JP2022025215A - 遊技機 - Google Patents

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Yoshiyuki Oaki
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Abstract

【課題】前枠に設けられた操作部をホール側で予め操作しておくことによって遊技機がグループ内における自らの台の設置位置を検出することが可能となり、ホール側の負担を軽減した遊技機を提供する。【解決手段】自らの台を含む複数台の遊技機を1グループとしてグループ単位の演出を行う遊技機において、前枠に設けられた操作部の操作状態を検出することによって、グループ内における自らの台の設置位置を検出し、検出された設置位置に応じてグループ単位の演出を行う。【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
従来より、例えば遊技機の一つであるパチンコ遊技機では、始動入賞口にパチンコ球が入賞すると画像表示装置に表示された図柄が変動を開始するとともに、一定時間後に停止され、停止した図柄が特定の組み合わせに揃うと大当たりとなり大入賞口が開放され、遊技者が多くのパチンコ球を獲得できる構成となっている。また、上記パチンコ遊技機では遊技者を飽きさせない為に図柄の変動中や大当たり遊技中においてスピーカから出力される音、ディスプレイに表示される画像、枠に設置されたランプの光、遊技領域内や遊技領域周辺に設置された役物等を用いた各種の演出が行われる。
ここで、上記演出の一つとしてリアルタイムクロック(RTC)を用い、予め決められた開始時刻において、同時に複数の同機種遊技機が一斉に同じ演出を実行するものが知られている(例えば特開2016-137136号公報参照)。
特開2016-137136号公報
更に、上記RTCを用いた演出では複数台の遊技機を1グループとしてグループ単位の演出を行うことも行われていた。例えば、複数台の遊技機の各ディスプレイを連結して一の大きなディスプレイとみなし(表示画面の拡張)、複数の遊技機のディスプレイ間を移動するキャラクタを表示すること等が行われていた。
但し、上記グループ単位の演出を行う為にはグループに含まれる各遊技機に対してグループ内でどの位置に設置されているのか(例えば左端、左端から2番目など)を予め設定する必要があった。この設置位置の設定方法としては、従来では遊技機の電源投入後に表示される特殊な設定画面において、ホールのスタッフが上皿周辺にある十字キーなどの操作ボタンを操作して行うのが一般的であった。しかしながら、電源投入後に操作ボタンによる設定操作をグループに含まれる全ての遊技機に対して一台ずつ行わなければならずホール側の負担が大きい問題があった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、前枠に設けられた操作部をホール側で予め操作しておくことによって遊技機がグループ内における自らの台の設置位置を検出することが可能となり、ホールの負担を軽減した遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本発明に係る遊技機は、遊技球が転動する遊技領域を備えた遊技盤と、前記遊技盤の前面に配置され、前記遊技領域を遊技者側から視認可能とする透過領域を備えた前枠と、自らの台を含む複数台の遊技機を1グループとしてグループ単位の演出を行う演出手段と、前記前枠に設けられた操作部の操作状態を検出することによって、前記グループ内における自らの台の設置位置を検出する位置検出手段と、を有し、前記演出手段は、前記位置検出手段によって検出された前記設置位置に応じて前記グループ単位の演出を行うことを特徴とする。
前記構成を有する本発明に係る遊技機によれば、前枠に設けられた操作部をホール側で予め操作しておくことによって遊技機がグループ内における自らの台の設置位置を検出することが可能となる。その結果、従来に比べて遊技機の設置位置の設定に関するホールの操作負担を軽減可能となる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機の正面図である。 パチンコ遊技機の遊技機枠について説明した図である。 複数の遊技機からなるグループ単位で行われる演出ついて説明した図である。 設置位置操作スイッチを拡大して示す説明図である。 図1に示すパチンコ遊技機に設けられた主制御基板および周辺機器の電気的構成をブロックで示す説明図である。 図1に示すパチンコ遊技機に設けられたサブ制御基板および周辺機器の電気的構成をブロックで示す説明図である。 演出制御用マイコンが実行するサブ側主制御処理のフローチャートである。 演出制御用マイコンが図7に示すサブ側主制御処理において実行する1msタイマ割込処理のフローチャートである。 演出制御用マイコンが図7に示すサブ側主制御処理において実行する10msタイマ割込処理のフローチャートである。 演出制御用マイコンが図9に示す10msタイマ割込処理において実行するRTC演出処理のフローチャートである。 第2実施形態のパチンコ遊技機の遊技機枠について説明した図である。 操作部を拡大して示す説明図である。
本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る遊技機について図を参照しつつ説明する。以下では本発明の第1実施形態及び第2実施形態に係る遊技機としてパチンコ遊技機について説明する。なお、以下の説明において、パチンコ遊技機の各部の方向を説明する場合は、そのパチンコ遊技機と対向して遊技を行う遊技者から見た方向を基準とする。具体的には、パチンコ遊技機の各部の左右方向および上下方向は、遊技者から見た左右方向および上下方向とする。また、遊技者に近づく方向を前方とし、遊技者から遠ざかる方向を後方とする。
(第1実施形態)
[パチンコ遊技機の主要構成]
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、遊技機枠16を備える。遊技機枠16は、図2に示すように、パチンコ遊技機1の外郭を構成するものであり、外枠41と内枠42と前扉43(前枠)とを備えている。外枠41は、パチンコ遊技機1の外郭部を形成する縦長方形状の枠体である。内枠42は、外枠41の内側に配置されていて、後述の遊技盤を取付ける縦長方形状の枠体である。前扉43は、外枠41及び内枠42の前面側に配置されていて、遊技盤2を保護する縦長方形状のものである。前扉43は、遊技者に正対する部分であり、種々の飾り付けがなされている。
遊技機枠16は、左端側にヒンジ部44を備えて構成されている。このヒンジ部44により、前扉43は、外枠41及び内枠42に対してそれぞれ回動自在になっていて、内枠42は、外枠41及び前扉43に対してそれぞれ回動自在になっている。前扉43の中央には開口部43aが形成されていて、遊技者が後述の遊技領域3を視認できるように透明の透明板45が開口部43aに取付けられている。透明板45は、本形態ではガラス板であるが、透明な合成樹脂板であってもよい。即ち透明板45は、前方から遊技領域3を視認可能なものであればよい。
また、前扉43には、ハンドル4と、打球供給皿(上皿ともいう)24と、余剰球受皿(下皿ともいう)25と、演出ボタン9と、演出レバー6と、スピーカ8と、左サイドランプ23aと、右サイドランプ23bと、設置位置操作スイッチ26と、を備えている。
ハンドル4は、前扉43のうち右下、つまり、パチンコ遊技機1と対向して遊技を行う遊技者が右手で握ることができる位置に設けられている。ハンドル4は、タッチスイッチ92(図5)と、発射レバー4aと、発射停止ボタン4bとを備えている。タッチスイッチ92は、遊技者がハンドル4に触れたことを示す信号を出力するものであり、ハンドル4を握った遊技者の右手が触れる部分に配置されている。発射レバー4aは、遊技球の発射強度を調整するためのものであり、ハンドル4に回動可能に設けられている。発射停止ボタン4bは、遊技球が発射されているときに遊技球の発射を停止するためのものであり、ハンドル4を握った右手の親指により操作可能な位置に設けられている。打球供給皿(上皿ともいう)24は、前扉43のうち中央下側に設けられている。打球供給皿24は、発射装置90(図5)に供給する遊技球を貯留するためのものである。打球供給皿24は、貸球払出装置80(図5)および賞球払出装置400(図5)から払出された遊技球を貯留する。余剰球受皿(下皿ともいう)25は、前扉43のうち打球供給皿24の下方に設けられている。余剰球受皿25は、打球供給皿24の貯留可能数を超えた遊技球を貯留する。
