である。
一方、バブルの抗菌性については特許文献1~4が見られる。
中性電解水、微酸性電解水、弱酸性電解水の欠点を改良した、茹卵等の食品や衣類などの細かく深い疵、凹凸、皺の中まで殺菌効果を示す殺菌剤を提供する。
[解決手段]中性電解水、微酸性電解水或いは弱酸性電解水にマイクロ・ナノバブル発生装置による処理を行い、これらの浸透性を高めることにより、疵12a、凹凸、皺の有る、殻剥き茹卵12等の食品や衣類などの疵や凹凸、皺の内部まで殺菌剤を浸透させて、
井戸水13中で保存することにより発生する白濁、とろみ13aや微酸性電解水14中で保存することにより発生する薄い白濁14aの生成を抑制できる、マイクロ・ナノバブル処理した微酸性電解水15。
この特許では、殺菌機能は希塩酸や塩酸/塩化ナトリウム、塩化ナトリウムを添加した水を電気分解して発生する次亜塩素酸によっている。
第1の種類の電極棒と、前記第1の種類の電極棒と異なる種類の第2の種類の電極棒を有し、前記第1の種類の電極棒と第2の種類の電極棒は、間隔を置いて並行に配置され、更に、前記第1の種類の電極棒と前記第2の種類の電極棒間に、直流電流を供給する電源を有し、前記第1の種類の電極棒と前記第2の種類の電極棒は、電解質イオン水中で前記電源により通電されることを特徴とする。
前記第1の電極棒と前記第2の電極棒は、電解質イオン水中で前記電源により通電されるバブル発生装置によりバブルを発生させ、時間経過において密度の高くなる320nmを中央値とする200~400nmのナノバブルにより嫌気性菌を含む菌全般を殺菌する。とあるが、この発明では電解質を含む水を電気分解するので、バブル中に次亜塩素酸の発生等の強力な殺菌剤が存在するので、殺菌剤によるバブルと考えられ、空気による通常のナノバブルに殺菌力があるとするのとは相違するものと考えられる。
内容は液体中に分散され、正又は負に帯電し、平均粒径が10乃至500nmであり、ゼータ電位が10乃至200mVである微細気泡を105乃至1010個/cc含むナノバブル分散液を提供する。
この発明では、ナノバブルが微生物及び植物の成長の速度を制御するもので、ナノバブルに抗菌性機能があるとの記載はなく、酸化ラジカルバブルでもない。。
ゼータ電位を有するナノバブル分散液又はマイクロバブル分散液を医療に有効利用する。内容は、正又は負に帯電した平均粒径が10~500nmであるナノバブルを含むナノバブル分散液を病原性微生物に接触させて病原性微生物に対する抗菌効果を制御する。
この発明では、病気に罹患している生体の抗菌効果を制御することが記載され、ゼータ電位が10~200mVであることが望ましい。ナノバブル自体に抗菌性機能があるとの記載もなく、10~500nmのナノバブルが酸化ラジカルバブルとの記載もない。
[課題]口腔ケアを可能にし、微細気泡の直径及び濃度を適切に管理できると共に、オゾン微細気泡液を長期保存可能とし、しかも、殺菌効果に加え、臭気成分分解効果及び抗ウイルス効果を奏するオゾン微細気泡液及びそのオゾン微細気泡液の製造方法を提供する。
[解決手段]」本発明の1つの態様の口腔ケア用のオゾン微細気泡液は、口腔ケア用のオゾン微細気泡液であって、前記オゾン微細気泡液の原液のオゾン濃度は100ppm以上であり、前記オゾン微細気泡液のオゾン濃度が4ppm以下まで希釈しても殺菌作用を有し、前記オゾン微細気泡液は1年以上の冷凍保存後のオゾン濃度が4ppm以上であり、前記オゾン微細気泡液は殺菌作用に加え、臭気成分分解作用及び抗ウイルス作用を有することを特徴とする」とある。
この発明では、殺菌力の強いオゾンガスを用いているので、本出願の空気及び酸素による酸化ラジカルバブルでもなく、発がん性もあるので飲用には適さない。