演出ボタン9は、前扉43のうち打球供給皿24の上方を覆う部分に設けられている。換言すると、演出ボタン9は、前扉43のうち、パチンコ遊技機1と対向する遊技者が右手または左手で押圧操作可能な位置に設けられている。本実施形態では、演出ボタン9はプッシュオン式のボタンスイッチである。演出ボタン9には、演出ボタンランプ9c(図6)と、演出ボタン振動モータ9b(図6)とが内蔵されている。演出ボタンランプ9cは、演出ボタン9の押圧操作が有効な期間に演出ボタン9が押圧操作されたときに点灯または点滅する。演出ボタン9の表面は透光性材料によって形成されており、演出ボタンランプ9cが発した光を遊技者が視認できるように工夫されている。演出ボタン振動モータ9bは、演出ボタン9を振動させるものであり、演出ボタン9の押圧操作が有効な期間において所定のタイミングで振動する。本実施形態では、演出ボタンランプ9cはLEDである。
演出ボタン9には、押圧操作された演出ボタン9を押圧操作前の位置に復帰させるためのバネなどの弾性部材(図示せず)が内蔵されており、演出ボタン9は、押圧操作状態が解除されると、上記弾性部材の復元力によって押圧操作前の状態に復帰する。遊技者が、演出ボタン9の押圧操作が有効な期間に演出ボタン9を押圧操作すると、特定の演出が行われる。以下、演出ボタン9の操作を契機として行われる特定の演出のことをボタン演出という。
前扉43のうち余剰球受皿25の左方、つまり、前扉43のうち下側の左端寄りには、演出レバー6が設けられている。換言すると、演出レバー6は、前扉43のうち、パチンコ遊技機1と対向した遊技者が左手で操作可能な位置に設けられている。つまり、演出レバー6は、前扉43のうち、パチンコ遊技機1と対向した遊技者が左手で操作可能な位置に設けられており、演出ボタン9は、前扉43のうち、遊技者が左手で演出レバー6を操作している状態で、右手で押圧操作可能な位置に設けられている。
演出レバー6は、左手で掴むことができる棒状に形成されており、右回転または左回転の回転操作の他、後方への押し込み操作が可能である。また、演出レバー6には、演出レバー振動モータ6d(図6)が設けられている。演出レバー振動モータ6dは、演出レバー6を振動させるものであり、演出レバー6の操作が有効な期間において所定のタイミングで振動する。遊技者が、演出レバー6の操作が有効な期間に演出レバー6を操作すると、特定の演出が行われる。以下、演出レバー6の操作を契機として行われる特定の演出のことをレバー演出という。
前扉43のうち、左側には左サイドランプ23aが設けられており、右側には右サイドランプ23bが設けられている。左サイドランプ23aおよび右サイドランプ23bが設けられている部分の前扉43は透光性を有し、その透光性を有する部分の内側には複数のLEDが配置されている。各LEDは、それぞれ複数色を発光可能であり、演出内容に応じて点灯または点滅し、さらに発光色を変化させる。スピーカ8は、前扉43のうち上部の左右の隅部にそれぞれ設けられており、音楽、効果音および報知音などの音を演出内容に応じて出力する。
また、図2に示すように前扉43の遊技者から視認すること(即ち操作すること)が困難な位置である右側面には、設置位置操作スイッチ26が配置されている。設置位置操作スイッチ26はホールのスタッフによって操作される操作部であり、例えば操作軸に従って回転操作可能なロータリースイッチとする。そして、設置位置操作スイッチ26は後述のようにパチンコ遊技機1がグループ内における自らの台の設置位置を検出する為に用いられる。尚、設置位置操作スイッチ26は遊技者から視認することが困難な位置であれば、必ずしも右側面以外の位置に配置されていても良く、例えば前扉43の上面や底面であっても良い。更に、前扉43の一部に開閉可能な蓋を設け、蓋を開けた内部空間内に設置位置操作スイッチ26を配置しても良い。尚、設置位置操作スイッチ26の詳細については後述する。
また、遊技盤2は、遊技盤2の略中央、つまり、遊技者の顔と略正対する位置に配置されている。本実施形態では特に透明の樹脂部材により成形する。演出表示装置7は、遊技盤2の後側に配置されており、その画面が遊技盤2の略中央から露出している。遊技盤2は、固定入賞装置10と、大入賞装置30と、ゲート12と、普通可変入賞装置(電チューともいう)20と、一般入賞口13と、表示器類50と、レール部材17と、その他配置された各種役物とを備える。
遊技盤2の盤面には、遊技球が流下(転動)する遊技領域3が形成されている。遊技領域3は、演出表示装置7の画面の左方に形成された左遊技領域3aと、演出表示装置7の画面の右方に形成された右遊技領域3bとを有する。遊技盤2の盤面には、遊技球の流下方向を変化させるための複数の遊技釘(図示せず)が打ち込まれている。遊技盤2の盤面の前方は、透明板45によって覆われている。また、図1には示さないが、遊技盤2の複数箇所には、LEDが設けられている。それら各LEDを総称して盤ランプ(図6において符号2aで示す)という。盤ランプ2aを構成する各LEDは、複数色を発光可能であり、演出内容に応じて点灯または点滅し、さらに発光色を変化させる。つまり、パチンコ遊技機1は、遊技制御中に演出内容に応じて左サイドランプ23a、右サイドランプ23bおよび盤ランプ2aを点灯または点滅させ、各スピーカ8から音を出力する。
固定入賞装置10は、遊技盤2のうち下側の略中央に配置されている。固定入賞装置10は、遊技球が1個ずつ入賞(入球)可能な第1始動口11を有する。第1始動口11は常時開口しており、遊技球が第1始動口11に入賞する確率は略変動しない。ゲート12は、右遊技領域3bに配置されており、右遊技領域3bを流下する遊技球が通過可能に構成されている。普通可変入賞装置20は、右遊技領域3bのうちゲート12の下方に配置されている。普通可変入賞装置20は、可動部材(電動チューリップ)21を備える。可動部材21は、基端を回動軸にして回動可能に構成されており、可動部材21が開閉動作することにより、第2始動口22が開閉する。可動部材21が開作動すると、第2始動口22が開口され、遊技球が第2始動口22に1個ずつ入賞(入球)し易い状態になる。また、可動部材21が閉作動すると、第2始動口22が閉口され、遊技球が第2始動口22に入賞することができない状態になる。
尚、図1に示す例では普通可変入賞装置20は遊技領域3の右側に配置されているが、遊技領域3の下側に配置しても良い。
大入賞装置30は、遊技盤2のうち固定入賞装置10の右方に配置されている。大入賞装置30は、大入賞口32を開閉する開閉部材31を備える。大入賞口32は、複数の遊技球が入賞(入球)可能な大きさに形成されている。本実施形態では、開閉部材31は、左右方向に長い板状に形成されており、左右の下端を回動軸にして回動可能に構成されている。
表示器類50は、遊技盤2のうち遊技領域3の外側であって大入賞装置30の下方に設けられている。表示器類50は、第1特別図柄(第1特図ともいう)を変動表示する第1特別図柄表示器と、第2特別図柄(第2特図ともいう)を変動表示する第2特別図柄表示器と、普通図柄(普図ともいう)を変動表示する普通図柄表示器とを備える。さらに、表示器類50は、第1特別図柄表示器の作動保留の記憶数を表示する第1特図保留表示器と、第2特別図柄表示器の作動保留の記憶数を表示する第2特図保留表示器と、普通図柄表示器の作動保留の記憶数を表示する普図保留表示器とを備える。以下、第1特別図柄および第2特別図柄に共通の事項を説明する場合は、単に特別図柄という。また、第1特別図柄表示器および第2特別図柄表示器に共通の事項を説明する場合は、単に特別図柄表示器という。
遊技球が第1始動口11に入賞すると大当たりか否かを判定する大当たり判定(大当たり抽選ともいう)が実行され、第1特別図柄表示器が第1特別図柄を変動表示する。そして、第1特別図柄表示器は、第1特別図柄の変動表示を開始してから所定時間経過後に、大当たり判定の結果に対応する第1特別図柄を確定表示する。ここで、確定表示された第1特別図柄が、大当たりを示す特別図柄であった場合は、大当たりが発生し、大入賞装置30が作動して開閉部材31が開閉し、大入賞口32が開閉する。第1特別図柄表示器が第1特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第1始動口11に入賞したときは、その入賞を契機とする第1特別図柄表示器の作動が保留され、その作動保留の数を示す記憶数が第1特図保留表示器によって表示される。
また、遊技球が第2始動口22に入賞すると大当たり判定(大当たり抽選ともいう)が実行され、第2特別図柄表示器が第2特別図柄を変動表示する。そして、第2特別図柄表示器は、第2特別図柄の変動表示を開始してから所定時間経過後に、大当たり判定の結果に対応する第2特別図柄を確定表示する。ここで、確定表示された第2特別図柄が、大当たりを示す特別図柄であった場合は、大当たりが発生し、大入賞装置30が作動して開閉部材31が開閉し、大入賞口32が開閉する。第2特別図柄表示器が第2特別図柄を変動表示しているときに遊技球が第2始動口22に入賞したときは、その入賞を契機とする第2特別図柄表示器の作動が保留され、その作動保留の数を示す記憶数が第2特図保留表示器52aによって表示される。
パチンコ遊技機1には、大当たり判定において大当たりと判定される確率(以下、大当たり確率という)として、通常の確率(以下、通常確率という)と、通常確率よりも高い確率(以下、高確率という)とが設定されている。以下、大当たり確率が通常確率に設定されている遊技状態を通常確率状態といい、大当たり確率が高確率に設定されている遊技状態を高確率状態という。尚、上記高確率状態と通常確率状態のどちらに移行するかは、大当たり時の抽選によって基本的に決定される。本実施形態のパチンコ遊技機1は、いわゆる確変機と呼ばれる機種である。
一般入賞口13は、遊技盤2のうち固定入賞装置10の左方に配置されている。レール部材17は、遊技盤2の周囲に沿って配置されている。レール部材17は、発射装置90(図6)によって発射された遊技球を遊技領域3に案内する。遊技盤2の下部中央には、どこにも入賞しなかった遊技球を排出するためのアウト口19が開口している。センター装飾体14は、遊技盤2のうち上部に配置されている。センター装飾体14は透光性を有し、その内側には、演出内容に応じて点灯・点滅する複数のLEDが設けられている。
また、パチンコ遊技機1は、可動役物15を備える。可動役物15は、センター装飾体14の後方に配置されている。図1は、可動役物15がセンター装飾体14に略隠れた状態を示す。可動役物15は、演出内容に応じて所定のタイミングで下方に降下し、遊技者から視認可能な状態に変位する。
一方、演出表示装置7は、演出画像、メッセージ画像、デモンストレーション画像などの動画像および静止画像を表示する。遊技者は、それらの画像をパチンコ遊技機1の前方から見ながら遊技を行う。演出表示装置7は、演出画像として、演出(装飾)図柄を特別図柄の変動表示と同期させて変動表示する。本実施形態では、演出図柄は、1~10の算用数字を表した図柄である。なお、演出図柄には、アルファベットや特別なキャラクタなど、数字以外を表した図柄を含めてもよいし、数字以外を表した図柄と組み合わせてもよい。本実施形態では、演出表示装置7が演出図柄を変動表示する領域として、左から順に、左演出図柄表示領域、中演出図柄表示領域、右演出図柄表示領域が設定されている。
本実施形態では、各演出図柄の主な変動パターン(変動態様)は、演出図柄が表す数字が昇順となるように画面の上から下に移動する変動パターン、つまり、縦方向にスクロールする変動パターンである。なお、変動パターンとして、演出図柄が画面の左右の一方から他方へ移動する横スクロール方式、演出図柄が同じ表示位置にて数字の昇順に順番に表示される方式などを用いることもできる。また、演出表示装置7は、演出画像として各演出図柄の背景に背景画像を表示する。たとえば、背景画像は、テレビドラマや映画などの動画像、その動画像をアニメ化した動画像、アニメーション、パチンコ遊技機メーカーオリジナルの動画像などである。本実施形態では、演出表示装置7は、液晶表示装置である。なお、演出表示装置7として、有機EL表示装置、ドットマトリクスLEDを使った表示装置などを用いることもできる。
演出表示装置7は、各演出図柄を特別図柄の変動表示と同期させて変動表示し、特別図柄が確定表示されると同時に各演出図柄を確定表示し、大当たり判定結果を表示する。ここで、確定表示とは、演出図柄が上下に揺れたり、再変動したりすることなく、完全に停止した停止表示状態のことである。
また、パチンコ遊技機1では、上記演出図柄による大当たり判定の結果の報知に加えて、演出表示装置7に表示される背景画像、スピーカ8から出力される音、盤ランプ2aの点灯、役物の動作等を複合的に用いて、大当たり判定の結果の報知を行う。具体的には、予告演出、リーチ演出等の各種演出が該当する。特に本実施形態では上記演出の一つとして、自らの台を含む複数台の遊技機を1グループとしてグループ単位の演出が行われる。このグループ単位の演出では、図3に示すように予め同機種の複数台の遊技機1を1グループとする。尚、グループに含まれる遊技機1の台数は適宜変更可能であるが例えば2台~9台とする。そして、グループ内に含まれる複数台の遊技機1の各演出表示装置7を連結して一の大きなディスプレイとみなし(表示画面の拡張)、複数の遊技機1の演出表示装置7間を移動するキャラクタを表示すること等を行う。また、上記グループ単位の演出が行われている間は、各遊技機1において特別図柄の抽選結果を報知する演出についても専用の演出を行う。また、上記グループ単位の演出は予め決められた時刻においてグループ内の遊技機1が同時に開始し(但し大当たり遊技中等の特殊な状態である遊技機は除く)、一定時間(例えば10分)経過した後に終了する。
次に、前扉43に配置された設置位置操作スイッチ26について図4を用いて説明する。図4は設置位置操作スイッチ26を拡大して示した図である。図4に示すように設置位置操作スイッチ26は操作軸に従って回転操作可能なロータリースイッチである。ロータリースイッチは取り得る複数の回転角度に対して夫々ポジションが紐づけられている。本実施形態ではロータリースイッチのポジションとして『0~9』の10箇所があり、操作軸を回転させることによって『0~9』のいずれかのポジションに操作可能となっている。そして、各ポジションの数値が、前述したグループ内における自らの台の設置位置を特定することとなる。例えば、図3に示すようにグループ内の最も左端に位置する遊技機の設置位置を『1』と規定し、グループ内の左端から2番目に位置する遊技機の設置位置を『2』と規定し、グループ内の左端から3番目に位置する遊技機の設置位置を『3』と規定し、グループ内の左端から4番目に位置する遊技機の設置位置を『4』と規定し、グループ内の左端から5番目に位置する遊技機の設置位置を『5』と規定し、グループ内の左端から6番目に位置する遊技機の設置位置を『6』と規定し、グループ内の左端から7番目に位置する遊技機の設置位置を『7』と規定し、グループ内の左端から8番目に位置する遊技機の設置位置を『8』と規定し、グループ内の左端から9番目に位置する遊技機の設置位置を『9』と規定する。そして、ホール側のスタッフがグループに含まれる各遊技機1に対して、遊技機の並びに従って設置位置操作スイッチ26を操作する。具体的には、グループ内の最も左端に位置する遊技機の設置位置操作スイッチ26を『1』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から2番目に位置する遊技機の設置位置操作スイッチ26を『2』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から3番目に位置する遊技機の設置位置操作スイッチ26を『3』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から4番目に位置する遊技機の設置位置操作スイッチ26を『4』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から5番目に位置する遊技機の設置位置操作スイッチ26を『5』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から6番目に位置する遊技機の設置位置操作スイッチ26を『6』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から7番目に位置する遊技機の設置位置操作スイッチ26を『7』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から8番目に位置する遊技機の設置位置操作スイッチ26を『8』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から9番目に位置する遊技機の設置位置操作スイッチ26を『9』のポジションとなるように操作する。一方で、グループに属さない遊技機の設置位置操作スイッチ26については『0』のポジションとなるように操作する。