酸化ラジカルバブルの抗菌性や抗ウイルス性は、人体に無害な空気、酸素によるバブルで、バブルのサイズとバブル密度が重要であり、水全体にラジカルを発生させることが必須である。本発明では、100nm前後のバブルが主体的でバブル密度が1cc当り3億個以上を有する水が発生するラジカルに抗ウイルス性を有する機能があることを実証した。
酸化ラジカルバブルは、免疫を強化活性化する機能とウイルスに直接作用して失活させる機能の2つの機能が備わっている。更に感染に伴う免疫低下によって細菌活動の増大を抑制する機能が備わっている。
本出願では、生体が病原ウイルス及び細菌に罹患し、激しい症状を抑制するため、或いは感染を予防することが課題であり、通常身の回りにある水が、それを処理する事により、その飲用が、病原ウイルス及び細菌の予防と症状を抑制する技術と水を提供する。
生体は細胞レベルで共通の免疫作用を有している。免疫力は動物では細胞内のリソゾームに発達と活性化であり、植物では液胞の活性化である。
図1には、呼吸増強等各種研究成果の結集による、細胞の抗菌作用に対する酸化ラジカルバブルの影響を表示した。
細胞内では、リソゾーム又は液胞が細胞外から侵入する外敵を捕食したり、細胞内で壊れた顆粒を捕食し分解して、細胞内を掃除し、併せて外敵から細胞を守る役割を有している。その作用は、生体の栄養状態によって大きく左右し、栄養状態が悪いと細胞の防衛能力が著しく低下し、栄養状態が良いと極めて強い防衛能力を発揮する。
リソゾーム又は液胞は栄養状態が悪いと発達が遅れ活性化されず、栄養状態が良いと発達し活性化される。即ち抗菌代謝系が存在する。
その抗菌メカニズムは、栄養状態が良いと呼吸が活性化され、高エネルギー化合物ATPが蓄積する。リソゾームはホスファターゼで高エネルギー化合物ATPを用い侵入物を分解し、その際ATPの消費を必要とするプロテアーゼが機能し、侵入物の外壁蛋白を分解し、外敵の内容物が溶け出す溶菌作用が起こる。
これらリソゾームの発達、活性化、呼吸にによるエネルギーの供給の一連の代謝系はセットになっており、栄養状態がその強弱に関与している。
酸化ラジカルバブル水は、細胞の呼吸活性を高め、この抗菌代謝系を活性化すると同時に活発な呼吸で発生した細胞内の活性酸素が細菌・ウイルスに直接作用し、この抗菌代謝系の機能を助長することが判明している。
この栄養条件に伴う抗菌代謝系の存在は当出願者が解明した。以下その概要を説明する。試験は蚕の餌である桑の栽培方法を変えて桑の栄養機能を違えて蚕に与え、蚕病ウイルスを添食して蚕の死亡率から抗菌代謝系の強弱を割り出した。
人や動物には、組織レベルで、白血球、血小板、リンパ腺、NK細胞など細菌外敵に対する防御機能を有しているが、植物にはこれらに相当する防御は存在しない。
しかし、細胞レベルでは類似の機能、動物細胞のリソゾーム、植物細胞のヴァキュオール(液胞)を有しており、その顆粒の発達状態と呼吸を伴う抗菌代謝系とが個体毎の防御機能の優劣を左右しています。究極的には呼吸に伴う、高エネルギー化合物ATPの蓄積が重要である。
そのため、高エネルギー化合物の前駆物質の多少が防御機能を左右していると言っても過言ではない。
蚕は桑の葉しか食べない。それで、桑葉の葉質は蚕の健康状態に大きな影響を有している。
即ち、桑の健康状態は、蚕の健康状態を左右するので、健康の食物連鎖の研究に最適な研究材料である。(私達はこれを健康の食物連鎖と呼んでいる。)
試験区の処理は、蚕の食料である桑の栄養状態に影響し、蚕の生育に深刻な影響を及ぼす。
試験区内容の説明:
1)土壌改良区は、苦土石灰とリン酸を土壌表面全面に散布耕運する標準的改良を行い、窒素肥料をNとして年間に10a当たり30Kg施用する標準的管理を行った。
2)対照区は、土壌改良を行わず、窒素肥料をNとして年間10a当たり30kgを施用した。