尚、設置位置操作スイッチ26の操作はパチンコ遊技機1の電源がONの状態であっても、OFFの状態であっても可能である。そして、後述のように電源投入時にサブ制御基板が現時点の設置位置操作スイッチ26のポジションを4ビットで情報を読み取り(例えば0ポジション⇒1111、1ポジション⇒1110、2ポジション⇒1101、3ポジション⇒1100、4ポジション⇒1011、5ポジション⇒1010、6ポジション⇒1001、7ポジション⇒1000、8ポジション⇒0111、9ポジション⇒0110)、読み取った情報から各遊技機は自らのグループ内における設置位置を検出することが可能となる。その結果、例えばホールにおいて遊技機の入れ替えを行う場合には、入れ替え後の電源を投入する前に各遊技機の設置位置操作スイッチ26を操作して設置位置を予め指定しておくことも可能となる。その後、電源が投入された段階で各遊技機は設置位置操作スイッチ26のポジションを読み取り、グループ内の自らの設置位置(グループに属しない場合にはグループに属さないこと)を正しく検出することが可能となる。
尚、本実施形態ではグループに含まれる遊技機1の台数を2台~9台とするが、台数をより増やしても良い。その場合には設置位置操作スイッチ26で操作可能なポジションの数と、サブ制御基板が読み取る情報のビット数を増やせば対応可能である。
[パチンコ遊技機の主な電気的構成]
次に、パチンコ遊技機1の主な電気的構成について図5および図6を参照しつつ説明する。
パチンコ遊技機1は、主制御基板60(図5)と、払出制御基板73(図5)と、サブ制御基板100(図6)と、画像制御基板200(図6)と、ランプ制御基板79(図6)と、音声制御基板78(図6)とを備えている。
図5に示すように、主制御基板60には、遊技制御用ワンチップマイコン(以下、遊技制御用マイコンという)61が実装されている。遊技制御用マイコン61は、CPU62と、ROM63と、RAM64と、入出力回路65とを備えている。CPU62は、入賞の検出、大当たり判定、各種乱数の更新などを実行する。ROM63には、CPU62が実行するコンピュータプログラム、大当たり判定テーブルTa1、大当たり種別判定テーブルTa2、リーチ判定テーブルTa3、特図変動パターン選択テーブルTa4、などの各種のテーブルが記憶されている。遊技制御用マイコン61は、大当たり乱数、大当たり種別乱数、リーチ乱数、変動パターン乱数など、各種の判定(抽選)にて使用する乱数を発生する。
RAM64は、CPU62がコンピュータプログラムを実行するときのワークメモリなどとして使用される。また、RAM64には、第1特図保留記憶部64aと、第2特図保留記憶部64bと、普図保留記憶部64cとが設けられている。各記憶部には、遊技球が第1始動口11、第2始動口22及びゲート12に入賞したことに起因して遊技制御用マイコン61が取得した乱数値が最大保留数分だけ記憶される。
また、主制御基板60には、RAMクリアスイッチ66が搭載されている。パチンコ遊技機1は、RAMクリアスイッチ66が押下された状態で起動すると、RAM64およびサブ制御基板100のRAM120(図6)を初期化する。また、主制御基板60には、表示器類50が電気的に接続されている。さらに、主制御基板60には、中継基板74を介して第1始動口センサ11aと、第2始動口センサ22aと、ゲートセンサ12aと、大入賞口センサ32aと、一般入賞口センサ13aと、電チューソレノイド20aと、大入賞口ソレノイド30aとが電気的に接続されている。
第1始動口センサ11aは、第1始動口11(図1)の直下に設けられており、遊技球が第1始動口11に入賞したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。第2始動口センサ22aは、第2始動口22(図1)の直下に設けられており、遊技球が第2始動口22に入賞したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。ゲートセンサ12aは、ゲート12(図1)のうち遊技球の通過領域に設けられており、遊技球がゲート12を通過したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。大入賞口センサ32aは、大入賞口32(図1)の直下に設けられており、遊技球が大入賞口32に入賞したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。一般入賞口センサ13aは、一般入賞口13(図1)の直下に設けられており、遊技球が一般入賞口13に入賞したことを示す信号を主制御基板60へ出力する。
電チューソレノイド20aは、普通可変入賞装置20の可動部材21(図1)を開閉駆動する。大入賞口ソレノイド30aは、大入賞装置30の開閉部材31(図1)を開閉駆動する。
また、主制御基板60には、払出制御基板73を介して貸球払出装置80と、カードユニット76と、賞球払出装置400とが電気的に接続されている。カードユニット76は、パチンコ遊技機1に隣接して設けられており、プリペイドカードに対して残高の読取りや書き込みなどを行う。貸球払出装置80は、球貸モータ81と、球貸センサ82とを備えている。球貸モータ81は、貸球としての遊技球を払出す部材を駆動し、球貸センサ82は、その部材によって遊技球が払出されたことを示す信号を払出制御基板73を介して主制御基板60へ出力する。遊技制御用マイコン61は、払出制御基板73から出力される信号に基づいて、貸球払出装置80が払出した貸球数を計数する。カードユニット76に挿入されたプリペイドカードに、払出可能な最小残高以上の残高が記録されているときに、球貸ボタン(図示せず)が操作されると、貸球払出装置80が作動し、最小単位個数の貸球が打球供給皿24に払出される。
賞球払出装置400は、賞球モータ401と、賞球センサ402とを備えている。賞球モータ401は、賞球としての遊技球を払出す部材を駆動し、賞球センサ402は、その部材によって遊技球が払出されたことを示す信号を払出制御基板73を介して主制御基板60へ出力する。遊技制御用マイコン61は、払出制御基板73から出力される信号に基づいて、賞球払出装置400が払出した賞球数を計数する。
また、主制御基板60には、発射制御回路75を介して発射装置90が電気的に接続されている。発射装置90は、発射モータ91と、タッチスイッチ92と、発射ボリューム93とを備えている。発射モータ91は、遊技球を打撃して発射する打撃槌(図示せず)を駆動する。タッチスイッチ92は、遊技者がハンドル4に触れたことを示す信号を出力する。発射ボリューム93は、発射レバー4a(図1)の回転量に応じて、上記打撃槌が遊技球を打撃する強度を調節する。
また、パチンコ遊技機1は、電源基板70を備えている。電源基板70は、主制御基板60および払出制御基板73に電力を供給する。また、電源基板70は、払出制御基板73に電気的に接続された各装置に対して、払出制御基板73を介して電力を供給する。また、電源基板70は、中継基板74に電気的に接続された各センサおよびソレノイドに対して、主制御基板60から中継基板74を介して電力を供給する。また、電源基板70は、主制御基板60に電気的に接続された表示器類50に対して、主制御基板60を介して電力を供給する。
電源基板70には、バックアップ電源回路71が設けられている。バックアップ電源回路71は、パチンコ遊技機1に対して外部から電力が供給されていない場合に、主制御基板60のRAM64などに対して情報の保持に必要な電力を供給する。電源基板70には、電源基板70へ電力を供給する主電源をオンオフするための電源スイッチ72が電気的に接続されている。
主制御基板60は、サブ制御基板100(図6)に対して各種コマンドを送信する。主制御基板60は、コマンドをサブ制御基板100へ送信することはできるが、サブ制御基板100は、主制御基板60へコマンドを送信することができない。つまり、主制御基板60とサブ制御基板100との通信は、主制御基板60からサブ制御基板100へ送信することのみが可能な単方向通信となっている。
図6に示すように、サブ制御基板100には、演出制御用ワンチップマイコン(以下、演出制御用マイコンという)101が実装されている。演出制御用マイコン101は、CPU102と、ROM110と、RAM120と、入出力回路103とを備えている。CPU102は、遊技に伴って演出を制御する。ROM110には、CPU102が演出を制御するためのコンピュータプログラムの他、演出選択テーブルTa5などの各種のテーブルが記憶されている。RAM120は、CPU102がコンピュータプログラムを実行するときのワークメモリとして使用される。また、RAM120には、第1特図保留演出記憶部121と、第2特図保留演出記憶部122と、当該変動用演出記憶部123とが設けられている。
第1特図保留演出記憶部121、第2特図保留演出記憶部122及び当該変動用演出記憶部123は、主制御基板60から出力される特図に関するコマンドを記憶する。入出力回路103は、サブ制御基板100に接続された各基板などとの間でデータの送信または受信を行う。
サブ制御基板100には、画像制御基板200が電気的に接続されている。画像制御基板200には、画像制御用CPU202と、VDP201(Video Display Processor)と、制御用ROM203と、制御用RAM204と、CGROM(Character Generator Read Only Memory)205と、VRAM(Video Random Access Memory)206とが実装されている。画像制御用CPU202は、変動演出パターン、ボタン演出画像、レバー演出画像および予告画像などの演出画像を表示するよう演出表示装置7を制御する。制御用ROM203には、画像制御用CPU202が演出表示装置7を制御するためのコンピュータプログラムが記憶されている。制御用RAM204は、画像制御用CPU202がコンピュータプログラムを実行するときのワークメモリとして使用される。CGROM205には、演出表示装置7が演出画像を表示するための画像データが記憶されている。VDP201は、画像制御用CPU202によって作成されるディスプレイリストに従って、CGROM205から画像データを読み出し、その読出した画像データをVRAM206内の展開領域に展開する。そして、VDP201は、VRAM206内に展開した画像データを合成し、その合成した画像データをVRAM206内のフレームバッファに記憶する。そして、VDP201は、VRAM206内のフレームバッファに記憶した画像データをRGB信号に変換して演出表示装置7に出力する。これにより、演出表示装置7は演出画像を表示する。
サブ制御基板100には、ランプ制御基板79を介して左サイドランプ23a、右サイドランプ23bおよび盤ランプ2aが電気的に接続されている。演出制御用マイコン101は、ROM110に記憶されているデータを用いて各ランプの発光態様を決める発光パターンデータを作成し、その発光パターンデータをランプ制御基板79に送信する。そして、ランプ制御基板79は、受信した発光パターンデータに従って各ランプの発光制御を行う。
また、サブ制御基板100には、中継基板77を介して可動役物15が電気的に接続されている。可動役物15は、可動役物15を動作させるための装置(図示せず)が接続されており、その装置には、その装置を駆動するための可動体モータ(図示せず)が接続されている。演出制御用マイコン101は、ROM110に記憶されているデータを用いて可動役物15の動作パターンを決める動作パターンデータを作成し、その動作パターンデータをランプ制御基板79に送信する。そして、動作パターンデータを受信したランプ制御基板79は、その動作パターンに従って中継基板77を介して上記可動体モータを駆動し、可動役物15の動作制御を行う。
サブ制御基板100には、音声制御基板78を介して各スピーカ8が電気的に接続されている。音声制御基板78には、音声制御用CPU(図示せず)と、音声データROM(図示せず)と、音声合成回路(図示せず)と、アンプ(図示せず)とが搭載されている。音声データROMには、各スピーカ8が音楽や効果音などの音を出力するための音声データが記憶されている。音声制御用CPUは、サブ制御基板100から受信したコマンドに基づいて音声データROMから音声データを読出し、その読出した音声データを音声合成回路に出力する。音声合成回路は、入力した音声データを合成するとともに、その合成した合成音声データをアナログの音声信号に変換してアンプに出力する。アンプは、入力した音声信号を増幅して各スピーカ8に出力する。そして、各スピーカ8は、入力した音声信号により示される音を出力する。
また、サブ制御基板100には、演出ボタン検出スイッチ9aと、演出レバー押込検出スイッチ6gと、演出レバー回転検出スイッチ6hと、演出ボタン振動モータ9bと、演出レバー振動モータ6dとが電気的に接続されている。演出ボタン検出スイッチ9aは、演出ボタン9が押圧操作されたことを示す信号をサブ制御基板100に出力し、演出制御用マイコン101は、演出ボタン検出スイッチ9aから入力した信号に基づいて、ボタン演出を実行する。演出レバー押込検出スイッチ6gは、演出レバー6が押込操作されたことを示す信号をサブ制御基板100に出力し、演出制御用マイコン101は、演出レバー押込検出スイッチ6gから入力した信号に基づいて、演出レバー6が押込操作されたときに行うレバー演出を実行する。演出レバー回転検出スイッチ6hは、演出レバー6が回転操作されたことを示す信号をサブ制御基板100に出力し、演出制御用マイコン101は、演出レバー回転検出スイッチ6hから入力した信号に基づいて、演出レバー6が回転操作されたときに行うレバー演出を実行する。
演出ボタン振動モータ9bは、演出ボタン9を振動させる部材であり、演出ボタン9の内部に収容されている。演出レバー振動モータ6dは、演出レバー6を振動させる部材であり、演出レバー6と接する部位または演出レバー6の内部に設けられている。ROM110には、演出ボタン振動モータ9bの動作パターンを決める動作パターンデータと、演出レバー振動モータ6dの動作パターンを決める動作パターンデータとが記憶されている。演出制御用マイコン101は、演出ボタン9を振動させる演出タイミングになったときに、ROM110から動作パターンデータを読出し、その読出した動作パターンデータに基づいて演出ボタン振動モータ9bを駆動制御する。また、演出制御用マイコン101は、演出レバー6を振動させる演出タイミングになったときに、ROM110から動作パターンデータを読出し、その読出した動作パターンデータに基づいて演出レバー振動モータ6dを駆動制御する。
また、サブ制御基板100には、リアルタイムクロック(RTC)124が実装されている。RTC124は、現時点の日時(日付及び時刻)を計測するものである。RTC124は、例えば、外部の電源装置からパチンコ遊技機1へ電力が供給されているときにはその電力によって動作し、外部の電源装置から電力が供給されていないときには、電源基板70が備えるバックアップ電源回路71から供給される電力によって動作する。このため、RTC124は、パチンコ遊技機1の電源が投入されていないときにも現在の日時を計測することが可能である。なお、RTC124へ電力を供給するバックアップ電源回路をサブ制御基板100に設けてもよい。
[遊技制御用マイコン61の主な処理]
次に、演出制御用マイコン101(図6)が実行するサブ側主制御処理について図を参照しつつ説明する。
(サブ側主制御処理)
以下に演出制御用マイコン101(図6)が実行するサブ側主制御処理についてそれを示す図7を参照しつつ説明する。