3)多窒素区は、土壌改良を行わず、窒素肥料をNとして年間10a当たり100kgを施用した。
4)多窒素遮光区は、土壌改良を行わず、窒素肥料をNとして年間10a当たり100kgを施用し、さらに遮光ネットで、太陽光を2分の1に遮断した。
1)蚕の飼育は、リン酸増強、窒素過剰の施肥、遮光の桑葉を作り人工飼料を作り、これを蚕に与え、蚕3齢起蚕の時期に蚕のウイルスの種類CPV、NPVを蚕へ添食して、ウイルス濃度による4齢起蚕後4齢蚕の死亡率を計算、50%致死濃度はカイコの生存率(logLC50)であり、ウイルス希釈濃度の値は対数値で示される。
2)LC50=1の差はウイルス濃度の10倍に相当する。logLC50値が高いほど健康度が高くなる。
結果の概要
葉質の良い改良区は、対照区より細胞質多角体病ウイルス(CPV)、核多角体病ウイルス(NPV)に対する抵抗力が強く、生存率が高い。それは土壌の改良によって、リン酸の供給量が強化され、細胞内の高エネルギー化合物が多いことに由来する。葉質分析によってもそれは裏付けられている。呼吸基質の欠乏は細胞の抵抗力が低下するので、窒素の大量供給によって生体内で呼吸基質を消費させる作用を起こさせた多窒素区を設けた。更に強く呼吸基質の供給を抑制するため遮光区を設けた。
呼吸基質を消費させた遮光区は抵抗力が低いので、ウイルスの添食によって、生育の継続が困難で蚕が脱皮できず、4令になれず不生育になっている。
症状の激化はいずれも栽培条件で呼吸基質を奪い、ATPの生成を抑制した区で起こっている。
即ち、ウイルスに対する生体の抵抗力は、呼吸に基づいており、酸化ラジカルは呼吸を活性化するので、免疫力が高まる。
試験ほ場の地域を、リン酸塩欠乏が発生した火山灰風化土壌の畑桑園に設定した。
試験区内容の説明:
1 対照区では、通常の農家と同様に、10aで苦土石灰600kg、稲わら1000kgを畝間中央に溝を掘って埋め込んだ。肥料は年間Nとして30kg/10a.施用して栽培した。
2 リン酸標準改良区では、10aあたり苦土石灰を600kg、過リン酸マグネシウムを360kgを圃場全面に散布し、稲わら1000kgを10aあたり畝間中央に溝を掘って埋め込んだ。肥料は年間Nとして30kg/10a.施用して栽培した。
3 リン酸多量改良区では、10aあたり苦土石灰を600kg、過リン酸マグネシウムを1,960kg圃場全面に散布し、稲わら1000kgを10aあたり畝間中央に溝を掘って埋め込んだ。肥料は年間Nとして30kg/10a.施用して栽培した。
施肥、収穫方法を極端に変えて人工資料を作り、これを蚕に与え、蚕3齢起蚕の時期に蚕のウイルスの種類FV、CPV、NPVを蚕へ添食して、ウイルス濃度による4齢起蚕後4齢蚕の死亡率を計算、その致死濃度LC50-log、又は死亡半減率LD50-logを算定した。
カイコの死亡率の単位は、死亡率を半減させるために必要なウイルス濃度であり、ラベルはLD50-logで示す。LD50=1の違いは、10倍のウイルス濃度に相当する。logLC50値が高いほど、健康度が高くなる。
軟化疾患のウイルス名:CPV=細胞質多角体病ウイルス、FV=フラケリーウイルス、 NPV=核多角体病ウイルス。
結果:
ウイルスによってばらつきはあるが、各試験区によって、対照区と比べ、対数比で1~2の差が発生している。
これは整数に直すと免疫力増強による効果が10~100倍の相違があることを示している。
このように呼吸基質の相違が、高エネルギー化合物ATPに大きな差を生じ細胞レベルで、ウイルス防御機能に影響を与えていることが明白である。
酸化ラジカルはこの呼吸を大きく活性化し、高エネルギー化合物ATPを増大させる。
風邪の疾患は、ウイルスによる免疫力の低下に合わせ、喉、咽頭、肺等の臓器に於いて細菌による器官の損傷が起こる。その症状軽減のために、抗生物質を用いる。
酸化ラジカルバブル水には、免疫増強機能だけでなく、細菌に対する抑制機能も存在する。
酸化ラジカルバブル水の発生による水の抗菌性
写真1は、水道水を用い、共鳴発泡と真空キャビテーションにより、水を10分間循環処理し、酸化ラジカルを発生する水を生成後、ペットボトルに詰め、対象に水道水を同時に詰め2ケ月間、日光の当たる縁側に放置した写真である。
右は水道水、左は酸化ラジカルバブル水で、水道水には緑色のアオコの発生が見られるが、酸化ラジカルバブル水にはアオコの発生が見られない。防菌作用がある。
即ち、酸化ラジカルバブルを飲用することにより、免疫力の強化と併せ、水による細菌増殖の抑制が同時に進行する。
酸化ラジカルバブルは、抗菌性を有し、抗ウイルス活性を有する。
そのメカニズムは、次の通り。
図2に示すように、ウイルスは通常はマイナスにチャージしている膜であるシースの中にウイルス本体の核酸RNAが入っていて、保護されている。
しかし、寄主へ侵入してシースの殻から出た段階で、RNAをシースの外に伸ばして増殖すると考えられる。酸化ラジカルバブル水も飲用後は、その大部分が各細胞へ大量侵入していると考えられる。従って、そのチャンスに酸化ラジカルバブルがウイルスの周囲をバブルが取り巻き、所謂マスキングが行われると同時に、新しいラジカルの発生と共に、ウイルスが失活するものと考える。
即ち、酸化ラジカルバブル水の飲用は、生体内で呼吸活性化に伴う免疫増強作用、細菌増殖を抑制する防菌作用、ウイルスへの直接の接触マスキングと失活化作用の組み合わせによって、ウイルス感染の症状を軽減すると考えられる。
1.酸化ラジカルバブルのサイズとバブル密度。
循環処理バブルのバブルサイズの分布
図3に示すように80nm,120nm,157nm,219nm,330nm,410nm,524nm,661nm,に多くのピークを持つ100~300nmに中心を持つバブル。極めて濃密なバブルである。
生成した超微細気泡は、酸化ラジカルを発生するので、トラップとして薄い還元剤溶液を使用し、発生した酸化性ラジカルの量を測定した。
空気などの酸素系気泡による酸化性ラジカルの発生により酸化性ラジカルが発生するが、「酸化性ラジカルトラップ」を利用して10分間反応させる。
測定は:還元剤「チオ硫酸ナトリウム」を用い、1M/10,000Na2S2O3の濃度で「酸化ラジカルのトラップ」として10分間酸化性ラジカルバブル水と反応させる。
測定の結果:酸化ラジカルの量は約2μM/L/min.であった。
酸化ラジカル能力は1ケ月、2ケ月以上経つと低下する傾向がある。延長線を延長すると、約半年後に機能が半減しました。
すなわち、酸化ラジカル能力の寿命が非常に長いことがわかる。
これらの酸化ラジカルの気泡は、OHラジカルを生成するため、負に帯電する。超微細気泡なので自由に細胞に進入できる。一般に、ウイルスは細胞の外で、鞘に包まれることによって負に帯電している。しかし、ウイルスが感染して細胞に入ると、それは鞘から出て、RNAとして裸の形態となる。
即ち、図3に示すように、生体内では酸化ラジカルバブルが細胞内に多量吸収されているので、ウイルスが細胞に侵入した段階で、酸化ラジカルバブルがウイルスを取り巻き、その活動を抑制し、酸化性のラジカルの生成に伴って、ウイルスが失活する。
請求項2に係る酸化ラジカルバブルの製造装置は、図4に示した。
水源1から水を吸い上げ、吸水装置2で給水し、水をろ過する装置3を通過させて、気液を混合する装置5に導く。
人体に無害な空気又は酸素ガス供給装置4からガスを気液を混合する装置5へ送付し、気液混合を行い、共鳴発泡装置6へ送付する。
気液混合液を共鳴発泡装置6でマイクロバブルにする。