最初に、演出制御用マイコン101は、初期設定を実行する(S100)。この初期設定では、たとえば、スタックの設定、定数の設定、割込時間の設定、CPU102(図6)の設定、SIO(System Input/Output)、PIO(Parallel Input/Output)、CTC(Counter/Timer Circuit:割込時間を管理するための回路)の設定、各種のフラグ、カウンタおよびタイマなどのリセットなどを行う。続いて、演出制御用マイコン101は、電源断信号がONしており、かつ、RAM120(図6)の内容が正常であるか否かを判定し(S101)、ここで否定判定した場合は(S101:No)、RAM120を初期化し(S102)、S103に進む。また、S101において肯定判定した場合は(S101:Yes)、RAM120を初期化しないでS103に進む。つまり、電源断信号がONになっていない場合、または、電源断信号がONになっていてもRAM120の内容が正常でない場合には(S101:No)、RAM120を初期化するが、停電などで電源断信号がONとなったがRAM120の内容が正常に保たれている場合には(S101:Yes)、RAM120を初期化しない。なお、RAM120を初期化すれば、各種のフラグ、カウンタおよびタイマなどの値はリセットされる。
続いて、S103において演出制御用マイコン101は、現時点の設置位置操作スイッチ26のポジションを4ビットで情報を読み取り、グループ内の自らの設置位置を検出する。前述したように設置位置操作スイッチ26は操作軸に従って回転操作可能なロータリースイッチであり、ロータリースイッチのポジションとして『0~9』の10箇所があり、操作軸を回転させることによって『0~9』のいずれかのポジションに操作可能となっている(図3、図4)。そして、ホールのスタッフがグループに含まれる各遊技機1に対して、予め遊技機の並びに従って設置位置操作スイッチ26を操作して『1~9』のいずれかのポジションとなるようにする。また、グループに含まれない遊技機については『0』のポジションとなるように操作する。
演出制御用マイコン101は、設置位置操作スイッチ26のポジションに対応する4ビット情報(0ポジション⇒1111、1ポジション⇒1110、2ポジション⇒1101、3ポジション⇒1100、4ポジション⇒1011、5ポジション⇒1010、6ポジション⇒1001、7ポジション⇒1000、8ポジション⇒0111、9ポジション⇒0110)を読み取り、グループ内の自らの設置位置(グループに属しない場合にはグループに属さないこと)を正しく検出することが可能となる。
また、上記S100~S103は、基本的に電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
続いて、演出制御用マイコン101は、割込禁止を行い(S104)、乱数更新処理を実行する(S105)。この乱数更新処理では、種々の演出決定用乱数カウンタの初期値を更新する。なお、演出決定用乱数には、変動演出パターンを決定するための変動演出パターン乱数、種々の予告演出を決定するための予告演出乱数などがある。乱数の更新方法は、前述の遊技制御用マイコン61が行う乱数更新処理と同様の方法をとることができる。続いて、演出制御用マイコン101は、コマンド送信処理を実行する(S106)。このコマンド送信処理では、演出制御用マイコン101のRAM120内の出力バッファに格納されている各種のコマンドを、画像制御基板200、音声制御基板78およびランプ制御基板79などに送信する。続いて、演出制御用マイコン101は割込許可を実行する(S107)。以降、S104~S107を繰り返し実行する。また、割込許可中においては、受信割込処理(S108)、1msタイマ割込処理(S109)および10msタイマ割込処理(S110)の実行が可能となる。
(受信割込処理)
次に、演出制御用マイコン101が実行する受信割込処理(図6のS107)について説明する。
演出制御用マイコン101は、主制御基板60(図4)から、演出制御用マイコン101の外部INT(割込)入力部に与えられるストローブ信号(STB信号)の信号レベルが変化したか否か、つまり、コマンドを受信するタイミングであるか否かを判定する。具体的には、たとえば、ストローブ信号の信号レベルがハイレベルからローレベルに変化したか否かを判定する。そして、受信するタイミングでなはないと判定した場合は、この受信割込処理を終え、受信するタイミングであると判定した場合は、主制御基板60から送信されてきた各種のコマンドを受信し、それら受信した各種のコマンドをRAM120(図5)の受信バッファに格納する。この受信割込処理は、他の割込処理(S108、S109)に優先して実行される処理である。
(1msタイマ割込処理)
次に、演出制御用マイコン101が実行する1msタイマ割込処理(図7のS109)についてそれを示す図8を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、サブ制御基板100に1msec周期の割込パルスが入力される度に、この1msタイマ割込処理を実行する。演出制御用マイコン101は、入力処理を実行する(S111)。この入力処理では、演出ボタン検出スイッチ9a、演出レバー押込検出スイッチ6gおよび演出レバー回転検出スイッチ6h(図6)からの検出信号に基づいて、スイッチがONしたことを示すスイッチデータ(エッジデータおよびレベルデータ)を作成する。続いて、演出制御用マイコン101は、出力処理を実行する(S112)。この出力処理では、例えばRAM120(図6)のコマンドバッファにセットされる変動開始コマンドを画像制御基板200に出力する。
また、演出表示装置7の表示に合わせて盤ランプ2a、左サイドランプ23aおよび右サイドランプ23b(図6)を発光させるために、後述する10msタイマ割込処理におけるランプ処理(図9のS124)などで作成したランプデータをランプ制御基板79(図6)に出力する。つまり、ランプデータに従って盤ランプ2a、左サイドランプ23aおよび右サイドランプ23bを所定の発光態様で発光させる。また、演出表示装置7の表示に合わせて可動役物15(図6)を駆動させるために、駆動データ(可動役物15を駆動するためのデータ)を作成し、その作成した駆動データを出力する。つまり、駆動データにしたがって可動役物15を所定の動作パターンで駆動させる。
続いて、演出制御用マイコン101は、変動開始コマンドを出力したか否かを判定する(S113)。変動開始コマンドはRAM120(図6)のコマンドバッファにセットされ、S112において画像制御基板200に出力される。ここで、演出制御用マイコン101は、変動開始コマンドを出力したと判定した場合は(S113:Yes)、変動演出パターンの変動時間の計測を開始する(S114)。続いて、ウォッチドッグタイマのリセット設定を行うウォッチドッグタイマ処理を行い(S115)、この1msタイマ割込処理を終える。
(10msタイマ割込処理)
次に、演出制御用マイコン101が実行する10msタイマ割込処理(図7のS110)についてそれを示す図9を参照しつつ説明する。
演出制御用マイコン101は、サブ制御基板100に10msec周期の割込パルスが入力される度に、この10msタイマ割込処理を実行する。演出制御用マイコン101は、先ず受信コマンド解析処理を実行する(S120)。主制御基板60(図5)から送信される各コマンドに基づいて、送信されたコマンドに対応する処理を実行する。例えば現在の遊技状態(通常確率状態か高確率状態か、時短状態か非時短状態か)を示すコマンドが送信された場合には、現在の遊技状態を示すフラグを立てる。また、大当たり遊技の開始コマンドが送信された場合には、大当たり遊技に対応した演出を開始する。また、大当たり遊技の終了コマンドが送信された場合には、大当たり遊技の終了を示す演出を行うとともに、その後に現在の遊技状態に対応した図柄の変動演出を開始する。次に、スイッチ状態取得処理を実行する(S121)。このスイッチ状態取得処理では、1msタイマ割込処理の入力処理(図8のS111)において作成したスイッチデータを10msタイマ割込処理用のスイッチデータとしてRAM120に格納する。続いて、スイッチ状態取得処理にて格納したスイッチデータ、即ち演出ボタン9、演出レバー6の各操作手段の操作に基づいて、対応する各種処理を行うスイッチ処理を実行する(S122)。
その後、S123において演出制御用マイコン101は、RTC124から取得した現在時刻が予め設定された特定の時刻となったことを契機として、専用の演出開始フラグをON又はOFFする後述のRTC演出処理を実行する。
続いて、演出制御用マイコン101は、ランプ処理を実行する(S124)。このランプ処理では、演出表示装置7の表示に合わせて各ランプ(盤ランプ2a、左サイドランプ23aおよび右サイドランプ23bなど)の発光を制御するためのランプデータの作成や発光演出の時間管理などを行う。これにより、各ランプは、演出表示装置7の表示に合った発光演出を行う。
続いて、演出制御用マイコン101は、音声制御処理を実行する(S125)。この音声制御処理では、音声制御データ(各スピーカ8からの音声の出力を制御するためのデータ)の作成、その作成した音声制御データの音声制御基板78(図6)への出力、音声演出の時間管理などを行う。これにより、演出表示装置7の表示に合わせて音声が各スピーカ8から出力される。続いて、演出制御用マイコン101は、その他の処理を実行し(S126)、この10msタイマ割込処理を終える。その他の処理(S126)では、変動演出パターン乱数、予告演出を決定するための予告演出乱数などを更新するなどの処理を実行する。
(RTC演出処理)
次に、演出制御用マイコン101が実行するRTC演出処理(図9のS123)についてそれを示す図10を参照しつつ説明する。
先ず、S130において演出制御用マイコン101は、RTC124から現在の時間を取得する。
次に、S131において演出制御用マイコン101は、ROM110から予め設定されたグループ単位の演出を開始する開始時刻を読み出し、S130でRTC124から取得した現在時間が開始時刻に到達したか否かを判定する。そして、RTC124から取得した現在時間が開始時刻(例えば午前10時から2時間おき)に到達したと判定した場合には、グループ演出フラグをONする(S132)。グループ演出フラグがONされると、以後はグループ演出フラグがOFFされるまで前述したように自らの台を含む複数台の遊技機を1グループとしてグループ単位の演出が行われる(図3)。但し、大当たり遊技中等の特殊な状態である場合は該特殊な状態が終了次第開始する。グループ単位の演出では、例えばグループ内に含まれる複数台の遊技機1の各演出表示装置7を連結して一の大きなディスプレイとみなし(表示画面の拡張)、複数の遊技機1の演出表示装置7間を移動するキャラクタを表示すること等を行う。また、上記グループ単位の演出が行われている間は、特別図柄の抽選結果を報知する演出についても専用の演出を行う。
更に、上記グループ単位の演出を行う場合には前記S103で検出したグループ内の設置位置に従って演出を行う。例えば上記表示画面の拡張を行う場合には、パチンコ遊技機1の設置位置と演出表示装置7に対して表示対象となる映像とが紐づけられたデータを予め有している。そして、グループ内の最も左端に位置する遊技機では、左端に位置することを前提として左端の設置位置に紐づけられた映像を演出表示装置7で表示する。また、グループ内の左端から2番目に位置する遊技機では、左端から2番目に位置することを前提として左端から2番目の設置位置に紐づけられた映像を演出表示装置7で表示する。その結果、グループ全体で一体の演出を行うことが可能となる。
次に、S133において演出制御用マイコン101は、ROM110から予め設定されたグループ単位の演出を終了する終了時刻を読み出し、S130でRTC124から取得した現在時間が終了時刻に到達したか否かを判定する。そして、RTC124から取得した現在時間が終了時刻(例えば開始時刻から10分後)に到達したと判定した場合には、グループ演出フラグをOFFする(S134)。グループ演出フラグがOFFされると、以後は通常の演出に戻る。
(第2実施形態)
[パチンコ遊技機の主要構成]
次に、第2実施形態に係るパチンコ遊技機について説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図10の第1実施形態に係るパチンコ遊技機1の構成と同一符号は、前記第1実施形態に係るパチンコ遊技機1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
この第2実施形態に係るパチンコ遊技機の概略構成は、第1実施形態に係るパチンコ遊技機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も第1実施形態に係るパチンコ遊技機1とほぼ同じ制御処理である。
ただし、第1実施形態に係るパチンコ遊技機1が、グループ内の自らの台の設置位置を検出する為の手段としてロータリースイッチである設置位置操作スイッチ26を用いているのに対して、第2実施形態に係るパチンコ遊技機では一方向に並べて配置された複数の爪部材からなる操作部501を用いる点で異なる。
ここで、図11に示すように操作部501は、第1実施形態の設置位置操作スイッチ26と同様に前扉43の遊技者から視認すること(即ち操作すること)が困難な位置である右側面に配置されている。操作部501はホールのスタッフによって操作される操作部であり、例えば一方向に並べて配置された複数の爪部材とする。そして、操作部501は後述のようにパチンコ遊技機1がグループ内における自らの台の設置位置を検出する為に用いられる。尚、操作部501は遊技者から視認することが困難な位置であれば、必ずしも右側面以外の位置に配置されていても良く、例えば前扉43の上面や底面であっても良い。更に、前扉43の一部に開閉可能な蓋を設け、蓋を開けた内部空間内に操作部501を配置しても良い。
次に、前扉43に配置された操作部501について図12を用いてより詳細に説明する。図12は操作部501を拡大して示した図である。図12に示すように操作部501は一方向に並べて配置された複数(例えば4個)の爪部材502A~502Dと、爪部材502A~502Dの設置面に設けられた光センサ503A~503Dとを有する。
複数の爪部材502A~502Dは設置面に対して直立した“直立状態”と押し倒された“倒れ状態”のいずれかの状態に操作される。一方で、爪部材502A~502Dが“倒れ状態”となると光センサ503A~503Dの検出方向が遮蔽されるので、サブ制御基板100は光センサ503A~503Dからの検出信号を取得することにより、爪部材502A~502Dについて個別に“直立状態”にあるのか“倒れ状態”にあるのかを検出することが可能となる。
そして、本実施形態では複数の爪部材502A~502Dの現在の“直立状態”と“倒れ状態”の組み合わせが、前述したグループ内における自らの台の設置位置を特定することとなる。例えば、爪部材502A~502Dを順に“直立状態”にある場合を1、“倒れ状態”にある場合を0として表現すると、0ポジション⇒1111(すべて直立状態)、1ポジション⇒1110、2ポジション⇒1101、3ポジション⇒1100、4ポジション⇒1011、5ポジション⇒1010、6ポジション⇒1001、7ポジション⇒1000、8ポジション⇒0111、9ポジション⇒0110と規定する。
そして、ホールのスタッフがグループに含まれる各遊技機1に対して、遊技機の並びに従って操作部501を操作し、各爪部材502A~502Dの“直立状態”と“倒れ状態”を切り替える。具体的には、グループ内の最も左端に位置する遊技機の操作部501を『1』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から2番目に位置する遊技機の操作部501を『2』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から3番目に位置する遊技機の操作部501を『3』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から4番目に位置する遊技機の操作部501を『4』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から5番目に位置する遊技機の操作部501を『5』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から6番目に位置する遊技機の操作部501を『6』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から7番目に位置する遊技機の操作部501を『7』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から8番目に位置する遊技機の操作部501を『8』のポジションとなるように操作し、グループ内の左端から9番目に位置する遊技機の操作部501を『9』のポジションとなるように操作する。一方で、グループに属さない遊技機の操作部501については『0』のポジションとなるように操作する。