生成されたマイクロバブルを真空で膨張させ、真空キャビテーション装置6で瞬間的に破砕する。
破砕した超微細気泡は循環貯留タンク7に導き、貯留する。
貯留された超微細気泡は再度気液を混合する装置4へ送り、再度超微細気泡の生成を行い、循環濃縮を行う。
以後循環濃縮によって、酸化ラジカルバブルが抗菌性・抗ウイルス性酸化ラジカルを発生するようになったら、採水装置で抗菌性・抗ウイルス性酸化ラジカル水の採取を行う。
通常の風邪のコロナウイルスの発症に対する効果
飲用事例は、飲料水として83歳男性、78歳女性、75歳男性、74歳女性、54歳男性の5人、風邪発症時期に酸化ラジカルバブル水を供給した。飲用後、翌朝から周辺の風邪発症者に比べ軽微になり、全員の症状が2~3日で快復した。
人によって風邪をひく前から飲用したり、風邪をひいた後から飲用したり、ケースはまちまちであるが、何れも咳が出て、頭がわずかにふら~っとしたが、食欲の減退もなく、仕事面でも集中力が保て、寝込むことがなかった。
飲用後、翌朝から周辺の風邪発症者に比べ軽微になり、全員の症状が2~3日で快復した。人によって風邪をひく前から飲用したり、風邪をひいた後から飲用したり、ケースはまちまちであるが、何れも咳が出て、頭がわずかにふら~っとしたが、食欲の減退もなく、仕事面でも集中力が保て、寝込むことがなかった。風邪のウイルスはインフルエンザではなく、通常の風邪のコロナウイルスであった。COVID-19はまだ拡大していない時期であった。
ヘルペスウイルス発症に対する酸化ラジカルバブル供給
飲用事例は、飲料水として83歳男性へ供給した。
男性はヘルペスウイルスで頭に吹き出物を発生し、医者からの付薬、飲み薬を使用してもなかなか治癒しない状況であった。
酸化ラジカルバブル水を供給して飲用2日後から、ヘルペスウイルス症状が急速に軽減され、4日後には完治した。
帯状疱疹ウイルス発症に対する効果
飲用事例は、飲料水として91歳女性へ供給した。
女性は約1年前から発症し、通院して治療を行っていたが、なかなか治らず、ずーっと痛に耐えていた。恐らく耐えられる状態だったと考えられる。酸化ラジカルバブル水を供給し、飲用後、数日後から痛みが軽減され、焼く1週間後からグランドゴルフができる程度に回復した。その後の症状は、時間の経過と共に快復している。
各施設に付着する雑菌、ウイルスの除去と繁殖防止及びウイルス失活。
(2)酸化ラジカルバブル水による口腔内洗浄防菌のウガイ。
ウイルス感染の予防と口腔内雑菌の除去、歯周病菌除去、口臭除去と長時間口内防菌。
(3)酸化ラジカルバブル水による鼻腔内洗浄。蓄膿症、鼻炎の治療サポートウイルス感染の予防。
(4)酸化ラジカルバブル水による眼洗。ウイルス感染の予防と眼の除菌、各種眼病治療のサポート
(5)酸化ラジカルバブル水飲用。ウイルスなど感染症の予防と感染後の症状の大幅軽減。
(6)酸化ラジカルバブルによる口腔内洗浄はウイルス感染の予防の他細菌の再繁殖を遅らせるので、高齢者の誤嚥性肺炎発生も抑制する。
今後の酸化ラジカルバブルによるウイルス失活の研究の展望は、人体に対するCOVIT19、インフルエンザ、テング熱、エボラ出血熱、動物に対する研究では、豚コレラ、鳥インフルエンザ、口蹄疫等のウイルス抑制等への応用。
(右は原水の水道水(次亜塩素酸を含む)左は水道水を酸化ラジカルバブルに処理した水。)
(2)ウイルス
(3)細胞核
1 水 源
2 吸水装置
3 ろ過浄水装置
4 空気・酸素ガス供給装置
5 気液混合装置
6 共鳴発泡装置
7 真空キャビテーション装置
8 循環酸化ラジカルバブル集積タンク
9 抗ウイルス性酸化ラジカルバブル水採水容器
【発明の属する技術分野】
本発明は、抗ウイルス性酸化ラジカルバブルと、その製造方法並びに製造装置に関する。
通常の風邪のコロナウイルスの発症に対する効果