尚、操作部501の操作はパチンコ遊技機1の電源がONの状態であっても、OFFの状態であっても可能である。そして、第1実施形態と同様に電源投入時にサブ制御基板が現時点の操作部501のポジションを例えば4ビット情報で読み取り、読み取った情報から各遊技機は自らのグループ内における設置位置を検出することが可能となる(S103)。その結果、例えばホールにおいて遊技機の入れ替えを行う場合には、入れ替え後の電源を投入する前に各遊技機の操作部501を操作して設置位置を予め指定しておくことも可能となる。その後、電源が投入された段階で各遊技機は操作部501のポジションを読み取り、グループ内の自らの設置位置(グループに属しない場合にはグループに属さないこと)を正しく検出することが可能となる。
尚、本実施形態ではグループに含まれる遊技機1の台数を2台~9台とするが、台数をより増やしても良い。その場合には操作部501の爪部材502A~502Dの数を増やせば対応可能である。
[実施形態の効果]
(1)上述した実施形態のパチンコ遊技機1を実施すれば、遊技球が転動する遊技領域を備えた遊技盤と、遊技盤の前面に配置され、遊技領域を遊技者側から視認可能とする透過領域を備えた前枠と、自らの台を含む複数台の遊技機を1グループとしてグループ単位の演出を行う演出手段と、前枠に設けられた操作部の操作状態を検出することによって、グループ内における自らの台の設置位置を検出する位置検出手段と、を有し、演出手段は、位置検出手段によって検出された設置位置に応じてグループ単位の演出を行う。その結果、前枠に設けられた操作部をホール側で予め操作しておくことによって遊技機がグループ内における自らの台の設置位置を検出することが可能となる。その結果、従来に比べて遊技機の設置位置の設定に関するホール側の操作負担を軽減可能となる。
(2)また、位置検出手段は、電源の投入時に前枠に設けられた操作部の操作状態を検出することによって、設置位置を検出する。その結果、例えばホールにおいて遊技機の入れ替えを行う場合には、入れ替え後の電源を投入する前に各遊技機の操作部を操作して設置位置を予め指定しておくことも可能となる。
(3)また、操作部は、前枠の遊技者から視認することが困難な位置に設けられている。その結果、遊技者によっていたずら目的で操作部が操作されることをできる限り防止することが可能となる。
(4)また、現在の時刻を取得する時刻取得手段を有し、演出手段は、現在の時刻が予め決められた所定の時刻に到達した場合に、複数台の遊技機において同時にグループ単位の演出を開始する。その結果、特にRTCを用いた複数台の遊技機による一斉演出を行う場合において、複数台の遊技機で一体の演出を行うことが可能となる。
(5)また、操作部は、操作軸に従って回転操作可能なロータリースイッチであって、ロータリースイッチが取り得る複数の回転角度に対して夫々異なる設置位置が対応付けられており、位置検出手段は、ロータリースイッチの現在の回転角度に対応する設置位置をグループ内における自らの台の設置位置として検出する。その結果、ホール側のスタッフは遊技機の前枠に設けられたロータリースイッチを予め設置位置に応じたポジションとなるように操作しておくことによって遊技機がグループ内における自らの台の設置位置を検出することが可能となる。
(6)また、操作部は、一方向に並べて配置された複数の爪部材を含み、複数の爪部材は、設置面に対して直立した直立状態と押し倒された倒れ状態のいずれかの状態に操作され、複数の爪部材が取り得る直立状態と倒れ状態の組み合わせに対して夫々異なる設置位置が対応付けられており、位置検出手段は、複数の爪部材の現在の直立状態と倒れ状態の組み合わせに対応する設置位置をグループ内における自らの台の設置位置として検出する。その結果、ホール側のスタッフは遊技機の前枠に設けられた爪部材を予め設置位置に応じたポジションとなるように操作しておくことによって遊技機がグループ内における自らの台の設置位置を検出することが可能となる。
〈他の実施形態〉
(1)前述した実施形態では、電源の投入時に設置位置操作スイッチ26や操作部501の操作状態を検出することによって設置位置を検出しているが、設置位置を検出するタイミングは電源投入時以外であっても良い。例えば、ラムクリアがされたタイミングであっても良い。
(2)また、前述した実施形態では、設置位置操作スイッチ26や操作部501は遊技者から視認することが困難な位置に設けられているが、遊技者に操作可能な上皿周辺に配置しても良い。
(4)本発明は、パチンコ遊技機以外の遊技機、たとえば、回胴式遊技機(スロットマシンまたはパチスロともいう)にも適用することができる。本発明を回胴式遊技機に適用した場合には、回胴式遊技機の前枠に対して設置位置操作スイッチ26や操作部501を配置することが可能となる。
1 パチンコ遊技機
2 遊技盤
2a 盤ランプ
3 遊技領域
7 演出表示装置
26 設置位置操作スイッチ
41 外枠
42 内枠
43 前扉(前枠)
124 RTC
501 操作部
502A~502D 爪部材
503A~503D 光センサ

Claims (6)

  1. 遊技球が転動する遊技領域を備えた遊技盤と、
    前記遊技盤の前面に配置され、前記遊技領域を遊技者側から視認可能とする透過領域を備えた前枠と、
    自らの台を含む複数台の遊技機を1グループとしてグループ単位の演出を行う演出手段と、
    前記前枠に設けられた操作部の操作状態を検出することによって、前記グループ内における自らの台の設置位置を検出する位置検出手段と、を有し、
    前記演出手段は、前記位置検出手段によって検出された前記設置位置に応じて前記グループ単位の演出を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 前記位置検出手段は、電源の投入時に前記前枠に設けられた操作部の操作状態を検出することによって、前記設置位置を検出することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記操作部は、前記前枠の遊技者から視認することが困難な位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 現在の時刻を取得する時刻取得手段を有し、
    前記演出手段は、現在の時刻が予め決められた所定の時刻に到達した場合に、前記複数台の遊技機において同時に前記グループ単位の演出を開始することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記操作部は、操作軸に従って回転操作可能なロータリースイッチであって、
    前記ロータリースイッチが取り得る複数の回転角度に対して夫々異なる設置位置が対応付けられており、
    前記位置検出手段は、前記ロータリースイッチの現在の回転角度に対応する設置位置を前記グループ内における自らの台の設置位置として検出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 前記操作部は、一方向に並べて配置された複数の爪部材を含み、
    前記複数の爪部材は、設置面に対して直立した直立状態と押し倒された倒れ状態のいずれかの状態に操作され、
    前記複数の爪部材が取り得る直立状態と倒れ状態の組み合わせに対して夫々異なる設置位置が対応付けられており、
    前記位置検出手段は、前記複数の爪部材の現在の直立状態と倒れ状態の組み合わせに対応する設置位置を前記グループ内における自らの台の設置位置として検出することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の遊技機。
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JP2014204913A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 京楽産業.株式会社 遊技機

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