飲用事例は、飲料水として83歳男性、78歳女性、75歳男性、74歳女性、54歳男性の5人、風邪発症時期に酸化ラジカルバブル水を供給した。
飲用後、翌朝から周辺の風邪発症者に比べ軽微になり、全員の症状が2~3日で快復した。
人によって風邪をひく前から飲用したり、風邪をひいた後から飲用したり、ケースはまちまちであるが、何れも咳が出て、頭がわずかにふら~っとしたが、食欲の減退もなく、仕事面でも集中力が保て、寝込むことがなかった。全員の症状が極めて軽微であった。風邪のウイルスはインフルエンザではなく、通常の風邪のコロナウイルスであった。
COVID-19はまだ拡大していない時期であった。
【発明の属する技術分野】
本発明は、抗菌性・抗ウイルス性酸化ラジカル水と、その製造方法並びに製造装置に関する。
通常の風邪のコロナウイルスの発症に対する効果
飲用事例は、飲料水として83歳男性、78歳女性、75歳男性、74歳女性、54歳男性の5人、風邪発症時期に酸化ラジカルバブル水を供給した。
飲用後、翌朝から周辺の風邪発症者に比べ軽微になり、全員の症状が2~3日で快復した。飲用後、翌朝から周辺の風邪発症者に比べ軽微になり、全員の症状が2~3日で快復した。人によって風邪をひく前から飲用したり、風邪をひいた後から飲用したり、ケースはまちまちであるが、何れも咳が出て、頭がわずかにふら~っとしたが、食欲の減退もなく、仕事面でも集中力が保て、寝込むことがなかった。全員の症状が極めて軽微であった。風邪のウイルスはインフルエンザではなく、通常の風邪のコロナウイルスであった。COVID-19はまだ拡大していない時期であった。
Claims (2)
- 空気又は酸素よる平均粒径100ナノメートルで1cc当たり3億個以上の高密度の磁化酸化ラジカルバブルで、酸化ラジカルを発生することにより、生体内において抗菌作用を有し、ウイルス増殖を抑制する機能を有することを特徴とする抗菌性・抗ウイルス性酸化ラジカルバブル水。
- 水源から吸水する装置と、水をろ過する装置と、気液を混合する装置と、共鳴発泡磁化装置と、真空キャビテーション装置と、循環貯留タンクを装備し、
水源から吸い上げた水をろ過浄水して、気液を混合し、共鳴発泡磁化装置で瞬間的にマイクロバブルにし、真空キャビテーション装置でマイクロバブルを数十倍に膨張させて破砕し、生成された無色透明の超微細気泡を循環貯留タンクに導き、循環貯留タンクから更に気液を混合し、以後前記の微細化処理を循環させて繰り返すことを特徴とする、抗菌性・抗ウイルス性酸化ラジカルバブル水の製造装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7422965B1 (ja) | 2022-07-28 | 2024-01-29 | 有限会社情報科学研究所 | ウルトラファインバブルを含む酸化ラジカルバブルによる温室効果ガスのメタン及び一酸化二窒素の放出を防止する方法及びその製造方法並びに装置 |
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- 2020-07-31 JP JP2020140461A patent/JP2022027366A/ja active Pending
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JP7422965B1 (ja) | 2022-07-28 | 2024-01-29 | 有限会社情報科学研究所 | ウルトラファインバブルを含む酸化ラジカルバブルによる温室効果ガスのメタン及び一酸化二窒素の放出を防止する方法及びその製造方法並びに装置 |
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